説明

表面処理顔料およびその製造プロセス

【課題】化粧品との混合に適し、化粧品の特性を向上させる表面処理顔料の提供。
【解決手段】少なくとも12個の炭素原子を有する脂肪酸の水酸化によって得られたポリヒドロキシ脂肪酸またはその誘導体から成る塗膜で表面が被覆された顔料。ポリヒドロキシ脂肪酸は、例えばジヒドロキシステアリン酸(DHSA)および/またはジヒドロキシステアリン酸の金属塩(金属DHSA)または両者の組み合わせである。該被覆顔料が化粧品処方等に組み込まれると、分散性の向上、皮膚への付着の向上、疎水性の向上等が図れる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、少なくとも一つのポリヒドロキシ脂肪酸またはその誘導体から成る塗膜で表面が被覆された顔料素材であって、該ポリヒドロキシ脂肪酸が好適にはジヒドロキシステアリン酸(DHSA)または金属ジヒドロキシステアリン酸(金属DHSA)であるものに関する。本発明はまた、前記顔料素材を被覆するプロセスに関する。
【背景技術】
【0002】
口紅、ファンデーション、マスカラおよびパウダー等のメークアップ用化粧品は通常、顔料、体質顔料、結合剤、乳化剤、皮膚軟化剤、レオロジー的添加剤およびその他添加剤等の主成分から調製され、個人の魅力を高めたり自尊心を高めたりするために使用されている。
【0003】
過去において、被覆されていない顔料は、酸化反応、およびいくつかの油との非混和または湿潤性の不足を誘発し、着色性能が損なわれる傾向があった。もう一つの問題は色に陰影をつける難しさ、および被覆されていない顔料はトエーションの原因となり、液体ファンデーションメークアップ剤等の液体着色済乳化剤中への定着を起こす可能性がある。
【0004】
いわゆる「処理顔料」は、磨耗性および長期持続特性を向上させることを目的とするため、化粧品に使用される顔料の表面はシリコン、金属石鹸、フッ素化合物、水素化レシチン、脂肪酸トリグリセリドおよびこれら材料を疎水性に(疎水化)するその他の物質によって被覆されてきた。
【0005】
フッ素化合物による顔料および体質顔料の表面被覆に関する米国特許第5,578,311号は、皮膚上の良好な分散、および例えば潤いやさっぱりした付け心地等、使用時の付け心地を改善すると主張している。
【0006】
有機シリコン化合物による顔料および体質顔料の表面被覆に関する米国特許第5,368,639号は、皮膚への良好な付着性、肌さわりの良さ、および微粒子からなる着色顔料の皮膚上の良好な分散を提供している。処理顔料は、パウダーファンデーション、リキッドファンデーション、口紅およびアイシャドウ等、高品質化粧品用の化合物として使用される。
【0007】
酸化ポリエチレン化合物による顔料および体質顔料の表面被覆に関する米国特許第5,174,996号は、ネイルエナメル中に懸濁した顔料およびその他原料の定着および移動を防止することを目的としている。
【0008】
ラウロイルリジンによる顔料および体質顔料の表面被覆に関する米国特許第5,326,392号は、着色用化粧品、特にアイシャドウ等に有用である。
【0009】
飽和酸トリグリセリドによる顔料および体質顔料の表面被覆に関する米国特許第4,863,800号は、化粧品に使用され、撥水性が高く、滑らかな肌触りを有し、皮膚に良好に付着する。
【0010】
水素化レシチン、または水素化レシチンと金属塩との反応生成物による顔料および体質顔料の表面被覆に関する米国特許第4,863,800号は、良好な皮膚の保護、耐摩耗性および良好な撥水性を提供する。
【0011】
Nアシル化塩基アミノ酸による顔料および体質顔料の表面被覆に関する米国特許第4,640,943号は、充填材料の種々の異なる製剤との混和性を向上させることを目的とする。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0012】
したがって本発明の目的は、少なくとも一つのポリヒドロキシ脂肪酸またはその誘導体から成る塗膜で表面が被覆された顔料素材であって、該ポリヒドロキシ脂肪酸が少なくとも12個の炭素原子を有する脂肪酸の水酸化によって入手可能な顔料素材を提供することである。
【0013】
本発明の別の目的は、種々の異なる製品の処方用途に対する特性が改善された表面処理顔料を提供することである。
【0014】
本発明のさらに別の目的は、化粧品との混合に適した表面処理顔料を提供することである。
【0015】
本発明のもう一つの目的は、滑らかな肌触り、皮膚への良好な付着、良好な分散、口紅の強度の増加、ボリュームアップ、着色化粧品への疎水性の増加等に関して、完成製品の特性を向上させることを目的とする。
【0016】
また、本発明の目的は、上記表面処理顔料および該表面処理顔料を含有する化粧品を製造するプロセスを提供することである。
【0017】
本発明のこれら目的および他の目的は、以下の説明によってさらに明らかにされるであろう。
【課題を解決するための手段】
【0018】
本発明の一実施形態において、表面処理顔料素材は、少なくとも一つのポリヒドロキシ脂肪酸またはその誘導体から成る塗膜で表面が被覆された顔料素材を含有し、該ポリヒドロキシ脂肪酸は、少なくとも12個の炭素原子を有する脂肪酸の水酸化によって入手可能である。
【0019】
ポリヒドロキシ脂肪酸は好適には、処理対象となる顔料素材の量に対して約0.001%〜50%重量比の、ジヒドロキシステアリン酸(DHSA)、ジヒドロキシステアリン酸の金属塩(金属DHSA)または両者の組み合わせである。DHSAおよび金属DHSAは、天然の脂肪、油またはワックスに含有される粗脂肪酸または精製脂肪酸の化学転換または生体内変化によって誘導されてもよい。
【0020】
本発明によると、DHSAまたは金属DHSAによって顔料を被覆することによって、疎水性、滑らかな肌触りを提供し、皮膚への付着を向上させる能力を有し、さらに、各顔料に均一に付着しているため凝集していない完成品が製造される。本発明の被覆顔料は化粧品処方においても安定であり、着色効果および顔料の分散を高め、口紅の強度を向上させ、マスカラのカール効果を高め、乾燥時間を短縮し、まつ毛の見かけの長さを伸ばし、非極性油とともに極性油における増粘効果を高め、極性油および非極性油中での油吸着力を低下させる。
【0021】
本発明の別の実施形態において、該顔料素材の被覆プロセスは
a.ポリヒドロキシ脂肪酸をアルコール溶液に溶解し、該ポリヒドロキシ脂肪酸が好適にはジヒドロキシステアリン酸(DHSA)ジヒドロキシステアリン酸の金属塩(金属DHSA)またはこれらの組み合わせである工程と
b.アルカリ溶液、好適にはNaOHを使用して、該溶解したポリヒドロキシ脂肪酸を中和させる工程と
c.金属塩化物、金属水酸化物または金属酸化物のうち任意の一つまたはこれらの組み合わせを、アルコール溶液、好適には50%の含水アルコールに溶解させる工程と
d.工程(c)によって得た該金属溶液に顔料素材を分散する工程と
e.工程(b)によって得た中和されたポリヒドロキシ脂肪酸を工程(d)によって得た金属溶液に添加する工程と
f.工程(e)によって得た生成物を濾過して、被覆顔料を得る工程と
g.該被覆顔料を乾燥させる工程と
を含む。
【0022】
プロセスは、乾燥の前に該被覆顔料をアルコール溶液で洗浄する工程をさらに含んでもよい。
【0023】
プロセスは、工程(e)の前に中和されたポリヒドロキシ脂肪酸を加熱する工程を含んでもよい。
【発明を実施するための最良の形態】
【0024】
本発明は、少なくとも一つのポリヒドロキシ脂肪酸またはその誘導体から成る塗膜で表面が被覆された顔料素材であって、該ポリヒドロキシ脂肪酸が少なくとも12個の炭素原子を有する脂肪酸の水酸化によって入手可能な顔料素材に関する。
【0025】
本発明によるポリヒドロキシ脂肪酸は好適には、処理対象となる顔料素材の量に対して約0.001%〜50%重量比の、ジヒドロキシステアリン酸(DHSA)、ジヒドロキシステアリン酸の金属塩(金属DHSA)または両者の組み合わせである。DHSAおよび金属DHSAは、天然の脂肪、油またはワックスに含有される粗脂肪酸または精製脂肪酸の化学転換または生体内変化によって誘導してもよい。
【0026】
より好適には、本発明に使用されるDHSAは、マレーシア特許出願第20041450号によるプロセスによって入手可能であり、該出願は参照により本明細書に包含される。
【0027】
本発明はまた、上述のような被覆顔料素材を製造するプロセスも提供する。
【0028】
最初に、ポリヒドロキシ脂肪酸、好適にはジヒドロキシステアリン酸(金属DHSA)を、アルコール溶液、好適には50%含水アルコール溶液に溶解させる。使用するDHSAの量は顔料の0.001%〜50%の間にあってもよいが、通常は10%の範囲にある。次に、DHSAはアルカリ溶液、好適には等モル量のNaOHを用いて中和される。溶液の最終pHは約8〜9であるべきである。DHSAナトリウム塩は、微温で(<85℃)加熱することによって、含水アルコール溶液中に完全に溶解する。
【0029】
一方、別の含水アルコール溶液(50%)を使用して、金属塩化物、水酸化物、酸化物のうち任意の一つまたはこれらの組み合わせを溶解する。本発明の好適な実施形態では、ZnCl、AlCl、MgCl、CaCl等の金属塩化物が使用されるが、その他の塩化物を使用してもよい。
【0030】
次に、処理対象となる顔料素材と生成された金属塩化物溶液とを完全に混和する。被覆可能な顔料素材には、二酸化チタン、赤酸化鉄、黄酸化鉄、黒酸化鉄があげられるが、他の顔料を用いても被覆することができる。
【0031】
引き続き、中和されたDHSAの調製済温液を攪拌下で、金属塩化物を含有する含水アルコール顔料懸濁液に対してゆっくりと添加する。溶液を静置し、被覆顔料を沈殿させる。次に金属ジヒドロキシステアリン酸を被覆した顔料を濾過し、引き続き含水アルコール溶液(50%)で洗浄し、微量のNaClをすべて除去する。次に、被覆顔料を乾燥し、化粧品処方等、完成品処方に使用可能な状態となる。
【0032】
以降本発明について、以下の実施例を参照して詳細に説明するが、これら実施例は、本発明および本発明による生成物をより完全に理解するための例示的補助としてのみ、本明細書に含有される。実施例は、本明細書中に開示され特許請求される本発明の範囲をいかなる形態であれ制限しない。
【実施例1】
【0033】
DHSAを使用して顔料を被覆する
10gのDHSAを50%含水アルコール溶液中で加熱し溶解させた。溶液を等モル量のNaOHによって中和した。CaClの重量をDHSAの等モル比に基づき計算した。別の容器中で、CaClを50%含水アルコール中で加熱し、溶解させた。混合物をpH3へと調整した。90gの赤酸化鉄を塩化カルシウム溶液中に懸濁させ、完全に混和して完全に湿潤させた。次にDHSAナトリウムゆっくりと緩徐に添加した。最後に必要に応じて懸濁液のpHを6に調整した。懸濁液を静置し、形成された沈殿物を別の容器に移し、洗浄し、濾過し、最後に空気乾燥した。沈殿物はCa DHSA赤酸化鉄として知られている。
【実施例2】
【0034】
金属DHSAを使用して顔料を被覆する
他の金属DHSAを被覆した顔料は、実施例1と同様な方法で調製してもよい。
【実施例3】
【0035】
金属DHSA被覆顔料をマスカラに使用する
塩化カルシウムと赤酸化鉄の代わりに塩化亜鉛と黒酸化鉄を使用したことを除き、実施例1と同じ手順を繰り返した。以下に示すようにZnDHSA黒酸化鉄をマスカラ処方に添加した。
【0036】
実施例3用処方の表に示した種々の成分の重量比を使用して、代表的な水/油リキッドマスカラ製品を調製した。
1.C相を調製した。C1をC相に添加し1時間膨張させた後、C2を添加した。次に混合物を800℃〜850℃で5分間、加熱し、均質化した。
2.A相を850℃で加熱した。A1相を相Aに、5分間均質化しながら添加し、顔料の完全な分散を確認した。
3.AとA1の混和物をB相にゆっくりと添加し、均質化しながら850℃に加熱した。
4.C1とC2から成る相Cを、A+A1+13相の混合物に添加し、その間5分間均質化した。次に混和物を室温下でゆっくりと混合するという条件下で冷却した。

【0037】
比較目的のため、DHSAとZn−DHSA黒色顔料の代わりに、ステアリン酸と被覆されていない黒色顔料を使用した。
[評価方法]
10名の熟練した評価者が、マスカラ中の処理顔料および未処理顔料の効果を評価した。生成された処理顔料は、未処理顔料と比較して、カール効果を高め、乾燥時間を減少させ、まつ毛の見かけの長さを増加させている。
【実施例4】
【0038】
金属DHSA被覆顔料をファンデーションに使用する
赤酸化鉄の代わりに黒酸化鉄を使用したことを除き、実施例1と同じ手順を繰り返した。赤酸化鉄の代わりに黄酸化鉄を使用したことを除き、実施例1と同じ手順を繰り返した。赤酸化鉄の代わりに二酸化チタンを使用したことを除き、実施例1と同じ手順を繰り返した。
【0039】
以下に示す実施例4用処方の表に示すように、CaDHSA赤酸化鉄、CaDHSA黄酸化鉄およびCaDHSA二酸化チタンをファンデーション処方に添加した。

【0040】
1.A1とA2をそれぞれ添加した後に混合しながらA相中に分散させ、次に75℃で加熱した。
2.相Bを75℃に加熱し、次に相B1を添加し、顔料が完全に分散されるまで均質化した。
3.最後に、混合物A+A1+A2をB+B1に均質化しながら添加した。生成物を40℃まで冷却し、次いでC、D、Eをそれぞれ添加した後に混合しながら添加した。
4.比較目的のため、CaDHSA赤酸化鉄、CaDHSA黄酸化鉄およびCaDHSA二酸化チタンの代わりに、被覆されていない黒色顔料を使用した。
[評価方法]
10名の熟練した評価者が、顔の半分を被覆顔料で残り半分を被覆されていない顔料でファンデーションを塗布することによって評価した。被覆顔料から作られたファンデーションのほうが、被覆されていない顔料の場合と比較して皮膚上に易分散性が高いことがわかった。
【0041】
製品外観で判断すると、生成された被覆顔料は、被覆されていない顔料と比較して、着色効果が向上し、しかもこの場合通常の系よりもより少量の被覆顔料しか必要としない。
【実施例5】
【0042】
金属DHSA被覆顔料を口紅に使用する
塩化カルシウムの代わりに塩化マグネシウムを使用したことを除き、実施例1と同じ手順を繰り返した。黄酸化鉄、黒酸化鉄および二酸化チタン等、他の顔料を使用して同一の手順を繰り返した。MgDHSA赤酸化鉄、MgDHSA黄酸化鉄、MgDHSA黒酸化鉄およびMgDHSA二酸化チタンを、以下に示す実施例5用口紅処方に添加した。

【0043】
1.相Aを均質化しながら、90℃で融解した。
2.相Bを90℃で加熱し、攪拌しながら相B1に形質転換した。混合物を80℃まで冷却し、口紅用の型に流し込んだ。
3.型を5℃で30分間冷却した。
4.口紅を取り外し、ケースに入れた。
5.比較目的のため、MgDHSA赤酸化鉄、MgDHSA黄酸化鉄、MgDHSA黒酸化鉄およびMgDHSA二酸化チタンの代わりに、被覆されていない顔料を使用した。
[評価方法]
10名の熟練した評価者が、処理顔料および未処理顔料を自分の唇に塗布して効果を評価した。被覆顔料を含有する口紅の分散効果は、被覆されていない顔料と比較してはるかに易塗布性が高いことがわかった。破壊点試験の結果、被覆顔料を含有する口紅のほうがより強度が高かった。
【0044】
上述の説明は本発明の例示にすぎないことを理解するべきである。種々の代替および修正を、本発明から逸脱することなく当業者によって行うことが可能である。したがって、本発明は、添付の特許請求の範囲内にある代替、修正および変更のすべてを包含するよう意図されている。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも一つのポリヒドロキシ脂肪酸またはその誘導体から成る塗膜で表面が被覆された顔料素材を含有する表面処理顔料素材であって、前記ポリヒドロキシ脂肪酸が少なくとも12個の炭素原子を有する脂肪酸の水酸化によって入手可能な表面処理顔料素材。
【請求項2】
前記ポリヒドロキシ脂肪酸またはその誘導体が、処理対象となる顔料素材の量に対して約0.001%〜50%重量比である請求項1記載の表面処理顔料素材。
【請求項3】
前記ポリヒドロキシ脂肪酸がジヒドロキシステアリン酸(DHSA)、ジヒドロキシステアリン酸の金属塩(金属DHSA)または両者の組み合わせである請求項1または2記載の表面処理顔料素材。
【請求項4】
顔料素材の被覆プロセスであって
a.ポリヒドロキシ脂肪酸をアルコール溶液に溶解する工程と
b.アルカリ溶液を使用して、前記溶解したポリヒドロキシ脂肪酸を中和させる工程と
c.金属塩化物、金属水酸化物または金属酸化物のうち任意の一つまたはこれらの組み合わせをアルコール溶液に溶解させる工程と
d.工程(c)によって得た前記金属溶液に顔料素材を分散する工程と
e.工程(b)によって得た中和されたポリヒドロキシ脂肪酸を工程(d)によって得た金属溶液に添加する工程と
f.工程(e)によって得た生成物を濾過して、被覆顔料を得る工程と
g.前記被覆顔料を乾燥させる工程と
を含むプロセス。
【請求項5】
前記プロセスが、乾燥の前に前記被覆顔料をアルコール溶液で洗浄する工程をさらに含む請求項7記載の顔料素材の被覆プロセス。
【請求項6】
前記ポリヒドロキシ脂肪酸が、ジヒドロキシステアリン酸(DHSA)、ジヒドロキシステアリン酸の金属塩(金属DHSA)または両者の組み合わせである請求項7記載の顔料素材の被覆プロセス。
【請求項7】
前記アルコール溶液が50%の含水アルコール溶液である請求項7記載の顔料素材の被覆プロセス。
【請求項8】
前記アルカリ溶液が好適にはNaOHである請求項7ないし請求項8記載の顔料素材の被覆プロセス。
【請求項9】
前記プロセスが、工程(e)の前に中和されたポリヒドロキシ脂肪酸を加熱する工程をさらに含む請求項7記載の顔料素材の被覆プロセス。

【公開番号】特開2006−291199(P2006−291199A)
【公開日】平成18年10月26日(2006.10.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−102417(P2006−102417)
【出願日】平成18年4月3日(2006.4.3)
【出願人】(500511648)マレーシアン・パーム・オイル・ボード (12)
【Fターム(参考)】