説明

表面改質材料、レジストパターン形成方法及びパターン形成方法

【課題】支持体との密着性に優れ、パターン倒れの耐性が良好で、解像性の高いレジストパターンを形成できる表面改質材料及びレジストパターン形成方法と、エッチング処理を行った際に支持体からレジストパターンが剥がれにくいパターン形成方法の提供。
【解決手段】支持体とレジスト膜との間に設けられる表面改質層を形成するための、質量平均分子量が1000〜50000であるエポキシ樹脂を含有する表面改質材料;支持体上に、当該表面改質材料を用いて表面改質層を形成する工程と、前記表面改質層が形成された前記支持体上に、レジスト組成物を用いてレジスト膜を形成する工程と、前記レジスト膜を露光する工程と、前記レジスト膜をアルカリ現像してレジストパターンを形成する工程とを含むレジストパターン形成方法。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
支持体とレジスト膜との間に設けられる表面改質層を形成するための表面改質材料であって、
質量平均分子量が1000〜50000であるエポキシ樹脂を含有することを特徴とする表面改質材料。
【請求項2】
前記エポキシ樹脂は、エポキシ基を含む構成単位(g1)の繰り返し構造を有するものであり、
当該構成単位(g1)の割合が、前記エポキシ樹脂を構成する全構成単位の合計に対して10モル%以上である請求項1記載の表面改質材料。
【請求項3】
前記エポキシ基を含む構成単位(g1)が、下記一般式(g1−1)〜(g1−4)で表される構成単位からなる群から選択される少なくとも一種を含む請求項2記載の表面改質材料。
【化1】

[式中、R61およびR62はそれぞれ独立して置換基を有していてもよい二価の炭化水素基であり、R63およびR64はそれぞれ独立して水素原子又はアルキル基である。Rは水素原子、炭素数1〜5のアルキル基又は炭素数1〜5のハロゲン化アルキル基であり、R65は置換基を有していてもよい二価の炭化水素基であり、R66〜R68はそれぞれ独立して水素原子又はアルキル基である。R65aは置換基を有していてもよい二価の炭化水素基であり、R66a、R69a及びR69bはそれぞれ独立して水素原子又はアルキル基であり、g4は1〜20の整数であり、g5は1〜20の整数である。R65bは置換基を有していてもよい二価の炭化水素基である。]
【請求項4】
支持体上に、質量平均分子量が1000〜50000であるエポキシ樹脂を含有する表面改質材料を用いて表面改質層を形成する工程と、
前記表面改質層が形成された前記支持体上に、レジスト組成物を用いてレジスト膜を形成する工程と、
前記レジスト膜を露光する工程と、
前記レジスト膜をアルカリ現像してレジストパターンを形成する工程とを含むレジストパターン形成方法。
【請求項5】
前記エポキシ樹脂は、エポキシ基を含む構成単位(g1)の繰り返し構造を有するものであり、
当該構成単位(g1)の割合が、前記エポキシ樹脂を構成する全構成単位の合計に対して10モル%以上である請求項4記載のレジストパターン形成方法。
【請求項6】
前記エポキシ基を含む構成単位(g1)が、下記一般式(g1−1)〜(g1−4)で表される構成単位からなる群から選択される少なくとも一種を含む請求項5記載のレジストパターン形成方法。
【化2】

[式中、R61およびR62はそれぞれ独立して置換基を有していてもよい二価の炭化水素基であり、R63およびR64はそれぞれ独立して水素原子又はアルキル基である。Rは水素原子、炭素数1〜5のアルキル基又は炭素数1〜5のハロゲン化アルキル基であり、R65は置換基を有していてもよい二価の炭化水素基であり、R66〜R68はそれぞれ独立して水素原子又はアルキル基である。R65aは置換基を有していてもよい二価の炭化水素基であり、R66a、R69a及びR69bはそれぞれ独立して水素原子又はアルキル基であり、g4は1〜20の整数であり、g5は1〜20の整数である。R65bは置換基を有していてもよい二価の炭化水素基である。]
【請求項7】
前記支持体上に前記表面改質材料を用いて表面改質層を形成する際のベーク温度が80〜400℃である請求項4〜6のいずれか一項に記載のレジストパターン形成方法。
【請求項8】
前記エポキシ樹脂が、前記一般式(g1−1)で表される構成単位を有するものであり、かつ、前記ベーク温度が150〜300℃である請求項7記載のレジストパターン形成方法。
【請求項9】
前記エポキシ樹脂が、前記一般式(g1−2)で表される構成単位、前記一般式(g1−3)で表される構成単位又は前記一般式(g1−4)で表される構成単位を有するものであり、かつ、前記ベーク温度が85〜350℃である請求項7記載のレジストパターン形成方法。
【請求項10】
前記レジスト組成物が化学増幅型レジスト組成物である請求項4〜9のいずれか一項に記載のレジストパターン形成方法。
【請求項11】
請求項10記載のレジストパターン形成方法によりレジストパターンが形成された支持体に対してエッチング処理を行う工程を含むパターン形成方法。

【公開番号】特開2011−197425(P2011−197425A)
【公開日】平成23年10月6日(2011.10.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−64365(P2010−64365)
【出願日】平成22年3月19日(2010.3.19)
【出願人】(000220239)東京応化工業株式会社 (1,407)
【Fターム(参考)】