説明

表面被覆材料及びこれを利用する切削工具並びに工作機械

【課題】高温領域での酸化劣化を抑えながらも高耐衝撃性を発現できる表面被覆材料及びこれを利用する切削工具並びに工作機械を提供する。
【解決手段】高速度工具鋼や超硬合金からなる基材11と、基材11の表面に設けられてアルミニウム(Al),ジルコニウム(Zr),クロム(Cr),珪素(Si),チタン(Ti)のうちの少なくとも一種の窒化物(N)からなる金属窒化物層12と、金属窒化物層12の表面に設けられてスズ(Sn)及びジルコニウム(Zr)の少なくとも一方とアルミニウム(Al)との酸化物(O)からなる金属酸化物層13とを備えてなる表面被覆材料10とした。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、表面被覆材料及びこれを利用する切削工具並びに工作機械に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、環境に対する影響から、工作機械で切削加工を行う際に切削油剤を使用しないいわゆるドライ切削加工法が利用され始めている。このドライ切削加工法は、低摩擦係数(約0.4)を有すると共に高耐熱性(約500〜1200℃)を有するTiN系やTiAlN系やAlCrN系等の金属窒化物の層を表面に設けた切削工具を工作機械に装着して切削加工を行うことにより、切削油剤を不要とした技術である。
【0003】
【特許文献1】特開平10−025566号公報
【特許文献2】特開2003−321764号公報
【特許文献3】特開2007−131927号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、前述したドライ切削加工法に使用される切削工具においては、1200℃を超えるようなさらなる高温領域で使用しようとすると、上記金属窒化物が酸素と反応して酸化することにより、体積膨張して亀裂等を生じてしまうという問題があった。このため、例えば、上記金属窒化物の表面に低酸素透過性の酸化アルミニウム(Al23)からなる金属酸化物層を設けることにより、さらなる高温領域での使用を可能にすることが考えられている。
【0005】
しかしながら、酸化アルミニウムからなる上記金属酸化物層は、結晶粒が細長い柱状になりやすいことから(アスペクト比:5超)、工作物と接触した際に、切削工具の表面から欠落して、当該欠落箇所を起点にした溶着による剥離や欠陥等を生じやすく、耐久性に難点を生じてしまっていた。
【0006】
このような問題は、上述したような工作機械に使用される切削工具に限らず、高温領域での酸化劣化を抑えながらも高耐衝撃性を要求される表面被覆材料であれば、上述の場合と同様に生じ得ることである。
【0007】
このようなことから、本発明は、高温領域での酸化劣化を抑えながらも高耐衝撃性を発現できる表面被覆材料及びこれを利用する切削工具並びに工作機械を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前述した課題を解決するための、第一番目の発明に係る表面被覆材料は、スズ及びジルコニウムの少なくとも一方とアルミニウムとの酸化物からなる金属酸化物層を表面に有することを特徴とする。
【0009】
第二番目の発明に係る表面被覆材料は、第一番目の発明において、前記金属酸化物層が、スズ及びジルコニウムの少なくとも一方の酸化物を合計0.1〜15重量%含有し、アルミニウムの酸化物で残部を構成されていることを特徴とする。
【0010】
第三番目の発明に係る表面被覆材料は、第一番目の発明において、前記金属酸化物層が、リチウム,マグネシウム,珪素のうちの少なくとも一種の酸化物を含有していることを特徴とする。
【0011】
第四番目の発明に係る表面被覆材料は、第三番目の発明において、前記金属酸化物層が、スズ及びジルコニウムの少なくとも一方の酸化物を合計0.1〜15重量%含有し、リチウム,マグネシウム,珪素のうちの少なくとも一種の酸化物を合計0.1〜15重量%含有し、アルミニウムの酸化物で残部を構成されていることを特徴とする。
【0012】
第五番目の発明に係る表面被覆材料は、第一番目から第四番目の発明のいずれかにおいて、前記金属酸化物層の結晶粒のアスペクト比が5以下であることを特徴とする。
【0013】
第六番目の発明に係る表面被覆材料は、第一番目から第五番目の発明のいずれかにおいて、前記金属酸化物層が、金属窒化物の表面に設けられていることを特徴とする。
【0014】
第七番目の発明に係る表面被覆材料は、第六番目の発明において、前記金属窒化物が、アルミニウム,ジルコニウム,クロム,珪素,チタンのうちの少なくとも一種の窒化物からなることを特徴とする。
【0015】
第八番目の発明に係る表面被覆材料は、第六番目又は第七番目の発明において、前記金属窒化物が、基材の表面に設けられていることを特徴とする。
【0016】
第九番目の発明に係る表面被覆材料は、第八番目の発明において、前記基材が、高速度工具鋼又は超硬合金からなることを特徴とする。
【0017】
また、前述した課題を解決するための、第十番目の発明に係る切削工具は、第一番目から第九番目の発明のいずれかの表面被覆材料からなることを特徴とする。
【0018】
また、前述した課題を解決するための、第十一番目の発明に係る工作機械は、第一番目から第九番目の発明のいずれかの表面被覆材料からなる切削工具を備えていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0019】
本発明に係る表面被覆材料によれば、金属酸化物層がアスペクト比の小さい結晶粒となるので、金属酸化物層が、内部への酸素透過を抑制することができると同時に、衝撃が加わっても欠落してしまうことを著しく抑制することができ、耐久性を大幅に向上させることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0020】
本発明に係る表面被覆材料及びこれを利用する切削工具並びに工作機械の実施形態を図面に基づいて以下に説明するが、本発明は以下に説明する実施形態のみに限定されるものではない。
【0021】
[第一番目の実施形態]
本発明に係る表面被覆材料及びこれを利用する切削工具並びに工作機械の第一番目の実施形態を図1〜4に基づいて説明する。図1は、表面被覆材料の構造説明図、図2は、表面被覆材料の製造装置の概略構成図、図3は、酸化アルミニウム−酸化スズ系の状態図、図4は、酸化アルミニウム−酸化ジルコニウム系の状態図である。
【0022】
図1に示すように、本実施形態に係る表面被覆材料10は、高速度工具鋼や超硬合金からなる基材11と、基材11の表面に設けられてアルミニウム(Al),ジルコニウム(Zr),クロム(Cr),珪素(Si),チタン(Ti)のうちの少なくとも一種の窒化物(N)からなる金属窒化物層12と、金属窒化物層12の表面に設けられてスズ(Sn)及びジルコニウム(Zr)の少なくとも一方とアルミニウム(Al)との酸化物(O)からなる金属酸化物層13とを備えてなるものである。
【0023】
このような表面被覆材料10は、スパッタ蒸着法やイオンプレーティング法等のような物理蒸着法(PVD)等により、前記基材11に対して、上述した組成物からなる前記金属窒化物層12及び前記金属酸化物層13を順次設けて、容易に製造することができる。
【0024】
具体的には、例えば、図2に示すような装置(アークイオンプレーティング装置)を使用することにより、上記表面被覆材料10を製造することができる。
【0025】
図2に示すように、大気と気密なケーシング101の内部下方には、基材11を支持するテーブル状のホルダ102が配設されている。このホルダ102は、ケーシング101に対して回転可能に支持された回転軸103の上端に支持されている。この回転軸103の下端には、モータ104が連結されている。他方、ケーシング101の内部上方には、各種原料のターゲット100が配設されている。
【0026】
また、ターゲット100には、直流電源105の+側が接続され、ホルダ102には、直流電源105の−側が接続されている。そして、ケーシング101には、真空ポンプ106と、アルゴンガス供給源107と、窒素ガス供給源108と、酸素ガス供給源109とが、制御バルブ106a〜109aを介してそれぞれ接続されている。
【0027】
このような装置においては、まず、高速度工具鋼や超硬合金からなる基材11をホルダ102上に載置すると共に、アルミニウム(Al),ジルコニウム(Zr),クロム(Cr),珪素(Si),チタン(Ti)のうちの少なくとも一種を含むターゲット100を配設する。次に、真空ポンプ106を作動させると共に制御バルブ106a,107aを開放することにより、ケーシング101の内部を真空引きしながらケーシング101の内部にアルゴンガス(Ar)を供給して、ケーシング101の内部をアルゴン雰囲気にする。
【0028】
続いて、モータ104を作動してホルダ102を回転させると共に、制御バルブ106a,107aを閉鎖したら、直流電源105によりターゲット100とホルダ102との間に直流電圧を印加することにより、ターゲット100とホルダ102との間にアルゴンのプラズマを発生させてケーシング101の内部を昇温させる。ケーシング101の内部が所定の温度に達したら、制御バルブ108aを開放し、窒素ガス供給源108からケーシング101の内部へ窒素ガス(N2)を供給してアーク放電を生じさせることにより、基材11の表面に前記金属窒化物層12を成膜する。
【0029】
そして、基材11上に前記金属窒化物層12が所定の厚さで成膜されたら、制御バルブ108aを閉鎖する一方、制御バルブ109aを開放し、酸素ガス供給源109からケーシング101の内部へ酸素ガス(O2)を供給すると共に、上記ターゲット100を、スズ(Sn)及びジルコニウム(Zr)の少なくとも一方とアルミニウム(Al)とを含むターゲット100に切り換えることにより、前記金属窒化物層12の表面に前記金属酸化物層13が成膜される。これにより、前述したような組成からなる上記表面被覆材料10を容易に製造することができる。
【0030】
このような上記表面被覆材料10においては、図3,4からわかるように、酸化スズ(SnO2)及び酸化ジルコニウム(ZrO2)と酸化アルミニウム(Al23)とがまったく固溶しないことから、スズやジルコニウムとアルミニウムとの酸化物の結晶粒が互いに干渉し合うようになるので、当該金属酸化物層13の結晶粒のアスペクト比が小さくなる(5以下)。
【0031】
このため、上記表面被覆材料10においては、上記金属酸化物層13が、内部への酸素透過を抑制することができると同時に、衝撃が加わっても欠落してしまうことを著しく抑制することができ、耐久性を大幅に向上させることができる。
【0032】
よって、上記表面被覆材料10を切削工具に利用して工作機械に装着し、ドライ切削加工を行った場合には、当該切削工具が工作物と接触したときに、当該切削工具の表面から上記金属酸化物層13が欠落してしまうことを著しく抑制することができるので、当該欠落箇所を起点にした溶着による当該金属酸化物層13の剥離や欠陥等の発生を防止することができ、当該金属酸化物層13の耐久性を大幅に向上させることができる。
【0033】
したがって、上記表面被覆材料10を利用したドライ切削加工法用の切削工具及び工作機械においては、1200℃を超えるようなさらなる高温領域で使用しても、前記金属窒化物層12の酸化による体積膨張に伴う亀裂等の発生を長期にわたって防止することができ、耐久性を大幅に向上させることができる。
【0034】
なお、前記金属酸化物層13は、スズ及びジルコニウムの少なくとも一方の酸化物の合計含有量が0.1〜15重量%(特に0.1〜1.5重量%)であると好ましい。なぜなら、スズ及びジルコニウムの少なくとも一方の酸化物の合計含有量が15重量%を超えると、アモルファス相が生成しやすくなり、硬さが低い値になりやすいため、あまり好ましくなく、スズ及びジルコニウムの少なくとも一方の酸化物の合計含有量が0.1重量%未満であると、アスペクト比が5を超えやすくなってしまい、あまり好ましくないからである。
【0035】
また、上記切削工具としては、切削加工を施す工具であれば、特に限定されるものではないが、ホブやピニオンカッタ等のような歯切り工具や、ブローチであると、非常に好適であり、上記工作機械としては、切削加工を施すものであれば、特に限定されるものではないが、ホブ盤や歯車形削り盤等のような歯切り盤や、ブローチ盤であると、非常に好適である。
【0036】
[第二番目の実施形態]
本発明に係る表面被覆材料及びこれを利用する切削工具並びに工作機械の第二番目の実施形態を図5に基づいて説明する。図5は、表面被覆材料の構造説明図である。なお、前述した第一番目の実施形態の場合と同様な部分については、前述した第一番目の実施形態の説明で用いた符号と同様な符号を用いることにより、前述した第一番目の実施形態での説明と重複する説明を省略する。
【0037】
図5に示すように、本実施形態に係る表面被覆材料20は、基材11と、金属窒化物層12と、金属窒化物層12の表面に設けられてスズ(Sn)及びジルコニウム(Zr)の少なくとも一方とリチウム(Li),マグネシウム(Mg),珪素(Si)のうちの少なくとも一種とアルミニウム(Al)との酸化物からなる金属酸化物層23とを備えてなるものである。
【0038】
このような表面被覆材料20は、前述した第一番目の実施形態の場合と同様に、スパッタ蒸着法やイオンプレーティング法等のような物理蒸着法(PVD)等により、前記基材11に対して、上述した組成物からなる前記金属窒化物層12及び前記金属酸化物層23を順次設けて、容易に製造することができる。
【0039】
このような上記表面被覆材料20においては、前述した第一番目の実施形態で説明したように、金属酸化物層23の結晶粒のアスペクト比が小さくなる(5以下)と共に、アルミニウムと、リチウム,マグネシウム,珪素とが、異なる価数であると共に、その酸化物が互いに固溶しやすいことから、金属酸化物層23の密着性の向上や摩擦係数の低減を図ることができる。
【0040】
このため、上記表面被覆材料20においては、前述した第一番目の実施形態の場合と同様に、上記金属酸化物層23が、内部への酸素透過を抑制することができると同時に、衝撃が加わっても欠落してしまうことを著しく抑制することができるのはもちろんのこと、金属窒化物層12からの剥離をさらに確実に防止することができるので、耐久性をさらに向上させることができる。
【0041】
したがって、本実施形態においては、前述した第一番目の実施形態の場合と同様な効果を得ることができると共に、前述した第一番目の実施形態の場合よりも、耐久性をさらに向上させることができる。
【0042】
また、金属酸化物層23が、リチウムの酸化物を含んでいると、表面の摩擦係数を低下させることができるので、リチウム,マグネシウム,珪素のうちの少なくともリチウムの酸化物を含んでいると、より好ましい。
【0043】
なお、前記金属酸化物層23は、スズ及びジルコニウムの少なくとも一方の酸化物の合計含有量が0.1〜15重量%(特に0.1〜1.5重量%)であり、リチウム,マグネシウム,珪素のうちの少なくとも一種の酸化物の合計含有量が0.1〜15重量%(特に0.1〜1.5重量%)であると、好ましい。なぜなら、リチウム,マグネシウム,珪素のうちの少なくとも一種の酸化物の合計含有量が15重量%を超えると、硬さが低い値になりやすいため、あまり好ましくなく、リチウム,マグネシウム,珪素のうちの少なくとも一種の酸化物の合計含有量が0.1重量%未満であると、密着性の向上や摩擦係数の低下を図りにくくなってしまい、あまり好ましくないからである。
【0044】
[他の実施形態]
なお、前述した実施形態においては、基材11上の金属窒化物層12上に前記金属酸化物層13,23を設けた表面被覆材料10,20の場合について説明したが、前記金属窒化物層12を省略して、前記基材11上に金属酸化物層を直接設けるようにすることも可能である。
【0045】
また、前述した実施形態においては、高速度工具鋼や超硬合金からなる基材11を適用した表面被覆材料10,20の場合について説明したが、他の金属材料(例えば、各種の特殊鋼や合金鋼等)からなる基材を適用することも可能である。
【産業上の利用可能性】
【0046】
本発明に係る表面被覆材料及びこれを利用する切削工具並びに工作機械は、耐久性を大幅に向上させることができるので、機械加工等を始めとした各種産業において、極めて有益に利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0047】
【図1】本発明に係る表面被覆材料の第一番目の実施形態の構造説明図である。
【図2】図1の表面被覆材料の製造装置の概略構成図である。
【図3】酸化アルミニウム−酸化スズ系の状態図である。
【図4】酸化アルミニウム−酸化ジルコニウム系の状態図である。
【図5】本発明に係る表面被覆材料の第二番目の実施形態の構造説明図である。
【符号の説明】
【0048】
10 表面被覆材料
11 基材
12 金属窒化物層
13 金属酸化物層
20 表面被覆材料
23 金属酸化物層
100 ターゲット
101 ケーシング
102 ホルダ
103 回転軸
104 モータ
106 真空ポンプ
106a 制御バルブ
107 アルゴンガス供給源
107a 制御バルブ
108 窒素ガス供給源
108a 制御バルブ
109 酸素ガス供給源
109a 制御バルブ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
スズ及びジルコニウムの少なくとも一方とアルミニウムとの酸化物からなる金属酸化物層を表面に有する
ことを特徴とする表面被覆材料。
【請求項2】
請求項1に記載の表面被覆材料において、
前記金属酸化物層が、
スズ及びジルコニウムの少なくとも一方の酸化物を合計0.1〜15重量%含有し、
アルミニウムの酸化物で残部を構成されている
ことを特徴とする表面被覆材料。
【請求項3】
請求項1に記載の表面被覆材料において、
前記金属酸化物層が、リチウム,マグネシウム,珪素のうちの少なくとも一種の酸化物を含有している
ことを特徴とする表面被覆材料。
【請求項4】
請求項3に記載の表面被覆材料において、
前記金属酸化物層が、
スズ及びジルコニウムの少なくとも一方の酸化物を合計0.1〜15重量%含有し、
リチウム,マグネシウム,珪素のうちの少なくとも一種の酸化物を合計0.1〜15重量%含有し、
アルミニウムの酸化物で残部を構成されている
ことを特徴とする表面被覆材料。
【請求項5】
請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の表面被覆材料において、
前記金属酸化物層の結晶粒のアスペクト比が5以下である
ことを特徴とする表面被覆材料。
【請求項6】
請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の表面被覆材料において、
前記金属酸化物層が、金属窒化物の表面に設けられている
ことを特徴とする表面被覆材料。
【請求項7】
請求項6に記載の表面被覆材料において、
前記金属窒化物が、アルミニウム,ジルコニウム,クロム,珪素,チタンのうちの少なくとも一種の窒化物からなる
ことを特徴とする表面被覆材料。
【請求項8】
請求項6又は請求項7に記載の表面被覆材料において、
前記金属窒化物が、基材の表面に設けられている
ことを特徴とする表面被覆材料。
【請求項9】
請求項8に記載の表面被覆材料において、
前記基材が、高速度工具鋼又は超硬合金からなる
ことを特徴とする表面被覆材料。
【請求項10】
請求項1から請求項9のいずれか一項に記載の表面被覆材料からなる
ことを特徴とする切削工具。
【請求項11】
請求項1から請求項9のいずれか一項に記載の表面被覆材料からなる切削工具を備えている
ことを特徴とする工作機械。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2009−197263(P2009−197263A)
【公開日】平成21年9月3日(2009.9.3)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−38154(P2008−38154)
【出願日】平成20年2月20日(2008.2.20)
【出願人】(000006208)三菱重工業株式会社 (10,378)
【Fターム(参考)】