説明

触媒組成物及び押出コーティング用途のポリオレフィン

本発明は、オレフィン重合触媒組成物の分野、並びにオレフィンの重合及び共重合法に関するものであり、担持された触媒組成物を用いる重合法を含む。一つの観点では、本発明は、第一のメタロセン化合物、第二のメタロセン化合物、少なくとも一つの化学的に処理された固体酸化物、及び少なくとも一つの有機アルミニウム化合物の接触生成物を含む触媒組成物を包含する。新規な樹脂は、匹敵するメルトインデックス値で、衝撃、引裂、接着、シール、押出機のモーター負荷及び圧力、並びにネック−イン及びドローダウンに有用な特性をもつことを特徴とした。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
第一のメタロセン化合物、第二のメタロセン化合物、少なくとも一種の化学的に処理された固体酸化物、及び少なくとも一種の有機アルミニウム化合物の接触生成物を含む触媒組成物であって、
(a)第一のメタロセン化合物が、下式:
(i) (X)(X)(X)(X)M
(式中、(X)及び(X)は、連帯してフルオレニル及びシクロペンタジエニル、フルオレニル及びインデニル、又は2つのフルオレニルであって、それらの任意の一つは、置換、非置換、部分飽和されていてもよく、若しくはそれらの任意の組み合わせでもよい)、又は
(ii) rac−(X)(X)(X)(X)M
(式中、(X)及び(X)は、連帯して2つのインデニルであって、それらの任意の一つは、置換、非置換、部分飽和されていてもよく、又はそれらの任意の組み合わせでもよい)で表されるansa−メタロセンであり、
式中、Mは、Ti、Zr又はHfであり、
式中、(X)及び(X)は、置換又は非置換の橋架け基により連結されており、その際この橋架け基が、
(i)炭素、ケイ素、ゲルマニウム又はスズである一つの原子であって、(X)及び(X)の両者に結合した原子、又は
(ii)分子鎖内の2個の隣接する炭素原子であって、その一端が(X)に結合し、かつその他端が(X)に結合する炭素原子を含み、かつ、
式中、(X)、(X)、置換シクロペンタジエニル、置換インデニル及び置換フルオレニル上の各置換基、並びに置換された橋架け基上の各置換基は、独立して、1個から20個の炭素原子を有する、ヒドロカルビル基、脂肪族基、芳香族基、環式基、脂肪族と環式基の組み合わせ、酸素基、硫黄基、窒素基、リン基、砒素基、炭素基、ケイ素基、ゲルマニウム基、スズ基、鉛基、ホウ素基、アルミニウム基、無機基、有機金属基、若しくはそれらの置換された誘導体、ハロゲン化物、又は水素であり、
(b)第二のメタロセン化合物が、下式:
(X)(X)(X)(X)M
(式中、Mは、Ti、Zr又はHfである)、
(式中、(X)及び(X)は、独立して、シクロペンタジエニル、又は置換シクロペンタジエニルである)、
(式中、(X)及び(X)は、置換又は非置換の橋架け基により連結されており、その際この橋架け基が、
(i)炭素、ケイ素、ゲルマニウム又はスズである一つの原子であって、(X)及び(X)の両者に結合した原子、又は
(ii)分子鎖内の2個の隣接する炭素原子であって、その一端が(X)に結合し、かつその他端が(X)に結合する炭素原子を含む)、
(式中、(X)又は(X)が、置換シクロペンタジエニルである場合、この置換シクロペンタジエニルは、橋架け基の外に4個までの置換基で置換されている)、
(式中、(X)、(X)、置換シクロペンタジエニル上の各置換基、及び置換された橋架け基上の各置換基は、独立して、1個から20個の炭素原子を有する、ヒドロカルビル基、脂肪族基、芳香族基、環式基、脂肪族と環式基の組み合わせ、酸素基、硫黄基、窒素基、リン基、砒素基、炭素基、ケイ素基、ゲルマニウム基、スズ基、鉛基、ホウ素基、アルミニウム基、無機基、有機金属基、若しくはそれらの置換された誘導体、ハロゲン化物、又は水素である)で表されるansa−メタロセンであり、かつ
(c)化学的に処理された固体酸化物が、電子求引性陰イオンで処理された固体酸化物を含む触媒組成物。
【請求項2】
有機アルミニウム化合物が、下式:
Al(X(X103−n
(式中、(X)は、1個から20個の炭素原子を有するヒドロカルビル基、(X10)は、1個から20個の炭素原子を有するアルコキシド、若しくはアリールオキシド、ハロゲン化物、又は水素化物であり、nは1から3の数(1及び3を含む)である)で表される請求項1に記載の触媒組成物。
【請求項3】
化学的に処理された固体酸化物が、電子求引性陰イオンで処理された固体酸化物を含み、
この固体酸化物が、シリカ、アルミナ、シリカ−アルミナ、リン酸アルミニウム、ヘテロポリタングステン酸塩、チタニア、ジルコニア、マグネシア、ボーリア、酸化亜鉛、それらの混合酸化物、又はそれらの混合物であり、かつ
電子求引性陰イオンが、フッ化物、塩化物、臭化物、リン酸塩、トリフレート(triフィートlate)、硫酸水素塩、硫酸塩、又はそれらの任意の混合物である請求項1に記載の触媒組成物。
【請求項4】
(a)第一のメタロセン化合物が、下式:
(i) (X)(X)(X)(X)M
(式中、(X)及び(X)は、連帯してフルオレニル及びシクロペンタジエニル、フルオレニル及びインデニル、又は2つのフルオレニルであって、それらの任意の一つは、置換、非置換、部分飽和されていてもよく、若しくはそれらの任意の組み合わせでもよい)、又は
(ii) rac−(X)(X)(X)(X)M
(式中、(X)及び(X)は、連帯して2つのインデニルであって、それらの任意の一つは、置換、非置換、部分飽和されていてもよく、又はそれらの任意の組み合わせでもよい)で表されるansa−メタロセンであり、
式中、Mは、Zr又はHfであり、
式中、(X)及び(X)は、>CR、>SiR、又は−CRCR−である橋架け基により連結されていて、式中、Rは、それぞれの場合、独立して、リニアー、枝分かれ、置換、若しくは非置換のヒドロカルビル基であり、それらの任意の一つは1個から20個の炭素原子を有し、又は水素であり、
式中、(X)、(X)又はR上の任意の置換基は、独立して、1個から20個の炭素原子を有する、ヒドロカルビル基、酸素基、硫黄基、窒素基、リン基、無機基、有機金属基であり、ハロゲン化物、又は水素であり、
式中、(X)及び(X)は、独立して、1個から20個の炭素原子を有するアルコキシド、若しくはアリールオキシド、ハロゲン化物、又は水素化物であり、かつ
(b)第二のメタロセン化合物が、下式:
(X)(X)(X)(X)Zr、
(式中、(X)及び(X)は、独立して、シクロペンタジエニル、又は置換シクロペンタジエニルである)、
(式中、(X)及び(X)は、>CR、>SiR、又は−CRCR−である橋架け基により連結されていて、式中、Rは、それぞれの場合、独立して、リニアー、枝分かれ、置換、若しくは非置換のヒドロカルビル基であり、それらの任意の一つは1個から20個の炭素原子を有し、又は水素である)、
(式中、(X)又は(X)が、置換シクロペンタジエニルである場合、この置換シクロペンタジエニルは、橋架け基の外に4個までの置換基で置換されている)、
(式中、(X)、(X)、又はR上の任意の置換基は、独立して、1個から20個の炭素原子を有する、ヒドロカルビル基、酸素基、硫黄基、窒素基、リン基、無機基、有機金属基であり、ハロゲン化物、又は水素であり)、かつ
(式中、(X)及び(X)は、独立して、1個から20個の炭素原子を有するアルコキシド、アリールオキシド、若しくはアミド、ハロゲン化物、又は水素化物である)で表されるansa−メタロセンである請求項1に記載の触媒組成物。
【請求項5】
第一のメタロセン化合物が、下式:
(X)(X)(X)(X)M
(式中、Mは、Zr又はHfである)、
(式中、(X)及び(X)は、連帯して、フルオレニル及びシクロペンタジエニル、又は2つのフルオレニルであって、それらの任意の一つは、置換又は非置換であってもよい)、
(式中、(X)及び(X)は、>CR、>SiR、又は−CRCR−である橋架け基により連結されていて、式中、Rは、それぞれの場合、独立して、リニアー、枝分かれ、置換、若しくは非置換のヒドロカルビル基であり、それらの任意の一つは1個から20個の炭素原子を有し、ハロゲン化物、又は水素である)、
(式中、(X)、(X)又はR上の任意の置換基は、独立して、ヒドロカルビル基、酸素基、硫黄基、窒素基であり、それらの任意の一つは1個から20個の炭素原子を有し、又は水素である)、かつ
(式中、(X)及び(X)は、独立して、1個から20個の炭素原子を有するアルコキシド、若しくはアリールオキシド、ハロゲン化物、又は水素化物である)で表されるansa−メタロセンである請求項1に記載の触媒組成物。
【請求項6】
第一のメタロセン化合物が、下式:
rac−(X)(X)(X)(X)Zr、
(式中、(X)及び(X)は、連帯して、2つのインデニルであって、それらの任意の一つは、置換又は非置換であってもよい)、
(式中、(X)及び(X)は、>CR、>SiR、又は−CRCR−である橋架け基により連結されていて、式中、Rは、それぞれの場合、独立して、リニアー、枝分かれ、置換、又は非置換のヒドロカルビル基であり、それらの任意の一つは1個から20個の炭素原子有し、又は水素である)、
(式中、(X)、(X)又はR上の任意の置換基は、独立して、ヒドロカルビル基、酸素基、硫黄基、窒素基であり、それらの任意の一つは1個から20個の炭素原子を有し、又は水素である)、かつ
(式中、(X)及び(X)は、独立して、1個から20個の炭素原子を有するアルコキシド、若しくはアリールオキシド、ハロゲン化物、又は水素化物である)で表されるansa−メタロセンである請求項1に記載の触媒組成物。
【請求項7】
第一のメタロセン化合物が、下式:
【化1】


(式中、Eは、C、Si、Ge又はSnであり、かつ式中、R1、R2及びR3は、それぞれの場合、独立して、H又は1個から20個の炭素原子を有するヒドロカルビル基である)で表される化合物、又はそれらの任意の組み合わせである請求項1に記載の触媒組成物。
【請求項8】
第一のメタロセン化合物が、
【化2】


で表される化合物、又はそれらの任意の組み合わせである請求項1に記載の触媒組成物。
【請求項9】
第一のメタロセン化合物が、
2−(η−シクロペンタジエニル)−2−(η−フルオレン−9−イル)ヘキセ−5−エンジルコニウム(IV)ジクロライド、[(η−C)CCH(CHCHCH=CH)(η−9−C13)]ZrCl
2−(η−シクロペンタジエニル)−2−(η−2,7−ジ−tert−ブチルフルオレン−9−イル)ヘキセ−5−エンジルコニウム(IV)ジクロライド、[(η−C)CCH(CHCHCH=CH)(η−9−C13−2,7−(Bu))]ZrCl
2−(η−シクロペンタジエニル)−2−(η−フルオレン−9−イル)ヘプテ−6−エンジルコニウム(IV)ジクロライド、[(η−C)CCH(CHCHCHCH=CH)(η−9−C13)]ZrCl
2−(η−シクロペンタジエニル)−2−(η−2,7−ジ−tert−ブチルフルオレン−9−イル)ヘプテ−6−エンジルコニウム(IV)ジクロライド、[(η−C)CCH(CHCHCHCH=CH)(η−9−C13−2,7−Bu)]ZrCl
1−(η−シクロペンタジエニル)−1−(η−フルオレン−9−イル)−1−フェニルペンテ−4−エンジルコニウム(IV)ジクロライド、[(η−C)C(C)(CHCHCH=CH)(η−9−C13)]ZrCl
1−(η−シクロペンタジエニル)−1−(η−2,7−ジ−tert−ブチルフルオレン−9−イル)−1−フェニルペンテ−4−エンジルコニウム(IV)ジクロライド、[(η−C)C(C)(CHCHCH=CH)(η−9−C13−2,7−Bu)]ZrCl
1−(η−シクロペンタジエニル)−1−(η−フルオレン−9−イル)−1−フェニルヘキセ−5−エンジルコニウム(IV)ジクロライド、[(η−C)C(C)(CHCHCHCH=CH)(η−9−C13)]ZrCl
1−(η−シクロペンタジエニル)−1−(η−2,7−ジ−tert−ブチルフルオレン−9−イル)−1−フェニルヘキセ−5−エンジルコニウム(IV)ジクロライド、[(η−C)C(C)(CHCHCHCH=CH)(η−9−C13−2,7−Bu)]ZrCl、又はそれらの任意の組み合わせである請求項1に記載の触媒組成物。
【請求項10】
第二のメタロセン化合物が、下式:
(X)(X)(X)(X)Zr、
(式中、(X)及び(X)は、独立して、シクロペンタジエニル、又は置換シクロペンタジエニルである)、
(式中、(X)及び(X)は、>CR、>SiR、又は−CRCR−である橋架け基により連結されていて、式中、Rは、それぞれの場合、独立して、リニアー、枝分かれ、置換、若しくは非置換のヒドロカルビル基であり、それらの任意の一つは1個から20個の炭素原子を有し、又は水素である)、
(式中、(X)又は(X)が、置換シクロペンタジエニルである場合、この置換シクロペンタジエニルは、橋架け基の外に4個までの置換基で置換されている)、
(式中、(X)、(X)、又はR上の任意の置換基は、独立して、ヒドロカルビル基、酸素基、硫黄基、窒素基であり、それらの任意の一つは1個から20個の炭素原子を有し、又は水素である)、かつ
(式中、(X)及び(X)は、独立して、1個から20個の炭素原子を有するアルコキシド、若しくはアリールオキシド、ハロゲン化物、又は水素化物である)で表されるansa−メタロセンである請求項1に記載の触媒組成物。
【請求項11】
第二のメタロセン化合物が、下式:
【化3】


(式中、Eは、C、Si、Ge又はSnであり、かつ式中、R1、R2、R3及びR4は、それぞれの場合、独立して、H又は1個から20個の炭素原子を有するヒドロカルビル基である)で表される化合物、又はそれらの任意の組み合わせである請求項1に記載の触媒組成物。
【請求項12】
第二のメタロセン化合物が、
【化4】


で表される化合物、又はそれらの任意の組み合わせである請求項1に記載の触媒組成物。
【請求項13】
(a)第一のメタロセン化合物が、rac−C(η−Ind)ZrCl、rac−MeSi(η−Ind)ZrCl、Me(octyl)Si(η−フィートlu)ZrCl、rac−MeSi(η−2−Me−4−PhInd)ZrCl、rac−C(η−2−MeInd)ZrCl、Me(Ph)Si(η−フィートlu)ZrCl、又はそれらの任意の組み合わせであり、
(b)第二のメタロセン化合物が、rac−MeSi(η−3−n−PrCp)ZrCl、MeSi(η−MeCp)ZrCl、MeSi(η−Cp)ZrCl、又はそれらの任意の組み合わせであり、
(c)化学的に処理された固体酸化物が、フッ化物化アルミナ、塩化物化アルミナ、硫酸化アルミナ、フッ化物化シリカ−アルミナ、又はそれらの任意の組み合わせであり、かつ
(d)有機アルミニウム化合物が、トリエチルアルミニウム又はトリイソブチルアルミニウムである請求項1に記載の触媒組成物。
【請求項14】
化学的に処理された固体酸化物が、フッ化物化アルミナ、塩化物化アルミナ、臭化物化アルミナ、硫酸化アルミナ、フッ化物化シリカ−アルミナ、塩化物化シリカ−アルミナ、臭化物化シリカ−アルミナ、硫酸化シリカ−アルミナ、フッ化物化シリカ−ジルコニア、塩化物化シリカ−ジルコニア、臭化物化シリカ−ジルコニア、硫酸化シリカ−ジルコニア、又はそれらの任意の組み合わせである請求項1に記載の触媒組成物。
【請求項15】
化学的に処理された固体酸化物が、亜鉛、ニッケル、バナジウム、銀、銅、ガリウム、スズ、タングステン、モリブデン、又はそれらの任意の組み合わせである、金属又は金属イオンを更に含む請求項1に記載の触媒組成物。
【請求項16】
化学的に処理された固体酸化物が、亜鉛含浸した塩化物化アルミナ、亜鉛含浸したフッ化物化アルミナ、亜鉛含浸した塩化物化シリカ−アルミナ、亜鉛含浸したフッ化物化シリカ−アルミナ、亜鉛含浸した硫酸化アルミナ、又はそれらの任意の組み合わせである、金属又は金属イオンを更に含む請求項1に記載の触媒組成物。
【請求項17】
有機アルミニウム化合物と化学的に処理された固体酸化物との重量比が10:1から1:1,000である請求項1に記載の触媒組成物。
【請求項18】
有機アルミニウム化合物が、トリメチルアルミニウム、トリエチルアルミニウム、トリ−n−プロピルアルミニウム、ジエチルアルミニウムエトキシド、トリ−n−ブチルアルミニウム、水素化ジイソブチルアルミニウム、トリイソブチルアルミニウム、塩化ジエチルアルミニウム、又はそれらの任意の組み合わせである請求項1に記載の触媒組成物。
【請求項19】
少なくとも一種のアルミノキサン、少なくとも一種の有機亜鉛化合物、少なくとも一種の有機ホウ素化合物、少なくとも一種のイオン化性イオン化合物、又はそれらの任意の組み合わせ含む任意選択の助触媒を更に含む請求項1に記載の触媒組成物。
【請求項20】
少なくとも一種のアルミノキサン化合物を含む任意選択の助触媒を更に含み、
このアルミノキサンが、
式:
【化5】


(式中、Rは、1個から10個の炭素原子を有するリニアー又は分枝したアルキルであり、nは3から10の整数である)で表される環式アルミノキサン、
式:
【化6】


(式中、Rは、1個から10個の炭素原子を有するリニアー又は分枝したアルキルであり、nは1から50の整数である)で表されるリニアーアルミノキサン、
式:R5m+αm−αAl4m3m
(式中、mは3又は4、α=nAl(3)−nO(2)+nO(4)であり(式中、nAl(3)は3配位アルミニウム原子の数、nO(2)は2配位酸素原子の数、nO(4)は4配位酸素原子の数である)、Rは末端アルキル基を表し、Rは橋架け性アルキル基を表し、式中、Rは1個から10個の炭素原子を有するリニアー又は分枝したアルキルである)で表されるかご型アルミノキサン、又はそれらの任意の組み合わせを含む請求項1に記載の触媒組成物。
【請求項21】
アルミノキサン中のアルミニウムと、触媒組成物中の組み合わされた第一メタロセン化合物及び第二メタロセン化合物とのモル比が、1:10から100,000:1である請求項20に記載の触媒組成物。
【請求項22】
アルミノキサン化合物が、メチルアルミノキサン、エチルアルミノキサン、n−プロピルアルミノキサン、イソ−プロピルアルミノキサン、n−ブチルアルミノキサン、t−ブチルアルミノキサン、sec−ブチルアルミノキサン、イソ−ブチルアルミノキサン、1−ペンチルアルミノキサン、2−ペンチルアルミノキサン、3−ペンチルアルミノキサン、イソ−ペンチルアルミノキサン、ネオペンチルアルミノキサン、又はそれらの組み合わせである請求項20に記載の触媒組成物。
【請求項23】
少なくとも一種の有機亜鉛化合物を含む任意選択の助触媒を更に含み、この有機亜鉛化合物が下記の式:
Zn(X13)(X14)、
(式中、(X13)は、1個から20個の炭素原子を有するヒドロカルビルであり、(X14)は、1個から20個の炭素原子を有するヒドロカルビル、アルコキシド若しくはアリールオキシド、ハロゲン化物、又は水素化物である)で表される請求項1に記載の触媒組成物。
【請求項24】
少なくとも一種の有機亜鉛化合物を含む任意選択の助触媒を更に含み、この有機亜鉛化合物が、ジメチル亜鉛、ジエチル亜鉛、ジプロピル亜鉛、ジブチル亜鉛、ジネオペンチル亜鉛、ジ(トリメチルシリルメチル)亜鉛、又はそれらの任意の組み合わせである請求項1に記載の触媒組成物。
【請求項25】
少なくとも一種の有機ホウ素化合物を含む任意選択の助触媒を更に含み、この有機ホウ素化合物が、トリス(ペンタフルオロフェニル)ボロン、トリス[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]ボロン、N,N−ジメチルアニリニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート、トリフェニルカルベニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート、リチウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート、N,N−ジメチルアニリニウムテトラキス[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]ボレート、トリフェニルカルベニウムテトラキス[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]ボレート、又はそれらの組み合わせである請求項1に記載の触媒組成物。
【請求項26】
有機ホウ素化合物と、触媒組成物中の組み合わされた第一メタロセン化合物及び第二メタロセン化合物とのモル比が、0.1:1から10:1である請求項25に記載の触媒組成物。
【請求項27】
少なくとも一種のイオン化性イオン化合物を含む任意選択の助触媒を更に含み、このイオン化性イオン化合物が、トリ(n−ブチル)アンモニウムテトラキス(p−トリル)ボレート、トリ(n−ブチル)アンモニウムテトラキス(m−トリル)ボレート、トリ(n−ブチル)アンモニウムテトラキス(2,4−ジメチル)ボレート、トリ(n−ブチル)アンモニウムテトラキス(3,5−ジメチルフェニル)ボレート、トリ(n−ブチル)アンモニウムテトラキス[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]ボレート、トリ(n−ブチル)アンモニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート、N,N−ジメチルアニリニウムテトラキス(p−トリル)ボレート、N,N−ジメチルアニリニウムテトラキス(m−トリル)ボレート、N,N−ジメチルアニリニウムテトラキス(2,4−ジメチルフェニル)ボレート、N,N−ジメチルアニリニウムテトラキス(3,5−ジメチルフェニル)ボレート、N,N−ジメチルアニリニウムテトラキス[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]ボレート、N,N−ジメチルアニリニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート、トリフェニルカルベニウムテトラキス(p−トリル)ボレート、トリフェニルカルベニウムテトラキス(m−トリル)ボレート、トリフェニルカルベニウムテトラキス(2,4−ジメチルフェニル)ボレート、トリフェニルカルベニウムテトラキス(3,5−ジメチルフェニル)ボレート、トリフェニルカルベニウムテトラキス[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]ボレート、トリフェニルカルベニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート、トロピリウムテトラキス(p−トリル)ボレート、トロピリウムテトラキス(m−トリル)ボレート、トロピリウムテトラキス(2,4−ジメチルフェニル)ボレート、トロピリウムテトラキス(3,5−ジメチルフェニル)ボレート、トロピリウムテトラキス[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]ボレート、トロピリウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート、リチウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート、リチウムテトラキス(フェニル)ボレート、リチウムテトラキス(p−トリル)ボレート、リチウムテトラキス(m−トリル)ボレート、リチウムテトラキス(2,4−ジメチルフェニル)ボレート、リチウムテトラキス(3,5−ジメチルフェニル)ボレート、リチウムテトラフルオロボレート、ナトリウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート、ナトリウムテトラキス(フェニル)ボレート、ナトリウムテトラキス(p−トリル)ボレート、ナトリウムテトラキス(m−トリル)ボレート、ナトリウムテトラキス(2,4−ジメチルフェニル)ボレート、ナトリウムテトラキス(3,5−ジメチルフェニル)ボレート、ナトリウムテトラフルオロボレート、カリウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート、カリウムテトラキス(フェニル)ボレート、カリウムテトラキス(p−トリル)ボレート、カリウムテトラキス(m−トリル)ボレート、カリウムテトラキス(2,4−ジメチルフェニル)ボレート、カリウムテトラキス(3,5−ジメチルフェニル)ボレート、カリウムテトラフルオロボレート、トリ(n−ブチル)アンモニウムテトラキス(p−トリル)アルミネート、トリ(n−ブチル)アンモニウムテトラキス(m−トリル)アルミネート、トリ(n−ブチル)アンモニウムテトラキス(2,4−ジメチルフェニル)アルミネート、トリ(n−ブチル)アンモニウムテトラキス(3,5−ジメチルフェニル)アルミネート、トリ(n−ブチル)アンモニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)アルミネート、N,N−ジメチルアニリニウムテトラキス(p−トリル)アルミネート、N,N−ジメチルアニリニウムテトラキス(m−トリル)アルミネート、N,N−ジメチルアニリニウムテトラキス(2,4−ジメチルフェニル)アルミネート、N,N−ジメチルアニリニウムテトラキス(3,5−ジメチルフェニル)アルミネート、N,N−ジメチルアニリニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)アルミネート、トリフェニルカルベニウムテトラキス(p−トリル)アルミネート、トリフェニルカルベニウムテトラキス(m−トリル)アルミネート、トリフェニルカルベニウムテトラキス(2,4−ジメチルフェニル)アルミネート、トリフェニルカルベニウムテトラキス(3,5−ジメチルフェニル)アルミネート、トリフェニルカルベニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)アルミネート、トロピリウムテトラキス(p−トリル)アルミネート、トロピリウムテトラキス(m−トリル)アルミネート、トロピリウムテトラキス(2,4−ジメチルフェニル)アルミネート、トロピリウムテトラキス(3,5−ジメチルフェニル)アルミネート、トロピリウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)アルミネート、リチウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)アルミネート、リチウムテトラキス(フェニル)アルミネート、リチウムテトラキス(p−トリル)アルミネート、リチウムテトラキス(m−トリル)アルミネート、リチウムテトラキス(2,4−ジメチルフェニル)アルミネート、リチウムテトラキス(3,5−ジメチルフェニル)アルミネート、リチウムテトラフルオロアルミネート、ナトリウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)アルミネート、ナトリウムテトラキス(フェニル)アルミネート、ナトリウムテトラキス(p−トリル)アルミネート、ナトリウムテトラキス(m−トリル)アルミネート、ナトリウムテトラキス(2,4−ジメチルフェニル)アルミネート、ナトリウムテトラキス(3,5−ジメチルフェニル)アルミネート、ナトリウムテトラフルオロアルミネート、カリウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)アルミネート、カリウムテトラキス(フェニル)アルミネート、カリウムテトラキス(p−トリル)アルミネート、カリウムテトラキス(m−トリル)アルミネート、カリウムテトラキス(2,4−ジメチルフェニル)アルミネート、カリウムテトラキス(3,5−ジメチルフェニル)アルミネート、カリウムテトラフルオロアルミネート、又はそれらの任意の組み合わせである請求項1に記載の触媒組成物。
【請求項28】
第一のメタロセン化合物、第二のメタロセン化合物、少なくとも一種の化学的に処理された固体酸化物、及び少なくとも一種の有機アルミニウム化合物の接触生成物を含む物質の組成物であって、
(a)第一のメタロセン化合物が、下式:
(i) (X)(X)(X)(X)M
(式中、(X)及び(X)は、連帯してフルオレニル及びシクロペンタジエニル、フルオレニル及びインデニル、又は2つのフルオレニルであって、それらの任意の一つは、置換、非置換、部分飽和されていてもよく、若しくはそれらの任意の組み合わせでもよい)、又は
(ii) rac−(X)(X)(X)(X)M
(式中、(X)及び(X)は、連帯して2つのインデニルであって、それらの任意の一つは、置換、非置換、部分飽和されていてもよく、又はそれらの任意の組み合わせでもよい)で表されるansa−メタロセンであり、
式中、Mは、Ti、Zr又はHfであり、
式中、(X)及び(X)は、置換又は非置換の橋架け基により連結されており、その際この橋架け基が、
(i)炭素、ケイ素、ゲルマニウム又はスズである一つの原子であって、(X)及び(X)の両者に結合した原子、又は
(ii)分子鎖内の2個の隣接する炭素原子であって、その一端が(X)に結合し、かつその他端が(X)に結合する炭素原子を含み、かつ、
式中、(X)、(X)、置換シクロペンタジエニル、置換インデニル及び置換フルオレニル上の各置換基、並びに置換された橋架け基上の各置換基は、独立して、1個から20個の炭素原子を有する、ヒドロカルビル基、脂肪族基、芳香族基、環式基、脂肪族と環式基の組み合わせ、酸素基、硫黄基、窒素基、リン基、砒素基、炭素基、ケイ素基、ゲルマニウム基、スズ基、鉛基、ホウ素基、アルミニウム基、無機基、有機金属基、若しくはそれらの置換された誘導体、ハロゲン化物、又は水素であり、
(b)第二のメタロセン化合物が、下式:
(X)(X)(X)(X)M
(式中、Mは、Ti、Zr又はHfである)、
(式中、(X)及び(X)は、独立して、シクロペンタジエニル、又は置換シクロペンタジエニルである)、
(式中、(X)及び(X)は、置換又は非置換の橋架け基により連結されており、その際この橋架け基が、
(i)炭素、ケイ素、ゲルマニウム又はスズである一つの原子であって、(X)及び(X)の両者に結合した原子、又は
(ii)分子鎖内の2個の隣接する炭素原子であって、その一端が(X)に結合し、かつその他端が(X)に結合する炭素原子を含む)、
(式中、(X)又は(X)が、置換シクロペンタジエニルである場合、この置換シクロペンタジエニルは、橋架け基の外に4個までの置換基で置換されている)、
(式中、(X)、(X)、置換シクロペンタジエニル上の各置換基、及び置換された橋架け基上の各置換基は、独立して、1個から20個の炭素原子を有する、ヒドロカルビル基、脂肪族基、芳香族基、環式基、脂肪族と環式基の組み合わせ、酸素基、硫黄基、窒素基、リン基、砒素基、炭素基、ケイ素基、ゲルマニウム基、スズ基、鉛基、ホウ素基、アルミニウム基、無機基、有機金属基、若しくはそれらの置換された誘導体、ハロゲン化物、又は水素である)で表されるansa−メタロセンであり、かつ
(c)化学的に処理された固体酸化物が、電子求引性陰イオンで処理された固体酸化物を含み、かつ
(d)有機アルミニウム化合物が、下式:
Al(X(X103−n
(式中、(X)は、1個から20個の炭素原子を有するヒドロカルビル基、(X10)は、1個から20個の炭素原子を有するアルコキシド、若しくはアリールオキシド、ハロゲン化物、又は水素化物であり、nは1から3の数である(1及び3を含む))で表される組成物。
【請求項29】
第一のメタロセン化合物、第二のメタロセン化合物、少なくとも一種の化学的に処理された固体酸化物、及び少なくとも一種の有機アルミニウム化合物を接触させることを含む触媒組成物の製造法であり、
(a)第一のメタロセン化合物が、下式;
(i) (X)(X)(X)(X)M
(式中、(X)及び(X)は、連帯してフルオレニル及びシクロペンタジエニル、フルオレニル及びインデニル、又は2つのフルオレニルであって、それらの任意の一つは、置換、非置換、部分飽和されていてもよく、若しくはそれらの任意の組み合わせでもよい)、又は
(ii) rac−(X)(X)(X)(X)M
(式中、(X)及び(X)は、連帯して2つのインデニルであって、それらの任意の一つは、置換、非置換、部分飽和されていてもよく、又はそれらの任意の組み合わせでもよい)で表されるansa−メタロセンであり、
式中、Mは、Ti、Zr又はHfであり、
式中、(X)及び(X)は、置換又は非置換の橋架け基により連結されており、その際この橋架け基が、
(i)炭素、ケイ素、ゲルマニウム又はスズである一つの原子であって、(X)及び(X)の両者に結合した原子、又は
(ii)分子鎖内の2個の隣接する炭素原子であって、その一端が(X)に結合し、かつその他端が(X)に結合する炭素原子を含み、かつ、
式中、(X)、(X)、置換シクロペンタジエニル、置換インデニル及び置換フルオレニル上の各置換基、及び置換された橋架け基上の各置換基は、独立して、1個から20個の炭素原子を有する、ヒドロカルビル基、脂肪族基、芳香族基、環式基、脂肪族と環式基の組み合わせ、酸素基、硫黄基、窒素基、リン基、砒素基、炭素基、ケイ素基、ゲルマニウム基、スズ基、鉛基、ホウ素基、アルミニウム基、無機基、有機金属基、若しくはそれらの置換された誘導体、ハロゲン化物、又は水素であり、
(b)第二のメタロセン化合物が、下式:
(X)(X)(X)(X)M
(式中、Mは、Ti、Zr又はHfである)、
(式中、(X)及び(X)は、独立して、シクロペンタジエニル、又は置換シクロペンタジエニルである)、
(式中、(X)及び(X)は、置換又は非置換の橋架け基により連結されており、その際この橋架け基が、
(i)炭素、ケイ素、ゲルマニウム又はスズである一つの原子であって、(X)及び(X)の両者に結合した原子、又は
(ii)分子鎖内の2個の隣接する炭素原子であって、その一端が(X)に結合し、かつその他端が(X)に結合する炭素原子を含む)、
(式中、(X)又は(X)が、置換シクロペンタジエニルである場合、この置換シクロペンタジエニルは、橋架け基の外に4個までの置換基で置換されている)、
(式中、(X)、(X)、置換シクロペンタジエニル上の各置換基、及び置換された橋架け基上の各置換基は、独立して、1個から20個の炭素原子を有する、ヒドロカルビル基、脂肪族基、芳香族基、環式基、脂肪族と環式基の組み合わせ、酸素基、硫黄基、窒素基、リン基、砒素基、炭素基、ケイ素基、ゲルマニウム基、スズ基、鉛基、ホウ素基、アルミニウム基、無機基、有機金属基、若しくはそれらの置換された誘導体、ハロゲン化物、又は水素である)で表されるansa−メタロセンであり、かつ
(c)化学的に処理された固体酸化物が、電子求引性陰イオンで処理された固体酸化物を含み、かつ
(d)有機アルミニウム化合物が、下式:
Al(X(X103−n
(式中、(X)は、1個から20個の炭素原子を有するヒドロカルビル基、(X10)は、1個から20個の炭素原子を有するアルコキシド、若しくはアリールオキシド、ハロゲン化物、又は水素化物であり、nは1から3の数(1及び3を含む)である)で表される方法。
【請求項30】
重合条件下で、少なくとも一種のオレフィンモノマーと触媒組成物を接触させることを含むオレフィンの重合法であって、この触媒組成物が、第一のメタロセン化合物、第二のメタロセン化合物、少なくとも一種の化学的に処理された固体酸化物、及び少なくとも一種の有機アルミニウム化合物の接触生成物を含み、
(a)第一のメタロセン化合物が、下式;
(i) (X)(X)(X)(X)M
(式中、(X)及び(X)は、連帯してフルオレニル及びシクロペンタジエニル、フルオレニル及びインデニル、又は2つのフルオレニルであって、それらの任意の一つは、置換、非置換、部分飽和されていてもよく、若しくはそれらの任意の組み合わせでもよい)、又は
(ii) rac−(X)(X)(X)(X)M
(式中、(X)及び(X)は、連帯して2つのインデニルであって、それらの任意の一つは、置換、非置換、部分飽和されていてもよく、又はそれらの任意の組み合わせでもよい)で表されるansa−メタロセンであり、
式中、Mは、Ti、Zr又はHfであり、
式中、(X)及び(X)は、置換又は非置換の橋架け基により連結されており、その際この橋架け基が、
(i)炭素、ケイ素、ゲルマニウム又はスズである一つの原子であって、(X)及び(X)の両者に結合した原子、又は
(ii)分子鎖内の2個の隣接する炭素原子であって、その一端が(X)に結合し、かつその他端が(X)に結合する炭素原子を含み、かつ
式中、(X)、(X)、置換シクロペンタジエニル、置換インデニル及び置換フルオレニル上の各置換基、並びに置換された橋架け基上の各置換基は、独立して、1個から20個の炭素原子を有する、ヒドロカルビル基、脂肪族基、芳香族基、環式基、脂肪族と環式基の組み合わせ、酸素基、硫黄基、窒素基、リン基、砒素基、炭素基、ケイ素基、ゲルマニウム基、スズ基、鉛基、ホウ素基、アルミニウム基、無機基、有機金属基、若しくはそれらの置換された誘導体、ハロゲン化物、又は水素であり、
(b)第二のメタロセン化合物が、下式:
(X)(X)(X)(X)M
(式中、Mは、Ti、Zr又はHfである)、
(式中、(X)及び(X)は、独立して、シクロペンタジエニル、又は置換シクロペンタジエニルである)、
(式中、(X)及び(X)は、置換又は非置換の橋架け基により連結されており、その際この橋架け基が、
(i)炭素、ケイ素、ゲルマニウム又はスズである一つの原子であって、(X)及び(X)の両者に結合した原子、又は
(ii)分子鎖内の2個の隣接する炭素原子であって、その一端が(X)に結合し、かつその他端が(X)に結合する炭素原子を含む)、
(式中、(X)又は(X)が、置換シクロペンタジエニルである場合、この置換シクロペンタジエニルは、橋架け基の外に4個までの置換基で置換されている)、
(式中、(X)、(X)、置換シクロペンタジエニル上の各置換基、及び置換された橋架け基上の各置換基は、独立して、1個から20個の炭素原子を有する、ヒドロカルビル基、脂肪族基、芳香族基、環式基、脂肪族と環式基の組み合わせ、酸素基、硫黄基、窒素基、リン基、砒素基、炭素基、ケイ素基、ゲルマニウム基、スズ基、鉛基、ホウ素基、アルミニウム基、無機基、有機金属基、若しくはそれらの置換された誘導体、ハロゲン化物、又は水素である)で表されるansa−メタロセンであり、かつ
(c)化学的に処理された固体酸化物が、電子求引性陰イオンで処理された固体酸化物を含み、かつ
(d)有機アルミニウム化合物が、下式:
Al(X(X103−n
(式中、(X)は、1個から20個の炭素原子を有するヒドロカルビル基、(X10)は、1個から20個の炭素原子を有するアルコキシド、若しくはアリールオキシド、ハロゲン化物、又は水素化物であり、nは1から3の数(1及び3を含む)である)で表される方法。
【請求項31】
メルトインデックスが3から30g/10分、密度が0.915から0.945g/cm、流動活性化エネルギーEが35から45kJ/モル、多分散性指数(M/M)が3から15、Mが300から1,500kg/モル、M分子量が70から200kg/モル、100から1,000kg/モルのM分子量範囲において炭素原子1,000個当たりの長鎖分枝数(LCB/1,000炭素原子)が0.02から0.3であることを特徴とするエチレンポリマー。
【請求項32】
メルトインデックスが5から20g/10分、密度が0.915から0.935g/cm、流動活性化エネルギーEが37から43kJ/モル、多分散性指数(M/M)が4から12、Mが400から1,200kg/モル、M分子量が75から150kg/モル、100から1,000kg/モルのM分子量範囲において炭素原子1,000個当たりの長鎖分枝数(LCB/1,000炭素原子)が0.02から0.25である請求項31に記載のポリマー。
【請求項33】
メルトインデックスが7から15g/10分、密度が0.916から0.930g/cm、流動活性化エネルギーEが38から42kJ/モル、多分散性指数(M/M)が5から10、Mが500から1,100kg/モル、M分子量が80から130kg/モル、100から1,000kg/モルのM分子量範囲において炭素原子1,000個当たりの長鎖分枝数(LCB/1,000炭素原子)が0.02から0.18である請求項31に記載のポリマー。
【請求項34】
ポリマーが、190℃、0.03rad/秒の周波数で、20から500の回復性ずり変形パラメータ×1E3(RSP)を更に特徴とする請求項31に記載のポリマー。
【請求項35】
ポリマーが、190℃、0.03rad/秒の周波数で、80から475の回復性ずり変形パラメータ×1E3(RSP)を更に特徴とする請求項31に記載のポリマー。
【請求項36】
ポリマーが、190℃、0.03rad/秒の周波数で、175から450の回復性ずり変形パラメータ×1E3(RSP)を更に特徴とする請求項31に記載のポリマー。
【請求項37】
ポリマーが、300フィート/分の線速度で、3から8インチ/サイドのネック−インを更に特徴付とする請求項31に記載のポリマー。
【請求項38】
ポリマーが、300フィート/分の線速度で、3から6インチ/サイドのネック−インを更に特徴とする請求項31に記載のポリマー。
【請求項39】
ポリマーが、300フィート/分の線速度で、3から4.5インチ/サイドのネック−インを更に特徴とする請求項31に記載のポリマー。
【請求項40】
ポリマーが、900フィート/分の線速度で、3から8インチ/サイドのネック−インを更に特徴とする請求項31に記載のポリマー。
【請求項41】
ポリマーが、900フィート/分の線速度で、3から6インチ/サイドのネック−インを更に特徴とする請求項31に記載のポリマー。
【請求項42】
ポリマーが、900フィート/分の線速度で、3から4.5インチ/サイドのネック−インを更に特徴とする請求項31に記載のポリマー。
【請求項43】
ポリマーが、200ポンド/時間の押出速度で、500から2,000psiの押出機頭部圧力を更に特徴とする請求項31に記載のポリマー。
【請求項44】
ポリマーが、200ポンド/時間の押出速度で、600から1,500psiの押出機頭部圧力を更に特徴とする請求項31に記載のポリマー。
【請求項45】
ポリマーが、200ポンド/時間の押出速度で、700から1,300psiの押出機頭部圧力を更に特徴とする請求項31に記載のポリマー。
【請求項46】
ポリマーが、200ポンド/時間の押出速度で、40から120ampの押出機モーター負荷を更に特徴とする請求項31に記載のポリマー。
【請求項47】
ポリマーが、200ポンド/時間の押出速度で、50から100ampの押出機モーター負荷を更に特徴とする請求項31に記載のポリマー。
【請求項48】
ポリマーが、200ポンド/時間の押出速度で、60から90ampの押出機モーター負荷を更に特徴とする請求項31に記載のポリマー。
【請求項49】
ポリマーが、2.1g/ポンド/リーム以上のエルメンドルフMD引裂抵抗を更に特徴とする請求項31に記載のポリマー。
【請求項50】
ポリマーが、2.9g/ポンド/リーム以上のエルメンドルフTD引裂抵抗を更に特徴とする請求項31に記載のポリマー。
【請求項51】
ポリマーが、0.010g/ポンド/リーム以上のスペンサー衝撃強度を更に特徴とする請求項31に記載のポリマー。
【請求項52】
ポリマーが、95%以上の破裂接着強度を更に特徴とする請求項31に記載のポリマー。
【請求項53】
ポリマーが、強度1N/25mmの熱間粘着強度が110℃以下で発生する熱間粘着開始温度を更に特徴とする請求項31に記載のポリマー。
【請求項54】
ポリマーが、強度1N/25mmの熱間粘着強度が120℃以下で発生する熱間粘着開始温度を更に特徴とする請求項31に記載のポリマー。
【請求項55】
ポリマーが、3.5ポンド・フィート/インチ以上の最終シール強度を更に特徴とする請求項31に記載のポリマー。
【請求項56】
請求項31に記載のポリマーを含む物品。
【請求項57】
物品が、容器、家庭用品、フィルム、フィルム製品、ドラム、燃料タンク、パイプ、ジオメンブレン、又はライナーである請求項31に記載のポリマーを含む物品。
【請求項58】
オレフィン重合反応において請求項1又は2に定義した触媒組成物の使用。
【請求項59】
オレフィン重合反応において請求項28に定義した物質の組成物の使用。
【請求項60】
請求項30に定義した方法により製造したポリマー。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11(a)】
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【図11(b)】
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【図12(a)】
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【図12(b)】
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【図13(a)】
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【図13(b)】
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【図14】
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【公表番号】特表2007−520597(P2007−520597A)
【公表日】平成19年7月26日(2007.7.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−549378(P2006−549378)
【出願日】平成17年1月6日(2005.1.6)
【国際出願番号】PCT/US2005/000278
【国際公開番号】WO2005/068519
【国際公開日】平成17年7月28日(2005.7.28)
【出願人】(502303175)シェブロン フィリップス ケミカル カンパニー エルピー (42)
【Fターム(参考)】