説明

誘導照明システム

【課題】在館者が、最適な避難経路や退館経路を直観的に判断することができ、かつ、既存の建物であっても、その構造に関わらず低コストで配備することのできる誘導照明システムを提供すること。
【解決手段】建物内に複数設置された検出器と、前記建物内を照明する複数の照明装置と、前記検出器からの検出信号を受け取って退去原点の位置を特定する特定部と、前記特定部からの特定結果を受け取って前記建物内から外部への誘導経路を決定する決定部と、前記決定部によって決定された誘導経路に従って、誘導すべき方向に向かって次第に明るくなるように前記照明装置を制御する制御部とを有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、誘導照明システムに関し、さらに詳しくは、建物内に設置された照明を用いて人々を適切な方向へ誘導する誘導照明システムに関する。
【背景技術】
【0002】
宿泊施設や商業施設等の建物において、火災発生時に建物内の人々を安全かつ速やかに建物外部に誘導することは非常に重要である。従来、火災発生時には非常ベルが鳴り、続いて館内放送によって状況が伝達されている。館内の人々は、その館内放送を聞き、避難口を示す誘導灯や係員の誘導に従って避難口へと避難する。
【0003】
緊急避難時には、初期避難が早いほど被害を少なくでき、高い安全性を確保できると考えられる。しかし、火災が発生してから館内放送によって状況が伝達されるまでには、ある程度時間が掛かってしまう。また、各箇所について知らせる音声放送が館内全体に流れる場合もあり、その場合、自分にとって適切な経路の理解が難しいという問題がある。例えば、多数階の建物では、各階の状況が全ての階に音声案内された場合、自分のいる階の情報がどれなのかをとっさに判断するのが困難な場合もある。そうかといって、各階ごとに、あるいはエリアごとに放送を切り替えて、その階またはそのエリアの情報のみを流すのでは、時間的な誤差が生じ、ある一つの場所においては放送が流れない時間が長くなり、館内の人々にとって非常に不安な時間が長くなってしまう。さらに、音声案内では、混乱の中で音声が聞き取りづらい場合もあるし、館内構造をよく知らない人には、音声案内だけで適切な方向へ避難するのが困難な場合もある。
【0004】
このような問題に対し、床面に避難誘導用の照明装置を設置し、避難すべき方向に向かって順次点滅させることで、避難方向を表示するシステムが提案されている。例えば、特許文献1には、N進カウンタおよび光源を内蔵し、そのN進カウンタのカウント数が予め設定されたカウント数と一致したときに光源を点灯させる灯具を、避難経路に沿って配列し、廊下の交差部または分岐部を中心点としてアップカウントまたはダウンカウントで灯具を順次点灯させることで、避難方向を表示することが記載されている。
【0005】
また、特許文献2には、可視超高輝度LEDを左右両側に配列した誘導機器(照明器具)を建物の壁面および床面に設置し、その誘導機器からの照射を左右選択的に行うことで、避難する人に対して常に避難口方向から照射して、避難誘導を行うことが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開平5−120575号公報
【特許文献2】特開2006−99710号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
このように、床面や壁面に避難誘導用の照明を配置して避難口へ誘導するように点灯させることで、在館者は、誘導灯と音声放送のみによる誘導よりも早く、適切な避難方向を判断することができる。しかしながら、上記従来技術では、通常の照明とは別に、避難誘導用の照明を全館に設置する必要があるため、費用が増加する。また、既にある建造物に新たに避難誘導用の照明を設置するには大規模な改修工事が必要となり多大な時間と費用を要する。さらに、床等の構造によっては、そのような照明の設置が困難な場合もある。
【0008】
一方、映画館や公共施設のように複数のイベント会場を持つ建物においては、イベント等が終了した会場から退場する人々は、館内の案内表示を見て出口へと向かう。ここで、その案内が判りづらかったり、案内を見落としてしまった場合には、退場者が、他のイベント会場や立ち入り禁止区域等に迷い込んでしまうこともあるし、出口をすぐに見つけられず迷ってしまうこともある。しかしながら、このような場合に在館者を適切に誘導するシステムは、提案されていない。
【0009】
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、在館者が、最適な避難経路や退館経路等の進むべき経路を直観的に判断することができ、かつ、既存の建物であっても、その構造に関わらず低コストで配備することのできる誘導照明システムを提供することを主たる課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記課題を解決するための本発明は、建物内に複数設置された検出器と、前記建物内を照明する複数の照明装置と、前記検出器からの検出信号を受け取って退去原点の位置を特定する特定部と、前記特定部からの特定結果を受け取って前記建物内から外部への誘導経路を決定する決定部と、前記決定部によって決定された誘導経路に従って、誘導すべき方向に向かって次第に明るくなるように前記照明装置を制御する制御部とを有することを特徴とする。
【0011】
また、前記検出器は火災検出器であり、前記特定部は、前記火災検出器からの検出信号を受け取って前記退去原点として火災の発生場所を特定し、前記決定部は、前記特定部からの特定結果を受け取って前記建物内から外部への避難誘導経路を決定することとしてもよい。
【0012】
また、前記制御部は、退去原点ならびに退去の使用に不適切な通路および昇降手段の照明を消し、前記退去原点ならびに前記退去の使用に不適切な通路および昇降手段から外部への出口に向かう方向に徐々に明るくなるように、複数の前記照明装置の照度を制御することとしてもよい。
【0013】
また、前記制御部は、退去原点ならびに退去の使用に不適切な通路および昇降手段の照明を消し、前記退去原点ならびに前記退去の使用に不適切な通路および昇降手段から外部への出口に向かう方向に進むに従って点灯する前記照明装置の数を徐々に多くするように、複数の前記照明装置の点灯および消灯を制御することとしてもよい。
【発明の効果】
【0014】
本発明の誘導照明システムによれば、在館者が、最適な避難経路や退館経路を直観的に判断することができ、かつ、既存の建物であっても、その構造に関わらず低コストで配備することができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】本発明の第1実施形態の概略構成を示すブロック図である。
【図2】図1の誘導照明システムの制御装置における処理を示すフロー図である。
【図3】図1の誘導照明システムを用いた建物の一例を示す平面図である。
【図4】(A)および(B)は、図3のフロアにおける照明制御の具体例を説明する模式図である。
【図5】本発明の第2実施形態の概略構成を示すブロック図である。
【図6】図5の誘導照明システムを用いた建物の一例を示す平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下に、本発明の誘導照明システムについて、添付の図面を用いて詳細に説明する。
【0017】
図1は、本発明の誘導照明システムの第1実施形態の概略構成を示すブロック図である。図1に示す誘導照明システム10は、宿泊施設や商業施設等の建物内において火災が発生したときに、通常の照明用の照明装置を用いて、建物内にいる人々を避難口へと誘導するシステムである。誘導照明システム10は、建物内の各所に設置された複数の火災報知器(火災検出器)12と、制御装置14と、建物内の全域に設置された複数の照明装置16とを有する。
【0018】
火災報知器12は、従来用いられている押しボタン式のものや熱感知器および煙感知器等の機能を1つまたは複数備えている。複数の火災報知器12は、それぞれ制御装置14に接続されており、火災を検出すると、非常ベルを鳴らして周囲に警告を発するとともに、火災検出信号を制御装置14に送る。火災報知器12は、消防機関へ直接通報する機能を有していてもよい。
【0019】
制御装置14は、火元特定部18と、誘導経路決定部20と、館内経路DB(データベース)22と、照明制御部24とを有している。火元特定部18は、火災報知器12からの火災検出信号を受け取ると、その火災報知器12の識別子に基づいて、退去原点となる火元(火災発生場所)を特定し、その火元特定情報を誘導経路決定部20へ送る。
【0020】
館内経路DB22には、館内における火災発生場所に応じた避難経路のデータが予め蓄積されている。誘導経路決定部20は、火元特定部18から受け取った火元特定情報に基づいて館内経路DB22を検索し、その火元特定情報に対応する避難経路のデータを読み出して、誘導経路として決定し、その誘導経路の情報を照明制御部24へ送る。照明制御部24は、誘導経路決定部20によって決定された誘導経路に従って、誘導すべき方向に向かって次第に明るくなるように、館内各所の照明装置16を制御する。
【0021】
なお、館内経路DB22には、館内の通路や階段、避難口などの定常的な経路データを保存しておき、誘導経路決定部20が、火元特定部18からの火元特定情報と館内経路DB22の経路データとから避難経路を計算して、誘導経路を決定するようにしてもよい。
【0022】
照明装置16には、白熱灯や蛍光灯などの、通常の照明装置を用いることができる。
【0023】
図2は、制御装置14における処理を示すフロー図である。図2に示すように、通常時は、制御装置14の誘導経路決定部20が、館内の各所を火元と想定した避難経路をそれぞれ設定し、そのデータを館内経路DB22に蓄積するとともに(ステップS1)、照明制御部24が、館内の照明を通常の照明状態に制御する(ステップS4)。
【0024】
一方、火災時には、制御装置14が火災報知器12による発報信号(火災検出信号)を受け取ると(ステップS2)、誘導経路決定部20が火災発生場所に応じた避難経路を計算または選定し(ステップS3)、決定した誘導経路に従って館内の照明を制御する(ステップS4)。
【0025】
ここで、照明制御部24による照明装置16の制御方法について具体的に説明する。図3は、誘導照明システム10を用いた建物の一例を示す平面図である。同図に示すフロア30は、複数階の建物における1つの階(N階)のフロアであり、フロア30の長手方向両側に続いた居室32,38と、フロア30の中央部分に設けられた居室34,36と、図中、左端、中央および右端に設けられた階段40,42,44と、居室の間の通路46,48と、通路46,48の天井に所定の間隔で配列された照明装置16を構成する照明装置50(50a,50b,50c・・・)および52(52a,52b,52c・・・)とを有している。照明装置は、実際には居室内や階段部分にも配置されているが、ここでは説明を明確にするために、通路46および48に設けられた照明50および52についてのみ説明する。
【0026】
なお、居室の照明装置は、例えば、通常時は全て点灯させ火災発生時は全て消灯すればよく、また、階段部分の照明装置は、通常時は全て点灯させ火災発生時は使用しては危険な階段部分(例えば、階段42)は消灯し、使用しても安全な階段部分(例えば、階段40、44)を点灯すればよい。
【0027】
通常時は、誘導照明システム10の照明制御部24は、照明装置50,52を全て点灯させ、フロア30の全通路を照明する。一方、火災発生時には、例えば火元54が居室34であったときは、居室34の周囲と居室34に近い階段42の領域が暗くなり、火元54から安全な避難口となる両端の階段40および44に向かうに従って明るくなるように、照明装置50,52を制御する。
【0028】
図4(A)および(B)は、図3のフロア30における火災時の照明制御の具体例を説明する模式図である。なお、図4には、フロア30のうち、階段40,42,44、照明装置50(50a,50b,50c・・・)および52(52a,52b,52c・・・)、ならびに火元54のみが示されている。
【0029】
照明制御部24は、照明装置50,52が、白熱灯などのように調光機等を用いて照度を変化させられるものである場合には、図4(A)に示すように、火元54およびその直近の階段42の領域の照明装置50,52を消灯させ、火元54および階段42から左側の階段40に向かうに従って、照明装置50,52の照度を徐々に明るくするように照度を制御する。右側についても同様に、火元54および階段42から階段44に向かうに従って、照明装置50,52の照度を徐々に明るくするように照度を制御する。
【0030】
また、照明制御部24は、図4(B)に示すように、火元54およびその直近の階段42の領域の照明装置50,52を消灯させ、火元54および階段42から階段40または階段44に向かうに従って、照明装置50,52の点灯させる数を、3個おき、2個おき、1個おきというように、徐々に増やし、階段40および階段44付近は全部点灯させるように点灯している照明装置の数を制御することで、火元54および階段42から、安全な階段40または階段44の方向に向かって徐々に明るくしてもよい。図4(B)の形態は、照明装置50,52が、蛍光灯のように照度を変化させるのが困難な照明装置である場合にも採用することができる。
【0031】
このように、火元付近および使用が好ましくない昇降手段や通路の領域の照明を暗くし、安全に避難できる方向に向かって照明を明るくすることで、館内の人々は、危険な領域と安全な領域を直感的に判断することができ、より安全な方向へ速やかに避難することができる。すなわち、誘導照明システム10は、上記のように照明装置を制御することで、人々を安全に避難誘導することができる。
【0032】
次に、本発明の第2実施形態について説明する。図5は、本発明の誘導照明システムの第2実施形態の概略構成を示すブロック図である。同図に示す誘導照明システム60は、イベント会場(例えば、映画館や公共施設)等の、1つのフロアに複数の会場をもつ建物内において、一つの会場でのイベントが終わったときに、通常の照明用の照明装置を用いて、その会場から退場する人々を建物またはそのフロアからの出口へと誘導するシステムである。誘導照明システム60は、各会場のドアに取り付けられたドア開放検出器62と、制御装置64と、建物内の全域に設置された複数の照明装置66とを有する。
【0033】
制御装置64は、ドア特定部68と、誘導経路決定部70と、館内経路DB72と、照明制御部74とを有している。ドア特定部68は、ドア開放検出器62からの信号を受け取ると、そのドア開放検出器62の識別子に基づいて、開放されたドアを特定し、そのドア情報を誘導経路決定部70へ送る。
【0034】
館内経路DB72には、館内の各会場から出口までの経路が予め蓄積されている。誘導経路決定部70は、ドア特定部68から受け取ったドア特定情報に基づいて館内経路DB72を検索し、ドアが開放された会場からフロア出口までの経路のデータを読み出して、誘導経路として決定し、その誘導経路の情報を照明制御部74へ送る。照明制御部74は、誘導経路決定部70によって決定された誘導経路に従って、誘導すべき方向に向かって次第に明るくなるように、館内各所の照明装置66を制御する。
【0035】
なお、館内経路DB72には館内の通路や階段、出口などの定常的な経路データを保存しておき、誘導経路決定部70が、ドア特定部68からのドア特定情報と館内経路DB72の経路データとから誘導経路を計算して決定するようにしてもよいのは、上述の第1実施形態と同様である。
【0036】
照明装置66には、白熱灯や蛍光灯などの、通常の照明装置を用いることができる。
【0037】
図6は、誘導照明システム60を用いた建物の一例を示す平面図である。同図に示すフロア80は、6つのイベント会場82,84,86,88,90,92と、各会場のドア付近に設けられたドア開放検出器62(62a〜62f)と、イベント会場82〜92の中央に設けられた通路94と、フロア80の出口96と、通路94の天井に所定の間隔で配列された照明装置66とを有している。
なお、図6では、説明を明確にするために、イベント会場内の照明および出口96付近のロビーの照明等は省略している。
【0038】
各イベント会場82〜92でのイベントが進行中またはイベントが無く、会場のドアが全て閉鎖されているときは、誘導照明システム60の照明制御部74は、照明装置66を全て点灯または消灯させる。いずれかのイベント会場でのイベントが終わり、ドアが開放されると、照明制御部74は、そのイベント会場からフロア80の出口96までの通路74が、出口に向かって徐々に明るくなるように、照明装置66を制御する。
【0039】
例えば、図6に示すように、会場84でのイベントが終わり、会場84のドアが開放されると、ドア開放検出器62bによってそれが検出される。次に、制御装置64のドア特定部68によって、ドアが開放されたのが会場84のドアであること、すなわち退去原点が会場84であることが特定され、続いて、誘導経路決定部70によって、イベント会場84から出口96までの誘導経路が決定される。照明制御部74は、決定された誘導経路の情報に従って、照明装置66のうち、会場84から出口96と反対方向の照明を消灯し、会場84から出口96に向かうに従って徐々に照明を明るくする。照明装置66の制御には、上記第1実施形態と同様の方法を用いることができる。
【0040】
このように、1つのイベント会場から観客が退場するときに、その会場から出口と反対の領域や立ち入り禁止の領域の照明を暗くし、出口に向かって照明を明るくすることで、退場者は、直感的に出口方向を判断することができ、館内で迷うことなく速やかに出口へと進むことができる。すなわち、誘導照明システム60は、上記のように照明を制御することで、人々を別の会場や立ち入り禁止区域に立ち入らせることなく、速やかに出口へと誘導することができる。
【0041】
以上、本発明の誘導照明システムについて詳細に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されず、本発明の主旨を逸脱しない範囲において、種々の改良や変更をしてもよい。例えば、上記では、イベント会場から退場する人々を出口まで誘導する例について説明を行ったが、本発明の誘導照明システムは、イベントの進行にしたがって、所定の経路で人々を誘導する形態等に適用することもできる。
【符号の説明】
【0042】
10、60・・・誘導照明システム
12・・・火災報知器
14、64・・・制御装置
16、50、52、66・・・照明装置
18・・・火元特定部
20、70・・・誘導経路決定部
22、72・・・館内経路DB
24、74・・・照明制御部
30、80・・・フロア
32、34、36、38・・・居室
40、42、44・・・階段
46、48、94・・・通路
54・・・火元
62・・・ドア開放検出器
68・・・ドア特定部
82、84、86、88、90、92・・・会場
96・・・出口

【特許請求の範囲】
【請求項1】
建物内に複数設置された検出器と、
前記建物内を照明する複数の照明装置と、
前記検出器からの検出信号を受け取って退去原点の位置を特定する特定部と、
前記特定部からの特定結果を受け取って前記建物内から外部への誘導経路を決定する決定部と、
前記決定部によって決定された誘導経路に従って、誘導すべき方向に向かって次第に明るくなるように前記照明装置を制御する制御部とを有することを特徴とする誘導照明システム。
【請求項2】
前記検出器は火災検出器であり、
前記特定部は、前記火災検出器からの検出信号を受け取って前記退去原点として火災の発生場所を特定し、
前記決定部は、前記特定部からの特定結果を受け取って前記建物内から外部への避難誘導経路を決定することを特徴とする請求項1に記載の誘導照明システム。
【請求項3】
前記制御部は、退去原点ならびに退去の使用に不適切な通路および昇降手段の照明を消し、前記退去原点ならびに前記退去の使用に不適切な通路および昇降手段から外部への出口に向かう方向に徐々に明るくなるように、複数の前記照明装置の照度を制御することを特徴とする請求項1または2に記載の誘導照明システム。
【請求項4】
前記制御部は、退去原点ならびに退去の使用に不適切な通路および昇降手段の照明を消し、前記退去原点ならびに前記退去の使用に不適切な通路および昇降手段から外部への出口に向かう方向に進むに従って点灯する前記照明装置の数を徐々に多くするように、複数の前記照明装置の点灯および消灯を制御することを特徴とする請求項1に記載の誘導照明システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2011−203973(P2011−203973A)
【公開日】平成23年10月13日(2011.10.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−70188(P2010−70188)
【出願日】平成22年3月25日(2010.3.25)
【出願人】(000173784)公益財団法人鉄道総合技術研究所 (1,666)
【Fターム(参考)】