説明

誘電体シート、キャパシタおよび部品搭載基板

【課題】誘電率が比較的高く、それゆえ、薄くかつ可撓性を有するキャパシタを構成するために有利に用いることができる誘電体シートを提供する。
【解決手段】セラミック粒子16が、樹脂のような可撓性のある基材15中に分散している、誘電体シート12において、セラミック粒子16の粒径をRとし、誘電体シート12の厚みをTとしたとき、R/T≧1となるようにし、セラミック粒子の形状が略球形であるとき、より好ましくは、R/T≧2/√3となるようにする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、誘電体シート、キャパシタおよび部品搭載基板に関するもので、特に、セラミック粒子が可撓性のある基材中に分散した構造を有する、誘電体シート、ならびにそれを用いて構成されるキャパシタおよび部品搭載基板に関するものである。
【背景技術】
【0002】
この発明にとって興味ある製品として、たとえば、実施をもって構成されるプリント配線基板上にIC等の電子部品を搭載した部品搭載基板がある。このような部品搭載基板において、ICのスイッチング時に、電源‐グラウンド間にパルス状の大きな電流が流れ、このパルス電流が原因となり、大きなノイズが発生することがある。このようなノイズは、信号ラインに入ると不都合な問題を招くので、これが信号ラインに入ることは避けなければならない。
【0003】
電源‐グラウンド間のノイズを抑えるためには、電源‐グラウンド間にキャパシタを形成する方法があるが、このような方法を採用する場合、特に、キャパシタのインピーダンスが小さくなるようにすることが重要である。インピーダンスを小さくするには、キャパシタの静電容量を大きくするだけでなく、インダクタンス成分を小さくしなければならない。これには、電源層とグラウンド層との距離を小さくすることが有効であり、そのため、電源層とグラウンド層との間に、できる限り薄いキャパシタを挟む込む技術が注目されている。このようなキャパシタは、エンベデッドキャパシタと呼ばれている。
【0004】
上述のエンベデッドキャパシタは、樹脂製のプリント配線基板に内蔵されるため、キャパシタに用いられる誘電体シートは、薄くてかつ可撓性を有するものでなければならない。可撓性を有する誘電体材料としては、樹脂がある。しかしながら、樹脂は、一般的に、誘電率が10未満と非常に低く、そのため、静電容量が小さくなる。そこで、誘電率を向上させるため、樹脂の中に高誘電率のセラミック粒子を分散させた誘電体シートが提案されている。この誘電体シートを数ミクロンないし数十ミクロンにまで薄層化し、その両主面上に導電性金属膜を形成することにより、可撓性を有し、ある程度以上の静電容量を有するキャパシタが得られる。
【0005】
図5には、上述したような誘電体シートを用いて構成されたキャパシタが断面図で示されている。図5に示すように、キャパシタ1は、誘電体シート2と、誘電体シート2の両主面上に形成される導電性金属膜からなる電極3および4とを備えている。誘電体シート2は、樹脂5中にセラミック粒子6が分散した構造を有している。
【0006】
図6は、図5の線A‐Aに沿ってスリット状に切り出して樹脂部分5aとセラミック部分6aとの分布状態を示した図である。図6に示すように、電極3および4間においては、誘電体シート2の厚み方向に延びる線A‐Aに沿って、樹脂部分5aとセラミック部分6aとが交互に直列に並んでいる。そのため、キャパシタ1としての全体容量を計算すると、
1/全体容量=1/セラミックの容量+1/樹脂の容量+…
となり、誘電率の低い樹脂の影響が非常に大きく、全体として、大きい静電容量が得られない。すなわち、誘電体シート2において高い誘電率を得ることができない。
【0007】
上記の問題を解決し得る技術として、たとえば特開2008‐13694号公報(特許文献1)に記載されたものがある。特許文献1では、たとえば、樹脂中にBaTiO系セラミック粒子を分散させた、誘電体シートが開示されていて、その特徴とするところは、樹脂中のセラミック粒子のネッキング率を高めることにより、誘電体シートの厚み方向に関して、セラミック粒子間に樹脂が直列に介在することを防ぎ、結果として、高い誘電率を得ようとすることにある。
【0008】
特許文献1では、セラミック粒子のネッキング率を高めるため、粉体加圧→熱処理→均一分散処理、という工程を用いている。しかし、ネッキング率を確実に高めるためには、各工程における条件設定を所定の範囲に制御しなければならないが、そのような制御は非常に難しい。結果として、有効なネッキング率、すなわち高誘電率を安定して得ることが困難であり、量産性に劣るという欠点を有している。
【特許文献1】特開2008−13694号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
そこで、この発明の目的は、高誘電率を確実に得ることができる、誘電体シートを提供しようとすることである。
【0010】
この発明の他の目的は、上述した誘電体シートを用いて構成されるキャパシタおよび部品搭載基板を提供しようとすることである。
【課題を解決するための手段】
【0011】
この発明は、セラミック粒子が、可撓性のある基材中に分散している、誘電体シートにまず向けられるものであって、上述した技術的課題を解決するため、セラミック粒子の粒径をRとし、当該誘電体シートの厚みをTとしたとき、R/T≧1であることを特徴としている。
【0012】
なお、上記セラミック粒子の粒径Rは、粒度分布D70の値によって規定されることが好ましい。
【0013】
また、セラミック粒子の粒径Rは、セラミック粒子が略球形であるときには、球形換算した場合の径であると定義されるが、セラミック粒子がアスペクト比0.5以下の板状粒子であるときには、最も短い長さ、すなわち厚みであると定義され、セラミック粒子がアスペクト比2以上の柱状粒子であるときには、最も短い長さ、すなわち柱の断面の径であると定義される。後者のように、セラミック粒子がアスペクト比2以上の柱状粒子であるとき、最も短い長さがセラミック粒子の粒径Rとされるのは、後述するような配向を前提としない場合である。
【0014】
この発明に係る誘電体シートにおいて、セラミック粒子が略球形であるとき、R/T≧2/√3であることが好ましい。
【0015】
また、この発明に係る誘電体シートにおいて、セラミック粒子は誘電率が200以上であることが好ましい。この場合、特に、基材は樹脂からなり、セラミック粒子の主成分はBaTiO系であることが好ましい。
【0016】
この発明に係る誘電体シートにおいて、セラミック粒子が、アスペクト比2以上の柱状粒子であり、その長辺方向が当該誘電体シートの厚み方向と略平行になるように配向される場合、セラミック粒子の長辺方向の長さをLとし、当該誘電体シートの厚みをTとしたとき、L/T≧1であることが好ましい。この場合、セラミック粒子の長辺方向の長さLは、好ましくは、長辺方向の長さのD70値である。
【0017】
この発明は、また、上述した誘電体シートを用いて構成されるキャパシタにも向けられる。この発明に係るキャパシタは、この発明に係る誘電体シートと、この誘電体シートの両主面上に形成される導電性金属膜からなる電極とを備えることを特徴としている。
【0018】
この発明は、さらに、上記キャパシタを用いて構成される部品搭載基板にも向けられる。この発明に係る部品搭載基板は、樹脂をもって構成され、かつこの発明に係るキャパシタが埋め込まれた配線基板と、この配線基板上に搭載された電子部品とを備えることを特徴としている。
【発明の効果】
【0019】
この発明に係る誘電体シートによれば、その両主面間を結ぶ厚み方向に見たとき、1個のセラミック粒子しか存在しない部分、すなわち樹脂が介在しない部分を増やすことができるため、誘電体シートとしての誘電率を高くすることができる。
【0020】
したがって、上記誘電体シートを用いてキャパシタを構成すれば、大きな静電容量を与えるキャパシタを得ることができる。
【0021】
また、上記キャパシタを用いて部品搭載基板を構成すれば、配線基板の可撓性を阻害せず、また、インダクタンス成分を小さくすることができるため、特に高周波のインピーダンスを下げることができ、高周波ノイズのキャンセルに有効に作用させることができる。
【0022】
この発明に係る誘電体シートにおいて、セラミック粒子が略球形であるとき、R/T≧2/√3に選ばれると、誘電体シートの主面に対するセラミック粒子の接触状態が、点接触状態よりも面接触状態となる部分が増えてくる。よって、誘電体シートの誘電率がより高くなり、これを用いて構成されたキャパシタの静電容量がより大きくなる。なお、R/T=2/√3であるということは、誘電体シートの主面に対するセラミック粒子の接触面の断面積が、セラミック粒子中の最大断面積の1/4であるということである。
【0023】
この発明に係る誘電体シートにおいて、セラミック粒子として、誘電率が200以上のもの、たとえばBaTiO系セラミックを主成分とするものを用いると、誘電率をより高くすることができ、これを用いて構成したキャパシタの静電容量を大きくすることができる。
【0024】
この発明に係る誘電体シートにおいて、セラミック粒子として、アスペクト比が2以上の柱状粒子が用いられると、体積の小さい粒子であっても、これらを配向させることにより、誘電体シートの両主面に露出させることができる。また、セラミック粒子を容易に分散させることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0025】
図1は、この発明の第1の実施形態による誘電体シートを用いて構成したキャパシタを拡大して示す断面図である。
【0026】
図1を参照して、キャパシタ11は、誘電体シート12と、誘電体シート12の両主面上に形成される導電性金属膜からなる電極13および14とを備えている。
【0027】
誘電体シート12は、可撓性のある基材15中にセラミック粒子16が分散した構造を有している。ここで、セラミック粒子16の粒径をRとし、誘電体シート12の厚みをTとしたとき、R/T≧1となるようにされる。
【0028】
なお、セラミック粒子16の粒径Rは、セラミック粒子16が、図1に示すように、略球形であるときには、球形換算した場合の径であると定義されるが、セラミック粒子16がアスペクト比0.5以下の板状粒子であるときには、最も短い長さ、すなわち厚みであると定義され、セラミック粒子16がアスペクト比2以上の柱状粒子であるときには、最も短い長さ、すなわち柱の断面の径であると定義される。後者のように、セラミック粒子16がアスペクト比2以上の柱状粒子であるとき、最も短い長さがセラミック粒子の粒径Rとされるのは、後述する第3の実施形態のような配向を前提としない場合である。
【0029】
上述した可撓性のある基材15としては、好ましくは、樹脂が用いられる。樹脂の種類は特に問わないが、たとえば、エポキシ系樹脂、シリコーン系樹脂またはポリイミドなどを用いることができる。また、可撓性のある基材15として、封止可能であれば、ガスを用いることもできる。
【0030】
セラミック粒子16を構成するセラミックとしては、特に限定されるものではないが、誘電率が200以上といった高誘電率のものを用いることが好ましい。たとえば、セラミック粒子16として、BaTiOからなるものが好適に用いられる。なお、BaTiOにおいて、Baの一部がCaおよびSrの少なくとも一方で置換されたもの、あるいはTiの一部がZrで置換されたものであってもよい。
【0031】
電極13および14を構成する導電性金属としては、特に限定されるものではないが、キャパシタ11が高周波用途に向けられる場合、Cuを用いることが好ましい。また、コストを重視する場合には、Niなどを用いてもよい。電極13および14を構成する導電性金属膜は、たとえば、めっき、スパッタリングまたは蒸着によって形成され、必要に応じて、その上に電解めっきが施される。
【0032】
次に、キャパシタ11の製造方法の一例について説明する。
【0033】
まず、セラミック粒子11のためのセラミック粉末が用意される。このセラミック粉末は、分級して粒径を揃えておく方が好ましい。
【0034】
次に、アルミニウム箔などからなるベース上に、スプレーコート法などを用いて、薄い樹脂層が形成される。
【0035】
次に、前述のセラミック粉末が上記樹脂層に振りかけられ、次いで、その上から、アルミニウム箔などからなる第2のベースでプレスする。これらによって、セラミック粒子が樹脂中にめり込んだ状態となる。この状態で、加熱または紫外線照射などの手段によって、樹脂を硬化させる。
【0036】
次に、両面に配置されたベースが、酸などによって除去される。これによって、誘電体シート12が取り出される。
【0037】
次に、誘電体シート12の両主面が研磨される。このとき、セラミックに比べて樹脂の方が削れやすいため、セラミック粒子16が露出する。セラミック粒子16の露出面積を高めたい場合には、さらに研磨を進めるようにすればよい。
【0038】
次に、誘電体シート12の両主面上に電極13および14を形成すれば、キャパシタ11が得られる。
【0039】
なお、上述した製造方法に代えて、予め樹脂とセラミック粉末とを混合しておき、これをシート状に成形する方法が採用されてもよい。この場合、用いる樹脂としては、低粘度のものであることが好ましい。
【0040】
図2は、この発明の第2の実施形態による誘電体シートを用いて構成したキャパシタを拡大して示す断面図である。図2において、図1に示す要素に相当する要素には同様の参照符号を付し、重複する説明は省略する。
【0041】
図2に示したキャパシタ11aは、そこに備える誘電体シート12aにおいて、セラミック粒子16が略球形であって、R/T≧2/√3の関係が成り立つことを特徴としている。この第2の実施形態によれば、誘電体シート12aの主面に対するセラミック粒子16の接触状態が、点接触状態よりも面接触状態となる部分が多くなり、その結果、誘電体シート12aの誘電率が高められ、キャパシタ11aの静電容量を大きくすることができる。
【0042】
図3は、この発明の第3の実施形態による誘電体シートを用いて構成したキャパシタを拡大して示す断面図である。図3において、図1に示す要素に相当する要素には同様の参照符号を付し、重複する説明は省略する。
【0043】
図3に示したキャパシタ11bは、そこに備える誘電体シート12bにおいて、セラミック粒子16bが、2以上のアスペクト比を有する柱状粒子であることを特徴としている。柱状のセラミック粒子16bは、その長辺方向が誘電体シート12の厚み方向と略平行になるように配向される。この場合、セラミック粒子16bの長辺方向の長さをLとし、当該誘電体シート12bの厚みをTとしたとき、L/T≧1となるようにされる。
【0044】
柱状のセラミック粒子16bとしては、誘電体からなるものであれば特に限定されないが、たとえばTiOからなるものが用いられる。また、誘電体シート12bの製造において、柱状のセラミック粒子16bを配向させるにあたっては、セラミック粒子16bが誘電性を示すものであれば、数kV/mm程度の電界を印加すればよい。この場合、セラミック粒子16bは強誘電体でなくてもよい。なぜなら、電界を印加して配向させている間に樹脂を硬化すればよいからである。
【0045】
図4は、この発明に係るキャパシタを用いて構成された部品搭載基板21に備える配線基板22の一部を示す断面図である。図4では、配線基板22上に搭載されるIC等の電子部品の図示が省略されている。
【0046】
配線基板22は、樹脂からなる樹脂層23を備え、樹脂層23内にキャパシタ24が埋め込まれた状態となっている。キャパシタ24は、上述した図1ないし図3に示したいずれかの構造を有するもので、その両主面上に形成される電極の図示が省略されているが、一方の電極は電源層25と接触し、他方の電極はグラウンド層26と接触している。また、図4には、配線基板22の外表面に形成されるいくつかの導電ランド27〜29が図示されている。
【0047】
部品搭載基板21によれば、配線基板22内に埋め込まれるキャパシタ24のインダクタンス成分を小さくすることができるため、特に高周波のインピーダンスを小さくすることができ、高周波ノイズのキャンセルにとって有効となる。
【0048】
次に、この発明に基づいて実施した実験例について説明する。この実験例では、セラミック粒子として、誘電率3000のBaTiOを設定し、他方、可撓性のある基材として、誘電率が4のエポキシ樹脂を設定した。そして、これらセラミック粒子および可撓性基材を用いながら、誘電体シートの設計を厚みが5μmで平面寸法が10μm×10μmとなるようにした。
【0049】
上述した誘電体シートにおいて、セラミック粒子の粒径Rを、試料1では4μmとし、試料2では5.01μmとし、試料3では6μmとした。すなわち、試料1は、この発明の範囲外の比較例であり、試料2は、R/T≧1の条件を満たすものであり、試料3はR/T≧2/√3の条件を満たすものである。
【0050】
これら試料1〜3について、静電容量を静解析にて求めたところ、試料1では、9.15×10−4pFとなり、試料2では、1.05×10−2pFとなり、試料3では、9.02×10−2pFとなった。すなわち、試料1の静電容量を基準とすると、試料2の静電容量はその11.5倍、試料3の静電容量はその98.6倍となった。このことから、R/Tを1前後において制御することにより、キャパシタにおいて、非常に大きな静電容量が得られることがわかる。
【図面の簡単な説明】
【0051】
【図1】この発明の第1の実施形態による誘電体シートを用いて構成したキャパシタを拡大して示す断面図である。
【図2】この発明の第2の実施形態による誘電体シートを用いて構成したキャパシタを拡大して示す断面図である。
【図3】この発明の第3の実施形態による誘電体シートを用いて構成したキャパシタを拡大して示す断面図である。
【図4】この発明に係るキャパシタを用いて構成した部品搭載基板21に備える配線基板22の一部を示す断面図である。
【図5】この発明にとって興味ある背景技術を説明するためのもので、誘電体シートを用いて構成されたキャパシタを示す断面図である。
【図6】図5の線A‐Aに沿ってスリット状に切り出して樹脂部分5aとセラミック部分6aとの分布状態を示した図である。
【符号の説明】
【0052】
11,11a,11b,24 キャパシタ
12,12a,12b 誘電体シート
13,14 電極
15 基材
16,16b セラミック粒子
21 部品搭載基板
22 配線基板
23 樹脂層

【特許請求の範囲】
【請求項1】
セラミック粒子が、可撓性のある基材中に分散している、誘電体シートであって、前記セラミック粒子の粒径をRとし、当該誘電体シートの厚みをTとしたとき、R/T≧1である、誘電体シート。
【請求項2】
前記セラミック粒子は略球形であって、R/T≧2/√3である、請求項1に記載の誘電体シート。
【請求項3】
前記セラミック粒子の誘電率が200以上である、請求項1または2に記載の誘電体シート。
【請求項4】
前記基材は樹脂からなり、前記セラミック粒子の主成分はBaTiO系である、請求項3に記載の誘電体シート。
【請求項5】
セラミック粒子が、可撓性のある基材中に分散している、誘電体シートであって、前記セラミック粒子は、アスペクト比が2以上の柱状粒子であり、その長辺方向が当該誘電体シートの厚み方向と略平行になるように配向され、前記セラミック粒子の長辺方向の長さをLとし、当該誘電体シートの厚みをTとしたとき、L/T≧1である、誘電体シート。
【請求項6】
請求項1ないし5のいずれかに記載の誘電体シートと、
前記誘電体シートの両主面上に形成される導電性金属膜からなる電極と
を備える、キャパシタ。
【請求項7】
樹脂をもって構成され、かつ請求項6に記載のキャパシタが埋め込まれた配線基板と、
前記配線基板上に搭載された電子部品と
を備える、部品搭載基板。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2010−61832(P2010−61832A)
【公開日】平成22年3月18日(2010.3.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−223307(P2008−223307)
【出願日】平成20年9月1日(2008.9.1)
【出願人】(000006231)株式会社村田製作所 (3,635)
【Fターム(参考)】