説明

誰でもが1人で作業して組立施工出来る竹垣組立法

【課題】竹垣の組立に於ての課題は価格・施工性の向上、部材の耐用年数、美観、運搬費の低滅等の間題解決が急務であった
【解決手段】図5の如く支柱を地面に対して適度の高さで固定してコンクリートで固めれば下から順に織物をあむがごとく下から上へと横竹を積み重ねシユロナワで結んでは又積み重ねる作業は1人で可能な作業である、支柱を立てる時地中のコンクリート等には組立金物で対処し、短時間の施工で仕上るのである。
溶融亜鉛メッキ鋼管を使用する事により15年から20年の耐用年数が保てる。
しかもこの竹垣は家の中から見ても道路側から見ても同一模様である。
運搬費については組立金物と溶融亜鉛メッキ鋼管を束にする事により場所を取らない方法で遠方へ送る事が出来る。

【発明の詳細な説明】
【技術の分野】
【0001】
【背景技術】
【0002】
【特許文献】
【特許文献】
【非特許文献】
【非特許文献】
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
従来の竹垣組立法は図4の如く親柱▲1▼を立て間柱(2)に組子(5)をクギ止めしその後押線(3)を取付け、シユロナワで結ぶ、こうした作業に於てまず親柱と間柱の天端をそろえる事は土中状態等よって長時間がかかり又組子(横竹)をクギ打ちする時間、そしてシユロナワ結びは二人で行う等大変な労力が必要であった。アルミの角柱や塩ビの角柱を使う時でも同様であった。耐用年数の短さも問題であった。
【課題を解決するための手段】
【0004】
柱の天端を水平にする事の解決方法は図6の如く竹垣支柱を地面の高さに準じて立ててコンクリートで固め、▲1▼と▲2▼の糸で結び水平を出し▲3▼糸より上面体までの長さを測り擬似竹をかぶせ差し込む事により早く施工出来る。
組立においても支柱を立ててしまえば図5の如くまず横竹▲4▼を上から落とし適宜に積み重ね支柱▲2▼と横竹▲4▼を胴線等で密着させ、シユロ縄▲5▼で結ぶ、同時に立子▲7▼を立てシユロ縄で結ぶ、後は窓を作る時は支柱の間に丸竹を立てて入れ、下から順に同じ作業の繰り返しで1人で作業する事が出来る。
地中の状態が分からない状態で穴を堀るので土中より石・コンクリート・木の根等があり柱を切ったりして作業が行われていた。しかし図2組立金物、図7の組立用物品を使う事により、図3の如く基礎に当たった部分と当たらない部分、を自在に組立てる事が可能になった。
【発明の効果】
【0005】
現場に於て一人で作業が出来る事、柱の完成品で送るより鋼管を束にして組立金物と組立用物品と共に送る事により大幅な輸送費のコストダウン、溶融亜鉛メッキ鋼管を使用により耐用年数を15年以上に延ばす事が可能、になります。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
竹垣用支柱を立てる場合に於て支柱が垂直に立っている事そして一列にきちんとならんでいる事、コンクリートをきちんと固める事
【実施例】
【0007】
溶融亜鉛メッキ鋼管の太さを(径)大きくする事により風等の耐力に対して著しい効果がある、
【産業上の利用可能性】
【0008】
海に近い海岸沿いの暴風よけ、吹雪の防護、砂嵐の防ぐ事により家を守り、道路を守る為に、溶融亜鉛メッキ鋼管の太さを大きくし、強度を上げる事により可能、横竹の部分メッキ角パイプを使用し竹穂を縦に並べ割り竹で止める事により、安価で安全な防風柵に似た竹垣が出来上る。竹穂を変える(取り替え)事により何年も利用出来る。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】請求項2の実図面である上面体(3)に穴をあけて溶融亜鉛メッキ鋼管▲1▼に疑似竹▲2▼をかぶせた状態、上面体下部を溶接▲4▼適宜な場所▲5▼に平鉄を溶接し、支柱を一体化した状態を表わす
【0010】
【図2】請求項3の取付金物の立体図である。上面体(1)にパイプ(2)を溶接(3)し、そのパイプにはビス穴(4)がネジが切られている取付金物を2つ(5)と(6)をならべ溶融亜鉛メッキ鋼管(7)を4本通し、取付金物を適宜な場所に決め(8)ビスで止めて固定する、これで竹垣用支柱の完成である。現場でコンクリートで固めた後疑似竹(9)をかぶせ差し込み竹垣支柱を完成させる。
【0011】
【図3】請求項4の組立用物品の施工図である、組立用物品(1)を2個利用しブロックよりの溶融亜鉛メッキ鋼管(2)はブロック基礎(3)に当たる為基礎上で止め他方の溶融亜鉛メッキ鋼管(4)は地中深く入れ、この状態で組立用物品(1)を二つ▲1▼をビス(4)でしめて固定、組立用物品の上部の亜鉛引メッキ鋼管(5)にかぶせ差し込んだ疑似竹(6)の状態を示す(7)はブロック断面を表わす。
【0012】
【図4】旧来の竹垣組立法である。親柱(1)を立て、次に間柱(2)を立て組子(横竹)4と5をクギで止め押線(3)を縦にかけシユロナワ(5)で結んで完成。組子(横竹)(5)を1本1本クギ止めした。
【0013】
【図5】使用状態を示す参考図である、竹垣用支柱を立てる、溶融亜鉛メッキ(8)が上面体より下で(1)は平鉄(3)を溶接されコンクリート(9)で固定される。溶融亜鉛メッキ鋼管にかぶせ差し込まれた疑似竹(5)は4本で形成されている横竹(4)を適宜に上から落とし重ね、適宜な場所を胴線で締めその上をシユロナワ(5)で結び支柱と支柱の間の立子(7)も支柱の同じ高さでシユロナワで結び、窓をあける(8)の場合は、疑似竹を(9)の所に入れる。そして又積み重ねてシユロナワで結ぶこの方法で上部まで1人で作業するのである。
【0014】
【図6】支柱の柱を高低差の(5)のある所での施工である。まず敷地に合わせ上面体(6)の上までコンクリートで(4)で固める。次に疑似竹(1)を1本かぶせ差し込む次に片端の支柱にも疑似竹(2)をかぶせ差し込む、そして水平状態(3)の高さを決める。そして3より各支柱の上面体までの長さを測り、溶融亜鉛メッキ鋼管に疑似竹をかぶせ差し込む事によって高さが水平に一定に決まるのである。
【0015】
【図7】立方に成型された上面体(1)に穴(2)をあける。おのおの4つの穴の側面にはネジを切った穴(3)があけられ、上面体側面は適度(4)な厚さを有している
【0016】
【図8】短形の上面体(1)に両端に垂下(2)と(3)された脚板とかなる門形取付である上面体には2本1組にて平行にあけた穴を貫通した、溶融亜鉛メッキ鋼管(4)が上面体下部(5)溶接されている。一方の脚板(2)にはナット(6)が穴を明けた外に溶接固着されている、一方の脚板にはビス用の穴があけられている。(7)溶融亜鉛メッキ鋼管(4)にはかぶせ差し込まれた疑似竹(8)があり、支柱をこうせいしている。ブロック塀▲9▼の上にのせ、ナットを通してボールト(10)を押し込み密着させる。垂直が出た状態で(11)の穴を通してコンクリートブロック用のビスで止めて固定する。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
本物品の竹垣用支柱は、短形の上面体とその両端に垂下された脚板とかなる門形の取付金具を有している。取付金具の上面体にはあらかじめ2本1組にて平行にあけた穴を貫通した溶融亜鉛メッキ鋼管4本が上面体下部で溶接固着されている一方の脚板には面直角方向のボールト用ナットが溶接され、地方の脚板にボールト孔が設けられている。溶融亜鉛メッキ鋼管にに丸竹の外観を有する塩ビ擬似竹又はECO丸竹を鋼管表面よりかぶせ差し込み、4本が一体化した支柱を作るものである。
この竹垣支柱をブロック塀等の上にのせ、垂直方向を確認しナットを通してボールトを締める事によって固定し、もう一方の脚板のボールト孔を通しコンクリート用ボールトで固定するものである,以後の作業は上部より組子(横竹)を積み重ね、適宜な場所を胴線等で締め、横竹と支柱の4本の擬似竹とを密着させ、その上をシユロ縄で結び順々に上の方向へと作業するのである。
【請求項2】
本物品の竹垣用支柱は短形の上面体にあらかじめあけた穴を貫通した4本の溶融亜鉛メッキ鋼管を上面体の下部で2本1組に平行に立設し上面体の下部で溶接固着し、適宜に離れた部分で平鉄を溶接し4本の溶融亜鉛メッキ鋼管を一体化し、竹垣用支柱とするものであるこの支柱の下部部分は、穴を掘ってコンクリートで固める為のアンカー部分になるのである。上面体の上部はコンクリート天端になる4本の溶融亜鉛メッキ鋼官に擬似竹をかぶせ差し込み4本が一体化した竹垣用支柱を作るのである。
【請求項3】
本物品は竹垣用支柱を現場の状況に合せ容易に組立が出来る取付金物である。本物品は短形の上面体に2本一組に平行した穴をあけ、上面体下部に柱用溶融亜鉛メッキ鋼管の外径に合わせた、内径のパイプを4本を上面体に溶接し、そのおのおの4本には、1カ所つづ、ネジを切った穴があいている。
この上面体金物を2個横にならべその穴に溶融亜鉛メッキ鋼管4本を差し込み、現場状況のあったところでビスで固定する。
設置場所に穴を堀りコンクリートを流し込んで固定する。竹垣用支柱用の4本の溶融亜鉛メッキ鋼管は上面体下部において、違った長さでの組立が容易に出来るのである。
【請求項4】
本物品は竹垣支柱を現場の状況に応じて自在に容易に組立出来る組立用物品である。本物品は塩ビ板を上面体の大きさに接断しその短形の立体上面体に2本1組に平行した4個の穴をあけその上面体の横部分にビス用のネジを切った穴が4ヵ所あるこの物品を2個ならべ横方向より溶融亜鉛メッキ鋼管を差し入れ、4本を通した後適宜な位置に移動させ側面にあいた穴にビスを入れ締める事によって竹垣用支柱が出来るのである、この物品は上面体より下の部分コンクリートで完全に固定される。
4本の溶融亜鉛メッキ鋼管に擬似竹をかぶせ差し込む事によって竹垣用支柱が出来るのである。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2008−175043(P2008−175043A)
【公開日】平成20年7月31日(2008.7.31)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−53450(P2007−53450)
【出願日】平成19年1月22日(2007.1.22)
【出願人】(595110841)
【Fターム(参考)】