説明

警告メッセージの分割と再構築

移動通信ネットワークにおける移動端末への警告メッセージの送信は、緊急事象によって開始される。移動端末は、第1に、緊急事象通知の受信によって警告メッセージを受信する必要に気づかされる。警告メッセージは、複数のメッセージセグメントに分割される。各セグメントは、待機中の移動端末に、呼び出しチャネル上でばらばらな呼び出しメッセージとして送信される。移動端末が、複数の異なる警告メッセージに属するセグメントを区別できるように、各メッセージセグメントには情報が付加される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、一般に公衆警報システムに関し、具体的には移動通信ネットワークを経由して警告メッセージを配信するシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)は、最近、GSM/EGPRS規格を含めて、既存の無線通信規格に対し、地震及び津波警告システムの支援(ETWS)を追加した。このような新しい変更により、加入者は、ETWS事象に応答して警告メッセージ及びその他の通知を受信することができる。ETWS事象に応答して、加入者に2種の通知が送信される。加入者の現在の地理上の地域に影響を与えるであろう地震や津波について迅速に通知し警告するために、初期通知(PN)が送信される。ETWS事象の4秒以内に初期通知を提供することが目標である。ETWS事象についての補助的情報、例えば、援助が得られる場所はどこか、避難所やシェルターはどこであるか、及び食料や医療支援をどのように得るかなどの情報を提供するために、第2の通知が発信される。
【0003】
GSM/EDGE携帯電話ネットワークにおいて、移動端末(ユーザ端末としても知られる)の状態に応じて、初期の通知メッセージの送信には種々の方法が用いられる。例えば、待機中の移動局が、呼び出しチャネル上に送信される呼び出しメッセージ中の初期通知(PN)メッセージを受信することができる。初期通知メッセージの長さによっては、初期通知メッセージは分割されて、二つ以上の呼び出しメッセージ中に挿入される。したがって、移動端末は、初期通知メッセージを再構築するため、同じ初期通知メッセージに属するセグメントであるかを確認して、セグメントの正しい順序を決定する機構を必要とする。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
移動端末はばらばらな順序でPNセグメントを受信するので、移動端末が二つの異なるPNメッセージに含まれるPNセグメントを用いてPNメッセージの再構築を試みるという危険がある。このような事態は、例えば、第1のPNメッセージが中断され、第2のPNメッセージに置き換えられるといった時に生じうる。移動端末が第1のPNメッセージのセグメントの全てを受信していなければ、その移動端末は、第2のPNメッセージに含まれるPNセグメントを用いて第1のPNメッセージを完成させようとする。複数の異なるメッセージのセグメントから再構築された初期通知メッセージは有効ではなく、加入者は警告されない。したがって、初期通知メッセージの再構築の間に、初期通知メッセージが、移動通信ネットワーク内の移動端末に正しく受信されることを保証するために、エラーを防止する機構を備えることが必要である。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、移動通信ネットワーク上での携帯加入者への公衆警告メッセージの発信に関する。警告メッセージの発信は、緊急事象によって引き起こされる。警告メッセージは複数のメッセージセグメントに分割される。それぞれのセグメントは、呼び出しチャネル上で、別々の呼び出しメッセージに含まれて発信される。移動端末が異なる警告メッセージに属するセグメントを区別することができるように、それぞれのメッセージセグメントには情報が付加される。一実施例では、メッセージの識別子がそれぞれのメッセージセグメントに付加される。メッセージの識別子は、新たな警告メッセージごとに変更されるか切り替えられる単一ビットからなる。したがって、同じ警告メッセージに属するメッセージセグメントは同じメッセージ識別子を有する。メッセージ識別子を付加することによって、異なる警告メッセージに属するメッセージセグメントを用いた誤った再構築が防止される。メッセージ識別子の別の利点は、移動端末が、新PNメッセージが送信された時点を決定可能となることによって、このPNメッセージが上層プロトコルに移動されるまで、メッセージ取得工程が再度起動されないことである。
【図面の簡単な説明】
【0006】
【図1】図1は、移動端末に警告メッセージを送信するための移動通信ネットワークの一実施例を示す。
【図2A】図2Aは、警告メッセージを受信して再構築するために移動端末によって実行される方法の一実施例を示す。
【図2B】図2Bは、警告メッセージを受信して再構築するために移動端末によって実行される方法の一実施例を示す。
【図3】移動端末に送信された警告メッセージを分割する方法の例を示す。
【図4】警告メッセージを送信し受信するための基地局サブシステム及び移動端末の例を示す。
【発明を実施するための形態】
【0007】
ここで、図面を参照して、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)によるエンハンストジェネラルパケットラジオサービス(EGPRS)規格に基づく例示的な携帯電話通信システム10という観点から本発明を説明する。図1に示すEGPRSネットワーク10は、GSM/EGPRSラジオアクセスネットワーク(GERAN)20及びコアネットワーク30を有する。GERAN20は、典型的には、一又は複数の基地局サブシステム(BSS)22を有する。説明を簡略化するために、BSS22はここでは基地局(BS)22と呼ぶ。各BS22は、基地局制御部(BSC)24と、無線通信基地局(BTS)26とを有し、無線通信基地局は基地局内にあっても又は基地局から離れた場所にあってもよい。BTS26は、移動端末50と通信するために必要な、アンテナと、RF装置と、ベースバンド処理回路とを有する。BSC24は、移動端末100と通信するために用いられる無線リソースを運営し、コアネットワーク30への接続を行う。単独のBSC24は、複数のBTS26を支援することができる。コアネットワーク30は、パブリックスイッチドテレフォンネットワーク(PTSN)12及び外部パケットデータネットワーク14(例えばインターネット)といった外部ネットワークと接続して、サーキットスイッチトサービス及びパケットデータサービスを提供する。
【0008】
移動通信ネットワーク10は、ハリケーン、竜巻、津波、地震、洪水、土石流、その他の事象を加入者に知らせる公衆警告システムとして用いられる。第3世代パートナーシッププロジェクトは、近年、地震及び津波システム(ETYWS)のために、移動通信のためのグローバルシステム(GSM)及びエンハンストジェネラライズドパケットラジオサービス(EGPRS)の規格に対する支援を追加した。セルブロードキャストセンター(CBC)32は、一又は複数の警告通知プロバイダー(WNP)34からEWTS警告要請を受信する。幾つかのネットワークでは、CBC32はコアネットワーク30内に存在する。ETWS事象の場合、CBCは加入者に対する警告メッセージの同報通信を開始する。基地局22は、初期通知(PN)メッセージを含む同報通信要請をCBC32から受信すると、PNメッセージのサイズに応じてPNメッセージを二つ以上のセグメントに分割する。このPNセグメントは、二つ以上の呼び出しメッセージ中で搬送される。移動端末50がGSM待機モード又はGPRSパケット待機モードにある場合、各PNセグメントは呼び出しチャネル上で呼び出しメッセージ中に含まれた状態で伝送される。移動端末50は、PNメッセージの第1のPNセグメントを受信すると、PNメッセージの残りのセグメントを取得しようと試みる。取得できれば、移動端末50は取得したPNセグメントからPNメッセージを再構築して利用者にETWSの事象を警告する。
【0009】
PNメッセージがセグメントに分割されている場合、移動端末50は、PNメッセージをばらばらに受信する。GSM/EDGEシステムにおいて、PNメッセージ中の第1のPNセグメントは、通常は、完全なPNメッセージ中のセグメントの総数を示すセグメント数情報要素を含んでいる。それに続く各PNセグメントにおいて、セグメント番号情報要素は2〜15のセグメント番号を含む。すなわち、PNメッセージは最大15のセグメントを含むことができる。GSM/EDGEシステムにおけるETWS警告メッセージの伝送は、TS 44.060 V8.5.0及びTS44.018 v8.7.0に記載されている。
【0010】
移動端末50はばらばらな順序でPNセグメントを受信しうるので、移動端末50が二つの異なったPNメッセージに属するPNセグメントを用いてPNメッセージを再構築する危険性がある。このような事態は、例えば、第1のPNメッセージが中断されて、第2のメッセージに置き換えられた時に生じうる。移動端末50が第1のPNメッセージのすべてのセグメントを受信しなかった場合、PNメッセージを完成させるために第2のPNメッセージに属するセグメントを用いようと試みる可能性がある。例えば、四つのセグメント(S11、S12、S13、及びS14)からなる第1のPNメッセージが送信中であるが、S13とS14のみが移動端末50に受信されたと仮定する。さらに、ネットワーク10が、第1PNメッセージを中断して、同様に四つのセグメント(S21、S22、S23、S24)を含む第2PNメッセージで置き換えることを決定すると仮定する。このような例では、移動端末50が、第1PNメッセージのセグメントS13及びS14を、第2PNメッセージのセグメントS21及びS22と結合しようと試みる危険がある。移動端末50によって再構築された四つのセグメントは異なる初期通知メッセージに属するので、このPNメッセージは無効であり、加入者は警告情報を受信しない。
【0011】
本発明の一実施形態によれば、移動端末50が異なるPNメッセージに属するセグメントを区別するための情報が、PNメッセージの各セグメントに付加される。一実施例では、PN識別子(PNI)情報要素が各PNセグメントに付加される。このPNI情報要素は、異なるPNメッセージに属するセグメントを区別するためのメッセージ識別フィールドとして機能する。PNI情報要素は、PNメッセージが新しくなる度に変化する又は切り替わる単一ビットからなる。したがって、同じPNメッセージに属するPNセグメントは、同じPNI情報要素、即ち、同じPNIを有する。上述の実施例において、移動端末50は、セグメントS12、S13、S21、S22を用いてメッセージの再構築はしない。というのは、S21、S22は異なる値のPNI情報要素を有するためである。したがって、PNI情報要素を加えることによって、異なるPNメッセージに属するPNセグメントを用いた誤った再構築を防止することができる。
【0012】
PN情報要素の他の利点は、移動端末50が、新しいメッセージが送られた時点を決定できるようにすることで、PNメッセージが上層プロトコルに運ばれるまで、移動端末の取得プロセスが再び起動されないことである。例えば、移動端末50が完全なPNメッセージを受信してそれを上部プロトコル層に移した後も、ネットワーク10が所与のPNメッセージを同報通信し続けると仮定する。PNメッセージを取得した時、PNI情報要素の値に注意することによって、移動端末50は、同じPNメッセージを繰り返し取得することを避けることができる。同じPNメッセージを繰り返し取得することは、PNメッセージを取得する間に移動端末50が制限サービスモードに入ることがあるために問題となりうる。制限サービスモードでは、移動端末50は、着信を受けること、発信すること、あるいはパケットデータサービスを起動させることはできない。
【0013】
PNI情報要素は、専用モード又はパケット転送モードで移動端末50にPNメッセージを送信するために使用することができる。この場合、移動端末50は、PNI情報要素を含むFACCH又はPACCHブロックを読み取ることにより、このようなFACCH又はPACCHブロックが以前に受信したPNメッセージに相当するかどうかを決定する。FACCH又はPACCHブロックが以前に受信したPNメッセージに相当する場合、移動端末50は、移動端末50にとって利用可能なサービスを制限するETWS取得モードに入ることを避けることができる。
【0014】
図2A及び2Bは、ネットワーク10から警告メッセージ(例えば、PNメッセージ)を受信するために移動端末50によって実行される例示的な方法100を示している。この方法100は、移動端末50が待機モード又はパケット待機モードにある状態より開始される(ブロック102)。待機モードにあるとき、移動端末50は、呼び出しメッセージの呼び出しチャネルを監視する(ブロック104)。上記のように、ETWS事象が発生すると、基地局22は、呼び出しチャネル上の呼び出しメッセージとしてPNメッセージを送信する。具体的には、基地局22は、呼び出しチャネル(PCH)上のすべての呼び出しサブチャネル上に存在するETWS初期通知フィールドを含むPACKET PAGING REQUEST(パケット呼び出し要請)を同報通信することによって、PNメッセージの配信を開始する。これらの呼び出しメッセージは、ETWSの警告期間の間に連続的に送信される。各呼び出しメッセージは、PNメッセージのセグメントを携行している。同じPNメッセージに属するセグメントは、全て同じPNI値を有する。
【0015】
呼び出しメッセージがPNセグメントを含むことを示すETWS初期通知フィールドを有する呼び出しメッセージを移動端末50が検出すると(ブロック108)、移動端末50によるPNメッセージの取得が始まる(ブロック106)。前述のように、受信された第1のPNセグメントは、必ずしもPNメッセージの第1セグメントではない。移動端末50は、待機モードの間にPNメッセージのセグメントを検出すると、タイマーを始動させて(ブロック110)、PNメッセージの残りのセグメントの取得を試みる(ブロック112)。一つのPNセグメントを受信する度に、移動端末50は、そのセグメントが、取得工程を開始させたものと同じPNメッセージの一部であるか、あるいは新たなPNメッセージであるかを判断する(ブロック114)。以前のPNメッセージが完了する前に新規PNメッセージのセグメントが受信された場合、移動端末50は、以前のPNメッセージの受信を中断して新規PNメッセージの受信を開始する(ブロック116)。この場合、移動端末50はタイマーを再始動させて(ブロック110)、新規PNメッセージのPNセグメントの受信を進める。
【0016】
取得工程を開始させるPNメッセージのPNセグメントが受信されるたびに、移動端末50は、全てのPNセグメントを有するかどうかを決定する(ブロック118)。全てのPNセグメントを有さない場合、タイマーが切れるまで取得工程が続けられる(ブロック124)。PNメッセージが完全であれば、移動端末50はタイマーを止めて、同じPNI値を有するPNセグメントからPNメッセージを再構築し(ブロック120)、PNメッセージをプロトコル層の上層へ移動させる(ブロック122)。警告メッセージが完了する前にタイマーが切れると、移動端末50は警告メッセージの受信を中断し(ブロック126)、移動端末50は待機モードに戻る(ブロック128)。
【0017】
図3は、PNメッセージをセグメントに分割するために基地局22によって実行される手順150の一例を示す。緊急事象が発生すると、その事象がETWS公衆警告システムを起動させ、ネットワークは警告メッセージを基地局22に送る(ブロック152)。基地局22は、PNメッセージの長さに応じてPNメッセージを幾つかのセグメントに分割する(ブロック154)。基地局22は、PNメッセージの各セグメントに同じPNI値を挿入し(ブロック156)、PNメッセージセグメントを呼び出しチャネル上のユーザ端末に送信する(ブロック158)。
【0018】
図4は、ETWS公衆警告システムを支援するための基地局22及び移動端末50の一例を示す。基地局22は、基地局制御装置24及び基地送受信機局26を含み、基地送受信機局は、同じ敷地に設置されても、又は別の敷地に設置されてもよい。基地送受信機局26は、アンテナ28に結合された受信装置26A及び送信装置26Bを含む。基地局制御装置24は、移動端末50と通信するために基地送受信機局26によって使用される無線リソースを制御する。基地局制御装置24及び基地送受信機局26は、図3に示したような前述のPNメッセージを送信するための手順を実行するように構成されている。基地局制御装置24は、一又は複数のプロセッサ、ハードウエア、又はそれらの組み合わせによって実行される。
【0019】
移動端末50は、アンテナ52、トランシーバー54、及び制御ユニット56を含む。トランシーバー54は、あらゆる既知の規格にしたがって動作する完全に機能的なセルラートランシーバーを含む。例えば、トランシーバー54は、GSM/EDGE規格によって動作するように構成されている。制御装置56は、トランシーバー54によって送受信された信号を処理し、上記のように移動端末50の全面的な動作制御を行う。制御装置56は、図2A及び2Bに示されるような、フォワーディングメッセージを取得するための手順を実行するように構成されている。制御ユニット56は、一又は複数のプロセッサ、ハードウエア、あるいはそれらの組み合わせによって実施される。
【0020】
本発明は、言うまでもなく、本発明の範囲及び基本的な特徴を逸脱することなく、本明細書に記載されたものとは異なる特定の方法で実行することができる。したがって、本発明の実施形態は、全ての点において例示的であって制限的でなく、特許請求の範囲の意味及び等価な範囲に含まれるすべての変更は、本発明に含まれると解釈すべきである。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
警告メッセージを受信するユーザ端末によって実行される方法であって、
待機モードにある間に、呼び出しチャネルを監視しながら警告事象を検出すること、
呼び出しチャネル上の二つ以上の警告メッセージセグメントを受信することであって、各警告メッセージセグメントがメッセージ識別子フィールドを含むこと、並びに
メッセージ識別子フィールドに同一値を有する、受信された警告メッセージセグメントから警告メッセージを再構築すること
を含む方法。
【請求項2】
新規警告メッセージの検出に応答してタイマーを始動させること、及び
タイマーが切れる前に警告メッセージの全ての警告メッセージセグメントを受信したらタイマーを停止すること
をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
タイマーが切れたときに警告メッセージの受信が完了していない場合、警告メッセージの受信を中断すること
をさらに含む、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
新規警告メッセージの警告メッセージセグメントを受信したとき、前の警告メッセージの受信が完了していない場合、前の警告メッセージの受信を中断すること
をさらに含む、請求項2に記載の方法。
【請求項5】
新規警告メッセージの警告メッセージセグメントを受信し、且つ前の警告メッセージの受信が完了していない場合、タイマーを再始動させること
を更に含む、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
待機モードにある間に、呼び出しチャネルを監視しながら警告事象を検出することが、呼び出しメッセージがPNセグメントを含むことを示すETWS初期通知フィールドを有する呼び出しメッセージを検出することを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
トランシーバーと、
トランシーバーに結合された制御回路であって、
ユーザ端末が待機モードにある間に、呼び出しチャネルを監視しながら警告事象を検出し、
呼び出しチャネル上に二つ以上の警告メッセージセグメントを受信し、ここで、各警告メッセージセグメントがメッセージ識別子フィールドを含み、且つ
メッセージ識別子フィールドに同じ値を有する警告メッセージセグメントから警告メッセージを再構築する
ように構成されている制御回路と
を備えるユーザ端末。
【請求項8】
制御回路が、さらに、警告メッセージの第1の警告メッセージセグメントの受信に応答してタイマーを始動させ、タイマーが切れる前に警告メッセージの全警告メッセージセグメントが受信されると、タイマーを停止するように構成されている、請求項7に記載のユーザ端末。
【請求項9】
制御回路が、さらに、タイマーが切れたときに警告メッセージの受信が完了していない場合に前の警告メッセージの受信を中断するように構成されている、請求項8に記載のユーザ端末。
【請求項10】
制御回路が、さらに、新規警告メッセージセグメントが受信された時に前の警告メッセージの受信が完了していない場合、前の警告メッセージの受信を中断するように構成されている、請求項8に記載のユーザ端末。
【請求項11】
制御回路が、さらに、新規警告メッセージの警告メッセージセグメントが受信され、且つ現行の警告メッセージの受信が完了していない場合に、タイマーを再始動させるように構成されている、請求項9に記載のユーザ端末。
【請求項12】
制御回路が、警告通知フィールドを有する呼び出しメッセージを検出することによって警告事象を検出するように構成されている、請求項7に記載のユーザ端末。
【請求項13】
警告メッセージをユーザ端末に送信する無線通信ネットワークの基地局によって実行される方法であって、
警告メッセージを、同じメッセージ識別子の値を有する二つ以上の警告メッセージセグメントに分割すること、及び
呼び出しチャネル上で、待機中のユーザ端末に各警告メッセージセグメントを送信すること
を含む方法。
【請求項14】
警告メッセージをユーザ端末に送信する無線通信ネットワークの基地局であって、
送信機と、
送信機に結合された制御装置であって、
警告メッセージを、同じメッセージ識別子の値を有する二つ以上の警告メッセージセグメントに分割し、
呼び出しチャネル上で、待機中のユーザ端末に各警告メッセージセグメントを送信する
ように構成されている制御装置と
を備える基地局。

【図1】
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【図2A】
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【図2B】
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【図3】
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【図4】
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【公表番号】特表2012−512590(P2012−512590A)
【公表日】平成24年5月31日(2012.5.31)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−541634(P2011−541634)
【出願日】平成21年12月16日(2009.12.16)
【国際出願番号】PCT/IB2009/007788
【国際公開番号】WO2010/070429
【国際公開日】平成22年6月24日(2010.6.24)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.GSM
【出願人】(598036300)テレフオンアクチーボラゲット エル エム エリクソン(パブル) (2,266)
【Fターム(参考)】