説明

車両用部材取付構造

【課題】被取付部材を所定の位置に取付け易くすることを可能にするとともに、被取付部材が所定位置以外に吸着した場合には剥がし易くすることを可能にする。さらに、被取付部材の位置決め精度の向上を図ることを可能にする。
【解決手段】車体の取付面21に被取付部材22をクリップ23によって取付けるようにした車両用部材取付構造10において、クリップ23が、被取付部材22を保持するための保持部31と、この保持部31に設けられるとともに、車体の取付面21に磁力によって取付けるための吸着面32を有した磁石33と、この磁石33の吸着面32から車体の取付面21へ向かって突出し、車体の取付面21に形成されている嵌合孔26に嵌合することが可能な非磁性の突出部34と、から構成する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車体の取付面にルーフライニングなどの被取付部材をクリップによって取付けるようにした車両用部材取付構造に関する。
【背景技術】
【0002】
車両用部材取付構造では、ハーネス(被取付部材)に針金が沿わせて固定され、車体の天井材(取付面)にマグネット部(磁石)が設けられ、このマグネット部にハーネスの針金が吸着され、天井材にハーネスが固定される。
なお、ハーネスの先端には車室を照明するルームランプが設けられている。また、針金は合成チューブでハーネスに固定されている。マグネット部は、マグネット粉を混ぜ合わせたマグネット塗装若しくはマグネットテープ等によって形成される。
【0003】
この車両用部材取付構造によれば、天井材等の車体の取付面にハーネス等の被取付部材を保持しておくことが可能となる(例えば、特許文献1参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開平11−178172号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1の車両用部材取付構造では、ハーネスの一部に針金が固定され、天井材の所定の範囲に亘ってマグネット部が形成される。
このため、ハーネス(被取付部材)が所定の位置に吸着することが難しく、取付作業に手間がかかっていた。すなわち、針金は合成チューブでハーネスに固定されているだけで、針金にマグネット部から取り外すための配慮はされていない。よって、一度、マグネット部にハーネスが吸着されると、ハーネスの位置修正が困難であった。また、被取付部材の位置決め精度も高いものとは言えない。
【0006】
本発明は、被取付部材を所定の位置に取付け易くすることができるとともに、被取付部材が所定位置以外に吸着した場合には剥がし易い車両用部材取付構造を提供することを課題とする。さらに、被取付部材の位置決め精度の向上を図ることができる車両用部材取付構造を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
請求項1に係る発明は、車体の取付面に被取付部材をクリップによって取付けるようにした車両用部材取付構造において、クリップが、被取付部材を保持するための保持部と、この保持部に設けられるとともに、取付面に磁力によって取付けるための吸着面を有した磁石と、この磁石の吸着面から取付面へ向かって突出し、取付面に形成されている嵌合孔に嵌合することが可能な非磁性の突出部と、から構成されたことを特徴とする。
【0008】
請求項2に係る発明は、突出部に、嵌合孔の挿入を容易にするガイド部が設けられたことを特徴とする。
【0009】
請求項3に係る発明は、嵌合孔を、突出部を位置決めする位置決め孔としたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明は以下の効果を奏する。
請求項1に係る発明では、車体の取付面に被取付部材をクリップによって取付ける。クリップが、被取付部材を保持するための保持部と、この保持部に設けられるとともに、取付面に磁力によって取付けるための吸着面を有した磁石と、この磁石の吸着面から取付面へ向かって突出し、取付面に形成されている嵌合孔に嵌合することが可能な非磁性の突出部と、から構成される。
クリップに、磁石の吸着面から取付面へ向かって突出し、取付面に形成されている嵌合孔に嵌合することが可能な非磁性の突出部が形成されているので、嵌合孔以外の部位では磁石が吸着面に傾いて吸着される。クリップが嵌合孔以外の部位では磁石が取付面に傾いて吸着されるので、被取付部材が所定位置以外に吸着した場合には剥がし易い。これにより、クリップの位置修正が容易となる。この結果、クリップ取付けの作業性の向上を図ることができる。
【0011】
請求項2に係る発明では、突出部に、嵌合孔の挿入を容易にするガイド部が設けられたので、クリップの所定の位置である嵌合孔に、突出部を挿入し易い。よって、クリップの取付けの作業性のさらなる向上を図ることができる。
【0012】
請求項3に係る発明では、嵌合孔を、突出部を位置決めする位置決め孔としたので、被取付部材の位置決め精度の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】本発明に係る車両用部材取付構造に用いられるクリップの斜視図である。
【図2】本発明に係る車両用部材取付構造の側面断面図である。
【図3】図2に示される車両用部材取付構造に用いられるクリップの比較検討図である。
【図4】図2に示される車両用部材取付構造と比較例1との作用検討図である。
【図5】図2に示される車両用部材取付構造の比較例2との作用検討図である。
【図6】本発明に係る車両用部材取付構造に用いられる実施例2のクリップの斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
本発明の実施の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
【実施例1】
【0015】
図1及び図2に示されたように、車両用部材取付構造10は、車体側に設けられる車体の取付面21と、この車体の取付面21に支持される被取付部材22と、この被取付部材22を車体の取付面21に取付けるクリップ23と、から構成される。
これらの車体の取付面21、被取付部材22及びクリップ23は、ルーフパネル24で覆われる。
【0016】
車体の取付面21は、具体的にはサンルーフ(不図示)を開閉自在に支持するサンルーフ用フレームである。車体の取付面21には、クリップ23が嵌合する嵌合孔26が設けられている。
被取付部材22は、車体の取付面21を覆うルーフライニングである。被取付部材22には、クリップ23に嵌合する鍵穴形状の溝27が設けられている。
【0017】
クリップ23は、被取付部材22を保持するための保持部31と、この保持部31に設けられるとともに、車体の取付面21に磁力によって取付けるための吸着面32を有した磁石33と、この磁石33の吸着面32から車体の取付面21へ向かって突出し、車体の取付面21に形成されている嵌合孔26に嵌合することが可能な非磁性体の突出部34と、を備える。
【0018】
磁石33は、丸の平ワッシャ形状に形成される。さらに、磁石33は、保持部31に設けられ、磁石33を支持する受け座35を備える。
受け座35は、磁性体で形成される。磁石33を接着する円形の平面部37と、この平面部37の外周が突出され、磁石33の外形を位置決めするフランジ部38と、平面部37の中心に形成され、後述するように、突出部34及び保持部31が一体的に形成される貫通孔39と、を備える。
【0019】
フランジ部38の高さは、丸の平ワッシャ形状の磁石33の厚さと略同一に形成される。磁石33は受け座35の平面部37に接着され、磁石33の吸着面32とフランジ部38の端面とは、磁石33を保護するために磁石33の吸着面32がフランジ部38の端面より若干低く形成されている。
【0020】
保持部31は、図2に示されたように、受け座35の裏面に形成される上フランジ41と、この上フランジ41から図面下方(受け座35から離れる方向)に延ばされるボス43と、このボス43の端部に形成される下フランジ42と、からなる。上フランジ41と下フランジ42との間に被取付部材22の溝27が嵌り込む。
上フランジ41は、断面視波状のばね構造に形成され、例えば、車体の取付面21と被取付部材22との間の平行状態が狂っている場合にも取付作業が可能なように配慮されている。
【0021】
突出部34は、図2に示されたように、接続部44を介して保持部31と一体的に形成され、受け座35の平面部37に形成される座部45と、この座部45から図面上方に(受け座35の平面部37から離れるように)形成されたガイド部46と、からなる。
【0022】
ガイド部46は、4枚の突片47で構成される。突片47は、座部45から略垂直に延ばされた垂直辺48と、この垂直辺48の先端から中心に向けて上勾配に形成された傾斜辺49と、を備える。すなわち、ガイド部46は、図1に示されたように、十字リブで構成された部分であると言える。
【0023】
垂直辺48は、嵌合孔26に位置決めされる部分であり、傾斜辺49は、嵌合孔26への挿入を案内する部分である。
【0024】
突出部34に、嵌合孔26の挿入を容易にするガイド部46が設けられたので、クリップ23の所定の位置である嵌合孔26に、突出部34を挿入し易い。よって、クリップ23の取付けの作業性の向上を図ることができる。
【0025】
ここで、クリップ23の製造工程の一例を説明する。
クリップ23は、受け座35に、保持部31、接続部44及び突出部34が樹脂(非磁性体)で一体的にインサート成形されることで製造される。すなわち、先ず、インサート型に受け座35をセットする。第2に、インサート型に所定の樹脂を注入する。第3に、インサート型を開き、受け座35に、保持部31、接続部44及び突出部34がインサート成形された中間体をインサート型から取り出す。第4に、受け座35の平面部37に磁石33を接着する。
【0026】
このときに、受け座35のフランジ部38の内周に磁石33の外周を位置決めすることで、受け座35に磁石33を所定の精度で取付けることができる。
【0027】
また、クリップ23の生産性の向上を図ることは好ましいことである。そこで、受け座35に、保持部31及び突出部34をインサート成形することで、保持部31及び突出部34を同時に形成することができる。これにより、クリップ23の生産性の向上を図ることができる。
【0028】
クリップ23に、磁石33の吸着面32から車体の取付面21へ向かって突出し、車体の取付面21に形成されている嵌合孔26に嵌合することが可能な非磁性の突出部34が形成されているので、嵌合孔26以外の部位では磁石33の吸着面32が(車体の取付面21に)傾いて吸着される。クリップ23が嵌合孔26以外の部位では磁石33が車体の取付面21に傾いて吸着されるので、被取付部材22が所定位置以外に吸着した場合には剥がし易い。これにより、クリップ23の位置修正が容易となる。この結果、クリップ23の取付けの作業性の向上を図ることができる。
【0029】
以下、本発明に係る車両用部材取付構造10の作用を説明する。
図3(a)には比較例1の車両用部材取付構造100の側面が示される。
車両用部材取付構造100は、車体側に設けられる車体の取付面101と、この車体の取付面101に支持される被取付部材102と、この被取付部材102を車体の取付面101に取付けるクリップ103と、から構成される。
【0030】
クリップ103は、樹脂にて一体的に形成される。クリップ103は、被取付部材102を保持するための保持部105と、この保持部105の紙面上部に設けられ、車体の取付面101を受ける受け座106と、この受け座106の紙面上部に設けられ、車体の取付面101の嵌合孔104に係止する係止爪107と、を備える。
【0031】
図3(b)には比較例2の車両用部材取付構造110の側面が示される。
車両用部材取付構造110は、車体側に設けられる車体の取付面111と、この車体の取付面111に支持される被取付部材112と、この被取付部材112を車体の取付面111に取付けるクリップ113と、から構成される。
【0032】
クリップ113は、被取付部材112を保持するための保持部115と、この保持部115に設けられるとともに、車体の取付面111に磁力によって取付けるための吸着面116を有した磁石117と、を備える。
【0033】
磁石117は、丸の平ワッシャ形状に形成される。さらに、保持部115に設けられ、磁石117を支持する受け座118を備える。
受け座118は、磁性体で形成される。
【0034】
図3(c)には実施例の車両用部材取付構造10が示される。車両用部材取付構造10では、先に説明したように、クリップ23に、磁石33の吸着面32から車体の取付面21へ向かって突出し、車体の取付面21に形成されている嵌合孔26に嵌合することが可能な非磁性の突出部34と、を備えている。
【0035】
図4(a)〜(d)には、比較例1の車両用部材取付構造100と実施例の車両用部材取付構造10との作用の差異が示される。図4(a)に示されたように、比較例1の車両用部材取付構造100では、被取付部材102にクリップ103を取付け、クリップ103が取付け済みの被取付部材102を車体の取付面101に取付ける。このときに、車体の取付面101の嵌合孔104にクリップ103の係止爪107を矢印a1の如く向かわせる。
【0036】
例えば、車体の取付面101が、サンルーフを開閉自在に支持するサンルーフ用フレームであり、被取付部材102が、ルーフライニングである場合には、車体の取付面101の嵌合孔104やクリップ103の係止爪107が目視できない状態で取付け作業(以下、「ブラインド作業」と記載する)することになる。従って、クリップ103の係止爪107が嵌合孔104に合わせにくい。
【0037】
図4(b)に示されたように、比較例1の車両用部材取付構造100では、クリップ103の係止爪107が嵌合孔104に嵌合した状態で、ブラインド作業でクリップ103に矢印a2の如く挿入力を加える必要があり、車室内で頭上作業となるため取付作業が困難である。
【0038】
図4(c)に示されたように、実施例の車両用部材取付構造10では、被取付部材22にクリップ23を取付け、クリップ23が取付け済みの被取付部材22を車体の取付面21に取付ける。さらに、車体の取付面21の嵌合孔26にクリップ23の突出部34を矢印a3の如く向かわせる。例えば、二点鎖線で示したように、嵌合孔26と突出部34に位置ずれがある場合にも、突出部34の突片47に傾斜辺49があるので、突出部34は所定の位置に案内される。
【0039】
図4(d)に示されたように、実施例の車両用部材取付構造10では、クリップ23の突出部34が嵌合孔26に嵌合した状態では、突出部34の突片47に垂直辺48があるので、突出部34は所定の位置に位置決めされる。さらに、磁石33が車体の取付面21に近接すれば、矢印a4,a4の如く、磁力で自然に磁石33が車体の取付面21に吸着する。従って、ブラインド作業及び又は頭上作業であっても取付作業を容易におこなうことができる。
【0040】
嵌合孔26は、突出部34を位置決めする位置決め孔でもあり、すなわち、嵌合孔26を、突出部34を位置決めする位置決め孔としたので、被取付部材22の位置決め精度の向上を図ることができる。
【0041】
図5(a)〜(d)には、比較例2の車両用部材取付構造110と実施例の車両用部材取付構造10との作用の差異が示される。図5(a)に示されたように、比較例2の車両用部材取付構造110では、被取付部材112にクリップ113を取付け、クリップ113が取付け済みの被取付部材112を車体の取付面111に取付ける。さらに、車体の取付面111にクリップ113を矢印b1の如く向かわせる。
【0042】
図5(b)に示されたように、比較例2の車両用部材取付構造110では、実施例の車両用部材取付構造10のようにクリップ113に突出部がないので、磁石117が間違った位置に吸着される可能性がある。このときに、矢印b2の如く、剥離のための力が必要となり、取付作業の効率が低下する。また、このようなことはクリップ113単品の状態においても起こり得る。従って、クリップ113の管理も煩雑となる。
【0043】
図5(c)に示されたように、実施例の車両用部材取付構造10では、被取付部材22にクリップ23を取付け、クリップ23が取付け済みの被取付部材22を車体の取付面21に取付ける。さらに、車体の取付面21の嵌合孔26にクリップ23の突出部34を矢印b3の如く向かわせる。
【0044】
図5(d)に示されたように、実施例の車両用部材取付構造10では、クリップ23に突出部34があるので、例えば、磁石33が間違った位置に吸着された場合にも、車体の取付面21に磁石33の全面が吸着することはない。従って、矢印b4の如く小さな力で、車体の取付面21からクリップ23を剥がすことができる。
【0045】
また、クリップ23の単品の状態で、クリップ23が他の磁性体に吸着した場合やクリップ23,23同士が吸着した場合にも小さな力で剥がすことができる。従って、クリップ23の管理も容易となる。
【実施例2】
【0046】
図6に示されるように、実施例2の車両用部材取付構造60は、車体側に設けられる車体の取付面61と、この車体の取付面61に支持される被取付部材62と、この被取付部材62を車体の取付面61に取付けるクリップ63と、から構成される。
【0047】
クリップ63は、被取付部材62を保持するための保持部71と、この保持部71に設けられるとともに、車体の取付面61に磁力によって取付けるための吸着面72を有した磁石73と、この磁石73の吸着面72から車体の取付面61へ向かって突出し、車体の取付面61に形成されている嵌合孔66に嵌合することが可能な非磁性の突出部74と、を備える。
【0048】
磁石73は、丸の平ワッシャ形状に形成される。さらに、磁石73は、保持部71に設けられ、磁石73を支持する受け座75を備える。
突出部74は、車体の取付面61に係止される複数の係止部(係止爪)76が形成されている。
【0049】
実施例2の車両用部材取付構造60では、被取付部材62のブラインド作業による取付けよりも、被取付部材62の取付強度が優先される場合には有効な手法である。すなわち、突出部74に、嵌合孔(若しくは、位置決め孔)66に係止する係止部76が設けられたので、被取付部材62の取付強度の向上を図ることができる。
【0050】
尚、本発明に係る車両用部材取付構造10は、図1及び図2に示すように、クリップ23の突出部34に4枚の突片47が設けられたが、これに限るものではなく、突片は3枚以上であれば枚数を増減することを妨げるものではない。さらに、突出部は中実若しくは中空の円錐形状であってもよい。
【産業上の利用可能性】
【0051】
本発明に係る車両用部材取付構造は、セダンやワゴンなどの乗用車に採用するのに好適である。
【符号の説明】
【0052】
10…車両用部材取付構造、21…車体の取付面、22…被取付部材、23…クリップ、26…嵌合孔(位置決め孔)、31…保持部、32…吸着面、33…磁石、34…突出部、46…ガイド部。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
車体の取付面に被取付部材をクリップによって取付けるようにした車両用部材取付構造において、
前記クリップは、
前記被取付部材を保持するための保持部と、
この保持部に設けられるとともに、前記取付面に磁力によって取付けるための吸着面を有した磁石と、
この磁石の吸着面から前記取付面へ向かって突出し、前記取付面に形成されている嵌合孔に嵌合することが可能な非磁性の突出部と、
からなることを特徴とした車両用部材取付構造。
【請求項2】
前記突出部は、前記嵌合孔の挿入を容易にするガイド部が設けられたことを特徴とする請求項1記載の車両用部材取付構造。
【請求項3】
前記嵌合孔は、前記突出部を位置決めする位置決め孔としたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の車両用部材取付構造。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2011−158071(P2011−158071A)
【公開日】平成23年8月18日(2011.8.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−22346(P2010−22346)
【出願日】平成22年2月3日(2010.2.3)
【出願人】(000005326)本田技研工業株式会社 (23,863)
【Fターム(参考)】