説明

車両

【課題】コンソールボックスを使用位置から待機位置側へスライドさせるときの操作性を向上させることができる車両を提供することを課題とする。
【解決手段】車両には、車両用シート1の旋回を規制するシート旋回ロックまたは車両用シート1のスライドを規制するシートスライドロックと、使用位置にある移動体50のスライドを規制する移動体スライドロックとを備えている。そして、シート旋回ロックまたはシートスライドロックのロック解除を行うと、移動体スライドロックのロック解除も行われる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両に関し、詳しくは、車両フロアに対し水平回りに旋回可能または車両フロアに対し幅方向にスライド可能に組み付けられた車両用シートと、この車両用シートの略横位置となる使用位置と、この使用位置の前位置または後位置である待機位置との間でスライド可能に組み付けられた移動体とを備え、車両用シートの旋回範囲またはスライド範囲と移動体のスライド範囲とが重複している車両に関する。
【背景技術】
【0002】
この種の車両として、例えば、特許文献1に開示された技術が既に知られている。この技術では、車両には、車両フロアに対し水平回りに旋回可能に、且つ車両フロアに対し幅方向にスライド可能(以下、単に「横スライド可能」と記す)に車両用シートが組み付けられている。そして、車両用シートをアウタ側に旋回させる、または車両用シートをアウタ側に横スライドさせると、この車両用シートに着座した乗員の景観を向上させることができる。これとは逆に、車両用シートをインナ側に旋回させる、または車両用シートをインナ側に横スライドさせると、この車両用シートに対し隣り合う車両用シートに着座した乗員との会話を楽しむことができる。
【特許文献1】特開2005−1499号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、上述した車両では、例えば、車両用シートの略横位置となる使用位置と、この使用位置の前位置である待機位置との間でスライド可能なコンソールボックスが組み付けられている場合、そのコンソールボックスが使用位置にあるときに車両用シートを旋回またはインナ側に横スライドさせると、車両用シートがコンソールボックスに干渉することがあった。このことを防止するため、車両用シートを旋回またはインナ側に横スライドさせるとき、予め、コンソールボックスのスライドを規制するロック機構のロック解除の操作を行ってコンソールボックスを使用位置から待機位置へスライドさせなければいけなかった。
【0004】
本発明は、このような課題を解決しようとするもので、その目的は、コンソールボックスを使用位置から待機位置側へスライドさせるときの操作性を向上させることができる車両を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、上記の目的を達成するためのものであって、以下のように構成されている。請求項1に記載の発明は、車両フロアに対し水平回りに旋回可能または車両フロアに対し幅方向にスライド可能に組み付けられた車両用シートと、この車両用シートの略横位置となる使用位置と、この使用位置の前位置または後位置である待機位置との間でスライド可能に組み付けられた移動体とを備え、車両用シートの旋回範囲またはスライド範囲と移動体のスライド範囲とが重複している車両であって、車両用シートの旋回を規制するシート旋回ロックまたは車両用シートのスライドを規制するシートスライドロックと、使用位置にある移動体のスライドを規制する移動体スライドロックとを備えており、シート旋回ロックまたはシートスライドロックのロック解除を行うと、移動体スライドロックのロック解除も行われることを特徴とする。
この構成によれば、例えば、移動体が使用位置にあるときに車両用シートに着座した乗員は車両用シートを旋回させたい場合、移動体スライドロックのロック解除の操作を行うことなくシート旋回ロックのロック解除の操作を行うだけで、移動体の移動体スライドロックのロック解除も行うことができる。その後、乗員はロック解除された移動体を使用位置から待機位置側へスライドさせて車両用シートを旋回させることができる。したがって、移動体を使用位置から待機位置側へスライドさせるときの操作性を向上させることができる。
【0006】
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の車両であって、移動体スライドロックは、使用位置にある移動体を待機位置側に向けて付勢する付勢手段を備えており、移動体が使用位置にあるとき、移動体スライドロックのロック解除を行うと、付勢手段の付勢力によって移動体は使用位置から待機位置側に向けてスライドしていくことを特徴とする。
この構成によれば、移動体スライドロックによって移動体がスライドの規制状態にあるとき、シート旋回ロックのロック解除の操作を行うだけで、付勢手段の付勢力によって移動体を使用位置から待機位置側へスライドさせることができる。そのため、移動体をスライドさせる手間を省くことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
以下、本発明を実施するための最良の形態を、図1〜6を用いて説明する。図1は、本発明の実施例に係る車両のロック機構の分解斜視図である。図2は、図1の組み付け状態のA−A線断面図である。図3は、図1の組み付け状態のB−B線断面図である。図4は、図2において、シート旋回ロック解除レバーを操作したときの状態を示す図である。図5は、図3において、シート旋回ロック解除レバーを操作したときの状態を示す図である。図6は、図5において、移動体が待機位置側に向けてスライドした状態を示す図である。なお、以下の説明にあたって、上、下、前、後、左、右とは、上述した図に記載した、上、下、前、後、左、右の方向、すなわち、車両を基準にしたときの上、下、前、後、左、右の方向を示している。
【0008】
まず、図1を参照して、本発明の実施例に係る車両を説明する。この車両には、車両用シートとして、運転席1が設けられている。また、車両には、この運転席1と並設される格好で助手席(図示しない)が設けられている。そして、これら運転席1と助手席との間には、移動体であるコンソールボックス50が設けられている。以下に、これら運転席1とコンソールボックス50の詳細な構造を個別に説明する。
【0009】
はじめに、運転席1から説明する。運転席1は、乗員の着座部となるシートクッション10と、このシートクッション10に対して傾動可能に構成され乗員の背凭れ部となるシートバック20と、このシートバック20の上部に組み付けられ乗員の後頭部を支承するヘッドレスト(図示しない)とから構成されている。この運転席1は、公知の旋回機構12とスライド機構30(左右に対を成すロアレール32、32とアッパレール34、34)とを介して車両フロアFに組み付けられている。これにより、運転席1は車両フロアFに対し水平回りに旋回可能となっていると共に、車両フロアFに対し前後方向にスライド可能となっている。
【0010】
なお、運転席1が不用意に旋回することがないように、旋回機構12にはシート旋回ロック(図示しない)が設けられている。そして、乗員がシート旋回ロックのロック解除を行ったときのみ、運転席1を旋回させることができる。なお、このシート旋回ロックのロック解除は、運転席1のシートクッション10のインナ側のシールド14の表面に組み付けられたシート旋回ロック解除レバー16の操作によって行われる構造となっている。
【0011】
また、運転席1が不用意にスライドすることがないように、スライド機構30にも旋回機構12と同様にシートスライドロック(図示しない)が設けられている。そして、乗員がシートスライドロックのロック解除を行ったときのみ、運転席1をスライドさせることができる。なお、このシートスライドロックのロック解除は、運転席1のシートクッション10の下方位置に組み付けられたシートスライドロック解除レバー(図示しない)の操作によって行われる構造となっている。
【0012】
次に、コンソールボックス50を説明する。コンソールボックス50は、例えば、その上面が開口可能な収納ボックスである。コンソールボックス50は、既に説明した運転席1と同様に、スライド機構60(左右に対を成すロアレール62、62とアッパレール64、64)を介して車両フロアFに組み付けられている。これにより、運転席1が非旋回状態(運転席1の前方向と車両の前方向が一致している状態)にあるとき、運転席1の略横位置となる使用位置、すなわち、運転席1に着座した乗員がコンソールボックス50を使用するときの位置(図1のコンソールボックス50の位置)と、この使用位置の前位置である待機位置との間でコンソールボックス50をスライドさせることができる。
【0013】
なお、使用位置にあるコンソールボックス50が不用意にスライドすることがないように、スライド機構60にも上述したスライド機構30のシートスライドロックと同様にボックススライドロックが設けられている。このボックススライドロックが、特許請求の範囲に記載の「移動体スライドロック」に相当する。そして、乗員がボックススライドロックのロック解除を行ったときのみ、コンソールボックス50をスライドさせることができる。なお、このボックススライドロックのロック解除は、既に説明したシート旋回ロック解除レバー16またはボックススライドロック解除レバー(図示しない)の操作によって行われる構造となっている。
【0014】
続いて、上述したボックススライドロックの詳細構成と作用をそれぞれ説明する。まず、ボックススライドロックの詳細構成を説明する。このボックススライドロックは、既に説明したシート旋回ロック解除レバー16と、ヒンジブラケット36、38と、連動プレート40と、操作ケーブル18と、圧縮ばね42と、サポートブラケット66と、同期ロッド68と、シート連動プレート70と、スライド解除フック72、ロック解除プレート74とから構成されている。以下に、これらの各構成部材を説明する。
【0015】
はじめに、シート旋回ロック解除レバー16を説明する。シート旋回ロック解除レバー16は、既に説明したように、運転席1のシートクッション10のインナ側のシールド14の表面に組み付けられているレバーである。このシート旋回ロック解除レバー16を操作すると、既に説明したシート旋回ロックのロック解除と、これから説明するボックススライドロックのロック解除とが同時に行われる構造となっている。
【0016】
次に、ヒンジブラケット36、38を説明する。ヒンジブラケット36、38は、運転席1のスライド機構30におけるインナ側のアッパレール34のうち、上面の前後の両端にそれぞれ固着されているブラケットである。このヒンジブラケット36、38によって、後述する連動プレート40は支持される構造となっている。次に、連動プレート40を説明する。連動プレート40は、載置部40aを備えたプレートである。この連動プレート40は、その載置部40aが両ヒンジブラケット36、38を橋渡す格好となるように、両ヒンジブラケット36、38に対し枢着されている。
【0017】
次に、操作ケーブル18を説明する。操作ケーブル18は、筒状のアウタケーブル18aと、その内部を挿通するワイヤー状のインナケーブル18bとから成る2重構造のケーブルである。アウタケーブル18aの一端は、前側のヒンジブラケット36に掛着されている。また、インナケーブル18bの一端は、連動プレート40に掛着されている。一方、アウタケーブル18aの他端は、シールド14の内面に掛着されている。また、インナケーブル18bの他端は、シート旋回ロック解除レバー16に掛着されている。
【0018】
次に、圧縮ばね42を説明する。圧縮ばね42の一端はヒンジブラケット38に固着されており、その他端はコンソールボックス50の係合壁52を押し当て可能となっている。そのため、コンソールボックス50が使用位置にあるとき、圧縮ばね42は付勢状態(縮んだ状態)となっている。この圧縮ばね42が、特許請求の範囲に記載の「付勢手段」に相当する。次に、サポートブラケット66を説明する。サポートブラケット66は、コンソールボックス50のスライド機構60におけるアッパレール64に固着されているブラケットである。このサポートブラケット66によって、後述する同期ロッド68は支持される構造となっている。
【0019】
次に、シート連動プレート70を説明する。シート連動プレート70は、載置部70aを備えたプレートである。このシート連動プレート70は、コンソールボックス50が使用位置にありシート旋回ロック解除レバー16が非操作状態のときに、その載置部70aが連動プレート40の載置部40aの上に載る格好となるように、同期ロッド68に固着されている(図2、図3参照)。
【0020】
次に、スライド解除フック72を説明する。スライド解除フック72は、使用位置にコンソールボックス50があるときにシート旋回ロック解除レバー16の操作を行って同期ロッド68を回転させると、その先端部72aがボックススライドロックのロック解除部(図示しない)を押し当てるように、同期ロッド68に固着されている(図4、図5参照)。
【0021】
次に、ロック解除プレート74を説明する。ロック解除プレート74は、同期ロッド68に固着されているプレートである。このロック解除プレート74は、操作ケーブルを介してボックススライドロック解除レバー(いずれも図示しない)と締結されている。そのため、ボックススライドロック解除レバーの操作を行うと、操作ケーブルを介して同期ロッド68を回転させることができる。このようにして、ボックススライドロックのロック解除のみを行うこともできる。
【0022】
続いて、ボックススライドロックの作用を説明する。この説明をするにあたって、コンソールボックス50が使用位置にあるときを説明する。運転席1に着座した乗員がシート旋回ロック解除レバー16の操作を行うと、運転席1のシート旋回ロックのロック解除を行うことができる。また、この操作によって操作ケーブル18のインナケーブル18bが引っ張られる。これにより、連動プレート40は、その載置部40aが上方向に向かって回動していく(図2において、載置部40aが反時計回り方向に回動していく)。
【0023】
すると、連動プレート40の載置部40aに載せられているシート連動プレート70の載置部70aも上方向に向かって回動していく(図3において、載置部70aが反時計回り方向に回動していく)。これにより、同期ロッド68を介して、スライド解除フック72は、その先端部72aが下方向に向かって回動していく(図3において、先端部72aが反時計回り方向に回動していく)。
【0024】
これにより、先端部72aがボックススライドロックのロック解除部に押し当てられ、ボックススライドロックのロック解除が行われる(図4、図5参照)。すると、コンソールボックス50は使用位置にあるとき、圧縮ばね42によって付勢されているため、このロック解除によってコンソールボックス50は使用位置から待機位置側に向けてスライドしていく(図6参照)。
【0025】
なお、上述したボックススライドロックの各構成部材のうち、同期ロッド68とロック解除プレート74と以外の構成部材は、左右対称となるように、助手席のインナ側のアッパレール(図示しない)と、コンソールボックス50の左側のアッパレール64とにそれぞれ組み付けられている。そのため、助手席のシート旋回ロック解除レバーの操作を行うと、運転席1のシート旋回ロック解除レバー16の操作と同様に、助手席のシート旋回ロックのロック解除と、上述したボックススライドロックのロック解除とを同時に行うことができる。
【0026】
本発明の実施例に係る車両は、上述したように構成されている。この構成によれば、運転席1に着座した乗員は、シート旋回ロック解除レバー16の操作を行うと、運転席1のシート旋回ロックのロック解除だけでなく、コンソールボックス50のボックススライドロックのロック解除も行うことができる。そのため、例えば、コンソールボックス50が使用位置にあるときに運転席1に着座した乗員は運転席1を旋回させたい場合、ボックススライドロックのロック解除の操作を行うことなくシート旋回ロック解除レバー16の操作だけで、コンソールボックス50のボックススライドロックのロック解除も行うことができる。その後、乗員はロック解除されたコンソールボックス50を使用位置から待機位置側へスライドさせて運転席1を旋回させることができる。したがって、コンソールボックス50を使用位置から待機位置側へスライドさせるときの操作性を向上させることができる。
【0027】
すなわち、コンソールボックス50が使用位置にあるときに運転席1に着座した乗員は運転席1を旋回させたい場合、従来技術の思想であれば、シート旋回ロック解除レバー16とボックススライドロック解除レバーの2個のレバー操作を行わなければいけなかった。しかし、本発明の思想であれば、シート旋回ロック解除レバー16のみの操作で済む。したがって、コンソールボックス50を使用位置から待機位置側へスライドさせるときの操作性を向上させる格好となる。
【0028】
また、この構成によれば、ボックススライドロックによってコンソールボックス50がスライドの規制状態にあるとき、シート旋回ロック解除レバー16の操作を行うだけで、圧縮ばね42の付勢力によってコンソールボックス50を使用位置から待機位置側へスライドさせることができる。そのため、コンソールボックス50をスライドさせる手間を省くことができる。
【0029】
上述した内容は、あくまでも本発明の一実施の形態に関するものであって、本発明が上記内容に限定されることを意味するものではない。
実施例では、車両用シートが運転席1である場合を例に説明した。しかし、これに限定されるものでなく、車両内に配置される席であれば、車両用シートはどの席であっても構わない。
【0030】
また、実施例では、移動体がコンソールボックス50である場合を例に説明した。しかし、これに限定されるものでなく、移動体はセンタシートであっても構わない。また、実施例では、運転席1は公知の旋回機構12とスライド機構30とを介して車両フロアFに組み付けられている場合を例に説明した。しかし、これに限定されるものでなく、運転席1は公知の横スライド機構とスライド機構30とを介して車両フロアに組み付けられていても構わない。
【0031】
また、実施例では、コンソールボックス50の待機位置は、使用位置の前位置である場合を例に説明した。しかし、これに限定されるものでなく、コンソールボックス50の待機位置は、使用位置の後位置であっても構わない。
【図面の簡単な説明】
【0032】
【図1】図1は、本発明の実施例に係る車両のロック機構の分解斜視図である。
【図2】図2は、図1の組み付け状態のA−A線断面図である。
【図3】図3は、図1の組み付け状態のB−B線断面図である。
【図4】図4は、図2において、シート旋回ロック解除レバーを操作したときの状態を示す図である。
【図5】図5は、図3において、シート旋回ロック解除レバーを操作したときの状態を示す図である。
【図6】図6は、図5において、移動体が待機位置側に向けてスライドした状態を示す図である。
【符号の説明】
【0033】
42 圧縮ばね(付勢手段)
60 コンソールボックス(移動体)
F 車両フロア
R ボックススライドロック(移動体スライドロック)



【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両フロアに対し水平回りに旋回可能または車両フロアに対し幅方向にスライド可能に組み付けられた車両用シートと、この車両用シートの略横位置となる使用位置と、この使用位置の前位置または後位置である待機位置との間でスライド可能に組み付けられた移動体とを備え、車両用シートの旋回範囲またはスライド範囲と移動体のスライド範囲とが重複している車両であって、
車両用シートの旋回を規制するシート旋回ロックまたは車両用シートのスライドを規制するシートスライドロックと、使用位置にある移動体のスライドを規制する移動体スライドロックとを備えており、
シート旋回ロックまたはシートスライドロックのロック解除を行うと、移動体スライドロックのロック解除も行われることを特徴とする車両。
【請求項2】
請求項1に記載の車両であって、
移動体スライドロックは、使用位置にある移動体を待機位置側に向けて付勢する付勢手段を備えており、
移動体が使用位置にあるとき、移動体スライドロックのロック解除を行うと、付勢手段の付勢力によって移動体は使用位置から待機位置側に向けてスライドしていくことを特徴とする車両。





【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2009−262802(P2009−262802A)
【公開日】平成21年11月12日(2009.11.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−115623(P2008−115623)
【出願日】平成20年4月25日(2008.4.25)
【出願人】(000241500)トヨタ紡織株式会社 (2,945)
【出願人】(000003207)トヨタ自動車株式会社 (59,920)
【Fターム(参考)】