説明

車載カメラを利用した情報入力装置

【課題】所望の角度から撮像した走行中の移動体の画像を容易に得ることができる車載カメラを利用した情報入力装置を提供する。
【解決手段】撮像方向と撮像ポイントを格納する撮像指示DBと通信を行う通信部とを備え、ユーザの好む撮影方向と撮影ポイントを設定する情報設定部と、撮像方向と撮像ポイントを格納する撮像ポイントDBと通信を行う車載装置通信部とを備え、情報設定部から撮像方向と撮像ポイントを受信するユーザの車載装置と、を備える。ユーザの車載装置は撮影する車の車載装置に撮像方向と撮像ポイントと走行情報とを送信し、撮影する車の車載装置は受信した撮像方向と撮像ポイントと走行情報から撮像可否を判定して指定されたタイミングによりユーザの車を撮像する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、一方の移動体を他方の移動体から撮像し、この撮像した画像データを一方の移動体に送信することにより一方の移動体を所望の撮像角度から撮像する、車載カメラを利用した情報入力装置に関する。
【背景技術】
【0002】
近年では、自動車の愛好家が自分の車をカメラで撮像し、この映像をインターネットのサイトに投稿して愛好家同士の交流を図ることが行われている。これらの愛好家の多くは、自分の車を自分で撮像するため、停車中の車を撮像せざるを得ない。しかし、愛好家たちは走行中の自分の車を所望の背景で撮像した映像を得たいという要望を持っている。
【0003】
この点に関し、撮像した映像を他の移動体のナビゲーションシステムに送信するシステムが提案されている(例えば、特許文献1)。
【0004】
しかし、この技術においては撮像する移動体の認識と撮像タイミングは人間の判断に任されているため、所望の映像を得ることが困難であるという問題点がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2003−139546号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、所望の角度から撮像した走行中の移動体の画像を容易に得ることができる車載カメラを利用した情報入力装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、通信手段を備える通信部、撮像方向及び撮像ポイントを格納する撮像指示データベース、及び演算装置を含む制御部を備える情報設定部と、通信手段を備える車載装置通信部、撮像方向及び撮像ポイント及びカメラ方向を格納する撮像ポイントデータベース、車載カメラを含む撮像装置、及び走行情報に係る情報を収集する走行情報収集部を備える車載装置と、を備え、ユーザの移動体に搭載された車載装置は、撮影する移動体に搭載された車載装置に撮像方向、撮像ポイント、走行情報を送信する撮像指示送信手段を備え、撮影する移動体に搭載された車載装置は、受信した撮像方向、走行情報から撮像可否を判定して撮像可否をユーザの移動体に搭載された車載装置に送信する撮像可否送信手段を備え、ユーザの移動体に搭載された車載装置は、撮影する移動体に搭載された車載装置に撮像タイミングを送信する撮像タイミング送信手段を備え、撮影する移動体に搭載された車載装置は、受信した撮像タイミングと撮像ポイントに基づいてユーザの移動体を撮像する撮像手段を備える車載カメラを利用した情報入力装置を提供する。
【発明の効果】
【0008】
所望の撮像ポイントにおける所望の角度の走行中の画像を撮像することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】情報入力装置の概要を示すブロック図である。
【図2】走行情報収集部の構成を示すブロック図である。
【図3】撮像指示DBのデータ構成を示す図である。
【図4】撮像ポイントDBのデータ構造を示す図である。
【図5】ユーザの車載装置及び撮像する車の車載装置による撮像処理のフローチャートである。
【図6】撮像方向のベクトルデータの例を示す図である。
【図7】撮像可否の判定方法を示す図である。
【図8】固定車載装置の例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に、本発明の一実施形態に係る車載カメラを利用した情報入力装置(以下、単に情報入力装置と呼ぶ。)を、図面を参照して詳細に説明する。
【0011】
(情報入力装置の構成)
図1は、情報入力装置100の概要を示すブロック図である。図1に示すように、情報入力装置100は情報設定部110と車載装置120とを備える。情報設定部110と車載装置120とは、別体にて構成される。なお、情報設定部110と車載装置120は一体に構成されていてもよい。その場合は後述の通信部112を省略し、制御部111と車載装置制御部121とを接続してもよい。
【0012】
情報設定部110は、CPUなどの演算装置を備える制御部111と、無線通信機能を有する通信部112と、キーボード、マウス、ディスプレイ、マイク、スピーカなどの入出力デバイスを備える入出力部113と、音声情報を認識する音声処理部114と、画像を認識する画像処理部115と、ROMやRAMなどの記憶装置116と、撮像指示データベース117(以下、データベースをDBと略す。)と、を備える。
【0013】
車載装置120は、CPUなどの演算装置を備える車載装置制御部121と、無線通信機能を有する車載装置通信部122と、タッチパネル、ディスプレイ、マイク、スピーカなどの入出力デバイスを備える車載装置入出力部123と、音声情報を認識する車載装置音声処理部124と、画像を認識する車載装置画像処理部125と、ROMやRAMなどの車載装置記憶装置126と、車載カメラなどの撮像装置128と、走行情報収集部129と、撮像ポイントDB127と、を備える。
【0014】
なお、車載装置120は自動車などの移動体に搭載される。撮像する側の移動体には車載装置120と同じ装置である車載装置120Aが搭載されているものとする。
【0015】
図2は走行情報収集部129の構成を示すブロック図である。図2に示すように、走行情報収集部129は、CPUなどの演算装置を備える収集制御部201と、移動体の速度を検知する車速センサ202と、ハンドルの回転角を検知するハンドル回転角センサ203と、移動体が前進しているか、後退しているかを検知するギアセンサ204と、移動体の緯度、経度を人工衛星から受信した信号に基づいて検知するGPSユニット205と、を備える。
【0016】
走行情報収集部129は、車速センサ202、ハンドル回転角センサ203、ギアセンサ204、及びGPSユニット205からの信号に基づき、移動体の緯度、経度の位置と、進行方向と、車速とを算出する。
【0017】
進行方向は、ある時間t0に計測した位置と、t0から一定時間経過後のt1に計測した位置とから算出される。車速は移動体のスピードメータからの出力を利用して算出してもよい。
【0018】
図3は、撮像指示DB117のデータ構成を示す図である。図3に示すように、撮像指示DB117は、撮像方向テーブル117Aと、撮像ポイントテーブル117Bと、趣向テーブル117Cと、を格納する。
【0019】
撮像方向テーブル117Aは、ユーザが望む撮像方向をベクトルデータの形式にて格納する。撮像ポイントテーブル117Bは、撮像ポイントのキーワードと、撮像ポイントの緯度、経度を示す緯度経度情報と、撮像ポイントの代表的な画像である撮像ポイント画像と、を関連付けて格納する。ここで、キーワードは、海、山、湘南海岸、富士山等の撮像ポイントの属性を示す語が格納される。
【0020】
趣向テーブル117Cは、撮像ポイントテーブルに格納されるキーワードと、そのキーワードが設定された回数を示す設定回数と、を関連付けて格納する。
【0021】
図4は、撮像ポイントDB127のデータ構造を示す図である。図4に示すように、撮像ポイントDB127は、撮像方向テーブル127Aと、撮像ポイントテーブル127Bと、カメラテーブル127Cと、を格納する。
【0022】
撮像方向テーブル127Aは、ユーザが望む撮像方向をベクトルデータの形式にて格納する。撮像ポイントテーブル127Bは、撮像ポイントのキーワードと、撮像ポイントの緯度、経度を示す緯度経度情報と、撮像ポイントの代表的な画像である撮像ポイント画像と、撮像を指示する指示フラグと、を関連付けて格納する。
【0023】
カメラテーブル127Cは、車載カメラに固有に割り当てられたカメラ番号と、カメラが撮像できる方向のベクトルデータであるカメラ方向と、を関連付けて格納する。ここで、カメラ方向は、移動体の重心を原点とし、高さをZ軸と、進行方向をY軸と、進行方向に直行する方向をX軸とする3次元ベクトルによって表わされるカメラの取り付け位置と、カメラの撮像可能な方向と、が格納される。
【0024】
(情報設定部の動作)
(撮像ポイントの設定)
情報設定部110は、入出力部113からキーワードの入力を受け入れる。次に情報設定部110は、このキーワードに該当する撮像ポイントを撮像指示DB117から検索して入出力部113に表示する。次に情報設定部110はユーザによる撮像指示の入力を受け入れ、撮像ポイントを確定する。
【0025】
キーワードの設定は、マイクから入力した音声を音声処理部114が音声認識してテキストデータに変換し、このテキストデータに基づいて撮像指示DB117を検索するように構成することもできる。
【0026】
(撮像方向の指定)
情報設定部110は、ユーザの車の撮像方向の入力を受け入れる。撮像方向は、例えば「右前方下から」、「左後方上から」などのような文字あるいは撮像サンプルなどが入出力部113に表示され、ユーザがその中から選ぶことにより入力されるように構成することができる。あるいは、入出力部113に表示された自動車の向きをマウスやタッチパネルで回転させて指定するように構成することもできる。撮像方向は、ベクトルデータに変換される。
【0027】
(撮像指示の送信)
情報設定部110は、撮像方向と撮像ポイントの送信指示の入力を入出力部113から受け入れる。次に情報設定部110は通信部112から車載装置の車載装置通信部122に無線にて撮像方向と撮像ポイントとを送信する。
【0028】
情報設定部110と車載装置が一体に形成されている場合は、制御部111に接続された車載装置制御部121に撮像方向と撮像ポイントとが送信される。
【0029】
(趣向データの蓄積)
情報設定部110は、ユーザの趣向を蓄積する機能を有するように構成することができる。ユーザの趣向は、ユーザによって選択されて撮像指示を設定された回数をカウントして趣向テーブル117Cに格納することによっておこなわれる。
【0030】
この場合、情報設定部110は撮像ポイントの設定において設定回数の多い順に入出力部113に表示する。
【0031】
情報設定部110は、ユーザの趣向を、ユーザの選択した撮像ポイント画像から判定するように構成することができる。情報設定部110は、撮像ポイントが選択されると画像処理部115によって抽出された画像を構成する輪郭を記憶装置116に一時的に記憶する。
【0032】
情報設定部110は、撮像ポイントテーブル117Bの撮像ポイント画像を順次読みだし、画像処理部115に輪郭を抽出させ、記憶した輪郭の構成との差を計算する。情報設定部110はこの差の小さい順に撮像ポイントの設定において入出力部113に表示する。
【0033】
(車載装置の動作)
(撮像方向と撮像ポイントの受信)
車載装置120は、車載装置通信部122により情報設定部110から撮像方向と撮像ポイントとを受信し、撮像ポイントDB127に格納する。車載装置音声処理部124は、受信した旨を音声によりユーザに知らせる。
【0034】
(撮像処理)
図5は、ユーザの車載装置120及び撮像する車の車載装置120Aによる撮像処理のフローチャートである。図5に示すように、ステップ501において、ユーザの車載装置120は、撮像方向と撮像ポイントとユーザの車の走行情報とを撮像する車の車載装置120Aに送信する。
【0035】
ステップ502において、撮像する車の車載装置120Aは撮像方向と撮像ポイントと走行情報とを受信する。撮像する車の車載装置120Aは、受信した走行情報と撮像方向に基づいてカメラテーブル127Cのカメラ方向を検索する。
【0036】
ステップ503において、撮像する車の車載装置120Aは該当するカメラが存在する場合「可」を、存在しない場合「否」を、撮像可否としてユーザの車載装置120に送信する。
【0037】
ステップ504において、ユーザの車載装置120は受信した撮像可否を判定し、「可」である場合にはステップ507に進み、「否」である場合にはステップ501に戻る。
【0038】
ステップ505において、撮像する車の車載装置120Aは撮像ポイントの近くに達したとき、撮像に使用するカメラをスタンバイして準備する。
【0039】
ステップ506において、撮像する車の車載装置120Aは走行情報収集部129が収集した情報から、撮像する車の車速、進行方向、位置を含む走行情報を算出し、この走行情報をユーザの車載装置120に送信する。
【0040】
ステップ507において、ユーザの車載装置120は撮像する車の車載装置120Aから走行情報を受信する。ステップ508において、ユーザの車載装置120はユーザの車の走行情報を走行情報収集部129から取得した情報から算出し、撮像する車の走行情報と比較して撮像タイミングを計算する。
【0041】
ステップ509において、ユーザの車載装置120は撮像タイミングを撮像する車の車載装置120Aに送信する。ステップ510において、撮像する車の車載装置120Aは撮像タイミングを受信し、ステップ511において撮像タイミングになったときにユーザの車を撮像する。
【0042】
ステップ512において、撮像する車の車載装置120Aは撮像データをユーザの車載装置120に送信する。このとき、撮像した画像を車載装置画像処理部125によって処理し、撮像された映像に含まれる構成要素を抽出する。この構成要素には、山、海、橋などのランドマークが含まれる。撮影する車の車載装置120Aはこの構成要素のキーワードを検索し、このキーワードをインデックスフラグとして撮像した撮像データに付加してユーザの車載装置120に送信してステップ502に戻る。
【0043】
インデックスフラグは、ユーザが撮像画像を検索するときに用いることができるものである。このインデックスフラグを検索することにより、ユーザは所望の条件に合った撮像データを素早く探し出すことができる。
【0044】
ステップ513において、ユーザの車載装置120は撮影する車の車載装置120Aから撮像データを受信する。ステップ514において、ユーザの車載装置120は受信した撮像データを車載装置記憶装置126に格納してステップ501に戻る。
【0045】
(ベクトルデータの例)
図6は、撮像方向のベクトルデータの例を示す図である。図6に示すように、撮影方向602はユーザの車601の重心を原点Oとし、高さ方向をZ軸、進行方向をY軸、進行方向に直行する方向をX軸として表される。
【0046】
図7は、撮像可否の判定方法を示す図である。ユーザの車702は速度ベクトル706によって表わされる方向に進んでいる。撮像方向704は「右前方下から」である。撮影する車701は速度ベクトル705の方向に進んでいる。車載カメラはカメラ方向703の方向に撮像が可能である。
【0047】
ユーザの車載装置120は撮像方向と撮像ポイントを撮影する車701の車載装置120Aに送信する。撮影する車の車載装置120Aは速度ベクトル706と撮像方向704の合成ベクトルと、速度ベクトル705とカメラ方向703の合成ベクトルの関係から撮像可否を判定するように構成することもできる。
【0048】
(固定車載装置)
図8は、固定車載装置の例を示す図である。撮影する車の車載装置120Aは、自動車のような移動体に搭載されるものに限られない。図8に示すように、所定の位置に固定されたポール801の上部802に固定することも可能である。このように配置することにより、景勝地などの所望の背景を撮像することができる。
【0049】
(撮像データの取り出し)
情報設定部110はユーザの車載装置120に撮像データの送信を指示する。次に、ユーザの車載装置120は撮像データを情報設定部110に送信する。
【0050】
ユーザは情報設定部110が備えるUSBなどの通信手段によりパソコンなどに撮像データを転送することにより、撮像データを利用することが可能となる。
【0051】
(本実施形態の効果)
以上述べたように、本実施形態の情報入力装置100は、撮像方向と撮像ポイントを格納する撮像指示DB117と通信を行う通信部112とを備え、ユーザの好む撮影方向と撮影ポイントを設定する情報設定部110と、撮像方向と撮像ポイントを格納する撮像ポイントDB127と通信を行う車載装置通信部122とを備え、情報設定部110から撮像方向と撮像ポイントを受信するユーザの車載装置120と、を備える。ユーザの車載装置120は撮影する車の車載装置120Aに撮像方向と撮像ポイントと走行情報とを送信し、撮影する車の車載装置120Aは受信した撮像方向と撮像ポイントと走行情報から撮像可否を判定して指定されたタイミングによりユーザの車を撮像する。従って、ユーザは所望の撮像ポイントにおける所望の角度の走行中の画像を撮像することができるという効果がある。
【符号の説明】
【0052】
100:情報入力装置、
110:情報設定部、
117:撮像指示DB、
120:ユーザの車載装置、
120A:撮像する車の車載装置、
127:撮像ポイントDB。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
通信手段を備える通信部、撮像方向及び撮像ポイントを格納する撮像指示データベース、及び演算装置を含む制御部を備える情報設定部と、
通信手段を備える車載装置通信部、撮像方向及び撮像ポイント及びカメラ方向を格納する撮像ポイントデータベース、車載カメラを含む撮像装置、及び走行情報に係る情報を収集する走行情報収集部を備える車載装置と、を備え、
ユーザの移動体に搭載された前記車載装置は、
撮影する移動体に搭載された前記車載装置に前記撮像方向、前記撮像ポイント、前記走行情報を送信する撮像指示送信手段を備え、
撮影する移動体に搭載された前記車載装置は、
受信した前記撮像方向、前記走行情報から撮像可否を判定して撮像可否をユーザの移動体に搭載された前記車載装置に送信する撮像可否送信手段を備え、
ユーザの移動体に搭載された前記車載装置は、
撮影する移動体に搭載された前記車載装置に撮像タイミングを送信する撮像タイミング送信手段を備え、
撮影する移動体に搭載された前記車載装置は、
受信した前記撮像タイミングと前記撮像ポイントに基づいてユーザの移動体を撮像する撮像手段を備える
車載カメラを利用した情報入力装置。
【請求項2】
前記情報設定部は、
設定された撮像ポイントの履歴情報からユーザの趣向を判定する請求項1記載の車載カメラを利用した情報入力装置。
【請求項3】
前記車載装置は、
撮像した撮像データにインデックスフラグを付加して他の車載装置に送信する請求項1記載の車載カメラを利用した情報入力装置。
【請求項4】
前記車載装置は、
定められた位置に固定される請求項1記載の車載カメラを利用した情報入力装置。
【請求項5】
撮影する移動体に搭載された前記車載装置は、
受信した撮像方向、走行情報から、撮像可能な撮像装置の有無を判定する請求項1記載の車載カメラを利用した情報入力装置。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate


【公開番号】特開2010−223709(P2010−223709A)
【公開日】平成22年10月7日(2010.10.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−70345(P2009−70345)
【出願日】平成21年3月23日(2009.3.23)
【出願人】(000003078)株式会社東芝 (54,554)
【Fターム(参考)】