説明

車載ロボット装置

【課題】 ロボット本体を動作させる必要の無いときにロボット本体を格納することが可能な車載ロボット装置を提供する。
【解決手段】 車載ロボット装置1は、車両2のセンターコンソール9の上方に配置されたロボット本体10を備えている。ロボット本体10は、胴体と、この胴体に対して上下動可能に連結された頭部と、胴体に対して回動可能に連結された左右のアームとを有している。ロボット本体10は、センターコンソール9の上に設けられた起き上がり機構によって、フロントコンソール8の収納ボックス20の上面に当接するように寝かせた状態から起き上がった状態に変形可能となっている。ロボット本体10を寝かせた状態では、ロボット本体10が車内装備品の一つであるアームレストとして機能するようになっている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両内で動作する車載ロボット装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来の車載ロボット装置としては、例えば特許文献1に記載されているように、車両の天井部、ドア周り部、センターコンソール部等にレールに敷設し、このレールに沿って車載用ロボットを移動可能としたものが知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2002−166379号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記従来技術においては、車載用ロボットが車両の天井部等を移動するため、車載用ロボットを動作させる必要の無いときには、乗員にとって車載用ロボットが邪魔になることがある。従って、そのようなときには、車載用ロボット(ロボット本体)を格納しておくことが望ましい。
【0005】
本発明の目的は、ロボット本体を動作させる必要の無いときにロボット本体を格納することが可能な車載ロボット装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、胴体及びアームを有するロボット本体と、ロボット本体が起き上がっていない状態から起き上がった状態に変形可能となるようにロボット本体を駆動する駆動手段とを備え、ロボット本体が起き上がっていない状態では、ロボット本体が車内装備品の一部を形成することを特徴とするものである。
【0007】
このような本発明の車載ロボット装置において、通常時には、ロボット本体は、アームを胴体に対して閉じたまま起き上がっていない状態にあり、車内装備品の一部として機能する。一方、車両の乗員がロボット本体の作動を指示すると、ロボット本体は、起き上がった状態となり、乗員と何らかのコミュニケーションを行うことが可能となる。このようにロボット本体を動作させる必要の無いときには、ロボット本体を車内装備品の一部として格納しておくことができる。
【0008】
好ましくは、ロボット本体が起き上がっていない状態は、ロボット本体の格納状態であり、ロボット本体が起き上がった状態は、ロボット本体の動作状態である。
【0009】
また、好ましくは、ロボット本体は、運転席と助手席との間に設置されている。この場合には、ロボット本体が起き上がった状態において、運転席または助手席に座っている乗員とのコミュニケーションが取りやすくなる。また、ロボット本体の胴体にナビゲーションや情報端末等の機器が設けられている場合に、運転席または助手席に座っている乗員が機器を操作しやすくなる。なお、ロボット本体は、座席の左右いずれかに設置されていても良い。
【0010】
また、好ましくは、ロボット本体を車両の前後方向に移動させる移動手段を更に備える。この場合には、ロボット本体が車両の後部まで移動可能となるので、後部座席に座っている乗員とのコミュニケーションも取りやすくなる。
【0011】
さらに、好ましくは、ロボット本体を旋回させる回転手段を更に備える。この場合には、ロボット本体が乗員のほうを向くことが可能となるため、乗員とのコミュニケーションが一層取りやすくなる。
【0012】
また、好ましくは、車内装備品の一部がアームレストである。この場合には、車両に純正のアームレストが装備されていなくても、ロボット本体により運転者等の腕を休ませることができる。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、ロボット本体を動作させる必要の無いときに、ロボット本体を格納することが可能となるので、ロボット本体が運転者や乗員の移動の邪魔になることが防止され、運転者による車両の運転が行いやすくなる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】本発明に係わる車載ロボット装置の一実施形態を備えた車両の内部を示す概略図である。
【図2】図1に示したロボット本体の正面図である。
【図3】図2に示したロボット本体の動作状態を示す斜視図である。
【図4】図1に示したロボット本体及びフロントコンソールの位置関係を示す側面図である。
【図5】図1に示したロボット本体を駆動するための機構を示す側面断面図である。
【図6】図1に示した車載ロボット装置の動作の具体例を示す概念図である。
【図7】図1に示した車載ロボット装置の動作の具体例を示す概念図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、本発明に係わる車載ロボット装置の好適な実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
【0016】
図1は、本発明に係わる車載ロボット装置の一実施形態を備えた車両の内部を示す概略図である。同図において、本実施形態の車載ロボット装置1は、車両2の車室3内に搭載された対話型のロボット装置である。
【0017】
車両2は、車室3内に運転席4、助手席5及び後部座席6,7が配置された3列シート構造を有している。後部座席6,7は、何れも分割型のシートである。なお、最後部座席7は、左右一体のベンチシートであっても良い。運転席4と助手席5との間には、フロントコンソール8が配置されている。そして、フロントコンソール8の後方には、センターコンソール9が配置されている。
【0018】
車載ロボット装置1は、センターコンソール9の上方に配置されたロボット本体10を備えている。ロボット本体10は、図2及び図3に示すように、胴体11と、頭部12と、左アーム13A及び右アーム13Bとを有する上半身双腕ロボットである。頭部12は、胴体11に対して上下動可能に連結され、2つの眼14を有している。左アーム13A及び右アーム13Bは、胴体11に対して回動可能に連結されている。
【0019】
胴体11には、特に図示はしないが、頭部12を上下動させる機構と、アーム13A,13Bを回動させる機構とが内蔵されている。胴体11の腹部(前面)には、テレビ情報、ナビゲーション情報、インターネット情報、車両情報等を表示するタッチディスプレイ15が取り付けられている。このタッチディスプレイ15は、胴体11の背部(後面)に取り付けられていても良い。また、胴体11には、オーディオ機器のインターフェース等の情報機器が内蔵されている。
【0020】
左アーム13Aは、二の腕部16A、腕部17A及び手の甲部18Aからなり、手の甲部18Aには複数本の指部19Aが設けられている。左アーム13Aの各関節部には、腕部17A、手の甲部18A及び各指部19Aを動かす駆動モータ(図示せず)が軽量コンパクトに組み込まれている。右アーム13Bは、二の腕部16B、腕部17B及び手の甲部18Bからなり、手の甲部18Bには複数本の指部19Bが設けられている。右アーム13Bの各関節部には、腕部17B、手の甲部18B及び各指部19Bを動かす駆動モータ(図示せず)が軽量コンパクトに組み込まれている。
【0021】
腕部17A,17Bは、二の腕部16A,16Bの下部に形成された腕ガイド溝51に沿って二の腕部16A,16Bに対して回動(開閉)可能である。また、二の腕部16A,16Bの上部には、腕部17A,17Bを二の腕部16A,16Bに対して閉じたときに各指部19A,19Bを格納するための格納凹部53が設けられている。
【0022】
このようなロボット本体10は、図1及び図4に示すように、フロントコンソール8の収納ボックス20の上面に当接するように寝かせた状態(実線参照)から起き上がった状態(破線参照)に変形可能となっている。ロボット本体10を寝かせた状態では、ロボット本体10が車内装備品の一つであるアームレストとして機能するようになっている。アームレストは、運転者D等が楽な姿勢を保てるように肘を載せるための車内装備品である。
【0023】
ロボット本体10を寝かせるときは、図2に示すように、頭部12を胴体11に対して最下部位置に収納すると共に、腕部17A,17B及び手の甲部18A,18Bを二の腕部16A,16Bに対して閉じた状態とする。これにより、ロボットの存在を認識させることなく、ロボット本体10をアームレスト形態とすることができる。このとき、運転者の肘が当たる胴体11の背面11a(図4参照)には、クッション材からなる表皮が貼り付けられていることが望ましい。
【0024】
なお、ロボット本体10を寝かせたときに、運転者の肘が自然に置かれる部位に対してロボット本体10が後側に位置するような場合またはロボット本体10が後方に移動した場合には、図4に示すように、収納ボックス20の上部に補助アームレスト21を設けても良い。
【0025】
また、車載ロボット装置1は、図5に示すように、ロボット本体10を上記のように寝かせた状態から起き上がらせるための起き上がり機構22を備えている。起き上がり機構22は、センターコンソール9の上に設けられた筐体23を有している。筐体23内には、駆動モータ24と、この駆動モータ24の出力ギア軸24aと噛み合う1次減速ウォームギア25と、この1次減速ウォームギア25と噛み合う2次減速ギア26と、この2次減速ギア26と噛み合う3次減速ギア27とが配置されている。1次減速ウォームギア25、2次減速ギア26及び3次減速ギア27の動作トルク及び動作速度は、最適値に設定されている。
【0026】
1次減速ウォームギア25、2次減速ギア26及び3次減速ギア27は、軸部両端がU字形状の支持ブラケット28によって上下方向に支持されている。また、3次減速ギア27は、2つの固定用ブラケット29を介してロボット本体10の胴体11と固定されている。筐体23には、図2に示すように、ロボット本体10を寝かせた状態から起き上がらせるときに各固定用ブラケット29をガイドするための2つのガイド溝52が設けられている。
【0027】
このような起き上がり機構22において、駆動モータ24を回転駆動させると、駆動モータ24の回転が1次減速ウォームギア25、2次減速ギア26及び3次減速ギア27を介してロボット本体10に伝えられ、ロボット本体10が寝かせた状態(実線参照)から回動して起き上がった状態(2点鎖線参照)となる。駆動モータ24を反対方向に回転駆動させると、上記と同様にして駆動モータ24の回転がロボット本体10に伝えられ、ロボット本体10が起き上がった状態から回動して寝かせた状態となる。
【0028】
また、車載ロボット装置1は、図5に示すように、ロボット本体10を旋回させるための旋回機構30と、ロボット本体10を車両2の前後方向に移動させるための移動機構31とを備えている。
【0029】
旋回機構30は、センターコンソール9内に配置されている。旋回機構30は、センターコンソール9と一体化されたブラケット32を有し、このブラケット32には、上下方向に延びるシャフト33が2つの連結部材55及び2つの軸受34を介して回転可能に支持されている。シャフト33の上端は、連結部材56を介して上記の筐体23に固定されている。シャフト33の下端は、ブラケット32に取り付けられた駆動モータ35の出力軸に連結部材57を介して結合されている。駆動モータ35を回転駆動させると、シャフト33を介して筐体23が回転し、これに伴ってロボット本体10が回転(旋回)する。
【0030】
移動機構31は、図1に示すように、車両2のフロア上に敷設され、フロントコンソール8から最後部座席7まで車両2の前後方向に延びるレール36を有している。また、移動機構31は、図5に示すように、センターコンソール9内に配置されると共にブラケット32に結合されたフレーム37と、このフレーム37に回転自在に支持され、レール36に沿って走行する前後の車輪38とを有している。これにより、センターコンソール9は、レール36上を移動することができる。このとき、手動によりセンターコンソール9を移動させても良いし、或いは車輪38を駆動するモータを設けて、センターコンソール9を自動的に移動させても良い。
【0031】
このような旋回機構30及び移動機構31を設けることにより、起き上がっている状態のロボット本体10は、運転席4に座っている運転者Dだけでなく、助手席5及び後部座席6,7に座っている乗員Jとも向き合うことができる。従って、ロボット本体10は、車両2に乗っている全ての乗員と円滑にコミュニケーションを取ることができる。
【0032】
また、ロボット本体10は、特に図示はしないが、頭部12の各眼14に内蔵されたカメラ等の画像認識センサと、車両2に乗っている乗員が発した音声を認識する音声認識センサとを有している。また、センターコンソール9には、駆動モータ24,35の駆動制御等を含む装置全体を制御するコントローラ及び電源等が組み込まれている。
【0033】
以上のように構成した車載ロボット装置1において、ロボット本体10がアームレスト形態となっているときに、運転者Dや他の乗員Jが音声によりロボット本体10の起き上がりを要求すると、その起き上がり要求に応じて駆動モータ24が回転駆動され、ロボット本体10が横になっている状態から起き上がる。音声による起き上がり要求は、特有言語(キーワード)の呼びかけ、口笛、指の音、その他の合図等によって行う。そして、ロボット本体10の頭部12が上昇し、アーム13A,13Bが動作するために開くようになる。このとき、アームレスト形態からロボット形態に変身することにより、初めて乗車した乗員に驚き及び感動を与え、乗員との親近感を高めることができる。
【0034】
このようにロボット本体10が起き上がってロボット形態となると、車載ロボット装置1は各種動作を実施することが可能となる。
【0035】
例えば図6(a)に示すように、ロボット本体10に取り付けられたナビゲーションや情報端末等により情報検索を行うことができる。このとき、ロボット本体10が運転者D側を振り向くことで、ロボット本体10と運転者Dとの適切な距離が取れるため、運転者Dが無理に手を伸ばしたり視線を横に移動させることをしなくても、スイッチ操作等を行うこと可能となり、運転がしやすくなる。また、他の乗員Jの近くまでロボット本体10を移動させることで、他の乗員Jも情報検索を行うことができ、利便性が向上する。
【0036】
また、図6(b)、(c)に示すように、画像認識や音声認識によってドライブ中に飽きてくる子供Cの動作を認識し、ロボット本体10を子供Cのそばまで移動させて子供Cの遊び相手とすることができる。これにより、運転者Dが子供Cに気をとられることを防ぎ、快適運転に寄与することができる。
【0037】
さらに、例えば缶コーヒーの受け渡し等といった物品のやりとりを各列のシートにシートベルトで拘束された乗員同士で行うことが困難な場合には、図7(a)に示すように、乗員Jの音声指示によってロボット本体10に物品のやりとりの代行を行わせることができる。
【0038】
また、画像認識によって運転者Dの瞼の動きや体の横揺れ等を認識し、運転者Dが居眠りしそうであると判断すると、図7(b)に示すように、ロボット本体10のアーム13A,13Bにより運転者Dの肩等を叩いたり、運転者Dの体に振動を与えたり、運転者Dの体をマッサージすることで、運転者Dの覚醒を促すようにすることもできる。このとき、運転者Dの顔を撮像する車内カメラを設置し、車内カメラにより運転者Dの眠気を検出し、通信により運転者の状態を外部へ伝達した後にロボット本体10による運転者Dの体叩き動作等を制御しても良い。この場合には、ロボット本体10がアームレスト形態にある状態でも起き上がり動作して対処可能となる。
【0039】
また、車両2を駐車場に入れるためにバックする際に、運転者Dの音声指示によってロボット本体10を車室3の後部に移動させ、図7(c)に示すように、ロボット本体10に後方確認を行わせることもできる。このとき、シフトレバーに設けられたスイッチにより車両2がバックすることを検出し、ロボット本体10に後方確認させても良い。この場合にも、ロボット本体10がアームレスト形態にあっても対処可能となる。
【0040】
さらに、渋滞等において後方車が前に車両2を入れてくれた場合に、運転者の音声指示によってロボット本体10を車室3の後部に移動させ、図7(d)に示すように、ロボット本体10に後方車に対して謝礼の動作を行わせることもできる。この場合には、ハザードを点滅させる場合よりも、後方車の運転者Bに対して親しみを与えることができる。
【0041】
また、夜間では、ロボット本体10はアームレスト形態にあり、外部からはロボット本体10の存在は分からない。このため、例えば車両2に搭載された不審者検知システムにより不審者の接近を検知したら、ロボット本体10を横になっている状態から急に起き上がらせて不審者を驚かせる動作を行うことにより、不審者を車両2から効果的に退散させることができる。
【0042】
また、夜間には、図7(e)に示すように、ロボット本体10に車室3の前部から後部まで巡回動作を実施させることで、車外の不審者を隈無く監視し、車両2の盗難等を防止することができる。このとき、画像認識センサで取得した画像を運転者の自宅に送信し、運転者に状況を知らせることもできる。
【0043】
以上のように本実施形態にあっては、ロボット本体10を動作させる必要がない通常時には、ロボット本体10は横になった状態でアームレスト形態となっており、乗員にとってロボット本体10の動作が必要になったときは、ロボット本体10は格納状態から起き上がり、ロボット形態として車室3内を移動可能となる。このように通常時には、ロボット本体10はアームレストとして格納されることとなる。このため、ロボット本体10を有効活用することができ、乗員にとってロボット本体10が邪魔になることを防止できる。
【0044】
また、通常は、ロボット本体10は運転席4及び助手席5の隣に位置している。これに加え、ロボット本体10はセンターコンソール9の上部に配置されているので、ロボット本体10が起き上がった状態では、ロボット本体10の高さは乗員の着座高さと大きく変わらないことになる。従って、ロボット本体10と乗員とのコミュニケーションが取りやすくなる。
【0045】
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。例えば上記実施形態では、ロボット本体10を動作させる必要の無い通常時には、ロボット本体10を横に倒してアームレストとして機能させるようにしたが、ロボット本体10をアームレスト以外の他の車内装備品として機能させても良い。例えば、ロボット本体10を後部座席6,7におけるテーブルや中央の補助シート等として機能させることもできる。
【0046】
また、上記実施形態では、乗員の音声指示によりロボット本体10を起き上がっていない状態から起き上がった状態に変形させるようにしたが、特に音声指示には限られず、例えばロボット本体10に変形指示ボタンを設け、この変形指示ボタンを操作したときにロボット本体10が起き上がるようにしても良いし、或いはリモコン操作によりロボット本体10を起き上がらせるようにしても良い。
【符号の説明】
【0047】
1…車載ロボット装置、2…車両、4…運転席、5…助手席、10…ロボット本体、11…胴体、13A…左アーム、13B…右アーム、22…起き上がり機構(駆動手段)、30…旋回機構(回転手段)、31…移動機構(移動手段)。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
胴体及びアームを有するロボット本体と、
前記ロボット本体が起き上がっていない状態から起き上がった状態に変形可能となるように前記ロボット本体を駆動する駆動手段とを備え、
前記ロボット本体が起き上がっていない状態では、前記ロボット本体が車内装備品の一部を形成することを特徴とする車載ロボット装置。
【請求項2】
前記ロボット本体が起き上がっていない状態は、前記ロボット本体の格納状態であり、
前記ロボット本体が起き上がった状態は、前記ロボット本体の動作状態であることを特徴とする請求項1記載の車載ロボット装置。
【請求項3】
前記ロボット本体は、運転席と助手席との間に設置されていることを特徴とする請求項1または2記載の車載ロボット装置。
【請求項4】
前記ロボット本体は、座席の左右いずれかに設置されていることを特徴とする請求項1または2記載の車載ロボット装置。
【請求項5】
前記ロボット本体を車両の前後方向に移動させる移動手段を更に備えることを特徴とする請求項請求項1〜4のいずれか一項記載の車載ロボット装置。
【請求項6】
前記ロボット本体を旋回させる回転手段を更に備えることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項記載の車載ロボット装置。
【請求項7】
前記車内装備品の一部がアームレストであることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項記載の車載ロボット装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2010−195370(P2010−195370A)
【公開日】平成22年9月9日(2010.9.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−46038(P2009−46038)
【出願日】平成21年2月27日(2009.2.27)
【出願人】(000003207)トヨタ自動車株式会社 (59,920)
【Fターム(参考)】