説明

通行管理システム

【課題】複数の入室管理装置などの通行管理装置が設けられている場合に、通行者に通行することのできる通行管理装置を案内する機能を備えた通行管理システムを提供する。
【解決手段】管理区域10の入口に設置されたカードリーダユニット2で入場可能なカードが読み取られると、電気錠4pが解錠されと共に、部屋12a〜12fのうちで当該カードによって次に入室可能な部屋を示す案内メッセージがカードリーダユニット2の液晶パネルに表示される。さらに、次に入室可能な部屋のカードリーダユニット3の発光パネルが所定時間だけ点滅する。カード利用者は、液晶パネルの案内メッセージおよび発光パネルの点滅を見て、カードを入室可能な部屋12の入口に設置されたカードリーダユニット3で読み取らせる。また、制御ユニット5には、部屋12a〜12fごとに入室可能なカードのカード番号が登録されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、入室管理システム、通行ゲートシステムなどの通行管理システムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、建物内や部屋内などの機密保持等の目的で、建物や部屋への入室を特定の個人にしか許可しないように管理する入室管理装置を設置することが多くなってきた。この入室管理装置では、部屋の入口に入室用のICカードを読み取るカードリーダを設けると共に、部屋の扉を電気錠で施錠する。そして、カードリーダで正当なICカードが読み取られると、電気錠が解錠される。また、建物内の各フロアに多数の入室管理装置を設け、多数の入室管理装置を1台のホストコンピュータで管理するとホストコンピュータに多大な負担がかかることから、ホストコンピュータにかかる負担を軽減する方法も提案されている(例えば、特許文献1)。
【0003】
【特許文献1】特開平7−42427号公報(段落0001〜0006、段落0015〜0018)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のように、1つのフロアに入室管理装置で入室管理される部屋が多くあるような場合、受付で入室カードを渡された外来者などは、受付で部屋の場所を教えてもらっても、部屋のあるフロアに着いた時点では不確かな記憶のために入室すべき部屋が分からなくなることがある。また、社員などであっても同様な問題を経験することもある。
【0005】
本発明は、上記問題点を解決するものであって、その課題とするところは、複数の入室管理装置、通行ゲート装置などの通行管理装置が設けられている場合に、通行者に通行することのできる通行管理装置を案内する機能を備えた通行管理システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1の発明の通行管理システムでは、通行媒体に記録された情報を読み取る読み取り部と、表示部と、当該通行媒体の利用者の通行を規制する扉と、を備え、当該読み取り部で読み取られた情報に基づいて当該扉による通行規制を解除することにより当該利用者の通行を許容する複数の通行管理装置からなる通行管理システムにおいて、複数の通行管理装置は、複数の通行管理装置のうちの1つの通行管理装置を通行した後に他の通行管理装置を通行できるように配置され、上記1つの通行管理装置の読み取り部で通行媒体が読み取られ、当該通行媒体による利用者の通行が許容される場合には、当該通行管理装置の表示部に、上記他の通行管理装置のうちで当該通行媒体による通行が許容される通行管理装置を示すメッセージを表示する。
【0007】
このようにすることで、1つの通行管理装置の表示部に、当該通行管理装置を通行した後に通行できる他の通行管理装置を示すメッセージが表示される。すなわち、次に通行できる通行管理装置が案内される。これにより、通行媒体の利用者は、次に通行できる通行管理装置を容易に知ることができ、通行する通行管理装置を忘れてしまったような場合であっても、間違うことなく次に通行できる通行管理装置に行くことができる。尚、上記の「他の通行管理装置のうちで当該通行媒体による通行が許容される通行管理装置を示すメッセージ」とは、例えば、通行が許容される通行管理装置の番号や位置などを示すメッセージ、または当該通行管理装置で通行が管理される部屋の番号や位置などを示すメッセージである。
【0008】
第1の発明の実施形態においては、上記1つの通行管理装置の読み取り部で通行媒体が読み取られ、当該通行媒体による利用者の通行が許容される場合には、当該通行管理装置の表示部に上記メッセージを表示するか否かにかかわらず、上記他の通行管理装置のうちで当該通行媒体による通行が許容される通行管理装置の表示部に、当該通行媒体による通行が許容される旨を表示するようにすることができる。
このように、1つの通行管理装置の表示部に、他の通行管理装置のうちで当該通行媒体による通行が許容される通行管理装置を示すメッセージを表示しない場合には、他の通行管理装置のうちで当該通行媒体による通行が許容される通行管理装置の表示部に、当該通行媒体による通行が許容される旨を表示するので、通行媒体の利用者は、他の通行できる通行管理装置を容易に知ることができる。「当該通行媒体による通行が許容される旨」の表示は、例えば、当該通行管理装置の表示部を点滅させる、あるいは高い輝度の目立つ色で点灯させることなどにより行われる。そして、この表示によって、他の通行できる通行管理装置が案内される。
一方、1つの通行管理装置の表示部に、他の通行管理装置のうちで当該通行媒体による通行が許容される通行管理装置を示すメッセージを表示すると共に、他の通行管理装置のうちで当該通行媒体による通行が許容される通行管理装置の表示部にも、当該通行媒体による通行が許容される旨を表示する場合は、通行媒体の利用者は、他の通行できる通行管理装置を一層容易に知ることができる。
【0009】
第2の発明の通行管理システムでは、通行媒体に記録された情報を読み取る読み取り部と、表示部と、当該通行媒体の利用者の通行を規制する扉と、を備え、当該読み取り部で読み取られた情報に基づいて当該扉による通行規制を解除することにより当該利用者の通行を許容する複数の通行管理装置からなる通行管理システムにおいて、複数の通行管理装置のうちの1つの通行管理装置の読み取り部で通行媒体が読み取られた場合には、当該通行管理装置の表示部に、他の通行管理装置のうちで当該通行媒体による通行が許容される通行管理装置を示すメッセージを表示する。
【0010】
このようにすることで、1つの通行管理装置の表示部に、他の通行管理装置のうちで当該通行媒体による通行が許容される通行管理装置を示すメッセージが表示される、すなわち、他の通行できる通行管理装置が案内される。これにより、通行媒体の利用者は、他の通行できる通行管理装置を容易に知ることができ、通行する通行管理装置を忘れてしまい、間違った通行管理装置で通行媒体を読み取らせたような場合には、当該通行媒体で通行できる他の通行管理装置に行くことができる。尚、上記の「他の通行管理装置のうちで当該通行媒体による通行が許容される通行管理装置を示すメッセージ」とは、例えば、通行が許容される通行管理装置の番号や位置などを示すメッセージ、または当該通行管理装置で通行が管理される部屋の番号や位置などを示すメッセージである。
【0011】
第2の発明の実施形態においては、上記1つの通行管理装置の読み取り部で通行媒体が読み取られた場合には、当該通行管理装置の表示部に上記メッセージを表示するか否かにかかわらず、上記他の通行管理装置のうちで当該通行媒体による通行が許容される通行管理装置の表示部に、当該通行媒体による通行が許容される旨を表示するようにすることができる。
このように、1つの通行管理装置の表示部に、他の通行管理装置のうちで当該通行媒体による通行が許容される通行管理装置を示すメッセージを表示しない場合には、他の通行管理装置のうちで当該通行媒体による通行が許容される通行管理装置の表示部に、当該通行媒体による通行が許容される旨を表示するので、通行媒体の利用者は、他の通行できる通行管理装置を容易に知ることができる。「当該通行媒体による通行が許容される旨」の表示は、例えば、当該通行管理装置の表示部を点滅させる、あるいは高い輝度の目立つ色で点灯させることなどにより行われる。そして、この表示によって、他の通行できる通行管理装置が案内される。
一方、1つの通行管理装置の表示部に、他の通行管理装置のうちで当該通行媒体による通行が許容される通行管理装置を示すメッセージを表示すると共に、他の通行管理装置のうちで当該通行媒体による通行が許容される通行管理装置の表示部にも、当該通行媒体による通行が許容される旨を表示する場合は、通行媒体の利用者は、他の通行できる通行管理装置を一層容易に知ることができる。
【0012】
また、第2の発明の実施形態においては、上記1つの通行管理装置の読み取り部で通行媒体が読み取られた場合には、当該通行管理装置の表示部に上記メッセージを表示するか否かにかかわらず、当該通行管理装置の表示部に当該通行媒体を特定する表示を行い、上記他の通行管理装置のうちで当該通行媒体による通行が許容される通行管理装置の表示部に、当該通行媒体による通行が許容される旨を上記特定する表示に対応付けて表示するようにすることができる。
このようにすることで、1つの通行管理装置で読み取られた通行媒体と、他の通行管理装置のうちで当該通行媒体による通行が許容される通行管理装置の表示部に表示される、当該通行媒体による通行が許容される旨の表示とが対応付けられる。これにより、例えば、第1および第2通行管理装置で第1および第2通行媒体がそれぞれ略同時に読み取られたような場合であっても、第1通行媒体による通行が許容される旨と第2通行媒体による通行が許容される旨とが識別可能に表示されるので、第1および第2通行媒体の利用者は、他の通行できる通行管理装置を間違えることがない。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、複数の通行管理装置のうちで通行者が通行できる通行管理装置が通行者に対して案内されるので、通行者は間違うことなく通行できる通行管理装置に行くことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
以下、図面を参照して本発明の第1の実施形態を説明する。図1は本発明に係る通行管理システムを示す図である。図2は管理区域の入口に設置されるカードリーダユニットの外観を示す正面図である。図3は部屋の入口に設置されるカードリーダユニットの外観を示す正面図である。図4は制御ユニットのブロック図である。
【0015】
図1において、12a〜12fは機密保持等の目的で入室管理のされる部屋、13a〜13fは部屋12a〜12fの扉、3a〜3fは部屋12a〜12fの入口に設置されたカードリーダユニット、4a〜4fは扉13a〜13fを施錠・解錠する電気錠である。10は機密保持等の目的で入室(入場)管理が行われる建物内の管理区域であり、部屋12a〜12fおよび通路11を含む。2は管理区域10の入口に設置されたカードリーダユニット、13pは管理区域10の入口の扉であり、4pは扉13pを施錠・解錠する電気錠である。電気錠4は、扉13を施錠・解錠する錠機構と錠機構の駆動回路などからなる。電気錠4が解錠されると、扉13を矢印で示すように開けることができる。5はカードリーダユニット2,3および電気錠4を制御する制御ユニットである。本発明に係る通行管理システムは、上記のカードリーダユニット2,3、電気錠4、扉13および制御ユニット5で構成される。また、個々のカードリーダユニット3など、例えば、カードリーダユニット3a、電気錠4a、扉13aおよびそれらを制御する制御ユニット5の該当部分が通行管理装置に相当する。
【0016】
管理区域10の入口に設置されるカードリーダユニット2の本体20内には、カードリーダ22が内蔵されている。図2の破線はカードリーダ22の外形、すなわちカードリーダ22のアンテナコイルのアンテナ面の外形を示す。カードリーダ22は、アンテナコイル、アンテナコイルに接続された送受信回路、メモリー、および制御回路などから構成される。アンテナコイルおよびICチップを内蔵した、非接触型の通行媒体であるカード1が、カードリーダ22のアンテナコイルの前面にかざされると、カード1に記録されているカード情報が読み取られる。読み取られたカード情報はカードリーダ22のメモリーに一時的に保存され、その後、制御ユニット5に送信される。
【0017】
上記のカード情報には、通行管理システムで使用されるカードであることを示すカード固有情報、カード番号などが含まれる。入室するときに使用することのできるカード1(以下、入室可能なカード1という)であるか、または使用することのできないカード1(以下、入室不可能なカード1という)であるかを判定する際に、上記のカード固有情報なども調べるが、本発明の直接的事項ではないので、以下ではカード番号のみが判定の対象であるとして説明する。
【0018】
カードリーダユニット2の本体20の表面には、各種のメッセージを表示する液晶パネル21、管理領域10へ入場可能なカード1がカードリーダ22で読み取られたときに緑色で点灯するOKランプ23、管理領域10へ入場不可能なカード1がカードリーダ22で読み取られたときに赤色で点灯するNGランプ24、および電源が投入されていることを示すパワーランプ25が設けられている。上記の液晶パネル21、OKランプ23およびNGランプ24が本発明の表示部に相当する。
【0019】
部屋12の入口に設置されるカードリーダユニット3の本体30内にも、カードリーダ32が内蔵されている。図3の破線はカードリーダ32の外形、すなわちカードリーダ32のアンテナコイルのアンテナ面の外形を示す。このカードリーダ32の構成および機能は上述のカードリーダ22と同じである。尚、カード1からカード情報を実際に読み取るのはカードリーダ22,32であるが、説明の都合上、カードリーダユニット2,3がカード1からカード情報を読み取ると記載することもある。また、カードリーダユニット3の本体30の表面には、発光パネル31および電源が投入されていることを示すパワーランプ33が設けられている。この発光パネル31が本発明の表示部に相当する。
【0020】
発光パネル31は、カードリーダ32のアンテナコイルのアンテナ面の上面(図3の手前側)に配置されており、発光パネル31の、例えば右側端面に沿って多数の赤色発光ダイオード、緑色発光ダイオードおよび青色発光ダイオード(不図示)が設けられている。そして、各色の発光ダイオードに流す電流量を変えることによって、16種類程度の色で発光パネル31を点灯または点滅させたり、輝度を変えることができるようになっている。この発光パネル31は、入室可能なカード1がカードリーダ32で読み取られると緑色で点灯し、入室不可能なカード1がカードリーダ32で読み取られると赤色で点灯する。すなわち、発光パネル31は、上記のOKランプ23とNGランプ24との機能を兼ね備える。また、発光パネル31は、上記の緑色および赤色での点灯よりも強い輝度の、例えばオレンジ色で点滅する。この点については後述する。
【0021】
上記のカードリーダユニット2,3および電気錠4は、信号線6を介して制御ユニット5に接続されている。例えば、カードリーダユニット2でカード1のカード情報が読み取られると、読み取られたカード情報は制御ユニット5へ送信され、制御ユニット5でカード情報の内容、すなわちカード番号が調べられる。その結果、制御ユニット5が扉13pを開けてもよいと判断したときは、OKランプ23を点灯させる信号および図5(a)に示す案内メッセージを液晶パネル21に表示させる信号をカードリーダユニット2に送信すると共に、電気錠4pに解錠信号を送信する。解錠信号を受信すると、電気錠4pは解錠される。尚、扉13pには不図示のマグネットセンサが設けられている。扉13pが開状態から閉状態へ変化したことがマグネットセンサで検出されると、検出信号が制御ユニット5に送信され、制御ユニット5から電気錠4pへ施錠信号が送信される。
【0022】
図4に示す制御ユニット5は、CPU50、メモリー51、操作部52、表示器53、カードリーダユニットI/F回路54、電気錠I/F回路55および時計回路56を備える。メモリー51には、CPU50が実行するプログラム、入室可能なカード1のカード番号が登録されたテーブル(以下、カード番号テーブルという)、カード1の使用履歴などが格納されている。カード番号テーブルにカード番号を登録するときには、操作部52のテンキーなどを用いてカード番号が入力される。そのとき、入力されたカード番号が表示器53に表示される。また、操作部52のキーからの指示に従って、所定のカード1の使用履歴を表示器53に表示させることもできる。この使用履歴には、カード1がカードリーダユニット2,3で読み取られるたびに、カード番号と時計回路56から読み出された日時データとが記録される。また、カードリーダユニットI/F回路54および電気錠I/F回路55は、それぞれカードリーダユニット2,3および電気錠4に対する通信インターフェイス用の回路である。
【0023】
図6は上記のカード番号テーブルの一例を示す図である。このカード番号テーブル81には、管理区域10に入場可能なカード1のカード番号および当該カード番号のカード1で各部屋12a〜12fに入室できるか(入室可)否か(入室不可)が登録されている。ここで、カード番号1001のカード1は、管理区域10に入場可能なカードであるが、部屋12には入室不可能なカードである。このカード1は、例えば、受付係が部屋12の扉13をノックして部屋12の中にいる人を呼び出すときに、管理区域10に入場するためのカードとして使用される。また、カード番号2001のカード1は部屋12aにのみ入室可能なカードであり、カード番号2003のカード1は部屋12cにのみ入室可能なカードであり、カード番号2005のカード1は部屋12eおよび12fに入室可能なカードである。以下では、カード番号テーブル81が制御ユニット5のメモリー51に格納されているものとして説明する。
【0024】
図7は通行管理システムの動作を示すフローチャートである。図7に示す動作は、制御ユニット5のメモリー51に格納されたプログラムをCPU50が実行することによって実現される。まず、カードリーダユニット2または3が読み取ったカード情報を受信するまで受信の有無を繰返し確認する(S1)。カード情報を受信すると(S1:YES)、管理区域10の入口に設置されたカードリーダユニット2または部屋12の入口に設置されたカードリーダユニット3のいずれからカード情報を受信したかを調べる(S2)。
【0025】
管理区域10の入口のカードリーダユニット2からカード情報を受信した場合は(S2:YES)、カード情報中のカード番号がカード番号テーブル81に登録されているかを調べることによって、管理区域10へ入場可能なカード1が読み取られたか否かを判定する(S3)。入場可能なカード1ではない場合は(S3:NO)、読み取られたカード1が入場不可能なカードであることを示すために、制御ユニット5はNGランプ24を点灯させる信号をカードリーダユニット2に送信し(S10)、S1に戻る。入場可能なカード1である場合は(S3:YES)、読み取られたカード1が入場可能なカードであることを示すために、制御ユニット5はOKランプ23を点灯させる信号をカードリーダユニット2に送信する(S4)。
【0026】
次に、カード番号テーブル81を調べることによって、次に入室可能な部屋12があるか否かを判定する(S5)。次に入室可能な部屋12とは、管理区域10の入口の扉13pを通行した後に入室することのできる部屋12である。次に入室可能な部屋12がある場合(S5:YES)は、制御ユニット5は、次に入室可能な部屋12を液晶パネル21に表示させる(S6)。具体的には、制御ユニット5は、次に入室可能な部屋12を液晶パネル21に表示させる信号をカードリーダユニット2に送信する。例えば、受信したカード情報中のカード番号が2005である場合は、部屋12eおよび12fが入室可能であるので、図5(a)に示す案内メッセージが液晶パネル21に表示される。また、図5(c)に示す案内メッセージのように、各部屋12の位置と各部屋12の入室の可否とを図式的に表示するようにしてもよい。
【0027】
さらに、次に入室可能な部屋12のカードリーダユニット3の発光パネル31を点滅させる(S7)。具体的には、制御ユニット5は、次に入室可能な部屋12のカードリーダユニット3の発光パネル31を、所定時間(例えば、10秒間)だけ高い輝度の、例えばオレンジ色で点滅させる信号を当該カードリーダユニット3に送信する。ここで、受信したカード情報中のカード番号が2005である場合は、部屋12eおよび12fのカードリーダユニット3の発光パネル31が点滅する。次に、管理区域10の入口の扉13pを開けることができるように、制御ユニット5から電気錠4pへ解錠信号が送信される(S8)。その後、S1に戻る。
【0028】
上述のように、カード1を読み取ったカードリーダユニット2の液晶パネル21に、次に入室可能な部屋12を示す案内メッセージが表示される。さらに、扉13pから管区区域10に入場すると、次に入室可能な部屋12の入口のカードリーダユニット3の発光パネル31が点滅している。このように、案内メッセージおよび発光パネル31の点滅によって、次に入室可能な部屋12、すなわち次に通行できる通行管理装置が案内されるので、カード利用者は、次に入室可能な部屋12を極めて容易に知ることができる。上記のカードリーダユニット3の発光パネル31の点滅は、当該カードリーダユニット3が設置された部屋12が入室可能である旨を示す表示であり、カード利用者に対して入室可能である旨を示す合図ともいえる。
【0029】
ここでは、カードリーダユニット2の液晶パネル21に次に入室可能な部屋12を示す案内メッセージを表示させると共に、次に入室可能な部屋12のカードリーダユニット3の発光パネル31を点滅させるようにしたが、いずれか一方のみを行うようにしてもよい。このようにしても、カード利用者は、次に入室可能な部屋を容易に知ることができる。また、入室可能である旨を分かりやすくするために発光パネル31を高い輝度のオレンジ色で点滅させたが、普通の輝度で、あるいは他の色で点滅させるようにしてもよい。また、発光パネル31の点滅に代えて、所定の色で発光パネル31を点灯させることによって、入室可能である旨を表示するようにしてもよい。
【0030】
S5において、次に入室可能な部屋12がないと判定された場合(S5:NO)、例えば、受信したカード情報中のカード番号が1001である場合は、図5(b)に示すように、次に入室可能な部屋がない旨を示す案内メッセージを液晶パネル21に表示する(S9)。さらに、読み取られたカード1は管理区域10に入場可能なカードであるので、制御ユニット5から電気錠4pへ解錠信号が送信される(S8)。その後、S1に戻る。
【0031】
S2において、部屋12の入口に設置されたカードリーダユニット3からカード情報を受信したと判定された場合は(S2:NO)、受信したカード情報中のカード番号が、そのカード情報を読み取ったカードリーダ3が設置されている部屋12に入室可能なカード番号としてカード番号テーブル81に登録されているかを調べることによって、その部屋12へ入室可能なカード1が読み取られたか否かを判定する(S11)。入室可能なカード1ではない場合(S11:NO)、例えば、カード番号2001のカード1が部屋12bの入口のカードリーダユニット3bで読み取られた場合は、そのカード1で入室できないことを示すために、制御ユニット5は、発光パネル31を赤色で点灯させる信号を部屋12bのカードリーダユニット3bに送信し(S14)、S1に戻る。
【0032】
入室可能なカード1である場合(S11:YES)、例えば、カード番号2001のカード1が部屋12aの入口に設置されたカードリーダユニット3aで読み取られた場合は、そのカード1で入室できることを示すために、発光パネル31を緑色で点灯させる信号を部屋12aのカードリーダユニット3aに送信する(S12)。さらに、制御ユニット5から電気錠4aへ解錠信号が送信される(S13)。この結果、カード利用者は、部屋12aの扉13aを開け、入口を通行して入室することができる。その後、S1に戻る。
【0033】
次に、図8〜図12を参照して本発明の第2の実施形態を説明する。図8は第2の実施形態の通行管理システムを示す図であり、同一物については先の実施形態と同じ符号が付されている。図1に示す先の実施形態では、管理区域10の入口に電気錠4pが設けられており、部屋12a〜12fに入室する前に、電気錠4pを解錠しなければならなかった。それに対し、本実施形態では、部屋12だけが管理区域10であり、部屋12の入口までは誰でも自由に通行することができる。また、本実施形態では、図3に示すカードリーダユニット3とは異なるカードリーダユニット7が部屋12の入口に設置されている。
【0034】
図9はカードリーダユニット7の外観を示す正面図である。図において、70はカードリーダユニット7の本体、71は液晶パネル、72はカードリーダ、73はOKランプ、74はNGランプ、75はパワーランプ、76は発光パネルである。上記の70〜75は、それぞれ図2に示すカードリーダユニット2の20〜25と同一物である。つまり、カードリーダユニット7はカードリーダユニット2に発光パネル76を追加したものである。発光パネル76は、図3に示すカードリーダユニット3の発光パネル31と同様な機能を備えている。また、発光パネル76の構造は、発光パネル31と同じ構造であっても異なる構造であってもよい。上記の液晶パネル71、OKランプ73、NGランプ74および発光パネル76が本発明の表示部に相当する。
【0035】
また、先の実施形態では、管理区域10の入口のカードリーダユニット2でカード1が読み取られたときに、次に入室可能な部屋12を液晶パネル21に表示するようにしていた。本実施形態では、いずれかの部屋12の入口のカードリーダユニット7でカード1が読み取られたときに、他の入室可能な部屋12を液晶パネル71に表示するようにしている。
【0036】
図10は、本実施形態におけるカード番号テーブルの例を示す図である。図10(a)に示すカード番号テーブル82、図10(b)に示すカード番号テーブル83などを用いることができる。カード番号テーブル82では、カード番号の欄に部屋12a〜12fのいずれかに入室可能なカード番号が登録されており、各部屋12a〜12fの欄には登録されたカード番号のカード1で当該部屋12a〜12fに入室可能であるか否かが設定されている。カード番号テーブル83では、各部屋12a〜12fの欄に当該部屋12a〜12fに入室可能なカード1のカード番号が登録されている。
【0037】
図11は本実施形態の通行管理システムの動作を示すフローチャートである。また、制御ユニット5のメモリー51に格納されたプログラムをCPU50が実行することによって、以下に説明する動作が実現される点は先の実施形態と同様である。まず、カードリーダユニット7が読み取ったカード情報を受信するまで受信の有無を繰返し確認する(S21)。カード情報を受信すると(S21:YES)、カード番号テーブル83を調べることによって、受信したカード情報にかかるカード1が、そのカード1を読み取ったカードリーダ7が設置されている部屋12へ入室可能なカードであるか否かを判定する(S22)。
【0038】
入室可能なカードである場合(S22:YES)、例えば、カード番号2001のカード1が部屋12aの入口のカードリーダユニット7aで読み取られた場合は、制御ユニット5は、OKランプ73を点灯させる信号を部屋12aのカードリーダユニット7aに送信する(S23)。さらに、制御ユニット5から部屋12aの電気錠4aへ解錠信号が送信される(S24)。その後、S26に進む。入室可能なカードではない場合(S22:NO)、例えば、カード番号2001のカード1が部屋12bの入口のカードリーダユニット7bで読み取られた場合は、制御ユニット5は、NGランプ74を点灯させる信号を部屋12bのカードリーダユニット7bに送信し(S25)、S26に進む。
【0039】
S26では、カード番号テーブル83を調べることによって、カード1を読み取ったカードリーダユニット7が設置された部屋12以外にも、そのカード1で入室できる部屋12(他の入室可能な部屋12)があるか否かを判定する(S26)。他の入室可能な部屋12がない場合(S26:NO)、例えば、カード番号2001のカード1が部屋12aの入口のカードリーダユニット7aで読み取られた場合は、図5(b)と同様の、他の入室可能な部屋がない旨を示す案内メッセージを液晶パネル71に表示し(S29)、S21に戻る。
【0040】
他の入室可能な部屋12がある場合(S26:YES)、例えば、カード番号2005のカード1が部屋12aの入口のカードリーダユニット7aで読み取られた場合は、図5(a)と同様の、他の入室可能な部屋12eおよび12fを示す案内メッセージを液晶パネル71に表示する(S27)。さらに、発光パネル76を輝度の高い、例えばオレンジ色で点滅させる信号を他の入室可能な部屋12eおよび12fのカードリーダユニット7に送信し(S28)、S21に戻る。
【0041】
上述のように、カード1が部屋12の入口のカードリーダユニット7で読み取られ、そのカード1で入室できる他の入室可能な部屋12がある場合は、他の入室可能な部屋12を示す案内メッセージが、カード1を読み取ったカードリーダユニット7の液晶パネル71に表示される。さらに、他の入室可能な部屋12のカードリーダ7の発光パネル76が点滅する。このように、案内メッセージおよび発光パネル76の点滅によって、他の入室可能な部屋12、すなわち他の通行できる通行管理装置が案内されるので、カード1が入室不可能な部屋12のカードリーダユニット7で読み取られた場合には、カード利用者は他の入室可能な部屋12を極めて容易に知ることができる。また、カード1が入室可能な部屋12の入口のカードリーダユニット7で読み取られた場合であっても、カード利用者は他の入室可能な部屋12を極めて容易に知ることができるので、入室可能な部屋12が複数あるときに有益である。
【0042】
上記の説明では、他の入室可能な部屋12を示す案内メッセージを液晶パネル71に表示させると共に、他の入室可能な部屋12のカードリーダ7の発光パネル76を点滅させるようにしたが、いずれか一方のみを行うようにしてもよい。このようにしても、カード利用者は他の入室可能な部屋12を容易に知ることができる。また、上記の説明では、カード1が部屋12の入口のカードリーダユニット7で読み取られた場合に、そのカード1がその部屋12に入室可能なカードであるか否かに関係なく、上記の案内メッセージの表示および発光パネル76の点滅を行うようにしたが、そのカード1がその部屋12に入室不可能なカードである場合にのみ、上記の案内メッセージの表示および発光パネル76の点滅を行うようにしてもよい。
【0043】
尚、部屋12へ出入りする人が多い使用環境では、複数のカードリーダユニット7で別々のカード1が略同時に読み取られることがある。このような場合、他の入室可能な部屋12のカードリーダ7の発光パネル76が点滅しても、どのカード1で入室可能な部屋12であるかが判別できない。そこで、カード1が読み取られた部屋12のカードリーダユニットの発光パネル76に、他の入室可能な部屋の発光パネル76が点滅する色と同じ色を点灯させるようにする。ここでは、部屋12aのカードリーダユニット7aで読み取られたカード1が部屋12b、12eに入室可能なカードであり、部屋12dのカードリーダユニット7dで読み取られたカード1が部屋12a、12eに入室可能なカードであるとする。
【0044】
図12は、各部屋12a〜12fのカードリーダユニット7a〜7fの発光パネル76a〜76fが点灯または点滅する色を示す図である。発光パネル76aの面積の小さい中央部を低い輝度のオレンジ色で点灯させる。また、発光パネル76dの中央部を低い輝度の青色で点灯させる。つまり、カードリーダユニット7aで読み取られたカード1およびカードリーダユニット7dで読み取られたカード1をそれぞれ発光パネル76aおよび76dの中央部が点灯する色で特定する。
【0045】
そして、上記のカード1を特定する色に対応付けて、カードリーダユニット7aで読み取られたカード1で入室可能な部屋12b、12eの発光パネル76b、76eの面積の大きい周辺部を高い輝度のオレンジ色で点滅させる。また、カードリーダユニット7dで読み取られたカード1で入室可能な部屋12a、12eの発光パネル76a、76eの周辺部を高い輝度の青色で点滅させる。部屋12eは、カードリーダユニット7aおよび7dで読み取られたカード1で入室可能であるので、発光パネル76eの周辺部の半分はオレンジ色で点滅し、残りの半分は青色で点滅する。
【0046】
尚、発光パネル76の周辺部で点滅する色の種類は2つに限定されるものではなく、略同時に3つのカードリーダユニット7でカード1が読み取られたような場合は、発光パネル76の周辺部が3分割され、各部分でオレンジ色、青色、紫色が点滅するようにする。また、上記のように、発光パネル76の中央部を、他の入室可能な部屋12の発光パネル76が点滅する色と同じ色で点灯させる代わりに、他の入室可能な部屋12の発光パネル76が点滅する色の種類を液晶パネル71に表示するようにしてもよい。この場合は、カードリーダユニット7aで読み取られたカード1およびカードリーダユニット7dで読み取られたカード1は、それぞれ液晶パネル71に表示される色の種類で特定されることになる。
【0047】
以上述べた第1および第2の実施形態においては、通行管理システムは部屋12の入口に設置されたカードリーダユニット3、電気錠4などで構成されていたが、通行管理システムが複数の通行ゲート装置で構成される場合であっても、本発明を実施することができる。図13(a)は1台の通行ゲート装置の平面図であり、図13(b)は通行ゲート装置の正面図である。図において、111は管理区域、112は非管理区域、113は管理区域111と非管理区域112を仕切る隔壁である。100a,100bは通行ゲート装置の本体、101aはカードリーダ、102aは液晶パネル、104a、104bは開閉可能な扉、105,106は通路110を通行する人を検出するための通行検出センサ、107aは表示灯である。尚、扉103a,103bについては説明を省略する。
【0048】
管理区域111に入場可能なカード1がカードリーダ101aで読み取られ、カード利用者の通行が入口側の通行検出センサ105で検出されると、扉104a,104bが矢印Aで示すように開く。そして、カード利用者の通過が出口側の通行検出センサ106で検出されると、扉104a,104bが閉まる。このとき、液晶パネル102aには、カードリーダ101aで読み取られたカード1による入場の可否、および次に通行可能な通行ゲート装置(または、他の通行可能な通行ゲート装置)を示す案内メッセージが表示される。さらに、次に通行可能な通行ゲート装置(または、他の通行可能なゲート装置)の表示灯107aが所定の色で点滅する。つまり、液晶パネル102aは、カードリーダユニット2、7の液晶パネル21、71、OKランプ23、73およびNGランプ24、74に相当する。表示灯107aは、カードリーダユニット3の発光パネル31またはカードリーダユニット7の発光パネル76に相当する。
【0049】
また、上記第1および第2の実施形態では、本発明の表示部の例として、液晶パネル21,71、OKランプ23,73、NGランプ24,74、および発光パネル31,76を示したが、各表示部の構造および機能は上記のものに限定されるものではない。例えば、発光パネル31,76の代わりに、緑色で点灯するランプと赤色で点灯するランプと16種類程度の色で点滅するランプとからなる表示部を用いることもできる。
【0050】
さらに、上記第1および第2の実施形態では、通行媒体としてアンテナコイルとICチップとを内蔵した非接触型のカード1を用いる場合について説明したが、通行媒体が磁気カードや接触型のICカードなどであっても本発明を実施することができる。さらに、上記第1および第2の実施形態では、1つの制御ユニット5で全てのカードリーダユニット2,3,7および電気錠4を制御するようにした。これに代えて、1台ずつのカードリーダユニット2,3,7および電気錠4ごとに制御部を設け、制御部ごとにカード番号テーブルを記憶させ、カード番号テーブルを制御部間で相互に参照すると共に、発光パネル31,76を点滅させる信号などを制御部間で送受信するようにしても、本発明を実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【0051】
【図1】第1の実施形態の通行管理システムを示す図である。
【図2】管理区域の入口のカードリーダユニットの外観を示す正面図である。
【図3】部屋の入口のカードリーダユニットの外観を示す正面図である。
【図4】制御ユニットのブロック図である。
【図5】案内メッセージを示す図である。
【図6】カード番号テーブルの一例を示す図である。
【図7】通行管理システムの動作を示すフローチャートである。
【図8】第2の実施形態の通行管理システムを示す図である。
【図9】第2の実施形態で用いるカードリーダユニットの外観を示す正面図である。
【図10】第2の実施形態のカード番号テーブルの例を示す図である。
【図11】第2の実施形態の動作を示すフローチャートである。
【図12】第2の実施形態の発光パネルが点灯または点滅する色を示す図である。
【図13】通行管理装置の1つである通行ゲート装置を示す図である。
【符号の説明】
【0052】
1 カード
2 カードリーダユニット
3,3a〜3f カードリーダユニット
4,4a〜4f,4p 電気錠
5 制御ユニット
7,7a〜7f カードリーダユニット
10 管理区域
12,12a〜12f 部屋
13,13a〜13f,13p 扉
21,71 液晶パネル(表示部)
22,32,72 カードリーダ
23,73 OKランプ(表示部)
24,74 NGランプ(表示部)
31,76,76a〜76f 発光パネル(表示部)
81〜83 カード番号テーブル

【特許請求の範囲】
【請求項1】
通行媒体に記録された情報を読み取る読み取り部と、表示部と、当該通行媒体の利用者の通行を規制する扉と、を備え、当該読み取り部で読み取られた情報に基づいて当該扉による通行規制を解除することにより当該利用者の通行を許容する複数の通行管理装置からなる通行管理システムにおいて、
前記複数の通行管理装置は、複数の通行管理装置のうちの1つの通行管理装置を通行した後に他の通行管理装置を通行できるように配置され、
前記1つの通行管理装置の読み取り部で前記通行媒体が読み取られ、当該通行媒体による前記利用者の通行が許容される場合には、当該通行管理装置の表示部に、前記他の通行管理装置のうちで当該通行媒体による通行が許容される通行管理装置を示すメッセージを表示することを特徴とする通行管理システム。
【請求項2】
請求項1に記載の通行管理システムにおいて、
前記1つの通行管理装置の読み取り部で前記通行媒体が読み取られ、当該通行媒体による前記利用者の通行が許容される場合には、当該通行管理装置の表示部に前記メッセージを表示するか否かにかかわらず、
前記他の通行管理装置のうちで当該通行媒体による通行が許容される通行管理装置の表示部に、当該通行媒体による通行が許容される旨を表示することを特徴とする通行管理システム。
【請求項3】
通行媒体に記録された情報を読み取る読み取り部と、表示部と、当該通行媒体の利用者の通行を規制する扉と、を備え、当該読み取り部で読み取られた情報に基づいて当該扉による通行規制を解除することにより当該利用者の通行を許容する複数の通行管理装置からなる通行管理システムにおいて、
前記複数の通行管理装置のうちの1つの通行管理装置の読み取り部で前記通行媒体が読み取られた場合には、当該通行管理装置の表示部に、他の通行管理装置のうちで当該通行媒体による通行が許容される通行管理装置を示すメッセージを表示することを特徴とする通行管理システム。
【請求項4】
請求項3に記載の通行管理システムにおいて、
前記1つの通行管理装置の読み取り部で前記通行媒体が読み取られた場合には、当該通行管理装置の表示部に前記メッセージを表示するか否かにかかわらず、
前記他の通行管理装置のうちで当該通行媒体による通行が許容される通行管理装置の表示部に、当該通行媒体による通行が許容される旨を表示することを特徴とする通行管理システム。
【請求項5】
請求項3に記載の通行管理システムにおいて、
前記1つの通行管理装置の読み取り部で前記通行媒体が読み取られた場合には、当該通行管理装置の表示部に前記メッセージを表示するか否かにかかわらず、
当該通行管理装置の表示部に当該通行媒体を特定する表示を行い、前記他の通行管理装置のうちで当該通行媒体による通行が許容される通行管理装置の表示部に、当該通行媒体による通行が許容される旨を前記特定する表示に対応付けて表示することを特徴とする通行管理システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【公開番号】特開2006−16847(P2006−16847A)
【公開日】平成18年1月19日(2006.1.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−195392(P2004−195392)
【出願日】平成16年7月1日(2004.7.1)
【出願人】(000002945)オムロン株式会社 (3,542)
【Fターム(参考)】