説明

遠隔制御システム、設定情報送信装置、設定情報受信装置、遠隔制御方法およびプログラム

【課題】ファイアーウォール内部に設置されたPBXをファイアーウォール外部から設定できる遠隔制御システム等を提供すること。
【解決手段】コンピュータ100は、ファイアーウォール内部のPBX400の設定情報を電子メールに添付し、ファイアーウォール内部のコンピュータ200にファイアーウォール外部の電子メールサーバからPBX設定情報が添付された電子メールを受信させ、解読させ、PBX設定情報に基づいて前記PBXの設定を行わせるためにコンピュータ200を宛先としてファイアーウォール外部から電子メールサーバに送信する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ファイアーウォール内部に設置されたPBXをファイアーウォール外部から設定する技術に関する。
【背景技術】
【0002】
PBX(Private Branch Exchange:構内交換機)の設定とは、局データの設定・変更、PBXの評価及びPBXの立上げを意味する。例えば、代表番号、内線番号、ダイヤルイン、転送や保留などのビジネス電話が持つ機能は、PBXを設定する事により実現される。
【0003】
PBXの殆どは、コンピュータとのインターフェースを持っており、その設定方法の一例が非特許文献1に記載されている。図4に示すように、このPBX設定方法は、コンピュータとPBXをネットワークで直接接続し、PBX設定ソフトウェアをコンピュータにインストールする。
PBX設定ソフトウェアがインストールされたコンピュータのPBX設定ソフトウェアは、PBXに対して接続要求を行い、セッションを確立した後、PBX設定情報をPBXに送信する。PBXは、設定結果情報をPBX設定ソフトウェアに送信する。この繰り返しの後、PBX設定ソフトウェアはセッションを閉じる。これにより、PBXの設定が実施できる。
【0004】
関連技術として、ユーザ端末から遠隔操作のための動作制御情報を電子メールで送信し、監視装置が被制御機器に動作制御情報に基づく動作制御信号を送信し、被制御機器が動作設定変更処理を行う構成が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2004−129280号公報
【非特許文献】
【0006】
【非特許文献1】1984年11月、NEC技報 第37巻 第11号 83〜86頁
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、上述の関連技術では、ファイアーウォールがファイアーウォール外部からのネットワーク接続を遮断するため、ファイアーウォール内部に設置されたPBXに対して、ファイアーウォール外部からPBX設定ができないという問題を解決するための具体的な手段はなんら開示されていない。
【0008】
本発明の目的は、ファイアーウォール内部に設置されたPBXをファイアーウォール外部から設定できる遠隔制御システム、設定情報送信装置、設定情報受信装置、遠隔制御方法およびプログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の第一の遠隔制御システムは、ファイアーウォール外部の第一のコンピュータと、前記ファイアーウォール内部のPBXと、該PBXにPBX設定情報を送信する前記ファイアーウォール内部の第二のコンピュータと、前記第一のコンピュータおよび前記第二のコンピュータの電子メールの送受信に用いられる前記ファイアーウォール外部の電子メールサーバとを備える遠隔制御システムであって、
前記第一のコンピュータは、入力された前記PBX設定情報を電子メールに添付して前記第二のコンピュータを宛先として前記電子メールサーバに送信し、
前記第二のコンピュータは、前記電子メールサーバから前記PBX設定情報が添付された電子メールを受信して、解読し、前記PBX設定情報に基づいて前記PBXの設定を行うことを特徴とする。
【0010】
本発明の第二の遠隔制御システムは、ファイアーウォール外部の第一のコンピュータと、前記第一のコンピュータの電子メールの送受信に用いられる前記ファイアーウォール外部の第一の電子メールサーバと、前記ファイアーウォール内部のPBXと、該PBXにPBX設定情報を送信する前記ファイアーウォール内部の第二のコンピュータと、前記第二のコンピュータの電子メールの送受信に用いられる前記ファイアーウォール外部の前記第一の電子メールサーバとインターネットを介して接続されている第二の電子メールサーバとを備える遠隔制御システムであって、
前記第一のコンピュータは、入力された前記PBX設定情報を電子メールに添付して前記第二のコンピュータを宛先として前記第一の電子メールサーバに送信し、
前記第二のコンピュータは、前記第二の電子メールサーバから前記PBX設定情報が添付された電子メールを受信して、解読し、前記PBX設定情報に基づいて前記PBXの設定を行うことを特徴とする。
【0011】
また、本発明の設定情報送信装置は、ファイアーウォール内部のPBXの設定情報を電子メールに添付し、
前記ファイアーウォール内部のコンピュータに前記ファイアーウォール外部の電子メールサーバから前記PBX設定情報が添付された電子メールを受信させ、解読させ、前記PBX設定情報に基づいて前記PBXの設定を行わせるために前記コンピュータを宛先として前記ファイアーウォール外部から電子メールサーバに送信することを特徴とする。
【0012】
また、本発明の設定情報受信装置は、ファイアーウォール外部のコンピュータにより前記ファイアーウォール外部の電子メールサーバに送信されたPBX設定情報が添付された電子メールを受信して、解読し、前記PBX設定情報に基づいて前記ファイアーウォール内部のPBXの設定を行うことを特徴とする。
【0013】
また、本発明の遠隔制御方法は、ファイアーウォール外部の第一のコンピュータと、前記ファイアーウォール内部のPBXと、該PBXにPBX設定情報を送信する前記ファイアーウォール内部の第二のコンピュータと、前記第一のコンピュータおよび前記第二のコンピュータの電子メールの送受信に用いられる前記ファイアーウォール外部の電子メールサーバとを備える遠隔制御システムであって、
ファイアーウォール外部の第一のコンピュータが、入力された前記ファイアーウォール内部のPBXの設定情報を電子メールに添付して前記第二のコンピュータを宛先として前記ファイアーウォール外部の電子メールサーバに送信するステップと、
前記ファイアーウォール内部の第二のコンピュータが、電子メールサーバから前記PBX設定情報が添付された電子メールを受信して、解読し、前記PBX設定情報に基づいて前記PBXの設定を行うステップとを有することを特徴とする。
【0014】
また、本発明の第一のプログラムは、情報処理装置に、ファイアーウォール内部のPBXの設定情報を電子メールに添付する処理と、
前記ファイアーウォール内部のコンピュータに前記ファイアーウォール外部の電子メールサーバから前記PBX設定情報が添付された電子メールを受信させ、解読させ、前記PBX設定情報に基づいて前記PBXの設定を行わせるために前記コンピュータを宛先として前記ファイアーウォール外部から電子メールサーバに送信する処理とを実行させることを特徴とする。
【0015】
また、本発明の第二のプログラムは、情報処理装置に、ファイアーウォール外部のコンピュータにより前記ファイアーウォール外部の電子メールサーバに送信されたPBX設定情報が添付された電子メールを受信して、解読し、前記PBX設定情報に基づいて前記ファイアーウォール内部のPBXの設定を行う処理を実行させることを特徴とする。
【発明の効果】
【0016】
本発明によれば、ファイアーウォール内部に設置されたPBXをファイアーウォール外部から設定することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】本発明の実施の形態に係るシステム構成を示す図である。
【図2】本発明の実施の形態の各コンピュータの機能ブロック図である。
【図3】本発明の実施の形態の動作の具体例を示すシーケンス図である。
【図4】従来のPBXの設定を実施する時の構成を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、本発明の第一の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。図1に示す本実施の形態における遠隔制御システムは、PBX設定情報生成ソフトウェア110および電子メール自動送受信ソフトウェア120がインストールされたコンピュータ100と、PBX設定情報再生ソフトウェア210および電子メール自動送受信ソフトウェア220がインストールされたコンピュータ200と、コンピュータ100側の電子メールサーバ300と、コンピュータ200側の電子メールサーバ310と、コンピュータ100側のファイアーウォール500と、コンピュータ200側のファイアーウォール600と、PBX400とから構成されている。なお、電子メールサーバ300と電子メールサーバ310はインターネット700上にある。また、コンピュータ100およびコンピュータ200は、CPUにより動作を制御される、入力部、出力部を備えるPC等の情報処理装置である。
【0019】
図2も参照すると、コンピュータ100にインストールされたPBX設定情報生成ソフトウェア110は、PBX設定情報入力手段111と、電子メール生成手段112と、電子メール解読手段113と、PBX設定結果情報表示手段114とを含む。
【0020】
コンピュータ100にインストールされた電子メール自動送受信ソフトウェア120は、電子メール送信手段121と、電子メール受信手段122とを含む。
【0021】
コンピュータ200にインストールされたPBX設定情報再生ソフトウェア210は、電子メール解読手段211と、PBX設定手段212と、PBX設定情報取得手段213と、電子メール生成手段214とを含む。
【0022】
コンピュータ200にインストールされた電子メール自動送受信ソフトウェア220は、電子メール送信手段221と、電子メール受信手段222とを含む。
【0023】
これらの手段はそれぞれ概略次のように動作する。
PBX設定情報入力手段111は、画面からPBX設定情報を入力する機能を備えている。
電子メール生成手段112は、PBX設定情報入力手段111で入力された設定情報を電子メールに変換する機能を備えている。
電子メール解読手段113は、電子メール生成手段214で生成された電子メールをPBX設定結果情報に変換する機能を備えている。
PBX設定結果表示手段114は、電子メール解読手段113で変換されたPBX設定結果情報を画面に表示する機能を備えている。
電子メール送信手段121は、電子メール生成手段112で生成された電子メールを電子メールサーバ300に送信する機能を備えている。
電子メール受信手段122は、電子メール送信手段で送信された電子メールを電子メールサーバ300から自動的に受信する機能を備えている。
電子メール解読手段211は、電子メール生成手段112で生成された電子メールをPBX設定情報に変換する機能を備えている。
PBX設定手段212は、PBX設定情報によりPBX400を設定する機能を備えている。
PBX設定結果取得手段213は、PBX設定結果をPBX400から取得する機能を備えている。
電子メール生成手段214は、PBX設定結果取得手段213で取得されたPBX設定結果を電子メールに変換する機能を備えている。
電子メール送信手段221は、電子メール生成手段214で生成された電子メールを電子メールサーバ310に送信する機能を備えている。
電子メール受信手段222は、電子メール生成手段112で生成された電子メールを電子メールサーバ310から自動的に受信する機能を備えている。
【0024】
次に、本発明の実施の形態の動作の具体例を示すシーケンス図である図3を参照して詳細に動作を説明する。
【0025】
コンピュータ100およびコンピュータ200は、それぞれ外部とのインターネット700とファイアーウォール500とファイアーウォール600で隔離されており、ファイアーウォール500およびファイアーウォール600の外部に電子メールサーバ300および電子メールサーバ310が設置されている。ファイアーウォール500及びファイアーウォール600は、外部から内部に対する通信接続要求を遮断するが、内部から外部に対する通信接続要求を通過することを前提とする。
なお、電子メールサーバ300および電子メールサーバ310は一つの装置により実現されることであってもよい。また、コンピュータ100側のファイアーウォール500は必須ではない。
【0026】
まず、コンピュータ100のPBX設定情報入力手段111により、コンピュータ100の入力部であるキー等からPBX設定に必要な情報が入力される(S301)。
【0027】
コンピュータ100の電子メール生成手段112は、PBX設定情報入力手段111で作成したPBX設定情報を添付ファイルとし、コンピュータ200に付与された電子メールアドレスを宛先とした電子メールを作成する(S302)。電子メール送信手段121は、この電子メールを電子メールサーバ300に送信する(S303)。
【0028】
コンピュータ200の電子メール受信手段222は、定期的に電子メールサーバ310の受信チェックを行い、コンピュータ100から送信された電子メール(電子メールサーバ300およびインターネット700を経由)を自動受信する(S304)。
【0029】
コンピュータ200の電子メール解読手段211は、受信した電子メールを解読し、電子メールの添付ファイルからPBX設定情報を抽出する(S305)。
【0030】
コンピュータ200のPBX設定手段212は、抽出されたPBX設定情報をネットワーク接続されたPBX400に送信する(S306)。例えば、ON/OFF切り替えなどの動作制御信号を送信する。
【0031】
コンピュータ200のPBX設定結果取得手段213は、ネットワーク接続されたPBX400からのPBX設定結果の返信を取得する(S307)。
【0032】
コンピュータ200の電子メール生成手段214は、PBX設定結果を添付ファイルとして、コンピュータ100に付与された電子メールアドレスを宛先とした電子メールを作成する(S308)。コンピュータ200の電子メール送信手段221は、この電子メールを電子メールサーバ310に送信する(S309)。
【0033】
コンピュータ100の電子メール受信手段122は、定期的に電子メールサーバ300の受信チェックを行い、コンピュータ200から送信された電子メール(電子メールサーバ310およびインターネット700を経由)を自動受信する(S310)。
【0034】
コンピュータ200の電子メール解読手段113は、受信した電子メールを解読し、電子メールの添付ファイルからPBX設定結果情報を抽出する(S311)。
【0035】
コンピュータ200のPBX設定結果表示手段114は、PBX設定結果情報をコンピュータ100の出力部であるLCD等の画面に表示する(S312)。
【0036】
このように、本実施の形態では、コンピュータ100とコンピュータ200とが、電子メールによりPBXの設定情報を交換するというように構成されている。コンピュータ100およびコンピュータ200は、ともに、電子メール送受信の際に電子メールサーバ300ないし電子メールサーバ310に対して通信接続要求を行うため、コンピュータ100がコンピュータ200に対して直接に通信接続を要求する事なく、コンピュータ100はPBX400に対して、その設定情報を転送する事ができる。
すなわち、ファイアーウォール500及びファイアーウォール600は、外部から内部に対する通信接続要求を遮断するが、内部から外部に対する通信接続要求を通過するのでこれまでのシステムでは、コンピュータ100からPBX400に対して、その設定情報を転送する事が出来ない。これは、コンピュータ100にインストールされたPBX設定ソフトウェアがPBX400に対して通信接続を要求するためである。しかし、本実施の形態では、コンピュータ100は、電子メールサーバ300に対して通信接続要求を行う。一方、コンピュータ200も電子メールサーバ310に対して通信接続要求を行うので、コンピュータ100とコンピュータ200とは、ファイアーウォール500とファイアーウォール600による通信要求遮断の影響を受けない。これにより、コンピュータ100はPBX400に対して、PBX設定を実施する事が出来る。
【0037】
上記の本実施の形態によれば、PBX設定のためにPBX設定作業者がファイアーウォール内部に移動する必要がない。その理由は、ファイアーウォール内部に設置されたPBXに対して、通信接続要求なしにファイアーウォール外部からPBX設定が出来るからである。
【0038】
また、セキュリティーの厳しいファイアーウォール内部のネットワークに、PBX設定ソフトウェアを搭載したコンピュータを持ち込み、PBXとネットワーク接続する必要がない。その理由は、ファイアーウォール外部からPBX設定が出来るからである。
【0039】
なお、上述する各実施の形態は、本発明の好適な実施の形態であり、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更実施が可能である。例えば、コンピュータ100およびコンピュータ200の機能を実現するためのプログラムを各装置に読込ませて実行することにより各装置の機能を実現する処理を行ってもよい。さらに、そのプログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であるCD−ROMまたは光磁気ディスクなどを介して、または伝送媒体であるインターネット、電話回線などを介して伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。また、各装置の機能が他の装置によりまとめて実現されたり、追加の装置により機能が分散されて実現される形態も本発明の範囲内である。
本発明は、ファイアーウォール内部に設置された各種通信機器の設定の際に、直接接続要求なしに設定を行う用途にも適用可能である。
【符号の説明】
【0040】
100、200 コンピュータ
110 PBX設定情報生成手段
111 PBX設定情報入力手段
112 電子メール生成手段
113 電子メール解読手段
114 PBX設定結果表示手段
120 電子メール自動送受信手段
121 電子メール送信手段
122 電子メール受信手段
210 PBX設定情報再生手段
211 電子メール解読手段
212 PBX設定手段
213 PBX設定結果取得手段
220 電子メール自動送受信手段
221 電子メール送信手段
222 電子メール受信手段
300、310 電子メールサーバ
400 PBX
500、600 ファイアーウォール

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ファイアーウォール外部の第一のコンピュータと、前記ファイアーウォール内部のPBXと、該PBXにPBX設定情報を送信する前記ファイアーウォール内部の第二のコンピュータと、前記第一のコンピュータおよび前記第二のコンピュータの電子メールの送受信に用いられる前記ファイアーウォール外部の電子メールサーバとを備える遠隔制御システムであって、
前記第一のコンピュータは、入力された前記PBX設定情報を電子メールに添付して前記第二のコンピュータを宛先として前記電子メールサーバに送信し、
前記第二のコンピュータは、前記電子メールサーバから前記PBX設定情報が添付された電子メールを受信して、解読し、前記PBX設定情報に基づいて前記PBXの設定を行うことを特徴とする遠隔制御システム。
【請求項2】
前記第二のコンピュータは、前記PBXから取得した設定結果情報を電子メールに添付して前記第一のコンピュータを宛先として前記電子メールサーバに送信し、
前記第一のコンピュータは、前記電子メールサーバから前記設定結果情報が添付された電子メールを受信して、解読し、前記設定結果情報を表示することを特徴とする請求項1記載の遠隔制御システム。
【請求項3】
ファイアーウォール外部の第一のコンピュータと、前記第一のコンピュータの電子メールの送受信に用いられる前記ファイアーウォール外部の第一の電子メールサーバと、前記ファイアーウォール内部のPBXと、該PBXにPBX設定情報を送信する前記ファイアーウォール内部の第二のコンピュータと、前記第二のコンピュータの電子メールの送受信に用いられる前記ファイアーウォール外部の前記第一の電子メールサーバとインターネットを介して接続されている第二の電子メールサーバとを備える遠隔制御システムであって、
前記第一のコンピュータは、入力された前記PBX設定情報を電子メールに添付して前記第二のコンピュータを宛先として前記第一の電子メールサーバに送信し、
前記第二のコンピュータは、前記第二の電子メールサーバから前記PBX設定情報が添付された電子メールを受信して、解読し、前記PBX設定情報に基づいて前記PBXの設定を行うことを特徴とする遠隔制御システム。
【請求項4】
前記第二のコンピュータは、前記PBXから取得した設定結果情報を電子メールに添付して前記第一のコンピュータを宛先として前記第二の電子メールサーバに送信し、
前記第一のコンピュータは、前記第一の電子メールサーバから前記設定結果情報が添付された電子メールを受信して、解読し、前記設定結果情報を表示することを特徴とする請求項1記載の遠隔制御システム。
【請求項5】
ファイアーウォール内部のPBXの設定情報を電子メールに添付し、
前記ファイアーウォール内部のコンピュータに前記ファイアーウォール外部の電子メールサーバから前記PBX設定情報が添付された電子メールを受信させ、解読させ、前記PBX設定情報に基づいて前記PBXの設定を行わせるために前記コンピュータを宛先として前記ファイアーウォール外部から電子メールサーバに送信することを特徴とする設定情報送信装置。
【請求項6】
前記コンピュータからの前記PBXの設定結果情報が添付された電子メールを電子メールサーバから受信して、解読し、前記設定結果情報を表示することを特徴とする請求項5記載の設定情報送信装置。
【請求項7】
ファイアーウォール外部のコンピュータにより前記ファイアーウォール外部の電子メールサーバに送信されたPBX設定情報が添付された電子メールを受信して、解読し、前記PBX設定情報に基づいて前記ファイアーウォール内部のPBXの設定を行うことを特徴とする設定情報受信装置。
【請求項8】
前記PBXから取得した設定結果情報を電子メールに添付して、前記コンピュータに前記設定結果情報を表示させるべく前記コンピュータを宛先として電子メールサーバに送信することを特徴とする請求項7記載の設定情報受信装置。
【請求項9】
ファイアーウォール外部の第一のコンピュータと、前記ファイアーウォール内部のPBXと、該PBXにPBX設定情報を送信する前記ファイアーウォール内部の第二のコンピュータと、前記第一のコンピュータおよび前記第二のコンピュータの電子メールの送受信に用いられる前記ファイアーウォール外部の電子メールサーバとを備える遠隔制御システムであって、
ファイアーウォール外部の第一のコンピュータが、入力された前記ファイアーウォール内部のPBXの設定情報を電子メールに添付して前記第二のコンピュータを宛先として前記ファイアーウォール外部の電子メールサーバに送信するステップと、
前記ファイアーウォール内部の第二のコンピュータが、電子メールサーバから前記PBX設定情報が添付された電子メールを受信して、解読し、前記PBX設定情報に基づいて前記PBXの設定を行うステップとを有することを特徴とする遠隔制御方法。
【請求項10】
前記第二のコンピュータが、前記PBXから取得した設定結果情報を電子メールに添付して前記第一のコンピュータを宛先として電子メールサーバに送信するステップと、
前記第一のコンピュータが、電子メールサーバから前記設定結果情報が添付された電子メールを受信して、解読し、前記設定結果情報を表示するステップとを有することを特徴とする請求項9記載の遠隔制御方法。
【請求項11】
情報処理装置に、ファイアーウォール内部のPBXの設定情報を電子メールに添付する処理と、
前記ファイアーウォール内部のコンピュータに前記ファイアーウォール外部の電子メールサーバから前記PBX設定情報が添付された電子メールを受信させ、解読させ、前記PBX設定情報に基づいて前記PBXの設定を行わせるために前記コンピュータを宛先として前記ファイアーウォール外部から電子メールサーバに送信する処理とを実行させることを特徴とするプログラム。
【請求項12】
前記コンピュータからの前記PBXの設定結果情報が添付された電子メールを電子メールサーバから受信して、解読し、前記設定結果情報を表示する処理を実行させることを特徴とする請求項11記載のプログラム。
【請求項13】
情報処理装置に、ファイアーウォール外部のコンピュータにより前記ファイアーウォール外部の電子メールサーバに送信されたPBX設定情報が添付された電子メールを受信して、解読し、前記PBX設定情報に基づいて前記ファイアーウォール内部のPBXの設定を行う処理を実行させることを特徴とするプログラム。
【請求項14】
前記PBXから取得した設定結果情報を電子メールに添付して、前記コンピュータに前記設定結果情報を表示させるべく前記コンピュータを宛先として電子メールサーバに送信する処理を実行させることを特徴とする請求項13記載のプログラム。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate


【公開番号】特開2011−35531(P2011−35531A)
【公開日】平成23年2月17日(2011.2.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−177826(P2009−177826)
【出願日】平成21年7月30日(2009.7.30)
【出願人】(390001454)NECネッツエスアイ株式会社 (36)
【Fターム(参考)】