説明

重ねモジュールシステムと方法

本発明は、チップスケールパッケージ集積回路(CSP)を積み重ねてPWB他のボードの表面積を一定に保つモジュールにする。発明の好ましい実施の形態において、1つ以上のCSPに関連する型台は、標準的な接続可能な屈曲回路デザインを用いると共に、CSPパッケージの幅の広いファミリーにおいて見られる多くの異なるパッケージサイズを使用可能にする。好ましい実施の形態において、下側CSPのコンタクトは、屈曲回路がCSPと型台との組合せに取り付けられる前に圧縮され、CSPと屈曲回路の間のロープロファイルコンタクトを形成する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は集積回路を集めることに関し、特に、集積回路を重ねてチップスケールパッケージに形成することに関する。
【背景技術】
【0002】
パッケージ型集積回路を積み重ねるのにさまざまなテクニックが使用される。いくつかの方法は特別なパッケージを必要とし、他のテクニックは従来のパッケージを積み重ねるものである。
【0003】
過去10年間使われた支配的なパッケージ構成は、通常長方形のプラスチック包囲体の中に集積回路(IC)を封止するものである。覆われた集積回路はプラスチック封止のエッジ周辺から出るリードを介して周囲の使用要素に接続される。そのような「リード付パッケージ」はパッケージ型集積回路を重ねるテクニックにおいて最も一般的に使われた構成要素である。
【0004】
リード付パッケージはエレクトロニクスにおいて重要な役割を果たすが、電子部品とアセンブリを小型化する取り組みは回路ボード表面積を保つ技術の開発を駆り立てた。リード付パッケージはパッケージの周側から出るリードを有するので、回路ボードの表面積の最少量以上のものを占領する。その結果、最近、チップスケールパッケージ、あるいは、CSPとして知られるリード付パッケージへの代替が市場で拡大している。
【0005】
CSPは、一般に、パッケージの主要な面を横切って整列された1セットのコンタクト(「隆起」か「ボール」としてしばしば実施される)を介して集積回路に接続されるパッケージのことをいう。パッケージの周側から出るリードに代えて、コンタクトは主要な面に置かれ、通常、パッケージの平らな底面から出ている。パッケージの側部に「リード」が存在しないことは、リード付パッケージのために工夫されたほとんどのスタッキング(積み重ね)テクニックをCSPスタッキングに適当することをできなくしてしまう。
【0006】
多様な従来のCSPスタッキングテクニックは、通常、複雑な構造的アレンジを必要とし、かつ、熱問題、または、高周波数性能問題を提示する。例えば、熱特性はCSPの重ねに関して重要な特性である。
【0007】
したがって、必要とされるものは、熱効率の良い、高周波でも良好に作動する信頼できる構造を提供するCSP重ねテクニックとシステムであって、スタックに過度の高さを持たせることが無く、容易に理解され管理された素材と方法により妥当な費用で生産可能なCSP重ねテクニックとシステムである。
【発明の開示】
【0008】
本発明は、チップスケールパッケージ型集積回路(CSP)を重ねて、PWB他のボード表面積を保つモジュールに形成する。本発明は1つのダイを含むスケールパッケージに最も頻繁に適用されるが、1つ以上の集積回路ダイを含むチップスケールスケールパッケージにも使用することができる。本発明に従って、複数のCSPが積み重ねられる。本発明に従って作られる重ねモジュールに使用されるCSPは屈曲回路に接続される。その屈曲回路は1又は2以上の導電層を含む。
【0009】
本発明では少なくとも1つの型台を用いて物理的な形状を提供してCSPパッケージの広いファミリーの種々のサイズを有利に使用可能にすると共に、標準的接続な屈曲回路デザインを使用する。好ましい実施例では、型台は熱伝導材料で作られ、例えば銅などの熱特性を改良する金属が好ましい。
【0010】
発明のいくつかの好ましい方法によってモジュールを構成する際に、CSPコンタクトは、ロープロファイルモジュールを作成するために、その高さが減じられる。本発明の好ましいいくつかの方法により、圧縮されたコンタクトは、はんだペーストに混ざり、より低い径のコンタクトとして有益に定まる。これは本発明のロープロファイルモジュールの実施例を作る。
【好ましい実施の形態】
【0011】
図1は発明の好ましい実施例として作られた2段モジュール10を示す。図1の領域「A」を拡大して図2に示している。モジュール10は2つのCSP、即ち、CSP16とCSP18を含む。それぞれのCSPは、上面20、下面22、および対向する横縁24と26を持っていて、成形体27によって囲まれた少なくとも1個の集積回路を通常含んでいる。成形体はプラスチックである必要はないが、CSP技術におけるパッケージの大多数はプラスチックである。当業者であれば、本発明は異なったサイズのCSPを組み合わせてモジュールを作ることができ、また、1つのモジュール10の中に異なったタイプの構成CSPを使用することができることが理解できるであろう。例えば、構成CSPの1つは「側部」を備えることがわかる程度の高さを有する横縁24と26を有する典型的なCSPであり、同じモジュール10の他の構成CSPが前記側部を備えることがわかる程度の高さよりさらに高い横縁24と26を有するパッケージであるものである。
【0012】
用語「CSP」は本願の内容を考慮して広く考えるべきである。集合的に、これはチップスケールパッケージ型集積回路(CSP)として知られ、好ましい実施例ではCSPとして説明されるが、実施例の例示的な図で使用される特定の構成に限定されるものではない。例えば、当技術分野において知られている特定のプロフィールのCSPの正面図を示すが、この図は単に例示的なものであることが理解されるべきである。発明は、少なくとも1つの主要な面から接続要素のアレイが利用可能な技術分野において利用可能な広範囲のCSP構成に有利に使われるだろう。発明は記憶回路を含むCSPに有利に使われるが、PWB他のボード表面積を消費することなく能力拡張が望まれる論理回路や演算回路にも有利に使用することができる。
【0013】
典型的なCSP、例えば、ボールグリッドアレイ(「BGA」)、マイクロボールグリッドアレイ、およびファインピッチボールグリッドアレイ(「FBGA」)パッケージは、例えば、プラスチックのケーシングの下面22からなんらかのパターン及びピッチで延伸するリード、隆起、はんだボール、またはボール等として実施される接続コンタクトの配列を有する。接続コンタクトの外部はしばしばボール状はんだとして仕上がっている。図1では、図示の構成CSP16,18の下面22に沿って複数のコンタクト28が示される。コンタクト28は各パッケージ内の集積回路への接続を与える。
【0014】
図1では、構成CSP16と18を接続する屈曲回路(「屈曲回路」または「「屈曲回路構造」)が示される。2個の図示の屈曲回路30と32に代えて単一の屈曲回路を使うことができる。本発明において、屈曲回路の全体を可撓性にすることとしても良いし、または当業者であれば分かるように、CSPの周りに適合するようにPCB構造をある領域では屈曲性にし、他の領域ではCSPの表面に沿って平面的にするために剛性とした代替屈曲回路とすることができる。例えば、剛性−屈曲として知られている構造を使うことができる。
【0015】
第1の型台がCSP18の上面20に隣接して配置されて、また、第2の型台34もCSP16に関連して示されている。型台34は、望ましくは熱伝導性の接着剤36でそれぞれのCSPの上面20に固定されるだろう。また代替的に、型台34を上面20の上に単に横たえることとしても良いし、あるいは、空気ギャップ、又は熱伝導スラグ若しくは非熱伝導層などの媒体によって上面20から離すこととしても良い。熱を逃がすことが高度に優先される図1に示す本発明の好ましい態様のように、熱排出を高めるために、モジュール10において各CSPに型台を設けることとしても良い。他の実施例では、対応するCSPに対して型台34を逆にすることもでき、例えば、それがCSP18の上面20の上方で開いた状態に置かれる。
【0016】
好ましい実施例では、型台34を銅で作り、好ましい実施の態様である図1に示すように、熱蓄積を緩和するマンドレル(芯金)を形成すると共に標準サイズの型を提供し、この型の周りに屈曲回路が配置される。また、型台34をまた好ましい実施例としてニッケルでメッキされた銅から作ることもできる。型台34を他の形状例えば、各CSP本体上に横たわる角を持った「キャップ」とすることもできる。熱排出効果が高いことが望ましいが、それは必ずしも必要ではない。型台34は発明を異なるサイズのCSPに使用することを可能にすると共に、1セットの接続構造を異なるサイズのCSPに接続可能にする。したがって、屈曲回路30、32など1セットの接続構造(または、図5に示すような組の屈曲回路30,32に代わって単一屈曲回路が使用される態様においては単一屈曲回路)が作られ、それをここで開示する型台34の方法及び/又はシステムに用いて異なるサイズのパッケージのCSPを積み重ねたモジュールを作ることができる。これは、同じ屈曲回路セットデザインを使用して、属性Y(Yは例えばパッケージ幅)を横切る第1の属性の寸法Xを有する複数の構成CSPを積み重ねたモジュール10と、同じ属性Yを横切る第2の任意の寸法Xを有する複数の構成CSPからなるモジュール10を反復創成することを可能にする。したがって、異なったサイズのCSPを同じセットの接続構造(すなわち、屈曲回路)を用いてモジュール10に積み重ねることができる。さらに、当業者にとって明らかなように、サイズがまちまちのCSPを同じモジュール10にすることができる(2003年9月15日出願の係属中である国際出願PCT/US03/29000に開示される実施例の積み重ねシステムの例として実行することができる)。この国際出願は参照のために、ここに組み入れられる。
【0017】
1つの好ましい実施例では、屈曲回路30,32の一部が結合(ボンド)35によって型台34に固定されている。結合35は、いくつかの好ましい形態としては、型台34上に置かれることによって生じる冶金結合であり、例えば、スズなどの第1メタル層は、溶かされると、屈曲回路上に置かれた第2金属、又は屈曲回路の一部である第2金属(屈曲回路上の導電層の金メッキなど)と結合し、より高い融点の金属間結合を形成する。この金属間結合は、以下においてさらに説明するその後のリフロ(再流動)操作の間に再溶融することはない。
【0018】
図2は、図1に「A」でしめす領域の拡大図である。図2は、好ましい実施例として、それぞれのCSP16と18に型台34を使う2段モジュール10において、回路32と、その屈曲回路32との関係を示す。屈曲回路32の内層構造はこの図に示されない。結合35を図1より詳しく示しており、これについては、後の図に関して説明する。また、図2に、型台34と、CSP18,16の間に接着剤36を塗布していることが示される。また、好ましい実施例では、接着剤33はCSP16と関連する型台34と屈曲回路32の間で使われるだろう。望ましくは、粘着剤33は熱伝導性である。
【0019】
当業者に理解されるように、図はスケールアウトして描かれており、CSP16,18のコンタクト28が対応するCSPの下面22に限定的な高さを有するように示されている(あらゆる実施例において示す必要はないが)。図3AはCSP18のコンタクト28を示すが、そのコンタクト28の高さを減じるステップ(次に、より詳しく説明される)が実行される前の状態を示すものである。図示のように、コンタクト28はCSP18の面22から高さDx出ている。図3Bは高さを減じるステップ(次に、より詳しく説明される)が実行された後のコンタクト28の状態を示すものである。図3Bにおいて、型台34をCSP18に取り付ける前に高さを減じるステップが行われた。後で説明されるように、コンタクト28の高さを減じることは型台34をCSP18に取り付ける前または後にすることができる。図示のように、コンタクト28は、CSP18の面22からDcだけ出ている。図2に言及すると、いくつかの実施例において、コンタクト28は、モジュール10としてCSP18に編入された後、又は後に示すユニット39(図6)において、面22からD1の高さで出ている。高さDlは高さDcよりも大きい。高さDcはコンタクトの高さを減じた後のものであるが、図3B、4、および5に示すように屈曲回路に取り付ける前のものである。そうであっても、好ましい実施例において、CSP18がモジュール10とされた後(図2に示す)又はユニット39された後(図6に示す)に、コンタクト28の高さDlは高さDx(図3Aに示す)よりも小さい。高さDxは、CSPをユニット39(図6に示す)又はモジュール10(図2に示す)とする前、かつ、本発明の好ましい態様によるコンタクト高さの減少の前のCSPコンタクト28が示す面22からの出の高さである。図2に示すように、モジュールコンタクト38が屈曲回路32からDmの高さ出ており、モジュール10の好ましい実施例では、D1はDmより小さい。
【0020】
図4に関して、組合せ37はCSP18に取り付けた型台34から成るものとして示される。これは、屈曲回路に取り付けられるとモジュール10に組み込まれることとなる。型台34のCSP18への取付けは接着剤36によってなすことができ、接着剤は、望ましくは、型台34又はCSP18に付けた加熱接着式のフィルム状接着剤である。他のさまざまな方法が型台34をCSP18に付着させるのに使用されるだろうし、いくつかの実施例では、接着剤は全く使用されない。
【0021】
図4にさらに示すように、屈曲回路30,32は、組合せ37を形成する接続のために、屈曲回路に接続されるCSP18のコンタクト28に対応する箇所においてはんだペースト41が塗られて準備される。また、番号43によって接着剤の塗布を示しており、この接着剤は、それが型台34を屈曲回路に取り付けるために使用される場合は、望ましくは、液体接着剤である。
【0022】
この実施例で示されるように、CSP18のコンタクト28は先の図2に示された高さDlより小さい高さDcを有する。CSP18の図示のコンタクト28の高さは、組合せ37を屈曲回路に取り付ける前に、圧縮その他の高さを減ずる手段により減少される。この圧縮は型台34とCSP18の取付けの前または後になされるが、取付けの後の圧縮の方が好ましい。コンタクト28が固体又は半個体状態の間に、その高さを減じることができる。高さが減じられないと、CSP18のコンタクト28は、モジュール10の創成の間にはんだペースト箇所41に「きちんと座る」傾向がある。これは、屈曲回路と型台34の間の接着層を所望のものよりも厚くする。接着剤は、はんだペースト箇所41に「座る」コンタクト28によって型台34が湾曲回路から隔てられることから生じる屈曲回路と型台34の間のギャップを埋めるように達する。
【0023】
屈曲回路と型台34の間の接着層がより厚ければ、再流動のときに、コンタクト28のはんだははんだペースト41と混ざり、CSP18と、いまCSP18から固定距離だけ離れている屈曲回路の間の空間に跨るように達する。これは、より高い接着層によるコンタクト28の必要以上のより大きい垂直寸法をもたらし、その結果、高さのより高いプロフィールのモジュール10をもたらす。高さのより高い接着層は、屈曲回路を型台34(または、組合せ37の型台部品)に取り付ける前にコンタクトの径を減少させないことにより作られた。しかしながら、再流動の際に、本発明の好ましい方法を用いて、圧縮されたコンタクト28ははんだペースト41に混ざり、より低い径のコンタクト28として有益に定まる。組合せ37を屈曲回路に結合した結果のユニットは、モジュール10のロープロファイルの実施例を作るのに使われるだろう。
【0024】
図5は、型台34と屈曲回路の間に安定した結合35提供すると共に、モジュール10の高さを減少させる好ましい代替例と、追加の方法を示す。先程図1に示した望ましい結合35は以下のテクニックによって作ることができる。図5に示すように、番号47によって示される第1の金属材料が型台34に置かれ、又はメッキされ若しくは追加される。番号49で示す第2の金属材料を、例えば、薄い層状の金属を屈曲回路30に付けることにより、または屈曲回路の導電層の一部を露出させることによって、屈曲回路30に提供することができる。型台34が屈曲回路に近接する位置にもたらされかつ第1と第2の金属47と49が隣接する領域に局部的な加熱が加えられるとき、金属間結合35は作られる。好ましい金属材料47は、0.0005インチ(0.0127mm)厚の層を作るのに使用されるスズの薄層であろう。例えば、その箇所に露出される屈曲回路の金の導電層に結合するように溶かされると、結果の金属間結合35はより高い融点を有することになり、その後の特定の温度での再流動操作の間に再び溶けることがないという追加の利点をもたらす。
【0025】
ここで説明する金属結合を行うのに適切な局部加熱を提供するためにさまざまな方法が使用できるであろう。そういった方法は、超音波結合法と同様に当技術分野の多くの者に良く知られた局部的加熱法を含み、この加熱法では、屈曲回路のパターンがそのような方法に潜在する振動に曝されず、かつ、結合を行うために選択された金属が超音波法で達成される範囲内の融点を有しない。
【0026】
図6は屈曲回路31が含まれたユニット39を示す。この図示の実施例のユニットでは、屈曲回路と、型台34と、CSP18は、それぞれ1つである。図示のように白抜きの太い矢印で示す熱(HEAT)は、組合せ37と屈曲回路31を合わせることによって第1の金属材料47と第2の金属材料49が隣接する領域50に加えられる。金属間結合を創成し使用して、また、組合せ37を型台34に別の箇所で結合することができる。例えば、屈曲回路をより堅実に型台34に取り付けるために一般に接着剤が使用される型台34の上辺に沿った点付け箇所又は連続的した箇所のような、型台と屈曲回路が隣接する箇所である。ここで説明する金属間結合を単独で用いることもでき、あるいは、ロープロファイルのモジュール10の例を作るためにここで説明する接触圧縮技術のような他の方法と共に使用できる。
【0027】
好ましい実施例では、屈曲回路30、32は、少なくとも2つの導電層を有する多層屈曲回路構造である。しかしながら、他の実施例は、1組のCSPであって、単一の導電層を有し、かつ、多様な簡単構造パラメータ(これは当業者にとって、一側又は両側上のカバーコートのような特徴で知られている)を示す1組のCSPを接続する1つ又は2つの回路として屈曲回路を使うことができる。
【0028】
望ましくは、導電層は合金110などの金属であり、当業者が知るように、しばしば、金でメッキされた導電領域を持つ。複数の導電層の使用は、当業者が認めるように、特に高周波化の信号強度を下げる雑音又はバウンス効果を減少させることを意図したモジュール10を横切る容量分布の利点と創成を提供する。図1のモジュール10は複数のモジュールコンタクト38を持つ。モジュール10が2つ以上のICを含む実施例では、湾曲回路間にボール状の接続を見ることができるであろう。しかし、このボール状の接続は、適当な接続にはんだペーストで接続されるパッド及び/又はリングで構成されるロープロファイルコンタクトであろう。適切な充填は構造の安定性と共平面性を高めることができ、所望の充填、あるいは、充填に依存して、熱特性を改良できる。
【0029】
本発明を詳細に説明したが、さまざまな特定の形状で発明を実施し、発明の技術的思想及び範囲から逸脱することなく様々な変更や代替を行うことができることは当業者にとって明白である。説明した実施例は説明のためのものであり、制限的なものではなく、したがって、発明の範囲は添付の特許請求の範囲で示される。
【図面の簡単な説明】
【0030】
【図1】本発明の2つの高度な実施例にしたがって作られた高密度回路モジュールの正面図である。
【図2】図1に「A」印で示す領域の拡大図である。
【図3】図3Aは、モジュールかユニットに組み込まれる前の本発明の例示的なCSPの一部を示す図である。図3Bは、本発明の好ましいモードにしたがって、コンタクト物の高さを減らした例示的なCSPの一部を示す図である。
【図4】本発明の好ましい実施例にしたがって作られる高密度なモジュールを作る際に使われる好ましい構築法を示す図である。
【図5】本発明の好ましい実施例にしたがって作られる高密度なモジュールを作る際に使われる好ましい構築法を示す図である。
【図6】本発明の好ましい実施例にしたがって作られるモジュールに使用することができるユニットを示す図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
高密度回路モジュールの作る方法であって:
平らな表面を有し、該表面から複数のコンタクトが高さHだけ出ている第1のCSPを提供し;
前記第1のCSPに型台を取り付けて一次組合せを形成し;
前記各コンタクトの高さHを減じる;
ステップを含む方法。
【請求項2】
請求項1の方法であって、前記一次組合せを少なくとも1つの屈曲回路に取り付けてユニットを形成するステップをさらに含む方法。
【請求項3】
請求項2の方法であって、前記屈曲回路は少なくとも1つの導電層を含む方法。
【請求項4】
請求項2の方法であって、前記屈曲回路は少なくとも2つの導電層を含む方法。
【請求項5】
請求項1の方法であって、前記一次組合せを2つの屈曲回路に取り付けてユニットに形成するステップをさらに含む方法。
【請求項6】
請求項2の方法であって、
第2のCSPを提供し;
前記第2のCSPを前記ユニットの上に配置し;
少なくとも1つの屈曲回路によって前記第1と第2のCSPを接続する;
ステップを含む方法。
【請求項7】
請求項5の方法であって、
第2のCSPを提供し;
前記第2のCSPを前記ユニットの上に配置し;
前記2つの屈曲回路によって前記第1と第2のCSPを接続する;
ステップをさらに含む方法。
【請求項8】
請求項1の方法であって、
第2のCSPを提供し;
前記第2のCSPに補足型台を取り付けて補足組合せを形成し;
前記一次組合せの前記一次型台に屈曲回路を取り付けてユニット形成し;
前記ユニットの上に前記補足組合せを配置し;
前記屈曲回路によって前記第1と第2のCSPを接続する;
ステップをさらに含む方法。
【請求項9】
請求項8の方法であって、前記屈曲回路は少なくとも1つの導電層を含む方法。
【請求項10】
請求項8の方法であって、前記屈曲回路は2つの屈曲回路を含む方法。
【請求項11】
請求項10の方法であって、前記2つの屈曲回路はそれぞれ少なくとも1つの導電層を含む方法。
【請求項12】
請求項10の方法であって、前記2つの屈曲回路はそれぞれ2つの導電層を含む方法。
【請求項13】
高密度回路モジュールを作る方法であって;
平らな表面を有し、該表面から複数のコンタクトが高さHだけ出ている第1のCSPを提供し;
前記第1のCSPに型台を取り付けて一次組合せを形成し;
前記各コンタクトの高さHを減じ;
屈曲回路であって、その上にはんだペースト位置をもつ屈曲回路を提供し;
前記一次組合せを前記屈曲回路に隣接して配置して前記はんだペースト位置と、前記第1のCSPの前記平らな表面から出るコンタクトの間にコンタクト領域を設け;
前記一次組合せの前記型台を前記屈曲回路に取り付けてユニットを作り;
前記はんだペースト位置と、前記コンタクトの間の前記コンタクト領域を加熱して前記第1のCSPと前記屈曲回路の間に結合を作る;
ステップを含む方法。
【請求項14】
請求項13の方法であって、前記ユニットの上に第2のCSPを配置して、前記屈曲回路を前記第2のCSPに結合するステップをさらに含む方法。
【請求項15】
請求項13又は14の方法であって、前記屈曲回路は少なくとも1つの導電層を含む方法。
【請求項16】
請求項13又は14の方法であって、前記屈曲回路は2つの導電層を含む方法。
【請求項17】
請求項1の方法によって作られた高密度回路モジュール。
【請求項18】
請求項8の方法によって作られた高密度回路モジュール。
【請求項19】
請求項18の高密度回路モジュールであって、前記屈曲回路は2つの導電層を含む高密度回路モジュール。
【請求項20】
請求項18の高密度回路モジュールであって、前記屈曲回路は2つの屈曲回路を含み、該各屈曲回路が2つの導電層を含む高密度回路モジュール。
【請求項21】
平らな表面を有し、該表面から高さがD1のコンタクトが出ている第1のCSPと;
前記第1のCSPの上に積み重ねて配置した第2のCSPと;
前記第1のCSPの上に大部分が置かれた第1の型台と;
前記第1のCSPと、前記第2のCSPを接続する屈曲回路と;
前記屈曲回路と前記第1の型台を結合する少なくとも1つの金属結合と;
前記高さDlより大きい高さDmだけ前記屈曲回路から延伸するモジュールコンタクトと;
を含んでなる高密度回路モジュール。
【請求項22】
請求項21の高密度回路モジュールであって、第2の型台をさらに含む高密度回路モジュール。
【請求項23】
請求項22の高密度回路モジュールであって、前記屈曲回路は、少なくとも1つの金属結合によって前記第1の型台に取り付けられた第1及び第2の屈曲回路を含む高密度回路モジュール。
【請求項24】
請求項21の高密度回路モジュールであって、前記金属結合はスズと金を含む高密度回路モジュール。
【請求項25】
請求項21の高密度回路モジュールであって、前記金属結合は、前記第1の型台に設けた第1の金属材料と、前記屈曲回路が含まれる第2の金属材料を結合することによって作られている高密度回路モジュール。
【請求項26】
第1のCSPと;
前記第1のCSPの上に重ねた第2のCSPと;
前記第1のCSPに関連する第1の型台と;
前記第2CSPに関連する第2の型台と;
前記第1のCSPと前記第2のCSPを接続する屈曲回路であって、前記第1の型台に取り付けられて少なくとも2つの導電層を含む屈曲回路と;
を含んでなる高密度回路モジュール。
【請求項27】
請求項26の高密度回路モジュールであって、前記屈曲回路の前記第1の型台への取付が少なくとも1つの金属結合でなされている高密度回路モジュール。
【請求項28】
請求項27の高密度回路モジュールであって、前記少なくとも1つの金属結合は第1の金属材料と、第2の金属材料を含み前記第1の金属材料はスズを含む高密度回路モジュール。
【請求項29】
請求項27の高密度回路モジュールであって、前記屈曲回路は第1の屈曲回路と第2の屈曲回路を含み、前記第1と第2の屈曲回路は少なくとも1つの金属結合で前記第1の型台に取り付けられている請求項27の高密度なモジュール。
【請求項30】
請求項26の高密度回路モジュールであって、前記屈曲回路は接着剤で前記第1の型台に取り付けられている高密度モジュール。
【請求項31】
型台を提供し;
第1及び第2のCSPを提供し;
前記型台を第1のCSPに取り付け;
前記第1の型台の少なくとも一部に第1の金属材料を当て;
屈曲金属で材料が曝される領域を備える屈曲回路を提供し;
前記屈曲回路を前記第1の型台に隣接して配置して、前記屈曲金属材料と前記第1の金属材料の間にコンタクト領域を作り;
前記コンタクト領域を加熱する;
ステップを含む方法で作られた高密度回路モジュール。

【図1】
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【図2】
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【図3A】
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【図3B】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公表番号】特表2007−535818(P2007−535818A)
【公表日】平成19年12月6日(2007.12.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−510797(P2007−510797)
【出願日】平成17年4月19日(2005.4.19)
【国際出願番号】PCT/US2005/013336
【国際公開番号】WO2005/112100
【国際公開日】平成17年11月24日(2005.11.24)
【出願人】(506332133)スタクテック・グループ・エルピー (2)
【Fターム(参考)】