説明

金属ナノ粒子処理表面用の方法および組成物

本発明は、金属ナノ粒子を含む方法および組成物を含む。本発明は、金属ナノ粒子と、金属ナノ粒子コーティングで処理した表面とを含む。本発明は、少なくとも1種の安定化剤と、1種または複数種の金属化合物と、少なくとも1種の還元剤と、溶媒とを含むナノ粒子を調製するための組成物をさらに含む。一態様において、安定化剤は、界面活性剤またはポリマーを含む。ポリマーは、ポリアクリルアミド、ポリウレタンおよびポリアミドなどのポリマーを含むものであってもよい。一態様において、金属化合物は、金属カチオンおよびアニオンを含む塩を含む。アニオンは、サッカリン酸塩誘導体、長鎖脂肪酸およびアルキルジカルボキシレートを含むものであってもよい。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
エラストマー表面を電気伝導性にする方法であって、
a)エラストマー表面を、金属ナノ粒子を含む溶液に、有効量の前記ナノ粒子が前記表面に接着するために十分な時間にわたって接触させるステップと、
b)前記表面をすすぎ流すステップと
を含む、方法。
【請求項2】
前記金属ナノ粒子が、
a)安定化剤溶液の水溶液と、アニオン供与溶液と、可溶性金属塩溶液とを任意の順序で添加するステップと、
b)還元溶液を添加するステップと
を含む方法によって作製される、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記金属ナノ粒子が、銀、金、白金、イリジウム、ロジウム、パラジウム、銅または亜鉛を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
c)前記最終溶液を加熱するステップをさらに含む、請求項2に記載の方法。
【請求項5】
前記接触ステップとすすぎ流すステップを複数回繰り返し、前記表面に接着しているナノ粒子の数を増やす、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
接触対象となる前記表面が、シリコーン、ポリウレタン、合成または天然ゴム、合成または天然ポリマー、ポリイミドの可撓性ポリマー、ポリアミド、ポリアセタール、ポリスルホン、PBT、PBO、エチレンおよびプロピレン系ポリマー、アセテートポリマー、ポリアクリレート、ポリカーボネート、PET、PEN、またはこれらの混合物、またはコポリマーの誘導体である、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
c)十分な時間、前記ナノ粒子が接着したエラストマー表面を過酸化水素水溶液に接触させるステップと、
d)前記過酸化水素溶液を前記表面からすすぎ流すステップと
をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
接触対象となる前記表面が、シリコーン、ポリウレタン、合成または天然ゴム、合成または天然ポリマー、ポリイミドの可撓性ポリマー、ポリアミド、ポリアセタール、ポリスルホン、PBT、PBO、エチレンおよびプロピレン系ポリマー、アセテートポリマー、ポリアクリレート、ポリカーボネート、PET、PEN、またはこれらの混合物、またはコポリマー誘導体である、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
a)エラストマー表面を、金属ナノ粒子を含む溶液に、有効量の前記ナノ粒子が前記表面に接着するために十分な時間にわたって接触させるステップと、
b)前記表面をすすぎ流すステップと
を含むエラストマー表面を電気伝導性にする方法によって作製される、物品。
【請求項10】
可撓性の鏡、ストレッチ性の弾性導電ポリマー、ならびに、電磁妨害を抑え、装置および回路を静電放電から遮蔽し、航空機または他の乗り物にレーダー不可視性を与えるために用いられる物品を含む、請求項9に記載の物品。
【請求項11】
流体と接触している物品または表面を生物膜形成に対して耐性にする方法であって、
a)前記物品または表面を、金属ナノ粒子を含む溶液に、有効量の前記ナノ粒子が前記表面に接着するために十分な時間にわたって接触させるステップと、
b)前記表面をすすぎ流すステップと
を含む、方法。
【請求項12】
前記金属ナノ粒子が、
a)安定化剤溶液の水溶液と、アニオン供与溶液と、可溶性金属塩溶液と、を任意の順序で添加するステップと、
b)還元溶液を添加するステップと
を含む方法によって作製される、請求項11に記載の方法。
【請求項13】
前記金属ナノ粒子が、銀、金、白金、イリジウム、ロジウム、パラジウム、銅または亜鉛を含む、請求項11に記載の方法。
【請求項14】
c)前記最終溶液を加熱するステップをさらに含む、請求項12に記載の方法。
【請求項15】
前記接触ステップとすすぎ流すステップを複数回繰り返し、前記表面に接着しているナノ粒子の数を増やす、請求項11に記載の方法。
【請求項16】
前記ナノ粒子による接触対象となる、流体と接触している物品または表面が、鋼、ステンレス鋼、ガラス、チタン、銅、金、合成および天然ポリマー、ポリプロピレン、ポリカーボネート、ポリウレタン、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、ポリスルホン、シリコーン、HTV、RTV、混合物、またはコポリマー誘導体から作製される、請求項11に記載の方法。
【請求項17】
c)前記ナノ粒子が接着したエラストマー表面を過酸化水素水溶液に十分な時間接触させるステップと、
d)前記過酸化水素溶液を前記表面からすすぎ流すステップと
をさらに含む、請求項11に記載の方法。
【請求項18】
前記ナノ粒子による接触対象となる、流体と接触している物品または表面が、鋼、ステンレス鋼、ガラス、チタン、銅、金、合成および天然ポリマー、ポリプロピレン、ポリカーボネート、ポリウレタン、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、ポリスルホン、シリコーン、HTV、RTV、混合物、またはコポリマー誘導体から作製される、請求項17に記載の方法。
【請求項19】
流体と接触している物品または表面を生物膜形成に対して耐性にすることで作製される物品であって、前記方法が、
a)流体と接触している物品または表面を、金属ナノ粒子を含む溶液に、有効量の前記ナノ粒子が前記物品または表面に接着するために十分な時間にわたって、接触させるステップと、
b)前記物品または表面をすすぎ流すステップと
を含む、物品。
【請求項20】
食品保管および調理装置、実験設備、海上船舶または水上船舶、船殻、プロペラ、錨、バラストタンク、モータ、杭、液体濾過設備、管材、ロープ、鎖、魚飼育用水槽、液体容器、水入れ、冷却塔、貯水槽、水筒、燃料タンク、または収納用の箱を含む、請求項19に記載の物品。
【請求項21】
a)安定化剤溶液の水溶液と、アニオン供与溶液と、可溶性金属塩溶液と、を任意の順序で添加するステップと、
b)還元溶液を添加するステップと
を含む、金属ナノ粒子の作製方法。
【請求項22】
前記金属が、銀、金、白金、イリジウム、ロジウム、パラジウム、銅または亜鉛を含む、請求項21に記載の方法。
【請求項23】
c)前記最終溶液を加熱するステップをさらに含む、請求項21に記載の方法。
【請求項24】
前記安定剤溶液が、界面活性剤、ポリマーまたはその両方を含む、請求項21に記載の方法。
【請求項25】
前記ポリマーが、合成または天然由来のホモポリマーコポリマー、アクリルアミドおよびその誘導体のポリマー、メタクリルアミドおよびその誘導体、ポリアミド、ポリウレタン、特定の骨格を持たないが側鎖にウレタンセグメントまたは第3級アミン基を有するポリマー、本質的には主に極性である他のポリマーまたは極性コモノマーから誘導される部分を有するコポリマー、メタクリルアミド、置換アクリルアミド、置換メタアクリルアミド、アクリル酸、メタクリル酸、メタクリル酸ヒドロキシエチル、アクリロニトリル、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸およびその塩(ナトリウム、カリウム、アンモニウム)、2−ビニルピロリドン、2−ビニルオキサゾリン、酢酸ビニル、無水マレイン酸である、請求項24に記載の方法。
【請求項26】
物品の前記表面でin situにて前記ナノ粒子を形成するステップをさらに含む、請求項21に記載の方法。
【請求項27】
前記ナノ粒子を非水溶液に抽出するステップをさらに含む、請求項21に記載の方法。
【請求項28】
a)安定化剤溶液の水溶液と、アニオン供与溶液と、可溶性金属塩溶液と、を任意の順序で添加するステップと、
b)第3級ジアミン溶液を添加するステップと
の方法によって作製される、金属ナノ粒子。
【請求項29】
前記金属が、銀、金、白金、イリジウム、ロジウム、パラジウム、銅、または亜鉛を含む、請求項28に記載の金属ナノ粒子。
【請求項30】
c)前記最終溶液を加熱するステップをさらに含む、請求項28に記載の金属ナノ粒子。
【請求項31】
前記安定剤が、ポリマー、界面活性剤、またはその両方である、請求項28に記載の金属ナノ粒子。
【請求項32】
前記ポリマーが、合成または天然由来のホモポリマーコポリマー、アクリルアミドおよびその誘導体のポリマー、メタクリルアミドおよびその誘導体、ポリアミド、ポリウレタン、特定の骨格を持たないが側鎖にウレタンセグメントまたは第3級アミン基を有するポリマー、本質的には主に極性である他のポリマーまたは極性コモノマーから誘導される部分を有するコポリマー、メタアクリルアミド、置換アクリルアミド、置換メタアクリルアミド、アクリル酸、メタクリル酸、メタクリル酸ヒドロキシエチル、アクリロニトリル、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸およびその塩(ナトリウム、カリウム、アンモニウム)、2−ビニルピロリドン、2−ビニルオキサゾリン、酢酸ビニル、無水マレイン酸である、請求項28に記載の金属ナノ粒子。
【請求項33】
前記界面活性剤が、アニオン界面活性剤、非イオン界面活性剤または両性界面活性剤である、請求項28に記載の金属ナノ粒子。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【公表番号】特表2009−526132(P2009−526132A)
【公表日】平成21年7月16日(2009.7.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−554343(P2008−554343)
【出願日】平成19年2月8日(2007.2.8)
【国際出願番号】PCT/US2007/003390
【国際公開番号】WO2007/095058
【国際公開日】平成19年8月23日(2007.8.23)
【出願人】(507030287)アクリメッド インコーポレイテッド (3)
【Fターム(参考)】