説明

防眩性フィルム、防眩性フィルムの製造方法、防眩性反射防止フィルム、偏光板及び表示装置

【課題】 本発明は上記課題に鑑みなされたものであり、その目的は画素サイズの小型化等による高精細な画像の鮮明性を低下させることなく、外光の写り込みや、コントラストの低下を有効に防止出来、所望の微細凹凸構造を生産性よく効果的・安定的に形成した防眩性フィルム、及びその製造方法を提供し、更にそれを用いた防眩性反射防止フィルム、偏光板、及び表示装置を提供することにある。
【解決手段】 基材フィルム上に撥水撥油性を有する塗布部、非塗布部からなるパターン状の第1ハードコート層を形成し、次に該第1ハードコート層を形成した基材フィルム上に任意の塗布方法によりハードコート素材を塗布することにより、第1ハードコート層形成部以外の部分に第2ハードコート層を凸又は凹状に形成することを特徴とする防眩性フィルムの製造方法。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
基材フィルム上に撥水撥油性を有する塗布部、非塗布部からなるパターン状の第1ハードコート層を形成し、次に該第1ハードコート層を形成した基材フィルム上に任意の塗布方法によりハードコート素材を塗布することにより、第1ハードコート層形成部以外の部分に第2ハードコート層を凸又は凹状に形成することを特徴とする防眩性フィルムの製造方法。
【請求項2】
前記第1ハードコート層を塗布部、非塗布部からなるパターン状に形成する塗布法がフレキソ印刷法によることを特徴とする請求項1に記載の防眩性フィルムの製造方法。
【請求項3】
前記第2ハードコート層の凸又は凹構造の凸部又は凹部の高さが、前記第1ハードコート層面に対し、0.1〜1.5μm高いかもしくは低く、該凸部又は凹部の長辺が5〜100μm、かつ隣り合う凸部又は凹部間の平均中心間距離が10〜200μmであることを特徴とする請求項1または2に記載の防眩性フィルムの製造方法。
【請求項4】
前記第1ハードコート層、第2ハードコート層のいずれかが、0.5〜5μmの粒径の微粒子を、各層に対し5〜50質量%含有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の防眩性フィルムの製造方法。
【請求項5】
前記基材フィルムがセルロースエステル系フィルム、ポリエステル系フィルム、ノルボルネン系樹脂フィルム、及びポリカーボネート系フィルムから選ばれる少なくとも1種であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の防眩性フィルムの製造方法。
【請求項6】
前記第1ハードコート層に使用されるフレキソ印刷のインキが活性光線硬化型樹脂または熱硬化性樹脂を含有し、フレキソ印刷後、活性光線を照射するかまたは加熱して第1ハードコート層を硬化・固定することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の防眩性フィルムの製造方法。
【請求項7】
前記第2ハードコート層に使用されるハードコート素材が活性光線硬化型樹脂または熱硬化性樹脂を含有し、第1ハードコート層の上に任意の塗布方法で第2ハードコート層を形成後、活性光線を照射するかまたは加熱して第2ハードコート層を硬化・固定することを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の防眩性フィルムの製造方法。
【請求項8】
請求項1〜7のいずれか1項に記載の防眩性フィルムの製造方法によって製造されたことを特徴とする防眩性フィルム。
【請求項9】
請求項8に記載の防眩性フィルムの表面上に少なくとも低屈折率層が積層されたことを特徴とする防眩性反射防止フィルム。
【請求項10】
請求項8に記載の防眩性フィルムまたは請求項9に記載の防眩性反射防止フィルムを用いたことを特徴とする偏光板。
【請求項11】
請求項8に記載の防眩性フィルム、請求項9に記載の防眩性反射防止フィルムまたは請求項10に記載の偏光板の少なくともいずれか一つを用いたことを特徴とする表示装置。
【請求項12】
基材フィルム上に塗布部、非塗布部からなるパターン状に形成された第1ハードコート層と、該基材フィルムの該非塗布部上に形成された第2ハードコート層とにより構成された粗面を有することを特徴とする防眩性フィルム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2007−25040(P2007−25040A)
【公開日】平成19年2月1日(2007.2.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−204227(P2005−204227)
【出願日】平成17年7月13日(2005.7.13)
【出願人】(303000408)コニカミノルタオプト株式会社 (3,255)
【Fターム(参考)】