説明

電話システム

【課題】受話器の大きさ程度しか幅のない子機に設けられた表示部でも、電話回線から受信したファクシミリ画像情報の内容を鮮明に表示ができ、ユーザの内容判読にとって極めて使い勝手が良い電話システムを提供する。
【解決手段】電話回線からファクシミリ画像情報を受信する親機10と、この親機10と無線に接続される子機100とを有する電話システムにおいて、親機10は、ファックス画像情報から文字領域を抽出して、文字認識して文字コードに変換する文字認識部30と、文字コードを子機100に送信する送信部50とを備え、子機100は、親機10から送信された文字コードを受信する受信部110と、受信した文字コードを表示する表示部130とを備えている。子機100の表示部130にファクシミリ画像情報を文字認識させた文字コードを元に変換した文字を表示することで、表示部130のサイズが小さくても内容の判読が容易である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ファックス画像情報の受信が可能な親機と、親機の電話子機機能を有する子機を備え、当該親機と子機とがファックス画像情報を無線により送受信する電話システムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来の電話システムの一例であるファクシミリ装置は、無線通信により接続された親機と子機とを備え、子機に表示部を設けて、当該子機側の表示部にて、親機側で受信したファックス画像を表示することができた。また、他には、子機で親機がファックス受信をしたことを知ることができるものがあった。
【特許文献1】特開平8−126054号公報
【特許文献2】特開2002−199084号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
従来のファクシミリ装置では、その子機は受話器の大きさ程度しか幅がないので、その子機に設けられた表示部の画面は狭い。従って一度に多量の鮮明な画像を表示することができない。また、子機によりファックス受信が有ったことを子機の表示部により操作者が知っても、子機の表示部の画面は狭いので詳細を確認するためには、親機の表示画面等によりその内容を確認しなければならなかった。
【0004】
そこで本発明は、受話器の大きさ程度しか幅のない子機に設けられた表示部でも、電話回線から受信したファクシミリ画像情報の内容を鮮明に表示ができ、ユーザの内容判読にとって極めて使い勝手が良い電話システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の電話システムは、ファックス画像情報の受信が可能な親機及び当該親機の電話子機機能を有する子機を備え、当該親機と子機とが無線により通信可能な電話システムであって、前記親機は、電話回線を介して受信したファックス画像情報を表示する第1の表示部と、当該ファックス画像情報を記憶する画像記憶部と、記憶されたファックス画像情報から文字領域を抽出して、文字認識して文字コードに変換する文字認識部と、当該文字認識部の認識結果である文字コードを記憶する認識結果記憶部と、前記認識結果記憶部に記憶された文字コードを前記子機に送信する送信部と、前記親機がファクシミリ画像を受信した際に、に当該画像を前記文字認識部により文字認識させ、当該認識結果を前記送信部により前記子機に送信するように制御する第1の制御部と、を備え、前記子機は、前記親機から送信された認識結果を受信する受信部と、当該受信した認識結果を表示する第2の表示部と、前記受信部が前記親機から認識結果を受信した際に、前記第2の表示部に表示させる第2の制御部と、を備えること特徴とする。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、親機が受信したファックス画像情報を文字コードに一旦変換した後に、子機に送信する為に、子機の狭い画面においても、鮮明に表示ができ、ユーザの内容判読にとって極めて使い勝手が良い。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
第1の発明は、ファックス画像情報の受信が可能な親機及び当該親機の電話子機機能を有する子機を備え、当該親機と子機とが無線により通信可能な電話システムであって、親
機は、電話回線を介して受信したファックス画像情報を表示する第1の表示部と、当該ファックス画像情報を記憶する画像記憶部と、記憶されたファックス画像情報から文字領域を抽出して、文字認識して文字コードに変換する文字認識部と、当該文字認識部の認識結果である文字コードを記憶する認識結果記憶部と、認識結果記憶部に記憶された文字コードを子機に送信する送信部と、親機がファクシミリ画像を受信した際に、当該画像を文字認識部により文字認識させ、当該認識結果を送信部により子機に送信するように制御する第1の制御部と、を備え、子機は、親機から送信された認識結果を受信する受信部と、当該受信した認識結果を表示する第2の表示部と、受信部が親機から認識結果を受信した際に、第2の表示部に表示させる第2の制御部と、を備えること特徴としたものである。この構成により、親機によるファックス画像情報の受信があったとき、文字コードにテキスト変換されたファックス内容を自動的に子機に送るものである。
【0008】
第2の発明は、親機に、認識部の認識結果について受信したファックス画像情報の全体文字の何割が認識されたかを示す数値を認識率情報として算出する認識率算出手段を備え、送信部は、子機の受信部へ認識率情報を送信することを特徴としたものである。この構成により、使用者は、親機から子機に送られてきた文字コードの認識率を知ることができるため、もし、認識率が低ければ、親機側で表示部や印刷部に出力されたファクシミリ画像情報にてその内容を確認するように促すというものである。
【0009】
第3の発明は、親機に、ファックス画像情報を受信した時刻を記録するタイマー部と、ファックス画像情報を送信した相手情報を取得する相手情報取得部と、当該相手情報を記憶する相手情報記憶部と、を備え、制御部は、変換した文字コード及び認識率情報と共に、ファックス画像情報を受信した時刻及び相手情報を子機に送信部を介して送信することを特徴としたものである。この構成により、子機側に表示された文字コードに変換され表示部に表示されたファクシミリ画像情報と、親機の表示部に表示されたファックス画像情報との対応を取る事ができるというものである。
【0010】
第4の発明は、子機に、親機から受信した認識率情報が所定の数値より低い際には、その旨を報知する報知手段を備えたことを特徴としたものである。この構成により、使用者は、親機が不明瞭なファックス画像情報を受信したことを子機により知ることができ、直接、親機によってファックス画像情報を出力させ、その内容を確認する等の迅速な対応ができるものである。
【0011】
第5の発明は、親機の第1の制御部は、文字認識部が算出した認識率情報が所定の割合より低い際には、当該ファクス画像情報を第1の表示部に拡大して表示するように制御することを特徴としたものである。この構成により、使用者は、不明瞭なファックス画像を受信した場合、拡大された受信画像を親機側の表示画面にて確認することが出来るというものである。
【0012】
以下、本発明の実施の形態について、各図に基づいて説明する。
【0013】
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態に係る電話システムの一例であるファクシミリ電話装置の概観図であり、親機及び子機を示す図である。
【0014】
図1に示すように、200は、受信したファックス(以下、FAXと称す。)の文書を内部のメモリに蓄積し、必要な際に用紙に印刷する機能を有し、受信したFAX文書の画像情報をもとに文字コード情報を生成してコードレス電話装置の子機に送信する機能を有したコードレスのファクシミリ電話装置の親機である。
【0015】
図1に示すように、300は、同図に示す200の親機から無線にて送信された文字コード列を受信し、受信した文字列を閲覧することができるコードレスのファクシミリ電話装置の子機である。310は、親機200から受信した文字列を表示するための子機ディスプレイである。
【0016】
図2は本発明の実施の形態1の電話システムの一例であるファクシミリ電話装置であり、親機の構成及び子機の構成を示すブロック図である。
【0017】
図2に示すように、10は、図1に示すFAX付コードレス電話装置の親機であり、主要な部分のみを図示している。
【0018】
親機10は、受信したFAX文書を内部メモリに画像情報として蓄積することができる画像記憶部20と、蓄積された画像情報から文字を認識し文字コードに変換する文字認識部30と、変換した文字コードを格納する認識結果記憶部40と、格納された内容を子機へと送信する送信部50と、親機内部の各部と各部のデータの流れを制御する制御部(第1の制御部)70と、受信したファクシミリ画像情報を表示する表示部(第1の表示部)80と、ファクシミリ画像情報を印字する印字部81とを備えている。
【0019】
図2に示すように、100は、図1に示すコードレスのファクシミリ電話装置の子機であり、主要な部分のみを図示している。
【0020】
子機100は、親機から送信された認識結果を受信する受信部110と、受信した認識結果を表示する表示部(第2の表示部)130と、子機内部の各部と各部のデータの流れを制御する制御部(第2の制御部)120とを備えている。
【0021】
以上のように構成される本発明の実施の形態1の電話システムの一例であるファクシミリ電話装置の動作を図3に基づいて説明する。図3から図5は本発明の実施の形態1の動作を説明するフローチャートであり、図3と図4は親機の動作を説明する図、図5は子機の動作を説明する図である。
【0022】
図3に示すように、まず親機10が、FAX文書を受信するとファクシミリ画像情報を表示部80に表示するとともに、画像記憶部20に蓄積する(A1)。次に、文字認識部30がファクシミリ画像情報から所定の領域を抽出して文字を認識して文字コードに変換する(A2)。文字認識が成功し正常に文字コードに変換できたかどうかを判断し(A3)成功の場合、その文字コードを認識結果記憶部40へ格納する(A4)。制御部70が、抽出したファクシミリ画像情報の領域サイズを制御部70内の認識済み領域サイズに加算する(A5)。認識済み領域サイズが画像情報全体の領域サイズに達し全領域を認識し終えたかどうか判定し(A6)、認識済みなら認識結果の文字コードを送信部50により子機へと送信する(A7)。
【0023】
図4に示すように、制御部70では電話回線から受信し、画像記憶部20へ格納したファクシミリ画像情報を画像記憶部20より読み出して表示部80に表示し(A10)、印刷要求があれば印字部81で印字を行う(A11)。
【0024】
次に、図5に示すように、子機100では認識結果を受信したかチェックを行う(A8)。受信部110で文字コードを受信した場合、認識結果の文字コードを文字列に変換してディスプレイである表示部130に表示する(A9)。
【0025】
このように、本発明の実施の形態1の電話システムによれば最終的に子機の表示部であるディスプレイに表示された受信内容を見て親機が設置された場所に行って内容を確認す
べきかどうか判断することができる。
【0026】
(実施の形態2)
次に、本発明の実施の形態2の電話システムについて説明する。
【0027】
図6は本発明の実施の形態2の電話システムの一例であるファクシミリ電話装置であり、親機の構成及び子機の構成を示すブロック図である。なお、図6においては、図1における構成要素に、認識できた部分がファクシミリ画像情報の全体文字の何パーセントであるかを認識率情報として算出する認識率算出部60を追加したものである。
【0028】
このように構成される本発明の実施の形態2の電話システムの一例であるファクシミリ電話装置の動作を、図7及び図8に基づいて説明する。図7及び図8は本発明の実施の形態2の電話システムの一例であるファクシミリ電話装置の動作を説明するフローチャートであり、図7は親機の動作を説明する図、図8は子機の動作を説明する図である。なお、図7において、B1〜B2までは図3のA1〜A2までの処理と同様である。
【0029】
B2の次に文字認識が成功し正常に文字コードに変換できたかどうかを判断し(B3)成功の場合、その文字コードを認識結果記憶部40へ格納(B4)し、制御部70が、抽出したファクシミリ画像情報の領域サイズを制御部70内の認識成功領域サイズに加算する(B5)。抽出したファクシミリ画像情報の領域サイズを制御部70内の認識済み領域サイズに加算する(B6)。次に認識済み領域サイズがファクシミリ画像情報全体の領域サイズに達し全領域を認識し終えたかどうか判定し(B7)、認識済みなら認識結果の文字コード、及び認識率算出部60によりファックス画像情報の全体文字の何割が認識されたかを示す数値である認識率情報を算出し、送信部50により子機へと送信する(B8)。
【0030】
次に、図8に示すよう、子機100では認識結果である文字コードと認識率情報を受信部110により受信したかを制御部120がチェックを行う(B9)。受信した場合、認識結果の文字コードを文字列に変換したもの、及び認識率情報をディスプレイである表示部130に表示する(B10)。
【0031】
このように、本発明の実施の形態2の電話システムによれば最終的にディスプレイに表示された受信内容及び認識率情報を見て親機が設置された場所に行って内容を確認すべきかどうか判断することができる。
【0032】
(実施の形態3)
次に、本発明の実施の形態3の電話システムについて説明する。図9は本発明の実施の形態3の電話システムの一例であるファクシミリ電話装置であり、親機の構成及び子機の構成を示すブロック図である。なお、図9においては、図6における構成要素に、ファックス画像を受信した時刻を記録するタイマー部90と、FAX受信時に電話回線より発信者の情報である相手情報を得るための相手情報取得部91と、相手情報を記憶しておくための相手情報記憶部92を追加したものである。
【0033】
このように構成される本発明の実施の形態3の電話システムの一例であるファクシミリ電話装置の動作を、図10及び図11に基づいて説明する。図10は本発明の実施の形態3の動作を説明するフローチャートであり、図10は親機の動作を説明する図、図11は子機の動作を説明する図である。なお、図10において、C1〜C7までは、図7のB1〜B7までの処理と同様である。
【0034】
図10に示すように、C7にて全領域の認識が完了すると、タイマー部90よりファク
シミリ画像情報受信時に記録した時刻を読み出し(C8)、相手情報取得部91によって取得され、相手情報記憶部92に記憶された相手情報を読み出す(C9)。認識結果の文字コード、受信時刻、相手情報を子機100へと送信部50により送信する(C10)。
【0035】
図11に示すように、子機100では認識結果である文字コードを受信したか制御部120がチェックを行う(C11)。受信した場合、認識結果の文字コードを文字列に変換したもの、認識率、受信時刻、相手情報をディスプレイに表示する(C12)。
【0036】
このように、本発明の実施の形態3の電話システムによれば最終的にディスプレイに表示された受信内容だけでなく、ファクシミリ画像情報を受信した時刻や、ファクシミリ画像情報の発信相手の相手情報を見て親機が設置された場所に行って内容を確認すべきかどうか判断材料とすることができる。
【0037】
(実施の形態4)
次に、本発明の実施の形態4の電話システムについて説明する。図12は本発明の実施の形態4の電話システムの一例であるファクシミリ電話装置であり、親機の構成及び子機の構成を示すブロック図である。なお、図12においては、図6における構成要素に、認識率情報が低い場合に報知を行う報知部140を追加したものである。
【0038】
このように構成される本発明の実施の形態4の電話システムの一例であるファクシミリ電話装置の動作を、図13に基づいて説明する。図13は本発明の実施の形態4の電話システムの一例であるファクシミリ電話装置の子機の動作を説明するフローチャートである。
【0039】
図13に示すように、制御部140では受信部110より受信した認識率情報がある一定値以下であるかどうか判定し(D1)、そうである場合は報知部140により使用者に報知を行う(D2)。
【0040】
このように、本発明の実施の形態4によれば使用者は報知された情報により認識率の低いファクシミリ画像情報を受信したことを直ちに知ることができ、親機により確認する等の迅速な対応をとることができる。
【0041】
(実施の形態5)
次に、本発明の実施の形態5の電話システムについて説明する。本発明の実施の形態5の電話システムの構成は、図9と同じ構成である。本発明の実施の形態5の動作を図14に基づいて説明する。図14は本発明の実施の形態5の電話システムの一例であるファクシミリ電話装置の親機の動作を説明するフローチャートである。
【0042】
図14に示すように、親機10の制御部70は、認識率算出部60により算出した認識率情報がある一定値以下であるかどうか判定し(E1)、そうである場合は、画像記憶部20より読み出したファクシミリ画像情報を拡大したものを表示部80に表示する(E2)。
【0043】
このように、本発明の実施の形態5の電話システムによれば使用者は報知された情報により認識率の低い文書を受信した場合、特に操作することなく親機の表示部にてその内容を知ることができる。
【産業上の利用可能性】
【0044】
本発明は、受信したファックス画像情報の内容に含まれる文字を子機にて表示する技術に関し、親機によるファックス受信があったとき、文字コードに変換したファックス画像
情報の内容を自動的に子機に送り、子機の表示画面にて鮮明な文字情報を表示できるので、電話システムに好適である。
【図面の簡単な説明】
【0045】
【図1】本発明の実施の形態1に係る電話システムの一例であるファクシミリ装置の親機の外観図
【図2】本発明の実施の形態1に係る電話システムの一例であるファクシミリ電話装置の構成ブロック図
【図3】本発明の実施の形態1に係る電話システムの一例であるファクシミリ電話装置の親機の動作を説明するフローチャート
【図4】本発明の実施の形態1に係る電話システムの一例であるファクシミリ装置の親機の動作を説明するフローチャート
【図5】本発明の実施の形態1に係る電話システムの一例であるファクシミリ装置の子機の動作を説明するフローチャート
【図6】本発明の実施の形態2に係る電話システムの一例であるファクシミリ電話装置の構成ブロック図
【図7】本発明の実施の形態2に係る電話システムの一例であるファクシミリ電話装置の親機の動作を説明するフローチャート
【図8】本発明の実施の形態2に係る電話システムの一例であるファクシミリ電話装置の子機の動作を説明するフローチャート
【図9】本発明の実施の形態3に係る電話システムの一例であるファクシミリ電話装置の構成ブロック図
【図10】本発明の実施の形態3に係る電話システムの一例であるファクシミリ電話装置の親機の動作を説明するフローチャート
【図11】本発明の実施の形態3に係る電話システムの一例であるファクシミリ電話装置の子機の動作を説明するフローチャート
【図12】本発明の実施の形態4に係る電話システムの一例であるファクシミリ電話装置の構成ブロック図
【図13】本発明の実施の形態4に係る電話システムの一例であるファクシミリ電話装置の子機の動作を説明するフローチャート
【図14】本発明の実施の形態4に係る電話システムの一例であるファクシミリ電話装置の子機の動作を説明するフローチャート
【符号の説明】
【0046】
10 親機
20 画像記憶部
30 文字認識部
40 認識結果記憶部
50 送信部
60 認識率算出部
70 制御部(第1の制御部)
80 表示部(第1の表示部)
81 印字部
90 タイマー部
91 相手情報取得部
92 相手情報記憶部
100 子機
110 受信部
120 制御部(第2の制御部)
130 表示部(第2の表示部)
140 報知部
200 親機
300 子機
310 子機ディスプレイ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ファックス画像情報の受信が可能な親機及び当該親機の電話子機機能を有する子機を備え、当該親機と子機とが無線により通信可能な電話システムであって、
前記親機は、電話回線を介して受信したファックス画像情報を表示する第1の表示部と、当該ファックス画像情報を記憶する画像記憶部と、
記憶されたファックス画像情報から文字領域を抽出して、文字認識して文字コードに変換する文字認識部と、
当該文字認識部の認識結果である文字コードを記憶する認識結果記憶部と、
前記認識結果記憶部に記憶された文字コードを前記子機に送信する送信部と、
前記親機がファクシミリ画像を受信した際に、当該画像を前記文字認識部により文字認識させ、当該認識結果を前記送信部により前記子機に送信するように制御する第1の制御部と、を備え、
前記子機は、前記親機から送信された認識結果を受信する受信部と、
当該受信した認識結果を表示する第2の表示部と、
前記受信部が前記親機から認識結果を受信した際に、前記第2の表示部に表示させる第2の制御部と、を備えること特徴とする電話システム。
【請求項2】
前記親機に、前記認識部の認識結果について受信したファックス画像情報の全体文字の何割が認識されたかを示す数値を認識率情報として算出する認識率算出手段を備え、前記送信部は、前記子機へ前記認識率情報を送信することを特徴とする請求項1記載の電話システム。
【請求項3】
前記親機に、前記ファックス画像情報を受信した時刻を記録するタイマー部と、
前記ファックス画像情報を送信した相手情報を取得する相手情報取得部と、
当該相手情報を記憶する相手情報記憶部と、を備え、
前記制御部は、前記変換した文字コード及び前記認識率情報と共に、前記ファクス画像情報を受信した時刻及び前記相手情報を前記子機に前記送信部を介して送信することを特徴とする請求項2記載の電話システム。
【請求項4】
前記子機に、前記親機より受信した前記認識率情報が所定の数値より低い際には、その旨を報知する報知手段を備えたことを特徴とする請求項2または3記載の電話システム。
【請求項5】
前記親機の第1の制御部は、前記文字認識部が算出した認識率情報が所定の割合より低い際には、前記親機の第1の表示部に当該ファックス画像情報を拡大して表示するように制御することを特徴とする請求項2から4のいずれかの項に記載の電話システム。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate

【図10】
image rotate

【図11】
image rotate

【図12】
image rotate

【図13】
image rotate

【図14】
image rotate


【公開番号】特開2006−13855(P2006−13855A)
【公開日】平成18年1月12日(2006.1.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−187721(P2004−187721)
【出願日】平成16年6月25日(2004.6.25)
【出願人】(000005821)松下電器産業株式会社 (73,050)
【Fターム(参考)】