説明

非破壊検査用の紫外線照射装置

【課題】きずの視認性が向上した紫外線照射装置の提供。
【解決手段】基盤上に、定格波長が、355nm、360nm、365nm、370nm、375nmである各紫外線LED1、2、3、4、5が、それぞれ複数個、同様な配置形態で配列されており、さらに、複数個の白色LED6も配列されており、全ての紫外線LED1、2、3、4、5の発光と白色LED6の発光とが、切り替えスイッチによって切り替えられるように構成されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、蛍光磁粉探傷試験、蛍光浸透探傷試験等の非破壊検査において探傷のために用いられる紫外線照射装置に関する。
【背景技術】
【0002】
鋼材の非破壊検査の一種として、磁粉探傷試験が知られている。磁粉探傷試験は、まず、磁性体である試験対象の鋼材に対し、電磁石等によって磁場を形成する。鉄粉等の磁粉を空気分散するか、液体に分散懸濁させたものを、磁化された上記鋼材の表面に散布する。このとき、鋼材の表面にきずがあると、そこに漏洩磁束が生じ、磁粉が集中して吸着される。磁粉としては非蛍光磁粉や蛍光磁粉が用いられる。蛍光磁粉は、照射された紫外線を吸収することによって蛍光する。蛍光磁粉が用いられる場合には、鋼材の検査対象面に蛍光励起用の紫外線が照射され、きず部分に集中吸着された磁粉が蛍光することによってきずが検出される。
【0003】
上記蛍光励起用の光源(ブラックライトともいう)として、水銀灯等のランプ(管球)が用いられていた。しかし、かかるランプは、十分に点灯するまでに時間がかかる、発熱量が大きいため高温になる、長時間の使用によってランプ(フィラメント)が切れる(短寿命)、消費電力が大きい等の問題がある。
【0004】
かかる問題を回避するために、近年、上記ランプに代えて紫外線LED(発光ダイオード)が蛍光励起用光源として採用されている。紫外線LEDが発光する紫外線は単一波長である。例えば、波長375nmの紫外線を発光するLEDは、375nm以外のピーク波長の紫外線を発光することができない。紫外線LEDを蛍光励起用光源に用いた例として、特開2004−239749公報に開示された紫外線照射装置が知られている。
【0005】
この紫外線照射装置は、同一ピーク波長のLEDを多数個備えたものである。この紫外線照射装置は、例えば、ナイトライド・セミコンダクタ株式会社製LED(NS370C−ULA、ピーク波長373nm)を180個搭載したもの、ナイトライド・セミコンダクタ株式会社製LED(NS365C−ULA、ピーク波長367nm)を9個搭載したもの等である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2004−239749公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
一方、磁粉が吸収して蛍光しうる紫外線の波長は、その磁粉を製造するメーカによって多少異なる。従って、同一ピーク波長のLEDのみを多数個備えた紫外線照射装置によれば、上記ピーク波長から外れた波長の紫外線を吸収する磁粉を使用した場合、その磁粉が十分に蛍光しないことがある。
【0008】
本発明の目的は、蛍光する紫外線の波長が異なる磁粉が用いられた場合であっても、鋼材表面のきずの視認性が低下しない紫外線照射装置の提供にある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明に係る紫外線照射装置は、
波長が320nmから400nmの範囲の紫外線のうち、互いに異なるピーク波長の紫外線LEDが複数種類備えられている。
【0010】
かかる紫外線照射装置によれば、範囲幅のある波長の紫外線が発光されるので、使用する磁粉のメーカーの相違等に起因して蛍光する紫外線波長が異なった場合であっても、その磁粉が蛍光し、きずの視認性が低下しないことが期待できる。
【0011】
上記複数種類は4以上の整数から選択されるN種類であり、各種類の紫外線LEDが複数個配置されており、各種類に1からNまでの異なる符号が付与された紫外線LEDが、縦横に配置されており、このうち、任意に選択されたN個×N個の正方行列を構成する紫外線LEDについて、N列のうちのいずれの列の符号の合計値も、N行のうちのいずれの行の符号の合計値も、2つのうちのいずれの対角線方向の符号の合計値も同一となるようにされるのが好ましい。各種類の紫外線LEDの照度が均一になり、各紫外線LEDの配置形態(分散形態)が同様且つ均一になることが期待できるからである。
【0012】
縦横に配置された各紫外線LEDの上記符号が、隣接する紫外線LEDの符号とは異なるように配置されるのが好ましい。かかる配置も、各種類の紫外線LEDの照度の均一性、及び、各紫外線LEDの配置形態(分散形態)の均一性に寄与するからである。
【0013】
上記紫外線照射装置に、白色LEDをさらに備えているのが好ましい。これは、検知された磁粉模様が、きずよる磁粉模様かそれ以外による疑似模様かを判別するために便利だからである。すなわち、白色LEDによって発光される可視光により、直接に鋼材表面のきずを目視によって確認しやすくなる。
【0014】
上記白色LEDは複数個配置されており、この複数個の白色LEDは、縦横に配置された紫外線LEDのうちの一部と置き換えられて配置されており、上記置き換えられる一部の紫外線LEDには、全種類の紫外線LEDが含まれているように構成することができる。白色LEDを紫外線LEDのうちの一部と置き換えるのは以下の理由からである。白色LEDを別途設置すると、探傷中に紫外線の照射面と可視光の照射面とがずれるので、探傷面に紫外線又は可視光線が当たるように紫外線照射装置を動かす必要がある。このような手間を省くために、上記のとおり白色LEDを紫外線LEDのうちの一部と置き換えている。
【0015】
全ての紫外線LEDの発光と白色LEDの発光とが、切り替えられるように構成されているのが好ましい。すなわち、紫外線LEDの発光時には白色LEDは発光せず、白色LEDの発光時には紫外線LEDは発光しない。相互に排他的に点灯する。
【発明の効果】
【0016】
本発明に係る紫外線照射装置では、磁粉の製造メーカーが異なる等に起因して蛍光する紫外線の波長が異なる磁粉が用いられた場合であっても、鋼材表面のきずの視認性が低下しない。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】図1は、本発明の一実施形態に係る紫外線照射装置を示す一部切り欠き側面図である。
【図2】図2は、図1の紫外線照射装置のLED設置面を示す正面図である。
【図3】図3は、図1の紫外線照射装置によって同時に照射された紫外線のスペクトル分布の一例を概念的に示すグラフである。
【図4】図4は、図1の紫外線照射装置を用いた鋼管の探傷試験が行われている状態を概略的に示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、適宜図面が参照されつつ、好ましい実施形態に基づいて本発明が詳細に説明される。
【0019】
図1に示された紫外線照射装置10は、本体12とグリップ部14とを有している。本体12のハウジング16内には基盤18が設置されている。この基盤18の前面には、複数個の紫外線LEDおよび複数個の白色LEDが取り付けられている。本体12の基盤18より前方の部分には、全てのLED及び基盤18を覆うように、透明のフード20が取り付けられている。図2も併せて参照すれば明らかなように、上記本体12は概ね切頭円錐状を呈しているが、かかる形状には限定されない。円柱状、角柱状等であってもよい。
【0020】
上記紫外線LEDとしては、その発光する紫外線の波長が320nmから400nmの範囲にあるLEDから選択される複数種のLEDが用いられる。このように、複数種類の紫外線LEDが設置されるのは、使用する磁粉が蛍光しうる紫外線波長が異なった場合であっても、その磁粉が蛍光してきずの視認性を維持するためである。
【0021】
グリップ部14は、本体12の下面に突設されている。基盤18に接続された給電用ケーブル22が、グリップ部14の内部を通って下方に延びている。グリップ部14の上部には、LEDの発光を切り替えるための切り替えスイッチ24、26が設けられている。この切り替えスイッチ24、26は、紫外線LEDを発光させる切り替えスイッチ24、及び、白色LEDを発光させる切り替えスイッチ26である。紫外線LED用の切り替えスイッチ24がオンになれば、白色LED用の切り替えスイッチ26はオフとなる。白色LED用の切り替えスイッチ26がオンになれば、紫外線LED用の切り替えスイッチ24はオフとなる。両スイッチ24、26が同時に押されれば、両LEDともにオフとなる。又は、両スイッチ24、26とは別に、両LEDともにオフとするための電源スイッチが設置されてもよい。さらに、両LEDが同時にオンとなるようにされてもよい。
【0022】
図2には、基盤18上のLEDの配置が示されている。基盤18上には、紫外線LED1〜5と白色LED6とが、概ね円形内に配列されている。図2は、LEDの配置の一例であり、とくにこの配置に限定されるものではない。紫外線LEDとして、5種類のLED1、2、3、4、5が用いられている。すなわち、定格波長が355nm、360nm、365nm、370nm、375nmのLED1、2、3、4、5である。具体的には、ナイトライド・セミコンダクタ株式会社製の、NS355L−5RLO(図2中の符号1)、NS360L−5RLO(図2中の符号2)、NS365L−5RLM(図2中の符号3)、NS370L−5RLM(図2中の符号4)、NS375L−5RLM(図2中の符号5)である。もちろん、他のメーカーのLEDが採用されてもよい。取り付けられる紫外線LEDは5種類には限定されない。
【0023】
上記白色LED6としては、ナイトライド・セミコンダクタ株式会社製の、NS−PW500CSが用いられている。基盤18には、上記5種の紫外線LED1、2、3、4、5のうち、4種の紫外線LED1、3、4、5は各50個取り付けられている。残りの紫外線LED2は49個取り付けられている。白色LED6は48個取り付けられている。これらのLEDの取付個数には限定されない。しかし、各種LEDの個数を近似した個数にするのが好ましい。同一個数にするのが一層好ましい。
【0024】
紫外線LED1、2、3、4、5の配列に関して考慮すべきことは、各種類のLEDの照度が均一になること、及び、各種類のLEDの配置形態(分散形態)が同様であり且つ均一になることである。この目的のために、紫外線LEDは、例えば以下のごとく配列される。外形が概ね円形となる範囲内に、N種類の異なるピーク波長を持つ紫外線LEDの各位置を定める。このNは4以上の整数から任意に選択される一の数値である。N種類の異なるピーク波長を持つ紫外線LEDには、順に、1からNまでの整数の符号を振り当てる。この配置の際には、白色LEDは含めないでおく。
【0025】
上記配置範囲内から、縦横に配置された任意のN個×N個の正方行列の紫外線LEDを見た場合、各行のN個の紫外線LEDは全て異なるピーク波長を持っており、各列のN個の紫外線LEDも全て異なるピーク波長を持っており、各対角線方向のN個の紫外線LEDも全て異なるピーク波長を持っている。換言すれば、各行、各列、各対角線の紫外線LEDは、1からNまでの異なる符号が振り当てられた紫外線LEDとする。そして、N行のうちのいずれの行についても、LEDの符号の合計値が同一になるようにする。同時に、N列のうちのいずれの列についても、LEDの符号の合計値が上記合計値と同一になるようにする。同時に、2つの対角線方向のN個のLEDの符号の合計値も上記合計値と同一になるようにする。さらに、上下左右に隣接するLEDの符号は互いに異なるようにする。各種類につき複数個であるN種類のLEDがこのように配置されることにより、各種類のLEDの照度が均一になり、照射範囲も均一となる。図2に示された本実施形態ではN=5である。しかし、5には限定されない。
【0026】
図2において、例えば、二点鎖線で囲まれたA部の5個×5個のLEDを見ると、いずれの行においても5個のLEDの符号の合計は、1+2+3+4+5=15である。同時に、いずれの列においても5個のLEDの符号の合計も、1+2+3+4+5=15である。同時に、いずれの対角線方向の5個のLEDの符号の合計も、1+2+3+4+5=15である。さらに、上下左右に隣接するLEDの符号は互いに異なるようにされている。一点鎖線で囲まれたB部の5個×5個のLEDを見ても上記と同様である。
【0027】
以上のごとくして紫外線LEDの配置が設定された後、これら紫外線LEDのうちのいくつかが白色LEDに置き換えられる。置き換えられる紫外線LEDの個数は、各種類の紫外線LEDの個数に近似した個数にされる。例えば、本実施形態では、前述したように48個である。また、各種類の紫外線LEDについて、当初の個数のうちから置き換えられる個数は互いに近似している。図2に示される本実施形態では、置き換えられる個数は、符号1では9個、符号2では12個、符号3では9個、符号4では9個、符号5も9個である。図2は、かかる個数の紫外線LED1、2、3、4、5が白色LED6に置き換えられた後の配置図である。
【0028】
以上のごとくして紫外線LED1、2、3、4、5の配置が設定された後、これら紫外線LEDのうちのいくつかが白色LED6に置き換えられる。本実施形態では、外形が円形となる範囲内における、最外周上のいくつかの紫外線LEDと、最外周の半径の約1/2の半径の周上のいくつかの紫外線LEDとが、白色LED6に置き換えられている。置き換えられる紫外線LEDは、前述のとおり9+12+9+9+9=48個である。以上の説明は、理解容易のために整数符号を用いて行った。しかし、とくに整数符号を用いなくとも、この整数符号に代えて各紫外線LEDのピーク波長をそのまま用いて説明しても同じ結果となる。
【0029】
以上の配置により、いずれの紫外線LED1、2、3、4、5についても、円形の基盤18からほぼ均一に各ピーク波長の紫外線が照射される。白色LED6は、原則として、紫外線LED1、2、3、4、5とは異なる時に発光される。従って、白色LED6は、とくに紫外線LED1、2、3、4、5と同一の配置形態にされる必要はない。本実施形態では、白色LED6は、前述のとおり、概ね、紫外線LED1、2、3、4、5の集合の最外円周上及び中間の円周上に配列されている。この配列も、白色LED6の配列の一例であり、これに限定されるものではない。たとえば、最内の小円内に白色LED6が集められ、その外側の円環内に各紫外線LED1、2、3、4、5が均一に分散配置されてもよい。また、白色LED6は、紫外線LEDの配置である円の中心について、点対称の位置に配置されるようにしてもよい。
【0030】
かかる紫外線照射装置10において、紫外線LED用切り替えスイッチ24が押されると、全ての紫外線LED1、2、3、4、5のみが発光する。次いで、白色LED用切り替えスイッチ26が押されると、白色LED6が発光して全ての紫外線LED1、2、3、4、5が消光する。
【0031】
図3には、全ての紫外線LED1、2、3、4、5のみが発光したときに、照射される紫外線の波長範囲のスペクトル分布が概念的に示されている。5種類の紫外線LED1、2、3、4、5それぞれから、異なる5種類のピーク波長の紫外線が照射される。この場合、波長355nm近傍から波長375nm近傍までの範囲の紫外線が照射されたと同等の効果が得られる。その結果、市販されているほとんどの磁粉について、それが用いられた場合に十分に視認しうる程度に蛍光する。
【0032】
図4には、上記紫外線照射装置10の使用状態が示されている。この図を参照しつつ、この紫外線照射装置10を用いて実際に行った磁粉探傷試験を説明する。その端面に表面きずCが存在する被検材(鋼管)Wが用意された。この被検材Wを図示しない電磁石によって励磁しながら、この被検材Wに液体に、磁粉が分散された検査液を塗布した。その後、端面から約300mm離れた位置から、上記紫外線照射装置10によって紫外線を上記端面に向けて照射した。上記きずCに集中吸着された磁粉の蛍光が明確に視認された。すなわち、所定の波長範囲の紫外線を発光しうる従来のランプを用いた場合と同等に、磁粉の蛍光が明確に視認された。次いで、紫外線照射装置10により、紫外線に代えて白色可視光が上記きずC付近に照射された。きずCが明確に視認された。
【0033】
以上説明した紫外線照射装置10において、白色LEDと紫外線LEDとを同時に発光させること、複数種類の紫外線LEDを切り替えて発光させること、及び、不要な波長の紫外線をカットするためにカットフィルタを装着すること、のいずれをも排除するものではない。また、上記紫外線照射装置10は、蛍光磁粉探傷試験のみならず、蛍光浸透探傷試験にも適用することができる。
【産業上の利用可能性】
【0034】
以上説明された紫外線照射装置は、蛍光磁粉探傷試験に有用であるが、蛍光浸透探傷試験にも適用されうる。
【符号の説明】
【0035】
1・・・(355nm波長の)紫外線LED
2・・・(360nm波長の)紫外線LED
3・・・(365nm波長の)紫外線LED
4・・・(370nm波長の)紫外線LED
5・・・(375nm波長の)紫外線LED
6・・・白色LED
10・・・紫外線照射装置
12・・・本体
14・・・グリップ部
16・・・ハウジング
18・・・基盤
20・・・フード
22・・・給電用ケーブル
24・・・(紫外線LED用)切り替えスイッチ
26・・・(白色LED用)切り替えスイッチ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
波長が320nmから400nmの範囲の紫外線のうち、互いに異なるピーク波長の紫外線LEDが複数種類備えられた紫外線照射装置。
【請求項2】
上記複数種類は4以上の整数から選択されるN種類であり、各種類の紫外線LEDが複数個配置されており、
各種類に1からNまでの異なる符号が付与された紫外線LEDが、縦横に配置されており、このうち、任意に選択されたN個×N個の正方行列を構成する紫外線LEDについて、N列のうちのいずれの列の符号の合計値も、N行のうちのいずれの行の符号の合計値も、2つのうちのいずれの対角線方向の符号の合計値も同一である請求項1に記載の紫外線照射装置。
【請求項3】
縦横に配置された各紫外線LEDの上記符号が、隣接する紫外線LEDの符号とは異なる請求項2に記載の紫外線照射装置。
【請求項4】
白色LEDをさらに備えている請求項1から3のうちのいずれかに記載の紫外線照射装置。
【請求項5】
上記白色LEDは複数個配置されており、この白色LEDは、縦横に配置された紫外線LEDのうちの一部と置き換えられて配置されており、
上記置き換えられる一部の紫外線LEDには、全種類の紫外線LEDが含まれている請求項4に記載の紫外線照射装置。
【請求項6】
全ての紫外線LEDの発光と白色LEDの発光とが、切り替えられるように構成されている請求項4又は5に記載の紫外線照射装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2011−257353(P2011−257353A)
【公開日】平成23年12月22日(2011.12.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−134047(P2010−134047)
【出願日】平成22年6月11日(2010.6.11)
【出願人】(000180070)山陽特殊製鋼株式会社 (601)
【Fターム(参考)】