説明

音声認識/応答型携帯電話、携帯電話の操作方法、及び携帯電話の操作プログラム

【課題】音声認識/応答型機能を利用して音声により携帯電話の機能を実現する音声認識/応答型携帯電話、携帯電話の操作方法、及び携帯電話の操作プログラムを提供する。
【解決手段】利用者からの音声を受話部32に受けると、CPU21は受話部32で受けた音声を音声パターン格納メモリ25内に格納されている音声パターンデータに照らし合わせ、解読する。利用者から入力された音声の解読に成功し、選択された相手先を特定できた場合、CPU21は電話帳データ35において該相手先と関連付けて登録されて発信番号を読み出し、読み出した発信番号へダイヤルする。該発信番号への発信が完了すると、誤動作を防止するため、CPU21は入力操作変更キーによる変更を待たずに音声操作からキー操作へ入力操作の方法が変更される。その際、CPU21は、入力操作の方法が変更された旨を表示部30に表示して利用者に通知する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、音声認識/応答型携帯電話、携帯電話の操作方法、及び携帯電話の操作プログラムに関し、特に、音声認識/応答型機能を利用して音声により携帯電話の機能を実現する音声認識/応答型携帯電話、携帯電話の操作方法、及び携帯電話の操作プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、携帯電話の機能は多機能化・小型化が進んでいる。しかし、携帯電話が有するその殆どの機能の操作方法は、従来と変わらず、液晶画面等を見ながらキー操作にて各種操作を行い、その操作結果もまた液晶画面等で確認していた。
【0003】
特許文献1では、ブラウザによってURLの情報を閲覧することができる携帯電話機において、携帯電話機が待ち受け中にあるとき、ブラウザ機能キーを押し、次いで音声入力キーを操作して音声によるURLの呼出し可能状態となし、音声によるURLの呼出しがなされた場合に登録されているURLと一致判定を行い、一致した場合にURLの音声呼出しを行うようにした携帯電話機におけるURLの音声呼出方法としたものであり、この構成により、簡単なキー操作で音声によるURLの呼出しが可能となる携帯電話機におけるURLの音声呼出方法及び該音声呼出方法を用いた携帯電話機が提案されている。
【0004】
特許文献2では、音声認識機能を有する携帯電話機において、使用者が音声を入力することによって着信履歴及び発信履歴を参照できる携帯電話機が提案されている。
【特許文献1】特開2000−245065号公報
【特許文献2】特開平11−275651号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、上記の発明は以下の問題を有している。
【0006】
従来の携帯電話は、コンパクトに設計されているため、操作を行うキーも小さくなっており、また液晶画面の文字の大きさもそれほど大きく表示できないことから、「わずらわしい」「複雑である」「操作が難しすぎて取り扱えない」「画面が見にくいことによる、操作誤り/操作結果の確認ができない」等の問題点があった。
【0007】
また、特許文献1記載の携帯電話機におけるURLの音声呼出方法及び該音声呼出方法を用いた携帯電話機は、利用者が音声によってURLを入力することにより、URLの呼出しを可能としているが、音声によって相手先への電話発信機能、メール送信機能等を操作することができない。
【0008】
また、特許文献2記載の携帯電話機は、使用者が音声を入力することにより、着信履歴や発信履歴を閲覧することができるが、携帯電話機が有する機能を音声による操作することはできない。
【0009】
そこで、本発明は、携帯電話の各種操作を従来の操作方法だけではなく、携帯電話の各種機能に係る操作(電話番号入力・電話帳設定/検索・携帯電話設定・メール文字入力や送信・閲覧)を音声により操作可能とし、また、その操作結果を音声により利用者に通知することにより、携帯電話の操作の容易化を図った音声認識/応答型携帯電話、携帯電話の操作方法、及び携帯電話の操作プログラムを提案することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0010】
請求項1記載の音声認識/応答型携帯電話は、利用者からの音声を受ける受話手段と、前記受話手段で受けた音声を解読する解読手段と、所定の音声と該所定の音声に対応して実行する機能とを関連付けて記憶する音声パターン格納手段とを有し、前記解読手段で解読された音声と前記音声パターン格納手段に格納された前記所定の音声とが一致したとき、該所定の音声と関連付けて記憶される機能を実行することを特徴とする。
【0011】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の音声認識/応答型携帯電話において、前記音声パターン格納手段は、発信番号に係る音声と相手先へ発信する電話発信機能とを関連付けて記憶し、前記解読手段によって解読された音声が前記発信番号であったとき、該発信番号へ発信することを特徴とする。
【0012】
請求項3記載の発明は、請求項2記載の音声認識/応答型携帯電話において、相手先名と前記発信番号とを関連付けて登録する電話帳データ格納手段を有し、前記音声パターン格納手段は、前記相手先名に係る音声と前記電話発信機能とを関連付けて記憶し、前記解読手段によって解読された音声が前記相手先名であったとき、前記電話帳データ格納手段から該相手先名と関連付けて登録された前記発信番号を読み出し、該発信番号へ発信することを特徴とする。
【0013】
請求項4記載の発明は、請求項3記載の音声認識/応答型携帯電話において、前記電話帳データ格納手段は、前記発信番号ごとに固有の登録番号を付して登録し、前記音声パターン格納手段は、前記登録番号に係る音声と前記電話発信機能とを関連付けて記憶し、前記解読手段によって解読された音声が前記相手先名であり、かつ前記電話帳データ格納手段に該相手先名と一致する前記相手先名が複数あるとき、利用者に前記登録番号の入力を要求し、前記受話手段によって利用者からの音声を受け、前記解読手段によって解読された音声が前記登録番号であったとき、前記電話帳データ格納手段から該登録番号が付された前記発信番号を読み出し、該発信番号へ発信することを特徴とする。
【0014】
請求項5記載の発明は、請求項1から4のいずれか1項記載の音声認識/応答型携帯電話において、前記音声パターン格納手段は、メールの作成・編集に係る音声とメール作成・編集機能とを関連付けて記憶し、前記解読手段によって解読された音声が前記メールの作成・編集に係る音声であったとき、音声によるメールの作成・編集を受け付けることを特徴とする。
【0015】
請求項6記載の発明は、請求項5記載の音声認識/応答型携帯電話において、前記メールの作成内容・編集内容を表示する表示手段を有し、前記解読手段によって解読された音声によるメールの作成内容・編集内容を前記表示手段に反映させることを特徴とする。
【0016】
請求項7記載の発明は、請求項5又は6記載の音声認識/応答型携帯電話において、前記音声パターン格納手段は、メールの送信及び破棄に係る音声とメールの送信・破棄機能とを関連付けて記憶し、前記解読手段によって解読された音声が前記メールの送信・破棄に係る音声であったとき、前記音声によるメールの送信・破棄を受け付けることを特徴とする。
【0017】
請求項8記載の発明は、請求項1から7のいずれか1項記載の音声認識/応答型携帯電話において、前記音声パターン格納手段は、メールの閲覧に係る音声とメール閲覧機能とを関連付けて記憶し、前記解読手段によって解読された音声が前記メールの閲覧に係る音声であったとき、音声によるメールの閲覧を受け付けることを特徴とする。
【0018】
請求項9記載の発明は、請求項8記載の音声認識/応答型携帯電話において、前記音声パターン格納手段は、受信メール及び送信メールに係る音声と前記メール閲覧機能とを関連付けて記憶し、前記解読手段によって解読された音声が前記受信メール又は前記送信メールであったとき、該受信メール又は該送信メールの一覧を表示して閲覧する送信メールの選択を要求し、選択された該受信メール又は該送信メールの閲覧を受け付けることを特徴とする。
【0019】
請求項10記載の発明は、請求項9記載の音声認識/応答型携帯電話において、前記音声パターン格納手段は、既読の受信メール又は未読の受信メールに係る音声と前記メール閲覧機能とを関連付けて記憶し、前記解読手段によって解読された音声が前記未読の受信メールであったとき、古い受信メールから順に該受信メールの閲覧を受け付けることを特徴とする。
【0020】
請求項11記載の発明は、請求項8から10のいずれか1項記載の音声認識/応答型携帯電話において、利用者へ音声を出力するスピーカ部を有し、閲覧を受け付けたメールの内容を前記スピーカ部から出力することを特徴とする。
【0021】
請求項12記載の発明は、利用者からの音声を受ける受話手段と、所定の音声と該所定の音声に対応して実行する機能とを関連付けて記憶する音声パターン格納手段とを有する音声認識/応答型携帯電話の操作方法において、前記受話手段で受けた音声を解読する解読工程と、前記解読工程で解読された音声と前記音声パターン格納手段に格納された前記所定の音声とが一致したとき、該所定の音声と関連付けて記憶される機能を実行する工程とを有することを特徴とする。
【0022】
請求項13記載の発明は、請求項12記載の音声認識/応答型携帯電話の操作方法において、前記音声パターン格納手段は、発信番号に係る音声と相手先へ発信する電話発信機能とを関連付けて記憶し、前記解読工程によって解読された音声が前記発信番号であったとき、該発信番号へ発信する工程を有することを特徴とする。
【0023】
請求項14記載の発明は、請求項13記載の音声認識/応答型携帯電話の操作方法において、前記音声認識/応答型携帯電話は、相手先名と前記発信番号とを関連付けて登録する電話帳データ格納手段を有し、前記音声パターン格納手段は、前記相手先名に係る音声と前記電話発信機能とを関連付けて記憶し、前記解読工程によって解読された音声が前記相手先名であったとき、前記電話帳データ格納手段から該相手先名と関連付けて登録された前記発信番号を読み出し、該発信番号へ発信する工程を有することを特徴とする。
【0024】
請求項15記載の発明は、請求項14記載の音声認識/応答型携帯電話の操作方法において、前記電話帳データ格納手段は、前記発信番号ごとに固有の登録番号を付して登録し、前記音声パターン格納手段は、前記登録番号に係る音声と前記電話発信機能とを関連付けて記憶し、前記解読工程によって解読された音声が前記相手先名であり、かつ前記電話帳データ格納手段に該相手先名と一致する前記相手先名が複数あるとき、利用者に前記登録番号の入力を要求する工程と、前記受話手段によって利用者からの音声を受け、前記解読工程によって解読された音声が前記登録番号であったとき、前記電話帳データ格納手段から該登録番号が付された前記発信番号を読み出し、該発信番号へ発信する工程を有することを特徴とする。
【0025】
請求項16記載の発明は、請求項12から15のいずれか1項記載の音声認識/応答型携帯電話の操作方法において、前記音声パターン格納手段は、メールの作成・編集に係る音声とメール作成・編集機能とを関連付けて記憶し、前記解読工程によって解読された音声が前記メールの作成・編集に係る音声であったとき、音声によるメールの作成・編集を受け付ける工程を有することを特徴とする。
【0026】
請求項17記載の発明は、請求項16記載の音声認識/応答型携帯電話の操作方法において、音声認識/応答型携帯電話は、前記メールの作成内容・編集内容を表示する表示手段を有し、前記解読工程によって解読された音声によるメールの作成内容・編集内容を前記表示手段に反映させる工程を有することを特徴とする。
【0027】
請求項18記載の発明は、請求項16又は17記載の音声認識/応答型携帯電話の操作方法において、前記音声パターン格納手段は、メールの送信及び破棄に係る音声とメールの送信・破棄機能とを関連付けて記憶し、前記解読工程によって解読された音声が前記メールの送信・破棄に係る音声であったとき、前記音声によるメールの送信・破棄を受け付ける工程を有することを特徴とする。
【0028】
請求項19記載の発明は、請求項12から18のいずれか1項記載の音声認識/応答型携帯電話の操作方法において、前記音声パターン格納手段は、メールの閲覧に係る音声とメール閲覧機能とを関連付けて記憶し、前記解読工程によって解読された音声が前記メールの閲覧に係る音声であったとき、音声によるメールの閲覧を受け付ける工程を有することを特徴とする。
【0029】
請求項20記載の発明は、請求項19記載の音声認識/応答型携帯電話の操作方法において、前記音声パターン格納手段は、受信メール及び送信メールに係る音声と前記メール閲覧機能とを関連付けて記憶し、前記解読工程によって解読された音声が前記受信メール又は前記送信メールであったとき、該受信メール又は該送信メールの一覧を表示して閲覧する送信メールの選択を要求し、選択された該受信メール又は該送信メールの閲覧を受け付ける工程を有することを特徴とする。
【0030】
請求項21記載の発明は、請求項20記載の音声認識/応答型携帯電話の操作方法において、前記音声パターン格納手段は、既読の受信メール又は未読の受信メールに係る音声と前記メール閲覧機能とを関連付けて記憶し、前記解読工程によって解読された音声が前記未読の受信メールであったとき、古い受信メールから順に該受信メールの閲覧を受け付ける工程を有することを特徴とする。
【0031】
請求項22記載の発明は、請求項19から21のいずれか1項記載の音声認識/応答型携帯電話の操作方法において、前記音声認識/応答型携帯電話は、利用者へ音声を出力するスピーカ部を有し、閲覧を受け付けたメールの内容を前記スピーカ部から出力する工程を有することを特徴とする。
【0032】
請求項23記載の発明は、利用者からの音声を受ける受話手段と、所定の音声と該所定の音声に対応して実行する機能とを関連付けて記憶する音声パターン格納手段とを有する音声認識/応答型携帯電話の操作プログラムにおいて、前記受話手段で受けた音声を解読する解読処理と、前記解読処理で解読された音声と前記音声パターン格納手段に格納された前記所定の音声とが一致したとき、該所定の音声と関連付けて記憶される機能を実行する処理とを有することを特徴とする。
【0033】
請求項24記載の発明は、請求項23記載の音声認識/応答型携帯電話の操作プログラムにおいて、前記音声パターン格納手段は、発信番号に係る音声と相手先へ発信する電話発信機能とを関連付けて記憶し、前記解読処理によって解読された音声が前記発信番号であったとき、該発信番号へ発信する処理を有することを特徴とする。
【0034】
請求項25記載の発明は、請求項24記載の音声認識/応答型携帯電話の操作プログラムにおいて、前記音声認識/応答型携帯電話は、相手先名と前記発信番号とを関連付けて登録する電話帳データ格納手段を有し、前記音声パターン格納手段は、前記相手先名に係る音声と前記電話発信機能とを関連付けて記憶し、前記解読処理によって解読された音声が前記相手先名であったとき、前記電話帳データ格納手段から該相手先名と関連付けて登録された前記発信番号を読み出し、該発信番号へ発信する処理を有することを特徴とする。
【0035】
請求項26記載の発明は、請求項25記載の音声認識/応答型携帯電話の操作プログラムにおいて、前記電話帳データ格納手段は、前記発信番号ごとに固有の登録番号を付して登録し、前記音声パターン格納手段は、前記登録番号に係る音声と前記電話発信機能とを関連付けて記憶し、前記解読処理によって解読された音声が前記相手先名であり、かつ前記電話帳データ格納手段に該相手先名と一致する前記相手先名が複数あるとき、利用者に前記登録番号の入力を要求する処理と、前記受話手段によって利用者からの音声を受け、前記解読処理によって解読された音声が前記登録番号であったとき、前記電話帳データ格納手段から該登録番号が付された前記発信番号を読み出し、該発信番号へ発信する処理を有することを特徴とする。
【0036】
請求項27記載の発明は、請求項23から26のいずれか1項記載の音声認識/応答型携帯電話の操作プログラムにおいて、前記音声パターン格納手段は、メールの作成・編集に係る音声とメール作成・編集機能とを関連付けて記憶し、前記解読処理によって解読された音声が前記メールの作成・編集に係る音声であったとき、音声によるメールの作成・編集を受け付ける処理を有することを特徴とする。
【0037】
請求項28記載の発明は、請求項27記載の音声認識/応答型携帯電話の操作プログラムにおいて、音声認識/応答型携帯電話は、前記メールの作成内容・編集内容を表示する表示手段を有し、前記解読処理によって解読された音声によるメールの作成内容・編集内容を前記表示手段に反映させる処理を有することを特徴とする。
【0038】
請求項29記載の発明は、請求項27又は28記載の音声認識/応答型携帯電話の操作プログラムにおいて、前記音声パターン格納手段は、メールの送信及び破棄に係る音声とメールの送信・破棄機能とを関連付けて記憶し、前記解読処理によって解読された音声が前記メールの送信・破棄に係る音声であったとき、前記音声によるメールの送信・破棄を受け付ける処理を有することを特徴とする。
【0039】
請求項30記載の発明は、請求項23から29のいずれか1項記載の音声認識/応答型携帯電話の操作プログラムにおいて、前記音声パターン格納手段は、メールの閲覧に係る音声とメール閲覧機能とを関連付けて記憶し、前記解読処理によって解読された音声が前記メールの閲覧に係る音声であったとき、音声によるメールの閲覧を受け付ける処理を有することを特徴とする。
【0040】
請求項31記載の発明は、請求項30記載の音声認識/応答型携帯電話の操作プログラムにおいて、前記音声パターン格納手段は、受信メール及び送信メールに係る音声と前記メール閲覧機能とを関連付けて記憶し、前記解読処理によって解読された音声が前記受信メール又は前記送信メールであったとき、該受信メール又は該送信メールの一覧を表示して閲覧する送信メールの選択を要求し、選択された該受信メール又は該送信メールの閲覧を受け付ける処理を有することを特徴とする。
【0041】
請求項32記載の発明は、請求項31記載の音声認識/応答型携帯電話の操作プログラムにおいて、前記音声パターン格納手段は、既読の受信メール又は未読の受信メールに係る音声と前記メール閲覧機能とを関連付けて記憶し、前記解読処理によって解読された音声が前記未読の受信メールであったとき、古い受信メールから順に該受信メールの閲覧を受け付ける処理を有することを特徴とする。
【0042】
請求項33記載の発明は、請求項23から32のいずれか1項記載の音声認識/応答型携帯電話の操作プログラムにおいて、前記音声認識/応答型携帯電話は、利用者へ音声を出力するスピーカ部を有し、閲覧を受け付けたメールの内容を前記スピーカ部から出力する処理を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0043】
本発明は、携帯電話の各種操作を従来の操作方法だけではなく、携帯電話の各種機能に係る操作(電話番号入力・電話帳設定/検索・携帯電話設定・メール文字入力や送信・閲覧)を音声により操作可能とし、また、その操作結果を音声により利用者に通知することにより、携帯電話を操作する際、携帯電話の小型化により小さく操作しづらい操作キーによる操作を行わずに、音声によって電話発信、メール作成/閲覧等、様々な機能を利用することができる。また、携帯電話の機能を利用する際、利用者への要求が音声により通知されるため、視覚に難がある人でも容易に携帯電話機を利用することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0044】
以下、本発明の一実施形態に係る音声認識/応答型携帯電話の構成及び動作について説明する。
【0045】
まず、図1を用いて本実施形態に係る音声認識/応答型携帯電話の回路構成の要部ついて説明する。
【0046】
本実施形態に係る音声認識/応答型携帯電話11は、CPU21、バス22、ROM23、作業用メモリ24、音声パターン格納メモリ25、携帯電話各種機能26、キー入力部27、操作キー28、表示制御部29、表示部30、音声認識制御部31、受話部32、発声制御部33、スピーカ部34、及び電話帳データ格納メモリ35を有して構成される。
【0047】
音声認識/応答型携帯電話11は、CPU(中央処理装置)21を搭載しており、CPU21はバス22を介して電話機内の各部と接続されている。ROM23は、CPU21が実行するための各種の制御用プログラムやかな文字変換等に使用される辞書等の固定的なデータを格納したメモリである。
【0048】
作業用メモリ24は、CPU21がプログラムを実行する際に一時的に必要とされる中間データを格納するメモリである。
【0049】
音声パターン格納メモリ25は、図8に示すように、受話部32へ入力された利用者からの音声(又は操作キー28によるキー操作)と、受話部32において受信した該音声(又は操作キー28によるキー操作)に応じて実行される携帯電話各種機能と、携帯電話各種機能の実行結果に応じてスピーカ部34からの音声及び/又は表示部30への表示により利用者に通知されるメッセージとを関連付けて管理するメモリである。
【0050】
携帯電話各種機能26は、電話やメールの受発信など携帯電話の通常機能から、携帯電話固有の各種設定機能などを行う機能である。
【0051】
キー入力部27は、操作キー28からのキー入力を受け付ける入力回路である。表示制御部29は、表示部30の表示を制御する制御回路である。音声認識制御部31は、受話部32から受けた利用者が発した声をCPU21で処理する際、CPU21への音声入力を制御する制御回路である。発声制御部33は、操作結果を音声にて利用者に通知する際に、CPU21からの音声データを制御し、スピーカ部34へ伝える制御回路である。
【0052】
電話帳データ格納メモリ35は、図9に示すように、携帯電話各種機能26にて使用する電話帳データを格納するメモリである。電話帳データには、発信番号と相手先名とが関連付けて登録され、関連付けて登録された発信番号及び相手先名には固有の登録番号が付されている。
【0053】
次に、本実施形態に係る音声認識/応答型携帯電話11の動作について図2〜5を用いて説明する。
【0054】
まず、図2を用いて音声認識/応答型携帯電話11の利用者からの入力操作を受け付ける方法を変更する動作について説明する。
【0055】
CPU21は、操作キー28が有する「♯」キーや「*」キー等、予め音声認識/応答型携帯電話11に設定された入力操作変更キーの利用者による操作を待って待機する(ステップS201)。
【0056】
利用者は、音声によって音声認識/応答型携帯電話11を操作したい場合、入力操作変更キーを所定時間以上押下する。なお、入力操作キーが所定時間以上押下されたかどうかは、CPU21が判断する。
【0057】
入力操作キーが所定時間以上押下されたと判断された場合(ステップS201/YES)、CPU21は入力操作の方法(以下、入力操作方法とする)を操作キー28によるキー操作から音声による操作(以下、音声操作とする)へと変更する(ステップS202)。同時に、CPU21は、作業用メモリ24に格納される入力操作方法の設定を操作キー28によるキー操作から音声操作へと変更する(ステップS203)。
【0058】
さらに、CPU21は、入力操作キーと関連付けて登録されるメッセージ(入力操作が操作キー28によるキー操作から音声操作に変更された旨のメッセージ)を音声パターン格納メモリ25から読み出し、利用者に通知する(ステップS204)。具体的には、操作方法変更機能は読み出したメッセージをスピーカ部34からの音声及び/又は表示部30への表示により利用者に通知する。例えば、「音声操作に切り替わりました。」をスピーカ部34から出力、「音声操作に切り替わりました。」を表示部30に表示する。
【0059】
次に、CPU21は、実行を希望する動作の音声による入力を要求するメッセージを音声パターン格納メモリ25から読み出し、スピーカ部34からの音声及び/又は表示部34への表示により利用者に問い合せる(ステップS205)。例えば、「音声操作が可能です。希望する操作をお答え下さい。」をスピーカ部34から出力、表示部34へ表示する。
【0060】
なお、音声操作から操作キー28による操作(以下、通常操作とする)に変更する際は、音声操作に設定されている状態で入力操作変更キーを所定時間以上押下する。入力操作キーが所定時間以上押下されたか否かはCPU21が判断し、押下されたとCPU21が判断した場合、CPU21は入力操作の方法を音声操作から通常操作へと変更する。さらに、CPU21は、音声パターン格納メモリ25から該入力操作キーと関連付けて登録されるメッセージを読み出し、利用者に通知する。具体的には、CPU21は、入力操作の方法が音声操作からキー操作に変更された旨をスピーカ部34からの音声及び/又は表示部30への表示によりユーザに通知する。例えば、「キー操作に切り替わりました。」をスピーカ部34から出力、「キー操作に切り替わりました。」を表示部30に表示する。
【0061】
次に、CPU21は、実行を希望する動作のキー操作による入力を要求するメッセージを読み出し、スピーカ部34からの音声及び/又は表示部34への表示により利用者に問い合せる。例えば、「キー操作が可能です。希望する操作を入力して下さい。」をスピーカ部34から出力、表示部34へ表示する。
【0062】
入力操作がキー操作から音声操作に変更されると、利用者は希望する操作を音声により音声認識/応答型携帯電話11に入力する(ステップS206)。音声認識/応答型携帯電話11は、利用者からの音声を受話部32で受け、CPU21は受話部32で受信した音声を音声パターン格納メモリ25内に格納されている音声パターンデータと照らし合わせ、該音声に対応する機能を検出し、検出した機能の実行を携帯電話各種機能26へ要求する。
【0063】
次に、利用者からの音声による操作の要求を受けて、電話発信する機能(以下、電話発信機能とする)を実行する場合の動作について図3を用いて説明する。
【0064】
入力操作がキー操作から音声操作に変更され、利用者が電話発信機能の実行を要求していると判断された場合、CPU21は発信する電話番号をスピーカ部34からの音声及び/又は表示部30からの画面表示にて利用者に問い合せる(ステップS301)。なお、スピーカ部34から利用者に問い合せる音声は、音声パターン格納メモリ25に格納されている。CPU21は、該当する音声を音声パターン格納メモリ25から抽出し、発生制御部33を介してスピーカ部34から出力する。
【0065】
発信する電話番号に関する利用者への問い合せ後、CPU21は利用者からの音声による電話番号の回答を待って待機する。利用者からの音声を受話部32に受けると、CPU21は受話部32で受けた音声を音声パターン格納メモリ25内に格納されている音声パターンデータと照らし合わせ、解読する(ステップS302)。利用者から入力された音声の解読に成功した場合(ステップS302/YES)、CPU21は入力された音声が発信番号又は相手先名であるか否かを判断する(ステップS303)。
【0066】
利用者から入力された音声が発信番号であると判断された場合は(ステップS303/発信番号)、CPU21は該発信番号と関連付けて格納される電話発信機能を音声パターン格納メモリ25から検出し、電話発信機能の実行を携帯電話各種機能26に要求する。携帯電話各種機能26は、電話発信機能により該発信番号へダイヤルし、発信する(ステップS304)。該発信番号への発信が完了すると、誤動作を防止するため、CPU21は入力操作変更キーによる変更を待たずに、作業用メモリ24に格納される入力操作方法に係る設定を音声操作からキー操作へと変更する。その際、CPU21は、入力操作方法が変更された旨を表示部30に表示して利用者に通知する(ステップS305)。
【0067】
一方、利用者から入力された音声が相手先名であると判断された場合は(ステップS303/相手先名)、CPU21は電話帳データ格納メモリ35内に登録されている電話帳データ35から該当する相手先を検索し(ステップS306)、入力された相手先と一致する相手先があるか否かを判断する(ステップS307)。
【0068】
入力された相手先と一致する相手先がない場合は(ステップS307/NO)、CPU21は再び発信する電話番号をスピーカ部34からの音声及び/又は表示部30からの画面表示にて利用者に問い合せる(ステップS301)。
【0069】
入力された相手先と一致する相手先が検索された場合は(ステップS307/YES)、一致する相手先が複数あるか否かを判断する(ステップS308)。一致する相手先等が1つであった場合は(ステップS308/NO)、CPU21は電話帳データ35において該相手先と関連付けて登録されている発信番号を読み出す。次に、CPU21は該発信番号と関連付けて格納される電話発信機能を音声パターン格納メモリ25から検出し、電話発信機能の実行を携帯電話各種機能26に要求する。携帯電話各種機能26は、電話発信機能により該発信番号へダイヤルし、発信する(ステップS309)。該発信番号への発信が完了すると、誤動作を防止するため、CPU21は入力操作変更キーによる変更を待たずに、作業用メモリ24に格納される入力操作方法に係る設定を音声操作からキー操作へと変更する。その際、CPU21は、入力操作方法が変更された旨を表示部30に表示して利用者に通知する(ステップS305)。
【0070】
一致する相手先が複数あった場合(ステップS308/YES)、CPU21は相手先の選択をスピーカ部34からの音声及び/又は表示部30への画面表示にて利用者に要求し、複数の相手先のうち発信を希望する相手先に付された登録番号が音声により入力されるのを待って待機する(ステップS310)。利用者から登録番号に係る音声が受話部32に入力されると、CPU21は受話部32で受けた音声を音声パターン格納メモリ25内に格納されている音声パターンデータに照らし合わせ、解読する(ステップS311)。利用者から入力された音声の解読に成功した場合(ステップS311/YES)、CPU21は電話帳データ35において該登録番号と関連付けて登録されている発信番号を読み出す。次に、CPU21は該発信番号と関連付けて格納される電話発信機能を音声パターン格納メモリ25から検出し、電話発信機能の実行を携帯電話各種機能26に要求する。携帯電話各種機能26は、電話発信機能により該発信番号へダイヤルし、発信する(ステップS309)。該発信番号への発信が完了すると、誤動作を防止するため、CPU21は入力操作変更キーによる変更を待たずに、作業用メモリ24に格納される入力操作方法に係る設定を音声操作からキー操作へと変更する。その際、CPU21は、入力操作方法が変更された旨を表示部30に表示して利用者に通知する(ステップS305)。
【0071】
一方、利用者から入力された音声を解読できなかった場合は(ステップS311/NO)、CPU21は再び相手先の選択をスピーカ部34からの音声及び/又は表示部30への画面表示にて利用者に要求し、利用者からの音声による登録番号の入力を待って待機する(ステップS310)。
【0072】
次に、利用者からの音声によるメール機能の利用要求を受けて、メールの作成、編集、閲覧等を行う場合の動作について図4を用いて説明する。
【0073】
入力操作がキー操作から音声操作に変更され、利用者がメール機能の利用を要求していると判断された場合、CPU21はメール機能が有するメールの作成、編集、閲覧等、利用したいメール機能の選択をスピーカ部34からの音声及び/又は表示部30からの画面表示にて利用者に問い合せる(ステップS401)。なお、スピーカ部34から利用者に問い合せる音声は、音声パターン格納メモリ25に格納されている。CPU21は、該当する音声を音声パターン格納メモリ25から抽出し、発生制御部33を介してスピーカ部34から出力する。
【0074】
利用したいメール機能の選択に関する利用者への問い合わせ後、CPU21は利用者からの音声によるメール機能の選択の回答を待って待機する。利用者からの音声を受話部32に受けると、CPU21は受話部32で受けた音声を音声パターン格納メモリ25内に格納されている音声パターンデータに照らし合わせ、解読する(ステップS402)。CPU21は、利用者から入力された音声の解読に成功した場合(ステップS402/YES)、入力された音声がメール作成又はメール閲覧であるか否かを判断する(ステップS403)。
【0075】
利用者から入力された音声がメール作成であった場合(ステップS403/メール作成)、CPU21は音声パターンデータにおいてメール作成と関連付けて格納される機能(メール作成機能)を検出し、メール作成機能の実行を携帯電話各種機能26へ要求する。CPU21は、メール作成機能を利用して表示部30にメール作成画面を表示し、メールの編集を行うか否かをスピーカ部34からの音声により利用者に問い合せ、利用者からの音声を待って待機する(ステップS404)。
【0076】
利用者からメールの編集の有無に係る音声を受話部32によって受けると、CPU21は受話部32で受けた音声を音声パターン格納メモリ25内に格納されている音声パターンデータと照らし合わせ、利用者からの音声を解読する(ステップS405)。利用者からの回答を解読することができなかった場合は(ステップS405/NO)、CPU21は、メール作成機能を利用して表示部30にメール作成画面を表示し、再度、編集を行うか否かをスピーカ部34からの音声により利用者に問い合せる(ステップS404)。
【0077】
一方、利用者からの音声の解読に成功した場合は(ステップS405/YES)、CPU21はメールの作成内容/編集内容の入力を待って待機する(ステップS406)。利用者からメールの作成内容/編集内容が入力されると(ステップS406/YES)、CPU21は受話部32で受けた音声を音声パターン格納メモリ25内に格納されている音声パターンデータと照らし合わせ、利用者からの音声を解読する(ステップS407)。利用者からの音声を解読することができなかった場合は(ステップS407/NO)、CPU21は、再び表示部30にメール作成画面を表示し、作成/編集を行うか否かをスピーカ部34からの音声により利用者に問い合せる(ステップS404)。
【0078】
一方、利用者からの音声を解読することができた場合は(ステップS407/YES)、CPU21はメール作成機能を利用して音声により入力されたメールの作成内容/編集内容を表示部30の表示画面に反映させる(ステップS408)。さらに、メールの編集を継続するか否かをスピーカ部34からの音声により利用者に問い合せる(ステップS404)。
【0079】
メールの作成/編集の有無に係る利用者への問い合せ後(ステップS404)、該問い合せに対する音声の解読に成功すると(ステップS405/YES)、CPU21はメールの作成内容/編集内容の入力を待って待機する(ステップS406)。利用者からメールの作成内容/編集内容が入力されなかった場合は(ステップS406/NO)、CPU21は作成/編集したメールを送信するか、破棄するかをスピーカ部34からの音声により利用者に問い合せる(ステップS409)。
【0080】
利用者からのメールの送信又は破棄に係る音声を受話部32によって受けると、CPU21は受話部32で受けた音声を音声パターン格納メモリ25内に格納されている音声パターンデータと照らし合わせ、利用者からの音声を解読する(ステップS410)。利用者からの音声を解読することができなかった場合は(ステップS410/NO)、CPU21は作成/編集したメールを送信するか、破棄するかをスピーカ部34からの音声により利用者に再度問い合せる(ステップS409)。
【0081】
一方、利用者からの音声を解読することができた場合は(ステップS410/YES)、CPU21は利用者からの音声がメールの送信又は破棄かを判断する(ステップS411)。利用者からの回答がメールの送信であった場合(ステップS411/送信)、CPU21はメール作成機能を利用して作成/編集されたメールを送信先に送信する(ステップS412)。一方、利用者からの音声がメールの破棄であった場合(ステップS411/破棄)、CPU21はメール作成機能を利用して作成/編集されたメールを破棄する(ステップS413)。
【0082】
次に、図4に示すステップS403において入力された音声がメール閲覧であった場合(ステップS403/メール閲覧)の動作について、図5を用いて説明する。
【0083】
ステップS403において入力された音声がメール閲覧であった場合(ステップS403/メール閲覧)、CPU21は利用者がメール閲覧を希望していると判断し、閲覧するメールが受信メールか、送信メールかをスピーカ部34からの音声にて利用者に問い合せる(ステップS501)。なお、スピーカ部34から利用者に問い合せる音声は、音声パターン格納メモリ25に格納されている。CPU21は、該当する音声を音声パターン格納メモリ25から抽出し、発生制御部33を介してスピーカ部34から出力する。
【0084】
利用者から音声により閲覧するメールの選択に係る音声が受話部32から入力されると、CPU21は受話部32で受けた音声を音声パターン格納メモリ25内に格納されている音声パターンデータと照らし合わせ、利用者からの音声を解読する(ステップS502)。利用者からの音声を解読することができなかった場合は(ステップS502/NO)、CPU21は、再びスピーカ部34からの音声により閲覧するメールの選択を利用者に問い合せる(ステップS501)。
【0085】
一方、利用者からの音声を解読することができた場合は(ステップS502/YES)、CPU21は、利用者が選択したメールが受信メール又は送信メールかを判断する(ステップS503)。利用者が選択したメールが受信メールであった場合は(ステップS503/受信メール)、CPU21は音声パターンデータにおいて受信メールと関連付けて格納される機能(メール閲覧機能)を検出し、メール閲覧機能の実行を携帯電話各種機能26へ要求する。CPU21は、メール閲覧機能を利用して受信メールの一覧を表示部30の表示画面に表示させる(ステップS504)。それと同時に、CPU21は閲覧した受信メールが未読か、既読かをスピーカ部34からの音声により利用者に問い合せる(ステップS505)。
【0086】
閲覧する受信メールが未読か、既読かを選択する音声が受話部32から入力されると、CPU21は受話部32で受けた音声を音声パターン格納メモリ25内に格納されている音声パターンデータと照らし合わせ、利用者からの音声を解読する(ステップS506)。利用者からの音声を解読することができなかった場合は(ステップS506/NO)、CPU21は再びスピーカ部34からの音声により閲覧する受信メールが未読か、既読かをスピーカ部34からの音声により利用者に問い合せる(ステップS505)。一方、利用者からの音声を解読することができた場合は(ステップS506/YES)、CPU21は利用者が閲覧を希望する受信メールが未読又は既読かを判断する(ステップS507)。
【0087】
利用者が閲覧を希望する受信メールが既読と判断された場合(ステップ507/既読)、CPU21はメール閲覧機能を利用して既読の受信メールの一覧を表示部30の表示画面に表示させる。利用者は、表示部30の表示画面に表示された受信メールの一覧から閲覧したいメールを、操作キー28を操作することにより選択する(ステップS509)。選択されたメールはスピーカ部34からの音声で利用者に伝えられる(S510)。
【0088】
利用者が選択したメールが送信メールであった場合は(ステップS503/送信メール)、CPU21はメール閲覧機能を利用して送信メールの一覧を表示部30の表示画面に表示させる(ステップS508)。利用者は、表示部30の表示画面に表示された送信メールの一覧から閲覧したいメールを、操作キー28を操作することにより選択する(ステップS509)。選択されたメールはスピーカ部34からの音声で利用者に伝えられる(S510)。
【0089】
次に、図6を用いて、図5のステップS507において閲覧を希望する受信メールが未読であると判断された場合(ステップS507/未読)、及びステップS510においてスピーカ部34からの音声でメールが利用者に伝えられた後の動作について説明する。
【0090】
図5のステップS507において閲覧を希望する受信メールが未読であると判断された場合は(ステップS507/YES)、CPU21はメール閲覧機能を利用して未読の受信メールのうち受信時刻が古いものから順にスピーカ部34からの音声にて利用者に伝える(ステップS601)。
【0091】
スピーカ部34からの音声によるメールの出力が完了すると(ステップS601、ステップS510)、CPU21はメール閲覧を再度希望するか否かをスピーカ部34からの音声により利用者に問い合せる(ステップS602)。メール閲覧を再度希望するか否かを選択する音声が受話部32から入力されると、CPU21は受話部32で受けた音声を音声パターン格納メモリ25内に格納されている音声パターンデータと照らし合わせ、利用者からの音声を解読する(ステップS603)。利用者からの音声を解読することができなかった場合は(ステップS603/NO)、CPU21は再びスピーカ部34からの音声によりメールの閲覧を再度希望するか否かを利用者に問い合せる(ステップS602)。一方、利用者からの音声を解読することができた場合は(ステップS603/YES)、CPU21は利用者がメール閲覧を再度希望しているか否かを判断する(ステップS604)。
【0092】
利用者がメールの閲覧を再度希望していると判断された場合は(ステップS604/YES)、図5に示すステップS501に戻り、CPU21は利用者がメールの閲覧を希望していると判断し、閲覧するメールが受信メールか、送信メールかをスピーカ部34からの音声にて利用者に問い合せる(ステップS501)。一方、利用者がメールの閲覧を再度希望していない場合は(ステップS604/NO)、メールの閲覧動作は終了する。
【0093】
次に、図7を用いて利用者が使用を希望する音声認識/応答型携帯電話の機能の選択を受け付ける動作について説明する。
【0094】
まず、CPU21はスピーカ部34からの音声により音声認識/応答型携帯電話が有するどの機能の利用を希望するのかを利用者に問い合せる(ステップS701)。利用を希望する機能に係る音声が受話部32から入力されると、CPU21は受話部32で受けた音声を音声パターン格納メモリ25内に格納されている音声パターンデータと照らし合わせ、利用者からの音声を解読する(ステップS702)。利用者からの音声を解読することができなかった場合は(ステップS702/NO)、CPU21はスピーカ部34からの音声により音声認識/応答型携帯電話が有するどの機能の利用を希望するのかを利用者に再度問い合せる(ステップS701)。一方、利用者からの音声を解読することができた場合は(ステップS702/YES)、CPU21は利用者が利用を希望する機能を判断し、該機能の処理へと移行する(ステップS703)。なお、各機能の処理は、図3〜6を用いて説明した処理と同様である。
【0095】
各機能による動作(図3〜6に示す)が終了すると、CPU21は引き続き利用を希望する機能があるか否かをスピーカ部34からの音声により利用者に問い合せ、利用者からの音声を待って待機する(ステップS704)。利用者からの音声が入力されなかった場合は(ステップS704/NO)、利用者が希望した音声認識/応答型携帯電話が有する機能の利用は終了する。
【0096】
一方、引き続き利用を希望する機能に係る音声が受話部32から入力されると(ステップS704/YES)、CPU21は受話部32で受けた音声を音声パターン格納メモリ25内に格納されている音声パターンデータと照らし合わせ、利用者からの音声を解読する(ステップS705)。利用者からの音声を解読することができなかった場合は(ステップS705/NO)、CPU21はスピーカ部34からの音声により音声認識/応答型携帯電話が有するどの機能の利用を希望するのかを利用者に再度問い合せる(ステップS704)。一方、利用者からの音声を解読することができた場合は(ステップS705/YES)、CPU21は利用者が利用を希望する機能を判断し、該機能の処理へと再度移行する(ステップS703)。
【0097】
上記の構成によれば、携帯電話を操作する際、携帯電話の小型化により小さく操作しづらい操作キーによる操作を行わずに、音声によって電話発信、メール作成/閲覧等、様々な機能を利用することができる。また、携帯電話の機能を利用する際、利用者への要求が音声により通知されるため、視覚に難がある人でも容易に携帯電話機を利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0098】
【図1】本実施形態に係る音声認識/応答型携帯電話の回路構成を示すブロック図である。
【図2】音声認識/応答型携帯電話の利用者からの入力操作を受け付ける方法を変更する動作のフローチャートである。
【図3】音声により音声認識/応答型携帯電話を操作し、相手先の電話番号へ発信する動作のフローチャートである。
【図4】音声により音声認識/応答型携帯電話を操作し、相手先へメールを送信する動作のフローチャートである。
【図5】音声により音声認識/応答型携帯電話を操作し、メールを閲覧する動作のフローチャートである。
【図6】音声により音声認識/応答型携帯電話を操作し、メールを閲覧する動作のフローチャートである。
【図7】音声認識/応答型携帯電話が有する機能の利用を受け付ける動作のフローチャートである。
【図8】音声パターン格納メモリの構成を示す図である。
【図9】電話帳データ格納メモリの構成を示す図である。
【符号の説明】
【0099】
11 音声認識/応答型携帯電話
21 CPU
22 バス
23 ROM
24 作業用メモリ
25 音声パターン格納メモリ
26 携帯電話各種機能
27 キー入力部
28 操作キー
29 表示制御部
30 表示部
31 音声認識制御部
32 受話部
33 発生制御部
34 スピーカ部
35 電話帳データ格納メモリ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
利用者からの音声を受ける受話手段と、
前記受話手段で受けた音声を解読する解読手段と、
所定の音声と該所定の音声に対応して実行する機能とを関連付けて記憶する音声パターン格納手段とを有し、
前記解読手段で解読された音声と前記音声パターン格納手段に格納された前記所定の音声とが一致したとき、該所定の音声と関連付けて記憶される機能を実行することを特徴とする音声認識/応答型携帯電話。
【請求項2】
前記音声パターン格納手段は、発信番号に係る音声と相手先へ発信する電話発信機能とを関連付けて記憶し、
前記解読手段によって解読された音声が前記発信番号であったとき、該発信番号へ発信することを特徴とする請求項1記載の音声認識/応答型携帯電話。
【請求項3】
相手先名と前記発信番号とを関連付けて登録する電話帳データ格納手段を有し、
前記音声パターン格納手段は、前記相手先名に係る音声と前記電話発信機能とを関連付けて記憶し、
前記解読手段によって解読された音声が前記相手先名であったとき、前記電話帳データ格納手段から該相手先名と関連付けて登録された前記発信番号を読み出し、該発信番号へ発信することを特徴とする請求項2記載の音声認識/応答型携帯電話。
【請求項4】
前記電話帳データ格納手段は、前記発信番号ごとに固有の登録番号を付して登録し、
前記音声パターン格納手段は、前記登録番号に係る音声と前記電話発信機能とを関連付けて記憶し、
前記解読手段によって解読された音声が前記相手先名であり、かつ前記電話帳データ格納手段に該相手先名と一致する前記相手先名が複数あるとき、利用者に前記登録番号の入力を要求し、
前記受話手段によって利用者からの音声を受け、前記解読手段によって解読された音声が前記登録番号であったとき、前記電話帳データ格納手段から該登録番号が付された前記発信番号を読み出し、該発信番号へ発信することを特徴とする請求項3記載の音声認識/応答型携帯電話。
【請求項5】
前記音声パターン格納手段は、メールの作成・編集に係る音声とメール作成・編集機能とを関連付けて記憶し、
前記解読手段によって解読された音声が前記メールの作成・編集に係る音声であったとき、音声によるメールの作成・編集を受け付けることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項記載の音声認識/応答型携帯電話。
【請求項6】
前記メールの作成内容・編集内容を表示する表示手段を有し、
前記解読手段によって解読された音声によるメールの作成内容・編集内容を前記表示手段に反映させることを特徴とする請求項5記載の音声認識/応答型携帯電話。
【請求項7】
前記音声パターン格納手段は、メールの送信及び破棄に係る音声とメールの送信・破棄機能とを関連付けて記憶し、
前記解読手段によって解読された音声が前記メールの送信・破棄に係る音声であったとき、前記音声によるメールの送信・破棄を受け付けることを特徴とする請求項5又は6記載の音声認識/応答型携帯電話。
【請求項8】
前記音声パターン格納手段は、メールの閲覧に係る音声とメール閲覧機能とを関連付けて記憶し、
前記解読手段によって解読された音声が前記メールの閲覧に係る音声であったとき、音声によるメールの閲覧を受け付けることを特徴とする請求項1から7のいずれか1項記載の音声認識/応答型携帯電話。
【請求項9】
前記音声パターン格納手段は、受信メール及び送信メールに係る音声と前記メール閲覧機能とを関連付けて記憶し、
前記解読手段によって解読された音声が前記受信メール又は前記送信メールであったとき、該受信メール又は該送信メールの一覧を表示して閲覧する送信メールの選択を要求し、選択された該受信メール又は該送信メールの閲覧を受け付けることを特徴とする請求項8記載の音声認識/応答型携帯電話。
【請求項10】
前記音声パターン格納手段は、既読の受信メール又は未読の受信メールに係る音声と前記メール閲覧機能とを関連付けて記憶し、
前記解読手段によって解読された音声が前記未読の受信メールであったとき、古い受信メールから順に該受信メールの閲覧を受け付けることを特徴とする請求項9記載の音声認識/応答型携帯電話。
【請求項11】
利用者へ音声を出力するスピーカ部を有し、
閲覧を受け付けたメールの内容を前記スピーカ部から出力することを特徴とする請求項8から10のいずれか1項記載の音声認識/応答型携帯電話。
【請求項12】
利用者からの音声を受ける受話手段と、所定の音声と該所定の音声に対応して実行する機能とを関連付けて記憶する音声パターン格納手段とを有する音声認識/応答型携帯電話の操作方法において、
前記受話手段で受けた音声を解読する解読工程と、
前記解読工程で解読された音声と前記音声パターン格納手段に格納された前記所定の音声とが一致したとき、該所定の音声と関連付けて記憶される機能を実行する工程とを有することを特徴とする音声認識/応答型携帯電話の操作方法。
【請求項13】
前記音声パターン格納手段は、発信番号に係る音声と相手先へ発信する電話発信機能とを関連付けて記憶し、
前記解読工程によって解読された音声が前記発信番号であったとき、該発信番号へ発信する工程を有することを特徴とする請求項12記載の音声認識/応答型携帯電話の操作方法。
【請求項14】
前記音声認識/応答型携帯電話は、相手先名と前記発信番号とを関連付けて登録する電話帳データ格納手段を有し、
前記音声パターン格納手段は、前記相手先名に係る音声と前記電話発信機能とを関連付けて記憶し、
前記解読工程によって解読された音声が前記相手先名であったとき、前記電話帳データ格納手段から該相手先名と関連付けて登録された前記発信番号を読み出し、該発信番号へ発信する工程を有することを特徴とする請求項13記載の音声認識/応答型携帯電話の操作方法。
【請求項15】
前記電話帳データ格納手段は、前記発信番号ごとに固有の登録番号を付して登録し、
前記音声パターン格納手段は、前記登録番号に係る音声と前記電話発信機能とを関連付けて記憶し、
前記解読工程によって解読された音声が前記相手先名であり、かつ前記電話帳データ格納手段に該相手先名と一致する前記相手先名が複数あるとき、利用者に前記登録番号の入力を要求する工程と、
前記受話手段によって利用者からの音声を受け、前記解読工程によって解読された音声が前記登録番号であったとき、前記電話帳データ格納手段から該登録番号が付された前記発信番号を読み出し、該発信番号へ発信する工程を有することを特徴とする請求項14記載の音声認識/応答型携帯電話の操作方法。
【請求項16】
前記音声パターン格納手段は、メールの作成・編集に係る音声とメール作成・編集機能とを関連付けて記憶し、
前記解読工程によって解読された音声が前記メールの作成・編集に係る音声であったとき、音声によるメールの作成・編集を受け付ける工程を有することを特徴とする請求項12から15のいずれか1項記載の音声認識/応答型携帯電話の操作方法。
【請求項17】
音声認識/応答型携帯電話は、前記メールの作成内容・編集内容を表示する表示手段を有し、
前記解読工程によって解読された音声によるメールの作成内容・編集内容を前記表示手段に反映させる工程を有することを特徴とする請求項16記載の音声認識/応答型携帯電話の操作方法。
【請求項18】
前記音声パターン格納手段は、メールの送信及び破棄に係る音声とメールの送信・破棄機能とを関連付けて記憶し、
前記解読工程によって解読された音声が前記メールの送信・破棄に係る音声であったとき、前記音声によるメールの送信・破棄を受け付ける工程を有することを特徴とする請求項16又は17記載の音声認識/応答型携帯電話の操作方法。
【請求項19】
前記音声パターン格納手段は、メールの閲覧に係る音声とメール閲覧機能とを関連付けて記憶し、
前記解読工程によって解読された音声が前記メールの閲覧に係る音声であったとき、音声によるメールの閲覧を受け付ける工程を有することを特徴とする請求項12から18のいずれか1項記載の音声認識/応答型携帯電話の操作方法。
【請求項20】
前記音声パターン格納手段は、受信メール及び送信メールに係る音声と前記メール閲覧機能とを関連付けて記憶し、
前記解読工程によって解読された音声が前記受信メール又は前記送信メールであったとき、該受信メール又は該送信メールの一覧を表示して閲覧する送信メールの選択を要求し、選択された該受信メール又は該送信メールの閲覧を受け付ける工程を有することを特徴とする請求項19記載の音声認識/応答型携帯電話の操作方法。
【請求項21】
前記音声パターン格納手段は、既読の受信メール又は未読の受信メールに係る音声と前記メール閲覧機能とを関連付けて記憶し、
前記解読工程によって解読された音声が前記未読の受信メールであったとき、古い受信メールから順に該受信メールの閲覧を受け付ける工程を有することを特徴とする請求項20記載の音声認識/応答型携帯電話の操作方法。
【請求項22】
前記音声認識/応答型携帯電話は、利用者へ音声を出力するスピーカ部を有し、
閲覧を受け付けたメールの内容を前記スピーカ部から出力する工程を有することを特徴とする請求項19から21のいずれか1項記載の音声認識/応答型携帯電話の操作方法。
【請求項23】
利用者からの音声を受ける受話手段と、所定の音声と該所定の音声に対応して実行する機能とを関連付けて記憶する音声パターン格納手段とを有する音声認識/応答型携帯電話の操作プログラムにおいて、
前記受話手段で受けた音声を解読する解読処理と、
前記解読処理で解読された音声と前記音声パターン格納手段に格納された前記所定の音声とが一致したとき、該所定の音声と関連付けて記憶される機能を実行する処理とを有することを特徴とする音声認識/応答型携帯電話の操作プログラム。
【請求項24】
前記音声パターン格納手段は、発信番号に係る音声と相手先へ発信する電話発信機能とを関連付けて記憶し、
前記解読処理によって解読された音声が前記発信番号であったとき、該発信番号へ発信する処理を有することを特徴とする請求項23記載の音声認識/応答型携帯電話の操作プログラム。
【請求項25】
前記音声認識/応答型携帯電話は、相手先名と前記発信番号とを関連付けて登録する電話帳データ格納手段を有し、
前記音声パターン格納手段は、前記相手先名に係る音声と前記電話発信機能とを関連付けて記憶し、
前記解読処理によって解読された音声が前記相手先名であったとき、前記電話帳データ格納手段から該相手先名と関連付けて登録された前記発信番号を読み出し、該発信番号へ発信する処理を有することを特徴とする請求項24記載の音声認識/応答型携帯電話の操作プログラム。
【請求項26】
前記電話帳データ格納手段は、前記発信番号ごとに固有の登録番号を付して登録し、
前記音声パターン格納手段は、前記登録番号に係る音声と前記電話発信機能とを関連付けて記憶し、
前記解読処理によって解読された音声が前記相手先名であり、かつ前記電話帳データ格納手段に該相手先名と一致する前記相手先名が複数あるとき、利用者に前記登録番号の入力を要求する処理と、
前記受話手段によって利用者からの音声を受け、前記解読処理によって解読された音声が前記登録番号であったとき、前記電話帳データ格納手段から該登録番号が付された前記発信番号を読み出し、該発信番号へ発信する処理を有することを特徴とする請求項25記載の音声認識/応答型携帯電話の操作プログラム。
【請求項27】
前記音声パターン格納手段は、メールの作成・編集に係る音声とメール作成・編集機能とを関連付けて記憶し、
前記解読処理によって解読された音声が前記メールの作成・編集に係る音声であったとき、音声によるメールの作成・編集を受け付ける処理を有することを特徴とする請求項23から26のいずれか1項記載の音声認識/応答型携帯電話の操作プログラム。
【請求項28】
音声認識/応答型携帯電話は、前記メールの作成内容・編集内容を表示する表示手段を有し、
前記解読処理によって解読された音声によるメールの作成内容・編集内容を前記表示手段に反映させる処理を有することを特徴とする請求項27記載の音声認識/応答型携帯電話の操作プログラム。
【請求項29】
前記音声パターン格納手段は、メールの送信及び破棄に係る音声とメールの送信・破棄機能とを関連付けて記憶し、
前記解読処理によって解読された音声が前記メールの送信・破棄に係る音声であったとき、前記音声によるメールの送信・破棄を受け付ける処理を有することを特徴とする請求項27又は28記載の音声認識/応答型携帯電話の操作プログラム。
【請求項30】
前記音声パターン格納手段は、メールの閲覧に係る音声とメール閲覧機能とを関連付けて記憶し、
前記解読処理によって解読された音声が前記メールの閲覧に係る音声であったとき、音声によるメールの閲覧を受け付ける処理を有することを特徴とする請求項23から29のいずれか1項記載の音声認識/応答型携帯電話の操作プログラム。
【請求項31】
前記音声パターン格納手段は、受信メール及び送信メールに係る音声と前記メール閲覧機能とを関連付けて記憶し、
前記解読処理によって解読された音声が前記受信メール又は前記送信メールであったとき、該受信メール又は該送信メールの一覧を表示して閲覧する送信メールの選択を要求し、選択された該受信メール又は該送信メールの閲覧を受け付ける処理を有することを特徴とする請求項30記載の音声認識/応答型携帯電話の操作プログラム。
【請求項32】
前記音声パターン格納手段は、既読の受信メール又は未読の受信メールに係る音声と前記メール閲覧機能とを関連付けて記憶し、
前記解読処理によって解読された音声が前記未読の受信メールであったとき、古い受信メールから順に該受信メールの閲覧を受け付ける処理を有することを特徴とする請求項31記載の音声認識/応答型携帯電話の操作プログラム。
【請求項33】
前記音声認識/応答型携帯電話は、利用者へ音声を出力するスピーカ部を有し、
閲覧を受け付けたメールの内容を前記スピーカ部から出力する処理を有することを特徴とする請求項23から32のいずれか1項記載の音声認識/応答型携帯電話の操作プログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2008−53937(P2008−53937A)
【公開日】平成20年3月6日(2008.3.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−226712(P2006−226712)
【出願日】平成18年8月23日(2006.8.23)
【出願人】(000232140)NECフィールディング株式会社 (373)
【Fターム(参考)】