説明

食品の搬送装置

【課題】挟持部材を開操作したときの開度を、送出位置で食品を挟持するときの開度に対して払出位置で食品を払い出すときの開度が小さくなるように設定することができる食品の搬送装置を提供すること。
【解決手段】製造工程から複数個ずつ並んで送出位置Aに送出された食品Wを、挟持部材2によって一旦挟持して持ち上げ、次工程の払出位置Bに整列した状態で払い出す食品の搬送装置1において、挟持部材2を開閉操作する挟持部材操作手段3と、挟持部材操作手段3によって挟持部材2を開操作したときの挟持部材2の開度を、送出位置Aで食品Wを挟持するときの開度に対して払出位置Bで食品Wを払い出すときの開度が小さくなるように設定する挟持部材開度設定手段4とを備えるようにする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、食品の搬送装置に関し、特に、製造工程から複数個ずつ並んで送出位置に送出された食品を、挟持部材によって一旦挟持して持ち上げ、次工程の払出位置に整列した状態で払い出す食品の搬送装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、シューマイ、餃子等の食品は、製造装置(例えば、特許文献1参照)によって製造され、この製造工程から、例えば、コンベアに載せられて複数個ずつ並んで送出位置に送出される。
ところで、製造工程から複数個ずつ並んで送出位置に送出された食品は、通常、トレー等の包装容器に収容されて出荷されるが、コンベアに載せられて送出位置に送出された食品は、配列が乱れた状態で送出されたり、転倒しやすかったりするため、図6に示すように、製造工程から送出されてきた食品Wを、挟持部材80によって一旦挟持して持ち上げ、次工程の払出位置Bにあるトレー等の包装容器Tに整列した状態で払い出すための食品の搬送装置8が用いられていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】実公平5−30638号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上記従来の食品の搬送装置8は、挟持部材80を挟持部材操作手段81によって開閉操作するようにしているが、挟持部材80を開操作したときの開度を、送出位置Aで配列が乱れた状態で送出される食品Wを確実に挟持できる開度に合わせると、払出位置Bで食品Wを払い出すために開操作した挟持部材80が、先に払い出した食品Wにぶつかるため、トレー等の包装容器Tの食品Wの収容間隔を必要以上に大きく設定する必要があり、また、払出位置Bで食品Wを払い出すために必要以上に大きく開操作すると、払出位置Bでの食品Wの払い出し状態が乱れやすくなるという問題があった。
また、逆に、挟持部材80を開操作したときの開度を、払出位置Bで食品Wを払い出すために開操作した挟持部材80が、先に払い出した食品Wにぶつからないように、また、払出位置Bでの食品Wの払い出し状態が乱れないように、極力小さく設定するようにした場合には、送出位置Aで配列が乱れた状態で送出される食品Wを確実に挟持できなくなるという問題があった。
【0005】
また、上記従来の食品の搬送装置8は、複数個ずつ並んで送出位置に送出される食品Wに対応する数の挟持部材80の開閉操作を、1つの挟持部材操作手段81によって行うようにしているため、食品Wの大きさにバラツキがある場合等には、対応が困難になるという問題があった。
【0006】
本発明は、上記従来の食品の搬送装置の有する問題点に鑑み、挟持部材を開操作したときの開度を、送出位置で食品を挟持するときの開度に対して払出位置で食品を払い出すときの開度が小さくなるように設定することができる食品の搬送装置を提供することを第1の目的とする。
【0007】
また、本発明は、製造工程から複数個ずつ並んで送出位置に送出される食品の大きさにバラツキがある場合等でも、容易に対応することができる食品の搬送装置を提供することを第2の目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記第1の目的を達成するため、本発明の食品の搬送装置は、製造工程から複数個ずつ並んで送出位置に送出された食品を、挟持部材によって一旦挟持して持ち上げ、次工程の払出位置に整列した状態で払い出す食品の搬送装置において、前記挟持部材を開閉操作する挟持部材操作手段と、該挟持部材操作手段によって挟持部材を開操作したときの挟持部材の開度を、前記送出位置で食品を挟持するときの前記開度に対して前記払出位置で食品を払い出すときの前記開度が小さくなるように設定する挟持部材開度設定手段とを備えたことを特徴とする。
この食品の搬送装置は、挟持部材開度設定手段により、挟持部材操作手段によって挟持部材を開操作したときの開度を、送出位置で食品を挟持するときの開度に対して払出位置で食品を払い出すときの開度が小さくなるように設定することができる。
【0009】
この場合において、前記挟持部材が開方向に移動する際に該挟持部材に当接して挟持部材の開方向の移動範囲を規制可能な規制部材を備え、前記挟持部材開度設定手段を、前記挟持部材の移動範囲における前記規制部材の当接位置を変更して、前記開度を設定するように構成することができる。
この食品の搬送装置は、挟持部材開度設定手段を、挟持部材の開方向の移動範囲を規制可能な規制部材によって構成することにより、挟持部材開度設定手段を、挟持部材操作手段と独立したものとして構成することができる。
【0010】
そして、前記規制部材を、前記挟持部材のすべてに対して共通のものとして構成することができる。
この食品の搬送装置は、すべての挟持部材に共通の規制部材により、挟持部材の開度を設定することができる。
【0011】
また、上記第2の目的を達成するため、前記挟持部材操作手段を、製造工程から複数個ずつ並んで送出された食品毎に対応して前記挟持部材を独立して駆動するように構成するとともに、前記挟持部材開度設定手段を、前記独立して駆動するようにした挟持部材の各々の開度を独立して設定可能に構成することができる。
この食品の搬送装置は、製造工程から複数個ずつ並んで送出される食品毎に、挟持部材の開度を設定することができる。
【発明の効果】
【0012】
本発明の食品の搬送装置によれば、挟持部材を開閉操作する挟持部材操作手段と、該挟持部材操作手段によって挟持部材を開操作したときの挟持部材の開度を、前記送出位置で食品を挟持するときの前記開度に対して前記払出位置で食品を払い出すときの前記開度が小さくなるように設定する挟持部材開度設定手段とを備えることにより、送出位置で食品を挟持するときの挟持部材の開度を、食品を確実に挟持できる大きな開度に設定することができるとともに、払出位置で食品を払い出すために開操作した挟持部材が、先に払い出した食品にぶつからないように、また、払出位置での食品の払い出し状態が乱れないように、小さな開度に設定することができる。
【0013】
また、前記挟持部材が開方向に移動する際に該挟持部材に当接して挟持部材の開方向の移動範囲を規制可能な規制部材を備え、前記挟持部材開度設定手段を、前記挟持部材の移動範囲における前記規制部材の当接位置を変更して、前記開度を設定するように構成することにより、挟持部材開度設定手段を、挟持部材操作手段と独立したものとして構成することができ、挟持部材開度設定手段を簡易な機構で構成することができるとともに、挟持部材操作手段を単機能の簡易なアクチュエータ等によって構成することができる。
【0014】
また、前記規制部材を、前記挟持部材のすべてに対して共通のものとして構成することにより、すべての挟持部材に共通の規制部材により挟持部材の開度を設定することができ、挟持部材の開度の設定を簡易に行うことができる。
【0015】
また、前記挟持部材操作手段を、製造工程から複数個ずつ並んで送出された食品毎に対応して前記挟持部材を独立して駆動するように構成するとともに、前記挟持部材開度設定手段を、前記独立して駆動するようにした挟持部材の各々の開度を独立して設定可能に構成することにより、製造工程から複数個ずつ並んで送出される食品毎に、挟持部材の開度を設定することができ、製造装置の特性等の原因で製造工程から複数個ずつ並んで送出位置に送出される食品の大きさにバラツキがある場合等でも、容易に対応することができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】本発明の食品の搬送装置の一実施例を示す概略図である。
【図2】同食品の搬送装置を示す平面図である。
【図3】同食品の搬送装置の挟持部材の送出位置での開操作のときの開度を示す、一部切り欠きの正面図である。
【図4】同食品の搬送装置の挟持部材の閉操作のときの開度を示す、一部切り欠きの正面図である。
【図5】同食品の搬送装置の挟持部材の払出位置での開操作のときの開度を示す、一部切り欠きの正面図である。
【図6】従来の食品の搬送装置を示す概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、本発明の食品の搬送装置の実施の形態を、図面に基づいて説明する。
【実施例1】
【0018】
図1〜図5に、本発明の食品の搬送装置の一実施例を示す。
この食品の搬送装置1は、製造工程から複数個ずつ並んで送出位置Aに送出された食品Wを、挟持部材2によって一旦挟持して持ち上げ、次工程の払出位置Bに整列した状態で払い出すようにするもので、挟持部材2を開閉操作する挟持部材操作手段3と、挟持部材操作手段3によって挟持部材2を開操作したときの挟持部材2の開度を、送出位置Aで食品Wを挟持するときの開度に対して、払出位置Bで食品Wを払い出すときの開度が小さくなるように設定する挟持部材開度設定手段4とを備えるようにしている。
【0019】
この場合において、食品の搬送装置1は、挟持部材2、挟持部材操作手段3及び挟持部材開度設定手段4を備えるようにした基体5を、リンク機構や関節機構等からなる公知の移動機構(図示省略)に取り付けることにより、該基体5を、図1において、左右方向及び上下方向に移動可能に、また、基体5の傾斜角度を変更可能(例えば、図1に示す右下がり状態から水平状態に変更可能)に構成するようにしている。
これにより、食品の搬送装置1は、食品Wの送出位置Aと払出位置Bとの間を周期的に移動することができるように構成されている。
【0020】
挟持部材2は、製造工程から複数個ずつ並んで送出位置Aに送出される食品Wを挟持して持ち上げるとともに、次工程の払出位置Bに整列した状態で送出することができるものであれば、その構成は特に限定されるものではないが、本実施例においては、図3〜図5に示すように、枢軸22A、22Bと、枢軸22A、22Bによって揺動可能に支持されている揺動部材21A、21Bと、揺動部材21A、21Bの先端に配設した挟持する食品Wの形状に応じて、交換可能な挟持片20A、20Bと、揺動部材21Aから延設され、挟持部材操作手段3によって揺動部材21Aを揺動させる操作片24とからなり、操作片24と挟持部材操作手段3との連結部を力点、枢軸22Aを支点、挟持片20Aを作用点として構成され、力点の移動によって挟持部材2を開閉操作するようにしている。
このとき、揺動部材21Bは、枢軸22Aに嵌着したギア23Aに、枢軸22Bに嵌着したギア23Bを噛合させることにより連動して揺動するように構成している。
なお、揺動部材21Bは、先端に挟持片20Aに対応するように挟持片20Bを配設する限りにおいて、揺動することなく基体5に固定して配設することもできる。
【0021】
挟持部材操作手段3は、挟持部材2の開閉操作を行うことができるものであれば、その構成は特に限定されるものではないが、本実施例においては、上述した操作片24と連結されるアクチュエータ、例えば、エアシリンダ30から構成されている。
エアシリンダ30は、基端31側を基体5に揺動可能に取り付けるとともに、ロッド32の先端を操作片24に揺動可能に取り付け、エアシリンダ30のロッド32の進退によって、操作片24が移動し、挟持片20Aが揺動するように構成されている。
【0022】
挟持部材開度設定手段4は、挟持部材操作手段3による挟持部材2の開度を設定するもので、本実施例においては、挟持部材2が開方向に移動する際に挟持部材2に当接して挟持部材2の開方向の移動範囲を規制可能な規制部材40と、挟持部材操作手段3としてのエアシリンダ30のロッド32と操作片24とを連結するとともに、連結部分の長さを調節する調節部材45とから構成するようにしている。
そして、ここでは、送出位置Aで食品Wを挟持するときの挟持部材2の開度を、調節部材45によって、払出位置Bで食品Wを払い出すときの挟持部材2の開度を、規制部材40によって、それぞれ設定するようにしている。
なお、挟持部材操作手段3自体に、挟持部材開度設定手段4の機能を持たせること、具体的には、例えば、挟持部材操作手段3を構成するアクチュエータの作動量をコントロールする制御機構を設けることもできる。
【0023】
そして、規制部材40は、エアシリンダ40Aで構成する。
エアシリンダ40Aのロッド41の先端には、当接部材42を配設し、この当接部材42に、挟持部材2の操作片24に配設した長さ調節可能な、例えば、ねじ部材からなる当接片24aに当接する規制片42aと、基体5に長さ調節可能に配設した伸長位置規制部材51に当接してロッド41の食品Wの払出位置での最大伸長位置を規制する伸長位置規制片42bとを備えるようにしている。
このとき、当接部材42に配設する規制片42aを長さ調節可能に配設することにより、操作片24に配設する当接片24aを固定して配設したり、規制片42aを直接操作片24に当接させることによって当接片24aを省略したりすることができる。
【0024】
挟持部材2の移動範囲における規制部材40の当接位置の変更は、まず、伸長位置規制部材51の長さを調整し、エアシリンダ40Aのロッド41の食品Wの払出位置での最大伸長位置を決定する。
そして、エアシリンダ40Aのロッド41を伸長させたときに、規制片42aに当接することとなる当接片24aの長さを微調整することにより、規制部材40の挟持部材2(操作片24)との当接位置を変更する。
なお、最大伸長位置をエアシリンダ40Aのロッド41の最大伸長位置とするときは、伸長位置規制部材51及び伸長位置規制片42bを省略することができる。
【0025】
これにより、送出位置Aに位置するときは、規制部材40としてのエアシリンダ40Aのロッド41を縮小させる。
この状態では、伸長位置規制部材51に伸長位置規制片42bが当接することなく、また、規制片42aも、揺動して移動する操作片24に配設されている当接片24aと当接することがない場所に位置する。
そして、挟持部材操作手段3を操作することによって、操作片24が揺動すると、図3に示すように、エアシリンダ30のロッド32を最大に伸長させた状態となり、挟持部材2の食品Wを挟持していない状態での開度として最大の開度となる。
【0026】
これに対して、払出位置Bに位置するときは、規制部材40としてのエアシリンダ40Aのロッド41を伸長させる。
この状態では、伸長位置規制部材51に伸長位置規制片42bが当接し、規制部材40の規制片42aが、揺動して移動する操作片24に配設されている当接片24aと当接する場所に位置する。
そして、挟持部材操作手段3を操作することによって、操作片24が揺動すると、図5に示すように、エアシリンダ30のロッド32は最大に伸長することなく規制された状態となり、挟持部材2の食品Wを挟持していない状態での開度として最小の開度となる。
このとき、当接片24aの操作片24からの突出長さを調節することによって、食品Wを挟持していない状態での開度を、挟持部材2毎に設定することができる。
【0027】
挟持部材2を閉操作したときの開度は、ストッパ片44によって設定することができる。
ストッパ片44は、挟持部材2の操作片24に配設した当接片24bとの距離が、挟持部材2を閉操作したときに漸減する位置に配設され、図4に示すように、食品Wを挟持片20A、20Bで挟持したときに食品Wを潰すことがない位置に調整して固定される。
このとき、ストッパ片44に操作片24を直接当接させることもでき、その場合、当接片24bを省略することができる。
【0028】
また、調節部材45は、操作片24と揺動自在に連結されるエアシリンダ30のロッド32の長さを調節できるものであれば、その構成は特に限定されるものではないが、本実施例においては、ロッド32の先端に形成した雄ネジ部45aと、操作片24に揺動自在に配設された一端に形成した雌ネジ部45bと、雄ネジ部45aに噛合されるロックナット45cとから構成されている。
調節部材45により、ロッド32の長さを調節することができ、挟持部材2の開度をさらに調節することができる。
【0029】
また、規制部材40を、挟持部材2のすべてに対して共通のものとして構成することができる。
これは、規制部材40としてのエアシリンダ40Aに配設される当接部材42に配設する規制片42aを、操作片24に配設されている当接片24aに対応した数だけ配設することによって、挟持部材2の食品Wの払出位置での開度を、共通の規制部材40でも、それぞれ、別個に設定することができ、装置全体のコンパクト化とコストダウンを図ることができる。
【0030】
また、挟持部材操作手段3を、製造工程から複数個ずつ並んで送出された食品W毎に対応して挟持部材2を独立して駆動するように構成するとともに、挟持部材開度設定手段4を、独立して駆動するようにした挟持部材2の各々の開度を独立して設定可能に構成することができる。
これにより、ストッパ片44及び調節部材45の調節を、製造工程から複数個ずつ並んで送出される食品W毎にすることによって、挟持部材2の各々の開度を独立して設定することができ、製造装置の特性等の原因で製造工程から複数個ずつ並んで送出位置に送出される食品Wの大きさにバラツキがある場合等でも、容易に対応することができる。
【0031】
この場合、独立して駆動するようにした挟持部材2のすべてに対して、共通の規制部材40としても、規制部材40の規制片42aに当接する当接片24aの長さをそれぞれ調節することで、食品Wの払出位置Bにおける、食品Wを挟持していない挟持部材2の最小開度をさらに小さくする等、その開度をさらに細かく設定することもできる。
【0032】
以上、本発明の食品の搬送装置について、その実施例に基づいて説明したが、本発明は上記実施例に記載した構成に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において適宜その構成を変更することができるものである。
【産業上の利用可能性】
【0033】
本発明の食品の搬送装置は、挟持部材を開操作したときの開度を、送出位置で食品を挟持するときの開度に対して払出位置で食品を払い出すときの開度が小さくなるように設定することができるという特性を有していることから、製造工程から複数個ずつ並んで送出位置に送出された食品を、挟持部材によって一旦挟持して持ち上げ、次工程の払出位置に整列した状態で払い出す食品の搬送装置の用途に好適に用いることができる。
【符号の説明】
【0034】
1 食品の搬送装置
2 挟持部材
3 挟持部材操作手段
4 挟持部材開度設定手段
40 規制部材
45 調節部材
5 基体
A 送出位置
B 払出位置
W 食品

【特許請求の範囲】
【請求項1】
製造工程から複数個ずつ並んで送出位置に送出された食品を、挟持部材によって一旦挟持して持ち上げ、次工程の払出位置に整列した状態で払い出す食品の搬送装置において、前記挟持部材を開閉操作する挟持部材操作手段と、該挟持部材操作手段によって挟持部材を開操作したときの挟持部材の開度を、前記送出位置で食品を挟持するときの前記開度に対して前記払出位置で食品を払い出すときの前記開度が小さくなるように設定する挟持部材開度設定手段とを備えたことを特徴とする食品の搬送装置。
【請求項2】
前記挟持部材が開方向に移動する際に該挟持部材に当接して挟持部材の開方向の移動範囲を規制可能な規制部材を備え、前記挟持部材開度設定手段を、前記挟持部材の移動範囲における前記規制部材の当接位置を変更して、前記開度を設定するように構成したことを特徴とする請求項1記載の食品の搬送装置。
【請求項3】
前記規制部材を、前記挟持部材のすべてに対して共通のものとして構成したことを特徴とする請求項2記載の食品の搬送装置。
【請求項4】
前記挟持部材操作手段を、製造工程から複数個ずつ並んで送出された食品毎に対応して前記挟持部材を独立して駆動するように構成するとともに、前記挟持部材開度設定手段を、前記独立して駆動するようにした挟持部材の各々の開度を独立して設定可能に構成したことを特徴とする請求項1記載の食品の搬送装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2011−251761(P2011−251761A)
【公開日】平成23年12月15日(2011.12.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−128761(P2010−128761)
【出願日】平成22年6月4日(2010.6.4)
【出願人】(000229047)日本スピンドル製造株式会社 (328)
【Fターム(参考)】