説明

養毛育毛剤

【課題】動植物生薬、芳香植物、天然栄養素材等人体に優しい自然素材を多く取入れ漢方療法、芳香植物療法、栄養療法等各療法を複合的に用いる健康食品、養毛育毛剤、アロマテラピー用材、化粧用材等を提供する。
【解決手段】東洋医学により生薬を肝、腎系に配し、人間の生命現象の維持に必要な機能又生殖・成長・老化・骨・骨髄等の機能の活性化を図り、腎精気を盛んにさせ健康増進と毛髪育成を促進させる。又芳香植物を配す事により、薬理作用、芳香の心理効果等を加える。更に人間が必要とする栄養素又毛髪の体内合成に必要な必須アミノ酸及び必須脂肪酸、ビタミン、ミネラル等は天然栄養素材から摂取する。生薬、芳香植物、アミノ酸スコアの高い栄養素材を配合する相乗効果により、健康促進作用、発毛促進作用、皮膚疾患改善作用等生体活動の改善手段を提供することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、生薬、芳香植物、栄養素材の有効成分を含有することによる、健康増進効果、養毛育毛効果、美髪美肌効果、アロマテラピー効果が期待できる組成物に関する。
【0002】
根拠は、民間療法、日本漢方、中医学の陰陽五行説・臓腑弁証、中薬学などの東洋医学の応用と現代栄養学、アロマテラピーに基づくものである。養毛育毛効果が医学的に証明されるものかどうかは、今後の問題に属すべきことで本願の主眼とすべきところではない。
【背景技術】
【0003】
民間療法では、口伝によってセンブリ、アオギリの葉、クワの根、カラスビシャクの球根、コノテガシワ等の薬草が単品又は2種類の組合せで用いられている(1)、P−181)。また、日本漢方では、その病態を虚実に分け、桂枝加竜骨牡蛎湯、八味地黄丸、柴胡加竜骨牡蛎湯、桂枝茯苓丸等を用いている(5)、P202,17)、P163,362,18)、P407)。また、臨床中医学では、弁証論治により杞菊地黄丸、七宝美髪丹、二至丸等が用いられている(19)、P111〜115)。しかし養毛育毛の効果は、はっきりしない。
【0004】
栄養面では、健康増進を図りながら養毛育毛の促進について、天然品、合成品などのビタミン、ミネラル、アミノ酸などの補給をしている。また、アロマテラピーにおいてはエッセンシャルオイルによるマッサージ療法を用いている(25)、P107)。いずれも期待できる効果は得られていない。
【0005】
【特許文献1】特開平5−201833号 公報
【特許文献2】特開平10−218785 公報
【0006】
【非特許文献1】よく効く民間療法 長塩 容伸監修、永岡書店 昭和61年7月5日 7版発行。
【非特許文献2】中医臨床のための中薬学 編著者神戸中医学研究会 医歯薬出版KK 1993年2月20日 第1版第2刷発行。
【非特許文献3】静岡県身近な薬草、上野 明著、静岡新聞社。昭和54年10月13日 再版発行。
【非特許文献4】日本薬草全書 水野瑞夫監修 新日本法規出版KK。平成7年2月22日発行。
【非特許文献5】第2版臨床医の漢方 木下繁太朗 鎌江真五著、医歯薬出版KK。昭和58年7月15日 第2版第2刷発行。
【非特許文献6】臨床中医学概論 張瓏英著 自然社。昭和63年6月20日 第1刷発行。
【非特許文献7】薬草カラー大図鑑 伊沢一男著 主婦の友社。平成4年4月25日 発行。
【非特許文献8】医食同源のペプチド 森 昌夫著 コスモ・テン・パブリケーション。平成元年3月11日 第1刷発行。
【非特許文献9】新・毛髪食品発見 遠山恭司著 ごま書房。2004年2月7日 初版第1刷発行。
【非特許文献10】アトピー性膚炎の薬物療法 久保道徳著 薬事日報社。平成9年8月25日 発行。
【非特許文献11】 病気を治す栄養成分BooK 永川祐三著 主婦と生活社。2004年7月5日 4刷発行。
【非特許文献12】 ビタミンバイブル アール・ミンデル著 丸元淑生監訳 小学館。1982年12月30日 初版第3刷発行。
【非特許文献13】 驚異のビタミンE 木崎国喜著 日本工業新聞社。昭和57年1月29日 初版発行。
【非特許文献14】 ホーム・メディカ家庭医学館 小学館編集 小学館。1999年5月1日 初版第3刷発行。
【非特許文献15】 臨床中医学 三澤法蔵訳編 伊藤 良監修 自然社。昭和56年9月25日 初版第1刷発行。
【非特許文献16】

【非特許文献17】 臨床応用漢方處方解説 矢数道明著 創元社。昭和55年3月10日 第一版第13刷発行。
【非特許文献18】 漢方概論 藤平 健 小倉重成著 創元社。昭和54年11月20日 第一刷発行。
【非特許文献19】


【非特許文献20】 基礎栄養学 改訂5版 飯塚美和子著 南山堂。2003年4月10日 5版1刷発行。
【非特許文献21】五訂増補食品成分表2006 香川芳子監修 女子栄養大学出版部 2005年10月 初版第一刷発行。
【非特許文献22】 月刊東洋医学1998−10医療に活かすアロマセラピー1 中村真人編集 緑書房。平成10年10月1日発行。
【非特許文献23】 月刊東洋医学1998−11医療に活かすアロマセラピー2 中村真人編集 緑書房。平成10年11月1日発行。
【非特許文献24】 スピリットとアロマテラピー ガブリエル・モージェイ著 前田久仁子訳 フレグランス ジャーナル社。平成17年8月19日 第6刷発行。
【非特許文献25】 エッセンシャルオイルブック スーザン・カーティス著 伊藤美保他訳 双葉社。1998年9月30日 第1刷発行。
【非特許文献26】 プロフェッショナルのためのアロマテラピー シャーリー・プライス レン・プライス著 川口健夫 川口香世子訳 フレグランス ジャーナル社。平成16年10月5日 第8刷発行。
【非特許文献27】 ハイドロゾル次世代のアロマセラピー スーザン・カティ著 川口健夫、川口香世子訳 フレグランス ジャーナル社。平成14年6月1日 第1版第1刷発行。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
従来からの養毛育毛、脱毛予防等には東洋医学に関連した療法、健康機能性食品による栄養療法、芳香精油によるアロマテラピー療法、化粧用品などによる療法等多数有る。それらは独立した型で用いられている場合が多い。
【0008】
現在の複雑化した社会生活においては、総合的な健康維持・増進、養毛育毛についても十分な対応はでき難い。早期脱毛、早期白髪は遺伝的要因以外に、ホルモンバランスの異常、皮膚病、ストレス、自律神経失調、疾病による体力消耗・老化の加速、栄養不足、化学物質の摂取、生活習慣病等々も関連しているものと考えられる。
【0009】
本発明は、上記の問題を解決するために、動物植物に係わる生薬、芳香植物現代栄養学に基づいて自然栄養素材など人体に優しい素材を多数取入れ、各療法を複合的に用いる健康食品、養毛育毛剤、アロマテラピー用品、化粧用品などを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
中医学の陰陽五行説の五臓の色体表(1)、P18、22、181)では髪は腎臓と深い関係があり、腎の弱い人に髪の異常が起るとされている。臓腑弁証においても(6)、P29,16)、P72,15)、P23)毛髪に関連した臓器の機能について肝系のうち、他の臓器との関係及び弁証をみると、肝は血を貯蔵し、腎は精を貯蔵する。腎精が不足すると肝を需養することができず、肝陰虚となり、眩暈、耳鳴りときに脱髪する。
肺系機能では、気を主り、呼吸を司る。又皮毛を主り、その華は髪にあるとし、髪の良し悪しで肺の状態を推測できる(6)、P37、38)。
腎は、精気をため、水を主り、気を納めるという機能、すなわちその時そのときの人間の生命現象の維持に必要な機能のほかに、生殖、成長、老化、骨、骨髄等、人間の長期的な生命パターンに関する機能に密接な関係をもつ。腎系機能では精気をため、水を主り、気を納め、腎の華は髪にあるとし、頭の髪は、腎精気の盛衰と密接な関係にある。腎精旺盛ならば、髪はツヤツヤして光沢があり、色も黒く、適当に潤っている。又、腎が陰虚火旺になれば歯はぐらつき、精が弱く、髪は抜けやすくなる(6)、P40〜42、46、48)。日本漢方では脱毛は頭皮の気血不調によるその病態を虚実に分別する。
【0011】
人間が必要とする栄養素は炭水化物、たんぱく質、脂質、無機質、ビタミン、水の6つに分類される。これらをバランスよく摂取することが生命維持に最良の方法である。本発明の栄養成分は滋養強壮食品及び毛髪を主眼とする。(20)、P34)。
たんぱく質はすべての細胞組織の成分であり、その量は体固形分の約56%を占める。体内の諸臓器も筋肉や皮膚や髪の毛も水分以外は大部分がたんぱく質である。栄養バランスの悪い食物摂取により、たんぱく質欠乏症をひきおこすと、種々の症状が発症する。脱毛症もその一つの症状である(8)、P86)。ある食物のたんぱく質の栄養価が優れているということは、体内合成ができない必須アミノ酸のすべてが必要量含まれていることを意味する。これをアミノ酸スコアが100に達しているという。
毛髪の主成分は硬質ケラチンと呼ばれるたんぱく質でできている。このケラチンは、9種の必須アミノ酸と9種類の非必須アミノ酸から作られている。このアミノ酸の組成は、シスチンという含硫アミノ酸が、皮膚では3%程度の含有量であるのに対して、毛髪では16%も含有されている。生体が髪又は皮膚を合成するとき、18種類のアミノ酸のうち1種類のアミノ酸が不足していてもケラチンは合成されず、毛は生えてこない。従ってバランスのとれた栄養の補給が必要である。
【0012】
脂質は脂肪酸または関連化合物を構成成分とするエステルの総称である。脂質の中で栄養状重要なものは、脂肪、リン脂質、糖脂質及びステロール類である(20)、P41)。多価不飽和脂肪酸のうち、n−6系リノール酸、n−3系α−リノレン酸およびn−6系アラキドン酸は成長や健康を保つための身体機能調節などに必要な脂肪酸で、しかも生体が合成できないので必須脂肪酸といっている。必須脂肪酸は健康な皮膚と髪をつくる(12)、P80)。
【0013】
人体を構成している元素のうち約4%が無機質である。特に髪の毛に関連している無機質はZn、Mn、などである(11)、P175,20)、P48)。ビタミンは微量の栄養素で、脂溶性ビタミンと水溶性ビタミンに大別される。脂溶性ビタミンは腸で吸収されると主として肝臓に貯蔵される。水溶性ビタミンは体内にほとんど貯蔵されないので常に摂取する必要がある。
毛髪に関連するビタミン類は、脂溶性のビタミンA、プロビタミンA(12)、P51)ビオチン(11)、P45、176)などと、水溶性のビタミンB(11)、P174,12)、P56)、葉酸(12)、P81)、パントテン酸(11)、P175,12)、P71)、パラアミノ安息香酸(11)、P87,12)、P91)、イノシトール(11)、P176,12)、P83)、などがある。髪の健康を維持するには十分な補給が必要である。
【0014】
芳香植物の治療効果は数千年にもわたって蓄積されてきた経験的な証拠から成り立っている。現在は主として芳香精油を希釈したのちアロマテラピーやアロマトロジーとして補完療法として応用されている(26)、P263)。
毛髪に関わるアロマテラピー用芳香精油はシダーウッドオイルをはじめとして数種知られている。そして効用は、芳香によるる心理効果、薬理作用による養毛育毛効果、オイリーな美髪効果を呈している。
【0015】
生薬、栄養素、芳香精油等、これらの素材、特有の効能効果、利用技術を研究し改善することにより、その作用を十分に活用し、さらに配合等で相乗効果をひき出すこと、又合成品ではない人に優しい自然の素材を多く用いた事により、人体にとって極めて有用であることを見出した。この新しい知見に基づき発毛促進作用、皮膚疾患の改善作用、健康増進作用などを向上させ得た。
【0016】
生薬の応用
丹参 −シソ科タンジンの根。性・味は苦、微寒。帰経は心、肝。効能と応

日量、煎じ(2)、P284)。
姜黄 −ショウガ科ウコン並びにハルウコンの根茎。性・味は苦辛、温。帰

は3〜9g/1日量、煎じ(2)、P278)
鶏血藤−マメ科ナツフジ属の蔓茎。性・味は苦・微甘、温。帰経は肝、腎。

日量、煎じ(2)、P291)。
松葉 −マツ科アカマツ又はクロマツの葉。性・味は苦、温。効能と応用の特徴は民間薬。血液循環、血管壁強化、育毛、抗酸化力。単品常用量は5〜15g/1日量、煎じ(3)、P18。4)、P16。7)、P271)。
桑白皮−クワ科カラグワ、ヤマグワの根皮。性・味は甘、寒。帰経は肺。効能と応用の特徴は瀉肺平喘薬。民間療法は脱毛防止。単品常用量は6〜16g/1日量、煎し(2)、P368。3)、P118。4)、P632)。
桑椹 −クワ科カラグワ、ヤマグワの成熟果。性・味は甘、寒。帰経は心、肝、腎。効能と応用の特徴は 養血薬。養血補血、早期白髪防止。単品常用量は9〜15g/1日量、煎じ。(2)、P428)。
側柏葉−ヒノキ科コノテガシワの枝葉。性・味は苦・渋、微寒。帰経は肺、肝、大腸。効能と応用の特徴は 理血薬。脱毛予防、早期白髪防止。単品常用量は6〜12g/1日量、煎じ(2)、P322)。
旱蓮草−キク科タカサブロウの全草。性・味は甘・酸、寒。帰経は肝、腎。効能と応用の特徴は 滋陰薬。補腎養肝、早期白髪防止。単品常用量は6〜15g/1日量、煎じ(2)、P441)。
熟地黄−ゴマノハグサ科カイケイジオウの肥大根。性・味は甘、微温。帰経は心、肝、腎。効能と応用の特徴は 養血薬。補血調経、早期白髪防止、補益肝腎。単品常用量は9〜60g/1日量、煎じ(2)、P421)。
何首鳥−タデ科ツルドクダミの塊根。性・味は苦・甘・渋、微温。帰経は肝、腎。効能と応用の特徴は、養血薬。補肝腎、益精血、早期白髪防止、脱毛予防。単品常用量は9〜15g/1日量、煎じ(2)、P422)。
甘草 −マメ科カンゾウの根及びストロン。性・味は甘、平。帰経は十二経。効能と応用の特徴は 補気薬。調和薬性、補中益気。単品常用量は3〜6g/1日量、煎じ(2)、P392。4)、P178)。
女貞子−モクセイ科トウネズミモチの成熟果実。性・味は甘・苦、凉。帰経は肝、腎。効能と応用の特徴は 滋陰薬。滋腎養肝、早期白髪防止。単品常用量は9〜15g/1日量、煎じ。(2)、P441。3)、P204)。
枸杞子−ナス科クコの成熟果実。性・味は甘・平。帰経は肝、腎、肺。効能と応用の特徴は 滋陰薬。補腎益精、養血明目。単品常用量は3〜12g/1日量、煎じ。(2)、P440。3)、P106)。
黒胡麻−ゴマ科ゴマの成熟種子。性・味は甘、平。帰経は脾、肺、肝、腎。効能と応用の特徴は 滋陰薬。補益精血、滋養肝腎、早期白髪防止。単品常用量は9〜30g/1日量、煎じ。(2)、P442)。
黒大豆−マメ科ダイズの種子。性・味は甘、平。帰経は肝、腎。効能と応用の特徴は 滋陰薬。滋陰補血。単品常用量は30〜60g/1日量、煎じ。(2)、P443)。
亀板 −イシガメ科クサガメの腹甲。性・味は咸・甘、凉。帰経は腎、心、肝。効能と応用の特徴は 滋陰薬。滋腎陰、益腎、養血補心。補陰作用が主。単品常用量は9〜30g/1日量、煎じ。(2)、P444。6)、P196)。
五加皮−ウコギ科ウコギの根皮。性・味は辛・苦、温。帰経は肝、腎。効能

。単品常用量は5〜10g/1日量、煎じ。(2)、P234。3)、P255。
【0017】
栄養素材の応用 (21)、P21〜)(11)、P174)
毛髪の成分および成長に関連している栄養成分は、アミノ酸18種、特に含硫アミノ酸のうちシスチンが多い。その他にビタミンB、葉酸、パントテン酸、ビオチン、イノシトール、パラアミノ安息香酸、ビタミンF、Zn、Mnなどである。
胡麻、黒ゴマを含む−アミノ酸スコア50。(1973年FAO/WHO)。大豆とのアミノ酸補足効果がある。含有量の多い栄養素は n−6系リノール酸、含硫アミノ酸、Zn、Mn。
大豆、黒大豆を含む−アミノ酸スコア86。含有量の多い栄養素は n−6系リノール酸、n−3系α−リノレン酸、パントテン酸、Zn。
粉末大豆たんぱく−アミノ酸スコア73。含有量の多い栄養素は 含硫アミノ酸、n−6系リノール酸。
しらす干し−アミノ酸スコア100。含有量の多い栄養素は 含硫アミノ酸、DHA、EPA。
かたくちいわし−アミノ酸スコア100。含有量の多い栄養素は ビタミンE。
うるめいわし−アミノ酸スコア100。含有量の多い栄養素は DHA、EPA、パントテン酸、Zn。
かつお −アミノ酸スコア100。含有量の多い栄養素は 含硫アミノ酸
かつお節 −アミノ酸スコア100。含有量の多い栄養素は 含硫アミノ酸、DHA、Zn。
さば −アミノ酸スコア100。含有量の多い栄養素は DHA、パントテン酸、Zn。
あまのり干し−アミノ酸スコア91。含有量の多い栄養素は 含硫アミノ酸、ビタミンE、EPA、ビタミンBビタミンC、葉酸、βカロテン、クリプトキサンチン、Zn、Mn。
グルテン −アミノ酸スコア32。含有量の多い栄養素は、含硫アミノ酸、Zn、Mn。
小麦胚芽 −アミノ酸スコア80。含有量の多い栄養素は、n−6系リノール酸、ビタミンE、葉酸、パントテン酸、イノシトール、パラアミノ安息香酸、Zn。
ひまわりの種子−アミノ酸スコア62。含有量の多い栄養素は n−6系リノール酸、ビタミンE、葉酸、パントテン酸、Zn、Mn。
松の種子 −アミノ酸スコア59。含有量の多い栄養素は n−6系リノール酸、ビタミンE、Zn、Mn。
抹茶、せん茶、玉露、紅茶− 含有量の多い栄養素は n−3系α−リノレン酸、n−6系リノール酸、ビタミンB、ビタミンE、葉酸、パントテン酸、β−カロテン、Zn、Mn。
カゼイン −アミノ酸スコア100。含有量の多い栄養素は 含硫アミノ酸。
脱脂粉乳 −アミノ酸スコア95。含有量の多い栄養素は ビタミンB、パントテン酸、Zn。
まむし −動物たんぱく、SOD様作用(10)、P236)。
酵母 −含有量の多い栄養素は ビタミンB、葉酸、パントテン酸、ビオチン、イノシトール、パラアミノ安息香酸、Zn。
【0018】
芳香植物の応用
シダーウッド又はアトラスシダーウッド−マツ科。適用部位は木質。抽出法は水蒸気蒸留。組成は精油、凝縮水。性質は温、燥。特性と適応症状は神経の緊張緩和、皮脂分泌抑制作用、フケ症、脱毛症。(25)、P44。24)、P66。27)、P104)。
ローズマリー又はローズマリーカンファー又はローズマリーシネオール −シソ科。適用部位は花、葉、小枝。抽出法は水蒸気蒸留。組成は精油、凝縮水。性質は温燥。活血、補気。特性と適応症状は神経強壮作用、精神的肉体的強壮作用、循環不全の改善、頭皮の循環活性化、脱毛症、フケ症、抗酸化作用。(25)、P106。27)、P158。26)、P335。24)、P118。23)、P26)。
イランイラン −バンレイシ科。適用部位は花。抽出法は水蒸気蒸留又は水中蒸留。組成は精油。性質は凉、湿。活血、安神。特性と適応症状は神経不安、ストレス改善、脱毛予防、鎮静作用、頭皮育毛、生殖器系強壮作用。(25)、P42。26)、P296。24)、P47。23)、P26)。
クラリセージ −シソ科。適用部位は花穂、葉。抽出法は水蒸気蒸留。組成は精油、凝縮水。性質は温、平、燥。活血。特性と適応症状は子宮強壮作用女性ホルモン様作用、神経強壮作用、神経疲労、脱毛症、静脈強壮作用、育毛。(26)、P339。25)、P110。24)、P56。23)、P26)。
タイム又はコモンタイム又はチモールタイム−シソ科。適用部位は花穂、葉。抽出法は水蒸気蒸留又は水中蒸留。組成は精油、凝縮水。性質は熱、燥。特性と適応症状は抗酸化作用、一般的強壮作用−疲労、神経強壮作用、毛細血管刺激作用−貧血、循環障害、脱毛症、感染症。(26)、P345。24)、P78。25)、P116)。
ペパーミント −シソ科。適用部位は全草。抽出法は水蒸気蒸留、組成は精油、凝縮水。性質は凉、燥、昇気。特性と適応症状は抗感染作用、子宮強壮作用−女性ホルモン様作用、頭部局所の血液循環改善作用。(26)、P321。23)、P26。
アンジェリカ −セリ科。適用部位は根、種子。抽出法は水蒸気蒸留、溶媒抽出。組成は精油、凝縮水。性質は温、活血、補血。特性と適応症状は神経鎮静作用、血行障害。(27)、P99。23)、P26。4)、P419)。
ホホバ −ツゲ科。適用部位は種子。抽出法は圧搾。組成は油。特性と適応症状は皮脂になじみやすく、よく浸透する。抗炎症作用。肌や髪に良い。キャリアオイル用。(25)、P27。12)、P244)。
ツバキ −ツバキ科。適用部位は種子。抽出法は圧搾。組成は油。特性と適応症状は滋養強壮作用−食用。髪に栄養を与える−頭髪用。キャリアオイル用。(7)、P31。1)、P210)。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
素材の配合方法
上記、生薬の応用を東洋医学の弁証論治、中薬学などにより、またこれに加えて、栄養素材の応用を必須アミノ酸、必須脂肪酸、無機質、ビタミンなど、及び毛髪成分、抗酸化性、健康増進など栄養のバランスを考慮し、さらに芳香植物の応用について、精油などの性質・適性等を取入れて、それぞれの素材の配合をする。また、配合比及び各素材は用いる者の体質、症状、薬性、生活習慣等により増減することができる。(6)、P144〜205)。
【0020】
素材の基本的な調製方法
粉末化 −素材を乾燥し、単品又は混合したのち、粉砕機により粉末にして用いる。
溶媒抽出−素材を80%エタノールに一定時間浸漬したのち、ろ過し分離液をアルコール性浸出液として用いる。浸漬に用いるエタノール溶液の濃度を10〜95%の範囲で任意に変えることができる。また水を用いて加熱抽出することもできる。
水蒸気蒸留又は水中蒸留−素材を蒸留器の水蒸気上又は水中に入れて加熱蒸留する。気化したエッセンスを含む水蒸気を冷却し、芳香蒸留水と精油に分離する。芳香蒸留水及び芳香精油として用いる。
圧搾抽出−素材を常温圧搾して搾り出した液状物を芳香精油又はキャリアオイルとして用いる。
芳香精油、芳香蒸留水、キャリアオイルは市販品を用いることができる。
【0021】
実際の製造方法
[製法 1] 素材の粉末化による調製
生薬及び食物素材を上記に従い単品又は混合したのち、粉砕機により微細粉末にする。
[製法 2] 素材の溶媒抽出による調製
生薬素材を破砕乾燥後、単品又は混合したのち有機溶媒に常温浸漬する。
溶液をろ過等で分離して浸出液として用いる。
黒胡麻 20g+80%エタノール100mlに浸漬→ろ過→浸出液。
黒大豆 30g+80%エタノール100mlに浸漬→ろ過→浸出液。
丹参 10g+80%エタノール100mlに浸漬→ろ過→浸出液。
その他の生薬についても、同様に浸出液をつくる。
その他生薬10g+80%エタノール100mlに浸漬→ろ過→浸出液。
浸漬温度を溶媒の沸点以内で加熱抽出することもできる。
[製法 3] 素材の蒸留抽出による調製
芳香植物素材等を水蒸気上に置く又は水中に入れて加熱沸騰させ気化した精油が水蒸気とともに留出する。これを冷却して芳香精油と芳香蒸留水に分離する。芳香精油及び芳香蒸留水として用いる。
アトラスシダーウッド →水蒸気蒸留→芳香蒸留水と芳香精油に分離
ローズマリーカンファー→水蒸気蒸留→芳香蒸留水と芳香精油に分離
イランイラン →水蒸気蒸留→芳香蒸留水と芳香精油に分離
クラリセージ →水蒸気蒸留→芳香蒸留水と芳香精油に分離
チモールタイム →水蒸気蒸留→芳香蒸留水と芳香精油に分離
ペパーミント →水蒸気蒸留→芳香蒸留水と芳香精油に分離
[製法 4] 素材の圧搾抽出による調製
素材を常温圧搾して搾り出した液状物質を芳香精油又はキャリアオイルとして用いる。
ホホバの種子 →圧搾→油を採取
ツバキの種子 →圧搾→油を採取
【0022】
配合例の実際及び用法
上記により製造・調製された素材を素材の配合方法に準じて混合し、均一化する。素成物の剤型は粉末、錠剤、カプセル、ペースト、ビスケット、乳液 チンキとして形状加工して用いることができる。
[配合1−1] 配合による生薬機能及び栄養機能の発現
丹参20g、鶏血藤20g、桑白皮30g、側柏葉20g、何首鳥30g、熟地黄10g、甘草10g、松葉20g、黒胡麻30g、黒大豆30g、大豆たんぱく20g、しらす干し10g、かつお節10g、あまのり干し10g、小麦胚芽20g、グルテン10g、抹茶10g、カゼイン10g、まむし20g、亀板20g、酵母20g。→それぞれの粉末を混合し、かきまぜて混合粉末とする。
用法−混合粉末10g乃至20gを1日3回に分けて服用する。
[配合1−2]
姜黄20g、松葉20g、黒胡麻30g、黒大豆30g、大豆たんぱく20g、しらす干し10g、かつお節10g、あまのり干し20g、小麦胚芽20g、グルテン10g、抹茶10g、カゼイン10g、まむし20g、亀板20g、酵母20g、松の種子10g。→それぞれの粉末を混合し、かきまぜて混合粉末とする。
用法−混合粉末9g乃至18gを1日3回に分けて服用する。
[配合1−3]
姜黄20g、松葉20g、黒胡麻30g、黒大豆50g、かつお節20g、あまのり干し20g、小麦胚芽20g、抹茶10g、まむし20g、酵母20g。→それぞれの粉末を混合し、かきまぜて混合粉末とする。
用法−混合粉末約5g乃至15gを1日3回に分けて服用する。
[配合2−1]
姜黄20g、鶏血藤20g、桑白皮30g、旱蓮草20g、何首鳥30g、熟地黄10g、甘草10g、松葉20g、黒胡麻30g黒大豆50g、まむし20g→それぞれの粉末を混合しかきまぜて混合粉末として、これに芳香精油等を順次滴加していく、アトラスシダーウッドオイル0.20ml、ローズマリーカンファーオイル0.40ml、イランイランオイル0.40ml、クラリセージオイル0.50ml、ペパーミントオイル0.30ml、ローズマリーカンファー芳香蒸留水3ml、アンジェリカ浸出液5ml→かきまぜて混合粉末とする。
用法−混合粉末約6g乃至16gを1日3回に分けて服用する。
[配合2−2]
丹参浸出液10ml、鶏血藤浸出液10ml、桑白皮浸出液100ml、旱蓮草浸出液5ml、何首鳥浸出液6ml、熟地黄浸出液4ml、甘草浸出液4ml、松葉浸出液4ml、黒胡麻浸出液6ml、黒大豆浸出液6ml、アトラスシダーウッドオイル0.25ml、ローズマリーカンファーオイル0.40ml、イランイランオイル0.50ml、クラリセージオイル0.10ml、ペパーミントオイル0.30ml、チモールタイムオイル0.50ml、アンジェリカ浸出液5ml、クラリセージ芳香蒸留水10ml→混合してチンキとする。
用法−チンキを頭部脱毛部、肌などの患部に滴下し塗擦する。
[配合2−3]
ホホバオイル85ml、ツバキオイル15ml、アトラスシダーウッドオイル0.25ml、ローズマリーカンファーオイル0.40ml、イランイランオイル0.50ml、クラリセージオイル0.60ml、ペパーミントオイル0.30ml、チモールタイムオイル0.30ml、アンジェリカ浸出液5ml、丹参浸出液5ml、鶏血藤浸出液5ml、桑白皮浸出液10ml、旱蓮草浸出液3ml、熟地黄浸出液3ml、甘草浸出液3ml、枸杞子浸出液3ml→混合して芳香粘性溶液とする。
用法−芳香粘性溶液を頭部、髪、肌等の患部に塗ってマッサージする。
[配合2−4]
丹参浸出液10ml、鶏血藤浸出液10ml、桑白皮浸出液100ml、側柏葉浸出液5ml、何首鳥浸出液6ml、熟地黄浸出液5ml、甘草浸出液4ml、松葉浸出液6ml、黒胡麻浸出液6ml、黒大豆浸出液6ml、アトラスシダーウッド芳香蒸留水5ml、ローズマリーカンファー芳香蒸留水5ml、チモールタイム芳香蒸留水5ml→混合してチンキとする。
用法−チンキを頭部、肌等の患部に滴下し塗擦する。
[配合2−5]
鶏血藤浸出液10ml、桑白皮浸出液100ml、旱蓮草浸出液10ml、何首鳥浸出液10ml、熟地黄浸出液5ml、甘草浸出液4ml、松葉浸出液10ml、アトラスシダーウッドオイル0.30ml、ローズマリーカンファーオイル0.40ml、イランイランオイル0.50ml、クラリセージオイル0.60ml、チモールタイムオイル0.30ml→混合してチンキとする。
用法−チンキを頭部、肌等の患部に滴下し塗擦する。
[配合2−6]
桑白皮浸出液20ml、旱蓮草浸出液10ml、松葉浸出液6ml、ツバキオイル3ml、アトラスシダーウッド芳香蒸留水10ml、アトラスシダーウッドオイル0.10ml、ローズマリーカンファー芳香蒸留水10ml、チモールタイム芳香蒸留水10ml、甘草浸出液4ml→混合してチンキとする。
用法−チンキを頭部、肌等の患部に滴下し塗擦する。又ペットの肌、毛部に滴下又はスプレーし塗擦する。ペットの毛のつや出し、フケ、蚤除け、リンス、抗炎症用とする。
[配合3]
丹参末20g、鶏血藤末10g、桑白皮末30g、側柏葉末20g、何首鳥末30g、熟地黄末10g、甘草末10g、黒胡麻末30g、黒大豆末30g、大豆たんぱく末20g、しらす干し末10g、かつお節末10g、あまのり干し末10g、小麦胚芽末20g、グルテン末10g、抹茶末10g、カゼイン末10g、まむし末20g、亀板末20g、酵母末20g→かきまぜて混合粉末とし、これに芳香製油等を順次滴加していく。アトラスシダーウッドオイル0.20ml、ローズマリカンファーオイル0.40ml、イランイランオイル0.40ml、クラリセージオイル0.50ml、ペパーミントオイル0.30ml、クラリセージ蒸留水3ml、アンジェリカ浸出液5ml→かきまぜて混合粉末とする。
用法−混合粉末10g乃至20gを1日3回に分けて服用する。又、ホホバオイルを加えて粘性溶液とし、マッサージ用あるいは化粧用として用いることができる。
[配合4]
ホホバオイル85ml、ツバキオイル15ml、アトラスシダーウッドオイル0.30ml、ローズマリーカンファーオイル0.45ml、イランイランオイル0.60ml、クラリセージオイル0.70ml、チモールタイムオイル0.35ml、ペパーミントオイル0.30ml、アンジェリカ浸出液5ml、甘草浸出液3ml→混合して芳香粘性溶液とする。
用法−芳香粘性溶液を頭部、髪、肌等の患部に塗ってマッサージする。
その他の用法として、配合1−1混合粉末を内服する栄養療法と配合4芳香粘性溶液を頭部、髪、肌等の患部に塗ってマッサージする外用療法との組合せ、又配合1−2混合粉末を内服する栄養療法と配合2−2チンキを頭部、肌等の患部に塗擦する外用療法との組合せ、その他の組合せによる併用療法ができる。
【0023】
上記の配合の索成物について、養毛育毛剤としてのテストをした。被験者の年齢を40歳台から60歳台を対象として養毛、発毛、色つやの効果を調べた。効果については、効果なし、やゝ効果、効果あり、顕著な効果の4段階として評価した。その結果は有意に効果があった。使用結果を表に記載した。
【0024】

【発明の効果】
【0025】
東洋医学に基づいて生薬の有効成分による各臓器、特に肝、腎の機能の調整及び芳香成分により血液循環の促進、ホルモン様作用による補完効果などで、ヒト毛乳頭の活性化、毛母細胞の増殖を増進させる。さらに髪の毛を作るために必要な含硫アミノ酸を含む必須アミノ酸などが構成している天然たんぱく質を多く摂取し、調和のとれた栄養を確保する。又それぞれの素材の特有効果と配合による相乗効果により健康増進促進作用を向上させ、発毛促進作用、ニキビ、フケなどの皮膚疾患の改善作用などの有意性の高い効果が得られる。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
鶏血藤、何首鳥、亀板、熟地黄、松葉、甘草。及び丹参、姜黄のうち1種乃至2種。及び桑白皮、桑葉のうち1種乃至2種。及び側柏葉、旱蓮草のうち1種乃至2種。以上の生薬を乾燥後、粉末化又は水あるいは有機溶媒により抽出して得られる抽出成分の素材、と黒胡麻、胡麻のうち1種乃至2種。及び黒大豆、大豆、粉末大豆たんぱくのうち1種乃至2種以上。及びしらす干し、かたくちいわし干し、うるめいわし干し、のうち1種乃至2種以上。及びかつお節、かつお干し、さば干し、あまのりのうち1種乃至2種以上。小麦胚芽、グルテン、ひまわりの種子、松の種のうち1種乃至2種以上。及び抹茶、せん茶、玉露、紅茶、のうち1種乃至2種以上。及びカゼイン、脱脂粉乳、まむし、酵母のうち1種乃至2種以上。以上の食物を乾燥後、粉末化して得られる素材を混合して得られる混合物が有効成分を含有することを特徴とする滋養強壮食品、養毛育毛食品。
【請求項2】
鶏血藤、何首鳥、甘草。及び丹参、姜黄のうち1種乃至2種。及び桑白皮、桑葉のうち1種乃至2種。及び側柏葉、旱蓮草のうち1種乃至2種。及び熟地黄、桑椹、女貞子、枸杞子、松葉のうち1種乃至2種以上。及び黒胡麻、黒大豆のうち1種乃至2種。以上の生薬を乾燥後、粉末化又は水あるいは有機溶媒により抽出して得られる抽出成分の素材と、アトラスシダーウッド、ローズマリーカンファー、イランイラン、クラリセージ、チモールタイム、ペパーミント、アンジェリカ。及びホホバの種子、ツバキの種子のうち1種乃至2種。以上の芳香植物を水蒸気蒸留あるいは水中蒸留あるいは有機溶媒抽出あるいは圧搾により抽出して得られる抽出成分の素材を混合して得られる混合物が有効成分を含有することを特徴とする養毛育毛剤、滋養強壮食品、アロマテラピー用品、化粧用品。
【請求項3】
鶏血藤、何首鳥、亀板、松葉、甘草。及び丹参、姜黄のうち1種乃至2種。及び桑白皮、桑葉のうち1種乃至2種。及び側柏葉、旱蓮草のうち1種乃至2種。及び熟地黄、桑椹、女貞子、枸杞子のうち1種乃至2種以上。及び黒胡麻、胡麻のうち1種乃至2種。及び黒大豆、大豆、粉末大豆たんぱくのうち1種乃至2種以上。以上の生薬を乾燥後、粉末化又は水あるいは有機溶媒により抽出して得られる抽出成分の素材と、しらす干し、かたくちいわし干し、うるめいわし干し、のうち1種乃至2種以上。及びかつお節、かつお干し、さば干し、あまのりのうち1種乃至2種以上。及び小麦胚芽、グルテン、ひまわりの種子、松の種子のうち1種乃至2種以上。及び抹茶、せん茶、玉露、紅茶のうち1種乃至2種以上。及びカゼイン、脱脂粉乳、まむし、酵母のうち1種乃至2種以上。以上の食物を乾燥後、粉末化して得られる素材と、アトラスシダーウッド、ローズマリーカンファー、イランイラン、クラリセージ、チモールタイム、ペパーミント、アンジリカ、ホホバの種子、ツバキの種子の芳香植物を水蒸気蒸留あるいは水中蒸留あるいは有機溶媒抽出あるいは圧搾により抽出して得られる抽出成分の素材とを混合して得られる混合物が有効成分を含有することを特徴とする滋養強壮食品、養毛育毛剤、アロマテラピー用品、化粧用品。
【請求項4】
アトラスシダーウッド、ローズマリーカンファー、イランイラン、クラリセージ、チモールタイム、ペパーミント、アンジェリカ、甘草、ホホバの種子、ツバキの種子の芳香植物等を水蒸気蒸留あるいは水中蒸留あるいは有機溶媒抽出あるいは圧搾により抽出して得られる抽出成分の素材を混合して得られる混合物が、有効成分を含有することを特徴とするアロマテラピー用品、化粧用品、養毛育毛剤、ペット用品。

【公開番号】特開2008−100977(P2008−100977A)
【公開日】平成20年5月1日(2008.5.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−322558(P2006−322558)
【出願日】平成18年10月20日(2006.10.20)
【出願人】(505011372)
【出願人】(505011545)有限会社ドラッグストア遠藤 (2)
【Fターム(参考)】