説明

駆動装置

【課題】回転電機を収納するケースを大型化することなしに、組み付け作業性が良好で、回転位置センサと制御装置との間の配線長さを短縮化してノイズの影響を抑制できる駆動装置を提供する。
【解決手段】回転電機1を収納するケース3と、回転電機を制御する制御装置5と、回転電機の回転位置を検出する回転位置センサ7を収納するとともにケースの側端部を覆うカバー4とを備える駆動装置。ケースは、制御装置を収納する制御装置室CRと外部とを連通する開口部34aとを有し、カバーには、ケースの開口部に液密状に挿入される筒状部42が形成されている。制御装置から延びているリード線62と回転位置センサから延びているリード線61とを接続するコネクタが筒状部に液密状に挿入されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、回転電機と、前記回転電機を収納するケースと、前記回転電機を制御する制御装置と、前記回転電機の回転位置を検出する回転位置センサと、前記ケースの側端部を覆うカバーとを備える駆動装置に関する。
【背景技術】
【0002】
電気モータを収納するケース(メインカバー)における電気モータの上面部分をインバータの配置スペースとし、ケースの開口部を覆うフロントカバー内に回転位置センサであるレゾルバを収納した車両駆動装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。このような車両駆動装置では、レゾルバからインバータへの配線は、一旦、カバーを通じてケース外部に出てから再度ケース内に入るようにする必要がある。
【0003】
また、ケースカバーに取り付けられているレゾルバからモータケース上部に配置されているインバータへの配線を駆動装置内で行うため、その配線をケースカバーに形成された開口部を通じてモータケース内に入ってインバータに延ばしている車両駆動装置も知られている(例えば、特許文献2参照)。
【特許文献1】特開2001−119810号公報(段落番号0021−0031、図5)
【特許文献2】特開2007−221962号公報(段落番号0029−0035、図4)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記特許文献1による車両駆動装置では、レゾルバからインバータへの配線は駆動装置に出てから再び駆動装置に入る形態をとるので、レゾルバを覆っているフロントカバーとインバータを覆っているケースの両者にコネクタ及びシールを設ける必要があり、部品点数が増加する問題がある。また、その配線長さが長くなりがちで、ノイズの影響を受けやすいという問題も生じる。
【0005】
上記特許文献2による車両駆動装置では、レゾルバからインバータへの配線はケースカバーの開口部から出てモータケース内の空間を通り抜けてインバータに到達するようにしなければならないので、レゾルバを取り付けたケースカバーをモータケースに組み付ける際にケースカバーとモータケースとにわたって延びる配線を行う必要があり、その組み付け作業性が悪い。さらに、モータケース内でモータ用配線とレゾルバ配線が狭い空間に混在することになり、そのスペースを確保するために、モータケース自体が大型化するという問題も生じる。
上記実状に鑑み、本発明の目的は、回転電機を収納するケースを大型化することなしに、組み付け作業性が良好で、回転位置センサと制御装置との間の配線長さを短縮化してノイズの影響を抑制できる駆動装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するための本発明に係る駆動装置は、回転電機と、前記回転電機を収納するケースと、前記回転電機を制御する制御装置と、前記回転電機の回転位置を検出する回転位置センサと、前記ケースの側端部を覆うカバーとを備え、前記ケースは、前記制御装置を収納する制御装置室と、前記制御装置室と外部とを連通する開口部とを有し、前記カバーには、前記ケースの開口部に液密状に挿入される筒状部が形成され、前記制御装置から延びているリード線と前記回転位置センサから延びているリード線とを接続するコネクタが前記筒状部に液密状に挿入される。
【0007】
この特徴構成によれば、制御装置から延びているリード線と回転位置センサから延びているリード線とを接続するコネクタが回転位置センサを収納するカバーに形成された筒状部に挿入される。ケースにカバーを組み付ける際にはこの筒状部がケースの開口部に挿入されるので、回転位置センサと制御装置との間の配線を含むケースとカバーとの組み付け作業性が良好であり、その配線のためにケースのスペースを効率よく利用しているので、ケースが大型化することはない。また、配線を駆動装置の外に引き回すようなこともないので、回転位置センサと制御装置との間の配線長さは短くて済み、ノイズの影響は抑制される。
【0008】
前記筒状部への前記コネクタの取り付けに関して、前記コネクタにキー溝が形成され、前記筒状部にキー挿入部が形成され、前記キー挿入部及び前記キー溝にキーを挿入することにより前記コネクタが筒状部に対して位置決め固定され、前記キーは前記開口部の内周面によって抜け止めされると好適である。ケースにカバーが組み付けられると、筒状部と開口部は二重構造となるので、コネクタを筒状部に固定するために筒状部のキー挿入部からコネクタのキー溝にわたって挿入されたキーは開口部の内周面によって抜け出ることが阻止される。従って、特別にキーの抜け止め機構を設ける必要がない。
【0009】
また、外側に突出するリブ構造部が前記カバーに形成され、前記リブ構造部の内部に前記回転位置センサから延びているリード線が収納されることも好適である。この構成によれば、回転位置センサからコネクタに延びるリード線をカバー内で確実に収納するためのスペースとして、カバーに外側に突出するように形成されたリブ構造部の内部空間を利用することができる。これにより、回転位置センサから延びているリード線を必要最小限のスペースで収納することができ、同時にこのリブ構造部はカバー自体の強度アップにも貢献するという副次的な利点も得られる。
【0010】
本発明の好適な形態の1つでは、前記制御装置室が前記回転電機の収納空間に対して前記回転電機の径方向外側に配置されており、前記リブ構造部は前記回転電機の径方向に延びている。この特徴構成によれば、回転位置センサは回転電機の回転軸付近に配置されるので、リブ構造部を回転電機の径方向に延びるように構成することで、制御装置と回転位置センサとの間の配線を無駄な迂回なしで短くすることができる。
【0011】
ここで、前記ケースには前記制御装置室から前記カバーの方に突き出す突出部が形成され、前記突出部に前記開口部が設けられていると好適である。この構成より、制御装置室と開口部とが直接つながっているとともにこの開口部に挿入される筒状部にコネクタが挿入されているので、制御装置とコネクタとの距離は短くて済み、結果的に制御装置からコネクタに延びるリード線は短いものとなる。
【0012】
また、前記ケースには前記回転電機の収納空間から前記制御装置室が位置する向きで径方向外側に突き出す突出部が形成され、前記突出部に前記開口部が設けられていると好適である。この構成では、開口部を設けることができる大きさの突出部をケースに形成するだけで、回転位置検出センサからコネクタに至るリード線は実質的に回転電機の径方向に沿って配置することができ、コネクタから制御装置に至るリード線は実質的に回転電機の回転軸に平行に配置することができる。これにより、回転位置検出センサと制御装置との間の配線は簡単かつ短いものとなる。
【0013】
本発明の好適な形態の1つでは、前記回転電機の収納空間は前記回転電機のステータ外形に沿っている筒状壁の内面によって径方向に関して区画され、前記制御装置室が前記筒状壁の外面の一部によって径方向に関して区画されている。この構成では、制御装置室が回転電機を包み込んでいる筒状壁の外面側に形成されるので、ケースがコンパクトになるとともに、回転位置検出センサと制御装置との間の配線長さも短くすることができる。
【0014】
前記突出部及び前記開口部の具体的な形態として、これらを円形断面とすることが好適である。これにより、突出部の開口部へ挿入が簡単となる。
【0015】
さらに、回転電機のケースへの組み込み作業を簡単にするため、前記カバーを前記ケースにおける前記回転電機の回転軸方向の側端部を覆うように構成するとよい。カバーを開放することにより、回転電機を配置する空間の側面が開放され、回転電機のケースへの組み込みや組み込まれた回転電機のメンテナンスが容易となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
以下、図面を用いて本発明に係る駆動装置の実施態様を説明する。図1は、本実施形態に係る駆動装置の回転電機1の回転軸2に沿った断面図である。図2は、図1のII−II線に沿った断面図である。図3は、カバー4の内側から見た図である。図4は、図1のIV−IV線に沿った断面図である。
【0017】
図1と図2とから理解できるように、ケース3は、円筒壁部31と、この円筒壁部31の一端を閉鎖する端壁部32と、円筒壁部31の外側に形成された箱壁部33を備えている。ケース3の端壁部32とは反対側の端部はカバー4によってシール81を介して液密閉鎖される。カバー4が装着されるケース3の側端部領域には、図2に示されているように、径方向外側に突き出した突出部34が形成されている。図1に示されているように、箱壁部33の上側にはアッパーカバー51によってシール82を介して液密閉鎖される開口部33aが形成されており、箱壁部33の側方にはサイドカバー52によってシール83を介して液密閉鎖される開口部33bが形成されている。
【0018】
円筒壁部31と端壁部32とカバー4によって区画される空間に、回転軸2を有する回転電機1が収納されている。回転軸2は、カバー4に形成されたボス部41と、端壁部32に形成されたボス部32aとに、それぞれ軸受9aと9bを介して支持されている。端壁部32に形成されたボス部の内側は開口しており、回転軸2が貫通している。回転電機1は、ケース3の円筒壁部31の内面に固定されるステータ11と、回転軸2に固定されたロータ12とからなる。
【0019】
円筒壁部31と箱壁部33及びアッパーカバー51とサイドカバー52によって区画される空間は制御装置室CRとして用いられ、この制御装置室CRにコンバータなどの制御機器を含む制御装置5が収納されている。ケース4の突出部34には円形断面の開口部34aが設けられており、制御装置室CRに開口している。
【0020】
カバー4は図1と図3と図5から明らかなように、突出部34の開口部34aにリングシール84を介して液密状に挿入される円形の筒状部42が内面側から突き出すように形成されている。さらに、カバー4の内面には、回転軸2を支持するボス部41と同心状に円筒状のブラケット部43が形成されている。このブラケット部43には、回転電機1の回転位置、つまり回転軸2の回転位置を検出する回転位置センサとしてのレゾルバ7が配置されている。レゾルバ7自体はよく知られているので、ここでは詳しい説明は省略されるが、回転軸2に取り付けられたレゾルバロータ7aと、ブラケット部43に固定されたレゾルバステータ7bから構成されている。
【0021】
カバー4の筒状部42の内面は円形断面の孔42aとなっており、この孔42aに円形断面のコネクタ6が挿入される。筒状部42の内面とコネクタ6の外面とはリングシール85によって液密に封鎖されている。また、筒状部42には周方向に延びたスリット状開口部であるキー挿入部42bが設けられ、コネクタ6の外面にも周方向に延びた、底面が平面である一定幅のキー溝6aが設けられている。キー挿入部42b及びキー溝6aにキー86を挿入することによりコネクタ6が筒状部42に対して適正に位置決め固定されるように、キー挿入部42bとキー溝6aとキー86の形状寸法が決定されている。ここではキー86は略半月板状に形成されている。キー86によってコネクタ6を筒状部42に位置決め固定した後、カバー4をケース3に装着する際に、筒状部42が突出部34の開口部34aに挿入されるので、図1及び図4に示すようにキー86は開口部34aの内周面によって抜け止めされる。
【0022】
コネクタ6の一方側はレゾルバ7から延びているレゾルバ側リード線61と接続されており、コネクタ6の他方側は制御装置5から延びている制御装置側リード線62と接続されている。コネクタ6の他方側は制御装置室CRに臨んでいるので制御装置側リード線62は最短距離を通って制御装置5の所定箇所に接続することができる。コネクタ6は回転電機1のステータ11よりさらに径方向外側に位置しており、レゾルバ7は回転電機1のロータ12の側方(軸方向一端側)に位置いるので、コネクタ6とレゾルバ7とを接続するレゾルバ側リード線61は、回転電機1の側方(軸方向一端側)を径方向に延びるように配線すると配線距離も短くなる。その際、レゾルバ側リード線61の配線スペースを確保するため、カバー4に外側に突出するリブ構造部44が径方向に延びるように形成されている。このリブ構造部44の突出高さは、図1から明らかなように、その内面とステータ11のコイルエンド11aとの間にレゾルバ側リード線61が通り抜けるスペースを確保できるものである。また、このリブ構造部44は、カバー4の中央領域から径方向に延びているから、カバー4の強度を高めるためにも寄与している。
【0023】
以上のように、レゾルバ7と制御装置5との間の配線は、カバー4においてレゾルバ7からリブ構造部44によって作り出される内部空間に入ってその内部空間の上部でつながっている筒状部42によって作り出される断面円形の空間に入り、コネクタ6に達する。このコネクタ6によってその配線はカバー4の領域からケース3の領域、詳しくは制御装置室CRの領域に移行し、制御装置5に達する。筒状部42を受け入れる開口部34aを作り出している突出部34は、制御装置室CRを作り出している箱壁部33からカバー4の方に回転軸2の軸方向に突き出している。同時に、この突出部34は、回転電機1の収納空間を作り出している円筒壁部31から制御装置室CRが位置する向きで回転軸2の径方向に突き出している。
【0024】
なお、この実施の形態では、コイルエンド11aは、その突き出し端部側からオイルジャケット13によって覆われている。オイルジャケット13の油路13aに冷却オイルを流すことによりコイルエンド11aが冷却される。オイルジャケット13にはコイルエンド11aに向かって開口している噴出口が設けられており、油路13aを流れてくる冷却オイルがその噴出口を通じて噴出される。また、ロータ12にも油路12aが形成されており、回転軸2に設けられた油路を通じて冷却オイルが流される構造となっている。その油路12aにもオイル噴出口が設けられており、そこから冷却オイルがケース1の内部に噴出される。
【0025】
一方のコイルエンド11は端子14と接続しており、この端子14はバスバー15を介して制御装置5のインバータと接続されている。このため、一方側のオイルジャケット13は端子14を収納する筒部を設けている。このオイルジャケット13の筒部13aは、ケース3の端壁部32の外周側に設けられたボス部32bに挿入され、そこに支持されている。
【0026】
上述したように、回転電機1と、回転電機の径方向外側に位置する制御装置5とを収納するケース3と、このケース3の側端部の側方開口を覆うカバー4とにそれぞれ、互いに組み付けられた状態で嵌め合い結合する開口部34aと筒状部42が形成されている。さらに、開口部34aが制御装置室CRに開口しているとともに筒状部42がリブ構造部44の内部を通じてレゾルバ7に臨んでいる。これにより、制御装置5とレゾルバ7との間の配線長さを短縮化してノイズの影響を抑制できる。また、制御装置5とレゾルバ7を含むケース3とカバー4の組み付け作業が簡単なものとなり、ケース自体もコンパクトなものとなる。
【0027】
〔その他の実施形態〕
(1)
上述した実施形態では、キー86とキー溝6aとキー挿入部42bとはキー86が開口部34aの内面によって抜け止めされる形状寸法となっていたが、このような抜け止め構造以外に方法でキー86の抜け止めを施してもよい。また、キー86を用いてコネクタ6を筒状部42に位置決めしていたが、ボルトやねじなど別な位置決め手段を用いてもよい。
(2)
上述した実施形態では、カバー4にリード線の収納に適した断面を有するリブ構造部44が形成されていたが、リード線61の収納にのみ適した断面ではなく全体的に膨らみをもつように形成して、リブとして機能するのではなく、カバー4の表面をドーム状にして強度強化する形態を採用してもよい。
(3)
上述した実施形態では、ケース3からカバー4の方に突き出すように形成された突出部34に、開口部34aが設けられていたが、ケース3の内部側の領域に開口部34aを設けて、筒状部42をこの開口部34aに挿入できるように長く突出させた構成を採用してもよい。
(4)
上述した実施形態では、回転電機1の収納空間は回転電機1のステータ11の外形に沿っている筒状壁が断面円形の円筒壁部31として形成されていたが、ステータ11の外形にほぼ沿うような断面多角形の多角形筒壁部として形成してもよい。また、制御装置室CRが円筒壁部31の外面の一部によって区画される構造に代えて、別な隔壁によって区画される構造を採用してもよい。
【産業上の利用可能性】
【0028】
本発明による駆動装置は、電気自動車やハイブリッド自動車などの車両搭載駆動装置として適用できるだけでなく、定置式の駆動装置としても適用可能である。つまり、回転位置センサからの検出信号に基づいて回転電機の駆動制御を行う種々の駆動装置に本発明は適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【0029】
【図1】本発明による駆動装置の一つの実施形態における回転電機1の回転軸2に沿った断面図
【図2】図1のII−II線に沿った断面図
【図3】駆動装置のカバーを内面側から見た図
【図4】図1のIV−IV線に沿った断面図
【図5】駆動装置のカバーを模式的に示す図解斜視図
【符号の説明】
【0030】
1:回転電機
2:回転軸
3:ケース
4:カバー
5:制御装置
6:コネクタ
6a:キー溝
7:レゾルバ(回転位置センサ)
CR:制御装置室
34:突出部
34a:開口部
42:筒状部
42b:キー挿入部
44:リブ構造部
61:レゾルバ側リード線(リード線)
62:制御装置側リード線(リード線)
86:キー

【特許請求の範囲】
【請求項1】
回転電機と、前記回転電機を収納するケースと、前記回転電機を制御する制御装置と、前記回転電機の回転位置を検出する回転位置センサと、前記ケースの側端部を覆うカバーとを備える駆動装置において、
前記ケースは、前記制御装置を収納する制御装置室と、前記制御装置室と外部とを連通する開口部とを有し、
前記カバーには、前記ケースの開口部に液密状に挿入される筒状部が形成され、前記制御装置から延びているリード線と前記回転位置センサから延びているリード線とを接続するコネクタが前記筒状部に液密状に挿入される駆動装置。
【請求項2】
前記コネクタにキー溝が形成され、前記筒状部にキー挿入部が形成され、前記キー挿入部及び前記キー溝にキーを挿入することにより前記コネクタが筒状部に対して位置決め固定され、前記キーは前記開口部の内周面によって抜け止めされる請求項1に記載の駆動装置。
【請求項3】
前記カバーに外側に突出するリブ構造部が形成され、前記リブ構造部の内部に前記回転位置センサから延びているリード線が収納される請求項1又は2に記載の駆動装置。
【請求項4】
前記制御装置室が前記回転電機の収納空間に対して前記回転電機の径方向外側に配置されており、前記リブ構造部は前記回転電機の径方向に延びている請求項3に記載の駆動装置。
【請求項5】
前記ケースには前記制御装置室から前記カバーの方に突き出す突出部が形成され、前記突出部に前記開口部が設けられている請求項1から4のいずれか一項に記載の駆動装置。
【請求項6】
前記ケースには前記回転電機の収納空間から前記制御装置室が位置する向きで径方向外側に突き出す突出部が形成され、前記突出部に前記開口部が設けられている請求項1から4のいずれか一項に記載の駆動装置。
【請求項7】
前記回転電機の収納空間は前記回転電機のステータ外形に沿っている筒状壁の内面によって径方向に関して区画され、前記制御装置室が前記筒状壁の外面の一部によって径方向に関して区画されている請求項1から6のいずれか一項に記載の駆動装置。
【請求項8】
前記突出部及び前記開口部が円形断面を有する請求項1から7のいずれか一項に記載の駆動装置。
【請求項9】
前記カバーは前記ケースにおける前記回転電機の回転軸方向の側端部を覆う請求項1から8のいずれか一項に記載の駆動装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2010−51131(P2010−51131A)
【公開日】平成22年3月4日(2010.3.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−214643(P2008−214643)
【出願日】平成20年8月22日(2008.8.22)
【出願人】(000100768)アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 (3,717)
【Fターム(参考)】