説明

骨癌並びに骨癌に伴う骨喪失及び骨痛の処置又は予防のためのCFMS阻害物質の使用

本発明は、骨癌、並びに、骨癌に伴う骨喪失及び骨痛を有する患者のための処置方法、及びこれらが進行するリスク(又はこれらを被りやすいリスク)を有する患者のための予防方法を提供し、この方法は、式I:
【化1】


の化合物又はその溶媒和物、水和物、互変異性体、又は製薬上許容できる塩の投与を含む。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
製薬上許容できる担体と、式I:
【化1】

式中:
Aは
フェニル又はピリジルであり、このいずれかは、クロロ、フルオロ、メチル、−N3、−NH2、−NH(アルキル)、−N(アルキル)2、−S(アルキル)、−O(アルキル)、又は4−アミノフェニルのうちの1つで置換されていてもよく、
Wは
ピロリル、イミダゾリル、イソキサゾリル、オキサゾリル、1,2,4−トリアゾリル、又はフラニルであり、このいずれかは、任意の炭素原子を介して結合されていてもよく、ここで、ピロリル、イミダゾリル、イソキサゾリル、オキサゾリル、1,2,4−トリアゾリル、又はフラニルは任意の他の炭素に結合した1つの−Cl、−CN、−NO2、−OMe、又は−CF3置換基を含んでいてもよく、
2
シクロアルキル、チオフェニル、ジヒドロスルホノピラニル、フェニル、フラニル、テトラヒドロピリジル、又はジヒドロピラニルであり、このいずれかは、クロロ、フルオロ、及びC(1〜3)アルキルのうちのそれぞれの1つ又は2つで独立に置換されていてもよく、但しテトラヒドロピリジルは炭素−炭素結合を介して環Aに結合しており、
Xは
【化2】

であり、
Zは
CH又はNであり、
1及びD2
それぞれ水素、又は一緒になって酸素への二重結合を形成し、
3及びD4
それぞれ水素、又は一緒になって酸素への二重結合を形成し、
5
水素又は−CH3であり、ここで、該−CH3は相対的にsyn又はantiに配向されていてもよく、
a及びRbは独立に
水素、シクロアルキル、ハロアルキル、アリール、アラルキル、ヘテロアリール、又はヘテロアラルキルであり、
Eは
N、S、O、SO又はSO2であり、但しEは次の3つの条件:Qaが存在せず、Qbが存在せず、R3がアミノ基又は環状アミノ基であり、ここでEへの結合点はNであること、が同時に満たされる場合には、Nであることはできず、
a
不在、−CH2−、−CH2CH2−、又はC(O)であり、
b
不在、−NH−、−CH2−、−CH2CH2−、又はC(O)であり、但しQaがC(O)である場合はQbはC(O)であることはできず、更に、EがNでありかつQaが不在である場合はQbは−NH−であることはできず、更に、R3がQbへの結合点がNであるアミノ基又は環式アミノ基である場合、Qbは−NH−であることはできず、
3
水素、ヒドロキシアルキルアミノ、(ヒドロキシアルキル)2アミノ、アルキルアミノ、アミノアルキル、ジヒドロキシアルキル、アルコキシ、ジアルキルアミノ、ヒドロキシアルキル、−COOH、−CONH2、−CN、−SO2−アルキル−R4、−NH2、又は、少なくとも1つのヘテロ原子Nを含みかつ場合によりS、SO2、N、及びOから選択される追加のヘテロ部分を含み得る5員又は6員環であり、該5員又は6員環は飽和、部分的不飽和又は芳香族であってもよく、該5員又は6員環中の芳香族窒素はN−オキシドとして存在していてもよく、かつ該5員又は6員環は場合によりメチル、ハロゲン、アルキルアミノ、又はアルコキシで置換されていてもよく;R3はまた不在であってもよく、但しEが窒素である場合はR3は不在ではなく、
4
水素、−OH、アルコキシ、カルボキシ、カルボキシアミド、又はカルバモイルである、
の化合物又はその溶媒和物、水和物、互変異性体、若しくは製薬上許容できる塩とを含む製薬組成物の治療的に有効な量を患者に投与することを含む、必要とする患者における骨癌の処置方法。
【請求項2】
Aが
フェニル又はピリジルであり、
Xが
【化3】

であり、
−NHCO−Wに対してパラ配向されている、
請求項1に記載の方法。
【請求項3】
Wが3H−2−イミダゾリル−4−カルボニトリルである、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
2が1つ又は2つのメチル基で置換されていてもよいシクロヘキセニルである、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
Xが
【化4】

であり、
Zが
CHであり、
1及びD2
それぞれ水素であり、
3及びD4
それぞれ水素であり、
5
−CH3であり、ここで、該−CH3は相対的にsyn又はantiに配向されていてもよく、
Eが
Nであり、
b
不在、−CH2−、−CH2CH2−、又はC(O)であり、但しQaがC(O)である場合はQbはC(O)であることはできず、更に、R3がQbへの結合点がNであるアミノ基又は環式アミノ基である場合、Qbは−NH−であることはできず、そして
3が水素、ヒドロキシアルキルアミノ、(ヒドロキシアルキル)2アミノ、アルキルアミノ、アミノアルキル、ジヒドロキシアルキル、アルコキシ、ジアルキルアミノ、ヒドロキシアルキル、−COOH、−CONH2、−CN、−SO2−CH3、−NH2、ピリジル、ピリジル−N−オキシド、又はモルホリニルである、
請求項4に記載の方法。
【請求項6】
Xが
【化5】

である、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
式Iの化合物が:
【化6】

又はその溶媒和物、水和物、互変異性体、又は製薬上許容できる塩である、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記骨癌が二次骨癌である、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
必要とする患者における骨癌の予防方法。製薬上許容できる担体と、式Iの化合物:
【化7】

式中:
Aは
フェニル又はピリジルであり、このいずれかはクロロ、フルオロ、メチル、−N3、−NH2、−NH(アルキル)、−N(アルキル)2、−S(アルキル)、−O(アルキル)、又は4−アミノフェニルのうちの1つで置換されていてもよく、
Wは
ピロリル、イミダゾリル、イソキサゾリル、オキサゾリル、1,2,4−トリアゾリル、又はフラニルであり、このいずれかは任意の炭素原子を介して結合されてもよく、ここで、ピロリル、イミダゾリル、イソキサゾリル、オキサゾリル、1,2,4−トリアゾリル、又はフラニルは任意の他の炭素に結合した1つの−Cl、−CN、−NO2、−OMe、又は−CF3置換基を含んでいてもよく、
2
シクロアルキル、チオフェニル、ジヒドロスルホノピラニル、フェニル、フラニル、テトラヒドロピリジル、又はジヒドロピラニルであり、このいずれかはクロロ、フルオロ、及びC(1〜3)アルキルのうちのそれぞれの1つ又は2つで独立に置換されていてもよく、但しテトラヒドロピリジルは炭素−炭素結合を介して環Aに結合しており、
Xは
【化8】

であり、
Zは
CH又はNであり、
1及びD2
それぞれ水素、又は一緒になって酸素への二重結合を形成し、
3及びD4
それぞれ水素、又は一緒になって酸素への二重結合を形成し、
5
水素又は−CH3であり、ここで、該−CH3は相対的にsyn又はantiに配向されていてもよく、
a及びRbは独立に
水素、シクロアルキル、ハロアルキル、アリール、アラルキル、ヘテロアリール、又はヘテロアラルキルであり、
Eは
N、S、O、SO又はSO2であり、但しEは次の3つの条件:Qaが存在せず、Qbが存在せず、R3がアミノ基又は環状アミノラジカルであり、ここでEへの結合点はNであること、が同時に満たされる場合には、Nであることはできず、
a
不在、−CH2−、−CH2CH2−、又はC(O)であり、
b
不在、−NH−、−CH2−、−CH2CH2−、又はC(O)であり、但しQaがC(O)である場合はQbはC(O)であることはできず、更に、EがNでありかつQaが不在である場合はQbは−NH−であることはできず、更に、R3がQbへの結合点がNであるアミノ基又は環式アミノ基である場合、Qbは−NH−であることはできず、
3
水素、ヒドロキシアルキルアミノ、(ヒドロキシアルキル)2アミノ、アルキルアミノ、アミノアルキル、ジヒドロキシアルキル、アルコキシ、ジアルキルアミノ、ヒドロキシアルキル、−COOH、−CONH2、−CN、−SO2−アルキル−R4、−NH2、又は、少なくとも1つのヘテロ原子Nを含みかつ場合によりS、SO2、N、及びOから選択される追加のヘテロ部分を含み得る5員又は6員環であり、該5員又は6員環は飽和、部分的不飽和又は芳香族であってもよく、該5員又は6員環中の芳香族窒素は、N−オキシドとして存在してもよく、かつ該5員又は6員環は場合によりメチル、ハロゲン、アルキルアミノ、又はアルコキシで置換されていてもよく;R3はまた不在であってもよく、但しEが窒素である場合はR3は不在ではなく、
4
水素、−OH、アルコキシ、カルボキシ、カルボキシアミド、又はカルバモイルである、
の化合物又はその溶媒和物、水和物、互変異性体、又は製薬上許容できる塩とを含む製薬組成物の治療的に有効な量を患者に投与することを含む、必要とする患者における骨癌の予防方法。
【請求項10】
Aが
フェニル又はピリジルであり、
Xが
【化9】

であり、
−NHCO−Wに対してパラ配向されている、
請求項9に記載の方法。
【請求項11】
Wが3H−2−イミダゾリル−4−カルボニトリルである、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
2が1つ又は2つのメチル基で置換されていてもよいシクロヘキセニルである、請求項11に記載の方法。
【請求項13】
Xが
【化10】

であり、
Zが
CHであり、
1及びD2
それぞれ水素であり、
3及びD4
それぞれ水素であり、
5
−CH3であり、ここで、この−CH3は相対的にsyn又はantiに配向されていてもよく、
Eが
Nであり、
b
不在、−CH2−、−CH2CH2−、又はC(O)であり、但しQaがC(O)である場合はQbはC(O)であることはできず、更に、R3がQbへの結合点がNであるアミノ基又は環式アミノ基である場合、Qbは−NH−であることはできず、そして
3が水素、ヒドロキシアルキルアミノ、(ヒドロキシアルキル)2アミノ、アルキルアミノ、アミノアルキル、ジヒドロキシアルキル、アルコキシ、ジアルキルアミノ、ヒドロキシアルキル、−COOH、−CONH2、−CN、−SO2−CH3、−NH2、ピリジル、ピリジル−N−オキシド、又はモルホリニルである、
請求項12に記載の方法。
【請求項14】
Xが
【化11】

である、請求項13に記載の方法。
【請求項15】
式Iの化合物が:
【化12】

又はその溶媒和物、水和物、互変異性体、又は製薬上許容できる塩である、請求項14に記載の方法。
【請求項16】
前記骨癌が二次骨癌である、請求項15に記載の方法。
【請求項17】
製薬上許容できる担体と、式I:
【化13】

式中:
Aは
フェニル又はピリジルであり、このいずれかはクロロ、フルオロ、メチル、−N3、−NH2、−NH(アルキル)、−N(アルキル)2、−S(アルキル)、−O(アルキル)、又は4−アミノフェニルのうちの1つで置換されていてもよく、
Wは
ピロリル、イミダゾリル、イソキサゾリル、オキサゾリル、1,2,4−トリアゾリル、又はフラニルであり、このいずれかは任意の炭素原子を介して結合されていてもよく、ここで、ピロリル、イミダゾリル、イソキサゾリル、オキサゾリル、1,2,4−トリアゾリル、又はフラニルは任意の他の炭素に結合した1つの−Cl、−CN、−NO2、−OMe、又は−CF3置換基を含んでいてもよく、
2
シクロアルキル、チオフェニル、ジヒドロスルホノピラニル、フェニル、フラニル、テトラヒドロピリジル、又はジヒドロピラニルであり、このいずれかは、クロロ、フルオロ、及びC(1〜3)アルキルのうちのそれぞれの1つ又は2つで独立に置換されていてもよく、但しテトラヒドロピリジルは炭素−炭素結合を介して環Aに結合しており、
Xは
【化14】

であり、
Zは
CH又はNであり、
1及びD2
それぞれ水素、又は一緒になって酸素への二重結合を形成し、
3及びD4
それぞれ水素、又は一緒になって酸素への二重結合を形成し、
5
水素又は−CH3であり、ここで、該−CH3は相対的にsyn又はantiに配向されていてもよく、
a及びRbは独立に
水素、シクロアルキル、ハロアルキル、アリール、アラルキル、ヘテロアリール、又はヘテロアラルキルであり、
Eは
N、S、O、SO又はSO2であり、但しEは、次の3つの条件:Qaが存在せず、Qbが存在せず、R3がアミノ基又は環状アミノ基であり、ここでEへの結合点はNであること、が同時に満たされる場合には、Nであることはできず、
a
不在、−CH2−、−CH2CH2−、又はC(O)であり、
b
不在、−NH−、−CH2−、−CH2CH2−、又はC(O)であり、但しQaがC(O)である場合はQbはC(O)であることはできず、更に、EがNでありかつQaが不在である場合はQbは−NH−であることはできず、更に、R3がQbへの結合点がNであるアミノ基又は環式アミノ基である場合、Qbは−NH−であることはできず、
3
水素、ヒドロキシアルキルアミノ、(ヒドロキシアルキル)2アミノ、アルキルアミノ、アミノアルキル、ジヒドロキシアルキル、アルコキシ、ジアルキルアミノ、ヒドロキシアルキル、−COOH、−CONH2、−CN、−SO2−アルキル−R4、−NH2、又は、少なくとも1つのヘテロ原子Nを含みかつ場合によりS、SO2、N、及びOから選択される追加のヘテロ部分を含み得る5員又は6員環であり、該5員又は6員環は飽和、部分的不飽和又は芳香族であってもよく、該5員又は6員環中の芳香族窒素はN−オキシドとして存在していてもよく、かつ該5員又は6員環は場合によりメチル、ハロゲン、アルキルアミノ、又はアルコキシで置換されていてもよく;R3はまた不在であってもよく、但しEが窒素である場合はR3は不在ではなく、
4
水素、−OH、アルコキシ、カルボキシ、カルボキシアミド、又はカルバモイルである、の化合物又はその溶媒和物、水和物、互変異性体、又は製薬上許容できる塩とを含む製薬組成物の治療的に有効な量を患者に投与することを含む、必要とする患者における骨癌に伴う骨喪失の予防方法。
【請求項18】
Aが
フェニル又はピリジルであり、
Xが
【化15】

であり、
−NHCO−Wに対してパラ配向されている、
請求項17に記載の方法。
【請求項19】
Wが3H−2−イミダゾリル−4−カルボニトリルである、請求項18に記載の方法。
【請求項20】
2が1つ又は2つのメチル基で置換されていてもよいシクロヘキセニルである、請求項19に記載の方法。
【請求項21】
Xが、
【化16】

であり、
Zが
CHであり、
1及びD2
それぞれ水素であり、
3及びD4
それぞれ水素であり、
5
−CH3であり、ここで、該−CH3は相対的にsyn又はantiに配向されていてもよく、
Eが
Nであり、
b
不在、−CH2−、−CH2CH2−、又はC(O)であり、但しQaがC(O)である場合はQbはC(O)であることはできず、更に、R3がQbへの結合点がNであるアミノ基又は環式アミノ基である場合、Qbは−NH−であることはできず、そして
3が水素、ヒドロキシアルキルアミノ、(ヒドロキシアルキル)2アミノ、アルキルアミノ、アミノアルキル、ジヒドロキシアルキル、アルコキシ、ジアルキルアミノ、ヒドロキシアルキル、−COOH、−CONH2、−CN、−SO2−CH3、−NH2、ピリジル、ピリジル−N−オキシド、又はモルホリニルである、
請求項20に記載の方法。
【請求項22】
Xが
【化17】

である、請求項21に記載の方法。
【請求項23】
式Iの化合物が:
【化18】

又はその溶媒和物、水和物、互変異性体、又は製薬上許容できる塩である、請求項22に記載の方法。
【請求項24】
前記骨癌が二次骨癌である、請求項23に記載の方法。
【請求項25】
製薬上許容できる担体と、式I:
【化19】

式中:
Aは
フェニル又はピリジルであり、このいずれかはクロロ、フルオロ、メチル、−N3、−NH2、−NH(アルキル)、−N(アルキル)2、−S(アルキル)、−O(アルキル)、又は4−アミノフェニルのうちの1つで置換されていてもよく、
Wは
ピロリル、イミダゾリル、イソキサゾリル、オキサゾリル、1,2,4−トリアゾリル、又はフラニルであり、このいずれかは任意の炭素原子を介して結合されていてもよく、ここで、ピロリル、イミダゾリル、イソキサゾリル、オキサゾリル、1,2,4−トリアゾリル、又はフラニルは任意の他の炭素に結合した1つの−Cl、−CN、−NO2、−OMe、又は−CF3置換基を含んでいてもよく、
2
シクロアルキル、チオフェニル、ジヒドロスルホノピラニル、フェニル、フラニル、テトラヒドロピリジル、又はジヒドロピラニルであり、このいずれかはクロロ、フルオロ、及びC(1〜3)アルキルのうちのそれぞれの1つ又は2つで独立に置換されていてもよく、但しテトラヒドロピリジルは炭素−炭素結合を介して環Aに結合しており、
Xは
【化20】

であり、
Zは
CH又はNであり、
1及びD2
それぞれ水素、又は一緒になって酸素への二重結合を形成し、
3及びD4
それぞれ水素、又は一緒になって酸素への二重結合を形成し、
5
水素又は−CH3であり、ここで、該−CH3は相対的にsyn又はantiに配向されていてもよく、
a及びRbは独立に
水素、シクロアルキル、ハロアルキル、アリール、アラルキル、ヘテロアリール、又はヘテロアラルキルであり、
Eは
N、S、O、SO又はSO2であり、但しEは次の3つの条件:Qaが存在せず、Qbが存在せず、R3がアミノ基又は環状アミノ基であり、ここでEへの結合点はNであること、が同時に満たされる場合には、Nであることはできず、
a
不在、−CH2−、−CH2CH2−、又はC(O)であり、
b
不在、−NH−、−CH2−、−CH2CH2−、又はC(O)であり、但しQaがC(O)である場合はQbはC(O)であることはできず、更に、EがNでありかつQaが不在である場合はQbは−NH−であることはできず、更に、R3がQbへの結合点がNであるアミノ基又は環式アミノ基である場合、Qbは−NH−であることはできず、
3
水素、ヒドロキシアルキルアミノ、(ヒドロキシアルキル)2アミノ、アルキルアミノ、アミノアルキル、ジヒドロキシアルキル、アルコキシ、ジアルキルアミノ、ヒドロキシアルキル、−COOH、−CONH2、−CN、−SO2−アルキル−R4、−NH2、又は、少なくとも1つのヘテロ原子Nを含みかつ場合によりS、SO2、N、及びOから選択される追加のヘテロ部分を含み得る5員又は6員環であり、該5員又は6員環は飽和、部分的不飽和又は芳香族であってもよく、該5員又は6員環中の芳香族窒素はN−オキシドとして存在していてもよく、かつ該5員又は6員環は場合によりメチル、ハロゲン、アルキルアミノ、又はアルコキシで置換されていてもよく;R3はまた不在であってもよく、但しEが窒素である場合はR3は不在ではなく、
4
水素、−OH、アルコキシ、カルボキシ、カルボキシアミド、又はカルバモイルである、の化合物又はその溶媒和物、水和物、互変異性体、又は製薬上許容できる塩とを含む製薬組成物の治療的に有効な量を患者に投与することを含む、必要とする患者における骨癌に伴う骨喪失の処置方法。
【請求項26】
Aが
フェニル又はピリジルであり、
Xが、
【化21】

であり、
−NHCO−Wに対してパラ配向されている、
請求項25に記載の方法。
【請求項27】
Wが3H−2−イミダゾリル−4−カルボニトリルである、請求項26に記載の方法。
【請求項28】
2が1つ又は2つのメチル基で置換されていてもよいシクロヘキセニルである、請求項27に記載の方法。
【請求項29】
Xが
【化22】

であり、
Zが
CHであり、
1及びD2
それぞれ水素であり、
3及びD4
それぞれ水素であり、
5
−CH3であり、ここで、該−CH3は相対的にsyn又はantiに配向されていてもよく、
Eが
Nであり、
b
不在、−CH2−、−CH2CH2−、又はC(O)であり、但しQaがC(O)である場合はQbはC(O)であることはできず、更に、R3がQbへの結合点がNであるアミノ基又は環式アミノ基である場合、Qbは−NH−であることはできず、そして
3が水素、ヒドロキシアルキルアミノ、(ヒドロキシアルキル)2アミノ、アルキルアミノ、アミノアルキル、ジヒドロキシアルキル、アルコキシ、ジアルキルアミノ、ヒドロキシアルキル、−COOH、−CONH2、−CN、−SO2−CH3、−NH2、ピリジル、ピリジル−N−オキシド、又はモルホリニルである、
請求項28に記載の方法。
【請求項30】
Xが
【化23】

である、請求項29に記載の方法。
【請求項31】
式Iの化合物が:
【化24】

又はその溶媒和物、水和物、互変異性体、又は製薬上許容できる塩である、請求項30に記載の方法。
【請求項32】
前記骨癌が二次骨癌である、請求項31に記載の方法。
【請求項33】
製薬上許容できる担体と、式I:
【化25】

式中:
Aは
フェニル又はピリジルであり、このいずれかはクロロ、フルオロ、メチル、−N3、−NH2、−NH(アルキル)、−N(アルキル)2、−S(アルキル)、−O(アルキル)、又は4−アミノフェニルのうちの1つで置換されていてもよく、
Wは
ピロリル、イミダゾリル、イソキサゾリル、オキサゾリル、1,2,4−トリアゾリル、又はフラニルであり、このいずれかは任意の炭素原子を介して結合されていてもよく、ここで、ピロリル、イミダゾリル、イソキサゾリル、オキサゾリル、1,2,4−トリアゾリル、又はフラニルは任意の他の炭素に結合した1つの−Cl、−CN、−NO2、−OMe、又は−CF3置換基を含んでいてもよく、
2
シクロアルキル、チオフェニル、ジヒドロスルホノピラニル、フェニル、フラニル、テトラヒドロピリジル、又はジヒドロピラニルであり、このいずれかはクロロ、フルオロ、及びC(1〜3)アルキルのうちのそれぞれの1つ又は2つで独立に置換されていてもよく、但しテトラヒドロピリジルは炭素−炭素結合を介して環Aに結合しており、
Xは
【化26】

であり、
Zは
CH又はNであり、
1及びD2
それぞれ水素、又は一緒になって酸素への二重結合を形成し、
3及びD4
それぞれ水素、又は一緒になって酸素への二重結合を形成し、
5
水素又は−CH3であり、ここで、該−CH3は相対的にsyn又はantiに配向されていてもよく、
a及びRbは独立に
水素、シクロアルキル、ハロアルキル、アリール、アラルキル、ヘテロアリール、又はヘテロアラルキルであり、
Eは
N、S、O、SO又はSO2であり、但しEは次の3つの条件:Qaが存在せず、Qbが存在せず、R3がアミノ基又は環状アミノ基であり、ここでEへの結合点はNであること、が同時に満たされる場合には、Nであることはできず、
a
不在、−CH2−、−CH2CH2−、又はC(O)であり、
b
不在、−NH−、−CH2−、−CH2CH2−、又はC(O)であり、但しQaがC(O)である場合はQbはC(O)であることはできず、更に、EがNでありかつQaが不在である場合はQbは−NH−であることはできず、更に、R3がQbへの結合点がNであるアミノ基又は環式アミノ基である場合、Qbは−NH−であることはできず、
3
水素、ヒドロキシアルキルアミノ、(ヒドロキシアルキル)2アミノ、アルキルアミノ、アミノアルキル、ジヒドロキシアルキル、アルコキシ、ジアルキルアミノ、ヒドロキシアルキル、−COOH、−CONH2、−CN、−SO2−アルキル−R4、−NH2、又は、少なくとも1つのヘテロ原子Nを含みかつ場合によりS、SO2、N、及びOから選択される追加のヘテロ部分を含み得る5員又は6員環であり、該5員又は6員環は飽和、部分的不飽和又は芳香族であってもよく、該5員又は6員環中の芳香族窒素はN−オキシドとして存在していてもよく、かつ該5員又は6員環は場合によりメチル、ハロゲン、アルキルアミノ、又はアルコキシで置換されていてもよく;R3はまた不在であってもよく、但しEが窒素である場合はR3は不在ではなく、
4
水素、−OH、アルコキシ、カルボキシ、カルボキシアミド、又はカルバモイルである、の化合物又はその溶媒和物、水和物、互変異性体、又は製薬上許容できる塩とを含む製薬組成物の治療的に有効な量を患者に投与することを含む、必要とする患者における骨癌に伴う骨痛の処置方法。
【請求項34】
Aが
フェニル又はピリジルであり、
Xが
【化27】

であり、
−NHCO−Wに対してパラ配向されている、
請求項33に記載の方法。
【請求項35】
Wが3H−2−イミダゾリル−4−カルボニトリルである、請求項34に記載の方法。
【請求項36】
2が、1つ又は2つのメチル基で置換されていてもよいシクロヘキセニルである、請求項35に記載の方法。
【請求項37】
Xが
【化28】

であり、
Zが
CHであり、
1及びD2
それぞれ水素であり、
3及びD4
それぞれ水素であり、
5
−CH3であり、ここで、この−CH3は相対的にsyn又はantiに配向されていてもよく、
Eが
Nであり、
b
不在、−CH2−、−CH2CH2−、又はC(O)であり、但しQaがC(O)である場合はQbはC(O)であることはできず、更に、R3がQbへの結合点がNであるアミノ基又は環式アミノ基である場合、Qbは−NH−であることはできず、そして
3が水素、ヒドロキシアルキルアミノ、(ヒドロキシアルキル)2アミノ、アルキルアミノ、アミノアルキル、ジヒドロキシアルキル、アルコキシ、ジアルキルアミノ、ヒドロキシアルキル、−COOH、−CONH2、−CN、−SO2−CH3、−NH2、ピリジル、ピリジル−N−オキシド、又はモルホリニルである、
請求項36に記載の方法。
【請求項38】
Xが
【化29】

である、請求項37に記載の方法。
【請求項39】
式Iの化合物が:
【化30】

又はその溶媒和物、水和物、互変異性体、又は製薬上許容できる塩である、請求項38に記載の方法。
【請求項40】
前記骨癌が二次骨癌である、請求項39に記載の方法。
【請求項41】
製薬上許容できる担体と、式I:
【化31】

式中:
Aは
フェニル又はピリジルであり、このいずれかはクロロ、フルオロ、メチル、−N3、−NH2、−NH(アルキル)、−N(アルキル)2、−S(アルキル)、−O(アルキル)、又は4−アミノフェニルのうちの1つで置換されていてもよく、
Wは、
ピロリル、イミダゾリル、イソキサゾリル、オキサゾリル、1,2,4−トリアゾリル、又はフラニルであり、このいずれかは任意の炭素原子を介して結合されていてもよく、ここで、ピロリル、イミダゾリル、イソキサゾリル、オキサゾリル、1,2,4−トリアゾリル、又はフラニルは任意の他の炭素に結合した1つの−Cl、−CN、−NO2、−OMe、又は−CF3置換基を含んでいてもよく、
2
シクロアルキル、チオフェニル、ジヒドロスルホノピラニル、フェニル、フラニル、テトラヒドロピリジル、又はジヒドロピラニルであり、このいずれかはクロロ、フルオロ、及びC(1〜3)アルキルのうちのそれぞれの1つ又は2つで独立に置換されていてもよく、但しテトラヒドロピリジルは炭素−炭素結合を介して環Aに結合しており、
Xは
【化32】

であり、
Zは
CH又はNであり、
1及びD2
それぞれ水素、又は一緒になって酸素への二重結合を形成し、
3及びD4
それぞれ水素、又は一緒になって酸素への二重結合を形成し、
5
水素又は−CH3であり、ここで、該−CH3は相対的にsyn又はantiに配向されていてもよく、
a及びRbは独立に
水素、シクロアルキル、ハロアルキル、アリール、アラルキル、ヘテロアリール、又はヘテロアラルキルであり、
Eは
N、S、O、SO又はSO2であり、但しEは次の3つの条件:Qaが存在せず、Qbが存在せず、R3がアミノ基又は環状アミノ基であり、ここでEへの結合点はNであること、が同時に満たされる場合には、Nであることはできず、
a
不在、−CH2−、−CH2CH2−、又はC(O)であり、
b
不在、−NH−、−CH2−、−CH2CH2−、又はC(O)であり、但しQaがC(O)である場合はQbはC(O)であることはできず、更に、EがNでありかつQaが不在である場合はQbは−NH−であることはできず、更に、R3がQbへの結合点がNであるアミノ基又は環式アミノ基である場合、Qbは−NH−であることはできず、
3
水素、ヒドロキシアルキルアミノ、(ヒドロキシアルキル)2アミノ、アルキルアミノ、アミノアルキル、ジヒドロキシアルキル、アルコキシ、ジアルキルアミノ、ヒドロキシアルキル、−COOH、−CONH2、−CN、−SO2−アルキル−R4、−NH2、又は、少なくとも1つのヘテロ原子Nを含みかつ場合によりS、SO2、N、及びOから選択される追加のヘテロ部分を含み得る5員又は6員環であり、該5員又は6員環は飽和、部分的不飽和又は芳香族であってもよく、該5員又は6員環中の芳香族窒素はN−オキシドとして存在していてもよく、かつ該5員又は6員環は場合によりメチル、ハロゲン、アルキルアミノ、又はアルコキシで置換されていてもよく;R3はまた不在であってもよく、但しEが窒素である場合はR3は不在ではなく、
4
水素、−OH、アルコキシ、カルボキシ、カルボキシアミド、又はカルバモイルである、の化合物又はその溶媒和物、水和物、互変異性体、又は製薬上許容できる塩とを含む製薬組成物の治療的に有効な量を投与することを含む、必要とする患者における骨癌に伴う骨痛の予防方法。
【請求項42】
Aが
フェニル又はピリジルであり、
Xが
【化33】

であり、
−NHCO−Wに対してパラ配向されている、
請求項41に記載の方法。
【請求項43】
Wが3H−2−イミダゾリル−4−カルボニトリルである、請求項42に記載の方法。
【請求項44】
2が1つ又は2つのメチル基で置換されていてもよいシクロヘキセニルである、請求項43に記載の方法。
【請求項45】
Xが
【化34】

であり、
Zが
CHであり、
1及びD2
それぞれ水素であり、
3及びD4
それぞれ水素であり、
5
−CH3であり、ここで、該−CH3は相対的にsyn又はantiに配向されていてもよく、
Eが
Nであり、
b
不在、−CH2−、−CH2CH2−、又はC(O)であり、但しQaがC(O)である場合はQbはC(O)であることはできず、更に、R3がQbへの結合点がNであるアミノ基又は環式アミノ基である場合、Qbは−NH−であることはできず、そして
3が水素、ヒドロキシアルキルアミノ、(ヒドロキシアルキル)2アミノ、アルキルアミノ、アミノアルキル、ジヒドロキシアルキル、アルコキシ、ジアルキルアミノ、ヒドロキシアルキル、−COOH、−CONH2、−CN、−SO2−CH3、−NH2、ピリジル、ピリジル−N−オキシド、又はモルホリニルである、
請求項44に記載の方法。
【請求項46】
Xが
【化35】

である、請求項45に記載の方法。
【請求項47】
式Iの化合物が:
【化36】

又はその溶媒和物、水和物、互変異性体、又は製薬上許容できる塩である、請求項46に記載の方法。
【請求項48】
前記骨癌が二次骨癌である、請求項47に記載の方法。
【請求項49】
製薬上許容できる担体と、
【化37】

である化合物又はその溶媒和物、水和物、互変異性体、又は製薬上許容できる塩と、製薬上許容できる担体とを含む製薬組成物の治療的に有効な量を患者に投与することを含む、必要とする患者における骨癌の処置方法。
【請求項50】
化学療法剤の投与を更に含む、請求項49に記載の方法。
【請求項51】
前記製薬組成物が、管腔内医療装置から前記化合物を放出することにより制御された送達によって投与される、請求項49に記載の方法。
【請求項52】
前記製薬組成物が標的剤を更に含む、請求項49に記載の方法。
【請求項53】
製薬上許容できる担体と、
【化38】

である化合物又はその溶媒和物、水和物、互変異性体、又は製薬上許容できる塩と、製薬上許容できる担体とを含む製薬組成物の治療的に有効な量を患者に投与することを含む、必要とする患者における骨癌の予防方法。
【請求項54】
化学療法剤の投与を更に含む、請求項53に記載の方法。
【請求項55】
前記製薬組成物が管腔内医療装置から前記化合物を放出することにより制御された送達によって投与される、請求項53に記載の方法。
【請求項56】
前記製薬組成物が標的剤を更に含む、請求項53に記載の方法。
【請求項57】
製薬上許容できる担体と、
【化39】

である化合物又はその溶媒和物、水和物、互変異性体、又は製薬上許容できる塩と、製薬上許容できる担体とを含む製薬組成物の治療的に有効な量を患者に投与することを含む、必要とする患者における骨癌に伴う骨喪失の処置方法。
【請求項58】
化学療法剤の投与を更に含む、請求項57に記載の方法。
【請求項59】
前記製薬組成物が管腔内医療装置から前記化合物を放出することにより制御された送達によって投与される、請求項57に記載の方法。
【請求項60】
前記製薬組成物が標的剤を更に含む、請求項57に記載の方法。
【請求項61】
製薬上許容できる担体と、
【化40】

である化合物又はその溶媒和物、水和物、互変異性体、又は製薬上許容できる塩と、製薬上許容できる担体とを含む製薬組成物の治療的に有効な量を患者に投与することを含む、必要とする患者における骨癌に伴う骨痛の処置方法。
【請求項62】
化学療法剤の投与を更に含む、請求項61に記載の方法。
【請求項63】
前記製薬組成物が管腔内医療装置から前記化合物を放出することにより制御された送達によって投与される、請求項61に記載の方法。
【請求項64】
前記製薬組成物が標的剤を更に含む、請求項61に記載の方法。
【請求項65】
製薬上許容できる担体と、
【化41】

である化合物又はその溶媒和物、水和物、互変異性体、又は製薬上許容できる塩と、製薬上許容できる担体とを含む製薬組成物の治療的に有効な量を患者に投与することを含む、必要とする患者における骨癌に伴う骨痛の予防方法。
【請求項66】
化学療法剤の投与を更に含む、請求項65に記載の方法。
【請求項67】
前記製薬組成物が管腔内医療装置から前記化合物を放出することにより制御された送達によって投与される、請求項65に記載の方法。
【請求項68】
前記製薬組成物が標的剤を更に含む、請求項65に記載の方法。
【請求項69】
製薬上許容できる担体と、
【化42】

である化合物又はその溶媒和物、水和物、互変異性体、又は製薬上許容できる塩と、製薬上許容できる担体とを含む製薬組成物の治療的に有効な量を患者に投与することを含む、必要とする患者における骨癌に伴う骨喪失の予防方法。
【請求項70】
化学療法剤の投与を更に含む、請求項69に記載の方法。
【請求項71】
前記製薬組成物が管腔内医療装置から前記化合物を放出することにより制御された送達によって投与される、請求項69に記載の方法。
【請求項72】
前記製薬組成物が標的剤を更に含む、請求項69に記載の方法。








【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公表番号】特表2011−502991(P2011−502991A)
【公表日】平成23年1月27日(2011.1.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−532188(P2010−532188)
【出願日】平成20年10月29日(2008.10.29)
【国際出願番号】PCT/US2008/081501
【国際公開番号】WO2009/058801
【国際公開日】平成21年5月7日(2009.5.7)
【出願人】(390033008)ジヤンセン・フアーマシユーチカ・ナームローゼ・フエンノートシヤツプ (616)
【氏名又は名称原語表記】JANSSEN PHARMACEUTICA NAAMLOZE VENNOOTSCHAP
【Fターム(参考)】