説明

高速電気線路

【課題】半田付けする箇所でのハンダ耐熱性を向上させ、特に電気線路を差動電気線路として使う場合に伝送後の信号品質を向上させる高速電気線路を提供すること。
【解決手段】それぞれの電極が形成された領域1−3では、ガラス布を構成するガラス繊維の密度が、伝送路が形成された領域1−4と比較して選択的に高くなっている。これにより、温度耐性や機械的強度を向上させている。ガラス布1−2のガラス繊維と伝送路とを互いに並行にならないように配置することにより、伝送路の長手方向に沿って伝送路の真下にガラス繊維が位置することを回避している。伝送路が形成された領域1−4では、ガラス繊維の密度が低いことにより、フレキシブル基板としての可撓性が向上するだけでなく、伝送路直下に基板材料を介して位置するガラス繊維の交差数が減少するため、インピーダンスの揺らぎが低減され、伝送特性が向上する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は高速電気線路に関し、より詳細には、異なる部品の間を3次元的に接続する際に用いられる可撓性を備えるフレキシブル高速電気線路あるいは異なる部品を同一面に備えることを可能とするリジッド高速電気線路電気線路に関する。
【背景技術】
【0002】
電気信号の信号速度の上昇、さらに小型部品に備えられる電極間ピッチの狭小化に伴い、低損失かつファインピッチ電気線路を備える軽薄短小化された基板が望まれている。
【0003】
電気信号の伝搬の際に生じる損失を抑えるため、フッ素系樹脂例えばPTFEなどを基板材料とし、ガラスクロスに浸透させた複数層の基板の方式がある。(例えば、特許文献1参照)
さらに、異なる高さや位置に備えられた部品間を電気的に接続するため、一層基板として可撓性を備えたフレキシブル基板が用いられる場合もある。
【0004】
図3に、従来のガラス布に樹脂を浸透させた基板3−1上に形成されたグランデッド・コプレーナ線路を示す。また図4に、図3のC−C断面を示す。ガラス布の縦糸3−7と横糸3−8を内部に含む樹脂の一方の面にグランド−ポジティブ信号−ネガティブ信号−グランドの電気線路3−2、3−3、3−4からなるディファレンシャル・グランデッドコプレーナ電極(電極Diff.−GCPW)が形成されており、対向する他方の面にはグランド電極3−6が一様に形成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】米国特許第6783841号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、差動伝送路を構成する2本の電気線路3−2、3−3のうち、片方の電気線路3−3の下部にガラス繊維の横糸が電送路長に渡って位置している。電気線路3−3の方がガラス繊維の影響を大きく受けることから、電気線路3−2と電気線路3−3との間に信号伝搬速度差が生じてしまう。この信号伝搬速度差は電気線路を伝搬する信号にSkew差を生じさせ、伝送後の差動信号波形においてクロスポイントのずれやジッタを生じさせるという課題があった。
【0007】
また、低損失であることを特徴とするPTFEや液晶ポリマは、その材料特性として300℃以上の温度に暴露した際に軟化してしまうため、基板端部を他の部品等に鉛フリーハンダ等で接続する際に、その信頼性に課題があった。
【0008】
低損失性とハンダ温度耐性向上を目的とし、ガラスクロスにPTFEや液晶ポリマを浸透させた事例もあるが、基板の薄膜化に伴い電気信号ピッチ間隔も狭小化しており、特に差動電気線路として用いる際、ポジティブ電気線路、あるいはネガティブ電気線路のいずれかの下部に線路と並行してあるいは並行に近い角度でガラスクロスが位置した際は、結果としてそれぞれの線路を伝送される電気信号の速度変化が生じ、ジッタの増加等が懸念されており、以上の2点を同時に解決可能な方式が望まれていた。
【0009】
本発明は、このような課題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、半田付けする箇所でのハンダ耐熱性を向上させ、特に電気線路を差動電気線路として使う場合に伝送後の信号品質を向上させる高速電気線路を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、高速電気線路であって、複数本のガラス繊維を交互に編み込んだガラス繊維布に樹脂を染みこませた可撓性を備えるフィルムであって、前記フィルムのエッジ端からL(mm)の範囲となる領域Aと、前記領域A以外の領域Bの両者でガラス繊維の交差密度が異なるフィルムと、前記フィルムの第1の面に一様に形成された導体と、前記第1の面に対向する第2の面に前記ガラス繊維と並行にならないように形成された電気線路とを備えたことを特徴とする。
【0011】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の高速電気線路において、前記領域Aのガラス繊維の交差密度は、前記領域Bのガラス繊維の交差密度よりも高いことを特徴とする。
【0012】
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の高速電気線路において、前記電気線路は、前記第2の面の領域Aに形成された、(グランド、信号、グランド)の組で使う金属膜を順番にならべ、かつ前記第1の面にグランド電極を備えたシングルエンド・グランデッドコプレーナ電極(電極Single−Ended−GCPW)、前記第1の面にグランド電極を備えないシングルエンド・コプレーナ電極(電極Single−Ended−CPW)、
(グランド、ポジティブ信号、ネガティブ信号、グランド)の組で使う金属膜を順番に並べ、さらに前記第1の面にグランド電極を備えたディファレンシャル・グランデッドコプレーナ電極(電極Diff.−GCPW)、前記第1の面にグランド電極を備えないディファレンシャル・コプレーナ電極(電極Diff.−CPW)、あるいは、前記電極Single−Ended−GCPW、電極Single−Ended−CPW、電極Diff.−GCPW、電極Diff.−CPWの任意の組み合わせの電極を少なくとも2つ以上備えたことを特徴とする。
【0013】
請求項4に記載の発明は、請求項2に記載の高速電気線路において、前記導体は、前記第1の面の領域Bに形成されたグランド電極を備え、前記電気線路は、前記第2の面の領域Bに形成された、電気線路のみのマイクロストリップ線路(線路MSL)、前記フィルム底面にグランドを備え、表面には(グランド、信号、グランド)の順番に並んだ金属膜を備えるシングルエンド・グランデッドコプレーナ線路(線路Single−Ended−GCPW)、(グランド、ポジティブ信号、ネガティブ信号、グランド)の組で使う金属膜を順番に並べ、さらに底面にグランド電極を備えたディファレンシャル・グランデッドコプレーナ線路(線路Diff.−GCPW)、あるいは、前記線路MSL、線路Single−Ended−GCPW、線路Diff.−GCPWの任意の組み合わせの線路を少なくとも1つ以上備えたことを特徴とする。
【0014】
請求項5に記載の発明は、請求項3に記載の高速電気線路において、前記導体は、前記第1の面の領域Bに形成されたグランド電極を備え、前記電気線路は、前記第2の面の領域Bに形成された、電気線路のみのマイクロストリップ線路(線路MSL)、前記フィルム底面にグランドを備え、表面には(グランド、信号、グランド)の順番に並んだ金属膜を備えるシングルエンド・グランデッドコプレーナ線路(線路Single−Ended−GCPW)、(グランド、ポジティブ信号、ネガティブ信号、グランド)の組で使う金属膜を順番に並べ、さらに底面にグランド電極を備えたディファレンシャル・グランデッドコプレーナ線路(線路Diff.−GCPW)、あるいは、前記線路MSL、線路Single−Ended−GCPW、線路Diff.−GCPWの任意の組み合わせの線路を少なくとも1つ以上備えたことを特徴とする。
【0015】
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の高速電気線路において、前記電極Single−Ended−GCPW、あるいは前記電極Single−Ended−CPWを電気的に接続する際、前記線路MSL、あるいは前記線路Single−Ended−GCPWが用いられていることを特徴とする。
【0016】
請求項7に記載の発明は、請求項5に記載の高速電気線路において、前記電極Diff.−GCPW、あるいは前記電極Diff.−CPWを電気的に接続する際、前記線路Diff.−GCPWが用いられていることを特徴とする。
【0017】
請求項8に記載の発明は、請求項6又は7に記載の高速電気線路において、前記ガラス繊維に染みこませた樹脂がエポキシ樹脂、ポリミド樹脂、フッ素系樹脂、あるいは液晶ポリマ樹脂であることを特徴とする。
【0018】
請求項9において、請求項8に記載の高速電気線路において、前記第1の面側に前記フィルムより厚いリジッドな基板を備えたことを特徴とする。
【0019】
本発明は、半田付けが想定される基板端部には、ガラス繊維の密度を選択的に増加させることにより、半田付けする箇所でのハンダ耐熱性を向上させ、さらに、ガラス布のガラス繊維と電気線路とが並行にならないように配置することによって、電気線路の直下に電気線路に沿うようにガラス繊維が位置することを防止し、特に電気線路を差動電気線路として使う場合、伝送後の信号品質を向上させる。
【発明の効果】
【0020】
本発明は、半田付けする箇所でのハンダ耐熱性を向上させ、さらに、特に電気線路を差動電気線路として使う場合に伝送後の信号品質を向上させる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る電気線路の全体図である。
【図2】本発明の第2の実施形態に係る電気線路の全体図である。
【図3】従来のガラス布に樹脂を浸透させた基板3−1上に形成されたグランデッド・コプレーナ線路を示す全体図である。
【図4】図3のC−C断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0022】
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。尚、全ての実施例においてガラス繊維に染みこませた基板材料はエポキシ樹脂、ポリミド樹脂、フッ素系樹脂、あるいは液晶ポリマ樹脂のいずれでも構成可能であり、消耗の線路インピーダンスに応じた電気線路の構造パラメータ、例えば線路幅やグランドとのピッチ間隔が基板厚みや導体厚みから自動的に決定されることは、言うまでもない。
【0023】
(第1の実施形態)
図1に、本発明の第1の実施形態に係る電気線路の全体図を示す。ここでは、ガラス布1−2に基板材料を染みこませた一枚の基板1−1上にシングルエンド伝送路1−7、シングルエンド・コプレーナ伝送路1−8が形成されている。なお、基板1−1のシングルエンド伝送路を構成する面と対向する面にはグランド電極が一様に形成されている。基板1−1のシングルエンド・コプレーナ伝送路1−8が形成された領域の裏面に一様にグランド電極を備えた際は、シングルエンド・コプレーナ伝送路1−8はシングルエンド・グランデッドコプレーナ線路になることは言うまでもない。
【0024】
それぞれの伝送路の終端には他の基板や部品との接続を想定し、シングルエンド・コプレーナ電極1−5、1−6がそれぞれ備えられている。また、それぞれの電極が形成された領域1−3では、ガラス布を構成するガラス繊維の密度が、伝送路が形成された領域1−4と比較して選択的に高くなっている。これにより、ハンダや押圧等によって他の部品や基板と接続する際、温度耐性や機械的強度を向上させている。領域1−3は、基板の端面から約0.5mm〜2mm程度の領域とすることができる。
【0025】
本発明では、ガラス繊維と伝送路とを互いに並行にならないように配置することにより、伝送路の長手方向に沿って伝送路の真下にガラス繊維が位置することを回避している。伝送路が形成された領域1−4では、ガラス繊維の密度が低いことにより、フレキシブル基板としての可撓性が向上するだけでなく、伝送路直下に基板材料を介して位置するガラス繊維の交差数が減少するため、インピーダンスの揺らぎが低減され、伝送特性が向上する。
【0026】
(第2の実施形態)
図2に、本発明の第2の実施形態に係る電気線路の全体図を示す。ここでは、ガラス布2−2に基板材料を染みこませた一枚の基板2−1上に、3種のディファレンシャル線路が形成されている。図面上で上から順番に、(グランド−ポジティブ信号−グランド−ネガティブ信号−グランド)の線路からなる第1の伝送路2−4、(グランド−ポジティブ信号−グランド−グランド−ネガティブ信号−グランド)の線路からなる第2の伝送路2−5、そして(グランド−ポジティブ信号−ネガティブ信号−グランド)の線路からなる第3の伝送路2−6である。
【0027】
第1の実施形態と同じように、ガラス繊維と伝送路とを互いに並行にならないように配置することにより、伝送路の長手方向に沿って真下にガラス繊維が位置することを回避している。これにより、ポジティブ信号、ネガティブ信号間でのSkew発生が抑制され、良好な差動電気信号伝送が可能となる。
【0028】
さらに、それぞれの電極が形成された領域2−3では、ガラス布を構成するガラス繊維の密度が、伝送路が形成された領域2−4と比較して選択的に高くなっている。これにより、ハンダや押圧等によって他の部品や基板と接続する際、温度耐性や機械的強度を向上させている。伝送路が形成された領域2−4では、ガラス繊維の密度が低いことにより、フレキシブル基板としての可撓性が向上するだけでなく、伝送路直下に基板材料を介して位置するガラス繊維の交差数が減少するため、インピーダンスの揺らぎが低減され、伝送特性が向上する。領域2−3は、基板の端面から約0.5mm〜2mm程度の領域とすることができる。
【0029】
尚、実施形態1、2は、さらに強度を得るために基板1−1、2−2よりも厚い基板上に実装することができる。
【符号の説明】
【0030】
1−1、2−1、3−1 基板
1−2、2−2 ガラス布
1−3、2−3 電極が形成された領域
1−4、2−4 伝送路が形成された領域
1−5、1−6 シングルエンド・コプレーナ電極
1−7 シングルエンド伝送路
1−8 シングルエンド・コプレーナ伝送路
2−4 第1の伝送路
2−5 第2の伝送路
2−6 第3の伝送路
3−2、3−3、3−4 電気線路
3−5 電極Diff.−GCPW
3−6 グラウンド電極
3−7 ガラス布の縦糸
3−8 ガラス布の横糸

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数本のガラス繊維を交互に編み込んだガラス繊維布に樹脂を染みこませた可撓性を備えるフィルムであって、前記フィルムのエッジ端からL(mm)の範囲となる領域Aと、前記領域A以外の領域Bの両者でガラス繊維の交差密度が異なるフィルムと、
前記フィルムの第1の面に一様に形成された導体と、
前記第1の面に対向する第2の面に前記ガラス繊維と並行にならないように形成された電気線路と
を備えたことを特徴とする高速電気線路。
【請求項2】
前記領域Aのガラス繊維の交差密度は、前記領域Bのガラス繊維の交差密度よりも高いことを特徴とする請求項1に記載の高速電気線路。
【請求項3】
前記電気線路は、前記第2の面の領域Aに形成された、
(グランド、信号、グランド)の組で使う金属膜を順番にならべ、かつ前記第1の面にグランド電極を備えたシングルエンド・グランデッドコプレーナ電極(電極Single−Ended−GCPW)、
前記第1の面にグランド電極を備えないシングルエンド・コプレーナ電極(電極Single−Ended−CPW)、
(グランド、ポジティブ信号、ネガティブ信号、グランド)の組で使う金属膜を順番に並べ、さらに前記第1の面にグランド電極を備えたディファレンシャル・グランデッドコプレーナ電極(電極Diff.−GCPW)、
前記第1の面にグランド電極を備えないディファレンシャル・コプレーナ電極(電極Diff.−CPW)、あるいは、
前記電極Single−Ended−GCPW、電極Single−Ended−CPW、電極Diff.−GCPW、電極Diff.−CPWの任意の組み合わせの電極
を少なくとも2つ以上備えたことを特徴とする請求項2に記載の高速電気線路。
【請求項4】
前記導体は、前記第1の面の領域Bに形成されたグランド電極を備え、
前記電気線路は、前記第2の面の領域Bに形成された、
電気線路のみのマイクロストリップ線路(線路MSL)、
前記フィルム底面にグランドを備え、表面には(グランド、信号、グランド)の順番に並んだ金属膜を備えるシングルエンド・グランデッドコプレーナ線路(線路Single−Ended−GCPW)、
(グランド、ポジティブ信号、ネガティブ信号、グランド)の組で使う金属膜を順番に並べ、さらに底面にグランド電極を備えたディファレンシャル・グランデッドコプレーナ線路(線路Diff.−GCPW)、あるいは、
前記線路MSL、線路Single−Ended−GCPW、線路Diff.−GCPWの任意の組み合わせの線路
を少なくとも1つ以上備えた
ことを特徴とする請求項2に記載の高速電気線路。
【請求項5】
前記導体は、前記第1の面の領域Bに形成されたグランド電極を備え、
前記電気線路は、前記第2の面の領域Bに形成された、
電気線路のみのマイクロストリップ線路(線路MSL)、
前記フィルム底面にグランドを備え、表面には(グランド、信号、グランド)の順番に並んだ金属膜を備えるシングルエンド・グランデッドコプレーナ線路(線路Single−Ended−GCPW)、
(グランド、ポジティブ信号、ネガティブ信号、グランド)の組で使う金属膜を順番に並べ、さらに底面にグランド電極を備えたディファレンシャル・グランデッドコプレーナ線路(線路Diff.−GCPW)、あるいは、
前記線路MSL、線路Single−Ended−GCPW、線路Diff.−GCPWの任意の組み合わせの線路
を少なくとも1つ以上備えた
ことを特徴とする請求項3に記載の高速電気線路。
【請求項6】
前記電極Single−Ended−GCPW、あるいは前記電極Single−Ended−CPWを電気的に接続する際、前記線路MSL、あるいは前記線路Single−Ended−GCPWが用いられていることを特徴とする請求項5に記載の高速電気線路。
【請求項7】
前記電極Diff.−GCPW、あるいは前記電極Diff.−CPWを電気的に接続する際、前記線路Diff.−GCPWが用いられていることを特徴とする請求項5に記載の高速電気線路。
【請求項8】
前記ガラス繊維に染みこませた樹脂がエポキシ樹脂、ポリミド樹脂、フッ素系樹脂、あるいは液晶ポリマ樹脂であることを特徴とする請求項6又は7に記載の高速電気線路。
【請求項9】
前記第1の面側に前記フィルムより厚いリジッドな基板を備えたことを特徴とする請求項8に記載の高速電気線路。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2011−61303(P2011−61303A)
【公開日】平成23年3月24日(2011.3.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−206017(P2009−206017)
【出願日】平成21年9月7日(2009.9.7)
【出願人】(000004226)日本電信電話株式会社 (13,992)
【Fターム(参考)】