説明

2,4−ジハロゲン−6−(C2−C3−アルキル)フェニル置換テトラミン酸誘導体

本発明は、式(I)(式中、A、B、C、D、G、X、Y及びZは前記の意義を有する)で示される新規2,4−ジハロゲン−6−(C−C−アルキル)フェニル置換テトラミン酸誘導体に関する。本発明はまた、この幾つかの製造方法及び製造中間生成物並びに有害生物防除剤及び/又は除草剤に関し、さらにまた2,4−ジハロゲン−6−(C−C−アルキル)フェニル置換テトラミン酸誘導体と、栽培植物の適合性を改善する少なくとも1種の化合物を含有する選択性除草剤に関する。
【化95】



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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(I)
【化1】

〔式中、
Xはハロゲンを表し、
Yはハロゲンを表し及び
Zはエチル又はn−プロピルを表し、
並びに
Gが水素(a)を表す場合には、
Aは水素を表すか、それぞれ場合により置換されていてもよいアルキル、シクロアルキル又はアルコキシアルキルを表し、
Bは水素、アルキル又はアルコキシアルキルを表し、又は
AとBはこれらが結合している炭素原子と一緒になって、場合によりアルキル又はハロアルキルで置換されていてもよい飽和又は不飽和C〜C環を表し、
Dは水素を表すか、又はアルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシアルキル、アルキルチオアルキルからなる群から選択される場合により置換されていてもよい基又は場合により置換されていてもよいシクロアルキルを表し、又は
AとDはこれらが結合している原子と一緒になって、飽和又は不飽和であり及び場合によりA、D部分に少なくとも1個の異種原子を含有していてもよい非置換又は置換された環を表し、
また、
Gが下記の基
【化2】

(式中、
Eは金属イオン均等物又はアンモニウムイオンを表し、
Lは酸素又は硫黄を表し、
Mは酸素又は硫黄を表す)
の一つを表す場合には、
は、それぞれ場合によりハロゲン置換されていてもよいアルキル、アルケニル、アルコキシアルキル、アルキルチオアルキル又はポリアルコキシアルキルを表すか、又はそれぞれ場合によりハロゲン、アルキル又はアルコキシで置換されていてもよいシクロアルキル又は複素環を表すか、又はそれぞれ場合により置換されていてもよいフェニル又はヘテロアリールを表し、
は、それぞれ場合によりハロゲン置換されていてもよいアルキル、アルケニル、アルコキシアルキル又はポリアルコキシアルキルを表すか、又はそれぞれ場合により置換されていてもよいシクロアルキル、フェニル又はベンジルを表し、
、R及びRは、互いに独立して、それぞれ場合によりハロゲン置換されていてもよいアルキル、アルコキシ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アルキルチオ、アルケニルチオ又はシクロアルキルチオを表すか、又はそれぞれ場合により置換されていてもよいフェニル、ベンジル、フェノキシ又はフェニルチオを表し、
及びRは、互いに独立して、水素を表すか、それぞれ場合によりハロゲン置換されていてもよいアルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルコキシ、アルコキシアルキルを表すか、それぞれ場合により置換されていてもよいフェニル又はベンジルを表すか、又はR及びRはこれらが結合しているN原子と一緒になって場合により置換されていてもよい環であって場合により酸素又は硫黄を含有していてもよい環を表し、
Aは水素を表すか、それぞれ場合によりハロゲン置換されていてもよいアルキル、アルケニル、アルコキシアルキル又はアルキルチオアルキルを表すか、又は場合により置換されていてもよいシクロアルキルを表し、
Bは水素、アルキル又はアルコキシアルキルを表し、又は
AとBはこれらが結合している炭素原子と一緒になって、飽和又は不飽和であり及び場合により少なくとも1個の異種原子を含有していてもよい非置換又は置換された環を表し、
Dは水素を表すか、又はアルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシアルキル、アルキルチオアルキルからなる群から選択される場合により置換されていてもよい基又は場合により置換されていてもよいシクロアルキルを表し、又は
AとDはこれらが結合している原子と一緒になって、飽和又は不飽和であり及び場合によりA、D部分に少なくとも1個の異種原子を含有していてもよい非置換又は置換された環を表す〕
で示される化合物。
【請求項2】
Xが塩素又は臭素を表し、
Yが塩素又は臭素を表し、
Zがエチル又はn−プロピルを表し、
及び
Gが水素(a)を表す場合、
Aが、水素を表すか、又は場合によりハロゲンで1から3置換されていてもよいC−C−アルキルを表すか、又はC−C−シクロアルキル又はC−C−アルコキシ−C−C−アルキル(これらはそれぞれ、場合によりハロゲン、C−C−アルキル又はC−C−アルコキシで1から3置換されていてもよい)を表し、
Bが水素、C−C−アルキル又はC−C−アルコキシ−C−C−アルキルを表すか、又は
AとBがこれらが結合している炭素原子と一緒になって、場合によりC−C−アルキル又はC−C−ハロアルキルで置換されていてもよい飽和C−C−シクロアルキルを表し、
Dが、水素を表すか、C−C−アルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル又はC−C−アルキルチオ−C−C−アルキル(これらはそれぞれ、場合によりハロゲンで1から3置換されていてもよい)を表すか、又は場合によりハロゲン、C−C−アルキル、C−C−アルコキシ又はC−C−ハロアルキルで1から3置換されていてもよいC−C−シクロアルキルを表し、又は
AとDが一緒になってC−C−アルカンジイル又はC−C−アルケンジイル基を表し(これらの基はそれぞれ、場合により1個のメチレン基が酸素又は硫黄で置換されていてもよく及びそれぞれ場合によりハロゲン、ヒドロキシル、C−C−アルキル又はC−C−アルコキシで1から2置換されていてもよいし又はさらに縮合環を形成するC−C−アルカンジイル、C−C−アルケンジイル又はC−C−アルカンジエンジイル基で1から2置換されていてもよい)、
また、
Gが下記の基
【化3】

(式中、
Eは金属イオン均等物又はアンモニウムイオンを表し、
Lは酸素又は硫黄を表し、
Mは酸素又は硫黄を表す)
の一つを表す場合には、
が、C−C20−アルキル、C−C20−アルケニル、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル又はC−C−アルキルチオ−C−C−アルキル(これらはそれぞれ、場合によりハロゲンで1から5置換されていてもよい)を表すか、又は場合によりハロゲン、C−C−アルキル又はC−C−アルコキシで1から3置換されていてもよく及び場合により1個又は直接隣り合わない2個のメチレン基が酸素及び/又は硫黄で置換されていてもよいC−C−シクロアルキルを表すか、
場合によりハロゲン、シアノ、ニトロ、C−C−アルキル、C−C−アルコキシ、C−C−ハロアルキル、C−C−ハロアルコキシ、C−C−アルキルチオ又はC−C−アルキルスルホニルで1から3置換されていてもよいフェニルを表すか、
場合によりハロゲン又はC−C−アルキルで1から2置換されていてもよく及び酸素、硫黄及び窒素からなる群から選択される異種原子を1個又は2個含有する5又は6員ヘテロアリールを表し、
が、C−C20−アルキル、C−C20−アルケニル、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル又はポリ−C−C−アルコキシ−C−C−アルキル(これらはそれぞれ、場合によりハロゲンで1から3置換されていてもよい)を表すか、
場合によりハロゲン、C−C−アルキル又はC−C−アルコキシで1から2置換されていてもよいC−C−シクロアルキルを表すか、又は
フェニル又はベンジル(これらはそれぞれ、場合によりハロゲン、シアノ、ニトロ、C−C−アルキル、C−C−アルコキシ、C−C−ハロアルキル又はC−C−ハロアルコキシで1から3置換されていてもよい)を表し、
が、場合によりハロゲンで1置換から多置換されていてもよいC−C−アルキルを表すか、又はフェニル又はベンジル(これらはそれぞれ、場合によりハロゲン、C−C−アルキル、C−C−アルコキシ、C−C−ハロアルキル、C−C−ハロアルコキシ、シアノ又はニトロで1から2置換されていてもよい)を表し、
及びRが、互いに独立してC−C−アルキル、C−C−アルコキシ、C−C−アルキルアミノ、ジ−(C−C−アルキル)アミノ、C−C−アルキルチオ又はC−C−アルケニルチオ(これらはそれぞれ、場合によりハロゲンで1から3置換されていてもよい)を表すか、又はフェニル、フェノキシ又はフェニルチオ(これらはそれぞれ、場合によりハロゲン、ニトロ、シアノ、C−C−アルコキシ、C−C−ハロアルコキシ、C−C−アルキルチオ、C−C−ハロアルキルチオ、C−C−アルキル又はC−C−ハロアルキルで1から3置換されていてもよい)を表し、
及びRが、互いに独立して、水素を表すか、C−C−アルキル、C−C−シクロアルキル、C−C−アルコキシ、C−C−アルケニル又はC−C−アルコキシ−C−C−アルキル(これらはそれぞれ、場合によりハロゲンで1から3置換されていてもよい)を表すか、フェニル又はベンジル(これらはそれぞれ、場合によりハロゲン、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル又はC−C−アルコキシで1から3置換されていてもよい)を表すか、又はR及びRが一緒になって場合によりC−C−アルキルで1から2置換されていてもよく及び場合により1個のメチレン基が酸素又は硫黄で置換されていてもよいC−Cアルキレンを表し、
Aが、水素を表すか、C−C−アルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル又はC−C−アルキルチオ−C−C−アルキル(これらはそれぞれ、場合によりハロゲンで1から3置換されていてもよい)を表すか、場合によりハロゲン、C−C−アルキル又はC−C−アルコキシで1から3置換されていてもよいC−C−シクロアルキルを表し、
Bが水素、C−C−アルキル又はC−C−アルコキシ−C−C−アルキルを表すか、又は
A、B及びこれらが結合している炭素原子が、場合により1個のメチレン基が酸素又は硫黄で置換されていてもよく及び場合によりC−C−アルキル、C−Cハロアルキル又はC−C−アルコキシで置換されていてもよい飽和C−C−シクロアルキルを表し、
Dが、水素を表すか、C−C−アルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル又はC−C−アルキルチオ−C−C−アルキル(これらはそれぞれ、場合によりハロゲンで1から3置換されていてもよい)を表すか、場合によりハロゲン、C−C−アルキル、C−C−アルコキシ又はC−C−ハロアルキルで1から3置換されていてもよいC−C−シクロアルキルを表し、又は
AとDが一緒になって、好ましくは、C−C−アルカンジイル又はC−C−アルケンジイル基(これらは、それぞれ場合により1個のメチレン基が酸素又は硫黄で置換されていてもよく及びそれぞれ場合によりハロゲン、ヒドロキシル、C−C−アルキル又はC−C−アルコキシで置換されていてもよいし、又はさらに縮合環を形成するC−C−アルカンジイル、C−C−アルケンジイル又はC−C−アルカンジエンジイル基で1から2置換されていてもよい)を表す、請求項1に記載の式(I)で示される化合物。
【請求項3】
Xが塩素又は臭素を表し、
Yが塩素又は臭素を表し、
Zがエチル又はn−プロピルを表し、
及び
Gが水素(a)を表す場合には、
Aが水素を表すか、場合により弗素又は塩素で1から3置換されていてもよいC−C−アルキルを表すか、又はC−C−シクロアルキル又はC−C−アルコキシ−C−C−アルキル(これらはそれぞれ、場合により弗素、塩素、C−C−アルキル又はC−C−アルコキシで1から2置換されていてもよい)を表し、
Bが水素、C−C−アルキル又はC−C−アルコキシ−C−C−アルキルを表すか、又は
AとBが、これらが結合している炭素原子と一緒になって、場合によりC−C−アルキル又はC−C−ハロアルキルで置換されていてもよい飽和C−C−シクロアルキルを表し、
Dが水素を表すか、
DがまたC−C−アルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル又はC−C−アルキルチオ−C−C−アルキル(これらはそれぞれ、場合により弗素又は塩素で1から3置換されていてもよい)を表すか、場合により弗素、塩素、C−C−アルキル、C−C−アルコキシ又はトリフルオロメチルで1から2置換されていてもよいC−C−シクロアルキルを表し(但し、この場合には、Aが水素又はC−C−アルキルのみを表すものとする)、
AとDが一緒になって、場合により1個のメチレン基が酸素又は硫黄で置換されていてもよく及び場合によりC−C−アルキル又はC−C−アルコキシで1から2置換されていてもよいC−C−アルカンジイル基を表すか、
又はAとDが、これらが結合している原子と一緒になって下記の基AD−1からAD−10
【化4】

の一つを表し、
また、
Gが下記の基
【化5】

(式中、
Eは金属イオン均等物又はアンモニウムイオンを表し、
Lは酸素又は硫黄を表し、
Mは酸素又は硫黄を表す)
の一つを表す場合には、
が、C−C10−アルキル、C−C10−アルケニル、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル又はC−C−アルキルチオ−C−C−アルキル(これらはそれぞれ、場合により弗素又は塩素で1から3置換されていてもよい)を表すか、又は場合により弗素、塩素、C−C−アルキル又はC−C−アルコキシで1から2置換されていてもよく及び場合により1個又は直接隣り合わない2個のメチレン基が酸素で置換されていてもよいC−C−シクロアルキルを表すか、
場合により弗素、塩素、臭素、シアノ、ニトロ、C−C−アルキル、C−C−アルコキシ、C−C−ハロアルキル又はC−C−ハロアルコキシで1から2置換されていてもよいフェニルを表すか、
ピラゾリル、チアゾリル、ピリジル、ピリミジル、フラニル又はチエニル(これらはそれぞれ、場合により弗素、塩素、臭素又はC−C−アルキルで1から2置換されていてもよい)を表し、
が、C−C10−アルキル、C−C10−アルケニル、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル又はポリ−C−C−アルコキシ−C−C−アルキル(これらはそれぞれ、場合により弗素又は塩素で1から3置換されていてもよい)を表すか、
場合によりC−C−アルキル又はC−C−アルコキシでモノ置換されていてもC−C−シクロアルキルを表すか、又は
フェニル又はベンジル(これらはそれぞれ、場合により弗素、塩素、臭素、シアノ、ニトロ、C−C−アルキル、メトキシ、トリフルオロメチル又はトリフルオロメトキシで1から2置換されていてもよい)を表し、
が、場合により弗素又は塩素で1から3置換されていてもよいC−C−アルキルを表すか、又はフェニル又はベンジル(これらはそれぞれ、場合により弗素、塩素、臭素、C−C−アルキル、C−C−アルコキシ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、シアノ又はニトロでモノ置換されていてもよい)を表し、
及びRが、互いに独立して、C−C−アルキル、C−C−アルコキシ、C−C−アルキルアミノ、ジ−(C−C−アルキル)アミノ、C−C−アルキルチオ又はC−C−アルケニルチオ(これらはそれぞれ、場合により弗素又は塩素で1から3置換されていてもよい)を表すか、又はフェニル、フェノキシ又はフェニルチオ(これらはそれぞれ、場合により弗素、塩素、臭素、ニトロ、シアノ、C−C−アルコキシ、トリフルオロメトキシ、C−C−アルキルチオ、C−C−アルキル又はトリフルオロメチルで1から2置換されていてもよい)を表し、
及びRが、互いに独立して、水素を表すか、C−C−アルキル、C−C−シクロアルキル、C−C−アルコキシ、C−C−アルケニル又はC−C−アルコキシ−C−C−アルキル(これらはそれぞれ、場合により弗素又は塩素で1から3置換されていてもよい)を表すか、場合により弗素、塩素、臭素、トリフルオロメチル、C−C−アルキル又はC−C−アルコキシで1から2置換されていてもよいフェニルを表すか、又はR及びRが一緒になって場合によりメチルで1から2置換されていてもよく及び場合により1個のメチレン基が酸素で置換されていてもよいC−Cアルキレン基を表し、
Aが、水素を表すか、C−C−アルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル又はC−C−アルキルチオ−C−C−アルキル(これらはそれぞれ、場合により弗素又は塩素で1から3置換されていてもよい)を表すか、又は場合により弗素、塩素、C−C−アルキル又はC−C−アルコキシで1から2置換されていてもよいC−C−シクロアルキルを表し、
Bが水素、C−C−アルキル又はC−C−アルコキシ−C−C−アルキルを表すか、又は
A、B及びこれらが結合している炭素原子が、場合により1個のメチレン基が酸素で置換されていてもよく及び場合によりC−C−アルキル、C−Cハロアルキル又はC−C−アルコキシでモノ置換されていてもよい飽和C−C−シクロアルキルを表し、
Dが水素を表すか、又は
Dが、C−C−アルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル又はC−C−アルキルチオ−C−C−アルキル(これらはそれぞれ、場合により弗素又は塩素で1から3置換されていてもよい)を表すか、場合により弗素、塩素、C−C−アルキル、C−C−アルコキシ又はトリフルオロメチルで1から2置換されていてもよいC−C−シクロアルキルを表し(但し、この場合には、Aは水素又はC−C−アルキルのみを表すものとする)、
AとDが一緒になって、場合により1個のメチレン基が酸素又は硫黄で置換されていてもよく及び場合によりC−C−アルキル又はC−C−アルコキシで1から2置換されていてもよいC−C−アルカンジイル基を表すか、又は
AとDがこれらが結合している原子と一緒になって下記の基AD−1からAD−10
【化6】

の一つを表す、請求項1に記載の式(I)で示される化合物。
【請求項4】
Xが塩素又は臭素を表し、
Yが塩素又は臭素を表し、
Zがエチルを表し、
Zがまたn−プロピルを表し、
及び、
Gが水素(a)を表す場合には、
Aが水素、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、シクロプロピル、シクロペンチル又はシクロヘキシルを表し、
Bが水素、メチル又はエチルを表すか、又は
AとBがこれらが結合している炭素原子と一緒になって、場合によりメチル、エチル又はトリフルオロメチルで置換されていてもよい飽和Cシクロアルキルを表し、
Dが水素を表し、
Dがまたメチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、sec−ブチル、イソブチル、シクロプロピル、シクロペンチル又はシクロヘキシルを表し(但し、この場合には、Aが水素、メチル又はエチルのみを表すものとする)、
AとDが一緒になってそれぞれ場合により1個のメチレン基が酸素又は硫黄で置換されていてもよく及び場合によりメチルで1から2置換されていてもよいC−Cアルカンジイル基を表すか、又は
AとDがこれらが結合している原子と一緒になって、下記の基:
【化7】

を表し、
また、Gが下記の基
【化8】

(式中、
Eは金属イオン均等物又はアンモニウムイオンを表し、
Lは酸素を表し、
Mは酸素又は硫黄を表す)
の一つを表す場合には、
が、C−C−アルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、C−C−アルキルチオ−C−C−アルキル(これらはそれぞれ、場合により弗素又は塩素で1から3置換されていてもよい)を表すか、又はシクロプロピル、シクロペンチル又はシクロヘキシル(これらはそれぞれ、場合により弗素、塩素、メチル、エチル又はメトキシでモノ置換されていてもよい)を表すか、
場合により弗素、塩素、臭素、シアノ、ニトロ、メチル、エチル、n−プロピル、i−プロピル、メトキシ、エトキシ、トリフルオロメチル又はトリフルオロメトキシでモノ置換されていてもよいフェニルを表すか、
フラニル、チエニル又はピリジル(これらはそれぞれ、場合により塩素、臭素又はメチルで置換されていてもよい)を表し、
がC−C−アルキル、C−C−アルケニル又はC−C−アルコキシ−C−C−アルキル、シクロペンチル又はシクロヘキシルを表すか、
又はフェニル又はベンジル(これらはそれぞれ、場合により弗素、塩素、臭素、シアノ、ニトロ、メチル、メトキシ、トリフルオロメチル又はトリフルオロメトキシでモノ置換されていてもよい)を表し、
が、水素を表すか、C−C−アルキル、C−C−シクロアルキル又はアリルを表すか、場合により弗素、塩素、臭素、メチル、メトキシ又はトリフルオロメチルでモノ置換されていてもよいフェニルを表し、
がメチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル又はアリルを表し、
とRが一緒になって場合により1個のメチレン基が酸素で置換されていてもよいC−C−アルキレン基を表し、
Aが水素、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、シクロプロピル、シクロペンチル又はシクロヘキシルを表し、
Bが水素、メチル又はエチルを表すか、又は
A、B及びこれらが結合している炭素原子が、場合により1個のメチレン基が酸素で置換されていてもよく及び場合によりメチル、エチル、トリフルオロメチル、メトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、イソプロポキシ、n−ブトキシ又はイソブトキシでモノ置換されていてもよい飽和Cシクロアルキルを表し、又は
Dが水素を表すか、又はDがメチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、sec−ブチル、イソブチル、シクロプロピル、シクロペンチル又はシクロヘキシルを表し(但し、この場合には、Aは水素、メチル又はエチルのみを表すものとする)、
AとDが一緒になってそれぞれ場合により1個のメチレン基が酸素又は硫黄で置換されていてもよく及び場合によりメチルで1から2置換されていてもよいC−Cアルカンジイル基を表すか、又は
AとDがこれらが結合している原子と一緒になって、下記の基:
【化9】

を表す、請求項1に記載の式(I)で示される化合物。
【請求項5】
Xが塩素又は臭素を表し、
Yが塩素又は臭素を表し、
Zがエチルを表し、
Zがまたn−プロピルを表し、
及び、
Gが水素(a)を表す場合には、
Aが水素、メチル、エチル、n−プロピル、i−プロピル又はシクロプロピルを表し、
Bが水素、メチル又はエチルを表すか、又は
AとBがこれらが結合している炭素原子と一緒になって、場合によりメチルでモノ置換されていてもよい飽和Cシクロアルキルを表し、
Dが水素を表し、
Dがまたメチル、エチル、i−プロピル、シクロプロピル又はシクロヘキシルを表し(但し、この場合には、Aが水素、メチル又はエチルのみを表すものとする)、
AとDが一緒になってそれぞれ場合により1個のメチレン基が硫黄で置換されていてもよいC−Cアルカンジイル基を表すか、又は
AとDがこれらが結合している原子と一緒になって、下記の基:
【化10】

を表し、
またGが特に好ましくは下記の基
【化11】

の一つを表す場合には、
がC−C−アルキル又はC−C−アルコキシ−C−C−アルキルを表し、
がC−C−アルキル、C−C−アルケニル又はベンジルを表し、
Aが水素、メチル、エチル、n−プロピル、i−プロピル又はシクロプロピルを表し、
Bが水素、メチル又はエチルを表すか、又は
A、B及びこれらが結合している炭素原子が、場合により1個のメチレン基が酸素で置換されていてもよく及び場合によりメチル又はメトキシでモノ置換されていてもよい飽和Cシクロアルキルを表し、
Dが水素を表し、
Dがまたメチル、エチル、n−プロピル、i−プロピル、シクロプロピル又はシクロヘキシルを表し(但し、この場合には、Aが水素、メチル又はエチルのみを表すものとする)、
AとDが一緒になってC−Cアルカンジイル基を表すか、又はAとDがこれらが結合している原子と一緒になって、下記の基:
【化12】

を表す、請求項1に記載の式(I)で示される化合物。
【請求項6】
置換基が下記の表
【表1】

に定義される通りである、請求項1に記載の式(I)で示される化合物。
【請求項7】
請求項1から6に記載の式(I)で示される化合物の製造方法であって、
(A)式(I−a)
【化13】

(式中、A、B、D、X、Y及びZは前記で定義した通りである)
で示される化合物を得るために、
式(II)
【化14】

(式中、A、B、D、X、Y及びZは前記で定義した通りであり及びRはアルキルを表す)
で示される化合物を希釈剤の存在下で及び塩基の存在下で分子内縮合させるか、
(B)後述の式(I−b)で示される化合物(式中、A、B、D、R、X、Y及びZは前記で定義した通りである)を得るために、前記に示す式(I−a)で示される化合物(式中、A、B、D、X、Y及びZは前記で定義した通りである)を、
α)式(III)
【化15】

(式中、Rは前記で定義した通りであり及びHalはハロゲンを表す)
で示される酸ハロゲン化物、
又は
β)式(IV)
R’−CO−O−CO−R (IV)
(式中、Rは前記で定義した通りである)
で示される無水カルボン酸と、適切ならば希釈剤の存在下で及び適切ならば酸結合剤の存在下で反応させるか、
(C)後述の式(I−c)で示される化合物(式中、A、B、D、R、M、X、Y及びZは前記で定義した通りであり及びLは酸素を表す)を得るために、前記に示す式(I−a)で示される化合物(式中、A、B、D、X、Y及びZは前記で定義した通りである)を、いずれの場合にも式(V)
−M−CO−Cl (V)
(式中、R及びMは前記で定義した通りである)
で示されるクロロギ酸エステル又はクロロギ酸チオエステルと、適切ならば希釈剤の存在下で及び適切ならば酸結合剤の存在下で反応させるか、
(D)後述の式(I−c)で示される化合物(式中、A、B、D、R、M、X、Y及びZは前記で定義した通りであり及びLは硫黄を表す)を得るために、前記に示す式(I−a)で示される化合物(式中、A、B、D、X、Y及びZは前記で定義した通りである)を、いずれの場合にも、
α)式(VI)
【化16】

(式中、M及びRは前記で定義した通りである)
で示されるでクロロモノチオギ酸エステル又はクロロジチオギ酸エステルと、適切ならば希釈剤の存在下で及び適切ならば酸結合剤の存在下で反応させるか、又は、
β)二硫化炭素と反応させ、次いで式(VII)
−Hal (VII)
(式中、Rは前記で定義した通りであり及びHalは塩素、臭素又はヨウ素を表す)
で示される化合物と、適切ならば希釈剤の存在下で及び適切ならば塩基の存在下で反応させるか、
(E)後述の式(I−d)で示される化合物(式中、A、B、D、R、X、Y及びZは前記で定義した通りである)を得るために、前記に示す式(I−a)で示される化合物(式中、A、B、D、X、Y及びZは前記で定義した通りである)を、いずれの場合にも、式(VIII)
−SO−Cl (VIII)
(式中、Rは前記で定義した通りである)
で示されるスルホニルクロリドと、適切ならば希釈剤の存在下で及び適切ならば酸結合剤の存在下で反応させるか、
(F)後述の式(I−e)で示される化合物(式中、A、B、D、L、R、R、X、Y及びZは前記で定義した通りである)を得るために、前記に示す式(I−a)で示される化合物(式中、A、B、D、X、Y及びZは前記で定義した通りである)を、いずれの場合にも、式(IX)
【化17】

(式中、L、R及びRは前記で定義した通りであり及びHalはハロゲンを表す)
で示されるリン化合物と、適切ならば希釈剤の存在下で及び適切ならば酸結合剤の存在下で反応させるか、
(G)後述の式(I−f)で示される化合物(式中、A、B、D、E、X、Y及びZは前記で定義した通りである)を得るために、前記に示す式(I−a)で示される化合物(式中、A、B、D、X、Y及びZは前記で定義した通りである)を、いずれの場合にも、式(X)及び(XI)
【化18】

(式中、Meは一価又は二価の金属を表し、
tは数1又は2を表し及び
10、R11、R12は互いに独立して水素又はアルキルを表す)
で示される金属化合物又はアミンそれぞれと、適切ならば希釈剤の存在下で反応させるか、
(H)後述の式(I−g)で示される化合物(式中、A、B、D、L、R、R、X、Y及びZは前記で定義した通りである)を得るために、前記に示す式(I−a)で示される化合物(式中、A、B、D、X、Y及びZは前記で定義した通りである)を、いずれの場合にも、
α)式(XII)
−N=C=L (XII)
(式中、R及びLは前記で定義した通りである)
で示されるイソシアネート又はイソチオシアネートと、適切ならば希釈剤の存在下で及び適切ならば触媒の存在下で反応させるか、又は
β)式(XIII)
【化19】

(式中、L、R及びRは前記で定義した通りである)
で示されるカルバモイルクロリド又はチオカルバモイルクロリドと、適切ならば希釈剤の存在下で及び適切ならば酸結合剤の存在下で反応させる
ことを特徴とする、請求項1から6に記載の式(I)で示される化合物の製造方法。
【請求項8】
有害生物防除剤及び/又は除草剤を製造するための請求項1から6に記載の式(I)で示される化合物の使用。
【請求項9】
請求項1から6に記載の式(I)で示される化合物の少なくとも1種を含有してなることを特徴とする有害生物防除剤及び/又は除草剤。
【請求項10】
請求項1から6に記載の式(I)で示される化合物を害虫及び/又はこの生息環境に作用させることを特徴とする動物害虫及び/又は望ましくない植物の防除方法。
【請求項11】
動物害虫及び/又は望ましくない植物を防除するための請求項1から6に記載の式(I)で示される化合物の使用。
【請求項12】
請求項1から6に記載の式(I)で示される化合物を増量剤及び/又は界面活性剤と混合することを特徴とする有害生物防除剤及び/又は除草剤の製造方法。
【請求項13】
a’)前記の式(I)で示される少なくとも1種の置換環状ケトエノール(式中、A、B、D、X、Y、Z及びGは前記で定義した通りである)、
又は
b’)前記の式(I−a)で示される少なくとも1種の置換環状ケトエノール(式中、A及びBはこれらが結合している炭素原子と一緒になってメトキシ、エトキシ、プロポキシ、ブトキシ又はイソブトキシで置換されている飽和Cシクロアルキルを表すか、又は1個のメチレン基が酸素で置換されている飽和Cシクロアルキルを表す)(ドイツ特許出願公開第10 146 910号公報)、及び
(c’)下記の化合物群:
4−ジクロロアセチル−1−オキサ−4−アザスピロ[4.5]デカン(AD−67、MON−4660)、1−ジクロロアセチルヘキサヒドロ−3,3,8a−トリメチルピロロ[1,2−a]ピリミジン−6(2H)−オン(dicyclonon、BAS−145138)、4−ジクロロアセチル−3,4−ジヒドロ−3−メチル−2H−1,4−ベンゾオキサジン(ベノキサコール)、5−クロロキノリン−8−オキシ酢酸1−メチルヘキシル(クロキントセット・メキシル − 欧州特許出願公開第86750号、同第94349号、同第191736号、同第492366号公報に記載の関連化合物も参照)、3−(2−クロロベンジル)−1−(1−メチル−1−フェニルエチル)ウレア(クミルロン)、α−(シアノメトキシイミノ)フェニルアセトニトリル(cyometrinil)、2,4−ジクロロフェノキシ酢酸(2,4−D)、4−(2,4−ジクロロフェノキシ)酪酸(2,4−DB)、1−(1−メチル−1−フェニルエチル)−3−(4−メチルフェニル)ウレア(ダイムロン)、3,6−ジクロロ−2−メトキシ安息香酸(ジカンバ)、S−1−メチル 1−フェニルエチル=ピペリジン−1−チオカルボキシレート(ジメピペレート)、2,2−ジクロロ−N−(2−オキソ−2−(2−プロペニルアミノ)エチル)−N−(2−プロペニル)アセトアミド(DKA−24)、2,2−ジクロロ−N,N−ジ−2−プロペニルアセトアミド(ジクロルミド)、4,6−ジクロロ−2−フェニルピリミジン(フェンクロリム)、1−(2,4−ジクロロフェニル)−5−トリクロロメチル−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボン酸エチル(フェンクロラゾール・エチル − 欧州特許出願公開第174562号及び同第346620号公報に記載の関連化合物も参照)、2−クロロ−4−トリフルオロメチルチアゾール−5−カルボン酸フェニルメチル(フルラゾール)、4−クロロ−N−(1,3−ジオキソラン−2−イルメトキシ)−α−トリフルオロアセトフェノンオキシム(fluxofenim)、3−ジクロロアセチル−5−(2−フラニル)−2,2−ジメチルオキサゾリジン(フリラゾール、MON−13900)、4,5−ジヒドロ−5,5−ジフェニル−3−イソオキサゾールカルボン酸エチル(イソキサジフェン・エチル − 国際公開第WO95/07897号公報に記載の関連化合物も参照)、3,6−ジクロロ−2−メトキシ安息香酸1−(エトキシカルボニル)エチル(lactidichlor)、(4−ジクロロ−o−トリルオキシ)酢酸(MCPA)、2−(4−クロロ−o−トリルオキシ)プロピオン酸(メコプロップ)、1−(2,4−ジクロロフェニル)−4,5−ジヒドロ−5−メチル−1H−ピラゾール−3,5−ジカルボン酸ジエチル(メフェンピル・ジエチル − 国際公開第WO91/07874号公報に記載の関連化合物も参照)、2−ジクロロメチル−2−メチル−1,3−ジオキソラン(MG−191)、2−プロペニル=1−オキサ−4−アザスピロ[4.5]デカン−4−カルボジチオエート(MG−838)、無水1,8−ナフタル酸、α−(1,3−ジオキソラン−2−イルメトキシイミノ)フェニルアセトニトリル(オキサベトリニル)、2,2−ジクロロ−N−(1,3−ジオキソラン−2−イルメチル)−N−(2−プロペニル)アセトアミド(PPG−1292)、3−ジクロロアセチル−2,2−ジメチルオキサゾリジン(R−28725)、3−ジクロロアセチル−2,2,5−トリメチルオキサゾリジン(R−29148)、4−(4−クロロ−o−トリル)酪酸、4−(4−クロロフェノキシ)酪酸、ジフェニルメトキシ酢酸、ジフェニルメトキシ酢酸メチル、ジフェニルメトキシ酢酸エチル、1−(2−クロロフェニル)−5−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボン酸メチル、1−(2,4−ジクロロフェニル)−5−メチル−1H−ピラゾール−3−カルボン酸エチル、1−(2,4−ジクロロフェニル)−5−イソプロピル−1H−ピラゾール−3−カルボン酸エチル、1−(2,4−ジクロロフェニル)−5−(1,1−ジメチルエチル)−1H−ピラゾール−3−カルボン酸エチル、1−(2,4−ジクロロフェニル)−5−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボン酸エチル(欧州特許出願公開第269806号及び同第333131号公報に記載の関連化合物も参照)、5−(2,4−ジクロロベンジル)−2−イソオキサゾリン−3−カルボン酸エチル、5−フェニル−2−イソオキサゾリン−3−カルボン酸エチル、5−(4−フルオロフェニル)−5−フェニル−2−イソオキサゾリン−3−カルボン酸エチル(国際公開第WO91/08202号公報に記載の関連化合物も参照)、5−クロロキノリン−8−オキシ酢酸1,3−ジメチルブタ−1−イル、5−クロロキノリン−8−オキシ酢酸4−アリルオキシブチル、5−クロロキノリン−8−オキシ酢酸1−アリルオキシプロパ−2−イル、5−クロロキノキサリン−8−オキシ酢酸メチル、5−クロロキノリン−8−オキシ酢酸エチル、5−クロロキノキサリン−8−オキシ酢酸アリル、5−クロロキノリン−8−オキシ酢酸2−オキソプロパ−1−イル、5−クロロキノリン−8−オキシマロン酸ジエチル、5−クロロキノキサリン−8−オキシマロン酸ジアリル、5−クロロキノリン−8−オキシマロン酸ジエチル(欧州特許出願公開第582198号公報に記載の関連化合物も参照)、4−カルボキシクロマン−4−イル酢酸(AC−304415、欧州特許出願公開第613618号公報参照)、4−クロロフェノキシ酢酸、3,3’−ジメチル−4−メトキシベンゾフェノン、1−ブロモ−4−クロロメチルスルホニルベンゼン、1−[4−(N−2−メトキシベンゾイルスルファモイル)フェニル]−3−メチルウレア〔N−(2−メトキシベンゾイル)−4−[(メチルアミノカルボニル)アミノ]ベンゼンスルホンアミドとしても公知である〕、1−[4−(N−2−メトキシベンゾイルスルファモイル)フェニル]−3,3−ジメチルウレア、1−[4−(N−4,5−ジメチルベンゾイルスルファモイル)フェニル]−3−メチルウレア、1−[4−(N−ナフチルスルファモイル)フェニル]−3,3−ジメチルウレア、N−(2−メトキシ−5−メチルベンゾイル)−4−(シクロプロピルアミノカルボニル)ベンゼンスルホンアミド、
及び/又は一般式で定義される下記の化合物:
一般式(IIa)
【化20】

で示される化合物、
又は一般式(IIb)
【化21】

で示される化合物、
又は一般式(IIc)
【化22】

で示される化合物
〔但し、
nは0及び5の数を表し、
は以下に示す二価の複素環式基
【化23】

の一つを表し、
nは0及び5の数を表し、
は1個又は2個の炭素原子を有し場合によりC−C−アルキル及び/又はC−C−アルコキシカルボニルで置換されていてもよいアルカンジイルを表し、
14はヒドロキシル、メルカプト、アミノ、C−C−アルコキシ、C−C−アルキルチオ、C−C−アルキルアミノ又はジ−(C−C−アルキル)アミノを表し、
15はヒドロキシル、メルカプト、アミノ、C−C−アルコキシ、C−C−アルキルチオ、C−C−アルキルアミノ又はジ−(C−C−アルキル)アミノを表し、
16はそれぞれ場合により弗素、塩素及び/又は臭素で置換されていてもよいC−C−アルキルを表し、
17は、水素を表すか、それぞれ場合により弗素、塩素及び/又は臭素で置換されていてもよいC−C−アルキル、C−C−アルケニル又はC−C−アルキニル、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、ジオキソラニル−C−C−アルキル、フリル、フリル−C−C−アルキル、チエニル、チアゾリル、ピペリジニルを表すか、又は場合により弗素、塩素及び/又は臭素又はC−C−アルキルで置換されていてもよいフェニルを表し、
18は、水素を表すか、それぞれ場合により弗素、塩素及び/又は臭素で置換されていてもよいC−C−アルキル、C−C−アルケニル又はC−C−アルキニル、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、ジオキソラニル−C−C−アルキル、フリル、フリル−C−C−アルキル、チエニル、チアゾリル、ピペリジニルを表すか、又は場合により弗素、塩素及び/又は臭素又はC−C−アルキルで置換されていてもよいフェニルを表すか、又はR18はR17と一緒になってC−C−アルカンジイル又はC−C−オキサアルカンジイル(これらはそれぞれ、場合によりC−C−アルキル、フェニル、フリル、縮合ベンゼン環で置換されていてもよいし又はこれらが結合しているC原子と一緒になって5又は6員炭素環を形成する2個の置換基で置換されていてもよい)を表し、
19は水素、シアノ、ハロゲンを表すか、又はそれぞれ場合により弗素、塩素及び/又は臭素で置換されていてもよいC−C−アルキル、C−C−シクロアルキル又はフェニルを表し、
20は水素を表すか、又はそれぞれ場合によりヒドロキシル、シアノ、ハロゲン又はC−C−アルコキシで置換されていてもよいC−C−アルキル、C−C−シクロアルキル又はトリ(C−C−アルキル)シリルを表し、
21は水素、シアノ、ハロゲンを表すか、又はそれぞれ場合により弗素、塩素及び/又は臭素で置換されていてもよいC−C−アルキル、C−C−シクロアルキル又はフェニルを表し、
はニトロ、シアノ、ハロゲン、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルコキシ又はC−C−ハロアルコキシを表し、
は水素、シアノ、ニトロ、ハロゲン、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルコキシ又はC−C−ハロアルコキシを表し、
は水素、シアノ、ニトロ、ハロゲン、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルコキシ又はC−C−ハロアルコキシを表す〕
及び/又は一般式で定義される下記の化合物:
一般式(IId)
【化24】

で示される化合物、
又は一般式(IIe)
【化25】

で示される化合物の一つ
〔但し、
nは0及び5の数を表し、
22は水素又はC−C−アルキルを表し、
23は水素又はC−C−アルキルを表し、
24は、水素を表すか、それぞれ場合によりシアノ、ハロゲン又はC−C−アルコキシで置換されていてもよいC−C−アルキル、C−C−アルコキシ、C−C−アルキルチオ、C−C−アルキルアミノ又はジ(C−C−アルキル)アミノを表すか、又はそれぞれ場合によりシアノ、ハロゲン又はC−C−アルキルで置換されていてもよいC−C−シクロアルキル、C−C−シクロアルコキシ、C−C−シクロアルキルチオ又はC−C−シクロアルキルアミノを表し、
25は、水素を表すか、場合によりシアノ、ヒドロキシル、ハロゲン又はC−C−アルコキシで置換されていてもよいC−C−アルキルを表すか、それぞれ場合によりシアノ又はハロゲンで置換されていてもよいC−C−アルケニル又はC−C−アルキニルを表すか、又は場合によりシアノ、ハロゲン又はC−C−アルキルで置換されていてもよいC−C−シクロアルキルを表し、
26は、水素を表すか、場合によりシアノ、ヒドロキシル、ハロゲン又はC−C−アルコキシで置換されていてもよいC−C−アルキルを表すか、それぞれ場合によりシアノ又はハロゲンで置換されていてもよいC−C−アルケニル又はC−C−アルキニルを表すか、場合によりシアノ、ハロゲン又はC−C−アルキルで置換されていてもよいC−C−シクロアルキルを表すか、又は場合によりニトロ、シアノ、ハロゲン、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルコキシ又はC−C−ハロアルコキシで置換されていてもよいフェニルを表すか、又はR26はR25と一緒になってそれぞれ場合によりC−C−アルキルで置換されていてもよいC−C−アルカンジイル又はC−C−オキサアルカンジイルを表し、
はニトロ、シアノ、カルボキシル、カルバモイル、ホルミル、スルファモイル、ヒドロキシル、アミノ、ハロゲン、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルコキシ又はC−C−ハロアルコキシを表し、及び
はニトロ、シアノ、カルボキシル、カルバモイル、ホルミル、スルファモイル、ヒドロキシル、アミノ、ハロゲン、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルコキシ又はC−C−ハロアルコキシを表す〕
の中から選択される少なくとも1種の作物植物適合性改善化合物
からなる有効量の活性化合物の組合せを含有してなる組成物。
【請求項14】
作物植物適合性改善化合物が、次の化合物群:
クロキントセット・メキシル、フェンクロラゾール・エチル、イソキサジフェン・エチル、メフェンピル・ジエチル、フリラゾール、フェンクロリム、クミルロン、ダイムロン又は化合物IIe−5もしくはIIe−11
の中から選択される請求項13に記載の組成物。
【請求項15】
請求項13に記載の組成物を植物又はこの生育環境に作用させることを特徴とする望ましくない植物の防除方法。
【請求項16】
望ましくない植物を防除するための請求項13に記載の組成物の使用。
【請求項17】
式(XXIV)
【化26】

(式中、A、B、D、X、Y及びZは前記で定義した通りである)
で示される化合物。

【公表番号】特表2006−517923(P2006−517923A)
【公表日】平成18年8月3日(2006.8.3)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−500520(P2006−500520)
【出願日】平成16年1月7日(2004.1.7)
【国際出願番号】PCT/EP2004/000036
【国際公開番号】WO2004/065366
【国際公開日】平成16年8月5日(2004.8.5)
【出願人】(302063961)バイエル・クロツプサイエンス・アクチエンゲゼルシヤフト (524)
【Fターム(参考)】