説明

3’−アルコキシスピロシクロペンチル置換テトラミン酸およびテトロン酸

本発明は、式(I)の新規化合物


(W、X、Y、Z、A、B、D、Q、QおよびGは、明細書中示される意味を有する。)、この製造のための複数の方法および中間生成物、農薬および/または除草剤および/または殺真菌剤としてのこれらの使用、ならびに式(I)の3’−アルコキシスピロシクロペンチル−置換テトラミン酸およびテトロン酸および少なくとも1種の植物の耐性を改善する化合物を含む選択的除草剤に関する。さらに開示されるのは、アンモニウム塩および/またはホスホニウム塩を加えることにより、またはアンモニウム塩またはホスホニウム塩および浸透向上剤を加えることにより、式(I)の3’−アルコキシスピロシクロペンチル−置換テトラミン酸およびテトロン酸の類の薬剤を含有する作物保護製品の効果を増加させる方法、対応する薬剤、これらの製造法、ならびに作物保護でのこれらの使用である。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
以下の式(I)
【化1】

(式中
Wは水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、ハロゲン、アルコキシ、ハロアルキル、ハロアルコキシまたはシアノを表し、
Xは、ハロゲン、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ、アルコキシアルコキシ、ハロアルキル、ハロアルコキシまたはシアノを表し、
Yは水素、ハロゲン、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ、シアノ、ハロアルキル、ハロアルコキシを表し、それぞれ場合により置換されたフェニルまたはヘタリールを表し、
Zは水素、ハロゲン、アルキル、ハロアルキル、シアノ、アルコキシ、またはハロアルコキシを表し、
Aは場合により置換されたアルカンジイル基を表し、またはシクロアルキル(ヘテロ原子で場合により置換および/または場合により中断される。)を表し、
Bは、水素、またはそれぞれ場合により置換されたアルキル、アルケニル、アルコキシ、アルコキシアルコキシ、フェニル、ヘタリールを表し、またはシクロアルキル(ヘテロ原子および/またはC=Oで場合により置換および/または場合により中断される。)を表し、
またはAは結合を表してBは水素を表し、
DはNHまたは酸素を表し、
は水素を表し、それぞれ場合により置換されたアルキル、アルコキシ、アルコキシアルキルまたはアルキルチオアルキルを表し、それぞれ場合により置換されたシクロアルキル(場合により1つのメチレン基がヘテロ原子で置換される。)を表し、または場合により置換されたフェニル、ヘタリール、フェニルアルキルまたはヘタリールアルキルを表し、
は水素またはアルキルを表し、
およびQは、これらが結合した炭素と一緒になって、場合により置換されたC−C−環(場合によりヘテロ原子で中断されてもよい。)を表し、または
およびQは、これらが結合した炭素原子と一緒になって、場合により置換されたC−C−環(場合によりヘテロ原子で中断されてもよい。)を表し、
Gは水素(a)を表し、以下の基のうち1つを表し、
【化2】

Eは金属イオンまたはアンモニウムイオンを表し、
Lは酸素または硫黄を表し、
Mは酸素または硫黄を表し、
はそれぞれ場合によりハロゲンまたはシアノで置換されたアルキル、アルケニル、アルコキシアルキル、アルキルチオアルキルまたはポリアルコキシアルキルを表し、またはそれぞれ場合によりハロゲン、アルキルまたはアルコキシで置換されたシクロアルキルまたはヘテロシクリルを表し、またはそれぞれ場合により置換されたフェニル、フェニルアルキル、ヘタリール、フェノキシアルキルまたはヘタリールオキシアルキルを表し、
はそれぞれ場合によりハロゲンまたはシアノで置換されたアルキル、アルケニル、アルコキシアルキルまたはポリアルコキシアルキルを表し、またはそれぞれ場合により置換されたシクロアルキル、フェニルまたはベンジルを表し、
、RおよびRは、互いに独立して、それぞれ場合によりハロゲン置換されたアルキル、アルコキシ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アルキルチオ、アルケニルチオまたはシクロアルキルチオを表し、またはそれぞれ場合により置換されたフェニル、ベンジル、フェノキシまたはフェニルチオを表し、
およびRは、互いに独立して、水素を表し、それぞれ場合によりハロゲンまたはシアノで置換されたアルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルコキシ、アルコキシアルキルを表し、それぞれ場合により置換されたフェニルまたはベンジルを表し、またはこれらが結合したN原子と一緒になって場合により置換された環(場合により酸素または硫黄を含有する。)を形成する。)
の化合物。
【請求項2】
Wは水素、C−C−アルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル、ハロゲン、C−C−アルコキシ、C−C−ハロアルキル、C−C−ハロアルコキシまたはシアノを表し、
Xは水素、C−C−アルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル、C−C−アルコキシ、C−C−アルコキシ−C−C−アルコキシ、C−C−ハロアルキル、C−C−ハロアルコキシまたはシアノを表し、
Yは、水素、ハロゲン、C−C−アルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル、C−C−アルコキシ、シアノ、C−C−ハロアルキル、ハロアルコキシを表し、VおよびVで置換されたフェニルまたはピリジルを表し、
は、ハロゲン、C−C12−アルキル、C−C−アルコキシ、C−C−ハロアルキル、C−C−ハロアルコキシ、シアノまたはニトロを表し、
は、水素、ハロゲン、C−C−アルキル、C−C−アルコキシまたはC−C−ハロアルキルを表し、
およびVは、一緒になって、C−C−アルカンジイル(ハロゲンおよび/またはC−C−アルキルで場合により置換されてもよく、および1個または2個の酸素原子で場合により中断されてもよい。)を表し、
Zは水素、ハロゲン、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、シアノ、C−C−アルコキシまたはC−C−ハロアルコキシを表し、
Aは場合によりC−C−アルキルで置換されたC−C−アルカンジイル基を表し、または場合によりC−C−アルキルで置換されたC−C−シクロアルキル(場合により1つのメチレン基が酸素で置換される。)を表し、
Bは水素を表し、またはそれぞれ場合によりハロゲンで置換されたC−C−アルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルコキシ、C−C−アルコキシ−C−C−アルコキシ、C−C−アルコキシ−ビス−C−C−アルコキシを表し、場合によりハロゲン、C1−C6−アルキル、C1−C6−アルコキシ、C1−C4−ハロアルキル、C1−C4−ハロアルコキシ、シアノまたはニトロで置換されたフェニルを表し、場合によりハロゲン、C1−C4−アルキル、またはC1−C2−ハロアルキルで置換されたピリジル、ピリミジル、チアゾリル、またはチエニルを表し、または場合によりハロゲン、C1−C4−アルキル、C1−C4−アルコキシまたはC1−C2−ハロアルキルで置換されたC−C−シクロアルキル(場合により1つまたは直接隣り合わない2つのメチレン基が酸素で置換され、2つのメチレン基が基−O−CO−で置換され、または3つのメチレン基が基−O−CO−O−で置換される。)を表し、
または、Aは結合を表してBは水素を表し、
DはNHまたは酸素を表し、
は水素を表し、またはそれぞれ場合によりハロゲン置換されたC−C−アルキル、C−C−アルコキシ、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、C−C−アルキルチオ−C−C−アルキルを表し、または場合によりハロゲン、C1−C4−アルキルまたはC1−C4−アルコキシで置換されたC−C−シクロアルキル(場合により1つのメチレン基が酸素で置換される。)を表し、またはフェニル、フェニル−C−C−アルキル、またはヘタリールを表し(それぞれ場合により、ハロゲン、C−C−アルキル、C−C−アルコキシ、C−C−ハロアルキル、またはC−C−ハロアルコキシで1または2置換される。)、
は水素またはC−C−アルキルを表し、または
およびQは、これらが結合した炭素と一緒になって、C−C−環(場合により、フッ素、塩素、C−C−アルキル、C−C−アルコキシまたはトリフルオロメチルで1または2置換され、および式中場合により1つのメチレン基が酸素で置換されてもよい。)を表し、または
およびQは、これらが結合した炭素原子と一緒になって、C−C−環(場合により、フッ素、塩素、C−C−アルキル、C−C−アルコキシまたはトリフルオロメチルで1または2置換され、および場合により1つのメチレン基が酸素で置換されてもよい。)を表し;
Gは好ましくは水素(a)を表し、または以下の基のうち1つを表し、
【化3】

Eは金属イオンまたはアンモニウムイオンを表し、
Lは酸素または硫黄を表し、および
Mは酸素または硫黄を表し、
はそれぞれ場合によりハロゲンまたはシアノで置換されたC−C20−アルキル、C−C20−アルケニル、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、C−C−アルキルチオ−C−C−アルキルまたはポリ−C−C−アルコキシ−C−C−アルキルを表し、または場合によりハロゲン、C1−C6−アルキルまたはC1−C6−アルコキシで置換されたC−C−シクロアルキル(場合により1つまたは直接隣り合わない2つのメチレン基が酸素および/または硫黄で置換される。)を表し、
場合によりハロゲン、シアノ、ニトロ、C1−C6−アルキル、C1−C6−アルコキシ、C1−C6−ハロアルキル、C1−C6−ハロアルコキシ、C1−C6−アルキルチオまたはC1−C6−アルキルスルホニルで置換されたフェニルを表し、
場合によりハロゲン、ニトロ、シアノ、C1−C6−アルキル、C1−C6−アルコキシ、C1−C6−ハロアルキルまたはC1−C6−ハロアルコキシで置換されたフェニル−C−C−アルキルを表し、
場合によりハロゲンまたはC1−C6−アルキルで置換された、酸素、硫黄、および窒素からなる群からの1個または2個のヘテロ原子を有する5員または6員ヘタリールを表し、
場合によりハロゲンまたはC1−C6−アルキルで置換されたフェノキシ−C−C−アルキルを表し、または
場合によりハロゲン、アミノまたはC1−C6−アルキルで置換された、酸素、硫黄、および窒素からなる群からの1個または2個のヘテロ原子を有する5員または6員ヘタリールオキシ−C−C−アルキルを表し、
はそれぞれ場合によりハロゲンまたはシアノで置換されたC−C20−アルキル、C−C20−アルケニル、C−C−アルコキシ−C−C−アルキルまたはポリ−C−C−アルコキシ−C−C−アルキルを表し、
場合によりハロゲン、C1−C6−アルキルまたはC1−C6−アルコキシで置換されたC−C−シクロアルキルを表し、または
それぞれ場合によりハロゲン、シアノ、ニトロ、C1−C6−アルキル、C1−C6−アルコキシ、C1−C6−ハロアルキルまたはC1−C6−ハロアルコキシで置換されたフェニルまたはベンジルを表し、
は場合によりハロゲンで置換されたC−C−アルキル、またはそれぞれ場合によりハロゲン、C1−C6−アルキル、C1−C6−アルコキシ、C1−C4−ハロアルキル、C1−C4−ハロアルコキシ、シアノまたはニトロで置換されたフェニルまたはベンジルを表し、
およびRは、互いに独立して、それぞれ場合によりハロゲンで置換されたC−C−アルキル、C−C−アルコキシ、C−C−アルキルアミノ、ジ−(C−C−アルキル)アミノ、C−C−アルキルチオまたはC−C−アルケニルチオを表し、またはそれぞれ場合によりハロゲン、ニトロ、シアノ、C1−C4−アルコキシ、C1−C4−ハロアルコキシ、C1−C4−アルキルチオ、C1−C4−ハロアルキルチオ、C1−C4−アルキルまたはC1−C4−ハロアルキルで置換されたフェニル、フェノキシまたはフェニルチオを表し、
およびRは、互いに独立して、水素を表し、それぞれ場合によりハロゲンまたはシアノで置換されたC−C−アルキル、C−C−シクロアルキル、C−C−アルコキシ、C−C−アルケニルまたはC−C−アルコキシ−C−C−アルキルを表し、それぞれ場合によりハロゲン、C1−C8−アルキル、C1−C8−ハロアルキルまたはC1−C8−アルコキシで置換されたフェニルまたはベンジルを表し、または一緒になって、場合によりC−C−アルキルで置換されたC−C−アルキレン基(場合により1つのメチレン基が酸素または硫黄で置換される。)を表す、
請求項1に記載の式(I)の化合物。
【請求項3】
Wは水素、塩素、臭素、ヨウ素、C−C−アルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル、C−C−アルコキシ、C−C−ハロアルキルまたはC−C−ハロアルコキシを表し、
Xは塩素、臭素、ヨウ素、C−C−アルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル、C−C−アルコキシ、C−C−アルコキシ−C−C−アルコキシ、C−C−ハロアルキル、C−C−ハロアルコキシまたはシアノを表し、
Yは4位で、水素、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素、メトキシ、エトキシ、シアノ、トリフルオロメチル、ジフルオロメトキシまたはトリフルオロメトキシを表し、
Zは水素を表し;
Wは水素、塩素、臭素またはC−C−アルキルを表し、
Xは塩素、臭素、C−C−アルキル、C−C−アルコキシ、C−C−ハロアルキル、C−C−ハロアルコキシまたはシアノを表し、
Yは4位で、C−C−アルケニル、C−C−アルキニルを表し、または基
【化4】

を表し、
Zは水素を表し、
はフッ素、塩素、C−C−アルキル、C−C−アルコキシ、C−C−ハロアルキルまたはC−C−ハロアルコキシを表し、
は水素、フッ素、塩素、C−C−アルキル、C−C−アルコキシまたはC−C−ハロアルキルを表し、
およびVは、一緒になって、−O−CH−O−および−O−CF−O−を表し;
Wは水素、塩素、臭素またはC−C−アルキルを表し、
Xは塩素、臭素、C−C−アルキルまたはC−C−ハロアルキルを表し、
Yは5位で、C−C−アルケニル、C−C−アルキニルを表し、基
【化5】

を表し、
Zは4位で、水素、C−C−アルキルまたは塩素を表し、
はフッ素、塩素、C−C−アルキル、C−C−アルコキシ、C−C−ハロアルキルまたはC−C−ハロアルコキシを表し、
は水素、フッ素、塩素、C−C−アルキル、C−C−アルコキシまたはC−C−ハロアルキルを表し、
およびVは、一緒になって、−O−CH−O−または−O−CF−O−を表し;
Wは水素、C−C−アルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル、C−C−アルコキシ、塩素、臭素、ヨウ素またはトリフルオロメチルを表し、
Xは塩素、臭素、ヨウ素、C−C−アルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル、C−C−アルコキシ、C−C−アルコキシ−C−C−アルコキシ、C−C−ハロアルキル、C−C−ハロアルコキシまたはシアノを表し、
Yは4位で、C−C−アルキルを表し、
Zは水素を表し;
Wは水素、塩素、臭素、ヨウ素、C−C−アルキルまたはC−C−アルコキシを表し、
Xは塩素、臭素、ヨウ素、C−C−アルキル、C−C−アルコキシ、C−C−ハロアルキル、C−C−ハロアルコキシまたはシアノを表し、
Yは4位で、水素、塩素、臭素、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキルまたはC−C−ハロアルコキシを表し、
Zは3位または5位で、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルコキシまたはC−C−ハロアルコキシを表し;
Aは場合によりC−C−アルキルで置換されたC−C−アルカンジイル基を表し、またはC−C−シクロアルキル(場合により1つのメチレン基が酸素で置換される。)を表し;
Bは水素またはC−C−アルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルコキシ、C−C−アルコキシ−C−C−アルコキシ、C−C−アルコキシ−ビス−C−C−アルコキシを表し(それぞれ、場合によりフッ素または塩素で1から3置換される。)フェニル(場合によりフッ素、塩素、臭素、C−C−アルキル、C−C−アルコキシ、C−C−ハロアルキル、C−C−ハロアルコキシ、シアノまたはニトロで1から3置換される。)を表し、ピリジル、ピリミジル、チアゾリルまたはチエニルを表し(それぞれ、場合によりフッ素、塩素、臭素、メチル、エチル、またはトリフルオロメチルで1または2置換される。)、またはC−C−シクロアルキル(場合によりフッ素、塩素、メチル、メトキシ、またはトリフルオロメチルで1または2置換され、場合により1つまたは直接隣り合わない2つのメチレン基が酸素で置換される。)を表し、
または、Aは結合を表してBは水素を表し;
DはNHまたは酸素を表し;
は水素を表し、C−C−アルキル(場合によりフッ素で1から3置換される。)を表し、
は水素またはC−C−アルキルを表し;
およびQは、これらが結合した炭素原子と一緒になって、C−C−環(場合により、フッ素、メチル、メトキシ、またはトリフルオロメチルで1置換され、および場合により1つのメチレン基が酸素で置換されてもよい。)を表し、または
およびQは、これらが結合した炭素原子と一緒になって、C−C−環(場合により、フッ素、メチル、メトキシ、またはトリフルオロメチルで1置換され、および場合により1つのメチレン基が酸素で置換されてもよい。)を表し;
Gは水素(a)を表し、または以下の基のうち1つを表し;
【化6】

Eは金属イオンまたはアンモニウムイオンを表し、
Lは酸素または硫黄を表し、および
Mは酸素または硫黄を表し、
はC−C16−アルキル、C−C16−アルケニル、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、C−C−アルキルチオ−C−C−アルキルまたはポリ−C−C−アルコキシ−C−C−アルキルを表し(それぞれ、場合によりフッ素または塩素で1から3置換される。)、またはC−C−シクロアルキル(場合によりフッ素、塩素、C−C−アルキルまたはC−C−アルコキシで1から2置換され、および場合により1つまたは直接隣り合わない2つのメチレン基が酸素および/または硫黄で置換される。)を表し、
フェニル(場合によりフッ素、塩素、臭素、シアノ、ニトロ、C−C−アルキル、C−C−アルコキシ、C−C−ハロアルキル、C−C−ハロアルコキシ、C−C−アルキルチオまたはC−C−アルキルスルホニルで1から3置換される。)を表し、
フェニル−C−C−アルキル(場合によりフッ素、塩素、臭素、C−C−アルキル、C−C−アルコキシ、C−C−ハロアルキルまたはC−C−ハロアルコキシで1から2置換される。)を表し、
ピラゾリル、チアゾリル、ピリジル、ピリミジニル、フラニルまたはチエニルを表し(それぞれ場合によりフッ素、塩素、臭素またはC−C−アルキルで1から2置換される。)
フェノキシ−C−C−アルキル(場合によりフッ素、塩素、臭素またはC−C−アルキルで1から2置換される。)を表し、または
ピリジルオキシ−C−C−アルキル、ピリミジルオキシ−C−C−アルキルまたはチアゾリルオキシ−C−C−アルキルを表し(それぞれ場合によりフッ素、塩素、臭素、アミノまたはC−C−アルキルで1から2置換される。)、
は、C−C16−アルキル、C−C16−アルケニル、C−C−アルコキシ−C−C−アルキルまたはポリ−C−C−アルコキシ−C−C−アルキルを表し(それぞれ場合によりフッ素または塩素で1から3置換される。)、
−C−シクロアルキル(場合によりフッ素、塩素、C−C−アルキルまたはC−C−アルコキシで1から2置換される。)を表し、または
フェニルまたはベンジルを表し(それぞれ場合によりフッ素、塩素、臭素、シアノ、ニトロ、C−C−アルキル、C−C−アルコキシ、C−C−ハロアルキルまたはC−C−ハロアルコキシで1から3置換される。)、
は、C−C−アルキル(場合によりフッ素または塩素で1から3置換される。)を表し、または、フェニルまたはベンジルを表し(それぞれ場合によりフッ素、塩素、臭素、C−C−アルキル、C−C−アルコキシ、C−C−ハロアルコキシ、C−C−ハロアルキル、シアノまたはニトロで1から2置換される。)、
およびRは、互いに独立して、C−C−アルキル、C−C−アルコキシ、C−C−アルキルアミノ、ジ−(C−C−アルキル)アミノ、C−C−アルキルチオまたはC−C−アルケニルチオを表し(それぞれ場合によりフッ素または塩素で1から3置換される。)、または、フェニル、フェノキシまたはフェニルチオを表し(それぞれ場合によりフッ素、塩素、臭素、ニトロ、シアノ、C−C−アルコキシ、C−C−ハロアルコキシ、C−C−アルキルチオ、C−C−ハロアルキルチオ、C−C−アルキルまたはC−C−ハロアルキルで1から2置換される。)、
およびRは、互いに独立して、水素を表し、C−C−アルキル、C−C−シクロアルキル、C−C−アルコキシ、C−C−アルケニルまたはC−C−アルコキシ−C−C−アルキルを表し(それぞれ場合によりフッ素または塩素で1から3置換される。)、フェニルまたはベンジルを表し(それぞれ場合によりフッ素、塩素、臭素、C−C−ハロアルキル、C−C−アルキルまたはC−C−アルコキシで1から3置換される。)、または、一緒になって、場合によりC−C−アルキルで置換されたC−C−アルキレン基(場合により1つのメチレン基が酸素または硫黄で置換される。)を表す、
請求項1に記載の式(I)の化合物。
【請求項4】
Wはさらに特に好ましくは、水素、塩素、臭素、ヨウ素、メチル、エチル、メトキシ、エトキシまたはトリフルオロメチルを表し、
Xはさらに特に好ましくは、塩素、臭素、ヨウ素、メチル、エチル、プロピル、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、メトキシエトキシ、エトキシエトキシ、トリフルオロメチル、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシまたはシアノを表し、
Yは4位で、さらに特に好ましくは、水素、塩素、臭素、ヨウ素、トリフルオロメチルまたはトリフルオロメトキシを表し、
Zはさらに特に好ましくは、水素を表し;
Wはまた、さらに特に好ましくは、水素、塩素、臭素、メチルまたはエチルを表し、
Xはまた、さらに特に好ましくは、塩素、臭素、メチル、エチル、プロピル、メトキシ、トリフルオロメチル、ジフルオロメトキシまたはシアノを表し、
Yはまた、さらに特に好ましくは、4位で、ビニル、エチニル、プロピニルを表し、または基
【化7】

を表し、
Zはまた、さらに特に好ましくは、水素を表し、
はまた、さらに特に好ましくは、フッ素、塩素、メチル、メトキシ、トリフルオロメチルまたはトリフルオロメトキシを表し、
はまた、さらに特に好ましくは、水素、フッ素、塩素、メチル、メトキシ、またはトリフルオロメチルを表し;
Wは同様に、さらに特に好ましくは、水素、塩素またはメチルを表し、
Xは同様に、さらに特に好ましくは、塩素、メチルまたはトリフルオロメチルを表し、
Yは同様に、さらに特に好ましくは、5位で、ビニル、エチニル、プロピニルを表し、または基
【化8】

を表し、
Zは同様に、4位で、水素またはメチルを表し、
は同様に、フッ素、塩素、メチル、メトキシ、メトキシ、またはトリフルオロメチルまたはトリフルオロメトキシを表し、
は同様に、水素、フッ素、塩素、メチル、トリフルオロメチルを表し;
Wは、なおさらに、水素、メチル、エチル、メトキシ、エトキシ、塩素、臭素またはヨウ素を表し、
Xは、なおさらに、塩素、臭素、ヨウ素、メチル、エチル、プロピル、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、メトキシエトキシ、エトキシエトキシ、トリフルオロメチル、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシまたはシアノを表し、
Yは、なおさらに、4位で、メチルまたはエチルを表し、
Zは、なおさらに、水素を表し;
Wは、よりさらに、水素、塩素、臭素、ヨウ素、メチルまたはエチルを表し、
Xは、よりさらに、塩素、臭素、ヨウ素、メチル、エチル、メトキシ、トリフルオロメチル、ジフルオロメトキシまたはトリフルオロメトキシ、を表し、
Yは、よりさらに、4位で、水素、塩素、臭素、ヨウ素、メチルまたはエチルを表し、
Zは、よりさらに、3位または5位で、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素、メチル、エチル、トリフルオロメチルまたはトリフルオロメトキシを表し;
Aは−CH−、−CHCH−、−CH−CH−、−CH−CHCH−、−CH−CH−CH−を表し;
Bは水素、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、C−C−アルケニル、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキシ、イソブトキシ、メトキシエトキシ、エトキシエトキシを表し、フェニル(場合によりフッ素、塩素、臭素、メチル、メトキシ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、シアノまたはニトロで1または2置換される。)を表し、シクロプロピルを表し、シクロペンチルまたはシクロヘキシル(場合により1つのメチレン基が酸素で置換される。)を表し、
または、Aは、さらに特に好ましくは、結合を表してBは水素を表し;
DはNHまたは酸素を表し;
は水素、メチルまたはエチルを表し;
は水素、メチルまたはエチルを表し;
およびQは、これらが結合した炭素原子と一緒になって、シクロプロピル、シクロペンチル、またはシクロヘキシルを表し、または
およびQは、これらが結合した炭素原子と一緒になって、C−C−環(場合により酸素で中断される。)を表し;
Gは水素(a)を表し、または以下の基のうち1つを表し;
【化9】

Eは金属イオンまたはアンモニウムイオンを表し、
Lは酸素または硫黄を表し、および
Mは酸素または硫黄を表し、
は、C−C10−アルキル、C−C10−アルケニル、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、C−C−アルキルチオ−C−C−アルキルを表し(それぞれ場合によりフッ素または塩素で1から3置換される。)、または、C−C−シクロアルキル(場合によりフッ素、塩素、メチル、エチル、またはメトキシで1置換される。)を表し、
フェニル(場合によりフッ素、塩素、臭素、シアノ、ニトロ、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、メトキシ、エトキシ、トリフルオロメチルまたはトリフルオロメトキシで1から2置換される。)を表し、
フラニル、チエニルまたはピリジルを表し(それぞれ場合により塩素、臭素またはメチルで1置換される。)、
はC−C10−アルキル、C−C10−アルケニルまたはC−C−アルコキシ−C−C−アルキルを表し(それぞれ場合によりフッ素または塩素で1から3置換される。)
シクロペンチルまたはシクロヘキシルを表し、
または、フェニルまたはベンジルを表し(それぞれ場合によりフッ素、塩素、シアノ、ニトロ、メチル、エチル、メトキシ、トリフルオロメチルまたはトリフルオロメトキシで1から2置換される。)、
はメチル、エチル、プロピルまたはイソプロピルを表し(それぞれ場合によりフッ素または塩素で1から3置換される。)、またはフェニル(場合によりフッ素、塩素、臭素、メチル、エチル、イソプロピル、tert−ブチル、メトキシ、エトキシ、イソプロポキシ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、シアノまたはニトロで1置換される。)を表し、
およびRは、互いに独立して、C−C−アルコキシまたはC−C−アルキルチオを表し、または、フェニル、フェノキシまたはフェニルチオを表し(それぞれ場合によりフッ素、塩素、臭素、ニトロ、シアノ、メチル、メトキシ、トリフルオロメチルまたはトリフルオロメトキシで1置換される。)、
およびRは、互いに独立して、水素を表し、C−C−アルキル、C−C−シクロアルキル、C−C−アルコキシ、C−C−アルケニルまたはC−C−アルコキシ−C−C−アルキルを表し、フェニル(場合によりフッ素、塩素、臭素、メチル、メトキシまたはトリフルオロメチルで1から2置換される。)を表し、または一緒になってC−C−アルキレン基(場合により1つのメチレン基が酸素または硫黄で置換される。)を表す、
請求項1に記載の式(I)の化合物。
【請求項5】
式中、
Wはメチル、エチルまたはメトキシを表し、
Xは塩素、メチル、エチルまたはメトキシを表し、
Yは4位で、塩素または臭素を表し、
Zは水素を表し;
Wは同様に、水素を表し、
Xは同様に、メチルを表し、
Yは同様に、5位で、基
【化10】

を表し、
Zは4位で、水素を表し;
Wはなおさらに、メチルまたはエチルを表し、
Xはなおさらに、塩素、臭素またはメチルを表し、
Yはなおさらに、4位で、メチルを表し、
Zはなおさらに、水素を表し;
Aは−CH−または−CH−CH−を表し、
Bは水素、メチル、エチル、プロピル、メトキシまたはシクロプロピルを表し、
または、Aは結合を表してBは水素を表し;
DはNHを表し;
は水素を表し;
は、特別に好ましくは、水素を表し;
Gは、特別に好ましくは、水素(a)を表し、または以下の基のうち1つを表し;
【化11】

式中
Eは金属イオンを表し、
Lは酸素を表し、および
Mは酸素を表し、
はC−C10−アルキルを表し、
フェニル(場合により塩素で1置換される。)を表し、
はC−C10−アルキルまたはC−C10−アルケニルを表し、
はメチルを表し、
およびRは一緒になって、C−C−アルキレン基(場合により1つのメチレン基が酸素で置換される。)を表す、
請求項1に記載の式(I)の化合物。
【請求項6】
請求項1に記載の式(I)の化合物の調製プロセスであり、
(A)式(I−1−a)の化合物
【化12】

(式中、
A、B、Q、Q、W、X、YおよびZは、上記で定義されるとおりである。)
を得るために、希釈剤の存在下、および塩基の存在下で、
式(II)の化合物
【化13】

(式中、
A、B、Q、Q、W、X、YおよびZは、上記で定義されるとおりであり、
R8はアルキルを表す。)
を分子内縮合させること、
(B)式(I−2−a)の化合物
【化14】

(式中、
A、B、Q、Q、W、X、YおよびZは、上記で定義されるとおりである。)
を得るために、希釈剤の存在下、および塩基の存在下で、
式(III)の化合物
【化15】

(式中、
A、B、Q、Q、W、X、Y、ZおよびRは、上記で定義されるとおりである。()
を分子内縮合させること、
(C)上記の式(I−1−b)から(I−2−b)の化合物(R、A、B、Q、Q、W、X、YおよびZは、上記で定義されるとおりである。)を得るために、適切ならば希釈剤の存在下で、および適切ならば酸結合剤の存在下で、上記の式(I−1−a)から(I−2−a)の化合物(A、B、Q、Q、W、X、YおよびZは、上記で定義されるとおりである。)を、それぞれ、
α)式(IV)の化合物
【化16】

(式中、
は上記で定義されるとおりであり、
Halはハロゲンを表す。)
または
β)式(V)の無水カルボン酸
−CO−O−CO−R(V)
(式中、
は上記で定義されるとおりである。)
と反応させること、
(D)上記の式(I−1−c)から(I−2−c)の化合物(R、A、B、Q、Q、W、M、X、YおよびZは、上記で定義されるとおりであり、Lは酸素を表す。)を得るために、適切ならば希釈剤の存在下で、および適切ならば酸結合剤の存在下で、上記の式(I−1−a)から(I−2−a)の化合物(A、B、Q、Q、W、X、YおよびZは、上記で定義されるとおりである。)を、それぞれ、式(VI)
−M−CO−Cl(VI)
式中、
(RおよびMは、上記で定義されるとおりである。)
のクロロギ酸エステルまたはクロロギ酸チオエステルと反応させること、
(E)上記の式(I−1−c)から(I−2−c)の化合物(R、A、B、Q、Q、W、M、X、YおよびZは、上記で定義されるとおりであり、Lは硫黄を表す。)を得るために、適切ならば希釈剤の存在下で、および適切ならば酸結合剤の存在下で、上記の式(I−1−a)から(I−2−a)の化合物(A、B、Q、Q、W、X、YおよびZは、上記で定義されるとおりである。)を、それぞれ、式(VII)
【化17】

(式中、
MおよびRは、上記で定義されるとおりである。)
のクロロモノチオギ酸エステルまたはクロロジチオギ酸エステルと反応させること、
(F)上記の式(I−1−d)から(I−2−d)の化合物(R、A、B、W、Q、Q、X、YおよびZは、上記で定義されるとおりである。)を得るために、適切ならば希釈剤の存在下で、および適切ならば酸結合剤の存在下で、上記の式(I−1−a)から(I−2−a)の化合物(A、B、Q、Q、W、X、YおよびZは、上記で定義されるとおりである。)を、それぞれ、式(VIII)
−SO−Cl(VIII)
(式中、
は上記で定義されるとおりである。)
のスルホニルクロリドと反応させること
(G)上記の式(I−1−e)から(I−2−e)の化合物(L、R、R、A、B、Q、Q、W、X、YおよびZは、上記で定義されるとおりである。)を得るために、適切ならば希釈剤の存在下で、および適切ならば酸結合剤の存在下で、上記の式(I−1−a)から(I−2−a)の化合物(A、B、Q、Q、W、X、YおよびZは、上記で定義されるとおりである。)を、それぞれ、式(IX)
【化18】

(式中、
L、RおよびRは、上記で定義されるとおりであり、
Halはハロゲンを表し。)
のリン化合物と反応させること、
(H)上記の式(I−1−f)から(I−2−f)の化合物(E、A、B、Q、Q、W、X、YおよびZは、上記で定義されるとおりである。)を得るために、適切ならば希釈剤の存在下で、上記の式(I−1−a)から(I−2−a)の化合物(A、B、Q、Q、W、X、YおよびZは、上記で定義されるとおりである。)を、それぞれ、それぞれの式(X)および(XI)
【化19】

(式中、
Meは1価または2価金属を表し、
tは1または2の数値を表し、および
10、R11、R12は、互いに独立して、水素またはアルキルを表し。)
の金属化合物またはアミンと反応させること
(I)上記の式(I−1−g)から(I−2−g)の化合物(L、R、R、A、B、Q、Q、W、X、YおよびZは、上記で定義されるとおりである。)を得るために、上記の式(I−1−a)から(I−2−a)の化合物(A、B、Q、Q、W、X、YおよびZは、上記で定義されるとおりである。)を、それぞれ、
α)適切ならば希釈剤の存在下で、および適切ならば触媒の存在下で、式(XII)
−N=C=L(XII)
(式中、
およびLは上記で定義されるとおりである。)
のイソシアナートまたはイソチオシアナートと反応させるか、または
β)適切ならば希釈剤の存在下で、および適切ならば酸結合剤の存在下で、式(XIII)
【化20】

(式中、
L、R、およびRは、上記で定義されるとおりである。)
のカルバモイルクロリドまたはチオカルバモイルクロリドと反応させること、
を特徴とする、プロセス。
【請求項7】
構成要素として、
(a’)少なくとも1種の式(I)の化合物(A、B、D、G、Q、Q、W、X、YおよびZは、上記で定義されるとおりである。)、ならびに
(b’)以下の化合物の群からの少なくとも1種の作物適合性改善化合物:
4−ジクロロアセチル−1−オキサ−4−アザスピロ[4.5]デカン(AD−67、MON−4660)、1−ジクロロアセチルヘキサヒドロ−3,3,8a−トリメチルピロロ[1,2−a]ピリミジン−6(2H)−オン(ジシクロノン(dicyclonon)、BAS−145138)、4−ジクロロアセチル−3,4−ジヒドロ−3−メチル−2H−1,4−ベンゾオキサジン(ベノキサコ−ル(benoxacor))、1−メチルヘキシル 5−クロロキノリン−8−オキシアセタート(クロキントセットメキシル(cloquintocet−mexyl)−注、EP−A−86750、EP−A−94349、EP−A−191736、EP−A−492366にも関連化合物)、3−(2−クロロベンジル)−1−(1−メチル−1−フェニルエチル)尿素(クミルロン(cumyluron))、α−(シアノメトキシイミノ)フェニルアセトニトリル(シオメトリニル(cyometrinil))、2,4−ジクロロフェノキシ酢酸(2,4−D)、4−(2,4−ジクロロフェノキシ)酪酸(2,4−DB)、1−(1−メチル−1−フェニルエチル)−3−(4−メチルフェニル)尿素(ダイムロン(daimuron、dymron))、3,6−ジクロロ−2−メトキシ安息香酸(ジカンバ(dicamba))、S−1−メチル−1−フェニルエチルピペリジン−1−チオカルボキシラート(ジメピペラート(dimepiperate))、2,2−ジクロロ−N−(2−オキソ−2−(2−プロペニルアミノ)エチル)−N−(2−プロペニル)アセトアミド(DKA−24)、2,2−ジクロロ−N,N−ジ−2−プロペニルアセトアミド(ジクロルミド(dichlormid))、4,6−ジクロロ−2−フェニルピリミジン(フェンクロリム(fenclorim))、エチル1−(2,4−ジクロロフェニル)−5−トリクロロメチル−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボキシラート(フェンクロラゾール(fenchlorazole)−エチル−注、EP−A−174562およびEP−A−346620にも関連化合物)、フェニルメチル2−クロロ−4−トリフルオロメチルチアゾール−5−カルボキシラート(フルラゾール(flurazole))、4−クロロ−N−(1,3−ジオキソラン−2−イルメトキシ)−α−トリフルオロアセトフェノンオキシム(フルクソフェニム(fluxofenim))、3−ジクロロアセチル−5−(2−フラニル)−2,2−ジメチルオキサゾリジン(フリラゾール(furilazole)、MON−13900)、エチル4,5−ジヒドロ−5,5−ジフェニル−3−イオキサゾールカルボキシラート(イオキサジフェン(isoxadifen)−エチル−注、WO−A−95/07897にも関連化合物)、1−(エトキシカルボニル)エチル3,6−ジクロロ−2−メトキシベンゾアート(ラクチジクロル(lactidichlor))、(4−クロロ−o−トルイルオキシ)酢酸(MCPA)、2−(4−クロロ−o−トルイルオキシ)プロピオン酸(メコプロップ(mecoprop))、ジエチル1−(2,4−ジクロロフェニル)−4,5−ジヒドロ−5−メチル−1H−ピラゾール−3,5−ジカルボキシラート(メフェンピル(mefenpyr)−ジエチル−注、WO−A−91/07874にも関連化合物)、2−ジクロロメチル−2−メチル−1,3−ジオキソラン(MG−191)、2−プロペニル−1−オキサ−4−アザスピロ[4.5]デカン−4−カルボジチオアート(MG−838)、無水1,8−ナフタル酸、α−(1,3−ジオキソラン−2−イルメトキシイミノ)フェニルアセトニトリル(オキサベトリニル(oxabetrinil))、2,2−ジクロロ−N−(1,3−ジオキソラン−2−イルメチル)−N−(2−プロペニル)アセトアミド(PPG−1292)、3−ジクロロアセチル−2,2−ジメチルオキサゾリジン(R−28725)、3−ジクロロアセチル−2,2,5−トリメチルオキサゾリジン(R−29148)、4−(4−クロロ−o−トルイル)酪酸、4−(4−クロロフェノキシ)酪酸、ジフェニルメトキシ酢酸、メチルジフェニルメトキシアセタート、エチルジフェニルメトキシアセタート、メチル1−(2−クロロフェニル)−5−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボキシラート、エチル1−(2,4−ジクロロフェニル)−5−メチル−1H−ピラゾール−3−カルボキシラート、エチル1−(2,4−ジクロロフェニル)−5−イソプロピル−1H−ピラゾール−3−カルボキシラート、エチル1−(2,4−ジクロロフェニル)−5−(1,1−ジメチルエチル)−1H−ピラゾール−3−カルボキシラート、エチル1−(2,4−ジクロロフェニル)−5−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボキシラート(注、EP−A−269806およびEP−A−333131にも関連化合物)、エチル 5−(2,4−ジクロロベンジル)−2−イオキサゾリン−3−カルボキシラート、エチル 5−フェニル−2−イオキサゾリン−3−カルボキシラート、エチル 5−(4−フルオロフェニル)−5−フェニル−2−イオキサゾリン−3−カルボキシラート(注、WO−A−91/08202にも関連化合物)、1,3−ジメチルブタ−1−イル 5−クロロキノリン−8−オキシアセタート、4−アリルオキシブチル 5−クロロキノリン−8−オキシアセタート、1−アリルオキシプロパ−2−イル 5−クロロキノリン−8−オキシアセタート、メチル 5−クロロキノキサリン−8−オキシアセタート、エチル 5−クロロキノリン−8−オキシアセタート、アリル 5−クロロキノキサリン−8−オキシアセタート、2−オキソプロパ−1−イル 5−クロロキノリン−8−オキシアセタート、ジエチル 5−クロロキノリン−8−オキシマロナート、ジアリル 5−クロロキノキサリン−8−オキシマロナート、ジエチル 5−クロロキノリン−8−オキシマロナート(注、EP−A−582198にも関連化合物)、4−カルボキシクロマン−4−イル酢酸(AC−304415、注、EP−A−613618)、4−クロロフェノキシ酢酸、3,3’−ジメチル−4−メトキシベンゾフェノン、1−ブロモ−4−クロロメチルスルホニルベンゼン、1−[4−(N−2−メトキシベンゾイルスルファモイル)フェニル]−3−メチル尿素(N−(2−メトキシベンゾイル)−4−[(メチルアミノカルボニル)アミノ]ベンゼンスルホンアミドとしても既知)、1−[4−(N−2−メトキシベンゾイルスルファモイル)フェニル]−3,3−ジメチル尿素、1−[4−(N−4,5−ジメチルベンゾイルスルファモイル)フェニル]−3−メチル尿素、1−[4−(N−ナフチルスルファモイル)フェニル]−3,3−ジメチル尿素、N−(2−メトキシ−5−メチルベンゾイル)−4−(シクロプロピルアミノカルボニル)ベンゼンスルホンアミド、
および/または以下
式(IIa)
【化21】

または式(IIb)
【化22】

または式(IIc)
【化23】

(式中、
mは、0、1、2、3、4または5の数値を表し、
は、以下に示す2価ヘテロ環式基のうち1つを表し、
【化24】

nは、0、1、2、3、4または5の数値を表し、
は、場合によりC1−C4−アルキルおよび/またはC1−C4−アルコキシカルボニルおよび/またはC1−C4−アルケニルオキシカルボニルで置換された、1個または2個の炭素原子を有するアルカンジイルを表し、
14は、ヒドロキシル、メルカプト、アミノ、C−C−アルコキシ、C−C−アルキルチオ、C−C−アルキルアミノまたはジ(C−C−アルキル)アミノを表し、
15は、ヒドロキシル、メルカプト、アミノ、C−C−アルコキシ、C−C−アルケニルオキシ、C−C−アルケニルオキシ−C−C−アルコキシ、C−C−アルキルチオ、C−C−アルキルアミノまたはジ(C−C−アルキル)−アミノを表し、
16は、場合によりフッ素、塩素および/または臭素で置換されたC−C−アルキルを表し、
17は、水素、それぞれ場合によりフッ素、塩素および/または臭素で置換されたC−C−アルキル、C−C−アルケニルもしくはC−C−アルキニル、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、ジオキソラニル−C−C−アルキル、フリル、フリル−C−C−アルキル、チエニル、チアゾリル、ピペリジニル、または場合によりフッ素、塩素および/または臭素で、またはC−C−アルキルで置換されたフェニルを表し、
18は、水素、それぞれ場合によりフッ素、塩素および/または臭素で置換されたC−C−アルキル、C−C−アルケニルもしくはC−C−アルキニル、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、ジオキソラニル−C−C−アルキル、フリル、フリル−C−C−アルキル、チエニル、チアゾリル、ピペリジニル、または場合によりフッ素、塩素および/または臭素で、またはC−C−アルキルで置換されたフェニルを表し、R17とR18は、一緒になって、C−C−アルカンジイルまたはC−C−オキサアルカンジイルを表し(それぞれ場合によりC−C−アルキル、フェニル、フリル、縮環したベンゼン環で置換され、または2つの置換基で置換されて2つの置換基はこれらが結合したC原子と一緒に5員または6員炭素環を形成する。)、
19は、水素、シアノ、ハロゲンを表し、それぞれ場合によりフッ素、塩素および/または臭素で置換されたC−C−アルキル、C−C−シクロアルキルまたはフェニルを表し、
20は、水素、それぞれ場合によりヒドロキシル、シアノ、ハロゲンまたはC1−C4−アルコキシで置換されたC−C−アルキル、C−C−シクロアルキルまたはトリ−(C−C−アルキル)−シリルを表し、
21は、水素、シアノ、ハロゲンを表し、またはそれぞれ場合によりフッ素、塩素および/または臭素で置換されたC−C−アルキル、C−C−シクロアルキルまたはフェニルを表し、
は、ニトロ、シアノ、ハロゲン、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルコキシまたはC−C−ハロアルコキシを表し、
は、水素、シアノ、ニトロ、ハロゲン、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルコキシまたはC−C−ハロアルコキシを表し、
は、水素、シアノ、ニトロ、ハロゲン、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルコキシまたはC−C−ハロアルコキシを表し。)
の一般式で定義される化合物のうちの1つ、
および/または以下
式(IId)
【化25】

または式(IIe)
【化26】

(式中、
tは、0、1、2、3、4または5の数値を表し、
vは、0、1、2、3、4または5の数値を表し、
22は、水素またはC−C−アルキルを表し、
23は、水素またはC−C−アルキルを表し、
24は、水素、それぞれ場合によりシアノ、ハロゲンまたはC1−C4−アルコキシで置換されたC−C−アルキル、C−C−アルコキシ、C−C−アルキルチオ、C−C−アルキルアミノまたはジ(C−C−アルキル)−アミノまたはそれぞれ場合によりシアノ、ハロゲンまたはC1−C4−アルキルで置換されたC−C−シクロアルキル、C−C−シクロアルキルオキシ、C−C−シクロアルキルチオまたはC−C−シクロアルキルアミノを表し、
25は、水素、場合によりシアノ、ヒドロキシル、ハロゲンまたはC1−C4−アルコキシで置換されたC−C−アルキル、それぞれ場合によりシアノ−またはハロゲンで置換されたC−C−アルケニルまたはC−C−アルキニル、または場合によりシアノ、ハロゲンまたはC1−C4−アルキルで置換されたC−C−シクロアルキルを表し、
26は、水素、場合によりシアノ、ヒドロキシル、ハロゲンまたはC1−C4−アルコキシで置換されたC−C−アルキル、それぞれ場合によりシアノまたはハロゲンで置換されたC−C−アルケニルまたはC−C−アルキニル、場合によりシアノ、ハロゲンまたはC1−C4−アルキルで置換されたC−C−シクロアルキルまたは場合によりニトロ、シアノ、ハロゲン、C1−C4−アルキル、C1−C4−ハロアルキル、C1−C4−アルコキシまたはC1−C4−ハロアルコキシで置換されたフェニルを表し、またはR25と一緒になって、それぞれ場合によりC−C−アルキルで置換されたC−C−アルカンジイルまたはC−C−オキサアルカンジイルを表し、
は、ニトロ、シアノ、カルボキシ、カルバモイル、ホルミル、スルファモイル、ヒドロキシル、アミノ、ハロゲン、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルコキシまたはC−C−ハロアルコキシを表し、ならびに
は、ニトロ、シアノ、カルボキシ、カルバモイル、ホルミル、スルファモイル、ヒドロキシル、アミノ、ハロゲン、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルコキシまたはC−C−ハロアルコキシを表す。)
の一般式で定義される化合物のうちの1つ、
を含む活性化合物組合せを有効量含む組成物。
【請求項8】
作物適合性改善化合物が、以下:
クロキントセットメキシル、フェンクロラゾールエチル、イオキサジフェンエチル、メフェンピルジエチル、フリラゾール、フェンクロリン、クミルロン、ダイムロン、または化合物
【化27】

および
【化28】

の化合物の群から選択されることを特徴とする、請求項7に記載の組成物。
【請求項9】
作物適合性改善化合物はクロキントセットメキシルであることを特徴とする、請求項7または8に記載の組成物。
【請求項10】
作物適合性改善化合物はメフェンピルジエチルであることを特徴とする、請求項7または8に記載の組成物。
【請求項11】
少なくとも1種の請求項1に記載の式(I)の化合物または請求項7に記載の組成物、および
少なくとも1種の式(III’)
【化29】

(式中、
Dは、窒素またはリンを表し、
26、R27、R28およびR29は、互いに独立して、水素またはそれぞれ場合により置換されたC−C−アルキルまたは一不飽和もしくは多不飽和の、場合により置換されたC−C−アルキレンを表し、該置換基はハロゲン、ニトロ、およびシアノから選択され、
nは、1、2、3または4を表し、
30は、有機アニオンまたは無機アニオンを表す。)
の塩、を含む組成物。
【請求項12】
少なくとも1種の浸透剤を含むことを特徴とする、請求項11に記載の組成物。
【請求項13】
殺虫剤および/または除草剤および/または殺真菌剤を調製するための、請求項1に記載の式(1)の化合物の使用。
【請求項14】
少なくとも1種の請求項1に記載の式(I)の化合物を含むことを特徴とする、殺虫剤および/または除草剤および/または殺真菌剤。
【請求項15】
請求項1に記載の式(I)の化合物を有害生物(pest)および/またはこの生息地に作用させることを特徴とする、動物有害生物(animal pest)および/または望ましくない植生および/または真菌を防除する方法。
【請求項16】
動物有害生物および/または望ましくない植生および/または真菌を防除するための、請求項1に記載の式(I)の化合物の使用。
【請求項17】
請求項1に記載の式(I)の化合物を増量剤および/または界面活性剤と混合することを特徴とする、殺虫剤および/または除草剤および/または殺真菌剤の調製プロセス。
【請求項18】
請求項7に記載の組成物を植物またはこの生育地に作用させることを特徴とする、望ましくない植生の防除方法。
【請求項19】
望ましくない植生を防除するための請求項7に記載の組成物の使用。
【請求項20】
請求項1に記載の式(I)の化合物と請求項7に記載の作物適合性改善化合物を、植物に、またはこの周囲に、短時間に連続して別々に作用させることを特徴とする、望ましくない植生の防除方法。
【請求項21】
請求項11に記載の式(III’)塩を用いて、すぐに使える組成物(噴霧液)を調製することを特徴とする、請求項1に記載の式(I)の化合物または請求項7に記載の組成物を含む殺虫剤および/または除草剤の活性の改善方法。
【請求項22】
噴霧液は、浸透剤を用いて調製されることを特徴とする、請求項21に記載の方法。
【請求項23】
式(II)
【化30】

(式中、
A、B、Q、Q、W、X、Y、ZおよびRは、上記で定義されるとおりである)
の化合物。
【請求項24】
式(III)
【化31】

(式中、
A、B、Q、Q、W、X、Y、ZおよびRは、上記で定義されるとおりである。)
の化合物。
【請求項25】
式(XVI)
【化32】

(式中、
A、B、Q、Q、W、X、YおよびZは、上記で定義されるとおりである。)
の化合物。
【請求項26】
式(XVII)
【化33】

(式中、
A、B、Q、QおよびRは、上記で定義されるとおりである。)
の化合物。

【公表番号】特表2009−519277(P2009−519277A)
【公表日】平成21年5月14日(2009.5.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−544846(P2008−544846)
【出願日】平成18年12月11日(2006.12.11)
【国際出願番号】PCT/EP2006/011911
【国際公開番号】WO2007/073856
【国際公開日】平成19年7月5日(2007.7.5)
【出願人】(302063961)バイエル・クロツプサイエンス・アクチエンゲゼルシヤフト (524)
【Fターム(参考)】