3−デオキシグルコソンおよび皮膚
本発明は3−デオキシグルコソン(3DG)および他のアルファ−ジカルボニル糖が関連する疾患および障害が皮膚に存在し、そして生産されるという知見に関する。さらに本発明はアマドラーゼ(3DG合成を媒介する酵素)も皮膚に存在するという知見に関する。すなわち本発明は、さらに皮膚における3−デオキシグルコソンおよび他のアルファ−ジカルボニル糖の生産および機能を阻害し、これにより種々の疾患、障害または状態を処置する方法に関する。加えて本発明は、3DGが酸化的ストレスにより引き起こされる炎症性応答に関連するROSおよびAGEsを誘導するので、酸化的ストレスに関連または媒介される種々の疾患、障害または状態の処置に関する。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
哺乳動物の皮膚における3−デオキシグルコソン(3DG)合成の阻害法であって、該哺乳動物に有効量の3−DG合成のインヒビターを投与し、これにより哺乳動物の皮膚における3DG合成を阻害することを含んでなる上記方法。
【請求項2】
3DG合成の上記インヒビターが局所、経口、直腸、膣、筋肉内および静脈内からなる群から選択される経路を介して投与される、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
3DG合成の上記インヒビターが局所経路を介して投与される、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
3DG合成の上記インヒビターが酵素インヒビターである、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
上記の酵素インヒビターがフルクトサミンキナーゼ機能のインヒビターである、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
フルクトサミンキナーゼ機能の上記インヒビターがアマドラーゼを阻害する、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
フルクトサミンキナーゼ機能の上記インヒビターがフルクトサミンキナーゼに結合する、請求項5に記載の方法。
【請求項8】
フルクトサミンキナーゼに結合するフルクトサミンキナーゼ機能の上記インヒビターが抗体である、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
上記フルクトサミンキナーゼがアマドラーゼである、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
上記抗体がフルクトサミンキナーゼまたはその断片に結合する、請求項8に記載の方法。
【請求項11】
上記抗体がポリクローナル抗体、モノクローナル抗体、ヒト化抗体、キメラ抗体および合成抗体からなる群から選択される、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
フルクトサミンキナーゼまたはその断片に特異的に結合する抗体、および製薬学的に許容され得る担体を含んでなる組成物。
【請求項13】
上記フルクトサミンキナーゼが配列番号2のアミノ酸配列と少なくとも30%の配列同一性を共有する、請求項12に記載の組成物。
【請求項14】
フルクトサミンキナーゼまたはその断片をコードする核酸に相補的な単離された核酸(この相補的な核酸はアンチセンス配向にある)、および製薬学的に許容され得る担体を含んでなる組成物。
【請求項15】
フルクトサミンキナーゼ機能の上記インヒビターが式XIX:
【化1】
a.式中、Xは、−NR−、−S(O)−、−S(O)2−または−O−であり、RはH、直鎖もしくは分枝鎖アルキル基(C1−C4)、
CH2(CHOR2)nCH2OR2(ここでn=1〜5、そしてR2はH、アルキル(C1−C4)または非置換もしくは置換アリール基(C6−C10)またはアラアルキル基(C7−C10)である)、
CH(CH2OR2)(CHOR2)nCH2OR2(ここでn=1〜4、そしてR2はH、アルキル(C1−C4)または非置換もしくは置換アリール基(C6−C10)またはアラアルキル基(C7−C10)である)、非置換もしくは置換アリール基(C6−C10)および非置換もしくは置換アラルキル基(C7−C10)からなる群から選択され;
b.Rは、H、アミノ酸残基、ポリアミノ酸残基、ペプチド鎖、直鎖もしくは分枝鎖脂肪族基(C1−C8)(これは非置換であるか、または少なくとも1つの窒素−もしくは酸素−含有置換基で置換される)、直鎖もしくは分枝鎖脂肪族基(C1−C8)(これは非置換であるか、または少なくとも1つの窒素−もしくは酸素−含有置換基で置換され、そして少なくとも1つの−O−、−NH−または−NR”−部分で中断される)からなる群から選択される置換基であり;
c.R”は、直鎖もしくは分枝鎖アルキル基(C1−C6)および非置換もしくは置換アリール基(C6−C10)またはアラルキル基(C7−C10)であり、ただしXが−NR’−を表し、RおよびR’がそれらに結合している窒素原子と一緒に5〜7個の環原子を有する置換もしくは非置換複素環式環(少なくとも1つの窒素および酸素が該環中の唯一のヘテロ原子である)を表すことができる時、該アリール基(C6−C10)またはアラルキル基(C7−C10)および該複素環式環置換基は、H、アルキル(C1−C6)、ハロゲン、CF3、CN、NO2および−O−アルキル(C1−C6)からなる群から選択され;R1は1〜4個の直鎖炭素原子を有するポリオール部分であり、Yはヒドロキシメチレン部分−CHOH−であり;
d.Zは−H、−O−アルキル(C1−C6)、−ハロゲン、−CF3、−CN、−COOHおよび−SO3H2および場合により−OHからなる群から選択される、
の式を含んでなる化合物;および
e.該化合物の異性体および製薬学的に許容され得る塩(ただし、上記式中、X−Rはヒドロキシルまたはチオールを表さない)である、請求項5に記載の方法。
【請求項16】
式XIXを含んでなる上記化合物が、ガラクチトールリシン、3−デオキシソルビトールリシン、3−デオキシ−3−フルオロ−キシリトールリシン、3−デオキシ−3−シアノソルビトールリシン、3−O−メチルソルビトールリシン、メグルミン、ソルビトールリシンおよびマンニトールリシンからなる群から選択される、請求項15に記載の方法。
【請求項17】
上記化合物が3−O−メチルソルビトールリシンである、請求項16に記載の方法。
【請求項18】
3DG合成の上記インヒビターが上記皮膚中の3DG蓄積を阻害する、請求項1に記載の方法。
【請求項19】
3DG合成の上記インヒビターが該3DG合成の誘導を阻害する、請求項1に記載の方法。
【請求項20】
3DG合成の上記インヒビターが該3DGの前駆体を阻害する、請求項1に記載の方法。
【請求項21】
上記3DGの前駆体がフルクトース−リシンである、請求項20に記載の方法。
【請求項22】
上記哺乳動物がヒトである、請求項1に記載の方法。
【請求項23】
3DG合成の上記インヒビターがフルクトサミンキナーゼmRNAの転写を阻害する、請求項1に記載の方法。
【請求項24】
上記インヒビターが配列番号1を含んでなる核酸の転写を阻害する、請求項23に記載の方法。
【請求項25】
上記フルクトサミンキナーゼmRNAがアマドラーゼをコードする、請求項23に記載の方法。
【請求項26】
上記インヒビターがフルクトサミンキナーゼmRNAをコードする核酸に結合する、請求項23に記載の方法。
【請求項27】
上記インヒビターがアンチセンスオリゴヌクレオチドである、請求項26に記載の方法。
【請求項28】
上記オリゴヌクレオチドの長さが5〜25ヌクレオチド、26〜50ヌクレオチド、51〜100ヌクレオチドおよび101〜200ヌクレオチドからなる群から選択される、請求項27に記載の方法。
【請求項29】
哺乳動物における3DG合成を阻害する方法であって、該哺乳動物に3DG合成阻害量のフルクトサミンキナーゼタンパク質またはその断片をコードする核酸に相補的な単離された核酸を投与することを含んでなり、該フルクトサミンキナーゼが該3DG合成に必要であり、該相補的核酸がアンチセンス配向にあり、これにより該哺乳動物における3DG合成を阻害する上記方法。
【請求項30】
上記フルクトサミンキナーゼがアマドラーゼである、請求項29に記載の方法。
【請求項31】
上記3DG合成のインヒビターがフルクトサミンキナーゼの翻訳を阻害する、請求項1に記載の方法。
【請求項32】
上記フルクトサミンキナーゼがアマドラーゼである、請求項31に記載の方法。
【請求項33】
上記インヒビターがフルクトサミンキナーゼmRNAに結合する、請求項31に記載の方法。
【請求項34】
上記インヒビターがアンチセンスオリゴヌクレオチドである、請求項33に記載の方法。
【請求項35】
上記インヒビターが、フルクトサミンキナーゼタンパク質またはその断片をコードする核酸に相補的な単離された核酸であり、該相補的な核酸はアンチセンス配向にある、請求項31に記載の方法。
【請求項36】
3DG合成の上記インヒビターが3DG合成の非酵素経路を阻害する、請求項1に記載の方法。
【請求項37】
哺乳動物の皮膚における3DG合成を阻害する化合物を同定する方法であって、試験化合物を該哺乳動物に投与し、そして該哺乳動物の該皮膚における3DGのレベルを、該試験化合物を投与しないこと以外は同一である哺乳動物の皮膚における3DGのレベルと比較することを含んでなり、該試験化合物を投与しなかった哺乳動物の該皮膚中の該3DGレベルに比べて、該試験化合物を投与した該哺乳動物の該皮膚におけるより低いレベルの3DGが、該試験化合物が該哺乳動物の該皮膚における3DG合成を阻害することの指標となり、これにより哺乳動物の皮膚における3DG合成を阻害する化合物を同定する上記方法。
【請求項38】
請求項37に記載の方法により同定される化合物。
【請求項39】
上記哺乳動物がヒトである、請求項37に記載の方法。
【請求項40】
請求項1の方法により同定される化合物、および製薬学的に許容され得る担体を含んでなる組成物。
【請求項41】
インビトロの細胞中で3DG合成を阻害する化合物を同定する方法であって、試験化合物をインビトロの該細胞に投与し、そしてインビトロの該細胞中の3DGのレベルを、該試験化合物を投与しないこと以外は同一であるインビトロの細胞中の3DGのレベルと比較することを含んでなり、該試験化合物を投与しなかったインビトロの該細胞中の該3DGレベルに比べて、該試験化合物を投与したインビトロの該細胞中のより低いレベルの該3DGが、該試験化合物がインビトロの該細胞中で該3DG合成を阻害することの指標となり、これによりインビトロの該細胞中の3DG合成を阻害する化合物を同定する上記方法。
【請求項42】
請求項41に記載の方法により同定される化合物。
【請求項43】
上記細胞がヒトの細胞である、請求項41に記載の方法。
【請求項44】
請求項41の方法により同定される化合物、および製薬学的に許容され得る担体を含んでなる組成物。
【請求項45】
インビトロの上記細胞が細胞培養の中の細胞、器官培養および単離された組織サンプルからなる群から選択される、請求項41に記載の方法。
【請求項46】
上記細胞培養の中の上記細胞が皮膚の細胞である、請求項45に記載の方法。
【請求項47】
上記組織サンプルが皮膚のサンプルである、請求項45に記載の方法。
【請求項48】
哺乳動物の皮膚におけるアルファ−ジカルボニル糖機能を阻害する方法であって、該哺乳動物に有効量のアルファ−ジカルボニル糖機能のインヒビターを投与し、これにより哺乳動物の皮膚におけるアルファ−ジカルボニル糖機能を阻害することを含んでなる上記方法。
【請求項49】
アルファ−ジカルボニル糖機能の上記インヒビターがタンパク質の架橋化を阻害する、請求項48に記載の方法。
【請求項50】
アルファ−ジカルボニル糖機能の上記インヒビターが活性酸素種の形成を阻害する、請求項48に記載の方法。
【請求項51】
アルファ−ジカルボニル糖機能の上記インヒビターがアポトーシスを阻害する、請求項48に記載の方法。
【請求項52】
アルファ−ジカルボニル糖機能の上記インヒビターが突然変異性を阻害する、請求項48に記載の方法。
【請求項53】
アルファ−ジカルボニル糖機能の上記インヒビターが、後期糖化反応生成物で修飾されたタンパク質の形成を阻害する、請求項48に記載の方法。
【請求項54】
アルファ−ジカルボニル糖機能の上記インヒビターが3DG機能を阻害する、請求項48に記載の方法。
【請求項55】
上記アルファ−ジカルボニル糖が3DGである、請求項48に記載の方法。
【請求項56】
上記インヒビターが後期糖化反応生成物で修飾されたタンパク質の形成を阻害する、請求項55に記載の方法。
【請求項57】
上記インヒビターがアルギニンまたはその誘導体もしくは修飾体である、請求項55に記載の方法。
【請求項58】
上記インヒビターがタンパク質の架橋化を阻害する、請求項57に記載の方法。
【請求項59】
上記インヒビターが製薬学的組成物中で投与される、請求項55に記載の方法。
【請求項60】
上記インヒビターが上記製薬学的組成物の約0.0001%〜約15重量%を構成する、請求項59に記載の方法。
【請求項61】
上記インヒビターが放出制御製剤として投与される、請求項59に記載の方法。
【請求項62】
上記製薬学的組成物が、ローション、クリーム、ゲル、塗布剤、軟膏、ペースト、溶液、粉末および懸濁液からなる群から選択される、請求項59に記載の方法。
【請求項63】
上記組成物がさらに、保湿剤、湿潤剤、粘滑剤、油、水、乳化剤、増粘剤、希釈剤、表面活性剤、香料、保存剤、抗酸化物質、水分屈性剤、錯化剤、ビタミン、ミネラル、浸透強化剤、化粧用補助剤、漂白剤、脱色素剤、発泡剤、コンディショナー、粘度調整剤、緩衝剤およびサンスクリーンを含んでなる、請求項62に記載の方法。
【請求項64】
上記インヒビターが局所、経口、筋肉内および静脈内からなる群から選択される経路を介して投与される、請求項55に記載の方法。
【請求項65】
上記インヒビターが局所経路を介して投与される、請求項64に記載の方法。
【請求項66】
上記インヒビターが構造式I−XVIIおよびXVIIIからなる群から選択される、請求項55に記載の方法。
【請求項67】
上記構造式が、構造式I:
【化2】
[式中、R1およびR2は水素、低級アルキル、低級アルコキシおよびアリール基からなる群から独立して選択されるか;あるいは該R1および該R2は窒素原子と一緒に、1〜2個のヘテロ原子および2〜6個の炭素原子を含有する複素環式環を形成し、第2の該ヘテロ原子は窒素、酸素または硫黄を含んでなり;さらにここで該低級アルキル基は1〜6個の炭素原子からなる基から選択され;ここで該低級アルコキシ基は1〜6個の炭素原子からなる基から選択され;そしてここで該アリール基は置換および非置換フェニルおよびピリジル基を含んでなる]
である、請求項66に記載の方法。
【請求項68】
上記化合物が、N,N−ジメチルイミドジカルボンイミド酸ジアミド、イミドジカルボンイミド酸ジアミド、N−フェニルイミドジカルボンイミド酸ジアミド、N−(アミノイミノメチル)−4−モルホリンカルボキシミドアミド、N−(アミノイミノメチル)−4−チオモルホリンカルボキシミドアミド、N−(アミノイミノメチル)−4−メチル−1−ピペラジンカルボキシミドアミド、N−(アミノイミノメチル)−1−ピペリジンカルボキシミドアミド、N−(アミノイミノメチル)−1−ピロリジンカルボキシミドアミド、N−(アミノイミノメチル)−I−ヘキサヒドロアゼピンカルボキシミドアミド、(アミノイミノメチル)−I−ヘキサヒドロアゼピンカルボキシミドアミド、N−4−ピリジルイミドジカルボンイミド酸ジアミド、N,N−ジ−n−ヘキシルイミドジカルボンイミド酸ジアミド、N,N−d−n−ペンチルイミドジカルボンイミド酸ジアミド、N,N−ジ−n−ブチルイミドジカルボンイミド酸ジアミド、N,N−ジプロピルイミドジカルボンイミド酸ジアミドおよびN,N−ジエチルイミドジカルボンイミド酸ジアミドからなる群から選択される、請求項67に記載の方法。
【請求項69】
上記構造式が、構造式II:
【化3】
[式中、ZはNまたはCHであり;式中、X、YおよびQはそれぞれ水素、アミノ、ヘテロシクロ、アミノ低級アルキル、低級アルキルおよびヒドロキシ基からなる群から独立して選択され;さらに式中、R3は水素またはアミノ基またはそれらの対応する3−オキシドを含んでなり;ここで該低級アルキル基は1〜6個の炭素原子からなる基から選択され;ここで該複素環式基は、3〜6個の炭素原子からなる基から選択され;そして式中、X、YおよびQはそれぞれ窒素原子上のヒドロキシバリアントとして存在することができる]
である、請求項66に記載の方法。
【請求項70】
上記化合物が、4,5−ジアミノピリミジン、4−アミノ−5−アミノメチル−2−メチルピリミジン、6−(ピペリジノ)−2,4−ジアミノピリミジン3−オキシド、4,6−ジアミノピリミジン、4,5,6−トリアミノピリミジン、4,5−ジアミノ−6−ヒドロキシピリミジン、2,4,5−トリアミノ−6−ヒドロキシピリミジン、2,4,6−トリアミノピリミジン、4,5−ジアミノ−2−メチルピリミジン、4,5−ジアミノ−2,6−ジメチルピリミジン、4,5−ジアミノ−2−ヒドロキシ−ピリミジンおよび4,5−ジアミノ−2−ヒドロキシ−6−メチルピリミジンからなる群から選択される、請求項69に記載の方法。
【請求項71】
上記構造式が、構造式III:
【化4】
[式中、R4は水素またはアシルであり、R5は水素または低級アルキルであり、Xaは低級アルキル、カルボキシ、カルボキシメチル、場合により置換されたフェニルおよび場合により置換されたピリジル基からなる群から選択される置換基であり、ここで該任意の置換基はハロゲン、低級アルキル、ヒドロキシ低級アルキル、ヒドロキシおよびアセチルアミノ基からなる群から選択され;さらに式中、Xが場合により置換されたフェニルまたはピリジル基である時、R5は水素であり;そしてここで該低級アルキル基は1〜6個の炭素原子からなる基から選択される]
である、請求項66に記載の方法。
【請求項72】
上記化合物が、N−アセチル−2−(フェニルメチレン)ヒドラジンカルボキシミドアミド、2−(フェニルメチレン)ヒドラジンカルボキシミドアミド、2−(2,6−ジクロロフェニルメチレン)ヒドラジンカルボキシミドアミドピリドキサールグアニルヒドラゾン、ピリドキサールホスフェートグアニルヒドラゾン、2−(1−メチルエチリデン)ヒドラジンカルボキシミドアミド、ピルビン酸グアニルヒドラゾン、4−アセトアミドベンズアルデヒドグアニルヒドラゾン、4−アセトアミドベンズアルデヒドN−アセチルグアニルヒドラゾンおよびアセト酢酸グアニルヒドラゾンからなる群から選択される、請求項71に記載の方法。
【請求項73】
上記構造式が、構造式IV:
【化5】
[式中、R6は水素、低級アルキル基およびフェニル基からなる群から選択され、さらにここで該フェニル基は1〜3個のハロ、アミノ、ヒドロキシおよび低級アルキル基からなる群から選択される構造により場合によっては置換され、ここで該フェニル基が置換されている時、該置換点は該構造式IVの直鎖に関して該フェニル環のオルト、メタおよびパラの結合位置からなる群から選択され;R7は水素、低級アルキル基およびアミノ基からなる群から選択され;R8は水素または低級アルキル基であり;さらにここで該低級アルキル基は1〜6個の炭素原子からなる低級アルキル基から選択される]
である、請求項66に記載の方法。
【請求項74】
上記化合物が、等価のn−ブタンヒドラゾン酸ヒドラジド、4−メチルベンズアミドラゾン、N−メチルベンゼンカルボキシミド酸ヒドラジド、ベンゼンカルボキシミド酸1−メチルヒドラジド、3−クロロベンズアミドラゾン、4−クロロベンズアミドラゾン、2−フルオロベンズアミドラゾン、3−フルオロベンズアミドラゾン、4−フルオロベンズアミドラゾン、2−ヒドロキシベンズアミドラゾン、3−ヒドロキシベンズアミドラゾン、4−ヒドロキシベンズアミドラゾン、2−アミノベンズアミドラゾン、ベンゼンカルボヒドラゾン酸ヒドラジドおよびベンゼンカルボヒドラゾン酸1−メチルヒドラジドからなる群から選択される請求項73に記載の方法。
【請求項75】
上記構造式が、構造式V:
【化6】
[式中、R9およびR10は水素、ヒドロキシ、低級アルキルおよび低級アルコキシからなる群から独立して選択され、さらにここで「自由な」アミノ基が固定されたアミノ基に隣接し;該低級アルキル基は1〜6個の炭素原子からなる低級アルキル基から選択され;そして該低級アルコキシ基は1〜6個の炭素原子からなる低級アルコキシ基から選択される]
である、請求項66に記載の方法。
【請求項76】
上記化合物が、3,4−ジアミノピリジン、2,3−ジアミノピリジン、5−メチル−2,3−ジアミノピリジン、4−メチル−2,3−ジアミノピリジン、6−メチル−2,3−ピリジンジアミン、4,6−ジメチル−2,3−ピリジンジアミン、6−ヒドロキシ−2,3−ジアミノピリジン、6−エトキシ−2,3−ジアミノピリジン、6−ジメチルアミノ−2,3−ジアミノピリジン、ジエチル2−(2,3−ジアミノ−6−ピリジル)マロネート、6(4−メチル−1−ピペラジニル)−2,3−ピリジンジアミン、6(メチルチオ)−5−(トリフルオロメチル)−2,3−ピリジンジアミン、5−(トリフルオロメチル)−2,3−ピリジンジアミン、6−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−5−(トリフルオロメチル)−2,3−ピリジンジアミン、6−クロロ−5−(トリフルオロメチル)−2,3−ピリジンジアミン、5−メトキシ−6−(メチルチオ)−2,3−ピリジンジアミン、5−ブロモ−4−メチル−2,3−ピリジンジアミン、5−(トリフルオロメチル−2,3−ピリジンジアミン、6−ブロモ−4−メチル−2,3−ピリジンジアミン、5−ブロモ−6−メチル−2,3−ピリジンジアミン、6−メトキシ−3,4−ピリジンジアミン、2−メトキシ−3,4−ピリジンジアミン、5−メチル−3,4−ピリジンジアミン、5−メトキシ−3,4−ピリジンジアミン、5−ブロモ−3,4−ピリジンジアミン、2,3,4−ピリジントリアミン、2,3,5−ピリジントリアミン、4−メチル−2,3,6−ピリジントリアミン、4−(メチルチオ)−2,3,6−ピリジントリアミン、4−エトキシ−2,3,6−ピリジントリアミン、2,3,6−ピリジントリアミン、3,4,5−ピリジントリアミン、4−メトキシ−2,3−ピリジンジアミン、5−メトキシ−2,3−ピリジンジアミンおよび6−メトキシ−2,3−ピリジンジアミンからなる群から選択される請求項75に記載の方法。
【請求項77】
上記構造式が、構造式VI:
【化7】
[式中、nは1または2であり、R11はアミノ基またはヒドロキシエチル基であり、そしてR12はアミノ基、ヒドロキシアルキルアミノ基、低級アルキル基および式alk−Yaの基からなる群から選択され、さらにここでalkは低級アルキレン基であり、そしてYaはヒドロキシ、低級アルコキシ基、低級アルキルチオ基、低級アルキルアミノ基および複素環式基からなる群から選択され、ここで該複素環式基は4〜7個の環の員および1〜3個のヘテロ原子を含み;さらに式中、R11がヒドロキシエチル基である時、R12はアミノ基であり;ここで該低級アルキル基は1〜6個の炭素原子からなる基から選択され、該低級アルキレン基は1〜6個の炭素原子からなる基から選択され、そして該低級アルコキシ基は1〜6個の炭素原子からなる基から選択される]
である、請求項66に記載の方法。
【請求項78】
上記化合物が、1−アミノ−2−[2−(2−ヒドロキシエチル)ヒドラジノ]−2−イミダゾリン、1−アミノ−[2−(2−ヒドロキシエチル)ヒドラジノ]−2−イミダゾリン、1−アミノ−2−(2−ヒドロキシエチルアミノ)−2−イミダゾリン、1−(2−ヒドロキシエチル)−2−ヒドラジノ−1,4,5,6−テトラヒドロピリミジン、1−(2−ヒドロキシエチル)2−ヒドラジノ−2−イミダゾリン、1−アミノ−2−([2−(4−モルホリノ)エチル]アミノ)イミダゾリン、([2−(4−モルホリノ)エチル]アミノ)イミダゾリン、1−アミノ−2−([3−(4−モルホリノ)プロピル]アミノ)イミダゾリン、1−アミノ−2−([3−(4−メチルピペラジン−1−イル)プロピル]アミノ)イミダゾリン;1−アミノ−2−([3−(ジメチルアミノ)プロピル]アミノ)イミダゾリン、1−アミノ−2−([3−(エトキシプロピル)アミノ]イミダゾリン、1−アミノ−2−([3−(1−イミダゾリル)プロピル]アミノ)イミダゾリン、1−アミノ−2−(2−メトキシエチルアミノ)−2−イミダゾリン、(2−メトキシエチルアミノ)−2−イミダゾリン、1−アミノ−2−(3−イソプロポキシプロピルアミノ)−2−イミダゾリン、1−アミノ−2−(3−メチルチオプロピルアミノ)−2−イミダゾリン、1−アミノ−2−[3−(1−ピペリジノ)プロピルアミノ)イミダゾリン、1−アミノ−2−[2,2−ジメチル−3−(ジメチルアミノ)プロピルアミノ]−2−イミダゾリンおよび1−アミノ−2−(ネオペンチルアミノ)−2−イミダゾリンからなる群から選択される請求項77に記載の方法。
【請求項79】
上記構造式が、構造式VII:
【化8】
[式中、R13は水素およびアミノ基からなる群から選択され、R14およびR15はアミノ基、ヒドラジノ基、低級アルキル基およびアリール基からなる群から独立して選択され、さらに式中、該R13、R14およびR15の1つはアミノ基またはヒドラジノ基でなければならず;ここで該アリール基は6〜10個の炭素原子からなる基から選択され、そして該低級アルコキシ基は1〜6個の炭素原子からなる基から選択される]
である、請求項66に記載の方法。
【請求項80】
上記化合物が、3,4−ジアミノ−5−メチル−1,2,4−トリアゾール、3,5−ジメチル−4H−1,2,4−トリアゾール−4−アミン、4−トリアゾール−4−アミン、4−トリアゾール−4−アミン、4−トリアゾール−4−アミン、4−トリアゾール−4−アミン、2,4−トリアゾール−3,4−ジアミン、5−(1−エチルプロピル)−4H−1,2,4−トリアゾール−3,4−ジアミン、5−イソプロピル−4H−1,2,4−トリアゾール−3,4−ジアミン、5−シクロヘキシル−4H−1,2,4−トリアゾール−3,4−ジアミン、5−メチル−4H−1,2,4−トリアゾール−3,4−ジアミン、5−フェニル−4H−1,2,4−トリアゾール−3,4−ジアミン、5−プロピル−4H−1,2,4−トリアゾール−3,4−ジアミンおよび5−シクロヘキシル−4H−1,2,4−トリアゾール−3,4−ジアミンからなる群から選択される請求項79に記載の方法。
【請求項81】
上記構造式が、構造式VIII:
【化9】
[式中、R16は水素およびアミノ基からなる群から選択され;R17はアミノ基またはグアニジノ基からなる群から選択され、さらに式中、該R16が水素である時、該R17はグアニジノ基またはアミノ基であり、そして該R16がアミノ基である時、該R17はアミノ基であり;R18およびR19は水素、ヒドロキシ、低級アルキル基、低級アルコキシ基およびアリール基からなる群から独立して選択され;さらにここで該低級アルコキシ基は1〜6個の炭素原子からなる基から選択され、そして該アリール基は6〜10個の炭素原子からなる基から選択される]
である請求項66に記載の方法。
【請求項82】
上記化合物が、2−グアニジノベンズイミダゾール、1,2−ジアミノベンズイミダゾール、1,2−ジアミノベンズイミダゾールヒドロクロライド、5−ブロモ−2−グアニジノベンズイミダゾール、5−メトキシ−2−グアニジノベンズイミダゾール、5−メチルベンズイミダゾール−1,2−ジアミン、5−クロロベンズイミダゾール−1,2−ジアミンおよび2,5−ジアミノベンズイミダゾールからなる群から選択される請求項81に記載の方法。
【請求項83】
上記構造式が、構造式IX:
【化10】
[式中、R20は水素、低級アルキル基、低級アルキルチオール基、カルボキシ基、アミノカルボキシ基およびアミノ基からなる群から選択され;R21は水素およびアシル基からなる群から選択され;さらにここで該低級アルキル基は1〜6個の炭素原子からなる基から選択され、そして該アシル基は2〜10個の炭素原子からなる基から選択される]
である請求項66に記載の方法。
【請求項84】
上記化合物が、リシン、2,3−ジアミノコハク酸およびシステインからなる群から選択される請求項83に記載の方法。
【請求項85】
上記化合物が、構造式X:
【化11】
[式中、R22は水素、アミノ基、モノ−アミノ低級アルキル基およびジ−アミノ低級アルキル基からなる群から選択され;R23は水素、アミノ基、モノ−アミノ低級アルキル基およびジ−アミノ低級アルキル基からなる群から選択され;R24は水素、低級アルキル基、アリール基およびアシル基からなる群から選択され;R25は水素、低級アルキル基、アリール基およびアシル基からなる群から選択され;さらに式中、該R22またはR23の1つはアミノ基またはモノ−もしくはジ−アミノ低級アルキル基でなければならず;該低級アルキルは1〜6個の炭素原子からなる低級アルキル基から選択され;該モノ−もしくはジ−アミノアルキル基は、1もしくは2個のアミノ基で置換された低級アルキル基であり;該アリール基は6〜10個の炭素原子からなるアリール基から選択され;該アシル基は低級アルキル基、アリール基および2〜10個の炭素原子を含むヘテロアリールカルボン酸からなる群から選択され;そして該低級アルコキシ基は1〜6個の炭素原子からなる基から選択される]
の式を含んでなる化合物である請求項66に記載の方法。
【請求項86】
上記化合物が、1,2−ジアミノ−4−フェニル[1H]イミダゾール、1,2−ジアミノイミダゾール、1−(2,3−ジアミノプロピル)イミダゾールトリヒドロクロライド、4−(4−ブロモフェニル)イミダゾール−1,2−ジアミン、4−(4−クロロフェニル)イミダゾール−1,2−ジアミン、4−(4−ヘキシルフェニル)イミダゾール−1,2−ジアミン、4−(4−メトキシフェニル)イミダゾール−1,2−ジアミン、4−フェニル−5−プロピルイミダゾール−1,2−ジアミン、1,2−ジアミノ−4−メチルイミダゾール、1,2−ジアミノ−4,5−ジメチルイミダゾールおよび1,2−ジアミノ−4−メチル−5−アセチルイミダゾールからなる群から選択される請求項85に記載の方法。
【請求項87】
上記構造式が、構造式XI:
【化12】
[式中、R26はヒドロキシ、低級アルコキシ基、アミノ基、アミノ低級アルコキシ基、モノ−低級アルキルアミノ低級アルコキシ基、ジ−低級アルキルアミノ低級アルコキシ基、ヒドラジノ基および式NR29R30からなる群から選択され;R29は水素および低級アルキル基からなる群から選択され;R30は1〜20個の炭素原子のアルキル基、アリール基、ヒドロキシ低級アルキル基、カルボキシ低級アルキル基、シクロ低級アルキル基ならびに4〜7個の環員および1〜3個のヘテロ原子を含む複素環式基からなる群から選択され;さらに式中、該R29、R30および窒素は、モルホリノ、ピペリジニルおよびピペラジニルからなる群から選択される構造を形成し;R27は0〜3個のアミノ基、0〜3個のニトロ基、0〜1個のヒドラジノ基、ヒドラジノスルホニル基、ヒドロキシエチルアミノ基およびアミジノ基からなる群から選択され;R28は水素、1−フルオロ、2−フルオロ、ヒドロキシ、低級アルコキシ、カルボキシ、低級アルキルアミノ、ジ−低級アルキルアミノおよびヒドロキシ低級アルキルアミノ基からなる群から選択され;さらに式中、該R26がヒドロキシまたは低級アルコキシである時、該R27は非−水素置換基であり;さらに式中、R26がヒドラジノである時、少なくとも2つの非−水素置換基が該式XIのフェニル環上になければならず;該R28が水素である時、該R30は1〜20個の炭素原子のアルキル基、アリール基、ヒドロキシ低級アルキル基、カルボキシ低級アルキル基、シクロ低級アルキル基、4〜7個の環員および1〜3個のヘテロ原子を含む複素環式基、アミノイミノ基、グアニジル基、アミノグアニジニル基およびジアミノグアニジル基からなる群から選択され;該低級アルキル基は1〜6個の炭素原子からなる基から選択され;そして該シクロアルキル基は4〜7個の炭素原子からなる基から選択される]
である請求項66に記載の方法。
【請求項88】
上記化合物が、4−(シクロヘキシルアミノ−カルボニル)−o−フェニレンジアミンヒドロクロライド、3,4−ジアミノベンズヒドラジド、4−(n−ブチルアミノ−カルボニル)−o−フェニレン−ジアミンジヒドロクロライド、4−(エチルアミノ−カルボニル)−o−フェニレン−ジアミンジヒドロクロライド、4−カルバモイル−o−フェニレンジアミンヒドロクロライド、4−(モルホリノ−カルボニル)−o−フェニレン−ジアミンヒドロクロライド、4−[(4−モルホリノ)ヒドラジノ−カルボニル]−o−フェニレンジアミン、4−(1−ピペリジニルアミノ−カルボニル)−o−フェニレンジアミンジヒドロクロライド、2,4−ジアミノ−3−ヒドロキシ安息香酸、4,5−ジアミノ−2−ヒドロキシ安息香酸、3,4−ジアミノベンズアミド、3,4−ジアミノベンズヒドラジド、3,4−ジアミノ−N,N−ビス(1−メチルエチル)ベンズアミド、3,4−ジアミノ−N,N−ジエチルベンズアミド、3,4−ジアミノ−N,N−ジプロピルベンズアミド、3,4−ジアミノ−N−(2−フラニルメチル)ベンズアミド、3,4−ジアミノ−N−(2−メチルプロピル)ベンズアミド、3,4−ジアミノ−N−(5−メチル−2−チアゾリル)ベンズアミド、3,4−ジアミノ−N−(6−メトキシ−2−ベンゾチアゾリル)ベンズアミド、3,4−ジアミノ−N−(6−メトキシ−8−キノリニル)ベンズアミド、3,4−ジアミノ−N−(6−メチル−2−ピリジニル)ベンズアミド、3,4−ジアミノ−N−(1H−ベンズイミダゾール−2−イル)ベンズアミド、3,4−ジアミノ−N−(2−ピリジニル)ベンズアミド、3,4−ジアミノ−N−(2−チアゾリル)ベンズアミド、3,4−ジアミノ−N−(4−ピリジニル)ベンズアミド、3,4−ジアミノ−N−[9H−ピリド(3,4−b)インドール−6−イル)ベンズアミド、3,4−ジアミノ−N−ブチルベンズアミド、3,4−ジアミノ−N−シクロヘキシルベンズアミド、3,4−ジアミノ−N−シクロペンチルベンズアミド、3,4−ジアミノ−N−デシルベンズアミド、3,4−ジアミノ−N−ドデシルベンズアミド、3,4−ジアミノ−N−メチルベンズアミド、3,4−ジアミノ−N−オクチルベンズアミド、3,4−ジアミノ−N−ペンチルベンズアミド、3,4−ジアミノ−N−フェニルベンズアミド、4−(ジエチルアミノ−カルボニル)−o−フェニレンジアミン、4−(tert−ブチルアミノ−カルボニル)−o−フェニレンジアミン、4−イソブチルアミノ−カルボニル)−o−フェニレンジアミン、4−(ネオペンチルアミノ−カルボニル)−o−フェニレンジアミン、4−(ジプロピルアミノ−カルボニル)−o−フェニレンジアミン、4−(n−ヘキシルアミノ−カルボニル)−o−フェニレンジアミン、4−(n−デシルアミノ−カルボニル)−o−フェニレンジアミン、4−(n−ドデシルアミノ−カルボニル)−o−フェニレンジアミン、4−(1−ヘキサデシルアミノ−カルボニル)−o−フェニレンジアミン、4−(オクタデシルアミノ−カルボニル)−o−フェニレンジアミン、4−(ヒドロキシルアミノ−カルボニル)−o−フェニレンジアミン、4−(2−ヒドロキシエチルアミノ−カルボニル)−o−フェニレン、4−[(2−ヒドロキシエチルアミノ)エチルアミノ−カルボニル]−o−フェニレンジアミン、4−[(2−ヒドロキシエチルオキシ)エチルアミノ−カルボニル]−o−フェニレンジアミン、4−(6−ヒドロキヘキシルアミノ−カルボニル)−o−フェニレンジアミン、4−(3−エトキシプロピルアミノ−カルボニル)−o−フェニレンジアミン、4−(3−イソプロポキシプロピルアミノ−カルボニル)−o−フェニレンジアミン、4−(3−ジメチルアミノプロピルアミノ−カルボニル)−o−フェニレンジアミン、4−[4−(2−アミノエチル)モルホリノ−カルボニル]−o−フェニレンジアミン、4−[4−(3−アミノプロピル)モルホリノ−カルボニル]−o−フェニレンジアミン、4−N−(3−アミノプロピル)ピロリジノ−カルボニル]−o−フェニレンジアミン、4−[3−(N−ピペリジノ)プロピルアミノ−カルボニル]−o−フェニレンジアミン、4−[3−(4−メチルピペラジニル)プロピルアミノ−カルボニル]−o−フェニレンジアミン、4−(3−イミダゾイルプロピルアミノ−カルボニル)−o−フェニレンジアミン、4−(3−フェニルプロピルアミノ−カルボニル)−o−フェニレンジアミン、4−[2−(N,N−ジエチルアミノ)エチルアミノ−カルボニル]−o−フェニレンジアミン、4−(イミダゾリルアミノ−カルボニル)−o−フェニレンジアミン、4−(ピロリジニル−カルボニル)−o−フェニレンジアミン、4−(ピペリジノ−カルボニル)−o−フェニレンジアミン、4−(1−メチルピペラジニル−カルボニル)−o−フェニレンジアミン、4−(2,6−ジメチルモルホリノ−カルボニル)−o−フェニレンジアミン、4−(ピロリジン−1−イルアミノ−カルボニル)−o−フェニレンジアミン、4−(ホモピぺリジン−1−イルアミノ−カルボニル)−o−フェニレンジアミン、4−(4−メチルピぺラジン−1−イルアミノ−カルボニル)−o−フェニレンジアミン;4−(1,2,4−トリアゾール−1−イルアミノ−カルボニル)−o−フェニレンジアミン、4−(グアニジニル−カルボニル)−o−フェニレンジアミン、4−(グアニジニルアミノ−カルボニル)−o−フェニレンジアミン、4−(アミノグアニジニルアミノ−カルボニル)−o−フェニレンジアミン、4−(ジアミノグアニジニルアミノ−カルボニル)−o−フェニレンジアミン、3,4−アミノサリチル酸4−グアニジノ安息香酸、3,4−ジアミノベンゾヒドロキサム酸、3,4,5−トリアミノ安息香酸、2,3−ジアミノ−5−フルオロ−安息香酸および3,4−ジアミノ安息香酸からなる群から選択される請求項87に記載の方法。
【請求項89】
上記構造式が、構造式XII:
【化13】
[式中、R31は水素、低級アルキル基およびヒドロキシ基からなる群から選択され;R32は水素、ヒドロキシ低級アルキル基、低級アルコキシ基、低級アルキル基およびアリール基からなる群から選択され;R33は水素およびアミノ基からなる群から選択され;該低級アルキル基は1〜6個の炭素原子からなる基から選択され;該低級アルコキシ基は1〜6個の炭素原子からなる基から選択され;該ヒドロキシ低級アルキル基は1級、2級および3級アルコール置換パターンからなる基から選択され;該アリール基は6〜10個の炭素原子およびハロ原子からなる基から選択され;ここで該ハロ原子はフルオロ、クロロ、ブロモおよびヨードからなる群から選択される]
である請求項66に記載の方法。
【請求項90】
上記化合物が、3,4−ジアミノピラゾール、3,4−ジアミノ−5−ヒドロキシピラゾール、3,4−ジアミノ−5−メチルピラゾール、3,4−ジアミノ−5−メトキシピラゾール、3,4−ジアミノ−5−フェニルピラゾール、1−メチル−3−ヒドロキシ−4,5−ジアミノピラゾール、1−(2−ヒドロキシエチル)−3−ヒドロキシ−4,5−ジアミノピラゾール、1−(2−ヒドロキシエチル)−3−フェニル−4,5−ジアミノピラゾール、1−(2−ヒドロキシエチル)−3−メチル−4,5−ジアミノピラゾール、1−(2−ヒドロキシエチル)−4,5−ジアミノピラゾール、1−(2−ヒドロキシプロピル)−3−ヒドロキシ−4,5−ジアミノピラゾール、3−アミノ−5−ヒドロキシピラゾールおよび1−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)−3−ヒドロキシ−4,5−ジアミノピラゾールからなる群から選択される、請求項89に記載の方法。
【請求項91】
上記構造式が、構造式XIII:
【化14】
[式中、n=1〜6;Xは−NR1−、−S(O)−、−S(O)2−および−O−からなる群から選択され、さらに式中、R1はH、直鎖アルキル基(C1−C6)および分枝鎖アルキル基(C1−C6)からなる群から選択され;Yは−N−、−NH−および−O−からなる群から選択され;ZはH、直鎖アルキル基(C1−C6)および分枝鎖アルキル基(C1−C6)からなる群から選択される]
である請求項66に記載の方法。
【請求項92】
上記構造式が、構造式XIV:
【化15】
[式中、R37は、低級アルキル基および式NR41NR42の基からなる群から選択され;さらに式中、R41およびR42は一緒に、R41が水素であり、そしてR42が低級アルキル基であり、R41が水素であり、そしてR42がヒドロキシ(低級)アルキル基であり、およびR41およびR42が該窒素原子と一緒に複素環式基を形成することからなる群から選択され、さらにここで該複素環式基は4〜6個の炭素原子および酸素、窒素および硫黄からなる群から選択される0〜1個のさらなる原子を含み;R38は、水素およびアミノ基からなる群から選択され;R39は、水素およびアミノ基からなる群から選択され;R40は、水素および低級アルキル基からなる群から選択され;さらにここで該R38、R39およびR40の少なくとも1つは水素以外であり、そして該R37およびR38の1つはアミノ基であることはできず;該低級アルキル基は1〜6個の炭素原子からなる基から選択され:NR41R42基により形成される該複素環式基は、0〜1個のさらなるヘテロ原子を含む4〜7員の環である]
である請求項66に記載の方法。
【請求項93】
上記化合物が、2−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)ヒドラジンカルボキシミド酸ヒドラジド、N−(4−モルホリノ)ヒドラジンカルボキシミドアミド、1−メチル−N−(4−モルホリノ)ヒドラジンカルボキシミドアミド、1−メチル−N−(4−ピペリジノ)ヒドラジンカルボキシミドアミド、1−(N−ヘキサヒドロアゼピノ)ヒドラジンカルボキシミドアミド、N,N−ジメチルカルボンイミド酸ジヒドラジド、1−メチルカルボンイミド酸ジヒドラジド、2−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)カルボヒドラゾン酸ジヒドラジドおよびN−エチルカルボンイミド酸ジヒドラジドからなる群から選択される、請求項92に記載の方法。
【請求項94】
上記構造式が、構造式V:
【化16】
[式中、R43は、ピリジル、フェニルおよびカルボン酸置換フェニル基からなる群から選択され;式中、R46は水素、低級アルキル基および水−可溶性部分からなる群から選択され;式中、Wは炭素−炭素結合および1〜3個の炭素原子のアルキレン基からなる群から選択され;R44は低級アルキル基、アリール基およびヘテロアリール基からなる群から選択され;R45は水素、低級アルキル基、アリール基およびヘテロアリール基からなる群から選択され;該低級アルキル基は1〜6個の炭素原子からなる基から選択され:該アルキレン基は直鎖および分枝鎖からなる群から選択され;該アリール基は6〜10個の炭素原子からなる基から選択され;ハロ原子はフルオロ、クロロ、ブロモおよびヨードからなる群から選択され;該低級アルコキシ基は1〜6個の炭素原子からなる基から選択され;そして該ヘテロアリール基は1ヘテロ原子および2ヘテロ原子からなる基から選択される]である請求項66に記載の方法。
【請求項95】
上記化合物が、メチルグリオキサールビス−(2−ヒドラジノ−安息香酸)ヒドラゾン、メチルグリオキサールビス−(ジメチル−2−ヒドラジノベンゾエート)ヒドラゾン、メチルグリオキサールビス−(フェニルヒドラジン)ヒドラゾン、メチルグリオキサールビス−(ジメチル−2−ヒドラジノベンゾエート)ヒドラゾン、メチルグリオキサールビス−(4−ヒドラジノ安息香酸)ヒドラゾン、メチルグリオキサールビス−(ジメチル−4−ヒドラジノベンゾエート)ヒドラゾン、メチルグリオキサールビス−(2−ピリジル)ヒドラゾン、メチルグリオキサールビス−(ジエチレングリコールメチルエーテル−2−ヒドラジノベンゾエート)ヒドラゾン、メチルグリオキサールビス−[1−(2,3−ジヒドロキシプロパン)−2−ヒドラジンベンゾエートヒドラゾン、メチルグリオキサールビス−[1−(2−ヒドロキシエタン)−2−ヒドラジノベンゾエート]ヒドラゾン、メチルグリオキサールビス−[(1−ヒドロキシメチル−1−アセトキシ))−2−ヒドラジノ−2−ベンゾエート]ヒドラゾン、メチルグリオキサールビス−[(4−ニトロフェニル)−2−ヒドラジノベンゾエート]ヒドラゾン、メチルグリオキサールビス−[(4−メチルピリジル)−2−ヒドラジノベンゾエート]ヒドラゾン、メチルグリオキサールビス−(トリエチレングリコール2−ヒドラジノベンゾエート)ヒドラゾンおよびメチルグリオキサールビス−(2−ヒドロキシエチルホスフェート−2−ヒドラジンベンゾエート)ヒドラゾンからなる群から選択される、請求項94に記載の方法。
【請求項96】
上記構造式が、構造式XVI:
【化17】
[式中、R47は、水素およびR48と一緒になった2〜3個の炭素原子のアルキレン基からなる群から選択され;式中、該R47が水素である時、該R48は水素およびalk−N−R5051からなる群から選択され;さらにここで該alkは1〜8個の炭素原子の直鎖もしくは分枝鎖のアルキレン基であり、該R50およびR51は独立してそれぞれ1〜6個の炭素原子の低級アルキル基であるか、あるいはR50およびR51は該窒素原子と一緒にモルホリノ、ピペリジニルおよびメチルピペラジニルからなる群から選択される基を形成し;R49は水素であるか、または該R47および該R48が一緒に2〜3個の炭素原子のアルキレン基である時、該R49はヒドロキシエチルであり;Wは炭素−炭素結合、1〜3個の炭素原子のアルキレン基、1,2−、1,3−または1,4−フェニレン基、2,3−ナフチレン基、2,5−チオフェニレン基、2,6−ピリジレン基、エチレン基、エテニレン基およびメチレン基からなる群から選択され;R52は低級アルキル基、アリール基およびヘテロアリール基からなる群から選択され;R53は水素、低級アルキル基、アリール基およびヘテロアリール基からなる群から選択され;さらに式中、Wが炭素−炭素結合である時、R52およびR53は一緒に1,4−ブチレン基であることができ、あるいはWが場合により1もしくは2個の低級アルキルまたはアミノ基で置換された1,2−、1,3−または1,4−フェニレン基である時、R52およびR53は両方とも水素または低級アルキル基であり;Wがエチレン基である時、R52およびR53は一緒にエチレン基であり;Wがメチレン基であり、そしてR52およびR53が一緒に式=C(−CH3)−N−(H3C−)C=またはC−W−C−の基である時、R52およびR53は一緒にビシクロ−(3,3,1)−ノナンまたはビシクロ−3,3,1−オクタン基を形成し、そしてR47およびR48は一緒に2〜3個の炭素原子のアルキレン基であり、そしてR49は水素であり:該低級アルキル基は1〜6個の炭素原子からなる基から選択され、そして該基はハロヒドロキシ、アミノ基または低級アルキルアミノ基により場合によっては置換されてもよく;該アルキレン基は直鎖および分枝鎖からなる基から選択され;該アリール基は6〜10個の炭素原子からなる基から選択され;ハロ原子はフルオロ、クロロ、ブロモおよびヨードからなる群から選択され、該低級アルコキシ基は1〜6個の炭素原子からなる基から選択され、そして該ヘテロアリール基は1〜2ヘテロ原子からなる基から選択される、
である請求項66に記載の方法。
【請求項97】
上記化合物が、メチルグリオキサールビス(グアニルヒドラゾン)、メチルグリオキサールビス(2−ヒドラジノ−2−イミダゾリン−ヒドラゾン)、テレフタルジカルボキシアルデヒドビス(2−ヒドラジノ−2−イミダゾリンヒドラゾン)、テレフタルジカルボキシアルデヒドビス(グアニルヒドラゾン)、フェニルグリオキサールビス(2−ヒドラジノ−2−イミダゾリンヒドラゾン)、フリルグリオキサールビス(2−ヒドラジノ−2−イミダゾリンヒドラゾン)、メチルグリオキサールビス(1−(2−ヒドロキシエチル)−2−ヒドラジノ−2−イミダゾリンヒドラゾン)、メチルグリオキサールビス(1−(2−ヒドロキシエチル)−2−ヒドラジノ−1,4,5,6−テトラヒドロピリミジンヒドラゾン)、フェニルグリオキサールビス(グアニルヒドラゾン)、フェニルグリオキサールビス(1−(2−ヒドロキシエチル)−2−ヒドラジノ−2−イミダゾリンヒドラゾン)、フリルグリオキサールビス(1−(2−ヒドロキシエチル)−2−ヒドラジノ−2−イミダゾリンヒドラゾン)、フェニルグリオキサールビス(1−(2−ヒドロキシエチル)−2−ヒドラジノ−1,4,5,6−テトラヒドロピリミジン−ヒドラゾン)、フリルグリオキサールビス(1−(2−ヒドロキシエチル)−2−ヒドラジノ−1,4,5,6−テトラヒドロピリミジンヒドラゾン)、2,3−ブタンジオンビス(2−ヒドラジノ−2−イミダゾリンヒドラゾン)、1,4−シクロヘキサンジオンビス(2−ヒドラジノ−2−イミダゾリンヒドラゾン)、o−フタル酸ジカルボキシアルデヒドビス(2−ヒドカルボキシミドアミドヒドラゾン)、フリルグリオキサールビス(グアニルヒドラゾン)ジヒドロクロライドジハイドレート、2,3−ペンタンジオンビス(2−テトラヒドロピリミジン)ヒドラゾンジヒドロブロミド、1,2−シクロヘキサンジオンビス(2−テトラヒドロピリミジン)ヒドラゾンジヒドロブロミド、2,3−ヘキサンジオンビス(2−テトラヒドロピリミジン)ヒドラゾンジヒドロブロミド、1,3−ジアセチルビス(2−テトラヒドロピリミジン)ヒドラゾンジヒドロブロミド、2,3−ブタンジオンビス(2−テトラヒドロピリミジン)ヒドラゾンジヒドロブロミド、2,6−ジアセチルピリジン−ビス−(2−ヒドラジノ−2−イミダゾリンヒドラゾン)ジヒドロブロミド;2,6−ジアセチルピリジン−ビス−(グアニルヒドラゾン)ジヒドロクロライド、2,6−ピリジンジカルボキシアルデヒド−ビス(2−ビトラジノ−2−イミダゾリンヒドラゾン)ジヒドロブロミドトリハイドレート、2,6−ピリジンジカルボキシアルデヒド−ビス−(グアニルヒドラゾン)ジヒドロクロライド、;1,4−ジアセチルベンゼン−ビス−(2−ヒドラジノ−2−イミダゾリンヒドラゾン)ジヒドロブロミドジハイドレート、1,3−ジアセチルベンゼン−ビス−(2−ヒドラジノ−2−イミダゾリン)ヒドラゾンジヒドロブロミド、1,3−ジアセチルベンゼン−ビス−(グアニル)ヒドラゾンジヒドロクロライド、イソフタルアルデヒド−ビス−(2−ヒドラジノ−2−イミダゾリン)ヒドラゾンジヒドロブロミド、イソフタルアルデヒド−ビス−(グアニル)ヒドラゾンジヒドロクロライド、2,6−ジアセチルアニリンビス−(グアニル)ヒドラゾンジヒドロクロライド、2,6−ジアセチルアニリンビス−(2−ヒドラジノ−2−イミダゾリン)ヒドラゾンジヒドロブロミド、2,5−ジアセチルチオフェンビス(グアニル)ヒドラゾンジヒドロクロライド、2,5−ジアセチルチオフェンビス−(2−ヒドラジノ−2−イミダゾリン)ヒドラゾンジヒドロブロミド、1,4−シクロヘキサンジオンビス(2−テトラヒドロピリミジン)ヒドラゾンジヒドロブロミド、3,4−ヘキサンジオンビス(2−テトラヒドロピリミジン)ヒドラゾンジヒドロブロミド、メチルグリオキサール−ビス−(4−アミノ−3−ヒドラジノ−1,2,4−トリアゾール)ヒドラゾンジヒドロクロライド、メチルグリオキサール−ビス−(4−アミノ−3−ヒドラジノ−5−メチル−1,2,4−トリアゾール)ヒドラゾンジヒドロクロライド、2,3−ペンタンジオン−ビス−(2−ヒドラジノ−3−イミダゾリン)ヒドラゾンジヒドロブロミド、2,3−ヘキサンジオン−ビス−(2−ヒドラジノ−2−イミダゾリン)ヒドラゾンジヒドロブロミド、3−エチル−2,4−ペンタンジオン−ビス−(2−ヒドラジノ−2−イミダゾリン)ヒドラゾンジヒドロブロミド、メチルグリオキサール−ビス−(4−アミノ−3−ヒドラジノ−5−エチル−1,2,4−トリアゾール)ヒドラゾンジヒドロクロライド、メチルグリオキサール−ビス−(4−アミノ−3−ヒドラジノ−5−イソプロピル−1,2,4−トリアゾール)ヒドラゾンジヒドロクロライド、メチルグリオキサール−ビス−(4−アミノ−3−ヒドラジノ−5−シクロプロピル−1,2,4−トリアゾール)ヒドラゾンジヒドロクロライメチルグリオキサール−ビス−(4−アミノ−3−ヒドラジノ−5−シクロブチル−1,2,4−トリアゾール)ヒドラゾンジヒドロクロライド、1,3−シクロヘキサンジオン−ビス−(2−ヒドラジノ−2−イミダゾリン)ヒドラゾンジヒドロブロミド、6−ジメチルピリジンビス(グアニル)ヒドラゾンジヒドロクロライド、3,5−ジアセチル−1,4−ジヒドロ−2,6−ジメチルピリジンビス−(2−ヒドラジノ−2−イミダゾリン)ヒドラゾンジヒドロブロミド、ビシクロ−(3,3,1)ノナン−3,7−ジオンビス−(2−ヒドラジノ−2−イミダゾリン)ヒドラゾンジヒドロブロミドおよびシス−ビシクロ−(3,3,1)オクタン−3,7−ジオンビス−(2−ヒドラジノ−2−イミダゾリン)ヒドラゾンジヒドロブロミドからなる群から選択される、請求項96に記載の方法。
【請求項98】
上記構造式が、構造式XVII:
【化18】
[式中、R54は、水素、ヒドロキシ(低級)アルキル基、低級アシルオキシ(低級)アルキル基および低級アルキル基からなる群から選択され;R55は水素、ヒドロキシ(低級)アルキル基、低級アシルオキシ(低級)アルキル基および低級アルキル基からなる群から選択され;さらに式中、R54およびR55はそれらの環の炭素と一緒に芳香族縮合環であることができ;Zaは水素またはアミノ基であり;Yaは水素、式−CH2C(=O)−R56の基、および式−CHR’の基からなる群から選択され、さらに式中、該Yaが該式−CH2C(=O)−R56の基である時、該Rは低級アルキル基、アルコキシ基、ヒドロキシ、アミノ基およびアリール基からなる群から選択され;式中、該Yaが式−CHR’の基である時、該R’は水素、低級アルキル基、低級アルキニル基およびアリール基からなる群から選択され;式中、Aはハライド、トシラート、メタンスルホネートおよびメシチレンスルホネートイオンからなる群から選択され:該低級アルキル基は1〜6個の炭素原子からなる基から選択され;該低級アルキニル基は2〜6個の炭素原子からなる基から選択され;該低級アルコキシ基は1〜6個の炭素原子からなる基から選択され;該低級アシルオキシ(低級)アルキル基はアシルオキシ部分および低級アルキル部分を含み、さらにここで該アシルオキシ部分は2〜6個の炭素原子からなる基から選択され、そして該低級アルキル部分は1〜6個の炭素原子からなる基から選択され;該アリール基は6〜10個の炭素原子からなる基から選択され、そして式XVIIのハロ原子はフルオロ、クロロ、ブロモおよびヨードからなる群から選択される]
である請求項66に記載の方法。
【請求項99】
上記化合物が、3−アミノチアゾリウムメシチレンスルホネート、3−アミノ−4,5−ジメチルアミノチアゾリウムメシチレンスルホネート、2,3−ジアミノチアゾリウムメシチレンスルホネート、3−(2−メトキシ−2−オキソエチル)−チアゾリウムブロミド、3−(2−メトキシ−2−オキソエチル)−4,5−ジメチルチアゾリウムブロミド、3−(2−メトキシ−2−オキソエチル)−4−メチルチアゾリウムブロミド、3−(2−フェニル−2−オキソエチル)−4−メチルチゾリウムブロミド、3−(2−フェニル−2−オキソエチル)−4,5−ジメチルチアゾリウムブロミド、3−アミノ−4−メチルチアゾリウムメシチレンスルホネート、3−(2−メトキシ−2−オキソエチル)−5−メチルチアゾリウムブロミド、3−(3−(2−フェニル−2−オキソエチル)−5−メチルチアゾリウムブロミド、3−[2−(4’−ブロモフェニル)−2−オキソエチル]チアゾリウムブロミド、3−[2−(4’−ブロモフェニル)−2−オキソエチル]−4−メチルチアゾリウムブロミド、3−[2−(4’−ブロモフェニル)−2−オキソエチル]−5−メチルチアゾリウムブロミド、3−[2−(4’−ブロモフェニル)−2−オキソエチル]−4,5−ジメチルチアゾリウムブロミド、3−(2−メトキシ−2−オキソエチル)−4−メチル−5−(2−ヒドロキシエチル)チアゾリウムブロミド、3−(2−フェニル−2−オキソエチル)−4−メチル−5−(2−ヒドロキシエチル)チアゾリウムブロミド、3−[2−(4’−ブロモフェニル)−2−オキソエチル]−4−メチル−5−(2−ヒドロキシエチル)チアゾリウムブロミド、3,4−ジメチル−5−(2−ヒドロキシエチル)チアゾリウムヨージド、3−エチル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾリウムブロミド、3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾリウムクロライド、3−(2−メトキシ−2−オキソエチル)ベンゾチアゾリウムブロミド、3−(2−フェニル−2−オキソエチル)ベンゾチアゾリウムブロミド、3−[2−(4’−ブロモフェニル)−2−オキソエチル]ベンゾチアゾリウムブロミド、3−(カルボキシメチル)ベンゾチアゾリウムブロミド、2,3−(ジアミノ)ベンゾチアゾリウムメシチレンスルホネート、3−(2−アミノ−2−オキソエチル)チアゾリウムブロミド、3−(2−アミノ−2−オキソエチル)−4−メチルチアゾリウムブロミド、3−(2−アミノ−2−オキソエチル)−5−メチルチアゾリウムブロミド、3−(2−アミノ−2−オキソエチル)4,5−ジメチルチアゾリウムブロミド、3−(2−アミノ−2−オキソエチル)ベンゾチアゾリウムブロミド、3−(2−アミノ−2−オキソエチル)4−メチル−5−(2−ヒドロキシエチル)チアゾリウムブロミド、3−アミノ−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾリウムメシチレンスルホネート、3−(2−メチル−2−オキソエチル)チアゾアゾリウムクロライド、3−アミノ−4−メチル−5−(2−アセトキシエチル)チアゾアゾリウムメシチレンスルホネート、3−(2−フェニル−2−オキソエチル)チアゾリウムブロミド、3−(2−メトキシ−2−オキソエチル)−4−メチル−5−(2−アセトキシエチル)チアゾリウムブロミド、3−(2−アミノ−2−オキソエチル)−4−メチル−5−(2−アセトキシエチル)チアゾリウムブロミド、2−アミノ−3−(2−メトキシ−2−オキソエチル)チアゾリウムブロミド、2−アミノ−3−(2−メトキシ−2−オキソエチル)ベンゾチアゾリウムブロミド、2−アミノ−3−(2−アミノ−2−オキソエチル)チアゾリウムブロミド、2−アミノ−3−(2−アミノ−2−オキソエチル)ベンゾチアゾリウムブロミド、3−[2−(4’−メトキシフェニル)−2−オキソエチル]チアゾリニウムブロミド、3−[2−(2’,4’−ジメトキシフェニル)−2−オキソエチル]−チアゾリニウムブロミド、3−[2−(4’−フルオロフェニル)−2−オキソエチル]チアゾリニウムブロミド、3−[2−(2’,4’−ジフルオロフェニル)−2−オキソエチル]−チアゾリニウムブロミド、3−[2−(4’−ジエチルアミノフェニル)−2−オキソエチル]チアゾリニウムブロミド、3−プロパルギル−チアゾリニウムブロミド、3−プロパルギル−4−メチルチアゾリニウムブロミド、3−プロパルギル−5−メチルチアゾリニウムブロミド、3−プロパルギル−4,5−ジメチルチアゾリニウムブロミドおよび3−プロパルギル−4−メチル−5−(2−ヒドロキシエチル)−チアゾリニウムブロミドからなる群から選択される請求項98に記載の方法。
【請求項100】
上記構造式が、構造式XVIII:
【化19】
[式中、R57は、ヒドロキシ、NHCONCR61R62およびN=C(NR61R62)2からなる群から選択され;R61およびR62はそれぞれ、水素、1〜10個の炭素原子の直鎖アルキル、1〜10個の炭素原子の分枝鎖アルキル基、アリール1〜4炭素原子アルキル、モノ−置換アリール1〜4炭素アルキルおよびジ−置換アリール1〜4炭素原子アルキルからなる群から独立して選択され、ここで該置換基はフルオロ、クロロ、ブロモ、ヨード、1〜10個の炭素原子のアルキル直鎖および1〜10個の炭素原子のアルキル分枝鎖からなる群から選択され;式中、R58は水素、アミノ、モノ−置換アミノおよびジ−置換アミノからなる群から選択され、そしてR59は水素、アミノ、モノ−置換アミノおよびジ−置換アミノからなる群から選択され;さらに式中、R58およびR59が両方ともアミノまたは置換アミノではない時、置換基は1〜10個の炭素原子の直鎖アルキル、1〜10個の炭素原子の分枝鎖アルキルおよび3〜8個の炭素原子のシクロアルキルからなる群から選択され:そして式中、R60は水素、トリフルオロメチル、フルオロ、クロロ、ブロモおよびヨードからなる群から選択される]
である請求項66に記載の方法。
【請求項101】
3DG機能を阻害する上記化合物が3DGの解毒を刺激する、請求項55に記載の方法。
【請求項102】
哺乳動物の皮膚における3DG機能を阻害する上記化合物が3DGに結合する、請求項55に記載の方法。
【請求項103】
3DGに結合する上記化合物が3DGに向けられた抗体である、請求項102に記載の方法。
【請求項104】
上記抗体がポリクローナル抗体、モノクローナル抗体、ヒト化抗体、キメラ抗体および合成抗体からなる群から選択される、請求項103に記載の方法。
【請求項105】
3DG機能の上記インヒビターが皮膚から3DGのクリアランスを刺激する、請求項55に記載の方法。
【請求項106】
上記クリアランスが血流を介して起こる、請求項105に記載の方法。
【請求項107】
上記クリアランスが尿を介して起こる、請求項105に記載の方法。
【請求項108】
上記クリアランスが汗を介して起こる、請求項105に記載の方法。
【請求項109】
上記クリアランスが剥脱を介して起こる、請求項105に記載の方法。
【請求項110】
皮膚における3DG機能のインヒビターおよび製薬学的に許容され得る担体を含んでなる組成物。
【請求項111】
哺乳動物の皮膚におけるアルファ−ジカルボニル糖の解毒を刺激する方法であって、該哺乳動物に有効量の哺乳動物の皮膚におけるアルファ−ジカルボニル糖の解毒の刺激物を投与し、これにより哺乳動物の皮膚におけるアルファ−ジカルボニル糖の解毒を刺激することを含んでなる上記方法。
【請求項112】
上記解毒が酵素的解毒経路を使用して起こる、請求項111に記載の方法。
【請求項113】
上記酵素的解毒経路がアルデヒドレダクターゼ解毒経路である、請求項112に記載の方法。
【請求項114】
哺乳動物の皮膚における3DGの解毒を刺激する方法であって、該哺乳動物に有効量の哺乳動物の皮膚における3DGの解毒の刺激物を投与し、これにより哺乳動物の皮膚における3DGの解毒を刺激することを含んでなる上記方法。
【請求項115】
上記解毒が酵素的解毒経路を使用して起こる、請求項114に記載の方法。
【請求項116】
上記酵素的解毒経路がアルデヒドレダクターゼ解毒経路である、請求項115に記載の方法。
【請求項117】
上記刺激物がアルデヒドレダクターゼ活性を刺激する、請求項116に記載の方法。
【請求項118】
上記酵素的解毒経路がオキソアルデヒドデヒドロゲナーゼ経路である、請求項115に記載の方法。
【請求項119】
上記刺激物がオキソアルデヒドデヒドロゲナーゼ活性を刺激する、請求項118に記載の方法。
【請求項120】
哺乳動物の皮膚における3DGの上記解毒が、迅速に排出される誘導体の形成を介して3DGを薬理学的に解毒する化合物により刺激される、請求項114に記載の方法。
【請求項121】
上記化合物が3DGに結合する、請求項120に記載の方法。
【請求項122】
上記解毒が皮膚からの3DGのクリアランスを含んでなる、請求項114に記載の方法。
【請求項123】
皮膚からの3DGの上記クリアランスが汗を介して起こる、請求項122に記載の方法。
【請求項124】
皮膚からの3DGの上記クリアランスが血流を介して起こる、請求項122に記載の方法。
【請求項125】
皮膚からの3DGの上記クリアランスが尿を介して起こる、請求項122に記載の方法。
【請求項126】
哺乳動物の皮膚におけるアルファ−ジカルボニル糖機能を阻害する化合物を同定する方法であって、試験化合物を該哺乳動物に投与し、そして該試験化合物を投与した哺乳動物の該皮膚におけるアルファ−ジカルボニル糖機能のレベルを、該試験化合物を投与しないこと以外は同一である哺乳動物の皮膚におけるアルファ−ジカルボニル糖機能のレベルと比較することを含んでなり、該試験化合物を投与しなかった以外は同一である哺乳動物の皮膚におけるアルファ−ジカルボニル糖機能のレベルに比べて、該試験化合物を投与した哺乳動物の該皮膚におけるより低いレベルの該アルファ−ジカルボニル糖機能が、該化合物が哺乳動物の該皮膚におけるアルファ−ジカルボニル糖機能を阻害することの指標となり、これにより哺乳動物の皮膚におけるアルファ−ジカルボニル糖機能を阻害する化合物を同定する上記方法。
【請求項127】
請求項126に記載の方法により同定される化合物。
【請求項128】
哺乳動物の皮膚におけるアルファ−ジカルボニル糖機能を阻害する化合物を同定する方法であって、試験化合物を該哺乳動物に投与し、そして該試験化合物を投与した該哺乳動物の該皮膚におけるアルファ−ジカルボニル糖機能のレベルを、該試験化合物が投与される前の該哺乳動物の該皮膚におけるアルファ−ジカルボニル糖機能のレベルと比較することを含んでなり、該試験化合物が投与される前の該哺乳動物の該皮膚におけるアルファ−ジカルボニル糖機能のレベルに比べて、該試験化合物を投与した哺乳動物の該皮膚におけるより低いレベルの該アルファ−ジカルボニル糖機能が、該試験化合物が該哺乳動物の該皮膚におけるアルファ−ジカルボニル糖機能を阻害することの指標となり、これにより哺乳動物の皮膚におけるアルファ−ジカルボニル糖機能を阻害する化合物を同定する上記方法。
【請求項129】
哺乳動物の皮膚における3DG機能を阻害する化合物を同定する方法であって、試験化合物を該哺乳動物に投与し、そして該試験化合物を投与した哺乳動物の該皮膚における3DG機能のレベルを、該試験化合物を投与しないこと以外は同一である哺乳動物の皮膚における3DG機能のレベルと比較することを含んでなり、該試験化合物を投与しなかった以外は同一である哺乳動物の皮膚における3DG機能のレベルに比べて、該試験化合物を投与した哺乳動物の該皮膚におけるより低いレベルの該3DG機能が、該試験化合物が哺乳動物の該皮膚における3DG機能を阻害することの指標となり、これにより哺乳動物の皮膚における3DG機能を阻害する化合物を同定する上記方法。
【請求項130】
請求項129に記載の方法により同定される化合物。
【請求項131】
上記哺乳動物がヒトである、請求項129に記載の方法。
【請求項132】
上記化合物が後期糖化反応生成物で修飾されたタンパク質の形成を阻害する、請求項129に記載の方法。
【請求項133】
上記化合物がタンパク質の架橋化、アポトーシス、活性酸素種の形成および突然変異誘発からなる群から選択される機能を阻害する、請求項129に記載の方法。
【請求項134】
上記化合物が3DGの解毒を刺激する、請求項129に記載の方法。
【請求項135】
上記化合物が3DGのクリアランスを刺激する、請求項129に記載の方法。
【請求項136】
哺乳動物の皮膚における3DG機能を阻害する化合物を同定する方法であって、試験化合物を該哺乳動物に投与し、そして該試験化合物を投与した該哺乳動物の該皮膚における3DG機能のレベルを、該試験化合物が投与される前の該哺乳動物の該皮膚における3DG機能のレベルと比較することを含んでなり、該試験化合物が投与される前の該哺乳動物の該皮膚における3DG機能のレベルに比べて、該試験化合物を投与した哺乳動物の該皮膚におけるより低いレベルの該3DG機能が、該試験化合物が該哺乳動物の該皮膚における3DG機能を阻害することの指標となり、これにより哺乳動物の皮膚における3DG機能を阻害する化合物を同定する上記方法。
【請求項137】
哺乳動物におけるアルファ−ジカルボニル糖関連皮膚疾患または障害を処置する方法であって、該哺乳動物にアルファ−ジカルボニル糖関連皮膚疾患または障害を阻害する化合物のアルファ−ジカルボニル糖阻害量を投与することを含んでなり、これにより哺乳動物におけるアルファ−ジカルボニル糖関連皮膚疾患または障害を処置する上記方法。
【請求項138】
上記アルファ−ジカルボニル糖関連皮膚疾患または障害が、タンパク質の架橋化、アポトーシス、突然変異誘発および活性酸素種の形成からなる群から選択される機能に関連する疾患または障害を含んでなる、請求項137に記載の方法。
【請求項139】
上記アルファ−ジカルボニル糖関連皮膚疾患または障害が、後期糖化反応生成物で修飾されたタンパク質の形成に関連する疾患または障害を含んでなる請求項137に記載の方法。
【請求項140】
上記疾患または障害が、皮膚ガン、乾癬、皮膚の老化、皮膚の皺、角質増殖症、過形成、表皮肥厚症、乳頭腫症、皮膚病、鼻瘤、強皮症および酒さからなる群から選択される、請求項137に記載の方法。
【請求項141】
上記疾患または障害が、皮膚ガン、乾癬、皮膚の老化、皮膚の皺、角質増殖症、過形成、表皮肥厚症、乳頭腫症、皮膚病、鼻瘤および酒さからなる群から選択される、請求項139に記載の方法。
【請求項142】
哺乳動物における3DG関連皮膚疾患または障害を処置する方法であって、該哺乳動物に該3DG関連皮膚疾患または障害を抑制する化合物の3DG阻害量を投与することを含んでなり、これにより哺乳動物における3DG関連皮膚疾患または障害を処置する上記方法。
【請求項143】
上記3DG関連皮膚疾患または障害が、タンパク質の架橋化、アポトーシス、突然変異誘発および活性酸素種の形成からなる群から選択される機能に関連する疾患または障害を含んでなる、請求項142に記載の方法。
【請求項144】
上記3DG関連皮膚疾患または障害が、後期糖化反応生成物で修飾されたタンパク質の形成に関連する疾患または障害を含んでなる請求項142に記載の方法。
【請求項145】
上記疾患または障害が、皮膚ガン、乾癬、皮膚の老化、皮膚の皺、角質増殖症、過形成、表皮肥厚症、乳頭腫症、皮膚病、鼻瘤、強皮症および酒さからなる群から選択される、請求項142に記載の方法。
【請求項146】
上記疾患または障害が、皮膚ガン、乾癬、皮膚の老化、皮膚の皺、角質増殖症、過形成、表皮肥厚症、乳頭腫症、皮膚病、鼻瘤、強皮症および酒さからなる群から選択される、請求項144に記載の方法。
【請求項147】
上記哺乳動物がヒトである、請求項142に記載の方法。
【請求項148】
上記化合物が3DG合成を阻害する、請求項142に記載の方法。
【請求項149】
上記化合物が酵素インヒビターである、請求項148に記載の方法。
【請求項150】
上記酵素インヒビターがフルクトサミンキナーゼを阻害する、請求項149に記載の方法。
【請求項151】
上記インヒビターが式XIX:
【化20】
a.式中、Xは、−NR−、−S(O)−、−S(O)2−または−O−であり、RはH、および直鎖もしくは分枝鎖アルキル基(C1−C4)、および
、非置換もしくは置換アリール基(C6−C10)またはアラルキル基(C7−C10)からなる群から選択され;
b.Rは、H、アミノ酸残基、ポリアミノ酸残基、ペプチド鎖、直鎖もしくは分枝鎖脂肪族基(C1−C8)(これは非置換であるか、または少なくとも1つの窒素−もしくは酸素−含有置換基で置換される)、直鎖もしくは分枝鎖脂肪族基(C1−C8)(これは非置換であるか、または少なくとも1つの窒素−もしくは酸素−含有置換基で置換され、そして少なくとも1つの−O−、−NH−または−NR”−部分で中断される)からなる群から選択される置換基であり;
c.R”は、直鎖もしくは分枝鎖アルキル基(C1−C6)および非置換もしくは置換アリール基(C6−C10)またはアラルキル基(C7−C10)であり、ただしXが−NR’−を表し、RおよびR’がそれらに結合している窒素原子と一緒に5〜7個の環原子を有する置換もしくは非置換複素環式環(少なくとも1つの窒素および酸素が該環中の唯一のヘテロ原子である)を表すことができる時、該アリール基(C6−C10)またはアラルキル基(C7−C10)および該複素環式環置換基は、H、アルキル(C1−C6)、ハロゲン、CF3、CN、NO2および−O−アルキル(C1−C6)からなる群から選択され;R1は1〜4個の直鎖炭素原子を有するポリオール部分であり、Yはヒドロキシメチレン部分−CHOH−であり;
d.Zは−H、−O−アルキル(C1−C6)、−ハロゲン−CF3、−CN、−COOHおよび−SO3H2および場合により−OHからなる群から選択される;
の式を含んでなる化合物;および
e.該化合物の異性体および製薬学的に許容され得る塩(ただし、上記式中、X−Rはヒドロキシもしくはチオールを表さない)である、請求項150に記載の方法。
【請求項152】
上記化合物が3−O−メチルソルビトールリシンである、請求項151に記載の方法。
【請求項153】
上記化合物が3DG機能を阻害する、請求項142に記載の方法。
【請求項154】
3DG機能の上記インヒビターが構造式I−XIXおよびアルギニンからなる群から選択される、請求項153に記載の方法。
【請求項155】
上記インヒビターがアルギニンである、請求項153に記載の方法。
【請求項156】
3DG機能の上記インヒビターが3DGに結合する、請求項153に記載の方法。
【請求項157】
上記化合物が、後期糖化反応生成物で修飾されたタンパク質の形成を阻害する、請求項153に記載の方法。
【請求項158】
上記化合物がタンパク質の架橋化、アポソートシス、突然変異誘発および活性酸素種の形成からなる群から選択される機能を阻害する、請求項153に記載の方法。
【請求項159】
上記化合物が局所、経口、筋肉内および静脈内からなる群から選択される経路を介して投与される、請求項142に記載の方法。
【請求項160】
上記化合物が局所経路を介して投与される請求項159に記載の方法。
【請求項161】
上記化合物が3DG合成を阻害する請求項160に記載の方法。
【請求項162】
上記化合物が3DG機能を阻害する請求項160に記載の方法。
【請求項163】
上記化合物が3DGの解毒を刺激する請求項162に記載の方法。
【請求項164】
上記インヒビターが製薬学的組成物中で投与される請求項159に記載の方法。
【請求項165】
上記組成物が、ローション、クリーム、ゲル、塗布剤、軟膏、ペースト、溶液、粉末および懸濁液からなる群から選択される、請求項164に記載の方法。
【請求項166】
上記組成物がさらに、保湿剤、湿潤剤、粘滑剤、油、水、乳化剤、増粘剤、希釈剤、表面活性剤、香料、保存剤、抗酸化物質、水分屈性剤、錯化剤、ビタミン、ミネラル、浸透強化剤、化粧用補助剤、漂白剤、脱色素剤、発泡剤、コンディショナー、粘度調整剤、緩衝剤およびサンスクリーンを含んでなる、請求項165に記載の方法。
【請求項167】
上記インヒビターが、1日1回、1日2回、1日3回、1日4回、1週間に1回、1週間に2回、1カ月に1回および1カ月に2回からなる群から選択される頻度で投与される、請求項159に記載の方法。
【請求項168】
上記インヒビターが約1ng/kg/使用〜約100g/kg/使用の投薬用量範囲で投与される、請求項159に記載の方法。
【請求項169】
上記インヒビターが約1ng/kg/使用〜約100mg/kg/使用の投薬用量範囲で投与される、請求項159に記載の方法。
【請求項170】
上記インヒビターが放出制御製剤として投与される、請求項159に記載の方法。
【請求項171】
上記インヒビターが組成物の約0.0001重量%〜約15重量%を構成する、請求項170に記載の方法。
【請求項172】
アルファ−ジカルボニル糖合成を阻害する化合物、標準、アプリケーターおよびそれらの使用説明書を含んでなる、哺乳動物の皮膚でアルファ−ジカルボニル糖合成を阻害する化合物を投与するためのキット。
【請求項173】
アルファ−ジカルボニル糖機能を阻害する化合物、標準、アプリケーターおよびそれらの使用説明書を含んでなる、哺乳動物の皮膚でアルファ−ジカルボニル糖機能を阻害する化合物を投与するためのキット。
【請求項174】
アルファ−ジカルボニル糖が関連するタンパク質の架橋化のインヒビター、標準、アプリケーターおよびそれらの使用説明書を含んでなる、哺乳動物の皮膚でアルファ−ジカルボニニル糖が関連するタンパク質の架橋化を阻害するキット。
【請求項175】
アルファ−ジカルボニル糖のインヒビター、標準、アプリケーターおよびそれらの使用説明書を含んでなる、哺乳動物の皮膚でアルファ−ジカルボニル糖関連疾患または障害を処置するためのキット。
【請求項176】
3DG合成を阻害する化合物、標準、アプリケーターおよびそれらの使用説明書を含んでなる、哺乳動物の皮膚で3DG合成を阻害する化合物を投与するためのキット。
【請求項177】
上記哺乳動物がヒトである、請求項176に記載のキット。
【請求項178】
3DG機能を阻害する化合物、標準、アプリケーターおよびそれらの使用説明書を含んでなる、哺乳動物の皮膚で3DG機能を阻害する化合物を投与するためのキット。
【請求項179】
上記哺乳動物がヒトである、請求項178に記載のキット。
【請求項180】
3DGが関連するタンパク質の架橋化のインヒビター、標準、アプリケーターおよびそれらの使用説明書を含んでなる、哺乳動物の皮膚で3DGが関連するタンパク質の架橋化を阻害するためのキット。
【請求項181】
上記哺乳動物がヒトである、請求項180に記載のキット。
【請求項182】
3DGのインヒビター、標準、アプリケーターおよびそれらの使用説明書を含んでなる、哺乳動物の皮膚で3DG関連疾患または障害を処置するためのキット。
【請求項183】
上記インヒビターが3DG合成を阻害する、請求項182に記載のキット。
【請求項184】
上記インヒビターが3DG機能を阻害する、請求項182に記載のキット。
【請求項185】
上記インヒビターが3DG蓄積を阻害する、請求項182に記載のキット。
【請求項186】
上記インヒビターが3DGの解毒を引き起こす、請求項182に記載のキット。
【請求項187】
上記哺乳動物がヒトである、請求項182に記載のキット。
【請求項188】
被検者におけるアルファ−ジカルボニル糖が関連する皮膚の皺、老化、疾患または障害を診断する方法であって、該被検者から生物学的サンプルを得、そして該生物学的サンプル中のアルファ−ジカルボニル糖が関連する皮膚の皺、老化、疾患または障害のパラメーターのレベルを、アルファ−ジカルボニル糖が関連する皮膚の皺、老化、疾患または障害が無い対照個体に由来する他は同一の生物学的サンプルに由来の該アルファ−ジカルボニルが関連するパラメーターのレベルとを比較することを含んでなり、該対照個体に由来する該生物学的サンプル中の該パラメーターのレベルに比べて、該被検者における該パラメーターのより高いレベルが、該被検者がアルファ−ジカルボニル糖が関連する皮膚の皺、老化、疾患または障害を有することの指標となり、これによりアルファ−ジカルボニル糖が関連する皮膚の皺、老化、疾患または障害を診断する上記方法。
【請求項189】
上記アルファ−ジカルニル糖が3DGである、請求項188に記載の方法。
【請求項190】
上記パラメーターが3DG、タンパク質の架橋化、後期糖化反応生成物で修飾されたタンパク質、3DF、フルクトサミンキナーゼ/アマドラーゼレベル、フルクトサミンキナーゼ/アマドラーゼ活性およびフルクトサミンキナーゼ/アマドラーゼmRNAからなる群から選択される、請求項188に記載の方法。
【請求項191】
上記生物学的サンプルが皮膚、組織、尿、唾液、血液、血漿および汗からなる群から選択される、請求項188に記載の方法。
【請求項192】
個体のアルファ−ジカルボニル糖が関連する皮膚の皺、老化、疾患または障害を診断する方法であって、該個体から皺、老化、疾患または障害を受けた皮膚の試験サンプルを得、そして影響を受けた皮膚の該試験サンプル中のアルファ−ジカルボニル糖が関連する皮膚の皺、老化、疾患または障害のパラメーターのレベルを、該個体に由来する影響を受けていない皮膚のサンプルに由来する該アルファ−ジカルボニル糖が関連するパラメーターのレベルと比較することを含んでなり、影響を受けていない皮膚の該サンプル中の該パラメーターのレベルに比べて、影響を受けた皮膚の該試験サンプル中のより高いレベルの該パラメーターが、影響を受けた皮膚の該試験サンプルがアルファ−ジカルボニル糖に関連する皮膚の皺、老化、疾患または障害を有することの指標となり、これによりアルファ−ジカルボニル糖が関連する皮膚の皺、老化、疾患または障害を診断する上記方法。
【請求項193】
哺乳動物の皮膚におけるアルファ−ジカルボニル糖の機能を阻害する方法であって、該哺乳動物に有効量の該α−アミノ−β,β−メルカプト−β,β−ジメチル−エタンまたはその修飾体または誘導体を含んでなる製薬学的組成物を投与することを含んでなり、これにより哺乳動物におけるアルファ−ジカルボニル糖の機能を阻害する上記方法。
【請求項194】
上記アルファ−ジカルボニル糖が3DGである、請求項193に記載の方法。
【請求項195】
上記α−アミノ−β,β−メルカプト−β,β−ジメチル−エタン誘導体またはその修飾体または誘導体が、D−ペニシラミン、L−ペニシラミンおよびD,L−ペニシラミンからなる群から選択される、請求項193に記載の方法。
【請求項196】
上記機能が、タンパク質の架橋化、活性酸素種の形成、脂質の過酸化、後期糖化反応生成物で修飾されたタンパク質の形成、突然変異性、DNA光傷害の誘導およびアポトーシスの誘導からなる群から選択される、請求項193に記載の方法。
【請求項197】
上記哺乳動物がヒトである、請求項193に記載の方法。
【請求項198】
上記α−アミノ−β,β−メルカプト−β,β−ジメチル−エタンまたはその修飾体または誘導体が放出制御製剤として投与される、請求項193に記載の方法。
【請求項199】
上記製薬学的組成物が、ローション、クリーム、ゲル、塗布剤、軟膏、ペースト、溶液、粉末および懸濁液からなる群から選択される、請求項193に記載の方法。
【請求項200】
上記組成物がさらに、保湿剤、湿潤剤、粘滑剤、油、水、乳化剤、増粘剤、希釈剤、表面活性剤、香料、保存剤、抗酸化物質、水分屈性剤、錯化剤、ビタミン、ミネラル、浸透強化剤、化粧用補助剤、漂白剤、脱色素剤、発泡剤、コンディショナー、粘度調整剤、緩衝剤およびサンスクリーンを含んでなる、請求項199に記載の方法。
【請求項201】
上記α−アミノ−β,β−メルカプト−β,β−ジメチル−エタンまたはその修飾体または誘導体が局所、経口、筋肉内および静脈内からなる群から選択される経路を介して投与される、請求項193に記載の方法。
【請求項202】
上記α−アミノ−β,β−メルカプト−β,β−ジメチル−エタンまたはその修飾体または誘導体が局所経路を介して投与される請求項201に記載の方法。
【請求項203】
上記α−アミノ−β,β−メルカプト−β,β−ジメチル−エタンまたはその修飾体または誘導体が、D−ペニシラミン:
【化21】
の構造式を含んでなる、請求項193に記載の方法。
【請求項204】
哺乳動物におけるアルファ−ジカルボニル糖が関連する皮膚疾患または傷害を処置する方法であって、該哺乳動物にアルファ−ジカルボニル糖阻害量のα−アミノ−β,β−メルカプト−β,β−ジメチル−エタンまたはその修飾体または誘導体を投与することを含んでなり、これにより哺乳動物のアルファ−ジカルボニル糖が関連する皮膚疾患または障害を処置する上記方法。
【請求項205】
有効量のα−アミノ−β,β−メルカプト−β,β−ジメチル−エタンまたはその修飾体または誘導体、標準、アプリケーターおよびそれらの使用説明書を含んでなる、哺乳動物の皮膚におけるアルファ−ジカルボニル糖が関連する疾患または障害を処置するためのキット。
【請求項206】
被検者における歯肉のアルファ−ジカルボニル糖が関連する老化、疾患または障害を診断する方法であって、該被検者から生物学的サンプルを得、そして該生物学的サンプル中のアルファ−ジカルボニル糖が関連する歯肉の老化、疾患または障害のパラメーターのレベルを、歯肉にアルファ−ジカルボニル糖が関連する老化、疾患または障害が無い対照個体に由来し、その他は同一の生物学的サンプルに由来する該アルファ−ジカルボニルが関連するパラメーターのレベルとを比較することを含んでなり、該対照個体に由来する該生物学的サンプル中の該パラメーターのレベルに比べて、該被検者における該パラメーターのより高いレベルが、該被検者がアルファ−ジカルボニル糖に関連する歯肉の老化、疾患または障害を有することの指標となり、これによりアルファ−ジカルボニル糖が関連する歯肉の老化、疾患または障害を診断する上記方法。
【請求項207】
上記アルファ−ジカルボニル糖が3DGである、請求項206に記載の方法。
【請求項208】
上記パラメーターが3DG、タンパク質の架橋化、後期糖化反応生成物で修飾されたタンパク質、3DF、フルクトサミンキナーゼ/アマドラーゼレベル、フルクトサミンキナーゼ/アマドラーゼ活性およびフルクトサミンキナーゼ/アマドラーゼmRNAからなる群から選択される、請求項206に記載の方法。
【請求項209】
上記生物学的サンプルが皮膚、組織、尿、唾液、血液、血漿および汗からなる群から選択される、請求項206に記載の方法。
【請求項210】
哺乳動物におけるアルファ−ジカルボニル糖が関連する歯肉疾患または障害を処置する方法であって、該哺乳動物にアルファ−ジカルボニル糖が関連する歯肉疾患または障害を抑制する化合物のアルファ−ジカルボニル糖抑制量を含んでなる製薬学的組成物を投与することを含んでなり、これによりアルファ−ジカルボニル糖が関連する歯肉疾患または障害を処置する上記方法。
【請求項211】
上記アルファ−ジカルボニル糖関連歯肉疾患または障害が歯肉炎および歯肉の退化からなる群から選択される、請求項210に記載の方法。
【請求項212】
上記アルファ−ジカルボニル糖が3DGである、請求項210に記載の方法。
【請求項213】
上記化合物が構造式I−XVIIIおよびXIXからなる群から選択される、請求項210に記載の方法。
【請求項214】
上記化合物がアルギニンまたはその修飾体または誘導体、およびα−アミノ−β,β−メルカプト−β,β−ジメチル−エタンまたはその修飾体または誘導体からなる群から選択される、請求項210に記載の方法。
【請求項215】
上記製薬学的組成物が、ペースト、ゲル、歯磨き粉、口中洗浄剤、溶液、経口リンス、懸濁液、軟膏、クリームおよびコーティングからなる群から選択される、請求項210に記載の方法。
【請求項216】
上記哺乳動物がヒトである、請求項210に記載の方法。
【請求項217】
哺乳動物における酸化的ストレスにより媒介される炎症に関連する疾患の処置法であって、該哺乳動物に活性酸素種(ROS)の誘導を防止するために有効量の3DG合成のインヒビターを投与することを含んでなり、これにより該ROSにより媒介される炎症を防止し、これにより該哺乳動物における酸化的ストレスにより媒介される炎症に関連する該疾患を処置する上記方法。
【請求項218】
上記疾患が歯肉炎、歯周病、胸部ガン、非ホジキンリンパ腫、抜け毛、白髪化、歯の黄ばみ、瘢痕、創傷、慢性関節リウマチ、ウィルソン病、レーノー現象、シェーグレン症候群、進行性全身性硬化症、線維性肺疾患および関節拘縮からなる群から選択される、請求項217に記載の方法。
【請求項1】
哺乳動物の皮膚における3−デオキシグルコソン(3DG)合成の阻害法であって、該哺乳動物に有効量の3−DG合成のインヒビターを投与し、これにより哺乳動物の皮膚における3DG合成を阻害することを含んでなる上記方法。
【請求項2】
3DG合成の上記インヒビターが局所、経口、直腸、膣、筋肉内および静脈内からなる群から選択される経路を介して投与される、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
3DG合成の上記インヒビターが局所経路を介して投与される、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
3DG合成の上記インヒビターが酵素インヒビターである、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
上記の酵素インヒビターがフルクトサミンキナーゼ機能のインヒビターである、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
フルクトサミンキナーゼ機能の上記インヒビターがアマドラーゼを阻害する、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
フルクトサミンキナーゼ機能の上記インヒビターがフルクトサミンキナーゼに結合する、請求項5に記載の方法。
【請求項8】
フルクトサミンキナーゼに結合するフルクトサミンキナーゼ機能の上記インヒビターが抗体である、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
上記フルクトサミンキナーゼがアマドラーゼである、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
上記抗体がフルクトサミンキナーゼまたはその断片に結合する、請求項8に記載の方法。
【請求項11】
上記抗体がポリクローナル抗体、モノクローナル抗体、ヒト化抗体、キメラ抗体および合成抗体からなる群から選択される、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
フルクトサミンキナーゼまたはその断片に特異的に結合する抗体、および製薬学的に許容され得る担体を含んでなる組成物。
【請求項13】
上記フルクトサミンキナーゼが配列番号2のアミノ酸配列と少なくとも30%の配列同一性を共有する、請求項12に記載の組成物。
【請求項14】
フルクトサミンキナーゼまたはその断片をコードする核酸に相補的な単離された核酸(この相補的な核酸はアンチセンス配向にある)、および製薬学的に許容され得る担体を含んでなる組成物。
【請求項15】
フルクトサミンキナーゼ機能の上記インヒビターが式XIX:
【化1】
a.式中、Xは、−NR−、−S(O)−、−S(O)2−または−O−であり、RはH、直鎖もしくは分枝鎖アルキル基(C1−C4)、
CH2(CHOR2)nCH2OR2(ここでn=1〜5、そしてR2はH、アルキル(C1−C4)または非置換もしくは置換アリール基(C6−C10)またはアラアルキル基(C7−C10)である)、
CH(CH2OR2)(CHOR2)nCH2OR2(ここでn=1〜4、そしてR2はH、アルキル(C1−C4)または非置換もしくは置換アリール基(C6−C10)またはアラアルキル基(C7−C10)である)、非置換もしくは置換アリール基(C6−C10)および非置換もしくは置換アラルキル基(C7−C10)からなる群から選択され;
b.Rは、H、アミノ酸残基、ポリアミノ酸残基、ペプチド鎖、直鎖もしくは分枝鎖脂肪族基(C1−C8)(これは非置換であるか、または少なくとも1つの窒素−もしくは酸素−含有置換基で置換される)、直鎖もしくは分枝鎖脂肪族基(C1−C8)(これは非置換であるか、または少なくとも1つの窒素−もしくは酸素−含有置換基で置換され、そして少なくとも1つの−O−、−NH−または−NR”−部分で中断される)からなる群から選択される置換基であり;
c.R”は、直鎖もしくは分枝鎖アルキル基(C1−C6)および非置換もしくは置換アリール基(C6−C10)またはアラルキル基(C7−C10)であり、ただしXが−NR’−を表し、RおよびR’がそれらに結合している窒素原子と一緒に5〜7個の環原子を有する置換もしくは非置換複素環式環(少なくとも1つの窒素および酸素が該環中の唯一のヘテロ原子である)を表すことができる時、該アリール基(C6−C10)またはアラルキル基(C7−C10)および該複素環式環置換基は、H、アルキル(C1−C6)、ハロゲン、CF3、CN、NO2および−O−アルキル(C1−C6)からなる群から選択され;R1は1〜4個の直鎖炭素原子を有するポリオール部分であり、Yはヒドロキシメチレン部分−CHOH−であり;
d.Zは−H、−O−アルキル(C1−C6)、−ハロゲン、−CF3、−CN、−COOHおよび−SO3H2および場合により−OHからなる群から選択される、
の式を含んでなる化合物;および
e.該化合物の異性体および製薬学的に許容され得る塩(ただし、上記式中、X−Rはヒドロキシルまたはチオールを表さない)である、請求項5に記載の方法。
【請求項16】
式XIXを含んでなる上記化合物が、ガラクチトールリシン、3−デオキシソルビトールリシン、3−デオキシ−3−フルオロ−キシリトールリシン、3−デオキシ−3−シアノソルビトールリシン、3−O−メチルソルビトールリシン、メグルミン、ソルビトールリシンおよびマンニトールリシンからなる群から選択される、請求項15に記載の方法。
【請求項17】
上記化合物が3−O−メチルソルビトールリシンである、請求項16に記載の方法。
【請求項18】
3DG合成の上記インヒビターが上記皮膚中の3DG蓄積を阻害する、請求項1に記載の方法。
【請求項19】
3DG合成の上記インヒビターが該3DG合成の誘導を阻害する、請求項1に記載の方法。
【請求項20】
3DG合成の上記インヒビターが該3DGの前駆体を阻害する、請求項1に記載の方法。
【請求項21】
上記3DGの前駆体がフルクトース−リシンである、請求項20に記載の方法。
【請求項22】
上記哺乳動物がヒトである、請求項1に記載の方法。
【請求項23】
3DG合成の上記インヒビターがフルクトサミンキナーゼmRNAの転写を阻害する、請求項1に記載の方法。
【請求項24】
上記インヒビターが配列番号1を含んでなる核酸の転写を阻害する、請求項23に記載の方法。
【請求項25】
上記フルクトサミンキナーゼmRNAがアマドラーゼをコードする、請求項23に記載の方法。
【請求項26】
上記インヒビターがフルクトサミンキナーゼmRNAをコードする核酸に結合する、請求項23に記載の方法。
【請求項27】
上記インヒビターがアンチセンスオリゴヌクレオチドである、請求項26に記載の方法。
【請求項28】
上記オリゴヌクレオチドの長さが5〜25ヌクレオチド、26〜50ヌクレオチド、51〜100ヌクレオチドおよび101〜200ヌクレオチドからなる群から選択される、請求項27に記載の方法。
【請求項29】
哺乳動物における3DG合成を阻害する方法であって、該哺乳動物に3DG合成阻害量のフルクトサミンキナーゼタンパク質またはその断片をコードする核酸に相補的な単離された核酸を投与することを含んでなり、該フルクトサミンキナーゼが該3DG合成に必要であり、該相補的核酸がアンチセンス配向にあり、これにより該哺乳動物における3DG合成を阻害する上記方法。
【請求項30】
上記フルクトサミンキナーゼがアマドラーゼである、請求項29に記載の方法。
【請求項31】
上記3DG合成のインヒビターがフルクトサミンキナーゼの翻訳を阻害する、請求項1に記載の方法。
【請求項32】
上記フルクトサミンキナーゼがアマドラーゼである、請求項31に記載の方法。
【請求項33】
上記インヒビターがフルクトサミンキナーゼmRNAに結合する、請求項31に記載の方法。
【請求項34】
上記インヒビターがアンチセンスオリゴヌクレオチドである、請求項33に記載の方法。
【請求項35】
上記インヒビターが、フルクトサミンキナーゼタンパク質またはその断片をコードする核酸に相補的な単離された核酸であり、該相補的な核酸はアンチセンス配向にある、請求項31に記載の方法。
【請求項36】
3DG合成の上記インヒビターが3DG合成の非酵素経路を阻害する、請求項1に記載の方法。
【請求項37】
哺乳動物の皮膚における3DG合成を阻害する化合物を同定する方法であって、試験化合物を該哺乳動物に投与し、そして該哺乳動物の該皮膚における3DGのレベルを、該試験化合物を投与しないこと以外は同一である哺乳動物の皮膚における3DGのレベルと比較することを含んでなり、該試験化合物を投与しなかった哺乳動物の該皮膚中の該3DGレベルに比べて、該試験化合物を投与した該哺乳動物の該皮膚におけるより低いレベルの3DGが、該試験化合物が該哺乳動物の該皮膚における3DG合成を阻害することの指標となり、これにより哺乳動物の皮膚における3DG合成を阻害する化合物を同定する上記方法。
【請求項38】
請求項37に記載の方法により同定される化合物。
【請求項39】
上記哺乳動物がヒトである、請求項37に記載の方法。
【請求項40】
請求項1の方法により同定される化合物、および製薬学的に許容され得る担体を含んでなる組成物。
【請求項41】
インビトロの細胞中で3DG合成を阻害する化合物を同定する方法であって、試験化合物をインビトロの該細胞に投与し、そしてインビトロの該細胞中の3DGのレベルを、該試験化合物を投与しないこと以外は同一であるインビトロの細胞中の3DGのレベルと比較することを含んでなり、該試験化合物を投与しなかったインビトロの該細胞中の該3DGレベルに比べて、該試験化合物を投与したインビトロの該細胞中のより低いレベルの該3DGが、該試験化合物がインビトロの該細胞中で該3DG合成を阻害することの指標となり、これによりインビトロの該細胞中の3DG合成を阻害する化合物を同定する上記方法。
【請求項42】
請求項41に記載の方法により同定される化合物。
【請求項43】
上記細胞がヒトの細胞である、請求項41に記載の方法。
【請求項44】
請求項41の方法により同定される化合物、および製薬学的に許容され得る担体を含んでなる組成物。
【請求項45】
インビトロの上記細胞が細胞培養の中の細胞、器官培養および単離された組織サンプルからなる群から選択される、請求項41に記載の方法。
【請求項46】
上記細胞培養の中の上記細胞が皮膚の細胞である、請求項45に記載の方法。
【請求項47】
上記組織サンプルが皮膚のサンプルである、請求項45に記載の方法。
【請求項48】
哺乳動物の皮膚におけるアルファ−ジカルボニル糖機能を阻害する方法であって、該哺乳動物に有効量のアルファ−ジカルボニル糖機能のインヒビターを投与し、これにより哺乳動物の皮膚におけるアルファ−ジカルボニル糖機能を阻害することを含んでなる上記方法。
【請求項49】
アルファ−ジカルボニル糖機能の上記インヒビターがタンパク質の架橋化を阻害する、請求項48に記載の方法。
【請求項50】
アルファ−ジカルボニル糖機能の上記インヒビターが活性酸素種の形成を阻害する、請求項48に記載の方法。
【請求項51】
アルファ−ジカルボニル糖機能の上記インヒビターがアポトーシスを阻害する、請求項48に記載の方法。
【請求項52】
アルファ−ジカルボニル糖機能の上記インヒビターが突然変異性を阻害する、請求項48に記載の方法。
【請求項53】
アルファ−ジカルボニル糖機能の上記インヒビターが、後期糖化反応生成物で修飾されたタンパク質の形成を阻害する、請求項48に記載の方法。
【請求項54】
アルファ−ジカルボニル糖機能の上記インヒビターが3DG機能を阻害する、請求項48に記載の方法。
【請求項55】
上記アルファ−ジカルボニル糖が3DGである、請求項48に記載の方法。
【請求項56】
上記インヒビターが後期糖化反応生成物で修飾されたタンパク質の形成を阻害する、請求項55に記載の方法。
【請求項57】
上記インヒビターがアルギニンまたはその誘導体もしくは修飾体である、請求項55に記載の方法。
【請求項58】
上記インヒビターがタンパク質の架橋化を阻害する、請求項57に記載の方法。
【請求項59】
上記インヒビターが製薬学的組成物中で投与される、請求項55に記載の方法。
【請求項60】
上記インヒビターが上記製薬学的組成物の約0.0001%〜約15重量%を構成する、請求項59に記載の方法。
【請求項61】
上記インヒビターが放出制御製剤として投与される、請求項59に記載の方法。
【請求項62】
上記製薬学的組成物が、ローション、クリーム、ゲル、塗布剤、軟膏、ペースト、溶液、粉末および懸濁液からなる群から選択される、請求項59に記載の方法。
【請求項63】
上記組成物がさらに、保湿剤、湿潤剤、粘滑剤、油、水、乳化剤、増粘剤、希釈剤、表面活性剤、香料、保存剤、抗酸化物質、水分屈性剤、錯化剤、ビタミン、ミネラル、浸透強化剤、化粧用補助剤、漂白剤、脱色素剤、発泡剤、コンディショナー、粘度調整剤、緩衝剤およびサンスクリーンを含んでなる、請求項62に記載の方法。
【請求項64】
上記インヒビターが局所、経口、筋肉内および静脈内からなる群から選択される経路を介して投与される、請求項55に記載の方法。
【請求項65】
上記インヒビターが局所経路を介して投与される、請求項64に記載の方法。
【請求項66】
上記インヒビターが構造式I−XVIIおよびXVIIIからなる群から選択される、請求項55に記載の方法。
【請求項67】
上記構造式が、構造式I:
【化2】
[式中、R1およびR2は水素、低級アルキル、低級アルコキシおよびアリール基からなる群から独立して選択されるか;あるいは該R1および該R2は窒素原子と一緒に、1〜2個のヘテロ原子および2〜6個の炭素原子を含有する複素環式環を形成し、第2の該ヘテロ原子は窒素、酸素または硫黄を含んでなり;さらにここで該低級アルキル基は1〜6個の炭素原子からなる基から選択され;ここで該低級アルコキシ基は1〜6個の炭素原子からなる基から選択され;そしてここで該アリール基は置換および非置換フェニルおよびピリジル基を含んでなる]
である、請求項66に記載の方法。
【請求項68】
上記化合物が、N,N−ジメチルイミドジカルボンイミド酸ジアミド、イミドジカルボンイミド酸ジアミド、N−フェニルイミドジカルボンイミド酸ジアミド、N−(アミノイミノメチル)−4−モルホリンカルボキシミドアミド、N−(アミノイミノメチル)−4−チオモルホリンカルボキシミドアミド、N−(アミノイミノメチル)−4−メチル−1−ピペラジンカルボキシミドアミド、N−(アミノイミノメチル)−1−ピペリジンカルボキシミドアミド、N−(アミノイミノメチル)−1−ピロリジンカルボキシミドアミド、N−(アミノイミノメチル)−I−ヘキサヒドロアゼピンカルボキシミドアミド、(アミノイミノメチル)−I−ヘキサヒドロアゼピンカルボキシミドアミド、N−4−ピリジルイミドジカルボンイミド酸ジアミド、N,N−ジ−n−ヘキシルイミドジカルボンイミド酸ジアミド、N,N−d−n−ペンチルイミドジカルボンイミド酸ジアミド、N,N−ジ−n−ブチルイミドジカルボンイミド酸ジアミド、N,N−ジプロピルイミドジカルボンイミド酸ジアミドおよびN,N−ジエチルイミドジカルボンイミド酸ジアミドからなる群から選択される、請求項67に記載の方法。
【請求項69】
上記構造式が、構造式II:
【化3】
[式中、ZはNまたはCHであり;式中、X、YおよびQはそれぞれ水素、アミノ、ヘテロシクロ、アミノ低級アルキル、低級アルキルおよびヒドロキシ基からなる群から独立して選択され;さらに式中、R3は水素またはアミノ基またはそれらの対応する3−オキシドを含んでなり;ここで該低級アルキル基は1〜6個の炭素原子からなる基から選択され;ここで該複素環式基は、3〜6個の炭素原子からなる基から選択され;そして式中、X、YおよびQはそれぞれ窒素原子上のヒドロキシバリアントとして存在することができる]
である、請求項66に記載の方法。
【請求項70】
上記化合物が、4,5−ジアミノピリミジン、4−アミノ−5−アミノメチル−2−メチルピリミジン、6−(ピペリジノ)−2,4−ジアミノピリミジン3−オキシド、4,6−ジアミノピリミジン、4,5,6−トリアミノピリミジン、4,5−ジアミノ−6−ヒドロキシピリミジン、2,4,5−トリアミノ−6−ヒドロキシピリミジン、2,4,6−トリアミノピリミジン、4,5−ジアミノ−2−メチルピリミジン、4,5−ジアミノ−2,6−ジメチルピリミジン、4,5−ジアミノ−2−ヒドロキシ−ピリミジンおよび4,5−ジアミノ−2−ヒドロキシ−6−メチルピリミジンからなる群から選択される、請求項69に記載の方法。
【請求項71】
上記構造式が、構造式III:
【化4】
[式中、R4は水素またはアシルであり、R5は水素または低級アルキルであり、Xaは低級アルキル、カルボキシ、カルボキシメチル、場合により置換されたフェニルおよび場合により置換されたピリジル基からなる群から選択される置換基であり、ここで該任意の置換基はハロゲン、低級アルキル、ヒドロキシ低級アルキル、ヒドロキシおよびアセチルアミノ基からなる群から選択され;さらに式中、Xが場合により置換されたフェニルまたはピリジル基である時、R5は水素であり;そしてここで該低級アルキル基は1〜6個の炭素原子からなる基から選択される]
である、請求項66に記載の方法。
【請求項72】
上記化合物が、N−アセチル−2−(フェニルメチレン)ヒドラジンカルボキシミドアミド、2−(フェニルメチレン)ヒドラジンカルボキシミドアミド、2−(2,6−ジクロロフェニルメチレン)ヒドラジンカルボキシミドアミドピリドキサールグアニルヒドラゾン、ピリドキサールホスフェートグアニルヒドラゾン、2−(1−メチルエチリデン)ヒドラジンカルボキシミドアミド、ピルビン酸グアニルヒドラゾン、4−アセトアミドベンズアルデヒドグアニルヒドラゾン、4−アセトアミドベンズアルデヒドN−アセチルグアニルヒドラゾンおよびアセト酢酸グアニルヒドラゾンからなる群から選択される、請求項71に記載の方法。
【請求項73】
上記構造式が、構造式IV:
【化5】
[式中、R6は水素、低級アルキル基およびフェニル基からなる群から選択され、さらにここで該フェニル基は1〜3個のハロ、アミノ、ヒドロキシおよび低級アルキル基からなる群から選択される構造により場合によっては置換され、ここで該フェニル基が置換されている時、該置換点は該構造式IVの直鎖に関して該フェニル環のオルト、メタおよびパラの結合位置からなる群から選択され;R7は水素、低級アルキル基およびアミノ基からなる群から選択され;R8は水素または低級アルキル基であり;さらにここで該低級アルキル基は1〜6個の炭素原子からなる低級アルキル基から選択される]
である、請求項66に記載の方法。
【請求項74】
上記化合物が、等価のn−ブタンヒドラゾン酸ヒドラジド、4−メチルベンズアミドラゾン、N−メチルベンゼンカルボキシミド酸ヒドラジド、ベンゼンカルボキシミド酸1−メチルヒドラジド、3−クロロベンズアミドラゾン、4−クロロベンズアミドラゾン、2−フルオロベンズアミドラゾン、3−フルオロベンズアミドラゾン、4−フルオロベンズアミドラゾン、2−ヒドロキシベンズアミドラゾン、3−ヒドロキシベンズアミドラゾン、4−ヒドロキシベンズアミドラゾン、2−アミノベンズアミドラゾン、ベンゼンカルボヒドラゾン酸ヒドラジドおよびベンゼンカルボヒドラゾン酸1−メチルヒドラジドからなる群から選択される請求項73に記載の方法。
【請求項75】
上記構造式が、構造式V:
【化6】
[式中、R9およびR10は水素、ヒドロキシ、低級アルキルおよび低級アルコキシからなる群から独立して選択され、さらにここで「自由な」アミノ基が固定されたアミノ基に隣接し;該低級アルキル基は1〜6個の炭素原子からなる低級アルキル基から選択され;そして該低級アルコキシ基は1〜6個の炭素原子からなる低級アルコキシ基から選択される]
である、請求項66に記載の方法。
【請求項76】
上記化合物が、3,4−ジアミノピリジン、2,3−ジアミノピリジン、5−メチル−2,3−ジアミノピリジン、4−メチル−2,3−ジアミノピリジン、6−メチル−2,3−ピリジンジアミン、4,6−ジメチル−2,3−ピリジンジアミン、6−ヒドロキシ−2,3−ジアミノピリジン、6−エトキシ−2,3−ジアミノピリジン、6−ジメチルアミノ−2,3−ジアミノピリジン、ジエチル2−(2,3−ジアミノ−6−ピリジル)マロネート、6(4−メチル−1−ピペラジニル)−2,3−ピリジンジアミン、6(メチルチオ)−5−(トリフルオロメチル)−2,3−ピリジンジアミン、5−(トリフルオロメチル)−2,3−ピリジンジアミン、6−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−5−(トリフルオロメチル)−2,3−ピリジンジアミン、6−クロロ−5−(トリフルオロメチル)−2,3−ピリジンジアミン、5−メトキシ−6−(メチルチオ)−2,3−ピリジンジアミン、5−ブロモ−4−メチル−2,3−ピリジンジアミン、5−(トリフルオロメチル−2,3−ピリジンジアミン、6−ブロモ−4−メチル−2,3−ピリジンジアミン、5−ブロモ−6−メチル−2,3−ピリジンジアミン、6−メトキシ−3,4−ピリジンジアミン、2−メトキシ−3,4−ピリジンジアミン、5−メチル−3,4−ピリジンジアミン、5−メトキシ−3,4−ピリジンジアミン、5−ブロモ−3,4−ピリジンジアミン、2,3,4−ピリジントリアミン、2,3,5−ピリジントリアミン、4−メチル−2,3,6−ピリジントリアミン、4−(メチルチオ)−2,3,6−ピリジントリアミン、4−エトキシ−2,3,6−ピリジントリアミン、2,3,6−ピリジントリアミン、3,4,5−ピリジントリアミン、4−メトキシ−2,3−ピリジンジアミン、5−メトキシ−2,3−ピリジンジアミンおよび6−メトキシ−2,3−ピリジンジアミンからなる群から選択される請求項75に記載の方法。
【請求項77】
上記構造式が、構造式VI:
【化7】
[式中、nは1または2であり、R11はアミノ基またはヒドロキシエチル基であり、そしてR12はアミノ基、ヒドロキシアルキルアミノ基、低級アルキル基および式alk−Yaの基からなる群から選択され、さらにここでalkは低級アルキレン基であり、そしてYaはヒドロキシ、低級アルコキシ基、低級アルキルチオ基、低級アルキルアミノ基および複素環式基からなる群から選択され、ここで該複素環式基は4〜7個の環の員および1〜3個のヘテロ原子を含み;さらに式中、R11がヒドロキシエチル基である時、R12はアミノ基であり;ここで該低級アルキル基は1〜6個の炭素原子からなる基から選択され、該低級アルキレン基は1〜6個の炭素原子からなる基から選択され、そして該低級アルコキシ基は1〜6個の炭素原子からなる基から選択される]
である、請求項66に記載の方法。
【請求項78】
上記化合物が、1−アミノ−2−[2−(2−ヒドロキシエチル)ヒドラジノ]−2−イミダゾリン、1−アミノ−[2−(2−ヒドロキシエチル)ヒドラジノ]−2−イミダゾリン、1−アミノ−2−(2−ヒドロキシエチルアミノ)−2−イミダゾリン、1−(2−ヒドロキシエチル)−2−ヒドラジノ−1,4,5,6−テトラヒドロピリミジン、1−(2−ヒドロキシエチル)2−ヒドラジノ−2−イミダゾリン、1−アミノ−2−([2−(4−モルホリノ)エチル]アミノ)イミダゾリン、([2−(4−モルホリノ)エチル]アミノ)イミダゾリン、1−アミノ−2−([3−(4−モルホリノ)プロピル]アミノ)イミダゾリン、1−アミノ−2−([3−(4−メチルピペラジン−1−イル)プロピル]アミノ)イミダゾリン;1−アミノ−2−([3−(ジメチルアミノ)プロピル]アミノ)イミダゾリン、1−アミノ−2−([3−(エトキシプロピル)アミノ]イミダゾリン、1−アミノ−2−([3−(1−イミダゾリル)プロピル]アミノ)イミダゾリン、1−アミノ−2−(2−メトキシエチルアミノ)−2−イミダゾリン、(2−メトキシエチルアミノ)−2−イミダゾリン、1−アミノ−2−(3−イソプロポキシプロピルアミノ)−2−イミダゾリン、1−アミノ−2−(3−メチルチオプロピルアミノ)−2−イミダゾリン、1−アミノ−2−[3−(1−ピペリジノ)プロピルアミノ)イミダゾリン、1−アミノ−2−[2,2−ジメチル−3−(ジメチルアミノ)プロピルアミノ]−2−イミダゾリンおよび1−アミノ−2−(ネオペンチルアミノ)−2−イミダゾリンからなる群から選択される請求項77に記載の方法。
【請求項79】
上記構造式が、構造式VII:
【化8】
[式中、R13は水素およびアミノ基からなる群から選択され、R14およびR15はアミノ基、ヒドラジノ基、低級アルキル基およびアリール基からなる群から独立して選択され、さらに式中、該R13、R14およびR15の1つはアミノ基またはヒドラジノ基でなければならず;ここで該アリール基は6〜10個の炭素原子からなる基から選択され、そして該低級アルコキシ基は1〜6個の炭素原子からなる基から選択される]
である、請求項66に記載の方法。
【請求項80】
上記化合物が、3,4−ジアミノ−5−メチル−1,2,4−トリアゾール、3,5−ジメチル−4H−1,2,4−トリアゾール−4−アミン、4−トリアゾール−4−アミン、4−トリアゾール−4−アミン、4−トリアゾール−4−アミン、4−トリアゾール−4−アミン、2,4−トリアゾール−3,4−ジアミン、5−(1−エチルプロピル)−4H−1,2,4−トリアゾール−3,4−ジアミン、5−イソプロピル−4H−1,2,4−トリアゾール−3,4−ジアミン、5−シクロヘキシル−4H−1,2,4−トリアゾール−3,4−ジアミン、5−メチル−4H−1,2,4−トリアゾール−3,4−ジアミン、5−フェニル−4H−1,2,4−トリアゾール−3,4−ジアミン、5−プロピル−4H−1,2,4−トリアゾール−3,4−ジアミンおよび5−シクロヘキシル−4H−1,2,4−トリアゾール−3,4−ジアミンからなる群から選択される請求項79に記載の方法。
【請求項81】
上記構造式が、構造式VIII:
【化9】
[式中、R16は水素およびアミノ基からなる群から選択され;R17はアミノ基またはグアニジノ基からなる群から選択され、さらに式中、該R16が水素である時、該R17はグアニジノ基またはアミノ基であり、そして該R16がアミノ基である時、該R17はアミノ基であり;R18およびR19は水素、ヒドロキシ、低級アルキル基、低級アルコキシ基およびアリール基からなる群から独立して選択され;さらにここで該低級アルコキシ基は1〜6個の炭素原子からなる基から選択され、そして該アリール基は6〜10個の炭素原子からなる基から選択される]
である請求項66に記載の方法。
【請求項82】
上記化合物が、2−グアニジノベンズイミダゾール、1,2−ジアミノベンズイミダゾール、1,2−ジアミノベンズイミダゾールヒドロクロライド、5−ブロモ−2−グアニジノベンズイミダゾール、5−メトキシ−2−グアニジノベンズイミダゾール、5−メチルベンズイミダゾール−1,2−ジアミン、5−クロロベンズイミダゾール−1,2−ジアミンおよび2,5−ジアミノベンズイミダゾールからなる群から選択される請求項81に記載の方法。
【請求項83】
上記構造式が、構造式IX:
【化10】
[式中、R20は水素、低級アルキル基、低級アルキルチオール基、カルボキシ基、アミノカルボキシ基およびアミノ基からなる群から選択され;R21は水素およびアシル基からなる群から選択され;さらにここで該低級アルキル基は1〜6個の炭素原子からなる基から選択され、そして該アシル基は2〜10個の炭素原子からなる基から選択される]
である請求項66に記載の方法。
【請求項84】
上記化合物が、リシン、2,3−ジアミノコハク酸およびシステインからなる群から選択される請求項83に記載の方法。
【請求項85】
上記化合物が、構造式X:
【化11】
[式中、R22は水素、アミノ基、モノ−アミノ低級アルキル基およびジ−アミノ低級アルキル基からなる群から選択され;R23は水素、アミノ基、モノ−アミノ低級アルキル基およびジ−アミノ低級アルキル基からなる群から選択され;R24は水素、低級アルキル基、アリール基およびアシル基からなる群から選択され;R25は水素、低級アルキル基、アリール基およびアシル基からなる群から選択され;さらに式中、該R22またはR23の1つはアミノ基またはモノ−もしくはジ−アミノ低級アルキル基でなければならず;該低級アルキルは1〜6個の炭素原子からなる低級アルキル基から選択され;該モノ−もしくはジ−アミノアルキル基は、1もしくは2個のアミノ基で置換された低級アルキル基であり;該アリール基は6〜10個の炭素原子からなるアリール基から選択され;該アシル基は低級アルキル基、アリール基および2〜10個の炭素原子を含むヘテロアリールカルボン酸からなる群から選択され;そして該低級アルコキシ基は1〜6個の炭素原子からなる基から選択される]
の式を含んでなる化合物である請求項66に記載の方法。
【請求項86】
上記化合物が、1,2−ジアミノ−4−フェニル[1H]イミダゾール、1,2−ジアミノイミダゾール、1−(2,3−ジアミノプロピル)イミダゾールトリヒドロクロライド、4−(4−ブロモフェニル)イミダゾール−1,2−ジアミン、4−(4−クロロフェニル)イミダゾール−1,2−ジアミン、4−(4−ヘキシルフェニル)イミダゾール−1,2−ジアミン、4−(4−メトキシフェニル)イミダゾール−1,2−ジアミン、4−フェニル−5−プロピルイミダゾール−1,2−ジアミン、1,2−ジアミノ−4−メチルイミダゾール、1,2−ジアミノ−4,5−ジメチルイミダゾールおよび1,2−ジアミノ−4−メチル−5−アセチルイミダゾールからなる群から選択される請求項85に記載の方法。
【請求項87】
上記構造式が、構造式XI:
【化12】
[式中、R26はヒドロキシ、低級アルコキシ基、アミノ基、アミノ低級アルコキシ基、モノ−低級アルキルアミノ低級アルコキシ基、ジ−低級アルキルアミノ低級アルコキシ基、ヒドラジノ基および式NR29R30からなる群から選択され;R29は水素および低級アルキル基からなる群から選択され;R30は1〜20個の炭素原子のアルキル基、アリール基、ヒドロキシ低級アルキル基、カルボキシ低級アルキル基、シクロ低級アルキル基ならびに4〜7個の環員および1〜3個のヘテロ原子を含む複素環式基からなる群から選択され;さらに式中、該R29、R30および窒素は、モルホリノ、ピペリジニルおよびピペラジニルからなる群から選択される構造を形成し;R27は0〜3個のアミノ基、0〜3個のニトロ基、0〜1個のヒドラジノ基、ヒドラジノスルホニル基、ヒドロキシエチルアミノ基およびアミジノ基からなる群から選択され;R28は水素、1−フルオロ、2−フルオロ、ヒドロキシ、低級アルコキシ、カルボキシ、低級アルキルアミノ、ジ−低級アルキルアミノおよびヒドロキシ低級アルキルアミノ基からなる群から選択され;さらに式中、該R26がヒドロキシまたは低級アルコキシである時、該R27は非−水素置換基であり;さらに式中、R26がヒドラジノである時、少なくとも2つの非−水素置換基が該式XIのフェニル環上になければならず;該R28が水素である時、該R30は1〜20個の炭素原子のアルキル基、アリール基、ヒドロキシ低級アルキル基、カルボキシ低級アルキル基、シクロ低級アルキル基、4〜7個の環員および1〜3個のヘテロ原子を含む複素環式基、アミノイミノ基、グアニジル基、アミノグアニジニル基およびジアミノグアニジル基からなる群から選択され;該低級アルキル基は1〜6個の炭素原子からなる基から選択され;そして該シクロアルキル基は4〜7個の炭素原子からなる基から選択される]
である請求項66に記載の方法。
【請求項88】
上記化合物が、4−(シクロヘキシルアミノ−カルボニル)−o−フェニレンジアミンヒドロクロライド、3,4−ジアミノベンズヒドラジド、4−(n−ブチルアミノ−カルボニル)−o−フェニレン−ジアミンジヒドロクロライド、4−(エチルアミノ−カルボニル)−o−フェニレン−ジアミンジヒドロクロライド、4−カルバモイル−o−フェニレンジアミンヒドロクロライド、4−(モルホリノ−カルボニル)−o−フェニレン−ジアミンヒドロクロライド、4−[(4−モルホリノ)ヒドラジノ−カルボニル]−o−フェニレンジアミン、4−(1−ピペリジニルアミノ−カルボニル)−o−フェニレンジアミンジヒドロクロライド、2,4−ジアミノ−3−ヒドロキシ安息香酸、4,5−ジアミノ−2−ヒドロキシ安息香酸、3,4−ジアミノベンズアミド、3,4−ジアミノベンズヒドラジド、3,4−ジアミノ−N,N−ビス(1−メチルエチル)ベンズアミド、3,4−ジアミノ−N,N−ジエチルベンズアミド、3,4−ジアミノ−N,N−ジプロピルベンズアミド、3,4−ジアミノ−N−(2−フラニルメチル)ベンズアミド、3,4−ジアミノ−N−(2−メチルプロピル)ベンズアミド、3,4−ジアミノ−N−(5−メチル−2−チアゾリル)ベンズアミド、3,4−ジアミノ−N−(6−メトキシ−2−ベンゾチアゾリル)ベンズアミド、3,4−ジアミノ−N−(6−メトキシ−8−キノリニル)ベンズアミド、3,4−ジアミノ−N−(6−メチル−2−ピリジニル)ベンズアミド、3,4−ジアミノ−N−(1H−ベンズイミダゾール−2−イル)ベンズアミド、3,4−ジアミノ−N−(2−ピリジニル)ベンズアミド、3,4−ジアミノ−N−(2−チアゾリル)ベンズアミド、3,4−ジアミノ−N−(4−ピリジニル)ベンズアミド、3,4−ジアミノ−N−[9H−ピリド(3,4−b)インドール−6−イル)ベンズアミド、3,4−ジアミノ−N−ブチルベンズアミド、3,4−ジアミノ−N−シクロヘキシルベンズアミド、3,4−ジアミノ−N−シクロペンチルベンズアミド、3,4−ジアミノ−N−デシルベンズアミド、3,4−ジアミノ−N−ドデシルベンズアミド、3,4−ジアミノ−N−メチルベンズアミド、3,4−ジアミノ−N−オクチルベンズアミド、3,4−ジアミノ−N−ペンチルベンズアミド、3,4−ジアミノ−N−フェニルベンズアミド、4−(ジエチルアミノ−カルボニル)−o−フェニレンジアミン、4−(tert−ブチルアミノ−カルボニル)−o−フェニレンジアミン、4−イソブチルアミノ−カルボニル)−o−フェニレンジアミン、4−(ネオペンチルアミノ−カルボニル)−o−フェニレンジアミン、4−(ジプロピルアミノ−カルボニル)−o−フェニレンジアミン、4−(n−ヘキシルアミノ−カルボニル)−o−フェニレンジアミン、4−(n−デシルアミノ−カルボニル)−o−フェニレンジアミン、4−(n−ドデシルアミノ−カルボニル)−o−フェニレンジアミン、4−(1−ヘキサデシルアミノ−カルボニル)−o−フェニレンジアミン、4−(オクタデシルアミノ−カルボニル)−o−フェニレンジアミン、4−(ヒドロキシルアミノ−カルボニル)−o−フェニレンジアミン、4−(2−ヒドロキシエチルアミノ−カルボニル)−o−フェニレン、4−[(2−ヒドロキシエチルアミノ)エチルアミノ−カルボニル]−o−フェニレンジアミン、4−[(2−ヒドロキシエチルオキシ)エチルアミノ−カルボニル]−o−フェニレンジアミン、4−(6−ヒドロキヘキシルアミノ−カルボニル)−o−フェニレンジアミン、4−(3−エトキシプロピルアミノ−カルボニル)−o−フェニレンジアミン、4−(3−イソプロポキシプロピルアミノ−カルボニル)−o−フェニレンジアミン、4−(3−ジメチルアミノプロピルアミノ−カルボニル)−o−フェニレンジアミン、4−[4−(2−アミノエチル)モルホリノ−カルボニル]−o−フェニレンジアミン、4−[4−(3−アミノプロピル)モルホリノ−カルボニル]−o−フェニレンジアミン、4−N−(3−アミノプロピル)ピロリジノ−カルボニル]−o−フェニレンジアミン、4−[3−(N−ピペリジノ)プロピルアミノ−カルボニル]−o−フェニレンジアミン、4−[3−(4−メチルピペラジニル)プロピルアミノ−カルボニル]−o−フェニレンジアミン、4−(3−イミダゾイルプロピルアミノ−カルボニル)−o−フェニレンジアミン、4−(3−フェニルプロピルアミノ−カルボニル)−o−フェニレンジアミン、4−[2−(N,N−ジエチルアミノ)エチルアミノ−カルボニル]−o−フェニレンジアミン、4−(イミダゾリルアミノ−カルボニル)−o−フェニレンジアミン、4−(ピロリジニル−カルボニル)−o−フェニレンジアミン、4−(ピペリジノ−カルボニル)−o−フェニレンジアミン、4−(1−メチルピペラジニル−カルボニル)−o−フェニレンジアミン、4−(2,6−ジメチルモルホリノ−カルボニル)−o−フェニレンジアミン、4−(ピロリジン−1−イルアミノ−カルボニル)−o−フェニレンジアミン、4−(ホモピぺリジン−1−イルアミノ−カルボニル)−o−フェニレンジアミン、4−(4−メチルピぺラジン−1−イルアミノ−カルボニル)−o−フェニレンジアミン;4−(1,2,4−トリアゾール−1−イルアミノ−カルボニル)−o−フェニレンジアミン、4−(グアニジニル−カルボニル)−o−フェニレンジアミン、4−(グアニジニルアミノ−カルボニル)−o−フェニレンジアミン、4−(アミノグアニジニルアミノ−カルボニル)−o−フェニレンジアミン、4−(ジアミノグアニジニルアミノ−カルボニル)−o−フェニレンジアミン、3,4−アミノサリチル酸4−グアニジノ安息香酸、3,4−ジアミノベンゾヒドロキサム酸、3,4,5−トリアミノ安息香酸、2,3−ジアミノ−5−フルオロ−安息香酸および3,4−ジアミノ安息香酸からなる群から選択される請求項87に記載の方法。
【請求項89】
上記構造式が、構造式XII:
【化13】
[式中、R31は水素、低級アルキル基およびヒドロキシ基からなる群から選択され;R32は水素、ヒドロキシ低級アルキル基、低級アルコキシ基、低級アルキル基およびアリール基からなる群から選択され;R33は水素およびアミノ基からなる群から選択され;該低級アルキル基は1〜6個の炭素原子からなる基から選択され;該低級アルコキシ基は1〜6個の炭素原子からなる基から選択され;該ヒドロキシ低級アルキル基は1級、2級および3級アルコール置換パターンからなる基から選択され;該アリール基は6〜10個の炭素原子およびハロ原子からなる基から選択され;ここで該ハロ原子はフルオロ、クロロ、ブロモおよびヨードからなる群から選択される]
である請求項66に記載の方法。
【請求項90】
上記化合物が、3,4−ジアミノピラゾール、3,4−ジアミノ−5−ヒドロキシピラゾール、3,4−ジアミノ−5−メチルピラゾール、3,4−ジアミノ−5−メトキシピラゾール、3,4−ジアミノ−5−フェニルピラゾール、1−メチル−3−ヒドロキシ−4,5−ジアミノピラゾール、1−(2−ヒドロキシエチル)−3−ヒドロキシ−4,5−ジアミノピラゾール、1−(2−ヒドロキシエチル)−3−フェニル−4,5−ジアミノピラゾール、1−(2−ヒドロキシエチル)−3−メチル−4,5−ジアミノピラゾール、1−(2−ヒドロキシエチル)−4,5−ジアミノピラゾール、1−(2−ヒドロキシプロピル)−3−ヒドロキシ−4,5−ジアミノピラゾール、3−アミノ−5−ヒドロキシピラゾールおよび1−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)−3−ヒドロキシ−4,5−ジアミノピラゾールからなる群から選択される、請求項89に記載の方法。
【請求項91】
上記構造式が、構造式XIII:
【化14】
[式中、n=1〜6;Xは−NR1−、−S(O)−、−S(O)2−および−O−からなる群から選択され、さらに式中、R1はH、直鎖アルキル基(C1−C6)および分枝鎖アルキル基(C1−C6)からなる群から選択され;Yは−N−、−NH−および−O−からなる群から選択され;ZはH、直鎖アルキル基(C1−C6)および分枝鎖アルキル基(C1−C6)からなる群から選択される]
である請求項66に記載の方法。
【請求項92】
上記構造式が、構造式XIV:
【化15】
[式中、R37は、低級アルキル基および式NR41NR42の基からなる群から選択され;さらに式中、R41およびR42は一緒に、R41が水素であり、そしてR42が低級アルキル基であり、R41が水素であり、そしてR42がヒドロキシ(低級)アルキル基であり、およびR41およびR42が該窒素原子と一緒に複素環式基を形成することからなる群から選択され、さらにここで該複素環式基は4〜6個の炭素原子および酸素、窒素および硫黄からなる群から選択される0〜1個のさらなる原子を含み;R38は、水素およびアミノ基からなる群から選択され;R39は、水素およびアミノ基からなる群から選択され;R40は、水素および低級アルキル基からなる群から選択され;さらにここで該R38、R39およびR40の少なくとも1つは水素以外であり、そして該R37およびR38の1つはアミノ基であることはできず;該低級アルキル基は1〜6個の炭素原子からなる基から選択され:NR41R42基により形成される該複素環式基は、0〜1個のさらなるヘテロ原子を含む4〜7員の環である]
である請求項66に記載の方法。
【請求項93】
上記化合物が、2−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)ヒドラジンカルボキシミド酸ヒドラジド、N−(4−モルホリノ)ヒドラジンカルボキシミドアミド、1−メチル−N−(4−モルホリノ)ヒドラジンカルボキシミドアミド、1−メチル−N−(4−ピペリジノ)ヒドラジンカルボキシミドアミド、1−(N−ヘキサヒドロアゼピノ)ヒドラジンカルボキシミドアミド、N,N−ジメチルカルボンイミド酸ジヒドラジド、1−メチルカルボンイミド酸ジヒドラジド、2−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)カルボヒドラゾン酸ジヒドラジドおよびN−エチルカルボンイミド酸ジヒドラジドからなる群から選択される、請求項92に記載の方法。
【請求項94】
上記構造式が、構造式V:
【化16】
[式中、R43は、ピリジル、フェニルおよびカルボン酸置換フェニル基からなる群から選択され;式中、R46は水素、低級アルキル基および水−可溶性部分からなる群から選択され;式中、Wは炭素−炭素結合および1〜3個の炭素原子のアルキレン基からなる群から選択され;R44は低級アルキル基、アリール基およびヘテロアリール基からなる群から選択され;R45は水素、低級アルキル基、アリール基およびヘテロアリール基からなる群から選択され;該低級アルキル基は1〜6個の炭素原子からなる基から選択され:該アルキレン基は直鎖および分枝鎖からなる群から選択され;該アリール基は6〜10個の炭素原子からなる基から選択され;ハロ原子はフルオロ、クロロ、ブロモおよびヨードからなる群から選択され;該低級アルコキシ基は1〜6個の炭素原子からなる基から選択され;そして該ヘテロアリール基は1ヘテロ原子および2ヘテロ原子からなる基から選択される]である請求項66に記載の方法。
【請求項95】
上記化合物が、メチルグリオキサールビス−(2−ヒドラジノ−安息香酸)ヒドラゾン、メチルグリオキサールビス−(ジメチル−2−ヒドラジノベンゾエート)ヒドラゾン、メチルグリオキサールビス−(フェニルヒドラジン)ヒドラゾン、メチルグリオキサールビス−(ジメチル−2−ヒドラジノベンゾエート)ヒドラゾン、メチルグリオキサールビス−(4−ヒドラジノ安息香酸)ヒドラゾン、メチルグリオキサールビス−(ジメチル−4−ヒドラジノベンゾエート)ヒドラゾン、メチルグリオキサールビス−(2−ピリジル)ヒドラゾン、メチルグリオキサールビス−(ジエチレングリコールメチルエーテル−2−ヒドラジノベンゾエート)ヒドラゾン、メチルグリオキサールビス−[1−(2,3−ジヒドロキシプロパン)−2−ヒドラジンベンゾエートヒドラゾン、メチルグリオキサールビス−[1−(2−ヒドロキシエタン)−2−ヒドラジノベンゾエート]ヒドラゾン、メチルグリオキサールビス−[(1−ヒドロキシメチル−1−アセトキシ))−2−ヒドラジノ−2−ベンゾエート]ヒドラゾン、メチルグリオキサールビス−[(4−ニトロフェニル)−2−ヒドラジノベンゾエート]ヒドラゾン、メチルグリオキサールビス−[(4−メチルピリジル)−2−ヒドラジノベンゾエート]ヒドラゾン、メチルグリオキサールビス−(トリエチレングリコール2−ヒドラジノベンゾエート)ヒドラゾンおよびメチルグリオキサールビス−(2−ヒドロキシエチルホスフェート−2−ヒドラジンベンゾエート)ヒドラゾンからなる群から選択される、請求項94に記載の方法。
【請求項96】
上記構造式が、構造式XVI:
【化17】
[式中、R47は、水素およびR48と一緒になった2〜3個の炭素原子のアルキレン基からなる群から選択され;式中、該R47が水素である時、該R48は水素およびalk−N−R5051からなる群から選択され;さらにここで該alkは1〜8個の炭素原子の直鎖もしくは分枝鎖のアルキレン基であり、該R50およびR51は独立してそれぞれ1〜6個の炭素原子の低級アルキル基であるか、あるいはR50およびR51は該窒素原子と一緒にモルホリノ、ピペリジニルおよびメチルピペラジニルからなる群から選択される基を形成し;R49は水素であるか、または該R47および該R48が一緒に2〜3個の炭素原子のアルキレン基である時、該R49はヒドロキシエチルであり;Wは炭素−炭素結合、1〜3個の炭素原子のアルキレン基、1,2−、1,3−または1,4−フェニレン基、2,3−ナフチレン基、2,5−チオフェニレン基、2,6−ピリジレン基、エチレン基、エテニレン基およびメチレン基からなる群から選択され;R52は低級アルキル基、アリール基およびヘテロアリール基からなる群から選択され;R53は水素、低級アルキル基、アリール基およびヘテロアリール基からなる群から選択され;さらに式中、Wが炭素−炭素結合である時、R52およびR53は一緒に1,4−ブチレン基であることができ、あるいはWが場合により1もしくは2個の低級アルキルまたはアミノ基で置換された1,2−、1,3−または1,4−フェニレン基である時、R52およびR53は両方とも水素または低級アルキル基であり;Wがエチレン基である時、R52およびR53は一緒にエチレン基であり;Wがメチレン基であり、そしてR52およびR53が一緒に式=C(−CH3)−N−(H3C−)C=またはC−W−C−の基である時、R52およびR53は一緒にビシクロ−(3,3,1)−ノナンまたはビシクロ−3,3,1−オクタン基を形成し、そしてR47およびR48は一緒に2〜3個の炭素原子のアルキレン基であり、そしてR49は水素であり:該低級アルキル基は1〜6個の炭素原子からなる基から選択され、そして該基はハロヒドロキシ、アミノ基または低級アルキルアミノ基により場合によっては置換されてもよく;該アルキレン基は直鎖および分枝鎖からなる基から選択され;該アリール基は6〜10個の炭素原子からなる基から選択され;ハロ原子はフルオロ、クロロ、ブロモおよびヨードからなる群から選択され、該低級アルコキシ基は1〜6個の炭素原子からなる基から選択され、そして該ヘテロアリール基は1〜2ヘテロ原子からなる基から選択される、
である請求項66に記載の方法。
【請求項97】
上記化合物が、メチルグリオキサールビス(グアニルヒドラゾン)、メチルグリオキサールビス(2−ヒドラジノ−2−イミダゾリン−ヒドラゾン)、テレフタルジカルボキシアルデヒドビス(2−ヒドラジノ−2−イミダゾリンヒドラゾン)、テレフタルジカルボキシアルデヒドビス(グアニルヒドラゾン)、フェニルグリオキサールビス(2−ヒドラジノ−2−イミダゾリンヒドラゾン)、フリルグリオキサールビス(2−ヒドラジノ−2−イミダゾリンヒドラゾン)、メチルグリオキサールビス(1−(2−ヒドロキシエチル)−2−ヒドラジノ−2−イミダゾリンヒドラゾン)、メチルグリオキサールビス(1−(2−ヒドロキシエチル)−2−ヒドラジノ−1,4,5,6−テトラヒドロピリミジンヒドラゾン)、フェニルグリオキサールビス(グアニルヒドラゾン)、フェニルグリオキサールビス(1−(2−ヒドロキシエチル)−2−ヒドラジノ−2−イミダゾリンヒドラゾン)、フリルグリオキサールビス(1−(2−ヒドロキシエチル)−2−ヒドラジノ−2−イミダゾリンヒドラゾン)、フェニルグリオキサールビス(1−(2−ヒドロキシエチル)−2−ヒドラジノ−1,4,5,6−テトラヒドロピリミジン−ヒドラゾン)、フリルグリオキサールビス(1−(2−ヒドロキシエチル)−2−ヒドラジノ−1,4,5,6−テトラヒドロピリミジンヒドラゾン)、2,3−ブタンジオンビス(2−ヒドラジノ−2−イミダゾリンヒドラゾン)、1,4−シクロヘキサンジオンビス(2−ヒドラジノ−2−イミダゾリンヒドラゾン)、o−フタル酸ジカルボキシアルデヒドビス(2−ヒドカルボキシミドアミドヒドラゾン)、フリルグリオキサールビス(グアニルヒドラゾン)ジヒドロクロライドジハイドレート、2,3−ペンタンジオンビス(2−テトラヒドロピリミジン)ヒドラゾンジヒドロブロミド、1,2−シクロヘキサンジオンビス(2−テトラヒドロピリミジン)ヒドラゾンジヒドロブロミド、2,3−ヘキサンジオンビス(2−テトラヒドロピリミジン)ヒドラゾンジヒドロブロミド、1,3−ジアセチルビス(2−テトラヒドロピリミジン)ヒドラゾンジヒドロブロミド、2,3−ブタンジオンビス(2−テトラヒドロピリミジン)ヒドラゾンジヒドロブロミド、2,6−ジアセチルピリジン−ビス−(2−ヒドラジノ−2−イミダゾリンヒドラゾン)ジヒドロブロミド;2,6−ジアセチルピリジン−ビス−(グアニルヒドラゾン)ジヒドロクロライド、2,6−ピリジンジカルボキシアルデヒド−ビス(2−ビトラジノ−2−イミダゾリンヒドラゾン)ジヒドロブロミドトリハイドレート、2,6−ピリジンジカルボキシアルデヒド−ビス−(グアニルヒドラゾン)ジヒドロクロライド、;1,4−ジアセチルベンゼン−ビス−(2−ヒドラジノ−2−イミダゾリンヒドラゾン)ジヒドロブロミドジハイドレート、1,3−ジアセチルベンゼン−ビス−(2−ヒドラジノ−2−イミダゾリン)ヒドラゾンジヒドロブロミド、1,3−ジアセチルベンゼン−ビス−(グアニル)ヒドラゾンジヒドロクロライド、イソフタルアルデヒド−ビス−(2−ヒドラジノ−2−イミダゾリン)ヒドラゾンジヒドロブロミド、イソフタルアルデヒド−ビス−(グアニル)ヒドラゾンジヒドロクロライド、2,6−ジアセチルアニリンビス−(グアニル)ヒドラゾンジヒドロクロライド、2,6−ジアセチルアニリンビス−(2−ヒドラジノ−2−イミダゾリン)ヒドラゾンジヒドロブロミド、2,5−ジアセチルチオフェンビス(グアニル)ヒドラゾンジヒドロクロライド、2,5−ジアセチルチオフェンビス−(2−ヒドラジノ−2−イミダゾリン)ヒドラゾンジヒドロブロミド、1,4−シクロヘキサンジオンビス(2−テトラヒドロピリミジン)ヒドラゾンジヒドロブロミド、3,4−ヘキサンジオンビス(2−テトラヒドロピリミジン)ヒドラゾンジヒドロブロミド、メチルグリオキサール−ビス−(4−アミノ−3−ヒドラジノ−1,2,4−トリアゾール)ヒドラゾンジヒドロクロライド、メチルグリオキサール−ビス−(4−アミノ−3−ヒドラジノ−5−メチル−1,2,4−トリアゾール)ヒドラゾンジヒドロクロライド、2,3−ペンタンジオン−ビス−(2−ヒドラジノ−3−イミダゾリン)ヒドラゾンジヒドロブロミド、2,3−ヘキサンジオン−ビス−(2−ヒドラジノ−2−イミダゾリン)ヒドラゾンジヒドロブロミド、3−エチル−2,4−ペンタンジオン−ビス−(2−ヒドラジノ−2−イミダゾリン)ヒドラゾンジヒドロブロミド、メチルグリオキサール−ビス−(4−アミノ−3−ヒドラジノ−5−エチル−1,2,4−トリアゾール)ヒドラゾンジヒドロクロライド、メチルグリオキサール−ビス−(4−アミノ−3−ヒドラジノ−5−イソプロピル−1,2,4−トリアゾール)ヒドラゾンジヒドロクロライド、メチルグリオキサール−ビス−(4−アミノ−3−ヒドラジノ−5−シクロプロピル−1,2,4−トリアゾール)ヒドラゾンジヒドロクロライメチルグリオキサール−ビス−(4−アミノ−3−ヒドラジノ−5−シクロブチル−1,2,4−トリアゾール)ヒドラゾンジヒドロクロライド、1,3−シクロヘキサンジオン−ビス−(2−ヒドラジノ−2−イミダゾリン)ヒドラゾンジヒドロブロミド、6−ジメチルピリジンビス(グアニル)ヒドラゾンジヒドロクロライド、3,5−ジアセチル−1,4−ジヒドロ−2,6−ジメチルピリジンビス−(2−ヒドラジノ−2−イミダゾリン)ヒドラゾンジヒドロブロミド、ビシクロ−(3,3,1)ノナン−3,7−ジオンビス−(2−ヒドラジノ−2−イミダゾリン)ヒドラゾンジヒドロブロミドおよびシス−ビシクロ−(3,3,1)オクタン−3,7−ジオンビス−(2−ヒドラジノ−2−イミダゾリン)ヒドラゾンジヒドロブロミドからなる群から選択される、請求項96に記載の方法。
【請求項98】
上記構造式が、構造式XVII:
【化18】
[式中、R54は、水素、ヒドロキシ(低級)アルキル基、低級アシルオキシ(低級)アルキル基および低級アルキル基からなる群から選択され;R55は水素、ヒドロキシ(低級)アルキル基、低級アシルオキシ(低級)アルキル基および低級アルキル基からなる群から選択され;さらに式中、R54およびR55はそれらの環の炭素と一緒に芳香族縮合環であることができ;Zaは水素またはアミノ基であり;Yaは水素、式−CH2C(=O)−R56の基、および式−CHR’の基からなる群から選択され、さらに式中、該Yaが該式−CH2C(=O)−R56の基である時、該Rは低級アルキル基、アルコキシ基、ヒドロキシ、アミノ基およびアリール基からなる群から選択され;式中、該Yaが式−CHR’の基である時、該R’は水素、低級アルキル基、低級アルキニル基およびアリール基からなる群から選択され;式中、Aはハライド、トシラート、メタンスルホネートおよびメシチレンスルホネートイオンからなる群から選択され:該低級アルキル基は1〜6個の炭素原子からなる基から選択され;該低級アルキニル基は2〜6個の炭素原子からなる基から選択され;該低級アルコキシ基は1〜6個の炭素原子からなる基から選択され;該低級アシルオキシ(低級)アルキル基はアシルオキシ部分および低級アルキル部分を含み、さらにここで該アシルオキシ部分は2〜6個の炭素原子からなる基から選択され、そして該低級アルキル部分は1〜6個の炭素原子からなる基から選択され;該アリール基は6〜10個の炭素原子からなる基から選択され、そして式XVIIのハロ原子はフルオロ、クロロ、ブロモおよびヨードからなる群から選択される]
である請求項66に記載の方法。
【請求項99】
上記化合物が、3−アミノチアゾリウムメシチレンスルホネート、3−アミノ−4,5−ジメチルアミノチアゾリウムメシチレンスルホネート、2,3−ジアミノチアゾリウムメシチレンスルホネート、3−(2−メトキシ−2−オキソエチル)−チアゾリウムブロミド、3−(2−メトキシ−2−オキソエチル)−4,5−ジメチルチアゾリウムブロミド、3−(2−メトキシ−2−オキソエチル)−4−メチルチアゾリウムブロミド、3−(2−フェニル−2−オキソエチル)−4−メチルチゾリウムブロミド、3−(2−フェニル−2−オキソエチル)−4,5−ジメチルチアゾリウムブロミド、3−アミノ−4−メチルチアゾリウムメシチレンスルホネート、3−(2−メトキシ−2−オキソエチル)−5−メチルチアゾリウムブロミド、3−(3−(2−フェニル−2−オキソエチル)−5−メチルチアゾリウムブロミド、3−[2−(4’−ブロモフェニル)−2−オキソエチル]チアゾリウムブロミド、3−[2−(4’−ブロモフェニル)−2−オキソエチル]−4−メチルチアゾリウムブロミド、3−[2−(4’−ブロモフェニル)−2−オキソエチル]−5−メチルチアゾリウムブロミド、3−[2−(4’−ブロモフェニル)−2−オキソエチル]−4,5−ジメチルチアゾリウムブロミド、3−(2−メトキシ−2−オキソエチル)−4−メチル−5−(2−ヒドロキシエチル)チアゾリウムブロミド、3−(2−フェニル−2−オキソエチル)−4−メチル−5−(2−ヒドロキシエチル)チアゾリウムブロミド、3−[2−(4’−ブロモフェニル)−2−オキソエチル]−4−メチル−5−(2−ヒドロキシエチル)チアゾリウムブロミド、3,4−ジメチル−5−(2−ヒドロキシエチル)チアゾリウムヨージド、3−エチル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾリウムブロミド、3−ベンジル−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾリウムクロライド、3−(2−メトキシ−2−オキソエチル)ベンゾチアゾリウムブロミド、3−(2−フェニル−2−オキソエチル)ベンゾチアゾリウムブロミド、3−[2−(4’−ブロモフェニル)−2−オキソエチル]ベンゾチアゾリウムブロミド、3−(カルボキシメチル)ベンゾチアゾリウムブロミド、2,3−(ジアミノ)ベンゾチアゾリウムメシチレンスルホネート、3−(2−アミノ−2−オキソエチル)チアゾリウムブロミド、3−(2−アミノ−2−オキソエチル)−4−メチルチアゾリウムブロミド、3−(2−アミノ−2−オキソエチル)−5−メチルチアゾリウムブロミド、3−(2−アミノ−2−オキソエチル)4,5−ジメチルチアゾリウムブロミド、3−(2−アミノ−2−オキソエチル)ベンゾチアゾリウムブロミド、3−(2−アミノ−2−オキソエチル)4−メチル−5−(2−ヒドロキシエチル)チアゾリウムブロミド、3−アミノ−5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルチアゾリウムメシチレンスルホネート、3−(2−メチル−2−オキソエチル)チアゾアゾリウムクロライド、3−アミノ−4−メチル−5−(2−アセトキシエチル)チアゾアゾリウムメシチレンスルホネート、3−(2−フェニル−2−オキソエチル)チアゾリウムブロミド、3−(2−メトキシ−2−オキソエチル)−4−メチル−5−(2−アセトキシエチル)チアゾリウムブロミド、3−(2−アミノ−2−オキソエチル)−4−メチル−5−(2−アセトキシエチル)チアゾリウムブロミド、2−アミノ−3−(2−メトキシ−2−オキソエチル)チアゾリウムブロミド、2−アミノ−3−(2−メトキシ−2−オキソエチル)ベンゾチアゾリウムブロミド、2−アミノ−3−(2−アミノ−2−オキソエチル)チアゾリウムブロミド、2−アミノ−3−(2−アミノ−2−オキソエチル)ベンゾチアゾリウムブロミド、3−[2−(4’−メトキシフェニル)−2−オキソエチル]チアゾリニウムブロミド、3−[2−(2’,4’−ジメトキシフェニル)−2−オキソエチル]−チアゾリニウムブロミド、3−[2−(4’−フルオロフェニル)−2−オキソエチル]チアゾリニウムブロミド、3−[2−(2’,4’−ジフルオロフェニル)−2−オキソエチル]−チアゾリニウムブロミド、3−[2−(4’−ジエチルアミノフェニル)−2−オキソエチル]チアゾリニウムブロミド、3−プロパルギル−チアゾリニウムブロミド、3−プロパルギル−4−メチルチアゾリニウムブロミド、3−プロパルギル−5−メチルチアゾリニウムブロミド、3−プロパルギル−4,5−ジメチルチアゾリニウムブロミドおよび3−プロパルギル−4−メチル−5−(2−ヒドロキシエチル)−チアゾリニウムブロミドからなる群から選択される請求項98に記載の方法。
【請求項100】
上記構造式が、構造式XVIII:
【化19】
[式中、R57は、ヒドロキシ、NHCONCR61R62およびN=C(NR61R62)2からなる群から選択され;R61およびR62はそれぞれ、水素、1〜10個の炭素原子の直鎖アルキル、1〜10個の炭素原子の分枝鎖アルキル基、アリール1〜4炭素原子アルキル、モノ−置換アリール1〜4炭素アルキルおよびジ−置換アリール1〜4炭素原子アルキルからなる群から独立して選択され、ここで該置換基はフルオロ、クロロ、ブロモ、ヨード、1〜10個の炭素原子のアルキル直鎖および1〜10個の炭素原子のアルキル分枝鎖からなる群から選択され;式中、R58は水素、アミノ、モノ−置換アミノおよびジ−置換アミノからなる群から選択され、そしてR59は水素、アミノ、モノ−置換アミノおよびジ−置換アミノからなる群から選択され;さらに式中、R58およびR59が両方ともアミノまたは置換アミノではない時、置換基は1〜10個の炭素原子の直鎖アルキル、1〜10個の炭素原子の分枝鎖アルキルおよび3〜8個の炭素原子のシクロアルキルからなる群から選択され:そして式中、R60は水素、トリフルオロメチル、フルオロ、クロロ、ブロモおよびヨードからなる群から選択される]
である請求項66に記載の方法。
【請求項101】
3DG機能を阻害する上記化合物が3DGの解毒を刺激する、請求項55に記載の方法。
【請求項102】
哺乳動物の皮膚における3DG機能を阻害する上記化合物が3DGに結合する、請求項55に記載の方法。
【請求項103】
3DGに結合する上記化合物が3DGに向けられた抗体である、請求項102に記載の方法。
【請求項104】
上記抗体がポリクローナル抗体、モノクローナル抗体、ヒト化抗体、キメラ抗体および合成抗体からなる群から選択される、請求項103に記載の方法。
【請求項105】
3DG機能の上記インヒビターが皮膚から3DGのクリアランスを刺激する、請求項55に記載の方法。
【請求項106】
上記クリアランスが血流を介して起こる、請求項105に記載の方法。
【請求項107】
上記クリアランスが尿を介して起こる、請求項105に記載の方法。
【請求項108】
上記クリアランスが汗を介して起こる、請求項105に記載の方法。
【請求項109】
上記クリアランスが剥脱を介して起こる、請求項105に記載の方法。
【請求項110】
皮膚における3DG機能のインヒビターおよび製薬学的に許容され得る担体を含んでなる組成物。
【請求項111】
哺乳動物の皮膚におけるアルファ−ジカルボニル糖の解毒を刺激する方法であって、該哺乳動物に有効量の哺乳動物の皮膚におけるアルファ−ジカルボニル糖の解毒の刺激物を投与し、これにより哺乳動物の皮膚におけるアルファ−ジカルボニル糖の解毒を刺激することを含んでなる上記方法。
【請求項112】
上記解毒が酵素的解毒経路を使用して起こる、請求項111に記載の方法。
【請求項113】
上記酵素的解毒経路がアルデヒドレダクターゼ解毒経路である、請求項112に記載の方法。
【請求項114】
哺乳動物の皮膚における3DGの解毒を刺激する方法であって、該哺乳動物に有効量の哺乳動物の皮膚における3DGの解毒の刺激物を投与し、これにより哺乳動物の皮膚における3DGの解毒を刺激することを含んでなる上記方法。
【請求項115】
上記解毒が酵素的解毒経路を使用して起こる、請求項114に記載の方法。
【請求項116】
上記酵素的解毒経路がアルデヒドレダクターゼ解毒経路である、請求項115に記載の方法。
【請求項117】
上記刺激物がアルデヒドレダクターゼ活性を刺激する、請求項116に記載の方法。
【請求項118】
上記酵素的解毒経路がオキソアルデヒドデヒドロゲナーゼ経路である、請求項115に記載の方法。
【請求項119】
上記刺激物がオキソアルデヒドデヒドロゲナーゼ活性を刺激する、請求項118に記載の方法。
【請求項120】
哺乳動物の皮膚における3DGの上記解毒が、迅速に排出される誘導体の形成を介して3DGを薬理学的に解毒する化合物により刺激される、請求項114に記載の方法。
【請求項121】
上記化合物が3DGに結合する、請求項120に記載の方法。
【請求項122】
上記解毒が皮膚からの3DGのクリアランスを含んでなる、請求項114に記載の方法。
【請求項123】
皮膚からの3DGの上記クリアランスが汗を介して起こる、請求項122に記載の方法。
【請求項124】
皮膚からの3DGの上記クリアランスが血流を介して起こる、請求項122に記載の方法。
【請求項125】
皮膚からの3DGの上記クリアランスが尿を介して起こる、請求項122に記載の方法。
【請求項126】
哺乳動物の皮膚におけるアルファ−ジカルボニル糖機能を阻害する化合物を同定する方法であって、試験化合物を該哺乳動物に投与し、そして該試験化合物を投与した哺乳動物の該皮膚におけるアルファ−ジカルボニル糖機能のレベルを、該試験化合物を投与しないこと以外は同一である哺乳動物の皮膚におけるアルファ−ジカルボニル糖機能のレベルと比較することを含んでなり、該試験化合物を投与しなかった以外は同一である哺乳動物の皮膚におけるアルファ−ジカルボニル糖機能のレベルに比べて、該試験化合物を投与した哺乳動物の該皮膚におけるより低いレベルの該アルファ−ジカルボニル糖機能が、該化合物が哺乳動物の該皮膚におけるアルファ−ジカルボニル糖機能を阻害することの指標となり、これにより哺乳動物の皮膚におけるアルファ−ジカルボニル糖機能を阻害する化合物を同定する上記方法。
【請求項127】
請求項126に記載の方法により同定される化合物。
【請求項128】
哺乳動物の皮膚におけるアルファ−ジカルボニル糖機能を阻害する化合物を同定する方法であって、試験化合物を該哺乳動物に投与し、そして該試験化合物を投与した該哺乳動物の該皮膚におけるアルファ−ジカルボニル糖機能のレベルを、該試験化合物が投与される前の該哺乳動物の該皮膚におけるアルファ−ジカルボニル糖機能のレベルと比較することを含んでなり、該試験化合物が投与される前の該哺乳動物の該皮膚におけるアルファ−ジカルボニル糖機能のレベルに比べて、該試験化合物を投与した哺乳動物の該皮膚におけるより低いレベルの該アルファ−ジカルボニル糖機能が、該試験化合物が該哺乳動物の該皮膚におけるアルファ−ジカルボニル糖機能を阻害することの指標となり、これにより哺乳動物の皮膚におけるアルファ−ジカルボニル糖機能を阻害する化合物を同定する上記方法。
【請求項129】
哺乳動物の皮膚における3DG機能を阻害する化合物を同定する方法であって、試験化合物を該哺乳動物に投与し、そして該試験化合物を投与した哺乳動物の該皮膚における3DG機能のレベルを、該試験化合物を投与しないこと以外は同一である哺乳動物の皮膚における3DG機能のレベルと比較することを含んでなり、該試験化合物を投与しなかった以外は同一である哺乳動物の皮膚における3DG機能のレベルに比べて、該試験化合物を投与した哺乳動物の該皮膚におけるより低いレベルの該3DG機能が、該試験化合物が哺乳動物の該皮膚における3DG機能を阻害することの指標となり、これにより哺乳動物の皮膚における3DG機能を阻害する化合物を同定する上記方法。
【請求項130】
請求項129に記載の方法により同定される化合物。
【請求項131】
上記哺乳動物がヒトである、請求項129に記載の方法。
【請求項132】
上記化合物が後期糖化反応生成物で修飾されたタンパク質の形成を阻害する、請求項129に記載の方法。
【請求項133】
上記化合物がタンパク質の架橋化、アポトーシス、活性酸素種の形成および突然変異誘発からなる群から選択される機能を阻害する、請求項129に記載の方法。
【請求項134】
上記化合物が3DGの解毒を刺激する、請求項129に記載の方法。
【請求項135】
上記化合物が3DGのクリアランスを刺激する、請求項129に記載の方法。
【請求項136】
哺乳動物の皮膚における3DG機能を阻害する化合物を同定する方法であって、試験化合物を該哺乳動物に投与し、そして該試験化合物を投与した該哺乳動物の該皮膚における3DG機能のレベルを、該試験化合物が投与される前の該哺乳動物の該皮膚における3DG機能のレベルと比較することを含んでなり、該試験化合物が投与される前の該哺乳動物の該皮膚における3DG機能のレベルに比べて、該試験化合物を投与した哺乳動物の該皮膚におけるより低いレベルの該3DG機能が、該試験化合物が該哺乳動物の該皮膚における3DG機能を阻害することの指標となり、これにより哺乳動物の皮膚における3DG機能を阻害する化合物を同定する上記方法。
【請求項137】
哺乳動物におけるアルファ−ジカルボニル糖関連皮膚疾患または障害を処置する方法であって、該哺乳動物にアルファ−ジカルボニル糖関連皮膚疾患または障害を阻害する化合物のアルファ−ジカルボニル糖阻害量を投与することを含んでなり、これにより哺乳動物におけるアルファ−ジカルボニル糖関連皮膚疾患または障害を処置する上記方法。
【請求項138】
上記アルファ−ジカルボニル糖関連皮膚疾患または障害が、タンパク質の架橋化、アポトーシス、突然変異誘発および活性酸素種の形成からなる群から選択される機能に関連する疾患または障害を含んでなる、請求項137に記載の方法。
【請求項139】
上記アルファ−ジカルボニル糖関連皮膚疾患または障害が、後期糖化反応生成物で修飾されたタンパク質の形成に関連する疾患または障害を含んでなる請求項137に記載の方法。
【請求項140】
上記疾患または障害が、皮膚ガン、乾癬、皮膚の老化、皮膚の皺、角質増殖症、過形成、表皮肥厚症、乳頭腫症、皮膚病、鼻瘤、強皮症および酒さからなる群から選択される、請求項137に記載の方法。
【請求項141】
上記疾患または障害が、皮膚ガン、乾癬、皮膚の老化、皮膚の皺、角質増殖症、過形成、表皮肥厚症、乳頭腫症、皮膚病、鼻瘤および酒さからなる群から選択される、請求項139に記載の方法。
【請求項142】
哺乳動物における3DG関連皮膚疾患または障害を処置する方法であって、該哺乳動物に該3DG関連皮膚疾患または障害を抑制する化合物の3DG阻害量を投与することを含んでなり、これにより哺乳動物における3DG関連皮膚疾患または障害を処置する上記方法。
【請求項143】
上記3DG関連皮膚疾患または障害が、タンパク質の架橋化、アポトーシス、突然変異誘発および活性酸素種の形成からなる群から選択される機能に関連する疾患または障害を含んでなる、請求項142に記載の方法。
【請求項144】
上記3DG関連皮膚疾患または障害が、後期糖化反応生成物で修飾されたタンパク質の形成に関連する疾患または障害を含んでなる請求項142に記載の方法。
【請求項145】
上記疾患または障害が、皮膚ガン、乾癬、皮膚の老化、皮膚の皺、角質増殖症、過形成、表皮肥厚症、乳頭腫症、皮膚病、鼻瘤、強皮症および酒さからなる群から選択される、請求項142に記載の方法。
【請求項146】
上記疾患または障害が、皮膚ガン、乾癬、皮膚の老化、皮膚の皺、角質増殖症、過形成、表皮肥厚症、乳頭腫症、皮膚病、鼻瘤、強皮症および酒さからなる群から選択される、請求項144に記載の方法。
【請求項147】
上記哺乳動物がヒトである、請求項142に記載の方法。
【請求項148】
上記化合物が3DG合成を阻害する、請求項142に記載の方法。
【請求項149】
上記化合物が酵素インヒビターである、請求項148に記載の方法。
【請求項150】
上記酵素インヒビターがフルクトサミンキナーゼを阻害する、請求項149に記載の方法。
【請求項151】
上記インヒビターが式XIX:
【化20】
a.式中、Xは、−NR−、−S(O)−、−S(O)2−または−O−であり、RはH、および直鎖もしくは分枝鎖アルキル基(C1−C4)、および
、非置換もしくは置換アリール基(C6−C10)またはアラルキル基(C7−C10)からなる群から選択され;
b.Rは、H、アミノ酸残基、ポリアミノ酸残基、ペプチド鎖、直鎖もしくは分枝鎖脂肪族基(C1−C8)(これは非置換であるか、または少なくとも1つの窒素−もしくは酸素−含有置換基で置換される)、直鎖もしくは分枝鎖脂肪族基(C1−C8)(これは非置換であるか、または少なくとも1つの窒素−もしくは酸素−含有置換基で置換され、そして少なくとも1つの−O−、−NH−または−NR”−部分で中断される)からなる群から選択される置換基であり;
c.R”は、直鎖もしくは分枝鎖アルキル基(C1−C6)および非置換もしくは置換アリール基(C6−C10)またはアラルキル基(C7−C10)であり、ただしXが−NR’−を表し、RおよびR’がそれらに結合している窒素原子と一緒に5〜7個の環原子を有する置換もしくは非置換複素環式環(少なくとも1つの窒素および酸素が該環中の唯一のヘテロ原子である)を表すことができる時、該アリール基(C6−C10)またはアラルキル基(C7−C10)および該複素環式環置換基は、H、アルキル(C1−C6)、ハロゲン、CF3、CN、NO2および−O−アルキル(C1−C6)からなる群から選択され;R1は1〜4個の直鎖炭素原子を有するポリオール部分であり、Yはヒドロキシメチレン部分−CHOH−であり;
d.Zは−H、−O−アルキル(C1−C6)、−ハロゲン−CF3、−CN、−COOHおよび−SO3H2および場合により−OHからなる群から選択される;
の式を含んでなる化合物;および
e.該化合物の異性体および製薬学的に許容され得る塩(ただし、上記式中、X−Rはヒドロキシもしくはチオールを表さない)である、請求項150に記載の方法。
【請求項152】
上記化合物が3−O−メチルソルビトールリシンである、請求項151に記載の方法。
【請求項153】
上記化合物が3DG機能を阻害する、請求項142に記載の方法。
【請求項154】
3DG機能の上記インヒビターが構造式I−XIXおよびアルギニンからなる群から選択される、請求項153に記載の方法。
【請求項155】
上記インヒビターがアルギニンである、請求項153に記載の方法。
【請求項156】
3DG機能の上記インヒビターが3DGに結合する、請求項153に記載の方法。
【請求項157】
上記化合物が、後期糖化反応生成物で修飾されたタンパク質の形成を阻害する、請求項153に記載の方法。
【請求項158】
上記化合物がタンパク質の架橋化、アポソートシス、突然変異誘発および活性酸素種の形成からなる群から選択される機能を阻害する、請求項153に記載の方法。
【請求項159】
上記化合物が局所、経口、筋肉内および静脈内からなる群から選択される経路を介して投与される、請求項142に記載の方法。
【請求項160】
上記化合物が局所経路を介して投与される請求項159に記載の方法。
【請求項161】
上記化合物が3DG合成を阻害する請求項160に記載の方法。
【請求項162】
上記化合物が3DG機能を阻害する請求項160に記載の方法。
【請求項163】
上記化合物が3DGの解毒を刺激する請求項162に記載の方法。
【請求項164】
上記インヒビターが製薬学的組成物中で投与される請求項159に記載の方法。
【請求項165】
上記組成物が、ローション、クリーム、ゲル、塗布剤、軟膏、ペースト、溶液、粉末および懸濁液からなる群から選択される、請求項164に記載の方法。
【請求項166】
上記組成物がさらに、保湿剤、湿潤剤、粘滑剤、油、水、乳化剤、増粘剤、希釈剤、表面活性剤、香料、保存剤、抗酸化物質、水分屈性剤、錯化剤、ビタミン、ミネラル、浸透強化剤、化粧用補助剤、漂白剤、脱色素剤、発泡剤、コンディショナー、粘度調整剤、緩衝剤およびサンスクリーンを含んでなる、請求項165に記載の方法。
【請求項167】
上記インヒビターが、1日1回、1日2回、1日3回、1日4回、1週間に1回、1週間に2回、1カ月に1回および1カ月に2回からなる群から選択される頻度で投与される、請求項159に記載の方法。
【請求項168】
上記インヒビターが約1ng/kg/使用〜約100g/kg/使用の投薬用量範囲で投与される、請求項159に記載の方法。
【請求項169】
上記インヒビターが約1ng/kg/使用〜約100mg/kg/使用の投薬用量範囲で投与される、請求項159に記載の方法。
【請求項170】
上記インヒビターが放出制御製剤として投与される、請求項159に記載の方法。
【請求項171】
上記インヒビターが組成物の約0.0001重量%〜約15重量%を構成する、請求項170に記載の方法。
【請求項172】
アルファ−ジカルボニル糖合成を阻害する化合物、標準、アプリケーターおよびそれらの使用説明書を含んでなる、哺乳動物の皮膚でアルファ−ジカルボニル糖合成を阻害する化合物を投与するためのキット。
【請求項173】
アルファ−ジカルボニル糖機能を阻害する化合物、標準、アプリケーターおよびそれらの使用説明書を含んでなる、哺乳動物の皮膚でアルファ−ジカルボニル糖機能を阻害する化合物を投与するためのキット。
【請求項174】
アルファ−ジカルボニル糖が関連するタンパク質の架橋化のインヒビター、標準、アプリケーターおよびそれらの使用説明書を含んでなる、哺乳動物の皮膚でアルファ−ジカルボニニル糖が関連するタンパク質の架橋化を阻害するキット。
【請求項175】
アルファ−ジカルボニル糖のインヒビター、標準、アプリケーターおよびそれらの使用説明書を含んでなる、哺乳動物の皮膚でアルファ−ジカルボニル糖関連疾患または障害を処置するためのキット。
【請求項176】
3DG合成を阻害する化合物、標準、アプリケーターおよびそれらの使用説明書を含んでなる、哺乳動物の皮膚で3DG合成を阻害する化合物を投与するためのキット。
【請求項177】
上記哺乳動物がヒトである、請求項176に記載のキット。
【請求項178】
3DG機能を阻害する化合物、標準、アプリケーターおよびそれらの使用説明書を含んでなる、哺乳動物の皮膚で3DG機能を阻害する化合物を投与するためのキット。
【請求項179】
上記哺乳動物がヒトである、請求項178に記載のキット。
【請求項180】
3DGが関連するタンパク質の架橋化のインヒビター、標準、アプリケーターおよびそれらの使用説明書を含んでなる、哺乳動物の皮膚で3DGが関連するタンパク質の架橋化を阻害するためのキット。
【請求項181】
上記哺乳動物がヒトである、請求項180に記載のキット。
【請求項182】
3DGのインヒビター、標準、アプリケーターおよびそれらの使用説明書を含んでなる、哺乳動物の皮膚で3DG関連疾患または障害を処置するためのキット。
【請求項183】
上記インヒビターが3DG合成を阻害する、請求項182に記載のキット。
【請求項184】
上記インヒビターが3DG機能を阻害する、請求項182に記載のキット。
【請求項185】
上記インヒビターが3DG蓄積を阻害する、請求項182に記載のキット。
【請求項186】
上記インヒビターが3DGの解毒を引き起こす、請求項182に記載のキット。
【請求項187】
上記哺乳動物がヒトである、請求項182に記載のキット。
【請求項188】
被検者におけるアルファ−ジカルボニル糖が関連する皮膚の皺、老化、疾患または障害を診断する方法であって、該被検者から生物学的サンプルを得、そして該生物学的サンプル中のアルファ−ジカルボニル糖が関連する皮膚の皺、老化、疾患または障害のパラメーターのレベルを、アルファ−ジカルボニル糖が関連する皮膚の皺、老化、疾患または障害が無い対照個体に由来する他は同一の生物学的サンプルに由来の該アルファ−ジカルボニルが関連するパラメーターのレベルとを比較することを含んでなり、該対照個体に由来する該生物学的サンプル中の該パラメーターのレベルに比べて、該被検者における該パラメーターのより高いレベルが、該被検者がアルファ−ジカルボニル糖が関連する皮膚の皺、老化、疾患または障害を有することの指標となり、これによりアルファ−ジカルボニル糖が関連する皮膚の皺、老化、疾患または障害を診断する上記方法。
【請求項189】
上記アルファ−ジカルニル糖が3DGである、請求項188に記載の方法。
【請求項190】
上記パラメーターが3DG、タンパク質の架橋化、後期糖化反応生成物で修飾されたタンパク質、3DF、フルクトサミンキナーゼ/アマドラーゼレベル、フルクトサミンキナーゼ/アマドラーゼ活性およびフルクトサミンキナーゼ/アマドラーゼmRNAからなる群から選択される、請求項188に記載の方法。
【請求項191】
上記生物学的サンプルが皮膚、組織、尿、唾液、血液、血漿および汗からなる群から選択される、請求項188に記載の方法。
【請求項192】
個体のアルファ−ジカルボニル糖が関連する皮膚の皺、老化、疾患または障害を診断する方法であって、該個体から皺、老化、疾患または障害を受けた皮膚の試験サンプルを得、そして影響を受けた皮膚の該試験サンプル中のアルファ−ジカルボニル糖が関連する皮膚の皺、老化、疾患または障害のパラメーターのレベルを、該個体に由来する影響を受けていない皮膚のサンプルに由来する該アルファ−ジカルボニル糖が関連するパラメーターのレベルと比較することを含んでなり、影響を受けていない皮膚の該サンプル中の該パラメーターのレベルに比べて、影響を受けた皮膚の該試験サンプル中のより高いレベルの該パラメーターが、影響を受けた皮膚の該試験サンプルがアルファ−ジカルボニル糖に関連する皮膚の皺、老化、疾患または障害を有することの指標となり、これによりアルファ−ジカルボニル糖が関連する皮膚の皺、老化、疾患または障害を診断する上記方法。
【請求項193】
哺乳動物の皮膚におけるアルファ−ジカルボニル糖の機能を阻害する方法であって、該哺乳動物に有効量の該α−アミノ−β,β−メルカプト−β,β−ジメチル−エタンまたはその修飾体または誘導体を含んでなる製薬学的組成物を投与することを含んでなり、これにより哺乳動物におけるアルファ−ジカルボニル糖の機能を阻害する上記方法。
【請求項194】
上記アルファ−ジカルボニル糖が3DGである、請求項193に記載の方法。
【請求項195】
上記α−アミノ−β,β−メルカプト−β,β−ジメチル−エタン誘導体またはその修飾体または誘導体が、D−ペニシラミン、L−ペニシラミンおよびD,L−ペニシラミンからなる群から選択される、請求項193に記載の方法。
【請求項196】
上記機能が、タンパク質の架橋化、活性酸素種の形成、脂質の過酸化、後期糖化反応生成物で修飾されたタンパク質の形成、突然変異性、DNA光傷害の誘導およびアポトーシスの誘導からなる群から選択される、請求項193に記載の方法。
【請求項197】
上記哺乳動物がヒトである、請求項193に記載の方法。
【請求項198】
上記α−アミノ−β,β−メルカプト−β,β−ジメチル−エタンまたはその修飾体または誘導体が放出制御製剤として投与される、請求項193に記載の方法。
【請求項199】
上記製薬学的組成物が、ローション、クリーム、ゲル、塗布剤、軟膏、ペースト、溶液、粉末および懸濁液からなる群から選択される、請求項193に記載の方法。
【請求項200】
上記組成物がさらに、保湿剤、湿潤剤、粘滑剤、油、水、乳化剤、増粘剤、希釈剤、表面活性剤、香料、保存剤、抗酸化物質、水分屈性剤、錯化剤、ビタミン、ミネラル、浸透強化剤、化粧用補助剤、漂白剤、脱色素剤、発泡剤、コンディショナー、粘度調整剤、緩衝剤およびサンスクリーンを含んでなる、請求項199に記載の方法。
【請求項201】
上記α−アミノ−β,β−メルカプト−β,β−ジメチル−エタンまたはその修飾体または誘導体が局所、経口、筋肉内および静脈内からなる群から選択される経路を介して投与される、請求項193に記載の方法。
【請求項202】
上記α−アミノ−β,β−メルカプト−β,β−ジメチル−エタンまたはその修飾体または誘導体が局所経路を介して投与される請求項201に記載の方法。
【請求項203】
上記α−アミノ−β,β−メルカプト−β,β−ジメチル−エタンまたはその修飾体または誘導体が、D−ペニシラミン:
【化21】
の構造式を含んでなる、請求項193に記載の方法。
【請求項204】
哺乳動物におけるアルファ−ジカルボニル糖が関連する皮膚疾患または傷害を処置する方法であって、該哺乳動物にアルファ−ジカルボニル糖阻害量のα−アミノ−β,β−メルカプト−β,β−ジメチル−エタンまたはその修飾体または誘導体を投与することを含んでなり、これにより哺乳動物のアルファ−ジカルボニル糖が関連する皮膚疾患または障害を処置する上記方法。
【請求項205】
有効量のα−アミノ−β,β−メルカプト−β,β−ジメチル−エタンまたはその修飾体または誘導体、標準、アプリケーターおよびそれらの使用説明書を含んでなる、哺乳動物の皮膚におけるアルファ−ジカルボニル糖が関連する疾患または障害を処置するためのキット。
【請求項206】
被検者における歯肉のアルファ−ジカルボニル糖が関連する老化、疾患または障害を診断する方法であって、該被検者から生物学的サンプルを得、そして該生物学的サンプル中のアルファ−ジカルボニル糖が関連する歯肉の老化、疾患または障害のパラメーターのレベルを、歯肉にアルファ−ジカルボニル糖が関連する老化、疾患または障害が無い対照個体に由来し、その他は同一の生物学的サンプルに由来する該アルファ−ジカルボニルが関連するパラメーターのレベルとを比較することを含んでなり、該対照個体に由来する該生物学的サンプル中の該パラメーターのレベルに比べて、該被検者における該パラメーターのより高いレベルが、該被検者がアルファ−ジカルボニル糖に関連する歯肉の老化、疾患または障害を有することの指標となり、これによりアルファ−ジカルボニル糖が関連する歯肉の老化、疾患または障害を診断する上記方法。
【請求項207】
上記アルファ−ジカルボニル糖が3DGである、請求項206に記載の方法。
【請求項208】
上記パラメーターが3DG、タンパク質の架橋化、後期糖化反応生成物で修飾されたタンパク質、3DF、フルクトサミンキナーゼ/アマドラーゼレベル、フルクトサミンキナーゼ/アマドラーゼ活性およびフルクトサミンキナーゼ/アマドラーゼmRNAからなる群から選択される、請求項206に記載の方法。
【請求項209】
上記生物学的サンプルが皮膚、組織、尿、唾液、血液、血漿および汗からなる群から選択される、請求項206に記載の方法。
【請求項210】
哺乳動物におけるアルファ−ジカルボニル糖が関連する歯肉疾患または障害を処置する方法であって、該哺乳動物にアルファ−ジカルボニル糖が関連する歯肉疾患または障害を抑制する化合物のアルファ−ジカルボニル糖抑制量を含んでなる製薬学的組成物を投与することを含んでなり、これによりアルファ−ジカルボニル糖が関連する歯肉疾患または障害を処置する上記方法。
【請求項211】
上記アルファ−ジカルボニル糖関連歯肉疾患または障害が歯肉炎および歯肉の退化からなる群から選択される、請求項210に記載の方法。
【請求項212】
上記アルファ−ジカルボニル糖が3DGである、請求項210に記載の方法。
【請求項213】
上記化合物が構造式I−XVIIIおよびXIXからなる群から選択される、請求項210に記載の方法。
【請求項214】
上記化合物がアルギニンまたはその修飾体または誘導体、およびα−アミノ−β,β−メルカプト−β,β−ジメチル−エタンまたはその修飾体または誘導体からなる群から選択される、請求項210に記載の方法。
【請求項215】
上記製薬学的組成物が、ペースト、ゲル、歯磨き粉、口中洗浄剤、溶液、経口リンス、懸濁液、軟膏、クリームおよびコーティングからなる群から選択される、請求項210に記載の方法。
【請求項216】
上記哺乳動物がヒトである、請求項210に記載の方法。
【請求項217】
哺乳動物における酸化的ストレスにより媒介される炎症に関連する疾患の処置法であって、該哺乳動物に活性酸素種(ROS)の誘導を防止するために有効量の3DG合成のインヒビターを投与することを含んでなり、これにより該ROSにより媒介される炎症を防止し、これにより該哺乳動物における酸化的ストレスにより媒介される炎症に関連する該疾患を処置する上記方法。
【請求項218】
上記疾患が歯肉炎、歯周病、胸部ガン、非ホジキンリンパ腫、抜け毛、白髪化、歯の黄ばみ、瘢痕、創傷、慢性関節リウマチ、ウィルソン病、レーノー現象、シェーグレン症候群、進行性全身性硬化症、線維性肺疾患および関節拘縮からなる群から選択される、請求項217に記載の方法。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【公表番号】特表2006−501146(P2006−501146A)
【公表日】平成18年1月12日(2006.1.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2003−586314(P2003−586314)
【出願日】平成15年4月17日(2003.4.17)
【国際出願番号】PCT/US2003/012003
【国際公開番号】WO2003/089601
【国際公開日】平成15年10月30日(2003.10.30)
【出願人】(504388318)ダイナミス・セラピユーテイクス・インコーポレーテツド (2)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成18年1月12日(2006.1.12)
【国際特許分類】
【出願日】平成15年4月17日(2003.4.17)
【国際出願番号】PCT/US2003/012003
【国際公開番号】WO2003/089601
【国際公開日】平成15年10月30日(2003.10.30)
【出願人】(504388318)ダイナミス・セラピユーテイクス・インコーポレーテツド (2)
【Fターム(参考)】
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