説明

C型肝炎ウイルスのNS3セリンプロテアーゼの大環状インヒビター

本発明は、種々の実施形態において、HCVプロテアーゼ阻害活性を有する新規化合物だけでなく、このような化合物を含有する医薬組成物、およびそれらを使用してHCVプロテアーゼに関連した障害を治療する方法を開示している。本発明による、これらの新規化合物は、典型的には、15員〜20員の大環を含み、そして構造式(1)の一般構造を有する:


ここで、Z’、L’、M’、R、XおよびDは、本明細書中で定義されている。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式1で示される一般構造を有する化合物、または該化合物の薬学的に受容可能な塩、溶媒和物またはエステル:
【化1】

ここで:
(1)Rは、−C(O)Rまたは−B(OR)である;
(2)Rは、H、−OH、−OR、−NR10、−C(O)OR、−C(O)NR10、−CF、−C、−C、−CF、−R、−C(O)RまたはNRSOである;
(3)Rは、H、−OH、−ORまたは−CHR10である;
(4)R、R、RおよびR10は、同一または異なり得、各々は、別個に、以下からなる群から選択される:H、アルキル、アルケニル、アリール、ヘテロアルキル、ヘテロアリール、シクロアルキル、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、R14
−CH(R1’)CH(R1’)C(O)OR11
−[CH(R1’)]C(O)OR11
−[CH(R1’)]C(O)NR1213
−[CH(R1’)]S(O)R11
−[CH(R1’)]C(O)R11
−[CH(R1’)]S(O)NR1213
−CH(R1’)C(O)N(H)CH(R2’)(R)、
−CH(R1’)CH(R1’)C(O)NR1213
−CH(R1’)CH(R1’)S(O)R11
−CH(R1’)CH(R1’)S(O)NR1213
−CH(R1’)CH(R1’)C(O)R11
−[CH(R1’)]CH(OH)R11
−CH(R1’)C(O)N(H)CH(R2’)C(O)OR11
−C(O)N(H)CH(R2’)C(O)OR11
−C(O)N(H)CH(R2’)C(O)R11
−CH(R1’)C(O)N(H)CH(R2’)C(O)NR1213
−CH(R1’)C(O)N(H)CH(R2’)R
−CH(R1’)C(O)N(H)CH(R2’)C(O)N(H)CH(R3’)C(O)OR11
−CH(R1’)C(O)N(H)CH(R2’)C(O)CH(R3’)NR1213
−CH(R1’)C(O)N(H)CH(R2’)C(O)N(H)CH(R3’)C(O)NR1213
−CH(R1’)C(O)N(H)CH(R2’)C(O)N(H)CH(R3’)C(O)N(H)CH(R4’)C(O)OR11
−CH(R1’)C(O)N(H)CH(R2’)C(O)N(H)CH(R3’)C(O)N(H)CH(R4’)C(O)NR1213
−CH(R1’)C(O)N(H)CH(R2’)C(O)N(H)CH(R3’)C(O)N(H)CH(R4’)C(O)N(H)CH(R5’)C(O)OR11および
−CH(R1’)C(O)N(H)CH(R2’)C(O)N(H)CH(R3’)C(O)N(H)CH(R4’)C(O)N(H)CH(R5’)C(O)NR1213
ここで、R1’、R2’、R3’、R4’、R5’、R11、R12およびR13は、同一または異なり得、各々は、別個に、以下からなる群から選択される:H、ハロゲン、アルキル、アリール、ヘテロアルキル、ヘテロアリール、シクロアルキル、アルコキシ、アリールオキシ、アルケニル、アルキニル、アルキル−アリール、アルキル−ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、アリール−アルキルおよびヘテロアラルキル;
またはR12およびR13は、その組み合わせがシクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリールまたはヘテロアリールとなるように、共に連結される;
14は、存在しているか存在しておらず、もし、存在しているなら、以下からなる群から選択される:H、アルキル、アリール、ヘテロアルキル、ヘテロアリール、シクロアルキル、アルキル−アリール、アリル、アルキル−ヘテロアリール、アルコキシ、アリール−アルキル、アルケニル、アルキニルおよびヘテロアラルキル;
(5)RおよびR’は、存在しているか存在しておらず、もし、存在しているなら、同一または異なり得、各々は、別個に、以下からなる群から選択される:H、OH、C〜C10アルキル、C〜C10アルケニル、C〜Cシクロアルキル、C〜Cヘテロシクロアルキル、アルコキシ、アリールオキシ、アルキルチオ、アリールチオ、アルキルアミノ、アリールアミノ、アミノ、アミド、アリールチオアミノ、アリールカルボニルアミノ、アリールアミノカルボキシ、アルキルアミノカルボキシ、ヘテロアルキル、アルケニル、アルキニル、(アリール)アルキル、ヘテロアリールアルキル、エステル、カルボン酸、カーバメート、尿素、ケトン、アルデヒド、シアノ、ニトロ、ハロゲン、(シクロアルキル)アルキル、アリール、ヘテロアリール、(アルキル)アリール、アルキルヘテロアリール、アルキル−ヘテロシクリルおよび(ヘテロシクロアルキル)アルキルであり、ここで、該シクロアルキルは、3個〜8個の炭素原子、および0個〜6個の酸素、窒素、イオウまたはリン原子からなり、そして該アルキルは、1個〜6個の炭素原子からなる;
(6)L’は、H、OH、アルキル、ヘテロアルキル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキルまたはヘテロシクリルである;
(7)M’は、H、アルキル、ヘテロアルキル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、アリールアルキル、ヘテロシクリルまたはアミノ酸側鎖である;
またはL’およびM’は、共に連結されて、環構造を形成し、以下で表わされる構造式1の一部が
【化2】

(番号1および2は、それぞれ、特定の炭素原子および特定の窒素原子の位置を示すように、付加される)
構造式2で表わされるようにされる:
【化3】

ここで、式2では:
Eは、存在しているか存在しておらず、もし存在しているなら、C、CH、NまたはC(R)である;
Jは、存在しているか存在しておらず、Jが存在しているとき、Jは、(CH、(CHR−CHR’)、(CHR)、(CRR’)、S(O)、N(H)、N(R)またはOである;Jが存在しておらず、Gが存在しているとき、Lは、位置2と印を付けた窒素原子に直接連結される;
pは、0〜6の数である;
Lは、存在しているか存在しておらず、Lが存在しているとき、Lは、C(H)またはC(R)である;Lが存在していないとき、Mは、存在しているか存在していない;もし、Mが存在しており、Lが存在していないなら、Mは、Eに、直接かつ別個に連結され、そしてJは、Eに、直接かつ別個に連結される;
Gは、存在しているか存在しておらず、Gが存在しているとき、Gは、(CH、(CHR)、(CHR−CHR’)または(CRR’)である;Gが存在していないとき、Jは、存在しており、そしてEは、位置1と印を付けた炭素原子に直接接続される;
Qは、存在しているか存在しておらず、Qが存在しているとき、Qは、NR、PR、(CR=CR)、(CH、(CHR)、(CRR’)、(CHR−CHR’)、O、NR、S、SOまたはSOである;Qが存在していないとき、Mは、(i)Aに直接連結されているか、または(ii)L上の別個の置換基であるかいずれかであり、該別個の置換基は、−OR、−CH(R)(R’)、S(O)0〜2Rまたは−NRR’であるか、または(iii)存在しない;QおよびMの両方が存在しないとき、Aは、Lに直接連結されるか、またはAは、E上の別個の置換基であるかいずれかであり、該別個の置換基は、−OR、−CH(R)(R’)、S(O)0〜2Rまたは−NRR’から選択される、またはAは、存在しない;
Aは、存在しているか存在しておらず、もし存在しているなら、Aは、O、O(R)、(CH、(CHR)、(CHR−CHR’)、(CRR’)、N(R)、NRR’、S、S(O)、−OR、CH(R)(R’)またはNRR’である;またはAは、Mに連結されて、シクロアルキル、脂肪族または複素環架橋を形成する;
Mは、存在しているか存在しておらず、Mが存在しているとき、Mは、ハロゲン、O、OR、N(R)、S、S(O)、(CH、(CHR)(CHR−CHR’)または(CRR’)である;またはMは、Aに連結されて、シクロアルキル、脂肪族またはヘテロシクロアルキル架橋を形成する;
(8)Z’は、以下で示した(i)、(ii)、(iii)、(iv)または(v)のいずれかで表わされる:
(i)
【化4】

ここで:
44は、以下からなる群から選択される:
【化5】

そしてR77は、以下からなる群から選択される:
【化6】

【化7】

【化8】

【化9】

ここで、R78は、メチル、エチル、イソプロピル、第三級ブチルおよびフェニルから選択される;
(ii)
【化10】

ここで、R79は、以下からなる群から選択される:
【化11】

(iii)
【化12】

ここで、該スルホン環は、必要に応じて、アルキルおよびシクロアルキルで置換されている;
(iv)以下の部分:
【化13】

【化14】

(v)以下の部分:
【化15】

ここで、Wは、−C(=O)−または−S(O)−である;
Zは、OまたはNである;
そしてYは、以下からなる群から選択される:
【化16】

【化17】

【化18】

【化19】

【化20】

ここで:
11は、以下からなる群から選択される:H、−C(O)OH、−C(O)OEt、−OMe、−Ph、−OPh、−NHMe、−NHAc、−NHPh、−CH(Me)、1−トリアゾリル、1−イミダゾリルおよび−NHCHCOOH;
12は、以下からなる群から選択される:H、−C(O)OH、−C(O)OMe、−OMe、F、ClおよびBr;
13は、以下の部分からなる群から選択される:
【化21】

14は、MeS(O)−、−Ac、−Boc、−iBoc、−Cbzまたは−Allocである;
15およびY16は、同一または異なり得、そして別個に、以下からなる群から選択される:アルキル、アリール、ヘテロアルキルおよびヘテロアリール;
17は、−CF、−NO、−C(O)NH、−OH、−C(O)OCH、−OCH、−OC、−C、−C(O)C、−NHまたは−C(O)OHである;そして
18は、−C(O)OCH、−NO、−N(CH、F、−OCH、−C(H)C(O)OH、−C(O)OH、−S(O)NHまたは−N(H)C(O)CHである;
(9)Xは、構造式4で表わされる:
【化22】

ここで、式4において、aは、2、3、4、5、6、7、8または9である;
b、c、d、eおよびfは、同一または異なり得、各々は、別個に、0、1、2、3、4または5である;
Aは、C、N、SまたはOである;
29およびR29’は、別個に、存在しているか存在しておらず、もし存在しているなら、同一または異なり得、各々は、別個に、1個または2個の置換基であり、該置換基は、別個に、以下からなる群から選択される:H、ハロ、アルキル、アリール、シクロアルキル、シクロアルキルアミノ、シクロアルキルアミノカルボニル、シアノ、ヒドロキシ、アルコキシ、アルキルチオ、アミノ、−NH(アルキル)、−NH(シクロアルキル)、−N(アルキル)、カルボキシル、−C(O)O−アルキル、ヘテロアリール、アラルキル、アルキルアリール、アラルケニル、ヘテロアラルキル、アルキルヘテロアリール、ヘテロアラルケニル、ヒドロキシアルキル、アリールオキシ、アラルコキシ、アシル、アロイル、ニトロ、アリールオキシカルボニル、アラルコキシカルボニル、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、ヘテロアリールスルホニル、アルキルスルフィニル、アリールスルフィニル、ヘテロアリールスルフィニル、アリールチオ、ヘテロアリールチオ、アラルキルチオ、ヘテロアラルキルチオ、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、ヘテロシクレニル、YN−アルキル−、YNC(O)−およびYNSO−であって、ここで、YおよびYは、同一または異なり得、そして別個に、以下からなる群から選択される:水素、アルキル、アリールおよびアラルキル;
29およびR29’は、一緒に連結されて、その組み合わせが0個〜6個の炭素を有する脂肪族またはヘテロ脂肪族鎖となるようにされる;
30は、存在しているか存在しておらず、もし存在しているなら、1個または2個の置換基であり、該置換基は、別個に、以下からなる群から選択される:H、アルキル、アリール、ヘテロアリールおよびシクロアルキル;
(10)式1中のDは、構造式5で表わされる:
【化23】

ここで、式5において、R32、R33およびR34は、存在しているか存在しておらず、もし存在しているなら、各々は、別個に、1個または2個の置換基であり、該置換基は、別個に、以下からなる群から選択される:H、ハロ、アルキル、アリール、シクロアルキル、シクロアルキルアミノ、スピロアルキル、シクロアルキルアミノカルボニル、シアノ、ヒドロキシ、アルコキシ、アルキルチオ、アミノ、−NH(アルキル)、−NH(シクロアルキル)、−N(アルキル)、カルボキシル、−C(O)O−アルキル、ヘテロアリール、アラルキル、アルキルアリール、アラルケニル、ヘテロアラルキル、アルキルヘテロアリール、ヘテロアラルケニル、ヒドロキシアルキル、アリールオキシ、アラルコキシ、アシル、アロイル、ニトロ、アリールオキシカルボニル、アラルコキシカルボニル、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、ヘテロアリールスルホニル、アルキルスルフィニル、アリールスルフィニル、ヘテロアリールスルフィニル、アリールチオ、ヘテロアリールチオ、アラルキルチオ、ヘテロアラルキルチオ、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、ヘテロシクレニル、YN−アルキル−、YNC(O)−およびYNSO−であって、ここで、YおよびYは、同一または異なり得、そして別個に、以下からなる群から選択される:水素、アルキル、アリールおよびアラルキル;
または
32およびR34は、一緒に連結されて、その組み合わせがシクロアルキル基の一部を形成するようにされる;
gは、1、2、3、4、5、6、7、8または9;
h、i、j、k、lおよびmは、同一または異なり得、各々は、別個に、0、1、2、3、4または5である;そして
Aは、C、N、SまたはOであるが、
(11)但し、式1において、構造式2:
【化24】


【化25】

であり、W’がCHまたはNであるとき、以下の条件排除(i)および(ii)の両方を適用する:
条件排除(i):Z’は、−NH−R36ではなく、ここで、R36は、H、Cアリール、C10アリール、ヘテロアリール、−C(O)−R37、−C(O)−OR37または−C(O)−NHR37であり、ここで、R37は、C1〜6アルキルまたはC3〜6シクロアルキルである;そして
条件排除(ii):Rは、−C(O)OH、−C(O)OHの薬学的に受容可能な塩、−C(O)OHのエステル、または−C(O)NHR38ではなく、ここで、R38は、C1〜8アルキル、C3〜6シクロアルキル、Cアリール、C10アリールまたはC7〜16アラルキルからなる群から選択される、
化合物。
【請求項2】
前記構造式2で表わされる構造式1の一部:
【化26】

が、
【化27】

である;
GおよびJが、別個に、存在し得るか存在し得ず、もし存在するなら、同一または異なり得、そして別個に、(CH、(CHR)、(CHR−CHR’)および(CRR’)からなる群から選択される;
AおよびMが、別個に、存在し得るか存在し得ず、もし存在するなら、同一または異なり得、そして別個に、O、S、S(O)、N(R)、(CH、(CHR)、(CHR−CHR’)および(CRR’)からなる群から選択される;またはAおよびMが、一緒に連結されて、シクロアルキルまたはヘテロシクリル架橋を形成する;そして
Qが、存在し得るか存在し得ず、もし存在するなら、(CH、N(R)、O、S、S(O)、(CHR)または(CRR’)である、請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
構造式2で表わされる前記一部が、以下の構造から選択される、請求項2に記載の化合物:
【化28】

【化29】

および
【化30】

ここで、n=0〜4である、
化合物。
【請求項4】
構造式2で表わされる構造式1の一部が、以下から選択される、請求項3に記載の化合物:
【化31】

【請求項5】
構造式2で表わされる構造式1の一部が、以下の構造から選択される、請求項4に記載の化合物:
【化32】

ここで、X’は、H、F、ClまたはBrである、
化合物。
【請求項6】
構造式2で表わされる構造式1の一部
【化33】

が、
【化34】

であり、
Qが、存在しているか存在しておらず、もしQが存在していないなら、Mは、Aに直接連結される、請求項1に記載の化合物。
【請求項7】
構造式2で表わされる構造式1の一部が、以下の構造から選択される、請求項6に記載の化合物:
【化35】

【請求項8】
構造式2で表わされる構造式1の一部
【化36】

が、
【化37】

である、請求項1に記載の化合物。
【請求項9】
構造式2で表わされる構造式1の一部が、以下の構造から選択される、請求項8に記載の化合物:
【化38】

【請求項10】
構造式2で表わされる構造式1の一部が、以下の構造から選択される、請求項9に記載の化合物:
【化39】

【請求項11】
構造式2で表わされる構造式1の一部
【化40】

が、
【化41】

である;そして
20が、以下の構造から選択される、請求項1に記載の化合物:
【化42】

【請求項12】
構造式2で表わされる構造式1の一部
【化43】

が、
【化44】

である;そしてR21およびR22が、同一または異なり得、そして別個に、以下からなる群から選択される、請求項1に記載の化合物:
【化45】

【請求項13】
LおよびMが存在せず、そしてJが、Eに直接連結されている、請求項1に記載の化合物。
【請求項14】
L、JおよびMが、存在せず、そしてEが、Nに直接連結されている、請求項1に記載の化合物。
【請求項15】
GおよびMが、存在しない、請求項1に記載の化合物。
【請求項16】
M’が、
【化46】

である、請求項1に記載の化合物。
【請求項17】
Xが、以下の構造からなる群から選択され、そしてR55が、アルキル、シクロアルキル、カーバメートまたは尿素でる;そしてn=0〜5である、請求項1に記載の化合物:
【化47】

【請求項18】
Xが、以下の構造からなる群から選択される、請求項17に記載の化合物:
【化48】

【請求項19】
が、ケトアミド、ケトアルデヒド、ジケトン、ケト酸またはケトエステルである、請求項1に記載の化合物。
【請求項20】
が、−C(O)C(O)NR10である;
が、Hである;そして
10が、H、−R14、−[CH(R1’)]C(O)OR11
−[CH(R1’)]C(O)NR1213
−[CH(R1’)]S(O)R11
−[CH(R1’)]S(O)NR1213
−[CH(R1’)]C(O)R11
−CH(R1’)C(O)N(H)C(H)(R2’)C(O)OR11
−CH(R1’)C(O)N(H)CH(R2’)C(O)NR1213または
−CH(R1’)C(O)N(H)CH(R2’)(R)である、請求項19に記載の化合物。
【請求項21】
10が、H、−R14、−CH(R1’)C(O)OR11
−CH(R1’)CH(R1’)C(O)OR11
−CH(R1’)C(O)NR1213
−CH(R1’)CH(R1’)C(O)NR1213
−CH(R1’)CH(R1’)S(O)R11
−CH(R1’)CH(R1’)S(O)NR1213
−CH(R1’)CH(R1’)C(O)R11
−CH(R1’)C(O)N(H)CH(R2’)C(O)OR11
−CH(R1’)C(O)N(H)CH(R2’)C(O)NR1213または
−CH(R1’)C(O)N(H)CH(R2’)(R)である;
1’が、Hまたはアルキルである;そして
2’が、フェニル、置換フェニル、ヘテロ原子−置換フェニル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、ピペリジルまたはピリジルである、請求項20に記載の化合物。
【請求項22】
1’が、Hである、請求項21に記載の化合物。
【請求項23】
以下である、請求項20に記載の化合物:
11は、H、メチル、エチル、アリル、第三級ブチル、ベンジル、α−メチルベンジル、α,α−ジメチルベンジル、1−メチルシクロプロピルまたは1−メチルシクロペンチルである;
は、ヒドロキシメチルまたは−CHC(O)NR1213である;
2’は、別個に、以下の構造からなる群から選択される、
【化49】

ここで、UおよびUは、同一または異なり得、そして別個に、以下からなる群から選択される:H、F、−CHC(O)OH、−CHC(O)OMe、−CHC(O)NH、−CHC(O)NHMe、−CHC(O)NMe、アジド、アミノ、ヒドロキシル、置換アミノおよび置換ヒドロキシル;
およびUは、同一または異なり、そして別個に、OまたはSである;
は、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、ヘテロアルキルスルホニル、ヘテロアリールスルホニル、アルキルカルボニル、アリールカルボニル、ヘテロアルキルカルボニル、ヘテロアリールカルボニル、アルコキシカルボニル、アリールオキシカルボニル、ヘテロアリールオキシカルボニル、アルキルアミノカルボニル、アリールアミノカルボニルまたはヘテロアリールアミノカルボニル、またはそれらの組み合わせである;
NR1213は、以下からなる群から選択される:
【化50】

は、H、OHまたはCHOHであり、そして
14は、以下からなる群から選択される:H、−CH、Et、n−プロピル、メトキシ、シクロプロピル、n−ブチル、1−ブタ−3−イニル、ベンジル、α−メチルベンジル、フェネチル、アリル、1−ブタ−3−エニル、−OCHおよびシクロプロピルメチル。
【請求項24】
が、以下の構造から選択される、請求項1に記載の化合物:
【化51】

【請求項25】
DおよびXが、一緒になって、二価C7〜C12非分枝パラフィン連結鎖を形成し、該連結鎖が、14員〜19員大環の一部を形成する、請求項1に記載の化合物。
【請求項26】
DおよびXが、一緒になって、C8〜C9非分枝パラフィン連結鎖を形成し、該連結鎖が、15員〜16員複素環の一部を形成する、請求項25に記載の化合物。
【請求項27】
DおよびXが、一緒になって、二価C7〜C12非分枝オレフィン連結鎖を形成し、該連結鎖が、14員〜19員複素環の一部を形成し、該大環が、単一不飽和度を有する、請求項1に記載の化合物。
【請求項28】
DおよびXが、一緒になって、C8〜C9非分枝オレフィン連結鎖を形成し、該連結鎖が、15員または16員大環の一部を形成し、該大環が、単一不飽和度を有する、請求項27に記載の化合物。
【請求項29】
DおよびXが、一緒になって、二価C2〜C12非分枝脂肪族鎖を形成し、該脂肪族鎖が、9員〜19員複素環の一部を形成する、請求項1に記載の化合物。
【請求項30】
Dが、以下の構造から選択される、請求項1に記載の化合物:
【化52】

【請求項31】
式Iにおける
【化53】

部分の
【化54】

部分で表わされる部分が、以下の構造:
【化55】

から選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項32】
Z’が、以下からなる群から選択される、請求項1に記載の化合物:
【化56】

【化57】

【請求項33】
Wが、C=Oである、請求項1に記載の化合物。
【請求項34】
Zが、Nである、請求項1に記載の化合物。
【請求項35】
Yが、以下の構造からなる群から選択される、請求項1に記載の化合物:
【化58】

【化59】

【化60】

ここで、Y17は、CF、NO、C(O)NH、OH、NHまたはC(O)OHである;そして
18は、FまたはC(O)OHである、
化合物。
【請求項36】
Yが、以下の構造からなる群から選択される、請求項37に記載の化合物:
【化61】

【請求項37】
Yが、以下の構造からなる群から選択される、請求項1に記載の化合物:
【化62】

W’は、NまたはOである;
23は、H、アルキル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキルまたはヘテロシクロアルキルであり、ここで、該アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキルの各々は、アルキル部分で置換され得る;
24は、H、アルキル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキルまたはヘテロシクロアルキルであり、ここで、該アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキルの各々は、アルキル部分であり得る;
またはR23およびR24は、一緒になって、環状環を形成し、該環状環は、炭素環または複素環を含む;
25は、H、アルキル、ヘテロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アルキルアミノ、アリールアミノ、ヘテロアルキルアミノまたはシクロアルキルであり、
26は、以下からなる群から選択される:H、カーバメート、スルホンアミド、アルキルカルボニル、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、ヘテロアリール、スルホニル、ヘテロアルキルスルホニル、アリールオキシカルボニル、ヘテロアルコキシカルボニル、ヘテロアリールオキシカルボニル、アルキルアミノカルボニル、アリールアミノカルボニルおよび尿素;
27は、H、アルキル、シクロアルキル、アリールまたはヘテロアリールである;
28は、H、アルキル、ヘテロアルキル、アリールまたはヘテロアリールである;そして
X’−O−は、エーテル、エステルまたはカーバメートである、
化合物。
【請求項38】
以下である、請求項1に記載の化合物:
(a)
【化63】

部分が、
【化64】

である;
(b)Rが、以下の構造から選択される:
【化65】

(c)Z’は、以下で示した(i)、(ii)または(iii)のいずれかで表わされる:
(i)
【化66】

ここで:
44は、以下からなる群から選択される:
【化67】

そしてR77は、以下からなる群から選択される:
【化68】

【化69】

【化70】

ここで、R78は、メチル、エチル、イソプロピル、第三級ブチルおよびフェニルから選択される;
(ii)
【化71】

ここで、R79は、以下からなる群から選択される:
【化72】

(iii)
【化73】

ここで、該スルホン環は、必要に応じて、アルキルおよびシクロアルキルで置換されている;そして
(d)
【化74】

で表わされる式1の一部は、以下の構造から選択される:
【化75】

そして
n=0〜3である、
化合物。
【請求項39】
以下からなる群から選択される、請求項1に記載の化合物、または該化合物の薬学的に受容可能な塩、溶媒和物またはエステル:
【化76】

【化77】

【化78】

【化79】

【化80】

【化81】

【化82】

【化83】

【化84】

【請求項40】
以下からなる群から選択される、請求項39に記載の化合物、または該化合物の薬学的に受容可能な塩、溶媒和物またはエステル:
【化85】

【化86】

【請求項41】
が、ケトアミド、酸、ケト酸、ケトエステル、ケトアルデヒド、ジケトン、ボロン酸またはトリフルオロケトンである、請求項1に記載の化合物。
【請求項42】
活性成分として、請求項1に記載の化合物を含有する、医薬組成物。
【請求項43】
HCVに関連した障害を治療する際に使用するのに適当な、請求項42に記載の医薬組成物。
【請求項44】
さらに、薬学的に受容可能な担体を含む、請求項42に記載の医薬組成物。
【請求項45】
さらに、抗ウイルス薬を含有する、請求項46に記載の医薬組成物。
【請求項46】
さらに、インターフェロンまたはペグ化インターフェロンを含有する、請求項45に記載の医薬組成物。
【請求項47】
前記抗ウイルス薬が、リバビリンであり、そして前記インターフェロンが、α−インターフェロンである、請求項46に記載の医薬組成物。
【請求項48】
HCVプロテアーゼに関連した障害を治療する方法であって、該方法は、このような治療を必要とする患者に、請求項1に記載の化合物の治療有効量を投与する工程を包含する、方法。
【請求項49】
HCVプロテアーゼに関連した障害を治療する方法であって、該方法は、このような治療を必要とする患者に、請求項1に記載の化合物の治療有効量を含有する医薬組成物を投与する工程を包含する、方法。
【請求項50】
前記投与が、皮下である、請求項49に記載の方法。
【請求項51】
HCVプロテアーゼに関連した障害を治療する医薬を製造するための、請求項1に記載の化合物の使用。
【請求項52】
HCVプロテアーゼに関連した障害を治療する医薬組成物であって、該組成物は、請求項40に記載の1種またはそれ以上の化合物の治療有効量と薬学的に受容可能な担体とを含有する、組成物。
【請求項53】
さらに、抗ウイルス薬を含有する、請求項52に記載の医薬組成物。
【請求項54】
さらに、インターフェロンまたはペグ化インターフェロンを含有する、請求項53に記載の医薬組成物。
【請求項55】
前記抗ウイルス薬が、リバビリンであり、そして前記インターフェロンが、α−インターフェロンである、請求項54に記載の医薬組成物。

【公表番号】特表2007−534627(P2007−534627A)
【公表日】平成19年11月29日(2007.11.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−528146(P2006−528146)
【出願日】平成16年9月23日(2004.9.23)
【国際出願番号】PCT/US2004/031136
【国際公開番号】WO2005/030796
【国際公開日】平成17年4月7日(2005.4.7)
【出願人】(596129215)シェーリング コーポレイション (785)
【氏名又は名称原語表記】Schering Corporation
【Fターム(参考)】