説明

GlycoPEG化された第IX因子

本発明は、第IX因子とPEG部分とのコンジュゲートを提供する。該コンジュゲートは、ペプチドと修飾基の間に配置され、それらと共有結合的に付着される完全なグリコシル連結基を介して連結される。該コンジュゲートは、グリコシルトランスフェラーゼの作用によって、グリコシル化されたペプチドから形成される。グリコシルトランスフェラーゼは、ペプチド上のグリコシル残基に、改変された糖部分を連結する。該コンジュゲートを調製するための方法、該コンジュゲートを用いて様々な疾患状態を治療するための方法、および該コンジュゲートを含む医薬製剤も提供される。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
次式:
【化1】


(式中、
Dは、−OHおよびR−L−HN−から選択されるメンバーであり、
Gは、R−L−および−C(O)(C〜C)アルキルから選択されるメンバーであり、
は、直鎖または分枝ポリ(エチレングリコール)残基から選択されたメンバーを含む部分であり、
Lは、結合、置換または非置換アルキル、および置換または非置換ヘテロアルキルから選択されるメンバーであるリンカーであり、
DがOHである場合、GはR−L−であり、Gが−C(O)(C〜C)アルキルである場合、DはR−L−NH−である)
を有する少なくとも1つの部分を含む第IX因子ペプチド。
【請求項2】
L−Rが次式:
【化2】


(式中、
aは、0から20までの整数である)
を有する、請求項1に記載の第IX因子ペプチド。
【請求項3】
が、
【化3】


(式中、
eおよびfは、1から2500からそれぞれ独立に選択される整数であり、
qは、0から20までの整数である)から選択されるメンバーである構造を有する、請求項1に記載の第IX因子ペプチド。
【請求項4】
が、
【化4】


(式中、
e、f、およびf’は、1から2500からそれぞれ独立に選択される整数であり、
qおよびq’は、1から20からそれぞれ独立に選択される整数である)
から選択されるメンバーである構造を有する、請求項1に記載の第IX因子ペプチド。
【請求項5】
が、
【化5】


(式中、
e、f、およびf’は、1から2500からそれぞれ独立に選択される整数であり、
q、q’、およびq’’は、1から20からそれぞれ独立に選択される整数である)
から選択されるメンバーである構造を有する、請求項1に記載の第IX因子ペプチド。
【請求項6】
が、
【化6】


(式中、
eおよびfは、1から2500からそれぞれ独立に選択される整数である)
から選択されるメンバーである構造を有する、請求項1に記載の第IX因子ペプチド。
【請求項7】
前記部分が次式:
【化7】


を有する、請求項1に記載の第IX因子ペプチド。
【請求項8】
前記部分が次式:
【化8】


を有する、請求項1に記載の第IX因子ペプチド。
【請求項9】
前記部分が次式:
【化9】


(式中、
AAは、前記ペプチドのアミノ酸残基である)
を有する、請求項1に記載の第IX因子ペプチド。
【請求項10】
前記アミノ酸残基が、セリンまたはトレオニンから選択されるメンバーである、請求項9に記載の第IX因子ペプチド。
【請求項11】
前記ペプチドが、配列番号1のアミノ酸配列を有する、請求項1に記載の第IX因子ペプチド。
【請求項12】
前記アミノ酸残基が、配列番号1の位置61のセリンである、請求項11に記載の第IX因子ペプチド。
【請求項13】
前記部分が次式:
【化10】


[式中、
a、b、c、d、i、r、s、t、およびuは、0および1からそれぞれ独立に選択される整数であり、
qは、1であり、
e、f、g、およびhは、0から6までの整数からそれぞれ独立に選択されるメンバーであり、
j、k、1、およびmは、0から100までの整数からそれぞれ独立に選択されるメンバーであり、
v、w、x、およびyは、0および1からそれぞれ独立に選択され、かつv、w、x、およびyのうちの少なくとも1つは、1であり、
AAは、前記第IX因子ペプチドのアミノ酸残基であり、
Sia−(R)は、次式:
【化11】


(ここで、
Dは、−OHおよびR−L−HN−から選択されるメンバーであり、
Gは、R−LおよびC(O)(C〜C)アルキルから選択されるメンバーであり、
は、直鎖または分枝ポリ(エチレングリコール)残基から選択されるメンバーを含む部分であり、
Lは、結合、置換または非置換アルキル、および置換または非置換ヘテロアルキルから選択されるメンバーであるリンカーであり、
DがOHである場合、GはR−L−であり、Gが−C(O)(C〜C)アルキルである場合、DはR−L−NH−である)
を有する]
を有する、請求項1に記載の第IX因子ペプチド。
【請求項14】
前記グリコシル残基が、Asn 157、Asn 167およびそれらの組み合わせから選択されるメンバーに結合される、請求項7に記載の第IX因子ペプチド。
【請求項15】
請求項1に記載の第IX因子および薬学的に許容される担体を含む医薬製剤。
【請求項16】
哺乳類において血液凝固を刺激する方法であって、前記哺乳類に、請求項1に記載の第IX因子ペプチドを投与することを含む、方法。
【請求項17】
対象において血友病を治療する方法であって、前記対象に、請求項1に記載の第IX因子ペプチドを投与することを含む、方法。
【請求項18】
次の部分
【化12】


(式中、
Dは、−OHおよびR−L−HN−から選択されるメンバーであり、
Gは、R−L−および−C(O)(C〜C)アルキルから選択されるメンバーであり、
は、直鎖または分枝ポリ(エチレングリコール)残基から選択されるメンバーを含む部分であり、
Lは、結合、置換または非置換アルキル、および置換または非置換ヘテロアルキルから選択されるメンバーであるリンカーであり、
DがOHである場合、GはR−L−であり、Gが−C(O)(C〜C)アルキルである場合、DはR−L−NH−である)
を含む第IX因子ペプチドコンジュゲートを製造する方法であって、
(a)次式:
【化13】


を有するPEG−シアル酸供与体部分をもつ基質第IX因子ペプチドと、前記PEG−シアル酸を前記第IX因子ペプチドのアミノ酸またはグリコシル残基に転移する酵素と、を転移に適切な条件下で接触させること、を含む方法。
【請求項19】
L−Rが次式:
【化14】


(式中、
aは、0から20までの整数である)
を有する、請求項18に記載の方法。
【請求項20】
が、以下:
【化15】


(式中、
eおよびfは、1から2500からそれぞれ独立に選択される整数であり、
qは、0から20までの整数である)
から選択されるメンバーである構造を有する、請求項18に記載の方法。
【請求項21】
が、以下:
【化16】


(式中、
e、f、およびf’は、1から2500からそれぞれ独立に選択される整数であり、
qおよびq’は、1から20からそれぞれ独立に選択される整数である)
から選択されるメンバーである構造を有する請求項18に記載の方法。
【請求項22】
が、以下:
【化17】


(式中、
e、f、およびf’は、1から2500からそれぞれ独立に選択される整数であり、
q、q’、およびq’’は、1から20からそれぞれ独立に選択される整数である)
から選択されるメンバーである構造を有する、請求項18に記載の方法。
【請求項23】
が、以下:
【化18】


(式中、
eおよびfは、1から2500からそれぞれ独立に選択される整数である)
から選択されるメンバーである構造を有する、請求項18に記載の方法。
【請求項24】
前記第IX因子ペプチドコンジュゲートが、次式:
【化19】


を有する部分を含む、請求項18に記載の方法。
【請求項25】
前記第IX因子ペプチドコンジュゲートが、次式:
【化20】


を有する部分を含む、請求項18に記載の方法。
【請求項26】
前記第IX因子ペプチドコンジュゲートが、次式:
【化21】


(式中、
AAは、前記第IX因子ペプチドのアミノ酸残基である)
を有する部分を含む、請求項18に記載の方法。
【請求項27】
前記アミノ酸残基が、セリンまたはトレオニンから選択されるメンバーである、請求項26に記載の方法。
【請求項28】
前記第IX因子基質ペプチドが、配列番号1に記載のアミノ酸配列を有する、請求項18に記載の方法。
【請求項29】
前記アミノ酸残基が、配列番号1の61位のセリンである、請求項28に記載の第IX因子ペプチド。
【請求項30】
前記第IX因子コンジュゲートが、次式:
【化22】


[式中、
a、b、c、d、i、r、s、t、およびuは、0および1からそれぞれ独立に選択される整数であり、
qは、1であり、
e、f、g、およびhは、0から6までの整数から独立して選択されるメンバーであり、
j、k、1、およびmは、0から100までの整数からそれぞれ独立に選択されるメンバーであり、
v、w、x、およびyは、0および1からそれぞれ独立に選択され、かつ、v、w、x、およびyの少なくとも1つは、1であり、
AAは、前記第IX因子ペプチドのアミノ酸残基であり、
Sia−(R)は、次式:
【化23】


ここで、
Dは、−OHおよびR−L−HN−から選択されるメンバーであり、
Gは、R−L−および−C(O)(C〜C)アルキルから選択されるメンバーであり、
は、直鎖または分枝ポリ(エチレングリコール)残基から選択されるメンバーを含む部分であり、
Lは、結合、置換または非置換アルキル、および置換または非置換ヘテロアルキルから選択されるメンバーであるリンカーであり、
DがOHである場合、GはR−L−であり、Gが、−C(O)(C〜C)アルキルである場合、DはR−L−NH−である)
を有する]
を有するグリコシル残基を含む請求項18に記載の方法。
【請求項31】
前記グリコシル残基が、Asn 157、Asn 167、およびそれらの組み合わせから選択されるメンバーに結合される、請求項30に記載の方法。
【請求項32】
ステップ(a)の前に、さらに、
(b)適切な宿主細胞において前記基質第IX因子ペプチドを発現させること
を含む、請求項18に記載の方法。
【請求項33】
前記宿主が、昆虫細胞および哺乳類細胞から選択される、請求項32に記載の方法。

【図1】
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【図2A】
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【図2B】
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【図2C】
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【図2D】
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【図2E】
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【図2F】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9A】
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【図9B】
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【図9C】
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【図9D】
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【図9E】
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【図9F】
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【図9G】
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【図9H】
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【図9I】
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【図9J】
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【図9K】
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【図9L】
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【図9M】
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【図9N】
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【公表番号】特表2007−513190(P2007−513190A)
【公表日】平成19年5月24日(2007.5.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−542888(P2006−542888)
【出願日】平成16年12月3日(2004.12.3)
【国際出願番号】PCT/US2004/041070
【国際公開番号】WO2005/055950
【国際公開日】平成17年6月23日(2005.6.23)
【出願人】(500062254)ネオス テクノロジーズ インコーポレイテッド (19)
【Fターム(参考)】