説明

ICカード対応ロッカーによる宅配サービス提供方法

【課題】固有のIDを有するICカードを鍵として利用するICカード対応ロッカーでも、宅配サービスを提供できるようにする。
【解決手段】
ICカード発行者は、一般のユーザーに対してICカードを発行する。このユーザー用ICカードには、固有のIDが設定されている。これに対して、ICカード発行者が、宅配業者に供与する業務用ICカードは、宅配業者に供与されたカードリーダライタにより、任意のIDを登録可能なものとなっている。宅配業者は、ユーザーからの荷物の受け取り依頼時に、この業務用ICカードに、ユーザーから通知されたIDを登録しおき、ID登録された業務用ICカードでICカード対応ロッカーにユーザー宛の荷物を預ける。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、固有のID番号が割り当てられたICカードを鍵として利用するICカード対応ロッカーによって宅配サービスを実現する方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、鉄道の駅、バスターミナル等の交通機関の施設には、手荷物等の荷物を一時保管することができるように、コインロッカーが設置されている。そして、近年においては、このようなコインロッカーの利用手数料であるコイン、すなわち、硬貨の取り扱いの煩雑さをなくし、かつ、このようなコインロッカーのセキュリティーを高めるために、磁気カード等のカードを認証媒体として使用する電子錠を備えたロッカーボックスから成るロッカーシステムが提案されている。
【0003】
このようなロッカーシステムとして、特許文献1(特開2005−163263号公報)には、複数のロッカーボックスと該ロッカーボックスの施解錠を制御する制御手段を備え、IDコードが設定されるとともに該IDコードを送信可能な携帯送信手段と前記制御手段とで送受信を行うことで、ロッカーボックスの使用を可能にした貸しロッカーシステムであって、前記携帯送信手段として、利用者特有のIDコードが記録されたカード型の携帯送信手段を用いるロッカーシステムが開示されている。
【特許文献1】特開2005−163263号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
近年、家に届けられる配送物を受け取る者が常時在宅できないというライフスタイルの変化などの背景から、配送物の受け取りを効率的に行う手段の一つとして、ロッカーを利用するサービスが提案されている。このようなサービスでは、ユーザーは、例えば、電話やインターネットなどで注文した商品を、ロッカーを利用して受け取ることができる。
【0005】
しかしながら、上記特許文献1に開示されたロッカーシステムは、利用者特有のIDコードが記録されたカード型の携帯送信手段を用いて、ロッカーボックスの施解錠を制御するために、このようなサービスには利用できない、という問題があった。
【課題を解決するための手段】
【0006】
このような課題を解決するために、請求項1に係る発明は、ICカード対応ロッカーによる宅配サービス提供方法であって、ストアードフェア機能を有し、かつ、カード固有のIDが割り当てられたICカードを発行するステップと、ICカード固有のIDを鍵として施錠及び解錠し、かつ、ICカードのストアードフェア機能からサービス利用料金を徴収するICカード対応ロッカーサービスをユーザーに対して提供するステップと、荷物を配送する宅配業者に対して、任意のIDを登録可能な業者用ICカードを供与するステップと、から成ることを特徴とする。
【0007】
また、請求項2に係る発明は、請求項1に記載のICカード対応ロッカーによる宅配サービス提供方法において、宅配業者が、ユーザーから、当該ユーザーが所有するICカードのID、当該ユーザーの希望受け取り場所、希望受け取り時間帯の通知を受けるステップと、当該通知に基づいて、当該宅配業者が業者用ICカードに当該IDを登録するステップと、当該宅配業者が、当該ユーザーの希望受け取り時間帯の前までに、当該ユーザーの希望受け取り場所のロッカーに、当該ユーザー宛の荷物を搬入し、当該IDが登録された業者用ICカードを用いて当該ロッカーを施錠するステップとから成ることを特徴とする。
【0008】
また、請求項3に係る発明は、請求項1又は請求項2に記載のICカード対応ロッカーによる宅配サービス提供方法において、当該ICカードに代えて、当該ICカードと同様な機能をシミュレートする携帯端末も利用可能とすることを特徴とする。
【0009】
また、請求項4に係る発明は、請求項1乃至請求項3に記載のICカード対応ロッカーによる宅配サービス提供方法において、ICカード対応ロッカーサービスが駅改札内で提供される場合には、業者用IDカードでロッカーが設置された駅の改札の通過を許可する機能を業者用IDカードに付与することを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明では、ICカード対応ロッカーであっても、荷物を配送する宅配業者に対しては、任意のIDを登録可能な業者用ICカードを供与するので、宅配業者は、ユーザーのICカードのIDを、業者用ICカードに登録することにより、ユーザーのために、ICカード対応ロッカーにユーザーのICカードと同じIDで、ユーザー宛の荷物をロッカーに預けておくことができる。これにより、ユーザーは、宅配業者に指定した場所のロッカーから自分宛の荷物を受け取ることができる。
【0011】
また、ICカードに代えて、当該ICカードと同様な機能をシミュレートする携帯端末も利用可能とすることで、より多くの顧客に対して、本発明によるサービスを提供することができるようになる。
【0012】
また、ICカード対応ロッカーサービスが駅改札内で提供される場合には、業者用IDカードでロッカーが設置された駅の改札の通過を許可する機能を業者用IDカードに付与するので、駅改札内に設置されたICカード対応ロッカーに対しても、宅配業者は顧客宛の荷物を届けることができる。

【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しつつ説明する。図1は、本発明に用いるICカードの一例を示す図である。本発明の実施の形態を、ICカードの一例としてこのような非接触型のものを用いて説明するが、本発明で用い得るICカードはこれに限定されるものではない。また、本発明は、以下説明するICカードと同様な機能をシミュレートする携帯電話などの携帯端末によっても実現することもできる。これにより、このような携帯端末のユーザーを含めた、より多くの顧客に対して、本発明によるサービスを提供することができるようになる。
【0014】
非接触型のICカード1には、ICチップ2、アンテナ3が組み込まれており、カードリーダライタにかざすと、カードリーダライタ内のアンテナとの間で通信が行われ、カードリーダライタ側で、ICカード1の検知、認証、データの読み取り、データの書き込み等が行われる仕組みとなっている。
【0015】
このようなICカード1としては、例えば、カード発行事業者が発行するもので、電子マネー等を貯めておける機能、所謂ストアードフェア機能を有するものを用いることができる。また、このようなICカード1では、近年、鉄道事業者が発行するもので、鉄道の定期券の機能やストアードフェア機能を有するものが広く普及しており、このようなカードを用いても本発明を実施することができる。
【0016】
ICカード1には、1枚ごとにそれぞれ異なる固有のIDが付与されており、ICチップ2に記憶されている。このIDはユーザーも認識できるように、カード面に、例えば17桁のアルファベットや数字から成るID4が表記されるようになっている。このIDは一般のユーザーは書き換えることができないが、本発明において宅配業者に対して供与されるICカード1では、カードリーダライタなどによって、このIDが書き換え可能に構成される。
【0017】
図2は、本発明のロッカーサービスに用いるICカード対応ロッカー5の概観を示す図である。ICカード対応ロッカー5には、スチール製のハウジングの内部に、利用者から預かった物品を個別に収容する複数のロッカー(収容部)6が設けられている。
【0018】
図3に示すように、ロッカー6には、内部が中空とされた筐体と、その筐体の前面開口部を開閉する扉体10と、扉体10を施錠、解錠する施錠機構16とが設けられている。扉体10は、取手部11を持って前後に押し引きすることにより、扉体10に設けられた旋回軸(図示略)を中心として筐体の全面開口部を開閉できるようになっている。これら複数のロッカー6には、個々を認識するための通し番号(識別情報)が付与されている。
【0019】
図2に示すように、ハウジングの側面部の制御部ハウジング9には、ICカード1に記憶された情報を読み取ったりICカード1に情報を書き込んだりするカードリーダライタ7と、個々のロッカー3を認識するための通し番号を表示する表示部8とが設けられている。
【0020】
個々のロッカー6の前面には、ICカード1に記憶された情報を読み取ったりICカード1に情報を書き込んだりするカードリーダライタ12と、自らの所在を明らかにするために点灯する報知ランプ(報知部)14とロッカー6の利用料金やICカード1に記憶されているストアードフェアの残額を表示する表示部13とが設けられている。
【0021】
カードリーダライタ7、12は、常時電磁波を発しており、この電磁波により検出可能な範囲にICカード1が近づけられた場合に、このICカード1に対して情報の読み書きを行うことができるようになっている。また、前述したようにICカード1には、固有のIDや、ストアードフェアに関する情報が記憶されている。ユーザーは、ICカード1に、市中に設置されたチャージ装置を用いて、所持金を電子化して記憶させることができるようになっている。
【0022】
図4は、ICカード対応ロッカー5の機能ブロック図である。ICカード対応ロッカー5には、報知ランプ14、カードリーダライタ7、12、表示部8、13、施錠機構16の各部を制御する制御部15と、各種情報を記憶する記憶部17とが設けられている。制御部15は、さらに細かくは「カードリーダライタ制御部」、「施錠・解錠制御部」、「表示・報知制御部」、「課金制御部」、「計時部」等から成る。制御部15は、カードリーダライタ7、12にかざされたICカード1から読み取ったIDと、そのIDをもつ利用者が物品を預けたロッカー6に付与された通し番号と、物品を預かった日時および時間とを関連付けてデータベース化し、記憶部17に記憶させる機能を有する。
【0023】
また、制御部15は、カードリーダライタ7にかざされたICカード1から読み取ったIDを基に、そのIDをもつ利用者が物品を預けたロッカー6の通し番号を、記憶部17に記憶させたデータベースを参照して特定し、特定された通し番号を表示部8に表示させる表示機能を有する。
【0024】
さらに、制御部15は、カードリーダライタ12にかざされたICカード1から読み取ったIDを基に、そのIDをもつ利用者が物品を預けたロッカー6の通し番号を、記憶部17に記憶させたデータベースを参照して特定し、その通し番号を付与されたロッカー6の報知ランプ14を点灯させる報知機能を有する。
【0025】
加えて、制御部15は、物品を預けたロッカー6に対応付けて設けられたカードリーダライタ12にかざされたICカード1から読み取ったIDと、そのロッカー6に物品を預けた利用者のIDとを比較し両者が一致した場合のみ、そのロッカー3の施錠機構15を作動させて施錠を解除する解錠機能を有する。
【0026】
次に、上記の構成からなるICカード対応ロッカー5を一般のユーザーが通常のロッカーとして利用する方法について説明する。このICカード対応ロッカー5に物品を預ける際、利用者が物品を預けたロッカー6に対応付けて設けられたカードリーダライタ12にICカード1をかざすと、制御部15は、ICカード1から読み取ったIDと、物品を預けたロッカー3に付与された通し番号と、物品を預かった日時および時間とを関連付けてデータベース化し、記憶部17に記憶し、同時にロッカー36施錠する。物品を預ける際に利用者が負う手間は、物品をロッカー6に収容してICカード1をかざすだけである。
【0027】
預けた物品を取り出す際、利用者がカードリーダライタ7にICカード1をかざすと、制御部15は、ICカード1から読み取ったIDと、そのIDをもつ利用者が物品を預けたロッカー6の通し番号とを、記憶部17に記憶させたデータベースを参照して特定し、その通し番号を表示部8に表示させる。同時に、制御部15は、その利用者が通し番号何番のロッカー6に物品を預けたかを記憶部17に記憶させたデータベースを参照して特定し、その通し番号に対応付けられたロッカー6に設けられた報知ランプ14を点灯させる。利用者は、表示部8に表示された通し番号や点灯した報知ランプをもとに物品を預けたロッカー6の所在を認知する。
【0028】
物品を預けたロッカー6の所在が明らかになったらその場所に行き、物品を預けたロッカー6に対応付けて設けられたカードリーダライタ12にICカード1をかざすと、制御部15は、そのロッカー6に物品を預けた利用者のIDを記憶部17に記憶させたデータベースを参照して特定するとともに、特定されたIDとICカード1から読み取ったIDとを比較し両者が一致した場合のみ、そのロッカー6の施錠機構16を作動させて解錠する。利用者は、解錠されたロッカー6から物品を取り出せばよい。また、解錠の際には、制御部15は、そのロッカー6に対する基本利用料金と、利用時間に応じて追加利用料金がある場合には、その追加利用料金とを合計した額をICカード1のストアードフェアから引き去り、最終的にロッカー6の利用料金の精算を行う。
【0029】
次に、図5を参照しつつ、以上のようなICカード対応ロッカー5を用いた宅配サービス提供方法について説明する。図5は、ICカード発行者、一般ユーザー、宅配業者の相関関係を示す図である。ICカード発行者は、一般のユーザーに対して、ICカード1を発行するが、このICカード1は、今までみてきたとおり、固有のIDが設定されているものである。これに対して、ICカード発行者が、宅配業者に供与する業務用ICカードは、宅配業者に供与されたカードリーダライタにより、IDが書き換え可能な特殊なものであり、任意のIDを登録可能なものとなっている。この任意のIDを登録可能な業務用ICカードには、ユーザーからの荷物の受け取り依頼時に、ユーザーから通知されたIDを登録して利用される。
【0030】
以下、ICカード対応ロッカー5を宅配サービスで利用する方法について説明する。ICカード対応ロッカー5で荷物の受け取りを希望するユーザーは、例えば、図6に示すような画面のロッカー宅配サービスに係る所定のホームページ等にアクセスする。ここで、ユーザーは、図6で示すように、自分のICカードのID、希望受け取り場所、及び希望受け取り時間帯を入力して、これらの情報を宅配業者に送信する。なお、ここでは、ユーザーから宅配業者への連絡方法として、ホームページによる方法を示したが、本発明ではこの方法に依らずとも、他の連絡方法、例えば、電話連絡による方法等を用いても良い。
【0031】
ユーザーから、ICカードのID、希望受け取り場所、及び希望受け取り時間帯の情報を受けた宅配業者は、まず宅配業者が所有する業務用ICカードに、カードリーダライタを用いて顧客ユーザーのIDを登録する。宅配業者の荷物配送要員は、ユーザーの希望受け取り時間帯の前までに、ユーザーの希望受け取り場所のロッカーに赴き、この業務用ICカードを用いて、ICカード対応ロッカー5にユーザーの荷物を預ける。ICカード対応ロッカー5に物品を預ける際のロッカーシステムの動作は前述したものと同様である。
【0032】
ユーザーが荷物を受け取る際には、ユーザーが、カードリーダライタ7に自分のICカード1をかざすと、制御部15は、ICカード1から読み取ったIDと、宅配業者が用いた業務用ICカードのID(すなわち、ユーザーと同じID)と、宅配業者が荷物を預けたロッカー6の通し番号とを、記憶部17に記憶させたデータベースを参照して特定し、その通し番号を表示部8に表示させる。同時に、制御部15は、宅配業者が荷物を預けたロッカー6に設けられた報知ランプ14を点灯させる。ユーザーは、表示部8に表示された通し番号や点灯した報知ランプをもとに、宅配業者が荷物を預けたロッカー6の所在を認知する。
【0033】
ユーザーは、荷物が預けられたロッカー6の所在が明らかになったらその場所に行き、荷物が預けられたロッカー6に対応付けて設けられたカードリーダライタ12にICカード1をかざす。すると、制御部15は、宅配業者が用いた業務用ICカードのID(すなわち、ユーザーと同じID)を記憶部17に記憶させたデータベースを参照して特定するとともに、特定されたIDとICカード1から読み取ったIDとを比較する。そして、両者が一致した場合のみ、そのロッカー6の施錠機構16を作動させて解錠する。利用者は、解錠されたロッカー6から荷物を取り出せばよい。また、解錠の際には、制御部15は、そのロッカー6に対する基本利用料金と、利用時間に応じて追加利用料金がある場合には、その追加利用料金とを合計した額をICカード1のストアードフェアから引き去り、最終的にロッカー6の利用料金の精算を行う。
【0034】
なお、ICカード1の発行者が鉄道事業者であり、ICカード対応ロッカー5が改札内に設置されるような場合、業者用ICカードでICカード対応ロッカー5が設置された駅の改札の通過ができるように、業者用IDカードを設定しておくこともできる。このようにすることで、駅改札内に設置されたICカード対応ロッカーに対しても、本発明の方法により、宅配業者はユーザー宛の荷物を届けることができる。
【0035】
業者用ICカードでICカード対応ロッカー5が設置された駅の改札の通過ができるように設定される場合、宅配業者により業者用ICカードが鉄道の不正乗車等に利用されることを防止するために、ICカード対応ロッカー5が設置された駅の改札の入場後には、その駅の改札からしか退場できないように設定しておく等、業者用ICカードの不正利用防止策をとることが望ましい。

【図面の簡単な説明】
【0036】
【図1】本発明に用いるICカードの一例を示す図である。
【図2】本発明のロッカーサービスに用いるICカード対応ロッカーの概観を示す図である。
【図3】本発明のICカード対応ロッカーの要部を拡大した図である。
【図4】本発明のICカード対応ロッカーの機能ブロックを示す図である。
【図5】ICカード発行者、一般ユーザー、宅配業者の相関関係を示す図である。
【図6】ロッカー配送サービスを提供するホームページの画面例を示す図である。
【符号の説明】
【0037】
1・・・ICカード、2・・・ICチップ、3・・・アンテナ、4・・・ID番号、5・・・ICカード対応ロッカー、7・・・カードリーダライタ、8・・・表示部、10・・・扉体、9・・・制御部ハウジング、11・・・取手部、12・・・カードリーダライタ、13・・・表示部、14・・・報知ランプ(報知部)、15・・・制御部、16・・・施錠機構、17・・・記憶部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ストアードフェア機能を有し、かつ、カード固有のIDが割り当てられたICカードを発行するステップと、
ICカード固有のIDを鍵として施錠及び解錠し、かつ、ICカードのストアードフェア機能からサービス利用料金を徴収するICカード対応ロッカーサービスをユーザーに対して提供するステップと、
荷物を配送する宅配業者に対して、任意のIDを登録可能な業者用ICカードを供与するステップと、から成ることを特徴とするICカード対応ロッカーによる宅配サービス提供方法。
【請求項2】
宅配業者が、ユーザーから、当該ユーザーが所有するICカードのID、当該ユーザーの希望受け取り場所、希望受け取り時間帯の通知を受けるステップと、
当該通知に基づいて、当該宅配業者が業者用ICカードに当該IDを登録するステップと、
当該宅配業者が、当該ユーザーの希望受け取り時間帯の前までに、当該ユーザーの希望受け取り場所のロッカーに、当該ユーザー宛の荷物を搬入し、当該IDが登録された業者用ICカードを用いて当該ロッカーを施錠するステップとから成ることを特徴とする請求項1に記載のICカード対応ロッカーによる宅配サービス提供方法。
【請求項3】
当該ICカードに代えて、当該ICカードと同様な機能をシミュレートする携帯端末も利用可能とすることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のICカード対応ロッカーによる宅配サービス提供方法。
【請求項4】
ICカード対応ロッカーサービスが駅改札内で提供される場合には、業者用IDカードでロッカーが設置された駅の改札の通過を許可する機能を業者用IDカードに付与することを特徴とする請求項1乃至請求項3に記載のICカード対応ロッカーによる宅配サービス提供方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2007−84273(P2007−84273A)
【公開日】平成19年4月5日(2007.4.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−274925(P2005−274925)
【出願日】平成17年9月22日(2005.9.22)
【出願人】(593092482)ジェイアール東日本メカトロニクス株式会社 (85)
【Fターム(参考)】