説明

IP電話装置

【課題】個別着信キーと、コールウェイティング機能の割付が可能な機能キーとを備え、通話中に個別着信があったとき、その個別着信をコールウェイティング機能を割り付けた機能キーに移動させる機能を有するIP電話機において、コールウェイティング機能のオン/オフ設定をユーザが行えるようにする。
【解決手段】機能キーであるF4キーに工事業者がコールウェイティング機能の割付、及びそのオン/オフ設定を行うと、それらの情報がIP電話機20内の記憶装置に記憶される。ユーザがF4キーを押下することで、F4キーに割り付けられたコールウェイティング機能のオン/オフ設定を変更し、記憶装置の記憶内容を書き換えることができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、IP(Internet Protocol)電話機に関し、詳細には、個別着信キーと、コールウェイティング(以下、CWと言う)機能の割付が可能な機能キーとを備え、通話中に個別着信があったとき、その個別着信をCW機能を割り付けた前記機能キーに移動させるようにしたIP電話機に関する。
【背景技術】
【0002】
本願発明の出願人は、先に個別着信キーと、CW機能の割付が可能な機能キーとを備え、通話中に個別着信があったとき、その個別着信をCW機能を割り付けた前記機能キーに移動させるようにしたIP電話機を提案した(非特許文献1)。
【0003】
図8はこのIP電話機20の外観の概略平面図である。このIP電話機20は、ハンドセット21と、LCDからなる表示部22と、ダイヤルキーや各種機能キーからなる操作部23とを備えている。
【0004】
ここで、機能キーであるF1キーには例えば着番号「1111」を割り付け、F2キーには着番号「2222」を割り付けることができる。また、F4キーにはCW機能を割り付け、Pkキーは個別着信機能を割り付ける。これらの機能キーに対する機能の割り付けは、電話機の工事業者が実行するものであり、ユーザが実行したり、変更したりすることはできない。
【0005】
F1キー、F2キー、F4キー、及びPKキーに上述の機能を割り付けることで、IP電話機20は次のように動作する。
図示しないSIP(Session Initiation Protocol)サーバから、IP電話機20に対し、番号「1111」を指定した着信があると、F1キーに対応して設けられた発光素子(以下、F1キーのランプと言う。他のキーについても同様)が点滅する。ユーザがF1キーを押下し、ハンドセット21を取るか又は操作部23のスピーカキーを押下することで通話中となる。「2222」を指定した着信があった場合も同様である。
【0006】
また、IP電話機20に対し、機能キー(ここではF1キー、F2キー)に割り付けられていない着番号(例えば「3456」、「7890」を指定した着信があった場合は、PKキーのランプが点滅する。ユーザがPKキーを押下し、ハンドセット21を取るか又はスピーカキーを押下することで通話中となる。
【0007】
F4キーの機能については図9を参照しながら説明する。この図のAはF4キーに割り付けたCW機能がオフの場合、Bはオンの場合の動作を示す図である。
【0008】
図9Aに示すように、CW機能がオフの場合、F1キーに対する着信中、即ち「1111」を指定した着信がある時は、F2キーに対する着信、即ち「2222」を指定した着信、及びPKキーに対する着信、即ち「3456」、「7890」を指定した着信が可能である。
【0009】
より詳しく説明すると、F1キーに対する着信中はF1キーのランプが点滅しており、新たにF2キーに対する着信があると、F2キーのランプも点滅する。この状態で、F1キー又はF2キーを押下することで、F1キー又はF2キーに対する着信に応答することができる。また、F1キーに対する着信中に新たにPKキーに対する着信があると、PKキーのランプも点滅する。この状態で、PKキーを押下することで、PKキーに対する着信に応答することができる。即ちPKキーに対する着信を優先する。以上はF1キーに対する着信中にF2キー又はPKキーに対する着信があった場合であるが、F2キーに対する着信中にF1キー及びPKキーに着信があった場合も同様に、何れか1つのキーに対する応答を可能にするか、又はPKキーに対する応答を可能にする。
【0010】
F1キーによる通話中はF2キーに対する着信は可能であるが、PKキーに対する着信は不可能である。より詳しく説明すると、F1キーによる通話中はF1キーのランプが点灯しており、新たにF2キーに対する着信があると、F2キーのランプが点滅する。この状態でF4キーを押下することで通話中のF1キーとF4キーが保留状態となり、次いでF2キーを押下すると、F2キーに対する着信に応答することができる。また、この状態でF4キーを押下すると、通話中のF2キーが保留状態となり、F1キーに対する保留を解除することができる。この状態でF4キーは保留状態を維持しているため、新たにPKキーに対する着信があると、IP電話機20は着信を拒否する。
【0011】
PKキーに対する着信中はF1キーに対する着信、F2キーに対する着信は可能であるが、PKキーに対する着信は不可能である。同様に、PKキーによる通話中はF1キーに対する着信、F2キーに対する着信は可能であるが、PKキーに対する着信は不可能である。
【0012】
図9Bに示すように、CW機能がオンの場合、F1着信中とPK着信中の動作はCW機能が割り付けられていない場合と同じであるが、F1通話中とPK通話中にPK着信が可能になる点が異なる。
【0013】
より詳しく説明すると、F1通話中にPK着信があると、F4キーのランプが点滅する。ユーザがF4キーを押下すると、F1キーが保留状態となり、PK着信に応答することができる。この応答中はF4キーは保留状態となり、PKキーのランプは点灯している。この状態でF4キーを押下すると、PKキーが保留状態となり、F1キーに対する保留が解除される。
【0014】
同様に、PK通話中にPK着信があると、F4キーのランプが点滅する。ユーザがF4キーを押下すると、F4キーが保留状態となり、新たなPK着信に応答することができる。この応答中はF4キーのランプは保留点滅し、PKキーのランプは点灯している。この状態でF4キーを押下すると、通話中のPKキーが保留状態となり、F4キーの保留が解除される。
【0015】
このように、本願発明の出願人が提案したIP電話機は、機能キーにCW機能を割り付け、通話中に個別着信があったとき、その個別着信をその機能キーに移動させることにより、1回線しか外線通話に使用できないIP電話機を、着信に関しては見かけ上複数回線に使用できるようにしている。
【0016】
しかしながら、このIP電話機では、CW機能の割り付け及びオン/オフ設定を行えるのが工事業者に限られており、ユーザが設定できないという問題がある。
【非特許文献1】「IP Net Phone SX」のカタログ(サクサ株式会社、2006年5月)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0017】
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、個別着信キーと、CW機能の割付が可能な機能キーとを備え、通話中に個別着信があったとき、その個別着信をCW機能を割り付けた前記機能キーに移動させる機能を有するIP電話機において、CW機能のオン/オフ設定をユーザが行えるようにすることである。
【課題を解決するための手段】
【0018】
請求項1の発明は、個別着信キーと、CW機能の割付が可能な機能キーとを備え、通話中に個別着信があったとき、その個別着信をCW機能を割り付けた前記機能キーに移動させるようにしたIP電話機であって、予め工事業者が前記機能キーに割り付けたCW機能及びそのオン/オフ設定状態を記憶する記憶手段と、前記機能キーの操作に応じて、前記記憶手段に記憶されているオン/オフ設定状態を変更する手段とを有することを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1記載のIP電話機において、前記CW機能がオンに設定されているときの個別着信中の前記機能キーの操作に基づいて、前記個別着信を拒否する手段を有することを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1記載のIP電話機において、前記CW機能がオフに設定されているときの通話中の前記機能キーの操作に基づいて、前記記憶手段に記憶されているオン/オフ設定状態をオンに変更する手段を有することを特徴とする。
【0019】
〔作用〕
請求項1の発明によれば、予め工事業者が機能キーに割り付けたCW機能のオン/オフ設定状態を記憶した記憶手段の記憶内容を、その機能キーを操作することにより変更することができる。
請求項2の発明によれば、CW機能がオンに設定されているときの個別着信中の機能キーの操作に基づいて、前記個別着信を拒否する。
請求項3の発明によれば、CW機能がオフに設定されているときの通話中の機能キーの操作に基づいて、前記記憶手段に記憶されているオン/オフ設定状態をオンに変更し、その後の個別着信に応答することができるようにする。
【発明の効果】
【0020】
本発明によれば、個別着信キーと、CW機能の割付が可能な機能キーとを備え、通話中に個別着信があったとき、その個別着信をCW機能を割り付けた前記機能キーに移動させる機能を有するIP電話機において、ユーザがCW機能のオン/オフ設定を行うことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0021】
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施形態のIP電話装置を有するIP電話システムの構成を示す図である。
【0022】
本発明の実施形態のIP電話システムは、IP網1と、IP網1に接続されるIP電話機2及びSIPサーバ3と、SIPサーバ3に接続されるIP電話機4〜7を備えている。このIP電話システムは、通信事業者が提供するIP電話サービスであり、SIPサーバを設置して通話を制御するシステムである。
【0023】
ここで、SIPサーバ3の配下のIP電話機4〜7は内線電話機として機能するように、予め内線番号が設定され、SIPサーバ3内に記憶されている。そして、この設定情報に従って、IP電話機4〜7は、SIPサーバ3によるSIPを用いた呼接続制御により、SIPサーバ3を介して、IP電話機2との外線通話、及びIP電話機4〜7間の内線通話が可能である。
【0024】
図2は、図1におけるSIPサーバ3の配下のIP電話機4〜7の構成を示すブロック図である。図2に示すように、IP電話機4〜7は、制御部11、記憶部12、呼処理部13、音声処理部14、操作・表示部15、及びネットワークインタフェース部16を備えている。
【0025】
制御部11はマイクロコンピュータなどで構成されており、このIP電話機の全体の制御などを行う。記憶部12には、このIP電話機の端末識別情報、電話番号、IPアドレス、及びユーザIDなどのような自己の識別情報が記憶される。
【0026】
呼処理部13はSIPを用いた呼接続のための各種メッセージ及び上記各種識別情報のパケットの処理を行う。音声処理部14は送受話器、及び音声符号化/復号化処理回路を備えており、音声の入出力、及び音声パケットの処理を行う。操作・表示部15は図8の操作部23及び表示部22と同じ構成を持っており、ダイヤルキー、機能キー(F1キー〜F4キー)などの各種キー、及びLCDを備えている。従って、以下の説明では、図8を引用する。F1キー〜F4キー、PKキー、スピーカキーに対応して、それらの状態を表示するためのランプが設けられている。ネットワークインタフェース部16は、IP網1と、呼処理部13及び音声処理部14との間で各種パケットの送受信を行う。
【0027】
機能キーであるF1キー〜F4キーには各種機能を割り付けることができるが、ここではF1キー、F2キーを外線キーとしてそれぞれ着番号「1111」、「2222」を割り付け、F4キーにはCW機能を割り付ける。
【0028】
F4キーに対するCW機能の割り付け、及びそのオン/オフ設定はIP電話機の設置時に工事業者が実行する。この設定は、記憶部12にCCW機能割付情報12a、CW機能オン/オフ情報12bとして保存される。前述したように、従来のIP電話機では、これらの情報の設定及び変更は工事業者のみが可能であり、ユーザにはできなかった。本実施形態で、ユーザがF4キーを押下することで、CW機能オン/オフ情報12bを書き換えることができるようにした。そして、このCW機能オン/オフ情報12bに基づき、図9A,Bに示す処理を実行できるようにした。
【0029】
SIPサーバ3には、図3Aに示すような、配下のIP電話機4〜7の着番号と、呼出先との対応関係を示すテーブルが予め作成されている。ここでは、「1111」を指定した着信要求に対してはIP電話機4及び5を呼び出し、「2222」を指定した着信要求に対してはIP電話機4及び7を呼び出し、「5555」を指定した着信要求に対しては、IP電話機6を呼び出す。また、「3456」、「7890」を指定した着信要求に対してはIP電話機4呼び出す。
【0030】
IP電話機4の記憶部12には、図3Bに示すような、着番号と、操作・表示部15のキーとの対応関係を示すテーブルが予め記憶されている。そして、SIPサーバ3から「1111」、「2222」を指定した着信があったときは、制御部11の制御により、それぞれF1キー、F2キーのランプが点滅する。また、「1111」、「2222」以外の番号(ここでは「3456」、「7890」)を指定した着信があったときはPKキーのランプが点滅する。IP電話機5〜7の記憶部12にも同様なテーブルが記憶されている。
【0031】
次に、SIPサーバ3の配下にあるIP電話機4〜7の着信時の動作を説明する。IP電話機4〜7の着信時の動作は基本的に同じなので、ここではIP電話機4として説明する。
【0032】
図4はIP電話機4にて、F1キー、F2キー、又はPKキーのどれかで通話中に個別着信があった場合の動作を示すフローチャートである。
【0033】
まず、制御装置11は記憶部12のCW機能割付情報12aを読み出し、CW機能の割付の有無を判断し(ステップST1)、割付があった場合、CW機能オン/オフ情報12bを読み出し、CW機能のオン/オフ状態を判断する(ステップST2)。そして、CW機能がオンであった場合は、F4キーを点滅させ、F4キーの押下による応答を可能にする。これは図9BにおけるF1通話中及びPK通話中の動作に相当する。CW機能の割付がなかった場合、及び割付があってもオフであった場合は、着信を拒否する。これは図9AおけるF1通話中及びPK通話中の動作に相当する。
【0034】
図5は、CW機能がオフに設定されている状態で、F1キー、F2ー、及びPKキーの全てに着信があったときに、F4キーの押下によりCW機能をオンに変更する場合の動作を示すフローチャートである。
【0035】
ここでは、CW機能がオフのときにF1キー、F2ー、及びPKキーの全てに着信した場合、PK着信の応答を優先するように設定されているので、ユーザがF1キーを押下した場合、F1キーの押下は無効となる(ステップST11)。
【0036】
次いでユーザがF4キーを押下することで(ステップST12)、CW機能がオンに変化する(ステップST13)。ここでは、CW機能がオンのときにF1キー、F2ー、及びPKキーの全てに着信した場合、どのキーでも応答できるように設定されているので、ユーザによるF1キーの押下は有効となり(ステップST14)、通話中となる(ステップST15)。また、F2ー及びPKキーは引き続き着信中である(ステップST16)。このとき、F1キーのランプは通話中を示す点灯状態となり、F2キーのランプ及びF4キーのランプは着信中を示す点滅状態となる。
【0037】
図6は、SIPサーバ3の配下にあり、かつCW機能がオンに設定されているIP電話機(ここではIP電話機4とする)に対し、SIPサーバ3の配下の他のIP電話機(ここではIP電話機7とする)からPKキーに対する着信があった場合に、F4キーを長く押下することにより、着信拒否及びCW機能の変更を行う場合の動作を示すシーケンス図である。なお、この図及び後記の図7においてSIPサーバ3を経由することの説明は省略する。
【0038】
まずIP電話機7はIP電話機4の個別着信番号を指定して、着信要求「PK着信-1(INVITE)」の送信を行う(手順S21)。IP電話機4はIP電話機7に対して、着信応答「着信応答-1(180 TRYING)」を送信する(手順S22)。
【0039】
次いでユーザがF4キーを長く押下すると、IP電話機4はIP電話機7に対して、拒否応答「拒否応答-1(486 BUSY HERE)」を送信し(手順S23)、CW機能オン/オフ情報12bをオフに変更する。
【0040】
その後にIP電話機4の個別着信番号を指定した着信要求「PK着信-2(INVITE)」があった場合(手順S24)、IP電話機4は拒否応答「拒否応答-2(486 BUSY HERE)」を送信する(手順S25)。
【0041】
図7は、SIPサーバ3の配下にあり、かつCW機能がオフに設定されているIP電話機(ここではIP電話機4とする)に対し、SIPサーバ3の配下の他のIP電話機(ここではIP電話機7とする)からPKキーに対する着信があった場合に、F4キーを押下することにより、CW機能の変更を行う場合の動作を示すシーケンス図である。
【0042】
まずIP電話機7はIP電話機4の個別着信番号を指定して、着信要求「PK着信-1(INVITE)」の送信を行う(手順S31)。IP電話機4はIP電話機7に対して、拒否応答「拒否応答-1(486 BUSY HERE)」を送信する(手順S32)。
【0043】
次いでユーザがF4キーを押下すると、IP電話機4はCW機能オン/オフ情報12bをオンに変更する。その後にIP電話機4の個別着信番号を指定した着信要求「PK着信-2(INVITE)」があった場合(手順S33)、IP電話機4は着信応答「着信応答-2(180 TRYING)」を送信する(手順S34)。これにより、個別着信要求がF4キーに移動する。
【0044】
このように、本実施形態のIP電話システムによれば、IP電話機4〜7の機能キーであるF4キーに対して工事業者が割りつけたCW機能のオン/オフの設定をユーザがF4キーを押下することにより、簡単に変更することができる。
【0045】
また、CW機能がオンに設定されているときにPKキーに対する着信があった場合に、F4キーを長く押下することにより、着信拒否を行うとともに、CW機能をオフに変更し、その後の着信を拒否できるように設定を変更することができる。
【0046】
さらに、CW機能がオフに設定されているときにPKキーに対する着信があった場合に、F4キーを押下することにより、CW機能をオンに変更し、その後の着信に応答できるように設定を変更することができる。
【図面の簡単な説明】
【0047】
【図1】本発明の実施形態のIP電話システムの構成を示す図である。
【図2】図1におけるSIPサーバの配下のIP電話機の構成を示すブロック図である。
【図3】図1のSIPサーバに設けられているテーブル、及びSIPサーバの配下のIP電話機に設けられているテーブルを示す図である。
【図4】F1キー、F2キー、又はPKキーのどれかで通話中に個別着信があった場合の動作を示すフローチャートである。
【図5】CW機能がオフに設定されている状態で、F1キー、F2ー、及びPKキーの全てに着信があったときに、F4キーの押下によりCW機能をオンに変更する場合の動作を示すフローチャートである。
【図6】図1のSIPサーバの配下にあり、かつCW機能がオンに設定されているIP電話機に対し、SIPサーバの配下の他のIP電話機からPKキーに対する着信があった場合に、F4キーを長く押下することにより、着信拒否及びCW機能の変更を行う場合の動作を示すシーケンス図である。
【図7】図1のSIPサーバの配下にあり、かつCW機能がオフに設定されているIP電話機に対し、SIPサーバの配下の他のIP電話機からPKキーに対する着信があった場合に、F4キーを押下することにより、CW機能の変更を行う場合の動作を示すシーケンス図である。
【図8】従来のIP電話機の外観の概略平面図である。
【図9】従来のIP電話機にてF4キーに割り付けたCW機能がオフの場合及びオンの場合の動作を示す図である。
【符号の説明】
【0048】
1・・・IP網、2,4〜7・・・IP電話機、3・・・SIPサーバ、11・・・制御部、12・・・記憶部、12a・・・CW機能割付情報、12b・・・CW機能オン/オフ情報、15・・・操作・表示部。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
個別着信キーと、コールウェイティング機能の割付が可能な機能キーとを備え、通話中に個別着信があったとき、その個別着信をコールウェイティング機能を割り付けた前記機能キーに移動させるようにしたIP電話機であって、
予め工事業者が前記機能キーに割り付けたコールウェイティング機能及びそのオン/オフ設定状態を記憶する記憶手段と、前記機能キーの操作に応じて、前記記憶手段に記憶されているオン/オフ設定状態を変更する手段とを有することを特徴とするIP電話機。
【請求項2】
請求項1記載のIP電話機において、
前記コールウェイティング機能がオンに設定されているときの個別着信中の前記機能キーの操作に基づいて、前記個別着信を拒否する手段を有することを特徴とするIP電話機。
【請求項3】
請求項1記載のIP電話機において、
前記コールウェイティング機能がオフに設定されているときの通話中の前記機能キーの操作に基づいて、前記記憶手段に記憶されているオン/オフ設定状態をオンに変更する手段を有することを特徴とするIP電話機。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate


【公開番号】特開2009−88994(P2009−88994A)
【公開日】平成21年4月23日(2009.4.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−255914(P2007−255914)
【出願日】平成19年9月28日(2007.9.28)
【出願人】(304020498)サクサ株式会社 (678)
【Fターム(参考)】