説明

TMR素子及びその製造方法

【課題】TMR素子及びその製造方法に関し、耐電圧が低下することなく、長寿命であるTMR素子を実現させようとする。
【解決手段】少なくともピン層2/金属酸化物バッファ層3/バリア層4/フリー層5からなる積層構成を含むTMR素子であって、還元雰囲気中で成膜された前記金属酸化物バッファ層3は、ピン層2を構成する材料に比較して酸化されやすい材料を基材としたものであることが基本になっている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、耐電圧を改善したトンネル磁気抵抗(tunneling magnetoresistive:TMR)素子及びその製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
磁気ディスクの高密度化にともない、再生用ヘッドの開発はMR(magnetoresistive)ヘッド、GMR(giant magnetoresistive)ヘッド、TMRヘッドへと推移してきた。
【0003】
TMRヘッドで用いられる素子は、強磁性層間に絶縁層を挿入してあり、その絶縁層を介したトンネル電流を利用する点で他のヘッドと異なっている。
【0004】
TMRヘッド用再生素子に於ける主要膜構成は、磁化反転層(フリー層)/絶縁層(バリア層)/固定磁化層(ピン層)から成っている。
【0005】
TMRヘッドに於ける実用上の信頼性を評価する指標の一つに耐電圧が挙げられる。これは、TMRヘッドに印加するバイアス電圧を次第に上昇させ、TMRヘッドが破壊される電圧値をみるものである。
【0006】
TMRヘッドでは、情報再生時に100mV〜250mV程度の電圧を常時印加して動作させるので、耐電圧の値が低いほど寿命の観点からも信頼性に影響する。
【0007】
図2はTMRヘッドの耐電圧測定結果の特異例を表す線図であり、縦軸にヘッドの抵抗値を、又、横軸に印加電圧をそれぞれ採ってある。
【0008】
図からすると、印加電圧の増加とともに抵抗が増加する傾向が看取され、初期の値から20%以上増加した直後に素子破壊、即ち、ブレイクダウン(break down)が起こっている。このときの耐電圧の値は約450mVであり、印加電圧とともに抵抗上昇が見られない通常のTMRヘッドの耐電圧900mV〜1000mVと比較して半分以下の値である。
【0009】
印加電圧の増加にともなって抵抗が増大する現象については、考察結果が既に発表されている(例えば、非特許文献1を参照。)。
【0010】
図3は非特許文献1中に開示された耐電圧特性を表す線図であり、縦軸には抵抗値を、又、横軸には印加電圧をそれぞれ採ってある。
【0011】
図からすると、抵抗が印加電圧とともに低下した後に急激な上昇が見られ素子破壊に至る点で図2に見られる特性とは異なるが、抵抗が上昇する現象について次のような実験及び解釈をしている。
【0012】
まず、(A)負の一定電圧(−300mV)を約2分間印加した後の抵抗R1を測定しておき、次に、(B)正の一定電圧(+300mV)を同時間印加した後の抵抗R2を測定する。その後、(C)抵抗上昇が見られるまで正の印加電圧を加えていき素子破壊する前に止める。そして、また前記(A)及び(B)と同じ手順でそれぞれの抵抗R4及びR5を測定する。その結果、(C)の正電圧のストレスを受ける前の抵抗値R1及びR2は殆ど同じであるのに対し、ストレスを受けた後の抵抗R4は減少が観測され、正電圧印加後の抵抗R5は初期の値まで復活する。
【0013】
(C)の電圧ストレスを負の電圧で同様の実験を行った場合、抵抗値R1、R2は殆どど同じであるが、R4の値が増加し、R5は減少するという正電圧ストレスの場合と逆の傾向を示す。
【0014】
正電圧は、バリア層の上部から下部方向に加えていて、伝導電子は下部から上部へ向
かいトンネリングするので、(C)の正電圧のストレスは、ある程度以上のエネルギーを持った電子がバリア層下部界面に作用して電子トラップサイトを形成すると考える。この為、実効的なバリアハイトが上昇し、印加電圧と共に抵抗が上昇すると解釈している。
【0015】
このように考えると、その後、負電圧を加えてR4の抵抗値が減少するのは、トラップされていた電子の一部が負電圧印加で一気に放出されたためと理解でき、そして、この電子トラップサイトは、素子破壊の引き金になっている可能性があると考察している。
【0016】
前記説明した現象、即ち、印加電圧とともに抵抗が増加する現象が見られる磁気ヘッドは、100 本の測定を行ったうち、約4%に見られ、いずれも耐電圧の値が低かった。
【非特許文献1】上杉, 猿木, 稲毛, 蜂須, 三浦, 加々美, 桑島:第29回日本応用磁気学会学術講演概要集、20pA−2,144(2005)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0017】
本発明では、耐電圧が低下することなく、長寿命であるTMR素子を実現させようとする。
【課題を解決するための手段】
【0018】
本発明に依るTMR素子及びその製造方法に於いては、少なくともピン層/金属酸化物バッファ層/バリア層/フリー層からなる積層構成を含むTMR素子であって、還元雰囲気中で成膜された前記金属酸化物バッファ層は、前記ピン層を構成する材料に比較して酸化されやすい材料を基材としたものであることが基本になっている。
【発明の効果】
【0019】
前記手段を採ることに依り、従来、ピン層が酸化して生成されていた磁性金属酸化物あるいは金属窒化物は、本発明に依るTMR素子で発生することは皆無であることから、耐電圧特性劣化はなくなり、素子歩留りは約4%改善され、TMR素子の信頼性を向上させることができた。
【発明を実施するための最良の形態】
【0020】
前記した電子トラップサイトは、ピン層材料の磁性金属が酸素と結合し、本来は存在しない電子占有状態を形成した状態、或いは、バリア層を構成している金属原子が酸素以外の例えば窒素などの異種原子と結合したことで酸素と結合しているときの電子占有状態とは異なる電子トラップ準位を界面に生成した状態と考えられる。
【0021】
そこで、まず、印加電圧とともに抵抗が上昇する原因が電子トラップサイトに存在すると仮定し、層の界面情報を敏感に反映する測定方法を用いて調査したところ、抵抗上昇が見られたTMR層では、バリア層とピン層との界面に磁性金属酸化物、或いは、金属窒化物が不純物として存在することが確認された。
【0022】
この確認結果を踏まえ、バリア層とピン層との界面に磁性金属酸化物、或いは、金属窒化物が生成されることがないようにする為、固定磁化層(ピン層)/絶縁層(バリア層)/磁化反転層(フリー層)から構成される通常のTMR素子に於いて、ピン層とバリア層との界面にピン層材料に比較して酸化されやすい金属層を還元雰囲気中で作成して挿入して、ピン層/金属層(還元雰囲気成膜)/バリア層/フリー層、という構成にした。
【0023】
TMR素子を作製する場合、ピン層側から順に積層するが、バリア層の形成では、バリア層を構成する金属材料を成膜後、酸化工程を経て、当該金属材料を酸化して酸化物を生成させるか、或いは、RFスパッタリング法を適用することに依って、酸化物材料層を直接形成することができる。
【0024】
この酸化物バリア層からの残存酸素がピン層を構成する磁性金属材料を酸化させないように、或いは、成膜装置に付着した残存窒素ガスに依って窒化物が生成されないようにする為、バリア層形成前にピン層を構成する磁性金属材料よりも酸化されやすい金属層を還元雰囲気中で成膜し、その後、バリア層を積層形成する。
【0025】
前記金属層は、残存酸素を吸着するバッファ層として作用し、ピン層材料が酸化されることを抑止し、磁性金属酸化物の不純物を生成させない働きをする。また、バリア層成膜前の界面が活性状態となっていることで、バリア層を形成した場合、挿設した金属層の金属元素が優先的に酸素と結合し、異種原子とは結合しない為、電子トラップサイトは生成されない。
【0026】
このように、磁性金属酸化物あるいは金属窒化物が形成されない層構成にした結果、伝導電子をトラップして抵抗増加に影響する不純物は存在しないので耐電圧の低下は生じない。
【0027】
ピン層を構成する磁性金属材料に比較して酸化されやすい金属の目安としては、金属のイオン化傾向に従えば良い。即ち、Li>Rb>K>Ba>Sr>Ca>Na>Mg>Be>Al>Ti>Zr>Mn>Zn>Cr>Fe>Cd>Co>Ni>Sn>Pb>H>Sb>Bi>Cu>Hg>Ag>Pd>Pt>Auの順でイオン化されやすい。
【0028】
従って、ピン層にFe、Co、Niなどの磁性金属を用いた場合には、これよりもイオン化傾向が大きいMg、Al、Tiなどの非磁性金属をバッファ層として用いれば良いことになる。
【0029】
前記した非磁性金属はバリア層材料としても実用化されていて、金属酸化物層として存在しても、TMR比等の性能に影響することはない。
【実施例1】
【0030】
前記したように、耐電圧が低下する原因として、ピン層と絶縁層界面に電子がトラップされるような不純物が存在するとの考えに基づき、層の界面情報を敏感に反映する非弾
性電子トンネル分光法(inelastic−elctron−tunneling spectroscopy:IETS)を適用して調査を行った。
【0031】
この測定方法に依れば、電流の電圧に対する2次微分値の変化を厳密に観測し、トンネル電子の非弾性散乱があればピークとして観測することができる。
【0032】
本発明者らは、先ず、印加電圧とともに抵抗上昇するTMR層を選別し、IETS測定を行った。即ち、正の印加電圧を実用時と同じくフリー層側からピン層側に加えて徐々に上昇させ、抵抗上昇が初期の値より約10%上昇した段階で電圧印加を停止した。尚、ここで用いたTMR層は、IrMn(反強磁性層、100nm)/CoFe(ピン層、18nm)/MgO(バリア層)/CoFe(フリー層、10nm)の構成になっていて、抵抗率R×Aは3〜4〔Ωμm2 〕である。
【0033】
測定中は、外部磁場10kOeを印加し、フリー層とピン層の磁化方向を平行状態に固定してある。
【0034】
図4はIETS特性の測定結果を示す線図であり、縦軸に二次微分抵抗値〔arb.units〕を、また、横軸に電圧〔mV〕をそれぞれ採ってある。
【0035】
図からすると、ゼロmV付近にピークが観測されているが、これはCoFeが合金化されずに単独で残ったCo或いはFeに起因したピークと認識されるが、抵抗上昇が見られない層でも観測されることから、耐電圧には影響しないものと判断される。
【0036】
また、±15mV付近、及び、±30mV付近にもピークが観測され、それぞれ金属フォノンに依るピーク、フリー層、ピン層の磁性層のマグノン非弾性励起に起因するピークと考えられるが、これらのピークの存在も抵抗上昇が見られない層でも観測されることから耐電圧には関係しないと考えられる。
【0037】
さらに±70〜80mV付近に見られるピークは、バリア層に起因した金属酸化物フォノンによるものと思われるが、抵抗上昇のない層でも顕著に見られ、耐電圧劣化とは無関係と考えられえる。
【0038】
−40mV〜−50mV付近には小さなピークが観測されるが、構成層のフォノンエネルギー、マグノンエネルギーに該当せず、さらに同程度の正バイアス電圧位置(+45〜+50mV付近)には観測されていないことから、このピークが抵抗上昇に影響する原因になっている可能性がある。
【0039】
正バイアスのストレス電圧を加えて負バイアス電圧位置にのみピークが観測されているのは、負電圧方向がバリア層/ピン層側界面の情報を反映しているため、この界面に電
子をトラップするサイトが形成されたと考えられる。
【0040】
印加電圧とともに抵抗上昇が見られなかったTMR層では−45mV付近にピークは観測されなかった。
【0041】
磁性金属複合酸化物の形成や価数の異なる金属酸化物がある場合、本来の金属酸化物のフォノンエネルギーよりも低いエネルギーの振動モードが見られることが知られているため、−45mV付近のピークは、ピン層材料の一部が酸化した磁性金属酸化物の生成か、或いは、バリア層材料を含む金属が酸素以外と結合した窒化物が形成された可能性が考えられる。
【0042】
図5は前記の様子、即ち、ピン層とバリア層との界面に電子トラップサイトが生成された様子を表す模式図であり、図に於いて、1は反強磁性層、2はピン層、4はバリア層、5はフリー層、6は電子トラップサイトをそれぞれ示している。
【0043】
そこで、本発明では、バリア層とピン層との界面に酸化されやすい金属層を設けたTMR層を準備した。
【0044】
図1は本発明に依るTMR素子を表す要部切断側面図であり、図5に於いて用いた記号と同じ記号で指示した部分は同一或いは同効の部分を表すものとする。尚、3は本発明に依る金属酸化物バッファ層である。
【0045】
金属酸化物バッファ層3の基材、即ち、金属としては、ピン層2を構成する金属材料に比較して酸化されやすい金属を選択する。具体的には、Feよりもイオン化傾向が大きい非磁性のMg金属、或いは、Al金属を用いる。
【0046】
この場合に於けるTMR層の層構成は、反強磁性層1がIrMn層で厚さ100nm、ピン層2がCoFe層で厚さ18nm、金属酸化物バッファ層3の基材であるAl層が厚さ0.6nm、バリア層4がMgO層、フリー層5がCoFe層で厚さ10nmの構成になっている。
【0047】
金属酸化物バッファ層3の基材であるAl層の成膜は、Ar中に水素(H)を約10%含んだ還元雰囲気中で実施する。Al以外にもイオン化傾向の大きい金属であればMgやTiなどの非磁性金属を用いることができる。Mgを用いた場合には、バリア層の膜厚が厚くなるだけである。
【0048】
金属酸化物バッファ層3の基材となる金属層は、バリア層4を形成、或いは、酸化工程を終えた時点で、金属層を構成する金属の全てが残留酸素によって酸化される厚さとなるように形成する。その理由は、バリア層4とピン層2の界面に非磁性金属層が残っているとTMR比が劣化する傾向が見られることに依る。従って、金属層の層厚は、酸化後の状態に於いて、前記劣化が見られない程度の厚さとなるように予め制御される。
【0049】
このようにして作製したTMR層の耐電圧特性では、印加電圧とともに抵抗が上昇する素子は見られず、耐電圧も全て1 V前後の値を示し、低い耐電圧、即ち、500mV程度以下のTMR素子はなかった。そして、IETS特性も正のストレス電圧印加後であっても−45mV付近のピークは見られなくなった
【0050】
因みにストレス電圧を実用時と逆にピン層側からフリー層側に負電圧を加えて徐々に上昇させて、抵抗上昇が初期の値より約10%上昇した段階で印加するのを停止した従来の構成をもつTMR層では、IETS特性で+45mV付近にピークが見られ、−45mV付近には見られなかった。
【実施例2】
【0051】
バリア層4の材料をAlOにした以外は層構成を実施例1と同じくしたTMR層について耐電圧性及びIETS特性を測定したところ、印加電圧とともに抵抗が上昇する現象、及び、−45mV付近のピークは観測されなかった。
【0052】
前記説明した本発明の実施例では、バリア層とピン層との界面にピン層の磁性酸化物あるいはバリア層の窒化物を形成させない方法を例示したが、フリー層とバリア層との界面にフリー層の磁性酸化物を形成させないようにする場合にも前記の方法を応用することができる。
【0053】
本発明に於いては、前記説明した実施の形態を含め、多くの形態で実施することができるので、以下、それを付記として例示する。
【0054】
(付記1)
少なくともピン層/金属酸化物バッファ層/バリア層/フリー層からなる積層構成を含むTMR素子であって、還元雰囲気中で成膜された前記金属酸化物バッファ層は、前記ピン層を構成する材料に比較して酸化されやすい材料を基材としたものであること
を特徴とするTMR素子。
【0055】
(付記2)
前記金属酸化物バッファ層が非磁性金属酸化物を基材としたものであること
を特徴とする(付記1)記載のTMR素子。
【0056】
(付記3)
前記金属酸化物バッファ層がMg、Al、Tiから選択された何れかの非磁性金属材料を基材としたものであること
を特徴とする(付記1)あるいは(付記2)記載のTMR素子。
【0057】
(付記4)
金属酸化物バッファ層にピン層を構成する材料と比較して酸化され易い材料を用い、成膜を還元雰囲気中で行うこと
を特徴とする(付記1)記載のTMR素子を製造する方法。
【0058】
(付記5)
金属酸化物バッファ層の材料が非磁性金属酸化物を基材としたものであること
を特徴とする(付記4)記載のTMR素子の製造方法。
【0059】
(付記6)
(付記5)記載の金属酸化物バッファ層の材料がMg、Al、Tiから選択された何れかの非磁性金属材料を基材としたものであること
を特徴とする(付記5)記載のTMR素子の製造方法。
【図面の簡単な説明】
【0060】
【図1】本発明の1実施例であるTMR素子を表す要部切断側面図である。
【図2】TMR磁気ヘッドの耐電圧測定結果を表す線図である。
【図3】非特許文献1中に開示された耐電圧特性を表す線図である。
【図4】抵抗上昇が見られるTMR素子のIETS特性を表す線図である。
【図5】電子トラップサイトが生成されたTMR素子を表す要部切断側面図である。
【符号の説明】
【0061】
1 反強磁性層
2 ピン層
3 金属酸化物バッファ層
4 バリア層
5 フリー層
6 電子トラップサイト

【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくともピン層/金属酸化物バッファ層/バリア層/フリー層からなる積層構成を含むTMR素子であって、還元雰囲気中で成膜された前記金属酸化物バッファ層は、前記ピン層を構成する材料に比較して酸化されやすい材料を基材としたものであること
を特徴とするTMR素子。
【請求項2】
前記金属酸化物バッファ層が非磁性金属酸化物を基材としたものであること
を特徴とする請求項1記載のTMR素子。
【請求項3】
前記金属酸化物バッファ層がMg、Al、Tiから選択された何れかの非磁性金属材料を基材としたものであること
を特徴とする請求項1あるいは請求項2記載のTMR素子。
【請求項4】
金属酸化物バッファ層にピン層を構成する材料と比較して酸化され易い材料を用い、成膜を還元雰囲気中で行うこと
を特徴とする請求項1記載のTMR素子を製造する方法。
【請求項5】
金属酸化物バッファ層の材料が非磁性金属酸化物を基材としたものであること
を特徴とする請求項4記載のTMR素子の製造方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2008−198911(P2008−198911A)
【公開日】平成20年8月28日(2008.8.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−34641(P2007−34641)
【出願日】平成19年2月15日(2007.2.15)
【出願人】(000005223)富士通株式会社 (25,993)
【Fターム(参考)】