説明

独立行政法人港湾空港技術研究所により出願された特許

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【課題】高い油回収効率が得られると共に高粘度油の分散処理が可能となり、長時間現場に留まっての流出油の処理が可能となる流出油回収処理装置を提供する。
【解決手段】水面上に漂流する流出油のエマルジョンを吸引する蒸気エゼクタ2を備えた流出油吸引手段1と、流出油吸引手段1により吸引されたエマルジョンから油を分離回収する油回収手段11と、蒸気エゼクタ1の周囲に配される集油手段16と、蒸気エゼクタ2に向けて水を放出する放水銃21と、エマルジョン解消剤または分散剤等の薬剤を蒸気エゼクタ2および放水銃21の少なくとも一方に注入する薬剤注入手段24と、油回収モードとエマルジョン分散処理モードとを切り替える運転モード切替手段としての三方切替弁28a、28bとを備える。 (もっと読む)


【課題】起伏ゲート式防波堤の底面に揚圧力を発生しないようにする。
【解決手段】港湾に構築した基礎捨石4上に函体5を載せた底面構造である。函体5は、港内RI側端部上面に扉体2の回転軸2aを回動自在に支持する軸受6を配置する。函体5の底面には、港内RI側から港外RO側に向かって複数の水平部材10を、港内RI側の側面には、埋め戻し土14と接するよう、前記回転軸2aの長手方向と直角の垂直方向に設けられた複数の鉛直部材12と、これら鉛直部材12を覆う板部材13をそれぞれ取り付け、函体5の底面と港内RI側側面に隙間11,15を形成する。
【効果】水路上流側又は港外側と隙間内部の水圧(水路下流側又は港内側と同水圧)の差が、函体の上面から鉛直下向きに等分に作用し、起伏ゲート式防波堤の転倒を防止する。 (もっと読む)


【課題】水中施工においても、周辺水域の濁り及び硬化不良の発生を防止できると共に、短期間で固結可能な高炉水砕スラグを使用した水中施工用裏込め・裏埋め材及びその製造方法を提供する。
【解決手段】高炉水砕スラグ2と高炉スラグ微粉末若しくは粒径が0.25mm以下の高炉水砕スラグ粉3とを混合した後、2〜60日間養生し、高炉水砕スラグ2の表面に高炉スラグ微粉末若しくは粒径が0.25mm以下の高炉水砕スラグ粉3を固着させるか、又は、高炉水砕スラグ2と製鋼スラグ粉3とを混合した後、2〜60日間養生して、高炉水砕スラグ2の表面に製鋼スラグ粉3を固着させて、水中施工用裏込め・裏埋め材1とする。 (もっと読む)


【課題】 GPSブイによる波向計測において、水粒子運動とブイの運動が一致しないため、ブイの水平移動速度とブイの垂直位置の共分散で360度波向が安定的に計測できない問題があった。
【解決手段】 波向き計算を、2つの計算に分割して計算し、結果を合わせる手法を発明し、課題を解決した。この計算の1番目の計算は、水粒子の振動(往復運動)方向(180度波向き)を求めることである。これは、座標変換し、1次又は2次モーメント(パワー)が最大となる方向を求める手法で、水粒子の振動方向を求めることができる。2番目の計算は、波の進行方向を求め、360度波向を求めることである。ブイ式の場合、共分散による、水粒子の360度波向きの値は、安定しない。しかし、その符号は、安定性を持っている。従って、1番目の方法で求めた180度波向の方向での共分散値の符号を求め、進行方向を定める。以上の2つの手法の利点を利用することで、ブイ方式の安定的な360度波向き計測が可能になった。 (もっと読む)


【課題】液中鋼構造物に付着した付着物を除去することなく、液中鋼構造物に対する連続的な厚み測定を実現することが可能な、低コストで信頼性の高い液中鋼構造物の非接触型厚み測定方法及び装置を提供する。
【解決手段】超音波送受波器51を被測定対象物である液中鋼構造物53に対して非接触の状態で離間配置させ、超音波送受波器51から液中鋼構造物53に対して超音波を放射し、液中鋼構造物53から反射される反射波を超音波送受波器51により受波し、受波した反射波を相関処理することによって、液中鋼構造物53の表面からの表面反射波と液中鋼構造物53の裏面からの裏面反射波とを抽出する。表面反射波と裏面反射波との超音波送受波器51に対する到達時間の差を求めることによって、液中鋼構造物53の厚みを算出することができる。 (もっと読む)


【課題】無人浮流物質監視用ブイ等や定点観測用ブイに装着したり、沿岸部等の定点に設置したすることができる簡便な装置で、水中から、平水中と波浪中にかかわらず、確実かつ容易に重油等の浮流物質の有無と位置を検出できる非接触式の浮流物質検出システム及び浮流物質検出方法を提供する。
【解決手段】水域に一時的に若しくは常時浮上している浮体10、又は、水域に固定されている支持体、又は、没水体に支持された水中撮影機31を備えて、該水中撮影機31で水中から水面W.L.を撮影し、この撮影画像の画像処理により水面W.L.に浮流する浮流物質Foの有無の検出を行う。 (もっと読む)


【課題】無人浮流物質監視用ブイ等や定点用ブイ等の浮体に装着したり、沿岸部等の定点に設置した支持体に装着することができる簡便な装置で、波浪中でも確実かつ容易に、装置が重油等の浮流物質内にあるか否かの判定を行うことができる浮流物質検出装置及び浮流物質検出方法を提供する。
【解決手段】検出時に回転軸方向Zを上下方向にして水面W.L.を貫通して一部が浮上している回転ドラム31と、該回転ドラム31を回転させる回転駆動装置33と、該回転駆動装置33の回転駆動を制御する制御手段と、回転数又は駆動電力を検出する検出手段と、前記回転数又は駆動電力に基づいて、該浮流物質検出装置30が浮流物質内にあるか否かを判定する判定手段を備えた浮流物質検出装置30において、前記水面W.L.の上下と共に、前記回転ドラム31が上下するように構成する。 (もっと読む)


【課題】昇降時における内部鋼管の回転を防止し、かつ、内部鋼管を海上に突出させた状態で、消波用開口率αを小さくして消波性能の高い可動式防波堤を提供する。
【解決手段】内部鋼管6は、外周面に沿って内部鋼管6の長手方向に延設された複数の突起部8を備える。この突起部8は、外部鋼管4が直線配列された防波堤法線方向で、かつ、内部鋼管6の昇降時に、隣接する昇降用開口率調整材7間を通過可能な位置に設けられている。内部鋼管6が海上に突出した際に、隣接する内部鋼管6間により形成される隙間は、突起部8を設けない場合よりも狭くなり、消波用開口率αが低くなる。 (もっと読む)


【課題】短期間で容易に構築でき、かつ、構築後においては、長期間にわたって確実に昇降することが可能な可動式防波堤及びその作動方法を提供する。
【解決手段】各内部鋼管6は、内部鋼管6内の上部に設けられた隔室7と開閉弁8とを備えている。隔室7は内部に海水が流入しないように密閉されている。開閉弁8の下側のポート8aには、隔壁9を貫通して内部鋼管6内に連通するパイプ10aが接続され、上側のポート8bには、隔室7を構成する内部鋼管6の端面6aを貫通して外部に連通するパイプ10bが接続されている。したがって、開閉弁8を開放すると内部鋼管6内と外部とが連通し、空気の出入りが可能となる、一方、開閉弁8を閉止すると内部鋼管6内と外部との連通は遮断される。 (もっと読む)


【課題】十分な構造強度を有するとともに、安定性と空隙率を飛躍的に向上させた、汎用性の高い消波ブロックを提供する。
【解決手段】基部2を中心として複数の脚部3が外側へ向かって放射状に突出した形状のブロック1であって、少なくとも一つの脚部3において、最太部M(軸線Aと直交する断面の面積が最も大きくなる部分)が、最細部N(軸線Aと直交する断面の面積が最も小さくなる部分)よりも外側に位置し、重心Gから最太部Mまでの軸線A上の寸法mが、重心から脚部3の先端までの軸線A上の寸法Lの0.6倍よりも大きく、重心Gから最細部Nまでの軸線A上の寸法nが、重心Gから脚部3の先端までの軸線A上の寸法Lの0.4倍よりも小さくなるように構成した。 (もっと読む)


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