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Fターム[2G040AB05]の内容

Fターム[2G040AB05]に分類される特許

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【課題】所望の定常温度になるように試料を加熱して測定を行う場合の測定時間を短縮できる熱定数測定装置を提供する。
【解決手段】加熱部4の赤外線ランプ41によって試料10に熱線(赤外線)を照射し、試料10を所望の定常温度まで加熱することから、従来のように抵抗炉を用いて熱伝導により間接的に加熱する場合に比べて、定常温度に到達するまでの時間を大幅に短縮できる。また、加熱部4からの赤外線を試料10の裏面へ入射しないように遮蔽するとともに、赤外線センサ部2の受光部21へ入射しないように遮蔽する赤外線遮蔽部7を設けているため、赤外線センサ部2が試料10の裏面から照射する赤外線の他に加熱部4からの赤外線を検出して、温度測定値の誤差が生じることを効果的に抑制できる。 (もっと読む)


【課題】断熱式比熱測定において、測定サンプルを保持する保持ユニットの熱容量分を補正しなくても、測定サンプルの比熱を直接かつ正確に測定できるようにする。
【解決手段】比熱測定の対象となる測定サンプル8を保持する第1保持ユニット1と、これと同一の熱容量を有する第2保持ユニット2とを、断熱壁3で囲まれた収容空間に収容する第1工程と、その収容空間を断熱状態に遷移させる第2工程と、収容空間を断熱状態に維持しつつ、測定サンプル8に規定の熱量を入力するとともに、この熱量の入力によって第1保持ユニット1内の温度と第2保持ユニット2内の温度との間に温度差が生じないように、両保持ユニットに同一の熱量を供給する第3工程とを含む比熱測定方法である。第3工程においては、測定サンプル8に規定の熱量を入力した場合に生じる第1保持ユニット内の温度変化量を求め、この温度変化量に基づいて測定サンプル8の比熱を算出する。 (もっと読む)


【課題】新たな比熱の測定方法を提供する。
【解決手段】比熱測定装置は、熱浴10、伝熱部20、ヒーター30、制御部40、及び比熱算出部50を備えている。熱浴10は、一定の温度に保たれており、熱容量は試料100の熱容量に対して十分大きい。熱浴10は、例えば銅塊などの金属塊である。伝熱部20は、熱浴10と試料100とを熱的に接続する。ヒーター30は試料100に熱を加える。制御部40は、ヒーター30への入力を制御する。比熱算出部50は、試料100と熱浴10との温度差の変化、又は試料100の温度の変化に基づいて試料100の比熱を算出する。そして制御部40は、ヒーター30に、一定の値である第1の電力と、第1の電力とは異なる一定の値である第2の電力とを交互に入力する。 (もっと読む)


【課題】試料温度分布の不均一性や電磁干渉ノイズの問題を解消して任意の温度における比熱容量と半球全放射率の測定値の確度・信頼性を向上させる。
【解決手段】導電性試料に通電して急速加熱し、該試料を目標温度Tを超えて任意の温度に到達させ、目標温度Tにおける試料の加熱速度dT/dt、試料を流れる電流I、試料の電圧降下Vの測定データから次の関係式によりXとYを算出するステップ、


試料に流す電流を変えることで加熱速度を離散的に変えて上記のステップを繰り返すことにより複数組のXとYを算出するステップ、該複数のXとYの値に対して、近似的に導出したXとYの1次式の傾きと切片の値から比熱容量c及び半球全放射率εを算出するステップを含む。 (もっと読む)


【課題】本発明は、加熱光と検出光との位置関係の変動、環境要因変化に依存して生じる前記加熱光の高周波成分に基づく測定結果の変動を極力防止し、これにより前記熱物性測定の再現性、信頼性を高く保つことが可能な熱物性測定装置を提供する。
【解決手段】本発明にかかる熱物性測定装置Aは、加熱用レーザ光源1からレーザ光を音響光学変調器17で所定の設定周波数に従って強度変調して加熱光として試料7の測定部に照射し、検出用レーザ光源9からのレーザ光を検出光として試料7の測定部に照射し、試料7から反射した前記検出光の強度を光測定器15で測定するものである。ここで、この熱物性測定装置Aでは、試料7の測定部に照射される前の前記加熱光の強度が加熱光測定器24で検出され、その検出結果に基づいて、前記設定周波数以外の強度変調における周波数成分が除去される。 (もっと読む)


【課題】溶液等の液体中の試料である微粒子を微粒子1個ごとに固定した状態で熱分析を可能とする試料温度測定装置及び試料温度測定方法を提供する。
【解決手段】
液体中の微粒子からなる試料Sを試料固定基板6に設けた試料Sが入り込むサイズの試料固定領域9に誘電泳動力30により試料Sを誘導して固定し、試料固定基板6の下部電極部24に固定された試料Sに温度変化手段7により試料固定基板6の第1の電極11と第2の電極12との間に電圧を印加することにより試料に温度変化を与えながら、赤外線顕微鏡を通して拡大した試料Sの赤外線像を赤外線カメラにより撮影し、撮影した赤外線像データをデータ処理手段に取り込んで前記試料の熱的特性を測定する。 (もっと読む)


【課題】土壌に含まれる有機液体の含有率を精度良く測定する。
【解決手段】サーモTDR法により土壌の平均体積熱容量Cb及び平均比誘電率εbを測定する。測定された土壌の平均体積熱容量Cb及び平均比誘電率εbと、既知の土壌の粒子の体積熱容量Cs,水の体積熱容量Cw,有機液体の体積熱容量Co,土壌の粒子の比誘電率εs,空気の比誘電率εa,水の比誘電率εw,有機液体の比誘電率εo,及び土壌の飽和体積含有率θsatから、演算装置が、土壌における有機液体の体積含有率θo及び体積含水率θwを、θo=f(Cb,Cs,Cw,Co,εb,εs,εa,εw,εo,θsat)及びθw=g(Cb,Cs,Cw,Co,εb,εs,εa,εw,εo,θsat)により算出する。 (もっと読む)


【課題】熱分析に要する時間を短縮することができるとともに、高分子試料の温度に応じた熱分析を実施することができる加熱装置を提供する。
【解決手段】試料容器に収容された高分子試料をヒータで加熱し生成された複数の気相成分を分析する熱分析に用いられる加熱装置1は、試料容器4が内部に載置される石英管2と、石英管2の外側に間隔を存して保持された金属管5と、金属管5の内側面に軸方向に沿って形成された溝部6と、溝部6に収納され、試料容器4に対向する位置に設けられた温度センサ8と、金属管5の外周に配設された円筒状のセラミックヒータ3とを備える。金属管5は、試料容器4に対向する位置を含む第1の領域5aが熱伝導性に優れる第1の金属からなるとともに、第1の領域5a以外の第2の領域5bが第1の金属と比較して熱伝導性が低い第2の金属からなることが好ましい。 (もっと読む)


【課題】感湿素子で相対湿度を測定する構成において部品点数をより低減した単純な構成で感湿素子の長寿命化が図れる湿度検知回路を提供することを目的とする。
【解決手段】感湿素子1と感湿素子1と同等の温度抵抗特性を有する感温素子2を直列に接続し、1チップマイクロコンピューター7の有する感湿素子1に接続した第1の入出力手段4aと感温素子2に接続した第2の入出力手段4bの出力の状態を切替えることで感湿素子1に交流となる矩形波電圧を印可させて感湿素子1と感温素子2の接続点3aに生じる分圧電圧を1チップマイクロコンピューター7の有するA/D変換読込手段6にて読み込み相対湿度の値を判断し、さらに一定時間の間は第1の入出力手段4aと第2の入出力手段4bを同位の電圧出力の状態として感湿素子1に電流を流さないことで、単純な構成において感湿素子1の電気分解による非可逆的劣化を生じさせずに長寿命化を図る。 (もっと読む)


【課題】被験物質の強熱残分の測定方法を提供すること。
【解決手段】医薬品又は農業化学品を熱分析法により測定し、600±50℃で保持した後の残留量から強熱残分の含有量を測定することを特徴とする被験物質の強熱残分の測定方法。熱分析法が、TGと示差走査熱量(DTA)、示差走査熱量計(DSC)、ガスクロマトグラフィー(GC)又は、質量分析(MS)とを組み合わせて測定できる装置を用いる請求項1又は2に記載の測定方法。 (もっと読む)


【課題】ノイズの影響を受け難く、かつ、測定誤差が生じ難い高精度な物性値測定システム及び物性値測定方法を提供する。
【解決手段】被測定流体中に配置される発熱素子及び検出素子を有するセンサチップ4を備え、発熱素子を発熱させた際の検出素子の温度変化に基づいて被測定流体の物性値を求める物性値測定システム1である。物性値測定システム1は、発熱素子に電力を与えて発熱させる駆動回路5と、発熱素子を発熱させた際の検出素子の一定の温度変化に要した電力量を検出し、検出素子の温度に基づいて被測定流体の熱伝導率を算出し、検出した電力量と算出した熱伝導率とに基づいて被測定流体の物性値を算出する中央情報処理装置6と、を備える。 (もっと読む)


【課題】電磁干渉ノイズや試料温度分布の不均一性の問題を解決して高温における導電性試料の比熱容量及び半球全放射率の測定結果の確度を向上させる。
【解決手段】導電性試料に通電して急速加熱し、該試料を目標温度Tに到達させるステップ、目標温度に到達直後に該電流を変化させ、その直後の温度変化率dT/dt、試料を流れる電流I、試料の電圧降下Vの測定データから異なる該電流に対応する複数のXとYの値を次のXとYの関係式により算出するステップ、


により比熱容量c及び半球全放射率εを算出するステップを含む。
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本発明は、被検体(23)中に位置する熱レンズ(26)の焦点距離を測定するための方法に関し、その方法は、被検体(23)中に伸びる励起光ビーム(21.1)を提供して被検体中に熱レンズを形成するステップと、被検体(23)中に伸びるコヒーレントなプローブ光ビーム(22.1)を放射して励起光ビーム(21.1)と実質的に垂直に伝搬させるステップと、コヒーレントなプローブ光ビーム(22.1)を、被検体(23)を通過した後に検出器(24)で受けるステップとを含む。この方法はさらに、熱レンズ(26)がプローブ光ビーム(22.1)の一部だけ(22.1a)と交差するように熱レンズ(26)の上流または下流で励起光ビーム(21.1)を集光するステップと、検出器(24)によって干渉像を得るステップと、熱レンズ(26)の焦点距離を計算するために干渉像を処理するステップとを含む。本発明は、被検体(23)の物理的および化学的な分析に使用することができる。
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【課題】熱流速モードを利用した、より高度な再現性及び精度を有する熱分析装置、特に示差走査熱量計を提供する。
【解決手段】熱分析装置は、試料206を受容するための試料位置201と、基準位置202と、試料位置201及び基準位置202に関連付けられている加熱手段と、時間対温度の名目値の所定の温度プログラムに設定する手段と、試料位置201における試料温度を測定するための第1のセンサーと、更に、前記加熱手段の加熱電力を制御するコントローラーを含んでいて、前記加熱手段203、204の加熱電力が、前記試料の測定温度を前記所定の温度プログラムに実質上、従わせるように制御されている。 (もっと読む)


【課題】熱容量の測定の誤差の原因となっている熱漏れを防止でき、測定者が見下ろす姿勢で楽に作業でき、試料の位置、向きが常に正しいことを容易に確認できる等、作業し易い断熱型カロリーメータを実現する。
【解決手段】真空容器22と、冷凍機により冷却される断熱容器フランジ28と、断熱容器フランジ28上に着脱可能に設けられた断熱容器29と、断熱容器29内で断熱容器フランジ28上に支持台35を介して設けられた上蓋付きアウターシールド30と、アウターシールド30内に設けられた上蓋付きインナーシールド31と、インナーシールド31内に設けられる試料セル32とを備え、インナーシールド31と試料セル32は、温度差が零となるように、それぞれに取り付けられた熱電対43及びヒータ44により制御される。 (もっと読む)


【課題】タンクなどに貯留される被識別流体の流体種識別、濃度識別、流体の有無識別、流体の温度識別などを精度よく行う流体識別装置および流体識別方法を提供する。
【解決手段】流体識別素子と、該流体識別素子から一定間隔離間して配設された流体温度検知素子とを含む流体識別センサーを用いて、流体識別素子に、電圧を所定時間印加して、被識別流体を加熱し、流体識別素子の第1の温度に対応する電気的出力値である第1出力値と、流体識別素子の第2の温度に対応する電気的出力値である第2出力値を得、第1出力値と第2出力値の変化率を、予め計測された参照流体における第1出力値と第2出力値の変化率と比較することによって流体の識別を行う。 (もっと読む)


【課題】ガスのガス種、圧力、又は流量を正確に測定可能なセンサを提供する。
【解決手段】被測定対象となるガスに表面が熱的に接した半導体層13と、半導体層13を加熱するヒータ131と、半導体層13の上部に埋め込まれ、ヒータ131による加熱前後の半導体層13の温度を検出する温度検出素子(ダイオード)D1とを備え、加熱前後の半導体層13の温度差から、ガスのガス種、圧力、又は流量を測定する。 (もっと読む)


【課題】どのような形状の部品であっても適正な熱伝達率を求めることができる熱伝達率評価方法、及び熱伝達率評価装置を提供する。
【解決手段】熱処理対象物の熱処理時の冷却曲線から逆解析して、熱処理対象物の冷却媒体に対する熱伝達率を求める。このとき、前記逆解析に際し、有限要素法による非定常熱伝導解析(FEM熱伝導解析)を用いると共に、熱伝達率を、熱処理対象物と冷却媒体との境界である熱境界上の温度分布の関数に置く。 (もっと読む)


【課題】熱量計、特に反応熱量計を動作させるための方法、およびその方法を実施するために動作可能な熱量計を提供すること。
【解決手段】装置は、反応媒体を受け取るための反応器(1)と、反応器ジャケット(2)と、反応器(1)内に配置され、第1のコントローラ(6)を用いて制御される内部ヒータ(4)と、反応器(1)と熱接触し、第2のコントローラ(10)を用いて制御される外部サーモスタット(9)と、反応器温度(T)を決定するために反応器(1)内に配置される測定センサ(5)とを含み、反応器温度(T)が、内部ヒータ(4)によって反応器(1)に供給される熱によってならびに外部サーモスタット(9)によって運び込まれるおよび/または運び出される熱によって制御されること、ならびに内部ヒータ(4)のおよび外部サーモスタットの加熱パワーが、反応器温度の変化または偏差(ΔT)に応じて動的に制御されることを特徴とする。 (もっと読む)


【課題】測定対象を増やし薄膜の熱伝導率と体積比熱容量を精度良く測定することを提供する。
【解決手段】基板上に測定対象となる薄膜と金属薄膜とを順に積層して形成された試料に対して、(a)前記金属薄膜の温度応答を測定することにより、前記金属薄膜の温度変化の振幅A及び位相差θを求める工程、(b)前記金属薄膜の熱伝導率λ,体積比熱容量C及び膜厚d、前記基板の熱伝導率λ及び体積比熱容量C、並びに、前記測定対象となる薄膜の膜厚dを、下記式に代入して、前記金属薄膜の表面上の温度の時間依存性を示す関数を導出する工程、及び、


(上記式におけるqは、0以外の定数とする。)(c)Acosθを、上記式における実数部にフィッティングして、前記測定対象となる薄膜の熱伝導率λと体積比熱容量Cを求める工程を含むことを特徴とする。 (もっと読む)


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