説明

α−ヘリックス類似体および癌幹細胞の治療に関する方法

本発明では全体的にα−類似体構造物およびそれに関する化学ライブラリーを提供する。さらに、本発明ではα−類似体化合物が癌幹細胞を治療するために用いる方法を提供する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
次の一般式(I)を有する化合物、その立体異性体、その塩、およびそのプロドラッグ:
【化1】


(式(I)中、Aは−(C=O)−CHR−または−(C=O)−であり、BはN−R−または−CHR−であり、Dは−(C=O)−(CHR)−または−(C=O)−であり、Eは−(ZR)−または−(C=O)−であり、Gは−(XR)n−、−(CHR10)−(NR)−、−(C=O)−(XR12)−、−(C=N−W−R)−、−(C=O)−、X−(C=O)−R13、X−(C=O)−NR1314、X−(SO)−R13、またはX−(C=O)−OR13であり、Wは−Y(C=O)−、−(C=O)NH−、−(SO)−、−CHR14、(C=O)−(NR15)−、置換もしくは非置換のオキサジアゾール、置換もしくは非置換のトリアゾール、置換もしくは非置換のチアジアゾール、置換もしくは非置換の4,5ジヒドロオキサゾール、置換もしくは非置換の4,5ジヒドロチアゾール、置換もしくは非置換の4,5ジヒドロイミダゾール、または不存在(nothing)であり、Yは酸素または硫黄であり、XおよびZは独立して窒素またはCHであり、nは0または1であり;また、R、R、R、R、R、R、R、R、R、R10、R11、R12、R13、R14およびR15は、同一であるか相異なり、アミノ酸側鎖部分(moiety)またはその誘導体、前記分子の残余部分(remainder)、リンカー(linker)および固体支持体(solid support)から独立して選択され、但し、前記において、BがCHRであり、Wが−Y(C=O)−、−(C=O)NH−、−(SO)−、−CHR14、または(C=O)−(NR15)−である場合、GはCHR、NR、(C=O)−CHR12、(C=O)−NR12、または全く原子が不存在とはなり得ない。)。
【請求項2】
前記R、R、R、R、R、R、R、R、R、R10、R11、R12、R13、R14およびR15は、アミノC2−5アルキル、グアニジノC2−5アルキル、C1−4アルキルグアニジノC2−5アルキル、ジC1−4アルキルグアニジノC2−5アルキル、アミジノC2−5アルキル、C1−4アルキルアミジノC2−5アルキル、ジC1−4アルキルアミジノC2−5アルキル、C1−3アルコキシ、フェニル、置換されたフェニル(ここで置換体は、アミノ、アミジノ、グアニジノ、ヒドラジノ、アミドラゾニル、C1−4アルキルアミノ、C1−4ジアルキルアミノ、ハロゲン、ペルフルオロC1−4アルキル、C1−4アルキル、C1−3アルコキシ、ニトロ、カルボキシ、シアノ、スルフリルまたはヒドロキシルのうちの1つ以上から独立して選択される)、ベンジル、置換されたベンジル(ここでベンジル上の置換体は、アミノ、アミジノ、グアニジノ、ヒドラジノ、アミドラゾニル、C1−4アルキルアミノ、C1−4ジアルキルアミノ、ハロゲン、ペルフルオロC1−4アルキル、C1−4アルキル、C1−3アルコキシ、ニトロ、カルボキシ、シアノ、スルフリルまたはヒドロキシルのうちの1つ以上から独立して選択される)、ナフチル、置換されたナフチル(ここで置換体は、アミノ、アミジノ、グアニジノ、ヒドラジノ、アミドラゾニル、C1−4アルキルアミノ、C1−4ジアルキルアミノ、ハロゲン、ペルフルオロC1−4アルキル、C1−4アルキル、C1−3アルコキシ、ニトロ、カルボキシ、シアノ、スルフリルまたはヒドロキシルのうちの1つ以上から独立して選択される)、ビス−フェニルメチル、置換されたビス−フェニルメチル(ここで置換体は、アミノ、アミジノ、グアニジノ、ヒドラジノ、アミドラゾニル、C1−4アルキルアミノ、C1−4ジアルキルアミノ、ハロゲン、ペルフルオロC1−4アルキル、C1−4アルキル、C1−3アルコキシ、ニトロ、カルボキシ、シアノ、スルフリルまたはヒドロキシルのうちの1つ以上から独立して選択される)、ピリジル、置換されたピリジル(ここで置換体は、アミノ、アミジノ、グアニジノ、ヒドラジノ、アミドラゾニル、C1−4アルキルアミノ、C1−4ジアルキルアミノ、ハロゲン、ペルフルオロC1−4アルキル、C1−4アルキル、C1−3アルコキシ、ニトロ、カルボキシ、シアノ、スルフリルまたはヒドロキシルのうちの1つ以上から独立して選択される)、ピリジルC1−4アルキル、置換されたピリジルC1−4アルキル(ここでピリジン置換体は、アミノ、アミジノ、グアニジノ、ヒドラジノ、アミドラゾニル、C1−4アルキルアミノ、C1−4ジアルキルアミノ、ハロゲン、ペルフルオロC1−4アルキル、C1−4アルキル、C1−3アルコキシ、ニトロ、カルボキシ、シアノ、スルフリルまたはヒドロキシルのうちの1つ以上から独立して選択される)、ピリミジルC1−4アルキル、置換されたピリミジルC1−4アルキル(ここでピリミジン置換体は、アミノ、アミジノ、グアニジノ、ヒドラジノ、アミドラゾニル、C1−4アルキルアミノ、C1−4ジアルキルアミノ、ハロゲン、ペルフルオロC1−4アルキル、C1−4アルキル、C1−3アルコキシ、ニトロ、カルボキシ、シアノ、スルフリルまたはヒドロキシルのうちの1つ以上から独立して選択される)、トリアジン−2−イル−C1−4アルキル、置換されたトリアジン−2−イル−C1−4アルキル(ここでトリアジン置換体は、アミノ、アミジノ、グアニジノ、ヒドラジノ、アミドラゾニル、C1−4アルキルアミノ、C1−4ジアルキルアミノ、ハロゲン、ペルフルオロC1−4アルキル、C1−4アルキル、C1−3アルコキシ、ニトロ、カルボキシ、シアノ、スルフリルまたはヒドロキシルのうちの1つ以上から独立して選択される)、イミダゾールC1−4アルキル、置換されたイミダゾールC1−4アルキル(ここでイミダゾール置換体は、アミノ、アミジノ、グアニジノ、ヒドラジノ、アミドラゾニル、C1−4アルキルアミノ、C1−4ジアルキルアミノ、ハロゲン、ペルフルオロC1−4アルキル、C1−4アルキル、C1−3アルコキシ、ニトロ、カルボキシ、シアノ、スルフリル、ヒドロキシルまたはメチルのうちの1つ以上から独立して選択される)、イミダゾリニルC1−4アルキル、N−アミジノピペラジニル−N−C0−4アルキル、ヒドロキシC2−5アルキル、C1−5アルキルアミノC2−5アルキル、C1−5ジアルキルアミノC2−5アルキル、N−アミジノピペリジニルC1−4アルキルおよび4−アミノシクロヘキシルC0−2アルキルからなる群から独立して選択されるものである、請求項1に記載の化合物、その塩、およびそのプロドラッグ。
【請求項3】
前記Aは−(CHR)−(C=O)−であり、Bは−(N−R)−であり、Dは−(C=O)−であり、Eは−(ZR)−であり、Gは−(C=O)−(XR)−である、次の一般式(III)を有する請求項1に記載の化合物、その塩、およびそのプロドラッグ:
【化2】


(式(III)中、Zは窒素またはCHであり、ZがCHである時にXは窒素である。)。
【請求項4】
前記Aは−O−CHR−であり、Bは−NR−であり、Dは−(C=O)−であり、Eは−(ZR)−であり、Gは(XR)n−である、次の一般式(IV)を有する請求項1に記載の化合物、その塩、およびそのプロドラッグ:
【化3】


(式(IV)中、R、R、R、R、R、R、W、Xおよびnは前記式(I)で定義した通りであり、Yは−C=O、−(C=O)−O−、−(C=O)−NR、−SO−、または不存在であり、Zは窒素またはCH(Zが窒素である時にnは0であり、ZがCHである時にXは窒素であり、nは0ではない。))。
【請求項5】
前記Aは−(C=O)−であり、Bは−(CHR)−であり、Dは−(C=O)−であり、Eは−(ZR)−であり、Gは−(NH)−または−(CH)−であり、Wは置換もしくは非置換のオキサジアゾール、置換もしくは非置換のトリアゾール、置換もしくは非置換のチアジアゾール、置換もしくは非置換の4,5ジヒドロオキサゾール、置換もしくは非置換の4,5ジヒドロチアゾール、置換もしくは非置換の4,5ジヒドロイミダゾールである、次の一般式(V)を有する請求項1に記載の化合物、その塩、およびそのプロドラッグ:
【化4】


(式(V)中、Kは窒素、酸素、または硫黄であり、Lは窒素、酸素、−(CH)−、または−(CH)−であり、Jは窒素、酸素、または硫黄であり、Zは窒素またはCHであり、R、R、R、RおよびR13はアミノ酸側鎖部分(moiety)から選択される。)。
【請求項6】
次の一般式(VI)を有する化合物、その立体異性体、その塩、およびそのプロドラッグ:
【化5】


(式(VI)中、Bは−(CHR)−または−(NR)−であり、Eは−(CHR)−であり、Vは−(XR)−または不存在であり、Wは−(C=O)−(XR)、−(SO)−、置換もしくは非置換のオキサジアゾール、置換もしくは非置換のトリアゾール、置換もしくは非置換のチアジアゾール、置換もしくは非置換の4,5ジヒドロオキサゾール、置換もしくは非置換の4,5ジヒドロチアゾール、置換もしくは非置換の4,5ジヒドロイミダゾールであり、Xは独立して窒素、酸素、またはCHであり、R、R、R、R、R、およびRはアミノ酸側鎖部分(moiety)またはその誘導体から選択される。)。
【請求項7】
前記R、R、R、R、R、R、R、R、R、R10、R11、R12、R13、R14およびR15は、アミノC2−5アルキル、グアニジノC2−5アルキル、C1−4アルキルグアニジノC2−5アルキル、ジC1−4アルキルグアニジノC2−5アルキル、アミジノC2−5アルキル、C1−4アルキルアミジノC2−5アルキル、ジC1−4アルキルアミジノC2−5アルキル、C1−3アルコキシ、フェニル、置換されたフェニル(ここで置換体は、アミノ、アミジノ、グアニジノ、ヒドラジノ、アミドラゾニル、C1−4アルキルアミノ、C1−4ジアルキルアミノ、ハロゲン、ペルフルオロC1−4アルキル、C1−4アルキル、C1−3アルコキシ、ニトロ、カルボキシ、シアノ、スルフリルまたはヒドロキシルのうちの1つ以上から独立して選択される)、ベンジル、置換されたベンジル(ここでベンジル上の置換体は、アミノ、アミジノ、グアニジノ、ヒドラジノ、アミドラゾニル、C1−4アルキルアミノ、C1−4ジアルキルアミノ、ハロゲン、ペルフルオロC1−4アルキル、C1−4アルキル、C1−3アルコキシ、ニトロ、カルボキシ、シアノ、スルフリルまたはヒドロキシルのうちの1つ以上から独立して選択される)、ナフチル、置換されたナフチル(ここで置換体は、アミノ、アミジノ、グアニジノ、ヒドラジノ、アミドラゾニル、C1−4アルキルアミノ、C1−4ジアルキルアミノ、ハロゲン、ペルフルオロC1−4アルキル、C1−4アルキル、C1−3アルコキシ、ニトロ、カルボキシ、シアノ、スルフリルまたはヒドロキシルのうちの1つ以上から独立して選択される)、ビス−フェニルメチル、置換されたビス−フェニルメチル(ここで置換体は、アミノ、アミジノ、グアニジノ、ヒドラジノ、アミドラゾニル、C1−4アルキルアミノ、C1−4ジアルキルアミノ、ハロゲン、ペルフルオロC1−4アルキル、C1−4アルキル、C1−3アルコキシ、ニトロ、カルボキシ、シアノ、スルフリルまたはヒドロキシルのうちの1つ以上から独立して選択される)、ピリジル、置換されたピリジル(ここで置換体は、アミノ、アミジノ、グアニジノ、ヒドラジノ、アミドラゾニル、C1−4アルキルアミノ、C1−4ジアルキルアミノ、ハロゲン、ペルフルオロC1−4アルキル、C1−4アルキル、C1−3アルコキシ、ニトロ、カルボキシ、シアノ、スルフリルまたはヒドロキシルのうちの1つ以上から独立して選択される)、ピリジルC1−4アルキル、置換されたピリジルC1−4アルキル(ここでピリジン置換体は、アミノ、アミジノ、グアニジノ、ヒドラジノ、アミドラゾニル、C1−4アルキルアミノ、C1−4ジアルキルアミノ、ハロゲン、ペルフルオロC1−4アルキル、C1−4アルキル、C1−3アルコキシ、ニトロ、カルボキシ、シアノ、スルフリルまたはヒドロキシルのうちの1つ以上から独立して選択される)、ピリミジルC1−4アルキル、置換されたピリミジルC1−4アルキル(ここでピリミジン置換体は、アミノ、アミジノ、グアニジノ、ヒドラジノ、アミドラゾニル、C1−4アルキルアミノ、C1−4ジアルキルアミノ、ハロゲン、ペルフルオロC1−4アルキル、C1−4アルキル、C1−3アルコキシ、ニトロ、カルボキシ、シアノ、スルフリルまたはヒドロキシルのうちの1つ以上から独立して選択される)、トリアジン−2−イル−C1−4アルキル、置換されたトリアジン−2−イル−C1−4アルキル(ここでトリアジン置換体は、アミノ、アミジノ、グアニジノ、ヒドラジノ、アミドラゾニル、C1−4アルキルアミノ、C1−4ジアルキルアミノ、ハロゲン、ペルフルオロC1−4アルキル、C1−4アルキル、C1−3アルコキシ、ニトロ、カルボキシ、シアノ、スルフリルまたはヒドロキシルのうちの1つ以上から独立して選択される)、イミダゾールC1−4アルキル、置換されたイミダゾールC1−4アルキル(ここでイミダゾール置換体は、アミノ、アミジノ、グアニジノ、ヒドラジノ、アミドラゾニル、C1−4アルキルアミノ、C1−4ジアルキルアミノ、ハロゲン、ペルフルオロC1−4アルキル、C1−4アルキル、C1−3アルコキシ、ニトロ、カルボキシ、シアノ、スルフリル、ヒドロキシルまたはメチルのうちの1つ以上から独立して選択される)、イミダゾリニルC1−4アルキル、N−アミジノピペラジニル−N−C0−4アルキル、ヒドロキシC2−5アルキル、C1−5アルキルアミノC2−5アルキル、C1−5ジアルキルアミノC2−5アルキル、N−アミジノピペリジニルC1−4アルキルおよび4−アミノシクロヘキシルC0−2アルキルからなる群から独立して選択されるものである請求項1に記載の化合物、その塩、およびそのプロドラッグ。
【請求項8】
前記Bは−(CH)−(CH)であり、Eは−(CH)−(CH)であり、Vは−(XR)−または不存在であり、Wは置換もしくは非置換のオキサジアゾール、置換もしくは非置換のトリアゾール、置換もしくは非置換のチアジアゾール、置換もしくは非置換の4,5ジヒドロオキサゾール、置換もしくは非置換の4,5ジヒドロチアゾール、または置換もしくは非置換の4,5ジヒドロイミダゾールであり、Xは独立して窒素またはCHである、次の一般式(VII)を有する請求項6に記載の化合物、その塩、およびそのプロドラッグ:
【化6】


(式(VII)中、Kは窒素、酸素、または硫黄であり、Lは窒素、酸素、−(CH)−、または−(CH)−であり、Jは窒素、酸素、または硫黄である。)。
【請求項9】
次の一般式(I)の化合物、その立体異性体、その塩、およびそのプロドラッグ、並びに薬剤学的に許容可能な担体を含む薬剤学的組成物:
【化7】


(式(I)中、Aは−(C=O)−CHR−または−(C=O)−であり、BはN−R−または−CHR−であり、Dは−(C=O)−(CHR)−または−(C=O)−であり、Eは−(ZR)−または−(C=O)−であり、Gは−(XR)n−、−(CHR10)−(NR)−、−(C=O)−(XR12)−、−(または不存在)−、−(C=O)−、X−(C=O)−R13、X−(C=O)−NR1314、X−(SO)−R13、またはX−(C=O)−OR13であり、Wは−Y(C=O)−、−(C=O)NH−、−(SO)−、−CHR14、(C=O)−(NR15)−、置換もしくは非置換のオキサジアゾール、置換もしくは非置換のトリアゾール、置換もしくは非置換のチアジアゾール、置換もしくは非置換の4,5ジヒドロオキサゾール、置換もしくは非置換の4,5ジヒドロチアゾール、置換もしくは非置換の4,5ジヒドロイミダゾール、または不存在(nothing)であり、Yは酸素または硫黄であり、XおよびZは独立して窒素またはCHであり、nは0または1であり;また、R、R、R、R、R、R、R、R、R、R10、R11、R12、R13、R14およびR15は、同一であるか相異なり、アミノ酸側鎖部分(moiety)またはその誘導体、前記分子の残余部分(remainder)、リンカー(linker)および固体支持体(solid support)から独立して選択される。)。
【請求項10】
前記R、R、R、R、R、R、R、R、R、R10、R11、R12、R13、R14およびR15は、アミノC2−5アルキル、グアニジノC2−5アルキル、C1−4アルキルグアニジノC2−5アルキル、ジC1−4アルキルグアニジノC2−5アルキル、アミジノC2−5アルキル、C1−4アルキルアミジノC2−5アルキル、ジC1−4アルキルアミジノC2−5アルキル、C1−3アルコキシ、フェニル、置換されたフェニル(ここで置換体は、アミノ、アミジノ、グアニジノ、ヒドラジノ、アミドラゾニル、C1−4アルキルアミノ、C1−4ジアルキルアミノ、ハロゲン、ペルフルオロC1−4アルキル、C1−4アルキル、C1−3アルコキシ、ニトロ、カルボキシ、シアノ、スルフリルまたはヒドロキシルのうちの1つ以上から独立して選択される)、ベンジル、置換されたベンジル(ここでベンジル上の置換体は、アミノ、アミジノ、グアニジノ、ヒドラジノ、アミドラゾニル、C1−4アルキルアミノ、C1−4ジアルキルアミノ、ハロゲン、ペルフルオロC1−4アルキル、C1−4アルキル、C1−3アルコキシ、ニトロ、カルボキシ、シアノ、スルフリルまたはヒドロキシルのうちの1つ以上から独立して選択される)、ナフチル、置換されたナフチル(ここで置換体は、アミノ、アミジノ、グアニジノ、ヒドラジノ、アミドラゾニル、C1−4アルキルアミノ、C1−4ジアルキルアミノ、ハロゲン、ペルフルオロC1−4アルキル、C1−4アルキル、C1−3アルコキシ、ニトロ、カルボキシ、シアノ、スルフリルまたはヒドロキシルのうちの1つ以上から独立して選択される)、ビス−フェニルメチル、置換されたビス−フェニルメチル(ここで置換体は、アミノ、アミジノ、グアニジノ、ヒドラジノ、アミドラゾニル、C1−4アルキルアミノ、C1−4ジアルキルアミノ、ハロゲン、ペルフルオロC1−4アルキル、C1−4アルキル、C1−3アルコキシ、ニトロ、カルボキシ、シアノ、スルフリルまたはヒドロキシルのうちの1つ以上から独立して選択される)、ピリジル、置換されたピリジル(ここで置換体は、アミノ、アミジノ、グアニジノ、ヒドラジノ、アミドラゾニル、C1−4アルキルアミノ、C1−4ジアルキルアミノ、ハロゲン、ペルフルオロC1−4アルキル、C1−4アルキル、C1−3アルコキシ、ニトロ、カルボキシ、シアノ、スルフリルまたはヒドロキシルのうちの1つ以上から独立して選択される)、ピリジルC1−4アルキル、置換されたピリジルC1−4アルキル(ここでピリジン置換体は、アミノ、アミジノ、グアニジノ、ヒドラジノ、アミドラゾニル、C1−4アルキルアミノ、C1−4ジアルキルアミノ、ハロゲン、ペルフルオロC1−4アルキル、C1−4アルキル、C1−3アルコキシ、ニトロ、カルボキシ、シアノ、スルフリルまたはヒドロキシルのうちの1つ以上から独立して選択される)、ピリミジルC1−4アルキル、置換されたピリミジルC1−4アルキル(ここでピリミジン置換体は、アミノ、アミジノ、グアニジノ、ヒドラジノ、アミドラゾニル、C1−4アルキルアミノ、C1−4ジアルキルアミノ、ハロゲン、ペルフルオロC1−4アルキル、C1−4アルキル、C1−3アルコキシ、ニトロ、カルボキシ、シアノ、スルフリルまたはヒドロキシルのうちの1つ以上から独立して選択される)、トリアジン−2−イル−C1−4アルキル、置換されたトリアジン−2−イル−C1−4アルキル(ここでトリアジン置換体は、アミノ、アミジノ、グアニジノ、ヒドラジノ、アミドラゾニル、C1−4アルキルアミノ、C1−4ジアルキルアミノ、ハロゲン、ペルフルオロC1−4アルキル、C1−4アルキル、C1−3アルコキシ、ニトロ、カルボキシ、シアノ、スルフリルまたはヒドロキシルのうちの1つ以上から独立して選択される)、イミダゾールC1−4アルキル、置換されたイミダゾールC1−4アルキル(ここでイミダゾール置換体は、アミノ、アミジノ、グアニジノ、ヒドラジノ、アミドラゾニル、C1−4アルキルアミノ、C1−4ジアルキルアミノ、ハロゲン、ペルフルオロC1−4アルキル、C1−4アルキル、C1−3アルコキシ、ニトロ、カルボキシ、シアノ、スルフリル、ヒドロキシルまたはメチルのうちの1つ以上から独立して選択される)、イミダゾリニルC1−4アルキル、N−アミジノピペラジニル−N−C0−4アルキル、ヒドロキシC2−5アルキル、C1−5アルキルアミノC2−5アルキル、C1−5ジアルキルアミノC2−5アルキル、N−アミジノピペリジニルC1−4アルキルおよび4−アミノシクロヘキシルC0−2アルキルからなる群から独立して選択されるものである、請求項9に記載の薬剤学的組成物。
【請求項11】
前記Aは−(CHR)−(C=O)−であり、Bは−(N−R)−であり、Dは−(C=O)−であり、Eは−(ZR)−であり、Gは−(C=O)−(XR)−である、前記化合物が次の一般式(III)を有する請求項9に記載の薬剤学的組成物:
【化8】


(式(III)中、Zは窒素またはCHであり、ZがCHである時にXは窒素である。)。
【請求項12】
前記Aは−O−CHR−であり、Bは−NR−であり、Dは−(C=O)−であり、Eは−(ZR)−であり、Gは(XR)n−である、前記化合物が次の一般式(IV)を有する請求項9に記載の薬剤学的組成物:
【化9】


(式(IV)中、Yは−(C=O)−、−(C=O)−O−、−(C=O)−NR、−SO−、または不存在(nothing)であり、Zは窒素またはCHであり;Zが窒素である時にnは0であり、ZがCHである時にXは窒素であり、nは0ではない。)。
【請求項13】
前記Aは−(C=O)−であり、Bは−(CHR)−であり、Dは−(C=O)−であり、Eは−(ZR)−であり、Gは−(NH)−または−(CH)−であり、Wは置換もしくは非置換のオキサジアゾール、置換もしくは非置換のトリアゾール、置換もしくは非置換のチアジアゾール、置換もしくは非置換の4,5ジヒドロオキサゾール、置換もしくは非置換の4,5ジヒドロチアゾール、置換もしくは非置換の4,5ジヒドロイミダゾールである、前記化合物が次の一般式(V)を有する請求項9に記載の薬剤学的組成物:
【化10】


(式(V)中、Kは窒素、酸素、または硫黄であり、Lは窒素、酸素、−(CH)−、または−(CH)−であり、Jは窒素、酸素、または硫黄であり、Zは窒素またはCHであり、R、R、R、RおよびR13はアミノ酸側鎖部分(moiety)から選択される。)。
【請求項14】
次の一般式(VI)を有する化合物、その立体異性体、その塩、およびそのプロドラッグを含む薬剤学的組成物:
【化11】


(式(IV)中、Bは−(CHR)−または−(NR)−であり、Eは−(CHR)−であり、Vは−(XR)−または不存在であり、Wは−(C=O)−(XR)、−(SO)−、置換もしくは非置換のオキサジアゾール、置換もしくは非置換のトリアゾール、置換もしくは非置換のチアジアゾール、置換もしくは非置換の4,5ジヒドロオキサゾール、置換もしくは非置換の4,5ジヒドロチアゾール、置換もしくは非置換の4,5ジヒドロイミダゾールであり、Xは独立して窒素、酸素、またはCHであり、R、R、R、R、RおよびRはアミノ酸側鎖部分(moiety)またはその誘導体から選択される。)。
【請求項15】
前記R、R、R、R、R、R、R、R、R、R10、R11、R12、R13、R14およびR15は、アミノC2−5アルキル、グアニジノC2−5アルキル、C1−4アルキルグアニジノC2−5アルキル、ジC1−4アルキルグアニジノC2−5アルキル、アミジノC2−5アルキル、C1−4アルキルアミジノC2−5アルキル、ジC1−4アルキルアミジノC2−5アルキル、C1−3アルコキシ、フェニル、置換されたフェニル(ここで置換体は、アミノ、アミジノ、グアニジノ、ヒドラジノ、アミドラゾニル、C1−4アルキルアミノ、C1−4ジアルキルアミノ、ハロゲン、ペルフルオロC1−4アルキル、C1−4アルキル、C1−3アルコキシ、ニトロ、カルボキシ、シアノ、スルフリルまたはヒドロキシルのうちの1つ以上から独立して選択される)、ベンジル、置換されたベンジル(ここでベンジル上の置換体は、アミノ、アミジノ、グアニジノ、ヒドラジノ、アミドラゾニル、C1−4アルキルアミノ、C1−4ジアルキルアミノ、ハロゲン、ペルフルオロC1−4アルキル、C1−4アルキル、C1−3アルコキシ、ニトロ、カルボキシ、シアノ、スルフリルまたはヒドロキシルのうちの1つ以上から独立して選択される)、ナフチル、置換されたナフチル(ここで置換体は、アミノ、アミジノ、グアニジノ、ヒドラジノ、アミドラゾニル、C1−4アルキルアミノ、C1−4ジアルキルアミノ、ハロゲン、ペルフルオロC1−4アルキル、C1−4アルキル、C1−3アルコキシ、ニトロ、カルボキシ、シアノ、スルフリルまたはヒドロキシルのうちの1つ以上から独立して選択される)、ビス−フェニルメチル、置換されたビス−フェニルメチル(ここで置換体は、アミノ、アミジノ、グアニジノ、ヒドラジノ、アミドラゾニル、C1−4アルキルアミノ、C1−4ジアルキルアミノ、ハロゲン、ペルフルオロC1−4アルキル、C1−4アルキル、C1−3アルコキシ、ニトロ、カルボキシ、シアノ、スルフリルまたはヒドロキシルのうちの1つ以上から独立して選択される)、ピリジル、置換されたピリジル(ここで置換体は、アミノ、アミジノ、グアニジノ、ヒドラジノ、アミドラゾニル、C1−4アルキルアミノ、C1−4ジアルキルアミノ、ハロゲン、ペルフルオロC1−4アルキル、C1−4アルキル、C1−3アルコキシ、ニトロ、カルボキシ、シアノ、スルフリルまたはヒドロキシルのうちの1つ以上から独立して選択される)、ピリジルC1−4アルキル、置換されたピリジルC1−4アルキル(ここでピリジン置換体は、アミノ、アミジノ、グアニジノ、ヒドラジノ、アミドラゾニル、C1−4アルキルアミノ、C1−4ジアルキルアミノ、ハロゲン、ペルフルオロC1−4アルキル、C1−4アルキル、C1−3アルコキシ、ニトロ、カルボキシ、シアノ、スルフリルまたはヒドロキシルのうちの1つ以上から独立して選択される)、ピリミジルC1−4アルキル、置換されたピリミジルC1−4アルキル(ここでピリミジン置換体は、アミノ、アミジノ、グアニジノ、ヒドラジノ、アミドラゾニル、C1−4アルキルアミノ、C1−4ジアルキルアミノ、ハロゲン、ペルフルオロC1−4アルキル、C1−4アルキル、C1−3アルコキシ、ニトロ、カルボキシ、シアノ、スルフリルまたはヒドロキシルのうちの1つ以上から独立して選択される)、トリアジン−2−イル−C1−4アルキル、置換されたトリアジン−2−イル−C1−4アルキル(ここでトリアジン置換体は、アミノ、アミジノ、グアニジノ、ヒドラジノ、アミドラゾニル、C1−4アルキルアミノ、C1−4ジアルキルアミノ、ハロゲン、ペルフルオロC1−4アルキル、C1−4アルキル、C1−3アルコキシ、ニトロ、カルボキシ、シアノ、スルフリルまたはヒドロキシルのうちの1つ以上から独立して選択される)、イミダゾールC1−4アルキル、置換されたイミダゾールC1−4アルキル(ここでイミダゾール置換体は、アミノ、アミジノ、グアニジノ、ヒドラジノ、アミドラゾニル、C1−4アルキルアミノ、C1−4ジアルキルアミノ、ハロゲン、ペルフルオロC1−4アルキル、C1−4アルキル、C1−3アルコキシ、ニトロ、カルボキシ、シアノ、スルフリル、ヒドロキシルまたはメチルのうちの1つ以上から独立して選択される)、イミダゾリニルC1−4アルキル、N−アミジノピペラジニル−N−C0−4アルキル、ヒドロキシC2−5アルキル、C1−5アルキルアミノC2−5アルキル、C1−5ジアルキルアミノC2−5アルキル、N−アミジノピペリジニルC1−4アルキルおよび4−アミノシクロヘキシルC0−2アルキルからなる群から独立して選択されるものである、請求項14に記載の薬剤学的組成物。
【請求項16】
前記Bは−(CH)−(CH)であり、Eは−(CH)−(CH)であり、Vは−(XR)−または不存在であり、Wは置換もしくは非置換のオキサジアゾール、置換もしくは非置換のトリアゾール、置換もしくは非置換のチアジアゾール、置換もしくは非置換の4,5ジヒドロオキサゾール、置換もしくは非置換の4,5ジヒドロチアゾール、置換もしくは非置換の4,5ジヒドロイミダゾールであり、Xは独立して窒素またはCHであり、前記化合物は次の一般式(VII)を有する、請求項15に記載の薬剤学的組成物:
【化12】


(式(VII)中、Kは窒素、酸素、または硫黄であり、Lは窒素、酸素、−(CH)−、または−(CH)−であり、Jは窒素、酸素、または硫黄であり、RはアミノC2−5アルキル、グアニジノC2−5アルキル、C1−4アルキルグアニジノC2−5アルキル、ジC1−4アルキルグアニジノC2−5アルキル、アミジノC2−5アルキル、C1−4アルキルアミジノC2−5アルキル、ジC1−4アルキルアミジノC2−5アルキル、C1−3アルコキシ、フェニル、置換されたフェニル(ここで置換体は、アミノ、アミジノ、グアニジノ、ヒドラジノ、アミドラゾニル、C1−4アルキルアミノ、C1−4ジアルキルアミノ、ハロゲン、ペルフルオロC1−4アルキル、C1−4アルキル、C1−3アルコキシ、ニトロ、カルボキシ、シアノ、スルフリルまたはヒドロキシルのうちの1つ以上から独立して選択される)、ベンジル、置換されたベンジル(ここでベンジル上の置換体は、アミノ、アミジノ、グアニジノ、ヒドラジノ、アミドラゾニル、C1−4アルキルアミノ、C1−4ジアルキルアミノ、ハロゲン、ペルフルオロC1−4アルキル、C1−4アルキル、C1−3アルコキシ、ニトロ、カルボキシ、シアノ、スルフリルまたはヒドロキシルのうちの1つ以上から独立して選択される)、ナフチル、置換されたナフチル(ここで置換体は、アミノ、アミジノ、グアニジノ、ヒドラジノ、アミドラゾニル、C1−4アルキルアミノ、C1−4ジアルキルアミノ、ハロゲン、ペルフルオロC1−4アルキル、C1−4アルキル、C1−3アルコキシ、ニトロ、カルボキシ、シアノ、スルフリルまたはヒドロキシルのうちの1つ以上から独立して選択される)、ビス−フェニルメチル、置換されたビス−フェニルメチル(ここで置換体は、アミノ、アミジノ、グアニジノ、ヒドラジノ、アミドラゾニル、C1−4アルキルアミノ、C1−4ジアルキルアミノ、ハロゲン、ペルフルオロC1−4アルキル、C1−4アルキル、C1−3アルコキシ、ニトロ、カルボキシ、シアノ、スルフリルまたはヒドロキシルのうちの1つ以上から独立して選択される)、ピリジル、置換されたピリジル(ここで置換体は、アミノ、アミジノ、グアニジノ、ヒドラジノ、アミドラゾニル、C1−4アルキルアミノ、C1−4ジアルキルアミノ、ハロゲン、ペルフルオロC1−4アルキル、C1−4アルキル、C1−3
アルコキシ、ニトロ、カルボキシ、シアノ、スルフリルまたはヒドロキシルのうちの1つ以上から独立して選択される)、ピリジルC1−4アルキル、置換されたピリジルC1−4アルキル(ここでピリジン置換体は、アミノ、アミジノ、グアニジノ、ヒドラジノ、アミドラゾニル、C1−4アルキルアミノ、C1−4ジアルキルアミノ、ハロゲン、ペルフルオロC1−4アルキル、C1−4アルキル、C1−3アルコキシ、ニトロ、カルボキシ、シアノ、スルフリルまたはヒドロキシルのうちの1つ以上から独立して選択される)、ピリミジルC1−4アルキル、置換されたピリミジルC1−4アルキル(ここでピリミジン置換体は、アミノ、アミジノ、グアニジノ、ヒドラジノ、アミドラゾニル、C1−4アルキルアミノ、C1−4ジアルキルアミノ、ハロゲン、ペルフルオロC1−4アルキル、C1−4アルキル、C1−3アルコキシ、ニトロ、カルボキシ、シアノ、スルフリルまたはヒドロキシルのうちの1つ以上から独立して選択される)、トリアジン−2−イル−C1−4アルキル、置換されたトリアジン−2−イル−C1−4アルキル(ここでトリアジン置換体は、アミノ、アミジノ、グアニジノ、ヒドラジノ、アミドラゾニル、C1−4アルキルアミノ、C1−4ジアルキルアミノ、ハロゲン、ペルフルオロC1−4アルキル、C1−4アルキル、C1−3アルコキシ、ニトロ、カルボキシ、シアノ、スルフリルまたはヒドロキシルのうちの1つ以上から独立して選択される)、イミダゾールC1−4アルキル、置換されたイミダゾールC1−4アルキル(ここでイミダゾール置換体は、アミノ、アミジノ、グアニジノ、ヒドラジノ、アミドラゾニル、C1−4アルキルアミノ、C1−4ジアルキルアミノ、ハロゲン、ペルフルオロC1−4アルキル、C1−4アルキル、C1−3アルコキシ、ニトロ、カルボキシ、シアノ、スルフリル、ヒドロキシルまたはメチルのうちの1つ以上から独立して選択される)、イミダゾリニルC1−4アルキル、N−アミジノピペラジニル−N−C0−4アルキル、ヒドロキシC2−5アルキル、C1−5アルキルアミノC2−5アルキル、C1−5ジアルキルアミノC2−5アルキル、N−アミジノピペリジニルC1−4アルキルおよび4−アミノシクロヘキシルC0−2アルキルからなる群から独立して選択される。)。
【請求項17】
化合物1〜2217からなる群から選択される化合物。
【請求項18】
請求項17の1つ以上の化合物を含む薬剤学的組成物。
【請求項19】
前記組成物が前記化合物の有効量および薬剤学的に許容可能な担体を含む、請求項9に記載の薬剤学的組成物。
【請求項20】
前記組成物が前記化合物の有効量および薬剤学的に許容可能な担体を含む、請求項14に記載の薬剤学的組成物。
【請求項21】
前記組成物が前記化合物の有効量および薬剤学的に許容可能な担体を含む、請求項18に記載の薬剤学的組成物。
【請求項22】
前記化合物が癌治療において病理的な幹細胞を根絶するための医薬の製造に用いられるものである、請求項17に記載の化合物。
【請求項23】
前記幹細胞が白血病の幹細胞である、請求項22に記載の化合物。
【請求項24】
前記幹細胞が固形腫瘍に由来するものである、請求項22に記載の化合物。
【請求項25】
前記固形腫瘍が乳房、脳、肺、結腸(colon)、肝臓、および腸(intestine)からなる群から選択されるものである、請求項24に記載の化合物。
【請求項26】
前記化合物の治療学的有効量が、細胞死を起こすかまたは増殖を抑制して、固形腫瘍や白血病において幹細胞の分化を起こすために十分な量である、請求項21に記載の組成物。
【請求項27】
前記化合物が、癌治療においてCBP/カテニン転写からp300/カテニン転写への転換を起こすことにより、病理的幹細胞の分化を達成するための医薬の製造に用いられるものである、請求項17に記載の化合物。
【請求項28】
前記カテニンがβ−カテニンである、請求項17に記載の化合物。
【請求項29】
前記カテニンがγ/p120−カテニンである、請求項17に記載の化合物。
【請求項30】
前記化合物が癌幹細胞においてCBP/カテニン信号(signaling)を抑制するものである、請求項17に記載の化合物。
【請求項31】
前記カテニンがβ−カテニンである、請求項30に記載の化合物。
【請求項32】
前記カテニンがγ/p120−カテニンである、請求項30に記載の化合物。
【請求項33】
前記化合物が、癌幹細胞においてCBP/カテニン信号を抑制し、それによって、細胞周期の停止と、細胞死もしくは癌幹細胞の分化のうちのどちらか一方とを誘導するものである、請求項17に記載の化合物。
【請求項34】
前記カテニンがβ−カテニンである、請求項33に記載の化合物。
【請求項35】
前記カテニンがγ/p120−カテニンである、請求項33に記載の化合物。
【請求項36】
前記化合物が、癌幹細胞においてCBP/カテニン信号を抑制し、それによって癌幹細胞の分化を誘導し、1つ以上の特異的経路抑制剤によって誘導されるアポトーシスに、癌幹細胞をさらにセンシティブにするものである、請求項17に記載の化合物。
【請求項37】
前記特異的経路がEGFR経路;およびハーセプチン(登録商標、Herceptin)、Abl、またはKitチロシンキナーゼ経路(イマチニブ)からなる群から選択されるものである、請求項36に記載の化合物。
【請求項38】
前記カテニンがβ−カテニンである、請求項36に記載の化合物。
【請求項39】
前記カテニンがγ/p120−カテニンである、請求項36に記載の化合物。
【請求項40】
前記化合物が、癌治療においてCBP/カテニン転写からp300/カテニン転写への転換を起こすことによって病理的幹細胞の分化を達成し、それにより、癌細胞を他の経路−特異的抑制剤による処理に、さらにセンシティブにする医薬の製造に用いられるものである、請求項17に記載の化合物。
【請求項41】
前記経路−特異的抑制剤がイマチニブ;Herl/Her2抑制剤;ノッチ(Notch)抑制剤;ヘッジホッグ(Hedgehog)抑制剤;EGF抑制剤;およびPI3K経路抑制剤からなる群から選択されるものである、請求項40に記載の化合物。
【請求項42】
前記ノッチ(Notch)抑制剤がγ−セクレターゼ(gamma secretase)抑制剤である、請求項41に記載の化合物。
【請求項43】
前記ヘッジホッグ(Hedgehog)抑制剤がシクロパミン(cyclopamine)である、請求項41に記載の化合物。
【請求項44】
前記EGF抑制剤がイレッサ(登録商標、Iressa)である、請求項41に記載の化合物。
【請求項45】
前記PI3K経路抑制剤がラパマイシン(rapamycin)である、請求項41に記載の化合物。
【請求項46】
前記化合物がCBP/β−カテニン相互作用を遮断するものである、請求項17に記載の化合物。
【請求項47】
前記化合物がCBP/γ−カテニン(p120カテニン)相互作用を遮断するものである、請求項17に記載の化合物。
【請求項48】
前記化合物が被験者に経口、経皮、静脈内、局所、吸入、または直腸に伝達されるものである、請求項17に記載の化合物。
【請求項49】
前記化合物が経口によって伝達されるものである、請求項17に記載の化合物。
【請求項50】
前記化合物が被験者に持続放出によって投与されるものである、請求項17に記載の化合物。
【請求項51】
前記化合物がカプセル、錠剤、粉末(powder)、顆粒剤、シロップ、注射可能な流体、クリーム、軟膏、親水性軟膏、吸入性流体(inhalable fluids)、および座薬からなる群から選択される方法によって投与されるものである、請求項17に記載の化合物。
【請求項52】
請求項17の1つ以上の化合物を投与することによって癌性病態を治療する方法であって、前記癌性病態は、急性リンパ性白血病、急性非リンパ性白血病、副腎皮質癌、膀胱癌、脳癌、乳癌、子宮頸部癌、慢性リンパ性白血病、慢性骨髄性白血病、結腸直腸癌、皮膚T細胞リンパ腫、子宮内膜癌、食道癌、ユーイング肉腫(Ewing’s sarcoma)、胆嚢癌、ヘアリー細胞白血病(hairy cell leukaemia)、頭頸部癌、ホジキンリンパ腫(hodgkin’s lymphoma)、カポジ肉腫(Kaposi’s sarcoma)、腎臓癌、肝臓癌、肺癌(小細胞および/または非小細胞(small and/or non−small cell))、悪性腹膜滲出(malignant peritoneal effusion)、悪性胸膜滲出(malignant pleural effusion)、黒色腫、中皮腫、多発性骨髄腫、神経芽細胞腫、非ホジキンリンパ腫(non−hodgkin’s lymphoma)、骨肉腫、卵巣癌、卵巣(胚芽細胞)癌、膵臓癌、陰茎癌、前立腺癌、網膜芽細胞腫、皮膚癌、軟組織肉腫(soft−tissue sarcoma)、扁平細胞癌腫、胃癌、睾丸癌、甲状腺癌、絨毛性腫瘍(trophoblastic neoplasms)、子宮癌、膣癌、陰門癌(cancer of the vulva)、およびウィルムス腫瘍(Wilm’s tumor)からなる群から選択される1つ以上のものである癌性病態を治療する方法。
【請求項53】
前記化合物が被験者に経口、経皮、静脈内、局所、吸入、または直腸に伝達される、請求項52に記載の方法。
【請求項54】
前記化合物が経口によって伝達される、請求項53に記載の方法。
【請求項55】
前記化合物が被験者に持続放出によって投与される、請求項53に記載の方法。
【請求項56】
請求項17の1つ以上の化合物を含み、カプセル、錠剤、粉末、顆粒剤、シロップ、注射可能な流体、クリーム、軟膏、親水性軟膏、吸入性流体(inhalable fluids)、点眼液(eye drop)、および座薬からなる群から選択される方法によって投与されるものである薬剤学的組成物。
【請求項57】
CBP/カテニン相互作用を遮断すること以外のメカニズムによって作用する1つ以上の癌化学療法剤と組み合わせられる、請求項17の1つ以上の化合物を含む薬剤学的組成物。
【請求項58】
前記癌治療剤がシス−プラチナム(cis−platinum)、レチノイン酸、HDAC抑制剤、SAHA、およびイマチニブ(imatinib)からなる群から選択されるものである、請求項57に記載の組成物。
【請求項59】
請求項17の1つ以上の化合物と共に幹細胞培養物を培養することを含む、哺乳類の被験者に移植する前に奇形腫形成幹細胞(teratoma−forming stem cells)を除去する方法であって、前記化合物がCBP−β−カテニン相互作用を抑制し、それによって幹細胞の分化を起こすものである方法。
【請求項60】
前記化合物が癌治療において病理的幹細胞を根絶するための医薬の製造に用いられるものである、請求項8、14および18のうちのいずれか1項に記載の薬剤学的組成物。
【請求項61】
前記幹細胞が白血病の幹細胞である、請求項60に記載の薬剤学的組成物。
【請求項62】
前記幹細胞が固形腫瘍に由来するものである、請求項61に記載の薬剤学的組成物。
【請求項63】
前記固形腫瘍が乳房、脳、肺、結腸(colon)、肝臓、および腸(intestine)からなる群から選択されるものである、請求項62に記載の薬剤学的組成物。
【請求項64】
前記化合物の治療学的有効量が、細胞死を起こすかまたは増殖を抑制して、固形腫瘍や白血病において幹細胞の分化を起こすために十分な量である、請求項60に記載の薬剤学的組成物。
【請求項65】
前記化合物が、癌治療においてCBP/カテニン転写からp300/カテニン転写への転換を起こすことにより、病理的幹細胞の分化を達成するための医薬の製造に用いられるものである、請求項60に記載の薬剤学的組成物。
【請求項66】
前記カテニンがβ−カテニンである、請求項65に記載の薬剤学的組成物。
【請求項67】
前記カテニンがγ/p120−カテニンである、請求項65に記載の薬剤学的組成物。
【請求項68】
前記化合物が癌幹細胞においてCBP/カテニン信号を抑制する、請求項60に記載の薬剤学的組成物。
【請求項69】
前記カテニンがβ−カテニンである、請求項68に記載の薬剤学的組成物。
【請求項70】
前記カテニンがγ/p120−カテニンである、請求項68に記載の薬剤学的組成物。
【請求項71】
前記化合物が、癌幹細胞においてCBP/カテニン信号を抑制し、それによって、細胞周期の停止と、細胞死もしくは癌幹細胞の分化のうちのどちらか一方とを誘導するものである、請求項60に記載の薬剤学的組成物。
【請求項72】
前記カテニンがβ−カテニンである、請求項71に記載の薬剤学的組成物。
【請求項73】
前記カテニンがγ/p120−カテニンである、請求項71に記載の薬剤学的組成物。
【請求項74】
前記化合物が、癌幹細胞においてCBP/カテニン信号を抑制し、それによって癌幹細胞の分化を誘導し、1つ以上の特異的経路抑制剤によって誘導されるアポトーシスに、癌幹細胞をさらにセンシティブにするものである、請求項60に記載の薬剤学的組成物。
【請求項75】
前記特異的経路がEGFR経路;およびハーセプチン(登録商標、Herceptin)、Abl、またはKitチロシンキナーゼ経路(イマチニブ)からなる群から選択されるものである、請求項74に記載の薬剤学的組成物。
【請求項76】
前記カテニンがβ−カテニンである、請求項74に記載の薬剤学的組成物。
【請求項77】
前記カテニンがγ/p120−カテニンである、請求項74に記載の薬剤学的組成物。
【請求項78】
前記化合物が、癌治療においてCBP/カテニン転写からp300/カテニン転写への転換を起こすことによって病理的幹細胞の分化を達成し、それにより、癌細胞を他の経路−特異的抑制剤による処理にさらにセンシティブにする医薬の製造に用いられるものである、請求項60に記載の薬剤学的組成物。
【請求項79】
前記経路−特異的抑制剤がイマチニブ;Herl/Her2抑制剤;ノッチ(Notch)抑制剤;ヘッジホッグ(Hedgehog)抑制剤;EGF抑制剤;およびPI3K経路抑制剤からなる群から選択されるものである、請求項78に記載の薬剤学的組成物。
【請求項80】
前記ノッチ(Notch)抑制剤がγ−セクレターゼ(gamma secretase)抑制剤である、請求項79に記載の薬剤学的組成物。
【請求項81】
前記ヘッジホッグ(Hedgehog)抑制剤がシクロパミン(cyclopamine)である、請求項79に記載の薬剤学的組成物。
【請求項82】
前記EGF抑制剤がイレッサ(登録商標、Iressa)である、請求項79に記載の薬剤学的組成物。
【請求項83】
前記PI3K経路抑制剤がラパマイシン(rapamycin)である、請求項60に記載の薬剤学的組成物。
【請求項84】
前記化合物がCBP/β−カテニン相互作用を遮断するものである、請求項60に記載の薬剤学的組成物。
【請求項85】
前記化合物がCBP/γ−カテニン(p120カテニン)相互作用を遮断するものである、請求項60に記載の薬剤学的組成物。
【請求項86】
前記化合物が被験者に経口、経皮、静脈内、局所、吸入、または直腸に伝達されるものである、請求項60に記載の薬剤学的組成物。
【請求項87】
前記化合物が経口によって伝達されるものである、請求項86に記載の薬剤学的組成物。
【請求項88】
前記化合物が被験者に持続放出によって投与されるものである、請求項60に記載の薬剤学的組成物。
【請求項89】
前記薬剤学的組成物がカプセル、錠剤、粉末、顆粒剤、シロップ、注射可能な流体、クリーム、軟膏、親水性軟膏、吸入性流体(inhalable fluids)、および座薬からなる群から選択される方法によって投与されるものである、請求項60に記載の薬剤学的組成物。
【請求項90】
請求項60の1つ以上の薬剤学的組成物を投与することによって癌性病態を治療する方法であって、前記癌性病態は、急性リンパ性白血病、急性非リンパ性白血病、副腎皮質癌、膀胱癌、脳癌、乳癌、子宮頸部癌、慢性リンパ性白血病、慢性骨髄性白血病、結腸直腸癌、皮膚T細胞リンパ腫、子宮内膜癌、食道癌、ユーイング肉腫(Ewing’s sarcoma)、胆嚢癌、ヘアリー細胞白血病(hairy cell leukaemia)、頭頸部癌、ホジキンリンパ腫(hodgkin’s lymphoma)、カポジ肉腫(Kaposi’s sarcoma)、腎臓癌、肝臓癌、肺癌(小細胞および/または非小細胞(small and/or non−small cell))、悪性腹膜滲出(malignant peritoneal effusion)、悪性胸膜滲出(malignant pleural effusion)、黒色腫、中皮腫、多発性骨髄腫、神経芽細胞腫、非ホジキンリンパ腫(non−hodgkin’s lymphoma)、骨肉腫、卵巣癌、卵巣(胚芽細胞)癌、膵臓癌、陰茎癌、前立腺癌、網膜芽細胞腫、皮膚癌、軟組織肉腫(soft−tissue sarcoma)、扁平細胞癌腫、胃癌、睾丸癌、甲状腺癌、絨毛性腫瘍(trophoblastic neoplasms)、子宮癌、膣癌、陰門癌(cancer of the vulva)、およびウィルムス腫瘍(Wilm’s tumor)からなる群から選択される1つ以上のものである癌性病態を治療する方法。
【請求項91】
前記薬剤学的組成物が被験者に経口、経皮、静脈内、局所、吸入、または直腸に伝達されるものである、請求項90に記載の方法。
【請求項92】
前記薬剤学的組成物が経口によって伝達されるものである、請求項90に記載の方法。
【請求項93】
前記薬剤学的組成物が被験者に持続放出によって投与されるものである、請求項90に記載の方法。
【請求項94】
前記薬剤学的組成物がカプセル、錠剤、粉末、顆粒剤、シロップ、注射可能な流体、クリーム、軟膏、親水性軟膏、吸入性流体(inhalable fluids)、点眼液(eye drop)、および座薬からなる群から選択される方法によって投与されるものである、請求項60に記載の薬剤学的組成物。
【請求項95】
CBP/カテニン相互作用を遮断すること以外のメカニズムによって作用する1つ以上の癌化学療法剤と組み合わせられる、請求項60の1つ以上の化合物を含む薬剤学的組成物。
【請求項96】
前記癌治療剤がシス−プラチナム(cis−platinum)、レチノイン酸、HDAC抑制剤、SAHA、およびイマチニブからなる群から選択されるものである、請求項95に記載の組成物。
【請求項97】
CBP−β−カテニン相互作用を抑制し、それによって幹細胞の分化を起こす請求項17の1つ以上の化合物で幹細胞培養物を培養することを含み、哺乳類の被験者に移植する前に奇形腫形成幹細胞(teratoma−forming stem cells)を除去する方法。
【請求項98】
哺乳類の被験者に移植する前に奇形腫形成幹細胞(teratoma−forming stem cells)を除去する方法であって、次の一般式(I)の化合物、その立体異性体、その塩、およびそのプロドラッグと共に幹細胞培養物を培養することを含む方法:
【化13】


(式(I)中、Aは−(C=O)−CHR−または−(C=O)−であり、BはN−R−または−CHR−であり、Dは−(C=O)−(CHR)−または−(C=O)−であり、Eは−(ZR)−または−(C=O)−であり、Gは−(XR)n−、−(CHR10)−(NR)−、−(C=O)−(XR12)−、−(または不存在)−、−(C=O)−、X−(C=O)−R13、X−(C=O)−NR1314、X−(SO)−R13、またはX−(C=O)−OR13であり、Wは−Y(C=O)−、−(C=O)NH−、−(SO)−、−CHR14、(C=O)−(NR15)−、置換もしくは非置換のオキサジアゾール、置換もしくは非置換のトリアゾール、置換もしくは非置換のチアジアゾール、置換もしくは非置換の4,5ジヒドロオキサゾール、置換もしくは非置換の4,5ジヒドロチアゾール、置換もしくは非置換の4,5ジヒドロイミダゾール、または不存在(nothing)であり、Yは酸素または硫黄であり、XおよびZは独立して窒素またはCHであり、nは0または1であり;また、R、R、R、R、R、R、R、R、R、R10、R11、R12、R13、R14およびR15は、同一であるか相異なり、アミノ酸側鎖部分(moiety)またはその誘導体、前記分子の残余部分(remainder)、リンカー(linker)および固体支持体(solid support)から独立して選択される。)。

【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21A】
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【図21B】
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【図21C】
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【図21D】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27A】
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【図27B】
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【図27C】
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【図27D】
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【図27E】
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【公表番号】特表2009−515890(P2009−515890A)
【公表日】平成21年4月16日(2009.4.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−540227(P2008−540227)
【出願日】平成18年11月8日(2006.11.8)
【国際出願番号】PCT/US2006/043859
【国際公開番号】WO2007/056593
【国際公開日】平成19年5月18日(2007.5.18)
【出願人】(508139206)チョンウェ ファーマ コーポレイション (2)
【Fターム(参考)】