説明

アクリルアミド化合物およびその使用

式I;
本発明は、以下に示される式Iのアクリルアミド化合物に関する。
本発明はまた、カルシウムチャネル、特にN型カルシウムチャネルの遮断に応答性の障害を治療または予防するための式Iの化合物の使用も対象とする。本発明の化合物は特に疼痛治療に有用である。



Notice: Undefined index: DEJ in /mnt/www/gzt_disp.php on line 298

【特許請求の範囲】
【請求項1】
式I:
【化1】

(式中
【化2】

1およびR2は各々独立して水素、シアノ、置換されていてもよいアルキル、置換されていてもよいアルケニル、置換されていてもよいアルキニル、置換されていてもよいアルコキシ、置換されていてもよいアルケニルオキシ、置換されていてもよいアルコキシカルボニル、置換されていてもよいアシル、置換されていてもよいシクロアルキル、置換されていてもよいシクロアルケニル、置換されていてもよいアリール、置換されていてもよいヘテロシクリル、置換されていてもよいシクロアルキルオキシ、置換されていてもよいシクロアルケニルオキシ、置換されていてもよいアリールオキシ、もしくは置換されていてもよいヘテロシクリルオキシであるか、または
1およびR2はそれらが結合している窒素原子と一緒になって、置換されていてもよい環を形成し;
3およびR4は各々独立して水素、ハロゲン、置換されていてもよいアルキル、置換されていてもよいアルコキシであり;
Wは−C(R5)(R6)−または−O−であり;
5およびR6は、各々独立して、水素、アルキル、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル、カルボキシ、アルコキシカルボニル、カルバモイル、またはアルキルカルバモイルであり;
Yは−S(O)2−または−C(R7)(R8)−であり;
7およびR8は、各々独立して、水素、シアノ、置換されていてもよいアルキル、置換されていてもよいアルケニル、置換されていてもよいアルキニル、置換されていてもよいシクロアルキル、置換されていてもよいシクロアルケニル、置換されていてもよいアリール、もしくは置換されていてもよいヘテロシクリルであるか、または
7およびR8はそれらが結合している炭素原子と一緒になって、置換されていてもよい環を形成し;
Zは置換されていてもよいシクロアルキル、置換されていてもよいシクロアルケニル、置換されていてもよいアリール、または置換されていてもよいヘテロシクリルであり;
Rはアルキル、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル、カルボキシ、アルコキシカルボニル、カルバモイ、またはアルキルカルバモイルであり;
mは0または1であり;
nは1または2であり;および
pは0、1または2である;
ただし、
i)Yが−CH2−または−CHCH3−であり、Zが非置換のフェニルである化合物、および
ii)Qが(B)であり、R2がフルオロナフチルメチルで置換された含窒素ヘテロシクリルである化合物を除く)
で示される化合物、またはその製薬上許容される塩もしくはそれらの溶媒和物。
【請求項2】
Qが(A)であり、Wが−C(R5)(R6)−であり、nが2であり、mが0である、請求項1の化合物、またはその製薬上許容される塩、もしくはそれらの溶媒和物。
【請求項3】
Qが(A)であり、Wが−O−であり、nおよびmが共に1である、請求項1の化合物、またはその製薬上許容される塩、もしくはそれらの溶媒和物。
【請求項4】
Yが−S(O)2−である、請求項2または3の化合物、またはその製薬上許容される塩、もしくはそれらの溶媒和物。
【請求項5】
Qが(B)であり、nが2であり、mが0であり、Wが−C(R5)(R6)−である、請求項1の化合物、またはその製薬上許容される塩、もしくはそれらの溶媒和物。
【請求項6】
Yが−S(O)2−である、請求項5の化合物、またはその製薬上許容される塩、もしくはそれらの溶媒和物。
【請求項7】
Zが置換されていてもよいアリールである、請求項1〜6のいずれかの化合物、またはその製薬上許容される塩、もしくはそれらの溶媒和物。
【請求項8】
Zが置換されていてもよいフェニルである、請求項7の化合物、またはその製薬上許容される塩、もしくはそれらの溶媒和物。
【請求項9】
1が水素、または置換されていてもよいアルキルであり、R2が置換されていてもよいアルキル、置換されていてもよいアリール、または置換されていてもよいシクロアルキルである、請求項1〜8のいずれかの化合物、またはその製薬上許容される塩、もしくはそれらの溶媒和物。
【請求項10】
3が水素、または置換されていてもよいアルコキシである、請求項1〜9のいずれかの化合物、またはその製薬上許容される塩、もしくはそれらの溶媒和物。
【請求項11】
請求項1〜10のいずれかの化合物、またはその製薬上許容される塩、もしくはそれらの溶媒和物、および製薬上許容される担体を含む医薬組成物。
【請求項12】
カルシウムチャネルの遮断に応答性の障害を治療または予防するために使用する、請求項11の医薬組成物。
【請求項13】
脳卒中、頭部外傷に由来する神経損傷、癲癇、疼痛、片頭痛、気分障害、統合失調症、神経変性障害、鬱病、不安、精神病、高血圧または心不整脈を治療または予防するために使用する、請求項11の医薬組成物。
【請求項14】
慢性疼痛、急性疼痛、および外科的疼痛から選択される疼痛を治療または予防するために使用する、請求項11の医薬組成物。
【請求項15】
哺乳動物においてカルシウムチャネルを調節するために使用する、請求項11の医薬組成物。
【請求項16】
有効量の請求項1〜10のいずれかの化合物、またはその製薬上許容される塩、もしくはそれらの溶媒和物を、カルシウムチャネルの遮断に応答性の障害の治療または予防を必要とする哺乳動物に投与することを特徴とする、該障害を患う哺乳動物において、該障害を治療または予防する方法。
【請求項17】
N型カルシウムチャネルの遮断に応答性の障害を治療または予防する、請求項16の方法。
【請求項18】
有効量の請求項1〜10のいずれかの化合物、またはその製薬上許容される塩、もしくはそれらの溶媒和物を投与することを特徴とする、哺乳動物において、脳卒中、頭部外傷に由来する神経損傷、癲癇、疼痛、片頭痛、気分障害、統合失調症、神経変性障害、鬱病、不安、精神病、高血圧または心不整脈を治療または予防する方法。
【請求項19】
慢性疼痛、急性疼痛、および外科的疼痛から選択される疼痛を治療または予防するためのものである、請求項18の方法。
【請求項20】
請求項1〜10のいずれかの少なくとも1つの化合物、またはその製薬上許容される塩、もしくはそれらの溶媒和物を哺乳動物に投与することを特徴とする、哺乳動物においてカルシウムチャネルを調節する方法。
【請求項21】
N型カルシウムチャネルを調節する、請求項20の方法。
【請求項22】
哺乳動物においてカルシウムイオンチャネルの遮断に応答性の障害を治療または予防する方法に使用するための、請求項1〜10いずれかの化合物、またはその製薬上許容される塩、もしくはそれらの溶媒和物。
【請求項23】
哺乳動物において脳卒中、頭部外傷に由来する神経損傷、癲癇、疼痛、片頭痛、気分障害、統合失調症、神経変性障害、鬱病、不安、精神病、高血圧または心不整脈を治療または予防する方法に使用するための、請求項1〜10いずれかの化合物、またはその製薬上許容される塩、もしくはそれらの溶媒和物。
【請求項24】
慢性疼痛、急性疼痛、および外科的疼痛から選択される疼痛を治療または予防する方法に使用するための、請求項1〜10いずれかの化合物、またはその製薬上許容される塩、もしくはそれらの溶媒和物。
【請求項25】
哺乳動物においてカルシウムチャネルを調節する方法に使用するための、請求項1〜10いずれかの化合物、またはその製薬上許容される塩、もしくはそれらの溶媒和物。

【公表番号】特表2012−522723(P2012−522723A)
【公表日】平成24年9月27日(2012.9.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−542378(P2011−542378)
【出願日】平成22年4月2日(2010.4.2)
【国際出願番号】PCT/JP2010/056404
【国際公開番号】WO2010/114181
【国際公開日】平成22年10月7日(2010.10.7)
【出願人】(000001926)塩野義製薬株式会社 (229)
【Fターム(参考)】