説明

アスファルト製品ベースの被覆材料の調製方法およびこれらの使用

本発明は、道路被覆、歩道および滑走路、道路被覆、歩道、自転車道、駐車場および滑走路のシーリング、建設および維持の分野において使用し得る被覆材料の形態のアスファルト製品の粒質物との混合物に関する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、骨材およびアスファルト製品の混合物が使用される、道路被覆、舗装道路および航空機滑走路のシーリング、建設および補修の分野に関する。
【0002】
本発明の文脈内で、「アスファルト製品またはバインダー」という表現は、天然アスファルトおよび鉱油に由来するアスファルトならびに得られるこれらの混合物を意味するものと理解される。クラッキングにより得られるアスファルトおよびタールも本明細書では本発明の意味の範囲内のアスファルト製品としてみなされ、これらから得られる混合物も同様である。ブローンアスファルト(蒸留、真空蒸留または沈殿(例えばプロパン沈殿により得られる)の残渣)は、本発明の文脈の範囲内とみなされる例である。
【0003】
同様に本明細書で考えられるのは、石油系溶剤を用いて希釈されたアスファルト、植物油を用いて希釈されたアスファルトおよびポリマーアスファルトである。上に挙げたアスファルト製品は、問題の工業生産規模で可能な限り無水物である。
【0004】
本発明の意味の範囲内で、用語「骨材」は、採石場からの粉砕された鉱物材料、アスファルト混合骨材、ミルドフラグメント(milled fragment)、クリンカーまたはブリーズ、スコリアおよびスラグ、コンクリート破砕再生製品および同様にこれらから得られる混合物を意味するものと理解される。本発明によれば、無機または有機繊維は、骨材およびアスファルト製品の混合物に混合することができる。一例として、これらの繊維は、ガラス繊維、炭素繊維、セルロース繊維、綿繊維、ポリプロピレン繊維、ポリエステル繊維、ポリビニルアルコール繊維、ポリ酢酸ビニル繊維、ポリアミド繊維または金属繊維であり得る。
【0005】
以下のすべてにおいて、骨材およびアスファルト製品の混合物は、「アスファルト混合物」とも呼ばれる。
【背景技術】
【0006】
骨材およびアスファルト製品の混合物を生産するための多くの方法が現在使用されている。これらの方法は、3つの別々のグループ:周囲温度における生産方法、100℃を上回る温度における方法および周囲温度および100℃の間の中間温度における方法に分類することができ、すなわち、これらの方法のために、アスファルト混合物中に液体の水の存在を許容しつつ、アスファルト混合物の生産のために熱エネルギーを供給することが必要である。
【0007】
周囲温度でアスファルト混合物を生産する方法は、アスファルトバインダーおよび骨材の混合物の生産が、熱エネルギーの供給なしに実施されるものである。骨材の良好な被覆を可能にするためにこれを周囲温度で十分に流動させるよう揮発性溶剤が添加されているアスファルトを使用する骨材の被覆に言及することができる。続いて、アスファルト混合物は、これを輸送、敷設および締め固めするための適切な装置を用いて使用される。この技術は、消滅する傾向がある。というのは、これは、大量の溶剤を使用し、溶剤は、空気中に蒸発することにより汚染を生じ、この汚染は他の技術により回避され得るからである。
【0008】
アスファルトの担体、水性溶媒中のアスファルト乳濁液または分散液を使用する生産技術にも言及することができる。アスファルト乳濁液または分散液は、それが適切に被覆されることを確実にするために骨材と混合される。次いで、得られた混合物は、これを輸送、敷設および場合によって締め固めるための適切な装置を用いて使用される。乳濁液が製造されるプラントにおいて高温が必要とされるこれらの技術は、相を濃縮することの利点を有する。周囲温度で使用される骨材は水を含んでもよい。したがって、これらの技術は、骨材の熱処理を必要とせず、このことは、アスファルト混合物の生産および粉塵の生産の間のエネルギーの消費を制限する。さらに、この混合は、周囲温度、すなわち、約5℃から30℃の間の温度であるので、揮発性の有機化合物の放出は非常に低い。しかし、これらの混合物で得られる機械的性能は、一般的に、特に初期に、以下に記載された他の技術で得られるものに劣る。この技術は、軽いまたは中程度の交通量の車道、例えば、周辺道路、個人または公営住宅の駐車場、または建造物の駐車場、自転車道などのための道路修復においてこの適所を見出している。
【0009】
100℃を上回る温度における方法は、骨材が適切に被覆されることを確実にするのに十分な流体状態の無水形態のアスファルトを使用する。良好な被覆および良好な最終の機械的性質を確実にするように、骨材を乾燥し、これらをアスファルトの温度と近い温度にすることが普通である。2つの主なタイプの方法:連続法およびバッチ法がある。
【0010】
連続法において、骨材は、骨材を火炎放射によって加熱するためのバーナーを有するドラム中に連続的に供給される。火炎放射に曝されないドラムのゾーンにおいて、乾燥ゾーンから来る骨材は、液体アスファルトで被覆された後に出て緩衝貯蔵ホッパーに搬送される。
【0011】
バッチ法において、高温に維持されたミキサーが使用され、この中へ種々のグレードの骨材がバッチで注がれる。これらは、混合によって均質化され、次いで、アスファルトが、これを注ぎ入れることによって添加される。混合の後、得られた骨材およびアスファルト製品の混合物は、ホッパーに貯蔵することができる。次いで、得られた混合物は、これを輸送し、敷きならしし、場合によって締め固める適切な装置を用いて使用される。
【0012】
得られた混合物は、輸送され、適切な敷きならし、適切なスムージングおよび場合によって適切な締め固めを確実にするのに十分な高温で敷設される。プロセス温度の選択は、アスファルトの種類によって決まり(したがって、この針入度指数または貫通性によって)、一般的に制御される。骨材およびアスファルト製品との骨材の混合物における温度の不均等性によって、平均して±5℃の誤差の温度の不均衡がもたらされる。
【0013】
米国において、加熱混合アスファルトについて、参照標準は、AASHTO PP28標準である。これは、アスファルト製品の粘度の関数として、締め固めのための混合のための骨材およびアスファルト製品の温度範囲を示している。
【0014】
例えば、フランスにおけるアスファルトコンクリートおよびアスファルトで結合された砂利について、35/50の針入度指数を有する純粋なアスファルトを用いた骨材およびアスファルト製品の混合物のプラントを出るときの温度は、一般的に150℃から170℃であり、または天候条件が厳しい場合はさらに160℃から180℃であり、敷きならしのためには、骨材およびアスファルト製品の混合物の温度は、130℃を上回る。
【0015】
2008年1月からのフランス標準NF P98−150は、車道構造、炭化水素ベースのアスファルト混合物で作られた基層および表層の施工ための参照標準を構成し、1999年11月からのフランス標準NF P98−130は、半粗製アスファルトコンクリートのための参照標準を構成し、1999年11月からのフランス標準NF P98−138は、アスファルトで結合された砂利のための参照標準を構成している。
【0016】
これらの標準は、純粋な35/50の針入度指数アスファルトについて150℃から170℃のプラントを出るときの温度および130℃の最低敷きならし温度を課しており、純粋な70/100の針入度指数アスファルトについて140℃から160℃のプラントを出るときの温度および120℃の最適敷きならし温度を課している。締め固めの温度に制約はないが、これは、混合物が敷きならされた温度とできるだけ近い締め固め開始温度を有するように、混合物を敷きならした直後に実施される。アスファルトを十分に液体に、したがって十分に高温の状態に保つことによって、アスファルト混合物がこれらの作業が正しく実施されるために十分な流動性を保持できるようになる。
【0017】
連続またはバッチプラントを使用するこれらの2つの高温混合物プロセスは、道路建設用、道路修復用またはシーリングの分野においてを問わず、世界中で消費されるアスファルトのトン数を考慮した場合、最もよく用いられるものである。これらは、技術の現状における対照プロセスを形成する。これらは、実際に工業規模の2つの最も確固としたプロセスである。
【0018】
本明細書で提示されたすべての技術と同様に、骨材のグレード、国指定の標準に合致する必要があるアスファルトの品質、およびとりわけ、混合ゾーンの形状によって、混合エネルギーによって、可動部品の速度によっておよびさらにプロセスの継続時間によって決められる混合の品質によって表されるプロセスの品質に正確な制御を有することは必要である。
【0019】
わずかな特定のパラメーターしか作業の正しい実行を確実にするために確認されなくてよく、アスファルト混合物の挙動は、変動の存在下で極めて安定に留まることが見出されている。骨材の、および生産の間のアスファルトの、および敷きならしの間のアスファルト混合物の温度の簡単な追加の確認によって、作業が正しく実行されることを確実にすることが可能になる。比較を行うことを望むならば、上記に記載された周囲温度の技術は、pH、水分含有量、添加剤含有量および添加剤の化学的性質、これらの添加剤の添加の位置、骨材の化学的性質および時にはこの材齢などのパラメーターの追加の制御を必要とする。
【0020】
しかし、上記に記載された100℃を上回る温度でアスファルト混合物を製造する2つのプロセスは、次の欠点を免れない。
【0021】
・すべてのアスファルトは、生産されるアスファルト混合物に同じ性質を与えることはなく、ナフテン系アスファルトおよび非ナフテン系アスファルトの2つの主要な種類が識別され、ナフテン系アスファルトが利点を有する。後者は、同一であるまたは近接した骨材およびアスファルトの温度において、骨材との混合物により良い流動性を与える。実際に、これは、より良い締め固め性およびより良い凝集力によっても表されている。非ナフテン系アスファルトおよび骨材の混合物と同じ流動性を保持しながら、非ナフテン系アスファルトが使用された場合と比べて5から15℃だけ骨材およびナフテン系アスファルトの混合物の温度を下げることが可能であることも観察されている。ここでまた、非ナフテン系アスファルトおよび骨材の混合物の性能を改善するという満たされていないニーズがあり、
・骨材の加熱および乾燥は、化石(したがって再生不可能な)燃料の大量消費をもたらす。プロセスが熱的な観点から分析される場合、アスファルトのみが、混合プラントに入るときに最初から熱く、一般的にアスファルト混合物の量の90から96%を構成する骨材は、周囲温度であることが理解される。骨材を一時的に加熱するステップが、高品質のアスファルト被覆があることを確実にするためにさらに適切な施工を確実にするために実施される。しかし、設置された製品は、これが冷えたときにだけ有益な性質を取得する。すべての費やされたエネルギーは、大気中に最終的に放出され、
・付随して、大量の温室効果ガス(GHG)および粉塵が生成され、前記粉塵は、部分的に回収され被覆の回路に再注入される。施工自体が、敷きならし場所に揮発性有機化合物の放出をもたらし、この揮発性有機化合物は、温室効果への作用を有する。仕上げ機に捕捉装置を取り付けることは可能であるが、これは、現在の作業場に再装備を求めるものであり、これは、仕上げ機の下流のカバリングブレード(covering blade)から発散する放出を除去せず、最終製品の価格を増加させ、
・作業条件は、熱的放射およびガス放出のために困難であり、
・例えば、天候条件の悪化、日暮れの訪れ、プラントから現場への長い輸送時間などの制御できない理由のために、予備製造されたアスファルト混合物の温度が、一定の限度未満に低下する場合、この混合物は、もはや正しく施工することができず、多孔性および機械的性能上の欠点をもたらす。プロセスのロバストネスは限定されている。この影響を相殺するために、公文書(標準)において推奨されているものを上回る温度でアスファルト混合物を生産することが慣行である。これは、記載された最初の3つの欠点を悪化させることを意味する。
【0022】
上記に記載された後者の4つの欠点(骨材を乾燥させるための高温、GHG、熱的放射およびガス放出の重大性、十分に制御可能ではない施工条件)の程度を減らすために、当業者は、アスファルト混合物を製造するプロセスを、100℃を上回る温度におけるプロセスに比べてできるだけ少し修正するよう試みながら、規制された温度範囲に比べて、アスファルト混合物の製造の温度を低下させることを予想するように導かれることがあり、またこれは、特にコストを最低化することの目的のためである。したがって、これは、規制された温度範囲に比べて施工温度の減少をもたらす。
【0023】
しかし、現在の標準または規制未満の、特に通例使用される温度未満の、アスファルト製品および骨材の混合物の温度は、他の修正なしに、アスファルト製品によるあまり高温でない骨材の被覆の欠如、ならびに、施工の間に、混合物の流動性の問題、すなわち、混合物の塊の変形性の欠如をもたらす。これは、仕上げ剤の供給の欠如、均等性および緻密度の欠如をもたらす。緻密度は、例えば、1993年8月の標準NF P98−241−1に従って放射性プローブを使用して空隙の百分率によって一般的に測定される。
【0024】
先行技術
米国特許第5820663号明細書は、アスファルトおよび8から18のHLBを有する一価脂肪アルコール界面活性剤のリン酸エステルである接着ドープ(adhesion dope)を含む組成物を特許請求している。この接着ドープの存在によって、アスファルト中に添加剤がない場合と比較して水の存在下でアスファルトおよび骨材の間の分離を制限することが可能になる。上記の例は、85/100の針入度指数のアスファルトについて135℃を上回る温度で骨材および添加剤を添加したアスファルトを混合した後の、添加剤を添加した(additivated)アスファルトの臭気試験、ならびに水の存在下での添加剤を添加したアスファルトおよび骨材の間の分離試験からなる、添加剤の性能を例証するために使用された実験室試験である。これらの温度は現在の標準に一致する。
【0025】
米国特許第6024788号明細書は、アスファルトおよびエトキシル化および/またはプロポキシル化脂肪アルコール界面活性剤のリン酸エステルである接着ドープを含む組成物を特許請求しており、この脂肪鎖は特定の構造特徴を有し、このエトキシおよびプロポキシ単位は特定の回数繰り返されている。この組成物は、骨材への改善された接着性を有すること、すなわち、これは、先行技術からの添加剤と比較して、添加剤を添加したアスファルトおよび骨材の間の分離を減少させることが示されている。添加剤の性能を示すために例示された実験室試験は、150℃の温度で骨材およびアスファルトを混合した後の、水の存在下での添加剤を添加したまたは添加剤を添加していないアスファルトおよび骨材の間の分離試験である。アスファルトの針入度指数は知られていない。アスファルトの針入度指数が35/50および160/220の間である限り、被覆に使用される150℃の骨材温度は標準に準拠している。220を上回る針入度指数を有するアスファルトについて、当業者は、これは、非常に高い被覆温度に対応することを知っており、35未満の針入度指数について、当業者は、これは、アスファルトに添加剤が添加されていない場合、適切な被覆を確実にするには低すぎる温度に対応し、これによって、骨材/純粋なアスファルト分離への水の影響を評価することが可能にならないことを知っている。したがって、この試験によって、アスファルトの針入度指数が35未満である場合、接着ドープの影響を測定することが可能にならない。アスファルト混合物の流動性への添加剤の影響を研究するための試験がない。
【0026】
米国特許第6261356号明細書は、アスファルト、オキシプロピル化および/またはオキシエチル化およびリン酸化C−C22脂肪アルコールおよび鉱油、C−C18脂肪アルコール、C−C18脂肪酸およびC−C18脂肪酸トリグリセリドから選択される少なくとも1種の成分の混合物を特許請求している。この組成物は、骨材への改善された接着性を有し、すなわち、これは、先行技術からの添加剤と比較して、添加剤を添加したアスファルトおよび骨材の間の分離を減少させる。上記発明者らは、上記混合物の最後の成分は、アスファルト−骨材界面におけるリン酸化製品の配向を促進すると考えている。添加剤の性能を例証するために使用された実験室試験は、60/80の針入度指数のアスファルトについて150℃の温度(すなわち、標準に準拠した温度)で骨材および添加剤を添加したアスファルトを混合した後の、水の存在下での添加剤を添加したアスファルトおよび骨材の間の分離試験である。アスファルト混合物の流動性への添加剤の影響を研究するための試験はない。
【0027】
米国特許第2693425号明細書は、アスファルト−骨材接着性を改善するためのアスファルト中のリン酸化製品の使用を提案している。実験室接着試験が、135℃における骨材およびアスファルトの混合物で実施され、この試験は、70/80針入度指数のアスファルトについての標準に準拠している。アスファルト混合物の流動性への添加剤の影響を研究するための試験はない。
【0028】
欧州特許第0792918B1号明細書は、特にアスファルト−骨材接着性を改善するためのアスファルト中のゴムベースまたは樹脂ベースの改質剤およびエトキシル化脂肪アルコールリン酸エステルの混合物の使用を提案している。骨材とのアスファルトの接着性を評価するための実験室試験が、標準の慣行に準拠した温度である180℃で生産された骨材およびアスファルトの混合物で実施されている。アスファルト混合物の流動性への添加剤の影響を研究するための試験はない。
【0029】
文献EP0157210は、アスファルト−骨材接着性を改善するためのアスファルト中のOH官能基を有する酸性有機リン添加剤の使用を提案している。骨材へのアスファルトの接着性を評価するための実験室試験が、60/80から80/100の針入度指数のアスファルトについて、標準に準拠する温度範囲である150℃から180℃の間で生産された骨材およびアスファルトの混合物で実施されている。アスファルト混合物の流動性への添加剤の影響を研究するための試験はない。
【0030】
上記で引用された先行技術の文献は、現在の標準に一致する工程温度を使用する。これらの温度において、アスファルト製品は、被覆段階の間にこれが薄い膜の形態で敷きならされる結果として、この針入度指数の低下を見ることは当業者に知られている。したがって、アスファルト混合物は、生産が達成され、アスファルト混合物が輸送され、敷設され、締め固められ、冷却されると、これが含むアスファルト製品の針入度指数によって特徴付けることができる。これを行うために、アスファルト混合物中に存在するアスファルト製品の抽出は、2005年1月の標準NF EN12697−3に従って現場の実現後の6カ月中に実施される。標準NF EN1426に従って測定された、抽出後に得られたアスファルト製品の針入度指数を10分の1ミリメートルで表す。次いで、この針入度指数を、骨材との混合前に貯蔵されたアスファルト製品で測定された初期の針入度指数と比較することができる。一般的に、
−20から30の間の初期の針入度指数を有するアスファルトについて5から20の間、
−35から50の間の初期の針入度指数を有するアスファルトについて15から25の間、
−50から70の間の初期の針入度指数を有するアスファルトについて20から35の間、
−70から100の間の初期の針入度指数を有するアスファルトについて25から55の間、および
−160から220の間の初期の針入度指数を有するアスファルトについて50から140の間
である針入度指数の低下が観測される。
【0031】
100℃を上回る温度における被覆プロセスのための上記に引用された最後の4つの欠点を減らすための解決法が、文献に提案されている。
【0032】
これらの解決法のいくつかは、生産温度が100℃を上回ったままであるプロセスに関するが、以下に示すように、アスファルト混合物を100℃未満で製造するために温度を減少させることにある技術的な解決法が見出されている。
【0033】
米国特許第6588974号明細書において、パラフィンワックスが、低温における被覆のために許容されるアスファルト粘度を得るように、アスファルトに添加され、記載された温度低減は約30℃である。使用されたパラフィンワックスは、アスファルトのための可塑剤として作用する。所与の温度において、これは締め固め作業を改善する助けとなる。同時に、ワックスは、耐わだち掘れ性などの、骨材およびアスファルト製品の混合物の特定の機械的性質を改善する。しかし、パラフィンワックスの添加によって、アスファルトの種類が変化し、結果としてアスファルトのためのパラフィンワックス含有量の標準閾値を超えることになることがある。付随して、低温の場合、その脆性を増すことによる、すなわち、妨げられた収縮において破壊エネルギーを低下させることによる、および破壊温度を増すことによる、アスファルト混合物の挙動を低下させる高い危険性がある。さらに、締め固めの温度が、アスファルト中のパラフィンワックスの結晶化の温度未満である場合、締め固めは、非常に非効率的である。
【0034】
米国特許第4371400号明細書は、22℃および40℃における押込抵抗を改善しながら、非常に低いボイド含有量で、アスファルト混合物の高温流れを改善するためのゼオライトの使用を記載している。
【0035】
米国特許出願公開第2004/0033308号明細書および米国特許出願公開第2005/0076810号明細書は、高温の混合物の生産におけるゼオライト、特にゼオライトAの使用を記載しており、この使用は、インプラント混合ステップの下流で正常な挙動を維持しながら、少なくとも30℃だけ温度を低下させることを可能にする。しかし、このプロセスは、欠点を免れず、このようなプロセスは、貯蔵サイロおよびゼオライト添加システムの存在を必要とする。さらに、これらの2件の特許出願において推奨されている骨材に対して少なくとも0.2%の用量でのゼオライトの使用は、わずかではない追加のコストを示している。
【0036】
国際公開第2005/100480号パンフレットは、低温注入アスファルトの生産におけるゼオライトおよびワックスの併用を記載している。記載されたプロセスは、ゼオライトの使用による取り扱いおよびコストの割り増しの不利のみならずワックスの使用による不利も有する。
【0037】
国際公開第97/20890号パンフレットは、混合が2段階で実施されるアスファルト混合物を製造するプロセスを記載している。第1に、骨材を、非常に軟質の無水アスファルトで被覆し、得られる混合物の温度は、80℃から115℃の間であり、第2に、硬質のアスファルト粉末を、50℃未満の温度で添加する。アスファルト粉末を取り扱い添加できるようにするための既存の産業設備になされる必要のある改変は別として、このプロセスは、良好な凝集力が得られるのに時間を要する欠点を有する。
【0038】
欧州特許第1263885B1号明細書において、130℃における骨材は、120℃で軟質の無水のバインダーで最初に被覆され、次いで、泡沫の形態において、硬質のアスファルトおよび蒸気が、この混合機に添加される。次いで、得られるアスファルト混合物は、70℃から100℃の間で使用される。このプロセスも良好な凝集力が得られるのに時間を要する。さらに、2種のアスファルトを混合した後に得られる残留針入度によって、このプロセスは温帯のまたは暑い国に適切ではなくなる。
【0039】
欧州特許出願公開第1469038A1号明細書において、混合機中に注入される様々なグレードの温度は異なることがあり、粗骨材が、130℃を上回る温度においてすべてのアスファルトで最初に被覆され、次いで、加熱されていない湿った砂が、混合プラント中に注入され、これは、エネルギー消費を制限する利点を有する。水の蒸発の間、細骨材成分は、被覆され、水はアスファルト混合物内に留まる。アスファルト混合物は、60℃から100℃の間の温度で混合プラントを出る。提案された一変形は、粗骨材を200℃に加熱し、次いでアスファルトの全量でこれらを被覆し、加熱されていない湿った砂を注入することにある。この場合、水は完全に除去され、砂の被覆は水の蒸発によって行われる。第1の変形において、目的は、初期に液体状態であるその水の蒸発によって砂の被覆を制御することであり、これは、水の含有量に極めて依存性である現象であるという欠点を有する。さらに、こうして生産されるアスファルト混合物の流動性は、対照の高温混合物のものと同様に良好ではない。第2の変形において、砂を加熱しないが、これを、予熱された粗骨材からの熱伝導によって混合プラント中で乾燥する。所与のアスファルト混合物のプラントを出るときの温度において、したがって、上記特許出願による無水アスファルト混合物を得るのに必要な熱の量は、対照のアスファルト混合物を得るのに必要なものと極めて近い。
【0040】
欧州特許出願公開第1712680A1号明細書は、乾燥した細粒分を含む骨材の第1の部分をバインダーで被覆することにあり、次いでこれにこの初めの水分を有する骨材の第2の部分を添加することにあるプロセスを記載している。生産されるアスファルト混合物の流動性は、高温の混合物の流動性のレベルではなく、生産プラントへの調節が必要である。
【0041】
EP1323867において、高温のアスファルトによる低温の骨材の被覆が、融剤および接着ドープの水性乳濁液で骨材を前処理することによって、およびアスファルトを溶かすことによって促進される。融剤の使用は、対照のプロセスによる製造との関連で冷却により得られるものに比べて遅い凝集力の増加の速度の問題を提起する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0042】
【特許文献1】米国特許第5820663号明細書
【特許文献2】米国特許第6024788号明細書
【特許文献3】米国特許第6261356号明細書
【特許文献4】米国特許第2693425号明細書
【特許文献5】欧州特許第0792918B1号明細書
【特許文献6】欧州特許出願公開第0157210号
【特許文献7】米国特許第6588974号明細書
【特許文献8】米国特許第4371400号明細書
【特許文献9】米国特許出願公開第2004/0033308号明細書
【特許文献10】米国特許出願公開第2005/0076810号明細書
【特許文献11】国際公開第2005/100480号パンフレット
【特許文献12】国際公開第97/20890号パンフレット
【特許文献13】欧州特許第1263885B1号明細書
【特許文献14】欧州特許出願公開第1469038A1号明細書
【特許文献15】欧州特許出願公開第1712680A1号明細書
【特許文献16】欧州特許出願公開第1323867号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0043】
したがって、高温の製造プロセスにおける製造温度を低減するための上記に提案された解決法は、効率的に機能し得るためには以下の欠点:
・工業生産設備を大いに適合させ修正する必要性、および/または
・低温におけるロバストネス、流動性、凝集力および脆性増加などのアスファルト混合物の特定の目的性質の喪失
の少なくとも1つを有することが観察されている。
【課題を解決するための手段】
【0044】
(発明の要旨)
本発明は、アスファルト混合物およびアスファルト製品の骨材との混合物から得られるアスファルト混合物を調製する方法を提供し、これらのアスファルト混合物は、特に、道路被覆、舗装道路、自転車道、駐車場、航空機滑走路、等のシーリング、建設および補修の分野における材料を生産するために使用することができる。
【0045】
本アスファルト混合物は、少なくとも1種の骨材、少なくとも1種のアスファルト製品および少なくとも1種の添加剤Bを含み、
・添加剤Bは、式
(R−O−A−)−P(=O)−OH (B1)
(式中、Pは、リン原子であり、cは、1から2の間であり、c+dは、3に等しく、Aは、結合または少なくとも1種のオキシプロピレン(OP)単位および/または少なくとも1種のオキシエチレン(OE)単位を含む二価の基を表し、Rは、1から30個の炭素原子を有する炭化水素ベース鎖を表し、該鎖は、場合によって直鎖または分枝、飽和または不飽和であり、該鎖は、少なくとも1種の芳香族または非芳香族環を場合によって含む。)の少なくとも1種の化合物(B1)を含み、アスファルト製品の1トン当たりの添加剤(複数可)B1の用量は、0.3kgから20kgの間であり、
・添加剤Bは、場合によって、しかしほとんどの場合、リン酸を含み、アスファルト製品の1トン当たりのリン酸の用量は、2kg未満であり、
・添加剤Bは、場合によって、しかしほとんどの場合、アスファルト製品の1トン当たり20kg未満の用量で少なくとも1種の化合物B1のピロリン酸塩を含み、
・アスファルト製品は、2から3ミリメートルの間の初期の針入度指数を有するアスファルトについて0.5ミリメートル未満の、3.5から5ミリメートルの間の初期の針入度指数を有するアスファルトについて1.5ミリメートル未満の、5から7ミリメートルの間の初期の針入度指数を有するアスファルトについて2ミリメートル未満の、7から10ミリメートルの間の初期の針入度指数を有するアスファルトについて2.5ミリメートル未満の、16から22ミリメートルの間の初期の針入度指数を有するアスファルトについて5ミリメートル未満の、骨材との接触前の針入度指数およびアスファルト混合物の抽出後の針入度指数の間の差異を有する
ことを特徴とする。
【0046】
好ましい一実施形態によれば、Aは、オキシプロピレン(OP)単位および/またはオキシエチレン(OE)単位を含む二価の基を表し、前記OP/OE単位は、一般的に、ランダムにまたはブロックで、好ましくはブロックで配置されている。
【0047】
別の好ましい実施形態によれば、Aは、オキシプロピレン(OP)単位および/またはオキシエチレン(OE)単位を含む二価の基を表し、前記OPおよび/またはOE単位は、単結合によって、または直鎖もしくは分枝鎖としての1、2もしくは3個の炭素原子を好ましくは含む炭化水素ベース鎖によってリン原子に結合している。
【0048】
さらに別の好ましい実施形態によれば、OPおよび/またはOE単位は、リン原子に直接結合(単結合)しており、OPまたはOE単位の酸素原子は、リン原子に結合している。
【0049】
好ましくは、Aは、単位−(CHHC(CH)O)−(CHCHO)−を表し、式中、bは、0から10(境界を含む)の間であり、aは、0から80の間、好ましくは8から80の間、より好ましくは20から60の間である。この場合、化合物B1は、
(R−O−(CHCH(CH)O)−(CHCHO)−)−P(=O)−OH
と記載することができ、式中、R、a、b、cおよびdは、上記で定義された通りである。
【0050】
一変形として、OPおよび/またはOE基が、炭化水素ベース鎖を介してリン原子に結合している場合、化合物B1は、次式:
(R−(O−CH(CH)CH−(OCHCH−)−P(=O)−OH
に有利に一致してよく、式中、R、a、b、cおよびdは、上記で定義された通りである。
【0051】
別の好ましい実施形態において、aは、Rが、少なくとも10個の炭素原子を含む場合、0を表し、aは、Rが、10個未満の炭素原子を含む場合、8から80の間、好ましくは20から60の間である。
【0052】
別の実施形態によれば、式B1の化合物におけるAは、単結合を表す。したがって、化合物B1は、
(R−O−)−P(=O)−OH
と記載することができ、式中、R、cおよびdは、上記で定義された通りである。
【0053】
式B1の化合物は、市販されている、または既知の手順に従って、さもなければ既知の手順を適合させることによって調製されるかのいずれかであり、前記手順は、文献および科学論文、特許文献、ケミカルアブストラクト、コンピュータデータベースにおいて、さもなければインターネットから入手可能である。
【0054】
一例として、非限定的に、先に定義された化合物B1を調製する方法は、プロピレンオキシドおよび/またはエチレンオキシドの、式R−OH(式中、Rは、先に定義された通りである。)のアルコールへの付加による重合、これに続くPとの反応からなる。ポリプロピレングリコールおよびポリエチレングリコール部分の構造は、ランダムまたはブロックであってよく、後者の場合、ブロックの順序は限定されない。
【0055】
式B1の化合物のいくつかは、知られておりBeycostat(登録商標)(CECA S.A.により販売されている)の名称で市販されている。
【0056】
本発明は、再生可能な起源の原材料から、すなわち非化石起源の原材料から調製された上記で記載された式B1の化合物にも関する。
【0057】
より具体的には、「再生可能な起源の原材料」という表現は、再生可能な起源の少なくとも1個の炭素原子、好ましくは数個の、より好ましくはすべての炭素原子を含む原材料を意味するものと理解される。
【0058】
化石材料に由来する材料と異なり、再生可能な起源の原材料からなる材料は、炭素同位体14(14C)を含有する。生物(動物または植物)から採取される炭素のすべての試料は、実際に3種の同位体:12C(約98.892%に相当する)、13C(約1.108%)および14C(微量:約1.2×10−12%)の混合物である。生物組織の14C/12C比は、大気のこれと同一である。環境において、14Cは、2つの主要な形態で:無機形態で、すなわち二酸化炭素(CO)の形態で、および有機形態で、すなわち有機分子に組み込まれた炭素の形態で存在する。
【0059】
生物において、14C/12C比は、炭素が環境と継続的に交換されているので代謝によって一定に保たれている。14Cの割合が大気中で一定であるので、14Cの割合は有機体(これが生きている限り)中で同じである。というのは、有機体が12Cを吸収するときに、有機体が14Cを吸収するからである。14Cの割合および12Cの割合は、過去数千年にわたって著しく変化しておらず、平均の14C/12C比は、約1.2×10−12に等しい。
【0060】
12Cは、安定である、すなわち、所与の試料中の12C原子の数は長期にわたって一定である。14C、これ自体は、放射能があり(生物からの炭素の各1グラムは、13.6壊変毎分を与えるのに十分な14C同位体を含む。)、試料中のこのような原子の数は、法則:
n=no(−at)
に従って時間(t)とともに減少する
(式中、
・noは、開始における(生物、動物または植物の死における)14Cの数であり、
・nは、時間tの終わりに残っている14C原子の数であり、
・aは、壊変定数(または崩壊定数)であり、これは半減期と関連がある。)。
【0061】
半減期(half−life)(または半減期(half period))は、所与の核種の放射性核のまたは不安定な粒子の任意の数が、壊変によって半分に削減される終わりの期間であり、半減期T1/2は、式aT1/2=ln2によって壊変定数aと関連がある。
【0062】
14Cの半減期は、約5730年に等しい。
【0063】
14Cの半減期(T1/2)を考えると、14Cの含有量は、再生可能な起源の原材料の抽出から、式B1の化合物の合成まで、さらにこの使用の終わりまで一定であると考えられる。
【0064】
本発明の文脈において、式B1の化合物は、再生可能な起源の原材料から容易に得ることができる。より正確には、基Aは、例えば、植物または動物起源(発酵、植物アルコールの脱水、等による)のエチレンおよび/またはプロピレンが起源であるエチレンおよび/またはプロピレンエポキシドから調製することができる。R基は、発酵により植物または動物の範囲から誘導されるアルコール、植物に存在する脂肪酸の還元または植物脂肪、等を起源とすることができる。
【0065】
したがって、本発明による式B1の化合物は、これらが再生可能な起源の原材料から完全にまたは部分的に調製される場合、これらが、化石起源の原材料のみから調製された式B1の同じ化合物のそれを上回る炭素同位体14の量を含むという事実によって特徴付けられる。
【0066】
現在、試料の14C含有量を測定するための少なくとも2つの異なる技術が存在する。
【0067】
・液体シンチレーション分光法による:この方法は、14Cの壊変に由来する「ベータ」(β)粒子を計数することにある。既知の質量(既知の数の12C原子)の試料に由来する「ベータ」放射を一定の時間にわたって測定する。この「放射能」は、14C原子の数に比例し、したがって測定することが可能である。試料に存在する14Cは、β放射を放射し、このβ放射は、シンチレーション液(シンチレーター)と接触して、光子を生じさせる。これらの光子は、様々なエネルギー(0keVから156keVの間)を有し、14Cスペクトルとして知られたものを形成する。この方法の2つの変形によれば、分析は、適切な吸収溶液中の炭素ベースの試料によって先に生産された二酸化炭素、または炭素ベースの試料のベンゼンへの事前の変換後のベンゼンのいずれかに焦点を合わせる。
【0068】
・質量分析法による:試料を黒鉛または気体二酸化炭素に還元し、次いで質量分析計で分析する。
【0069】
この技術は、加速装置および質量分析計を使用して12Cイオンから14Cイオンを分離し、これにより2つの同位体の比を求める。
【0070】
化合物の14C含有量を測定するためのすべてのこれらの方法は、ASTM D 6866標準(特に2006年1月のASTM D 6866−06に)に、およびASTM D 7026標準(特にASTM D 7026−04に)に正確に記載されている。本発明の式B1の化合物の場合に好ましく使用される測定方法は、ASTM D 6866−06標準(「放射性炭素および同位体比質量分析」)に記載された質量分析法である。
【0071】
少なくとも1種の再生可能な起源の原材料から調製される式B1の化合物は、新規であり、このように本発明の一部でもある。これらの化合物は、非ゼロ14C含有量、より正確には0を厳密には上回り約1.2×10−12以下である14C/12C比によって特徴付けられ、0の値は、再生可能ではない起源の炭素からのみ得られる化合物B1を示し、1.2×10−12の値は、再生可能な起源の炭素からのみ調製される化合物B1を示す。
【0072】
本発明は、骨材の少なくとも1種のアスファルト製品および少なくとも1種の先に定義された添加剤Bとの物理的混合を含む、本発明のアスファルト混合物を調製するための方法にも関する。
【0073】
本発明の方法の一変形によれば、1つの可能性が、少なくとも1種の添加剤Bを含むアスファルト製品の骨材との混合にある。別の変形によれば、アスファルト製品を骨材と混合し、次いで少なくとも1種の添加剤Bをプリミックス(骨材/アスファルト製品)と混合することが可能である。第3の変形によれば、少なくとも1種の添加剤Bを骨材に混合(好ましくは噴霧)し、次いでこれらを少なくとも1種のアスファルト製品と混合することが可能である。
【0074】
これらの変形のそれぞれにおいて、種々の成分の互いの混合は、当業者に知られた任意の方法、例えば混合、コンパウンディング、噴霧、等により実施され得る。
【0075】
本発明による調製方法は、少なくとも1種の添加剤Bを含むアスファルト混合物は、従来のアスファルト混合物の調製のために必要な温度を下回る温度で得ることができるという事実によって特に特徴付けられ、特に:
・骨材およびアスファルト製品の混合は、粒状分の温度において実施し、この温度は、異なりまたは同一であってよいが、この温度は、60℃から200℃の間、好ましくは100℃から200℃の間の温度において、アスファルト混合物を生産することを可能にする。先行技術に比べて、生産プラントを出るときに、骨材/アスファルト製品混合物の温度は、驚くほどに50℃までの範囲の幅で(好ましくは20℃から50℃)、低減させることができ、
・敷きならしの間の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度は、驚くほどに5℃から50℃の幅で低減され、
・締め固めの開始における道路被覆内の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度は、これが行われる場合、温度に関する前述の考察を別として、先行技術に従って、輸送から場合による締め固めまでのプロセスの管理を維持しながら、アスファルト製品の、ならびにアスファルト製品および骨材の混合物の標準化された性質を低下させずに、驚くほどに10℃から50℃の幅で低減され、米国において、高温の混合アスファルトについて、参照標準は、AASHTO PP28標準である。これは、アスファルト製品の粘度の関数として、骨材およびアスファルト製品の混合物の温度範囲を示しており、AASHTO PP28標準は、アスファルト製品の粘度の関数として、締め固めのための骨材およびアスファルト製品の混合物の温度範囲を示しており、フランスにおいて、1992年12月からのフランス標準NF P98−150は、炭化水素ベースのアスファルト混合物で作られる車道構造、基層および表層を施工するための参照標準を構成し、1999年11月からのフランス標準NF P98−130は、半粗製アスファルトコンクリートのための参照標準を構成し、ならびに1999年11月からのフランス標準NF P98−138は、アスファルトで結合された砂利のための参照標準を構成しており、一例として、35/50の針入度指数のアスファルトについて、これらの標準は、被覆作業について許容される制限温度は、150℃から170℃であることを示しており、敷きならしについて、アスファルト混合物の最低温度は、130℃であることを示している。
【0076】
先に示したように、添加剤Bまたは複数の添加剤Bは、骨材およびアスファルト製品を混合するためのゾーンの上流でアスファルト製品に添加し、またはアスファルト製品の添加の前および/または添加の間に、加熱された骨材上に噴霧することができる。この噴霧は、骨材上の添加剤または複数の添加剤の良好な分配を確実にするように実施される。
【0077】
アスファルト製品−骨材の混合の間、アスファルト製品の温度は、100℃から250℃の間である。これらの温度は、一方では、アスファルト製品の針入度指数の種類によって決まり、この針入度指数が低ければ低いほど、アスファルト製品および骨材は、より高温であるべきである。これらの温度は、他方では、アスファルト製品の環球軟化温度(ring−and−ball softening temperature)によって決まり、この温度が高ければ高いほど、アスファルト製品および骨材は、より高温であるべきである。本発明の主題である方法において使用されるアスファルト製品は、先行技術に合致した温度で使用される。
【0078】
本発明の文脈内で、上記で引用された添加剤Bは、これらが、アスファルト製品と混合される場合、純粋にまたは石油系溶剤および/または植物油などの炭素ベースの溶剤を用いて希釈して使用することができる。
【0079】
本発明の文脈内で、アスファルト製品は、アスファルト以外に、例えば、ポリ(スチレン−ブタジエン)、ポリ(スチレン−イソプレン)、ポリブタジエン、ポリクロロプレン、ポリイソプレン、ポリ(エチレン−ビニルアセテート)、例えば、ポリ(エチレン−アルキルアクリレート)などのポリ(オレフィン−アルキルアクリレート)、例えば、ポリ(エチレン−アルキルメタクリレート)などのポリ(オレフィン−アルキルメタクリレート)、ポリ(エチレン−アクリル酸)、ポリオレフィン、ポリエステル、粉砕再生されたゴムなどの1種または複数のポリマーまたはコポリマー、ならびに、例えば、硫黄などの、アスファルトおよびポリマーの混合物の貯蔵安定性を増すことを可能にする1種または複数の架橋剤も含むことができる。
【0080】
ポリマーまたは複数のポリマーは、存在するとき、アスファルトの重量に対して一般的に1重量%から10重量%の量で添加される。
【発明を実施するための形態】
【0081】
好ましくは、本発明によるアスファルト混合物を調製する方法は、以下に詳細が記載された作業条件に従って実施される(温度範囲は、広義にわたる(境界を含む)ことを理解されたい。)。
【0082】
・10から20の間の針入度指数を有する純粋なアスファルト(すなわち、ポリマー(複数可)の添加なし)について、
アスファルトとの混合の間の骨材の温度は、130℃を上回り、好ましくは130から150℃の間であり、
敷きならしの間の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度は、120から150℃の間であり、
締め固めの開始における道路被覆内の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度は、これが行われる場合、120から150℃の間であり、
・20から35の間の針入度指数を有する純粋なアスファルトについて、
アスファルトとの混合の間の骨材の温度は、120℃を上回り、好ましくは120から150℃の間であり、
敷きならしの間の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度は、110から135℃の間であり、
締め固めの開始における道路被覆内の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度は、これが行われる場合、110℃から135℃の間であり、
・35から50の間の針入度指数を有する純粋なアスファルトについて、
アスファルトとの混合の間の骨材の温度は、110℃を上回り、好ましくは110℃から140℃の間であり、
敷きならしの間の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度は、95℃から125℃の間であり、
締め固めの開始における道路被覆内の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度は、これが行われる場合、95℃から125℃の間であり、
・50から70の間の針入度指数を有する純粋なアスファルトについて、
アスファルトとの混合の間の骨材の温度は、105℃を上回り、好ましくは105℃から135℃の間であり、
敷きならしの間の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度は、90℃から120℃の間であり、
締め固めの開始における道路被覆内の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度は、これが行われる場合、85℃から120℃の間であり、
・70から100の間の針入度指数を有する純粋なアスファルトについて、
アスファルトとの混合の間の骨材の温度は、100℃を上回り、好ましくは100℃から125℃の間であり、
敷きならしの間の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度は、85℃から115℃の間であり、
締め固めの開始における道路被覆内の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度は、これが行われる場合、85℃から115℃の間であり、
・100から160の間の針入度指数を有する純粋なアスファルトについて、
アスファルトとの混合の間の骨材の温度は、100℃を上回り、好ましくは100℃から125℃の間であり、
敷きならしの間の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度は、80℃から105℃の間であり、
締め固めの開始における道路被覆内の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度は、これが行われる場合、80℃から105℃の間であり、
・160から250の間の針入度指数を有する純粋なアスファルトについて、
アスファルトとの混合の間の骨材の温度は、100℃を上回り、好ましくは100℃から120℃の間であり、
敷きならしの間の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度は、75℃から100℃の間であり、
締め固めの開始における道路被覆内の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度は、これが行われる場合、75℃から100℃の間であり、
・ポリマー(複数可)の添加前に10から20の間の針入度指数を有し、1から4%の間のポリマー(複数可)を含むアスファルトについて、
アスファルトとの混合の間の骨材の温度は、150℃を上回り、好ましくは150℃から180℃の間であり、
敷きならしの間の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度は、145℃から175℃の間であり、
締め固めの開始における道路被覆内の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度は、これが行われる場合、145℃から175℃の間であり、
・ポリマー(複数可)の添加前に20から35の間の針入度指数を有し、1から4%の間のポリマー(複数可)を含むアスファルトについて、
アスファルトとの混合の間の骨材の温度は、140℃を上回り、好ましくは140℃から165℃の間であり、
敷きならしの間の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度は、130℃から160℃の間であり、
締め固めの開始における道路被覆内の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度は、これが行われる場合、130℃から160℃の間であり、
・ポリマー(複数可)の添加前に35から50の間の針入度指数を有し、1から4%の間のポリマー(複数可)を含むアスファルトについて、
アスファルトとの混合の間の骨材の温度は、130℃を上回り、好ましくは130℃から155℃の間であり、
敷きならしの間の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度は、120℃から150℃の間であり、
締め固めの開始における道路被覆内の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度は、これが行われる場合、120℃から150℃の間であり、
・ポリマー(複数可)の添加前に50から70の間の針入度指数を有し、1から4%の間のポリマー(複数可)を含むアスファルトについて、
アスファルトとの混合の間の骨材の温度は、120℃を上回り、好ましくは120℃から150℃の間であり、
敷きならしの間の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度は、115℃から140℃の間であり、
締め固めの開始における道路被覆内の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度は、これが行われる場合、115℃から140℃の間であり、
・ポリマー(複数可)の添加前に70から100の間の針入度指数を有し、1から4%の間のポリマー(複数可)を含むアスファルトについて、
アスファルトとの混合の間の骨材の温度は、120℃を上回り、好ましくは120℃から140℃の間であり、
敷きならしの間の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度は、110℃から135℃の間であり、
締め固めの開始における道路被覆内の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度は、これが行われる場合、110℃から135℃の間であり、
・ポリマーの添加前に100から160の間の針入度指数を有し、1から4%の間のポリマー(複数可)を含むアスファルトについて、
アスファルトとの混合の間の骨材の温度は、120℃を上回り、好ましくは120℃から140℃の間であり、
敷きならしの間の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度は、105℃から130℃の間であり、
締め固めの開始における道路被覆内の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度は、これが行われる場合、105℃から130℃の間であり、
・ポリマー(複数可)の添加前に160から250の間の針入度指数を有し、1から4%の間のポリマー(複数可)を含む純粋なアスファルトについて、
アスファルトとの混合の間の骨材の温度は、120℃を上回り、好ましくは120℃から140℃の間であり、
敷きならしの間の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度は、100℃から125℃の間であり、
締め固めの開始における道路被覆内の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度は、これが行われる場合、100℃から125℃の間であり、
・ポリマー(複数可)の添加前に10から20の間の針入度指数を有し、4から8%の間のポリマー(複数可)を含むアスファルトについて、
アスファルトとの混合の間の骨材の温度は、155℃を上回り、好ましくは155℃から185℃の間であり、
敷きならしの間の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度は、150℃から180℃の間であり、
締め固めの開始における道路被覆内の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度は、これが行われる場合、150℃から180℃の間であり、
・ポリマー(複数可)の添加前に20から35の間の針入度指数を有し、4から8%の間のポリマー(複数可)を含むアスファルトについて、
アスファルトとの混合の間の骨材の温度は、145℃を上回り、好ましくは145℃から170℃の間であり、
敷きならしの間の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度は、135℃から165℃の間であり、
締め固めの開始における道路被覆内の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度は、これが行われる場合、135℃から165℃の間であり、
・ポリマー(複数可)の添加前に35から50の間の針入度指数を有し、4から8%の間のポリマー(複数可)を含むアスファルトについて、
アスファルトとの混合の間の骨材の温度は、135℃を上回り、好ましくは135℃から160℃の間であり、
敷きならしの間の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度は、125℃から155℃の間であり、
締め固めの開始における道路被覆内の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度は、これが行われる場合、125℃から155℃の間であり、
・ポリマー(複数可)の添加前に50から70の間の針入度指数を有し、4から8%の間のポリマー(複数可)を含むアスファルトについて、
アスファルトとの混合の間の骨材の温度は、130℃を上回り、好ましくは130℃から155℃の間であり、
敷きならしの間の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度は、120℃から145℃の間であり、
締め固めの開始における道路被覆内の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度は、これが行われる場合、120℃から145℃の間であり、
・ポリマー(複数可)の添加前に70から100の間の針入度指数を有し、4から8%の間のポリマー(複数可)を含むアスファルトについて、
アスファルトとの混合の間の骨材の温度は、125℃を上回り、好ましくは125℃から145℃の間であり、
敷きならしの間の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度は、120℃から140℃の間であり、
締め固めの開始における道路被覆内の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度は、これが行われる場合、115℃から140℃の間であり、
・ポリマー(複数可)の添加前に100から160の間の針入度指数を有し、4から8%の間のポリマー(複数可)を含むアスファルトについて、
アスファルトとの混合の間の骨材の温度は、125℃を上回り、好ましくは125℃から145℃の間であり、
敷きならしの間の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度は、115℃から135℃の間であり、
締め固めの開始における道路被覆内の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度は、これが行われる場合、110℃から135℃の間であり、
・ポリマー(複数可)の添加前に160から250の間の針入度指数を有し、4から8%の間のポリマー(複数可)を含む純粋なアスファルトについて、
アスファルトとの混合の間の骨材の温度は、125℃を上回り、好ましくは125℃から145℃の間であり、
敷きならしの間の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度は、110℃から130℃の間であり、
締め固めの開始における道路被覆内の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度は、これが行われる場合、105℃から130℃の間である。
【0083】
上記で示された温度範囲は、アスファルトの針入度指数を変える場合に重複し、一般的に、当業者は、使用されるアスファルトの種類に基づく温度を選択し、使用されるアスファルトの正確な針入度指数に基づかない。しかし、当業者は、その針入度指数が2つの種類の間のまさに境界上にあるアスファルトの使用の間に、生産、敷きならしまたは締め固めのためにどんな温度を選択するか当惑させられることがある。したがって、本発明によって、最低の温度範囲を選択することが可能になる。例えば、35の針入度指数を有する純粋なアスファルトについて、2つの温度範囲は、次の通り:すなわち、プラントの出口において生産の間、120−150℃および110−140℃である。本発明によって、最低の温度範囲の110−140℃を選択することが可能になる。この範囲内の温度のより具体的な選択は、プラントの性能、使用されるアスファルトの温度および性質および用量、骨材の性質およびグレード、輸送中および現場の天候条件、輸送時間、敷きならしおよび締め固め装置の性能、ならびにアスファルト混合物の性質の目的レベルによって決まる。したがって、アスファルト混合物の性質は、温度に関する前述の考察を別として、先行技術に従った輸送から場合による締め固めまでのプロセスの管理を維持しながら標準に従う。120−150℃を上回る温度範囲における作業は、本発明の範囲内に留まりながら作業を促進する。
【0084】
さらにより好ましくは、本発明による方法の作業条件は以下の通りである。
【0085】
・10から20の間の針入度指数を有する純粋なアスファルトについて、
アスファルトとの混合の間の骨材の温度は、135℃から150℃の間であり、
敷きならしの間の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度は、125℃から145℃の間であり、
締め固めの開始における道路被覆内の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度は、これが行われる場合、125℃から145℃の間であり、
・20から35の間の針入度指数を有する純粋なアスファルトについて、
アスファルトとの混合の間の骨材の温度は、125℃から135℃の間であり、
敷きならしの間の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度は、115℃から125℃の間であり、
締め固めの開始における道路被覆内の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度は、これが行われる場合、105℃から125℃の間であり、
・35から50の間の針入度指数を有する純粋なアスファルトについて、
アスファルトとの混合の間の骨材の温度は、115℃から125℃の間であり、
敷きならしの間の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度は、105℃から115℃の間であり、
締め固めの開始における道路被覆内の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度は、これが行われる場合、95℃から105℃の間であり、
・50から70の間の針入度指数を有する純粋なアスファルトについて、
アスファルトとの混合の間の骨材の温度は、105℃から115℃の間であり、
敷きならしの間の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度は、95℃から105℃の間であり、
締め固めの開始における道路被覆内の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度は、これが行われる場合、85℃から95℃の間であり、
・70から100の間の針入度指数を有する純粋なアスファルトについて、
アスファルトとの混合の間の骨材の温度は、100℃から105℃の間であり、
敷きならしの間の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度は、85℃から95℃の間であり、
締め固めの開始における道路被覆内の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度は、これが行われる場合、85℃から95℃の間であり、
・100から160の間の針入度指数を有する純粋なアスファルトについて、
アスファルトとの混合の間の骨材の温度は、100℃から105℃の間であり、
敷きならしの間の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度は、85℃から95℃の間であり、
締め固めの開始における道路被覆内の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度は、これが行われる場合、85℃から95℃の間であり、
・160から250の間の針入度指数を有する純粋なアスファルトについて、
アスファルトとの混合の間の骨材の温度は、100℃から105℃の間であり、
敷きならしの間の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度は、80℃から85℃の間であり、
締め固めの開始における道路被覆内の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度は、これが行われる場合、80℃から85℃の間であり、
・ポリマー(複数可)の添加前に10から20の間の針入度指数を有し1から4%の間のポリマー(複数可)を含むアスファルトについて、
アスファルトとの混合の間の骨材の温度は、150℃から180℃の間であり、
敷きならしの間の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度は、145℃から175℃の間であり、
締め固めの開始における道路被覆内の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度は、これが行われる場合、145℃から175℃の間であり、
・ポリマー(複数可)の添加前に20から35の間の針入度指数を有し1から4%の間のポリマー(複数可)を含むアスファルトについて、
アスファルトとの混合の間の骨材の温度は、140℃から150℃の間であり、
敷きならしの間の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度は、130℃から145℃の間であり、
締め固めの開始における道路被覆内の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度は、これが行われる場合、130℃から145℃の間であり、
・ポリマー(複数可)の添加前に35から50の間の針入度指数を有し1から4%の間のポリマー(複数可)を含むアスファルトについて、
アスファルトとの混合の間の骨材の温度は、130℃から140℃の間であり、
敷きならしの間の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度は、120℃から130℃の間であり、
締め固めの開始における道路被覆内の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度は、これが行われる場合、120℃から130℃の間であり、
・ポリマー(複数可)の添加前に50から70の間の針入度指数を有し1から4%の間のポリマー(複数可)を含むアスファルトについて、
アスファルトとの混合の間の骨材の温度は、120℃から130℃の間であり、
敷きならしの間の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度は、115℃から120℃の間であり、
締め固めの開始における道路被覆内の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度は、これが行われる場合、110℃から120℃の間であり、
・ポリマー(複数可)の添加前に70から100の間の針入度指数を有し1から4%の間のポリマー(複数可)を含むアスファルトについて、
アスファルトとの混合の間の骨材の温度は、120℃から130℃の間であり、
敷きならしの間の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度は、115℃から120℃の間であり、
締め固めの開始における道路被覆内の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度は、これが行われる場合、110℃から120℃の間であり、
・ポリマー(複数可)の添加前に100から160の間の針入度指数を有し1から4%の間のポリマー(複数可)を含むアスファルトについて、
アスファルトとの混合の間の骨材の温度は、120℃から130℃の間であり、
敷きならしの間の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度は、105℃から115℃の間であり、
締め固めの開始における道路被覆内の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度は、これが行われる場合、105℃から110℃の間であり、
・ポリマー(複数可)の添加前に160から250の間の針入度指数を有し1から4%の間のポリマー(複数可)を含む純粋なアスファルトについて、
アスファルトとの混合の間の骨材の温度は、120℃から130℃の間であり、
敷きならしの間の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度は、105℃から115℃の間であり、
締め固めの開始における道路被覆内の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度は、これが行われる場合、100℃から105℃の間であり、
・ポリマー(複数可)の添加前に10から20の間の針入度指数を有し4から8%の間のポリマー(複数可)を含むアスファルトについて、
アスファルトとの混合の間の骨材の温度は、165℃から185℃の間であり、
敷きならしの間の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度は、155℃から180℃の間であり、
締め固めの開始における道路被覆内の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度は、これが行われる場合、155℃から180℃の間であり、
・ポリマー(複数可)の添加前に20から35の間の針入度指数を有し4から8%の間のポリマー(複数可)を含むアスファルトについて、
アスファルトとの混合の間の骨材の温度は、155℃から165℃の間であり、
敷きならしの間の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度は、145℃から155℃の間であり、
締め固めの開始における道路被覆内の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度は、これが行われる場合、145℃から155℃の間であり、
・ポリマー(複数可)の添加前に35から50の間の針入度指数を有し4から8%の間のポリマー(複数可)を含むアスファルトについて、
アスファルトとの混合の間の骨材の温度は、145℃から155℃の間であり、
敷きならしの間の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度は、135℃から145℃の間であり、
締め固めの開始における道路被覆内の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度は、これが行われる場合、130℃から145℃の間であり、
・ポリマー(複数可)の添加前に50から70の間の針入度指数を有し4から8%の間のポリマー(複数可)を含むアスファルトについて、
アスファルトとの混合の間の骨材の温度は、135℃から145℃の間であり、
敷きならしの間の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度は、125℃から135℃の間であり、
締め固めの開始における道路被覆内の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度は、これが行われる場合、125℃から130℃の間であり、
・ポリマー(複数可)の添加前に70から100の間の針入度指数を有し4から8%の間のポリマー(複数可)を含むアスファルトについて、
アスファルトとの混合の間の骨材の温度は、125℃から135℃の間であり、
敷きならしの間の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度は、120℃から125℃の間であり、
締め固めの開始における道路被覆内の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度は、これが行われる場合、120℃から125℃の間であり、
・ポリマー(複数可)の添加前に100から160の間の針入度指数を有し4から8%の間のポリマー(複数可)を含むアスファルトについて、
アスファルトとの混合の間の骨材の温度は、125℃から135℃の間であり、
敷きならしの間の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度は、115℃から120℃の間であり、
締め固めの開始における道路被覆内の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度は、これが行われる場合、115℃から120℃の間であり、
・ポリマー(複数可)の添加前に160から250の間の針入度指数を有し4から8%の間のポリマー(複数可)を含む純粋なアスファルトについて、
アスファルトとの混合の間の骨材の温度は、125℃から135℃の間であり、
敷きならしの間の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度は、110℃から115℃の間であり、
締め固めの開始における道路被覆内の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度は、これが行われる場合、110℃から115℃の間である。
【0086】
先行技術に対する本発明の利点は、以下に挙げられ、特に、100℃を上回る温度においてアスファルト混合物の製造プロセスを実施する場合に4つの前述の欠点の軽減を含む。
【0087】
・化石燃料消費が、骨材およびアスファルト製品の混合物を生産するための温度が、骨材をより低い温度で加熱することによって低減される場合に削減され、
・粉塵およびGHGの放出が、削減され、
・敷きならしおよび締め固め作業の間の困難な作業条件が、削減され、
・アスファルト混合物の敷きならしおよび締め固めの作業は、天候条件に対して保護され、この保護は、特に、生産プラントを出るときの温度が、標準に一致し、敷きならしおよび締め固め温度が、標準と比較して低減される骨材およびアスファルト製品の混合物について可能であり、
・アスファルト混合物が、これが生産された後に使用することができる期間が、延長され、
・アスファルト混合物の2つのレーンが並んで連続して敷設される場合に、これらを分離している接合箇所は、より強く、より良くシールされ、
・熱収縮は、より制限され、ひび割れの危険性もより制限され、
・アスファルト製品の酸化がより少なく、これは、高温の混合物で測定された針入度指数の差異と比較して、初期のアスファルトで測定された針入度指数およびアスファルト混合物から抽出されたアスファルトで測定された針入度指数の間のより小さな差異をもたらし、
・針入度指数のより少ない差異は、アスファルト製品/骨材の混合物の寿命を増加し、
・先に説明したアスファルト製品の低減された酸化は、前記アスファルト製品の再生利用を促進するという別の利点を有し、
・アスファルト混合物の生産温度は、生産設備の投資が必要とされることなく、骨材をより低い温度で加熱することによって低下され、
・アスファルト混合物の敷きならしの開始から通行の再開の間の時間が低減され、
・これらの特性が、現在の標準に合致したままであるという意味で、アスファルト建設材料の最終的な機械的特性に影響がない。
【0088】
本発明は、上記に記載されたアスファルト混合物を調製するための方法における、部分的にまたは完全に再生可能な起源の原材料から場合によって得られる、式Bまたは式B1の先に記載された添加剤の使用にも関する。このような添加剤の使用によって、この分野で一般的に使用される温度に比べて実質的により低い温度におけるアスファルト混合物の調製が可能になる。
【0089】
本発明は、道路被覆、舗装道路、自転車道、運動場、駐車場および航空機滑走路のシーリング、建設および補修の分野における材料を生産するための、上記で定義された方法により調製されたアスファルト混合物の使用にも関する。
【0090】
最後に、本発明の別の主題は、本明細書で定義された少なくとも1種のアスファルト混合物で完全にまたは部分的に被覆された表面、道路被覆、舗装道路、自転車道、運動場、駐車場および航空機滑走路である。
【0091】
次に、本発明が、以下の例示的な実施形態を用いて例示され、これらの実施形態は、本明細書に添付された特許請求の範囲によって定義されたこの範囲を制限する目的を有さない。
【実施例】
【0092】
実施例1において、添加剤を、60rpmで15分間攪拌しながらホットプレート上で160℃において35/50の針入度指数のアスファルトに添加した。
【0093】
アスファルト混合物上の針入度(または貫通性)および環球軟化点の測定値は、それぞれNF EN1426およびNF EN1427標準に準拠した。
【0094】
(実施例1)
次の添加剤は、Feyzin精油所(フランス、ローヌ市)から得られたAZALTと呼ばれるTotalからの35/50の針入度指数のアスファルトに添加された。
【0095】
・添加剤1:化学式(R−O−(CHCH(CH)O)−(CHCHO)−P(=O)−OH(Pは、リン原子であり、cは、1および2の間であり、c+dは、3に等しく、aは、0に等しく、bは、4に等しく、Rは、12から14個の炭素原子を有する直鎖炭化水素ベース鎖を表す。)の製品B1の93重量%、3重量%のアルコールROH、2重量%のリン酸、2重量%の上記の製品B1のピロリン酸誘導体(Beycostat(登録商標)A244の名称で販売されている。)の混合物、
・添加剤2:化学式(R−O−(CHCH(CH)O)−(CHCHO)−P(=O)−OH(Pは、リン原子であり、cは、1および2の間であり、c+dは、3に等しく、aは、0に等しく、bは、4に等しく、Rは、16から18個の炭素原子を有する直鎖炭化水素ベース鎖を表す。)の製品B1の94重量%、3重量%のアルコールROH、2重量%のリン酸、1重量%の上記の製品B1のピロリン酸誘導体(Beycostat(登録商標)A684の名称で販売されている。)の混合物、
・添加剤3:化学式(R−O−(CHCH(CH)O)−(CHCHO)−P(=O)−OH(Pは、リン原子であり、cは、1および2の間であり、c+dは、3に等しく、aは、4に等しく、bは、2に等しく、Rは、ノニルフェノール炭化水素ベース鎖を表し、リン酸モノエステルおよびリン酸ジエステルの製品の重量比は、それぞれ50から65%の間および30から40%の間である。)の製品B1の97重量%、および3重量%のリン酸の混合物、
・添加剤4:化学式(R−O−(CHCH(CH)O)−(CHCHO)−P(=O)−OH(Pは、リン原子であり、cは、1および2の間であり、c+dは、3に等しく、aは、0に等しく、bは、0に等しく、Rは、ノニルフェノール炭化水素ベース鎖を表し、リン酸モノエステルおよびリン酸ジエステルの製品の重量比は、それぞれ50から65%の間および30から40%の間である。)の製品B1の98重量%、および3重量%のリン酸の混合物。
【0096】
貫通性および環球軟化点の測定値が次表に記載されている。
【0097】
【表1】

【0098】
アスファルトの種類は、添加剤を添加することによって改変されなかった。
【0099】
(実施例2)
添加剤2(実施例1による)を、Repsolによって販売されている60/70の針入度指数のアスファルトに添加した。このアスファルトの針入度指数を、BBSG(半粗製アスファルトコンクリート)アスファルト混合物の製造におけるこの使用の前後で測定した。アスファルトの抽出を、NF EN12697−3標準に従って実施した。NF P98−130標準に従って製造された高温混合物に由来するアスファルトおよび中温化混合物(warm mix)に由来するアスファルトを比較した。アスファルト混合物の製造は、下表に記載された条件下で実施された。
【0100】
【表2】

【0101】
アスファルト混合物1番および2番に由来するアスファルトの針入度の差異の減少を観察することができる。具体的には、中温化混合物について、針入度は、添加剤2の使用によって61から50(すなわち11の差異)に変化しているが、高温混合物について、針入度は、61から40(すなわち21の差異)に変化している。
【0102】
(実施例3)
固定バッチプラントにおいて、クラス3の0/10 BBSG(半粗製アスファルトコンクリート)を、4つの異なるグレードに製造し、すべての4つは次の粒状配合を有した。
【0103】
−石灰質充填材 石灰岩 3%
−0/4 砂 花崗岩 44%
−4/6 骨材 花崗岩 12%
−6/10 骨材 花崗岩 41%
使用されたアスファルトは、実施例1からのもの(35/50の針入度指数のTotal製AZALT)と同じであった。アスファルト製品の含有量は、骨材の100g当たり5.7gであった。最初の2グレードについて、純粋なアスファルトが使用された。その他の4グレードについて、次の添加剤を、アスファルトの1トン当たり4kgの用量でアスファルトに添加した。
【0104】
試験された添加剤1から4は、実施例1で記載されたものと同じであった。
【0105】
それぞれの添加剤は、専用のアスファルト貯槽のハッチを経由して導入された。添加剤1および2がこうして添加されたアスファルトは、貯槽中の30分の再循環の後に使用された。添加剤3および4が添加されたアスファルトは、貯槽中の2時間30分の再循環の後に使用された。
【0106】
アスファルト混合物の生産の間、次の温度が守られた。
【0107】
・骨材は、第1のグレードの場合は160℃に加熱され、その他の5つのグレードの場合は120℃に加熱され、
・アスファルトは、すべての場合において160℃で使用された。
【0108】
敷きならしは、Vogele 1900仕上げ機(この前進の速度は、5m/分であった。)およびDynapac CC422締め固め機(この前進の速度は、3km/時であった。)を使用して実施され、アスファルト混合物の用量は140kg/mであった。50Hzの周波数を有する小さな振幅の振動を用いて作られたパスの数は8であった。締め固めの間、BBSGの次の温度が守られた。
【0109】
・純粋なアスファルトに、第1のグレードについて平均140℃、および
・添加剤を含むアスファルトに、その他の5つのグレードについて100℃。
【0110】
したがって、第1のグレードは、フランス標準NF P98−138に従った温度で製造され、その他の5グレードは、第1のグレードに比べて40℃だけ低い温度で製造された。これらは、したがって中温化混合物である。
【0111】
見掛け密度を、NF P98−241−1標準に準拠しガンマ密度プローブを使用して現場で測定した。気孔率を、ガンマ密度から算出した。BBSG温度(T)は、中心部で測定されたものであった。平均値が下表に記載されている。
【0112】
【表3】

【0113】
0/10クラス3 BBSGについてのNP P98−130標準からの気孔率の限界と比較して、フランス標準NF P98−138による対照BBSGおよび添加剤1から4を使用して本出願に従って生産されたBBSGは、NF P98−130標準と一致している。
【0114】
120℃で純粋なアスファルトを用いて生産されたBBSGは、不十分に被覆され、骨材は、部分的にアスファルトで被覆されていないように見え、気孔率は高すぎる。したがって、気孔率の逆数により測定される中温化混合物の流動率は、添加剤1から4によって改善され、この流動率は、標準に対して許容される。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
添加剤Bは、式
(R−O−A−)−P(=O)−OH (B1)
(式中、Pは、リン原子であり、cは、1から2の間であり、c+dは、3に等しく、Aは、結合または少なくとも1種のオキシプロピレン(OP)単位および/または少なくとも1種のオキシエチレン(OE)単位を含む二価の基を表し、Rは、1から30個の炭素原子を有する炭化水素ベース鎖を表し、前記鎖は、場合によって直鎖または分枝、飽和または不飽和であり、前記鎖は、少なくとも1種の芳香族または非芳香族環を場合によって含む。)の少なくとも1種の化合物(B1)を含み、アスファルト製品の1トン当たりの添加剤(複数可)B1の用量は、0.3kgから20kgの間であり、
添加剤Bは、場合によって、しかしほとんどの場合、リン酸を含み、アスファルト製品の1トン当たりのリン酸の用量は、2kg未満であり、
添加剤Bは、場合によって、しかしほとんどの場合、20kg未満のアスファルト製品の1トン当たりの用量で少なくとも1種の化合物B1のピロリン酸塩を含み、
アスファルト製品は、2から3ミリメートルの間の初期の針入度指数を有するアスファルトについて0.5ミリメートル未満の、3.5から5ミリメートルの間の初期の針入度指数を有するアスファルトについて1.5ミリメートル未満の、5から7ミリメートルの間の初期の針入度指数を有するアスファルトについて2ミリメートル未満の、7から10ミリメートルの間の初期の針入度指数を有するアスファルトについて2.5ミリメートル未満の、16から22ミリメートルの間の初期の針入度指数を有するアスファルトについて5ミリメートル未満の、骨材との接触前の針入度指数およびアスファルト混合物の抽出後の針入度指数の間の差異を有する
ことを特徴とする、少なくとも1種の骨材、少なくとも1種のアスファルト製品および少なくとも1種の添加剤Bを含むアスファルト混合物。
【請求項2】
式B1の化合物の基Aが、オキシプロピレン(OP)単位および/またはオキシエチレン(OE)単位を含む二価の基を表し、前記OP/OE単位が、一般的にランダムにまたはブロックで、好ましくはブロックで配置されていることを特徴とする、請求項1に記載のアスファルト混合物。
【請求項3】
式B1の化合物の基Aが、オキシプロピレン(OP)単位および/またはオキシエチレン(OE)単位を含む二価の基を表し、前記OPおよび/またはOE単位が、リン原子に単結合によって、または直鎖もしくは分枝鎖としての1、2もしくは3個の炭素原子を好ましくは含む炭化水素ベース鎖によって結合していることを特徴とする、請求項1または2に記載のアスファルト混合物。
【請求項4】
式B1の化合物が、式
(R−O−(CHCH(CH)O)−(CHCHO)−)−P(=O)−OH
に一致し、式中、bは、0から10(境界を含む)の間であり、aは、0から80の間であり、R、cおよびdは、請求項1で定義された通りであることを特徴とする、請求項1から3の一項に記載のアスファルト混合物。
【請求項5】
式B1の化合物が、式
(R−O−(CHCH(CH)O)−(CHCHO)−)−P(=O)−OH
に一致し、式中、bは、0から10(境界を含む)の間であり、aは、Rが、少なくとも10個の炭素原子を含む場合、0を表し、Rが、10個未満の炭素原子を含む場合、8から80の間、好ましくは20から60の間であり、R、cおよびdは、請求項1で定義された通りであることを特徴とする、請求項1から4のいずれか一項に記載のアスファルト混合物。
【請求項6】
再生可能な起源の原材料からその全体または一部が調製され、化石起源の原材料のみから調製された式B1の同じ化合物のものを上回る炭素同位体14の量を含むことを特徴とする、請求項1から5のいずれか一項に記載の式B1の化合物。
【請求項7】
その14C含有量が、ゼロではなく、好ましくはその14C/12C比が、厳密に0を上回り約1.2×10−12以下である、請求項6に記載の化合物。
【請求項8】
骨材およびアスファルト製品の混合が、同一でありまたは異なるが、60℃から200℃の間、好ましくは100℃から200℃の間の温度でアスファルト混合物を生産することを可能にする粒状分の温度で実施され、
生産プラントを出るときの骨材およびアスファルト製品の混合物を生産するための温度が、50℃までの範囲の幅で(好ましくは20℃から50℃)低減され、
敷きならしの間の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度が、5℃から50℃の幅で低減され、
締め固めの開始における道路被覆内の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度が、これが行われる場合、10℃から50℃の幅で低減される、
請求項1から7のいずれか一項に記載の、骨材の少なくとも1種のアスファルト製品および少なくとも1種の添加剤Bとの物理的混合を含む、アスファルト混合物を調製する方法。
【請求項9】
10から20の間の針入度指数を有する純粋なアスファルトについて、
アスファルトとの混合の間の骨材の温度は、130℃を上回り、
敷きならしの間の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度は、120から150℃の間であり、
締め固めの開始における道路被覆内の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度は、これが行われる場合、120から150℃の間であり、
20から35の間の針入度指数を有する純粋なアスファルトについて、
アスファルトとの混合の間の骨材の温度は、120℃を上回り、
敷きならしの間の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度は、110から135℃の間であり、
締め固めの開始における道路被覆内の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度は、これが行われる場合、110℃から135℃の間であり、
35から50の間の針入度指数を有する純粋なアスファルトについて、
アスファルトとの混合の間の骨材の温度は、110℃を上回り、
敷きならしの間の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度は、95℃から125℃の間であり、
締め固めの開始における道路被覆内の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度は、これが行われる場合、95℃から125℃の間であり、
50から70の間の針入度指数を有する純粋なアスファルトについて、
アスファルトとの混合の間の骨材の温度は、105℃を上回り、
敷きならしの間の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度は、90℃から120℃の間であり、
締め固めの開始における道路被覆内の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度は、これが行われる場合、85℃から120℃の間であり、
70から100の間の針入度指数を有する純粋なアスファルトについて、
アスファルトとの混合の間の骨材の温度は、100℃を上回り、
敷きならしの間の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度は、85℃から115℃の間であり、
締め固めの開始における道路被覆内の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度は、これが行われる場合、85℃から115℃の間であり、
100から160の間の針入度指数を有する純粋なアスファルトについて、
アスファルトとの混合の間の骨材の温度は、100℃を上回り、
敷きならしの間の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度は、80℃から105℃の間であり、
締め固めの開始における道路被覆内の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度は、これが行われる場合、80℃から105℃の間であり、
160から250の間の針入度指数を有する純粋なアスファルトについて、
アスファルトとの混合の間の骨材の温度は、100℃を上回り、
敷きならしの間の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度は、75℃から100℃の間であり、
締め固めの開始における道路被覆内の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度は、これが行われる場合、75℃から100℃の間であり、
ポリマーの添加前に10から20の間の針入度指数を有し1から4%の間のポリマー(複数可)を含むアスファルトについて、
アスファルトとの混合の間の骨材の温度は、150℃を上回り、
敷きならしの間の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度は、145℃から175℃の間であり、
締め固めの開始における道路被覆内の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度は、これが行われる場合、145℃から175℃の間であり、
ポリマーの添加前に20から35の間の針入度指数を有し1から4%の間のポリマー(複数可)を含むアスファルトについて、
アスファルトとの混合の間の骨材の温度は、140℃を上回り、好ましくは140℃から165℃の間であり、
敷きならしの間の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度は、130℃から160℃の間であり、
締め固めの開始における道路被覆内の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度は、これが行われる場合、130℃から160℃の間であり、
ポリマーの添加前に35から50の間の針入度指数を有し1から4%の間のポリマー(複数可)を含むアスファルトについて、
アスファルトとの混合の間の骨材の温度は、130℃を上回り、
敷きならしの間の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度は、120℃から150℃の間であり、
締め固めの開始における道路被覆内の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度は、これが行われる場合、120℃から150℃の間であり、
ポリマーの添加前に50から70の間の針入度指数を有し1から4%の間のポリマー(複数可)を含むアスファルトについて、
アスファルトとの混合の間の骨材の温度は、120℃を上回り、
敷きならしの間の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度は、115℃から140℃の間であり、
締め固めの開始における道路被覆内の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度は、これが行われる場合、115℃から140℃の間であり、
ポリマーの添加前に70から100の間の針入度指数を有し1から4%の間のポリマー(複数可)を含むアスファルトについて、
アスファルトとの混合の間の骨材の温度は、120℃を上回り、好ましくは120℃から140℃の間であり、
敷きならしの間の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度は、110℃から135℃の間であり、
締め固めの開始における道路被覆内の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度は、これが行われる場合、110℃から135℃の間であり、
ポリマーの添加前に100から160の間の針入度指数を有し1から4%の間のポリマー(複数可)を含むアスファルトについて、
アスファルトとの混合の間の骨材の温度は、120℃を上回り、
敷きならしの間の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度は、105℃から130℃の間であり、
締め固めの開始における道路被覆内の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度は、これが行われる場合、105℃から130℃の間であり、
ポリマーの添加前に160から250の間の針入度指数を有し1から4%の間のポリマー(複数可)を含む純粋なアスファルトについて、
アスファルトとの混合の間の骨材の温度は、120℃を上回り、
敷きならしの間の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度は、100℃から125℃の間であり、
締め固めの開始における道路被覆内の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度は、これが行われる場合、100℃から125℃の間であり、
ポリマーの添加前に10から20の間の針入度指数を有し4から8%の間のポリマー(複数可)を含むアスファルトについて、
アスファルトとの混合の間の骨材の温度は、155℃を上回り、
敷きならしの間の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度は、150℃から180℃の間であり、
締め固めの開始における道路被覆内の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度は、これが行われる場合、150℃から180℃の間であり、
ポリマーの添加前に20から35の間の針入度指数を有し4から8%の間のポリマー(複数可)を含むアスファルトについて、
アスファルトとの混合の間の骨材の温度は、145℃を上回り、
敷きならしの間の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度は、135℃から165℃の間であり、
締め固めの開始における道路被覆内の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度は、これが行われる場合、135℃から165℃の間であり、
ポリマーの添加前に35から50の間の針入度指数を有し4から8%の間のポリマー(複数可)を含むアスファルトについて、
アスファルトとの混合の間の骨材の温度は、135℃を上回り、
敷きならしの間の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度は、125℃から155℃の間であり、
締め固めの開始における道路被覆内の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度は、これが行われる場合、125℃から155℃の間であり、
ポリマーの添加前に50から70の間の針入度指数を有し4から8%の間のポリマー(複数可)を含むアスファルトについて、
アスファルトとの混合の間の骨材の温度は、130℃を上回り、
敷きならしの間の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度は、120℃から145℃の間であり、
締め固めの開始における道路被覆内の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度は、これが行われる場合、120℃から145℃の間であり、
ポリマーの添加前に70から100の間の針入度指数を有し4から8%の間のポリマー(複数可)を含むアスファルトについて、
アスファルトとの混合の間の骨材の温度は、125℃を上回り、
敷きならしの間の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度は、120℃から140℃の間であり、
締め固めの開始における道路被覆内の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度は、これが行われる場合、115℃から140℃の間であり、
ポリマーの添加前に100から160の間の針入度指数を有し4から8%の間のポリマー(複数可)を含むアスファルトについて、
アスファルトとの混合の間の骨材の温度は、125℃を上回り、
敷きならしの間の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度は、115℃から135℃の間であり、
締め固めの開始における道路被覆内の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度は、これが行われる場合、110℃から135℃の間であり、
ポリマーの添加前に160から250の間の針入度指数を有し4から8%の間のポリマー(複数可)を含む純粋なアスファルトについて、
アスファルトとの混合の間の骨材の温度は、125℃を上回り、
敷きならしの間の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度は、110℃から130℃の間であり、
締め固めの開始における道路被覆内の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度は、これが行われる場合、105℃から130℃の間である
ことを特徴とする、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
10から20の間の針入度指数を有する純粋なアスファルトについて、
アスファルトとの混合の間の骨材の温度は、130から150℃の間であり、
敷きならしの間の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度は、120から150℃の間であり、
締め固めの開始における道路被覆内の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度は、これが行われる場合、120から150℃の間であり、
20から35の間の針入度指数を有する純粋なアスファルトについて、
アスファルトとの混合の間の骨材の温度は、120から150℃の間であり、
敷きならしの間の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度は、110から135℃の間であり、
締め固めの開始における道路被覆内の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度は、これが行われる場合、110℃から135℃の間であり、
35から50の間の針入度指数を有する純粋なアスファルトについて、
アスファルトとの混合の間の骨材の温度は、110℃から140℃の間であり、
敷きならしの間の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度は、95℃から125℃の間であり、
締め固めの開始における道路被覆内の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度は、これが行われる場合、95℃から125℃の間であり、
50から70の間の針入度指数を有する純粋なアスファルトについて、
アスファルトとの混合の間の骨材の温度は、105℃から135℃の間であり、
敷きならしの間の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度は、90℃から120℃の間であり、
締め固めの開始における道路被覆内の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度は、これが行われる場合、85℃から120℃の間であり、
70から100の間の針入度指数を有する純粋なアスファルトについて、
アスファルトとの混合の間の骨材の温度は、100℃から125℃の間であり、
敷きならしの間の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度は、85℃から115℃の間であり、
締め固めの開始における道路被覆内の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度は、これが行われる場合、85℃から115℃の間であり、
100から160の間の針入度指数を有する純粋なアスファルトについて、
アスファルトとの混合の間の骨材の温度は、100℃から125℃の間であり、
敷きならしの間の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度は、80℃から105℃の間であり、
締め固めの開始における道路被覆内の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度は、これが行われる場合、80℃から105℃の間であり、
160から250の間の針入度指数を有する純粋なアスファルトについて、
アスファルトとの混合の間の骨材の温度は、100℃から120℃の間であり、
敷きならしの間の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度は、75℃から100℃の間であり、
締め固めの開始における道路被覆内の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度は、これが行われる場合、75℃から100℃の間であり、
ポリマー(複数可)の添加前に10から20の間の針入度指数を有し1から4%の間のポリマー(複数可)を含むアスファルトについて、
アスファルトとの混合の間の骨材の温度は、150℃から180℃の間であり、
敷きならしの間の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度は、145℃から175℃の間であり、
締め固めの開始における道路被覆内の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度は、これが行われる場合、145℃から175℃の間であり、
ポリマー(複数可)の添加前に20から35の間の針入度指数を有し1から4%の間のポリマー(複数可)を含むアスファルトについて、
アスファルトとの混合の間の骨材の温度は、140℃から165℃の間であり、
敷きならしの間の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度は、130℃から160℃の間であり、
締め固めの開始における道路被覆内の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度は、これが行われる場合、130℃から160℃の間であり、
ポリマー(複数可)の添加前に35から50の間の針入度指数を有し1から4%の間のポリマー(複数可)を含むアスファルトについて、
アスファルトとの混合の間の骨材の温度は、130℃から155℃の間であり、
敷きならしの間の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度は、120℃から150℃の間であり、
締め固めの開始における道路被覆内の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度は、これが行われる場合、120℃から150℃の間であり、
ポリマー(複数可)の添加前に50から70の間の針入度指数を有し1から4%の間のポリマー(複数可)を含むアスファルトについて、
アスファルトとの混合の間の骨材の温度は、120℃から150℃の間であり、
敷きならしの間の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度は、115℃から140℃の間であり、
締め固めの開始における道路被覆内の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度は、これが行われる場合、115℃から140℃の間であり、
ポリマー(複数可)の添加前に70から100の間の針入度指数を有し1から4%の間のポリマー(複数可)を含むアスファルトについて、
アスファルトとの混合の間の骨材の温度は、120℃から140℃の間であり、
敷きならしの間の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度は、110℃から135℃の間であり、
締め固めの開始における道路被覆内の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度は、これが行われる場合、110℃から135℃の間であり、
ポリマー(複数可)の添加前に100から160の間の針入度指数を有し1から4%の間のポリマー(複数可)を含むアスファルトについて、
アスファルトとの混合の間の骨材の温度は、120℃から140℃の間であり、
敷きならしの間の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度は、105℃から130℃の間であり、
締め固めの開始における道路被覆内の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度は、これが行われる場合、105℃から130℃の間であり、
ポリマー(複数可)の添加前に160から250の間の針入度指数を有し1から4%の間のポリマー(複数可)を含む純粋なアスファルトについて、
アスファルトとの混合の間の骨材の温度は、120℃から140℃の間であり、
敷きならしの間の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度は、100℃から125℃の間であり、
締め固めの開始における道路被覆内の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度は、これが行われる場合、100℃から125℃の間であり、
ポリマー(複数可)の添加前に10から20の間の針入度指数を有し4から8%の間のポリマー(複数可)を含むアスファルトについて、
アスファルトとの混合の間の骨材の温度は、155℃から185℃の間であり、
敷きならしの間の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度は、150℃から180℃の間であり、
締め固めの開始における道路被覆内の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度は、これが行われる場合、150℃から180℃の間であり、
ポリマー(複数可)の添加前に20から35の間の針入度指数を有し4から8%の間のポリマー(複数可)を含むアスファルトについて、
アスファルトとの混合の間の骨材の温度は、145℃から170℃の間であり、
敷きならしの間の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度は、135℃から165℃の間であり、
締め固めの開始における道路被覆内の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度は、これが行われる場合、135℃から165℃の間であり、
ポリマー(複数可)の添加前に35から50の間の針入度指数を有し4から8%の間のポリマー(複数可)を含むアスファルトについて、
アスファルトとの混合の間の骨材の温度は、135℃から160℃の間であり、
敷きならしの間の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度は、125℃から155℃の間であり、
締め固めの開始における道路被覆内の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度は、これが行われる場合、125℃から155℃の間であり、
ポリマー(複数可)の添加前に50から70の間の針入度指数を有し4から8%の間のポリマー(複数可)を含むアスファルトについて、
アスファルトとの混合の間の骨材の温度は、130℃から155℃の間であり、
敷きならしの間の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度は、120℃から145℃の間であり、
締め固めの開始における道路被覆内の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度は、これが行われる場合、120℃から145℃の間であり、
ポリマー(複数可)の添加前に70から100の間の針入度指数を有し4から8%の間のポリマー(複数可)を含むアスファルトについて、
アスファルトとの混合の間の骨材の温度は、125℃から145℃の間であり、
敷きならしの間の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度は、120℃から140℃の間であり、
締め固めの開始における道路被覆内の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度は、これが行われる場合、115℃から140℃の間であり、
ポリマー(複数可)の添加前に100から160の間の針入度指数を有し4から8%の間のポリマー(複数可)を含むアスファルトについて、
アスファルトとの混合の間の骨材の温度は、125℃から145℃の間であり、
敷きならしの間の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度は、115℃から135℃の間であり、
締め固めの開始における道路被覆内の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度は、これが行われる場合、110℃から135℃の間であり、
ポリマー(複数可)の添加前に160から250の間の針入度指数を有し4から8%の間のポリマー(複数可)を含む純粋なアスファルトについて、
アスファルトとの混合の間の骨材の温度は、125℃から145℃の間であり、
敷きならしの間の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度は、110℃から130℃の間であり、
締め固めの開始における道路被覆内の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度は、これが行われる場合、105℃から130℃の間である
ことを特徴とする、請求項8または9に記載の方法。
【請求項11】
10から20の間の針入度指数を有する純粋なアスファルトについて、
アスファルトとの混合の間の骨材の温度は、135℃から150℃の間であり、
敷きならしの間の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度は、125℃から145℃の間であり、
締め固めの開始における道路被覆内の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度は、これが行われる場合、125℃から145℃の間であり、
20から35の間の針入度指数を有する純粋なアスファルトについて、
アスファルトとの混合の間の骨材の温度は、125℃から135℃の間であり、
敷きならしの間の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度は、115℃から125℃の間であり、
締め固めの開始における道路被覆内の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度は、これが行われる場合、105℃から125℃の間であり、
35から50の間の針入度指数を有する純粋なアスファルトについて、
アスファルトとの混合の間の骨材の温度は、115℃から125℃の間であり、
敷きならしの間の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度は、105℃から115℃の間であり、
締め固めの開始における道路被覆内の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度は、これが行われる場合、95℃から105℃の間であり、
50から70の間の針入度指数を有する純粋なアスファルトについて、
アスファルトとの混合の間の骨材の温度は、105℃から115℃の間であり、
敷きならしの間の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度は、95℃から105℃の間であり、
締め固めの開始における道路被覆内の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度は、これが行われる場合、85℃から95℃の間であり、
70から100の間の針入度指数を有する純粋なアスファルトについて、
アスファルトとの混合の間の骨材の温度は、100℃から105℃の間であり、
敷きならしの間の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度は、85℃から95℃の間であり、
締め固めの開始における道路被覆内の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度は、これが行われる場合、85℃から95℃の間であり、
100から160の間の針入度指数を有する純粋なアスファルトについて、
アスファルトとの混合の間の骨材の温度は、100℃から105℃の間であり、
敷きならしの間の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度は、85℃から95℃の間であり、
締め固めの開始における道路被覆内の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度は、これが行われる場合、85℃から95℃の間であり、
160から250の間の針入度指数を有する純粋なアスファルトについて、
アスファルトとの混合の間の骨材の温度は、100℃から105℃の間であり、
敷きならしの間の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度は、80℃から85℃の間であり、
締め固めの開始における道路被覆内の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度は、これが行われる場合、80℃から85℃の間であり、
ポリマー(複数可)の添加前に10から20の間の針入度指数を有し1から4%の間のポリマー(複数可)を含むアスファルトについて、
アスファルトとの混合の間の骨材の温度は、150℃から180℃の間であり、
敷きならしの間の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度は、145℃から175℃の間であり、
締め固めの開始における道路被覆内の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度は、これが行われる場合、145℃から175℃の間であり、
ポリマー(複数可)の添加前に20から35の間の針入度指数を有し1から4%の間のポリマー(複数可)を含むアスファルトについて、
アスファルトとの混合の間の骨材の温度は、140℃から150℃の間であり、
敷きならしの間の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度は、130℃から145℃の間であり、
締め固めの開始における道路被覆内の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度は、これが行われる場合、130℃から145℃の間であり、
ポリマー(複数可)の添加前に35から50の間の針入度指数を有し1から4%の間のポリマー(複数可)を含むアスファルトについて、
アスファルトとの混合の間の骨材の温度は、130℃から140℃の間であり、
敷きならしの間の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度は、120℃から130℃の間であり、
締め固めの開始における道路被覆内の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度は、これが行われる場合、120℃から130℃の間であり、
ポリマー(複数可)の添加前に50から70の間の針入度指数を有し1から4%の間のポリマー(複数可)を含むアスファルトについて、
アスファルトとの混合の間の骨材の温度は、120℃から130℃の間であり、
敷きならしの間の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度は、115℃から120℃の間であり、
締め固めの開始における道路被覆内の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度は、これが行われる場合、110℃から120℃の間であり、
ポリマー(複数可)の添加前に70から100の間の針入度指数を有し1から4%の間のポリマー(複数可)を含むアスファルトについて、
アスファルトとの混合の間の骨材の温度は、120℃から130℃の間であり、
敷きならしの間の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度は、115℃から120℃の間であり、
締め固めの開始における道路被覆内の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度は、これが行われる場合、110℃から120℃の間であり、
ポリマー(複数可)の添加前に100から160の間の針入度指数を有し1から4%の間のポリマー(複数可)を含むアスファルトについて、
アスファルトとの混合の間の骨材の温度は、120℃から130℃の間であり、
敷きならしの間の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度は、105℃から115℃の間であり、
締め固めの開始における道路被覆内の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度は、これが行われる場合、105℃から110℃の間であり、
ポリマー(複数可)の添加前に160から250の間の針入度指数を有し1から4%の間のポリマー(複数可)を含む純粋なアスファルトについて、
アスファルトとの混合の間の骨材の温度は、120℃から130℃の間であり、
敷きならしの間の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度は、105℃から115℃の間であり、
締め固めの開始における道路被覆内の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度は、これが行われる場合、100℃から105℃の間であり、
ポリマー(複数可)の添加前に10から20の間の針入度指数を有し4から8%の間のポリマー(複数可)を含むアスファルトについて、
アスファルトとの混合の間の骨材の温度は、165℃から185℃の間であり、
敷きならしの間の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度は、155℃から180℃の間であり、
締め固めの開始における道路被覆内の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度は、これが行われる場合、155℃から180℃の間であり、
ポリマー(複数可)の添加前に20から35の間の針入度指数を有し4から8%の間のポリマー(複数可)を含むアスファルトについて、
アスファルトとの混合の間の骨材の温度は、155℃から165℃の間であり、
敷きならしの間の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度は、145℃から155℃の間であり、
締め固めの開始における道路被覆内の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度は、これが行われる場合、145℃から155℃の間であり、
ポリマー(複数可)の添加前に35から50の間の針入度指数を有し4から8%の間のポリマー(複数可)を含むアスファルトについて、
アスファルトとの混合の間の骨材の温度は、145℃から155℃の間であり、
敷きならしの間の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度は、135℃から145℃の間であり、
締め固めの開始における道路被覆内の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度は、これが行われる場合、130℃から145℃の間であり、
ポリマー(複数可)の添加前に50から70の間の針入度指数を有し4から8%の間のポリマー(複数可)を含むアスファルトについて、
アスファルトとの混合の間の骨材の温度は、135℃から145℃の間であり、
敷きならしの間の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度は、125℃から135℃の間であり、
締め固めの開始における道路被覆内の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度は、これが行われる場合、125℃から130℃の間であり、
ポリマー(複数可)の添加前に70から100の間の針入度指数を有し4から8%の間のポリマー(複数可)を含むアスファルトについて、
アスファルトとの混合の間の骨材の温度は、125℃から135℃の間であり、
敷きならしの間の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度は、120℃から125℃の間であり、
締め固めの開始における道路被覆内の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度は、これが行われる場合、120℃から125℃の間であり、
ポリマー(複数可)の添加前に100から160の間の針入度指数を有し4から8%の間のポリマー(複数可)を含むアスファルトについて、
アスファルトとの混合の間の骨材の温度は、125℃から135℃の間であり、
敷きならしの間の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度は、115℃から120℃の間であり、
締め固めの開始における道路被覆内の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度は、これが行われる場合、115℃から120℃の間であり、
ポリマー(複数可)の添加前に160から250の間の針入度指数を有し4から8%の間のポリマー(複数可)を含む純粋なアスファルトについて、
アスファルトとの混合の間の骨材の温度は、125℃から135℃の間であり、
敷きならしの間の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度は、110℃から115℃の間であり、
締め固めの開始における道路被覆内の骨材およびアスファルト製品の混合物の温度は、これが行われる場合、110℃から115℃の間である
ことを特徴とする、請求項8から10のいずれか一項に記載の方法。
【請求項12】
添加剤Bまたは複数の添加剤Bが、アスファルト製品の添加の前および/または添加の間に加熱された骨材に噴霧されることを特徴とする、請求項8から11のいずれか一項に記載の方法。
【請求項13】
添加剤Bおよび複数の添加剤Bが、骨材およびアスファルト製品を混合するためのゾーンの上流でアスファルト製品に添加されることを特徴とする、請求項8から12のいずれか一項に記載の方法。
【請求項14】
請求項8から13のいずれか一項に記載のアスファルト混合物を調製する方法における、請求項1から7のいずれか一項に記載の添加剤の使用。
【請求項15】
道路被覆、舗装道路、自転車道、運動場、駐車場および航空機滑走路のシーリング、建設および補修の分野における材料を生産するための、請求項8から13の一項に記載の通りに調製されたアスファルト混合物の使用。
【請求項16】
請求項8から13のいずれか一項に記載の方法において記載の通りに得られた少なくとも1種のアスファルト混合物で完全にまたは部分的に被覆された表面、道路被覆、舗装道路、自転車道、運動場、駐車場または航空機滑走路。

【公表番号】特表2010−527386(P2010−527386A)
【公表日】平成22年8月12日(2010.8.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−504811(P2010−504811)
【出願日】平成20年4月28日(2008.4.28)
【国際出願番号】PCT/FR2008/050764
【国際公開番号】WO2008/148974
【国際公開日】平成20年12月11日(2008.12.11)
【出願人】(509016999)
【Fターム(参考)】