説明

アーユルベーダハーブソフトドリンク

健康保護と予防のため、限定するわけではないが特に抗酸化性、免疫増強、肝保護、強心、利尿、消化、胆汁分泌促進性、神経鎮静の性質を有するSida sps.,Vitis vinifera、Withania somnifera、Boerhaavia diffusaおよびTinospora cordifoliaから選択された植物類の煎じ液を含む新規なハーブソフトドリンクを提供する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、健康を保護するハーブソフトドリンクの開発に関する。
【背景技術】
【0002】
ダイエットすなわち食事療法が、ヘルスケアプログラムにおける最新のトレンドとして出現してきている。多くの疾患がもし正しい食事タイプを処方されれば防止できるので、今世紀においては医師よりも食事療法指導者(ダイエッティシャン)が多くなるであろうと現在言われている。我々の生活にハーブ類がますます浸透してきているので、新しい習慣を形成するよりも既存の習慣を変えるほうが容易である。天候や個人の年齢や生まれつきの性質に合った種類の食品ならびにドリンク類を消費することが、ますます科学的にも保証されかつ注目を集めている。地域ごとのばらつきがあるもののさまざまな地方で一般的な、豊かでかつ多岐にわたる伝統的食習慣が現在、健康を保護し/促進していることがわかっている。1000種を超える異なる種類のアルコール飲料類、ソフトドリンク類、飲み物や医療用ドリンク類が、インドでは伝統的に摂取されている。しかし、外からのさまざまなドリンク類の導入により、残念ながら、ほとんどが植物に基づいている地方特有の飲料の多くが急激に姿を消しており、それらの一部はほとんど忘れられている。この事実を本発明者らは認め、上記飲料の多くについて重要な研究を行い、飲み物についての現代の科学的理解により、ハーブソフトドリンクを設計してきた。このドリンクには、エネルギーとバイタリティを即時に与えることの他に肝保護性、抗酸化性でかつ免疫増強性のような健康を保護しかつ促進する多くの属性が強化されている。これらの性質は、適切な薬理学的研究と臨床研究により立証され/実証されてきた。前記ドリンクは利尿性があり他の夏用ソフトドリンク類と同様にクーリング効果を有している。この結果は、ハーブ代替え品と入手可能性という観点から消費者にとってはうれしいことであろう。
【0003】
主要成分“Balarishta(バラリシュタ)”と発酵基剤としてのジャッガリー、Elettaria cardamomum(エレタリア・カルダモマム),Withania somniferaおよびWoodfordia fruticosa(ウッドフォルディア・フルチコサ)を含む他に11種の成分類を有する“Sida cordifolia(シダ・コルディフォリア)”について、Bhaishjya Ratnavali/Vatvyadhiyadhikarを参考にすると、これが泌尿器系疾患の治療によいと勧められており理想的な強壮薬である。
【0004】
アーユルベータの古典的本である“Charak Samhita”、Sutrasthan Chapt−4を参照にすれば、Sida種がVrinhaneeyaとBalya性のゆえに使用されており、いいかえると、それが体組織に栄養を与え体重を増やし強壮薬として作用すると述べている。
【0005】
本Dhanvantari Nighantooを参考にすれば、Sida種がVarishyam、Balyam,Raktapittam Kshayam Hanti,Bala ojavardhyatiyapiのために記載されており、それが性欲亢進性、強壮、出血性疾患に抵抗性で、バイタリティおよび免疫性を改善することを意味している。
【0006】
本“Bhav Prakash Nighantoo”を参考にすると、Sida種がBal−Kantikaritとして考えられること、すなわち、バイタリティと元気を向上させる。
【0007】
“Vitis vinifera”について古典的アーユルベーダ本“Laghutrayi”−Sharangdhar Samhita/Madhyam Khand/Chapt−10を参考にすると、 これが、主要成分“Draksharishta(ドラクシャリシュタ)”と発酵基剤としてのジャッガリー、Elettaria cardamomum,CinnamomumおよびWoodfordia fruticosaを含む10種のマイナー成分類を含み、“Urahkshat(ウラクシャット)”すなわち肺結核(進行期肺結核)が適応症である。
【0008】
米国特許6、375、992を参照にすれば、哺乳類皮膚に水を含ませる成分がレッドグレープ抽出物を含む。
【0009】
“Withania somnifera”についてアーユルベータ処方の古典的本であるBhaishjya Ratanavali/Murchcha Rogadhikarを参考にすれば、これは、主要成分“Aswagandharishta(アスワガンダリシュタ)”と、発酵基剤であるジャッガリー、Ellettaria cardamomum、Cinnamomum,Glycyrrhiza glabra(グリシルヒザ・グラブラ)およびWoodfordia fruticosaを含む28種の成分を他に含み、それは、全身虚弱と脱力、緊張および不安の緩和のために処方される。
【0010】
ウェブサイトhttp://www.globalnutrients.net/herbal_powders_information.htmを参考にすれば、Withania somniferaがインドでは最も広く使用されているトランキライザーのひとつであり、中国でのニンジンと同様の重要な地位を占めている。それは、繁殖神経系に主に作用し、身体に若返り効果を有しており、バイタリティを改善しかつ慢性疾患からの回復を補佐する。
【0011】
“Boerhaavia diffusa”についてはBhaishjya Ratnavali/Shoth Rogadhikarを参考にすれば、これは、主要成分“Punarnavarishta(プナルナバリシュタ)”と他に発酵基剤としてのジャッガリー、Sida cordifolia、Tinospora cordifoliaおよびWoodfordia fruticosaを含む17種の成分を他に含み、利尿活性のために使用され浮腫と腹水治療に適応がある。
【0012】
ウェブサイトhttp://www.drlindaberry.com/products/metagenics/mics.htmを参考にすれば、肝疾患のためのハーブ処方Liv.52TMがPhyllanthus niruri(フィランツス・ニルリ)/P.amarus(P.アマラス),Boerhaavia diffusaおよびTinospora cordifoliaを他のいくつかの薬草とともに含んでいる。
【0013】
“Tinospora cordifolia”についてのBhaishjya Ratnavali/Jwaradhikarを参考にすれば、これは、主要成分“Amritarishta(アムリタリシュタ)”と他に発酵基剤としてのジャッガリー、Elettaria cardamomum,CinnamomumおよびWoodfordia fruticosaなど13種の成分を含み、発熱および末梢神経炎の治療に適応がある。
【0014】
ウェブサイトhttp://www.herbpatch.com/herbs&7.htmを参考にすれば、アーユルベーダ処方SKN−AVに他の薬草とともに使用されているTinospora cordifoliaが、体、特に皮膚をバランスの取れた状態に回復させる。
【0015】
米国特許5、886、029を参考にすれば、糖尿病治療用医薬組成物が、Tinospora cordifoliaおよびcinnamomum tamala(シンナモマム・タマラ)を他のいくつかの成分とともに含む。
【0016】
米国特許6,136、316を参考にすれば、急性B型およびE型肝炎ウイルス感染を治療するための肝保護性組成物が、Phyllanthus amarus、Tinospora cordifoliaおよびBoerhavia diffusaを含む。
【0017】
皮膚疾患治療について米国特許5、693、327を参考にすれば、皮膚疾患治療用ハーブ組成物が、Tinospora cordifolia、Glycyrrhiza glabraおよびPhyllanthus emblica(フィランツス・エンブリカ)から選択した少なくとも1種を他の列挙植物とともに含む。
【0018】
AIDS、インフルエンザ、結核、肝炎および他の免疫不全を予防しかつ治療するためのアーユルベーダ組成物は、Tinospora cordifolia,Phyllanthus nirurii,phyllanthus emblicaを他の植物成分とともに含む。
【0019】
米国特許5、683、3698を参考にすれば、関節炎関連症状を緩和するための処方が、他の成分とともにTinospora cordifoliaとWithania somniferaを含む。
【0020】
米国特許6,153、198を参考にすれば、Withania somniferaアルコールエクストラクトが使用者に対して認知効果を示し学習を促進する。
【0021】
米国特許5,494、668を参考にすれば、リウマチと変形性関節炎のような筋肉骨格疾患を治療するための組成物が他の植物抽出物とともにAswagandha(アスワガンジャ)−withania somniferaの抽出物を含む。
【0022】
ウェブサイト HYPERLINK "http://www.h" http://www.holistichealthplus.com/HT/hepatitis.htmを参考にすれば、強力な肝保護性を有するハーブ類が解毒のために添加され、胆汁産生と流動を促進し、さらに、肝組織に栄養を与え修復させる。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0023】
本発明の主要目的は、免疫増強性、抗酸化性、肝保護性、抗疲労性、抗ストレス性のハーブソフトドリンクを発明することである。
本発明の別の目的は、前記バーブ健康飲料が、即時にエネルギーを与え、疲労に戦えることです。
本発明のさらに別の目的は、いくつかの一般的に入手できるインド薬草を含むハーブ健康飲料を作製することである。
さらに本発明の目的は、前記ハーブ健康飲料がソフトドリンクの利点を全て有するのにその欠点はことごとく有していないことである。
さらに本発明の目的は、強力な抗酸化性、免疫修飾性、肝保護性で利尿性を有するジャッガリーを基剤とするハーブソフトドリンクを開発することである。
【課題を解決するための手段】
【0024】
本発明は、健康保護と予防のため、限定するわけではないが特に抗酸化性、免疫増強、肝保護、強心、利尿、消化、胆汁分泌促進性、神経鎮静の性質を有するSida種、Vitis vinifera、Withania somnifera、Boerhaavia diffusaおよびTinospora cordifoliaから選択された植物の煎じ液を含む新規なハーブソフトドリンクを提供する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0025】
本発明は、発酵剤であるジャッガリーと炭酸水とともにSida sps.,Boerhaavia diffusa、Vitis vinifera、Tinospora cordifoliaおよびWithania somniferaから選択されたハーブ類の混合物から得られた濃縮ハーブエクストラクトを含むハーブソフトドリンクを提供する。
【0026】
本発明の態様において、前記粉末混合物中のSita sps.:Boerhaavia diffusa:Vitis vinifera:Tinospora cordifolia:Withania somniferaの百分率は、15乃至20:5乃至10:15乃至20:5乃至10:5乃至10の範囲である。
【0027】
本発明の別の態様において、ジャッガリー:濃縮ハーブエクストラクトのw/w比は、1:3乃至1:4の範囲である。
【0028】
さらに本発明の態様において、使用した発酵剤は、Sacromyces株およびWoodfordia fructoseの花類である。
【0029】
本発明のさらに別の態様において、添加した発酵剤の百分率は、4乃至16の範囲である。
【0030】
本発明のさらに別の態様において、炭酸水:濃縮エクストラクト、ジャッガリーおよび発酵剤の混合物のw/w比は、1:3乃至1:5の範囲である。
【0031】
さらに本発明の別の態様において、前記ソフトドリンクは、抗酸化、肝保護、強心、利尿、消化、胆汁分泌促進、神経鎮静および免疫増強性を提供する。
【0032】
さらに本発明の態様において、前記ソフトドリンク中の総固形分は、30−40%の範囲である。
【0033】
本発明はまた、抗酸化、肝保護、強心、利尿、消化、胆汁分泌促進、神経鎮静および免疫増強性を有するハーブソフトドリンクを調製するプロセスを提供し、前記プロセスは、
(a)Phyllanthus sps.,Glycyrrhiza glabra,Boerhaavia diffusa、Vitis vinifera、 Tinospora cordifoliaおよびWithania somniferaの植物部分を得ること;
(b)前記植物部分を破砕しかつそれらを混合して、粉末混合物を得ること;
(c)水を段階(b)の前記粉末混合物に添加し、水抽出物を得ること;
(d)段階(c)の前記水抽出物を濃縮すること;
(e)段階(d)の前記濃縮抽出物をろ過すること;
(f)段階(e)の前記ろ過抽出物にジャッガリーを混合すること;
(g)段階(f)の前記混合物にSacromyces株と発酵剤類を添加すること;
(h)段階(g)の前記混合物を3乃至6日間の範囲の期間発酵させること;
(i)段階(h)の前記発酵混合物をろ過すること;
(j)段階(i)の前記発酵ろ液を濃縮し、原液を得ること;および
(k)段階(j)の前記原液を炭酸水と、w/w比で1:3乃至1:5で混合し、ハーブソフトドリンクを得ること、
を含む。
【0034】
本発明の態様において、使用した植物部分は、葉、茎、根、果実および植物全体から構成される群から選択される。
【0035】
本発明の別の態様において、段階(b)において、前記粉末混合物中のSita sps.:Boerhaavia diffusa:Vitis vinifera:Tinospora cordifolia:Withania somniferaの百分率は、15乃至20:5乃至10:15乃至20:5乃至10:5乃至10の範囲である。
【0036】
本発明の別の態様において、段階(c)において、粉末混合物に添加された水のw/w比は、5:1乃至10:1の範囲である。
【0037】
さらに本発明の態様において、段階(d)において水抽出物が、そのもともとの容量の1/3乃至1/4にまで濃縮される。
【0038】
さらに本発明の態様において、段階(f)において、ジャッガリー:ろ過抽出物のw/w比は、1:3乃至1:4の範囲である。
【0039】
さらに本発明の別の態様において、段階(g)において、使用した発酵剤は、Sacromyces株およびWoodfordia fructoseの花類から選択される。
【0040】
本発明のさらに別の態様において、段階(j)において、発酵ろ液は、そのもともとの容量の4/5乃至1/5に濃縮される。
【0041】
本発明の1態様において、のどの渇きを潤しクーリング効果のためのハーブソフトドリンクが提供される。
【0042】
本発明の別の態様において、さらにPhyllanthus sps.、Glycyrrhiza glabraを肝保護活性のために含むハーブソフトドリンク組成物が提供される。
【0043】
さらに本発明の別の態様において、Glycyrrhiza glabraをストレス下の消化管状態を改善するために含むハーブソフトドリンク組成物が提供される。
【0044】
さらに本発明の別の態様において、Cinnamomum sps.をアロマ改善のために含むハーブソフトドリンク組成物が提供される。
【0045】
さらに本発明の1態様において、使用した植物が、抗酸化性を有する。
さらに本発明の別の態様において、使用した植物が、肝保護性を有する。
【0046】
さらに本発明の1態様において、使用した植物が、不安解消性質を有する。
【0047】
さらに本発明の別の態様において、使用した植物は、心脈管系毒性を全く有していない。
【0048】
さらに本発明の態様において、使用した植物が利尿性を有している。
さらに本発明の別の態様において、使用した植物が無毒である。
【実施例】
【0049】
実施例1
Sida sps. 15%
Boerhaavia diffusa 10%
Vitis vinifera 15%
Tinospora cordifolia 5%
Withania somnifera 5%
Woodfordia fruticosa 5%
ジャッガリー 34%
水 煎じ液100mlを調製するために必要な量
【0050】
実施例2
Sida sps. 18%
Boerhaavia diffusa 8%
Vitis vinifera 20%
Tinospora cordifolia 5%
Withania somnifera 10%
Woodfordia fruticosa 5%
ジャッガリー 30%
水 煎じ液100mlを調製するために必要な量
【0051】
実施例3
Sida sps. 20%
Boerhaavia diffusa 5%
Vitis vinifera 15%
Tinospora cordifolia 6%
Withania somnifera 5%
Woodfordia fruticosa 5%
ジャッガリー 40%
水 煎じ液100mlを調製するために必要な量
【0052】
実施例4
Sida sps. 18%
Boerhaavia diffusa 10%
Vitis vinifera 20%
Tinospora cordifolia 6%
Withania somnifera 7%
Woodfordia fruticosa 10%
ジャッガリー 35%
水 煎じ液100mlを調製するために必要な量
【0053】
実施例5
Sida sps. 20%
Boerhaavia diffusa 10%
Vitis vinifera 20%
Tinospora cordifolia 5%
Withania somnifera 5%
Woodfordia fruticosa 5%
ジャッガリー 30%
水 煎じ液100mlを調製するために必要な量
【0054】
実施例6
Sida sps. 18%
Boerhaavia diffusa 10%
Vitis vinifera 20%
Tinospora cordifolia 5%
Withania somnifera 5%
Woodfordia fruticosa 10%
ジャッガリー 30%
水 煎じ液100mlを調製するために必要な量
【0055】
実施例7
Sida sps. 15%
Boerhaavia diffusa 5%
Vitis vinifera 15%
Tinospora cordifolia 5%
Withania somnifera 5%
Woodfordia fruticosa 5%
ジャッガリー 30%
水 煎じ液100mlを調製するために必要な量
【0056】
実施例8
Sida sps. 15%
Boerhaavia diffusa 5%
Vitis vinifera 20%
Tinospora cordifolia 8%
Withania somnifera 8%
Woodfordia fruticosa 8%
ジャッガリー 30%
水 煎じ液100mlを調製するために必要な量
【0057】
【表1】

【0058】
【表2】

【0059】
【表3】

【0060】
【表4】

【0061】
結論
ハーブ調製物は、in vitroでSOD様活性を示しラジカルを消滅させる能力を示したが、それは、この調製物存在下でMDAレベルに全く変化がないことからわかる。またこの調製物は、in vitroで抗酸化能を有していることがわかった。
注意:SOD:スーパーオキサイドディスムターゼ;TBARS:チオバルビツール酸反応物質類およびMDA:マロンジアルデヒド
【0062】
【表5】

【産業上の利用可能性】
【0063】
1.ソフトドリンクが純粋なハーブである。
2.健康の保護および予防用、限定されるわけではないが特に、抗酸化、免疫増強性、肝保護性、強心、利尿、消化性、胆汁分泌促進、神経鎮静を有するソフトドリンク。
3.ソフトドリンクは、即時にエネルギーを与え疲労に戦える。
4. Sida sps.,Vitis vinifera、Withania somnifera、Boerhaavia diffusaおよびTinospora cordifoliaから選択された2種以上の植物煎じ液を含むソフトドリンク。
5.開発されたソフトドリンクは、無害である。
6.このソフトドリンクは、化学保存剤または着色剤が全く使用されていない。
7.ソフトドリンクは、鉄分の良好な供給源である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ジャッガリー、発酵剤、および炭酸水とともにSida sps.(シダスピーシズ),Boerhaavia diffusa(ボエルハーヴィア・ディフィーザ)、Vitis vinifera(ビチス・ビニフェラ)、Tinospora cordifolia(チノスポラ・コルディフォリア)およびWithania somnifera(ウイサニア・ソムニフェラ)から選択されたハーブ類の混合物から得られた濃縮ハーブエクストラクトを含むハーブソフトドリンク。
【請求項2】
前記粉末混合物中のSita sps.(シタ・スピーシズ):Boerhaavia diffusa:Vitis vinifera:Tinospora cordifolia:Withania somniferaの百分率が、15乃至20:5乃至10:15乃至20:5乃至10:5乃至10の範囲である請求項1に記載のハーブソフトドリンク。
【請求項3】
ジャッガリー:濃縮ハーブエクストラクトのw/w比が、1:3乃至1:4の範囲である請求項1に記載のハーブソフトドリンク。
【請求項4】
使用した発酵剤が、Sacromyces(サクロマイセズ)株およびWoodfordia fructose(ウッドフォルディア・フルクトース)の花類である請求項1に記載のハーブソフトドリンク。
【請求項5】
添加した発酵剤の百分率が、4乃至16の範囲である請求項4に記載のハーブソフトドリンク。
【請求項6】
炭酸水:濃縮エクストラクト、ジャッガリーおよび発酵剤の混合物のw/w比が、1:3乃至1:5の範囲である請求項1に記載のハーブソフトドリンク。
【請求項7】
前記ソフトドリンクが、抗酸化、肝保護、強心、利尿、消化、胆汁分泌促進、神経鎮静および免疫増強性を付与する請求項1に記載のハーブソフトドリンク。
【請求項8】
前記ソフトドリンク中の総固形分は、30−40%の範囲である請求項1に記載のハーブソフトドリンク。
【請求項9】
抗酸化、肝保護、強心、利尿、消化、胆汁分泌促進、神経鎮静および免疫増強性を有するハーブソフトドリンクを調製するプロセスで、前記プロセスが、
(a)Sida sps,Boerhaavia diffusa、Vitis vinifera、Tinospora cordifoliaおよびWithania somniferaの植物部分を得ること;
(b)前記植物部分を破砕しかつそれらを混合して、粉末混合物を得ること;
(c)水を段階(b)の前記粉末混合物に添加し、水抽出物を得ること;
(d)段階(c)の前記水抽出物を濃縮すること;
(e)段階(d)の前記濃縮抽出物をろ過すること;
(f)段階(e)の前記ろ過抽出物にジャッガリーを混合すること;
(g)段階(f)の前記混合物にSacromyces株と発酵剤類を添加すること;
(h)段階(g)の前記混合物を3乃至6日間の範囲の期間発酵させること;
(i)段階(h)の前記発酵混合物をろ過すること;
(j)段階(i)の前記発酵ろ液を濃縮し、原液を得ること;および
(k)段階(j)の前記原液を炭酸水と、w/w比で1:3乃至1:5で混合し、ハーブソフトドリンクを得ること、
を含む。
【請求項10】
使用した植物部分が、葉、茎、根、果実および植物全体から構成される群から選択される請求項10に記載のプロセス。
【請求項11】
段階(b)において、前記粉末混合物中のSita sps.:Boerhaavia diffusa:Vitis vinifera:Tinospora cordifolia:Withania somniferaの百分率が、15乃至20:5乃至10:15乃至20:5乃至10:5乃至10の範囲である請求項10に記載のプロセス。
【請求項12】
段階(c)において、前記粉末混合物に添加された水のw/w比が、5:1乃至10:1の範囲である請求項10に記載のプロセス。
【請求項13】
段階(d)において前記水抽出物が、そのもともとの容量の1/3乃至1/4にまで濃縮される請求項10に記載のプロセス。
【請求項14】
段階(f)において、ジャッガリー:ろ過抽出物のw/w比が、1:3乃至1:4の範囲である請求項10に記載のプロセス。
【請求項15】
段階(j)において、使用した前記発酵剤が、Sacromyces株およびWoodfordia fructoseの花類から選択される請求項10に記載のプロセス。
【請求項16】
段階(i)において、前記発酵ろ液が、そのもともとの容量の4/5乃至1/5に濃縮される請求項10に記載のプロセス。

【公表番号】特表2006−515850(P2006−515850A)
【公表日】平成18年6月8日(2006.6.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−561710(P2004−561710)
【出願日】平成14年12月20日(2002.12.20)
【国際出願番号】PCT/IB2002/005558
【国際公開番号】WO2004/056382
【国際公開日】平成16年7月8日(2004.7.8)
【出願人】(505185709)カウンシル オブ サイエンティフィック アンド インダストリアル リサーチ (35)
【Fターム(参考)】