説明

イミノピリジン誘導体およびその用途

【課題】選択的α1Dアドレナリン受容体拮抗作用を有し、下部尿路疾患等の予防または治療剤として有用なイミノピリジン誘導体を提供すること。
【解決手段】式
【化38】


〔式中、各記号は明細書本文と同意義である〕で表される化合物またはその塩。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】

【化1】


〔式中、
環A−は、少なくとも1個の置換基Rを有し、さらに置換基を有していてもよい芳香環基を示し、
は、
(1) 式−S(O)(Rは水素原子、置換基を有していてもよい炭化水素基または置換基を有していてもよいアミノ基を、nは0ないし2の整数を示す)で表される基、
(2) 置換基を有していてもよい非芳香族含窒素複素環基、
(3) 置換基を有していてもよいカルバモイル基、
(4) 置換基を有していてもよいカルバモイルで置換されたアミノ基、
(5) アルコキシカルボニル基、および
(6) ヒドロキシで置換されたアルキル基
から選ばれる基を、
は、水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、置換基を有していてもよい炭化水素基、アシル基、置換基を有していてもよい複素環基、置換基を有していてもよいアミノ基、置換基を有していてもよいヒドロキシ基または置換基を有していてもよいメルカプト基を示す〕で表される化合物(ただし、
5-クロロ-1-{4-[(ジメチルアミノ)スルホニル]ベンジル}-2-イミノ-1,2-ジヒドロピリジン-3-カルボキサミド、
5-クロロ-1-[3-(1-ヒドロキシ-1-メチルエチル)ベンジル]-2-イミノ-1,2-ジヒドロピリジン-3-カルボキサミド、
メチル 3-{[3-(アミノカルボニル)-5-クロロ-2-イミノピリジン-1(2H)-イル]メチル}ベンゾアート、
1-[3-(アミノカルボニル)ベンジル]-5-クロロ-2-イミノ-1,2-ジヒドロピリジン-3-カルボキサミド、
5-クロロ-1-[4-クロロ-2-(メチルスルホニル)ベンジル]-2-イミノ-1,2-ジヒドロピリジン-3-カルボキサミド、
5-クロロ-2-イミノ-1-[4-(メチルスルホニル)ベンジル]-1,2-ジヒドロピリジン-3-カルボキサミド、
5-クロロ-2-イミノ-1-[2-メトキシ-5-(メチルスルホニル)ベンジル]-1,2-ジヒドロピリジン-3-カルボキサミド、
5-クロロ-1-[2-クロロ-4-(メチルスルホニル)ベンジル]-2-イミノ-1,2-ジヒドロピリジン-3-カルボキサミド、
5-クロロ-1-{3-クロロ-5-[(メチルアミノ)カルボニル]ベンジル}-2-イミノ-1,2-ジヒドロピリジン-3-カルボキサミド、
5-クロロ-1-[2-クロロ-5-(メチルスルホニル)ベンジル]-2-イミノ-1,2-ジヒドロピリジン-3-カルボキサミド、
1-[3-(アミノカルボニル)-5-クロロベンジル]-5-クロロ-2-イミノ-1,2-ジヒドロピリジン-3-カルボキサミド、
5-クロロ-2-イミノ-1-[3-(メチルスルホニル)ベンジル]-1,2-ジヒドロピリジン-3-カルボキサミド、および
5-クロロ-2-イミノ-1-(3-モルホリン-4-イルベンジル)-1,2-ジヒドロピリジン-3-カルボキサミド
を除く)またはその塩。
【請求項2】
環A−が、
【化2】


〔式中、Rは請求項1記載と同意義を、Rはハロゲン原子または置換基を有していてもよいアルキル基を示す〕
で表される基である、請求項1記載の化合物。
【請求項3】
環A−が、
【化3】


〔式中、Rは請求項1記載と同意義を、Rはハロゲン原子または置換基を有していてもよいアルキル基を示す〕
で表される基であり、かつ
が、ハロゲン原子またはC1−6アルキル基である、請求項1記載の化合物。
【請求項4】
環A−が、
【化4】


〔式中、R15は、(1)ハロゲン原子、(2)1ないし3個のハロゲン原子を有していてもよいC1−6アルコキシ基、または(3)置換基を有していてもよいアルキル基を、mは0ないし2の整数を、その他の記号は請求項1記載と同意義を示す〕
で表される基である、請求項1記載の化合物。
【請求項5】
環A−が、
【化5】


〔式中の各記号は請求項1記載と同意義を示す〕
で表される基である、請求項4記載の化合物。
【請求項6】

【化6】


〔式中、
環A−は、少なくとも1個の置換基R10を有し、さらに置換基を有していてもよい芳香環基を示し、
10は、
(1) 式−S(O)30(R30は、置換基を有していてもよい非芳香族含窒素複素環基を、nは0ないし2の整数を示す)で表される基、
(2) アルコキシカルボニルアミノ基、
(3) アルキルスルホニルアミノ基、および
(4) アルキルカルボニルアミノ基
から選ばれる基を、
20は、水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、置換基を有していてもよい炭化水素基、アシル基、置換基を有していてもよい複素環基、置換基を有していてもよいアミノ基、置換基を有していてもよいヒドロキシ基または置換基を有していてもよいメルカプト基を示す〕で表される化合物またはその塩。
【請求項7】
5-クロロ-1-[5-クロロ-2-(メチルスルホニル)ベンジル]-2-イミノ-1,2-ジヒドロピリジン-3-カルボキサミドまたはその塩。
【請求項8】
5-クロロ-1-[5-クロロ-2-(メチルスルフィニル)ベンジル]-2-イミノ-1,2-ジヒドロピリジン-3-カルボキサミドまたはその塩。
【請求項9】
5-クロロ-1-[5-フルオロ-2-(メチルスルホニル)ベンジル]-2-イミノ-1,2-ジヒドロピリジン-3-カルボキサミドまたはその塩。
【請求項10】
5-クロロ-1-[2-(エチルスルホニル)-5-フルオロベンジル]-2-イミノ-1,2-ジヒドロピリジン-3-カルボキサミドまたはその塩。
【請求項11】
5-クロロ-1-(5-クロロ-2-スルファモイルベンジル)-2-イミノ-1,2-ジヒドロピリジン-3-カルボキサミドまたはその塩。
【請求項12】
5-クロロ-1-[5-クロロ-2-(2-オキソピロリジン-1-イル)ベンジル]-2-イミノ-1,2-ジヒドロピリジン-3-カルボキサミドまたはその塩。
【請求項13】
請求項1記載の化合物または請求項6記載の化合物のプロドラッグ。
【請求項14】
請求項1記載の化合物またはそのプロドラッグあるいは請求項6記載の化合物またはそのプロドラッグを含有してなる医薬。
【請求項15】
α1Dアドレナリン受容体拮抗剤である請求項14記載の医薬。
【請求項16】
下部尿路疾患の予防または治療剤である請求項14記載の医薬。
【請求項17】
哺乳動物に請求項1記載の化合物またはそのプロドラッグあるいは請求項6記載の化合物またはそのプロドラッグの有効量を投与することを特徴とする、哺乳動物における下部尿路疾患の予防または治療方法。
【請求項18】
下部尿路疾患の予防または治療剤を製造するための請求項1記載の化合物またはそのプロドラッグあるいは請求項6記載の化合物またはそのプロドラッグの使用。

【公表番号】特表2011−518766(P2011−518766A)
【公表日】平成23年6月30日(2011.6.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−541619(P2010−541619)
【出願日】平成21年4月22日(2009.4.22)
【国際出願番号】PCT/JP2009/058434
【国際公開番号】WO2009/131245
【国際公開日】平成21年10月29日(2009.10.29)
【出願人】(000002934)武田薬品工業株式会社 (396)
【Fターム(参考)】