説明

インテリジェントネットワーク及び関連装置にアクセスするための方法及びシステム

本発明は、インテリジェントネットワークにアクセスするための方法を開示する。本発明によると、ユーザ入力情報は、音声周波数信号生成装置に事前に記憶され、音声周波数信号復調ユニットは、SSP/AIPに事前に設置される。アクセス過程は:ユーザ端末が音声周波数信号生成装置によって送信されるユーザ入力情報を含む音声周波数信号を受信し、通信ネットワークを介してSSP/AIP装置に信号を転送し、SSP/AIP装置の音声周波数信号復調ユニットは、音声周波数信号を復調し、インテリジェントネットワークのSCPに復調ユーザ入力情報を送信し、SCPは、ユーザ入力情報に従ってインテリジェントネットワークにアクセスするためにユーザ端末を制御する。本発明は、インテリジェントサービスにアクセスするためにユーザの操作過程をシンプルにし、ユーザにとって便宜となる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、通信ネットワークアクセス技術に関し、具体的には、インテリジェントネットワークにアクセスするための方法に関する。
【背景技術】
【0002】
インテリジェントネットワークは、1992年にCCITTによって標準化された概念である。それは、高速で、便利で、フレキシブルで、経済的で、かつ極めて効率的な方法で各種新規サービスを創り出し、かつアクセスすることができるシステムである。インテリジェントネットワークの目的は、全ての通信ネットワークにサービスを提供することである。
【0003】
図1は、インテリジェントネットワークの基本アーキテクチャを図示する概略図であり、ユーザ端末101、通信ネットワーク110、サービススイッチポイント/拡張インテリジェント周辺装置(SSP/AIP)120、及びサービス制御ポイント(SCP)130を具備する。
【0004】
ここで、ユーザ端末101は、固定電話装置又は携帯電話にすることができ、通信ネットワーク110は、公衆交換電話網(PSTN)、又はGSMやCDMA等の無線通信ネットワークにすることができる。
【0005】
SSPは、呼出プロセス機能及びサービススイッチ機能にアクセスする働きをする。AIPは、インテリジェントサービスの達成を支援する特別な資源であり、一般に、例えば音声合成、プレイアナウンス、デュアルトーン多重周波数ダイアル受信、声認識等の声機能を有する。AIPは、別個の物理装置、又はSSPの一部にすることができる。
【0006】
SCPは、インテリジェントネットワークの中核となる機能的な部分である。それは、ユーザデータ及びサービスロジックを記憶する働きをし、その主な機能は、SSPから問合せ情報を受信し、データベースに問合せをし、各種復号化プロシージャを遂行することである。同時に、SSPによって報告される呼出イベントに従って各種サービスロジックをアクティブにし、各種インテリジェント呼出(intelligent call)にアクセスするためにサービスロジックに従って対応するSSPに呼出制御命令を送信することもできる。
【0007】
最近、インテリジェントネットワークは、フリーダイヤル(FPH)、アカウントカード通話(ACC)、仮想プライベートネットワーク(VPN)サービス、多方面請求サービス(versatile billing service)、広域セントレックス(WAC)サービス、ユニバーサルパーソナル遠隔通信(UPT)、オンライン緊急電話サービス、大規模呼出サービス(MAS)、フリーダイヤル転送サービス、及び個人化されたサービス(personalized service)を含む各種多数のサービスを開始することができる。
【0008】
ここで、ACCサービスは、任意のデュアルトーン電話装置での通話をそのユーザに許可し、特定のアカウントで通話料を請求し、この特定のアカウントは、アカウントカードの連続番号に含まれる。ユーザがACCサービスを使用する時、ユーザは最初に、ACCサービスが及ぶエリアにおける任意のデュアルトーン電話装置上でアクセス番号をダイアルし、その後声プロンプトに従って電話装置上でユーザのカード番号及び対応するパスワードをダイアルする。システムがカード番号及びパスワードをチェック及び確認した後、ユーザは、通常の通話と同様に、呼出番号をダイアルすることができる。例えば、カード200、カード201、カード300、IPカード、及びYitong cardは全て、ACCサービスのパスワードに属する。
【0009】
ここで、カード200を例にとる。以下の操作は、サービス200へアクセスするために実行される。
1.ユーザが200をダイアルすると、「サービス200を自由にお使い下さい。あなたのカード番号を入力してください。」という声プロンプトがなされる。
2.ユーザが10桁又は10桁を超えるカード番号をダイアルすると、「あなたのパスワードを入力してください。」という声プロンプトがなされる。
3.ユーザが6桁又は6桁を超えるパスワードをダイアルすると、「呼出番号をダイアルしてください。」という声プロンプトがなされる。
4.ユーザが呼出番号をダイアルする。
【0010】
サービス200にアクセスする時、ユーザは、長い一連のカード番号及びパスワード番号をダイアルしなければならず、ユーザがダイアル過程で失敗すれば再度これらの番号をダイアルしなければならないのは明らかであり、この種類のサービスを使用するのに面倒である。
【0011】
同様な問題は、インテリジェントネットワークによって提供される多方面請求サービスにも存在する。簡単にいうと、多方面請求サービスは、インテリジェントネットワークがユーザに支払いアカウントを提供し、このアカウントで、ユーザが水道代、電気代、オンラインショッピング費等を含む料金を支払うことができることにある。ユーザが多方面請求サービスを使用する時、この多方面請求サービスが及ぶエリアにおける任意のデュアルトーン電話装置でアクセス番号をダイアルすることができ、そして電話装置上で声プロンプトに従ってユーザの支払い入力、アカウント番号、及び対応するパスワードを入力する。ダイアルしたアカウント及びパスワードがチェック及び確認されると、システムは、関連する請求オペレーションを実行する。以下のオペレーションは、サービスにアクセスするために実行される。
1.ユーザは、多方面請求サービスのアクセス番号をダイアルし、声プロンプトに従ってユーザの支払い入力を選択する。
2.ユーザがアカウント番号をダイアルした後、「あなたのパスワードをダイアルしてください。」という声プロンプトがなされる。
3.ユーザがパスワードをダイアルした後、システムは、ユーザの支払い入力に対する料金を問合せ、対応するオペレーションを実行し、支払い状況をユーザに通知する。
【0012】
故に、ユーザが多方面請求サービスにアクセスする時、ユーザのアカウント番号を正確に記憶し、長い一連のアカウント番号及びパスワードをダイアルする必要があり、ユーザがダイアルを失敗すれば再度これらの番号をダイアルしなければならない。故に、多方面請求サービスを使用するのに面倒である。
【0013】
さらに、UPTサービスのような他のサービスの場合、ユーザは、アカウント番号、ユニバーサル番号(universal number)、及びパスワードを含む関連情報をも記憶し、サービス登録のために上記情報を手動で入力しなければならない。例えば、あるユーザが複数の通信端末及び番号を所有する状態により出現したUPTサービスの場合、ユーザは、複数の通信端末番号をUPTサービスの単一番号に関連付けて他のユーザをこの番号だけで見分けることができる。ある者がこの番号をダイアルする時、UPTサービスは、この番号をユーザの関連付けられた実際の番号に変える。
【0014】
UPTサービスは、ユーザの通信装置の番号をUPTサービスの番号に関連付ける機能をユーザに提供する。この機能を実行する従来プラクティスは、ユーザがUPTサービスにアクセスする番号をダイアルし、ユーザのUPTサービス番号及びパスワードを入力し、声プロンプトに従って番号関連プロシージャを実行するものである。この関連過程は、UPTサービス登録過程と呼ばれる。
【0015】
この登録プラクティスは、操作が複雑であり、ユーザは、アクセス番号、UPTサービス番号、及びパスワードを含む関連情報を記憶及び入力しなければならない。
【0016】
UPTサービスの手動ダイアル登録は、ユーザが、現在の呼出番号及びUPTサービス番号を関連付ける操作を達成するために、UPTサービスのアクセス番号を手動でダイアルし、そして声プロンプトに従ってUPTサービスの番号及びパスワードをダイアルすることにある。
【0017】
UPTサービスの手動ダイアル登録は、以下の問題をもたらす。
1.電話装置登録のための手動ダイアルの技術スキームは、UPTサービスアクセス番号等の関連情報を記憶するようユーザに要求し、ユーザにとってさらに記憶する負担をもたらす。
2.電話装置登録のための手動ダイアルの技術スキームは、サービスアクセス番号、サービス番号、及びパスワード等のUPTサービス情報を手動で入力するようユーザに要求する。故に、操作が複雑であり、操作過程で入力ミスの可能性が存在し、使用にあたり不都合となる。
3.電話装置登録のための手動ダイアルの技術スキームは、ユーザのUPTサービス番号及びパスワードを手動で入力するようユーザに要求するので、セキュリティが手薄である。番号がダイアル過程でピークとなり、番号が盗まれる結果となりうる。
【0018】
故に、インテリジェントネットワークにアクセスする過程において、ユーザが操作中に多くの情報を記憶しなければならないような問題が存在し、入力操作が面倒で、入力上のセキュリティが低くなる。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0019】
上記に鑑みて、本発明は、ユーザの操作過程をシンプルにし、かつユーザによる利用を容易にするために、インテリジェントネットワークにアクセスする方法を提供する。
【0020】
本発明によると、インテリジェントネットワークにアクセスする方法は、ユーザ端末の外部音声周波数信号生成装置にユーザの入力情報を事前に記憶し、前記インテリジェントネットワークのSSP/AIP装置に音声周波数信号復調ユニットを事前に設置する。サービスアクセス過程は:
A.前記ユーザ端末は、前記音声周波数信号生成装置によって送信され、かつ前記ユーザ入力情報を含む前記音声周波数信号を受信し、通信ネットワークのスイッチング装置に前記信号を送信し;
B.前記スイッチング装置は、前記通信ネットワークを介して前記SSP/AIP装置に前記受信音声周波数信号を送信し;
C.前記SSP/AIP装置の前記音声周波数信号復調ユニットは、ユーザ入力情報を含む受信音声周波数信号を復調し、前記インテリジェントネットワークのSCPに前記復調ユーザ入力情報を送信し;
D.前記SCPは、前記ユーザ入力情報に従って前記インテリジェントネットワークに対して前記ユーザ端末をアクセスさせる;ことを具備する。
【0021】
ここで、前記音声周波数信号生成装置は、DTMF音声周波数信号及びFSK音声周波数信号を生成できる音声周波数信号生成装置にすることができる。
【0022】
前記音声周波数信号生成装置に記憶される前記ユーザ入力情報は、サービスアクセス番号及びサービス登録情報を含む。
【0023】
ユーザがサービス登録のためにインテリジェントネットワークにアクセスする時:
ステップAは:ユーザ端末が、サービスアクセス番号を含む音声周波数信号生成器によって生成されるDTMF音声周波数信号を最初に受信し、通信ネットワークのスイッチング装置に前記信号を送信し、所定時間後、前記ユーザ端末は、サービス登録情報を含む前記音声周波数信号生成器によって生成される前記DTMF音声周波数信号又はFSK音声周波数信号を受信し、通信ネットワークの前記スイッチング装置に前記信号を送信することを具備し;
ステップBは:前記スイッチング装置が、サービスアクセス番号を含む前記DTMF音声周波数信号を受信し、サービスアクセス番号に従ってインテリジェントサービスをトリガし、前記スイッチング装置は、前記インテリジェントサービスに従って、前記通信ネットワークを介してSSP/AIPに前記サービス登録情報を含む前記後に受信されたDTMF音声周波数信号又は前記FSK音声周波数信号を送信することを具備し;
ステップCは:前記SSP/AIP装置の音声周波数信号復調ユニットが、前記サービス登録情報を含む前記受信DTMF音声周波数信号又は前記FSK音声周波数信号を復調し、前記インテリジェントネットワークのSCPに復調サービス登録情報を送信することを具備し;
ステップDは:前記SCPが、前記サービス登録情報に従ってインテリジェントサービス端末として前記ユーザ端末を登録する。
【0024】
あらかじめ音声周波数信号生成装置に記憶される前記サービス登録情報は、前記ユーザの登録番号及びパスワードを含むことができる。登録サービスがUPTサービスであれば、前記ユーザ登録番号は、前記ユーザによって登録されたUPTサービス番号である。
【0025】
ステップDは、前記SCPが前記ユーザの前記受信登録番号及びパスワードを記憶し、インテリジェントサービス端末として前記ユーザ端末を登録することを具備することができる。
【0026】
あらかじめ前記音声周波数信号生成装置に記憶される前記サービス登録情報は、前記ユーザの個人ID及びパスワードを含むことができる。
【0027】
ステップDは:前記SCPが、前記ユーザの前記受信個人ID及びパスワードを記憶し、前記SCPと前記インテリジェントサービスとに記憶される前記ユーザの前記個人IDの間の関係に従って前記インテリジェントサービス端末として前記ユーザ端末を登録することを具備することができる。
【0028】
ステップBは:前記スイッチング装置が、前記サービスアクセス番号を含む前記DTMF音声周波数信号を受信し、前記サービスアクセス番号に従ってインテリジェントサービスをトリガするためにSCPに進む。前記SCPは、前記インテリジェントサービスに従って前記スイッチング装置を制御し、前記インテリジェントサービスに従って前記通信ネットワークを介して前記SSP/AIPに前記サービス登録情報を含む前記後に受信されたDTMF音声周波数信号又は前記FSK音声周波数信号を送信することを具備できる。
【0029】
前記音声周波数信号生成装置は、DTMF信号を生成できる装置又はFSK信号を生成できる装置にでき、この音声周波数信号生成装置に記憶される前記個人入力情報は、前記ユーザ情報を含み、前記ユーザが前記インテリジェントサービスを受信するために前記インテリジェントネットワークにアクセスする時:
ステップAは:
A1.前記ユーザ端末は、前記ユーザの手動によって入力された前記アクセス要求を受信し、前記インテリジェントネットワークの前記通信ネットワークを介して前記SSP/AIPに前記要求を送信し;
A2.前記SSPは、前記アクセス要求に従って前記通信ネットワークを介して前記ユーザ端末でプロンプト情報の一部を送信し;
A3.前記ユーザ端末は、前記音声周波数信号生成装置によって生成され、かつ前記ユーザ情報を含む前記DTMF音声周波数信号又は前記FSK音声周波数信号を受信し、前記通信ネットワークの前記スイッチング装置に前記信号を送信すること;を具備し、
ステップBは:前記スイッチング装置が、前記通信ネットワークを介して前記SSP/AIP装置に前記受信DTMF音声周波数信号又はFSK音声周波数信号を送信することを具備し、
ステップCは:前記SSP/AIP装置の前記音声周波数信号復調ユニットが、前記受信DTMF村政周波数信号又はFSK音声周波数信号を復調し、前記インテリジェントネットワークの前記SCPに前記復調ユーザ情報を送信することを具備し、
ステップDは:前記SCPが、前記アクセス要求に従って前記インテリジェントサービスの一連のアクセス段階を実行することを具備する。
【0030】
ステップDは:前記SCPが、前記受信ユーザ情報に対する認証を実行し、前記認証が成功すると、前記SCPは、前記アクセス要求に従って前記インテリジェントサービスの一連の段階を実行し、前記認証が不成功だと、前記SCPが前記SSPに通知し、前記SSPは、前記通信ネットワークを介して前記ユーザ端末で失敗認証プロンプトを前記ユーザに送信することを具備してもよい。
【0031】
前記方法はさらに、前記インテリジェントネットワークの認証ユニットを設置することを具備でき、前記音声周波数生成装置によって送信される前記DTMF音声周波数信号又はFSK音声周波数信号は、暗号化ユーザ情報を含む音声周波数信号であって;
ステップCは:前記SCPが、前記最後に復調される暗号化ユーザ情報を記録し、前記認証ユニットに前記今回復調した暗号化ユーザ情報と前記最後に復調した暗号化ユーザ情報とを送信し、前記認証ユニットは、前記最後に復調した暗号化ユーザ情報に従って前記今回復調された暗号化ユーザ情報に対する認証を実行し、前記認証が成功すれば、前記認証ユニットは、前記SCPに前記暗号化ユーザ情報を返送し、そうでなければ、前記認証ユニットは、前記SCPに失敗認証メッセージを返送し、前記SCPが前記SSPに通知し、前記SSPは、前記通信ネットワークを介して前記ユーザ端末で前記ユーザに失敗認証プロンプトメッセージを送信することをさらに具備し、
ステップDは:前記SCPが、前記インテリジェントサービスの一連の段階を実行する前に、前記暗号化ユーザ情報を復号化することをさらに具備する。
【0032】
前記認証ユニットは、前記SCP、又はTCP/IPを介して前記SCPとの情報インタラクションを実行する認証サーバにできる。
【0033】
あらかじめ前記音声周波数信号生成装置に記憶される前記ユーザ情報は、前記ACCサービスのカード番号、又は前記ACCサービスの前記カード番号及びパスワードを含むことができる。
【0034】
あらかじめ前記音声周波数信号生成装置に記憶される前記ユーザ情報は、前記多方面請求サービスの前記ユーザアカウント番号又は前記多方面請求サービスの前記ユーザアカウント番号及びパスワードを含むことができる。
【0035】
前記音声周波数信号の復調前に、ステップCは:前記信号が前記受信信号の特性に従って前記音声信号生成装置によって送信される前記音声周波数信号から変換されるか否かを前記SSP/AIPが決定し、変換されれば前記信号を復調し、そうでなければ、前記インテリジェントサービスの前記オリジナルモードの前記信号から前記ユーザ入力情報を読み出すことをさらに具備する。
【0036】
前記音声周波数信号生成装置は、トリガ装置及び音声周波数スマートカードを具備する音声周波数生成装置にでき、前記ユーザ入力情報は、前記音声周波数スマートカードに記憶される。
【0037】
前記ユーザ端末は、固定電話装置、携帯端末、又はコンピュータ接続されたマイクロフォンにできる。前記通信ネットワークは、PSTN又は無線通信ネットワークである。前記無線通信ネットワークは、GSM又はCDMAにできる。
【0038】
本発明の技術スキームは、本発明によるインテリジェントネットワークにアクセスする方法がインテリジェントネットワークのSSP/AIP装置に音声周波数信号復調ユニットを設定し、あらかじめユーザ端末の外部音声周波数信号生成装置にサービス情報又はユーザ情報を記憶し、ユーザ端末は、音声周波数信号生成装置によって送信されるユーザ入力情報で音声周波数信号を受信し、通信ネットワークに信号を送信し、通信ネットワークは、SSP/AIP装置の音声周波数信号復調ユニットに信号を送信し、SSP/AIP装置の音声周波数信号復調ユニットは、受信音声周波数信号を復調し、SCPにユーザの復調入力情報を送信し、SCPは、受信サービス情報又はユーザ情報に従ってインテリジェントサービスアクセスを実行することを示す。
【発明の効果】
【0039】
本発明において、ユーザは代わりに、長い情報入力の面倒を避けるために音声周波数信号生成装置によって生成される音声周波数信号で手動入力情報の全部又は一部を代替し、ユーザは、音声周波数信号生成装置によって生成される音声周波数信号に依存するだけでよい。故に、ユーザの操作過程がシンプルになり、ユーザによる利用が大幅に容易となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0040】
本発明の目的、技術的事項、及び利点が、さらに明白になるよう、実施形態及び添付図面を参照して本発明が以下に詳細に説明される。
【0041】
本発明によるインテリジェントネットワークにアクセスするための方法において、音声周波数信号生成装置によって生成される音声周波数信号は、ユーザ入力を要するユーザ入力情報をインテリジェントサービスシステムに送信するために使用され、音声周波数信号復調ユニットは、ユーザ入力情報を復調するためにインテリジェントネットワークのSSP/AIPに設置されるため、インテリジェントネットワークは、ユーザの復調入力情報でアクセス可能となる。
【0042】
本発明において、音声周波数信号生成装置は、DTMF音声周波数信号又は/及びFSK音声周波数信号を生成及び送信可能な音声周波数信号生成装置にすることができる。例えば、トリガ装置及び音声スマートカードを具備する音声周波数信号生成装置でもよく;音声スマートカードにユーザ入力情報を記憶できる。
【0043】
図2は、音声周波数スマートカード及び外部トリガ装置の操作を説明する概略図であり、音声周波数スマートカード200上のチップ201は、番号情報を記憶するために使用される。音声周波数スマートカード200が外部トリガ装置210に挿入された後、外部トリガ装置210は、番号情報を特定し、MODEMと同様な認証シーケンス信号形式で反復してその音声インタフェースを介して番号情報を送信する。
【0044】
本発明は、図2に図示されるように、音声周波数スマートカード及び外部トリガ装置を採用し、音声周波数スマートカード200は、ユーザ情報を含むDTMF音声周波数信号又はFSK音声周波数信号を送信するために外部トリガ装置210によってトリガされる。サービスアクセス番号、サービス情報、又はユーザ情報は、あらかじめスマートカードのチップ201に記憶される。
【0045】
図3は、本発明の好ましい実施形態によるインテリジェントサービスシステムのアーキテクチャを説明する概略図である。本実施形態のアーキテクチャと図1に図示されるアーキテクチャとの間の違いは:音声周波数信号復調ユニット311は、インテリジェントネットワークのSSP/AIP装置310に設置され、そしてサービス情報又はユーザ情報をさらに含むユーザ入力情報を含む受信音声周波数信号を復調すること、及びSCP300に復調サービス情報又はユーザ情報を送信することができる。同時に、認証サーバ301は、本実施形態に設置され、TCP/IPを介してSCP300との情報インタラクションを実行することができる。本実施形態において、ユーザ端末は、固定電話装置330であり、通信ネットワークは、PSTN320である。本実施形態において、音声周波数信号復調ユニット311は、DTMF信号又はFSK信号を復調できる。音声周波数信号復調ユニットは、音声周波数信号の復調を実施する企業によって一般に採用されている音声周波数信号復調モードを採用することができ、詳細な説明については省略する。
【0046】
ここで、ユーザ端末330は、音声周波数スマートカードによって送信される暗号化サービスアクセス番号及びサービス情報又はユーザ情報を含む音声周波数信号を受信し、通信ネットワーク320に信号を送信し;通信ネットワーク320は、SSP/AIP装置310の音声周波数信号復調ユニット311にサービス情報又はユーザ情報を送信し;音声周波数信号復調ユニット311は、受信音声周波数信号を復調し、SCP300に復調サービス情報又はユーザ情報を送信し;SCP300は、最後に復調される暗号化ユーザ情報を記録し、今回復調された暗号化サービス情報又はユーザ情報及び最後に復調された暗号化サービス情報又はユーザ情報を認証ユニット、例えば本実施形態による認証サーバ301に送信し;認証サーバ301は、最後に復調された暗号化サービス情報又はユーザ情報に従って今回復調された暗号化サービス情報又はユーザ情報に対して認証を実行し、認証をパスしたサービス情報又はユーザ情報をSCP300に返送するか、又は認証失敗時にSCP300に認証失敗情報の一部を返送し;SCP300は、受信サービス情報又はユーザ情報を復号化し、復号化サービス情報又はユーザ情報に従ってインテリジェントサービスを実行する。
【0047】
本実施形態において、ユーザの暗号化入力情報が使用され、認証ユニットが、情報セキュリティを確実にするために追加される。実際の用途では、ユーザの暗号化又は非暗号化入力情報が使用され、認証ユニットが、データセキュリティレベルの必要に応じて追加され又は追加されなくてもよい。
【0048】
本実施形態において、ユーザ端末は、固定電話装置であり、通信ネットワークは、PSTNである。実際の用途では、ユーザ端末は、携帯端末又はコンピュータに接続されたマイクロフォンにすることもでき、通信ネットワークは、GSM又はCDMA等の無線通信ネットワークでもよい。
【0049】
本実施形態において、認証ユニットは、TCP/IPを介してSCPとの情報インタラクションを実行する認証サーバである。実際の用途では、認証ユニットは、SCPにおいて認証モジュールにすることもできる。
【0050】
図4は、図3に図示されるインテリジェントサービスシステムにおけるUPTサービス登録の過程を図示するフローチャートである。このフローでは、ユーザ登録番号及びユーザパスワードを含むサービス登録番号及びUPTサービスアクセス番号は、あらかじめ音声周波数スマートカードに記憶される。フローは、以下のステップを具備する:
【0051】
ステップ401:固定電話装置330は、音声周波数スマートカード340によって送信されるサービスアクセス番号のDTMF音声周波数信号を受信し、PSTN320のスイッチング装置に信号を送信し;所定時間後、固定電話装置330は、音声周波数スマートカード340によって送信されるサービス登録情報を含むFSK音声周波数信号を受信し、PSTN320のスイッチング装置に信号を送信する。
【0052】
ステップ402:スイッチング装置は、サービスアクセス番号のDTMF音声周波数信号を受信し、サービスアクセス番号に従ってSCP300でインテリジェントサービスをトリガし;SCP300は、インテリジェントサービスに従ってスイッチング装置を制御し、PSTN320を介してSSP/AIP装置310にサービス登録情報の受信FSK音声周波数信号を送信する。
【0053】
ステップ403:音声周波数信号を受信すると、SSP/AIP装置310は、信号が受信音声周波数の特性に従って音声周波数スマートカード340によって送信される音声周波数信号か否かを決定し;もしそうなら、ステップ404に進行し;そうでなければ、SSP/AIP装置310は、インテリジェントサービスのオリジナルモードで信号からサービス登録情報を読み出す。
【0054】
ステップ404:SSP/AIP装置310の音声周波数信号復調ユニット311は、サービス登録情報の受信FSK音声周波数信号を復調し、インテリジェントネットワークのSCP300に復調サービス登録情報を送信する。
【0055】
ステップ405:SCP300は、サービス登録情報の受信ユーザ登録番号及びパスワードを記憶し、UPTサービス端末として固定電話装置330を登録する。
【0056】
本実施形態において、あらかじめ音声周波数スマートカードに記憶されるサービス登録情報は、ユーザのパスワード及び個人IDにすることができる。上記過程では、ステップ405は:SCP300がユーザの受信パスワード及び個人IDを記憶し、SCP300に記憶されるUPTサービス番号とユーザの個人IDとの間の関係に従ってインテリジェントサービス端末として固定電話装置330を登録することができる。
【0057】
UPTサービスを登録するために本実施形態を採用するサービスは、このインテリジェントサービスにおけるユーザの登録操作をシンプルにすることができる。
【0058】
実際の過程では、ユーザは、最初に受信器を手に取ることができ、音声周波数カードトリガ装置の(複数の)対応ボタンを押圧することによってDTMF音声周波数信号を送信するために、音声周波数カードをトリガする。電話装置は、DTMF信号を受信してから、PSTN端末交換装置にDTMF信号を送信する。交換装置は、DTMF信号を分析し、そしてUPTサービスにアクセスする。現在の呼出側とユーザのUPTサービス番号との関係登録は、その時UPTサービスによって達成される。上記方法は、UPTサービス番号と呼出番号との1回のみの関係登録を達成するために、音声周波数技術によって送信されるDTMF信号に依存する。
【0059】
それは、UPTサービス番号と呼出番号との1回のみの関係登録を達成するために、exchange one-offにUPTサービスアクセス番号、UPTサービス番号、及びUPTサービスパスワードを配信するよう要求する。番号が交換装置にとって受信するのに長すぎることがこのモードにおいて発生しうる。故に、本実施形態において、番号の2度目の受信方法は、UPTサービス及び呼出番号の関係登録を達成するために採用され、即ち、ユーザは最初に、音声周波数カードによって送信されるDTMF信号を用いてUPTサービスにアクセスし、そしてUPTサービス番号及び呼出番号の関係登録を達成するために、音声周波数カードによって送信されるFSK信号又はDTMF信号を用いてUPTサービス番号及びパスワードを配信する。
【0060】
本発明によると、ユーザがUPTサービスを登録する時、ユーザにとって長いサービスアクセス番号、UPTサービス番号、及びユーザパスワードを入力する必要がないことは明白であり、入力ミスを防止し、使用中の便宜に供することができる。
【0061】
図5は、図3に図示されるインテリジェントサービスシステムへのアクセス過程を図示するフローチャートである。
【0062】
このプロセスでは、ユーザ情報は、呼出カードの暗号化カード番号及びパスワード、又は呼出カードの暗号化カード番号のみである。実際の用途では、ユーザ情報も暗号化しなくてもよい。さらに、多方面請求サービスにアクセスする時、ユーザ情報は、ユーザのアカウント番号又はユーザのアカウント番号及びパスワードにすることができ、アカウント番号及びパスワードも暗号化又は暗号化しなくてもよい。実際、音声周波数カードは、カード番号やアカウント番号等のような上記ユーザ情報のみに限定されない全てのデジタル情報を記憶することができる。故に、実際の用途では、音声周波数は、システムに入力すべき他のデジタル情報を記憶するよう供することができる。このフローは、以下のステップを具備する:
【0063】
ステップ501:固定電話装置330は、ユーザによって入力されるインテリジェントサービスアクセス番号を受信し、PSTN320を介してSSP/AIP装置310にインテリジェントサービスアクセス番号を送信する。
【0064】
ステップ502:SSP/AIP装置310は、ユーザのカード番号及びパスワードを入力するようユーザに要求するために、アクセス要求に従ってPSTN320を介して固定電話装置330によってユーザにプロンプト情報を送信する。
【0065】
ステップ503:固定電話装置330は、ユーザによって使用される音声周波数スマートカード340によって送信されるFSK音声周波数信号を受信し、PSTN320を介してSSP/AIP装置310に信号を送信する。
【0066】
ステップ504:SSP/AIP装置310は、PSTN320から送信される音声周波数信号を受信し、信号が受信音声周波数信号の特性に従って音声周波数カードによって送信される音声周波数か否か決定し;そうであれば、ステップ505に進行し;そうでなければ、オリジナルインテリジェントサービスフローを実行する。
【0067】
ステップ505:SSP/AIP装置310の音声周波数信号復調ユニット311は、受信音声周波数信号を復調し、復調された暗号化ユーザカード番号及びパスワードをSCP300に送信する。
【0068】
ステップ506:SCP300は、データベースで最後に復調された暗号化ユーザカード番号及びパスワードを問合せ、今回復調された暗号化ユーザカード番号及びパスワードと最後に復調された暗号化ユーザカード番号及びパスワードとを認証のために認証サーバ301に送信する。
【0069】
ステップ507:認証サーバ301は、最後に復調された暗号化ユーザカード番号及びパスワードに従って今回復調された暗号化ユーザカード番号及びパスワードを認証し;認証が成功すれば、ステップ508に進行し;そうでなければ、認証サーバ301は、SCP300に認証失敗メッセージを返送し、SCP300は、SSP/AIP310に情報を通知し;SSP/AIP310はその後、ユーザのカード番号及びパスワードが不適当であることをユーザに通知するためにPSTN320を介して固定電話装置330によって声プロンプトをユーザに送信し、再びユーザのカード番号及びパスワードを入力するようユーザに促す。そしてユーザがカード番号及びパスワードを再び入力してからステップ503に戻る。又はユーザが任意の情報を入力しなければ、フローを終了する。
【0070】
ステップ508:認証サーバ301は、認証をパスした暗号化ユーザカード番号及びパスワードをSCP300に送信し、SCP300は、暗号化ユーザカード番号及びパスワードを復号化する。
【0071】
ステップ509:SCP300は、復号化ユーザカード番号及びパスワードを認証し;認証が成功すれば、インテリジェントネットワークにアクセスし、インテリジェントサービスの実行を継続し;そうでなければ、SCP300は、認証が不成功であることをSSP/AIP310に通知し、SSP/AIP310は、ユーザのカード番号及びパスワードが不適切であることをユーザに通知するためにPSTN320を介して固定電話装置330によって声プロンプトをユーザに送信し、再びユーザのカード番号及びパスワードを入力するようユーザに促す。そしてユーザが再びユーザのカード番号及びパスワードを入力してからステップ503に戻る。ユーザが任意の情報を入力しなければフローを終了してもよい。
【0072】
本実施形態において、音声周波数スマートカード340はまた、DTMF信号を介して通信ネットワークにユーザのカード番号及びパスワードを送信できる。
【0073】
本実施形態において、認証サーバ302は、インテリジェントサービスシステムに追加される。実際の用途では、SCP300に設置されるソフトウェア認証モジュールとして設計することもでき;又は何の認証サーバ又はモジュールが設置されず、その場合、音声周波数スマートカードに記憶されるカード番号及びパスワードが暗号化されず、上記ステップ506〜508は、必要ない。本実施形態に従って、認証サーバ301は、セキュリティを向上するよう設置される。
【0074】
本発明による本実施形態のサービスアクセス過程を採用することによって、インテリジェントサービスにおけるユーザのアクセス操作は、シンプルになる。一例としてサービス200をとると、サービス200にアクセスする間、以下の操作が実行されることになる:
1.ユーザが200をダイアルすると「サービス200を自由にお使い下さい。あなたのカード番号及びパスワードを入力してください。」という声プロンプトがなされる。
2.ユーザは、音声周波数スマートカードをトリガし、出力カード番号及びパスワードは、ユーザによって使用される固定電話装置を介してシステムに入力され、システムにより「呼出番号をダイアルしてください」という声プロンプトがなされる。
4.ユーザが呼出番号をダイアルする。
【0075】
ユーザがサービス200にアクセスする時、長いカード番号及びパスワードを入力する必要がなく、入力ミスを防止し、使用中の便宜に供することができる。
【0076】
本発明によるインテリジェントネットワークにアクセスする方法は、ユーザにとって長いユーザ情報を入力する必要がないため、インテリジェントサービスにアクセスするユーザの操作過程をシンプルにしてユーザにとって便宜となることは、上記実施形態から明らかである。
【図面の簡単な説明】
【0077】
【図1】図1は、インテリジェントネットワークの基本アーキテクチャを図示する概略図である。
【図2】図2は、音声周波数スマートカード及び外部トリガ装置の操作を図示する概略図である。
【図3】図3は、本発明の好ましい実施形態によるインテリジェントサービスシステムのアークテクチャを図示する概略図である。
【図4】図4は、図3に図示されるインテリジェントサービスシステムにおけるUPTサービス登録の過程を図示するフローチャートである。
【図5】図5は、図3に図示されるインテリジェントサービスシステムにアクセス摺る過程を図示するフローチャートである。
【符号の説明】
【0078】
101 ユーザ端末
110 通信ネットワーク
200 音声周波数スマートカード
210 外部トリガ装置
311 音声周波数信号復調ユニット

【特許請求の範囲】
【請求項1】
インテリジェントネットワークにアクセスするための方法であって、ユーザの入力情報は、ユーザ端末の外部音声周波数信号生成装置に記憶され、音声周波数信号復調ユニットは、あらかじめ前記インテリジェントネットワークのサービススイッチポイント/拡張インテリジェント周辺装置(SSP/AIP)に設置され、前記アクセス方法は:
A.前記音声周波数信号生成装置によって送信される前記ユーザ入力情報を含む音声周波数信号を受信し、かつ前記ユーザ端末によって通信ネットワークのスイッチング装置に前記信号を送信し、
B.前記通信ネットワークを介して前記スイッチング装置から前記SSP/AIPに前記受信音声周波数信号を送信し、
C.前記ユーザ入力情報を含む前記受信音声周波数信号を復調し、かつ前記SSP/AIP装置の前記音声周波数信号復調ユニットによって前記インテリジェントネットワークのサービス制御ポイント(SCP)に前記ユーザの前記復調入力情報を送信し、
D.前記SCPによって前記ユーザ入力情報に従って前記インテリジェントネットワークに前記ユーザ端末をアクセスさせる、
ことを具備することを特徴とする方法。
【請求項2】
前記音声周波数信号生成装置は、DTMF音声周波数信号又はFSK音声周波数信号を生成できる音声周波数信号生成装置であって;
前記音声周波数信号生成装置に記憶される前記ユーザ入力情報は、サービスアクセス番号及びサービス登録情報を具備し、
前記ユーザがサービス登録のために前記インテリジェントネットワークにアクセスする時:
ステップAは:前記ユーザ端末が、前記音声周波数信号生成装置によって生成される前記サービスアクセス番号のDTMF音声周波数信号を最初に受信し、前記通信ネットワークの前記スイッチング装置に前記信号を送信し;所定時間後、前記ユーザ端末は前記音声周波数信号生成装置によって生成される前記サービス登録情報のDTMF音声周波数信号又はFSK音声周波数信号を受信し、前記通信ネットワークの前記スイッチング装置に前記信号を送信することを具備し、
ステップBは:前記スイッチング装置が、前記サービスアクセス番号の前記DTMF音声周波数信号を受信し、前記サービスアクセス番号に従ってインテリジェントサービスをトリガし、その時前記スイッチング装置は、前記インテリジェントサービスに従って前記通信ネットワークを介して前記SSP/AIPに前記受信サービス登録情報の前記DTMF音声周波数信号又はFSK音声周波数信号を送信することを具備し、
ステップCは:前記SSP/AIP装置の前記音声周波数信号復調ユニットが、前記サービス登録情報の前記受信DTMF音声周波数信号又はFSK音声周波数信号を復調し、前記インテリジェントネットワークの前記SCPに前記復調サービス登録情報を送信することを具備し、
ステップDは:前記SCPが、前記サービス登録情報に従ってインテリジェントサービス端末として前記ユーザ端末を登録することを具備する、
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
あらかじめ前記音声周波数信号生成装置に記憶される前記サービス登録情報は、前記ユーザの登録番号及びパスワードを具備することを特徴とする請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記登録サービスがUPTサービスであるならば、前記ユーザの前記登録番号は、前記ユーザによって登録されるUPTサービス番号であることを特徴とする請求項3に記載の方法。
【請求項5】
ステップDは:前記SCPが、前記ユーザの前記受信登録番号及びパスワードを記憶し、インテリジェントサービス端末として前記ユーザ端末を登録することを具備することを特徴とする請求項3に記載の方法。
【請求項6】
あらかじめ前記音声周波数信号生成装置に記憶される前記サービス登録情報は、前記ユーザの個人ID及びパスワードを具備することを特徴とする請求項2に記載の方法。
【請求項7】
ステップDは:前記SCPが、前記ユーザの前記受信個人ID及びパスワードを記憶し、前記SCPに記憶される前記ユーザの前記個人IDと前記インテリジェントサービスとの間の関係に従ってインテリジェントサービス端末として前記ユーザ端末を登録することを具備することを特徴とする請求項6に記載の方法。
【請求項8】
ステップBは:前記スイッチング装置が、前記サービスアクセス番号の前記DTMF音声周波数信号を受信し、前記サービスアクセス番号に従って前記インテリジェントサービスを前記SCPにトリガさせ、前記SCPは、前記インテリジェントサービスに従って前記スイッチング装置を制御し、前記インテリジェントサービスに従って前記通信ネットワークを介して前記SSP/AIP装置に前記サービス登録情報の前記受信DTMF音声周波数信号又はFSK音声周波数信号を送信することを具備することを特徴とする請求項2に記載の方法。
【請求項9】
前記音声周波数信号生成装置は、DTMF信号を生成できる装置又はFSK信号を生成できる装置であって、
前記音声周波数信号生成装置に記憶される個人入力情報は、前記ユーザ情報を具備し、
前記ユーザが、前記インテリジェントサービスを受信するために前記インテリジェントネットワークにアクセスする時、
ステップAは:
A1.前記ユーザ端末が、前記ユーザの手動によって入力されるアクセス要求を受信し、前記インテリジェントネットワークの前記通信ネットワークを介して前記SSP/AIPに前記要求を送信し、
A2.前記SSPが、前記アクセス要求に従って前記通信ネットワークを介して前記ユーザ端末を使用することによってプロンプト情報の一部を提供し、
A3.前記ユーザ端末が、前記音声周波数信号生成装置によって生成されるユーザ情報を含むDTMF音声周波数信号又はFSK音声周波数信号を受信し、かつ前記通信ネットワークでスイッチング装置に前記信号を送信することを具備し、
ステップBは:前記スイッチング装置が、前記通信ネットワークを介して前記SSP/AIPに前記受信DTMF音声周波数信号又はFSK音声周波数信号を送信することを具備し、
ステップCは:前記SSP/AIP装置の前記音声周波数信号復調ユニットが、前記受信DTMF音声周波数信号又はFSK音声周波数信号を復調し、かつ前記インテリジェントネットワークの前記SCPに前記復調ユーザ情報を送信することを具備し、
ステップDは:前記SCPが、前記アクセス要求に従って前記インテリジェントサービスの一連のアクセス段階を実行することを具備する、
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項10】
ステップDは:前記SCPによって前記受信ユーザ情報を認証し、前記認証が成功すると、前記アクセス要求に従って前記SCPによって前記インテリジェントサービスの一連の段階を実行し、前記認証が成功しなければ、前記SCPによって前記認証が不成功であることを前記SSPに通知し、前記通信ネットワークを介して前記ユーザ端末を使用することによって認証失敗プロンプトメッセージを前記SSPによって提供することをさらに具備することを特徴とする請求項9に記載の方法。
【請求項11】
前記インテリジェントネットワークに認証ユニットを設置することをさらに具備し、
前記音声周波数生成装置によって送信される前記DTMF音声周波数信号又はFSK音声周波数信号は、暗号化ユーザ情報を含む音声周波数信号であって、
ステップCは:最後に復調した暗号化ユーザ情報を記録し、前記SCPによって前記認証ユニットに今回復調された前記暗号化ユーザ情報と最後に復調された前記暗号化ユーザ情報とを送信し、前記認証ユニットによって最後に復調された前記暗号化ユーザ情報に従って今回復調された前記暗号化ユーザ情報を認証し、前記認証が成功すると、前記認証ユニットによって前記SCPに前記暗号化ユーザ情報を返送し、そうでなければ、前記認証ユニットによって前記SCPに認証失敗メッセージを返送し、その後前記認証が失敗したことを前記SCPによって前記SSPに通知し、前記通信ネットワークを介して前記ユーザ端末を使用することによって認証失敗プロンプトメッセージを前記SSPによって提供することをさらに具備し、
ステップDは:前記SCPによって前記インテリジェントサービスの前記一連の段階を実行する前に前記暗号化ユーザ情報を復号化することをさらに具備する、
ことを特徴とする請求項9に記載の方法。
【請求項12】
前記認証ユニットは、TCP/IPを介して前記SCPとの情報インタラクションを実行する前記SCP又は認証サーバにおける認証モジュールであることを特徴とする請求項11に記載の方法。
【請求項13】
あらかじめ前記音声周波数信号生成装置に記憶される前記ユーザ情報は、アカウントカード呼出(ACC)サービスのカード番号、又は前記ACCサービスの前記カード番号及びパスワードを具備することを特徴とする請求項9に記載の方法。
【請求項14】
あらかじめ前記音声周波数信号生成装置に記憶される前記ユーザ情報は、多方面請求サービスの前記ユーザのアカウント番号、又は前記多方面請求サービスの前記ユーザの前記アカウント番号及びパスワードを具備することを特徴とする請求項9に記載の方法。
【請求項15】
前記音声周波数信号の前記復調の前に、
ステップCは:前記信号が前記SSP/AIP装置によって前記受信信号の前記特性に従って前記音声信号生成装置によって送信される前記音声周波数信号から変換されるか否かを決定し、前記信号が前記音声周波数信号から変換されると、前記信号を復調し、そうでなければ、前記インテリジェントサービスのオリジナルモードで前記信号から前記ユーザ入力情報を読み出すことをさらに具備することを特徴とする請求項1、2又は9に記載の方法。
【請求項16】
前記音声周波数信号生成装置は、トリガ装置及び音声周波数スマートカードを具備する音声周波数生成装置であり、
前記ユーザ入力情報は、前記音声周波数スマートカードに記憶されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項17】
前記ユーザ端末は、固定電話装置、携帯端末、又はコンピュータに接続されたマイクロフォンであり、前記通信ネットワークは、PSTN又は無線通信ネットワークであることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項18】
前記無線通信ネットワークは、GSM又はCDMAであることを特徴とする請求項17に記載の方法。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate


【公表番号】特表2007−519332(P2007−519332A)
【公表日】平成19年7月12日(2007.7.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−548084(P2006−548084)
【出願日】平成17年1月18日(2005.1.18)
【国際出願番号】PCT/CN2005/000076
【国際公開番号】WO2005/074242
【国際公開日】平成17年8月11日(2005.8.11)
【出願人】(504277388)▲ホア▼▲ウェイ▼技術有限公司 (220)
【Fターム(参考)】