インフルエンザウィルスワクチン組成物、及びその使用方法
本発明は、IVタンパク質またはその断片、変異体、あるいは誘導体をコード化する1個あるいはそれ以上の核酸領域から成る少なくとも1個のポリヌクレオチドを、ヒトの一組織へin vivo投与することにより、IV感染に対する保護の必要性のあるヒトの免疫反応を高めることに関する。本発明はさらにまた、少なくとも1個のIVタンパク質またはその断片、変異体、あるいは誘導体を、ヒトの一組織へin vivo投与することにより、IV感染に対する保護の必要性のあるヒトの免疫反応を高めることに関する。当該IVタンパク質は、例えば、精製形態であってもよく、または不活性化IVワクチンに存在するような不活性化IVであってもよい。当該ポリヌクレオチドを、ヒトの細胞にin vivoで組み込み、免疫学的に効果的な量の免疫原性を有するIVのエピトープまたはその断片、変異体、あるいは誘導体を、in vivoで生産する。当該IVタンパク質(精製形態あるいは不活性化IVワクチン形態)をまた、免疫学的に効果的な量で、投与する。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
SEQ ID NO:2の少なくとも20個の連続したアミノ酸をコードする核酸断片を含む単離ポリヌクレオチドであって、前記核酸断片はSEQ ID NO:2のポリペプチドのコドン最適化コード領域の核酸断片である前記単離ポリヌクレオチドにおいて;
前記コード領域の18個のフェニルアラニンコドンのうち約8個がTTTであり、前記フェニルアラニンコドンのうち約10個がTTCであり;
前記コード領域の33個のロイシンコドンのうち約2個がTTAであり、前記ロイシンコドンのうち約4個がTTGであり、前記ロイシンコドンのうち約4個がCTTであり、前記ロイシンコドンのうち約6個がCTCであり、前記ロイシンコドンのうち約2個がCTAであり、さらに前記ロイシンコドンのうち約13個がCTGであり;
前記コード領域の26個のイソロイシンコドンのうち約9個がATTであり、前記イソロイシンコドンのうち約13個がATCであり、さらに前記イソロイシンコドンのうち約4個がATAであり;
前記コード領域の25個のメチオニンコドンがATGであり;
前記コード領域の23個のバリンコドンのうち約4個がGTTであり、前記バリンコドンのうち約5個がGTGであり、前記バリンコドンのうち約3個がGTAであり、さらに前記バリンコドンのうち約11個がGTGであり;
前記コード領域の40個のセリンコドンのうち約7個がTCTであり、前記セリンコドンのうち約9個がTCCであり、前記セリンコドンのうち約6個がTCAであり、前記セリンコドンのうち約2個がTCGであり、前記セリンコドンのうち約6個がAGTであり、さらに前記セリンコドンのうち約10個がAGCであり;
前記コード領域の17個のプロリンコドンのうち約5個がCCTであり、前記プロリンコドンのうち約6個がCCCであり、前記プロリンコドンのうち約5個がCCAであり、さらに前記プロリンコドンのうち約2個がCCGであり;
前記コード領域の28個のスレオニンコドンのうち約7個がACTであり、前記スレオニンコドンのうち約10個がACCであり、前記スレオニンコドンのうち約8個がACAであり、さらに前記スレオニンコドンのうち約3個がACGであり;
前記コード領域の39個のアラニンコドンのうち約10個がGCTであり、前記アラニンコドンのうち約16個がGCCであり、前記アラニンコドンのうち約9個がGCAであり、さらに前記アラニンコドンのうち約4個がGCGであり;
前記コード領域の15個のチロシンコドンのうち約7個がTATであり前記チロシンコドンのうち約8個がTACであり;
前記コード領域の6個のヒスチジンコドンのうち約2個がCATであり前記ヒスチジンコドンのうち約4個がCACであり;
前記コード領域の21つのグルタミンコドンのうち約5個がCAAであり前記グルタミンコドンのうち約16個がCAGであり;
前記コード領域の26個のアスパラギンコドンのうち約12個がAATであり前記アスパラギンコドンのうち約14個がAACであり;
前記コード領域の21つのリジンコドンのうち約9個がAAAであり前記リジンコドンのうち約12個がAAGであり;
前記コード領域の22個のアスパラギン酸コドンのうち約10個がGATであり前記アスパラギン酸コドンのうち約12個がGACであり;
前記コード領域の26個のグルタミン酸コドンのうち約11個がGAAであり前記グルタミン酸コドンのうち約15個がGAGであり;
前記コード領域の6個のシステインコドンのうち約3個がTGTであり前記システインコドンのうち約3個がTGCであり;6個のトリプトファンコドンがTGGであり;
前記コード領域の49個のアルギニンコドンのうち約4個がCGTであり、前記アルギニンコドンのうち約9個がCGCであり、前記アルギニンコドンのうち約5個がCGAであり、前記アルギニンコドンのうち約10個がCGGであり、前記アルギニンコドンのうち約10個がAGAであり、前記アルギニンコドンのうち約10個がAGGであり;
前記コード領域の41つのグリシンコドンのうち約7個がGGTであり、前記グリシンコドンのうち約14個がGGCであり、前記グリシンコドンのうち約10個がGGAであり、さらに前記グリシンコドンのうち約10個がGGGであり;
前記の少なくとも20個の連続したアミノ酸が、脊椎動物に投与された場合に、SEQ ID NO:2に対する検知可能な免疫応答を誘導することを特徴とする前記単離ポリヌクレオチド。
【請求項2】
前記コドン最適化コード領域がSEQ ID NO:23を含む、請求項1に記載のポリヌクレオチド。
【請求項3】
SEQ ID NO:2の少なくとも20個の連続したアミノ酸をコードする核酸断片を含む単離ポリヌクレオチドであって、前記核酸断片はSEQ ID NO:2のポリペプチドのコドン最適化コード領域の核酸断片である単離ポリヌクレオチドにおいて;
前記コード領域の18個のフェニルアラニンコドンがTTCであり、前記コード領域の33個のロイシンコドンがCTGであり、前記コード領域の26個のイソロイシンコドンがATCであり、前記コード領域の25個のメチオニンコドンがATGであり、前記コード領域の23個のバリンコドンがGTGであり、前記コード領域の40個のセリンコドンがAGCであり、前記コード領域の17個のプロリンコドンがCCCであり、前記コード領域の28個のスレオニンコドンがACCであり、前記コード領域の39個のアラニンコドンがGCCであり、前記コード領域の15個のチロシンコドンがTACであり、前記コード領域の6個のヒスチジンコドンがCACであり、前記コード領域の21つのグルタミンコドンがCAGであり、前記コード領域の26個のアスパラギンコドンがAACであり、前記コード領域の21つのリジンコドンがAAGであり、前記コード領域の22個のアルパラギン酸コドンがGACであり、前記コード領域の36個のグルタミン酸コドンがGAGであり、前記コード領域の6個のトリプトファンコドンがTGGであり、前記コード領域の49個のアルギニンコドンがCGG、AGA、及びAGGから成る群から選択されており、さらに前記コード領域の41つのグリシンコドンがGGCであり;
前記の少なくとも20個の連続したアミノ酸が、脊椎動物に投与された場合に、SEQ ID NO:2に対する検知可能な免疫応答を誘導することを特徴とする前記単離ポリヌクレオチド。
【請求項4】
前記コドン最適化コード領域がSEQ ID NO:24を含む、請求項3に記載のポリヌクレオチド。
【請求項5】
SEQ ID NO:2の少なくとも20個の連続したアミノ酸をコードする核酸断片を含む単離ポリヌクレオチドであって、前記核酸断片はSEQ ID NO:2のポリペプチドのコドン最適化コード領域の核酸断片である単離ポリヌクレオチドにおいて;
33個のロイシンコドンがCTGであり、17個のプロリンコドンがCCCであり、39個のアラニンコドンがGCCであり、21つのグルタミンコドンがCAGであり、26個のアルパラギンコドンがAACであり、21つのリジンコドンがAAGであり、36個のグルタミン酸コドンがGAGであることを除いて、前記コドン最適化コード領域がSEQ ID NO:1のヌクレオチド46から1542から成り;
前記の少なくとも20個の連続したアミノ酸が、脊椎動物に投与された場合に、SEQ ID NO:2に対する検知可能な免疫応答を誘導することを特徴とする前記単離ポリヌクレオチド。
【請求項6】
前記コドン最適化コード領域がSEQ ID NO:25を含む、請求項5に記載のポリヌクレオチド。
【請求項7】
前記核酸断片がSEQ ID NO:2の少なくとも50個の連続したアミノ酸をコードする、請求項1から6のいずれか1項に記載のポリヌクレオチド。
【請求項8】
前記核酸断片がSEQ ID NO:2の少なくとも100個の連続したアミノ酸をコードする、請求項1から6のいずれか1項に記載のポリヌクレオチド。
【請求項9】
前記核酸断片がSEQ ID NO:2をコードする、請求項8に記載のポリヌクレオチド。
【請求項10】
SEQ ID NO:2に少なくとも90%は同一であるポリペプチドをコードする核酸断片を含む単離ポリヌクレオチドであって、前記核酸断片がSEQ ID NO:2のポリペプチドのコドン最適化コード領域の変異体断片である単離ポリヌクレオチドにおいて;
前記コード領域の18個のフェニルアラニンコドンのうち約8個がTTTであり、前記フェニルアラニンコドンのうち約10個がTTCであり;
前記コード領域の33個のロイシンコドンのうち約2個がTTAであり、前記ロイシンコドンのうち約4個がTTGであり、前記ロイシンコドンのうち約4個がCTTであり、前記ロイシンコドンのうち約6個がCTCであり、前記ロイシンコドンのうち約2個がCTAであり、さらに前記ロイシンコドンのうち約13個がCTGであり;
前記コード領域の26個のイソロイシンコドンのうち約9個がATTであり、前記イソロイシンコドンのうち約13個がATCであり、さらに前記イソロイシンコドンのうち約4個がATAであり;
前記コード領域の25個のメチオニンコドンがATGであり;
前記コード領域の23個のバリンコドンのうち約4個がGTTであり、前記バリンコドンのうち約5個がGTGであり、前記バリンコドンのうち約3個がGTAであり、さらに前記バリンコドンのうち約11個がGTGであり;
前記コード領域の40個のセリンコドンのうち約7個がTCTであり、前記セリンコドンのうち約9個がTCCであり、前記セリンコドンのうち約6個がTCAであり、前記セリンコドンのうち約2個がTCGであり、前記セリンコドンのうち約6個がAGTであり、さらに前記セリンコドンのうち約10個がAGCであり;
前記コード領域の17個のプロリンコドンのうち約5個がCCTであり、前記プロリンコドンのうち約6個がCCCであり、前記プロリンコドンのうち約5個がCCAであり、さらに前記プロリンコドンのうち約2個がCCGであり;
前記コード領域の28個のスレオニンコドンのうち約7個がACTであり、前記スレオニンコドンのうち約10個がACCであり、前記スレオニンコドンのうち約8個がACAであり、さらに前記スレオニンコドンのうち約3個がACGであり;
前記コード領域の39個のアラニンコドンのうち約10個がGCTであり、前記アラニンコドンのうち約16個がGCCであり、前記アラニンコドンのうち約9個がGCAであり、さらに前記アラニンコドンのうち約4個がGCGであり;
前記コード領域の15個のチロシンコドンのうち約7個がTATであり前記チロシンコドンのうち約8個がTACであり;
前記コード領域の6個のヒスチジンコドンのうち約2個がCATであり前記ヒスチジンコドンのうち約4個がCACであり;
前記コード領域の21つのグルタミンコドンのうち約5個がCAAであり前記グルタミンコドンのうち約16個がCAGであり;
前記コード領域の26個のアスパラギンコドンのうち約12個がAATであり前記アスパラギンコドンのうち約14個がAACであり;
前記コード領域の21つのリジンコドンのうち約9個がAAAであり前記リジンコドンのうち約12個がAAGであり;
前記コード領域の22個のアスパラギン酸コドンのうち約10個がGATであり前記アスパラギン酸コドンのうち約12個がGACであり;
前記コード領域の26個のグルタミン酸コドンのうち約11個がGAAであり前記グルタミン酸コドンのうち約15個がGAGであり;
前記コード領域の6個のシステインコドンのうち約3個がTGTであり前記システインコドンのうち約3個がTGCであり;6個のトリプトファンコドンがTGGであり;
前記コード領域の49個のアルギニンコドンのうち約4個がCGTであり、前記アルギニンコドンのうち約9個がCGCであり、前記アルギニンコドンのうち約5個がCGAであり、前記アルギニンコドンのうち約10個がCGGであり、前記アルギニンコドンのうち約10個がAGAであり、さらに前記アルギニンコドンのうち約10個がAGGであり;
前記コード領域の41つのグリシンコドンのうち約7個がGGTであり、前記グリシンコドンのうち約14個がGGCであり、前記グリシンコドンのうち約10個がGGAであり、さらに前記グリシンコドンのうち約10個がGGGであり;
前記ポリペプチドが、脊椎動物に投与された場合に、SEQ ID NO:2に対する検知可能な免疫応答を誘導することを特徴とする前記単離ポリヌクレオチド。
【請求項11】
前記核酸断片が、SEQ ID NO:2に少なくとも95%は同一であるポリペプチドをコードする、請求項10に記載のポリヌクレオチド。
【請求項12】
前記核酸断片がSEQ ID NO:2をコードする、請求項11に記載のポリヌクレオチド。
【請求項13】
SEQ ID NO:2に少なくとも90%は同一であるポリペプチドをコードする核酸断片を含む単離ポリヌクレオチドであって、前記核酸断片がSEQ ID NO:2のポリペプチドのコドン最適化コード領域の変異体断片である単離ポリヌクレオチドにおいて;
前記コード領域の18個のフェニルアラニンコドンがTTCであり、前記コード領域の33個のロイシンコドンがCTGであり、前記コード領域の26個のイソロイシンコドンがATCであり、前記コード領域の25個のメチオニンコドンがATGであり、前記コード領域の23個のバリンコドンがGTGであり、前記コード領域の40個のセリンコドンがAGCであり、前記コード領域の17個のプロリンコドンがCCCであり、前記コード領域の28個のスレオニンコドンがACCであり、前記コード領域の39個のアラニンコドンがGCCであり、前記コード領域の15個のチロシンコドンがTACであり、前記コード領域の6個のヒスチジンコドンがCACであり、前記コード領域の21つのグルタミンコドンがCAGであり、前記コード領域の26個のアスパラギンコドンがAACであり、前記コード領域の21つのリジンコドンがAAGであり、前記コード領域の22個のアルパラギン酸コドンがGACであり、前記コード領域の36個のグルタミン酸コドンがGAGであり、前記コード領域の6個のトリプトファンコドンがTGGであり、前記コード領域の49個のアルギニンコドンがCGG、AGA、及びAGGから成る群から選択されており、前記コード領域の41つのグリシンコドンがGGCであり;
前記ポリペプチドが、脊椎動物に投与された場合に、SEQ ID NO:2に対する検知可能な免疫応答を誘導することを特徴とする前記単離ポリヌクレオチド。
【請求項14】
前記核酸断片が、SEQ ID NO:2に少なくとも95%は同一であるポリペプチドをコードする、請求項13に記載のポリヌクレオチド。
【請求項15】
前記核酸断片がSEQ ID NO:2をコードする、請求項14に記載のポリヌクレオチド。
【請求項16】
SEQ ID NO:2に少なくとも90%は同一であるポリペプチドをコードする核酸断片を含む単離ポリヌクレオチドであって、前記核酸断片はSEQ ID NO:2のポリペプチドのコドン最適化コード領域の核酸断片である単離ポリヌクレオチドにおいて;
33個のロイシンコドンがCTGであり、17個のプロリンコドンがCCCであり、39個のアラニンコドンがGCCであり、21つのグルタミンコドンがCAGであり、26個のアルパラギンコドンがAACであり、21つのリジンコドンがAAGであり、36個のグルタミン酸コドンがGAGであることを除いて、前記コドン最適化コード領域がSEQ ID NO:1のヌクレオチド46から1542から成り;
前記ポリペプチドが、脊椎動物に投与された場合に、SEQ ID NO:2に対する検知可能な免疫応答を誘導することを特徴とする前記単離ポリヌクレオチド。
【請求項17】
前記核酸断片が、SEQ ID NO:2に少なくとも95%は同一であるポリペプチドをコードする、請求項16に記載のポリヌクレオチド。
【請求項18】
前記核酸断片がSEQ ID NO:2をコードする、請求項17に記載のポリヌクレオチド。
【請求項19】
前記核酸断片を異種の核酸に連結した、請求項1から18のいずれか1項に記載のポリヌクレオチド。
【請求項20】
前記異種の核酸が、前記核酸断片によりコードされるポリペプチドに融合されている異種のポリペプチドをコードする、請求項19に記載のポリヌクレオチド。
【請求項21】
前記異種のポリペプチドがB型肝炎コア抗原である、請求項20に記載のポリヌクレオチド。
【請求項22】
前記B型肝炎コア抗原が、SEQ ID NO:40およびSEQ ID NO:42から成る群から選択されるポリペプチドの少なくとも50個のアミノ酸を含む、請求項21に記載のポリヌクレオチド。
【請求項23】
SEQ ID NO:43を含む、請求項22に記載のポリヌクレオチド。
【請求項24】
前記異種のポリペプチドがインフルエンザウィルスM2タンパク質の細胞外ドメインである、請求項20に記載のポリヌクレオチド。
【請求項25】
前記インフルエンザウィルスM2タンパク質の細胞外ドメインがSEQ ID NO:5のアミノ酸1から24を含む、請求項24に記載のポリヌクレオチド。
【請求項26】
DNAであり、前記核酸断片に可能にプロモータが附随している、請求項1から25のいずれか1項に記載のポリヌクレオチド。
【請求項27】
RNAである、請求項1から25のいずれか1項に記載のポリヌクレオチド。
【請求項28】
メッセンジャーRNA(mRNA)である、請求項27に記載のポリヌクレオチド。
【請求項29】
請求項1から28のいずれか1項に記載のポリヌクレオチドを含むベクター。
【請求項30】
プラスミドである、請求項29に記載のベクター。
【請求項31】
請求項1から28のいずれか1項に記載のポリヌクレオチドと、担体とを含む組成物。
【請求項32】
さらに、アジュバントおよび形質移入促進化合物から成る群から選択される構成成分を含む、請求項31に記載の組成物。
【請求項33】
前記アジュバントが、
(a) ((±)-N-(3-アミノプロピル)-N,N-ジメチル-2,3-ビス(シン-9-テトラデセニールオキシ)-1-プロパンアミニウムブロミド)(GAP-DMORIE)及び中性脂質;
(b) サイトカイン;
モノリン酸リピドAおよびトレハロースジクリノミコレートAF (MPL + TDM);
(c) 溶解モノリン酸リピドA [mono-phosphoryl lipid A]製剤;および
(d) CRL1005/BAK
から成る群から選択される、請求項32に記載の組成物。
【請求項34】
前記アジュバントが、((±)-N-(3-アミノプロピル)-N,N-ジメチル-2,3-ビス(シン-9-テトラデセニールオキシ)-1-プロパンアミニウムブロミド(GAP-DMORIE)を含み、
前記中性脂質が
(a) 1,2-ジオレオイル-sn-グリセロ-3-ホスフォエタノールアミン(DOPE);
(b) 1,2-ジフィタノイル-sn-グリセロ-3-ホスフォエタノールアミン(DPyPE);および
(c) 1,2-ジミリストイル-グリセロ-3-ホスフォエタノールアミン(DMPE)
から成る群から選択される、請求項33に記載の組成物。
【請求項35】
前記中性脂質がDPyPEである、請求項34に記載の組成物。
【請求項36】
形質移入促進化合物(±)-N-(2-ヒドロキシエチル)-N,N-ジメチル-2,3-ビス(テトラデシルオキシ)-1-プロパンアミニウムブロミド(DMRIE)を含む、請求項32に記載の組成物。
【請求項37】
前記アジュバント又は形質移入促進化合物が、CRL1005および塩化ベンザルコニウム(BAK)を含む、請求項32に記載の組成物。
【請求項38】
前記CRL1005及びBAKが
(a) 0.3mM BAK及び7.5mg/ml CRL 1005;
(b) 0.3mM BAK及び34mg/ml CRL 1005;および
(c) 0.3mM BAK及び50mg/ml CRL 1005
から成る群から選択される濃度で存在する、請求項37に記載の組成物。
【請求項39】
曇点(cloud point)より高い温度でのサーマルサイクルを行わずに、CRL1005、BAK、及びポリヌクレオチドを曇点より低い温度で組み合わせる(combining)ことにより製剤化した、請求項37あるいは請求項38に記載の組成物。
【請求項40】
脊椎動物におけるインフルエンザ感染を治療又は予防する方法であって、請求項1から29のいずれか1項に記載のポリヌクレオチドをそのようなインフルエンザ感染に対する治療又は予防を必要としている脊椎動物に投与することを含む前記方法。
【請求項41】
SEQ ID NO:4の少なくとも20個の連続したアミノ酸をコードする核酸断片を含む単離ポリヌクレオチドであって、前記核酸断片はSEQ ID NO:4のポリペプチドのコドン最適化コード領域の核酸断片である単離ポリヌクレオチドにおいて;
前記コード領域の7個のフェニルアラニンコドンのうち約3個がTTTであり、前記フェニルアラニンコドンのうち約4個がTTCであり;
前記コード領域の26個のロイシンコドンのうち約2個がTTAであり、前記ロイシンコドンのうち約3個がTTGであり、前記ロイシンコドンのうち約3個がCTTであり、前記ロイシンコドンのうち約5個がCTCであり、前記ロイシンコドンのうち約2個がCTAであり、前記ロイシンコドンのうち約11個がCTGであり;
前記コード領域の11つのイソロイシンコドンのうち約4個がATTであり、前記イソロイシンコドンのうち約5個がATCであり、前記イソロイシンコドンのうち約2個がATAであり;
前記コード領域の14個のメチオニンコドンはATGであり;
前記コード領域の16個のバリンコドンのうち約3個がGTTであり、前記バリンコドンのうち約4個がGTGであり、前記バリンコドンのうち約2個がGTAであり、前記バリンコドンのうち約8個がGTGであり;
前記コード領域の18個のセリンコドンのうち約3個がTCTであり、前記セリンコドンのうち約4個がTCCであり、前記セリンコドンのうち約3個がTCAであり、前記セリンコドンのうち約1個がTCGであり、前記セリンコドンのうち約3個がAGTであり、前記セリンコドンのうち約4個がAGCであり;
前記コード領域の8個のプロリンコドンのうち約2個がCCTであり、前記プロリンコドンのうち約3個がCCCであり、前記プロリンコドンのうち約2個がCCAであり、前記プロリンコドンのうち約1個がCCGであり;
前記コード領域の18個のスレオニンコドンのうち約4個がACTであり、前記スレオニンコドンのうち約7個がACCであり、前記スレオニンコドンのうち約5個がACAであり、前記スレオニンコドンのうち約2個がACGであり;
前記コード領域の25個のアラニンコドンのうち約7個がGCTであり、前記アラニンコドンのうち約10個がGCCであり、前記アラニンコドンのうち約6個がGCAであり、前記アラニンコドンのうち約3個がGCGであり;
前記コード領域の5個のチロシンコドンのうち約2個がTATであり、前記チロシンコドンのうち約3個がTACであり;
前記コード領域の5個のヒスチジンコドンのうち約2個がCATであり、前記ヒスチジンコドンのうち約3個がCACであり;
前記コード領域の15個のグルタミンコドンのうち約4個がCAであり、前記グルタミンコドンのうち約11個がCAGであり;
前記コード領域の11つのアスパラギンコドンのうち約5個がAATであり、前記アスパラギンコドンのうち約6個がAACであり;
前記コード領域の13個のリジンコドンのうち約5個がAAAであり、前記リジンコドンのうち約8個がAAGであり;
前記コード領域の6個のアスパラギン酸コドンのうち約3個がGATであり、前記アスパラギン酸コドンのうち約3個がGACであり;
前記コード領域の17個のグルタミン酸コドンのうち約7個がGAAであり、前記グルタミン酸コドンのうち約10個がGAGであり;
前記コード領域の3個のシステインコドンのうち約1個がTGTであり、前記システインコドンのうち約2個がTGCであり;
前記コード領域の1つのトリプトファンコドンはTGGであり;
前記コード領域の17個のアルギニンコドンのうち約1個がCGTであり、前記アルギニンコドンのうち約3個がCGCであり、前記アルギニンコドンのうち約2個がCGAであり、前記アルギニンコドンのうち約4個がCGGであり、前記アルギニンコドンのうち約3個がAGAであり、前記アルギニンコドンのうち約3個がAGGであり;および
前記コード領域の16個のグリシンコドンのうち約3個がGGTであり、前記グリシンコドンのうち約6個がGGCであり、前記グリシンコドンのうち約4個がGGAであり、前記グリシンコドンのうち約4個がGGGであり;
前記の少なくとも20個の連続したアミノ酸が、脊椎動物に投与された場合に、SEQ ID NO:4に対する検知可能な免疫応答を誘導することを特徴とする前記単離ポリヌクレオチド。
【請求項42】
前記コドン最適化コード領域がSEQ ID NO:26を含む、請求項41に記載のポリヌクレオチド。
【請求項43】
SEQ ID NO:4の少なくとも20個の連続したアミノ酸をコードする核酸断片を含む単離ポリヌクレオチドであって、前記核酸断片はSEQ ID NO:4のポリペプチドのコドン最適化コード領域の核酸断片である単離ポリヌクレオチドにおいて;
前記コード領域の7個のフェニルアラニンコドンはTTCであり、前記コード領域の26個のロイシンコドンはCTGであり、前記コード領域の11つのイソロイシンコドンはATCであり、前記コード領域の14個のメチオニンコドンはATGであり、前記コード領域の16個のバリンコドンはGTGであり、前記コード領域の18個のセリンコドンはAGCであり、前記コード領域の8個のプロリンコドンはCCCであり、前記コード領域の18個のスレオニンコドンはACCであり、前記コード領域の25個のアラニンコドンはGCCであり、前記コード領域の5個のチロシンコドンはTACであり、前記コード領域の5個のヒスチジンコドンはCACであり、前記コード領域の15個のグルタミンコドンはCAGであり、前記コード領域の11つのアスパラギンコドンはAACであり、前記コード領域の13個のリジンコドンはAAGであり、前記コード領域の6個のアスパラギン酸はGACであり、前記コード領域の17個のグルタミン酸はGAGであり、前記コード領域の1つのトリプトファンコドンはTGGであり、前記コード領域の17個のアルギニンコドンはCGG,AGA及びAGGからなる群から選択され、前記コード領域の16個のグリシンコドンはGGCであり;
前記の少なくとも20個の連続したアミノ酸が、脊椎動物に投与された場合に、SEQ ID NO:4に対する検知可能な免疫応答を誘導することを特徴とする前記単離ポリヌクレオチド。
【請求項44】
前記コドン最適化コード領域がSEQ ID NO:27を含む、請求項43に記載のポリヌクレオチド。
【請求項45】
SEQ ID NO:4の少なくとも20個の連続したアミノ酸をコードする核酸断片を含む単離ポリヌクレオチドであって、前記核酸断片はSEQ ID NO:4のポリペプチドのコドン最適化コード領域の核酸断片である単離ポリヌクレオチドにおいて;
26個のロイシンコドンがCTGであり、8個のプロリンコドンがCCCであり、25個のアラニンコドンがGCCであり、15個のグルタミンコドンがCAGであり、11つのアルパラギンコドンがAACであり、13個のリジンコドンがAAGであり、17個のグルタミン酸コドンがGAGであることを除いて、前記コドン最適化コード領域がSEQ ID NO:3のヌクレオチド26から784から成り;
前記ポリペプチドが、脊椎動物に投与された場合に、SEQ ID NO:4に対する検知可能な免疫応答を誘導することを特徴とする前記単離ポリヌクレオチド。
【請求項46】
前記コドン最適化コード領域がSEQ ID NO:28を含む、請求項45に記載のポリヌクレオチド。
【請求項47】
前記核酸断片がSEQ ID NO:4の少なくとも50個の連続したアミノ酸をコードする、請求項41から46のいずれか1項に記載のポリヌクレオチド。
【請求項48】
前記核酸断片がSEQ ID NO:4の少なくとも100個の連続したアミノ酸をコードする、請求項41から47のいずれか1項に記載のポリヌクレオチド。
【請求項49】
前記核酸断片がSEQ ID NO:4をコードする、請求項41から48のいずれか1項に記載のポリヌクレオチド。
【請求項50】
SEQ ID NO:4に少なくとも90%は同一であるポリペプチドをコードする核酸断片を含む単離ポリヌクレオチドであって、前記核酸断片がSEQ ID NO:4のポリペプチドのコドン最適化コード領域の変異体断片である単離ポリヌクレオチドにおいて;
前記コード領域の7個のフェニルアラニンコドンのうち約3個がTTTであり、前記フェニルアラニンコドンのうち約4個がTTCであり;
前記コード領域の26個のロイシンコドンのうち約2個がTTAであり、前記ロイシンコドンのうち約3個がTTGであり、前記ロイシンコドンのうち約3個がCTTであり、前記ロイシンコドンのうち約5個がCTCであり、前記ロイシンコドンのうち約2個がCTAであり、前記ロイシンコドンのうち約11個がCTGであり;
前記コード領域の11つのイソロイシンコドンのうち約4個がATTであり、前記イソロイシンコドンのうち約5個がATCであり、前記イソロイシンコドンのうち約2個がATAであり;
前記コード領域の14個のメチオニンコドンはATGであり;
前記コード領域の16個のバリンコドンのうち約3個がGTTであり、前記バリンコドンのうち約4個がGTGであり、前記バリンコドンのうち約2個がGTAであり、前記バリンコドンのうち約8個がGTGであり;
前記コード領域の18個のセリンコドンのうち約3個がTCTであり、前記セリンコドンのうち約4個がTCCであり、前記セリンコドンのうち約3個がTCAであり、前記セリンコドンのうち約1個がTCGであり、前記セリンコドンのうち約3個がAGTであり、前記セリンコドンのうち約4個がAGCであり;
前記コード領域の8個のプロリンコドンのうち約2個がCCTであり、前記プロリンコドンのうち約3個がCCCであり、前記プロリンコドンのうち約2個がCCAであり、前記プロリンコドンのうち約1個がCCGであり;
前記コード領域の18個のスレオニンコドンのうち約4個がACTであり、前記スレオニンコドンのうち約7個がACCであり、前記スレオニンコドンのうち約5個がACAであり、前記スレオニンコドンのうち約2個がACGであり;
前記コード領域の25個のアラニンコドンのうち約7個がGCTであり、前記アラニンコドンのうち約10個がGCCであり、前記アラニンコドンのうち約6個がGCAであり、前記アラニンコドンのうち約3個がGCGであり;
前記コード領域の5個のチロシンコドンのうち約2個がTATであり、前記チロシンコドンのうち約3個がTACであり;
前記コード領域の5個のヒスチジンコドンのうち約2個がCATであり、前記ヒスチジンコドンのうち約3個がCACであり;
前記コード領域の15個のグルタミンコドンのうち約4個がCAであり、前記グルタミンコドンのうち約11個がCAGであり;
前記コード領域の11つのアスパラギンコドンのうち約5個がAATであり、前記アスパラギンコドンのうち約6個がAACであり;
前記コード領域の13個のリジンコドンのうち約5個がAAAであり、前記リジンコドンのうち約8個がAAGであり;
前記コード領域の6個のアスパラギン酸コドンのうち約3個がGATであり、前記アスパラギン酸コドンのうち約3個がGACであり;
前記コード領域の17個のグルタミン酸コドンのうち約7個がGAAであり、前記グルタミン酸コドンのうち約10個がGAGであり;
前記コード領域の3個のシステインコドンのうち約1個がTGTであり、前記システインコドンのうち約2個がTGCであり;
前記コード領域の1つのトリプトファンコドンはTGGであり;
前記コード領域の17個のアルギニンコドンのうち約1個がCGTであり、前記アルギニンコドンのうち約3個がCGCであり、前記アルギニンコドンのうち約2個がCGAであり、前記アルギニンコドンのうち約4個がCGGであり、前記アルギニンコドンのうち約3個がAGAであり、前記アルギニンコドンのうち約3個がAGGであり;および
前記コード領域の16個のグリシンコドンのうち約3個がGGTであり、前記グリシンコドンのうち約6個がGGCであり、前記グリシンコドンのうち約4個がGGAであり、前記グリシンコドンのうち約4個がGGGであり;
前記ポリペプチドが、脊椎動物に投与された場合に、SEQ ID NO:4に対する検知可能な免疫応答を誘導することを特徴とする前記単離ポリヌクレオチド。
【請求項51】
前記核酸断片が、SEQ ID NO:2に少なくとも95%は同一であるポリペプチドをコードする、請求項50に記載のポリヌクレオチド。
【請求項52】
前記核酸断片がSEQ ID NO:4をコードする、請求項51に記載のポリヌクレオチド。
【請求項53】
SEQ ID NO:4に少なくとも90%は同一であるポリペプチドをコードする核酸断片を含む単離ポリヌクレオチドであって、前記核酸断片がSEQ ID NO:4のポリペプチドのコドン最適化コード領域の変異体断片である単離ポリヌクレオチドにおいて;
前記コード領域の7個のフェニルアラニンコドンはTTCであり、前記コード領域の26個のロイシンコドンはCTGであり、前記コード領域の11つのイソロイシンコドンはATCであり、前記コード領域の14個のメチオニンコドンはATGであり、前記コード領域の16個のバリンコドンはGTGであり、前記コード領域の18個のセリンコドンはAGCであり、前記コード領域の8個のプロリンコドンはCCCであり、前記コード領域の18個のスレオニンコドンはACCであり、前記コード領域の25個のアラニンコドンはGCCであり、前記コード領域の5個のチロシンコドンはTACであり、前記コード領域の5個のヒスチジンコドンはCACであり、前記コード領域の15個のグルタミンコドンはCAGであり、前記コード領域の11つのアスパラギンコドンはAACであり、前記コード領域の13個のリジンコドンはAAGであり、前記コード領域の6個のアスパラギン酸はGACであり、前記コード領域の17個のグルタミン酸はGAGであり、前記コード領域の1つのトリプトファンコドンはTGGであり、前記コード領域の17個のアルギニンコドンはCGG,AGA,AGGであり、前記コード領域の16個のグリシンコドンはGGCであり;
前記ポリペプチドが、脊椎動物に投与された場合に、SEQ ID NO:4に対する検知可能な免疫応答を誘導することを特徴とする前記単離ポリヌクレオチド。
【請求項54】
前記核酸断片が、SEQ ID NO:4に少なくとも95%は同一であるポリペプチドをコードする、請求項53に記載のポリヌクレオチド。
【請求項55】
前記核酸断片がSEQ ID NO:4をコードする、請求項54に記載のポリヌクレオチド。
【請求項56】
SEQ ID NO:4に少なくとも90%は同一であるポリペプチドをコードする核酸断片を含む単離ポリヌクレオチドであって、前記核酸断片がSEQ ID NO:4のポリペプチドのコドン最適化コード領域の変異体断片である単離ポリヌクレオチドにおいて;
26個のロイシンコドンがCTGであり、8個のプロリンコドンがCCCであり、25個のアラニンコドンがGCCであり、15個のグルタミンコドンがCAGであり、11つのアルパラギンコドンがAACであり、13個のリジンコドンがAAGであり、17個のグルタミン酸コドンがGAGであることを除いて、前記コドン最適化コード領域がSEQ ID NO:3のヌクレオチド26から784から成り;
前記ポリペプチドが、脊椎動物に投与された場合に、SEQ ID NO:4に対する検知可能な免疫応答を誘導することを特徴とする前記単離ポリヌクレオチド。
【請求項57】
前記核酸断片が、SEQ ID NO:4に少なくとも95%は同一であるポリペプチドをコードする、請求項56に記載のポリヌクレオチド。
【請求項58】
前記核酸断片がSEQ ID NO:4をコードする、請求項57に記載のポリヌクレオチド。
【請求項59】
前記核酸断片を異種の核酸に連結した、請求項41から58のいずれか1項に記載のポリヌクレオチド。
【請求項60】
前記異種の核酸が、前記核酸断片によりコードされるポリペプチドに融合されている異種のポリペプチドをコードする、請求項59に記載のポリヌクレオチド。
【請求項61】
前記異種のポリペプチドがB型肝炎コア抗原である、請求項60に記載のポリヌクレオチド。
【請求項62】
前記B型肝炎コア抗原が、SEQ ID NO:40およびSEQ ID NO:42からなる群から選択されるポリペプチドの少なくとも50個のアミノ酸を含む、請求項8に記載のポリヌクレオチド。
【請求項63】
SEQ ID NO:41を含む、請求項62に記載のポリヌクレオチド。
【請求項64】
DNAであり、前記核酸断片に作動可能にプロモータが附随している、請求項41から63のいずれか1項に記載のポリヌクレオチド。
【請求項65】
RNAである、請求項41から63のいずれか1項に記載のポリヌクレオチド。
【請求項66】
メッセンジャーRNA(mRNA)である、請求項65に記載のポリヌクレオチド。
【請求項67】
請求項41から66のいずれか1項に記載のポリヌクレオチドから成るベクター。
【請求項68】
プラスミドである、請求項67に記載のベクター。
【請求項69】
請求項41から66のいずれか1項に記載のポリヌクレオチドと、担体とを含む組成物。
【請求項70】
さらに、アジュバントおよび形質移入促進化合物からなる群から選択される構成要素から成る、請求項69に記載の組成物。
【請求項71】
前記アジュバントが、
(a) ((±)-N-(3-アミノプロピル)-N,N-ジメチル-2,3-ビス(シン-9-テトラデセニールオキシ)-1-プロパンアミニウムブロミド)(GAP-DMORIE)及び中性脂質;
(b) サイトカイン;
(c) モノリン酸リピドAおよびトレハロースジコリノミコレートAF (MPL + TDM);
(d) 溶解モノリン酸リピドA製剤;および
(e) CRL1005/BAK
からなる群から選択される、請求項70に記載の組成物。
【請求項72】
前記アジュバントが((±)-N-(3-アミノプロピル)-N,N-ジメチル-2,3-ビス(シン-9-テトラデセニールオキシ)-1-プロパンアミニウムブロミド)(GAP-DMORIE)を含み、
前記中性脂質が
(a) 1,2-ジオレオイル-sn-グリセロ-3-ホスフォエタノールアミン(DOPE);
(b) 1,2-ジフィタノイル-sn-グリセロ-3-ホスフォエタノールアミン(DPyPE);および
(c) 1,2-ジミリストイル-グリセロ-3-ホスフォエタノールアミン(DMPE)
からなる群から選択される、請求項71に記載の組成物。
【請求項73】
前記中性脂質がDPyPEである、請求項72に記載の組成物。
【請求項74】
形質移入促進化合物(±)-N-(2-ヒドロキシエチル)-N,N-ジメチル-2,3-ビス(テトラデシルオキシ)-1-プロパンアミニウムブロミド(DMRIE)を含む、請求項70に記載の組成物。
【請求項75】
前記アジュバントあるいは形質移入促進化合物がCRL1005および塩化ベンザルコニウム(BAK)から成る、請求項70に記載の組成物。
【請求項76】
前記CRL1005及びBAKが
(a) 0.3mM BAK及び7.5mg/ml CRL 1005;
(b) 0.3mM BAK及び34mg/ml CRL 1005;および
(c) 0.3mM BAK及び50mg/ml CRL 1005
からなる群から選択される濃度で存在する、請求項75に記載の組成物。
【請求項77】
曇点(cloud point)より高い温度でのサーマルサイクルを行わずに、CRL1005、BAK、およびポリヌクレオチドを曇点より低い温度で組み合わせることにより製剤化した、請求項75あるいは請求項76に記載の組成物。
【請求項78】
脊椎動物におけるインフルエンザ感染を治療又は予防する方法であって、請求項41から66のいずれか1項に記載のポリヌクレオチドをそのようなインフルエンザ感染に対する治療又は予防を必要としている脊椎動物に投与することを含む前記方法。
【請求項79】
SEQ ID NO:5の少なくとも20個の連続したアミノ酸をコードする核酸断片を含む単離ポリヌクレオチドであって、前記核酸断片はSEQ ID NO:5のポリペプチドのコドン最適化コード領域の核酸断片である単離ポリヌクレオチドにおいて;
前記コード領域の4個のフェニルアラニンコドンのうち約2個がTTTであり、前記フェニルアラニンコドンのうち約2個がTTCであり;
前記コード領域の10個のロイシンコドンのうち約1個がTTAであり、前記ロイシンコドンのうち約1個がTTGであり、前記ロイシンコドンのうち約1個がCTTであり、前記ロイシンコドンのうち約2個がCTCであり、前記ロイシンコドンのうち約1個がCTAであり、前記ロイシンコドンのうち約4個がCTGであり;
前記コード領域の8個のイソロイシンコドンのうち約3個がATTであり、前記イソロイシンコドンのうち約4個がATCであり、前記イソロイシンコドンのうち約1個がATAであり;
前記コード領域の2個のメチオニンコドンはATGであり;
前記コード領域の4個のバリンコドンのうち約1個がGTTであり、前記バリンコドンのうち約1個がGTGであり、前記バリンコドンのうち約0個がGTAであり、前記バリンコドンのうち約2個がGTGであり;
前記コード領域の7個のセリンコドンのうち約1個がTCTであり、前記セリンコドンのうち約2個がTCCであり、前記セリンコドンのうち約1個がTCAであり、前記セリンコドンのうち約0個がTCGであり、前記セリンコドンのうち約1個がAGTであり、前記セリンコドンのうち約2個がAGCであり;
前記コード領域の4個のプロリンコドンのうち約1個がCCTであり、前記プロリンコドンのうち約1個がCCCであり、前記プロリンコドンのうち約2個がCCAであり、前記プロリンコドンのうち約0個がCCGであり;
前記コード領域の4個のスレオニンコドンのうち約1個がACTであり、前記スレオニンコドンのうち約1個がACCであり、前記スレオニンコドンのうち約1個がACAであり、前記スレオニンコドンのうち約0個がACGであり;
前記コード領域の5個のアラニンコドンのうち約1個がGCTであり、前記アラニンコドンのうち約2個がGCCであり、前記アラニンコドンのうち約1個がGCAであり、前記アラニンコドンのうち約1個がGCGであり;
前記コード領域の3個のチロシンコドンのうち約1個がTATであり、前記チロシンコドンのうち約2個がTACであり;
前記コード領域の2個のヒスチジンコドンのうち約1個がCATであり、前記ヒスチジンコドンのうち約1個がCACであり;
前記コード領域の2個のグルタミンコドンのうち約1個がCAAであり、前記グルタミンコドンのうち約1個がCAGであり;
前記コード領域の3個のアスパラギンコドンのうち約1個がAATであり、前記アスパラギンコドンのうち約2個がAACであり;
前記コード領域の5個のリジンコドンのうち約2個がAAAであり、前記リジンコドンのうち約3個がAAGであり;
前記コード領域の5個のアスパラギン酸コドンのうち約2個がGATであり、前記アスパラギン酸コドンのうち約3個がGACであり;
前記コード領域の9個のグルタミン酸コドンのうち約4個がGAAであり、前記グルタミン酸コドンのうち約5個がGAGであり;
前記コード領域の3個のシステインコドンのうち約1個がTGTであり、前記システインコドンのうち約2個がTGCである;前記コード領域の2個のトリプトファンコドンはTGGであり;
前記コード領域の7個のアルギニンコドンのうち約1個がCGTであり、前記アルギニンコドンのうち約1個がCGCであり、前記アルギニンコドンのうち約1個がCGAであり、前記アルギニンコドンのうち約1個がCGGであり、前記アルギニンコドンのうち約1個がAGAであり、前記アルギニンコドンのうち約1個がAGGであり;
前記コード領域の8個のグリシンコドンのうち約1個がGGTであり、前記グリシンコドンのうち約3個がGGCであり、前記グリシンコドンのうち約2個がGGAであり、前記グリシンコドンのうち約2個がGGGであり;
前記の少なくとも20個の連続したアミノ酸が、脊椎動物に投与された場合に、SEQ ID NO:5に対する検知可能な免疫応答を誘導することを特徴とする前記単離ポリヌクレオチド。
【請求項80】
前記コドン最適化コード領域がSEQ ID NO:29を含む、請求項79に記載のポリヌクレオチド。
【請求項81】
SEQ ID NO:5の少なくとも20個の連続したアミノ酸をコードする核酸断片を含む単離ポリヌクレオチドであって、前記核酸断片はSEQ ID NO:5のポリペプチドのコドン最適化コード領域の核酸断片である単離ポリヌクレオチドにおいて;
前記コード領域の4個のフェニルアラニンコドンはTTCであり、前記コード領域の10個のロイシンコドンはCTGであり、前記コード領域の8個のイソロイシンコドンはATCであり、前記コード領域の2個のメチオニンコドンはATGであり、前記コード領域の4個のバリンコドンはGTGであり、前記コード領域の7個のセリンコドンはAGCであり、前記コード領域の4個のプロリンコドンはCCCであり、前記コード領域の4個のスレオニンコドンはACCであり、前記コード領域の5個のアラニンコドンはGCCであり、前記コード領域の3個のチロシンコドンはTACであり、前記コード領域の2個のヒスチジンコドンはCACであり、前記コード領域の2個のグルタミンコドンはCAGであり、前記コード領域の3個のアスパラギンコドンはAACであり、前記コード領域の5個のリシンコドンはAAGであり、前記コード領域の5個のアスパラギン酸コドンはGACであり、前記コード領域の9個のグルタミン酸コドンはGAGであり、前記コード領域の2個のトリプトファンコドンはTGGであり、前記コード領域の7個のアルギニンコドンはCGG、AGA,あるいはAGGであり、さらに前記コード領域の8個のグリシンコドンはGGCであり;
前記の少なくとも20個の連続したアミノ酸が、脊椎動物に投与された場合に、SEQ ID NO:5に対する検知可能な免疫応答を誘導することを特徴とする前記単離ポリヌクレオチド。
【請求項82】
前記コドン最適化コード領域がSEQ ID NO:30を含む、請求項81に記載のポリヌクレオチド。
【請求項83】
SEQ ID NO:5の少なくとも20個の連続したアミノ酸をコードする核酸断片を含む単離ポリヌクレオチドであって、前記核酸断片はSEQ ID NO:5のポリペプチドのコドン最適化コード領域の核酸断片である単離ポリヌクレオチドにおいて;
10個のロイシンコドンがCTGであり、4個のプロリンコドンがCCCであり、5個のアラニンコドンがGCCであり、2個のグルタミンコドンがCAGであり、3個のアルパラギンコドンがAACであり、5個のリジンコドンがAAGであり、さらに9個のグルタミン酸コドンがGAGであることを除いて、前記コドン最適化コード領域が、NO:3のヌクレオチド740から1007にフレーム内で融合されているSEQ ID NO:3のヌクレオチド26から51から成り;
前記ポリペプチドが、脊椎動物に投与された場合に、SEQ ID NO:5に対する検知可能な免疫応答を誘導することを特徴とする前記単離ポリヌクレオチド。
【請求項84】
前記コドン最適化コード領域がSEQ ID NO:31を含む、請求項83に記載のポリヌクレオチド。
【請求項85】
前記核酸断片がSEQ ID NO:5のアミノ酸1から24をコードする、請求項79から83のいずれか1項に記載のポリヌクレオチド。
【請求項86】
前記核酸断片がSEQ ID NO:5の少なくとも50個のアミノ酸をコードする、請求項79から81のいずれか1項に記載のポリヌクレオチド。
【請求項87】
前記核酸断片がSEQ ID NO:5の少なくとも100個の連続したアミノ酸をコードする、請求項79から86のいずれか1項に記載のポリヌクレオチド。
【請求項88】
前記核酸断片がSEQ ID NO:5をコードする、請求項79から87のいずれか1項に記載のポリヌクレオチド。
【請求項89】
SEQ ID NO:5に少なくとも90%は同一であるポリペプチドをコードする核酸断片を含む単離ポリヌクレオチドであって、前記核酸断片がSEQ ID NO:5のポリペプチドのコドン最適化コード領域の変異体断片である単離ポリヌクレオチドにおいて;
前記コード領域の4個のフェニルアラニンコドンのうち約2個がTTTであり、前記フェニルアラニンコドンのうち約2個がTTCであり;
前記コード領域の10個のロイシンコドンのうち約1個がTTAであり、前記ロイシンコドンのうち約1個がTTGであり、前記ロイシンコドンのうち約1個がCTTであり、前記ロイシンコドンのうち約2個がCTCであり、前記ロイシンコドンのうち約1個がCTAであり、前記ロイシンコドンのうち約4個がCTGであり;
前記コード領域の8個のイソロイシンコドンのうち約3個がATTであり、前記イソロイシンコドンのうち約4個がATCであり、前記イソロイシンコドンのうち約1個がATAであり;
前記コード領域の2個のメチオニンコドンはATGであり;
前記コード領域の4個のバリンコドンのうち約1個がGTTであり、前記バリンコドンのうち約1個がGTGであり、前記バリンコドンのうち約0個がGTAであり、前記バリンコドンのうち約2個がGTGであり;
前記コード領域の7個のセリンコドンのうち約1個がTCTであり、前記セリンコドンのうち約2個がTCCであり、前記セリンコドンのうち約1個がTCAであり、前記セリンコドンのうち約0個がTCGであり、前記セリンコドンのうち約1個がAGTであり、前記セリンコドンのうち約2個がAGCであり;
前記コード領域の4個のプロリンコドンのうち約1個がCCTであり、前記プロリンコドンのうち約1個がCCCであり、前記プロリンコドンのうち約2個がCCAであり、前記プロリンコドンのうち約0個がCCGであり;
前記コード領域の4個のスレオニンコドンのうち約1個がACTであり、前記スレオニンコドンのうち約1個がACCであり、前記スレオニンコドンのうち約1個がACAであり、前記スレオニンコドンのうち約0個がACGであり;
前記コード領域の5個のアラニンコドンのうち約1個がGCTであり、前記アラニンコドンのうち約2個がGCCであり、前記アラニンコドンのうち約1個がGCAであり、前記アラニンコドンのうち約1個がGCGであり;
前記コード領域の3個のチロシンコドンのうち約1個がTATであり、前記チロシンコドンのうち約2個がTACであり;
前記コード領域の2個のヒスチジンコドンのうち約1個がCATであり、前記ヒスチジンコドンのうち約1個がCACであり;
前記コード領域の2個のグルタミンコドンのうち約1個がCAAであり、前記グルタミンコドンのうち約1個がCAGであり;
前記コード領域の3個のアスパラギンコドンのうち約1個がAATであり、前記アスパラギンコドンのうち約2個がAACであり;
前記コード領域の5個のリジンコドンのうち約2個がAAAであり、前記リジンコドンのうち約3個がAAGであり;
前記コード領域の5個のアスパラギン酸コドンのうち約2個がGATであり、前記アスパラギン酸コドンのうち約3個がGACであり;
前記コード領域の9個のグルタミン酸コドンのうち約4個がGAAであり、前記グルタミン酸コドンのうち約5個がGAGであり;
前記コード領域の3個のシステインコドンのうち約1個がTGTであり、前記システインコドンのうち約2個がTGCである;前記コード領域の2個のトリプトファンコドンはTGGであり;
前記コード領域の7個のアルギニンコドンのうち約1個がCGTであり、前記アルギニンコドンのうち約1個がCGCであり、前記アルギニンコドンのうち約1個がCGAであり、前記アルギニンコドンのうち約1個がCGGであり、前記アルギニンコドンのうち約1個がAGAであり、前記アルギニンコドンのうち約1個がAGGであり;
前記コード領域の8個のグリシンコドンのうち約1個がGGTであり、前記グリシンコドンのうち約3個がGGCであり、前記グリシンコドンのうち約2個がGGAであり、前記グリシンコドンのうち約2個がGGGであり;
前記ポリペプチドが、脊椎動物に投与された場合に、SEQ ID NO:5に対する検知可能な免疫応答を誘導することを特徴とする前記単離ポリヌクレオチド。
【請求項90】
前記核酸断片が、SEQ ID NO:5に少なくとも95%は同一であるポリペプチドをコードする、請求項89に記載のポリヌクレオチド。
【請求項91】
前記核酸断片がSEQ ID NO:5をコードする、請求項90に記載のポリヌクレオチド。
【請求項92】
SEQ ID NO:5に少なくとも90%は同一であるポリペプチドをコードする核酸断片を含む単離ポリヌクレオチドであって、前記核酸断片がSEQ ID NO:5のポリペプチドのコドン最適化コード領域の変異体断片である単離ポリヌクレオチドにおいて;
前記コード領域の4個のフェニルアラニンコドンはTTCであり、前記コード領域の10個のロイシンコドンはCTGであり、前記コード領域の8個のイソロイシンコドンはATCであり、前記コード領域の2個のメチオニンコドンはATGであり、前記コード領域の4個のバリンコドンはGTGであり、前記コード領域の7個のセリンコドンはAGCであり、前記コード領域の4個のプロリンコドンはCCCであり、前記コード領域の4個のスレオニンコドンはACCであり、前記コード領域の5個のアラニンコドンはGCCであり、前記コード領域の3個のチロシンコドンはTACであり、前記コード領域の2個のヒスチジンコドンはCACであり、前記コード領域の2個のグルタミンコドンはCAGであり、前記コード領域の3個のアスパラギンコドンはAACであり、前記コード領域の5個のリシンコドンはAAGであり、前記コード領域の5個のアスパラギン酸コドンはGACであり、前記コード領域の9個のグルタミン酸コドンはGAGであり、前記コード領域の2個のトリプトファンコドンはTGGであり、前記コード領域の7個のアルギニンコドンはCGG、AGA及びAGGからなる群から選択され、前記コード領域の8個のグリシンコドンはGGCであり;
前記ポリペプチドが、脊椎動物に投与された場合に、SEQ ID NO:5に対する検知可能な免疫応答を誘導することを特徴とする前記単離ポリヌクレオチド。
【請求項93】
前記核酸断片が、SEQ ID NO:5に少なくとも95%は同一であるポリペプチドをコードする、請求項92に記載のポリヌクレオチド。
【請求項94】
前記核酸断片がSEQ ID NO:5をコードする、請求項93に記載のポリヌクレオチド。
【請求項95】
SEQ ID NO:5に少なくとも90%は同一であるポリペプチドをコードする核酸断片を含む単離ポリヌクレオチドであって、前記核酸断片がSEQ ID NO:5のポリペプチドのコドン最適化コード領域の変異体断片である単離ポリヌクレオチドにおいて;
10個のロイシンコドンがCTGであり、4個のプロリンコドンがCCCであり、5個のアラニンコドンがGCCであり、2個のグルタミンコドンがCAGであり、3個のアルパラギンコドンがAACであり、5個のリジンコドンがAAGであり、9個のグルタミン酸コドンがGAGであることを除いて、前記コドン最適化コード領域が、NO:3のヌクレオチド740から1007にフレーム内で融合されているSEQ ID NO:3のヌクレオチド26から51から成り;
前記ポリペプチドが、脊椎動物に投与された場合に、SEQ ID NO:5に対する検知可能な免疫応答を誘導することを特徴とする前記単離ポリヌクレオチド。
【請求項96】
前記核酸断片が、SEQ ID NO:2に少なくとも95%は同一であるポリペプチドをコードする、請求項95に記載のポリヌクレオチド。
【請求項97】
前記核酸断片がSEQ ID NO:5をコードする、請求項96に記載のポリヌクレオチド。
【請求項98】
前記核酸断片を異種の核酸に連結した、請求項79から97のいずれか1項に記載のポリヌクレオチド。
【請求項99】
前記異種の核酸が、前記核酸断片によりコードされるポリペプチドに融合されている異種のポリペプチドをコードする、請求項98に記載のポリヌクレオチド。
【請求項100】
前記異種のポリペプチドがB型肝炎コア抗原である、請求項99に記載のポリヌクレオチド。
【請求項101】
前記B型肝炎コア抗原が、SEQ ID NO:40およびSEQ ID NO:42からなる群から選択されるポリペプチドの少なくとも50個のアミノ酸を含む、請求項100に記載のポリヌクレオチド。
【請求項102】
前記異種のポリペプチドがA型インフルエンザウィルスNPタンパク質である、請求項100に記載のポリヌクレオチド。
【請求項103】
前記A型インフルエンザウィルスNPタンパク質がSEQ ID NO:2から成る、請求項102に記載のポリヌクレオチド。
【請求項104】
DNAであり、前記核酸断片に作動可能にプロモータが附随している、請求項79から103のいずれか1項に記載のポリヌクレオチド。
【請求項105】
RNAである、請求項79から103のいずれか1項に記載のポリヌクレオチド。
【請求項106】
メッセンジャーRNA(mRNA)である、請求項105に記載のポリヌクレオチド。
【請求項107】
請求項79から106のいずれか1項に記載のポリヌクレオチドから成るベクター。
【請求項108】
プラスミドである、請求項107に記載のベクター。
【請求項109】
請求項79から106のいずれか1項に記載のポリヌクレオチドと、担体とを含む組成物。
【請求項110】
さらに、アジュバントおよび形質移入促進化合物からなる群から選択される構成成分を含む、請求項109に記載の組成物。
【請求項111】
前記アジュバントが、
(a) ((±)-N-(3-アミノプロピル)-N,N-ジメチル-2,3-ビス(シン-9-テトラデセニールオキシ)-1-プロパンアミニウムブロミド)(GAP-DMORIE)及び中性脂質;
(b) サイトカイン;
(c) モノリン酸リピドAおよび [mono-phosphoryl lipid A] およびトレハロースジコリノミコレートAF[trehalosedicorynomycolate AF] (MPL + TDM);
(d) 溶解モノリン酸リピドA [mono-phosphoryl lipid A]製剤;および
(e) CRL1005/BAK
からなる群から選択される、請求項110に記載の組成物。
【請求項112】
前記アジュバントが((±)-N-(3-アミノプロピル)-N,N-ジメチル-2,3-ビス(シン-9-テトラデセニールオキシ)-1-プロパンアミニウムブロミド)(GAP-DMORIE)を含み、
前記中性脂質が
(a) 1,2-ジオレオイル-sn-グリセロ-3-ホスフォエタノールアミン(DOPE);
(b) 1,2-ジフィタノイル-sn-グリセロ-3-ホスフォエタノールアミン(DPyPE);および
(c) 1,2-ジミリストイル-グリセロ-3-ホスフォエタノールアミン(DMPE)
からなる群から選択される、請求項111に記載の組成物。
【請求項113】
前記中性脂質がDPyPEである、請求項112に記載の組成物。
【請求項114】
形質移入促進化合物(±)-N-(2-ヒドロキシエチル)-N,N-ジメチル-2,3-ビス(テトラデシルオキシ)-1-プロパンアミニウムブロミド(DMRIE)を含む、請求項110に記載の組成物。
【請求項115】
前記アジュバント又は形質移入促進化合物がCRL1005および塩化ベンザルコニウム(BAK)を含む、請求項110に記載の組成物。
【請求項116】
前記CRL1005及びBAKが
(a) 0.3mM BAK及び7.5mg/ml CRL 1005;
(b) 0.3mM BAK及び34mg/ml CRL 1005;および
(c) 0.3mM BAK及び50mg/ml CRL 1005
からなる群から選択される濃度で存在する、請求項115に記載の組成物。
【請求項117】
曇点(cloud point)より高い温度でのサーマルサイクルを行わずに、CRL1005、BAK、およびポリヌクレオチドを曇点より低い温度で組み合わせることにより製剤化した、請求項115あるいは請求項116に記載の組成物。
【請求項118】
脊椎動物におけるインフルエンザ感染を治療又は予防する方法で、請求項79から106のいずれか1項に記載のポリヌクレオチドをそのようなインフルエンザ感染に対する治療又は予防を必要としている脊椎動物に投与することを含む前記方法。
【請求項119】
SEQ ID NO:7の少なくとも20個の連続したアミノ酸をコードする核酸断片を含む単離ポリヌクレオチドであって、前記核酸断片はSEQ ID NO:7のポリペプチドのコドン最適化コード領域の核酸断片である単離ポリヌクレオチドにおいて;
前記コード領域の18個のフェニルアラニンコドンのうち約8個がTTTであり、前記フェニルアラニンコドンのうち約10個がTTCであり;
前記コード領域の35個のロイシンコドンのうち約3個がTTAであり、前記ロイシンコドンのうち約4個がTTGであり、前記ロイシンコドンのうち約5個がCTTであり、前記ロイシンコドンのうち約7個がCTCであり、前記ロイシンコドンのうち約2個がCTAであり、前記ロイシンコドンのうち約14個がCTGであり;
前記コード領域の27個のイソロイシンコドンのうち約10個がATTであり、前記イソロイシンコドンのうち約13個がATCであり、前記イソロイシンコドンのうち約4個がATAであり;
前記コード領域の26個のメチオニンコドンはATGであり;
前記コード領域の24個のバリンコドンのうち約4個がGTTであり、前記バリンコドンのうち約6個がGTGであり、前記バリンコドンのうち約3個がGTAであり、前記バリンコドンのうち約11個がGTGであり;
前記コード領域の43個のセリンコドンのうち約8個がTCTであり、前記セリンコドンのうち約9個がTCCであり、前記セリンコドンのうち約6個がTCAであり、前記セリンコドンのうち約2個がTCGであり、前記セリンコドンのうち約6個がAGTであり、前記セリンコドンのうち約10個がAGCであり;
前記コード領域の18個のプロリンコドンのうち約5個がCCTであり、前記プロリンコドンのうち約6個がCCCであり、前記プロリンコドンのうち約5個がCCAであり、前記プロリンコドンのうち約2個がCCGであり;
前記コード領域の30個のスレオニンコドンのうち約7個がACTであり、前記スレオニンコドンのうち約11個がACCであり、前記スレオニンコドンのうち約8個がACAであり、前記スレオニンコドンのうち約4個がACGであり;
前記コード領域の39個のアラニンコドンのうち約10個がGGT*9であり、前記アラニンコドンのうち約16個がGCCであり、前記アラニンコドンのうち約9個がGCAであり、前記アラニンコドンのうち約4個がGCGであり;
前記コード領域の15個のチロシンコドンのうち約7個がTATであり、前記チロシンコドンのうち約8個がTACであり;
前記コード領域の6個のヒスチジンコドンのうち約2個がCATであり、前記ヒスチジンコドンのうち約4個がCACであり;
前記コード領域の21つのグルタミンコドンのうち約5個がCAAであり、前記グルタミンコドンのうち約16個がCAGであり;
前記コード領域の28個のアスパラギンコドンのうち約13個がAATであり、前記アスパラギンコドンのうち約15個がAACであり;
前記コード領域の21つのリジンコドンのうち約9個がAAAであり、前記リジンコドンのうち約12個がAAGであり;
前記コード領域の23個のアスパラギン酸コドンのうち約11個がGATであり、前記アスパラギン酸コドンのうち約12個がGACであり;
前記コード領域の39個のグルタミン酸コドンのうち約16個がGAAであり、前記グルタミン酸コドンのうち約23個がGAGであり;
前記コード領域の8個のシステインコドンのうち約4個がTGTであり、前記システインコドンのうち約4個がTGCであり;
前記コード領域の7個のトリプトファンコドンはTGGであり;
前記コード領域の51つのアルギニンコドンのうち約4個がCGTであり、前記アルギニンコドンのうち約10個がCGCであり、前記アルギニンコドンのうち約6個がCGAであり、前記アルギニンコドンのうち約11個がCGGであり、前記アルギニンコドンのうち約10個がAGAであり、前記アルギニンコドンのうち約10個がAGGであり;
前記コード領域の43個のグリシンコドンのうち約7個がGGTであり、前記グリシンコドンのうち約15個がGGCであり、前記グリシンコドンのうち約11個がGGAであり、前記グリシンコドンのうち約11個がGGGであり;
前記の少なくとも20個の連続したアミノ酸が、脊椎動物に投与された場合に、SEQ ID NO:7に対する検知可能な免疫応答を誘導することを特徴とする前記単離ポリヌクレオチド。
【請求項120】
前記コドン最適化コード領域がSEQ ID NO:32を含む、請求項119に記載のポリヌクレオチド。
【請求項121】
SEQ ID NO:7の少なくとも20個の連続したアミノ酸をコードする核酸断片を含む単離ポリヌクレオチドであって、前記核酸断片はSEQ ID NO:7のポリペプチドのコドン最適化コード領域の核酸断片である単離ポリヌクレオチドにおいて;
前記コード領域の18個のフェニルアラニンコドンはTTCであり、前記コード領域の35個のロイシンコドンはCTGであり、前記コード領域の27個のイソロイシンコドンはATCであり、前記コード領域の26個のメチオニンコドンはATGであり、前記コード領域の24個のバリンコドンはGTGであり、前記コード領域の43個のセリンコドンはAGCであり、前記コード領域の18個のプロリンコドンはCCCであり、前記コード領域の30個のスレオニンコドンはACCであり、前記コード領域の39個のアラニンコドンはGCCであり、前記コード領域の15個のチロシンコドンはTACであり、前記コード領域の6個のヒスチジンコドンはCACであり、前記コード領域の21つのグルタミンコドンはCAGであり、前記コード領域の28個のアスパラギンコドンはAACであり、前記コード領域の21つのリシンコドンはAAGであり、前記コード領域の23個のアスパラギン酸コドンはGACであり、前記コード領域の39個のグルタミン酸コドンはGAGであり、前記コード領域の7個のトリプトファンコドンはTGGであり、前記コード領域の51つのアルギニンコドンはCGG、AGA又はAGGであり、前記コード領域の43個のグリシンコドンはGGCであり;
前記の少なくとも20個の連続したアミノ酸が、脊椎動物に投与された場合に、SEQ ID NO:7に対する検知可能な免疫応答を誘導することを特徴とする前記単離ポリヌクレオチド。
【請求項122】
前記コドン最適化コード領域がSEQ ID NO:33を含む、請求項121に記載のポリヌクレオチド。
【請求項123】
前記核酸断片がSEQ ID NO:7の少なくとも50個のアミノ酸をコードする、請求項119から122のいずれか1項に記載のポリヌクレオチド。
【請求項124】
前記核酸断片がSEQ ID NO:7の少なくとも100個の連続したアミノ酸をコードする、請求項119から123のいずれか1項に記載のポリヌクレオチド。
【請求項125】
SEQ ID NO:7に少なくとも90%は同一であるポリペプチドをコードする核酸断片を含む単離ポリヌクレオチドであって、前記核酸断片がSEQ ID NO:7のポリペプチドのコドン最適化コード領域の変異体断片である単離ポリヌクレオチドにおいて;
前記コード領域の18個のフェニルアラニンコドンのうち約8個がTTTであり、前記フェニルアラニンコドンのうち約10個がTTCであり;
前記コード領域の35個のロイシンコドンのうち約3個がTTAであり、前記ロイシンコドンのうち約4個がTTGであり、前記ロイシンコドンのうち約5個がCTTであり、前記ロイシンコドンのうち約7個がCTCであり、前記ロイシンコドンのうち約2個がCTAであり、前記ロイシンコドンのうち約14個がCTGであり;
前記コード領域の27個のイソロイシンコドンのうち約10個がATTであり、前記イソロイシンコドンのうち約13個がATCであり、前記イソロイシンコドンのうち約4個がATAであり;
前記コード領域の26個のメチオニンコドンはATGであり;
前記コード領域の24個のバリンコドンのうち約4個がGTTであり、前記バリンコドンのうち約6個がGTGであり、前記バリンコドンのうち約3個がGTAであり、前記バリンコドンのうち約11個がGTGであり;
前記コード領域の43個のセリンコドンのうち約8個がTCTであり、前記セリンコドンのうち約9個がTCCであり、前記セリンコドンのうち約6個がTCAであり、前記セリンコドンのうち約2個がTCGであり、前記セリンコドンのうち約6個がAGTであり、前記セリンコドンのうち約10個がAGCであり;
前記コード領域の18個のプロリンコドンのうち約5個がCCTであり、前記プロリンコドンのうち約6個がCCCであり、前記プロリンコドンのうち約5個がCCAであり、前記プロリンコドンのうち約2個がCCGであり;
前記コード領域の30個のスレオニンコドンのうち約7個がACTであり、前記スレオニンコドンのうち約11個がACCであり、前記スレオニンコドンのうち約8個がACAであり、前記スレオニンコドンのうち約4個がACGであり;
前記コード領域の39個のアラニンコドンのうち約10個がGGTであり、前記アラニンコドンのうち約16個がGCCであり、前記アラニンコドンのうち約9個がGCAであり、前記アラニンコドンのうち約4個がGCGであり;
前記コード領域の15個のチロシンコドンのうち約7個がTATであり、前記チロシンコドンのうち約8個がTACであり;
前記コード領域の6個のヒスチジンコドンのうち約2個がCATであり、前記ヒスチジンコドンのうち約4個がCACであり;
前記コード領域の21つのグルタミンコドンのうち約5個がCAAであり、前記グルタミンコドンのうち約16個がCAGであり;
前記コード領域の28個のアスパラギンコドンのうち約13個がAATであり、前記アスパラギンコドンのうち約15個がAACであり;
前記コード領域の21つのリジンコドンのうち約9個がAAAであり、前記リジンコドンのうち約12個がAAGであり;
前記コード領域の23個のアスパラギン酸コドンのうち約11個がGATであり、前記アスパラギン酸コドンのうち約12個がGACであり;
前記コード領域の39個のグルタミン酸コドンのうち約16個がGAAであり、前記グルタミン酸コドンのうち約23個がGAGであり;
前記コード領域の8個のシステインコドンのうち約4個がTGTであり、前記システインコドンのうち約4個がTGCであり;
前記コード領域の7個のトリプトファンコドンはTGGであり;
前記コード領域の51つのアルギニンコドンのうち約4個がCGTであり、前記アルギニンコドンのうち約10個がCGCであり、前記アルギニンコドンのうち約6個がCGAであり、前記アルギニンコドンのうち約11個がCGGであり、前記アルギニンコドンのうち約10個がAGAであり、前記アルギニンコドンのうち約10個がAGGであり;
前記コード領域の43個のグリシンコドンのうち約7個がGGTであり、前記グリシンコドンのうち約15個がGGCであり、前記グリシンコドンのうち約11個がGGAであり、前記グリシンコドンのうち約11個がGGGであり;
前記ポリペプチドが、脊椎動物に投与された場合に、SEQ ID NO:7に対する検知可能な免疫応答を誘導することを特徴とする前記単離ポリヌクレオチド。
【請求項126】
前記核酸断片が、SEQ ID NO:7に少なくとも95%は同一であるポリペプチドをコードする、請求項125に記載のポリヌクレオチド。
【請求項127】
前記核酸断片がSEQ ID NO:7をコードする、請求項126に記載のポリヌクレオチド。
【請求項128】
SEQ ID NO:5*42に少なくとも90%は同一であるポリペプチドをコードする核酸断片を含む単離ポリヌクレオチドであって、前記核酸断片がSEQ ID NO:7のポリペプチドのコドン最適化コード領域の変異体断片である単離ポリヌクレオチドにおいて;
前記コード領域の18個のフェニルアラニンコドンはTTCであり、前記コード領域の35個のロイシンコドンはCTGであり、前記コード領域の27個のイソロイシンコドンはATCであり、前記コード領域の26個のメチオニンコドンはATGであり、前記コード領域の24個のバリンコドンはGTGであり、前記コード領域の43個のセリンコドンはAGCであり、前記コード領域の18個のプロリンコドンはCCCであり、前記コード領域の30個のスレオニンコドンはACCであり、前記コード領域の39個のアラニンコドンはGCCであり、前記コード領域の15個のチロシンコドンはTACであり、前記コード領域の6個のヒスチジンコドンはCACであり、前記コード領域の21つのグルタミンコドンはCAGであり、前記コード領域の28個のアスパラギンコドンはAACであり、前記コード領域の21つのリシンコドンはAAGであり、前記コード領域の23個のアスパラギン酸コドンはGACであり、前記コード領域の39個のグルタミン酸コドンはGAGであり、前記コード領域の7個のトリプトファンコドンはTGGであり、前記コード領域の51つのアルギニンコドンはCGG、AGA,あるいはAGGであり、さらに前記コード領域の43個のグリシンコドンはGGCであり;
前記ポリペプチドが、脊椎動物に投与された場合に、SEQ ID NO:7に対する検知可能な免疫応答を誘導することを特徴とする前記単離ポリヌクレオチド。
【請求項129】
前記核酸断片が、SEQ ID NO:7に少なくとも95%は同一であるポリペプチドをコードする、請求項128に記載のポリヌクレオチド。
【請求項130】
前記核酸断片がSEQ ID NO:7をコードする、請求項129に記載のポリヌクレオチド。
【請求項131】
前記核酸断片を異種の核酸に連結した、請求項119から130のいずれか1項に記載のポリヌクレオチド。
【請求項132】
前記異種の核酸が、前記核酸断片によりコードされるポリペプチドに融合されている異種のポリペプチドをコードする、請求項131に記載のポリヌクレオチド。
【請求項133】
前記異種のポリペプチドがB型肝炎コア抗原である、請求項132に記載のポリヌクレオチド。
【請求項134】
前記B型肝炎コア抗原が、SEQ ID NO:40およびSEQ ID NO:42からなる群から選択されるポリペプチドの少なくとも50個のアミノ酸を含む、請求項133に記載のポリヌクレオチド。
【請求項135】
DNAであり、前記核酸断片に作動可能にプロモータが附随している、請求項119から134のいずれか1項に記載のポリヌクレオチド。
【請求項136】
RNAである、請求項119から134のいずれか1項に記載のポリヌクレオチド。
【請求項137】
メッセンジャーRNA(mRNA)である、請求項136に記載のポリヌクレオチド。
【請求項138】
請求項119から137のいずれか1項に記載のポリヌクレオチドから成るベクター。
【請求項139】
プラスミドである、請求項138に記載のベクター。
【請求項140】
請求項119から137のいずれか1項に記載のポリヌクレオチドと、担体とを含む組成物。
【請求項141】
さらに、アジュバントおよび形質移入促進化合物からなる群から選択される構成成分を含む、請求項140に記載の組成物。
【請求項142】
前記アジュバントが、
(a) ((±)-N-(3-アミノプロピル)-N,N-ジメチル-2,3-ビス(シン-9-テトラデセニールオキシ)-1-プロパンアミニウムブロミド) ((±)-N-(3-aminopropyl)-N,N-dimethyl-2,3-bis(syn-9-tetradeceneyloxy)-1-propanaminium bromide)](GAP-DMORIE)及び中性脂質;
(b) サイトカイン;
(c) モノリン酸リピドAおよびトレハロースジコリノミコレートAF (MPL + TDM);
(d) 溶解モノリン酸リピドA製剤;および
(e) CRL1005/BAK
からなる群から選択される、請求項141に記載の組成物。
【請求項143】
前記アジュバントが((±)-N-(3-アミノプロピル)-N,N-ジメチル-2,3-ビス(シン-9-テトラデセニールオキシ)-1-プロパンアミニウムブロミド)(GAP-DMORIE)を含み、
前記中性脂質が
(a) 1,2-ジオレオイル-sn-グリセロ-3-ホスフォエタノールアミン(DOPE);
(b) 1,2-ジフィタノイル-sn-グリセロ-3-ホスフォエタノールアミン(DPyPE);および
(c) 1,2-ジミリストイル-グリセロ-3-ホスフォエタノールアミン(DMPE)
からなる群から選択される、請求項142に記載の組成物。
【請求項144】
前記中性脂質がDPyPEである、請求項143に記載の組成物。
【請求項145】
形質移入促進化合物(±)-N-(2-ヒドロキシエチル)-N,N-ジメチル-2,3-ビス(テトラデシルオキシ)-1-プロパンアミニウムブロミドを含む、請求項141に記載の組成物。
【請求項146】
前記アジュバント又は形質移入促進化合物がCRL1005および塩化ベンザルコニウム(BAK)を含む、請求項141に記載の組成物。
【請求項147】
前記CRL1005およびBAKが
(a) 0.3mM BAK及び7.5mg/ml CRL 1005;
(b) 0.3mM BAK及び34mg/ml CRL 1005;および
(c) 0.3mM BAK及び50mg/ml CRL 1005
からなる群から選択される濃度で存在する、請求項146に記載の組成物。
【請求項148】
曇点より高い温度でのサーマルサイクルを行わずに、CRL1005、BAK、およびポリヌクレオチドを曇点より低い温度で組み合わせることにより製剤化した、請求項146あるいは請求項147に記載の組成物。
【請求項149】
脊椎動物におけるインフルエンザ感染を治療又は予防する方法であって、請求項119から137のいずれか1項に記載のポリヌクレオチドをそのようなインフルエンザ感染に対する治療又は予防を必要としている脊椎動物に投与することを含む前記方法。
【請求項150】
SEQ ID NO:9の少なくとも20個の連続したアミノ酸をコードする核酸断片を含む単離ポリヌクレオチドであって、前記核酸断片はSEQ ID NO:9のポリペプチドのコドン最適化コード領域の核酸断片である単離ポリヌクレオチドにおいて;
前記コード領域の18個のフェニルアラニンコドンのうち約8個がTTTであり、前記フェニルアラニンコドンのうち約10個がTTCであり;
前記コード領域の35個のロイシンコドンのうち約3個がTTAであり、前記ロイシンコドンのうち約4個がTTGであり、前記ロイシンコドンのうち約5個がCTTであり、前記ロイシンコドンのうち約7個がCTCであり、前記ロイシンコドンのうち約2個がCTAであり、前記ロイシンコドンのうち約14個がCTGであり;
前記コード領域の27個のイソロイシンコドンのうち約10個がATTであり、前記イソロイシンコドンのうち約13個がATCであり、前記イソロイシンコドンのうち約4個がATAであり;
前記コード領域の26個のメチオニンコドンはATGであり;
前記コード領域の24個のバリンコドンのうち約4個がGTTであり、前記バリンコドンのうち約6個がGTGであり、前記バリンコドンのうち約3個がGTAであり、前記バリンコドンのうち約11個がGTGであり;
前記コード領域の43個のセリンコドンのうち約8個がTCTであり、前記セリンコドンのうち約9個がTCCであり、前記セリンコドンのうち約6個がTCAであり、前記セリンコドンのうち約2個がTCGであり、前記セリンコドンのうち約6個がAGTであり、前記セリンコドンのうち約10個がAGCであり;
前記コード領域の18個のプロリンコドンのうち約5個がCCTであり、前記プロリンコドンのうち約6個がCCCであり、前記プロリンコドンのうち約5個がCCAであり、前記プロリンコドンのうち約2個がCCGであり;
前記コード領域の30個のスレオニンコドンのうち約7個がACTであり、前記スレオニンコドンのうち約11個がACCであり、前記スレオニンコドンのうち約8個がACAであり、前記スレオニンコドンのうち約4個がACGであり;
前記コード領域の39個のアラニンコドンのうち約10個がGGT*9であり、前記アラニンコドンのうち約16個がGCCであり、前記アラニンコドンのうち約9個がGCAであり、前記アラニンコドンのうち約4個がGCGであり;
前記コード領域の15個のチロシンコドンのうち約7個がTATであり、前記チロシンコドンのうち約8個がTACであり;
前記コード領域の6個のヒスチジンコドンのうち約2個がCATであり、前記ヒスチジンコドンのうち約4個がCACであり;
前記コード領域の21つのグルタミンコドンのうち約5個がCAAであり、前記グルタミンコドンのうち約16個がCAGであり;
前記コード領域の28個のアスパラギンコドンのうち約13個がAATであり、前記アスパラギンコドンのうち約15個がAACであり;
前記コード領域の21つのリジンコドンのうち約9個がAAAであり、前記リジンコドンのうち約12個がAAGであり;
前記コード領域の23個のアスパラギン酸コドンのうち約11個がGATであり、前記アスパラギン酸コドンのうち約12個がGACであり;
前記コード領域の39個のグルタミン酸コドンのうち約16個がGAAであり、前記グルタミン酸コドンのうち約23個がGAGであり;
前記コード領域の8個のシステインコドンのうち約4個がTGTであり、前記システインコドンのうち約4個がTGCであり;
前記コード領域の7個のトリプトファンコドンはTGGであり;
前記コード領域の51つのアルギニンコドンのうち約4個がCGTであり、前記アルギニンコドンのうち約10個がCGCであり、前記アルギニンコドンのうち約6個がCGAであり、前記アルギニンコドンのうち約11個がCGGであり、前記アルギニンコドンのうち約10個がAGAであり、前記アルギニンコドンのうち約10個がAGGであり;
前記コード領域の43個のグリシンコドンのうち約7個がGGTであり、前記グリシンコドンのうち約15個がGGCであり、前記グリシンコドンのうち約11個がGGAであり、前記グリシンコドンのうち約11個がGGGであり;
前記の少なくとも20個の連続したアミノ酸が、脊椎動物に投与された場合に、SEQ ID NO:9に対する検知可能な免疫応答を誘導することを特徴とする前記単離ポリヌクレオチド。
【請求項151】
前記コドン最適化コード領域がSEQ ID NO:34を含む、請求項150に記載のポリヌクレオチド。
【請求項152】
SEQ ID NO:9の少なくとも20個の連続したアミノ酸をコードする核酸断片を含む単離ポリヌクレオチドであって、前記核酸断片はSEQ ID NO:9のポリペプチドのコドン最適化コード領域の核酸断片である単離ポリヌクレオチドにおいて;
前記コード領域の18個のフェニルアラニンコドンはTTCであり、前記コード領域の35個のロイシンコドンはCTGであり、前記コード領域の27個のイソロイシンコドンはATCであり、前記コード領域の26個のメチオニンコドンはATGであり、前記コード領域の24個のバリンコドンはGTGであり、前記コード領域の43個のセリンコドンはAGCであり、前記コード領域の18個のプロリンコドンはCCCであり、前記コード領域の30個のスレオニンコドンはACCであり、前記コード領域の39個のアラニンコドンはGCCであり、前記コード領域の15個のチロシンコドンはTACであり、前記コード領域の6個のヒスチジンコドンはCACであり、前記コード領域の21つのグルタミンコドンはCAGであり、前記コード領域の28個のアスパラギンコドンはAACであり、前記コード領域の21つのリシンコドンはAAGであり、前記コード領域の23個のアスパラギン酸コドンはGACであり、前記コード領域の39個のグルタミン酸コドンはGAGであり、前記コード領域の7個のトリプトファンコドンはTGGであり、前記コード領域の51つのアルギニンコドンはCGG、AGA又はAGGであり、前記コード領域の43個のグリシンコドンはGGCであり;
前記の少なくとも20個の連続したアミノ酸が、脊椎動物に投与された場合に、SEQ ID NO:9に対する検知可能な免疫応答を誘導することを特徴とする前記単離ポリヌクレオチド。
【請求項153】
前記コドン最適化コード領域がSEQ ID NO:35を含む、請求項152に記載のポリヌクレオチド。
【請求項154】
前記核酸断片がSEQ ID NO:9の少なくとも50個のアミノ酸をコードする、請求項150から153のいずれか1項に記載のポリヌクレオチド。
【請求項155】
前記核酸断片がSEQ ID NO:9の少なくとも100個の連続したアミノ酸をコードする、請求項150から154のいずれか1項に記載のポリヌクレオチド。
【請求項156】
SEQ ID NO:9に少なくとも90%は同一であるポリペプチドをコードする核酸断片を含む単離ポリヌクレオチドであって、前記核酸断片がSEQ ID NO:9のポリペプチドのコドン最適化コード領域の変異体断片である単離ポリヌクレオチドにおいて;
前記コード領域の18個のフェニルアラニンコドンのうち約8個がTTTであり、前記フェニルアラニンコドンのうち約10個がTTCであり;
前記コード領域の35個のロイシンコドンのうち約3個がTTAであり、前記ロイシンコドンのうち約4個がTTGであり、前記ロイシンコドンのうち約5個がCTTであり、前記ロイシンコドンのうち約7個がCTCであり、前記ロイシンコドンのうち約2個がCTAであり、前記ロイシンコドンのうち約14個がCTGであり;
前記コード領域の27個のイソロイシンコドンのうち約10個がATTであり、前記イソロイシンコドンのうち約13個がATCであり、前記イソロイシンコドンのうち約4個がATAであり;
前記コード領域の26個のメチオニンコドンはATGであり;
前記コード領域の24個のバリンコドンのうち約4個がGTTであり、前記バリンコドンのうち約6個がGTGであり、前記バリンコドンのうち約3個がGTAであり、前記バリンコドンのうち約11個がGTGであり;
前記コード領域の43個のセリンコドンのうち約8個がTCTであり、前記セリンコドンのうち約9個がTCCであり、前記セリンコドンのうち約6個がTCAであり、前記セリンコドンのうち約2個がTCGであり、前記セリンコドンのうち約6個がAGTであり、前記セリンコドンのうち約10個がAGCであり;
前記コード領域の18個のプロリンコドンのうち約5個がCCTであり、前記プロリンコドンのうち約6個がCCCであり、前記プロリンコドンのうち約5個がCCAであり、前記プロリンコドンのうち約2個がCCGであり;
前記コード領域の30個のスレオニンコドンのうち約7個がACTであり、前記スレオニンコドンのうち約11個がACCであり、前記スレオニンコドンのうち約8個がACAであり、前記スレオニンコドンのうち約4個がACGであり;
前記コード領域の39個のアラニンコドンのうち約10個がGGT*9であり、前記アラニンコドンのうち約16個がGCCであり、前記アラニンコドンのうち約9個がGCAであり、前記アラニンコドンのうち約4個がGCGであり;
前記コード領域の15個のチロシンコドンのうち約7個がTATであり、前記チロシンコドンのうち約8個がTACであり;
前記コード領域の6個のヒスチジンコドンのうち約2個がCATであり、前記ヒスチジンコドンのうち約4個がCACであり;
前記コード領域の21つのグルタミンコドンのうち約5個がCAAであり、前記グルタミンコドンのうち約16個がCAGであり;
前記コード領域の28個のアスパラギンコドンのうち約13個がAATであり、前記アスパラギンコドンのうち約15個がAACであり;
前記コード領域の21つのリジンコドンのうち約9個がAAAであり、前記リジンコドンのうち約12個がAAGであり;
前記コード領域の23個のアスパラギン酸コドンのうち約11個がGATであり、前記アスパラギン酸コドンのうち約12個がGACであり;
前記コード領域の39個のグルタミン酸コドンのうち約16個がGAAであり、前記グルタミン酸コドンのうち約23個がGAGであり;
前記コード領域の8個のシステインコドンのうち約4個がTGTであり、前記システインコドンのうち約4個がTGCであり;
前記コード領域の7個のトリプトファンコドンはTGGであり;
前記コード領域の51つのアルギニンコドンのうち約4個がCGTであり、前記アルギニンコドンのうち約10個がCGCであり、前記アルギニンコドンのうち約6個がCGAであり、前記アルギニンコドンのうち約11個がCGGであり、前記アルギニンコドンのうち約10個がAGAであり、前記アルギニンコドンのうち約10個がAGGであり;
前記コード領域の43個のグリシンコドンのうち約7個がGGTであり、前記グリシンコドンのうち約15個がGGCであり、前記グリシンコドンのうち約11個がGGAであり、前記グリシンコドンのうち約11個がGGGであり;
前記ポリペプチドが、脊椎動物に投与された場合に、SEQ ID NO:9に対する検知可能な免疫応答を誘導することを特徴とする前記単離ポリヌクレオチド。
【請求項157】
前記核酸断片が、SEQ ID NO:9に少なくとも95%は同一であるポリペプチドをコードする、請求項156に記載のポリヌクレオチド。
【請求項158】
前記核酸断片がSEQ ID NO:9をコードする、請求項157に記載のポリヌクレオチド。
【請求項159】
SEQ ID NO:9に少なくとも90%は同一であるポリペプチドをコードする核酸断片を含む単離ポリヌクレオチドで、前記核酸断片がSEQ ID NO:9のポリペプチドのコドン最適化コード領域の変異体断片である単離ポリヌクレオチドにおいて;
前記コード領域の18個のフェニルアラニンコドンはTTCであり、前記コード領域の35個のロイシンコドンはCTGであり、前記コード領域の27個のイソロイシンコドンはATCであり、前記コード領域の26個のメチオニンコドンはATGであり、前記コード領域の24個のバリンコドンはGTGであり、前記コード領域の43個のセリンコドンはAGCであり、前記コード領域の18個のプロリンコドンはCCCであり、前記コード領域の30個のスレオニンコドンはACCであり、前記コード領域の39個のアラニンコドンはGCCであり、前記コード領域の15個のチロシンコドンはTACであり、前記コード領域の6個のヒスチジンコドンはCACであり、前記コード領域の21つのグルタミンコドンはCAGであり、前記コード領域の28個のアスパラギンコドンはAACであり、前記コード領域の21つのリシンコドンはAAGであり、前記コード領域の23個のアスパラギン酸コドンはGACであり、前記コード領域の39個のグルタミン酸コドンはGAGであり、前記コード領域の7個のトリプトファンコドンはTGGであり、前記コード領域の51つのアルギニンコドンはCGG、AGA及びAGGであり、さらに前記コード領域の43個のグリシンコドンはGGCであり;
前記ポリペプチドが、脊椎動物に投与された場合に、SEQ ID NO:9に対する検知可能な免疫応答を誘導することを特徴とする前記単離ポリヌクレオチド。
【請求項160】
前記核酸断片が、SEQ ID NO:9に少なくとも95%は同一であるポリペプチドをコードする、請求項159に記載のポリヌクレオチド。
【請求項161】
前記核酸断片がSEQ ID NO:9をコードする、請求項160に記載のポリヌクレオチド。
【請求項162】
前記核酸断片を異種の核酸に連結した、請求項150から161のいずれか1項に記載のポリヌクレオチド。
【請求項163】
前記異種の核酸が、前記核酸断片によりコードされるポリペプチドに融合されている異種のポリペプチドをコードする、請求項162に記載のポリヌクレオチド。
【請求項164】
前記異種のポリペプチドがB型肝炎コア抗原である、請求項163に記載のポリヌクレオチド。
【請求項165】
前記B型肝炎コア抗原が、SEQ ID NO:40およびSEQ ID NO:42からなる群から選択されるポリペプチドの少なくとも50個のアミノ酸を含む、請求項164に記載のポリヌクレオチド。
【請求項166】
DNAであり、前記核酸断片に作動可能にプロモータが附随している、請求項150から165のいずれか1項に記載のポリヌクレオチド。
【請求項167】
RNAである、請求項150から165のいずれか1項に記載のポリヌクレオチド。
【請求項168】
メッセンジャーRNA(mRNA)である、請求項167に記載のポリヌクレオチド。
【請求項169】
請求項150から168のいずれか1項に記載のポリヌクレオチドから成るベクター。
【請求項170】
プラスミドである、請求項169に記載のベクター。
【請求項171】
請求項150から168のいずれか1項に記載のポリヌクレオチドと担体とを含む組成物。
【請求項172】
さらに、アジュバントおよび形質移入促進化合物からなる群から選択される構成成分を含む、請求項171に記載の組成物。
【請求項173】
前記アジュバントが、
(a) ((±)-N-(3-アミノプロピル)-N,N-ジメチル-2,3-ビス(シン-9-テトラデセニールオキシ)-1-プロパンアミニウムブロミド)(GAP-DMORIE)及び中性脂質;
(b) サイトカイン;
(c) モノリン酸リピドAおよびトレハロースジクリノミコレートAF(MPL + TDM);
(d) 溶解モノリン酸リピドA [mono-phosphoryl lipid A]製剤;および
(e) CRL1005/BAK
からなる群から選択される、請求項172に記載の組成物。
【請求項174】
前記アジュバントが、((±)-N-(3-アミノプロピル)-N,N-ジメチル-2,3-ビス(シン-9-テトラデセニールオキシ)-1-プロパンアミニウムブロミド(GAP-DMORIE)を含み、
前記中性脂質が
(a) 1,2-ジオレオイル-sn-グリセロ-3-ホスフォエタノールアミン(DOPE);
(b)1,2-ジフィタノイル-sn-グリセロ-3-ホスフォエタノールアミン(DPyPE);および
(c) 1,2-ジミリストイル-グリセロ-3-ホスフォエタノールアミン(DMPE)
からなる群から選択される、請求項173に記載の組成物。
【請求項175】
前記中性脂質がDPyPEである、請求項174に記載の組成物。
【請求項176】
形質移入促進化合物(±)-N-(2-ヒドロキシエチル)-N,N-ジメチル-2,3-ビス(テトラデシルオキシ)-1-プロパンアミニウムブロミド(DMRIE)を含む、請求項172に記載の組成物。
【請求項177】
前記アジュバント又は形質移入促進化合物がCRL1005および塩化ベンザルコニウム(BAK)を含む、請求項172に記載の組成物。
【請求項178】
前記CRL1005及びBAKが
(a) 0.3mM BAK及び7.5mg/ml CRL 1005;
(b) 0.3mM BAK及び34mg/ml CRL 1005;および
(c) 0.3mM BAK及び50mg/ml CRL 1005
からなる群から選択される濃度で存在する、請求項172に記載の組成物。
【請求項179】
曇点(cloud point)より高い温度でのサーマルサイクルを行わずに、CRL1005、BAK、およびポリヌクレオチドを曇点より低い温度で組み合わせる(combining)ことにより製剤化した、請求項176あるいは請求項178に記載の組成物。
【請求項180】
脊椎動物におけるインフルエンザ感染を治療又は予防する方法であって、請求項150から168のいずれか1項に記載のポリヌクレオチドをそのようなインフルエンザ感染に対する治療又は予防を必要としている脊椎動物に投与することを含む前記方法。
【請求項181】
SEQ ID NO:16の少なくとも20個の連続したアミノ酸をコードする核酸断片を含む単離ポリヌクレオチドであって、前記核酸断片はSEQ ID NO:16のポリペプチドのコドン最適化コード領域の核酸断片である単離ポリヌクレオチドにおいて;
21つのフェニルアラニンコドンのうち約10個がTTTであり、前記フェニルアラニンコドンのうち約12個がTTCであり;
39個のロイシンコドンのうち約3個がTTAであり、前記ロイシンコドンのうち約5個がTTGであり、前記ロイシンコドンのうち約5個がCTTであり、前記ロイシンコドンのうち約8個がCTCであり、前記ロイシンコドンのうち約3個がCTAであり、前記ロイシンコドンのうち約16個がCTGであり;
38個のイソロイシンコドンのうち約14個がATTであり、前記イソロイシンコドンのうち約18個がATCであり、前記イソロイシンコドンのうち約6個がATAであり;
27個のメチオニンコドンはATGであり;
32個のバリンコドンのうち約6個がGTTであり、前記バリンコドンのうち約8個がGTGであり、前記バリンコドンのうち約4個がGTAであり、前記バリンコドンのうち約15個がGTGであり;
40個のセリンコドンのうち約7個がTCTであり、前記セリンコドンのうち約9個がTCCであり、前記セリンコドンのうち約6個がTCAであり、前記セリンコドンのうち約2個がTCGであり、vセリンコドンのうち約6個がAGTであり、前記セリンコドンのうち約10個がAGCであり;
26個のプロリンコドンのうち約7個がCCTであり、前記プロリンコドンのうち約9個がCCCであり、前記プロリンコドンのうち約7個がCCAであり、前記プロリンコドンのうち約3個がCCGであり;38個のスレオニンコドンのうち約9個がACTであり、前記スレオニンコドンのうち約14個がACCであり、前記スレオニンコドンのうち約11個がACAであり、前記スレオニンコドンのうち約4個がACGであり;
41つのアラニンコドンのうち約11個がGCTであり、前記アラニンコドンのうち約17個がGCCであり、前記アラニンコドンのうち約9個がGCAであり、前記アラニンコドンのうち約4個がGCGであり;
14個のチロシンコドンのうち約6個がTATであり、前記チロシンコドンのうち約8個がTACであり;4個のヒスチジンコドンのうち約2個がCATであり、前記ヒスチジンコドンのうち約2個がCACであり;
19個のグルタミンコドンのうち約5個がCAAであり、前記グルタミンコドンのうち約14個がCAGであり;25個のアスパラギンコドンのうち約12個がAATであり、前記アスパラギンコドンのうち約13個がAACであり;52個のリジンコドンのうち約22個がAAAであり、前記リジンコドンのうち約30個がAAGであり;
34個のアスパラギン酸コドンのうち約16個がGATであり、前記アスパラギン酸コドンのうち約18個がGACであり;
30個のグルタミン酸コドンのうち約12個がGAAであり、前記グルタミン酸コドンのうち約18個がGAGであり;
5個のシステインコドンのうち約2個がTGTであり、前記システインコドンのうち約3個がTGCであり;
単一のトリプトファンコドンはTGGであり;
30個のアルギニンコドンのうち約2個がCGTであり、前記アルギニンコドンのうち約6個がCGCであり、前記アルギニンコドンのうち約3個がCGAであり、前記アルギニンコドンのうち約6個がCGGであり、前記アルギニンコドンのうち約6個がAGAであり、前記アルギニンコドンのうち約6個がAGGであり;
44個のグリシンコドンのうち約7個がGGTであり、前記グリシンコドンのうち約15個がGGCであり、前記グリシンコドンのうち約11個がGGAであり、前記グリシンコドンのうち約11個がGGGであり;
前記の少なくとも20個の連続したアミノ酸が、脊椎動物に投与された場合に、SEQ ID NO:2に対する検知可能な免疫応答を誘導することを特徴とする前記単離ポリヌクレオチド。
【請求項182】
前記コドン最適化コード領域がSEQ ID NO:36を含む、請求項181に記載のポリヌクレオチド。
【請求項183】
SEQ ID NO:16の少なくとも20個の連続したアミノ酸をコードする核酸断片を含む単離ポリヌクレオチドであって、前記核酸断片はSEQ ID NO:16のポリペプチドのコドン最適化コード領域の核酸断片である単離ポリヌクレオチドにおいて;
前記コード領域の21つのフェニルアラニンコドンはTTCであり、前記コード領域の39個のロイシンコドンはCTGであり、前記コード領域の38個のイソロイシンコドンはATCであり、前記コード領域の27個のメチオニンコドンはATGであり、前記コード領域の32個のバリンコドンはGTGであり、前記コード領域の40個のセリンコドンはAGCであり、前記コード領域の26個のプロリンコドンはCCCであり、前記コード領域の38個のスレオニンコドンはACCであり、前記コード領域の41つのアラニンコドンはGCCであり、前記コード領域の14個のチロシンコドンはTACであり、前記コード領域の4個のヒスチジンコドンはCACであり、前記コード領域の19個のグルタミンコドンはCAGであり、前記コード領域の25個のアスパラギンコドンはAACであり、前記コード領域の52個のリシンコドンはAAGであり、前記コード領域の34個のアスパラギン酸コドンはGACであり、前記コード領域の30個のグルタミン酸コドンはGAGであり、前記コード領域の1つのトリプトファンコドンはTGGであり、前記コード領域の30個のアルギニンコドンはCGG、AGA及びAGG(ヒトゲノムにおけるこれら3個のコドンの使用頻度にはあまり差異がない)からなる群から選択され、さらに前記コード領域の44個のグリシンコドンはGGCであり;
前記の少なくとも20個の連続したアミノ酸が、脊椎動物に投与された場合に、SEQ ID NO:2に対する検知可能な免疫応答を誘導することを特徴とする前記単離ポリヌクレオチド。
【請求項184】
前記コドン最適化コード領域がSEQ ID NO:37を含む、請求項183に記載のポリヌクレオチド。
【請求項185】
SEQ ID NO:16の少なくとも20個の連続したアミノ酸をコードする核酸断片を含む単離ポリヌクレオチドであって、前記核酸断片はSEQ ID NO:16のポリペプチドのコドン最適化コード領域の核酸断片である単離ポリヌクレオチドにおいて;
39個のロイシンコドンがCTGであり、26個のプロリンコドンがCCCであり、41つのアラニンコドンがGCCであり、19個のグルタミンコドンがCAGであり、25個のアルパラギンコドンがAACであり、52個のリジンコドンがAAGであり、30個のグルタミン酸コドンがGAGであることを除いて、前記コドン最適化コード領域がSEQ ID NO:1のヌクレオチド1から1680から成り;
前記の少なくとも20個の連続したアミノ酸が、脊椎動物に投与された場合に、SEQ ID NO:16に対する検知可能な免疫応答を誘導することを特徴とする前記単離ポリヌクレオチド。
【請求項186】
前記コドン最適化コード領域がSEQ ID NO:38を含む、請求項185に記載のポリヌクレオチド。
【請求項187】
前記核酸断片がSEQ ID NO:16の少なくとも50個の連続したアミノ酸をコードする、請求項181から186のいずれか1項に記載のポリヌクレオチド。
【請求項188】
前記核酸断片がSEQ ID NO:16の少なくとも100個の連続したアミノ酸をコードする、請求項181から186のいずれか1項に記載のポリヌクレオチド。
【請求項189】
前記核酸断片がSEQ ID NO:16をコードする、請求項188に記載のポリヌクレオチド。
【請求項190】
SEQ ID NO:16に少なくとも90%は同一であるポリペプチドをコードする核酸断片を含む単離ポリヌクレオチドであって、前記核酸断片がSEQ ID NO:2*44のポリペプチドのコドン最適化コード領域の変異体断片である単離ポリヌクレオチドにおいて;
21つのフェニルアラニンコドンのうち約10個がTTTであり、前記フェニルアラニンコドンのうち約12個がTTCであり;
39個のロイシンコドンのうち約3個がTTAであり、前記ロイシンコドンのうち約5個がTTGであり、前記ロイシンコドンのうち約5個がCTTであり、前記ロイシンコドンのうち約8個がCTCであり、前記ロイシンコドンのうち約3個がCTAであり、前記ロイシンコドンのうち約16個がCTGであり;
38個のイソロイシンコドンのうち約14個がATTであり、前記イソロイシンコドンのうち約18個がATCであり、前記イソロイシンコドンのうち約6個がATAであり; 27個のメチオニンコドンはATGであり;
32個のバリンコドンのうち約6個がGTTであり、前記バリンコドンのうち約8個がGTGであり、前記バリンコドンのうち約4個がGTAであり、前記バリンコドンのうち約15個がGTGであり;
40個のセリンコドンのうち約7個がTCTであり、前記セリンコドンのうち約9個がTCCであり、前記セリンコドンのうち約6個がTCAであり、前記セリンコドンのうち約2個がTCGであり、セリンコドンのうち約6個がAGTであり、前記セリンコドンのうち約10個がAGCであり;
26個のプロリンコドンのうち約7個がCCTであり、前記プロリンコドンのうち約9個がCCCであり、前記プロリンコドンのうち約7個がCCAであり、前記プロリンコドンのうち約3個がCCGであり;38個のスレオニンコドンのうち約9個がACTであり、前記スレオニンコドンのうち約14個がACCであり、前記スレオニンコドンのうち約11個がACAであり、前記スレオニンコドンのうち約4個がACGであり;
41つのアラニンコドンのうち約11個がGCTであり、前記アラニンコドンのうち約17個がGCCであり、前記アラニンコドンのうち約9個がGCAであり、前記アラニンコドンのうち約4個がGCGであり;
14個のチロシンコドンのうち約6個がTATであり、前記チロシンコドンのうち約8個がTACであり;4個のヒスチジンコドンのうち約2個がCATであり、前記ヒスチジンコドンのうち約2個がCACであり;
19個のグルタミンコドンのうち約5個がCAAであり、前記グルタミンコドンのうち約14個がCAGであり;25個のアスパラギンコドンのうち約12個がAATであり、前記アスパラギンコドンのうち約13個がAACであり;52個のリジンコドンのうち約22個がAAAであり、前記リジンコドンのうち約30個がAAGであり;
34個のアスパラギン酸コドンのうち約16個がGATであり、前記アスパラギン酸コドンのうち約18個がGACであり;
30個のグルタミン酸コドンのうち約12個がGAAであり、前記グルタミン酸コドンのうち約18個がGAGであり;
5個のシステインコドンのうち約2個がTGTであり、前記システインコドンのうち約3個がTGCであり;
単一のトリプトファンコドンはTGGであり;
30個のアルギニンコドンのうち約2個がCGTであり、前記アルギニンコドンのうち約6個がCGCであり、前記アルギニンコドンのうち約3個がCGAであり、前記アルギニンコドンのうち約6個がCGGであり、前記アルギニンコドンのうち約6個がAGAであり、前記アルギニンコドンのうち約6個がAGGであり;
44個のグリシンコドンのうち約7個がGGTであり、前記グリシンコドンのうち約15個がGGCであり、前記グリシンコドンのうち約11個がGGAであり、前記グリシンコドンのうち約11個がGGGであり;
前記ポリペプチドが、脊椎動物に投与された場合に、SEQ ID NO:2に対する検知可能な免疫応答を誘導することを特徴とする前記単離ポリヌクレオチド。
【請求項191】
前記核酸断片が、SEQ ID NO:16に少なくとも95%は同一であるポリペプチドをコードする、請求項190に記載のポリヌクレオチド。
【請求項192】
前記核酸断片がSEQ ID NO:16をコードする、請求項191に記載のポリヌクレオチド。
【請求項193】
SEQ ID NO:16に少なくとも90%は同一であるポリペプチドをコードする核酸断片を含む単離ポリヌクレオチドであって、前記核酸断片がSEQ ID NO:16のポリペプチドのコドン最適化コード領域の変異体断片である単離ポリヌクレオチドにおいて;
前記コード領域の21つのフェニルアラニンコドンはTTCであり、前記コード領域の39個のロイシンコドンはCTGであり、前記コード領域の38個のイソロイシンコドンはATCであり、前記コード領域の27個のメチオニンコドンはATGであり、前記コード領域の32個のバリンコドンはGTGであり、前記コード領域の40個のセリンコドンはAGCであり、前記コード領域の26個のプロリンコドンはCCCであり、前記コード領域の38個のスレオニンコドンはACCであり、前記コード領域の41つのアラニンコドンはGCCであり、前記コード領域の14個のチロシンコドンはTACであり、前記コード領域の4個のヒスチジンコドンはCACであり、前記コード領域の19個のグルタミンコドンはCAGであり、前記コード領域の25個のアスパラギンコドンはAACであり、前記コード領域の52個のリシンコドンはAAGであり、前記コード領域の34個のアスパラギン酸コドンはGACであり、前記コード領域の30個のグルタミン酸コドンはGAGであり、前記コード領域の1つのトリプトファンコドンはTGGであり、前記コード領域の30個のアルギニンコドンはCGG、AGA又はAGG(ヒトゲノムにおけるこれら3個のコドンの使用頻度にはあまり差異がない)であり、さらに前記コード領域の44個のグリシンコドンはGGCであり;
前記ポリペプチドが、脊椎動物に投与された場合に、SEQ ID NO:2に対する検知可能な免疫応答を誘導することを特徴とする前記単離ポリヌクレオチド。
【請求項194】
前記核酸断片が、SEQ ID NO:16に少なくとも95%は同一であるポリペプチドをコードする、請求項193に記載のポリヌクレオチド。
【請求項195】
前記核酸断片がSEQ ID NO:16をコードする、請求項194に記載のポリヌクレオチド。
【請求項196】
SEQ ID NO:16に少なくとも90%は同一であるポリペプチドをコードする核酸断片から成る単離ポリヌクレオチドで、前記核酸断片がSEQ ID NO:16のポリペプチドのコドン最適化コード領域の変異体断片である前記単離ポリヌクレオチドにおいて;
33個のロイシンコドンがCTGであり、17個のプロリンコドンがCCCであり、39個のアラニンコドンがGCCであり、21つのグルタミンコドンがCAGであり、26個のアルパラギンコドンがAACであり、21つのリジンコドンがAAGであり、36個のグルタミン酸コドンがGAGであることを除いて、前記コドン最適化コード領域がSEQ ID NO:1のヌクレオチド1から1680から成り;
前記ポリペプチドが、脊椎動物に投与された場合に、SEQ ID NO:16に対する検知可能な免疫応答を誘導することを特徴とする前記単離ポリヌクレオチド。
【請求項197】
前記核酸断片が、SEQ ID NO:16に少なくとも95%は同一であるポリペプチドをコードする、請求項196に記載のポリヌクレオチド。
【請求項198】
前記核酸断片がSEQ ID NO:2をコードする、請求項197に記載のポリヌクレオチド。
【請求項199】
前記核酸断片を異種の核酸に連結した、請求項181から198のいずれか1項に記載のポリヌクレオチド。
【請求項200】
前記異種の核酸が、前記核酸断片によりコードされるポリペプチドに融合されている異種のポリペプチドをコードする、請求項199に記載のポリヌクレオチド。
【請求項201】
前記異種のポリペプチドがB型肝炎コア抗原である、請求項200に記載のポリヌクレオチド。
【請求項202】
前記B型肝炎コア抗原が、SEQ ID NO:40およびSEQ ID NO:42からなる群から選択されるポリペプチドの少なくとも50個のアミノ酸を含む、請求項201に記載のポリヌクレオチド。
【請求項203】
SEQ ID NO:43を含む、請求項202に記載のポリヌクレオチド。
【請求項204】
前記異種のポリペプチドがインフルエンザウィルスM2タンパク質の細胞外ドメインである、請求項200に記載のポリヌクレオチド。
【請求項205】
前記インフルエンザウィルスM2タンパク質の細胞外ドメインがSEQ ID NO:5のアミノ酸1から24を含む、請求項204に記載のポリヌクレオチド。
【請求項206】
DNAであり、前記核酸断片に作動可能にプロモータが附随している、請求項181から205のいずれか1項に記載のポリヌクレオチド。
【請求項207】
RNAである、請求項181から205のいずれか1項に記載のポリヌクレオチド。
【請求項208】
メッセンジャーRNA(mRNA)である、請求項207に記載のポリヌクレオチド。
【請求項209】
請求項181から208のいずれか1項に記載のポリヌクレオチドを含むベクター。
【請求項210】
プラスミドである、請求項209に記載のベクター。
【請求項211】
請求項181から208のいずれか1項に記載のポリヌクレオチドと、担体とを含む組成物。
【請求項212】
さらに、アジュバントおよび形質移入促進化合物からなる群から選択される成分を含む、請求項211に記載の組成物。
【請求項213】
前記アジュバントが、
(a) ((±)-N-(3-アミノプロピル)-N,N-ジメチル-2,3-ビス(シン-9-テトラデセニールオキシ)-1-プロパンアミニウムブロミド)(GAP-DMORIE)及び中性脂質;
(b) サイトカイン;
(c) モノリン酸リピドAおよびトレハロースジクリノミコレートAF(MPL + TDM);
(d) 溶解モノリン酸リピドA [mono-phosphoryl lipid A]製剤;および
(e) CRL1005/BAK
からなる群から選択される、請求項212に記載の組成物。
【請求項214】
前記アジュバントが((±)-N-(3-アミノプロピル)-N,N-ジメチル-2,3-ビス(シン-9-テトラデセニールオキシ)-1-プロパンアミニウムブロミド)(GAP-DMORIE)を含み、
前記中性脂質が
(a) 1,2-ジオレオイル-sn-グリセロ-3-ホスフォエタノールアミン(DOPE);
(b) 1,2-ジフィタノイル-sn-グリセロ-3-ホスフォエタノールアミン(DPyPE);および
(c) 1,2-ジミリストイル-グリセロ-3-ホスフォエタノールアミン(DMPE)
からなる群から選択される、請求項213に記載の組成物。
【請求項215】
前記中性脂質がDPyPEである、請求項214に記載の組成物。
【請求項216】
形質移入促進化合物(±)-N-(2-ヒドロキシエチル)-N,N-ジメチル-2,3-ビス(テトラデシルオキシ)-1-プロパンアミニウムブロミド(DMRIE)を含む、請求項212に記載の組成物。
【請求項217】
前記アジュバントあるいは形質移入促進化合物がCRL1005および塩化ベンザルコニウム(BAK)を含む、請求項212に記載の組成物。
【請求項218】
前記CRL1005及びBAKが
(a) 0.3mM BAK及び7.5mg/ml CRL 1005;
(b) 0.3mM BAK及び34mg/ml CRL 1005;および
(c) 0.3mM BAK及び50mg/ml CRL 1005
からなる群から選択される濃度で存在する、請求項217に記載の組成物。
【請求項219】
曇点(cloud point)より高い温度でのサーマルサイクルを行わずに、CRL1005、BAK、およびポリヌクレオチドを曇点より低い温度で組み合わせる(combining)ことにより製剤化した、請求項217又は218に記載の組成物。
【請求項220】
脊椎動物におけるインフルエンザ感染を治療又は予防する方法で、請求項181から209のいずれか1項に記載のポリヌクレオチドをそのようなインフルエンザ感染に対する治療又は予防を必要としている脊椎動物に投与することを含む前記方法。
【請求項221】
さらに、不活性化ウィルス、弱毒化ウィルス、単離インフルエンザウィルスポリペプチドを発現するウィルスベクター、およびインフルエンザウィルスタンパク質/またはその断片/変異体あるいは誘導体に由来する単離ポリペプチドからなる群から選択される従来のワクチン構成要素から成る、請求項31から39、69から77、109から117、140から148、171から179、又は211から219のいずれか1項に記載の組成物。
【請求項222】
前記単離ポリペプチドが、A型インフルエンザウィルスNPタンパク質断片又はその変異体若しくは誘導体、A型インフルエンザウィルスM1タンパク質断片又はその変異体若しくは誘導体、インフルエンザM2タンパク質断片又はその変異体若しくは誘導体、A型インフルエンザウィルスM2タンパク質の細胞外ドメインに融合されたA型インフルエンザウィルスNPタンパク質を含むポリペプチド、A型インフルエンザウィルスM2タンパク質に融合されたA型インフルエンザウィルスM1タンパク質を含むポリペプチド、並びにB型インフルエンザウィルスNPタンパク質断片又はその変異体若しくは誘導体からなる群から選択される任意の単離インフルエンザウィルスポリペプチド断片又はその変異体若しくは誘導体である、請求項221に記載の組成物。
【請求項223】
前記単離ポリペプチドが、脊椎動物に免疫応答を誘導することができる免疫原性を有するエピトープを少なくとも1つ含む、請求項221に記載の組成物。
【請求項224】
前記コドン最適化核酸組成物と、インフルエンザウィルスタンパク質、又はその断片/変異体/誘導体に由来する前記単離ポリペプチドが同一の製剤に含まれている、請求項221に記載の組成物。
【請求項225】
前記組成物が組み合わせポリヌクレオチドワクチン組成物又は単一製剤異種プライム−ブーストワクチン組成物である、請求項224に記載の組成物。
【請求項226】
前記コドン最適化核酸組成物と、インフルエンザウィルスタンパク質、又はその断片/変異体/誘導体に由来する前記単離ポリペプチドとが異なった製剤に含まれており、前記異なった製剤が連続して又は同時に投与される、請求項221に記載の組成物。
【請求項227】
前記コドン最適化核酸組成物と、インフルエンザウィルスタンパク質、又はその断片/変異体/誘導体に由来する前記単離ポリペプチドとの組み合わせが、個々の構成要素を単独で投与した場合に比べて、同等の又はそれより高い免疫応答を提供する、請求項221に記載の組成物。
【請求項228】
前記コドン最適化核酸組成物と、インフルエンザウィルスタンパク質、又はその断片/変異体/誘導体に由来する前記単離ポリペプチドとの組み合わせがより広範囲の免疫応答を提供する、請求項221に記載の組成物。
【請求項229】
前記コドン最適化核酸組成物と、インフルエンザウィルスタンパク質、又はその断片/変異体/誘導体に由来する前記単離ポリペプチドとの組み合わせが、個々の構成要素を単独で投与した場合に得られる治療効果に比べて、より少ない投与量で治療効果を提供する、請求項221に記載の組成物。
【請求項230】
前記コドン最適化核酸組成物と、インフルエンザウィルスタンパク質、又はその断片/変異体/誘導体に由来する前記単離ポリペプチドとの組み合わせが、ポリペプチドを単独で投与した場合に比べて、少なくとも5%、少なくとも10%、少なくとも20%、少なくとも30%、少なくとも40%、少なくとも50%、少なくとも60%、少なくとも70%少ない単離ポリペプチド投与量で治療効果を提供する、請求項229に記載の組成物。
【請求項231】
前記コドン最適化核酸組成物及び前記単離ポリペプチドの組み合わせが、個々の構成成分を単独で投与した場合に得られる治療効果に比べて、より少ない投与量でより広範囲の免疫応答を提供する、請求項221に記載の組成物。
【請求項232】
請求項32から39、70から78、111から119、143から151、175から183のいずれか1項に記載されている前記組成物、或いはインフルエンザウィルスタンパク質、又はその断片/変異体若しくは誘導体に由来する前記単離ポリペプチドを投与することにより得られる免疫応答に比べて、前記免疫応答が同等であるかあるいはより高い、請求項221に記載の組成物を投与することにより免疫応答を誘導する方法。
【請求項233】
前記免疫応答がより広範囲の免疫応答である、請求項232に記載の方法。
【請求項234】
インフルエンザウィルスタンパク質、又はその断片/変異体若しくは誘導体に由来する前記単離ポリペプチドを、節約された投与量で投与することにより、前記免疫応答が達成され、前記節約された投与量が従来投与濃度より低い濃度である、請求項232に記載の方法。
【請求項235】
インフルエンザウィルスタンパク質、又はその断片/変異体若しくは誘導体に由来する前記単離ポリペプチドを、節約された投与量で投与することにより、前記免疫応答が達成され、さらに前記免疫応答がより広範囲の免疫応答である、請求項234に記載の方法。
【請求項236】
インフルエンザウィルスタンパク質、又はその断片/変異体若しくは誘導体に由来する前記単離ポリペプチドの節約された投与量が、ポリペプチドを単独で投与した場合に比べて、少なくとも5%、少なくとも10%、少なくとも20%、少なくとも30%、少なくとも40%、少なくとも50%、少なくとも60%、又は少なくとも70%少ない、請求項234に記載の方法。
【請求項237】
前記免疫応答が、高められた細胞性免疫応答である、請求項232に記載の方法。
【請求項238】
前記免疫応答が、高められた体液性免疫応答である、請求項232に記載の方法。
【請求項239】
脊椎動物におけるインフルエンザ感染を治療又は予防する方法であって、そのような治療又は予防を必要としている脊椎動物に、請求項1から28、41から66、79から106、150から168のいずれか1項に記載されているポリヌクレオチドあるいは請求項31から39、69から77、109から117、171から179、221から231のいずれか1項に記載されている組成物を、請求項181から208に記載されている任意のポリヌクレオチド又は請求項211から219に記載されている任意の成分との組み合わせ又は置換による形態で、投与することを含む方法。
【請求項240】
SEQ ID NO:76のコンセンサスアミノ酸配列の少なくとも20個の連続したアミノ酸を含む単離ポリペプチドであって、前記の少なくとも150個の連続したアミノ酸が、脊椎動物に投与された場合に、SEQ ID NO:76に対する検知可能な免疫応答を誘導することを特徴とする前記単離ポリペプチド。
【請求項241】
前記ポリペプチドが、SEQ ID NO:76のコンセンサスアミノ酸配列の少なくとも200個の連続したアミノ酸を含む、請求項240に記載のポリペプチド。
【請求項242】
前記ポリペプチドが、SEQ ID NO:76のコンセンサスアミノ酸配列の少なくとも250個の連続したアミノ酸を含む、請求項240に記載のポリペプチド。
【請求項243】
SEQ ID NO:76に少なくとも90%は同一であるアミノ酸配列を含む単離ポリペプチドであって、前記ポリペプチドが、脊椎動物に投与された場合に、SEQ ID NO:76に対する検知可能な免疫応答を誘導することを特徴とする前記単離ポリペプチド。
【請求項244】
前記アミノ酸がSEQ ID NO:76に少なくとも95%は同一である、請求項243に記載のポリペプチド。
【請求項245】
前記ポリペプチドがSEQ ID NO:76のコンセンサスアミノ酸配列を含む、請求項240に記載のポリペプチド。
【請求項246】
さらに、前記ポリペプチドに連結された異種のポリペプチドを含む、請求項240から245のいずれか1項に記載のポリペプチド。
【請求項247】
前記異種のポリペプチドがB型肝炎コア抗原である、請求項246に記載のポリペプチド。
【請求項248】
前記B型肝炎コア抗原が、SEQ ID NO:40及びSEQ ID NO:42からなる群から選択されるポリペプチドの少なくとも50個のアミノ酸を含む、請求項247に記載のポリペプチド。
【請求項249】
前記異種のポリペプチドが少なくとも、インフルエンザウィルスM2タンパク質の細胞外ドメインを含む、請求項246に記載のポリペプチド。
【請求項250】
前記インフルエンザウィルスM2タンパク質の細胞外ドメインが、SEQ ID NO:5のアミノ酸1から24およびSEQ ID NO:78のアミノ酸1から24から成る群から選択される、請求項249に記載のポリペプチド。
【請求項251】
請求項240から250のいずれか1項に記載のポリペプチドと、担体とを含む組成物。
【請求項252】
さらに、アジュバントを含む、請求項251に記載の組成物。
【請求項253】
脊椎動物におけるインフルエンザ感染を治療又は予防する方法であって、請求項240から250のいずれか1項に記載のポリペプチドを、そのような治療又は予防を必要としている脊椎動物に投与することを含む方法。
【請求項254】
SEQ ID NO:76のコンセンサスアミノ酸配列の少なくとも150個の連続したアミノ酸をコードする核酸断片を含む単離ポリヌクレオチドであって、前記の少なくとも150個の連続したアミノ酸が、脊椎動物に投与された場合に、SEQ ID NO:76に対する検知可能な免疫応答を誘導することを特徴とする前記単離ポリヌクレオチド。
【請求項255】
前記核酸断片が、SEQ ID NO:76の少なくとも200個の連続したアミノ酸をコードする、請求項254に記載のポリヌクレオチド。
【請求項256】
前記核酸断片が、SEQ ID NO:76の少なくとも250個の連続したアミノ酸をコードする、請求項255に記載のポリヌクレオチド。
【請求項257】
SEQ ID NO:76に少なくとも90%は同一であるポリペプチドをコードする核酸断片を含む単離ポリヌクレオチドであって、前記ポリペプチドが、脊椎動物に投与された場合に、SEQ ID NO:76に対する検知可能な免疫応答を誘導することを特徴とする前記単離ポリヌクレオチド。
【請求項258】
前記核酸断片が、SEQ ID NO:76に少なくとも95%は同一であるポリペプチドをコードする、請求項257に記載のポリヌクレオチド。
【請求項259】
前記核酸断片がSEQ ID NO:76のコンセンサスアミノ酸配列をコードする、請求項254に記載のポリヌクレオチド。
【請求項260】
前記核酸断片が、SEQ ID NO:76のポリペプチドに対するコドン最適化コード領域の断片である、請求項254から259のいずれか1項に記載のポリヌクレオチド。
【請求項261】
前記核酸断片がSEQ ID NO:75を含む、請求項260に記載のポリヌクレオチド。
【請求項262】
さらに、前記核酸断片に連結された異種の核酸を含む、請求項254から261のいずれか1項に記載のポリヌクレオチド。
【請求項263】
前記異種の核酸が、前記核酸断片によりコードされるポリペプチドに融合された異種のポリペプチドをコードする、請求項262に記載のポリヌクレオチド。
【請求項264】
前記異種のポリペプチドがB型肝炎コア抗原である、請求項263に記載のポリヌクレオチド。
【請求項265】
前記B型肝炎コア抗原が、SEQ ID NO:40 及び SEQ ID NO:42からなる群から選択されるポリペプチドの少なくとも50個のアミノ酸を含む、請求項264に記載のポリヌクレオチド。
【請求項266】
SEQ ID NO:43を含む、請求項265に記載のポリヌクレオチド。
【請求項267】
前記異種のポリペプチドが少なくともインフルエンザウィルスM2タンパク質の細胞外領域を含む、請求項263に記載のポリヌクレオチド。
【請求項268】
前記インフルエンザウィルスM2タンパク質の細胞外ドメインが、SEQ ID NO:5のアミノ酸1から24及びSEQ ID NO:78のアミノ酸1から24から成る群から選択される、請求項267に記載のポリヌクレオチド。
【請求項269】
DNAであり、前記核酸断片に作動可能にプロモータが附随している、請求項254から268のいずれか1項に記載のポリヌクレオチド。
【請求項270】
RNAである、請求項254から268のいずれか1項に記載のポリヌクレオチド。
【請求項271】
メッセンジャーRNA(mRNA)である、請求項270に記載のポリヌクレオチド。
【請求項272】
請求項254から271のいずれか1項に記載のポリヌクレオチドを含むベクター。
【請求項273】
前記ベクターがプラスミドである、請求項272に記載のベクター。
【請求項274】
請求項254から292のいずれか1項に記載のポリヌクレオチドと、担体とを含む組成物。
【請求項275】
さらに、アジュバント及び形質移入促進化合物からなる群から選択される成分を含む、請求項274に記載の組成物。
【請求項276】
前記アジュバントが、
(a) ((±)-N-(3-アミノプロピル)-N,N-ジメチル-2,3-ビス(シン-9-テトラデセニールオキシ)-1-プロパンアミニウムブロミド)(GAP-DMORIE)及び中性脂質;
(b) サイトカイン;
(c) モノリン酸リピドAおよびトレハロースジクリノミコレートAF(MPL + TDM);
(d) 溶解モノリン酸リピドA [mono-phosphoryl lipid A]製剤;および
(e) CRL1005/BAK
からなる群から選択される、請求項275に記載の組成物。
【請求項277】
前記アジュバントが((±)-N-(3-アミノプロピル)-N,N-ジメチル-2,3-ビス(シン-9-テトラデセニールオキシ)-1-プロパンアミニウムブロミド)(GAP-DMORIE)を含み、
前記中性脂質が
(a) 1,2-ジオレオイル-sn-グリセロ-3-ホスフォエタノールアミン(DOPE);
(b) 1,2-ジフィタノイル-sn-グリセロ-3-ホスフォエタノールアミン(DPyPE);および
(c) 1,2-ジミリストイル-グリセロ-3-ホスフォエタノールアミン(DMPE)
からなる群から選択される、請求項276に記載の組成物。
【請求項278】
前記中性脂質がDPyPEである、請求項277に記載の組成物。
【請求項279】
形質移入促進化合物(±)-N-(2-ヒドロキシエチル)-N,N-ジメチル-2,3-ビス(テトラデシルオキシ)-1-プロパンアミニウムブロミド(DMRIE)を含む、請求項275に記載の組成物。
【請求項280】
前記アジュバント又は形質移入促進化合物が、CRL1005及び塩化ベンザルコニウム(BAK)を含む、請求項275に記載の組成物。
【請求項281】
前記CRL1005及びBAKが
(a) 0.3mM BAK及び7.5mg/ml CRL 1005;
(b) 0.3mM BAK及び34mg/ml CRL 1005;および
(c) 0.3mM BAK及び50mg/ml CRL 1005
からなる群から選択される濃度で存在する、請求項280に記載の組成物。
【請求項282】
曇点(cloud point)より高い温度でのサーマルサイクルを行わずに、CRL1005、BAK、及びポリヌクレオチドを曇点より低い温度で組み合わせる(combining)ことにより製剤化した、請求項280又は請求項282に記載の組成物。
【請求項283】
脊椎動物におけるインフルエンザ感染を治療又は予防する方法であって、請求項254から271のいずれか1項に記載のポリヌクレオチドを、そのようなインフルエンザ感染に対する治療又は予防を必要としている脊椎動物に投与することを含む前記方法。
【請求項284】
脊椎動物に投与されると前記アミノ酸配列を発現しSEQ ID NO:77に対する検知可能な免疫応答を誘導する、SEQ ID NO:77のコンセンサスアミノ酸配列をコードする核酸断片を含む単離ポリヌクレオチドを含むベクター。
【請求項285】
前記核酸断片が、SEQ ID NO:77のポリペプチドに対するコドン最適化コード領域の断片である、請求項284に記載のベクター。
【請求項286】
前記核酸断片がSEQ ID NO:79を含む、請求項285に記載のベクター。
【請求項287】
さらに、前記核酸断片に連結された異種の核酸を含む、請求項284から286のいずれか1項に記載のベクター。
【請求項288】
前記異種の核酸が、前記核酸断片によりコードされるポリペプチドに融合されている異種のポリペプチドをコードする、請求項287に記載のベクター。
【請求項289】
前記異種のポリペプチドがB型肝炎コア抗原である、請求項288に記載のベクター。
【請求項290】
前記B型肝炎コア抗原が、SEQ ID NO:40及びSEQ ID NO:42からなる群から選択されるポリペプチドの少なくとも50個のアミノ酸を含む、請求項289に記載のベクター。
【請求項291】
前記異種のポリペプチドがインフルエンザウィルスM2タンパク質の細胞外ドメインである、請求項287に記載のベクター。
【請求項292】
前記インフルエンザウィルスM2タンパク質の細胞外ドメインが、SEQ ID NO:5のアミノ酸1から24及びSEQ ID NO:78のアミノ酸1から24から成る群から選択されている、請求項291に記載のベクター。
【請求項293】
前記ポリヌクレオチドがDNAであり、前記核酸断片に作動可能にプロモータが附随している、請求項284から292のいずれか1項に記載のベクター。
【請求項294】
前記ポリヌクレオチドがRNAである、請求項284から292のいずれか1項に記載のベクター。
【請求項295】
前記ポリヌクレオチドがメッセンジャーRNA(mRNA)である、請求項294に記載のベクター。
【請求項296】
プラスミドである、請求項284から293のいずれか1項に記載のベクター。
【請求項297】
請求項284から296のいずれか1項に記載のベクターと、担体とを含む組成物。
【請求項298】
さらに、アジュバント及び形質移入促進化合物からなる群から選択される成分を含む、請求項297に記載の組成物。
【請求項299】
前記アジュバントが、
(a) ((±)-N-(3-アミノプロピル)-N,N-ジメチル-2,3-ビス(シン-9-テトラデセニールオキシ)-1-プロパンアミニウムブロミド)(GAP-DMORIE)及び中性脂質;
(b) サイトカイン;
(c) モノリン酸リピドAおよびトレハロースジクリノミコレートAF(MPL + TDM);
(d) 溶解モノリン酸リピドA [mono-phosphoryl lipid A]製剤;および
(e) CRL1005/BAK
からなる群から選択される、請求項298に記載の組成物。
【請求項300】
前記アジュバントが((±)-N-(3-アミノプロピル)-N,N-ジメチル-2,3-ビス(シン-9-テトラデセニールオキシ)-1-プロパンアミニウムブロミド)(GAP-DMORIE)を含み、
前記中性脂質が
(a) 1,2-ジオレオイル-sn-グリセロ-3-ホスフォエタノールアミン(DOPE);
(b) 1,2-ジフィタノイル-sn-グリセロ-3-ホスフォエタノールアミン(DPyPE);および
(c) 1,2-ジミリストイル-グリセロ-3-ホスフォエタノールアミン(DMPE)
からなる群から選択される、請求項299に記載の組成物。
【請求項301】
前記中性脂質がDPyPEである、請求項300に記載の組成物。
【請求項302】
形質移入促進化合物(±)-N-(2-ヒドロキシエチル)-N,N-ジメチル-2,3-ビス(テトラデシルオキシ)-1-プロパンアミニウムブロミド(DMRIE)を含む、請求項298に記載の組成物。
【請求項303】
前記アジュバント又は形質移入促進化合物がCRL1005および塩化ベンザルコニウム(BAK)を含む、請求項298に記載の組成物。
【請求項304】
前記CRL1005及びBAKが
(a) 0.3mM BAK及び7.5mg/ml CRL 1005;
(b) 0.3mM BAK及び34mg/ml CRL 1005;および
(c) 0.3mM BAK及び50mg/ml CRL 1005
からなる群から選択される濃度で存在する、請求項303に記載の組成物。
【請求項305】
曇点(cloud point)より高い温度でのサーマルサイクルを行わずに、CRL1005、BAK、およびポリヌクレオチドを曇点より低い温度で組み合わせる(combining)ことにより製剤化した、請求項303又は請求項304に記載の組成物。
【請求項306】
脊椎動物におけるインフルエンザ感染を治療又は予防する方法であって、請求項284から296のいずれか1項に記載のベクターを、そのようなインフルエンザ感染に対する治療又は予防を必要としている脊椎動物に投与することを含む方法。
【請求項307】
脊椎動物におけるインフルエンザ感染を治療又は予防する方法であって、SEQ ID NO:77のコンセンサスアミノ酸配列を含むポリペプチドを、そのようなインフルエンザ感染に対する治療又は予防を必要としている脊椎動物に投与することかを含む方法。
【請求項308】
前記ポリペプチドが、SEQ ID NO:77のポリペプチドに対するコドン最適化コード領域を含む核酸断片によりコードされる、請求項307に記載の方法。
【請求項309】
前記ポリペプチドが、SEQ ID NO:79を含む核酸断片によりコードされる、請求項308に記載の方法。
【請求項310】
脊椎動物に投与されると前記アミノ酸配列を発現しSEQ ID NO:78に対する検知可能な免疫応答を誘導する、SEQ ID NO:78のコンセンサスアミノ酸配列をコードする核酸断片を含む単離ポリヌクレオチドから成るベクター。
【請求項311】
前記核酸断片がSEQ ID NO:78のポリペプチドに対するコドン最適化コード領域の断片である、請求項310に記載のベクター。
【請求項312】
前記核酸断片がSEQ ID NO:80を含む、請求項311に記載のベクター。
【請求項313】
さらに、前記核酸断片に連結された異種の核酸を含む、請求項310から312のいずれか1項に記載のベクター。
【請求項314】
前記異種の核酸が、前記核酸断片によりコードされるポリペプチドに融合されている異種のポリペプチドをコードする、請求項313に記載のベクター。
【請求項315】
前記異種のポリペプチドがB型肝炎コア抗原である、請求項314に記載のベクター。
【請求項316】
前記B型肝炎コア抗原が、SEQ ID NO:40及びSEQ ID NO:42からなる群から選択されるポリペプチドの少なくとも50個のアミノ酸を含む、請求項315に記載のベクター。
【請求項317】
前記異種のポリペプチドが、インフルエンザウィルスM1タンパク質又はその断片である、請求項313に記載のベクター。
【請求項318】
前記ポリヌクレオチドがDNAであり、前記核酸断片に作動可能にプロモータが附随している、請求項310から318のいずれか1項に記載のベクター。
【請求項319】
前記ポリヌクレオチドがRNAである、請求項310から318のいずれか1項に記載のベクター。
【請求項320】
前記ポリヌクレオチドがメッセンジャーRNA(mRNA)である、請求項319に記載のベクター。
【請求項321】
プラスミドである、請求項310から318のいずれか1項に記載のベクター。
【請求項322】
請求項310から321のいずれか1項に記載のベクターと、担体とを含む組成物。
【請求項323】
さらに、アジュバントおよび形質移入促進化合物からなる群から選択される成分を含む、請求項322に記載の組成物。
【請求項324】
前記アジュバントが、
(a) ((±)-N-(3-アミノプロピル)-N,N-ジメチル-2,3-ビス(シン-9-テトラデセニールオキシ)-1-プロパンアミニウムブロミド)(GAP-DMORIE)及び中性脂質;
(b) サイトカイン;
(c) モノリン酸リピドAおよびトレハロースジクリノミコレートAF(MPL + TDM);
(d) 溶解モノリン酸リピドA [mono-phosphoryl lipid A]製剤;および
(e) CRL1005/BAK
からなる群から選択される、請求項323に記載の組成物。
【請求項325】
前記アジュバントが((±)-N-(3-アミノプロピル)-N,N-ジメチル-2,3-ビス(シン-9-テトラデセニールオキシ)-1-プロパンアミニウムブロミド)(GAP-DMORIE)を含み、
前記中性脂質が
(a) 1,2-ジオレオイル-sn-グリセロ-3-ホスフォエタノールアミン(DOPE);
(b) 1,2-ジフィタノイル-sn-グリセロ-3-ホスフォエタノールアミン(DPyPE);および
(c) 1,2-ジミリストイル-グリセロ-3-ホスフォエタノールアミン(DMPE)
からなる群から選択される、請求項324に記載の組成物。
【請求項326】
前記中性脂質がDPyPEである、請求項325に記載の組成物。
【請求項327】
形質移入促進化合物(±)-N-(2-ヒドロキシエチル)-N,N-ジメチル-2,3-ビス(テトラデシルオキシ)-1-プロパンアミニウムブロミド(DMRIE)を含む、請求項323に記載の組成物。
【請求項328】
前記アジュバント又は形質移入促進化合物がCRL1005及び塩化ベンザルコニウム(BAK)を含む、請求項323に記載の組成物。
【請求項329】
前記CRL1005及びBAKが
(a) 0.3mM BAK及び7.5mg/ml CRL 1005;
(b) 0.3mM BAK及び34mg/ml CRL 1005;および
(c) 0.3mM BAK及び50mg/ml CRL 1005
からなる群から選択される濃度で存在する、請求項328に記載の組成物。
【請求項330】
曇点(cloud point)より高い温度でのサーマルサイクルを行わずに、CRL1005、BAK、およびポリヌクレオチドを曇点より低い温度で組み合わせる(combining)ことにより製剤化した、請求項328又は329に記載の組成物。
【請求項331】
脊椎動物におけるインフルエンザ感染を治療又は予防する方法であって、請求項310から321のいずれか1項に記載のベクターを、そのようなインフルエンザ感染に対する治療又は予防を必要としている脊椎動物に投与することを含む方法。
【請求項332】
脊椎動物におけるインフルエンザ感染を治療又は予防する方法であって、SEQ ID NO:78のコンセンサスアミノ酸配列を含む単離ポリペプチドを、そのようなインフルエンザ感染に対する治療又は予防を必要としている脊椎動物に投与することを含む前記方法。
【請求項333】
前記ポリペプチドが、SEQ ID NO:78のポリペプチドに対するコドン最適化コード領域を含む核酸断片によりコードされる、請求項332に記載の方法。
【請求項334】
前記ポリペプチドがSEQ ID NO:80を含む核酸断片によりコードされる、請求項333に記載の方法。
【請求項335】
SEQ ID NO:60の核酸断片を含む単離ポリヌクレオチドを含有するベクターであって、前記核酸断片が脊椎動物に投与された場合にSEQ ID NO:77、SEQ ID NO:78及びそれらの混合物からなる群から選択されるポリペプチドの断片を発現し、前記ポリペプチドの断片がSEQ ID NO:77、SEQ ID NO:78及びそれらの混合物からなる群から選択される前記ポリペプチドに対する検知可能な免疫応答を誘導する、前記ベクター。
【請求項336】
前記核酸断片がコドン最適化されている、請求項335に記載のベクター。
【請求項337】
前記核酸断片がSEQ ID NO:79を含む、請求項336に記載のベクター。
【請求項338】
前記核酸断片がSEQ ID NO:80を含む、請求項336に記載のベクター。
【請求項339】
前記核酸断片がSEQ ID NO:61を含む、請求項336に記載のベクター。
【請求項340】
さらに、前記核酸断片に連結された異種の核酸を含む、請求項335から339のいずれか1項に記載のベクター。
【請求項341】
前記異種の核酸が、前記核酸断片によりコードされるポリペプチドに融合されている異種のポリペプチドをコードする、請求項340に記載のベクター。
【請求項342】
前記異種のポリペプチドがB型肝炎コア抗原である、請求項341に記載のベクター。
【請求項343】
前記B型肝炎コア抗原が、SEQ ID NO:40及びSEQ ID NO:42を含む群から選択されるポリペプチドの少なくとも50個のアミノ酸を含む、請求項342に記載のポリヌクレオチド。
【請求項344】
前記ポリヌクレオチドがDNAであり、前記核酸断片に作動可能にプロモータが附随している、請求項335から343のいずれか1項に記載のベクター。
【請求項345】
前記ポリヌクレオチドがRNAである、請求項335から343のいずれか1項に記載のベクター。
【請求項346】
前記ポリヌクレオチドがメッセンジャーRNA(mRNA)である、請求項345に記載のベクター。
【請求項347】
プラスミドである、請求項335から344のいずれか1項に記載のベクター。
【請求項348】
請求項335から347のいずれか1項に記載のベクターと、担体とを含む組成物。
【請求項349】
さらに、アジュバント及び形質移入促進化合物からなる群から選択される成分を含む、請求項348に記載の組成物。
【請求項350】
前記アジュバントが、
(a) ((±)-N-(3-アミノプロピル)-N,N-ジメチル-2,3-ビス(シン-9-テトラデセニールオキシ)-1-プロパンアミニウムブロミド)(GAP-DMORIE)及び中性脂質;
(b) サイトカイン;
(c) モノリン酸リピドAおよびトレハロースジミクリノコレートAF(MPL + TDM);
(d) 溶解モノリン酸リピドA [mono-phosphoryl lipid A]製剤;および
(e) CRL1005/BAK
からなる群から選択される、請求項349に記載の組成物。
【請求項351】
前記アジュバントが((±)-N-(3-アミノプロピル)-N,N-ジメチル-2,3-ビス(シン-9-テトラデセニールオキシ)-1-プロパンアミニウムブロミド)(GAP-DMORIE)を含み、
前記中性脂質が
(a) 1,2-ジオレオイル-sn-グリセロ-3-ホスフォエタノールアミン(DOPE);
(b) 1,2-ジフィタノイル-sn-グリセロ-3-ホスフォエタノールアミン(DPyPE);および
(c) 1,2-ジミリストイル-グリセロ-3-ホスフォエタノールアミン(DMPE)
からなる群から選択される、請求項350に記載の組成物。
【請求項352】
前記中性脂質がDPyPEである、請求項351に記載の組成物。
【請求項353】
形質移入促進化合物(±)-N-(2-ヒドロキシエチル)-N,N-ジメチル-2,3-ビス(テトラデシルオキシ)-1-プロパンアミニウムブロミド(DMRIE)を含む、請求項349に記載の組成物。
【請求項354】
前記アジュバント又は形質移入促進化合物がCRL1005及び塩化ベンザルコニウム(BAK)を含む、請求項349に記載の組成物。
【請求項355】
前記CRL1005及びBAKが
(a) 0.3mM BAK及び7.5mg/ml CRL 1005;
(b) 0.3mM BAK及び34mg/ml CRL 1005;および
(c) 0.3mM BAK及び50mg/ml CRL 1005
からなる群から選択される濃度で存在する、請求項354に記載の組成物。
【請求項356】
曇点(cloud point)より高い温度でのサーマルサイクルを行わずに、CRL1005、BAK、およびポリヌクレオチドを曇点より低い温度で組み合わせる(combining)ことにより製剤化した、請求項354又は請求項355に記載の組成物。
【請求項357】
脊椎動物におけるインフルエンザ感染を治療又は予防する方法であって、請求項335から347のいずれか1項に記載のベクターを、そのようなインフルエンザ感染に対する治療又は予防を必要としている脊椎動物に投与することを含む方法。
【請求項358】
さらに、不活性化ウィルス、弱毒化ウィルス、単離インフルエンザウィルスポリペプチドを発現するウィルスベクター、及びインフルエンザウィルスタンパク質/又はその断片/変異体若しくは誘導体に由来する単離ポリペプチドからなる群から選択される従来のワクチン構成成分を含む、請求項251、252、274から282、297から305、322から330、又は348から356のいずれか1項に記載の組成物。
【請求項359】
前記単離ポリペプチドが、A型インフルエンザウィルスNPタンパク質断片又はその変異体若しくは誘導体、A型インフルエンザウィルスM1タンパク質断片又はその変異体若しくは誘導体、インフルエンザM2タンパク質断片又はその変異体若しくは誘導体、A型インフルエンザウィルスM2タンパク質の細胞外ドメインに融合されたA型インフルエンザウィルスNPタンパク質を含むポリペプチド、A型インフルエンザウィルスM2タンパク質に融合されたA型インフルエンザウィルスM1タンパク質を含むポリペプチド、及びB型インフルエンザウィルスNPタンパク質断片又はその変異体若しくは誘導体からなる群から選択される任意の単離インフルエンザウィルスポリペプチド断片又はその変異体若しくは誘導体である、請求項358に記載の組成物。
【請求項360】
前記単離ポリペプチドが、脊椎動物に免疫応答を誘導することができる免疫原性を有するエピトープを少なくとも1つ含む、請求項358に記載の組成物。
【請求項361】
前記コンセンサスアミノ酸組成物と、インフルエンザウィルスタンパク質、又はその断片/変異体/誘導体に由来する前記単離ポリペプチドとが同一の製剤に含まれている、請求項358に記載の組成物。
【請求項362】
前記組成物が組み合わせポリヌクレオチドワクチン組成物又は単一製剤異種プライム−ブーストワクチン組成物である、請求項361に記載の組成物。
【請求項363】
前記コンセンサスアミノ酸組成物と、インフルエンザウィルスタンパク質、又はその断片/変異体/誘導体に由来する前記単離ポリペプチドとが異なった製剤に含まれており、前記異なった製剤が連続して又は同時に投与される、請求項358に記載の組成物。
【請求項364】
前記コンセンサスアミノ酸組成と、インフルエンザウィルスタンパク質、又はその断片/変異体/誘導体に由来する前記単離ポリペプチドとの組み合わせが、個々の構成成分を単独で投与した場合に比べて、同等の又はそれより高い免疫応答を提供する、請求項358に記載の組成物。
【請求項365】
前記コンセンサスアミノ酸組成と、インフルエンザウィルスタンパク質、又はその断片/変異体/誘導体に由来する前記単離ポリペプチドとの組み合わせがより広範囲の免疫応答を提供する、請求項358に記載の組成物。
【請求項366】
前記コンセンサスアミノ酸組成と、インフルエンザウィルスタンパク質、又はその断片/変異体/誘導体に由来する前記単離ポリペプチドとの組み合わせが、個々の構成成分を単独で投与した場合に得られる治療効果に比べて、より少ない投与量で治療効果を提供する、請求項358に記載の組成物。
【請求項367】
前記コンセンサスアミノ酸組成と、インフルエンザウィルスタンパク質、又はその断片/変異体/誘導体に由来する前記単離ポリペプチドとの組み合わせが、ポリペプチドを単独で投与した場合に比べて、少なくとも5%、少なくとも10%、少なくとも20%、少なくとも30%、少なくとも40%、少なくとも50%、少なくとも60%、又は少なくとも70%少ない単離ポリペプチド投与量で治療効果を提供する、請求項366に記載の組成物。
【請求項368】
前記コンセンサスアミノ酸組成および前記単離ポリペプチドの組み合わせが、個々の構成要素を単独で投与した場合に得られる治療効果に比べて、より少ない投与量でより広範囲の免疫応答を提供する、請求項358に記載の組成物。
【請求項369】
請求項251、252、274から282、297から305、322から330、348から356のいずれか1項に記載されている前記組成物、或いはインフルエンザウィルスタンパク質、又はその断片/変異体若しくは誘導体に由来する前記単離ポリペプチドを投与することにより得られる免疫応答に比べて、前記免疫応答が同等であるかあるいはより高い、請求項358に記載の組成物を投与することにより免疫応答を誘導する方法。
【請求項370】
前記免疫応答がより広範囲の免疫応答である、請求項369に記載の方法。
【請求項371】
インフルエンザウィルスタンパク質、又はその断片/変異体若しくは誘導体に由来する前記単離ポリペプチドを、節約された投与量で投与することにより、前記免疫応答が達成され、さらに前記節約された投与量が従来投与濃度より低い濃度である、請求項369に記載の方法。
【請求項372】
インフルエンザウィルスタンパク質、又はその断片/変異体若しくは誘導体に由来する前記単離ポリペプチドを、節約された投与量で投与することにより、前記免疫応答が達成され、さらに前記免疫応答がより広範囲の免疫応答である、請求項371に記載の方法。
【請求項373】
インフルエンザウィルスタンパク質、又はその断片/変異体若しくは誘導体に由来する前記単離ポリペプチドの節約された投与量が、ポリペプチドを単独で投与した場合に比べて、少なくとも5%、少なくとも10%、少なくとも20%、少なくとも30%、少なくとも40%、少なくとも50%、少なくとも60%、又は少なくとも70%少ない、請求項371に記載の方法。
【請求項374】
前記免疫応答が、高められた細胞性免疫応答である、請求項370に記載の方法。
【請求項375】
前記免疫応答が、高められた体液性免疫応答である、請求項370に記載の方法。
【請求項376】
脊椎動物におけるインフルエンザ感染を治療又は予防する方法であって、そのような治療又は予防するを必要としている脊椎動物に、請求項254から271のいずれか1項に記載されているポリヌクレオチド又は請求項240から250のいずれか1項に記載されているポリペプチドを、請求項251、252、274から282、297から305、322から330、又は348から356に記載されている任意の組成物との組み合わせ又は置換による形態で、投与することを含む当該方法。
【請求項377】
プラスミドバックボーンがVR10551バックボーン、VR10682バックボーン及びVR10686バックボーンから成る群から選択される、請求項30、68、108、139、170、210、273、321および347のいずれか1項に記載のプラスミド。
【請求項378】
前記プラスミドバックボーンが、ヒトサイトメガロウィルスプロモータ、ニワトリ肉腫ウィルスプロモータ、プラスミドVCL1005由来の修飾ニワトリ肉腫ウィルスプロモータ、及びヒトT−細胞白血病ウィルス-I RU5因子に融合したニワトリ肉腫ウィルスプロモータからなる群から選択されるプロモータを含む、請求項30、68、108、139、170、210、273、321および347のいずれか1項に記載のプラスミド。
【請求項379】
さらに、付加的なプロモータを含む、請求項30、68、108、139、170、210、273、321および347のいずれか1項に記載のプラスミド。
【請求項380】
さらに、請求項1から26、41から64、79から104、119から135、150から166、181から206および254から269のいずれか1項に記載の付加的なポリヌクレオチドを含む、請求項379に記載のプラスミド。
【請求項381】
さらに、SEQ ID NO:60;SEQ ID NO:61;SEQ ID NO:77;SEQ ID NO:78;SEQ ID NO:79;及びSEQ ID NO:80から成る群から選択されるポリヌクレオチドを含む、請求項379に記載のプラスミド。
【請求項382】
請求項377から381のいずれか1項に記載のプラスミドを含む組成物。
【請求項383】
さらに、アジュバント及び形質移入促進化合物からなる群から選択される成分を含む、請求項382に記載の組成物。
【請求項384】
前記アジュバントが、
(a) ((±)-N-(3-アミノプロピル)-N,N-ジメチル-2,3-ビス(シン-9-テトラデセニールオキシ)-1-プロパンアミニウムブロミド)(GAP-DMORIE)及び中性脂質;
(b) サイトカイン;
(c) モノリン酸リピドAおよびトレハロースジクリノミコレートAF (MPL + TDM);
(d)溶解モノリン酸リピドA [mono-phosphoryl lipid A]製剤;および
(e)CRL1005/BAK
からなる群から選択される、請求項383に記載の組成物。
【請求項385】
前記アジュバントが((±)-N-(3-アミノプロピル)-N,N-ジメチル-2,3-ビス(シン-9-テトラデセニールオキシ)-1-プロパンアミニウムブロミド)(GAP-DMORIE)を含み、
前記中性脂質が
(a) 1,2-ジオレオイル-sn-グリセロ-3-ホスフォエタノールアミン(DOPE);
(b) 1,2-ジフィタノイル-sn-グリセロ-3-ホスフォエタノールアミン(DPyPE);および
(c) 1,2-ジミリストイル-グリセロ-3-ホスフォエタノールアミン(DMPE)
からなる群から選択される、請求項384に記載の組成物。
【請求項386】
前記中性脂質がDPyPEである、請求項385に記載の組成物。
【請求項387】
形質移入促進化合物(±)-N-(2-ヒドロキシエチル)-N,N-ジメチル-2,3-ビス(テトラデシルオキシ)-1-プロパンアミニウムブロミド(DMRIE)を含む、請求項383に記載の組成物。
【請求項388】
前記アジュバント又は形質移入促進化合物が、CRL1005及び塩化ベンザルコニウム(BAK)を含む、請求項383に記載の組成物。
【請求項389】
前記CRL1005及びBAKが
(a) 0.3mM BAK及び7.5mg/ml CRL 1005;
(b) 0.3mM BAK及び34mg/ml CRL 1005;および
(c) 0.3mM BAK及び50mg/ml CRL 1005
からなる群から選択される濃度で存在する、請求項388に記載の組成物。
【請求項390】
曇点(cloud point)より高い温度でのサーマルサイクルを行わずに、CRL1005、BAK及びポリヌクレオチドを曇点より低い温度で組み合わせる(combining)ことにより製剤化した、請求項388あるいは請求項389に記載の組成物。
【請求項391】
さらに、不活性化ウィルス、弱毒化ウィルス、単離インフルエンザウィルスポリペプチドを発現するウィルスベクター、及びインフルエンザウィルスタンパク質/またはその断片/変異体若しくは誘導体に由来する単離ポリペプチドからなる群から選択される従来のワクチン構成成分を含む、請求項382から390のいずれか1項に記載の組成物。
【請求項392】
脊椎動物におけるインフルエンザ感染を治療又は予防する方法であって、請求項377から380のいずれか1項に記載のベクター又は請求項382から391のいずれか1項に記載の組成物を、そのようなインフルエンザ感染に対する治療又は予防を必要としている脊椎動物に投与することを含む方法。
【請求項1】
SEQ ID NO:2の少なくとも20個の連続したアミノ酸をコードする核酸断片を含む単離ポリヌクレオチドであって、前記核酸断片はSEQ ID NO:2のポリペプチドのコドン最適化コード領域の核酸断片である前記単離ポリヌクレオチドにおいて;
前記コード領域の18個のフェニルアラニンコドンのうち約8個がTTTであり、前記フェニルアラニンコドンのうち約10個がTTCであり;
前記コード領域の33個のロイシンコドンのうち約2個がTTAであり、前記ロイシンコドンのうち約4個がTTGであり、前記ロイシンコドンのうち約4個がCTTであり、前記ロイシンコドンのうち約6個がCTCであり、前記ロイシンコドンのうち約2個がCTAであり、さらに前記ロイシンコドンのうち約13個がCTGであり;
前記コード領域の26個のイソロイシンコドンのうち約9個がATTであり、前記イソロイシンコドンのうち約13個がATCであり、さらに前記イソロイシンコドンのうち約4個がATAであり;
前記コード領域の25個のメチオニンコドンがATGであり;
前記コード領域の23個のバリンコドンのうち約4個がGTTであり、前記バリンコドンのうち約5個がGTGであり、前記バリンコドンのうち約3個がGTAであり、さらに前記バリンコドンのうち約11個がGTGであり;
前記コード領域の40個のセリンコドンのうち約7個がTCTであり、前記セリンコドンのうち約9個がTCCであり、前記セリンコドンのうち約6個がTCAであり、前記セリンコドンのうち約2個がTCGであり、前記セリンコドンのうち約6個がAGTであり、さらに前記セリンコドンのうち約10個がAGCであり;
前記コード領域の17個のプロリンコドンのうち約5個がCCTであり、前記プロリンコドンのうち約6個がCCCであり、前記プロリンコドンのうち約5個がCCAであり、さらに前記プロリンコドンのうち約2個がCCGであり;
前記コード領域の28個のスレオニンコドンのうち約7個がACTであり、前記スレオニンコドンのうち約10個がACCであり、前記スレオニンコドンのうち約8個がACAであり、さらに前記スレオニンコドンのうち約3個がACGであり;
前記コード領域の39個のアラニンコドンのうち約10個がGCTであり、前記アラニンコドンのうち約16個がGCCであり、前記アラニンコドンのうち約9個がGCAであり、さらに前記アラニンコドンのうち約4個がGCGであり;
前記コード領域の15個のチロシンコドンのうち約7個がTATであり前記チロシンコドンのうち約8個がTACであり;
前記コード領域の6個のヒスチジンコドンのうち約2個がCATであり前記ヒスチジンコドンのうち約4個がCACであり;
前記コード領域の21つのグルタミンコドンのうち約5個がCAAであり前記グルタミンコドンのうち約16個がCAGであり;
前記コード領域の26個のアスパラギンコドンのうち約12個がAATであり前記アスパラギンコドンのうち約14個がAACであり;
前記コード領域の21つのリジンコドンのうち約9個がAAAであり前記リジンコドンのうち約12個がAAGであり;
前記コード領域の22個のアスパラギン酸コドンのうち約10個がGATであり前記アスパラギン酸コドンのうち約12個がGACであり;
前記コード領域の26個のグルタミン酸コドンのうち約11個がGAAであり前記グルタミン酸コドンのうち約15個がGAGであり;
前記コード領域の6個のシステインコドンのうち約3個がTGTであり前記システインコドンのうち約3個がTGCであり;6個のトリプトファンコドンがTGGであり;
前記コード領域の49個のアルギニンコドンのうち約4個がCGTであり、前記アルギニンコドンのうち約9個がCGCであり、前記アルギニンコドンのうち約5個がCGAであり、前記アルギニンコドンのうち約10個がCGGであり、前記アルギニンコドンのうち約10個がAGAであり、前記アルギニンコドンのうち約10個がAGGであり;
前記コード領域の41つのグリシンコドンのうち約7個がGGTであり、前記グリシンコドンのうち約14個がGGCであり、前記グリシンコドンのうち約10個がGGAであり、さらに前記グリシンコドンのうち約10個がGGGであり;
前記の少なくとも20個の連続したアミノ酸が、脊椎動物に投与された場合に、SEQ ID NO:2に対する検知可能な免疫応答を誘導することを特徴とする前記単離ポリヌクレオチド。
【請求項2】
前記コドン最適化コード領域がSEQ ID NO:23を含む、請求項1に記載のポリヌクレオチド。
【請求項3】
SEQ ID NO:2の少なくとも20個の連続したアミノ酸をコードする核酸断片を含む単離ポリヌクレオチドであって、前記核酸断片はSEQ ID NO:2のポリペプチドのコドン最適化コード領域の核酸断片である単離ポリヌクレオチドにおいて;
前記コード領域の18個のフェニルアラニンコドンがTTCであり、前記コード領域の33個のロイシンコドンがCTGであり、前記コード領域の26個のイソロイシンコドンがATCであり、前記コード領域の25個のメチオニンコドンがATGであり、前記コード領域の23個のバリンコドンがGTGであり、前記コード領域の40個のセリンコドンがAGCであり、前記コード領域の17個のプロリンコドンがCCCであり、前記コード領域の28個のスレオニンコドンがACCであり、前記コード領域の39個のアラニンコドンがGCCであり、前記コード領域の15個のチロシンコドンがTACであり、前記コード領域の6個のヒスチジンコドンがCACであり、前記コード領域の21つのグルタミンコドンがCAGであり、前記コード領域の26個のアスパラギンコドンがAACであり、前記コード領域の21つのリジンコドンがAAGであり、前記コード領域の22個のアルパラギン酸コドンがGACであり、前記コード領域の36個のグルタミン酸コドンがGAGであり、前記コード領域の6個のトリプトファンコドンがTGGであり、前記コード領域の49個のアルギニンコドンがCGG、AGA、及びAGGから成る群から選択されており、さらに前記コード領域の41つのグリシンコドンがGGCであり;
前記の少なくとも20個の連続したアミノ酸が、脊椎動物に投与された場合に、SEQ ID NO:2に対する検知可能な免疫応答を誘導することを特徴とする前記単離ポリヌクレオチド。
【請求項4】
前記コドン最適化コード領域がSEQ ID NO:24を含む、請求項3に記載のポリヌクレオチド。
【請求項5】
SEQ ID NO:2の少なくとも20個の連続したアミノ酸をコードする核酸断片を含む単離ポリヌクレオチドであって、前記核酸断片はSEQ ID NO:2のポリペプチドのコドン最適化コード領域の核酸断片である単離ポリヌクレオチドにおいて;
33個のロイシンコドンがCTGであり、17個のプロリンコドンがCCCであり、39個のアラニンコドンがGCCであり、21つのグルタミンコドンがCAGであり、26個のアルパラギンコドンがAACであり、21つのリジンコドンがAAGであり、36個のグルタミン酸コドンがGAGであることを除いて、前記コドン最適化コード領域がSEQ ID NO:1のヌクレオチド46から1542から成り;
前記の少なくとも20個の連続したアミノ酸が、脊椎動物に投与された場合に、SEQ ID NO:2に対する検知可能な免疫応答を誘導することを特徴とする前記単離ポリヌクレオチド。
【請求項6】
前記コドン最適化コード領域がSEQ ID NO:25を含む、請求項5に記載のポリヌクレオチド。
【請求項7】
前記核酸断片がSEQ ID NO:2の少なくとも50個の連続したアミノ酸をコードする、請求項1から6のいずれか1項に記載のポリヌクレオチド。
【請求項8】
前記核酸断片がSEQ ID NO:2の少なくとも100個の連続したアミノ酸をコードする、請求項1から6のいずれか1項に記載のポリヌクレオチド。
【請求項9】
前記核酸断片がSEQ ID NO:2をコードする、請求項8に記載のポリヌクレオチド。
【請求項10】
SEQ ID NO:2に少なくとも90%は同一であるポリペプチドをコードする核酸断片を含む単離ポリヌクレオチドであって、前記核酸断片がSEQ ID NO:2のポリペプチドのコドン最適化コード領域の変異体断片である単離ポリヌクレオチドにおいて;
前記コード領域の18個のフェニルアラニンコドンのうち約8個がTTTであり、前記フェニルアラニンコドンのうち約10個がTTCであり;
前記コード領域の33個のロイシンコドンのうち約2個がTTAであり、前記ロイシンコドンのうち約4個がTTGであり、前記ロイシンコドンのうち約4個がCTTであり、前記ロイシンコドンのうち約6個がCTCであり、前記ロイシンコドンのうち約2個がCTAであり、さらに前記ロイシンコドンのうち約13個がCTGであり;
前記コード領域の26個のイソロイシンコドンのうち約9個がATTであり、前記イソロイシンコドンのうち約13個がATCであり、さらに前記イソロイシンコドンのうち約4個がATAであり;
前記コード領域の25個のメチオニンコドンがATGであり;
前記コード領域の23個のバリンコドンのうち約4個がGTTであり、前記バリンコドンのうち約5個がGTGであり、前記バリンコドンのうち約3個がGTAであり、さらに前記バリンコドンのうち約11個がGTGであり;
前記コード領域の40個のセリンコドンのうち約7個がTCTであり、前記セリンコドンのうち約9個がTCCであり、前記セリンコドンのうち約6個がTCAであり、前記セリンコドンのうち約2個がTCGであり、前記セリンコドンのうち約6個がAGTであり、さらに前記セリンコドンのうち約10個がAGCであり;
前記コード領域の17個のプロリンコドンのうち約5個がCCTであり、前記プロリンコドンのうち約6個がCCCであり、前記プロリンコドンのうち約5個がCCAであり、さらに前記プロリンコドンのうち約2個がCCGであり;
前記コード領域の28個のスレオニンコドンのうち約7個がACTであり、前記スレオニンコドンのうち約10個がACCであり、前記スレオニンコドンのうち約8個がACAであり、さらに前記スレオニンコドンのうち約3個がACGであり;
前記コード領域の39個のアラニンコドンのうち約10個がGCTであり、前記アラニンコドンのうち約16個がGCCであり、前記アラニンコドンのうち約9個がGCAであり、さらに前記アラニンコドンのうち約4個がGCGであり;
前記コード領域の15個のチロシンコドンのうち約7個がTATであり前記チロシンコドンのうち約8個がTACであり;
前記コード領域の6個のヒスチジンコドンのうち約2個がCATであり前記ヒスチジンコドンのうち約4個がCACであり;
前記コード領域の21つのグルタミンコドンのうち約5個がCAAであり前記グルタミンコドンのうち約16個がCAGであり;
前記コード領域の26個のアスパラギンコドンのうち約12個がAATであり前記アスパラギンコドンのうち約14個がAACであり;
前記コード領域の21つのリジンコドンのうち約9個がAAAであり前記リジンコドンのうち約12個がAAGであり;
前記コード領域の22個のアスパラギン酸コドンのうち約10個がGATであり前記アスパラギン酸コドンのうち約12個がGACであり;
前記コード領域の26個のグルタミン酸コドンのうち約11個がGAAであり前記グルタミン酸コドンのうち約15個がGAGであり;
前記コード領域の6個のシステインコドンのうち約3個がTGTであり前記システインコドンのうち約3個がTGCであり;6個のトリプトファンコドンがTGGであり;
前記コード領域の49個のアルギニンコドンのうち約4個がCGTであり、前記アルギニンコドンのうち約9個がCGCであり、前記アルギニンコドンのうち約5個がCGAであり、前記アルギニンコドンのうち約10個がCGGであり、前記アルギニンコドンのうち約10個がAGAであり、さらに前記アルギニンコドンのうち約10個がAGGであり;
前記コード領域の41つのグリシンコドンのうち約7個がGGTであり、前記グリシンコドンのうち約14個がGGCであり、前記グリシンコドンのうち約10個がGGAであり、さらに前記グリシンコドンのうち約10個がGGGであり;
前記ポリペプチドが、脊椎動物に投与された場合に、SEQ ID NO:2に対する検知可能な免疫応答を誘導することを特徴とする前記単離ポリヌクレオチド。
【請求項11】
前記核酸断片が、SEQ ID NO:2に少なくとも95%は同一であるポリペプチドをコードする、請求項10に記載のポリヌクレオチド。
【請求項12】
前記核酸断片がSEQ ID NO:2をコードする、請求項11に記載のポリヌクレオチド。
【請求項13】
SEQ ID NO:2に少なくとも90%は同一であるポリペプチドをコードする核酸断片を含む単離ポリヌクレオチドであって、前記核酸断片がSEQ ID NO:2のポリペプチドのコドン最適化コード領域の変異体断片である単離ポリヌクレオチドにおいて;
前記コード領域の18個のフェニルアラニンコドンがTTCであり、前記コード領域の33個のロイシンコドンがCTGであり、前記コード領域の26個のイソロイシンコドンがATCであり、前記コード領域の25個のメチオニンコドンがATGであり、前記コード領域の23個のバリンコドンがGTGであり、前記コード領域の40個のセリンコドンがAGCであり、前記コード領域の17個のプロリンコドンがCCCであり、前記コード領域の28個のスレオニンコドンがACCであり、前記コード領域の39個のアラニンコドンがGCCであり、前記コード領域の15個のチロシンコドンがTACであり、前記コード領域の6個のヒスチジンコドンがCACであり、前記コード領域の21つのグルタミンコドンがCAGであり、前記コード領域の26個のアスパラギンコドンがAACであり、前記コード領域の21つのリジンコドンがAAGであり、前記コード領域の22個のアルパラギン酸コドンがGACであり、前記コード領域の36個のグルタミン酸コドンがGAGであり、前記コード領域の6個のトリプトファンコドンがTGGであり、前記コード領域の49個のアルギニンコドンがCGG、AGA、及びAGGから成る群から選択されており、前記コード領域の41つのグリシンコドンがGGCであり;
前記ポリペプチドが、脊椎動物に投与された場合に、SEQ ID NO:2に対する検知可能な免疫応答を誘導することを特徴とする前記単離ポリヌクレオチド。
【請求項14】
前記核酸断片が、SEQ ID NO:2に少なくとも95%は同一であるポリペプチドをコードする、請求項13に記載のポリヌクレオチド。
【請求項15】
前記核酸断片がSEQ ID NO:2をコードする、請求項14に記載のポリヌクレオチド。
【請求項16】
SEQ ID NO:2に少なくとも90%は同一であるポリペプチドをコードする核酸断片を含む単離ポリヌクレオチドであって、前記核酸断片はSEQ ID NO:2のポリペプチドのコドン最適化コード領域の核酸断片である単離ポリヌクレオチドにおいて;
33個のロイシンコドンがCTGであり、17個のプロリンコドンがCCCであり、39個のアラニンコドンがGCCであり、21つのグルタミンコドンがCAGであり、26個のアルパラギンコドンがAACであり、21つのリジンコドンがAAGであり、36個のグルタミン酸コドンがGAGであることを除いて、前記コドン最適化コード領域がSEQ ID NO:1のヌクレオチド46から1542から成り;
前記ポリペプチドが、脊椎動物に投与された場合に、SEQ ID NO:2に対する検知可能な免疫応答を誘導することを特徴とする前記単離ポリヌクレオチド。
【請求項17】
前記核酸断片が、SEQ ID NO:2に少なくとも95%は同一であるポリペプチドをコードする、請求項16に記載のポリヌクレオチド。
【請求項18】
前記核酸断片がSEQ ID NO:2をコードする、請求項17に記載のポリヌクレオチド。
【請求項19】
前記核酸断片を異種の核酸に連結した、請求項1から18のいずれか1項に記載のポリヌクレオチド。
【請求項20】
前記異種の核酸が、前記核酸断片によりコードされるポリペプチドに融合されている異種のポリペプチドをコードする、請求項19に記載のポリヌクレオチド。
【請求項21】
前記異種のポリペプチドがB型肝炎コア抗原である、請求項20に記載のポリヌクレオチド。
【請求項22】
前記B型肝炎コア抗原が、SEQ ID NO:40およびSEQ ID NO:42から成る群から選択されるポリペプチドの少なくとも50個のアミノ酸を含む、請求項21に記載のポリヌクレオチド。
【請求項23】
SEQ ID NO:43を含む、請求項22に記載のポリヌクレオチド。
【請求項24】
前記異種のポリペプチドがインフルエンザウィルスM2タンパク質の細胞外ドメインである、請求項20に記載のポリヌクレオチド。
【請求項25】
前記インフルエンザウィルスM2タンパク質の細胞外ドメインがSEQ ID NO:5のアミノ酸1から24を含む、請求項24に記載のポリヌクレオチド。
【請求項26】
DNAであり、前記核酸断片に可能にプロモータが附随している、請求項1から25のいずれか1項に記載のポリヌクレオチド。
【請求項27】
RNAである、請求項1から25のいずれか1項に記載のポリヌクレオチド。
【請求項28】
メッセンジャーRNA(mRNA)である、請求項27に記載のポリヌクレオチド。
【請求項29】
請求項1から28のいずれか1項に記載のポリヌクレオチドを含むベクター。
【請求項30】
プラスミドである、請求項29に記載のベクター。
【請求項31】
請求項1から28のいずれか1項に記載のポリヌクレオチドと、担体とを含む組成物。
【請求項32】
さらに、アジュバントおよび形質移入促進化合物から成る群から選択される構成成分を含む、請求項31に記載の組成物。
【請求項33】
前記アジュバントが、
(a) ((±)-N-(3-アミノプロピル)-N,N-ジメチル-2,3-ビス(シン-9-テトラデセニールオキシ)-1-プロパンアミニウムブロミド)(GAP-DMORIE)及び中性脂質;
(b) サイトカイン;
モノリン酸リピドAおよびトレハロースジクリノミコレートAF (MPL + TDM);
(c) 溶解モノリン酸リピドA [mono-phosphoryl lipid A]製剤;および
(d) CRL1005/BAK
から成る群から選択される、請求項32に記載の組成物。
【請求項34】
前記アジュバントが、((±)-N-(3-アミノプロピル)-N,N-ジメチル-2,3-ビス(シン-9-テトラデセニールオキシ)-1-プロパンアミニウムブロミド(GAP-DMORIE)を含み、
前記中性脂質が
(a) 1,2-ジオレオイル-sn-グリセロ-3-ホスフォエタノールアミン(DOPE);
(b) 1,2-ジフィタノイル-sn-グリセロ-3-ホスフォエタノールアミン(DPyPE);および
(c) 1,2-ジミリストイル-グリセロ-3-ホスフォエタノールアミン(DMPE)
から成る群から選択される、請求項33に記載の組成物。
【請求項35】
前記中性脂質がDPyPEである、請求項34に記載の組成物。
【請求項36】
形質移入促進化合物(±)-N-(2-ヒドロキシエチル)-N,N-ジメチル-2,3-ビス(テトラデシルオキシ)-1-プロパンアミニウムブロミド(DMRIE)を含む、請求項32に記載の組成物。
【請求項37】
前記アジュバント又は形質移入促進化合物が、CRL1005および塩化ベンザルコニウム(BAK)を含む、請求項32に記載の組成物。
【請求項38】
前記CRL1005及びBAKが
(a) 0.3mM BAK及び7.5mg/ml CRL 1005;
(b) 0.3mM BAK及び34mg/ml CRL 1005;および
(c) 0.3mM BAK及び50mg/ml CRL 1005
から成る群から選択される濃度で存在する、請求項37に記載の組成物。
【請求項39】
曇点(cloud point)より高い温度でのサーマルサイクルを行わずに、CRL1005、BAK、及びポリヌクレオチドを曇点より低い温度で組み合わせる(combining)ことにより製剤化した、請求項37あるいは請求項38に記載の組成物。
【請求項40】
脊椎動物におけるインフルエンザ感染を治療又は予防する方法であって、請求項1から29のいずれか1項に記載のポリヌクレオチドをそのようなインフルエンザ感染に対する治療又は予防を必要としている脊椎動物に投与することを含む前記方法。
【請求項41】
SEQ ID NO:4の少なくとも20個の連続したアミノ酸をコードする核酸断片を含む単離ポリヌクレオチドであって、前記核酸断片はSEQ ID NO:4のポリペプチドのコドン最適化コード領域の核酸断片である単離ポリヌクレオチドにおいて;
前記コード領域の7個のフェニルアラニンコドンのうち約3個がTTTであり、前記フェニルアラニンコドンのうち約4個がTTCであり;
前記コード領域の26個のロイシンコドンのうち約2個がTTAであり、前記ロイシンコドンのうち約3個がTTGであり、前記ロイシンコドンのうち約3個がCTTであり、前記ロイシンコドンのうち約5個がCTCであり、前記ロイシンコドンのうち約2個がCTAであり、前記ロイシンコドンのうち約11個がCTGであり;
前記コード領域の11つのイソロイシンコドンのうち約4個がATTであり、前記イソロイシンコドンのうち約5個がATCであり、前記イソロイシンコドンのうち約2個がATAであり;
前記コード領域の14個のメチオニンコドンはATGであり;
前記コード領域の16個のバリンコドンのうち約3個がGTTであり、前記バリンコドンのうち約4個がGTGであり、前記バリンコドンのうち約2個がGTAであり、前記バリンコドンのうち約8個がGTGであり;
前記コード領域の18個のセリンコドンのうち約3個がTCTであり、前記セリンコドンのうち約4個がTCCであり、前記セリンコドンのうち約3個がTCAであり、前記セリンコドンのうち約1個がTCGであり、前記セリンコドンのうち約3個がAGTであり、前記セリンコドンのうち約4個がAGCであり;
前記コード領域の8個のプロリンコドンのうち約2個がCCTであり、前記プロリンコドンのうち約3個がCCCであり、前記プロリンコドンのうち約2個がCCAであり、前記プロリンコドンのうち約1個がCCGであり;
前記コード領域の18個のスレオニンコドンのうち約4個がACTであり、前記スレオニンコドンのうち約7個がACCであり、前記スレオニンコドンのうち約5個がACAであり、前記スレオニンコドンのうち約2個がACGであり;
前記コード領域の25個のアラニンコドンのうち約7個がGCTであり、前記アラニンコドンのうち約10個がGCCであり、前記アラニンコドンのうち約6個がGCAであり、前記アラニンコドンのうち約3個がGCGであり;
前記コード領域の5個のチロシンコドンのうち約2個がTATであり、前記チロシンコドンのうち約3個がTACであり;
前記コード領域の5個のヒスチジンコドンのうち約2個がCATであり、前記ヒスチジンコドンのうち約3個がCACであり;
前記コード領域の15個のグルタミンコドンのうち約4個がCAであり、前記グルタミンコドンのうち約11個がCAGであり;
前記コード領域の11つのアスパラギンコドンのうち約5個がAATであり、前記アスパラギンコドンのうち約6個がAACであり;
前記コード領域の13個のリジンコドンのうち約5個がAAAであり、前記リジンコドンのうち約8個がAAGであり;
前記コード領域の6個のアスパラギン酸コドンのうち約3個がGATであり、前記アスパラギン酸コドンのうち約3個がGACであり;
前記コード領域の17個のグルタミン酸コドンのうち約7個がGAAであり、前記グルタミン酸コドンのうち約10個がGAGであり;
前記コード領域の3個のシステインコドンのうち約1個がTGTであり、前記システインコドンのうち約2個がTGCであり;
前記コード領域の1つのトリプトファンコドンはTGGであり;
前記コード領域の17個のアルギニンコドンのうち約1個がCGTであり、前記アルギニンコドンのうち約3個がCGCであり、前記アルギニンコドンのうち約2個がCGAであり、前記アルギニンコドンのうち約4個がCGGであり、前記アルギニンコドンのうち約3個がAGAであり、前記アルギニンコドンのうち約3個がAGGであり;および
前記コード領域の16個のグリシンコドンのうち約3個がGGTであり、前記グリシンコドンのうち約6個がGGCであり、前記グリシンコドンのうち約4個がGGAであり、前記グリシンコドンのうち約4個がGGGであり;
前記の少なくとも20個の連続したアミノ酸が、脊椎動物に投与された場合に、SEQ ID NO:4に対する検知可能な免疫応答を誘導することを特徴とする前記単離ポリヌクレオチド。
【請求項42】
前記コドン最適化コード領域がSEQ ID NO:26を含む、請求項41に記載のポリヌクレオチド。
【請求項43】
SEQ ID NO:4の少なくとも20個の連続したアミノ酸をコードする核酸断片を含む単離ポリヌクレオチドであって、前記核酸断片はSEQ ID NO:4のポリペプチドのコドン最適化コード領域の核酸断片である単離ポリヌクレオチドにおいて;
前記コード領域の7個のフェニルアラニンコドンはTTCであり、前記コード領域の26個のロイシンコドンはCTGであり、前記コード領域の11つのイソロイシンコドンはATCであり、前記コード領域の14個のメチオニンコドンはATGであり、前記コード領域の16個のバリンコドンはGTGであり、前記コード領域の18個のセリンコドンはAGCであり、前記コード領域の8個のプロリンコドンはCCCであり、前記コード領域の18個のスレオニンコドンはACCであり、前記コード領域の25個のアラニンコドンはGCCであり、前記コード領域の5個のチロシンコドンはTACであり、前記コード領域の5個のヒスチジンコドンはCACであり、前記コード領域の15個のグルタミンコドンはCAGであり、前記コード領域の11つのアスパラギンコドンはAACであり、前記コード領域の13個のリジンコドンはAAGであり、前記コード領域の6個のアスパラギン酸はGACであり、前記コード領域の17個のグルタミン酸はGAGであり、前記コード領域の1つのトリプトファンコドンはTGGであり、前記コード領域の17個のアルギニンコドンはCGG,AGA及びAGGからなる群から選択され、前記コード領域の16個のグリシンコドンはGGCであり;
前記の少なくとも20個の連続したアミノ酸が、脊椎動物に投与された場合に、SEQ ID NO:4に対する検知可能な免疫応答を誘導することを特徴とする前記単離ポリヌクレオチド。
【請求項44】
前記コドン最適化コード領域がSEQ ID NO:27を含む、請求項43に記載のポリヌクレオチド。
【請求項45】
SEQ ID NO:4の少なくとも20個の連続したアミノ酸をコードする核酸断片を含む単離ポリヌクレオチドであって、前記核酸断片はSEQ ID NO:4のポリペプチドのコドン最適化コード領域の核酸断片である単離ポリヌクレオチドにおいて;
26個のロイシンコドンがCTGであり、8個のプロリンコドンがCCCであり、25個のアラニンコドンがGCCであり、15個のグルタミンコドンがCAGであり、11つのアルパラギンコドンがAACであり、13個のリジンコドンがAAGであり、17個のグルタミン酸コドンがGAGであることを除いて、前記コドン最適化コード領域がSEQ ID NO:3のヌクレオチド26から784から成り;
前記ポリペプチドが、脊椎動物に投与された場合に、SEQ ID NO:4に対する検知可能な免疫応答を誘導することを特徴とする前記単離ポリヌクレオチド。
【請求項46】
前記コドン最適化コード領域がSEQ ID NO:28を含む、請求項45に記載のポリヌクレオチド。
【請求項47】
前記核酸断片がSEQ ID NO:4の少なくとも50個の連続したアミノ酸をコードする、請求項41から46のいずれか1項に記載のポリヌクレオチド。
【請求項48】
前記核酸断片がSEQ ID NO:4の少なくとも100個の連続したアミノ酸をコードする、請求項41から47のいずれか1項に記載のポリヌクレオチド。
【請求項49】
前記核酸断片がSEQ ID NO:4をコードする、請求項41から48のいずれか1項に記載のポリヌクレオチド。
【請求項50】
SEQ ID NO:4に少なくとも90%は同一であるポリペプチドをコードする核酸断片を含む単離ポリヌクレオチドであって、前記核酸断片がSEQ ID NO:4のポリペプチドのコドン最適化コード領域の変異体断片である単離ポリヌクレオチドにおいて;
前記コード領域の7個のフェニルアラニンコドンのうち約3個がTTTであり、前記フェニルアラニンコドンのうち約4個がTTCであり;
前記コード領域の26個のロイシンコドンのうち約2個がTTAであり、前記ロイシンコドンのうち約3個がTTGであり、前記ロイシンコドンのうち約3個がCTTであり、前記ロイシンコドンのうち約5個がCTCであり、前記ロイシンコドンのうち約2個がCTAであり、前記ロイシンコドンのうち約11個がCTGであり;
前記コード領域の11つのイソロイシンコドンのうち約4個がATTであり、前記イソロイシンコドンのうち約5個がATCであり、前記イソロイシンコドンのうち約2個がATAであり;
前記コード領域の14個のメチオニンコドンはATGであり;
前記コード領域の16個のバリンコドンのうち約3個がGTTであり、前記バリンコドンのうち約4個がGTGであり、前記バリンコドンのうち約2個がGTAであり、前記バリンコドンのうち約8個がGTGであり;
前記コード領域の18個のセリンコドンのうち約3個がTCTであり、前記セリンコドンのうち約4個がTCCであり、前記セリンコドンのうち約3個がTCAであり、前記セリンコドンのうち約1個がTCGであり、前記セリンコドンのうち約3個がAGTであり、前記セリンコドンのうち約4個がAGCであり;
前記コード領域の8個のプロリンコドンのうち約2個がCCTであり、前記プロリンコドンのうち約3個がCCCであり、前記プロリンコドンのうち約2個がCCAであり、前記プロリンコドンのうち約1個がCCGであり;
前記コード領域の18個のスレオニンコドンのうち約4個がACTであり、前記スレオニンコドンのうち約7個がACCであり、前記スレオニンコドンのうち約5個がACAであり、前記スレオニンコドンのうち約2個がACGであり;
前記コード領域の25個のアラニンコドンのうち約7個がGCTであり、前記アラニンコドンのうち約10個がGCCであり、前記アラニンコドンのうち約6個がGCAであり、前記アラニンコドンのうち約3個がGCGであり;
前記コード領域の5個のチロシンコドンのうち約2個がTATであり、前記チロシンコドンのうち約3個がTACであり;
前記コード領域の5個のヒスチジンコドンのうち約2個がCATであり、前記ヒスチジンコドンのうち約3個がCACであり;
前記コード領域の15個のグルタミンコドンのうち約4個がCAであり、前記グルタミンコドンのうち約11個がCAGであり;
前記コード領域の11つのアスパラギンコドンのうち約5個がAATであり、前記アスパラギンコドンのうち約6個がAACであり;
前記コード領域の13個のリジンコドンのうち約5個がAAAであり、前記リジンコドンのうち約8個がAAGであり;
前記コード領域の6個のアスパラギン酸コドンのうち約3個がGATであり、前記アスパラギン酸コドンのうち約3個がGACであり;
前記コード領域の17個のグルタミン酸コドンのうち約7個がGAAであり、前記グルタミン酸コドンのうち約10個がGAGであり;
前記コード領域の3個のシステインコドンのうち約1個がTGTであり、前記システインコドンのうち約2個がTGCであり;
前記コード領域の1つのトリプトファンコドンはTGGであり;
前記コード領域の17個のアルギニンコドンのうち約1個がCGTであり、前記アルギニンコドンのうち約3個がCGCであり、前記アルギニンコドンのうち約2個がCGAであり、前記アルギニンコドンのうち約4個がCGGであり、前記アルギニンコドンのうち約3個がAGAであり、前記アルギニンコドンのうち約3個がAGGであり;および
前記コード領域の16個のグリシンコドンのうち約3個がGGTであり、前記グリシンコドンのうち約6個がGGCであり、前記グリシンコドンのうち約4個がGGAであり、前記グリシンコドンのうち約4個がGGGであり;
前記ポリペプチドが、脊椎動物に投与された場合に、SEQ ID NO:4に対する検知可能な免疫応答を誘導することを特徴とする前記単離ポリヌクレオチド。
【請求項51】
前記核酸断片が、SEQ ID NO:2に少なくとも95%は同一であるポリペプチドをコードする、請求項50に記載のポリヌクレオチド。
【請求項52】
前記核酸断片がSEQ ID NO:4をコードする、請求項51に記載のポリヌクレオチド。
【請求項53】
SEQ ID NO:4に少なくとも90%は同一であるポリペプチドをコードする核酸断片を含む単離ポリヌクレオチドであって、前記核酸断片がSEQ ID NO:4のポリペプチドのコドン最適化コード領域の変異体断片である単離ポリヌクレオチドにおいて;
前記コード領域の7個のフェニルアラニンコドンはTTCであり、前記コード領域の26個のロイシンコドンはCTGであり、前記コード領域の11つのイソロイシンコドンはATCであり、前記コード領域の14個のメチオニンコドンはATGであり、前記コード領域の16個のバリンコドンはGTGであり、前記コード領域の18個のセリンコドンはAGCであり、前記コード領域の8個のプロリンコドンはCCCであり、前記コード領域の18個のスレオニンコドンはACCであり、前記コード領域の25個のアラニンコドンはGCCであり、前記コード領域の5個のチロシンコドンはTACであり、前記コード領域の5個のヒスチジンコドンはCACであり、前記コード領域の15個のグルタミンコドンはCAGであり、前記コード領域の11つのアスパラギンコドンはAACであり、前記コード領域の13個のリジンコドンはAAGであり、前記コード領域の6個のアスパラギン酸はGACであり、前記コード領域の17個のグルタミン酸はGAGであり、前記コード領域の1つのトリプトファンコドンはTGGであり、前記コード領域の17個のアルギニンコドンはCGG,AGA,AGGであり、前記コード領域の16個のグリシンコドンはGGCであり;
前記ポリペプチドが、脊椎動物に投与された場合に、SEQ ID NO:4に対する検知可能な免疫応答を誘導することを特徴とする前記単離ポリヌクレオチド。
【請求項54】
前記核酸断片が、SEQ ID NO:4に少なくとも95%は同一であるポリペプチドをコードする、請求項53に記載のポリヌクレオチド。
【請求項55】
前記核酸断片がSEQ ID NO:4をコードする、請求項54に記載のポリヌクレオチド。
【請求項56】
SEQ ID NO:4に少なくとも90%は同一であるポリペプチドをコードする核酸断片を含む単離ポリヌクレオチドであって、前記核酸断片がSEQ ID NO:4のポリペプチドのコドン最適化コード領域の変異体断片である単離ポリヌクレオチドにおいて;
26個のロイシンコドンがCTGであり、8個のプロリンコドンがCCCであり、25個のアラニンコドンがGCCであり、15個のグルタミンコドンがCAGであり、11つのアルパラギンコドンがAACであり、13個のリジンコドンがAAGであり、17個のグルタミン酸コドンがGAGであることを除いて、前記コドン最適化コード領域がSEQ ID NO:3のヌクレオチド26から784から成り;
前記ポリペプチドが、脊椎動物に投与された場合に、SEQ ID NO:4に対する検知可能な免疫応答を誘導することを特徴とする前記単離ポリヌクレオチド。
【請求項57】
前記核酸断片が、SEQ ID NO:4に少なくとも95%は同一であるポリペプチドをコードする、請求項56に記載のポリヌクレオチド。
【請求項58】
前記核酸断片がSEQ ID NO:4をコードする、請求項57に記載のポリヌクレオチド。
【請求項59】
前記核酸断片を異種の核酸に連結した、請求項41から58のいずれか1項に記載のポリヌクレオチド。
【請求項60】
前記異種の核酸が、前記核酸断片によりコードされるポリペプチドに融合されている異種のポリペプチドをコードする、請求項59に記載のポリヌクレオチド。
【請求項61】
前記異種のポリペプチドがB型肝炎コア抗原である、請求項60に記載のポリヌクレオチド。
【請求項62】
前記B型肝炎コア抗原が、SEQ ID NO:40およびSEQ ID NO:42からなる群から選択されるポリペプチドの少なくとも50個のアミノ酸を含む、請求項8に記載のポリヌクレオチド。
【請求項63】
SEQ ID NO:41を含む、請求項62に記載のポリヌクレオチド。
【請求項64】
DNAであり、前記核酸断片に作動可能にプロモータが附随している、請求項41から63のいずれか1項に記載のポリヌクレオチド。
【請求項65】
RNAである、請求項41から63のいずれか1項に記載のポリヌクレオチド。
【請求項66】
メッセンジャーRNA(mRNA)である、請求項65に記載のポリヌクレオチド。
【請求項67】
請求項41から66のいずれか1項に記載のポリヌクレオチドから成るベクター。
【請求項68】
プラスミドである、請求項67に記載のベクター。
【請求項69】
請求項41から66のいずれか1項に記載のポリヌクレオチドと、担体とを含む組成物。
【請求項70】
さらに、アジュバントおよび形質移入促進化合物からなる群から選択される構成要素から成る、請求項69に記載の組成物。
【請求項71】
前記アジュバントが、
(a) ((±)-N-(3-アミノプロピル)-N,N-ジメチル-2,3-ビス(シン-9-テトラデセニールオキシ)-1-プロパンアミニウムブロミド)(GAP-DMORIE)及び中性脂質;
(b) サイトカイン;
(c) モノリン酸リピドAおよびトレハロースジコリノミコレートAF (MPL + TDM);
(d) 溶解モノリン酸リピドA製剤;および
(e) CRL1005/BAK
からなる群から選択される、請求項70に記載の組成物。
【請求項72】
前記アジュバントが((±)-N-(3-アミノプロピル)-N,N-ジメチル-2,3-ビス(シン-9-テトラデセニールオキシ)-1-プロパンアミニウムブロミド)(GAP-DMORIE)を含み、
前記中性脂質が
(a) 1,2-ジオレオイル-sn-グリセロ-3-ホスフォエタノールアミン(DOPE);
(b) 1,2-ジフィタノイル-sn-グリセロ-3-ホスフォエタノールアミン(DPyPE);および
(c) 1,2-ジミリストイル-グリセロ-3-ホスフォエタノールアミン(DMPE)
からなる群から選択される、請求項71に記載の組成物。
【請求項73】
前記中性脂質がDPyPEである、請求項72に記載の組成物。
【請求項74】
形質移入促進化合物(±)-N-(2-ヒドロキシエチル)-N,N-ジメチル-2,3-ビス(テトラデシルオキシ)-1-プロパンアミニウムブロミド(DMRIE)を含む、請求項70に記載の組成物。
【請求項75】
前記アジュバントあるいは形質移入促進化合物がCRL1005および塩化ベンザルコニウム(BAK)から成る、請求項70に記載の組成物。
【請求項76】
前記CRL1005及びBAKが
(a) 0.3mM BAK及び7.5mg/ml CRL 1005;
(b) 0.3mM BAK及び34mg/ml CRL 1005;および
(c) 0.3mM BAK及び50mg/ml CRL 1005
からなる群から選択される濃度で存在する、請求項75に記載の組成物。
【請求項77】
曇点(cloud point)より高い温度でのサーマルサイクルを行わずに、CRL1005、BAK、およびポリヌクレオチドを曇点より低い温度で組み合わせることにより製剤化した、請求項75あるいは請求項76に記載の組成物。
【請求項78】
脊椎動物におけるインフルエンザ感染を治療又は予防する方法であって、請求項41から66のいずれか1項に記載のポリヌクレオチドをそのようなインフルエンザ感染に対する治療又は予防を必要としている脊椎動物に投与することを含む前記方法。
【請求項79】
SEQ ID NO:5の少なくとも20個の連続したアミノ酸をコードする核酸断片を含む単離ポリヌクレオチドであって、前記核酸断片はSEQ ID NO:5のポリペプチドのコドン最適化コード領域の核酸断片である単離ポリヌクレオチドにおいて;
前記コード領域の4個のフェニルアラニンコドンのうち約2個がTTTであり、前記フェニルアラニンコドンのうち約2個がTTCであり;
前記コード領域の10個のロイシンコドンのうち約1個がTTAであり、前記ロイシンコドンのうち約1個がTTGであり、前記ロイシンコドンのうち約1個がCTTであり、前記ロイシンコドンのうち約2個がCTCであり、前記ロイシンコドンのうち約1個がCTAであり、前記ロイシンコドンのうち約4個がCTGであり;
前記コード領域の8個のイソロイシンコドンのうち約3個がATTであり、前記イソロイシンコドンのうち約4個がATCであり、前記イソロイシンコドンのうち約1個がATAであり;
前記コード領域の2個のメチオニンコドンはATGであり;
前記コード領域の4個のバリンコドンのうち約1個がGTTであり、前記バリンコドンのうち約1個がGTGであり、前記バリンコドンのうち約0個がGTAであり、前記バリンコドンのうち約2個がGTGであり;
前記コード領域の7個のセリンコドンのうち約1個がTCTであり、前記セリンコドンのうち約2個がTCCであり、前記セリンコドンのうち約1個がTCAであり、前記セリンコドンのうち約0個がTCGであり、前記セリンコドンのうち約1個がAGTであり、前記セリンコドンのうち約2個がAGCであり;
前記コード領域の4個のプロリンコドンのうち約1個がCCTであり、前記プロリンコドンのうち約1個がCCCであり、前記プロリンコドンのうち約2個がCCAであり、前記プロリンコドンのうち約0個がCCGであり;
前記コード領域の4個のスレオニンコドンのうち約1個がACTであり、前記スレオニンコドンのうち約1個がACCであり、前記スレオニンコドンのうち約1個がACAであり、前記スレオニンコドンのうち約0個がACGであり;
前記コード領域の5個のアラニンコドンのうち約1個がGCTであり、前記アラニンコドンのうち約2個がGCCであり、前記アラニンコドンのうち約1個がGCAであり、前記アラニンコドンのうち約1個がGCGであり;
前記コード領域の3個のチロシンコドンのうち約1個がTATであり、前記チロシンコドンのうち約2個がTACであり;
前記コード領域の2個のヒスチジンコドンのうち約1個がCATであり、前記ヒスチジンコドンのうち約1個がCACであり;
前記コード領域の2個のグルタミンコドンのうち約1個がCAAであり、前記グルタミンコドンのうち約1個がCAGであり;
前記コード領域の3個のアスパラギンコドンのうち約1個がAATであり、前記アスパラギンコドンのうち約2個がAACであり;
前記コード領域の5個のリジンコドンのうち約2個がAAAであり、前記リジンコドンのうち約3個がAAGであり;
前記コード領域の5個のアスパラギン酸コドンのうち約2個がGATであり、前記アスパラギン酸コドンのうち約3個がGACであり;
前記コード領域の9個のグルタミン酸コドンのうち約4個がGAAであり、前記グルタミン酸コドンのうち約5個がGAGであり;
前記コード領域の3個のシステインコドンのうち約1個がTGTであり、前記システインコドンのうち約2個がTGCである;前記コード領域の2個のトリプトファンコドンはTGGであり;
前記コード領域の7個のアルギニンコドンのうち約1個がCGTであり、前記アルギニンコドンのうち約1個がCGCであり、前記アルギニンコドンのうち約1個がCGAであり、前記アルギニンコドンのうち約1個がCGGであり、前記アルギニンコドンのうち約1個がAGAであり、前記アルギニンコドンのうち約1個がAGGであり;
前記コード領域の8個のグリシンコドンのうち約1個がGGTであり、前記グリシンコドンのうち約3個がGGCであり、前記グリシンコドンのうち約2個がGGAであり、前記グリシンコドンのうち約2個がGGGであり;
前記の少なくとも20個の連続したアミノ酸が、脊椎動物に投与された場合に、SEQ ID NO:5に対する検知可能な免疫応答を誘導することを特徴とする前記単離ポリヌクレオチド。
【請求項80】
前記コドン最適化コード領域がSEQ ID NO:29を含む、請求項79に記載のポリヌクレオチド。
【請求項81】
SEQ ID NO:5の少なくとも20個の連続したアミノ酸をコードする核酸断片を含む単離ポリヌクレオチドであって、前記核酸断片はSEQ ID NO:5のポリペプチドのコドン最適化コード領域の核酸断片である単離ポリヌクレオチドにおいて;
前記コード領域の4個のフェニルアラニンコドンはTTCであり、前記コード領域の10個のロイシンコドンはCTGであり、前記コード領域の8個のイソロイシンコドンはATCであり、前記コード領域の2個のメチオニンコドンはATGであり、前記コード領域の4個のバリンコドンはGTGであり、前記コード領域の7個のセリンコドンはAGCであり、前記コード領域の4個のプロリンコドンはCCCであり、前記コード領域の4個のスレオニンコドンはACCであり、前記コード領域の5個のアラニンコドンはGCCであり、前記コード領域の3個のチロシンコドンはTACであり、前記コード領域の2個のヒスチジンコドンはCACであり、前記コード領域の2個のグルタミンコドンはCAGであり、前記コード領域の3個のアスパラギンコドンはAACであり、前記コード領域の5個のリシンコドンはAAGであり、前記コード領域の5個のアスパラギン酸コドンはGACであり、前記コード領域の9個のグルタミン酸コドンはGAGであり、前記コード領域の2個のトリプトファンコドンはTGGであり、前記コード領域の7個のアルギニンコドンはCGG、AGA,あるいはAGGであり、さらに前記コード領域の8個のグリシンコドンはGGCであり;
前記の少なくとも20個の連続したアミノ酸が、脊椎動物に投与された場合に、SEQ ID NO:5に対する検知可能な免疫応答を誘導することを特徴とする前記単離ポリヌクレオチド。
【請求項82】
前記コドン最適化コード領域がSEQ ID NO:30を含む、請求項81に記載のポリヌクレオチド。
【請求項83】
SEQ ID NO:5の少なくとも20個の連続したアミノ酸をコードする核酸断片を含む単離ポリヌクレオチドであって、前記核酸断片はSEQ ID NO:5のポリペプチドのコドン最適化コード領域の核酸断片である単離ポリヌクレオチドにおいて;
10個のロイシンコドンがCTGであり、4個のプロリンコドンがCCCであり、5個のアラニンコドンがGCCであり、2個のグルタミンコドンがCAGであり、3個のアルパラギンコドンがAACであり、5個のリジンコドンがAAGであり、さらに9個のグルタミン酸コドンがGAGであることを除いて、前記コドン最適化コード領域が、NO:3のヌクレオチド740から1007にフレーム内で融合されているSEQ ID NO:3のヌクレオチド26から51から成り;
前記ポリペプチドが、脊椎動物に投与された場合に、SEQ ID NO:5に対する検知可能な免疫応答を誘導することを特徴とする前記単離ポリヌクレオチド。
【請求項84】
前記コドン最適化コード領域がSEQ ID NO:31を含む、請求項83に記載のポリヌクレオチド。
【請求項85】
前記核酸断片がSEQ ID NO:5のアミノ酸1から24をコードする、請求項79から83のいずれか1項に記載のポリヌクレオチド。
【請求項86】
前記核酸断片がSEQ ID NO:5の少なくとも50個のアミノ酸をコードする、請求項79から81のいずれか1項に記載のポリヌクレオチド。
【請求項87】
前記核酸断片がSEQ ID NO:5の少なくとも100個の連続したアミノ酸をコードする、請求項79から86のいずれか1項に記載のポリヌクレオチド。
【請求項88】
前記核酸断片がSEQ ID NO:5をコードする、請求項79から87のいずれか1項に記載のポリヌクレオチド。
【請求項89】
SEQ ID NO:5に少なくとも90%は同一であるポリペプチドをコードする核酸断片を含む単離ポリヌクレオチドであって、前記核酸断片がSEQ ID NO:5のポリペプチドのコドン最適化コード領域の変異体断片である単離ポリヌクレオチドにおいて;
前記コード領域の4個のフェニルアラニンコドンのうち約2個がTTTであり、前記フェニルアラニンコドンのうち約2個がTTCであり;
前記コード領域の10個のロイシンコドンのうち約1個がTTAであり、前記ロイシンコドンのうち約1個がTTGであり、前記ロイシンコドンのうち約1個がCTTであり、前記ロイシンコドンのうち約2個がCTCであり、前記ロイシンコドンのうち約1個がCTAであり、前記ロイシンコドンのうち約4個がCTGであり;
前記コード領域の8個のイソロイシンコドンのうち約3個がATTであり、前記イソロイシンコドンのうち約4個がATCであり、前記イソロイシンコドンのうち約1個がATAであり;
前記コード領域の2個のメチオニンコドンはATGであり;
前記コード領域の4個のバリンコドンのうち約1個がGTTであり、前記バリンコドンのうち約1個がGTGであり、前記バリンコドンのうち約0個がGTAであり、前記バリンコドンのうち約2個がGTGであり;
前記コード領域の7個のセリンコドンのうち約1個がTCTであり、前記セリンコドンのうち約2個がTCCであり、前記セリンコドンのうち約1個がTCAであり、前記セリンコドンのうち約0個がTCGであり、前記セリンコドンのうち約1個がAGTであり、前記セリンコドンのうち約2個がAGCであり;
前記コード領域の4個のプロリンコドンのうち約1個がCCTであり、前記プロリンコドンのうち約1個がCCCであり、前記プロリンコドンのうち約2個がCCAであり、前記プロリンコドンのうち約0個がCCGであり;
前記コード領域の4個のスレオニンコドンのうち約1個がACTであり、前記スレオニンコドンのうち約1個がACCであり、前記スレオニンコドンのうち約1個がACAであり、前記スレオニンコドンのうち約0個がACGであり;
前記コード領域の5個のアラニンコドンのうち約1個がGCTであり、前記アラニンコドンのうち約2個がGCCであり、前記アラニンコドンのうち約1個がGCAであり、前記アラニンコドンのうち約1個がGCGであり;
前記コード領域の3個のチロシンコドンのうち約1個がTATであり、前記チロシンコドンのうち約2個がTACであり;
前記コード領域の2個のヒスチジンコドンのうち約1個がCATであり、前記ヒスチジンコドンのうち約1個がCACであり;
前記コード領域の2個のグルタミンコドンのうち約1個がCAAであり、前記グルタミンコドンのうち約1個がCAGであり;
前記コード領域の3個のアスパラギンコドンのうち約1個がAATであり、前記アスパラギンコドンのうち約2個がAACであり;
前記コード領域の5個のリジンコドンのうち約2個がAAAであり、前記リジンコドンのうち約3個がAAGであり;
前記コード領域の5個のアスパラギン酸コドンのうち約2個がGATであり、前記アスパラギン酸コドンのうち約3個がGACであり;
前記コード領域の9個のグルタミン酸コドンのうち約4個がGAAであり、前記グルタミン酸コドンのうち約5個がGAGであり;
前記コード領域の3個のシステインコドンのうち約1個がTGTであり、前記システインコドンのうち約2個がTGCである;前記コード領域の2個のトリプトファンコドンはTGGであり;
前記コード領域の7個のアルギニンコドンのうち約1個がCGTであり、前記アルギニンコドンのうち約1個がCGCであり、前記アルギニンコドンのうち約1個がCGAであり、前記アルギニンコドンのうち約1個がCGGであり、前記アルギニンコドンのうち約1個がAGAであり、前記アルギニンコドンのうち約1個がAGGであり;
前記コード領域の8個のグリシンコドンのうち約1個がGGTであり、前記グリシンコドンのうち約3個がGGCであり、前記グリシンコドンのうち約2個がGGAであり、前記グリシンコドンのうち約2個がGGGであり;
前記ポリペプチドが、脊椎動物に投与された場合に、SEQ ID NO:5に対する検知可能な免疫応答を誘導することを特徴とする前記単離ポリヌクレオチド。
【請求項90】
前記核酸断片が、SEQ ID NO:5に少なくとも95%は同一であるポリペプチドをコードする、請求項89に記載のポリヌクレオチド。
【請求項91】
前記核酸断片がSEQ ID NO:5をコードする、請求項90に記載のポリヌクレオチド。
【請求項92】
SEQ ID NO:5に少なくとも90%は同一であるポリペプチドをコードする核酸断片を含む単離ポリヌクレオチドであって、前記核酸断片がSEQ ID NO:5のポリペプチドのコドン最適化コード領域の変異体断片である単離ポリヌクレオチドにおいて;
前記コード領域の4個のフェニルアラニンコドンはTTCであり、前記コード領域の10個のロイシンコドンはCTGであり、前記コード領域の8個のイソロイシンコドンはATCであり、前記コード領域の2個のメチオニンコドンはATGであり、前記コード領域の4個のバリンコドンはGTGであり、前記コード領域の7個のセリンコドンはAGCであり、前記コード領域の4個のプロリンコドンはCCCであり、前記コード領域の4個のスレオニンコドンはACCであり、前記コード領域の5個のアラニンコドンはGCCであり、前記コード領域の3個のチロシンコドンはTACであり、前記コード領域の2個のヒスチジンコドンはCACであり、前記コード領域の2個のグルタミンコドンはCAGであり、前記コード領域の3個のアスパラギンコドンはAACであり、前記コード領域の5個のリシンコドンはAAGであり、前記コード領域の5個のアスパラギン酸コドンはGACであり、前記コード領域の9個のグルタミン酸コドンはGAGであり、前記コード領域の2個のトリプトファンコドンはTGGであり、前記コード領域の7個のアルギニンコドンはCGG、AGA及びAGGからなる群から選択され、前記コード領域の8個のグリシンコドンはGGCであり;
前記ポリペプチドが、脊椎動物に投与された場合に、SEQ ID NO:5に対する検知可能な免疫応答を誘導することを特徴とする前記単離ポリヌクレオチド。
【請求項93】
前記核酸断片が、SEQ ID NO:5に少なくとも95%は同一であるポリペプチドをコードする、請求項92に記載のポリヌクレオチド。
【請求項94】
前記核酸断片がSEQ ID NO:5をコードする、請求項93に記載のポリヌクレオチド。
【請求項95】
SEQ ID NO:5に少なくとも90%は同一であるポリペプチドをコードする核酸断片を含む単離ポリヌクレオチドであって、前記核酸断片がSEQ ID NO:5のポリペプチドのコドン最適化コード領域の変異体断片である単離ポリヌクレオチドにおいて;
10個のロイシンコドンがCTGであり、4個のプロリンコドンがCCCであり、5個のアラニンコドンがGCCであり、2個のグルタミンコドンがCAGであり、3個のアルパラギンコドンがAACであり、5個のリジンコドンがAAGであり、9個のグルタミン酸コドンがGAGであることを除いて、前記コドン最適化コード領域が、NO:3のヌクレオチド740から1007にフレーム内で融合されているSEQ ID NO:3のヌクレオチド26から51から成り;
前記ポリペプチドが、脊椎動物に投与された場合に、SEQ ID NO:5に対する検知可能な免疫応答を誘導することを特徴とする前記単離ポリヌクレオチド。
【請求項96】
前記核酸断片が、SEQ ID NO:2に少なくとも95%は同一であるポリペプチドをコードする、請求項95に記載のポリヌクレオチド。
【請求項97】
前記核酸断片がSEQ ID NO:5をコードする、請求項96に記載のポリヌクレオチド。
【請求項98】
前記核酸断片を異種の核酸に連結した、請求項79から97のいずれか1項に記載のポリヌクレオチド。
【請求項99】
前記異種の核酸が、前記核酸断片によりコードされるポリペプチドに融合されている異種のポリペプチドをコードする、請求項98に記載のポリヌクレオチド。
【請求項100】
前記異種のポリペプチドがB型肝炎コア抗原である、請求項99に記載のポリヌクレオチド。
【請求項101】
前記B型肝炎コア抗原が、SEQ ID NO:40およびSEQ ID NO:42からなる群から選択されるポリペプチドの少なくとも50個のアミノ酸を含む、請求項100に記載のポリヌクレオチド。
【請求項102】
前記異種のポリペプチドがA型インフルエンザウィルスNPタンパク質である、請求項100に記載のポリヌクレオチド。
【請求項103】
前記A型インフルエンザウィルスNPタンパク質がSEQ ID NO:2から成る、請求項102に記載のポリヌクレオチド。
【請求項104】
DNAであり、前記核酸断片に作動可能にプロモータが附随している、請求項79から103のいずれか1項に記載のポリヌクレオチド。
【請求項105】
RNAである、請求項79から103のいずれか1項に記載のポリヌクレオチド。
【請求項106】
メッセンジャーRNA(mRNA)である、請求項105に記載のポリヌクレオチド。
【請求項107】
請求項79から106のいずれか1項に記載のポリヌクレオチドから成るベクター。
【請求項108】
プラスミドである、請求項107に記載のベクター。
【請求項109】
請求項79から106のいずれか1項に記載のポリヌクレオチドと、担体とを含む組成物。
【請求項110】
さらに、アジュバントおよび形質移入促進化合物からなる群から選択される構成成分を含む、請求項109に記載の組成物。
【請求項111】
前記アジュバントが、
(a) ((±)-N-(3-アミノプロピル)-N,N-ジメチル-2,3-ビス(シン-9-テトラデセニールオキシ)-1-プロパンアミニウムブロミド)(GAP-DMORIE)及び中性脂質;
(b) サイトカイン;
(c) モノリン酸リピドAおよび [mono-phosphoryl lipid A] およびトレハロースジコリノミコレートAF[trehalosedicorynomycolate AF] (MPL + TDM);
(d) 溶解モノリン酸リピドA [mono-phosphoryl lipid A]製剤;および
(e) CRL1005/BAK
からなる群から選択される、請求項110に記載の組成物。
【請求項112】
前記アジュバントが((±)-N-(3-アミノプロピル)-N,N-ジメチル-2,3-ビス(シン-9-テトラデセニールオキシ)-1-プロパンアミニウムブロミド)(GAP-DMORIE)を含み、
前記中性脂質が
(a) 1,2-ジオレオイル-sn-グリセロ-3-ホスフォエタノールアミン(DOPE);
(b) 1,2-ジフィタノイル-sn-グリセロ-3-ホスフォエタノールアミン(DPyPE);および
(c) 1,2-ジミリストイル-グリセロ-3-ホスフォエタノールアミン(DMPE)
からなる群から選択される、請求項111に記載の組成物。
【請求項113】
前記中性脂質がDPyPEである、請求項112に記載の組成物。
【請求項114】
形質移入促進化合物(±)-N-(2-ヒドロキシエチル)-N,N-ジメチル-2,3-ビス(テトラデシルオキシ)-1-プロパンアミニウムブロミド(DMRIE)を含む、請求項110に記載の組成物。
【請求項115】
前記アジュバント又は形質移入促進化合物がCRL1005および塩化ベンザルコニウム(BAK)を含む、請求項110に記載の組成物。
【請求項116】
前記CRL1005及びBAKが
(a) 0.3mM BAK及び7.5mg/ml CRL 1005;
(b) 0.3mM BAK及び34mg/ml CRL 1005;および
(c) 0.3mM BAK及び50mg/ml CRL 1005
からなる群から選択される濃度で存在する、請求項115に記載の組成物。
【請求項117】
曇点(cloud point)より高い温度でのサーマルサイクルを行わずに、CRL1005、BAK、およびポリヌクレオチドを曇点より低い温度で組み合わせることにより製剤化した、請求項115あるいは請求項116に記載の組成物。
【請求項118】
脊椎動物におけるインフルエンザ感染を治療又は予防する方法で、請求項79から106のいずれか1項に記載のポリヌクレオチドをそのようなインフルエンザ感染に対する治療又は予防を必要としている脊椎動物に投与することを含む前記方法。
【請求項119】
SEQ ID NO:7の少なくとも20個の連続したアミノ酸をコードする核酸断片を含む単離ポリヌクレオチドであって、前記核酸断片はSEQ ID NO:7のポリペプチドのコドン最適化コード領域の核酸断片である単離ポリヌクレオチドにおいて;
前記コード領域の18個のフェニルアラニンコドンのうち約8個がTTTであり、前記フェニルアラニンコドンのうち約10個がTTCであり;
前記コード領域の35個のロイシンコドンのうち約3個がTTAであり、前記ロイシンコドンのうち約4個がTTGであり、前記ロイシンコドンのうち約5個がCTTであり、前記ロイシンコドンのうち約7個がCTCであり、前記ロイシンコドンのうち約2個がCTAであり、前記ロイシンコドンのうち約14個がCTGであり;
前記コード領域の27個のイソロイシンコドンのうち約10個がATTであり、前記イソロイシンコドンのうち約13個がATCであり、前記イソロイシンコドンのうち約4個がATAであり;
前記コード領域の26個のメチオニンコドンはATGであり;
前記コード領域の24個のバリンコドンのうち約4個がGTTであり、前記バリンコドンのうち約6個がGTGであり、前記バリンコドンのうち約3個がGTAであり、前記バリンコドンのうち約11個がGTGであり;
前記コード領域の43個のセリンコドンのうち約8個がTCTであり、前記セリンコドンのうち約9個がTCCであり、前記セリンコドンのうち約6個がTCAであり、前記セリンコドンのうち約2個がTCGであり、前記セリンコドンのうち約6個がAGTであり、前記セリンコドンのうち約10個がAGCであり;
前記コード領域の18個のプロリンコドンのうち約5個がCCTであり、前記プロリンコドンのうち約6個がCCCであり、前記プロリンコドンのうち約5個がCCAであり、前記プロリンコドンのうち約2個がCCGであり;
前記コード領域の30個のスレオニンコドンのうち約7個がACTであり、前記スレオニンコドンのうち約11個がACCであり、前記スレオニンコドンのうち約8個がACAであり、前記スレオニンコドンのうち約4個がACGであり;
前記コード領域の39個のアラニンコドンのうち約10個がGGT*9であり、前記アラニンコドンのうち約16個がGCCであり、前記アラニンコドンのうち約9個がGCAであり、前記アラニンコドンのうち約4個がGCGであり;
前記コード領域の15個のチロシンコドンのうち約7個がTATであり、前記チロシンコドンのうち約8個がTACであり;
前記コード領域の6個のヒスチジンコドンのうち約2個がCATであり、前記ヒスチジンコドンのうち約4個がCACであり;
前記コード領域の21つのグルタミンコドンのうち約5個がCAAであり、前記グルタミンコドンのうち約16個がCAGであり;
前記コード領域の28個のアスパラギンコドンのうち約13個がAATであり、前記アスパラギンコドンのうち約15個がAACであり;
前記コード領域の21つのリジンコドンのうち約9個がAAAであり、前記リジンコドンのうち約12個がAAGであり;
前記コード領域の23個のアスパラギン酸コドンのうち約11個がGATであり、前記アスパラギン酸コドンのうち約12個がGACであり;
前記コード領域の39個のグルタミン酸コドンのうち約16個がGAAであり、前記グルタミン酸コドンのうち約23個がGAGであり;
前記コード領域の8個のシステインコドンのうち約4個がTGTであり、前記システインコドンのうち約4個がTGCであり;
前記コード領域の7個のトリプトファンコドンはTGGであり;
前記コード領域の51つのアルギニンコドンのうち約4個がCGTであり、前記アルギニンコドンのうち約10個がCGCであり、前記アルギニンコドンのうち約6個がCGAであり、前記アルギニンコドンのうち約11個がCGGであり、前記アルギニンコドンのうち約10個がAGAであり、前記アルギニンコドンのうち約10個がAGGであり;
前記コード領域の43個のグリシンコドンのうち約7個がGGTであり、前記グリシンコドンのうち約15個がGGCであり、前記グリシンコドンのうち約11個がGGAであり、前記グリシンコドンのうち約11個がGGGであり;
前記の少なくとも20個の連続したアミノ酸が、脊椎動物に投与された場合に、SEQ ID NO:7に対する検知可能な免疫応答を誘導することを特徴とする前記単離ポリヌクレオチド。
【請求項120】
前記コドン最適化コード領域がSEQ ID NO:32を含む、請求項119に記載のポリヌクレオチド。
【請求項121】
SEQ ID NO:7の少なくとも20個の連続したアミノ酸をコードする核酸断片を含む単離ポリヌクレオチドであって、前記核酸断片はSEQ ID NO:7のポリペプチドのコドン最適化コード領域の核酸断片である単離ポリヌクレオチドにおいて;
前記コード領域の18個のフェニルアラニンコドンはTTCであり、前記コード領域の35個のロイシンコドンはCTGであり、前記コード領域の27個のイソロイシンコドンはATCであり、前記コード領域の26個のメチオニンコドンはATGであり、前記コード領域の24個のバリンコドンはGTGであり、前記コード領域の43個のセリンコドンはAGCであり、前記コード領域の18個のプロリンコドンはCCCであり、前記コード領域の30個のスレオニンコドンはACCであり、前記コード領域の39個のアラニンコドンはGCCであり、前記コード領域の15個のチロシンコドンはTACであり、前記コード領域の6個のヒスチジンコドンはCACであり、前記コード領域の21つのグルタミンコドンはCAGであり、前記コード領域の28個のアスパラギンコドンはAACであり、前記コード領域の21つのリシンコドンはAAGであり、前記コード領域の23個のアスパラギン酸コドンはGACであり、前記コード領域の39個のグルタミン酸コドンはGAGであり、前記コード領域の7個のトリプトファンコドンはTGGであり、前記コード領域の51つのアルギニンコドンはCGG、AGA又はAGGであり、前記コード領域の43個のグリシンコドンはGGCであり;
前記の少なくとも20個の連続したアミノ酸が、脊椎動物に投与された場合に、SEQ ID NO:7に対する検知可能な免疫応答を誘導することを特徴とする前記単離ポリヌクレオチド。
【請求項122】
前記コドン最適化コード領域がSEQ ID NO:33を含む、請求項121に記載のポリヌクレオチド。
【請求項123】
前記核酸断片がSEQ ID NO:7の少なくとも50個のアミノ酸をコードする、請求項119から122のいずれか1項に記載のポリヌクレオチド。
【請求項124】
前記核酸断片がSEQ ID NO:7の少なくとも100個の連続したアミノ酸をコードする、請求項119から123のいずれか1項に記載のポリヌクレオチド。
【請求項125】
SEQ ID NO:7に少なくとも90%は同一であるポリペプチドをコードする核酸断片を含む単離ポリヌクレオチドであって、前記核酸断片がSEQ ID NO:7のポリペプチドのコドン最適化コード領域の変異体断片である単離ポリヌクレオチドにおいて;
前記コード領域の18個のフェニルアラニンコドンのうち約8個がTTTであり、前記フェニルアラニンコドンのうち約10個がTTCであり;
前記コード領域の35個のロイシンコドンのうち約3個がTTAであり、前記ロイシンコドンのうち約4個がTTGであり、前記ロイシンコドンのうち約5個がCTTであり、前記ロイシンコドンのうち約7個がCTCであり、前記ロイシンコドンのうち約2個がCTAであり、前記ロイシンコドンのうち約14個がCTGであり;
前記コード領域の27個のイソロイシンコドンのうち約10個がATTであり、前記イソロイシンコドンのうち約13個がATCであり、前記イソロイシンコドンのうち約4個がATAであり;
前記コード領域の26個のメチオニンコドンはATGであり;
前記コード領域の24個のバリンコドンのうち約4個がGTTであり、前記バリンコドンのうち約6個がGTGであり、前記バリンコドンのうち約3個がGTAであり、前記バリンコドンのうち約11個がGTGであり;
前記コード領域の43個のセリンコドンのうち約8個がTCTであり、前記セリンコドンのうち約9個がTCCであり、前記セリンコドンのうち約6個がTCAであり、前記セリンコドンのうち約2個がTCGであり、前記セリンコドンのうち約6個がAGTであり、前記セリンコドンのうち約10個がAGCであり;
前記コード領域の18個のプロリンコドンのうち約5個がCCTであり、前記プロリンコドンのうち約6個がCCCであり、前記プロリンコドンのうち約5個がCCAであり、前記プロリンコドンのうち約2個がCCGであり;
前記コード領域の30個のスレオニンコドンのうち約7個がACTであり、前記スレオニンコドンのうち約11個がACCであり、前記スレオニンコドンのうち約8個がACAであり、前記スレオニンコドンのうち約4個がACGであり;
前記コード領域の39個のアラニンコドンのうち約10個がGGTであり、前記アラニンコドンのうち約16個がGCCであり、前記アラニンコドンのうち約9個がGCAであり、前記アラニンコドンのうち約4個がGCGであり;
前記コード領域の15個のチロシンコドンのうち約7個がTATであり、前記チロシンコドンのうち約8個がTACであり;
前記コード領域の6個のヒスチジンコドンのうち約2個がCATであり、前記ヒスチジンコドンのうち約4個がCACであり;
前記コード領域の21つのグルタミンコドンのうち約5個がCAAであり、前記グルタミンコドンのうち約16個がCAGであり;
前記コード領域の28個のアスパラギンコドンのうち約13個がAATであり、前記アスパラギンコドンのうち約15個がAACであり;
前記コード領域の21つのリジンコドンのうち約9個がAAAであり、前記リジンコドンのうち約12個がAAGであり;
前記コード領域の23個のアスパラギン酸コドンのうち約11個がGATであり、前記アスパラギン酸コドンのうち約12個がGACであり;
前記コード領域の39個のグルタミン酸コドンのうち約16個がGAAであり、前記グルタミン酸コドンのうち約23個がGAGであり;
前記コード領域の8個のシステインコドンのうち約4個がTGTであり、前記システインコドンのうち約4個がTGCであり;
前記コード領域の7個のトリプトファンコドンはTGGであり;
前記コード領域の51つのアルギニンコドンのうち約4個がCGTであり、前記アルギニンコドンのうち約10個がCGCであり、前記アルギニンコドンのうち約6個がCGAであり、前記アルギニンコドンのうち約11個がCGGであり、前記アルギニンコドンのうち約10個がAGAであり、前記アルギニンコドンのうち約10個がAGGであり;
前記コード領域の43個のグリシンコドンのうち約7個がGGTであり、前記グリシンコドンのうち約15個がGGCであり、前記グリシンコドンのうち約11個がGGAであり、前記グリシンコドンのうち約11個がGGGであり;
前記ポリペプチドが、脊椎動物に投与された場合に、SEQ ID NO:7に対する検知可能な免疫応答を誘導することを特徴とする前記単離ポリヌクレオチド。
【請求項126】
前記核酸断片が、SEQ ID NO:7に少なくとも95%は同一であるポリペプチドをコードする、請求項125に記載のポリヌクレオチド。
【請求項127】
前記核酸断片がSEQ ID NO:7をコードする、請求項126に記載のポリヌクレオチド。
【請求項128】
SEQ ID NO:5*42に少なくとも90%は同一であるポリペプチドをコードする核酸断片を含む単離ポリヌクレオチドであって、前記核酸断片がSEQ ID NO:7のポリペプチドのコドン最適化コード領域の変異体断片である単離ポリヌクレオチドにおいて;
前記コード領域の18個のフェニルアラニンコドンはTTCであり、前記コード領域の35個のロイシンコドンはCTGであり、前記コード領域の27個のイソロイシンコドンはATCであり、前記コード領域の26個のメチオニンコドンはATGであり、前記コード領域の24個のバリンコドンはGTGであり、前記コード領域の43個のセリンコドンはAGCであり、前記コード領域の18個のプロリンコドンはCCCであり、前記コード領域の30個のスレオニンコドンはACCであり、前記コード領域の39個のアラニンコドンはGCCであり、前記コード領域の15個のチロシンコドンはTACであり、前記コード領域の6個のヒスチジンコドンはCACであり、前記コード領域の21つのグルタミンコドンはCAGであり、前記コード領域の28個のアスパラギンコドンはAACであり、前記コード領域の21つのリシンコドンはAAGであり、前記コード領域の23個のアスパラギン酸コドンはGACであり、前記コード領域の39個のグルタミン酸コドンはGAGであり、前記コード領域の7個のトリプトファンコドンはTGGであり、前記コード領域の51つのアルギニンコドンはCGG、AGA,あるいはAGGであり、さらに前記コード領域の43個のグリシンコドンはGGCであり;
前記ポリペプチドが、脊椎動物に投与された場合に、SEQ ID NO:7に対する検知可能な免疫応答を誘導することを特徴とする前記単離ポリヌクレオチド。
【請求項129】
前記核酸断片が、SEQ ID NO:7に少なくとも95%は同一であるポリペプチドをコードする、請求項128に記載のポリヌクレオチド。
【請求項130】
前記核酸断片がSEQ ID NO:7をコードする、請求項129に記載のポリヌクレオチド。
【請求項131】
前記核酸断片を異種の核酸に連結した、請求項119から130のいずれか1項に記載のポリヌクレオチド。
【請求項132】
前記異種の核酸が、前記核酸断片によりコードされるポリペプチドに融合されている異種のポリペプチドをコードする、請求項131に記載のポリヌクレオチド。
【請求項133】
前記異種のポリペプチドがB型肝炎コア抗原である、請求項132に記載のポリヌクレオチド。
【請求項134】
前記B型肝炎コア抗原が、SEQ ID NO:40およびSEQ ID NO:42からなる群から選択されるポリペプチドの少なくとも50個のアミノ酸を含む、請求項133に記載のポリヌクレオチド。
【請求項135】
DNAであり、前記核酸断片に作動可能にプロモータが附随している、請求項119から134のいずれか1項に記載のポリヌクレオチド。
【請求項136】
RNAである、請求項119から134のいずれか1項に記載のポリヌクレオチド。
【請求項137】
メッセンジャーRNA(mRNA)である、請求項136に記載のポリヌクレオチド。
【請求項138】
請求項119から137のいずれか1項に記載のポリヌクレオチドから成るベクター。
【請求項139】
プラスミドである、請求項138に記載のベクター。
【請求項140】
請求項119から137のいずれか1項に記載のポリヌクレオチドと、担体とを含む組成物。
【請求項141】
さらに、アジュバントおよび形質移入促進化合物からなる群から選択される構成成分を含む、請求項140に記載の組成物。
【請求項142】
前記アジュバントが、
(a) ((±)-N-(3-アミノプロピル)-N,N-ジメチル-2,3-ビス(シン-9-テトラデセニールオキシ)-1-プロパンアミニウムブロミド) ((±)-N-(3-aminopropyl)-N,N-dimethyl-2,3-bis(syn-9-tetradeceneyloxy)-1-propanaminium bromide)](GAP-DMORIE)及び中性脂質;
(b) サイトカイン;
(c) モノリン酸リピドAおよびトレハロースジコリノミコレートAF (MPL + TDM);
(d) 溶解モノリン酸リピドA製剤;および
(e) CRL1005/BAK
からなる群から選択される、請求項141に記載の組成物。
【請求項143】
前記アジュバントが((±)-N-(3-アミノプロピル)-N,N-ジメチル-2,3-ビス(シン-9-テトラデセニールオキシ)-1-プロパンアミニウムブロミド)(GAP-DMORIE)を含み、
前記中性脂質が
(a) 1,2-ジオレオイル-sn-グリセロ-3-ホスフォエタノールアミン(DOPE);
(b) 1,2-ジフィタノイル-sn-グリセロ-3-ホスフォエタノールアミン(DPyPE);および
(c) 1,2-ジミリストイル-グリセロ-3-ホスフォエタノールアミン(DMPE)
からなる群から選択される、請求項142に記載の組成物。
【請求項144】
前記中性脂質がDPyPEである、請求項143に記載の組成物。
【請求項145】
形質移入促進化合物(±)-N-(2-ヒドロキシエチル)-N,N-ジメチル-2,3-ビス(テトラデシルオキシ)-1-プロパンアミニウムブロミドを含む、請求項141に記載の組成物。
【請求項146】
前記アジュバント又は形質移入促進化合物がCRL1005および塩化ベンザルコニウム(BAK)を含む、請求項141に記載の組成物。
【請求項147】
前記CRL1005およびBAKが
(a) 0.3mM BAK及び7.5mg/ml CRL 1005;
(b) 0.3mM BAK及び34mg/ml CRL 1005;および
(c) 0.3mM BAK及び50mg/ml CRL 1005
からなる群から選択される濃度で存在する、請求項146に記載の組成物。
【請求項148】
曇点より高い温度でのサーマルサイクルを行わずに、CRL1005、BAK、およびポリヌクレオチドを曇点より低い温度で組み合わせることにより製剤化した、請求項146あるいは請求項147に記載の組成物。
【請求項149】
脊椎動物におけるインフルエンザ感染を治療又は予防する方法であって、請求項119から137のいずれか1項に記載のポリヌクレオチドをそのようなインフルエンザ感染に対する治療又は予防を必要としている脊椎動物に投与することを含む前記方法。
【請求項150】
SEQ ID NO:9の少なくとも20個の連続したアミノ酸をコードする核酸断片を含む単離ポリヌクレオチドであって、前記核酸断片はSEQ ID NO:9のポリペプチドのコドン最適化コード領域の核酸断片である単離ポリヌクレオチドにおいて;
前記コード領域の18個のフェニルアラニンコドンのうち約8個がTTTであり、前記フェニルアラニンコドンのうち約10個がTTCであり;
前記コード領域の35個のロイシンコドンのうち約3個がTTAであり、前記ロイシンコドンのうち約4個がTTGであり、前記ロイシンコドンのうち約5個がCTTであり、前記ロイシンコドンのうち約7個がCTCであり、前記ロイシンコドンのうち約2個がCTAであり、前記ロイシンコドンのうち約14個がCTGであり;
前記コード領域の27個のイソロイシンコドンのうち約10個がATTであり、前記イソロイシンコドンのうち約13個がATCであり、前記イソロイシンコドンのうち約4個がATAであり;
前記コード領域の26個のメチオニンコドンはATGであり;
前記コード領域の24個のバリンコドンのうち約4個がGTTであり、前記バリンコドンのうち約6個がGTGであり、前記バリンコドンのうち約3個がGTAであり、前記バリンコドンのうち約11個がGTGであり;
前記コード領域の43個のセリンコドンのうち約8個がTCTであり、前記セリンコドンのうち約9個がTCCであり、前記セリンコドンのうち約6個がTCAであり、前記セリンコドンのうち約2個がTCGであり、前記セリンコドンのうち約6個がAGTであり、前記セリンコドンのうち約10個がAGCであり;
前記コード領域の18個のプロリンコドンのうち約5個がCCTであり、前記プロリンコドンのうち約6個がCCCであり、前記プロリンコドンのうち約5個がCCAであり、前記プロリンコドンのうち約2個がCCGであり;
前記コード領域の30個のスレオニンコドンのうち約7個がACTであり、前記スレオニンコドンのうち約11個がACCであり、前記スレオニンコドンのうち約8個がACAであり、前記スレオニンコドンのうち約4個がACGであり;
前記コード領域の39個のアラニンコドンのうち約10個がGGT*9であり、前記アラニンコドンのうち約16個がGCCであり、前記アラニンコドンのうち約9個がGCAであり、前記アラニンコドンのうち約4個がGCGであり;
前記コード領域の15個のチロシンコドンのうち約7個がTATであり、前記チロシンコドンのうち約8個がTACであり;
前記コード領域の6個のヒスチジンコドンのうち約2個がCATであり、前記ヒスチジンコドンのうち約4個がCACであり;
前記コード領域の21つのグルタミンコドンのうち約5個がCAAであり、前記グルタミンコドンのうち約16個がCAGであり;
前記コード領域の28個のアスパラギンコドンのうち約13個がAATであり、前記アスパラギンコドンのうち約15個がAACであり;
前記コード領域の21つのリジンコドンのうち約9個がAAAであり、前記リジンコドンのうち約12個がAAGであり;
前記コード領域の23個のアスパラギン酸コドンのうち約11個がGATであり、前記アスパラギン酸コドンのうち約12個がGACであり;
前記コード領域の39個のグルタミン酸コドンのうち約16個がGAAであり、前記グルタミン酸コドンのうち約23個がGAGであり;
前記コード領域の8個のシステインコドンのうち約4個がTGTであり、前記システインコドンのうち約4個がTGCであり;
前記コード領域の7個のトリプトファンコドンはTGGであり;
前記コード領域の51つのアルギニンコドンのうち約4個がCGTであり、前記アルギニンコドンのうち約10個がCGCであり、前記アルギニンコドンのうち約6個がCGAであり、前記アルギニンコドンのうち約11個がCGGであり、前記アルギニンコドンのうち約10個がAGAであり、前記アルギニンコドンのうち約10個がAGGであり;
前記コード領域の43個のグリシンコドンのうち約7個がGGTであり、前記グリシンコドンのうち約15個がGGCであり、前記グリシンコドンのうち約11個がGGAであり、前記グリシンコドンのうち約11個がGGGであり;
前記の少なくとも20個の連続したアミノ酸が、脊椎動物に投与された場合に、SEQ ID NO:9に対する検知可能な免疫応答を誘導することを特徴とする前記単離ポリヌクレオチド。
【請求項151】
前記コドン最適化コード領域がSEQ ID NO:34を含む、請求項150に記載のポリヌクレオチド。
【請求項152】
SEQ ID NO:9の少なくとも20個の連続したアミノ酸をコードする核酸断片を含む単離ポリヌクレオチドであって、前記核酸断片はSEQ ID NO:9のポリペプチドのコドン最適化コード領域の核酸断片である単離ポリヌクレオチドにおいて;
前記コード領域の18個のフェニルアラニンコドンはTTCであり、前記コード領域の35個のロイシンコドンはCTGであり、前記コード領域の27個のイソロイシンコドンはATCであり、前記コード領域の26個のメチオニンコドンはATGであり、前記コード領域の24個のバリンコドンはGTGであり、前記コード領域の43個のセリンコドンはAGCであり、前記コード領域の18個のプロリンコドンはCCCであり、前記コード領域の30個のスレオニンコドンはACCであり、前記コード領域の39個のアラニンコドンはGCCであり、前記コード領域の15個のチロシンコドンはTACであり、前記コード領域の6個のヒスチジンコドンはCACであり、前記コード領域の21つのグルタミンコドンはCAGであり、前記コード領域の28個のアスパラギンコドンはAACであり、前記コード領域の21つのリシンコドンはAAGであり、前記コード領域の23個のアスパラギン酸コドンはGACであり、前記コード領域の39個のグルタミン酸コドンはGAGであり、前記コード領域の7個のトリプトファンコドンはTGGであり、前記コード領域の51つのアルギニンコドンはCGG、AGA又はAGGであり、前記コード領域の43個のグリシンコドンはGGCであり;
前記の少なくとも20個の連続したアミノ酸が、脊椎動物に投与された場合に、SEQ ID NO:9に対する検知可能な免疫応答を誘導することを特徴とする前記単離ポリヌクレオチド。
【請求項153】
前記コドン最適化コード領域がSEQ ID NO:35を含む、請求項152に記載のポリヌクレオチド。
【請求項154】
前記核酸断片がSEQ ID NO:9の少なくとも50個のアミノ酸をコードする、請求項150から153のいずれか1項に記載のポリヌクレオチド。
【請求項155】
前記核酸断片がSEQ ID NO:9の少なくとも100個の連続したアミノ酸をコードする、請求項150から154のいずれか1項に記載のポリヌクレオチド。
【請求項156】
SEQ ID NO:9に少なくとも90%は同一であるポリペプチドをコードする核酸断片を含む単離ポリヌクレオチドであって、前記核酸断片がSEQ ID NO:9のポリペプチドのコドン最適化コード領域の変異体断片である単離ポリヌクレオチドにおいて;
前記コード領域の18個のフェニルアラニンコドンのうち約8個がTTTであり、前記フェニルアラニンコドンのうち約10個がTTCであり;
前記コード領域の35個のロイシンコドンのうち約3個がTTAであり、前記ロイシンコドンのうち約4個がTTGであり、前記ロイシンコドンのうち約5個がCTTであり、前記ロイシンコドンのうち約7個がCTCであり、前記ロイシンコドンのうち約2個がCTAであり、前記ロイシンコドンのうち約14個がCTGであり;
前記コード領域の27個のイソロイシンコドンのうち約10個がATTであり、前記イソロイシンコドンのうち約13個がATCであり、前記イソロイシンコドンのうち約4個がATAであり;
前記コード領域の26個のメチオニンコドンはATGであり;
前記コード領域の24個のバリンコドンのうち約4個がGTTであり、前記バリンコドンのうち約6個がGTGであり、前記バリンコドンのうち約3個がGTAであり、前記バリンコドンのうち約11個がGTGであり;
前記コード領域の43個のセリンコドンのうち約8個がTCTであり、前記セリンコドンのうち約9個がTCCであり、前記セリンコドンのうち約6個がTCAであり、前記セリンコドンのうち約2個がTCGであり、前記セリンコドンのうち約6個がAGTであり、前記セリンコドンのうち約10個がAGCであり;
前記コード領域の18個のプロリンコドンのうち約5個がCCTであり、前記プロリンコドンのうち約6個がCCCであり、前記プロリンコドンのうち約5個がCCAであり、前記プロリンコドンのうち約2個がCCGであり;
前記コード領域の30個のスレオニンコドンのうち約7個がACTであり、前記スレオニンコドンのうち約11個がACCであり、前記スレオニンコドンのうち約8個がACAであり、前記スレオニンコドンのうち約4個がACGであり;
前記コード領域の39個のアラニンコドンのうち約10個がGGT*9であり、前記アラニンコドンのうち約16個がGCCであり、前記アラニンコドンのうち約9個がGCAであり、前記アラニンコドンのうち約4個がGCGであり;
前記コード領域の15個のチロシンコドンのうち約7個がTATであり、前記チロシンコドンのうち約8個がTACであり;
前記コード領域の6個のヒスチジンコドンのうち約2個がCATであり、前記ヒスチジンコドンのうち約4個がCACであり;
前記コード領域の21つのグルタミンコドンのうち約5個がCAAであり、前記グルタミンコドンのうち約16個がCAGであり;
前記コード領域の28個のアスパラギンコドンのうち約13個がAATであり、前記アスパラギンコドンのうち約15個がAACであり;
前記コード領域の21つのリジンコドンのうち約9個がAAAであり、前記リジンコドンのうち約12個がAAGであり;
前記コード領域の23個のアスパラギン酸コドンのうち約11個がGATであり、前記アスパラギン酸コドンのうち約12個がGACであり;
前記コード領域の39個のグルタミン酸コドンのうち約16個がGAAであり、前記グルタミン酸コドンのうち約23個がGAGであり;
前記コード領域の8個のシステインコドンのうち約4個がTGTであり、前記システインコドンのうち約4個がTGCであり;
前記コード領域の7個のトリプトファンコドンはTGGであり;
前記コード領域の51つのアルギニンコドンのうち約4個がCGTであり、前記アルギニンコドンのうち約10個がCGCであり、前記アルギニンコドンのうち約6個がCGAであり、前記アルギニンコドンのうち約11個がCGGであり、前記アルギニンコドンのうち約10個がAGAであり、前記アルギニンコドンのうち約10個がAGGであり;
前記コード領域の43個のグリシンコドンのうち約7個がGGTであり、前記グリシンコドンのうち約15個がGGCであり、前記グリシンコドンのうち約11個がGGAであり、前記グリシンコドンのうち約11個がGGGであり;
前記ポリペプチドが、脊椎動物に投与された場合に、SEQ ID NO:9に対する検知可能な免疫応答を誘導することを特徴とする前記単離ポリヌクレオチド。
【請求項157】
前記核酸断片が、SEQ ID NO:9に少なくとも95%は同一であるポリペプチドをコードする、請求項156に記載のポリヌクレオチド。
【請求項158】
前記核酸断片がSEQ ID NO:9をコードする、請求項157に記載のポリヌクレオチド。
【請求項159】
SEQ ID NO:9に少なくとも90%は同一であるポリペプチドをコードする核酸断片を含む単離ポリヌクレオチドで、前記核酸断片がSEQ ID NO:9のポリペプチドのコドン最適化コード領域の変異体断片である単離ポリヌクレオチドにおいて;
前記コード領域の18個のフェニルアラニンコドンはTTCであり、前記コード領域の35個のロイシンコドンはCTGであり、前記コード領域の27個のイソロイシンコドンはATCであり、前記コード領域の26個のメチオニンコドンはATGであり、前記コード領域の24個のバリンコドンはGTGであり、前記コード領域の43個のセリンコドンはAGCであり、前記コード領域の18個のプロリンコドンはCCCであり、前記コード領域の30個のスレオニンコドンはACCであり、前記コード領域の39個のアラニンコドンはGCCであり、前記コード領域の15個のチロシンコドンはTACであり、前記コード領域の6個のヒスチジンコドンはCACであり、前記コード領域の21つのグルタミンコドンはCAGであり、前記コード領域の28個のアスパラギンコドンはAACであり、前記コード領域の21つのリシンコドンはAAGであり、前記コード領域の23個のアスパラギン酸コドンはGACであり、前記コード領域の39個のグルタミン酸コドンはGAGであり、前記コード領域の7個のトリプトファンコドンはTGGであり、前記コード領域の51つのアルギニンコドンはCGG、AGA及びAGGであり、さらに前記コード領域の43個のグリシンコドンはGGCであり;
前記ポリペプチドが、脊椎動物に投与された場合に、SEQ ID NO:9に対する検知可能な免疫応答を誘導することを特徴とする前記単離ポリヌクレオチド。
【請求項160】
前記核酸断片が、SEQ ID NO:9に少なくとも95%は同一であるポリペプチドをコードする、請求項159に記載のポリヌクレオチド。
【請求項161】
前記核酸断片がSEQ ID NO:9をコードする、請求項160に記載のポリヌクレオチド。
【請求項162】
前記核酸断片を異種の核酸に連結した、請求項150から161のいずれか1項に記載のポリヌクレオチド。
【請求項163】
前記異種の核酸が、前記核酸断片によりコードされるポリペプチドに融合されている異種のポリペプチドをコードする、請求項162に記載のポリヌクレオチド。
【請求項164】
前記異種のポリペプチドがB型肝炎コア抗原である、請求項163に記載のポリヌクレオチド。
【請求項165】
前記B型肝炎コア抗原が、SEQ ID NO:40およびSEQ ID NO:42からなる群から選択されるポリペプチドの少なくとも50個のアミノ酸を含む、請求項164に記載のポリヌクレオチド。
【請求項166】
DNAであり、前記核酸断片に作動可能にプロモータが附随している、請求項150から165のいずれか1項に記載のポリヌクレオチド。
【請求項167】
RNAである、請求項150から165のいずれか1項に記載のポリヌクレオチド。
【請求項168】
メッセンジャーRNA(mRNA)である、請求項167に記載のポリヌクレオチド。
【請求項169】
請求項150から168のいずれか1項に記載のポリヌクレオチドから成るベクター。
【請求項170】
プラスミドである、請求項169に記載のベクター。
【請求項171】
請求項150から168のいずれか1項に記載のポリヌクレオチドと担体とを含む組成物。
【請求項172】
さらに、アジュバントおよび形質移入促進化合物からなる群から選択される構成成分を含む、請求項171に記載の組成物。
【請求項173】
前記アジュバントが、
(a) ((±)-N-(3-アミノプロピル)-N,N-ジメチル-2,3-ビス(シン-9-テトラデセニールオキシ)-1-プロパンアミニウムブロミド)(GAP-DMORIE)及び中性脂質;
(b) サイトカイン;
(c) モノリン酸リピドAおよびトレハロースジクリノミコレートAF(MPL + TDM);
(d) 溶解モノリン酸リピドA [mono-phosphoryl lipid A]製剤;および
(e) CRL1005/BAK
からなる群から選択される、請求項172に記載の組成物。
【請求項174】
前記アジュバントが、((±)-N-(3-アミノプロピル)-N,N-ジメチル-2,3-ビス(シン-9-テトラデセニールオキシ)-1-プロパンアミニウムブロミド(GAP-DMORIE)を含み、
前記中性脂質が
(a) 1,2-ジオレオイル-sn-グリセロ-3-ホスフォエタノールアミン(DOPE);
(b)1,2-ジフィタノイル-sn-グリセロ-3-ホスフォエタノールアミン(DPyPE);および
(c) 1,2-ジミリストイル-グリセロ-3-ホスフォエタノールアミン(DMPE)
からなる群から選択される、請求項173に記載の組成物。
【請求項175】
前記中性脂質がDPyPEである、請求項174に記載の組成物。
【請求項176】
形質移入促進化合物(±)-N-(2-ヒドロキシエチル)-N,N-ジメチル-2,3-ビス(テトラデシルオキシ)-1-プロパンアミニウムブロミド(DMRIE)を含む、請求項172に記載の組成物。
【請求項177】
前記アジュバント又は形質移入促進化合物がCRL1005および塩化ベンザルコニウム(BAK)を含む、請求項172に記載の組成物。
【請求項178】
前記CRL1005及びBAKが
(a) 0.3mM BAK及び7.5mg/ml CRL 1005;
(b) 0.3mM BAK及び34mg/ml CRL 1005;および
(c) 0.3mM BAK及び50mg/ml CRL 1005
からなる群から選択される濃度で存在する、請求項172に記載の組成物。
【請求項179】
曇点(cloud point)より高い温度でのサーマルサイクルを行わずに、CRL1005、BAK、およびポリヌクレオチドを曇点より低い温度で組み合わせる(combining)ことにより製剤化した、請求項176あるいは請求項178に記載の組成物。
【請求項180】
脊椎動物におけるインフルエンザ感染を治療又は予防する方法であって、請求項150から168のいずれか1項に記載のポリヌクレオチドをそのようなインフルエンザ感染に対する治療又は予防を必要としている脊椎動物に投与することを含む前記方法。
【請求項181】
SEQ ID NO:16の少なくとも20個の連続したアミノ酸をコードする核酸断片を含む単離ポリヌクレオチドであって、前記核酸断片はSEQ ID NO:16のポリペプチドのコドン最適化コード領域の核酸断片である単離ポリヌクレオチドにおいて;
21つのフェニルアラニンコドンのうち約10個がTTTであり、前記フェニルアラニンコドンのうち約12個がTTCであり;
39個のロイシンコドンのうち約3個がTTAであり、前記ロイシンコドンのうち約5個がTTGであり、前記ロイシンコドンのうち約5個がCTTであり、前記ロイシンコドンのうち約8個がCTCであり、前記ロイシンコドンのうち約3個がCTAであり、前記ロイシンコドンのうち約16個がCTGであり;
38個のイソロイシンコドンのうち約14個がATTであり、前記イソロイシンコドンのうち約18個がATCであり、前記イソロイシンコドンのうち約6個がATAであり;
27個のメチオニンコドンはATGであり;
32個のバリンコドンのうち約6個がGTTであり、前記バリンコドンのうち約8個がGTGであり、前記バリンコドンのうち約4個がGTAであり、前記バリンコドンのうち約15個がGTGであり;
40個のセリンコドンのうち約7個がTCTであり、前記セリンコドンのうち約9個がTCCであり、前記セリンコドンのうち約6個がTCAであり、前記セリンコドンのうち約2個がTCGであり、vセリンコドンのうち約6個がAGTであり、前記セリンコドンのうち約10個がAGCであり;
26個のプロリンコドンのうち約7個がCCTであり、前記プロリンコドンのうち約9個がCCCであり、前記プロリンコドンのうち約7個がCCAであり、前記プロリンコドンのうち約3個がCCGであり;38個のスレオニンコドンのうち約9個がACTであり、前記スレオニンコドンのうち約14個がACCであり、前記スレオニンコドンのうち約11個がACAであり、前記スレオニンコドンのうち約4個がACGであり;
41つのアラニンコドンのうち約11個がGCTであり、前記アラニンコドンのうち約17個がGCCであり、前記アラニンコドンのうち約9個がGCAであり、前記アラニンコドンのうち約4個がGCGであり;
14個のチロシンコドンのうち約6個がTATであり、前記チロシンコドンのうち約8個がTACであり;4個のヒスチジンコドンのうち約2個がCATであり、前記ヒスチジンコドンのうち約2個がCACであり;
19個のグルタミンコドンのうち約5個がCAAであり、前記グルタミンコドンのうち約14個がCAGであり;25個のアスパラギンコドンのうち約12個がAATであり、前記アスパラギンコドンのうち約13個がAACであり;52個のリジンコドンのうち約22個がAAAであり、前記リジンコドンのうち約30個がAAGであり;
34個のアスパラギン酸コドンのうち約16個がGATであり、前記アスパラギン酸コドンのうち約18個がGACであり;
30個のグルタミン酸コドンのうち約12個がGAAであり、前記グルタミン酸コドンのうち約18個がGAGであり;
5個のシステインコドンのうち約2個がTGTであり、前記システインコドンのうち約3個がTGCであり;
単一のトリプトファンコドンはTGGであり;
30個のアルギニンコドンのうち約2個がCGTであり、前記アルギニンコドンのうち約6個がCGCであり、前記アルギニンコドンのうち約3個がCGAであり、前記アルギニンコドンのうち約6個がCGGであり、前記アルギニンコドンのうち約6個がAGAであり、前記アルギニンコドンのうち約6個がAGGであり;
44個のグリシンコドンのうち約7個がGGTであり、前記グリシンコドンのうち約15個がGGCであり、前記グリシンコドンのうち約11個がGGAであり、前記グリシンコドンのうち約11個がGGGであり;
前記の少なくとも20個の連続したアミノ酸が、脊椎動物に投与された場合に、SEQ ID NO:2に対する検知可能な免疫応答を誘導することを特徴とする前記単離ポリヌクレオチド。
【請求項182】
前記コドン最適化コード領域がSEQ ID NO:36を含む、請求項181に記載のポリヌクレオチド。
【請求項183】
SEQ ID NO:16の少なくとも20個の連続したアミノ酸をコードする核酸断片を含む単離ポリヌクレオチドであって、前記核酸断片はSEQ ID NO:16のポリペプチドのコドン最適化コード領域の核酸断片である単離ポリヌクレオチドにおいて;
前記コード領域の21つのフェニルアラニンコドンはTTCであり、前記コード領域の39個のロイシンコドンはCTGであり、前記コード領域の38個のイソロイシンコドンはATCであり、前記コード領域の27個のメチオニンコドンはATGであり、前記コード領域の32個のバリンコドンはGTGであり、前記コード領域の40個のセリンコドンはAGCであり、前記コード領域の26個のプロリンコドンはCCCであり、前記コード領域の38個のスレオニンコドンはACCであり、前記コード領域の41つのアラニンコドンはGCCであり、前記コード領域の14個のチロシンコドンはTACであり、前記コード領域の4個のヒスチジンコドンはCACであり、前記コード領域の19個のグルタミンコドンはCAGであり、前記コード領域の25個のアスパラギンコドンはAACであり、前記コード領域の52個のリシンコドンはAAGであり、前記コード領域の34個のアスパラギン酸コドンはGACであり、前記コード領域の30個のグルタミン酸コドンはGAGであり、前記コード領域の1つのトリプトファンコドンはTGGであり、前記コード領域の30個のアルギニンコドンはCGG、AGA及びAGG(ヒトゲノムにおけるこれら3個のコドンの使用頻度にはあまり差異がない)からなる群から選択され、さらに前記コード領域の44個のグリシンコドンはGGCであり;
前記の少なくとも20個の連続したアミノ酸が、脊椎動物に投与された場合に、SEQ ID NO:2に対する検知可能な免疫応答を誘導することを特徴とする前記単離ポリヌクレオチド。
【請求項184】
前記コドン最適化コード領域がSEQ ID NO:37を含む、請求項183に記載のポリヌクレオチド。
【請求項185】
SEQ ID NO:16の少なくとも20個の連続したアミノ酸をコードする核酸断片を含む単離ポリヌクレオチドであって、前記核酸断片はSEQ ID NO:16のポリペプチドのコドン最適化コード領域の核酸断片である単離ポリヌクレオチドにおいて;
39個のロイシンコドンがCTGであり、26個のプロリンコドンがCCCであり、41つのアラニンコドンがGCCであり、19個のグルタミンコドンがCAGであり、25個のアルパラギンコドンがAACであり、52個のリジンコドンがAAGであり、30個のグルタミン酸コドンがGAGであることを除いて、前記コドン最適化コード領域がSEQ ID NO:1のヌクレオチド1から1680から成り;
前記の少なくとも20個の連続したアミノ酸が、脊椎動物に投与された場合に、SEQ ID NO:16に対する検知可能な免疫応答を誘導することを特徴とする前記単離ポリヌクレオチド。
【請求項186】
前記コドン最適化コード領域がSEQ ID NO:38を含む、請求項185に記載のポリヌクレオチド。
【請求項187】
前記核酸断片がSEQ ID NO:16の少なくとも50個の連続したアミノ酸をコードする、請求項181から186のいずれか1項に記載のポリヌクレオチド。
【請求項188】
前記核酸断片がSEQ ID NO:16の少なくとも100個の連続したアミノ酸をコードする、請求項181から186のいずれか1項に記載のポリヌクレオチド。
【請求項189】
前記核酸断片がSEQ ID NO:16をコードする、請求項188に記載のポリヌクレオチド。
【請求項190】
SEQ ID NO:16に少なくとも90%は同一であるポリペプチドをコードする核酸断片を含む単離ポリヌクレオチドであって、前記核酸断片がSEQ ID NO:2*44のポリペプチドのコドン最適化コード領域の変異体断片である単離ポリヌクレオチドにおいて;
21つのフェニルアラニンコドンのうち約10個がTTTであり、前記フェニルアラニンコドンのうち約12個がTTCであり;
39個のロイシンコドンのうち約3個がTTAであり、前記ロイシンコドンのうち約5個がTTGであり、前記ロイシンコドンのうち約5個がCTTであり、前記ロイシンコドンのうち約8個がCTCであり、前記ロイシンコドンのうち約3個がCTAであり、前記ロイシンコドンのうち約16個がCTGであり;
38個のイソロイシンコドンのうち約14個がATTであり、前記イソロイシンコドンのうち約18個がATCであり、前記イソロイシンコドンのうち約6個がATAであり; 27個のメチオニンコドンはATGであり;
32個のバリンコドンのうち約6個がGTTであり、前記バリンコドンのうち約8個がGTGであり、前記バリンコドンのうち約4個がGTAであり、前記バリンコドンのうち約15個がGTGであり;
40個のセリンコドンのうち約7個がTCTであり、前記セリンコドンのうち約9個がTCCであり、前記セリンコドンのうち約6個がTCAであり、前記セリンコドンのうち約2個がTCGであり、セリンコドンのうち約6個がAGTであり、前記セリンコドンのうち約10個がAGCであり;
26個のプロリンコドンのうち約7個がCCTであり、前記プロリンコドンのうち約9個がCCCであり、前記プロリンコドンのうち約7個がCCAであり、前記プロリンコドンのうち約3個がCCGであり;38個のスレオニンコドンのうち約9個がACTであり、前記スレオニンコドンのうち約14個がACCであり、前記スレオニンコドンのうち約11個がACAであり、前記スレオニンコドンのうち約4個がACGであり;
41つのアラニンコドンのうち約11個がGCTであり、前記アラニンコドンのうち約17個がGCCであり、前記アラニンコドンのうち約9個がGCAであり、前記アラニンコドンのうち約4個がGCGであり;
14個のチロシンコドンのうち約6個がTATであり、前記チロシンコドンのうち約8個がTACであり;4個のヒスチジンコドンのうち約2個がCATであり、前記ヒスチジンコドンのうち約2個がCACであり;
19個のグルタミンコドンのうち約5個がCAAであり、前記グルタミンコドンのうち約14個がCAGであり;25個のアスパラギンコドンのうち約12個がAATであり、前記アスパラギンコドンのうち約13個がAACであり;52個のリジンコドンのうち約22個がAAAであり、前記リジンコドンのうち約30個がAAGであり;
34個のアスパラギン酸コドンのうち約16個がGATであり、前記アスパラギン酸コドンのうち約18個がGACであり;
30個のグルタミン酸コドンのうち約12個がGAAであり、前記グルタミン酸コドンのうち約18個がGAGであり;
5個のシステインコドンのうち約2個がTGTであり、前記システインコドンのうち約3個がTGCであり;
単一のトリプトファンコドンはTGGであり;
30個のアルギニンコドンのうち約2個がCGTであり、前記アルギニンコドンのうち約6個がCGCであり、前記アルギニンコドンのうち約3個がCGAであり、前記アルギニンコドンのうち約6個がCGGであり、前記アルギニンコドンのうち約6個がAGAであり、前記アルギニンコドンのうち約6個がAGGであり;
44個のグリシンコドンのうち約7個がGGTであり、前記グリシンコドンのうち約15個がGGCであり、前記グリシンコドンのうち約11個がGGAであり、前記グリシンコドンのうち約11個がGGGであり;
前記ポリペプチドが、脊椎動物に投与された場合に、SEQ ID NO:2に対する検知可能な免疫応答を誘導することを特徴とする前記単離ポリヌクレオチド。
【請求項191】
前記核酸断片が、SEQ ID NO:16に少なくとも95%は同一であるポリペプチドをコードする、請求項190に記載のポリヌクレオチド。
【請求項192】
前記核酸断片がSEQ ID NO:16をコードする、請求項191に記載のポリヌクレオチド。
【請求項193】
SEQ ID NO:16に少なくとも90%は同一であるポリペプチドをコードする核酸断片を含む単離ポリヌクレオチドであって、前記核酸断片がSEQ ID NO:16のポリペプチドのコドン最適化コード領域の変異体断片である単離ポリヌクレオチドにおいて;
前記コード領域の21つのフェニルアラニンコドンはTTCであり、前記コード領域の39個のロイシンコドンはCTGであり、前記コード領域の38個のイソロイシンコドンはATCであり、前記コード領域の27個のメチオニンコドンはATGであり、前記コード領域の32個のバリンコドンはGTGであり、前記コード領域の40個のセリンコドンはAGCであり、前記コード領域の26個のプロリンコドンはCCCであり、前記コード領域の38個のスレオニンコドンはACCであり、前記コード領域の41つのアラニンコドンはGCCであり、前記コード領域の14個のチロシンコドンはTACであり、前記コード領域の4個のヒスチジンコドンはCACであり、前記コード領域の19個のグルタミンコドンはCAGであり、前記コード領域の25個のアスパラギンコドンはAACであり、前記コード領域の52個のリシンコドンはAAGであり、前記コード領域の34個のアスパラギン酸コドンはGACであり、前記コード領域の30個のグルタミン酸コドンはGAGであり、前記コード領域の1つのトリプトファンコドンはTGGであり、前記コード領域の30個のアルギニンコドンはCGG、AGA又はAGG(ヒトゲノムにおけるこれら3個のコドンの使用頻度にはあまり差異がない)であり、さらに前記コード領域の44個のグリシンコドンはGGCであり;
前記ポリペプチドが、脊椎動物に投与された場合に、SEQ ID NO:2に対する検知可能な免疫応答を誘導することを特徴とする前記単離ポリヌクレオチド。
【請求項194】
前記核酸断片が、SEQ ID NO:16に少なくとも95%は同一であるポリペプチドをコードする、請求項193に記載のポリヌクレオチド。
【請求項195】
前記核酸断片がSEQ ID NO:16をコードする、請求項194に記載のポリヌクレオチド。
【請求項196】
SEQ ID NO:16に少なくとも90%は同一であるポリペプチドをコードする核酸断片から成る単離ポリヌクレオチドで、前記核酸断片がSEQ ID NO:16のポリペプチドのコドン最適化コード領域の変異体断片である前記単離ポリヌクレオチドにおいて;
33個のロイシンコドンがCTGであり、17個のプロリンコドンがCCCであり、39個のアラニンコドンがGCCであり、21つのグルタミンコドンがCAGであり、26個のアルパラギンコドンがAACであり、21つのリジンコドンがAAGであり、36個のグルタミン酸コドンがGAGであることを除いて、前記コドン最適化コード領域がSEQ ID NO:1のヌクレオチド1から1680から成り;
前記ポリペプチドが、脊椎動物に投与された場合に、SEQ ID NO:16に対する検知可能な免疫応答を誘導することを特徴とする前記単離ポリヌクレオチド。
【請求項197】
前記核酸断片が、SEQ ID NO:16に少なくとも95%は同一であるポリペプチドをコードする、請求項196に記載のポリヌクレオチド。
【請求項198】
前記核酸断片がSEQ ID NO:2をコードする、請求項197に記載のポリヌクレオチド。
【請求項199】
前記核酸断片を異種の核酸に連結した、請求項181から198のいずれか1項に記載のポリヌクレオチド。
【請求項200】
前記異種の核酸が、前記核酸断片によりコードされるポリペプチドに融合されている異種のポリペプチドをコードする、請求項199に記載のポリヌクレオチド。
【請求項201】
前記異種のポリペプチドがB型肝炎コア抗原である、請求項200に記載のポリヌクレオチド。
【請求項202】
前記B型肝炎コア抗原が、SEQ ID NO:40およびSEQ ID NO:42からなる群から選択されるポリペプチドの少なくとも50個のアミノ酸を含む、請求項201に記載のポリヌクレオチド。
【請求項203】
SEQ ID NO:43を含む、請求項202に記載のポリヌクレオチド。
【請求項204】
前記異種のポリペプチドがインフルエンザウィルスM2タンパク質の細胞外ドメインである、請求項200に記載のポリヌクレオチド。
【請求項205】
前記インフルエンザウィルスM2タンパク質の細胞外ドメインがSEQ ID NO:5のアミノ酸1から24を含む、請求項204に記載のポリヌクレオチド。
【請求項206】
DNAであり、前記核酸断片に作動可能にプロモータが附随している、請求項181から205のいずれか1項に記載のポリヌクレオチド。
【請求項207】
RNAである、請求項181から205のいずれか1項に記載のポリヌクレオチド。
【請求項208】
メッセンジャーRNA(mRNA)である、請求項207に記載のポリヌクレオチド。
【請求項209】
請求項181から208のいずれか1項に記載のポリヌクレオチドを含むベクター。
【請求項210】
プラスミドである、請求項209に記載のベクター。
【請求項211】
請求項181から208のいずれか1項に記載のポリヌクレオチドと、担体とを含む組成物。
【請求項212】
さらに、アジュバントおよび形質移入促進化合物からなる群から選択される成分を含む、請求項211に記載の組成物。
【請求項213】
前記アジュバントが、
(a) ((±)-N-(3-アミノプロピル)-N,N-ジメチル-2,3-ビス(シン-9-テトラデセニールオキシ)-1-プロパンアミニウムブロミド)(GAP-DMORIE)及び中性脂質;
(b) サイトカイン;
(c) モノリン酸リピドAおよびトレハロースジクリノミコレートAF(MPL + TDM);
(d) 溶解モノリン酸リピドA [mono-phosphoryl lipid A]製剤;および
(e) CRL1005/BAK
からなる群から選択される、請求項212に記載の組成物。
【請求項214】
前記アジュバントが((±)-N-(3-アミノプロピル)-N,N-ジメチル-2,3-ビス(シン-9-テトラデセニールオキシ)-1-プロパンアミニウムブロミド)(GAP-DMORIE)を含み、
前記中性脂質が
(a) 1,2-ジオレオイル-sn-グリセロ-3-ホスフォエタノールアミン(DOPE);
(b) 1,2-ジフィタノイル-sn-グリセロ-3-ホスフォエタノールアミン(DPyPE);および
(c) 1,2-ジミリストイル-グリセロ-3-ホスフォエタノールアミン(DMPE)
からなる群から選択される、請求項213に記載の組成物。
【請求項215】
前記中性脂質がDPyPEである、請求項214に記載の組成物。
【請求項216】
形質移入促進化合物(±)-N-(2-ヒドロキシエチル)-N,N-ジメチル-2,3-ビス(テトラデシルオキシ)-1-プロパンアミニウムブロミド(DMRIE)を含む、請求項212に記載の組成物。
【請求項217】
前記アジュバントあるいは形質移入促進化合物がCRL1005および塩化ベンザルコニウム(BAK)を含む、請求項212に記載の組成物。
【請求項218】
前記CRL1005及びBAKが
(a) 0.3mM BAK及び7.5mg/ml CRL 1005;
(b) 0.3mM BAK及び34mg/ml CRL 1005;および
(c) 0.3mM BAK及び50mg/ml CRL 1005
からなる群から選択される濃度で存在する、請求項217に記載の組成物。
【請求項219】
曇点(cloud point)より高い温度でのサーマルサイクルを行わずに、CRL1005、BAK、およびポリヌクレオチドを曇点より低い温度で組み合わせる(combining)ことにより製剤化した、請求項217又は218に記載の組成物。
【請求項220】
脊椎動物におけるインフルエンザ感染を治療又は予防する方法で、請求項181から209のいずれか1項に記載のポリヌクレオチドをそのようなインフルエンザ感染に対する治療又は予防を必要としている脊椎動物に投与することを含む前記方法。
【請求項221】
さらに、不活性化ウィルス、弱毒化ウィルス、単離インフルエンザウィルスポリペプチドを発現するウィルスベクター、およびインフルエンザウィルスタンパク質/またはその断片/変異体あるいは誘導体に由来する単離ポリペプチドからなる群から選択される従来のワクチン構成要素から成る、請求項31から39、69から77、109から117、140から148、171から179、又は211から219のいずれか1項に記載の組成物。
【請求項222】
前記単離ポリペプチドが、A型インフルエンザウィルスNPタンパク質断片又はその変異体若しくは誘導体、A型インフルエンザウィルスM1タンパク質断片又はその変異体若しくは誘導体、インフルエンザM2タンパク質断片又はその変異体若しくは誘導体、A型インフルエンザウィルスM2タンパク質の細胞外ドメインに融合されたA型インフルエンザウィルスNPタンパク質を含むポリペプチド、A型インフルエンザウィルスM2タンパク質に融合されたA型インフルエンザウィルスM1タンパク質を含むポリペプチド、並びにB型インフルエンザウィルスNPタンパク質断片又はその変異体若しくは誘導体からなる群から選択される任意の単離インフルエンザウィルスポリペプチド断片又はその変異体若しくは誘導体である、請求項221に記載の組成物。
【請求項223】
前記単離ポリペプチドが、脊椎動物に免疫応答を誘導することができる免疫原性を有するエピトープを少なくとも1つ含む、請求項221に記載の組成物。
【請求項224】
前記コドン最適化核酸組成物と、インフルエンザウィルスタンパク質、又はその断片/変異体/誘導体に由来する前記単離ポリペプチドが同一の製剤に含まれている、請求項221に記載の組成物。
【請求項225】
前記組成物が組み合わせポリヌクレオチドワクチン組成物又は単一製剤異種プライム−ブーストワクチン組成物である、請求項224に記載の組成物。
【請求項226】
前記コドン最適化核酸組成物と、インフルエンザウィルスタンパク質、又はその断片/変異体/誘導体に由来する前記単離ポリペプチドとが異なった製剤に含まれており、前記異なった製剤が連続して又は同時に投与される、請求項221に記載の組成物。
【請求項227】
前記コドン最適化核酸組成物と、インフルエンザウィルスタンパク質、又はその断片/変異体/誘導体に由来する前記単離ポリペプチドとの組み合わせが、個々の構成要素を単独で投与した場合に比べて、同等の又はそれより高い免疫応答を提供する、請求項221に記載の組成物。
【請求項228】
前記コドン最適化核酸組成物と、インフルエンザウィルスタンパク質、又はその断片/変異体/誘導体に由来する前記単離ポリペプチドとの組み合わせがより広範囲の免疫応答を提供する、請求項221に記載の組成物。
【請求項229】
前記コドン最適化核酸組成物と、インフルエンザウィルスタンパク質、又はその断片/変異体/誘導体に由来する前記単離ポリペプチドとの組み合わせが、個々の構成要素を単独で投与した場合に得られる治療効果に比べて、より少ない投与量で治療効果を提供する、請求項221に記載の組成物。
【請求項230】
前記コドン最適化核酸組成物と、インフルエンザウィルスタンパク質、又はその断片/変異体/誘導体に由来する前記単離ポリペプチドとの組み合わせが、ポリペプチドを単独で投与した場合に比べて、少なくとも5%、少なくとも10%、少なくとも20%、少なくとも30%、少なくとも40%、少なくとも50%、少なくとも60%、少なくとも70%少ない単離ポリペプチド投与量で治療効果を提供する、請求項229に記載の組成物。
【請求項231】
前記コドン最適化核酸組成物及び前記単離ポリペプチドの組み合わせが、個々の構成成分を単独で投与した場合に得られる治療効果に比べて、より少ない投与量でより広範囲の免疫応答を提供する、請求項221に記載の組成物。
【請求項232】
請求項32から39、70から78、111から119、143から151、175から183のいずれか1項に記載されている前記組成物、或いはインフルエンザウィルスタンパク質、又はその断片/変異体若しくは誘導体に由来する前記単離ポリペプチドを投与することにより得られる免疫応答に比べて、前記免疫応答が同等であるかあるいはより高い、請求項221に記載の組成物を投与することにより免疫応答を誘導する方法。
【請求項233】
前記免疫応答がより広範囲の免疫応答である、請求項232に記載の方法。
【請求項234】
インフルエンザウィルスタンパク質、又はその断片/変異体若しくは誘導体に由来する前記単離ポリペプチドを、節約された投与量で投与することにより、前記免疫応答が達成され、前記節約された投与量が従来投与濃度より低い濃度である、請求項232に記載の方法。
【請求項235】
インフルエンザウィルスタンパク質、又はその断片/変異体若しくは誘導体に由来する前記単離ポリペプチドを、節約された投与量で投与することにより、前記免疫応答が達成され、さらに前記免疫応答がより広範囲の免疫応答である、請求項234に記載の方法。
【請求項236】
インフルエンザウィルスタンパク質、又はその断片/変異体若しくは誘導体に由来する前記単離ポリペプチドの節約された投与量が、ポリペプチドを単独で投与した場合に比べて、少なくとも5%、少なくとも10%、少なくとも20%、少なくとも30%、少なくとも40%、少なくとも50%、少なくとも60%、又は少なくとも70%少ない、請求項234に記載の方法。
【請求項237】
前記免疫応答が、高められた細胞性免疫応答である、請求項232に記載の方法。
【請求項238】
前記免疫応答が、高められた体液性免疫応答である、請求項232に記載の方法。
【請求項239】
脊椎動物におけるインフルエンザ感染を治療又は予防する方法であって、そのような治療又は予防を必要としている脊椎動物に、請求項1から28、41から66、79から106、150から168のいずれか1項に記載されているポリヌクレオチドあるいは請求項31から39、69から77、109から117、171から179、221から231のいずれか1項に記載されている組成物を、請求項181から208に記載されている任意のポリヌクレオチド又は請求項211から219に記載されている任意の成分との組み合わせ又は置換による形態で、投与することを含む方法。
【請求項240】
SEQ ID NO:76のコンセンサスアミノ酸配列の少なくとも20個の連続したアミノ酸を含む単離ポリペプチドであって、前記の少なくとも150個の連続したアミノ酸が、脊椎動物に投与された場合に、SEQ ID NO:76に対する検知可能な免疫応答を誘導することを特徴とする前記単離ポリペプチド。
【請求項241】
前記ポリペプチドが、SEQ ID NO:76のコンセンサスアミノ酸配列の少なくとも200個の連続したアミノ酸を含む、請求項240に記載のポリペプチド。
【請求項242】
前記ポリペプチドが、SEQ ID NO:76のコンセンサスアミノ酸配列の少なくとも250個の連続したアミノ酸を含む、請求項240に記載のポリペプチド。
【請求項243】
SEQ ID NO:76に少なくとも90%は同一であるアミノ酸配列を含む単離ポリペプチドであって、前記ポリペプチドが、脊椎動物に投与された場合に、SEQ ID NO:76に対する検知可能な免疫応答を誘導することを特徴とする前記単離ポリペプチド。
【請求項244】
前記アミノ酸がSEQ ID NO:76に少なくとも95%は同一である、請求項243に記載のポリペプチド。
【請求項245】
前記ポリペプチドがSEQ ID NO:76のコンセンサスアミノ酸配列を含む、請求項240に記載のポリペプチド。
【請求項246】
さらに、前記ポリペプチドに連結された異種のポリペプチドを含む、請求項240から245のいずれか1項に記載のポリペプチド。
【請求項247】
前記異種のポリペプチドがB型肝炎コア抗原である、請求項246に記載のポリペプチド。
【請求項248】
前記B型肝炎コア抗原が、SEQ ID NO:40及びSEQ ID NO:42からなる群から選択されるポリペプチドの少なくとも50個のアミノ酸を含む、請求項247に記載のポリペプチド。
【請求項249】
前記異種のポリペプチドが少なくとも、インフルエンザウィルスM2タンパク質の細胞外ドメインを含む、請求項246に記載のポリペプチド。
【請求項250】
前記インフルエンザウィルスM2タンパク質の細胞外ドメインが、SEQ ID NO:5のアミノ酸1から24およびSEQ ID NO:78のアミノ酸1から24から成る群から選択される、請求項249に記載のポリペプチド。
【請求項251】
請求項240から250のいずれか1項に記載のポリペプチドと、担体とを含む組成物。
【請求項252】
さらに、アジュバントを含む、請求項251に記載の組成物。
【請求項253】
脊椎動物におけるインフルエンザ感染を治療又は予防する方法であって、請求項240から250のいずれか1項に記載のポリペプチドを、そのような治療又は予防を必要としている脊椎動物に投与することを含む方法。
【請求項254】
SEQ ID NO:76のコンセンサスアミノ酸配列の少なくとも150個の連続したアミノ酸をコードする核酸断片を含む単離ポリヌクレオチドであって、前記の少なくとも150個の連続したアミノ酸が、脊椎動物に投与された場合に、SEQ ID NO:76に対する検知可能な免疫応答を誘導することを特徴とする前記単離ポリヌクレオチド。
【請求項255】
前記核酸断片が、SEQ ID NO:76の少なくとも200個の連続したアミノ酸をコードする、請求項254に記載のポリヌクレオチド。
【請求項256】
前記核酸断片が、SEQ ID NO:76の少なくとも250個の連続したアミノ酸をコードする、請求項255に記載のポリヌクレオチド。
【請求項257】
SEQ ID NO:76に少なくとも90%は同一であるポリペプチドをコードする核酸断片を含む単離ポリヌクレオチドであって、前記ポリペプチドが、脊椎動物に投与された場合に、SEQ ID NO:76に対する検知可能な免疫応答を誘導することを特徴とする前記単離ポリヌクレオチド。
【請求項258】
前記核酸断片が、SEQ ID NO:76に少なくとも95%は同一であるポリペプチドをコードする、請求項257に記載のポリヌクレオチド。
【請求項259】
前記核酸断片がSEQ ID NO:76のコンセンサスアミノ酸配列をコードする、請求項254に記載のポリヌクレオチド。
【請求項260】
前記核酸断片が、SEQ ID NO:76のポリペプチドに対するコドン最適化コード領域の断片である、請求項254から259のいずれか1項に記載のポリヌクレオチド。
【請求項261】
前記核酸断片がSEQ ID NO:75を含む、請求項260に記載のポリヌクレオチド。
【請求項262】
さらに、前記核酸断片に連結された異種の核酸を含む、請求項254から261のいずれか1項に記載のポリヌクレオチド。
【請求項263】
前記異種の核酸が、前記核酸断片によりコードされるポリペプチドに融合された異種のポリペプチドをコードする、請求項262に記載のポリヌクレオチド。
【請求項264】
前記異種のポリペプチドがB型肝炎コア抗原である、請求項263に記載のポリヌクレオチド。
【請求項265】
前記B型肝炎コア抗原が、SEQ ID NO:40 及び SEQ ID NO:42からなる群から選択されるポリペプチドの少なくとも50個のアミノ酸を含む、請求項264に記載のポリヌクレオチド。
【請求項266】
SEQ ID NO:43を含む、請求項265に記載のポリヌクレオチド。
【請求項267】
前記異種のポリペプチドが少なくともインフルエンザウィルスM2タンパク質の細胞外領域を含む、請求項263に記載のポリヌクレオチド。
【請求項268】
前記インフルエンザウィルスM2タンパク質の細胞外ドメインが、SEQ ID NO:5のアミノ酸1から24及びSEQ ID NO:78のアミノ酸1から24から成る群から選択される、請求項267に記載のポリヌクレオチド。
【請求項269】
DNAであり、前記核酸断片に作動可能にプロモータが附随している、請求項254から268のいずれか1項に記載のポリヌクレオチド。
【請求項270】
RNAである、請求項254から268のいずれか1項に記載のポリヌクレオチド。
【請求項271】
メッセンジャーRNA(mRNA)である、請求項270に記載のポリヌクレオチド。
【請求項272】
請求項254から271のいずれか1項に記載のポリヌクレオチドを含むベクター。
【請求項273】
前記ベクターがプラスミドである、請求項272に記載のベクター。
【請求項274】
請求項254から292のいずれか1項に記載のポリヌクレオチドと、担体とを含む組成物。
【請求項275】
さらに、アジュバント及び形質移入促進化合物からなる群から選択される成分を含む、請求項274に記載の組成物。
【請求項276】
前記アジュバントが、
(a) ((±)-N-(3-アミノプロピル)-N,N-ジメチル-2,3-ビス(シン-9-テトラデセニールオキシ)-1-プロパンアミニウムブロミド)(GAP-DMORIE)及び中性脂質;
(b) サイトカイン;
(c) モノリン酸リピドAおよびトレハロースジクリノミコレートAF(MPL + TDM);
(d) 溶解モノリン酸リピドA [mono-phosphoryl lipid A]製剤;および
(e) CRL1005/BAK
からなる群から選択される、請求項275に記載の組成物。
【請求項277】
前記アジュバントが((±)-N-(3-アミノプロピル)-N,N-ジメチル-2,3-ビス(シン-9-テトラデセニールオキシ)-1-プロパンアミニウムブロミド)(GAP-DMORIE)を含み、
前記中性脂質が
(a) 1,2-ジオレオイル-sn-グリセロ-3-ホスフォエタノールアミン(DOPE);
(b) 1,2-ジフィタノイル-sn-グリセロ-3-ホスフォエタノールアミン(DPyPE);および
(c) 1,2-ジミリストイル-グリセロ-3-ホスフォエタノールアミン(DMPE)
からなる群から選択される、請求項276に記載の組成物。
【請求項278】
前記中性脂質がDPyPEである、請求項277に記載の組成物。
【請求項279】
形質移入促進化合物(±)-N-(2-ヒドロキシエチル)-N,N-ジメチル-2,3-ビス(テトラデシルオキシ)-1-プロパンアミニウムブロミド(DMRIE)を含む、請求項275に記載の組成物。
【請求項280】
前記アジュバント又は形質移入促進化合物が、CRL1005及び塩化ベンザルコニウム(BAK)を含む、請求項275に記載の組成物。
【請求項281】
前記CRL1005及びBAKが
(a) 0.3mM BAK及び7.5mg/ml CRL 1005;
(b) 0.3mM BAK及び34mg/ml CRL 1005;および
(c) 0.3mM BAK及び50mg/ml CRL 1005
からなる群から選択される濃度で存在する、請求項280に記載の組成物。
【請求項282】
曇点(cloud point)より高い温度でのサーマルサイクルを行わずに、CRL1005、BAK、及びポリヌクレオチドを曇点より低い温度で組み合わせる(combining)ことにより製剤化した、請求項280又は請求項282に記載の組成物。
【請求項283】
脊椎動物におけるインフルエンザ感染を治療又は予防する方法であって、請求項254から271のいずれか1項に記載のポリヌクレオチドを、そのようなインフルエンザ感染に対する治療又は予防を必要としている脊椎動物に投与することを含む前記方法。
【請求項284】
脊椎動物に投与されると前記アミノ酸配列を発現しSEQ ID NO:77に対する検知可能な免疫応答を誘導する、SEQ ID NO:77のコンセンサスアミノ酸配列をコードする核酸断片を含む単離ポリヌクレオチドを含むベクター。
【請求項285】
前記核酸断片が、SEQ ID NO:77のポリペプチドに対するコドン最適化コード領域の断片である、請求項284に記載のベクター。
【請求項286】
前記核酸断片がSEQ ID NO:79を含む、請求項285に記載のベクター。
【請求項287】
さらに、前記核酸断片に連結された異種の核酸を含む、請求項284から286のいずれか1項に記載のベクター。
【請求項288】
前記異種の核酸が、前記核酸断片によりコードされるポリペプチドに融合されている異種のポリペプチドをコードする、請求項287に記載のベクター。
【請求項289】
前記異種のポリペプチドがB型肝炎コア抗原である、請求項288に記載のベクター。
【請求項290】
前記B型肝炎コア抗原が、SEQ ID NO:40及びSEQ ID NO:42からなる群から選択されるポリペプチドの少なくとも50個のアミノ酸を含む、請求項289に記載のベクター。
【請求項291】
前記異種のポリペプチドがインフルエンザウィルスM2タンパク質の細胞外ドメインである、請求項287に記載のベクター。
【請求項292】
前記インフルエンザウィルスM2タンパク質の細胞外ドメインが、SEQ ID NO:5のアミノ酸1から24及びSEQ ID NO:78のアミノ酸1から24から成る群から選択されている、請求項291に記載のベクター。
【請求項293】
前記ポリヌクレオチドがDNAであり、前記核酸断片に作動可能にプロモータが附随している、請求項284から292のいずれか1項に記載のベクター。
【請求項294】
前記ポリヌクレオチドがRNAである、請求項284から292のいずれか1項に記載のベクター。
【請求項295】
前記ポリヌクレオチドがメッセンジャーRNA(mRNA)である、請求項294に記載のベクター。
【請求項296】
プラスミドである、請求項284から293のいずれか1項に記載のベクター。
【請求項297】
請求項284から296のいずれか1項に記載のベクターと、担体とを含む組成物。
【請求項298】
さらに、アジュバント及び形質移入促進化合物からなる群から選択される成分を含む、請求項297に記載の組成物。
【請求項299】
前記アジュバントが、
(a) ((±)-N-(3-アミノプロピル)-N,N-ジメチル-2,3-ビス(シン-9-テトラデセニールオキシ)-1-プロパンアミニウムブロミド)(GAP-DMORIE)及び中性脂質;
(b) サイトカイン;
(c) モノリン酸リピドAおよびトレハロースジクリノミコレートAF(MPL + TDM);
(d) 溶解モノリン酸リピドA [mono-phosphoryl lipid A]製剤;および
(e) CRL1005/BAK
からなる群から選択される、請求項298に記載の組成物。
【請求項300】
前記アジュバントが((±)-N-(3-アミノプロピル)-N,N-ジメチル-2,3-ビス(シン-9-テトラデセニールオキシ)-1-プロパンアミニウムブロミド)(GAP-DMORIE)を含み、
前記中性脂質が
(a) 1,2-ジオレオイル-sn-グリセロ-3-ホスフォエタノールアミン(DOPE);
(b) 1,2-ジフィタノイル-sn-グリセロ-3-ホスフォエタノールアミン(DPyPE);および
(c) 1,2-ジミリストイル-グリセロ-3-ホスフォエタノールアミン(DMPE)
からなる群から選択される、請求項299に記載の組成物。
【請求項301】
前記中性脂質がDPyPEである、請求項300に記載の組成物。
【請求項302】
形質移入促進化合物(±)-N-(2-ヒドロキシエチル)-N,N-ジメチル-2,3-ビス(テトラデシルオキシ)-1-プロパンアミニウムブロミド(DMRIE)を含む、請求項298に記載の組成物。
【請求項303】
前記アジュバント又は形質移入促進化合物がCRL1005および塩化ベンザルコニウム(BAK)を含む、請求項298に記載の組成物。
【請求項304】
前記CRL1005及びBAKが
(a) 0.3mM BAK及び7.5mg/ml CRL 1005;
(b) 0.3mM BAK及び34mg/ml CRL 1005;および
(c) 0.3mM BAK及び50mg/ml CRL 1005
からなる群から選択される濃度で存在する、請求項303に記載の組成物。
【請求項305】
曇点(cloud point)より高い温度でのサーマルサイクルを行わずに、CRL1005、BAK、およびポリヌクレオチドを曇点より低い温度で組み合わせる(combining)ことにより製剤化した、請求項303又は請求項304に記載の組成物。
【請求項306】
脊椎動物におけるインフルエンザ感染を治療又は予防する方法であって、請求項284から296のいずれか1項に記載のベクターを、そのようなインフルエンザ感染に対する治療又は予防を必要としている脊椎動物に投与することを含む方法。
【請求項307】
脊椎動物におけるインフルエンザ感染を治療又は予防する方法であって、SEQ ID NO:77のコンセンサスアミノ酸配列を含むポリペプチドを、そのようなインフルエンザ感染に対する治療又は予防を必要としている脊椎動物に投与することかを含む方法。
【請求項308】
前記ポリペプチドが、SEQ ID NO:77のポリペプチドに対するコドン最適化コード領域を含む核酸断片によりコードされる、請求項307に記載の方法。
【請求項309】
前記ポリペプチドが、SEQ ID NO:79を含む核酸断片によりコードされる、請求項308に記載の方法。
【請求項310】
脊椎動物に投与されると前記アミノ酸配列を発現しSEQ ID NO:78に対する検知可能な免疫応答を誘導する、SEQ ID NO:78のコンセンサスアミノ酸配列をコードする核酸断片を含む単離ポリヌクレオチドから成るベクター。
【請求項311】
前記核酸断片がSEQ ID NO:78のポリペプチドに対するコドン最適化コード領域の断片である、請求項310に記載のベクター。
【請求項312】
前記核酸断片がSEQ ID NO:80を含む、請求項311に記載のベクター。
【請求項313】
さらに、前記核酸断片に連結された異種の核酸を含む、請求項310から312のいずれか1項に記載のベクター。
【請求項314】
前記異種の核酸が、前記核酸断片によりコードされるポリペプチドに融合されている異種のポリペプチドをコードする、請求項313に記載のベクター。
【請求項315】
前記異種のポリペプチドがB型肝炎コア抗原である、請求項314に記載のベクター。
【請求項316】
前記B型肝炎コア抗原が、SEQ ID NO:40及びSEQ ID NO:42からなる群から選択されるポリペプチドの少なくとも50個のアミノ酸を含む、請求項315に記載のベクター。
【請求項317】
前記異種のポリペプチドが、インフルエンザウィルスM1タンパク質又はその断片である、請求項313に記載のベクター。
【請求項318】
前記ポリヌクレオチドがDNAであり、前記核酸断片に作動可能にプロモータが附随している、請求項310から318のいずれか1項に記載のベクター。
【請求項319】
前記ポリヌクレオチドがRNAである、請求項310から318のいずれか1項に記載のベクター。
【請求項320】
前記ポリヌクレオチドがメッセンジャーRNA(mRNA)である、請求項319に記載のベクター。
【請求項321】
プラスミドである、請求項310から318のいずれか1項に記載のベクター。
【請求項322】
請求項310から321のいずれか1項に記載のベクターと、担体とを含む組成物。
【請求項323】
さらに、アジュバントおよび形質移入促進化合物からなる群から選択される成分を含む、請求項322に記載の組成物。
【請求項324】
前記アジュバントが、
(a) ((±)-N-(3-アミノプロピル)-N,N-ジメチル-2,3-ビス(シン-9-テトラデセニールオキシ)-1-プロパンアミニウムブロミド)(GAP-DMORIE)及び中性脂質;
(b) サイトカイン;
(c) モノリン酸リピドAおよびトレハロースジクリノミコレートAF(MPL + TDM);
(d) 溶解モノリン酸リピドA [mono-phosphoryl lipid A]製剤;および
(e) CRL1005/BAK
からなる群から選択される、請求項323に記載の組成物。
【請求項325】
前記アジュバントが((±)-N-(3-アミノプロピル)-N,N-ジメチル-2,3-ビス(シン-9-テトラデセニールオキシ)-1-プロパンアミニウムブロミド)(GAP-DMORIE)を含み、
前記中性脂質が
(a) 1,2-ジオレオイル-sn-グリセロ-3-ホスフォエタノールアミン(DOPE);
(b) 1,2-ジフィタノイル-sn-グリセロ-3-ホスフォエタノールアミン(DPyPE);および
(c) 1,2-ジミリストイル-グリセロ-3-ホスフォエタノールアミン(DMPE)
からなる群から選択される、請求項324に記載の組成物。
【請求項326】
前記中性脂質がDPyPEである、請求項325に記載の組成物。
【請求項327】
形質移入促進化合物(±)-N-(2-ヒドロキシエチル)-N,N-ジメチル-2,3-ビス(テトラデシルオキシ)-1-プロパンアミニウムブロミド(DMRIE)を含む、請求項323に記載の組成物。
【請求項328】
前記アジュバント又は形質移入促進化合物がCRL1005及び塩化ベンザルコニウム(BAK)を含む、請求項323に記載の組成物。
【請求項329】
前記CRL1005及びBAKが
(a) 0.3mM BAK及び7.5mg/ml CRL 1005;
(b) 0.3mM BAK及び34mg/ml CRL 1005;および
(c) 0.3mM BAK及び50mg/ml CRL 1005
からなる群から選択される濃度で存在する、請求項328に記載の組成物。
【請求項330】
曇点(cloud point)より高い温度でのサーマルサイクルを行わずに、CRL1005、BAK、およびポリヌクレオチドを曇点より低い温度で組み合わせる(combining)ことにより製剤化した、請求項328又は329に記載の組成物。
【請求項331】
脊椎動物におけるインフルエンザ感染を治療又は予防する方法であって、請求項310から321のいずれか1項に記載のベクターを、そのようなインフルエンザ感染に対する治療又は予防を必要としている脊椎動物に投与することを含む方法。
【請求項332】
脊椎動物におけるインフルエンザ感染を治療又は予防する方法であって、SEQ ID NO:78のコンセンサスアミノ酸配列を含む単離ポリペプチドを、そのようなインフルエンザ感染に対する治療又は予防を必要としている脊椎動物に投与することを含む前記方法。
【請求項333】
前記ポリペプチドが、SEQ ID NO:78のポリペプチドに対するコドン最適化コード領域を含む核酸断片によりコードされる、請求項332に記載の方法。
【請求項334】
前記ポリペプチドがSEQ ID NO:80を含む核酸断片によりコードされる、請求項333に記載の方法。
【請求項335】
SEQ ID NO:60の核酸断片を含む単離ポリヌクレオチドを含有するベクターであって、前記核酸断片が脊椎動物に投与された場合にSEQ ID NO:77、SEQ ID NO:78及びそれらの混合物からなる群から選択されるポリペプチドの断片を発現し、前記ポリペプチドの断片がSEQ ID NO:77、SEQ ID NO:78及びそれらの混合物からなる群から選択される前記ポリペプチドに対する検知可能な免疫応答を誘導する、前記ベクター。
【請求項336】
前記核酸断片がコドン最適化されている、請求項335に記載のベクター。
【請求項337】
前記核酸断片がSEQ ID NO:79を含む、請求項336に記載のベクター。
【請求項338】
前記核酸断片がSEQ ID NO:80を含む、請求項336に記載のベクター。
【請求項339】
前記核酸断片がSEQ ID NO:61を含む、請求項336に記載のベクター。
【請求項340】
さらに、前記核酸断片に連結された異種の核酸を含む、請求項335から339のいずれか1項に記載のベクター。
【請求項341】
前記異種の核酸が、前記核酸断片によりコードされるポリペプチドに融合されている異種のポリペプチドをコードする、請求項340に記載のベクター。
【請求項342】
前記異種のポリペプチドがB型肝炎コア抗原である、請求項341に記載のベクター。
【請求項343】
前記B型肝炎コア抗原が、SEQ ID NO:40及びSEQ ID NO:42を含む群から選択されるポリペプチドの少なくとも50個のアミノ酸を含む、請求項342に記載のポリヌクレオチド。
【請求項344】
前記ポリヌクレオチドがDNAであり、前記核酸断片に作動可能にプロモータが附随している、請求項335から343のいずれか1項に記載のベクター。
【請求項345】
前記ポリヌクレオチドがRNAである、請求項335から343のいずれか1項に記載のベクター。
【請求項346】
前記ポリヌクレオチドがメッセンジャーRNA(mRNA)である、請求項345に記載のベクター。
【請求項347】
プラスミドである、請求項335から344のいずれか1項に記載のベクター。
【請求項348】
請求項335から347のいずれか1項に記載のベクターと、担体とを含む組成物。
【請求項349】
さらに、アジュバント及び形質移入促進化合物からなる群から選択される成分を含む、請求項348に記載の組成物。
【請求項350】
前記アジュバントが、
(a) ((±)-N-(3-アミノプロピル)-N,N-ジメチル-2,3-ビス(シン-9-テトラデセニールオキシ)-1-プロパンアミニウムブロミド)(GAP-DMORIE)及び中性脂質;
(b) サイトカイン;
(c) モノリン酸リピドAおよびトレハロースジミクリノコレートAF(MPL + TDM);
(d) 溶解モノリン酸リピドA [mono-phosphoryl lipid A]製剤;および
(e) CRL1005/BAK
からなる群から選択される、請求項349に記載の組成物。
【請求項351】
前記アジュバントが((±)-N-(3-アミノプロピル)-N,N-ジメチル-2,3-ビス(シン-9-テトラデセニールオキシ)-1-プロパンアミニウムブロミド)(GAP-DMORIE)を含み、
前記中性脂質が
(a) 1,2-ジオレオイル-sn-グリセロ-3-ホスフォエタノールアミン(DOPE);
(b) 1,2-ジフィタノイル-sn-グリセロ-3-ホスフォエタノールアミン(DPyPE);および
(c) 1,2-ジミリストイル-グリセロ-3-ホスフォエタノールアミン(DMPE)
からなる群から選択される、請求項350に記載の組成物。
【請求項352】
前記中性脂質がDPyPEである、請求項351に記載の組成物。
【請求項353】
形質移入促進化合物(±)-N-(2-ヒドロキシエチル)-N,N-ジメチル-2,3-ビス(テトラデシルオキシ)-1-プロパンアミニウムブロミド(DMRIE)を含む、請求項349に記載の組成物。
【請求項354】
前記アジュバント又は形質移入促進化合物がCRL1005及び塩化ベンザルコニウム(BAK)を含む、請求項349に記載の組成物。
【請求項355】
前記CRL1005及びBAKが
(a) 0.3mM BAK及び7.5mg/ml CRL 1005;
(b) 0.3mM BAK及び34mg/ml CRL 1005;および
(c) 0.3mM BAK及び50mg/ml CRL 1005
からなる群から選択される濃度で存在する、請求項354に記載の組成物。
【請求項356】
曇点(cloud point)より高い温度でのサーマルサイクルを行わずに、CRL1005、BAK、およびポリヌクレオチドを曇点より低い温度で組み合わせる(combining)ことにより製剤化した、請求項354又は請求項355に記載の組成物。
【請求項357】
脊椎動物におけるインフルエンザ感染を治療又は予防する方法であって、請求項335から347のいずれか1項に記載のベクターを、そのようなインフルエンザ感染に対する治療又は予防を必要としている脊椎動物に投与することを含む方法。
【請求項358】
さらに、不活性化ウィルス、弱毒化ウィルス、単離インフルエンザウィルスポリペプチドを発現するウィルスベクター、及びインフルエンザウィルスタンパク質/又はその断片/変異体若しくは誘導体に由来する単離ポリペプチドからなる群から選択される従来のワクチン構成成分を含む、請求項251、252、274から282、297から305、322から330、又は348から356のいずれか1項に記載の組成物。
【請求項359】
前記単離ポリペプチドが、A型インフルエンザウィルスNPタンパク質断片又はその変異体若しくは誘導体、A型インフルエンザウィルスM1タンパク質断片又はその変異体若しくは誘導体、インフルエンザM2タンパク質断片又はその変異体若しくは誘導体、A型インフルエンザウィルスM2タンパク質の細胞外ドメインに融合されたA型インフルエンザウィルスNPタンパク質を含むポリペプチド、A型インフルエンザウィルスM2タンパク質に融合されたA型インフルエンザウィルスM1タンパク質を含むポリペプチド、及びB型インフルエンザウィルスNPタンパク質断片又はその変異体若しくは誘導体からなる群から選択される任意の単離インフルエンザウィルスポリペプチド断片又はその変異体若しくは誘導体である、請求項358に記載の組成物。
【請求項360】
前記単離ポリペプチドが、脊椎動物に免疫応答を誘導することができる免疫原性を有するエピトープを少なくとも1つ含む、請求項358に記載の組成物。
【請求項361】
前記コンセンサスアミノ酸組成物と、インフルエンザウィルスタンパク質、又はその断片/変異体/誘導体に由来する前記単離ポリペプチドとが同一の製剤に含まれている、請求項358に記載の組成物。
【請求項362】
前記組成物が組み合わせポリヌクレオチドワクチン組成物又は単一製剤異種プライム−ブーストワクチン組成物である、請求項361に記載の組成物。
【請求項363】
前記コンセンサスアミノ酸組成物と、インフルエンザウィルスタンパク質、又はその断片/変異体/誘導体に由来する前記単離ポリペプチドとが異なった製剤に含まれており、前記異なった製剤が連続して又は同時に投与される、請求項358に記載の組成物。
【請求項364】
前記コンセンサスアミノ酸組成と、インフルエンザウィルスタンパク質、又はその断片/変異体/誘導体に由来する前記単離ポリペプチドとの組み合わせが、個々の構成成分を単独で投与した場合に比べて、同等の又はそれより高い免疫応答を提供する、請求項358に記載の組成物。
【請求項365】
前記コンセンサスアミノ酸組成と、インフルエンザウィルスタンパク質、又はその断片/変異体/誘導体に由来する前記単離ポリペプチドとの組み合わせがより広範囲の免疫応答を提供する、請求項358に記載の組成物。
【請求項366】
前記コンセンサスアミノ酸組成と、インフルエンザウィルスタンパク質、又はその断片/変異体/誘導体に由来する前記単離ポリペプチドとの組み合わせが、個々の構成成分を単独で投与した場合に得られる治療効果に比べて、より少ない投与量で治療効果を提供する、請求項358に記載の組成物。
【請求項367】
前記コンセンサスアミノ酸組成と、インフルエンザウィルスタンパク質、又はその断片/変異体/誘導体に由来する前記単離ポリペプチドとの組み合わせが、ポリペプチドを単独で投与した場合に比べて、少なくとも5%、少なくとも10%、少なくとも20%、少なくとも30%、少なくとも40%、少なくとも50%、少なくとも60%、又は少なくとも70%少ない単離ポリペプチド投与量で治療効果を提供する、請求項366に記載の組成物。
【請求項368】
前記コンセンサスアミノ酸組成および前記単離ポリペプチドの組み合わせが、個々の構成要素を単独で投与した場合に得られる治療効果に比べて、より少ない投与量でより広範囲の免疫応答を提供する、請求項358に記載の組成物。
【請求項369】
請求項251、252、274から282、297から305、322から330、348から356のいずれか1項に記載されている前記組成物、或いはインフルエンザウィルスタンパク質、又はその断片/変異体若しくは誘導体に由来する前記単離ポリペプチドを投与することにより得られる免疫応答に比べて、前記免疫応答が同等であるかあるいはより高い、請求項358に記載の組成物を投与することにより免疫応答を誘導する方法。
【請求項370】
前記免疫応答がより広範囲の免疫応答である、請求項369に記載の方法。
【請求項371】
インフルエンザウィルスタンパク質、又はその断片/変異体若しくは誘導体に由来する前記単離ポリペプチドを、節約された投与量で投与することにより、前記免疫応答が達成され、さらに前記節約された投与量が従来投与濃度より低い濃度である、請求項369に記載の方法。
【請求項372】
インフルエンザウィルスタンパク質、又はその断片/変異体若しくは誘導体に由来する前記単離ポリペプチドを、節約された投与量で投与することにより、前記免疫応答が達成され、さらに前記免疫応答がより広範囲の免疫応答である、請求項371に記載の方法。
【請求項373】
インフルエンザウィルスタンパク質、又はその断片/変異体若しくは誘導体に由来する前記単離ポリペプチドの節約された投与量が、ポリペプチドを単独で投与した場合に比べて、少なくとも5%、少なくとも10%、少なくとも20%、少なくとも30%、少なくとも40%、少なくとも50%、少なくとも60%、又は少なくとも70%少ない、請求項371に記載の方法。
【請求項374】
前記免疫応答が、高められた細胞性免疫応答である、請求項370に記載の方法。
【請求項375】
前記免疫応答が、高められた体液性免疫応答である、請求項370に記載の方法。
【請求項376】
脊椎動物におけるインフルエンザ感染を治療又は予防する方法であって、そのような治療又は予防するを必要としている脊椎動物に、請求項254から271のいずれか1項に記載されているポリヌクレオチド又は請求項240から250のいずれか1項に記載されているポリペプチドを、請求項251、252、274から282、297から305、322から330、又は348から356に記載されている任意の組成物との組み合わせ又は置換による形態で、投与することを含む当該方法。
【請求項377】
プラスミドバックボーンがVR10551バックボーン、VR10682バックボーン及びVR10686バックボーンから成る群から選択される、請求項30、68、108、139、170、210、273、321および347のいずれか1項に記載のプラスミド。
【請求項378】
前記プラスミドバックボーンが、ヒトサイトメガロウィルスプロモータ、ニワトリ肉腫ウィルスプロモータ、プラスミドVCL1005由来の修飾ニワトリ肉腫ウィルスプロモータ、及びヒトT−細胞白血病ウィルス-I RU5因子に融合したニワトリ肉腫ウィルスプロモータからなる群から選択されるプロモータを含む、請求項30、68、108、139、170、210、273、321および347のいずれか1項に記載のプラスミド。
【請求項379】
さらに、付加的なプロモータを含む、請求項30、68、108、139、170、210、273、321および347のいずれか1項に記載のプラスミド。
【請求項380】
さらに、請求項1から26、41から64、79から104、119から135、150から166、181から206および254から269のいずれか1項に記載の付加的なポリヌクレオチドを含む、請求項379に記載のプラスミド。
【請求項381】
さらに、SEQ ID NO:60;SEQ ID NO:61;SEQ ID NO:77;SEQ ID NO:78;SEQ ID NO:79;及びSEQ ID NO:80から成る群から選択されるポリヌクレオチドを含む、請求項379に記載のプラスミド。
【請求項382】
請求項377から381のいずれか1項に記載のプラスミドを含む組成物。
【請求項383】
さらに、アジュバント及び形質移入促進化合物からなる群から選択される成分を含む、請求項382に記載の組成物。
【請求項384】
前記アジュバントが、
(a) ((±)-N-(3-アミノプロピル)-N,N-ジメチル-2,3-ビス(シン-9-テトラデセニールオキシ)-1-プロパンアミニウムブロミド)(GAP-DMORIE)及び中性脂質;
(b) サイトカイン;
(c) モノリン酸リピドAおよびトレハロースジクリノミコレートAF (MPL + TDM);
(d)溶解モノリン酸リピドA [mono-phosphoryl lipid A]製剤;および
(e)CRL1005/BAK
からなる群から選択される、請求項383に記載の組成物。
【請求項385】
前記アジュバントが((±)-N-(3-アミノプロピル)-N,N-ジメチル-2,3-ビス(シン-9-テトラデセニールオキシ)-1-プロパンアミニウムブロミド)(GAP-DMORIE)を含み、
前記中性脂質が
(a) 1,2-ジオレオイル-sn-グリセロ-3-ホスフォエタノールアミン(DOPE);
(b) 1,2-ジフィタノイル-sn-グリセロ-3-ホスフォエタノールアミン(DPyPE);および
(c) 1,2-ジミリストイル-グリセロ-3-ホスフォエタノールアミン(DMPE)
からなる群から選択される、請求項384に記載の組成物。
【請求項386】
前記中性脂質がDPyPEである、請求項385に記載の組成物。
【請求項387】
形質移入促進化合物(±)-N-(2-ヒドロキシエチル)-N,N-ジメチル-2,3-ビス(テトラデシルオキシ)-1-プロパンアミニウムブロミド(DMRIE)を含む、請求項383に記載の組成物。
【請求項388】
前記アジュバント又は形質移入促進化合物が、CRL1005及び塩化ベンザルコニウム(BAK)を含む、請求項383に記載の組成物。
【請求項389】
前記CRL1005及びBAKが
(a) 0.3mM BAK及び7.5mg/ml CRL 1005;
(b) 0.3mM BAK及び34mg/ml CRL 1005;および
(c) 0.3mM BAK及び50mg/ml CRL 1005
からなる群から選択される濃度で存在する、請求項388に記載の組成物。
【請求項390】
曇点(cloud point)より高い温度でのサーマルサイクルを行わずに、CRL1005、BAK及びポリヌクレオチドを曇点より低い温度で組み合わせる(combining)ことにより製剤化した、請求項388あるいは請求項389に記載の組成物。
【請求項391】
さらに、不活性化ウィルス、弱毒化ウィルス、単離インフルエンザウィルスポリペプチドを発現するウィルスベクター、及びインフルエンザウィルスタンパク質/またはその断片/変異体若しくは誘導体に由来する単離ポリペプチドからなる群から選択される従来のワクチン構成成分を含む、請求項382から390のいずれか1項に記載の組成物。
【請求項392】
脊椎動物におけるインフルエンザ感染を治療又は予防する方法であって、請求項377から380のいずれか1項に記載のベクター又は請求項382から391のいずれか1項に記載の組成物を、そのようなインフルエンザ感染に対する治療又は予防を必要としている脊椎動物に投与することを含む方法。
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9A】
【図9B】
【図10A】
【図10B】
【図11A】
【図11B】
【図12−1】
【図12−2】
【図12−3】
【図12−4】
【図14】
【図15】
【図13】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9A】
【図9B】
【図10A】
【図10B】
【図11A】
【図11B】
【図12−1】
【図12−2】
【図12−3】
【図12−4】
【図14】
【図15】
【図13】
【公表番号】特表2008−505660(P2008−505660A)
【公表日】平成20年2月28日(2008.2.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−527348(P2007−527348)
【出願日】平成17年5月18日(2005.5.18)
【国際出願番号】PCT/US2005/017157
【国際公開番号】WO2005/116270
【国際公開日】平成17年12月8日(2005.12.8)
【出願人】(505235783)バイカル インコーポレイテッド (9)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成20年2月28日(2008.2.28)
【国際特許分類】
【出願日】平成17年5月18日(2005.5.18)
【国際出願番号】PCT/US2005/017157
【国際公開番号】WO2005/116270
【国際公開日】平成17年12月8日(2005.12.8)
【出願人】(505235783)バイカル インコーポレイテッド (9)
【Fターム(参考)】
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