説明

エレベータブレーキ装置およびその摺り合わせ方法

【課題】摺合せ時のライニングへの衝撃負荷を減らし破損を防ぐエレベータブレーキ装置とその摺合せ方法の提供。
【解決手段】ブレーキシューと、ガイド装置と、シューを制動面に押圧する偏倚バネと、附勢時にシューを制動面から離間させる電磁装置とを備えたブレーキ装置のブレーキシューを摺合せるため、シューとガイド装置との間に、制動面からの衝撃を吸収する衝撃吸収体を設け、シューを回転している制動面に押圧して摺合せを行うエレベータブレーキ装置とその摺合せ方法。
【効果】シューへの衝撃が衝撃吸収体により吸収され、摺合せ時のライニングへの負荷が減って破損しにくくなる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はエレベータブレーキ装置およびその摺り合わせ方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来のエレベータブレーキ装置においては、出荷する前に、巻上機を駆動(ドラムを回転)させてブレーキを吸引、落下(ブレーキのON、OFF)を繰り返すことによって、ブレーキライニングを摩耗あるいは変形させて相手材の制動面(ドラム面等)と摺り合せ、面を合わせ、ブレーキトルクの安定化を図っている。このようなブレーキ装置の摺り合わせ方法を適用できるエレベータブレーキ装置としては、例えばブレーキライニングが四方で囲まれてガイドされて直動式に動くエレベータブレーキ装置がある(例えば特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2002−284486号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
このようなブレーキトルクの安定化を図るための摺り合せ作業の初期においては、ライニングの面がまだ制動面と合っていない場合、回転しているドラム面にライニングを押し当てる為、ライニングに負荷がかかり、ライニング材の脆い箇所(端部等)から欠けが生じる場合がある。特にブレーキ摺り合せの作業時間を短縮する為に、制動面の回転を早くすればするほどライニング材への負荷は高まって欠け易い状況となるため、エレベータ装置の摺り合わせ作業は細心の注意を払って十分な時間を掛けて行う必要があった。
【0005】
従ってこの発明の目的は、摺り合せ時のライニングへの負荷を減らし、欠け難い摺り合せができるエレベータブレーキ装置およびエレベータブレーキ装置摺り合わせ方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この発明によれば、制動面を持つブレーキドラムと、上記制動面に対して離接するブレーキシューと、上記ブレーキシューを離接方向に案内するガイド装置と、上記ブレーキシューを常時上記制動面に押圧するよう偏倚する偏倚バネと、附勢されたとき、上記ブレーキシューを上記バネに抗して上記制動面から離間させる電磁装置とを備えたブレーキ装置のブレーキシューを摺り合わせるために、上記ブレーキシューと上記ガイド装置との間に、上記ブレーキシューに上記制動面から加えられる衝撃を吸収する衝撃吸収体を設け、上記ブレーキドラムを回転させながら上記ブレーキシューを上記制動面に押圧して摺り合わせを行うことを特徴とするエレベータブレーキ装置の摺り合わせ方法が提供される。
【0007】
この発明によればまた、制動面を持つブレーキドラムと、上記制動面に対して離接するブレーキシューと、上記ブレーキシューを離接方向に案内するガイド装置と、上記ブレーキシューを常時上記制動面に押圧するよう偏倚するバネと、附勢されたとき、上記ブレーキシューを上記バネに抗して上記制動面から離間させる電磁装置と、上記ブレーキドラムを回転させながら上記ブレーキシューを上記制動面に押圧して摺り合わせを行う摺り合わせ作業時に上記ブレーキシューと上記ガイド装置との間に設けられて、上記摺り合わせ作業時に上記ブレーキシューに上記制動面から加えられる衝撃を吸収する衝撃吸収体とを備えたことを特徴とするエレベータブレーキ装置が提供される。
【発明の効果】
【0008】
この発明のエレベータブレーキ装置およびその摺り合わせ方法によれば、ライニング材を貼り付けている部材(シュー)に減衰機能(ダンパー等)を取り付けることにより、摺り合せ時のライニングへの負荷を減らし、欠け難い摺り合せ方法が提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】この発明のエレベータブレーキ装置の一実施例を示す概略平面図である。
【図2】図1の円IIで囲んだ部分の概略拡大平面図である。
【図3】図2の概略左側面図である。
【図4】この発明のエレベータブレーキ装置の他の実施例を示す概略平面図である。
【図5】図4の概略左側面図である。
【図6】図5の線V−Vに沿った概略断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、この発明の実施の形態について説明する。
【0011】
実施の形態1.
この発明のエレベータブレーキ装置の摺り合わせ方法を適用できるエレベータブレーキ装置は、図1に全体が概略的に示され、図2および3にそのブレーキシュー部分が拡大して示されている。エレベータブレーキ装置は、綱車等の制動すべき回転体(図示してない)に結合された円環状あるいは短円筒状のブレーキドラム1を備えている。ブレーキドラム1は、内周面に制動面2を持ち、図1においては全体として円環状のハウジング3によって覆われている。
【0012】
ブレーキドラム1の内側には、例えば巻上機のケーシングあるいはエレベータブレーキ装置のフレーム等の固定部分に取りつけられた電磁装置4が設けられている。電磁装置4は、固定鉄心5と、固定鉄心5に巻回されたコイル6と、コイル6が附勢されたとき固定鉄心5に吸引される可動鉄心7とで構成されている。固定鉄心5と可動鉄心7との間には偏倚バネ8が圧縮状態で設けられていて、可動鉄心7が常時固定鉄心5から離れる方向に偏倚されている。
【0013】
可動鉄心7の外側には連結ロッド9によってブレーキシュー10が取りつけられていて、ブレーキシュー10はブレーキドラム1の制動面2に向き合うように配置されている。ブレーキシュー10は、連結ロッド9に結合されたシュー本体11と、シュー本体11の制動面2の側に取りつけられたライニング12とを持っていて、エレベータブレーキ装置の固定部分13に設けられたガイド装置14によって図2の矢印Aで示す離接方向に案内されている。ブレーキシュー10は、エレベータの昇降時には、電磁装置4を附勢して偏倚バネ8の作用に抗して可動鉄心7を吸引して制動面2から離間させておき、エレベータの制動時には、電磁装置4を附勢して偏倚バネ8によって制動面2に押圧される。
【0014】
図2および3に示す例では、ガイド装置14は、エレベータブレーキ装置の固定部分13に設けられて、図2および3の矢印Bで示すブレーキドラム1の制動面2の移動方向にほぼ垂直であって、ブレーキシュー10のブレーキドラム1の周方向の移動を制限する周方向ガイド面15を持っている。周方向ガイド面15はガイド部材16に形成されている。図示の例ではまた、ガイド装置14は、エレベータブレーキ装置の固定部分13にネジ17で取りつけられて、図3の矢印Cで示すブレーキドラム1の制動面2の移動方向にほぼ垂直であって、ブレーキドラム1の軸方向に見てブレーキシュー10の両側面に設けられたガイド板18を持っており、ガイド板18は、ブレーキシュー10の長手方向側面である被ガイド面28に面して、ブレーキシュー10の軸方向移動を制限する軸方向ガイド面19を持っている。なお、図1においては、説明のために図で左側のガイド板18が除去されていて、ブレーキシュー10が見えている。また図2および3においては、ハウジング3が取り除かれている。
【0015】
このように、エレベータブレーキ装置は、シュー本体11およびライニング12を持ち、ブレーキドラム1の制動面2に対して離接できるブレーキシュー10と、周方向ガイド面15および軸方向ガイド面19を持ち、ブレーキシュー10を制動面2に対する離接方向に案内するガイド装置14と、ブレーキシュー10を常時ブレーキドラム1の制動面2に押圧するよう偏倚する偏倚バネ8と、固定鉄心5、コイル6および可動鉄心7を持ち、附勢されたとき、ブレーキシュー10を偏倚バネ8のばね作用力に抗して制動面2から離間させる電磁装置4とを備えている。
【0016】
このようなエレベータブレーキ装置に対してブレーキドラム1の制動面2とブレーキシュー10のライニング12とを摺り合わせて、ブレーキトルクの安定化を図るための摺り合わせ作業を実施する際には、ブレーキシュー10とガイド装置14との間に、ブレーキシュー10に制動面2から加えられる衝撃を吸収する衝撃吸収体20を設け、ブレーキドラム1を回転させながらブレーキシュー10を制動面2に押圧して摺り合わせを行う。
【0017】
このような摺り合わせ作業を行うと、矢印Bの方向に回転している制動面2にライニング12が矢印Aの方向に進んで接触すると、ライニング12を制動面2の移動に連れて回転方向(矢印B)に移動させて、シュー本体11をガイド装置14の周方向ガイド面15に衝突させようとする力が作用する。このライニング12に掛かる力はほぼ矢印B方向の力であるが、シュー本体11とガイド板18との間に設けられた衝撃吸収体20によって吸収され、シュー本体11を周方向ガイド面15に衝突させる力が減少され、制動面2とライニング12との間の衝撃を和らげることができる。このように、制動面2からライニング12に加えられる衝撃力が軽減されるため、ライニング12への負荷が減少して欠損や剥離などの損傷が起こり難くなる。
【0018】
摺り合わせが完了した後には、出荷前に衝撃吸収体20をブレーキシュー10とガイド装置14との間から除去し、エレベータブレーキ装置の動作に衝撃吸収体20の作用が影響しないようにして、制動力をより安定させるのが望ましい。
【0019】
衝撃吸収体20は、図2および3に示す例ではシュー本体11の側面である被ガイド面28とガイド板18の軸方向ガイド面19とに貼着され、合計4カ所に設けられたシリコーンゲル等の層状の振動減衰体21である。衝撃吸収体20として、各種ゴム、プラスチックおよび金属(例えば板バネ)などを含むその他の弾性材料を用いることもでき、また、ゲル状体、ダンパ等の振動減衰体を用いることもできる。また衝撃吸収体20をシュー本体11の各側面の部分的に一カ所だけ設けることもできるし、全面に適用することもできる。
【0020】
このようなエレベータブレーキ装置およびその摺り合わせ方法によれば、回転している制動面2と接触した瞬間にブレーキ装置のライニング12が回転方向に移動し、周方向ガイド面15に当り、そこを支持点にライニング12に大きな負荷が与えられるが、衝撃吸収体20が挿入されているので、シュー本体11の動きを鈍らせ、ライニング12に与える衝撃を緩和することができる。これにより、摺り合せ時にライニング12には欠けなどの損傷を発生し難くなる。
【0021】
実施の形態2.
図4〜6に示すエレベータブレーキ装置においては、衝撃吸収体20が板バネ22である。すなわち、板バネ22は、その中央部において、図6に良く示されているようなシュー本体11を一方の側面から他方の側面にむかう方向(すなわちブレーキドラム1の軸方向、矢印Cの方向)に貫通した断面が板バネ22の断面形に対応した薄い矩形の貫通穴23に挿入されて、支持されている。貫通穴23の両端にはシュー本体11の両側面に開いて、板バネ22の厚さ方向(矢印B)の寸法が大きくされた拡大穴24が設けられていて、板バネ22が拡大穴24内でブレーキドラム1の回転方向(矢印B)に撓むことができるようにしてある。
【0022】
板バネ22の端部はそれぞれ拡大穴24を通ってシュー本体11の被ガイド面28に対向配置されているガイド板18に形成されているスリット25内に挿入されている。板バネ22は、一端側ではガイド板18を通り抜けて外側に突出して、ガイド板18に沿うように折り曲げられて抜け止め26とされており、他端側ではガイド板18を通り抜けて外側に突出した突出部27となって支持されている。板バネ22はシュー本体11の中央部の貫通穴23に摩擦によって保持されており、またガイド板18のスリット25内に摺動可能に挿入されており、先に説明した摺り合わせ作業が完了した後、出荷前に容易に抜き取ることができるようにしてある。抜け止め26は摺り合わせ作業中に板バネ22が意図に反して脱落しないようにするためのものである。なお、ガイド板18のスリット25の長さは、板バネ22の幅よりも少なくともブレーキシュー10の制動ストロークだけ大きくしてあり、板バネ22がスリット25内で幅方向(矢印A)に移動してブレーキシュー10の制動時の移動の妨げとならないようにしてある。
【0023】
このように、板バネ22は、板バネ22の中央部でだけでブレーキシュー10のシュー本体11の中央部の狭い貫通穴23に嵌合していることになり、両端は拡大穴24内でブレーキドラムの回転方向(矢印B)に自由に撓むことができ、ガイド板18によって支持されている。換言すれば、ブレーキシュー10は、シュー本体11とガイド板18とを連結する板バネ22によってガイド板18に対してブレーキドラムの回転方向に弾性的に支持されている。従って、このようなエレベータブレーキ装置においても、摺り合わせ作業時には、衝撃吸収体20である板バネ22がシュー本体11の動きを鈍らせ、ライニング12に与える衝撃を緩和させ、摺り合せ時にライニング12に欠けなどの損傷が生ずる危険が減少する。その他の構成は図1〜3に関連して説明したものと同様である。
【0024】
このような板バネ22を用いた場合には、板バネ22がブレーキドラム1の回転方向(矢印B)には撓んで衝撃を緩和するが、軸方向(矢印C)には曲げ弾性が作用せずブレーキ装置の摺り合わせに影響を及ぼさないで、必要としているシュー回転方向のみにおける減衰を得ることが出来る。また、ガイド装置14のガイド板18とブレーキシュー10のシュー本体11との間に部品を挟み込んで介在させる必要が無いので、ガイド板18とシュー本体11との間のスペースを無くして直接接触した状態で配置でき、エレベータブレーキ装置の小型化ができる。
【0025】
以上に図示して説明したエレベータブレーキ装置は単なる例であって様々な変形が可能であり、またそれぞれの具体例の特徴を全てあるいは選択的に組み合わせて用いることもできる。
【0026】
例えば、実施例1(図2および3)に示す衝撃吸収体20としての弾性体21と、実施例2(図4〜6)に示す衝撃吸収体20としての板バネ22とを組み合わせて用いることができる。すなわち、実施例1の弾性体21と実施例2の板バネ22とをそれぞれ独立したものとして併設することもでき、図4〜6の板バネ22を囲む拡大穴24の中にゲル状体を充填して衝撃吸収体20として作用させることも、あるいは板バネ22を除去した拡大穴24内に弾性体だけを充填することもできる。また、板バネ22の両端を支持するガイド板18のスリット25の長さを板バネ22の幅と同じにして板バネ22をガイド板18に固定し、シュー本体11の貫通穴23の幅を板バネ22の幅よりも僅かに大きくして板バネ22が貫通穴23の中で幅方向(矢印A)に移動できるようにすることもできる。
【産業上の利用可能性】
【0027】
この発明はエレベータブレーキ装置に利用できるものである。
【符号の説明】
【0028】
1 ブレーキドラム、2 制動面、4 電磁装置、8 偏倚バネ、10 ブレーキシュー、14 ガイド装置、19 ガイド面、20 衝撃吸収体、21 減衰体(ゲル状体)、22 弾性体(板バネ)、28 被ガイド面。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
制動面を持つブレーキドラムと、
上記制動面に対して離接するブレーキシューと、
上記ブレーキシューを離接方向に案内するガイド装置と、
上記ブレーキシューを常時上記制動面に押圧するよう偏倚する偏倚バネと、
附勢されたとき、上記ブレーキシューを上記バネに抗して上記制動面から離間させる電磁装置とを備えたブレーキ装置のブレーキシューを摺り合わせるために、
上記ブレーキシューと上記ガイド装置との間に、上記ブレーキシューに上記制動面から加えられる衝撃を吸収する衝撃吸収体を設け、
上記ブレーキドラムを回転させながら上記ブレーキシューを上記制動面に押圧して摺り合わせを行う
ことを特徴とするエレベータブレーキ装置の摺り合わせ方法。
【請求項2】
上記摺り合わせが完了した後に、上記衝撃吸収体を上記ブレーキシューと上記ガイド装置との間から除去することを特徴とする請求項1に記載のエレベータブレーキ装置の摺り合わせ方法。
【請求項3】
上記衝撃吸収体が、減衰体あるいは弾性体であることを特徴とする請求項1あるいは2に記載のエレベータブレーキ装置の摺り合わせ方法。
【請求項4】
制動面を持つブレーキドラムと、
上記制動面2に対して離接するブレーキシューと、
上記ブレーキシューを離接方向に案内するガイド装置と、
上記ブレーキシューを常時上記制動面に押圧するよう偏倚する偏倚バネと、
附勢されたとき、上記ブレーキシューを上記偏倚バネに抗して上記制動面から離間させる電磁装置と、
上記ブレーキドラムを回転させながら上記ブレーキシューを上記制動面に押圧して摺り合わせを行う摺り合わせ作業時に、上記ブレーキシューと上記ガイド装置との間に設けられて、上記摺り合わせ作業時に上記ブレーキシューに上記制動面から加えられる衝撃を吸収する衝撃吸収体とを備えたことを特徴とするエレベータブレーキ装置。
【請求項5】
上記衝撃吸収体が、上記摺り合わせが完了した後に、上記ブレーキシューと上記ガイド装置との間から除去し得るものであることを特徴とする請求項4に記載のエレベータブレーキ装置。
【請求項6】
上記衝撃吸収体が、減衰体あるいは弾性体であることを特徴とする請求項4あるいは5に記載のエレベータブレーキ装置。
【請求項7】
上記衝撃吸収体が、上記ブレーキシューの上記制動面の移動方向に平行な被ガイド面と、この被ガイド面を案内する上記ガイド装置のガイド面との間に設けられたゲル状体であることを特徴とする請求項4あるいは5に記載のエレベータブレーキ装置。
【請求項8】
上記衝撃吸収体が、上記ブレーキシューと、上記ブレーキシューを案内する上記ガイド装置との間に設けられた板バネであることを特徴とする請求項4あるいは5に記載のエレベータブレーキ装置。
【請求項9】
上記板バネが、上記板バネの中央部でだけで上記ブレーキシューに嵌合していることを特徴とする請求項8に記載のエレベータブレーキ装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2010−189184(P2010−189184A)
【公開日】平成22年9月2日(2010.9.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−37951(P2009−37951)
【出願日】平成21年2月20日(2009.2.20)
【出願人】(000006013)三菱電機株式会社 (33,312)
【Fターム(参考)】