説明

カスパーゼのインヒビター

【課題】カスパーゼを効果的に阻害し得、そして好ましいインビボ活性を有する化合物を提供する。
【解決手段】特定の構造を持ち、好ましいインビボプロフィールを有する、単独または他の治療剤または予防剤(例えば、抗生物質、免疫調節剤または他の抗炎症剤)と組み合わせてIL−1−、アポトーシス−、IGIF−またはIFN−γ−媒介性疾患の処置または予防に使用され得る、新規なクラスの化合物および関連化合物、これらを調製するための方法、ならびにこれらの化合物を含有する多成分の組成物を含有する薬学的組成物。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式Iにより表わされる化合物:
【化1】

ここで、
Yは、以下であり:
【化2】

但し、Rが−OHの場合は、Yは以下でもあり得る:
【化3】

Xは、−C(R−または−N(R)−であり;
mは、0または1であり;
は、H、−R、−C(O)R、−C(O)C(O)R、−S(O)、−S(O)R、−C(O)OR、−C(O)N(H)R、−S(O)N(H)−R、−S(O)N(H)−R、−C(O)C(O)N(H)R、−C(O)CH=CHR、−C(O)CHOR、−C(O)CHN(H)R、−C(O)N(R、−S(O)N(R、−S(O)N(R、−C(O)C(O)N(R、−C(O)CHN(R、−CH、−CH−アルケニル−R、または−CH−アルキニル−Rであり;
は−Hであり、各Rは、独立して、−H、アミノ酸側鎖、−R、アルケニル−R、またはアルキニル−Rであり、あるいは各Rが、これらが結合する原子と一緒になって、3〜7員環または3〜7員の複素環の環系を形成し、あるいはRと一つのRとが、これらが結合する原子と一緒になって、3〜7員環または3〜7員の複素環の環系を形成し、ここで、任意の−アルキル炭素原子または−シクロアルキル炭素原子に結合した水素原子が、必要に応じて、−R10で置換され、任意の−アリール炭素原子または−ヘテロアリール炭素原子に結合した水素原子が、必要に応じて、−R11で置換され、該環系の任意の窒素原子に結合した水素原子が、必要に応じて、−Rで置換され;
は−Hであり、各Rは、独立して、−H、アミノ酸側鎖、−R、−アルケニル−R、または−アルキニル−Rであり、あるいはRと一つのRとが、これらが結合している原子と一緒になって、以下から選択される環系を形成し:
【化4】

ここで、任意の−アルキル炭素原子または−シクロアルキル炭素原子に結合した水素原子が、必要に応じて、R10で置換され、任意の−アリール炭素原子または−ヘテロアリール炭素原子に結合した水素原子が、必要に応じて、R11で置換され、そして該環系の任意の窒素原子に結合した水素原子が、必要に応じて、Rで置換され、あるいは、Rと一つのRとが、これらが結合した原子と一緒になって、以下の環系:
【化5】

を形成し;
は、−Hであり;
は、−OH、−OR、または−N(H)OHであり;
各Rは、独立して、−アルキル、−シクロアルキル、−アリール、−ヘテロアリール、−へテロシクリル、−アルキルシクロアルキル、−アルキルアリール、−アルキルヘテロアリール、または−アルキルヘテロシクリルであり、ここで任意の−アルキル炭素原子または−シクロアルキル炭素原子に結合した水素原子が、必要に応じて、R10で置換され、任意の−アリール炭素原子または−ヘテロアリール炭素原子に結合した水素原子が、必要に応じてR11で置換され、そして任意の窒素原子に結合した水素原子が、必要に応じて、Rで置換され;
各Rは、独立して、−アリール、−ヘテロアリール、−シクロアルキル、または−へテロシクリルであり、ここで任意の−アルキル炭素原子または−シクロアルキル炭素原子に結合した水素原子が、必要に応じて、R10で置換され、任意の−アリール炭素原子または−ヘテロアリール炭素原子に結合した水素原子が、必要に応じて、R11で置換され、そして任意の窒素原子に結合した水素原子が、必要に応じて、Rで置換され;
各R10は、独立して、−OH、−SH、−F、−Cl、−Br、−I、−NO、−CN、−NH、−COH、−C(O)NH、−N(H)C(O)H、−N(H)C(O)NH、−パーフルオロアルキル、−O−アルキル、−O−アリール、−O−アルキルアリール、−N(H)アルキル、−N(H)アリール、−N(H)−アルキルアリール、−N(アルキル)、−C(O)N(H)アルキル、−C(O)N(アルキル)、−N(H)C(O)アルキル、−N(H)C(O)Oアルキル、−N(H)C(O)Oアリール、−N(H)C(O)Oアルキルアリール、−N(H)C(O)Oヘテロアリール、−N(H)C(O)Oアルキルヘテロアリール、−N(H)C(O)Oシクロアルキル、−N(H)C(O)N(H)アルキル、−N(H)C(O)N(アルキル)、−N(H)C(O)N(H)アリール、−N(H)C(O)N(H)アルキルアリール、−N(H)C(O)N(H)ヘテロアリール、−N(H)C(O)N(H)アルキルヘテロアリール、−N(H)C(O)N(H)シクロアルキル、−S−アルキル、−S−アリール、−S−アルキルアリール、−S(O)アルキル、−S(O)アルキル、−C(O)アルキル、−CHNH、−CHN(H)アルキル、もしくは−CHN(アルキル)、−アルキル、−シクロアルキル、−アリール、−ヘテロアリール、−ヘテロシクリル、−アルキルシクロアルキル、−アルキルアリール、−アルキルヘテロアリール、または−アルキルヘテロシクリルであり、ここで、任意の−アリール炭素原子または−ヘテロアリール炭素原子に結合した水素原子が、必要に応じて、R11で置換され、そして任意の窒素原子に結合した水素原子が、必要に応じて、Rで置換され;そして
各R11は、独立して、−OH、−SH、−F、−Cl、−Br、−I、−NO、−CN、−NH、−COH、−C(O)NH、−N(H)C(O)H、−N(H)C(O)NH、−アルキル、−シクロアルキル、−パーフルオロアルキル、−O−アルキル、−O−アリール、−O−アルキルアリール、−N(H)アルキル、−N(H)アリール、−N(H)−アルキルアリール、−N(アルキル)、−C(O)N(H)アルキル、−C(O)N(アルキル)、−N(H)C(O)アルキル、−N(H)C(O)N(H)アルキル、−N(H)C(O)N(アルキル)、−S−アルキル、−S−アリール、−S−アルキルアリール、−S(O)アルキル、−S(O)アルキル、−C(O)アルキル、−CHNH、−CHN(H)アルキル、または−CHN(アルキル)である、化合物。
【請求項2】
式Iにより表わされる化合物:
【化6】

ここで、
Yは、以下であり:
【化7】

但し、Rが水素でないならば、RおよびYは、これらが結合した窒素と一緒
になって、環(g)を形成し:
【化8】

Xは、−C(R−または−N(R)−であり;
mは、0または1であり;
は、H、−R、−C(O)R、−C(O)C(O)R、−S(O)、−S(O)R、−C(O)OR、−C(O)N(H)R、−S(O)N(H)−R、−S(O)N(H)−R、−C(O)C(O)N(H)R、−C(O)CH=CHR、−C(O)CHOR、−C(O)CHN(H)R、−C(O)N(R、−S(O)N(R、−S(O)N(R、−C(O)C(O)N(R、−C(O)CHN(R、−CH、−CH−アルケニル−R、または−CH−アルキニル−Rであり;
は−Hであり、各Rは、独立して、−H、アミノ酸側鎖、−R、アルケニル−R、またはアルキニル−Rであり、あるいは各Rが、これらが結合する原子と一緒になって、3〜7員環または3〜7員の複素環の環系を形成し、あるいはRと一つのRとが、これらが結合する原子と一緒になって、3〜7員環または3〜7員の複素環の環系を形成し、ここで、任意の−アルキル炭素原子または−シクロアルキル炭素原子に結合した水素原子が、必要に応じて、−R10で置換され、任意の−アリール炭素原子または−ヘテロアリール炭素原子に結合した水素原子が、必要に応じて、−R11で置換され、該環系の任意の窒素原子に結合した水素原子が、必要に応じて、−Rで置換され; Rは−Hであり、各Rは、独立して、−H、アミノ酸側鎖、−R、−アルケニル−R、または−アルキニル−Rであり、あるいはRと一つのRとが、これらが結合している原子と一緒になって、以下から選択される環系を形成し:

【化9】

ここで、任意の−アルキル炭素原子または−シクロアルキル炭素原子に結合した水素原子が、必要に応じて、R10で置換され、任意の−アリール炭素原子または−ヘテロアリール炭素原子に結合した水素原子が、必要に応じて、R11で置換され、そして該環系の任意の窒素原子に結合した水素原子が、必要に応じて、Rで置換され、または、Rと一つのRとが、これらが結合した原子と一緒になって、以下の環系:
【化10】

を形成し;
は、−Hであり;
各Rは、独立して、−アルキル、−シクロアルキル、−アリール、−ヘテロアリール、−へテロシクリル、−アルキルシクロアルキル、−アルキルアリール、−アルキルヘテロアリール、または−アルキルヘテロシクリルであり、ここで任意の−アルキル炭素原子または−シクロアルキル炭素原子に結合した水素原子が、必要に応じて、R10で置換され、任意の−アリール炭素原子または−ヘテロアリール炭素原子に結合した水素原子が、必要に応じてR11で置換され、そして任意の窒素原子に結合した水素原子が、必要に応じて、Rで置換され;
各Rは、独立して、−アリール、−ヘテロアリール、−シクロアルキル、または−へテロシクリルであり、ここで任意の−アルキル炭素原子または−シクロアルキル炭素原子に結合した水素原子が、必要に応じて、R10で置換され、任意の−アリール炭素原子または−ヘテロアリール炭素原子に結合した水素原子が、必要に応じて、R11で置換され、そして任意の窒素原子に結合した水素原子が、必要に応じて、Rで置換され;
各R10は、独立して、−OH、−SH、−F、−Cl、−Br、−I、−NO、−CN、−NH、−COH、−C(O)NH、−N(H)C(O)H、−N(H)C(O)NH、−パーフルオロアルキル、−O−アルキル、−O−アリール、−O−アルキルアリール、−N(H)アルキル、−N(H)アリール、−N(H)−アルキルアリール、−N(アルキル)、−C(O)N(H)アルキル、−C(O)N(アルキル)、−N(H)C(O)アルキル、−N(H)C(O)Oアルキル、−N(H)C(O)Oアリール、−N(H)C(O)Oアルキルアリール、−N(H)C(O)Oヘテロアリール、−N(H)C(O)Oアルキルヘテロアリール、−N(H)C(O)Oシクロアルキル、−N(H)C(O)N(H)アルキル、−N(H)C(O)N(アルキル)、−N(H)C(O)N(H)アリール、−N(H)C(O)N(H)アルキルアリール、−N(H)C(O)N(H)ヘテロアリール、−N(H)C(O)N(H)アルキルヘテロアリール、−N(H)C(O)N(H)シクロアルキル、−S−アルキル、−S−アリール、−S−アルキルアリール、−S(O)アルキル、−S(O)アルキル、−C(O)アルキル、−CHNH、−CHN(H)アルキル、もしくは−CHN(アルキル)、−アルキル、−シクロアルキル、−アリール、−ヘテロアリール、−ヘテロシクリル、−アルキルシクロアルキル、−アルキルアリール、−アルキルヘテロアリール、または−アルキルヘテロシクリルであり、ここで、任意の−アリール炭素原子または−ヘテロアリール炭素原子に結合した水素原子が、必要に応じて、R11で置換され、そして任意の窒素原子に結合した水素原子が、必要に応じて、Rで置換され;そして
各R11は、独立して、−OH、−SH、−F、−Cl、−Br、−I、−NO、−CN、−NH、−COH、−C(O)NH、−N(H)C(O)H、−N(H)C(O)NH、−アルキル、−シクロアルキル、−パーフルオロアルキル、−O−アルキル、−O−アリール、−O−アルキルアリール、−N(H)アルキル、−N(H)アリール、−N(H)−アルキルアリール、−N(アルキル)、−C(O)N(H)アルキル、−C(O)N(アルキル)、−N(H)C(O)アルキル、−N(H)C(O)N(H)アルキル、−N(H)C(O)N(アルキル)、−S−アルキル、−S−アリール、−S−アルキルアリール、−S(O)アルキル、−S(O)アルキル、−C(O)アルキル、−CHNH、−CHN(H)アルキル、または−CHN(アルキル)であり;
12は、−C(O)アルキル、−C(O)シクロアルキル、−C(O)アルケニル(−C(O)alkyenyl)、−C(O)アルキルアリール、−C(O)アルキルヘテロアリール、−C(O)ヘテロシクリル、または−C(O)アルキルヘテロシクリルであり;そして
13は、−H、−アルキル、−アリール、−アルキルアリール、または−アルキルヘテロアリールである、化合物。
【請求項3】
式Iにより表わされる化合物:
【化11】

ここで、
Yは、以下であり:
【化12】

mは、0または1であり;
Xは、−C(R−であり;
は、H、−R、−C(O)R、−C(O)C(O)R、−S(O)、−S(O)R、−C(O)OR、−C(O)N(H)R、−S(O)N(H)−R、−S(O)N(H)−R、−C(O)C(O)N(H)R、−C(O)CH=CHR、−C(O)CHOR、−C(O)CHN(H)R、−C(O)N(R、−S(O)N(R、−S(O)N(R、−C(O)C(O)N(R、−C(O)CHN(R、−CH、−CH−アルケニル−R、または−CH−アルキニル−Rであり;
は−Hであり、各Rは、独立して、−H、アミノ酸側鎖、−R、アルケニル−R、またはアルキニル−Rであり、あるいは各Rが、これらが結合する原子と一緒になって、3〜7員環または3〜7員の複素環の環系を形成し、ここで、任意の−アルキル炭素原子または−シクロアルキル炭素原子に結合した水素原子が、必要に応じて、−R10で置換され、任意の−アリール炭素原子または−ヘテロアリール炭素原子に結合した水素原子が、必要に応じて、−R11で置換され、該環系の任意の窒素原子に結合した水素原子が、必要に応じて、−Rで置換され;
は−Hであり、各Rは、独立して、−H、アミノ酸側鎖、−R、−アルケニル−R、または−アルキニル−Rであり、あるいはRと一つのRとが、これらが結合している原子と一緒になって、以下から選択される環系を形成し:
【化13】

ここで、任意の−アルキル炭素原子または−シクロアルキル炭素原子に結合した水素原子が、必要に応じて、R10で置換され、任意の−アリール炭素原子または−ヘテロアリール炭素原子に結合した水素原子が、必要に応じて、R11で置換され、そして該環系の任意の窒素原子に結合した水素原子が、必要に応じて、Rで置換され、または、Rと一つのRとが、これらが結合した原子と一緒になって、以下の環系:
【化14】

を形成し;
は、−Hであり;
は、−OH、−OR、−N(H)OH、または−N(H)S(O)であり;
各Rは、独立して、−アルキル、−シクロアルキル、−アリール、−ヘテロアリール、−へテロシクリル、−アルキルシクロアルキル、−アルキルアリール、−アルキルヘテロアリール、または−アルキルヘテロシクリルであり、ここで任意の−アルキル炭素原子または−シクロアルキル炭素原子に結合した水素原子が、必要に応じて、R10で置換され、任意の−アリール炭素原子または−ヘテロアリール炭素原子に結合した水素原子が、必要に応じてR11で置換され、そして任意の窒素原子に結合した水素原子が、必要に応じて、Rで置換され;
各Rは、独立して、−アリール、−ヘテロアリール、−シクロアルキル、または−へテロシクリルであり、ここで任意の−アルキル炭素原子または−シクロアルキル炭素原子に結合した水素原子が、必要に応じて、R10で置換され、任意の−アリール炭素原子または−ヘテロアリール炭素原子に結合した水素原子が、必要に応じて、R11で置換され、そして任意の窒素原子に結合した水素原子が、必要に応じて、Rで置換され;
各R10は、独立して、−OH、−SH、−F、−Cl、−Br、−I、−NO、−CN、−NH、−COH、−C(O)NH、−N(H)C(O)H、−N(H)C(O)NH、−パーフルオロアルキル、−O−アルキル、−O−アリール、−O−アルキルアリール、−N(H)アルキル、−N(H)アリール、−N(H)−アルキルアリール、−N(アルキル)、−C(O)N(H)アルキル、−C(O)N(アルキル)、−N(H)C(O)アルキル、−N(H)C(O)Oアルキル、−N(H)C(O)Oアリール、−N(H)C(O)Oアルキルアリール、−N(H)C(O)Oヘテロアリール、−N(H)C(O)Oアルキルヘテロアリール、−N(H)C(O)Oシクロアルキル、−N(H)C(O)N(H)アルキル、−N(H)C(O)N(アルキル)、−N(H)C(O)N(H)アリール、−N(H)C(O)N(H)アルキルアリール、−N(H)C(O)N(H)ヘテロアリール、−N(H)C(O)N(H)アルキルヘテロアリール、−N(H)C(O)N(H)シクロアルキル、−S−アルキル、−S−アリール、−S−アルキルアリール、−S(O)アルキル、−S(O)アルキル、−C(O)アルキル、−CHNH、−CHN(H)アルキル、もしくは−CHN(アルキル)、−アルキル、−シクロアルキル、−アリール、−ヘテロアリール、−ヘテロシクリル、−アルキルシクロアルキル、−アルキルアリール、−アルキルヘテロアリール、または−アルキルヘテロシクリルであり、ここで、任意の−アリール炭素原子または−ヘテロアリール炭素原子に結合した水素原子が、必要に応じて、R11で置換され、そして任意の窒素原子に結合した水素
原子が、必要に応じて、Rで置換され;そして
各R11は、独立して、−OH、−SH、−F、−Cl、−Br、−I、−NO、−CN、−NH、−COH、−C(O)NH、−N(H)C(O)H、−N(H)C(O)NH、−アルキル、−シクロアルキル、−パーフルオロアルキル、−O−アルキル、−O−アリール、−O−アルキルアリール、−N(H)アルキル、−N(H)アリール、−N(H)−アルキルアリール、−N(アルキル)、−C(O)N(H)アルキル、−C(O)N(アルキル)、−N(H)C(O)アルキル、−N(H)C(O)N(H)アルキル、−N(H)C(O)N(アルキル)、−S−アルキル、−S−アリール、−S−アルキルアリール、−S(O)アルキル、−S(O)アルキル、−C(O)アルキル、−CHNH、−CHN(H)アルキル、または−CHN(アルキル)であり;
但し、一方のRが−Hの場合は、他方のRは−Hではない、化合物。
【請求項4】
式Iにより表わされる化合物:
【化15】

ここで、
Yは、以下であり:
【化16】

mは、0または1であり;
Xは、−C(R−であり;
は、H、−R、−C(O)R、−C(O)C(O)R、−S(O)、−S(O)R、−C(O)OR、−C(O)N(H)R、−S(O)N(H)−R、−S(O)N(H)−R、−C(O)C(O)N(H)R、−C(O)CH=CHR、−C(O)CHOR、−C(O)CHN(H)R、−C(O)N(R、−S(O)N(R、−S(O)N(R、−C(O)C(O)N(R、−C(O)CHN(R、−CH、−CH−アルケニル−R、または−CH−アルキニル−Rであり;
は−Hであり、各Rは、独立して、−H、アミノ酸側鎖、−R、アルケニル−R、またはアルキニル−Rであり、あるいは各Rが、これらが結合する原子と一緒になって、3〜7員環または3〜7員の複素環の環系を形成し、ここで、任意の−アルキル炭素原子または−シクロアルキル炭素原子に結合した水素原子が、必要に応じて、−R10で置換され、任意の−アリール炭素原子または−ヘテロアリール炭素原子に結合した水素原子が、必要に応じて、−R11で置換され、該環系の任意の窒素原子に結合した水素原子が、必要に応じて、−Rで置換され;
は−Hであり、各Rは、独立して、−H、アミノ酸側鎖、−R、−アルケニル−R、または−アルキニル−Rであり、またはRと一つのRとが、これらが結合している原子と一緒になって、以下から選択される環系を形成し:
【化17】

ここで、任意の−アルキル炭素原子または−シクロアルキル炭素原子に結合した水素原子が、必要に応じて、R10で置換され、任意の−アリール炭素原子または−ヘテロアリール炭素原子に結合した水素原子が、必要に応じて、R11で置換され、そして該環系の任意の窒素原子に結合した水素原子が、必要に応じて、Rで置換され、または、Rと一つのRとが、これらが結合した原子と一緒になって、以下の環系:
【化18】

を形成し;
は、−Hであり;
各Rは、独立して、−アルキル、−シクロアルキル、−アリール、−ヘテロアリール、−へテロシクリル、−アルキルシクロアルキル、−アルキルアリール、−アルキルヘテロアリール、または−アルキルヘテロシクリルであり、ここで任意の−アルキル炭素原子または−シクロアルキル炭素原子に結合した水素原子が、必要に応じて、R10で置換され、任意の−アリール炭素原子または−ヘテロアリール炭素原子に結合した水素原子が、必要に応じてR11で置換され、そして任意の窒素原子に結合した水素原子が、必要に応じて、Rで置換され;
各Rは、独立して、−アリール、−ヘテロアリール、−シクロアルキル、または−へテロシクリルであり、ここで任意の−アルキル炭素原子または−シクロアルキル炭素原子に結合した水素原子が、必要に応じて、R10で置換され、任意の−アリール炭素原子または−ヘテロアリール炭素原子に結合した水素原子が、必要に応じて、R11で置換され、そして任意の窒素原子に結合した水素原子が、必要に応じて、Rで置換され;
各R10は、独立して、−OH、−SH、−F、−Cl、−Br、−I、−NO、−CN、−NH、−COH、−C(O)NH、−N(H)C(O)H、−N(H)C(O)NH、−パーフルオロアルキル、−O−アルキル、−O−アリール、−O−アルキルアリール、−N(H)アルキル、−N(H)アリール、−N(H)−アルキルアリール、−N(アルキル)、−C(O)N(H)アルキル、−C(O)N(アルキル)、−N(H)C(O)アルキル、−N(H)C(O)Oアルキル、−N(H)C(O)Oアリール、−N(H)C(O)Oアルキルアリール、−N(H)C(O)Oヘテロアリール、−N(H)C(O)Oアルキルヘテロアリール、−N(H)C(O)Oシクロアルキル、−N(H)C(O)N(H)アルキル、−N(H)C(O)N(アルキル)、−N(H)C(O)N(H)アリール、−N(H)C(O)N(H)アルキルアリール、−N(H)C(O)N(H)ヘテロアリール、−N(H)C(O)N(H)アルキルヘテロアリール、−N(H)C(O)N(H)シクロアルキル、−S−アルキル、−S−アリール、−S−アルキルアリール、−S(O)アルキル、−S(O)アルキル、−C(O)アルキル、−CHNH、−CHN(H)アルキル、もしくは−CHN(アルキル)、−アルキル、−シクロアルキル、−アリール、−ヘテロアリール、−ヘテロシクリル、−アルキルシクロアルキル、−アルキルアリール、−アルキルヘテロアリール、または−アルキルヘテロシクリルであり、ここで、任意の−アリール炭素原子または−ヘテロアリール炭素原子に結合した水素原子が、必要に応じて、R11で置換され、そして任意の窒素原子に結合した水素原子が、必要に応じて、Rで置換され;そして
各R11は、独立して、−OH、−SH、−F、−Cl、−Br、−I、−NO、−CN、−NH、−COH、−C(O)NH、−N(H)C(O)H、−N(H)C(O)NH、−アルキル、−シクロアルキル、−パーフルオロアルキル、−O−アルキル、−O−アリール、−O−アルキルアリール、−N(H)アルキル、−N(H)アリール、−N(H)アルキルアリール、−N(アルキル)、−C(O)N(H)アルキル、−C(O)N(アルキル)、−N(H)C(O)アルキル、−N(H)C(O)N(H)アルキル、−N(H)C(O)N(アルキル)、−S−アルキル、−S−アリール、−S−アルキルアリール、−S(O)アルキル、−S(O)アルキル、−C(O)アルキル、−CHNH、−CHN(H)アルキル、または−CHN(アルキル)であり;そして
12は、−C(O)アルキル、−C(O)シクロアルキル、−C(O)アルケニル(−C(O)alkyenyl)、−C(O)アルキルアリール、−C(O)アルキルヘテロアリール、−C(O)ヘテロシクリル、または−C(O)アルキルヘテロシクリルである、化合物。
【請求項5】
請求項2または4に記載の化合物であって、ここで、Yは以下であり:
【化19】

そしてVは、CHO、
【化20−1】

【化20−2】

である、化合物。
【請求項6】
請求項1〜5のいずれか1項に記載の化合物であって、ここ
で、Rと一つのRとが、これらが結合している原子と一緒になって、以下から選択される環系:
【化21】

を形成し、ここで、任意の−アルキル炭素原子または−シクロアルキル炭素原子に結合した水素原子が、必要に応じて、R10で置換され、または、Rと一つのRとが、これらが結合している原子と一緒になって、以下の環系:
【化22】

を形成する、化合物。
【請求項7】
請求項6に記載の化合物であって、ここで、一方のRは−Hであり、そして他方のRは、メチル、イソプロピル、tert−ブチル、−CHSR、−CHSO、−CHCHSR、または−CHCHSOである、化合物。
【請求項8】
請求項7に記載の化合物であって、ここで、一方のRが−Hであり、そして他方のRがメチルである、化合物。
【請求項9】
請求項8に記載の化合物であって、ここでRが−C(O)R、または−C(O)C(O)Rである、化合物。
【請求項10】
請求項6に記載の化合物であって、ここで、Rと一方のRとが、それらが結合している原子と一緒になって、以下から選択される環系:
【化23】

を形成し、そして他方のRがHであり、ここで、任意の−アルキル炭素原子または−シクロアルキル炭素原子に結合した水素原子が、必要に応じてR10で置換される、化合物。
【請求項11】
請求項10に記載の化合物であって、ここで一方のRが−Hであり、そして他方のRが、メチル、イソプロピル、tert−ブチル、−CHSR、−CHSO、−CHCHSR、または−CHCHSOである、化合物。
【請求項12】
請求項11に記載の化合物であって、ここで、一方のRが−Hであり、そして他方のRがメチルである、化合物。
【請求項13】
請求項12に記載の化合物であって、ここで、Rが−C(O)R、または−C(O)C(O)Rである、化合物。
【請求項14】
請求項6に記載の化合物であって、ここで、一方のRと一方のRとが、これらが結合している原子と一緒になって、以下の環系:
【化24】

を形成し、そして他方のRがHである、化合物。
【請求項15】
請求項14に記載の化合物であって、ここで、一方のRが−Hであり、そして他方のRが、メチル、イソプロピル、tert−ブチル、−CHSR、−CHSO、−CHCHSR、または−CHCHSOである、化合物。
【請求項16】
請求項15に記載の化合物であって、ここで、一方のRが−Hであり、そして他方のRがメチルである、化合物。
【請求項17】
請求項16に記載の化合物であって、ここで、Rが−C(O)R、または−C(O)C(O)Rである、化合物。
【請求項18】
請求項1または3に記載の化合物であって、以下:5a−5bd、7a−7at、20a−20t、23a−23i、24a−24e、26d、26e、29a−29s、32a−e、34、42、46、52、57、61、65、69、73、121、および122a−v、
【化25−1】

【化25−2】

【化25−3】

【化25−4】

【化25−5】

【化25−6】

【化25−7】

【化25−8】

【化25−9】

【化25−10】

【化25−11】

【化25−12】

【化25−13】

【化25−14】

【化25−15】

【化25−16】

【化25−17】

【化25−18】

【化25−19】

からなる群から選択される、化合物。
【請求項19】
請求項4に記載の化合物であって、以下:
41、45、51、56、60、64、68、72、76−93、98a−z、98aa−az、98baおよび98bb、101、102a、102b、108a−108d、110、111、ならびに116a−116h、
【化25−20】

【化25−21】

【化25−22】

【化25−23】

【化25−24】

【化25−25】

【化25−26】

【化25−27】

【化25−28】

からなる群から選択される、化合物。
【請求項20】
以下:37、38、39、43、44、50、58、59、71、75、96a−96c、97a−97c、107、109、115a−115c、120a、および120b、
【化25−29】

【化25−30】

【化25−31】

からなる群から選択される、化合物。
【請求項21】
a)請求項1〜19のいずれか1項に記載の化合物、およびb)薬学的に受容可能なキャリア、アジュバントまたはビヒクルを含有する、薬学的組成物。
【請求項22】
患者における、IL−1媒介性疾患、アポトーシス媒介性疾患、炎症性疾患、自己免疫性疾患、破壊性骨障害、増殖性障害、感染性疾患、変性疾患、壊死性疾患、過剰な食用アルコール摂取疾患、ウイルス媒介性疾患、炎症性腹膜炎、変形性関節症、膵炎、喘息、成人型呼吸窮迫症候群、糸球体腎炎、慢性関節リウマチ、全身性エリテマトーデス、硬皮症、慢性甲状腺炎、グレーヴス病、自己免疫性胃炎、インスリン依存型糖尿病(I型)、自己免疫性溶血性貧血、自己免疫性好中球減少症、血小板減少症、慢性活動性肝炎、重症筋無力症、炎症性腸疾患、クローン病、乾癬、アトピー性皮膚炎、移植片対宿主病、骨粗鬆症、白血病および関連障害、脊椎形成異常症候群、多発性骨髄腫関連骨障害、急性骨髄性白血病、慢性骨髄性白血病、転移性メラノーマ、カポジ肉腫、多発性骨髄腫、敗血症、敗血症性ショック、細菌性赤痢、アルツハイマー病、パーキンソン病、脳性虚血、心筋虚血、脊髄筋萎縮症、多発性硬化症、AIDS関連脳炎、HIV関連脳炎、老化、脱毛症、脳卒中による神経学的損傷、潰瘍性大腸炎、外傷性脳傷害、器官移植の拒絶、B型肝炎、C型肝炎、G型肝炎、黄熱病、デング熱および日本脳炎から選択される疾患を処置または予防するための医薬の製造における、請求項1〜19のいずれか1項に記載の化合物または請求項21に記載の薬学的組成物の使用。
【請求項23】
請求項26に記載の使用であって、ここで、前記疾患が、慢性関節リウマチ、炎症性腸疾患、クローン病、潰瘍性大腸炎、炎症性腹膜炎、敗血症性ショック、膵炎、外傷性脳傷害、器官移植の拒絶、変形性関節症、喘息、乾癬、アルツハイマー病、アトピー性皮膚炎、白血病および関連の障害、脊椎形成異常症候群、または多発性骨髄腫である、使用。
【請求項24】
患者におけるICE−媒介機能を阻害するための医薬の製造における、請求項1〜19のいずれか1項に記載の化合物または請求項21に記載の薬学的組成物の使用。
【請求項25】
患者におけるIGIFまたはIFN−γの産生を低減するための医薬の製造における、請求項1〜19のいずれか1項に記載の化合物または請求項21に記載の薬学的組成物の使用。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
式Iにより表わされる化合物:
【化1】


ここで、
Yは、以下であり:
【化2】


但し、Rが−OHの場合は、Yは以下でもあり得る:
【化3】


Xは、−C(R−または−N(R)−であり;
mは、0または1であり;
は、H、−R、−C(O)R、−C(O)C(O)R、−S(O)、−S(O)R、−C(O)OR、−C(O)N(H)R、−S(O)N(H)−R、−S(O)N(H)−R、−C(O)C(O)N(H)R、−C(O)CH=CHR、−C(O)CHOR、−C(O)CHN(H)R、−C(O)N(R、−S(O)N(R、−S(O)N(R、−C(O)C(O)N(R、−C(O)CHN(R、−CH、−CH−アルケニル−R、または−CH−アルキニル−Rであり;
は−Hであり、各Rは、独立して、−H、アミノ酸側鎖、−R、アルケニル−R、またはアルキニル−Rであり、あるいは各Rが、これらが結合する原子と一緒になって、3〜7員環または3〜7員の複素環の環系を形成し、あるいはRと一つのRとが、これらが結合する原子と一緒になって、3〜7員環または3〜7員の複素環の環系を形成し、ここで、任意の−アルキル炭素原子または−シクロアルキル炭素原子に結合した水素原子が、必要に応じて、−R10で置換され、任意の−アリール炭素原子または−ヘテロアリール炭素原子に結合した水素原子が、必要に応じて、−R11で置換され、該環系の任意の窒素原子に結合した水素原子が、必要に応じて、−Rで置換され;
は−Hであり、各Rは、独立して、−H、アミノ酸側鎖、−R、−アルケニル−R、または−アルキニル−Rであり、あるいはRと一つのRとが、これらが結合している原子と一緒になって、以下から選択される環系を形成し:
【化4】


ここで、任意の−アルキル炭素原子または−シクロアルキル炭素原子に結合した水素原子が、必要に応じて、R10で置換され、任意の−アリール炭素原子または−ヘテロアリール炭素原子に結合した水素原子が、必要に応じて、R11で置換され、そして該環系の任意の窒素原子に結合した水素原子が、必要に応じて、Rで置換され、あるいは、Rと一つのRとが、これらが結合した原子と一緒になって、以下の環系:
【化5】


を形成し;
は、−Hであり;
は、−OH、−OR、または−N(H)OHであり;
各Rは、独立して、−アルキル、−シクロアルキル、−アリール、−ヘテロアリール、−へテロシクリル、−アルキルシクロアルキル、−アルキルアリール、−アルキルヘテロアリール、または−アルキルヘテロシクリルであり、ここで任意の−アルキル炭素原子または−シクロアルキル炭素原子に結合した水素原子が、必要に応じて、R10で置換され、任意の−アリール炭素原子または−ヘテロアリール炭素原子に結合した水素原子が、必要に応じてR11で置換され、そして任意の窒素原子に結合した水素原子が、必要に応じて、Rで置換され;
各Rは、独立して、−アリール、−ヘテロアリール、−シクロアルキル、または−へテロシクリルであり、ここで任意の−アルキル炭素原子または−シクロアルキル炭素原子に結合した水素原子が、必要に応じて、R10で置換され、任意の−アリール炭素原子または−ヘテロアリール炭素原子に結合した水素原子が、必要に応じて、R11で置換され、そして任意の窒素原子に結合した水素原子が、必要に応じて、Rで置換され;
各R10は、独立して、−OH、−SH、−F、−Cl、−Br、−I、−NO、−CN、−NH、−COH、−C(O)NH、−N(H)C(O)H、−N(H)C(O)NH、−パーフルオロアルキル、−O−アルキル、−O−アリール、−O−アルキルアリール、−N(H)アルキル、−N(H)アリール、−N(H)−アルキルアリール、−N(アルキル)、−C(O)N(H)アルキル、−C(O)N(アルキル)、 −N(H)C(O)アルキル、−N(H)C(O)Oアルキル、−N(H)C(O)Oアリール、−N(H)C(O)Oアルキルアリール、−N(H)C(O) Oヘテロアリール、−N(H)C(O)Oアルキルヘテロアリール、−N(H)C(O)Oシクロアルキル、−N(H)C(O)N(H)アルキル、−N(H) C(O)N(アルキル)、−N(H)C(O)N(H)アリール、−N(H)C(O)N(H)アルキルアリール、−N(H)C (O)N(H)ヘテロアリール、−N(H)C(O)N(H)アルキルヘテロアリール、−N(H)C(O)N(H)シクロアルキル、−S−アルキル、−S− アリール、−S−アルキルアリール、−S(O)アルキル、−S(O)アルキル、−C(O)アルキル、−CHNH、−CHN(H)アルキル、もしくは−CHN(アルキル)、−アルキル、−シクロアルキル、−アリール、−ヘテロアリール、−ヘテロシクリル、−アルキルシクロアルキル、−アルキルアリール、−アルキルヘテロアリール、または−アルキルヘテロシクリルであり、ここで、任意の−アリール炭素原子または−ヘテロアリール炭素原子に結合した水素原子が、必要に応じて、R11で置換され、そして任意の窒素原子に結合した水素原子が、必要に応じて、Rで置換され;そして
各R11は、独立して、−OH、−SH、−F、−Cl、−Br、−I、−NO、−CN、−NH、−COH、−C(O)NH、−N(H)C(O)H、−N(H)C(O)NH、−アルキル、−シクロアルキル、−パーフルオロアルキル、−O−アルキル、−O−アリール、−O−アルキルアリール、−N(H)アルキル、−N(H)アリール、−N(H)−アルキルアリール、−N(アルキル)、−C(O)N(H)アルキル、−C(O)N(アルキル)、−N(H)C(O)アルキル、−N(H)C(O)N(H)アルキル、−N(H)C(O)N(アルキル)、−S−アルキル、−S−アリール、−S−アルキルアリール、−S(O)アルキル、−S(O)アルキル、−C(O)アルキル、−CHNH、−CHN(H)アルキル、または−CHN(アルキル)である、化合物。
【請求項2】
式Iにより表わされる化合物:
【化6】


ここで、
Yは、以下であり:
【化7】


但し、Rが水素でないならば、RおよびYは、これらが結合した窒素と一緒
になって、環(g)を形成し:
【化8】


Xは、−C(R−または−N(R)−であり;
mは、0または1であり;
は、H、−R、−C(O)R、−C(O)C(O)R、−S(O)、−S(O)R、−C(O)OR、−C(O)N(H)R、−S(O)N(H)−R、−S(O)N(H)−R、−C(O)C(O)N(H)R、−C(O)CH=CHR、−C(O)CHOR、−C(O)CHN(H)R、−C(O)N(R、−S(O)N(R、−S(O)N(R、−C(O)C(O)N(R、−C(O)CHN(R、−CH、−CH−アルケニル−R、または−CH−アルキニル−Rであり;
は−Hであり、各Rは、独立して、−H、アミノ酸側鎖、−R、アルケニル−R、またはアルキニル−Rであり、あるいは各Rが、これらが結合する原子と一緒になって、3〜7員環または3〜7員の複素環の環系を形成し、あるいはRと一つのRとが、これらが結合する原子と一緒になって、3〜7員環または3〜7員の複素環の環系を形成し、ここで、任意の−アルキル炭素原子または−シクロアルキル炭素原子に結合した水素原子が、必要に応じて、−R10で置換され、任意の−アリール炭素原子または−ヘテロアリール炭素原子に結合した水素原子が、必要に応じて、−R11で置換され、該環系の任意の窒素原子に結合した水素原子が、必要に応じて、−Rで置換され; Rは−Hであり、各Rは、独立して、−H、アミノ酸側鎖、−R、−アルケニル−R、または−アルキニル−Rであり、あるいはRと一つのRとが、これらが結合している原子と一緒になって、以下から選択される環系を形成し:

【化9】


ここで、任意の−アルキル炭素原子または−シクロアルキル炭素原子に結合した水素原子が、必要に応じて、R10で置換され、任意の−アリール炭素原子または−ヘテロアリール炭素原子に結合した水素原子が、必要に応じて、R11で置換され、そして該環系の任意の窒素原子に結合した水素原子が、必要に応じて、Rで置換され、または、Rと一つのRとが、これらが結合した原子と一緒になって、以下の環系:
【化10】


を形成し;
は、−Hであり;
各Rは、独立して、−アルキル、−シクロアルキル、−アリール、−ヘテロアリール、−へテロシクリル、−アルキルシクロアルキル、−アルキルアリール、−アルキルヘテロアリール、または−アルキルヘテロシクリルであり、ここで任意の−アルキル炭素原子または−シクロアルキル炭素原子に結合した水素原子が、必要に応じて、R10で置換され、任意の−アリール炭素原子または−ヘテロアリール炭素原子に結合した水素原子が、必要に応じてR11で置換され、そして任意の窒素原子に結合した水素原子が、必要に応じて、Rで置換され;
各Rは、独立して、−アリール、−ヘテロアリール、−シクロアルキル、または−へテロシクリルであり、ここで任意の−アルキル炭素原子または−シクロアルキル炭素原子に結合した水素原子が、必要に応じて、R10で置換され、任意の−アリール炭素原子または−ヘテロアリール炭素原子に結合した水素原子が、必要に応じて、R11で置換され、そして任意の窒素原子に結合した水素原子が、必要に応じて、Rで置換され;
各R10は、独立して、−OH、−SH、−F、−Cl、−Br、−I、−NO、−CN、−NH、−COH、−C(O)NH、−N(H)C(O)H、−N(H)C(O)NH、−パーフルオロアルキル、−O−アルキル、−O−アリール、−O−アルキルアリール、−N(H)アルキル、−N(H)アリール、−N(H)−アルキルアリール、−N(アルキル)、−C(O)N(H)アルキル、−C(O)N(アルキル)、 −N(H)C(O)アルキル、−N(H)C(O)Oアルキル、−N(H)C(O)Oアリール、−N(H)C(O)Oアルキルアリール、−N(H)C(O) Oヘテロアリール、−N(H)C(O)Oアルキルヘテロアリール、−N(H)C(O)Oシクロアルキル、−N(H)C(O)N(H)アルキル、−N(H) C(O)N(アルキル)、−N(H)C(O)N(H)アリール、−N(H)C(O)N(H)アルキルアリール、−N(H)C (O)N(H)ヘテロアリール、−N(H)C(O)N(H)アルキルヘテロアリール、−N(H)C(O)N(H)シクロアルキル、−S−アルキル、−S− アリール、−S−アルキルアリール、−S(O)アルキル、−S(O)アルキル、−C(O)アルキル、−CHNH、−CHN(H)アルキル、もしくは−CHN(アルキル)、−アルキル、−シクロアルキル、−アリール、−ヘテロアリール、−ヘテロシクリル、−アルキルシクロアルキル、−アルキルアリール、−アルキルヘテロアリール、または−アルキルヘテロシクリルであり、ここで、任意の−アリール炭素原子または−ヘテロアリール炭素原子に結合した水素原子が、必要に応じて、R11で置換され、そして任意の窒素原子に結合した水素原子が、必要に応じて、Rで置換され;そして
各R11は、独立して、−OH、−SH、−F、−Cl、−Br、−I、−NO、−CN、−NH、−COH、−C(O)NH、−N(H)C(O)H、−N(H)C(O)NH、−アルキル、−シクロアルキル、−パーフルオロアルキル、−O−アルキル、−O−アリール、−O−アルキルアリール、−N(H)アルキル、−N(H)アリール、−N(H)−アルキルアリール、−N(アルキル)、−C(O)N(H)アルキル、−C(O)N(アルキル)、−N(H)C(O)アルキル、−N(H)C(O)N(H)アルキル、−N(H)C(O)N(アルキル)、−S−アルキル、−S−アリール、−S−アルキルアリール、−S(O)アルキル、−S(O)アルキル、−C(O)アルキル、−CHNH、−CHN(H)アルキル、または−CHN(アルキル)であり;
12は、−C(O)アルキル、−C(O)シクロアルキル、−C(O)アルキニル、−C(O)アルケニル、−C(O)アルキルアリール、−C(O)アルキルヘテロアリール、−C(O)ヘテロシクリル、または−C(O)アルキルヘテロシクリルであり;そして
13は、−H、−アルキル、−アリール、−アルキルアリール、または−アルキルヘテロアリールである、化合物。
【請求項3】
式Iにより表わされる化合物:
【化11】


ここで、
Yは、以下であり:
【化12】


mは、0または1であり;
Xは、−C(R−であり;
は、H、−R、−C(O)R、−C(O)C(O)R、−S(O)、−S(O)R、−C(O)OR、−C(O)N(H)R、−S(O)N(H)−R、−S(O)N(H)−R、−C(O)C(O)N(H)R、−C(O)CH=CHR、−C(O)CHOR、−C(O)CHN(H)R、−C(O)N(R、−S(O)N(R、−S(O)N(R、−C(O)C(O)N(R、−C(O)CHN(R、−CH、−CH−アルケニル−R、または−CH−アルキニル−Rであり;
は−Hであり、各Rは、独立して、−H、アミノ酸側鎖、−R、アルケニル−R、またはアルキニル−Rであり、あるいは各Rが、これらが結合する原子と一緒になって、3〜7員環または3〜7員の複素環の環系を形成し、ここで、任意の−アルキル炭素原子または−シクロアルキル炭素原子に結合した水素原子が、必要に応じて、−R10で置換され、任意の−アリール炭素原子または−ヘテロアリール炭素原子に結合した水素原子が、必要に応じて、−R11で置換され、該環系の任意の窒素原子に結合した水素原子が、必要に応じて、−Rで置換され;
は−Hであり、各Rは、独立して、−H、アミノ酸側鎖、−R、−アルケニル−R、または−アルキニル−Rであり、あるいはRと一つのRとが、これらが結合している原子と一緒になって、以下から選択される環系を形成し:
【化13】


ここで、任意の−アルキル炭素原子または−シクロアルキル炭素原子に結合した水素原子が、必要に応じて、R10で置換され、任意の−アリール炭素原子または−ヘテロアリール炭素原子に結合した水素原子が、必要に応じて、R11で置換され、そして該環系の任意の窒素原子に結合した水素原子が、必要に応じて、Rで置換され、または、Rと一つのRとが、これらが結合した原子と一緒になって、以下の環系:
【化14】


を形成し;
は、−Hであり;
は、−OH、−OR、−N(H)OH、または−N(H)S(O)であり;
各Rは、独立して、−アルキル、−シクロアルキル、−アリール、−ヘテロアリール、−へテロシクリル、−アルキルシクロアルキル、−アルキルアリール、−アルキルヘテロアリール、または−アルキルヘテロシクリルであり、ここで任意の−アルキル炭素原子または−シクロアルキル炭素原子に結合した水素原子が、必要に応じて、R10で置換され、任意の−アリール炭素原子または−ヘテロアリール炭素原子に結合した水素原子が、必要に応じてR11で置換され、そして任意の窒素原子に結合した水素原子が、必要に応じて、Rで置換され;
各Rは、独立して、−アリール、−ヘテロアリール、−シクロアルキル、または−へテロシクリルであり、ここで任意の−アルキル炭素原子または−シクロアルキル炭素原子に結合した水素原子が、必要に応じて、R10で置換され、任意の−アリール炭素原子または−ヘテロアリール炭素原子に結合した水素原子が、必要に応じて、R11で置換され、そして任意の窒素原子に結合した水素原子が、必要に応じて、Rで置換され;
各R10は、独立して、−OH、−SH、−F、−Cl、−Br、−I、−NO、−CN、−NH、−COH、−C(O)NH、−N(H)C(O)H、−N(H)C(O)NH、−パーフルオロアルキル、−O−アルキル、−O−アリール、−O−アルキルアリール、−N(H)アルキル、−N(H)アリール、−N(H)−アルキルアリール、−N(アルキル)、−C(O)N(H)アルキル、−C(O)N(アルキル)、 −N(H)C(O)アルキル、−N(H)C(O)Oアルキル、−N(H)C(O)Oアリール、−N(H)C(O)Oアルキルアリール、−N(H)C(O) Oヘテロアリール、−N(H)C(O)Oアルキルヘテロアリール、−N(H)C(O)Oシクロアルキル、−N(H)C(O)N(H)アルキル、−N(H) C(O)N(アルキル)、−N(H)C(O)N(H)アリール、−N(H)C(O)N(H)アルキルアリール、−N(H)C (O)N(H)ヘテロアリール、−N(H)C(O)N(H)アルキルヘテロアリール、−N(H)C(O)N(H)シクロアルキル、−S−アルキル、−S− アリール、−S−アルキルアリール、−S(O)アルキル、−S(O)アルキル、−C(O)アルキル、−CHNH、−CHN(H)アルキル、もしくは−CHN(アルキル)、−アルキル、−シクロアルキル、−アリール、−ヘテロアリール、−ヘテロシクリル、−アルキルシクロアルキル、−アルキルアリール、−アルキルヘテロアリール、または−アルキルヘテロシクリルであり、ここで、任意の−アリール炭素原子または−ヘテロアリール炭素原子に結合した水素原子が、必要に応じて、R11で置換され、そして任意の窒素原子に結合した水素
原子が、必要に応じて、Rで置換され;そして
各R11は、独立して、−OH、−SH、−F、−Cl、−Br、−I、−NO、−CN、−NH、−COH、−C(O)NH、−N(H)C(O)H、−N(H)C(O)NH、−アルキル、−シクロアルキル、−パーフルオロアルキル、−O−アルキル、−O−アリール、−O−アルキルアリール、−N(H)アルキル、−N(H)アリール、−N(H)−アルキルアリール、−N(アルキル)、−C(O)N(H)アルキル、−C(O)N(アルキル)、−N(H)C(O)アルキル、−N(H)C(O)N(H)アルキル、−N(H)C(O)N(アルキル)、−S−アルキル、−S−アリール、−S−アルキルアリール、−S(O)アルキル、−S(O)アルキル、−C(O)アルキル、−CHNH、−CHN(H)アルキル、または−CHN(アルキル)であり;
但し、一方のRが−Hの場合は、他方のRは−Hではない、化合物。
【請求項4】
式Iにより表わされる化合物:
【化15】


ここで、
Yは、以下であり:
【化16】


mは、0または1であり;
Xは、−C(R−であり;
は、H、−R、−C(O)R、−C(O)C(O)R、−S(O)、−S(O)R、−C(O)OR、−C(O)N(H)R、−S(O)N(H)−R、−S(O)N(H)−R、−C(O)C(O)N(H)R、−C(O)CH=CHR、−C(O)CHOR、−C(O)CHN(H)R、−C(O)N(R、−S(O)N(R、−S(O)N(R、−C(O)C(O)N(R、−C(O)CHN(R、−CH、−CH−アルケニル−R、または−CH−アルキニル−Rであり;
は−Hであり、各Rは、独立して、−H、アミノ酸側鎖、−R、アルケニル−R、またはアルキニル−Rであり、あるいは各Rが、これらが結合する原子と一緒になって、3〜7員環または3〜7員の複素環の環系を形成し、ここで、任意の−アルキル炭素原子または−シクロアルキル炭素原子に結合した水素原子が、必要に応じて、−R10で置換され、任意の−アリール炭素原子または−ヘテロアリール炭素原子に結合した水素原子が、必要に応じて、−R11で置換され、該環系の任意の窒素原子に結合した水素原子が、必要に応じて、−Rで置換され;
は−Hであり、各Rは、独立して、−H、アミノ酸側鎖、−R、−アルケニル−R、または−アルキニル−Rであり、またはRと一つのRとが、これらが結合している原子と一緒になって、以下から選択される環系を形成し:
【化17】


ここで、任意の−アルキル炭素原子または−シクロアルキル炭素原子に結合した水素原子が、必要に応じて、R10で置換され、任意の−アリール炭素原子または−ヘテロアリール炭素原子に結合した水素原子が、必要に応じて、R11で置換され、そして該環系の任意の窒素原子に結合した水素原子が、必要に応じて、Rで置換され、または、Rと一つのRとが、これらが結合した原子と一緒になって、以下の環系:
【化18】


を形成し;
は、−Hであり;
各Rは、独立して、−アルキル、−シクロアルキル、−アリール、−ヘテロアリール、−へテロシクリル、−アルキルシクロアルキル、−アルキルアリール、−アルキルヘテロアリール、または−アルキルヘテロシクリルであり、ここで任意の−アルキル炭素原子または−シクロアルキル炭素原子に結合した水素原子が、必要に応じて、R10で置換され、任意の−アリール炭素原子または−ヘテロアリール炭素原子に結合した水素原子が、必要に応じてR11で置換され、そして任意の窒素原子に結合した水素原子が、必要に応じて、Rで置換され;
各Rは、独立して、−アリール、−ヘテロアリール、−シクロアルキル、または−へテロシクリルであり、ここで任意の−アルキル炭素原子または−シクロアルキル炭素原子に結合した水素原子が、必要に応じて、R10で置換され、任意の−アリール炭素原子または−ヘテロアリール炭素原子に結合した水素原子が、必要に応じて、R11で置換され、そして任意の窒素原子に結合した水素原子が、必要に応じて、Rで置換され;
各R10は、独立して、−OH、−SH、−F、−Cl、−Br、−I、−NO、−CN、−NH、−COH、−C(O)NH、−N(H)C(O)H、−N(H)C(O)NH、−パーフルオロアルキル、−O−アルキル、−O−アリール、−O−アルキルアリール、−N(H)アルキル、−N(H)アリール、−N(H)−アルキルアリール、−N(アルキル)、−C(O)N(H)アルキル、−C(O)N(アルキル)、 −N(H)C(O)アルキル、−N(H)C(O)Oアルキル、−N(H)C(O)Oアリール、−N(H)C(O)Oアルキルアリール、−N(H)C(O) Oヘテロアリール、−N(H)C(O)Oアルキルヘテロアリール、−N(H)C(O)Oシクロアルキル、−N(H)C(O)N(H)アルキル、−N(H) C(O)N(アルキル)、−N(H)C(O)N(H)アリール、−N(H)C(O)N(H)アルキルアリール、−N(H)C (O)N(H)ヘテロアリール、−N(H)C(O)N(H)アルキルヘテロアリール、−N(H)C(O)N(H)シクロアルキル、−S−アルキル、−S− アリール、−S−アルキルアリール、−S(O)アルキル、−S(O)アルキル、−C(O)アルキル、−CHNH、−CHN(H)アルキル、もしくは−CHN(アルキル)、−アルキル、−シクロアルキル、−アリール、−ヘテロアリール、−ヘテロシクリル、−アルキルシクロアルキル、−アルキルアリール、−アルキルヘテロアリール、または−アルキルヘテロシクリルであり、ここで、任意の−アリール炭素原子または−ヘテロアリール炭素原子に結合した水素原子が、必要に応じて、R11で置換され、そして任意の窒素原子に結合した水素原子が、必要に応じて、Rで置換され;そして
各R11は、独立して、−OH、−SH、−F、−Cl、−Br、−I、−NO、−CN、−NH、−COH、−C(O)NH、−N(H)C(O)H、−N(H)C(O)NH、−アルキル、−シクロアルキル、−パーフルオロアルキル、−O−アルキル、−O−アリール、−O−アルキルアリール、−N(H)アルキル、−N(H)アリール、−N(H)アルキルアリール、−N(アルキル)、−C(O)N(H)アルキル、−C(O)N(アルキル)、−N(H)C(O)アルキル、−N(H)C(O)N(H)アルキル、−N(H)C(O)N(アルキル)、−S−アルキル、−S−アリール、−S−アルキルアリール、−S(O)アルキル、−S(O)アルキル、−C(O)アルキル、−CHNH、−CHN(H)アルキル、または−CHN(アルキル)であり;そして
12は、−C(O)アルキル、−C(O)シクロアルキル、−C(O)アルキニル、−C(O)アルケニル、−C(O)アルキルアリール、−C(O)アルキルヘテロアリール、−C(O)ヘテロシクリル、または−C(O)アルキルヘテロシクリルである、化合物。
【請求項5】
請求項2または4に記載の化合物であって、ここで、Yは以下であり:
【化19】


そしてVは、CHO、
【化20−1】


【化20−2】


である、化合物。
【請求項6】
請求項1〜5のいずれか1項に記載の化合物であって、ここ
で、Rと一つのRとが、これらが結合している原子と一緒になって、以下から選択される環系:
【化21】


を形成し、ここで、任意の−アルキル炭素原子または−シクロアルキル炭素原子に結合した水素原子が、必要に応じて、R10で置換され、または、Rと一つのRとが、これらが結合している原子と一緒になって、以下の環系:
【化22】


を形成する、化合物。
【請求項7】
請求項6に記載の化合物であって、ここで、一方のRは−Hであり、そして他方のRは、メチル、イソプロピル、tert−ブチル、−CHSR、−CHSO、−CHCHSR、または−CHCHSOである、化合物。
【請求項8】
請求項7に記載の化合物であって、ここで、一方のRが−Hであり、そして他方のRがメチルである、化合物。
【請求項9】
請求項8に記載の化合物であって、ここでRが−C(O)R、または−C(O)C(O)Rである、化合物。
【請求項10】
請求項6に記載の化合物であって、ここで、Rと一方のRとが、それらが結合している原子と一緒になって、以下から選択される環系:
【化23】


を形成し、そして他方のRがHであり、ここで、任意の−アルキル炭素原子または−シクロアルキル炭素原子に結合した水素原子が、必要に応じてR10で置換される、化合物。
【請求項11】
請求項10に記載の化合物であって、ここで一方のRが−Hであり、そして他方のRが、メチル、イソプロピル、tert−ブチル、−CHSR、−CHSO、−CHCHSR、または−CHCHSOである、化合物。
【請求項12】
請求項11に記載の化合物であって、ここで、一方のRが−Hであり、そして他方のRがメチルである、化合物。
【請求項13】
請求項12に記載の化合物であって、ここで、Rが−C(O)R、または−C(O)C(O)Rである、化合物。
【請求項14】
請求項6に記載の化合物であって、ここで、一方のRと一方のRとが、これらが結合している原子と一緒になって、以下の環系:
【化24】


を形成し、そして他方のRがHである、化合物。
【請求項15】
請求項14に記載の化合物であって、ここで、一方のRが−Hであり、そして他方のRが、メチル、イソプロピル、tert−ブチル、−CHSR、−CHSO、−CHCHSR、または−CHCHSOである、化合物。
【請求項16】
請求項15に記載の化合物であって、ここで、一方のRが−Hであり、そして他方のRがメチルである、化合物。
【請求項17】
請求項16に記載の化合物であって、ここで、Rが−C(O)R、または−C(O)C(O)Rである、化合物。
【請求項18】
請求項1または3に記載の化合物であって、以下:5a−5bd、7a−7at、20a−20t、23a−23i、24a−24e、26d、26e、29a−29s、32a−e、34、42、46、52、57、61、65、69、73、1
21、および122a−v、
【化25−1】


【化25−2】


【化25−3】


【化25−4】


【化25−5】


【化25−6】


【化25−7】


【化25−8】


【化25−9】


【化25−10】


【化25−11】


【化25−12】


【化25−13】


【化25−14】


【化25−15】


【化25−16】


【化25−17】


【化25−18】


【化25−19】


からなる群から選択される、化合物。
【請求項19】
請求項4に記載の化合物であって、以下:
41、45、51、56、60、64、68、72、76−93、98a−z、98aa−az、98baおよび98bb、101、102a、102b、108a−108d、110、111、ならびに116a−116h、
【化25−20】


【化25−21】


【化25−22】


【化25−23】


【化25−24】


【化25−25】


【化25−26】


【化25−27】


【化25−28】


からなる群から選択される、化合物。
【請求項20】
以下:37、38、39、43、44、50、58、59、71、75、96a−96c、97a−97c、107、109、115a−115c、120a、および120b、
【化25−29】


【化25−30】


【化25−31】


からなる群から選択される、化合物。
【請求項21】
a)請求項1〜19のいずれか1項に記載の化合物、およびb)薬学的に受容可能なキャリア、アジュバントまたはビヒクルを含有する、薬学的組成物。
【請求項22】
患者における、IL−1媒介性疾患、アポトーシス媒介性疾患、炎症性疾患、自己免疫性疾患、破壊性骨障害、増殖性障害、感染性疾患、変 性疾患、壊死性疾患、過剰な食用アルコール摂取疾患、ウイルス媒介性疾患、炎症性腹膜炎、変形性関節症、膵炎、喘息、成人型呼吸窮迫症候群、糸球体腎炎、 慢性関節リウマチ、全身性エリテマトーデス、硬皮症、慢性甲状腺炎、グレーヴス病、自己免疫性胃炎、インスリン依存型糖尿病(I型)、自己免疫性溶血性貧 血、自己免疫性好中球減少症、血小板減少症、慢性活動性肝炎、重症筋無力症、炎症性腸疾患、クローン病、乾癬、アトピー性皮膚炎、移植片対宿主病、骨粗鬆 症、白血病および関連障害、脊椎形成異常症候群、多発性骨髄腫関連骨障害、急性骨髄性白血病、慢性骨髄性白血病、転移性メラノーマ、カポジ肉腫、多発性骨 髄腫、敗血症、敗血症性ショッ ク、細菌性赤痢、アルツハイマー病、パーキンソン病、脳性虚血、心筋虚血、脊髄筋萎縮症、多発性硬化症、AIDS関連脳炎、HIV関連脳炎、老化、脱毛 症、発作による神経学的損傷、潰瘍性大腸炎、外傷性脳傷害、器官移植の拒絶、B型肝炎、C型肝炎、G型肝炎、黄熱病、デング熱および日本脳炎から選択され る疾患を処置または予防するための医薬の製造における、請求項1〜19のいずれか1項に記載の化合物または請求項21に記載の薬学的組成物の使用。
【請求項23】
請求項26に記載の使用であって、ここで、前記疾患が、慢性関節リウマチ、炎症性腸疾患、クローン病、潰瘍性大腸炎、炎症性腹膜炎、敗 血症性ショック、膵炎、外傷性脳傷害、器官移植の拒絶、変形性関節症、喘息、乾癬、アルツハイマー病、アトピー性皮膚炎、白血病および関連の障害、脊椎形 成異常症候群、または多発性骨髄腫である、使用。
【請求項24】
患者におけるICE−媒介機能を阻害するための医薬の製造における、請求項1〜19のいずれか1項に記載の化合物または請求項21に記載の薬学的組成物の使用。
【請求項25】
患者におけるIGIFまたはIFN−γの産生を低減するための医薬の製造における、請求項1〜19のいずれか1項に記載の化合物または請求項21に記載の薬学的組成物の使用。


【公開番号】特開2006−206600(P2006−206600A)
【公開日】平成18年8月10日(2006.8.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−75461(P2006−75461)
【出願日】平成18年3月17日(2006.3.17)
【分割の表示】特願2000−536738(P2000−536738)の分割
【原出願日】平成11年3月19日(1999.3.19)
【出願人】(598032106)バーテックス ファーマシューティカルズ インコーポレイテッド (414)
【氏名又は名称原語表記】VERTEX PHARMACEUTICALS INCORPORATED
【住所又は居所原語表記】130 Waverly Street, Camridge, Massachusetts 02139−4242, U.S.A.
【Fターム(参考)】