説明

グルタミン酸作動性シナプス反応を強化するための3−置換−[1,2,3]ベンゾトリアジノン化合物

本発明は、高次挙動に関与する脳ネットワークにおけるシナプスで機能する受容体の強化を含む、脳の不全の防止及び治療に関する。これらの脳ネットワークは、パーキンソン病、統合失調症、及び情動障害などの障害において提唱されているように、様々な認知症、及び異なる脳領域間のニューロン活動の不均衡において観察されるような、記憶障害に関連した認知能力にかかわる。特定の態様としては、本発明は、こうした状態の治療に有用な化合物、及びこうした治療のためのこれらの化合物の使用方法に関する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
次の式に従う化合物であって:
【化1】

式の化合物において、R5及びR6が一緒になってモルホリノ環を形成し、かつLが存在しない場合、R1及びR2のいずれも−C≡C−Hでなくてよく、
式の化合物において、R5がシクロプロピルである場合、R1、R2、R3、R4、及びR6が全て水素でなくてよく、又はQがメタ−フルオロフェニル、あるいは薬学的に許容可能なそれらの酸若しくは塩基の追加の塩でなくてよいという条件で、
1及びR2は、独立して水素、アルキル、置換アルキル、シクロアルキル、アルキニル、置換アルキニル、シアノ、アルコキシ、カルボキシアミド、置換カルボキシアミドであり、R1及びR2がアルキルである場合、R1及びR2は、化学結合又は−(CH2m−により連結してシクロアルキルを生成することができ、
3及びR4は、独立して水素、アルキル、ヒドロキシル、アルコキシ、シアノ、フルオロであり、R3及びR4がアルキルである場合、R3及びR4は、化学結合又は−(CH2m−により連結してシクロアルキルを生成することができ、
Qは、存在しないか、水素、アルキル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アルコキシ、置換アルコキシ、置換チオ、シアノ、チオニトリル、スルホンアミド、置換スルホンアミド、置換スルホニル、芳香族、置換芳香族、ヘテロ芳香族、置換ヘテロ芳香族、又はビシクロヘテロ芳香族とすることができ、
5は、水素、アルキル、シクロアルキルであるか、又はR6もアルキルである場合、R6と一緒になってヘテロシクロアルキル環を形成することができ、
6は、水素、アルキル、置換アルキル、又は−OR7とすることができ、
7はアルキルであり、R5がアルキルである場合、R5と一緒になって5、6、又は7員環を形成し、
Lは、−O−、−S−、−N=、又は存在しないとすることができ、
Zは、炭素若しくは窒素、又は存在しないとすることができ、
m=1、2又は3であり、
n=0、1又は2であり、
n=0である場合、QはZに直接結合することができる
化合物。
【請求項2】
5がシクロプロピルである場合、R1、R2、R3、R4、及びR6の全てが水素でなくてもよく、又はQがメタ−フルオロフェニルでなくてもよいという条件で、
5は、水素、アルキル、シクロアルキルであり、又はR6と一緒になってシクロアルキル又はヘテロシクロアルキル環を形成することができ、
Lは、−O−、−S−、又は−N=とすることができる、請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
5及びR6が一緒になってモルホリノ環を形成するときに、R1及びR2のいずれも−C≡C−Hでなくてよいという条件で、
5は、水素、アルキル、シクロアルキルであり、又はR6と一緒になってシクロアルキル又はヘテロシクロアルキル環を形成することができ、
Lは存在しない、請求項1に記載の化合物。
【請求項4】
Lが−O−又は−N=である、請求項2に記載の化合物。
【請求項5】
Zが炭素であり、n=1又は2である、請求項4に記載の化合物。
【請求項6】
n=1である、請求項5に記載の化合物。
【請求項7】
Zが炭素であり、n=0であり、QがZに直接結合する、請求項4に記載の化合物。
【請求項8】
Lが−O−であり、Zが炭素であり、n=が1又は2である、請求項4に記載の化合物。
【請求項9】
Lが−N=であり、Zが炭素であり、n=1又は2である、請求項4に記載の化合物。
【請求項10】
1及びR2は、独立して水素、アルキル、置換アルキル、シクロアルキル、アルキニル、置換アルキニル、シアノであり、R1及びR2がアルキルである場合、R1及びR2は、化学結合又は−(CH2m−により連結してシクロアルキルを生成することができ、
3及びR4は、独立して水素、アルキル、ヒドロキシル、フルオロであり、R3及びR4がアルキルである場合、R3及びR4は、化学結合又は−(CH2m−により連結してシクロアルキルを生成することができ、
Qは水素、アルキル、シクロアルキル、シクロアルケニル、芳香族、置換芳香族、ヘテロ芳香族、置換ヘテロ芳香族、又はビシクロヘテロ芳香族とすることができ、
5は、アルキル、シクロアルキルであり、又はR6と一緒になってシクロアルキル又はヘテロシクロアルキル環を形成することができ、
6は、アルキル、置換アルキル、又は−OR7とすることができ、
Lは−O−、−S−又は−N=とすることができ、
Zは炭素又は窒素とすることができ、
m=1、2又は3であり、
n=0、1又は2であり、n=0である場合、
QはZに直接結合することができる、請求項1に記載の化合物。
【請求項11】
Zが炭素であり、n=1又は2である、請求項10に記載の化合物。
【請求項12】
5及びR6が一緒になってシクロアルキル環を形成し、Lが−O−又は−N=である、請求項11に記載の化合物。
【請求項13】
Lが−O−である、請求項12に記載の化合物。
【請求項14】
5がアルキルであり、R6が−OR7であり、R7がR5と一緒になって5又は6員環を形成し、Lが−O−又は−N=である、請求項11に記載の化合物。
【請求項15】
1が水素であり、
2がアルキル、置換アルキル、シクロアルキル、アルキニル、置換アルキニル、又はシアノであり、
Qが芳香族、置換芳香族、ヘテロ芳香族又は置換ヘテロ芳香族である、請求項12に記載の化合物。
【請求項16】
Qが置換芳香族、ヘテロ芳香族又は置換ヘテロ芳香族である、請求項15に記載の化合物。
【請求項17】
2がアルキル、シクロアルキル、アルキニル、又はシアノであり、
3が水素であり、
4がアルキル、ヒドロキシル、フルオロであり、
Qが芳香族、置換芳香族、ヘテロ芳香族又は置換ヘテロ芳香族である、請求項15に記載の化合物。
【請求項18】
2がアルキル、シクロアルキル、アルキニル、又はシアノであり、
3及びR4が、独立してアルキル、ヒドロキシル、フルオロであり、R3及びR4がアルキルである場合、R3及びR4が、化学結合又は−(CH2)m−により連結してシクロアルキルを生成することができる、請求項15に記載の化合物。
【請求項19】
2がアルキル、シクロアルキル、アルキニル、又はシアノであり、
3及びR4が、独立してアルキル、ヒドロキシル、フルオロであり、R3及びR4がアルキルである場合、R3及びR4が、化学結合又は−(CH2)m−により連結してシクロアルキルを生成することができる、請求項15に記載の化合物。
【請求項20】
3−[2−(3−フルオロフェニル)エチル]−6a,7,8,9−テトラヒドロ−3H−ピロロ[2’,1’:2,3][1,3]オキサジノ[6,5−g][1,2,3]ベンゾトリアジン−4、11−ジオン;
3−(4,11−ジオキソ−4,6a,7,8,9,11−ヘキサヒドロ−3H−ピロロ[2’,1’:2,3][1,3]オキサジノ[6,5−g][1,2,3]ベンゾトリアジン−3−イル)プロパンニトリル;
3−シクロブチル−6a,7,8,9−テトラヒドロ−3H−ピロロ[2’,1’:2,3][1,3]オキサジノ[6,5−g][1,2,3]ベンゾトリアジン−4,11−ジオン;
3−シクロプロピル−6a,7,8,9−テトラヒドロ−3H−ピロロ[2’,1’:2,3][1,3]オキサジノ[6,5−g][1,2,3]ベンゾトリアジン−4,11−ジオン;
3−エチル−6a,7,8,9−テトラヒドロ−3H−ピロロ[2’1’:2,3][1,3]オキサジノ[6,5−g][1.2.3]ベンゾトリアジン−4,11−ジオン;
3−(シクロプロピルメチル)−6a,7,8,9−テトラヒドロ−3H−ピロロ[2’,1’:2,3][1,3]オキサジノ[6,5−g][1,2,3]ベンゾトリアジン−4,11−ジオン;
3−tert−ブチル−6a,7,8,9−テトラヒドロ−3H−ピロロ[2’,1’:2,3][1,3]オキサジノ[6,5−g][1,2,3]ベンゾトリアジン−4,11−ジオン;
3−(ジメチルアミノ)−6a,7,8,9−テトラヒドロ−3H−ピロロ[2’,1’:2,3][1,3]オキサジノ[6,5−g][1,2,3]ベンゾトリアジン−4,11−ジオン;
3−プロプ−2−イン−1−イル−6a,7,8,9−テトラヒドロ−3H−ピロロ[2’,1’:2,3][1,3]オキサジノ[6,5−g][1,2,3]ベンゾトリアジン−4,11−ジオン;
(4,11−ジオキソ−4,6a,7,8,9,11−ヘキサヒドロ−3H−ピロロ[2’,1’:2,3][1,3]オキサジノ[6,5−g][1,2,3]ベンゾトリアジン−3−イル)アセトニトリル;
2−(4,11−ジオキソ−4,6a,7,8,9,11−ヘキサヒドロ−3H−ピロロ[2’,1’:2,3][1,3]オキサジノ[6,5−g][1,2,3]ベンゾトリアジン−3−イル)プロパンニトリル;
2−(4,11−ジオキソ−4,6a,7,8,9,11−ヘキサヒドロ−3H−ピロロ[2’,1’:2,3][1,3]オキサジノ[6,5−g][1,2,3]ベンゾトリアジン−3−イル)−2−メチルプロパンニトリル;
3−[(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)メチル]−6a,7,8,9−テトラヒドロ−3Hピロロ[2’,1’:2,3][1,3]オキサジノ[6,5−g][1,2,3]ベンゾトリアジン−4,11−ジオン及び3−[(1−メチル−1H−テトラゾール−5−イル)メチル]−6a,7,8,9−テトラヒドロ−3H−ピロロ[2’,1’:2,3][1,3]オキサジノ[6,5−g][1,2,3]ベンゾトリアジン−4,11−ジオン;
3−(2−シクロヘキシ−1−エン−1−イルエチル)−6a,7,8,9−テトラヒドロ−3H−ピロロ[2’,1’:2,3][1,3]オキサジノ[6,5−g][1,2,3]ベンゾトリアジン−4,11−ジオン;
3−(2−シクロへキシルエチル)−6a,7,8,9−テトラヒドロ−3H−ピロロ[2’,1’:2,3][1,3]オキサジノ[6,5−g][1,2,3]ベンゾトリアジン−4,11−ジオン;
(6aR)−3−[(2S)−1−(3,5−ジフルオロフェニル)ブタ−3−イン−2−イル]−6a,7,8,9−テトラヒドロ−3H−ピロロ[2’,1’:2,3][1,3]オキサジノ[6,5−g][1,2,3]ベンゾトリアジン−4,11−ジオン;
3−[(2S)−1−(3−フルオロフェニル)ブタ−3−イン−2−イル]−6a,7,8,9−テトラヒドロ−3H−ピロロ[2’,1’:2,3][1,3]オキサジノ[6,5−g][1,2,3]ベンゾトリアジン−4,11−ジオン;
3−[(1S)−2−(3−フルオロフェニル)−1−イソオキサゾール−3−イルエチル]−6a,7,8,9−テトラヒドロ−3H−ピロロ[2’,1’:2,3][1,3]オキサジノ[6,5−g][1,2,3]ベンゾトリアジン−4,11−ジオン;
(2S)−2−[(6aS)−4,11−ジオキソ−4,6a,7,8,9,11−ヘキサヒドロ−3H−ピロロ[2’,1’:2,3][1,3]オキサジノ[6,5−g][1,2,3]ベンゾトリアジン−3−イル]−3−(3−フルオロフェニル)−N−メチルプロパンアミド;
(2S)−2−[(6aR)−4,11−ジオキソ−4,6a,7,8,9,11−ヘキサヒドロ−3H−ピロロ[2’,1’:2,3][1,3]オキサジノ[6,5−g][1,2,3]ベンゾトリアジン−3−イル]−3−(3−フルオロフェニル)−N−メチルプロパンアミド;
(2S)−2−[(6aS)−4,11−ジオキソ−4,6a,7,8,9,11−ヘキサヒドロ−3H−ピロロ[2’,1’:2,3][1,3]オキサジノ[6,5−g][1,2,3]ベンゾトリアジン−3−イル]−3−(3−フルオロフェニル)プロパンアミド;
(2S)−2−[(6aR)−4,11−ジオキソ−4,6a,7,8,9,11−ヘキサヒドロ−3H−ピロロ[2’,1’:2,3][1,3]オキサジノ[6,5−g][1,2,3]ベンゾトリアジン−3−イル]−3−(3−フルオロフェニル)プロパンアミド;
(2S)−2−[(6aR)−4,11−ジオキソ−4,6a,7,8,9,11−ヘキサヒドロ−3H−ピロロ[2’,1’:2,3][1,3]オキサジノ[6,5−g][1,2,3]ベンゾトリアジン−3−イル]−3−(3−フルオロフェニル)プロパンニトリル;
(6aS)−3−[(2S)−1−(3−フルオロフェニル)−3−ヒドロキシプロパン−2−イル]−6a,7,8,9−テトラヒドロ−3H−ピロロ[2’,1’:2,3][1,3]オキサジノ[6,5−g][1,2,3]ベンゾトリアジン−4,11−ジオン;
(6aR)−3−[(2S)−1−(3−フルオロフェニル)−3−ヒドロキシプロパン−2−イル]−6a,7,8,9−テトラヒドロ−3H−ピロロ[2’,1’:2,3][1,3]オキサジノ[6,5−g][1,2,3]ベンゾトリアジン−4,11−ジオン;
3−[1−(3−ニトロフェニル)ブタ−3−イン−2−イル]−6a,7,8,9−テトラヒドロ−3H−ピロロ[2’,1’:2,3][1,3]オキサジノ[6,5−g][1,2,3]ベンゾトリアジン−4,11−ジオン;
3−[(1S,2R)−1−ヒドロキシ−1−フェニルプロパン−2−イル]−6a,7,8,9−テトラヒドロ−3H−ピロロ[2’,1’:2,3][1,3]オキサジノ[6,5−g][1,2,3]ベンゾトリアジン−4,11−ジオン;
エリスロ−3−[1−(3−フルオロフェニル)−1−ヒドロキシプロパン−2−イル]−6a,7,8,9−テトラヒドロ−3H−ピロロ[2’,1’:2,3][1,3]オキサジノ[6,5−g][1,2,3]ベンゾトリアジン−4,11−ジオン;
3−{[1−(3−フルオロフェニル)シクロプロピル]メチル}−6a,7,8,9−テトラヒドロ−3H−ピロロ[2’,1’:2,3][1,3]オキサジノ[6,5−g][1,2,3]ベンゾトリアジン−4,11−ジオン;
3−[(2R)−1−(3−フルオロフェニル)ブタン−2−イル]−6a,7,8,9−テトラヒドロ−3H−ピロロ[2’,1’:2,3][1,3]オキサジノ[6,5−g][1,2,3]ベンゾトリアジン−4,11−ジオン;
3−[(1R)−1−フェニルエチル]−6a,7,8,9−テトラヒドロ−3H−ピロロ[2’,1’:2,3][1,3]オキサジノ[6,5−g][1,2,3]ベンゾトリアジン−4,11−ジオン;
(6aS)−3−[(1R)−1−(3−フルオロフェニル)エチル]−6a,7,8,9−テトラヒドロ−3H−ピロロ[2’,1’:2,3][1,3]オキサジノ[6,5−g][1,2,3]ベンゾトリアジン−4,11−ジオン;
(6aR)−3−[(1R)−1−(3−フルオロフェニル)エチル]−6a,7,8,9−テトラヒドロ−3H−ピロロ[2’,1’:2,3][1,3]オキサジノ[6,5−g][1,2,3]ベンゾトリアジン−4,11−ジオン;
(6aS)−3−[(1R)−1−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル]−6a,7,8,9−テトラヒドロ−3H−ピロロ[2’,1’:2,3][1,3]オキサジノ[6,5−g][1,2,3]ベンゾトリアジン−4,11−ジオン;
(6aR)−3−[(1R)−1−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル]−6a,7,8,9−テトラヒドロ−3H−ピロロ[2’1’:2,3][1,3]オキサジノ[6,5−g][1,2,3]ベンゾトリアジン−4,11−ジオン;
3−(2,5−ジフルオロベンジル)−6a,7,8,9−テトラヒドロ−3H−ピロロ[2’,1’:2,3][1,3]オキサジノ[6,5−g][1,2,3]ベンゾトリアジン−4,11−ジオン;
3−(1−ピリジン−3−イルエチル)−6a,7,8,9−テトラヒドロ−3H−ピロロ[2’,1’:2,3][1,3]オキサジノ[6,5−g][1,2,3]ベンゾトリアジン−4,11−ジオン;
3−(1−ピリジン−4−イルエチル)−6a,7,8,9−テトラヒドロ−3H−ピロロ[2’,1’:2,3][1,3]オキサジノ[6,5−g][1,2,3]ベンゾトリアジン−4,11−ジオン;
3−[1−(1,3−チアゾール−2−イル)エチル]−6a,7,8,9−テトラヒドロ−3H−ピロロ[2’,1’:2,3][1,3]オキサジノ[6,5−g][1,2,3]ベンゾトリアジン−4,11−ジオン;
(2R)−2−(4,11−ジオキソ−4,6a,7,8,9,11−ヘキサヒドロ−3H−ピロロ[2’1’:2,3][1,3]オキサジノ[6,5−g][1,2,3]ベンゾトリアジン−3−イル)プロピルチオシアネート;
3−[2−(1H−ピラゾール−1−イル)エチル]−6a,7,8,9−テトラヒドロ−3H−ピロロ[2’1’:2,3][1,3]オキサジノ[6,5−g][1,2,3]ベンゾトリアジン−4,11−ジオン;
3−[(2R)−1−(2H−テトラゾール−2−イル)プロパン−2−イル]−6a,7,8,9−テトラヒドロ−3H−ピロロ[2’,1’:2,3][1,3]オキサジノ[6,5−g][1,2,3]ベンゾトリアジン−4,11−ジオン;
3−[(2R)−1−(1H−テトラゾール−1−イル)プロパン−2−イル]−6a,7,8,9−テトラヒドロ−3H−ピロロ[2’,1’:2,3][1,3]オキサジノ[6,5−g][1,2,3]ベンゾトリアジン−4,11−ジオン;
6a,7,8,9−テトラヒドロ−3H−ピロロ[2’,1’:2,3][1,3]オキサジノ[6,5−g][1,2,3]ベンゾトリアジン−4,11−ジオン;
3−(1−フェニルペント−3−イン−2−イル)−6a,7,8,9−テトラヒドロ−3H−ピロロ[2’,1’:2,3][1,3]オキサジノ[6,5−g][1,2,3]ベンゾトリアジン−4,11−ジオン;
3−メチル−6a,7,8,9−テトラヒドロ−3H−ピロロ[2’,1’:2,3][1,3]オキサジノ[6,5−g][1,2,3]ベンゾトリアジン−4,11−ジオン;
3−(3−フルオロベンジル)−6a,7,8,9−テトラヒドロ−3H−ピロロ[2’,1’:2,3][1,3]オキサジノ[6,5−g][1,2,3]ベンゾトリアジン−4,11−ジオン;
3−[3−(3−フルオロフェニル)プロピル]−6a,7,8,9−テトラヒドロ−3H−ピロロ[2’,1’:2,3][1,3]オキサジノ[6,5−g][1,2,3]ベンゾトリアジン−4,11−ジオン;
3−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルメチル)−6a,7,8,9−テトラヒドロ−3H−ピロロ[2’,1’:2,3][1,3]オキサジノ[6,5−g][1,2,3]ベンゾトリアジン−4,11−ジオン;
3−(2,1,3−ベンゾオキサジアゾール−5−イルメチル)−6a,7,8,9−テトラヒドロ−3H−ピロロ[2’,1’:2,3][1,3]オキサジノ[6,5−g][1,2,3]ベンゾトリアジン−4,11−ジオン;
3−[(4,11−ジオキソ−4,6a,7,8,9,11−ヘキサヒドロ−3H−ピロロ[2’,1’:2,3][1,3]オキサジノ[6,5−g][1,2,3]ベンゾトリアジン−3−イル)メチル]ベンゾニトリル;
2−[(4,11−ジオキソ−4,6a,7,8,9,11−ヘキサヒドロ−3H−ピロロ[2’,1’:2,3][1,3]オキサジノ[6,5−g][1,2,3]ベンゾトリアジン−3−イル)メチル]ベンゾニトリル;
3−(ピリジン−3−イルメチル)−6a,7,8,9−テトラヒドロ−3H−ピロロ[2’,1’:2,3][1,3]オキサジノ[6,5−g][1,2,3]ベンゾトリアジン−4,11−ジオン;
3−(ピリジン−2−イルメチル)−6a,7,8,9−テトラヒドロ−3H−ピロロ[2’,1’:2,3][1,3]オキサジノ[6,5−g][1,2,3]ベンゾトリアジン−4,11−ジオン;
3−(ピラジン−2−イルメチル)−6a,7,8,9−テトラヒドロ−3H−ピロロ[2’,1’:2,3][1,3]オキサジノ[6,5−g][1,2,3]ベンゾトリアジン−4,11−ジオン;
3−[(4−ブロモ−1H−ピラゾール−1−イル)メチル]−6a,7,8,9−テトラヒドロ−3H−ピロロ[2’,1’:2,3][1,3]オキサジノ[6,5−g][1,2,3]ベンゾトリアジン−4,11−ジオン;
3−[2−(3−フルオロフェニル)エチル]−8,9−ジヒドロ−3H−[1,3]オキサゾロ[2’,3’:2,3][1,3]オキサジノ[6,5−g][1,2,3]ベンゾトリアジン−4,11−ジオン;
8−エチル−3−[2−(3−フルオロフェニル)エチル]−7,8−ジヒドロ−3H−[1,3]オキサジノ[6,5−g][1,2,3]ベンゾトリアジン−4,9−ジオン;
8−tert−ブチル−3−[(2R)−1−(2H−テトラゾール−2−イル)プロパン−2−イル]−7,8−ジヒドロ−3H−[1,3]オキサジノ[6,5−g][1,2,3]ベンゾトリアジン−4,9−ジオン;
8−tert−ブチル−3−[(2R)−1−(1H−テトラゾール−1−イル)プロパン−2−イル]−7,8−ジヒドロ−3H−[1,3]オキサジノ[6,5−g][1,2,3]ベンゾトリアジン−4,9−ジオン;
8−シクロプロピル−3−(2−メトキシエチル)−7,8−ジヒドロ−3H−[1,3]オキサジノ[6,5−g][1,2,3]ベンゾトリアジン−4,9−ジオン;
8−シクロプロピル−3−[(2S)−1−(3−フルオロフェニル)ブタ−3−イン−2−イル]−7,8−ジヒドロ−3H−[1,3]オキサジノ[6,5−g][1,2,3]ベンゾトリアジン−4,9−ジオン;
8−シクロプロピル−3−[(2R)−1−(2H−テトラゾール−2−イル)プロパン−2−イル]−7,8−ジヒドロ−3H−[1,3]オキサジノ[6,5−g][1,2,3]ベンゾトリアジン−4,9−ジオン;
8−シクロプロピル−3−[(2R)−1−(1H−テトラゾール−1−イル)プロパン−2−イル]−7,8−ジヒドロ−3H−[1,3]オキサジノ[6,5−g][1,2,3]ベンゾトリアジン−4,9−ジオン;
8−シクロプロピル−3−[(2R)−1−(4−ニトロ−1H−ピラゾール−1−イル)プロパン−2−イル]−7,8−ジヒドロ−3H−[1,3]オキサジノ[6,5−g][1,2,3]ベンゾトリアジン−4,9−ジオン;
8−シクロプロピル−3−[(2R)−1−(2H−テトラゾール−2−イル)プロパン−2−イル]−3,8−ジヒドロ[1,2,3]トリアジノ[4,5−g]キナゾリン−4,9−ジオン;
3−[2−(3−フルオロフェニル)エチル]−8,9−ジヒドロ−3H−[1,3]オキサゾロ[2,3−b][1,2,3]トリアジノ[4,5−g]キナゾリン−4,11−ジオン;
3−[(2S)−1−(3−フルオロフェニル)ブタ−3−イン−2−イル]−8,9−ジヒドロ−3H−[1,3]オキサゾロ[2,3−6][1,2,3]トリアジノ[4,5−g]キナゾリン−4,11−ジオン;
3−[(2R)−1−(2H−テトラゾール−2−イル)プロパン−2−イル]−8,9−ジヒドロ−3H−[1,3]オキサゾロ[2,3−b][1,2,3]トリアジノ[4,5−g]キナゾリン−4,11−ジオン;
(4,11−ジオキソ−4,8,9,11−テトラヒドロ−3H−[1,3]オキサゾロ[2,3−6][1,2,3]トリアジノ[4,5−g]キナゾリン−3−イル)アセトニトリル;
3−[(2R)−1−(2H−テトラゾール−2−イル)プロパン−2−イル]−6a,7,9,10−テトラヒドロ−3H−[1,4]オキサジノ[3’,4’:2,3][1,3]オキサジノ[6,5−g][1,2,3]ベンゾトリアジン−4,12−ジオン;
3−[(2R)−1−(1H−テトラゾール−1−イル)プロパン−2−イル]−6a,7,9,10−テトラヒドロ−3H−[1,4]オキサジノ[3’,4’:2,3][1,3]オキサジノ[6,5−g][1,2,3]ベンゾトリアジン−4,12−ジオン;又は、
3−[2−(3−フルオロフェニル)エチル]−7−(モルホリン−4−イルカルボキシル)−1,2,3−ベンゾトリアジン−4(3H)−オン、
又はこれらの酸若しくは塩基の薬学的に許容可能な追加の塩である化合物。
【請求項21】
哺乳類対象の治療方法であって、前記哺乳類対象が、低グルタミン酸作動性状態である、又は興奮性シナプスの数若しくは強度において、あるいはAMPA受容体の数において不足しているために、記憶又は他の認知機能が損なわれており、前記治療方法が、薬学的に許容可能なキャリアで、有効量の請求項1〜20のいずれか一項に記載の化合物を前記哺乳類対象に投与することを含む、哺乳類対象の治療方法。
【請求項22】
哺乳類対象の治療方法であって、前記哺乳類対象が、低グルタミン酸作動性状態である、又は興奮性シナプスの数若しくは強度において、あるいはAMPA受容体の数において不足しているために、皮質/線条体の不均衡を生じて、統合失調症又は統合失調症様挙動を引き起こしており、前記治療方法が、薬学的に許容可能なキャリアで、有効量の請求項1〜20のいずれか一項に記載の化合物を前記哺乳類対象に投与することを含む、哺乳類対象の治療方法。
【請求項23】
前記哺乳類対象の状態が統合失調症である、請求項22に記載の方法。
【請求項24】
前記哺乳類対象の状態がパーキンソン病である、請求項22に記載の方法。
【請求項25】
前記哺乳類対象の状態がアルツハイマー病である、請求項22に記載の方法。
【請求項26】
有効量の請求項1〜20のいずれか一項に記載の化合物を、薬学的に許容可能なキャリア、添加剤又は賦形剤と組み合わせて含む、薬剤組成物。
【請求項27】
前記化合物が前記組成物の約0.5重量%〜約75重量%を構成し、前記キャリア、添加剤又は賦形剤が前記組成物の約25重量%〜約95.5重量%を構成する、請求項26に記載の組成物。
【請求項28】
低グルタミン酸作動性状態である、又は興奮性シナプスの数若しくは強度において、あるいはAMPA受容体の数において不足しているために、記憶又は他の認知機能が損なわれている哺乳類対象の治療に使用する薬剤の生成における、請求項1〜20のいずれか1項に記載の化合物の使用。
【請求項29】
統合失調症の治療に使用する薬剤の生成における、請求項1〜20のいずれか一項に記載の化合物の使用。
【請求項30】
パーキンソン病の治療に使用する薬剤の生成における、請求項1〜20のいずれか一項に記載の化合物の使用
【請求項31】
注意欠陥多動性障害の治療に使用する薬剤の生成における、請求項1〜20のいずれか一項に記載の化合物の使用。
【請求項32】
レット症候群の治療に使用する薬剤の生成における、請求項1〜20のいずれか一項に記載の化合物の使用。
【請求項33】
脆弱X症候群の治療に使用する薬剤の生成における、請求項1〜20のいずれか一項に記載の化合物の使用。
【請求項34】
呼吸抑制障害の治療に使用する薬剤の生成における、請求項1〜20のいずれか一項に記載の化合物の使用。
【請求項35】
認知障害の治療に使用する薬剤の生成における、請求項1〜20のいずれか一項に記載の化合物の使用。
【請求項36】
アルツハイマー病害の治療に使用する薬剤の生成における、請求項1〜20のいずれか一項に記載の化合物の使用。

【公表番号】特表2010−514837(P2010−514837A)
【公表日】平成22年5月6日(2010.5.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−544856(P2009−544856)
【出願日】平成19年12月28日(2007.12.28)
【国際出願番号】PCT/US2007/026415
【国際公開番号】WO2008/085505
【国際公開日】平成20年7月17日(2008.7.17)
【出願人】(500195208)コーテックス ファーマシューティカルズ, インコーポレイテッド (7)
【Fターム(参考)】