説明

ケモカイン受容体CCR5のモジュレーターとしての新規なピペリジン誘導体

式(I)(式中R、R、R、R、A、X、mおよびnは定義されたようである)の化合物、それらを含む組成物、それらを作成する方法ならびに医学的治療(例えば、温血動物においてCCR5受容体活性を調整すること)におけるそれらの使用。
【化1】



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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(I)の化合物であって、
【化1】

[式中
Aは不在であるかもしくは(CH)であり;
はC1〜8アルキル、C(O)NR1011、C(O)12、NR13C(O)R14、NR15C(O)NR1617、NR18C(O)19、複素環、アリールもしくはヘテロアリールであり;
10、R13、R15、R16およびR18は水素もしくはC1〜6アルキルであり;
11、R12、R14、R17およびR19はC1〜8アルキル(ハロ、ヒドロキシ、C1〜6アルコキシ、C1〜6ハロアルコキシ、C3〜6シクロアルキル(ハロにより任意に置換されている)、C5〜6シクロアルケニル、S(C1〜4アルキル)、S(O)(C1〜4アルキル)、S(O)(C1〜4アルキル)、ヘテロアリール、アリール、ヘテロアリールオキシもしくはアリールオキシにより任意に置換されている)、アリール、ヘテロアリール、C3〜7シクロアルキル(ハロもしくはC1〜4アルキルにより任意に置換されている)、フェニル環に縮合したC4〜7シクロアルキル、C5〜7シクロアルケニル、または、複素環(それ自身オキソ、C(O)(C1〜6アルキル)、S(O)(C1〜6アルキル)、ハロもしくはC1〜4アルキルにより任意に置換されている)であるか;
またはR11、R12、R14およびR17はまた水素であり得るか;
またはR10およびR11、ならびに/もしくはR16およびR17は結合して、窒素、酸素もしくは硫黄原子を任意に含む、4員、5員または6員環を形成し得て、当該環はC1〜6アルキル、S(O)(C1〜6アルキル)もしくはC(O)(C1〜6アルキル)により任意に置換されていて;
はC1〜6アルキル、フェニル、ヘテロアリールもしくはC3〜7シクロアルキルであり;
はHもしくはC1〜4アルキルであり;
はアリール、ヘテロアリール、C1〜6アルキルもしくはC3〜7シクロアルキルであり;
XはOもしくはS(O)pであり;
mおよびnは、m+nが1もしくはそれ以上であるという条件で、独立して、0、1、2もしくは3であり;
アリール、フェニルおよびヘテロアリール部分は一つもしくはそれ以上のハロ、シアノ、ニトロ、ヒドロキシ、OC(O)NR2021、NR2223、NR24C(O)R25、NR26C(O)NR2728、S(O)NR2930、NR31S(O)32、C(O)NR3334、CO36、NR37CO38、S(O)39、OS(O)49、C1〜6アルキル(S(O)50もしくはC(O)NR5152により任意にモノ置換されている)、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、C3〜10シクロアルキル、C1〜6ハロアルキル、C1〜6アルコキシ(C1〜6)アルキル、C1〜6アルコキシ(CO53、C(O)NR5455、シアノ、ヘテロアリールもしくはC(O)NHS(O)56により任意にモノ置換されている)、NHC(O)NHR57、C1〜6ハロアルコキシ、フェニル、フェニル(C1〜4)アルキル、フェノキシ、フェニルチオ、フェニルS(O)、フェニルS(O)、フェニル(C1〜4)アルコキシ、ヘテロアリール、ヘテロアリール(C1〜4)アルキル、ヘテロアリールオキシまたはヘテロアリール(C1〜4)アルコキシ[ここで、直前のフェニルおよびヘテロアリール部分のいずれも、ハロ、ヒドロキシ、ニトロ、S(C1〜4アルキル)、S(O)(C1〜4アルキル)、S(O)(C1〜4アルキル)、S(O)NH、S(O)NH(C1〜4アルキル)、S(O)N(C1〜4アルキル)、シアノ、C1〜4アルキル、C1〜4アルコキシ、C(O)NH、C(O)NH(C1〜4アルキル)、C(O)N(C1〜4アルキル)、COH、CO(C1〜4アルキル)、NHC(O)(C1〜4アルキル)、NHS(O)(C1〜4アルキル)、CFもしくはOCFで任意に置換されている]により独立して任意に置換されていて;
別に言及されない限り、複素環は、C1〜6アルキル[フェニル{それ自身ハロ、C1〜4アルキル、C1〜4アルコキシ、シアノ、ニトロ、CF、OCF、(C1〜4アルキル)C(O)NH、S(O)NH、C1〜4アルキルチオ、S(O)(C1〜4アルキル)もしくはS(O)(C1〜4アルキル)により任意に置換されている}またはヘテロアリール{それ自身ハロ、C1〜4アルキル、C1〜4アルコキシ、シアノ、ニトロ、CF、(C1〜4アルキル)C(O)NH、S(O)NH、C1〜4アルキルチオ、S(O)(C1〜4アルキル)もしくはS(O)(C1〜4アルキル)により任意に置換されている}により任意に置換されている]、フェニル{ハロ、C1〜4アルキル、C1〜4アルコキシ、シアノ、ニトロ、CF、OCF、(C1〜4アルキル)C(O)NH、S(O)NH、C1〜4アルキルチオ、S(O)(C1〜4アルキル)もしくはS(O)(C1〜4アルキル)により任意に置換されている}、ヘテロアリール{ハロ、C1〜4アルキル、C1〜4アルコキシ、シアノ、ニトロ、CF、(C1〜4アルキル)C(O)NH、S(O)NH、C1〜4アルキルチオ、S(O)(C1〜4アルキル)もしくはS(O)(C1〜4アルキル)により任意に置換されている}、SONR40NR41、C(O)R42、C(O)(C1〜6アルキル)(tert−ブトキシカルボニルのような)、C(O)(フェニル(C1〜2アルキル))(ベンジルオキシカルボニルのような)、C(O)NHR43、S(O)44、NHS(O)NHR45、NHC(O)R46、NHC(O)NHR47もしくはNHS(O)48により、これらの最後の四つの置換基の何も環窒素に結合していないという条件で、任意に置換されていて;
k、l、pおよびqは、独立して、0、1もしくは2であり;
20、R22、R24、R26、R27、R29、R31、R33、R37、R40、R51およびR54は、独立して、水素もしくはC1〜6アルキルであり;
21、R23、R25、R28、R30、R32、R34、R36、R38、R39、R41、R42、R43、R44、R45、R46、R47、R48、R49、R50、R52、R53、R55、R56およびR57は、独立して、C1〜6アルキル(ハロ、ヒドロキシ、C1〜6アルコキシ、C1〜6ハロアルコキシ、C3〜6シクロアルキル、C5〜6シクロアルケニル、S(C1〜4アルキル)、S(O)(C1〜4アルキル)、S(O)(C1〜4アルキル)、ヘテロアリール、フェニル、ヘテロアリールオキシもしくはフェニルオキシにより任意に置換されている)、C3〜7シクロアルキル、フェニルまたはヘテロアリール [ここで、直前のフェニルおよびヘテロアリール部分のいずれも、ハロ、ヒドロキシ、ニトロ、S(C1〜4アルキル)、S(O)(C1〜4アルキル)、S(O)(C1〜4アルキル)、S(O)NH、S(O)NH(C1〜4アルキル)、S(O)N(C1〜4アルキル)、シアノ、C1〜4アルキル、C1〜4アルコキシ、C(O)NH、C(O)NH(C1〜4アルキル)、C(O)N(C1〜4アルキル)、COH、CO(C1〜4アルキル)、NHC(O)(C1〜4アルキル)、NHS(O)(C1〜4アルキル)、C(O)(C1〜4アルキル)、CFもしくはOCFで任意に置換されている]であり;
21、R23、R25、R28、R30、R34、R35、R36、R41、R42、R43、R45、R46、R47、R52、R53、R55およびR57はこれに加えて水素であり得る]の化合物;またはその薬学的に許容される塩もしくはその溶媒和物。
【請求項2】
はNHC(O)R14、フェニルもしくはヘテロアリールであり、R14は請求項1で定義されたようであり、そしてフェニルおよび複素環は請求項1に記載されたように任意に置換されている、請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
がフェニルもしくはヘテロアリールであり、それぞれは、ハロ、C1〜4アルキル、C1〜4アルコキシ、S(O)(C1〜4アルキル)、ニトロ、シアノもしくはCFにより任意に置換されていて;nが0、1もしくは2である、請求項1または2に記載の化合物。
【請求項4】
が水素である、請求項1、2もしくは3に記載の化合物。
【請求項5】
請求項1、2、3もしくは4に記載の化合物であって、式中Rは、一つもしくはそれ以上のハロ、ヒドロキシ、ニトロ、S(C1〜6アルキル)、S(O)(C1〜6アルキル)、S(O)(C1〜6アルキル)、S(O)NH、S(O)NH(C1〜6アルキル)、S(O)N(C1〜6アルキル)、シアノ、C1〜6アルキル、C1〜6アルコキシ、CHS(O)(C1〜6アルキル)、OS(O)(C1〜6アルキル)、OCHヘテロアリール、OCHCOH、OCHCO(C1〜6アルキル)、OCHC(O)NH、OCHC(O)NH(C1〜6アルキル)、OCHCN、NH、NH(C1〜6アルキル)、N(C1〜6アルキル)、C(O)NH、C(O)NH(C1〜6アルキル)、C(O)N(C1〜6アルキル)、COH、CO(C1〜6アルキル)、NHC(O)(C1〜6アルキル)、NHC(O)O(C1〜6アルキル)、NHS(O)(C1〜6アルキル)、CF、CHF、CHF、CHCF、OCF、ヘテロアリールもしくはヘテロアリール(C1〜4アルキル)[ここで、先のヘテロアリール基が、ハロ、ヒドロキシ、ニトロ、S(C1〜4アルキル)、S(O)(C1〜4アルキル)、S(O)(C1〜4アルキル)、S(O)NH、S(O)NH(C1〜4アルキル)、S(O)N(C1〜4アルキル)、シアノ、C1〜4アルキル、C1〜4アルコキシ、C(O)NH、C(O)NH(C1〜4アルキル)、C(O)N(C1〜4アルキル)、COH、CO(C1〜4アルキル)、NHC(O)(C1〜4アルキル)、NHS(O)(C1〜4アルキル)、CFもしくはOCFで任意に置換されている]により任意に置換されているフェニルである、化合物。
【請求項6】
Aが不在である、請求項1、2、3、4もしくは5に記載の化合物。
【請求項7】
nが2である、請求項1〜6のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項8】
mが0である、請求項1〜7のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項9】
XがS(O)である、請求項1〜8のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項10】
請求項1に記載の化合物を作成する方法であって、
a.化合物(式中Rは水素である)を作成するために、式(III):
【化2】

(式中R、m、n、AおよびXは請求項1で定義されたようである)の化合物を、式(IV):
【化3】

(式中RおよびRは請求項1で定義されたようである)の化合物と、適当な溶媒中のNaBH(OAc)(式中AcはC(O)CHである)の存在下において、室温でカップリングすること;
b.化合物(式中Rは水素である)を作成するために、式(III):
【化4】

(式中、R、m、n、AおよびXは請求項1で定義されたようである)の化合物を、式(V):
【化5】

(式中、RおよびRは請求項1で定義されたようでありそしてLは脱離基である)の化合物と、塩基の存在下において、適当な溶媒中で60℃から溶媒の沸点までの温度でカップリングすること;
を含む、方法。
【請求項11】
請求項1に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくはその溶媒和物、および薬学的に許容されるアジュバント、希釈剤もしくは担体を含む、医薬組成物。
【請求項12】
医薬品として使用のための、請求項1に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくはその溶媒和物。
【請求項13】
治療に使用のための医薬品の製造における、請求項1に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくはその溶媒和物。
【請求項14】
CCR5で媒介される疾患状熊を処置する方法であって、そのような処置を必要とする患者へ請求項1に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくはその溶媒和物の有効量を投与することを含む、方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公表番号】特表2006−514107(P2006−514107A)
【公表日】平成18年4月27日(2006.4.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−502630(P2005−502630)
【出願日】平成15年12月18日(2003.12.18)
【国際出願番号】PCT/SE2003/002008
【国際公開番号】WO2004/056773
【国際公開日】平成16年7月8日(2004.7.8)
【出願人】(391008951)アストラゼネカ・アクチエボラーグ (625)
【氏名又は名称原語表記】ASTRAZENECA AKTIEBOLAG
【Fターム(参考)】