説明

コイル状エバネッセント光学センサ

【課題】エバネッセント光学センサが、光ファイバまたは光マイクロファイバのいずれかのコイルとして形成されること。
【解決手段】ファイバ/マイクロファイバをコイル状に巻くことによって、「直線経路」の従来技術のファイバ・センサに比較すると、センサの全体的な大きさは著しく抑えられ、さらには同程度の感度を示す。動作中、光信号が、解析すべき周囲内に浸漬されたファイバ・コイルに結合される。コイル構成の使用は、コイルを形成する湾曲したファイバ/マイクロファイバの表面から反射することによって、コイルに沿って伝搬することになる複数のウィスパリング・ギャラリ・モード(WGM)の生成を結果的にもたらす。これらのモード間の干渉は、コイルがその中に浸漬される周囲環境の特性の関数として修正されることになる。環境的変化が、様々なモードによって「見られる」コイルの光路長の変動をもたらし、モードの干渉は、コイルの出力における透過スペクトルを考察することによって解析される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本出願は、2009年8月18日申請の米国特許仮出願第61/234,834号の便益を主張するものであり、参照によって本明細書に組み込まれる。
【0002】
本発明は、エバネッセント光学センサに関し、より詳細には、ファイバ・コイルの形態のエバネッセント光学センサに関する。
【背景技術】
【0003】
光導波路、具体的には、光ファイバは、しばしば周囲媒質の変化を感知するために使用される。光学センサは、温度、圧力、音、屈折率などの様々なパラメータの変化を測定するために使用されている。多くの場合、これらの変化は、光がその周囲の中に配設された光導波路に沿って伝搬するので、その透過(または反射)スペクトルを監視することによって検出される。いくつかの光学センサは、周囲の環境中にエバネッセントに浸透する光学モードにより、光導波路を通じて伝搬する光の変化の検出に基づいたエバネッセント・センサとして機能する。
【0004】
実際、エバネッセント波動吸収は、様々なタイプの環境的感知を行うための効果的な技術である。光のビームが光ファイバに沿って伝搬するとき、電磁場は、コア/クラッディング界面で、突然、ゼロに下がらない。そうではなく、入射ビームと、内部反射ビームとの重なりは、ファイバのコア領域に隣接する媒質内に浸透する場につながる。隣接する媒質の中に減衰するこの電磁場は、「エバネッセント場」と定められる。
【0005】
周囲媒質パラメータの変化に対する透過(または反射)スペクトルの応答を強めるために、光学センサが、一般に、少なくとも2つの個別アームを有するマッハツェンダ干渉計(MZI)として構成され、そのアームに沿って光信号が伝搬することになる。所与の波長λにおいて、N個アームのMZIの出力パワーは、以下の方程式によって決められる。
【数1】

ただし、Lは、導波路nの長さとして定義され、ΑおよびΒは、導波路nに沿って伝搬する特定の光信号の振幅係数および伝搬係数である。n=2、かつそれぞれのアームが同じ長さLを有する単純な場合は、上述の方程式は、以下の関係式
【数2】

に変形する。例示的な測定パラメータq(ただし、qは、例えば、温度、屈折率などであってよい)の解析においては、qの変動は、伝搬係数のうちの少なくとも1つの変動、例えばΒ(q)をもたらす。上述より、センサの感度は以下に比例することが明らかである。
【数3】

したがって、その感度は、MZIアームの長さLに比例的に高まることが分かる。この理由で、できるだけ長い干渉計アームを作製することが望ましい。一方、長さLの増大は、センサの全体的な物理的大きさの増大をもたらす。センサの全体的な物理的大きさが増大することは、少なくとも2つの理由で望ましくない。第1に、これにより、測定の空間的な非局在化がもたらされ、それは、周囲が干渉計アームの長さについて変化し得るからである。第2に、多くの用途には、(例えば、「ラブ・オン・チップ」用途における)「小型」センサの使用が必要である。
【0006】
平面フォトニック回路として使用されるように、折り畳まれ、または螺旋状に曲げられるフォトニック・ワイヤに基づいた小型MZIセンサを製造することは、以前に提案されている。しかし、これらのデバイスは、比較的高い損失を受けることが知られており、多くの用途に必要な感度の程度をもたらすことは不可能である。これらのフォトニック・ワイヤ・デバイスに/からの入力/出力結合はまた、問題をはらんでおり、システム内に望ましくない光学的損失をもたらす。
【0007】
したがって、当技術分野には、より大きい、複数の部品構成と概括的に関連付けられる感度を示す「小型」光学センサの必要性が残っている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
従来技術に残っている必要性は、本発明によって対処され、本発明は、エバネッセント光学センサに関し、より詳細には、ファイバ・コイルの形態のエバネッセント光学センサに関する。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明により、エバネッセント光学センサが、光ファイバまたは光マイクロファイバのいずれかのコイルとして形成される。ファイバ/マイクロファイバをコイル状に巻くことによって、「直線経路」のファイバ・センサに比較すると、センサの大きさは著しく抑えられ、さらには同程度の感度を示す。例えば、長さ15cmの光ファイバの部分から形成される従来技術のセンサが、ここでは、寸法3mm×3mm×4mmのコイルとして形成可能である。
【0010】
動作中、光信号が、解析すべき周囲内に浸漬されたコイルに結合される。コイル構成の使用は、コイルを形成する湾曲したファイバ/マイクロファイバの表面から反射することによって、コイルに沿って伝搬することになる複数のウィスパリング・ギャラリ・モード(WGM)の生成を結果的にもたらす。これらのモード(すなわち、少なくとも2つのモード)間の干渉は、コイルがその中に浸漬される周囲環境の特性の関数として修正される。つまり、環境的変化が、様々なモードによって「見られる」コイルの光路長の変動をもたらし、モード間/中の干渉は、コイルの出力における透過スペクトルを考察することによって解析される。
【0011】
本発明のコイル状構造の緻密性の利点は、比較的「長い」従来技術のセンサと関連付けられる測定の空間的な非局在化が基本的に取り除かれることである。
【0012】
本発明の他のおよびさらなる利点ならびに態様は、以下の議論の経過中に、および添付の図面を参照することによって明らかになるであろう。
以下、図面を参照する。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】本発明によるエバネッセント光学センサとして有用な例示的なファイバ・コイルの図である。
【図2】(複数のモードの伝搬を示す)複数個アームのMZI、および周囲「変動媒質」とのその相互作用の簡略図である。
【図3a】図1のコイルと関連付けられる数値モデリングを示し、コイルの長さに沿う例示的な場分布を示すグラフである。
【図3b】図1のコイルと関連付けられる数値モデリングを示し、図1のコイルの出力における波長の関数としての例示的な透過パワーを示すグラフである。
【図3c】比較するために含まれた従来のファイバ・ループ温度センサと関連付けられる透過パワーの従来技術のグラフである。
【図4】本発明により形成された例示的なコイル状ファイバ・エバネッセント光学センサの写真である。
【図5】本発明により形成された例示的なコイル状マイクロファイバ・エバネッセント光学センサの透過スペクトルを示す図である。
【図6a】図4aのコイル状ファイバ・エバネッセント光学センサのための波長の関数としての透過パワーのグラフである。
【図6b】図4bのコイル状ファイバ・エバネッセント光学センサのための波長の関数としての透過パワーのグラフである。
【発明を実施するための形態】
【0014】
周囲環境の様々なパラメータ(例えば、温度、圧力、音響、屈折率など)を解析するために有用なエバネッセント光学センサが、光ファイバまたは光マイクロファイバのコイル状構成から形成される。本発明の目的のため、用語「マイクロファイバ」は、1ミクロン程度(あるいはファイバを通じて伝搬する光信号の波長より小さい/またはその波長程度)の直径のファイバとして定められる。本発明のコイル状センサは、(10ミクロンから100ミクロン程度の直径の)従来の光ファイバまたはマイクロファイバのいずれかから構成可能であることが企図され、ただし、様々な実施形態の感度における差の原因は、1つには、ファイバまたはマイクロファイバのいずれかの選択にあり得る。
【0015】
図1は、本発明のエバネッセント光学センサを形成するために使用可能な例示的なコイル10を示している。コイル10は、光ファイバまたは光マイクロファイバのいずれかから形成可能であり、コイルの半径R、コイルの長さL、(コイルの隣接し合う巻き相互間の空間である)ピッチP、コイルを形成するファイバの半径r、およびファイバ/マイクロファイバの屈折率プロファイルを含むが、それらに限定されないパラメータによって定められる。また、ファイバから形成される入力カプラが、光信号をコイル10に導入するために使用される。入力カプラ12は、モード変換器として機能して、伝搬する基本モードの光信号を複数の光信号モードに転送し、ただし、ファイバ・コイルの場合には、これらのモードは、コイル状ファイバの内面に反射することによって、コイル10に沿って伝搬するウィスパリング・ギャラリ・モード(WGM)の形態をとる。出力カプラ14が、コイル10から出ていく信号を捕えるために使用され、ただし、この信号は、その後、複数の伝搬モードの存在に基づいて、伝搬光信号のスペクトル(透過または反射)に対する周囲ベースの変化を調べるために、光学スペクトル・アナライザ16(または他の適切なデバイス)に入力として供給される。
【0016】
コイルの曲率半径Rは、(それぞれのカプラ12、14内の)無限大間で徐々に遷移され、信号として選択された値は、コイルそれ自体の内外に結合されることが好ましい(つまり、カプラ12と14は、断熱カプラおよびモード変換器の形態をとることが好ましい)。しかし、出力カプラ14は、モード変換機能を行う必要はない。従来の「平面」光学センサに比較すると、本発明のコイル状構成は、比較的密な範囲の中に(さらなる感度をもたらす)長い光路長を生成する。
【0017】
動作中、入ってくる光信号が、入力光カプラ12の入口において、基本モードの信号として伝搬している。光カプラ12は、その信号をコイル10内に導入し、伝搬する光信号を複数のモードに、具体的には、その後、コイル10に沿って伝搬することになるウィスパリング・ギャラリ・モード(WGM)の形態で分割するために、モード変換器として機能し、ただし、少なくとも2つのモードが、出ていくためには必要である。コイル10の外面により近いモード(複数可)は、周囲によって影響を受けるLΒおよびLΒを示す図2に示すように、より大量の周囲と必然的に相互作用することになる。周囲は、モードによって「見られる」屈折率に影響を及ぼし、したがって、コイルの出力において、光信号のスペクトルに影響を及ぼすことになる。一実施形態における出力カプラ14はまた、複数のモードを光出力信号に結合するモード変換器として機能することが可能であり、その信号は、その後、OSA16への入力として印加される。あるいは、複数モードの出力信号は、OSA16に直接、結合可能である。
【0018】
図3aおよびbは、図1のコイル状ファイバ・センサ10の数値的モデリングを実行する結果を示している。このモデリングでは、コイル10は、(半径rが62.5μmの)標準的な信号モードのファイバから形成されると見なされた。コイルそれ自体は、半径Rが2.5mmであるように形成され、コイル長さLは4cmが使用された。本発明により、コイル10の感度は、周囲媒質の屈折率によって決まる。入力カプラ12およびコイル10の間の交点において、伝搬する入力信号の基本モードは、複数のモードに分割される。図3aおよびbの図面を作成するために使用されるシミュレーションは、ビーム伝搬法(BPM)によって実行された。コイル10に沿う場分布は、図3aに示している。波長の関数としての透過パワーは、図3bに示している。比較の目的で含まれた図3cは、温度センサとして使用される従来技術の光ファイバ・ループ・センサについての透過スペクトルのグラフである。
【0019】
この解析の目的で、コイル10を囲む周囲媒質の屈折率は、曲線Aに対して値1.000に、および曲線Bに対して1.001に設定された。透過パワーの特性振動は、図3cに示すように、従来技術のファイバ・ループ・センサと関連付けられる透過のものよりも比較的頻出することが分かる。また、曲線Aの最大傾斜は、図3cの透過スペクトルの傾斜よりも約40倍大きい。そのため、図3の考察から、0.001による周囲媒質の屈折率の変動は、約1.2nm程度のスペクトル・シフトをもたらし、1200nm/RIU(屈折率単位)程度の感度のシフトを生じさせることが分かる。上述したように、感度は、適切な波長間隔を選択することによって、およびコイルそれ自体のパラメータを修正すること(例えば、ピッチを下げ、巻き数を増やすことなど)によって最適化可能である。
【0020】
図4aおよびbは、例示的なコイル状ファイバ・センサのデジタル・カメラ写真であり、ただし、図4aのコイルは、外径6mmの石英管に巻かれ、図4bのコイルは、外径3mmの石英管に巻かれている。両方の場合において、半径62.5ミクロンの標準的な光ファイバが、作成される長さL4mmのコイルを形成するために使用された。図4aのコイルは、巻き11回、ピッチ377μmであり、207mmのファイバを備える。このコイルの全体の大きさは、6mm×6mm×4mmである。図4bのコイルは、巻き16回、ピッチ245μmであり、全体の大きさが3mm×3mm×4mmの合計151mmのファイバを備える。
【0021】
図4aおよびbの例示的なコイル状ファイバ・センサが、エバネッセント屈折率測定センサとして使用される場合、それを考察した。具体的には、これらのコイルについての透過スペクトルの変動は、コイルが、水と、エタノール水溶液とに交互に浸漬されるときに、解析された。図4aのコイルは、まず、水(屈折率1.3333)に浸漬され、その後、10%エタノール槽(屈折率1.339)に浸漬され、次いで、2度目の水への浸漬、最後に、2度目の10%エタノール槽への浸漬が続いた。図4bのコイルは、水と、5%のエタノール溶液(屈折率1.336)との間で異なる槽に浸漬された。
【0022】
より小さい直径の管に巻かれた図4bに示すコイルの方が、より優れた感度を示すことが分かった。測定の結果は、図6aおよびbに示し、図6aのスペクトルは、図4aのコイルと関連付けられ、図6bのスペクトルは、図4bのコイルと関連付けられる。屈折率変動によって生じるスペクトルの変位は、スペクトルの局所的なシフトおよび変形として明らかである。図6aを参照すると、長方形で輪郭をとり、図面の右側に拡大された領域は、約0.49nmとして示されている最大シフトを受けた下落を示している。2つの溶液の屈折率相互間の知られている差(0.006)から、このコイルの感度は、約80nm/RIUであると推定された。同様の解析が、図6bの図面で行われた場合、それは、約160nm/RIUの(屈折率の差が0.003である)感度もたらす。
【0023】
上述したように、本発明のエバネッセントのコイル状光学センサは、標準的な光ファイバまたは光マイクロファイバのいずれかから形成可能である。図5aおよびbは、比較的小さい直径の石英棒に巻かれた光マイクロファイバの形態のコイルの透過スペクトルを示している。図5aは、半径5ミクロンの光マイクロファイバにより形成され、半径0.55mmの石英棒に巻かれた例示的なコイルの5倍拡大図であり、図5bは、半径0.45ミクロンの光マイクロファイバにより形成され、同様の石英棒に巻かれた例示的なコイルの100倍拡大図である。
【0024】
様々な修正形態をコイル状エバネッセント光学センサとともに使用して、その感度をさらに向上させることが可能である。例えば、比較的薄いファイバ(またはマイクロファイバ)、ならびに先細りの、かつ/またはコイル状の入力および出力カプラの使用は、システムにおける挿入損失を著しく抑えることになる。また、基本モードと、他の生成されたモードとの間のモード変換器として機能することも可能な入力および出力接続部の最適化は、干渉WGMの励起を可能にすることができ、それは、より大きな感度をもたらす。コイル状センサの感度はまた、コイルを形成するファイバおよびコイルそれ自体の両方の直径が小さくなるにつれて増大することになる。
【0025】
本発明を、具体的な実施形態を参照して具体的に説明し、示してきたが、当業者は、本明細書に添付の特許請求の範囲によって規定される本発明の趣旨および範囲から逸脱することなく、形態および詳細における様々な変更が、それらの実施形態に対してなされることが可能であることを理解すべきである。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
周囲環境の所定のパラメータを解析するエバネッセント光学センサであって、
コイル半径R、コイル長さLを示すように形成され、所定の半径rを有する光ファイバを備えた光ファイバコイルを備え、前記光ファイバコイルは入力および出力を有すると定められ、さらに、
伝搬する光信号を複数のモードに分割する、前記光ファイバ・コイルの入口に配設された入力光学モード変換器を備え、前記複数のモードが、その後、前記光ファイバ・コイルに沿って伝搬し、さらに、
前記複数のモードを考察し且つ関連の前記周囲環境の所定のパラメータを解析する、前記光ファイバ・コイルに結合された光学スペクトル解析構成とを備える、エバネッセント光学センサ。
【請求項2】
伝搬する前記複数のモードを捕え、次いで、前記複数のモードを光出力信号に変換する、前記光ファイバ・コイルの出力と前記光学スペクトル解析構成との間に配設された出力光学モード変換器をさらに備える、請求項1に記載のエバネッセント光学センサ。
【請求項3】
前記光ファイバ・コイルは標準的な単一モードのファイバのコイルを備える、請求項1に記載のエバネッセント光学センサ。
【請求項4】
前記光ファイバ・コイルは10ミクロンから100ミクロン程度の直径の光ファイバのコイルを備える、請求項1に記載のエバネッセント光学センサ。
【請求項5】
前記光ファイバ・コイルは光マイクロファイバのコイルを備える、請求項1に記載のエバネッセント光学センサ。
【請求項6】
解析された前記所定のパラメータは、温度、圧力、音、および屈折率からなる群から選択される、請求項1に記載のエバネッセント光学センサ。
【請求項7】
前記入力光学モード変換器は断熱モード変換器を備える、請求項1に記載のエバネッセント光学センサ。
【請求項8】
入力光学断熱モード変換器は先細りの光ファイバの部分を備える、請求項7に記載のエバネッセント光学センサ。
【請求項9】
前記出力光学モード変換器は断熱モード変換器を備える、請求項2に記載のエバネッセント光学センサ。
【請求項10】
出力光学断熱モード変換器は先細りの光ファイバの部分を備える、請求項9に記載のエバネッセント光学センサ。
【請求項11】
前記光ファイバ・コイルは、前記複数の伝搬するモードとしてウィスパリング・ギャラリ・モードを生成する、請求項1に記載のエバネッセント光学センサ。
【請求項12】
周囲媒質の環境的変化を感知する方法であって、
解析すべき周囲媒質に光学コイルを浸漬し、
入力モード変換器を通じて前記光学コイルの入口に光信号を結合して、複数のモードを前記光学コイル内に導入し、
前記周囲媒質に浸漬した前記光学コイルを通じて前記複数のモードを伝搬し、そして、
前記周囲媒質の環境的変化の存在を感知するために、前記光学コイルの出口において、前記複数のモード間の干渉と関連付けられる透過スペクトルを解析する、ことを含む方法。
【請求項13】
前記光学コイルは光ファイバのコイルを備える、請求項12に記載の方法。
【請求項14】
前記光学コイルは光マイクロファイバのコイルを備える、請求項12に記載の方法。
【請求項15】
前記光学コイルの前記出口において、出力モード変換器を通じて前記複数のモードを伝搬することをさらに含む、請求項12に記載の方法。
【請求項16】
前記光学コイルは、複数のウィスパリング・ギャラリ伝搬モードを生成する、請求項12に記載の方法。

【図1】
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【図2】
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【図3b】
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【図3c】
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【図3a】
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【図4】
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【図5】
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【図6a】
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【図6b】
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【公開番号】特開2011−39063(P2011−39063A)
【公開日】平成23年2月24日(2011.2.24)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2010−182809(P2010−182809)
【出願日】平成22年8月18日(2010.8.18)
【出願人】(509094034)オーエフエス ファイテル,エルエルシー (44)
【Fターム(参考)】