説明

コンクリート構造物ヘの可撓継手の取付構造およびこれに用いる可撓継手

【課題】 底部に水路部が形成されたコンクリート構造物であっても水路を阻害することなく簡単に耐震補強用の可撓継手を取り付けることができるコンクリート構造物への可撓継手の取付構造およびこれに用いる可撓継手を提供すること。
【解決手段】 コンクリート構造物1の水路部2およびその近傍に可撓継手30を収納し得るはつり部21を形成し、可撓継手30には、水路部以外に対応して両端フランジ部31間にコンクリート構造物1の空間内側1aに突き出す内側膨出部32を形成するとともに、水路部およびその近傍に対応して両端フランジ部間に内側膨出部を反転させてはつり部21に収納する水路部用の反転膨出部33を連続して形成し、可撓継手30を水路部2では、水路部底より低く取り付けるようする。
これにより、はつる範囲を大幅に少なくし、しかも水路部2を横断する可撓継手30によっても流下機能を阻害することなく、簡単に施工できるようになる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明はコンクリート構造物ヘの可撓継手の取付構造およびこれに用いる可撓継手に関し、水道施設の水路、配水池、給水池等の既設の底部に水路部を備えたコンクリート構造物の目地部に耐震補強用の可撓継手を取り付ける取付構造および可撓継手で水路部の機能を阻害しないようにできるものである。
【背景技術】
【0002】
耐震補強用の可撓継手を設置する必要があるコンクリート構造物の中には、水道施設の水路、配水池、給水池等があり、例えば図9に示すように、コンクリート構造物1,1の底部に水路部2となる凹状の溝が設けられているものがある。
【0003】
このような水路部2を備えたコンクリート構造物1,1で目地部3を跨ぐように可撓継手を設置しようとすると、例えば図10(a)示すように、可撓継手4を目地部3の水平部を覆う第1目地材5と垂直部を覆う第2目地材6とで構成し、水平部では、第1目地部5の凸状体5aをコンクリート構造物1,1の空間内側に突き出すように配置するとともに、垂直部では、コンクリート構造物1,1の目地部3内に第2目地材6の凸状体6aを収納するようにしている。
【0004】
このような可撓継手4では、水平部に配置された第1目地材5の凸状部5aが水路部2を横断することになって水路の機能を阻害することになる。
【0005】
そこで、目地部3の水平部でも、図10(b)に示すように、垂直部と同様に、コンクリート構造物1,1の目地部3内に凸状部5aを収納することが考えられる(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2007−56448号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
ところが、このようなコンクリート構造物1,1の水路部2を可撓継手4が横断する場合、可撓継手4の高さ分だけ大きくはつり込み、水路部2の底高さよりも可撓継手4の水平部の配置高さが低くなるように施工する必要があり、コンクリート構造物1,1を新たに設置して可撓継手を取り付ける場合に比べ、特に、既設のコンクリート構造物1,1に対して可撓継手を取り付ける場合には、大規模なはつり工事が必要となるという問題がある。
【0008】
また、底部に凹状の水路部が形成されたコンクリート構造物であっても水路を阻害することなく簡単に施工することができる可撓継手の開発が望まれている。
【0009】
この発明は、かかる従来技術と要望に鑑みてなされたものであって、底部に水路部が形成されたコンクリート構造物であっても水路を阻害することなく簡単に耐震補強用の可撓継手を取り付けることができるコンクリート構造物への可撓継手の取付構造およびこれに用いる可撓継手を提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記課題を解決するためこの発明の請求項1記載のコンクリート構造物への可撓継手の取付構造は、底部に凹状の水路部が形成されたコンクリート構造物の端部同士を対向させた目地部に跨るように、両端フランジ部を備えた可撓継手を取り付けるコンクリート構造物への可撓継手の取付構造であって、前記コンクリート構造物の前記水路部およびその近傍に前記可撓継手を収納し得るはつり部を形成し、前記可撓継手には、前記水路部以外に対応して前記両端フランジ部間にコンクリート構造物の空間内側に突き出す内側膨出部を形成するとともに、水路部およびその近傍に対応して前記両端フランジ部間に前記内側膨出部を反転させて前記はつり部に収納する水路部用の反転膨出部を連続して形成して構成し、当該可撓継手を前記水路部では、水路部底より低く取り付けるよう構成したことを特徴とするものである。
【0011】
また、この発明の請求項2記載のコンクリート構造物への可撓継手の取付構造は、請求項1記載の構成に加え、前記可撓継手は、前記内側膨出部を2つの凸状板部を連続させて構成するとともに、前記反転膨出部を前記2つの凸状板部を反転させた1つの逆凸状板部で構成してなることを特徴とするものである。
【0012】
さらに、この発明の請求項3記載のコンクリート構造物への可撓継手の取付構造は、請求項1または2記載の構成に加え、前記可撓継手の前記反転膨出部上には、押え板を当てて取り付けるようにしたことを特徴とするものである。
【0013】
また、この発明の請求項4記載のコンクリート構造物への可撓継手の取付構造は、請求項1〜3のいずれかに記載の構成に加え、前記押え板は、前記水路部の内側に装着される上部が開口したコ字状に形成して構成したことを特徴とするものである。
【0014】
さらに、この発明の請求項5記載のコンクリート構造物への可撓継手の取付構造は、請求項1〜3のいずれかに記載の構成に加え、前記押え板は、前記可撓継手の両端フランジ部に当ててアンカーに固定する2枚の固定部材と兼用して構成してなることを特徴とするものである。
【0015】
また、この発明の請求項6記載のコンクリート構造物用の可撓継手は、両端フランジ部を備えコンクリート構造物の端部同士を対向させた目地部に跨るように取り付けられる可撓継手であって、前記両端フランジ部の幅方向中間部の一方側に突出して設けられる膨出部を、他方側に突出するよう反転可能に構成してなることを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0016】
この発明の請求項1記載のコンクリート構造物への可撓継手の取付構造によれば、底部に凹状の水路部が形成されたコンクリート構造物の端部同士を対向させた目地部に跨るように、両端フランジ部を備えた可撓継手を取り付けるコンクリート構造物への可撓継手の取付構造であって、前記コンクリート構造物の前記水路部およびその近傍に前記可撓継手を収納し得るはつり部を形成し、前記可撓継手には、前記水路部以外に対応して前記両端フランジ部間にコンクリート構造物の空間内側に突き出す内側膨出部を形成するとともに、水路部およびその近傍に対応して前記両端フランジ部間に前記内側膨出部を反転させて前記はつり部に収納する水路部用の反転膨出部を連続して形成して構成し、当該可撓継手を前記水路部では、水路部底より低く取り付けるよう構成したので、水路部とその近傍だけに可撓継手を収納できるはつり部を形成し、水路部には可撓継手の膨出部を反転させた反転膨出部を収納するとともに、他の部分はコンクリート構造物の空間内側に突き出す内側膨出部を配置して取り付けることで、はつる範囲を大幅に少なくすることができ、しかも水路部の底高さより低く可撓継手を取り付けることで流下機能を阻害することなく、簡単に施工することができる。
【0017】
また、この発明の請求項2記載のコンクリート構造物への可撓継手の取付構造によれば、前記可撓継手は、前記内側膨出部を2つの凸状板部を連続させて構成するとともに、前記反転膨出部を前記2つの凸状板部を反転させた1つの逆凸状板部で構成したので、内側膨出部の2つの凸状板部の間を反転させて1つの逆凸状板部として反転膨出部とすることで、内側膨出部と反転膨出部を連続して形成することができ、可撓継手を水路部の底高さより低く簡単に取り付けることができる。
【0018】
さらに、この発明の請求項3記載のコンクリート構造物への可撓継手の取付構造によれば、前記可撓継手の前記反転膨出部上には、押え板を当てて取り付けるようにしたので、押え板で反転膨出部を覆うことで、反転膨出部を保護することができるとともに、確実に水路を確保することができる。
【0019】
また、この発明の請求項4記載のコンクリート構造物への可撓継手の取付構造によれば、前記押え板は、前記水路部の内側に装着される上部が開口したコ字状に形成して構成したので、上部が開口したコ字状の押え板とすることで、目地部の水路部を一層確実に連続させることができ、耐震補強と同時に水路を確保することができる。
【0020】
さらに、この発明の請求項5記載のコンクリート構造物への可撓継手の取付構造によれば、前記押え板は、前記可撓継手の両端フランジ部に当ててアンカーに固定する2枚の固定部材と兼用して構成したので、両端フランジ部をアンカーに固定する固定部材を押え板と兼用することで、可撓継手の取り付けと同時に、反転膨出部の保護のための施工ができ、一層効率的に施工することができる。
【0021】
また、この発明の請求項6記載のコンクリート構造物用の可撓継手によれば、両端フランジ部を備えコンクリート構造物の端部同士を対向させた目地部に跨るように取り付けられる可撓継手であって、前記両端フランジ部の幅方向中間部の一方側に突出して設けられる膨出部を、他方側に突出するよう反転可能に構成したので、一方側の膨出部を反転させて反転膨出部を形成できるようにすることで、現場での水路部の位置に合わせて簡単に施工することができる。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【図1】この発明のコンクリート構造物への可撓継手の取付構造の一実施の形態にかかる概略斜視図および水路部と他の部分を合体して示す横断面図である。
【図2】この発明のコンクリート構造物への可撓継手の取付構造の一実施の形態にかかるはつり部の概略斜視図である。
【図3】この発明のコンクリート構造物への可撓継手の取付構造の一実施の形態にかかる反転膨出部の取付状態の概略斜視図および概略断面図である。
【図4】この発明のコンクリート構造物への可撓継手の取付構造の一実施の形態にかかる反転膨出部への押え板の取付状態の概略斜視図および概略断面図である。
【図5】この発明のコンクリート構造物への可撓継手の取付構造の一実施の形態にかかる反転膨出部への補強布などの取付状態の概略斜視図および概略断面図である。
【図6】この発明のコンクリート構造物への可撓継手の取付構造の一実施の形態にかかる反転膨出部への補強布などの取付状態の横断面図である。
【図7】この発明のコンクリート構造物への可撓継手の取付構造の他の一実施の形態にかかる反転膨出部への固定部材と兼用した押え板の取付状態の横断面図である。
【図8】この発明のコンクリート構造物への可撓継手の取付構造の他の一実施の形態にかかるはつり部の概略斜視図である。
【図9】この発明のコンクリート構造物への可撓継手の取付構造が適用されるコンクリート構造物の概略斜視図および端面図である。
【図10】それぞれ従来のコンクリート構造物への可撓継手の取付構造を説明する斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0023】
以下、この発明の実施の形態について、図面に基づき詳細に説明する。
このコンクリート構造物への可撓継手の取付構造20は、水道施設の水路、配水池、給水池などの既設のコンクリート構造物1、1の底部に水路部2が形成されているもので、目地部3に取り付ける耐震補強用の可撓継手30が水路部2を横断せざるを得ず、この場合でも可撓継手30によって水路が阻害されることなく、可撓継手30を取り付けることができるようにする構造であり、水路部2では、可撓継手30の取付高さを水路部2の底高さより低く取り付ける。
【0024】
このような耐震補強用の可撓継手30としては、ゴムや合成ゴム、あるいは合成樹脂などの弾性部材で成形されたものが用いられ、例えば図1(b)に示すように、板状の両端フランジ部31の中間部に上方に突き出して内側膨出部32が形成され、2つの凸状板部32aを幅方向に連続させるとともに、谷部分が両端フランジ部31と同一高さとなるように構成され、2つの凸状板部32aを下方に押し込むように反転させることで、谷部分が反転凸状板部33aとなるとともに,2つの凸状板部32aがほぼ平坦となって反転膨出部33が構成され、横断面形状が略逆Ω字状となる。
【0025】
一方、このコンクリート構造物への可撓継手の取付構造20(以下、単に取付構造20と略記する。)では、目地部3を挟む両側のコンクリート構造物1、1の水路部2と目地部3に沿う方向の近傍をそれぞれはつり、水路部2より深いはつり部21を形成する(図2参照)。
【0026】
このはつり部21は、可撓継手30の両端フランジ部31を取り付けるためのフランジ固定部21aと、両端フランジ部31の間に形成される通常の内側膨出部32を反転させた反転膨出部33を収納するための膨出部収納部21bとで構成される。このフランジ固定部21aは目地に沿う方向の両端部が傾斜面とされてコンクリート構造物1,1の空間内側1a,1aに滑らかに連続するとともに、可撓継手30を取りつけた状態で水路部2の底高さより可撓継手30の取付高さが低くなるように深さとなる基準面Aが定めてある。また、膨出部収納部21bは可撓継手30の反転膨出部33を収納できる大きさであれば良く、例えば横断面形状をV字状とすることで、はつり量を最小限にできるようにしてある。
【0027】
なお、コンクリート構造物1,1の底部に形成される水路部3がコーナー部分に近い場合には、図8に示すように、はつり部21のフランジ固定部21aの目地に沿う方向のコーナー部分と反対側の端部のみを傾斜面としてコンクリート構造物1,1の空間内側と滑らかに連続するようにすれば良い。
【0028】
この取付構造20では、水路部2およびその近傍以外のコンクリート構造物1,1の目地部2に対しては、目地部3を跨ぐように可撓継手30の両端フランジ部31,31を配置し、内側膨出部32がコンクリート構造物1,1の空間内側1a,1aに突き出すようにして金属板などの固定部材22を当てアンカーボルト・ナット23を介してこれまでと同様に固定する。そして、水路部2およびその近傍のはつり部21部分では、可撓継手30の内側膨出部32を下方に押し込むようにして反転させて反転膨出部33を形成し、膨出部収納部21b内に収納するようにしておく(図3参照)。
【0029】
この後、水路部2をコンクリート構造物1,1間で連続させるため、上部が開口したコ字状の押え板24を用意して反転膨出部33を覆うようにし、反転膨出部33の内部への水などの流体の流入を防止できるようにする(図3、図4参照)。
【0030】
さらに、この取付構造20では、両端フランジ部31から押え板24を覆うように2枚の補強布25を被せた後、合成樹脂板26を載せ、両端フランジ部31を固定部材22をアンカーボルト・ナット23で固定することで、可撓継手30の取り付けが完了する(図4〜図6参照)。
【0031】
なお、押え板24を、可撓継手30の両端フランジ部31をアンカーボルト・ナット23で固定する固定部材22と兼用するようにし、図7に示すように、幅を広くして反転膨出部33まで突き出すようにすることもでき、部材を削減することができるとともに、取り付けの際の工数を低減することもできる。
【0032】
このような取付構造20によれば、コンクリート構造物1,1の水路部2とその近傍をはつり、はつり部21を形成するだけで可撓継手30の取付高さを水路部2の外高さより低く取り付けることができ、はつる範囲を水路部2とその近傍に大幅に限定することができ、工期を短縮して施工することができる。
【0033】
また、はつり部21に可撓継手30の反転膨出部33を収納することで、可撓継手30が水路部2を横断しても水流が阻害されることもなく、水路部2の機能をそのまま確保することができるとともに、耐震補強を施すことができる。
【0034】
さらに、可撓継手30の内側膨出部32を2つの凸状板部32aとし、これを逆側に反転させて1つの凸状板部33aとして反転膨出部33とすることができ、簡単に反転膨出部33を内側膨出部32と連続した状態で形成することができ、水路部2への位置合せなどの施工が容易となる。
【0035】
また、可撓継手30に水路部2に対応して予め反転膨出部33を成形しておくことで、反転する工程も必要なく一層容易かつ短時間に施工することができる。
【符号の説明】
【0036】
1 コンクリート構造物
1a 空面内側
2 水路部
5 目地部
20 コンクリート構造物への可撓継手の取付構造
21 はつり部
21a フランジ固定部
21b 膨出部収納部
22 固定部材
23 アンカーボルト・ナット
24 押え板
25 補強布
26 合成樹脂板
30 可撓継手
31 両端フランジ部
32 内側膨出部
32a 凸状板部
33 反転膨出部
33a 凸状板部
A 基準面

【特許請求の範囲】
【請求項1】
底部に凹状の水路部が形成されたコンクリート構造物の端部同士を対向させた目地部に跨るように、両端フランジ部を備えた可撓継手を取り付けるコンクリート構造物への可撓継手の取付構造であって、
前記コンクリート構造物の前記水路部およびその近傍に前記可撓継手を収納し得るはつり部を形成し、
前記可撓継手には、前記水路部以外に対応して前記両端フランジ部間にコンクリート構造物の空間内側に突き出す内側膨出部を形成するとともに、水路部およびその近傍に対応して前記両端フランジ部間に前記内側膨出部を反転させて前記はつり部に収納する水路部用の反転膨出部を連続して形成して構成し、
当該可撓継手を前記水路部では、水路部底より低く取り付けるよう構成したことを特徴とするコンクリート構造物への可撓継手の取付構造。
【請求項2】
前記可撓継手は、前記内側膨出部を2つの凸状板部を連続させて構成するとともに、前記反転膨出部を前記2つの凸状板部を反転させた1つの逆凸状板部で構成してなることを特徴とする請求項1記載のコンクリート構造物への可撓継手の取付構造。
【請求項3】
前記可撓継手の前記反転膨出部上には、押え板を当てて取り付けるようにしたことを特徴とする請求項1または2記載のコンクリート構造物への可撓継手の取付構造。
【請求項4】
前記押え板は、前記水路部の内側に装着される上部が開口したコ字状に形成して構成したことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のコンクリート構造物への可撓継手の取付構造。
【請求項5】
前記押え板は、前記可撓継手の両端フランジ部に当ててアンカーに固定する2枚の固定部材と兼用して構成してなることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のコンクリート構造物への可撓継手の取付構造。
【請求項6】
両端フランジ部を備えコンクリート構造物の端部同士を対向させた目地部に跨るように取り付けられる可撓継手であって、
前記両端フランジ部の幅方向中間部の一方側に突出して設けられる膨出部を、他方側に突出するよう反転可能に構成してなることを特徴とするコンクリート構造物用の可撓継手。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2010−229730(P2010−229730A)
【公開日】平成22年10月14日(2010.10.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−78908(P2009−78908)
【出願日】平成21年3月27日(2009.3.27)
【出願人】(000196624)西武ポリマ化成株式会社 (60)
【Fターム(参考)】