説明

コンテンツのインセンティブ化された超流通のための装置および方法

コンテンツに関連した1つまたは複数のレフェラルメッセージを送信する1つまたは複数の通信デバイスを含む、コンテンツの超流通のためのインセンティブベースのシステムを提供するための装置および方法。さらに、装置および方法は、レフェラルメッセージに基づいてネットワークを横切ってコンテンツを注文する通信デバイスを含み、ここでは、報酬が、1つまたは複数のレフェラルメッセージに基づいて1つまたは複数の参照デバイスについて生成される。さらに、プライバシーメカニズムおよび認証メカニズムの適用は、プライバシーを保護し、トランザクションに関与するパーティのアイデンティティを検証する。

【発明の詳細な説明】
【発明の分野】
【0001】
説明される実施形態は、一般にネットワーク上で動作する通信デバイスに対するコンテンツ配信の管理に関する。より詳細には、説明される実施形態は、ワイヤレスネットワーク上のワイヤレスデバイスの間のライセンス供与されるコンテンツ(licensed content)の配信を管理しインセンティブ化(incentivize)する装置および方法に関する。
【背景】
【0002】
コンピュータデバイスの間のデジタルコンテンツの共有は、かなり一般的である。コンピュータデバイスのユーザは、他のコンピュータデバイスのユーザによって提供される追加のコンテンツに対するアクセスを獲得するために彼らのコンテンツを共有するインセンティブ(incentive)を有する。このインセンティブは、コンテンツを共有するユーザに対するコストが低い、または無視できるときに、とりわけ強い。さらに、デジタルコンテンツのそのような共有は、コンテンツの生産業者(producer)に追加のマーケティングおよび/または公告のチャネルを提供する。
【0003】
しかしながら、一部の環境においては、コンテンツを共有することに対するインセンティブを阻害するもの(disincentive)が存在する。例えば、ライセンス供与されるコンテンツは、コンテンツの共有を制限し、または防止する使用規則を含むことができる。そのようなライセンス供与されるコンテンツは、例えば、ある種のオーディオコンテンツおよびビデオコンテンツを含めて、デジタル著作権管理(digital right management)(「DRM」)の対象になるコンテンツを含んでいる。これらの使用規則の制限のために、このコンテンツを有するコンピュータデバイスのユーザは、それらのコンテンツを共有するどのようなインセンティブを有することもできない。したがって、コンテンツ共有によって提供される追加のマーケティングおよび/または公告のチャネルは、失われてしまう。
【0004】
さらに、例えばワイヤレスネットワークにおけるワイヤレスデバイスのユーザは、追加の不利を招く可能性がある。例えば、ワイヤレスネットワーク上のワイヤレスデバイスに対するデータ呼出しを行うコストは、インターネットに接続されるデスクトップコンピュータによる類似したデータ交換のコストと比較されるときに、比較的高くなる。さらに、ワイヤレスネットワーク上のワイヤレスデバイスによるデータ呼出し中におけるデータスループットは、インターネットに接続されるデスクトップコンピュータによる類似したデータ交換のデータスループットと比較されるときに、かなり小さい可能性があり、それ故に、データ呼出しは、比較的遅い可能性がある。さらに、例えばワイヤレスデバイスは一般的に、デスクトップコンピュータなど、他のコンピュータデバイスと比較されるときに、かなり小容量のメモリを有し、それによってコンテンツを備えるデータを記憶するワイヤレスデバイスの能力を制限している。したがって、これらの比較的高いコストと、比較的低い速度と、比較的制限されたストレージ容量は、ワイヤレスネットワーク上でコンテンツを共有するワイヤレスデバイスのユーザにとってインセンティブを阻害するものとなり得る。
【0005】
したがって、コンピュータデバイスの間でライセンス供与されるコンテンツを共有するための改善された装置および方法を提供する必要性が存在する。
【発明の開示】
【概要】
【0006】
先行技術の1つまたは複数の欠点に対処するために、開示される実施形態は、ワイヤレスネットワーク上のワイヤレスデバイスの間でライセンス供与されるコンテンツの配信を管理し、インセンティブ化するための装置および方法を提供する。
【0007】
一実施形態においては、コンテンツ配信の方法は、第1のレフェラル識別情報(referral identification)と、コンテンツ識別情報(content identification)と、コンテンツリンク(content link)と、を含む第1のレフェラルメッセージ(referral message)を生成することを備える。第1のレフェラル識別情報は、第1のレフェラルメッセージを生成する第1の通信デバイスに関連するユニークな(unique)第1のデバイス識別子を備える。コンテンツ識別情報は、ライセンスを有するデジタルコンテンツに関連するユニークなコンテンツ識別子を備える。コンテンツリンクは、ワイヤレスネットワークを横切って(across a wireless network)デジタルコンテンツとデジタルコンテンツに対するライセンスとのうちの少なくとも一方を送信するように動作可能なソースに対するリファレンス(reference)、を備える。本方法は、第1のレフェラルメッセージを第2の通信デバイスに対して送信することと、第1のレフェラルメッセージに基づいて第1の報酬(reward)を受信することと、をさらに含んでいる。
【0008】
別の実施形態においては、コンテンツ配信についてのロジックを具現化するコンピュータ読取り可能媒体は、命令の少なくとも1つのシーケンスを備え、ここでプロセッサによる、命令の実行(execution)は、前述のパラグラフにおいて説明される動作(act)をプロセッサに実行(perform)させる。
【0009】
さらに別の実施形態においては、通信デバイスは、第1のレフェラル識別情報と、コンテンツ識別情報と、コンテンツリンクの少なくとも一部分と、を含む第1のレフェラルメッセージを生成するための手段、を備える。第1のレフェラル識別情報は、第1のレフェラルメッセージを生成する第1の通信デバイスに関連するユニークな第一のデバイス識別子を備える。コンテンツ識別情報は、ライセンスを有するデジタルコンテンツに関連するユニークなコンテンツ識別子を備える。コンテンツリンクは、ワイヤレスネットワークを横切ってデジタルコンテンツとデジタルコンテンツに対するライセンスとのうちの少なくとも一方を送信するように動作可能なソースに対するリファレンスを備える。デバイスは、第1のレフェラルメッセージを第2の通信デバイスに対して送信するための手段と、第1のレフェラルメッセージに基づいて第1の報酬を受信するための手段と、を備える。
【0010】
さらに別の実施形態においては、通信デバイスは、ライセンスを有するデジタルコンテンツと、ワイヤレスネットワークを横切ってデジタルコンテンツとデジタルコンテンツに対するライセンスとのうちの少なくとも一方を送信するように動作可能なソースに対するリファレンス、を備えるコンテンツリンクと、デジタルコンテンツに関連するユニークなコンテンツ識別子と、第1のユニークなデバイス識別子と、を備えるメモリを有するコンピュータプラットフォーム、を備える。デバイスは、第1のレフェラルメッセージを生成し、送信するように動作可能なレフェラルロジックを有するコンテンツマネージャモジュール(content manager module)、をさらに備える。第1のレフェラルメッセージは、第1のレフェラル識別情報と、コンテンツ識別情報と、コンテンツリンクと、を備える。さらに、第1のレフェラル識別情報は、第1のユニークなデバイス識別子に対応する。さらに、第1のレフェラルメッセージは、デジタルコンテンツまたはデジタルコンテンツに対するライセンスの購入が、第1のレフェラルメッセージに基づいて行われるときに、報酬を第1のレフェラル識別情報に関連づけられるようにするように動作可能である。
【0011】
別の実施形態においては、コンテンツを配信する方法は、第1のレフェラル識別情報と、コンテンツ識別情報と、コンテンツリンクと、を備える第1のレフェラルメッセージを受信すること、を備える。第1のレフェラル識別情報は、第1の通信デバイスに関連するユニークな第1のデバイス識別子を備える。コンテンツ識別情報は、ライセンスを有するデジタルコンテンツに関連するユニークなコンテンツ識別子を備える。コンテンツリンクは、ワイヤレスネットワークを横切ってデジタルコンテンツとデジタルコンテンツに対するライセンスとのうちの少なくとも一方を送信するように動作可能なソースに対するリファレンス、を備える。本方法は、購入情報(purchasing information)と第1のレフェラル識別情報とコンテンツ識別情報とを備える注文メッセージ(order message)、を生成すること、をさらに備える。また、本方法は、コンテンツリンクに応じてネットワークを横切って注文メッセージを送信することと、注文メッセージに基づいてデジタルコンテンツとデジタルコンテンツに対するライセンスとのうちの少なくとも一方をネットワークを横切って受信することと、を備える。
【0012】
別の実施形態においては、コンテンツ配信についてのロジックを具現化するコンピュータ読取り可能媒体は、命令の少なくとも1つのシーケンスを備え、ここで、プロセッサによる命令の実行は、前述のパラグラフにおいて説明される動作を、プロセッサに実行させる。
【0013】
さらなる一実施形態においては、通信デバイスは、第1のレフェラル識別情報と、コンテンツ識別情報と、コンテンツリンクと、を備える第1のレフェラルメッセージを受信するための手段を備える。第1のレフェラル識別情報は、第1の通信デバイスに関連するユニークな第一のデバイス識別子を備える。コンテンツ識別情報は、ライセンスを有するデジタルコンテンツに関連するユニークなコンテンツ識別子を備える。コンテンツリンクは、ワイヤレスネットワークを横切ってデジタルコンテンツとデジタルコンテンツに対するライセンスとのうちの少なくとも一方を送信するように動作可能なソースに対するリファレンス、を備える。本デバイスは、購入情報と第1のレフェラル識別情報とコンテンツ識別情報とを備える注文メッセージ、を生成するための手段と、コンテンツリンクに応じてネットワークを横切って注文メッセージを送信するための手段と、をさらに備える。さらに、本デバイスは、注文メッセージに基づいてデジタルコンテンツとデジタルコンテンツに対するライセンスとのうちの少なくとも一方をネットワークを横切って受信するための手段、を備える。
【0014】
さらに別の実施形態においては、コンテンツ配信の方法は、デジタルコンテンツとデジタルコンテンツに対するライセンスとのうちの少なくとも一方を購入するための注文メッセージを受信すること、を備える。注文メッセージは、配信情報と、第1のレフェラル識別情報と、コンテンツ識別情報と、を備える。配信情報は、デジタルコンテンツとライセンスの送信を受信するためのネットワーク上の宛先を備える。第1のレフェラル識別情報は、第1の通信デバイスに関連するユニークな第1のデバイス識別子を備える。コンテンツ識別情報は、デジタルコンテンツとデジタルコンテンツに対するライセンスとのうちの少なくとも一方に関連するユニークなコンテンツ識別子を備える。本方法は、注文メッセージに基づいて報酬を決定することと、注文メッセージに基づいてその報酬をエンティティに関連づけることと、をさらに備える。
【0015】
別の実施形態においては、コンテンツ配信についてのロジックを具現化するコンピュータ読取り可能媒体は、命令の少なくとも1つのシーケンスを備え、ここでプロセッサによる命令の実行は、前述のパラグラフにおいて説明される動作をプロセッサに実行させる。
【0016】
さらなる別の実施形態においては、コンテンツを配信するための装置は、デジタルコンテンツとデジタルコンテンツに対するライセンスとのうちの少なくとも一方を購入するための注文メッセージを受信するための手段、を備える。注文メッセージは、配信情報と、第1のレフェラル識別情報と、コンテンツ識別情報と、を備える。配信情報は、デジタルコンテンツとライセンスの送信を受信するためのネットワーク上の宛先を備える。第1のレフェラル識別情報は、第1の通信デバイスに関連するユニークな第1のデバイス識別子を備える。コンテンツ識別情報は、デジタルコンテンツとデジタルコンテンツに対するライセンスとのうちの少なくとも一方に関連するユニークなコンテンツ識別子を備える。本装置は、注文メッセージに基づいて報酬を決定するための手段と、注文メッセージに基づいてその報酬をエンティティに関連づけるための手段と、をさらに備える。
【0017】
さらに別の実施形態においては、コンテンツを配信するための装置は、デジタルコンテンツとデジタルコンテンツに対するライセンスとのうちの少なくとも一方をネットワーク中から購入するための注文メッセージを受信するように動作可能な通信モジュール、を備える。注文メッセージは、購入情報と、配信情報と、第1のレフェラル識別情報と、コンテンツ識別情報と、を備える。購入情報は、デジタルコンテンツまたはコンテンツに対するライセンスを購入する資金源(source of fund)に関連する支払い情報、を備える。配信情報は、デジタルコンテンツとライセンスの送信を受信するためのネットワーク上の宛先を備える。第1のレフェラル識別情報は、第1の通信デバイスに関連するユニークな第1のデバイス識別子を備える。コンテンツ識別情報は、デジタルコンテンツとデジタルコンテンツに対するライセンスとのうちの少なくとも一方に関連するユニークなコンテンツ識別子を備える。さらに、本装置は、注文メッセージと第1のレフェラル識別情報とに基づいて報酬を決定するように動作可能な報酬モジュール(reward module)を備える。
【詳細な説明】
【0018】
開示される実施形態は、開示される実施形態を限定するためではなくて説明するために提供される添付図面と併せて以下に説明される、なお、図面中において、同様な記号表示は、同様な要素を示す。
【0019】
説明される実施形態は、ネットワーク上で、ライセンス供与されたコンテンツなどのコンテンツのピアツーピア配信のインセンティブベースのシステムを提供する装置と、方法と、コンピュータ読取り可能媒体とを含む。
【0020】
図1および2を参照すると、コンテンツ12のインセンティブ化された配信のためのシステム10および方法200の一実施形態は、第2の通信デバイス18とネットワーク16上でデータを交換するように動作可能な第1の通信デバイス14を含んでいる。第1の通信デバイス14は、コンテンツサーバ22からコンテンツ12と、それに関連する使用規則20を受信している。使用規則20は、例えば、第1の通信デバイス14上でコンテンツ12を実行するライセンス24を含んでいる。したがって、第1の通信デバイス14はさらに、ライセンシングサーバ26からライセンス24を受信しており、あるいはそうでなければライセンスに関連づけられる。第1の通信デバイス14のユーザは、新しい歌のオーディオファイルなどのコンテンツ12を楽しみ、友人にそれを推奨したいと思うことができ、かつ/または他のものにコンテンツ12、および/またはそれに関連するライセンス24を購入するように勧めるための報酬28を望むことができる。したがって、ユーザは、第2の通信デバイス18(図2,ブロック202および204)に対してレフェラルメッセージ32を生成し、送信するようにコンテンツマネージャモジュール30を動作させる。レフェラルメッセージ32は、インターネットプロトコル(Internet Protocol)(「IP」)アドレス、モバイル識別番号(mobile identification number)(「MIN」)、電話番号、名前、レフェラルメッセージ32の意図される受信者の他の任意の識別子などの宛先31と、コンテンツ12の第1のユーザの推奨などのユーザメッセージ33と、コンテンツ/ライセンスが取得されることができるウェブサイトやインターネットプロトコル(「IP」)アドレスなど、ソースを指し示すコンテンツリンク36など、コンテンツまたはそのライセンスを購入する際に使用するための注文情報35と、参照されるコンテンツのアイデンティティ(identity)に関連した情報、例えば、コンテンツ12、および/またはコンテンツ12についてのライセンス24のアイデンティティの情報に関連する番号および/または名前を含むコンテンツ識別情報37と、参照ユーザ(referring user)に関連し、または第1の通信デバイス14に関連する名前および/または番号など参照パーティ(referring party)のアイデンティティに関連した情報を含むレフェラル識別情報38と、を含む。オプションとして、一実施形態においては、レフェラルメッセージ32は、ティーザ(teaser)、サンプル、あるいは「妨げるもののない(in the clear)」もしくは限られた使用、例えば、1回だけの使用のために使用可能な、またはライセンス24なしに実行されることができるフォーマットにおけるコンテンツの何らかの他の部分を含めて、コンテンツ12の全部または少なくとも一部分34をさらに含んでいる。
【0021】
レフェラルメッセージ32(図2、ブロック206)を受信し、オプションとしてコンテンツ12の少なくとも自由な、限られた使用の、または「妨げるもののない」部分34を実行した後に、第2の通信デバイス18のユーザは、レフェラルメッセージ32に基づいて全体のコンテンツ12またはライセンス24を購入したいと望むことができる。したがって、第2の通信デバイス18のユーザは、コンテンツサーバ22および/またはライセンシングサーバ26(図2、ブロック208および210)に対して注文メッセージ40を生成し、送信するようにその存在するコンテンツマネージャモジュール30を動作させる。注文メッセージ40は、購入されることが望まれるコンテンツおよび/またはライセンス、ならびに参照パーティを指し示すレフェラルメッセージ32の形で受信される注文情報35と、トランザクション(transaction)をどのようにして完了すべきかを指し示す購入情報42も含む。例えば、購入情報42は、注文パーティ(ordering party)のアイデンティティを指し示す名前および/または番号などの購入者識別情報(buyer identification)44と、トランザクションのために支払うべき資金に関連するアカウント番号などの支払い情報46と、デバイス識別情報(device identification)、インターネットプロトコル(「IP」)アドレス、電話番号、モバイル識別番号(「MIN」)、購入されたコンテンツ/ライセンスを送信すべき、ネットワーク16上のロケーションなどの宛先を識別する他の任意の情報などの配信情報48とを含むことができる。
【0022】
コンテンツサーバ22および/またはライセンシングサーバ26に関連するクリアランス/課金サーバ50は、注文メッセージ40を受信し、処理し、そして第2の通信デバイス18(図2、ブロック212、214、216、218)によって受信されるコンテンツ12および/またはライセンス24の転送を開始する。例えば、クリアランス/課金サーバ50は、与えられた情報が有効であること、および/または資金がトランザクション(図2、ブロック214)を完了するために存在することを検証するために、支払い情報46に関連する金融機関やクレジット機関などの資金源(funding source)52を用いて、供給された購入情報42をチェックする。さらに、トランザクションが認可される場合、すなわち支払い情報42が有効である場合には、クリアランス/課金サーバ50は、レフェラル識別情報34(図2、ブロック220および222)に基づいて、報酬28を決定し、そしてそれを第1の通信デバイス14に対して関連づけ、または送信する。例えば、報酬28は、報酬スキーム54に基づいた複数のタイプの利点のうちの任意の1つとすることができ、そして例えば、第1の通信デバイス14に関連するコンテンツレフェラルシステム加入者アカウント(content referral system subscriber account)56に対するクレジットを含むことができる。1つまたは複数の参照通信デバイス(図2、ブロック224および226)にリンクされる新しい、または後続のレフェラルメッセージに基づいたコンテンツ12および/またはライセンス24の後続の任意の購入は、レフェラルメッセージのチェーンにおける参照通信デバイスのうちの選択されたもの、またはすべてによって決定され、関連づけられ、または受信されている別の報酬28を同様に結果としてもたらすことができる(図2、ブロック228および230)。したがって、コンテンツ12のレフェラルについての1つまたは複数のタイプの報酬28を提供することにより、本システム、本装置および本方法は、コンテンツ12のインセンティブ化された超流通(superdistribution)、すなわちユーザの間の配信のためのウィルス性の(viral)マーケティングメカニズムを有利に提供する。
【0023】
コンテンツ12は、ネットワーク16を横切って通信デバイス14と18との間で転送可能な任意のタイプの情報またはデータとすることができる。一実施形態においては、コンテンツ12は、有効なライセンス24を有するこれらのパーティおよび/またはデバイスなど、認可されたパーティだけにそれぞれのデジタルメディアの実行を制限するデジタル著作権管理(「DRM」)システムの対象になるデジタルメディアを含んでいる。この場合には、例えば、コンテンツ12は、オーディオファイル、ビデオファイル、ソフトウェアアプリケーション/プログラム、グラフィックス、ライブへのアクセス、ストリーミングデータなどを含むことができる。
【0024】
第1および第2の通信デバイス14および18は、任意のタイプのコンピュータ化デバイス、ワイヤードデバイス、またはワイヤレスデバイスを含むことができる。例えば、ワイヤード通信デバイスは、デスクトップコンピュータを含むが、ワイヤレスデバイスは、セルラ電話と、携帯型個人情報端末(personal digital assistant)と、双方向テキストページャと、ポータブルコンピュータと、ワイヤレス通信ポータルを有し、ネットワークまたはインターネットに対するワイヤード接続を有することもできる任意のコンピュータプラットフォームとを含む。第1および第2の通信デバイス14および18は、リモートスレーブとすることができ、あるいはリモートセンサ、診断ツール、データリレーなどの、そのエンドユーザをもたないが、ワイヤレスネットワーク16を横切って単にデータを通信する他のデバイスとすることができる。通信デバイス上のコンテンツ12のインセンティブ化された配信の装置および方法は、それに応じて、ワイヤードまたはワイヤレスの通信ポータル、ワイヤレスモデム、パーソナルコンピュータメモリカード国際協会(Personal Computer Memory Card International Association)(「PCMCIA」)カード、アクセス端末、パーソナルコンピュータ、ワイヤードまたはワイヤレスの電話、あるいはそれらの任意の組合せまたは部分的組合せを含めて、任意の形態のデバイスまたはコンピュータモジュール上で実行されることができる。
【0025】
ネットワーク16は、デバイス14、18など、それぞれの通信デバイスの間の通信、および/またはネットワーク16に接続された他の任意のデバイスとの通信を可能にするために、少なくとも部分的に動作可能な任意の通信ネットワークを含んでいる。例えば、ネットワーク16は、セルラ電話ネットワークと、地上電話ネットワークと、衛星電話ネットワークと、赤外線データ協会(Infrared Data Association)(「IrDA」)−ベースのネットワークなどの赤外線ネットワークと、短距離ワイヤレスネットワークと、ブルートゥース(Bluetooth)(登録商標)技術ネットワークと、ZigBee(登録商標)プロトコルネットワークと、ウルトラ広帯域(「UWB」)プロトコルネットワークと、ホーム無線周波数(「HomeRF」)ネットワークと、共用ワイヤレスアクセスプロトコル(shared wireless access protocol)(「SWAP」)ネットワークと、ワイヤレスイーサネット(登録商標)互換アライアンス(wireless Ethernet(登録商標) compatibility alliance)(「WECA」)ネットワーク、ワイヤレスフィデリティアライアンス(wireless fidelity alliance)(「Wi−Fiアライアンス」)ネットワーク、802.11ネットワークなどの広帯域ネットワークと、公衆交換電話網(public switched telephone network)(「PTSN」)と、インターネットなどの公衆異種通信ネットワークと、専用通信ネットワークと、地上モバイル無線ネットワークのうちの少なくとも1つ、または任意の組合せを含むことができる。電話ネットワークの追加の例は、パーソナル通信サービス(Personal Communication Service)、符号分割多元接続(code division multiple access)(「CDMA」)、広帯域符号分割多元接続(wideband code division multiple access)、ユニバーサル移動電話システム(universal mobile telecommunication system)(「UMTS」)、先進移動電話サービス(advanced mobile phone
service)(「AMPS」)、時分割多元接続(time division multiple access)(「TDMA」)、周波数分割多元接続(frequency division multiple access)(「FDMA」)、直交周波数分割多元接続(orthogonal frequency division multiple access)(「OFDMA」)、移動体通信用グローバルシステム(global system for mobile communications)(「GSM」)、アナログおよびデジタルの衛星システム、ワイヤレス通信ネットワークとデータ通信ネットワークとのうちの少なくとも一方において使用されることができる他の任意の技術/プロトコルなど、アナログおよびデジタルのネットワーク/技術のうちの少なくとも一方、またはその任意の組合せを含む。
【0026】
さらに、ネットワーク16は、ネットワークを形成するすべてのネットワークコンポーネントと、すべての接続デバイスを含むことができる。例えば、セルラ電話システムを備える一実施形態においては、ネットワーク16は、サーバ20、26および50と接続し、それらとの通信交換を可能にするローカルエリアネットワーク(local area network)(「LAN」)を含むことができる。さらに、セルラ電話システムの実施形態は、モバイルスイッチングセンタ(mobile switching center)(「MSC」)に送信されるメッセージ(一般にデータパケットである)を制御するキャリアネットワークを含んでいる。さらに、キャリアネットワークは、インターネットなど別のネットワークを介したMSC、および/またはPOTS(「プレインオールド電話サービス(plain old telephone service)」)と通信する。一般的に、このネットワークは、データと、音声情報を転送する、POTSなど、第2の部分とを転送する、インターネットなど、第1の部分を有する。さらに、MSCは、データネットワーク、および/またはデータ転送についてのインターネット部分および音声情報についてのPOTS部分など、さらに別のネットワークによって複数の基地局(「BTS」)に接続されることができる。BTSは、最終的に、ショートメッセージングサービス(short messaging service)(「SMS」)などのオーバーザエアの方法を経由して1つまたは複数のワイヤレスデバイスに対してワイヤレスにメッセージをブロードキャストする。
【0027】
図1および3を参照すると、一実施形態においては、各通信デバイス14および18は、データおよび実行可能な命令を記憶するためのメモリ60と、命令を実行し、そしてデータを処理するための処理エンジン62と、処理エンジン62との対話を提供するアプリケーションプログラムインターフェース(application program interface)(「API」)64とを備えるコンピュータプラットフォーム58を有する「スマート」セルラ電話を備える。
【0028】
メモリ60は、読取り専用メモリおよび/またはランダムアクセスメモリ(RAMおよびROM)、EPROM、EEPROM、フラッシュカード、あるいはコンピュータプラットフォームに一般的な任意のメモリを含むことができる。さらに、メモリ60は、ソフトウェアアプリケーション、ファイル、またはアクティブに使用されていないデータを保持することができる任意のローカルストレージメカニズム、リモートストレージメカニズム、または着脱可能ストレージメカニズムを含んでいる。そのようなストレージメカニズムは、一般的に1つまたは複数のフラッシュメモリセルを含むが、磁気媒体、EPROM、EEPROM、光媒体、テープ、ソフトディスクまたはハードディスクなど、任意の二次ストレージデバイスまたは三次ストレージデバイスとすることができる。
【0029】
処理エンジン62は、特定用途向け集積回路(application-specific integrated circuit)(「ASIC」)、または他のチップセット、プロセッサ、ロジック回路、あるいは他のデータ処理デバイスとすることができる。処理エンジン62は、ネットワークと接続し、他のデバイスとデータ/通信を交換するためなど、それぞれのデバイス14または18の機能と、ネットワーク16上のそれぞれのデバイスの操作性を可能にする、ハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、およびその組合せの形で実施される様々な処理サブシステム66を含んでいる。一実施形態においては、例えばワイヤレス電話においては、処理エンジン62は、他の機能アプリケーションと一緒に、サウンド、不揮発性メモリ、ファイルシステム、送信、受信、サーチャ(searcher)、物理レイヤ、リンクレイヤ、呼出し処理レイヤ、主要制御、リモートプロシージャ、音楽、オーディオ、ハンドセット、パワー管理、診断、デジタル信号プロセッサ、ボコーダ、メッセージング、呼出しマネージャ、ブルートゥース(登録商標)LOPS、ポジション決定、ポジションエンジン、ユーザインターフェース、スリープ、データサービス、セキュリティ、認証、USIM/SIM、音声サービス、グラフィックス、USB、ビデオサービス、カメラ/カムコーダインターフェースおよび関連するディスプレイドライバ、MPEG、GPRSなどのマルチメディアなど処理サブシステム66の1つまたは1つの組合せを含むことができる。
【0030】
API64は、それぞれの通信デバイス上で実行するランタイム環境である。そのような1つのランタイム環境は、カリフォルニア州、サンディエゴ市のクアルコム社(Qualcomm, Inc.)によって開発されたワイヤレスのためのバイナリランタイム環境(Binary Runtime Environment for Wireless)(登録商標)(BREW(登録商標))ソフトウェアである。例えば、コンピューティングデバイス上でアプリケーションの実行を制御するように動作する他のランタイム環境が、利用されることができる。API64により、ソフトウェアディベロッパーは、それぞれのデバイス上で動作し、デバイス上である種の機能を制御するソフトウェアアプリケーションを作成することができるようになる。
【0031】
一実施形態においては、API64は、コンテンツマネージャモジュール30が、処理エンジン62にアクセスすることを可能にするソフトウェア拡張のクラスを含んでいる。これらのソフトウェア拡張は、デバイス上で処理サブシステム66と通信することができ、このデバイスは、データ読取りとコマンドの両方を可能にする。例えば、このソフトウェア拡張は、それを呼び出すアプリケーションのためにコマンドを送ることができる。次いでモジュールは、それを呼び出したアプリケーションに対してサブシステムの応答を転送することができる。それぞれのデバイス上に存在する各アプリケーションは、独立にサブシステムと通信するためにこの新しいソフトウェア拡張のインスタンスを作成することができる。
【0032】
さらに、コンピュータプラットフォーム58は、それぞれの通信デバイス14または18の様々なコンポーネントの間、ならびにデバイスとネットワーク16との間の通信を可能にする、ハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、およびそれらの組合せの形で実施される通信モジュール68をさらに含むことができる。
【0033】
さらに、それぞれの各通信デバイス14または18は、ユーザ入力を受け取るための入力メカニズム70や、デバイスのユーザに対して情報を送るための出力メカニズム72などの追加コンポーネントを含むこともできる。例えば、入力メカニズム70は、それだけには限定されないが、1つまたは複数のアルファベットキーパッドおよび/または数字キーパッド、ナビゲーションのキー、あらかじめ決定されたファンクションキー、マウス、タッチ感受性ディスプレイ、音声認識ソフトウェアを含むことができる。例えば、出力メカニズム72は、それだけには限定されないが、1つまたは複数のディスプレイ、オーディオスピーカ、振動部材などの触覚インターフェース(haptic interface)、および発光メカニズムを含むことができる。
【0034】
図3を参照すると、一実施形態においては、各コンピュータプラットフォーム58のメモリ60は、ここにおいて説明されるような各デバイス上でインセンティブ化された配信の機能およびオペレーションを実行するために処理エンジン62によって実行可能なコンテンツマネージャモジュール30をさらに含むことができる。コンテンツマネージャモジュール30は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、データおよび実行可能な命令のうちの少なくとも1つの形で実施されることができる。コンテンツマネージャモジュール30は、コンテンツストレージ78に記憶されるコンテンツ12を編成し実行するためにメディアプレーヤモジュール74と対話する。メディアプレーヤモジュール74は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、データおよび実行可能な命令のうちの少なくとも1つの形で実施されることができ、一般に記憶され、かつ/または受信される任意のコンテンツ12との対話を制御する。さらにデジタル著作権管理(「DRM」)エージェント80は、制約され制限された使用コンテンツを実行することに先立って、セキュリティストレージ82におけるライセンス24など、適切な権限の存在を検証するためにコンテンツマネージャモジュール30とメディアプレーヤモジュール74の両方と対話する。DRMエージェント80は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、データおよび実行可能な命令のうちの少なくとも1つの形で実施されることができ、一般に関連する使用規則20に基づいて任意のコンテンツ12の消費を制御する。
【0035】
さらに、コンテンツマネージャモジュール30は、レフェラルメッセージ32に関連した通信を送信すること、および/または受信することに関連するオペレーションを処理するレフェラルロジック84を含んでいる。例えば、レフェラルロジック84は、出力メカニズム72を経由してそれぞれのデバイスのユーザに提示可能なあらかじめ決定されたレフェラルメニュー86を含むことができる。そのようなレフェラルメニュー86は、発信/送信レフェラルメッセージ88を生成すること、および送信すること、ならびに着信/受信レフェラルメッセージ90を受信すること、および検討することのプロセスを介してユーザを誘導することができる。例えば、レフェラルロジック84を使用して、コンテンツマネージャモジュール30は、レフェラルメッセージ32の様々な部分をアセンブルするようにモジュールに指示する、入力メカニズム70からのユーザ入力を受け取ることができる。そのようなユーザ入力は、例えばユーザメッセージ33(図1)と、どのコンテンツ12および/またはコンテンツリンク36を送信すべきかの選択と、レフェラルメッセージ32が送信されるべき1つまたは複数の宛先31の選択を含むことができる。例えば、コンテンツストレージ78は、1つまたは複数のコンテンツ識別情報37および/または1つまたは複数のコンテンツソース36とコンテンツ12の各ピースをリンクするテーブルまたはリレーショナルデータベースを含むことができる。同様に、レフェラルストレージ92は、宛先31のリストを記憶することができる。レフェラルロジック84は、さらに、選択されたコンテンツ12および/または選択されたコンテンツリンク36に対応するコンテンツ識別情報37を自動的にアタッチし、またレフェラル識別情報38を自動的にアタッチするようにも実行することができる。さらに、一部の実施形態においては、レフェラルロジック84は、レフェラルメッセージ32の全部または一部分に対してプライバシーメカニズム93を適用するように実行することができる。例えば、一実施形態においては、プライバシーメカニズム93は、レフェラル識別情報38に対して、それをビューから隠し、それを変更されることから保護するように適用される。プライバシーメカニズム93は、それだけには限定されないが、1つまたは複数のハッシュ関数、暗号化アルゴリズム、およびメッセージ認証コード(message authentication code)(MAC)を含むことができる。一実施形態においては、例えば、プライバシーメカニズム93は、注文メッセージ40がユーザ/デバイスによって送信されるレフェラルメッセージ32に基づいて受信されるときに、参照ユーザ/デバイスが、報酬28を適切にクレジット払い(credit)されることを可能にするように、クリアランス/課金サーバ50と共用される。
【0036】
さらに、レフェラルロジック84と、あらかじめ決定されたレフェラルメニュー86は、ネットワーク16を横切ってレフェラルメッセージ32、すなわち着信レフェラルメッセージ90を受信するプロセスを介してユーザを誘導することができる。レフェラルロジック84は、レフェラルメッセージ32の関連する部分を記憶するように、そしてオプションとして、コンテンツ12またはコンテンツ部分34をユーザに対して提示するためにメディアプレーヤモジュール74とDRMエージェント80のオペレーションを開始するように実行することができる。さらに、一部の実施形態においては、レフェラルメッセージ32を受信するとすぐに、レフェラルロジック84は、ネットワーク16を横切って参照デバイスに対して肯定応答メッセージ94の返信を生成し開始するように実行することができ、すなわち、第1の通信デバイス14が、第2の通信デバイス18に対してレフェラルメッセージ32を送信する場合、そのときには第2の通信デバイス18は、その受信を確認するために第1の通信デバイス14に対して肯定応答メッセージ94を送信する。一部の実施形態においては、レフェラルロジック84は、さらに、認証メカニズム(authentification mechanism)96を肯定応答メッセージ94の全部または少なくとも一部分に対して適用するように実行する。認証メカニズム96は、認証パーティ、すなわち上記の例における第2の通信デバイス18のアイデンティティを確認し(validates)、トランザクション、すなわちレフェラルメッセージ32の受信を確認する証拠(proof)として使用されることもできる。例えば、認証メカニズム96は、クリアランス/課金サーバ50によって検証可能とすることができ、このクリアランス/課金サーバは、報酬28が有効なレフェラルトランザクションに基づいていることを保証するために、認証メカニズム96を用いて肯定応答メッセージ94のコピーを利用することができる。認証メカニズム96は、それだけには限定されないが、デジタル署名、暗号化アルゴリズム、およびMACを含んでいる。
【0037】
さらに、コンテンツマネージャモジュール30は、注文メッセージ40に関連した送信すること、および/または通信に関連するオペレーションを処理する購入ロジック98を含むことができる。例えば、購入ロジック98は、出力メカニズム72を経由してそれぞれのデバイスのユーザに対して提示可能なあらかじめ決定された購入メニュー100を含むことができる。そのような購入メニュー100は、発信注文メッセージ40を生成すること、および送信すること、ならびに他の任意の注文に関連した通信を受信すること、および検討することのプロセスを介してユーザを誘導することができる。例えば、購入ロジック98を使用して、コンテンツマネージャモジュール30は、注文メッセージ40の様々な部分をアセンブルするようにモジュールに指示する入力メカニズム70からのユーザ入力を受け取ることができる。そのようなユーザ入力は、例えば、どの注文情報32、すなわちどのコンテンツ12を購入すべきかと、どの支払い情報42を利用すべきかの選択を含むことができる。例えば、注文すべき望ましいコンテンツ12は、レフェラルストレージ92に記憶される1つまたは複数の受信レフェラルメッセージ90から導き出されるリストに基づいてあらかじめ決定された購入メニュー100のうちの1つから、あるいはコンテンツストレージ78から導き出されるコンテンツ12のリストから選択されることができる。一部の実施形態においては、購入ロジック98は、さらに注文メッセージ40の全部または少なくとも一部分に対して、上記されるように、認証メカニズム96を適用するように実行する。認証メカニズム96は、認証パーティ、すなわち以上の例における第2の通信デバイス18のアイデンティティを確認する。例えば、認証メカニズム96は、注文メッセージ40が有効な要求であることを保証するためにクリアランス/課金サーバ50によって検証可能とすることができる。
【0038】
図1および4を参照すると、一実施形態においては、クリアランス/課金サーバ50は、ライセンシングサーバ26とコンテンツサーバ22に関連して、ローカルエリアネットワーク(「LAN」)などのネットワーク102上で動作する。クリアランス/課金サーバ50は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、データおよび実行可能な命令のうちの少なくとも1つの形で実施されることができ、任意のタイプのコンピュータ化されたデバイスとすることができる。クリアランス/課金サーバ50と、やはりコンテンツサーバ22およびライセンシングサーバ26は、データとアプリケーションとを記憶するためのメモリ104と、ユーザ入力を受け取るためのキーボードおよび/またはマウスなどの入力メカニズム108と、ユーザに対して出力情報を提示するためのディスプレイおよび/またはスピーカなどの出力メカニズム110と、サーバ50の様々なコンポーネント内の、そしてネットワーク102および16との通信およびデータ交換を管理するための通信モジュール112とを含むことができる。例えば、一実施形態においては、サーバ50のユーザは、顧客サービス担当者(customer service representative)、技術者(technician)、オペレータ、あるいは説明される実施形態に関連する購入トランザクションおよび報酬トランザクションを監視すること、支援すること、および/または訂正することのできる何らかの他の人とすることができる。
【0039】
一般に、クリアランス/課金サーバ50は、購入トランザクションと、関連する報酬トランザクションを管理し、制御するように動作する。一実施形態においては、クリアランス/課金サーバ50は、有効な情報が、注文コンテンツ12および/またはライセンス24を購入するために供給されることを検証するために注文メッセージ40から購入情報42を解析するクリアリングハウスモジュール(clearinghouse module)114を含んでいる。例えば、クリアリングハウスモジュール114は、購入情報42を確認するために、金融機関、クレジット機関、および/または何らかの他の使用可能な資金ネットワークなどの資金源52と通信を交換することができる。したがって、クリアリングハウスモジュール114は、コンテンツ/ライセンス注文トランザクションを認可するように動作する。さらに、クリアリングハウスモジュール114は、注文メッセージ40と肯定応答メッセージ94とを含めて、クリアランス/課金サーバ50によって受信されるメッセージにおいて利用されることができる任意の認証メカニズム96を検討し、検証するように動作可能な認証器(authenticator)115を含むことができる。
【0040】
さらに、クリアランス/課金サーバ50は、請求書ジェネレータ118を実行するように動作可能な課金モジュール116を含むことができ、この請求書ジェネレータは、クリアリングハウスモジュール114から、認可された注文トランザクションを表す認可通知122を受信するとすぐに注文パーティ請求書120を生成する。課金モジュール116は、購入情報42に基づいて、通信デバイス18など、注文メッセージ40のソースに対して、または銀行などの資金源52に対して注文パーティ請求書120を送信するように動作可能である。
【0041】
さらに、クリアランス/課金サーバ50は、注文メッセージ40に関連する受信認可通知122に基づいて報酬28を生成するために、複数の報酬スキーム54のうちの少なくとも1つを実行するように動作可能な報酬決定ロジック126を有する報酬モジュール124を含んでいる。報酬スキーム54は、報酬28を決定する任意の方法とすることができる。例えば、報酬スキーム54は、レフェラルベースの各注文についての固定された報酬を提供することと、例えば、注文メッセージによって参照される、初期レフェラルメッセージに基づいて、1つまたは複数の介入するレフェラルが存在する場合、例えば初期レフェラルメッセージが、第2のパーティへと転送され、次いで第2のパーティが、第3のパーティへとそのレフェラルを転送し、以下同様である場合に、最初にリストアップされたレフェラル識別情報が、第2にリストアップされたレフェラル識別情報よりも大きな報酬を獲得することができ、この第2にリストアップされたレフェラル識別情報が、第3にリストアップされたレフェラル識別情報よりも大きな報酬を獲得することができ、以下同様であるように、どれだけ多くのレフェラルが、その注文において参照されるかに応じて段階分けされた報酬(graduated reward)を提供することと、各レベルにおける報酬が、異なる値を有する場合、例えば、より高いレベルが、増大された値の報酬を有する場合、上昇していく各レベルが、与えられたレフェラル識別情報に関連するレフェラルメッセージに基づいて、あるいは支払われた会員料金の額に基づいて、送信されるレフェラルメッセージおよび/または受信される注文メッセージの数の増大する範囲に関連づけられる場合などに、異なるレベルの報酬を有することのうちの任意の1つを含むことができる。報酬スキーム54の上述されたリストは、説明される実施形態を理解する目的のためだけにすぎず、多数の他のパラメータを有する多数の他の報酬スキームが、インプリメントされることができることを理解すべきである。したがって、どの報酬スキーム54が利用されるかに応じて、報酬モジュール124は、報酬28を決定するために、供給されることができ、あるいは注文メッセージ40からレフェラル識別情報38を解析することができる。さらに、一部の実施形態においては、報酬決定ロジック126はさらに、報酬28の決定に先立って有効なレフェラルトランザクションの存在を検証するために、肯定応答メッセージ94を注文メッセージ40とマッチングさせ(match)、マッチング(match)の検証を受信するように動作可能とすることができる。
【0042】
報酬28は、システム10のユーザ、すなわちレフェラルメッセージ32を生成するパーティに対して、どのような値にもすることができる。例えば、報酬28は、アカウントに対するクレジット、将来の購入に対するディスカウント、コンテンツの無料ダウンロード、ネットワーク16の内部または外部で使用可能な無料またはディスカウントされた製品またはサービス、およびユーザに対する潜在的な価値を有する他の任意のものとすることができる。
【0043】
クリアランス/課金サーバ50は、報酬28に関連するレフェラル識別情報38に基づいて、報酬モジュール124から受信される報酬28をコンテンツレフェラルシステム加入者情報132に関連づけるように動作可能なマッチングロジック130を含むコンテンツレフェラルシステム加入者情報モジュール128をさらに含むことができる。例えば、コンテンツレフェラルシステム加入者情報モジュール128は、複数の加入者識別情報136のうちの対応する1つと複数のレフェラル識別情報38のおのおのをリンクするマッチングテーブル134を含んでいる。例えば、ユニークな加入者名または加入者番号とすることができる加入者識別情報136は、加入者の住居の住所などの物理アドレス138やコンテンツシステム加入者アカウント140などの追加加入者情報132に関連づけられる。加入者識別情報136に関連するユニークな数字識別子および/またはアルファベットの識別子とすることができる加入者アカウント140は、受信される報酬28と、送信されるレフェラルメッセージの数と、これらのレフェラルに基づいて受信される注文の数と、資格がある報酬の現在のレベルに関連する値と、加入者によって行われる購入の数と、システムのユーザ、またはシステムを実行する専門家が有用であることを見出す可能性がある他の任意の情報を追跡することができる。さらに、加入者情報モジュール128によって実行されるマッチングに基づいて、報酬モジュール124は、報酬28をマッチングされた加入者アカウント140に関連づけることができ、あるいは加入者情報132および/またはレフェラル識別情報38に関連する通信デバイスに対して報酬28を送信することができる。
【0044】
さらに、マッチングテーブル134はさらに、与えられた加入者識別情報136、ならびに認証メカニズム96、レフェラルメッセージ32、肯定応答メッセージ94、および注文メッセージ40にプライバシーメカニズム93を関連づけることができる。
【0045】
さらに、課金モジュール116は、加入者情報132および/または報酬28に基づいて加入者請求書142を生成し、送信することができる。例えば、コンテンツサーバ22、ライセンシングサーバ26、およびクリアランス/課金サーバ50が、音楽ダウンロードサイトを備える一実施形態においては、課金モジュール116は、加入者による購入にから受信される任意の報酬を差し引いたものに基づいた差引残高/支払い料金(balance/payment due)を含む可能性がある加入者請求書142を生成する。
【0046】
図5を参照すると、コンテンツの超流通の方法を実行することに関連する一連のメッセージ交換の一実施形態は、オーディオファイルやビデオファイルなどのコンテンツ12のダウンロードを要求する注文メッセージ41をコンテンツサーバ22に対して送信する第1の通信デバイス14を含んでいる。注文メッセージ41は、注文メッセージ40に実質的に類似している可能性があるが、しかしながら、第1の通信デバイス14が、レフェラルに基づいてコンテンツ12を購入していない場合には、注文メッセージ41は、どのようなレフェラルメッセージ32の情報も含んではいない。例えば、一実施形態においては、注文メッセージ41は、第1の通信デバイス14に関連するデジタル署名などの認証メカニズム96を含むことができる。コンテンツサーバ22は、注文メッセージ41からの少なくとも購入情報42を含む資金検証要求メッセージ150をクリアランス/課金サーバ50に対して送信する。クリアランス/課金サーバ50は、資金の使用可能性(オペレーション151)と、オプションとして要求者の信ぴょう性を検証するように動作し、資金検証結果メッセージ152をコンテンツサーバ22に対して戻す。メッセージ152は、資金の認可されたステータス、または減少させられたステータスを指し示す。資金が認可される場合、そのときにはコンテンツサーバ22は、ライセンス要求メッセージ154をライセンスサーバ26に対して送信し、このライセンスサーバは、ライセンス24を見出すように動作し(オペレーション155)、コンテンツ12に対するライセンス24を含むライセンスメッセージ156を戻す。次いで、コンテンツサーバ22は、例えば、コンテンツ12、使用規則20およびライセンス24を含むコンテンツ配信メッセージ158を第1の通信デバイス14に対して送信する。
【0047】
代わりに、一部の場合においては、ライセンスサーバ26は、例えばプルモデルまたはプッシュモデルに基づいて、コンテンツサーバから独立した別個のチャネルを介してライセンス24を配信することができる。例えば、コンテンツサーバ22および/または課金/クリアランスサーバ50は、あらかじめ決定された通信デバイスに対してライセンス24および/またはコンテンツ12の配信を事前に認可して通知または事前認可のメッセージをライセンスサーバ26に対して供給することができる。したがって、事前認可される通信デバイスによって連絡が取られるときに、ライセンスサーバ26は、ライセンス24および/またはコンテンツ12を配信することが許容可能であることを知っている。代わりに、プッシュモデルにおいては、ライセンスサーバ26は、ショートメッセージサービス(short message service)(SMS)やワイヤレスアクセスプロトコル(wireless access protocol)(WAP)などを経由してライセンス24および/またはコンテンツ12をあらかじめ決定された通信デバイスにプッシュすることができる。
【0048】
第1の通信デバイス14は、コンテンツマネージャモジュール30などを介してコンテンツ12を受信し、実行することができる(オペレーション160)。さらに、第1の通信デバイス14は、第2の通信デバイス18など、別のデバイスに対してコンテンツ12を推奨するレフェラルメッセージ32を生成し、送信することができる。例えば、一実施形態においては、レフェラルメッセージ32は、識別情報のプライバシーを保護する、第1の通信デバイスのレフェラル識別情報のハッシュ値(hash(ID14))を含んでいる。第2の通信デバイス18は、コンテンツマネージャモジュール30などを介して、レフェラルメッセージ32を受信することができ、またコンテンツ12をサンプリングするためにコンテンツリンク36へと進み、あるいはオプションとして何らかの同封されたコンテンツ12の全部または一部分を実行することができる(オペレーション162)。オプションとして、その存在するコンテンツマネージャモジュール30を介して、第2の通信デバイス18は、レフェラルメッセージの受信を検証するために、肯定応答メッセージ94を第1の通信デバイス14および/またはクリアランス/課金サーバ50に対して返信することができる。代わりに、第1の通信デバイス14は、クリアランス/課金サーバ50にログ記録するための、肯定応答メッセージ94の全部または一部分を含む転送肯定応答メッセージ164を送信することもできる。一実施形態においては、肯定応答メッセージ94は、第1の通信デバイスのハッシュされたレフェラル識別情報に適用される第2の通信デバイス18に関連するデジタル署名(S18(hash(ID14))を含んでいる。
【0049】
さらに、その存在するコンテンツマネージャモジュール30を介して、そして第1の通信デバイス14から受信されるレフェラルメッセージ32に基づいて、第2の通信デバイス18は、コンテンツ12についてのライセンス24のダウンロードを要求する注文メッセージ40を生成し、ライセンスサーバ26に対して送信するように動作することができる(オペレーション162)。例えば、一実施形態においては、注文メッセージ40は、第1の通信デバイス14のハッシュされたレフェラル識別情報に適用される第2の通信デバイス18の、デジタル署名などの認証メカニズム96(S18(hash(ID14))を含んでいる。ライセンスサーバ26は、資金検証要求メッセージ150をクリアランス/課金サーバ50に対して送信する。クリアランス/課金サーバ50は、資金の使用可能性を検証するように動作し(オペレーション151)、資金の認可ステータスまたは減少ステータスを指し示す資金検証結果メッセージ152をライセンスサーバ26に対して戻す。資金が認可される場合、そのときにはライセンスサーバ26は、ライセンス24を見出し(オペレーション155)、コンテンツ配信メッセージ158の形でライセンス24を第2の通信デバイス18へと転送するように動作する。さらに、コンテンツ12に対するライセンス24の購入は、レフェラルメッセージ32に基づいていたので、クリアランス/課金サーバ50は、報酬28を生成し、その報酬を注文メッセージの中のレフェラル識別情報に関連づけ、これは、この場合に第1の通信デバイス14に関連づけられる。したがって、クリアランス/課金サーバ50は、対応する加入者アカウント、すなわち第1の通信デバイスのアカウントに報酬28をアタッチすることができ、報酬28、またはその報酬の通知を含む可能性がある報酬メッセージ166を第1の通信デバイス14に直接に送信することができる。さらに、クリアランス/課金サーバ50は、デバイス14と18の両方に関して会計の目的のために購入/注文トランザクションをログ記録する。
【0050】
さらに、第2の通信デバイス18は、第3の通信デバイス19など、別のデバイスに対してコンテンツ12を推奨するために、別のレフェラルメッセージ31を生成し、送信することができる。レフェラルメッセージ31は、実質的にレフェラルメッセージ32と同じとすることができるが、第1の通信デバイス14のレフェラル識別情報の最後に追加され、あるいはレフェラル識別情報とネストされる、第2の通信デバイス18のレフェラル識別情報をさらに含むことができる。このようにして、初期のレフェラルに基づいた一連の後続のレフェラルは、追跡され、明らかにされることができる。さらに、レフェラルメッセージ31は、新しいユーザメッセージ33など、他の変更を含むことができる。例えば、一実施形態においては、レフェラルメッセージ31は、第1の通信デバイスのハッシュされたレフェラル識別情報に適用される、第2の通信デバイスのデジタル署名とネストされた第2の通信デバイス18のレフェラル識別情報のハッシュ値(hash(ID18)+S18(hash(ID14))を含んでいる。第3の通信デバイス19は、コンテンツマネージャモジュール30などを介して、受信し、そしてコンテンツ12をレビューするためにコンテンツリンク36にアクセスし、またはオプションとして同封の任意のコンテンツ12を実行することができる(オペレーション168)。オプションとして、その存在するコンテンツマネージャモジュールを介して、第3の通信デバイス19は、レフェラルメッセージ31の受信を検証するために、第2の通信デバイス18、第1の通信デバイス14、および/またはクリアランス/課金サーバ50に対して肯定応答メッセージ95を送信することができる。一実施形態においては、肯定応答メッセージ95は、肯定応答メッセージ94と類似しているが、レフェラルメッセージ31からのネストされた値を含んでいる。例えば、一実施形態においては、肯定応答メッセージ95は、第2の通信デバイス18のハッシュされたレフェラル識別情報に適用される、第3の通信デバイス19に関連するデジタル署名を含んでおり、これは、第1の通信デバイスのハッシュされたレフェラル識別情報に適用される、第2の通信デバイスのデジタル署名に追加される(S19(hash(ID18))+S18(hash(ID14)))。
【0051】
さらに、その存在するコンテンツマネージャモジュールを介して、そして第2の通信デバイス18から受信されるレフェラルメッセージ31に基づいて、第3の通信デバイス19は、コンテンツ12についてのライセンス24のダウンロードを要求するために、注文メッセージ43を生成し、ライセンスサーバ26に対して送信する(オペレーション168)ように動作することができる。例えば、一実施形態においては、注文メッセージ43は、第2の通信デバイスのハッシュされたレフェラル識別情報の組合せに適用される、第3の通信デバイス19の、デジタル署名などの認証メカニズム96と、第1のデバイスのレフェラル識別情報のハッシュに適用される、第2のデバイスのデジタル署名とを含んでいる(S19(hash(ID18))+S18(hash(ID14)))。ライセンスサーバ26は、資金検証要求メッセージ150をクリアランス/課金サーバ50に対して送信する。クリアランス/課金サーバ50は、資金の使用可能性を検証するように動作し(オペレーション151)、資金の認可または減少ステータスを指し示す資金検証結果メッセージ152をライセンスサーバ26へと戻す。資金が認可される場合、そのときにはライセンスサーバ26は、コンテンツ配信メッセージ158においてライセンス24を見出し(オペレーション155)、ライセンス24を第3の通信デバイス19へと転送する。さらに、コンテンツ12に対するライセンス24の購入は、レフェラルメッセージ31に基づいていたので、クリアランス/課金サーバ50は、報酬28を生成し、その報酬を注文メッセージにおけるレフェラル識別情報に関連づけるように動作し(オペレーション153)、これは、この場合には第2の通信デバイス18と第1の通信デバイス14の両方に関連づけられる。この場合に、各参照デバイスに与えられる報酬は、報酬スキームに応じて変化する可能性がある。いずれにしても、クリアランス/課金サーバ50は、対応する加入者アカウント、すなわち第1の通信デバイスと第2の通信デバイスのアカウントに対して報酬28をアタッチすることができ、あるいは各デバイスに報酬メッセージ166を送信することができ、この報酬メッセージは、報酬28またはその報酬の通知を含むことができる。さらに、クリアランス/課金サーバ50は、デバイス14と18の両方に関して会計の目的のために購入/注文トランザクションをログ記録する。
【0052】
そのようなメッセージフローは、受信レフェラルメッセージに基づいて、初期レフェラルメッセージと注文メッセージとの間の任意数の介在するレフェラルメッセージを用いて、同様な方法で継続することができる。例えば、一実施形態においては、レフェラルメッセージは、後続のレフェラルメッセージが、シーケンスの中の先行するレフェラルメッセージを参照するように、ピラミッド形のアーキテクチャのレフェラル情報を含む。そのような参照構造により、システムは、各参照パーティをレフェラルのチェーンの形で説明することができるようになる。代わりに、他のスキームが利用されることもでき、ここでは、例えば、先行するレフェラルの数が制限される。
【0053】
以上で論じられたメッセージシーケンスは、複数の実行可能なメッセージシーケンスのうちの一例にすぎないことに注意すべきである。例えば、コンテンツサーバ、ライセンシングサーバ、およびクリアランス/課金サーバが、単一のユニットへと一体化される一実施形態などにおけるように、メッセージが、省略され、追加され、あるいは異なる宛先を有する他のシーケンスも利用されることができる。
【0054】
様々な開示された実施形態が、示され説明されているが、本ドキュメントの主題は、これらの実施形態だけには限定されないことは明らかであろう。例えば、コンテンツマネージャモジュール30と、メディアプレーヤモジュール74と、DRMエージェント80は、独立なメカニズムとして説明されているが、それらは、上記の機能を実行するために、任意のやり方で一緒に組み合わせられ、あるいはさらに分離されることができる。さらに、コンテンツマネージャモジュール30と、メディアプレーヤモジュール74と、DRMエージェント80は、API64内や処理エンジン62の中など、コンピュータプラットフォーム58の任意の部分上に、恒久的または一時的に存在することができる。さらに、レフェラルストレージ92と、コンテンツストレージ78と、セキュリティストレージ82は、任意のやり方で同様に組み合わせられ、あるいはさらに分離されることができる。さらに、コンテンツサーバ22と、ライセンシングサーバ26と、クリアランス/課金サーバ50は、任意のやり方で組み合わせられ、あるいはさらに分離されることができる。特許請求の範囲において記載されるような、開示された実施形態の精神および範囲を逸脱することなく、多数の他の修正、変更、変形、置換、および同等物(equivalents)が、当業者にとっては明らかであろう。
【図面の簡単な説明】
【0055】
【図1】ネットワークを横切った、コンテンツのインセンティブ化された超流通のためのシステムの一実施形態の概略図である。
【図2】図1のシステムのオペレーションの方法の一実施形態のフローチャートである。
【図3】図1の通信デバイスの一実施形態の概略アーキテクチャの図である。
【図4】図1のクリアランス/課金サーバの一実施形態の概略アーキテクチャの図である。
【図5】図1のシステムのオペレーションの一実施形態に関連するメッセージフロー図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンテンツ配信の方法であって、
第1のレフェラル識別情報と、コンテンツ識別情報と、コンテンツリンクと、を含む第1のレフェラルメッセージを生成することと、なお、前記第1のレフェラル識別情報は、前記第1のレフェラルメッセージを生成する第1の通信デバイスに関連するユニークな第1のデバイス識別子を備え、前記コンテンツ識別情報は、ライセンスを有するデジタルコンテンツに関連するユニークなコンテンツ識別子を備え、そして前記コンテンツリンクは、ワイヤレスネットワークを横切って前記デジタルコンテンツと前記デジタルコンテンツに対する前記ライセンスとのうちの少なくとも一方を送信するように動作可能なソースに対するリファレンス、を備える;
前記第1のレフェラルメッセージを第2の通信デバイスに対して送信することと;
前記第1のレフェラルメッセージに基づいて第1の報酬を受信することと;
を備える方法。
【請求項2】
前記第1のレフェラルメッセージは、前記デジタルコンテンツの少なくとも一部分をさらに備える、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記ソースは、前記デジタルコンテンツのライブストリーミングを供給するように動作可能である、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記第1のレフェラルメッセージにおける前記第1のレフェラル識別情報に対してプライバシー保護メカニズムを適用すること、をさらに備える請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記第1のレフェラルメッセージの少なくとも一部分の受信を確認する肯定応答メッセージを受信することと、前記第1の報酬を生成することに関連する装置に対して前記肯定応答メッセージを送信することと、をさらに備え、前記第1の報酬を受信することは、さらに、前記肯定応答メッセージに基づいている、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記肯定応答メッセージは、前記第1のレフェラルメッセージの少なくとも一部分に対して適用される認証メカニズムをさらに備え、前記認証メカニズムは、前記肯定応答メッセージがあらかじめ決定された通信デバイスから送信されたことを確認する、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記第1のレフェラルメッセージに基づいて前記第1の報酬を受信することは、さらに、前記第2の通信デバイス、または前記第1のレフェラルメッセージに基づいて後続のレフェラルメッセージを受信する後続の通信デバイスからの注文メッセージに基づいており、前記注文メッセージは、前記第1のレフェラルメッセージまたは後続のレフェラルメッセージの少なくとも一部分を参照し、前記デジタルコンテンツまたは前記デジタルコンテンツに対するライセンスを購入する要求を備える、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記第1のレフェラルメッセージを参照する後続のレフェラルメッセージに基づいて第2の報酬を受信すること、をさらに備える請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記第2の報酬は、前記第1の報酬とは異なる、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記第1の報酬と前記第2の報酬との間の差は、前記第1のレフェラルメッセージと前記後続のレフェラルメッセージとの間の介在するレフェラルメッセージの数に基づいている、請求項9に記載の方法。
【請求項11】
前記注文メッセージは、前記注文メッセージが前記第2の通信デバイスまたは前記後続の通信デバイスから送信されたこと、および、前記第1のレフェラルメッセージが前記第1の通信デバイスによって送信されたこと、を確認する認証メカニズムを備える、請求項7に記載の方法。
【請求項12】
前記第1のレフェラルメッセージに基づいて前記第1の報酬を受信することは、さらに、前記第1のレフェラル識別情報に基づいている、請求項1に記載の方法。
【請求項13】
前記第1のレフェラルメッセージを送信することは、前記ワイヤレスネットワーク上で前記第1のレフェラルメッセージを送信することをさらに備え、前記第1の通信デバイスおよび前記第2の通信デバイスは、ワイヤレスデバイスを備える、請求項1に記載の方法。
【請求項14】
前記第1の報酬を受信することは、前記第1のレフェラル識別情報に関連するアカウントにおいて前記第1の報酬に対応するクレジットを受信することをさらに備える、請求項1に記載の方法。
【請求項15】
コンテンツ配信のためのロジックを具現化するコンピュータ読取り可能媒体であって、
命令の少なくとも1つのシーケンス、
を備え、プロセッサによる前記命令の実行は、前記プロセッサに、
第1のレフェラル識別情報と、コンテンツ識別情報と、コンテンツリンクの少なくとも一部分と、を含む第1のレフェラルメッセージを生成することと、なおここで、前記第1のレフェラル識別情報は、前記第1のレフェラルメッセージを生成する第1の通信デバイスに関連するユニークな第1のデバイス識別子を備え、前記コンテンツ識別情報は、ライセンスを有するデジタルコンテンツに関連するユニークなコンテンツ識別子を備え、そして、前記コンテンツリンクは、ワイヤレスネットワークを横切って前記デジタルコンテンツと前記デジタルコンテンツに対する前記ライセンスとのうちの少なくとも一方を送信するように動作可能なソースに対するリファレンス、を備える;
前記第1のレフェラルメッセージを第2の通信デバイスに対して送信することと;
前記第1のレフェラルメッセージに基づいて第1の報酬を受信することと;
の動作を実行させる、
コンピュータ読取り可能媒体。
【請求項16】
第1のレフェラル識別情報と、コンテンツ識別情報と、コンテンツリンクの少なくとも一部分と、を含む第1のレフェラルメッセージを生成するための手段と、なお、前記第1のレフェラル識別情報は、前記第1のレフェラルメッセージを生成する第1の通信デバイスに関連するユニークな第1のデバイス識別子を備え、前記コンテンツ識別情報は、ライセンスを有するデジタルコンテンツに関連するユニークなコンテンツ識別子を備え、そして、前記コンテンツリンクは、ワイヤレスネットワークを横切って前記デジタルコンテンツと前記デジタルコンテンツに対する前記ライセンスとのうちの少なくとも一方を送信するように動作可能なソースに対するリファレンス、を備える;
前記第1のレフェラルメッセージを第2の通信デバイスに対して送信するための手段と;
前記第1のレフェラルメッセージに基づいて第1の報酬を受信するための手段と;
を備える通信デバイス。
【請求項17】
ライセンスを有するデジタルコンテンツと、ワイヤレスネットワークを横切って前記デジタルコンテンツと前記デジタルコンテンツに対する前記ライセンスとのうちの少なくとも一方を送信するように動作可能なソースに対するリファレンス、を備えるコンテンツリンクと、前記デジタルコンテンツに関連するユニークなコンテンツ識別子と、第1のユニークなデバイス識別子と、を備えるメモリ、を有するコンピュータプラットフォームと、
前記第1のユニークなデバイス識別子に対応する第1のレフェラル識別情報と、前記コンテンツ識別情報と、前記コンテンツリンクと、を備える第1のレフェラルメッセージを、生成し、送信するように動作可能なレフェラルロジック、を有するコンテンツマネージャモジュールと、
を備え、
前記第1のレフェラルメッセージは、前記デジタルコンテンツまたは前記デジタルコンテンツに対する前記ライセンスの購入が前記第1のレフェラルメッセージに基づいて行われるときに、報酬を前記第1のレフェラル識別情報に関連づけさせるように動作可能である、
通信デバイス。
【請求項18】
前記第1のレフェラルメッセージは、前記デジタルコンテンツの少なくとも一部分をさらに備える、請求項17に記載のデバイス。
【請求項19】
前記ソースは、前記デジタルコンテンツのライブストリーミングを供給するように動作可能である、請求項17に記載のデバイス。
【請求項20】
前記メモリは、プライバシー保護メカニズムをさらに備え、前記コンテンツマネージャモジュールは、前記第1のレフェラルメッセージにおける前記第1のレフェラル識別情報に対して前記プライバシー保護メカニズムを適用するように動作可能である、請求項17に記載のデバイス。
【請求項21】
前記コンテンツマネージャモジュールは、さらに、第2の通信デバイスから肯定応答メッセージを受信するように動作可能であり、前記肯定応答メッセージは、前記第1のレフェラルメッセージの少なくとも一部分の受信を確認し、前記コンテンツマネージャモジュールは、さらに、前記第1の報酬を生成することに関連する装置に対して前記ワイヤレスネットワークを横切って前記肯定応答メッセージを送信するように動作可能であり、前記第1の報酬を受信することは、さらに、前記肯定応答メッセージに基づいている、請求項17に記載のデバイス。
【請求項22】
前記肯定応答メッセージは、前記第1のレフェラルメッセージの少なくとも一部分に適用される認証メカニズムをさらに備え、前記認証メカニズムは、前記肯定応答メッセージが前記第2の通信デバイスから送信されたこと、を確認する、請求項21に記載のデバイス。
【請求項23】
前記購入は、前記第2の通信デバイスによって生成される注文メッセージに基づいており、前記注文メッセージは、前記デジタルコンテンツまたは前記デジタルコンテンツに対する前記ライセンスを購入する要求を備え、前記注文メッセージは、前記第1のレフェラルメッセージの少なくとも一部分を参照する、請求項17に記載のデバイス。
【請求項24】
前記注文メッセージは、前記注文メッセージが前記第2の通信デバイスから送信されたこと、および、前記第1のレフェラルメッセージの前記部分が前記第1の通信デバイスから受信されたことと、を確認する認証メカニズムを備える、請求項23に記載のデバイス。
【請求項25】
前記報酬は、後続の通信デバイスによって送信される後続のレフェラルメッセージに基づいており、前記後続のレフェラルメッセージは、前記第1のレフェラルメッセージに関連づけられ、そして、前記第1のレフェラル識別情報を備える、請求項17に記載のデバイス。
【請求項26】
前記報酬は、前記第1のレフェラルメッセージと前記後続のレフェラルメッセージとの間の介在するレフェラルメッセージの数に基づいて複数の可能性のある報酬から選択される、請求項25に記載のデバイス。
【請求項27】
前記通信デバイスは、セルラ電話を備え、前記ネットワークは、セルラ電話ネットワークを備える、請求項17に記載のデバイス。
【請求項28】
コンテンツを配信する方法であって、
第1のレフェラル識別情報と、コンテンツ識別情報と、コンテンツリンクと、を備える第1のレフェラルメッセージを受信することと、なお、前記第1のレフェラル識別情報は、第1の通信デバイスに関連するユニークな第1のデバイス識別子を備え、前記コンテンツ識別情報は、ライセンスを有するデジタルコンテンツに関連するユニークなコンテンツ識別子を備え、そして、前記コンテンツリンクは、ワイヤレスネットワークを横切って、前記デジタルコンテンツと前記デジタルコンテンツに対する前記ライセンスとのうちの少なくとも一方を送信するように動作可能なソースに対するリファレンス、を備える;
購入情報と、前記第1のレフェラル識別情報と、前記コンテンツ識別情報と、を備える注文メッセージを生成することと;
前記コンテンツリンクに応じてネットワークを横切って前記注文メッセージを送信することと;
前記ネットワークを横切って、前記注文メッセージに基づいて、前記デジタルコンテンツと前記デジタルコンテンツに対する前記ライセンスとのうちの少なくとも一方を受信することと;
を備える方法。
【請求項29】
前記第1のレフェラルメッセージは、前記デジタルコンテンツの少なくとも一部分をさらに備える、請求項28に記載の方法。
【請求項30】
前記デジタルコンテンツのライブストリーミングを受信することをさらに備える、請求項28に記載の方法。
【請求項31】
前記注文メッセージに対して認証メカニズムを適用することをさらに備え、前記認証メカニズムは、前記注文メッセージがあらかじめ決定された通信デバイスから送信されたこと、および、前記第1のレフェラル識別情報が前記第1の通信デバイスによって開始される前記第1のレフェラルメッセージに基づいていること、を確認する、請求項28に記載の方法。
【請求項32】
前記第1のレフェラル識別情報は、前記レフェラル識別情報に対して適用されるプライバシーメカニズムをさらに備える、請求項31に記載の方法。
【請求項33】
第2のレフェラル識別情報と、前記第1のレフェラル識別情報と、前記コンテンツ識別情報と、前記コンテンツリンクと、を含む第2のレフェラルメッセージを生成することと、なお、前記第2のレフェラル識別情報は、第2の通信デバイスに関連するユニークな第2のデバイス識別子を備える;
第3の通信デバイスに対してネットワークを横切って前記第2のレフェラルメッセージを送信することと;
をさらに備える請求項28に記載の方法。
【請求項34】
前記第2のレフェラルメッセージの少なくとも前記第2のレフェラル識別情報部分に対してプライバシーメカニズムを適用すること、をさらに備える請求項33に記載の方法。
【請求項35】
前記第2のレフェラルメッセージに基づいて報酬を受信すること、をさらに備える請求項33に記載の方法。
【請求項36】
前記第2のレフェラルメッセージの受信を確認する肯定応答メッセージを前記第3の通信デバイスから受信することと、前記ワイヤレスネットワークを横切って、前記第1の報酬を生成することに関連する装置に対して前記肯定応答メッセージを送信することと、をさらに備えており、前記第1の報酬を受信することは、さらに、前記肯定応答メッセージに基づいている、請求項35に記載の方法。
【請求項37】
前記報酬は、前記第2のレフェラルメッセージに基づいて後続のレフェラルメッセージの数に基づいた複数の可能性のある報酬から選択される、請求項35に記載の方法。
【請求項38】
前記報酬を受信することは、前記第2のレフェラル識別情報に関連するアカウントにおいて前記報酬に対応するクレジットを受信することをさらに備える、請求項35に記載の方法。
【請求項39】
コンテンツ配信のためのロジックを具現化するコンピュータ読取り可能媒体であって、
命令の少なくとも1つのシーケンス、
を備え、プロセッサによる前記命令の実行は、前記プロセッサに、
第1のレフェラル識別情報と、コンテンツ識別情報と、コンテンツリンクと、を備える第1のレフェラルメッセージを受信することと、なお、前記第1のレフェラル識別情報は、第1の通信デバイスに関連するユニークな第1のデバイス識別子を備え、前記コンテンツ識別情報は、ライセンスを有するデジタルコンテンツに関連するユニークなコンテンツ識別子を備え、そして、前記コンテンツリンクは、ワイヤレスネットワークを横切って、前記デジタルコンテンツと前記デジタルコンテンツに対する前記ライセンスとのうちの少なくとも一方を送信するように動作可能なソースに対するリファレンス、を備える;
購入情報と、前記第1のレフェラル識別情報と、前記コンテンツ識別情報と、を備える注文メッセージを生成することと;
前記コンテンツリンクに応じてネットワークを横切って前記注文メッセージを送信することと;
前記ネットワークを横切って、前記注文メッセージに基づいて、前記デジタルコンテンツと前記デジタルコンテンツに対する前記ライセンスとのうちの少なくとも一方を受信することと;
の動作を実行させる、
コンピュータ読取り可能媒体。
【請求項40】
前記プロセッサによる前記命令の実行は、さらに、前記プロセッサに、
第2のレフェラル識別情報と、前記第1のレフェラル識別情報と、前記コンテンツ識別情報と、前記コンテンツリンクと、を含む第2のレフェラルメッセージを生成することと、なお、前記第2のレフェラル識別情報は、第2の通信デバイスに関連するユニークな第2のデバイス識別子を備える;
第3の通信デバイスに対してネットワークを横切って前記第2のレフェラルメッセージを送信することと;
前記第2のレフェラルメッセージに基づいて報酬を受信することと;
の動作を実行させる、
請求項39に記載のコンピュータ読取り可能媒体。
【請求項41】
第1のレフェラル識別情報と、コンテンツ識別情報と、コンテンツリンクと、を備える第1のレフェラルメッセージを受信するための手段と、なお、前記第1のレフェラル識別情報は、第1の通信デバイスに関連するユニークな第1のデバイス識別子を備え、前記コンテンツ識別情報は、ライセンスを有するデジタルコンテンツに関連するユニークなコンテンツ識別子を備え、そして、前記コンテンツリンクは、ワイヤレスネットワークを横切って、前記デジタルコンテンツと、前記デジタルコンテンツに対する前記ライセンスとのうちの少なくとも一方を送信するように動作可能なソースに対するリファレンス、を備える;
購入情報と、前記第1のレフェラル識別情報と、前記コンテンツ識別情報と、を備える注文メッセージを生成するための手段と;
前記コンテンツリンクに応じてネットワークを横切って前記注文メッセージを送信するための手段と;
前記ネットワークを横切って、前記注文メッセージに基づいて、前記デジタルコンテンツと前記デジタルコンテンツに対する前記ライセンスとのうちの少なくとも一方を受信するための手段と;
を備える通信デバイス。
【請求項42】
第3の通信デバイスに対してネットワークを横切って前記第2のレフェラルメッセージを送信するための手段と、
前記第2のレフェラルメッセージに基づいて報酬を受信するための手段と、
をさらに備える請求項41に記載のデバイス。
【請求項43】
コンテンツ配信の方法であって、
デジタルコンテンツと前記デジタルコンテンツに対するライセンスとのうちの少なくとも一方を購入するための、配信情報と第1のレフェラル識別情報とコンテンツ識別情報とを備える注文メッセージ、を受信することと、なお、前記配信情報は、前記デジタルコンテンツおよび前記ライセンスの送信を受信するための、ネットワーク上の宛先を備え、前記第1のレフェラル識別情報は、第1の通信デバイスに関連するユニークな第1のデバイス識別子を備え、前記コンテンツ識別情報は、前記デジタルコンテンツと前記デジタルコンテンツに対する前記ライセンスとのうちの少なくとも一方に関連するユニークなコンテンツ識別子を備える;
前記注文メッセージに基づいて報酬を決定することと;
前記注文メッセージに基づいてエンティティに前記報酬を関連づけることと;
を備える方法。
【請求項44】
前記ネットワークを横切って、前記ライセンスと、前記デジタルコンテンツの少なくとも一部分とのうちの少なくとも一方を前記宛先に対して送信することをさらに備える、請求項43に記載の方法。
【請求項45】
前記注文メッセージに基づいてエンティティに前記報酬を関連づけることは、前記第1のレフェラル識別情報に前記報酬を関連づけることをさらに備える、請求項43に記載の方法。
【請求項46】
前記注文メッセージは、第2の通信デバイスに関連するユニークな第2のデバイス識別子を備える第2のレフェラル識別情報をさらに備え、前記注文メッセージに基づいて前記報酬を決定することは、第1の報酬と第2の報酬とを決定することをさらに備え、前記注文メッセージに基づいてエンティティに前記報酬を関連づけることは、前記第1のレフェラル識別情報に前記第1の報酬を関連づけることと、前記第2のレフェラル識別情報に前記第2の報酬を関連づけることと、をさらに備える、請求項43に記載の方法。
【請求項47】
前記第1のレフェラル識別情報に基づいて前記第1の通信デバイスに対して前記報酬を送信すること、をさらに備える請求項43に記載の方法。
【請求項48】
前記第1のレフェラル識別情報は、第1のプライバシーメカニズムによって隠されており、前記方法は、
前記第1のレフェラル識別情報を明らかにするために前記第1のプライバシーメカニズムを逆にすることと、
前記第1のレフェラル識別情報を第1の加入者識別情報とマッチングさせることと、
前記第1の加入者識別情報に前記報酬を関連づけることと、
をさらに備える、
請求項43に記載の方法。
【請求項49】
前記第1の通信デバイスによって開始されるレフェラルメッセージに対するリファレンスを備える肯定応答メッセージを受信することと、
前記注文メッセージを前記肯定応答メッセージとマッチングさせることと、
前記注文メッセージと前記肯定応答メッセージとの間にマッチングが存在する場合、前記第1のレフェラル識別情報に前記報酬を関連づけることと、
をさらに備える請求項43に記載の方法。
【請求項50】
前記注文メッセージの少なくとも一部分に適用される認証メカニズムを受信することと、なおここで、前記認証メカニズムは、前記注文メッセージがあらかじめ決定された通信デバイスから送信されたこと、および、前記第1のレフェラル識別情報が前記第1の通信デバイスによって開始される前記第1のレフェラルメッセージに基づいていること、を確認する;
前記認証メカニズムに関連するアイデンティティを検証することと;
をさらに備える請求項43に記載の方法。
【請求項51】
コンテンツ配信のためのロジックを具現化するコンピュータ読取り可能媒体であって、
命令の少なくとも1つのシーケンス、
を備え、プロセッサによる前記命令の実行は、前記プロセッサに
デジタルコンテンツと前記デジタルコンテンツに対するライセンスとのうちの少なくとも一方を購入するための、配信情報と第1のレフェラル識別情報とコンテンツ識別情報とを備える注文メッセージ、を受信することと、なお、前記配信情報は、前記デジタルコンテンツおよび前記ライセンスの送信を受信するための、ネットワーク上の宛先を備え、前記第1のレフェラル識別情報は、第1の通信デバイスに関連するユニークな第1のデバイス識別子を備え、前記コンテンツ識別情報は、前記デジタルコンテンツと前記デジタルコンテンツに対する前記ライセンスとのうちの少なくとも一方に関連するユニークなコンテンツ識別子を備える;
前記ネットワークを横切って、前記宛先に対する前記ライセンスと前記デジタルコンテンツの少なくとも一部分とのうちの少なくとも一方を送信することと;
前記注文メッセージに基づいて報酬を決定することと;
前記注文メッセージに基づいてエンティティに前記報酬を関連づけることと;
の動作を実行させる、
コンピュータ読取り可能媒体。
【請求項52】
コンテンツを配信するための装置であって、
デジタルコンテンツと前記デジタルコンテンツに対するライセンスとのうちの少なくとも一方を購入するための、配信情報と第1のレフェラル識別情報とコンテンツ識別情報とを備える注文メッセージ、を受信するための手段と、なお、前記配信情報は、前記デジタルコンテンツおよび前記ライセンスの送信を受信するための、ネットワーク上の宛先を備え、前記第1のレフェラル識別情報は、第1の通信デバイスに関連するユニークな第1のデバイス識別子を備え、前記コンテンツ識別情報は、前記デジタルコンテンツと前記デジタルコンテンツに対する前記ライセンスとのうちの少なくとも一方に関連するユニークなコンテンツ識別子を備える;
前記注文メッセージに基づいて報酬を決定するための手段と;
前記注文メッセージに基づいてエンティティに前記報酬を関連づけるための手段と;
を備える装置。
【請求項53】
コンテンツを配信するための装置であって、
ネットワークを横切って、デジタルコンテンツと前記デジタルコンテンツに対するライセンスとのうちの少なくとも一方を購入するための、購入情報と配信情報と第1のレフェラル識別情報とコンテンツ識別情報とを備える注文メッセージ、を受信するように動作可能な通信モジュールと、なお、前記購入情報は、前記デジタルコンテンツまたは前記コンテンツに対する前記ライセンスを購入する資金源に関連する支払い情報を備え、前記配信情報は、前記デジタルコンテンツと前記ライセンスの送信を受信するための、ネットワーク上の宛先を備え、前記第1のレフェラル識別情報は、第1の通信デバイスに関連するユニークな第1のデバイス識別子を備え、前記コンテンツ識別情報は、前記デジタルコンテンツと前記デジタルコンテンツに対する前記ライセンスとのうちの少なくとも一方に関連するユニークなコンテンツ識別子を備える;
前記注文メッセージと前記第1のレフェラル識別情報とに基づいて報酬を決定するように動作可能な報酬モジュールと;
を備える装置。
【請求項54】
前記第1のレフェラル識別情報に基づいて第1の加入者識別情報を決定するように動作可能なマッチングモジュール、をさらに備え、前記報酬モジュールは、さらに、前記第1の加入者識別情報に前記報酬を関連づけるように動作可能である、請求項53に記載の装置。
【請求項55】
前記第1の加入者識別情報は、前記第1の通信デバイスに関連づけられ、前記報酬モジュールは、さらに、前記ネットワークを横切って前記第1の通信デバイスに対して前記報酬を送信するように動作可能である、請求項54に記載の装置。
【請求項56】
前記マッチングモジュールは、複数の加入者識別情報を備え、前記マッチングモジュールは、さらに、前記第1のレフェラル識別情報に基づいて前記複数の加入者識別情報のうちから前記第1の加入者識別情報を選択するように動作可能である、請求項54に記載の装置。
【請求項57】
前記注文メッセージは、第2の通信デバイスに関連するユニークな第2のデバイス識別子を備える第2のレフェラル識別情報をさらに備え、前記報酬は、第1の報酬と第2の報酬とを備え、前記報酬モジュールは、さらに、前記注文メッセージと、前記第1のレフェラル識別情報と、前記第2のレフェラル識別情報とに基づいて、前記第1の報酬と前記第2の報酬とを決定するように動作可能であり、前記報酬モジュールは、さらに、前記第1の報酬を前記第1のレフェラル識別情報に、そして前記第2の報酬を前記第2のレフェラル識別情報に、関連づけるように動作可能である、請求項53に記載の装置。
【請求項58】
前記購入情報を検証し、認可通知を生成するように、動作可能なクリアリングハウスモジュール、をさらに備え、前記認可通知は、前記報酬モジュールに前記報酬を決定させる、請求項53に記載の装置。
【請求項59】
前記注文メッセージに関連する請求書を生成するための課金モジュール、をさらに備える請求項53に記載の装置。
【請求項60】
複数のライセンスを有するライセンシングモジュールをさらに備え、前記ライセンシングモジュールは、前記コンテンツ識別情報に関連する前記ライセンスを前記宛先に対して送信するように動作可能である、請求項53に記載の装置。
【請求項61】
複数のデジタルコンテンツを有するコンテンツモジュールをさらに備え、前記コンテンツモジュールは、前記コンテンツ識別情報に関連する前記デジタルコンテンツの少なくとも一部分を前記宛先に対して送信するように動作可能である、請求項53に記載の装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公表番号】特表2009−528594(P2009−528594A)
【公表日】平成21年8月6日(2009.8.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−556550(P2008−556550)
【出願日】平成19年2月22日(2007.2.22)
【国際出願番号】PCT/US2007/062629
【国際公開番号】WO2007/101078
【国際公開日】平成19年9月7日(2007.9.7)
【出願人】(595020643)クゥアルコム・インコーポレイテッド (7,166)
【氏名又は名称原語表記】QUALCOMM INCORPORATED
【Fターム(参考)】