説明

コード抜け止め構造

【課題】コード挿入口から筐体内に挿入されたコードを筐体内に係止するコード抜け止め構造に関し、筐体を大型化することなく、コードの抜け止め力を大きくできるコード抜け止め構造を実現する。
【解決手段】コード1における筐体2内にあるコード部分に形成された折り重ね部12と、該折り重ね部12を構成する少なくとも一本のコード部分121に嵌合し且つ該嵌合コード部分121に係止されたチューブ状部材3と、コード1を筐体2から引き抜く方向の引っ張り力を筐体2外のコード部分に加えたときに生じるチューブ状部材3の転回力を受け止め、チューブ状部材3の転回を規制する転回規制部23,24とを設け、チューブ状部材3の転回を規制することでもって、コードの抜け止めを行う。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、コード挿入口から筐体内に挿入されたコード(銅などの導体に絶縁性の被覆を施したもので、複数の芯線を束ねたものも含む)を筐体内に係止するコード抜け止め構造に関する。
【背景技術】
【0002】
コード挿入口から筐体内にコードを挿入し、筐体内の電気部品や基板にコード先端を半田付けすることは、コードの配線に際して、頻繁になされている。このように半田付けされた構成において、コードを筐体から引き抜く方向の大きな引っ張り力が、筐体外のコード部分に加わると、半田付け部分等で剥離が生じてしまうことになる。
【0003】
この事態を避けるために、従来から、種々の工夫がなされている。その一つとして、筐体内のコード挿入口近傍のコード部分に抜け止め用の結び玉を作る方法が考えられている(例えば、特許文献1の図4参照)。また、他の方法として、筐体内のコード挿入口近傍のコード部分に、コード挿入口の内径よりも大きな外径の抜け止め用リングをかしめるという方法も考えられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2008−153815号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記結び玉を用いた従来のコード抜け止め構造では、結び玉が大きくなり、占有スペースも大きくなることから、筐体が大型化するという問題があり、筐体の小型化という要求には応えることができない。
【0006】
一方、抜け止め用リングをかしめ止めする従来のコード抜け止め構造においては、占有スペースの問題は解消でき、小型化を実現できる。しかし、このコード抜け止め構造では、コード挿入口と抜け止め用リングとかしめ止め部分のコード部分との三者が同軸上に配置されているため、コードを筐体から引き抜く方向の引っ張り力が、かしめ止めされたコード部分に直接作用し、抜け止め用リング・コード間にも軸方向の引き抜き力として作用することになる。ここで、コードは剛体ではないので、抜け止め用リングとコードとの間で大きなかしめ止め力を得ることはできない。このため、後者のコード抜け止め構造においては、コードの抜け止め力が小さいという問題がある。
【0007】
本発明は、上記問題を解決し、筐体を大型化することなく、コードの抜け止め力を大きくできるコード抜け止め構造を実現しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決する請求項1に係る発明は、コード挿入口から筐体内に挿入されたコードを筐体内に係止するコード抜け止め構造において、筐体内にあるコード部分に形成された折り重ね部と、該折り重ね部を構成する少なくとも一本のコード部分に嵌合し且つ該嵌合コード部分に係止されたチューブ状部材と、コードを筐体から引き抜く方向の引っ張り力を筐体外のコード部分に加えたときに生じる前記チューブ状部材の転回力を受け止め、前記チューブ状部材の転回を規制する転回規制部とを設けたことを特徴とするコード抜け止め構造である。
【0009】
この発明において、コードを筐体から引き抜く方向に引っ張ると、チューブ状部材を転回させようとする力が生じるが、この転回は転回規制部により阻止されるため、コードの引き抜きも阻止される。
【0010】
又、請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明において、前記チューブ状部材は金属製チューブであり、該チューブ状部材の少なくとも一部をかしめることにより、該チューブ状部材を前記折り重ね部を構成するコード部分に係止したことを特徴とするものである。
【0011】
この発明においては、チューブ状部材が金属製チューブであるため、その一部をかしめることで、チューブ状部材をコードの折り重ね部を構成するコード部分に係止できる。
【0012】
請求項3に係る発明は、請求項2に係る発明において、前記チューブ状部材は、円筒状の金属製チューブであり、その軸方向には全長にわたって一本のスリットが形成されていることを特徴とするものである。この発明においては、チューブ状部材はスリットの幅が狭まるようにかしめられることになる。
【0013】
請求項4に係る発明は、請求項1〜3の何れかに係る発明において、コードはZ字状に折り重ねられ、該折り重ね部の中央に位置するコード部分に前記チューブ状部材が係止され、前記Z字の上下方向から前記折り重ね部を挟むように前記転回規制部が配置されることにより、前記チューブ状部材の転回が規制されていることを特徴とするものである。この発明において、チューブ状部材は横臥することになる。
【0014】
又、請求項5に係る発明は、請求項1〜3の何れかに係る発明において、コードはU字状に折り重ねられ、該折り重ね部の一方のコード部分に前記チューブ状部材が係止され、前記U字の横方向から前記折り重ね部を挟むように前記転回規制部が配置されることにより、前記チューブ状部材の転回が規制されていることを特徴とするものである。この発明において、チューブ状部材は起立することになる。
【発明の効果】
【0015】
請求項1に係る発明においては、筐体からコードを引き抜く方向の引っ張り力は、チューブ状部材を転回させようとする転回力に変換される。この転回力は、その構成上、折り重ね部のコード部分の中心軸間距離が小さいために小さく、チューブ状部材が転回規制部を押圧する力も弱い。しかも、チューブ状部材を長くすることにより、チューブ状部材が転回規制部を押圧する力をさらに減少させることができる。
【0016】
このため、コードに対する引っ張り力が大きくても、チューブ状部材が転回規制部を押圧する力を大幅に減少させることができ、チューブ状部材の転回を転回規制部でもって確実に阻止できる。よって、筐体を大型化することなく、コードの抜け止め力を大きくできる。
【0017】
請求項2に係る発明によれば、チューブ状部材が金属製チューブであるため、その一部を容易にかしめることできる。また、請求項3に係る発明によれば、チューブ状部材はスリットの存在により、かしめ作業が一層容易になる。
【0018】
請求項4に係る発明によれば、チューブ状部材は横臥することになるため、筐体のZ字の上下方向(図1における上下方向)の幅は小さくできる。
【0019】
請求項5に係る発明によれば、チューブ状部材は起立することになるため、筐体のU字の横方向(図2における横方向)の幅は小さくできる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【図1】本発明の第1の実施の形態例を概念的に示した正面図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態例を概念的に示した正面図である。
【図3】本発明を適用したヘッドセット装置用リモコン部を示した正面図である。
【図4】図3に示したヘッドセット装置用リモコン部を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
(第1の実施の形態例)
まず、図1を用いて本発明の第1の実施の形態例を説明する。コード1は、筐体2に設けられたコード挿入口21から筐体2内に挿入されている。このコード1における筐体2内にあるコード部分には、折り重ね部12が形成されている。具体的には、筐体2内で且つコード挿入口21近傍に、Z字状に折り重ねられた折り重ね部12が形成されている。
【0022】
さらに、折り重ね部12の3本のコード部分121〜123の内、中央に位置するコード部分121にはチューブ状部材3が嵌合され、且つ係止されている。このチューブ状部材3は作業性の向上という観点から好ましくは金属製チューブが用いられ、少なくともその一部をかしめることにより、折り重ね部22のコード部分121に係止されている。
【0023】
本形態例でのチューブ状部材3は、真鍮等でなる円筒状の金属製チューブからなるものであり、その軸方向には全長にわたって一本のスリット(図示せず)が形成されている(このため、チューブ状部材3の断面は、正確には、C字形になっている)。スリットを設けた理由は、かしめ作業の際に、弱い締付け力であっても、チューブ状部材3のスリット幅を狭めながら、チューブ状部材3を容易に縮径方向に変形させることができるからである。これにより、チューブ状部材3をコード部分121にしっかり係止でき、かしめ作業も一層容易になる。
【0024】
コード1を筐体2から引き抜く方向(図1における右方向)の引っ張り力を筐体2外のコード部分に加えたときに、コード部分121に係止されたチューブ状部材3には、図1における反時計方向に転回しようとする転回力(図1における矢印方向の回転モーメントM)が作用する。そこで、本形態例では、この転回力を受け止め、チューブ状部材3の転回を規制する転回規制部23,24として、筐体2のZ字の上下方向(図1における上下方向)の内壁面を採用し、この内壁面を折り重ね部12に近接させ、折り重ね部12を上下方向から挟むように配置している。
【0025】
上記形態例の作動を次に説明する。筐体2からコード1を引き抜く方向の引っ張り力が加わると、この力は、最初に、折り重ね部12の右端を筐体2の右内壁面25に当接させ、この当接後は、チューブ状部材3を転回させようとする転回力(回転モーメントM)に変換される。
【0026】
この転回力は、その構成上、折り重ね部12のコード部分121,122の中心軸間距離が小さいために小さく、その結果、チューブ状部材3が転回規制部23,24を押圧する力も弱い。しかも、チューブ状部材3を長くすることにより、チューブ状部材3が転回規制部23,24を押圧する力をさらに減少させることができる。
【0027】
このため、本形態例では、コード1に対する引っ張り力が大きくても、チューブ状部材3が転回規制部23,24を押圧する力を大幅且つ容易に減少させることが可能になり、チューブ状部材3の転回を転回規制部23,24でもって確実に阻止できる。よって、筐体2を大型化することなく、コード1の抜け止め力を大きくできる。
【0028】
上記実施例のように、チューブ状部材3を横臥させる構成の場合、筐体2のZ字の上下方向(図1における上下方向)の幅を小さくできるので、特に上下方向に薄い筐体2に対しては好都合である。
【0029】
なお、上記形態例では、折り重ね部22の3本のコード部分121〜123が同一平面上に並んだ場合を示したが、例えば、コード部分121,122の2本のみを同一平面上に並べ、コード部分123は図1の前面側或いは後面側に配置し、コード部分121に係止されたチューブ状部材3が転回規制部23(筐体2の内壁面)に直接当接するように構成してもよい。また、転回規制部23,24として、筐体2の内壁面を利用したが、筐体2内に筐体2とは別部材を配置し、転回規制部としてもよい。また、チューブ状部材3として硬質の合成樹脂等からなるものを用い、これをコード部分121に接着することも考えられる。
(第2の実施の形態例)
次に、図2を用いて本発明の第2の実施の形態例を説明する。図2において、図1と共通する部分には同一符号を付した。コード1は、第1の実施の形態例と同様、筐体2に設けられたコード挿入口21から筐体2内に挿入されている。このコード1における筐体2内にあるコード部分には、折り重ね部13が形成されている。具体的には、筐体2内で且つコード挿入口21近傍に、U字状に折り重ねられた折り重ね部13が形成されている。
【0030】
さらに、折り重ね部13の2本のコード部分131,132の内、片側(コード挿入口21とは反対側)のコード部分131にはチューブ状部材3が嵌合され、且つ係止されている。このチューブ状部材3は第1の実施の形態例のものと全く同様なものであり、作業性の向上という観点から、金属製チューブが用いられ、少なくともその一部をかしめることにより、折り重ね部22のコード部分131に係止されている。
【0031】
本形態例でのチューブ状部材3も、真鍮等でなる円筒状の金属製チューブからなり、その軸方向には全長にわたって一本のスリットが形成されている。スリットを設けた理由は、第1の実施の形態例と同様である。
【0032】
コード1を筐体2から引き抜く方向(図2における右方向)の引っ張り力を筐体2外のコード部分に加えたときに、コード部分131に係止されたチューブ状部材3には、図2における反時計方向に転回しようとする転回力(図2における矢印方向の回転モーメントM)が生じる。そこで、本形態例では、この転回力を受け止め、チューブ状部材3の転回を規制する転回規制部26,27を、U字の横方向から折り重ね部13を挟むように配置している。
【0033】
この形態例では、転回規制部26としては、筐体2のU字の横方向(図2における横方向)の内壁面を用い、転回規制部27としては、筐体2内に上方に向けてに突設した規制部材29の壁面を用い、これら転回規制部26,27でもって、折り重ね部13を横方向から挟むようにしている。
【0034】
上記形態例の作動について説明すると、筐体2からコード1を引き抜く方向の引っ張り力が加わると、この力は、最初に、折り重ね部13の上端を筐体2の上側内壁面28に当接させ、この当接後は、チューブ状部材3を転回させようとする転回力に変換される。
【0035】
この転回力は、その構成上、折り重ね部12のコード部分131,132の中心軸間距離が小さいために小さく、チューブ状部材3が転回規制部26,27を押圧する力も弱い。しかも、チューブ状部材3を長くすることにより、チューブ状部材3が転回規制部26,27を押圧する力をさらに減少させることができる。
【0036】
このため、コード1に対する引っ張り力が大きくても、チューブ状部材3が転回規制部26,27を押圧する力を大幅且つ容易に減少させることが可能になり、チューブ状部材3の転回を転回規制部26,27でもって確実に阻止できる。よって、筐体2を大型化することなく、コード1の抜け止め力を大きくできる。
【0037】
また、上記実施例のように、チューブ状部材3を起立させる構成の場合、筐体2のU字の横方向(図2における横方向)の幅を小さくできるので、特に横方向に薄い筐体2に対しては好都合である。
【0038】
なお、上記形態例では、転回規制部26として、筐体2の内壁面を利用したが、筐体2内に筐体2とは別部材を配置し、その壁面を転回規制部としてもよい。
(その他の実施の形態例)
図3及び図4は、第2の実施の形態例で示したコード抜け止め構造と同様な構造を有したヘッドセット装置用リモコン部(リモートコントロール部)を示している。
【0039】
ヘッドセット装置(図示せず)は、例えば電話機能を備えた携帯端末装置に接続して使用されるものであり、ここに示したリモコン部4の筐体41内には、切り換え制御用スイッチ(図示せず)や切り換え制御を行うための制御基板(図示せず)、さらには通話用のマイクロホン5が設けられており、リモコン部4の筐体41の一端側からは、左耳用及び右耳用のイヤホンにつながる2本のコード61,62が一部束ねられた状態で繰り出されている。一方、リモコン部4の筐体41の他端側には、イヤホン用の上記2本のコード61,62に加え、制御基板やマイクロホン5につながるコード63の、合計3本のコードが、携帯端末装置との接続用に束ねられた状態で繰り出されている。そして、上記切り換え制御用スイッチを用いることで、携帯端末装置を操作できるようになっている。
【0040】
例えば、携帯電話機に使用されるヘッドセット装置であって、ハンドフリー通話を可能にするものでは、音楽を聴いている時であっても、電話がかかってくると、リモコン部4の切り換え制御用スイッチの押下でもって、電話音声に切り換えて通話を開始でき、逆に通話中においては、上記スイッチの押下でもって電話を切ることができるようになっている。
【0041】
このリモコン部4でのコード抜け止め構造は以下の通りである。コード61〜63における筐体41内にあるコード部分には、U字状(逆様)に折り重ねられた折り重ね部65がそれぞれ形成されている。さらに、各折り重ね部65の2本のコード部分の内、片側のコード部分651にはチューブ状部材7が嵌合され、且つ係止されている。このチューブ状部材7は第1の実施の形態例のものと全く同様なものである。
【0042】
コード61〜63を筐体41から引き抜く引っ張り力が筐体41外のコード部分に加わったとき、チューブ状部材7には、転回力が生じる。そこで、このリモコン部4では、筐体41内に、この転回力を受け止め、チューブ状部材7の転回を規制する転回規制部81,82を、U字の横方向から3個の折り重ね部65を挟むように配置している。このリモコン部4において、転回規制部81,82としては、筐体41に設けたU字の横方向(図3における横方向)の内壁面を用いている。
【0043】
上記リモコン部4のコード抜け止め動作について説明すると、筐体41からコード61〜63を引き抜く方向の引っ張り力が加わると、この力は、最終的にはチューブ状部材7を転回させようとする転回力に変換される。
【0044】
この転回力は、上記第2の実施の形態例において記載した通り、その構成上小さので、81,82を押圧する力も小さく、しかも、チューブ状部材7を長くすることにより、チューブ状部材7が転回規制部81,82を押圧する力をさらに減少させることができる。
【0045】
このため、コード61〜63に対する引っ張り力が大きくても、チューブ状部材7が転回規制部81,82を押圧する力を大幅且つ容易に減少させることが可能になり、チューブ状部材7の転回を転回規制部81,82でもって確実に阻止できる。よって、筐体41を大型化することなく、コード61〜63の抜け止め力を大きくできる。
【0046】
なお、本発明は上記各形態例に限られるものではなく、筐体からコードを引き出している構成におけるコードの抜け止めに広く適用できる。
【符号の説明】
【0047】
1,61〜63 : コード
2,41 : 筐体
3,7 : チューブ状部材
4 : リモコン部
5 : マイクロホン
12,13,65 : 折り重ね部
21 : コード挿入口
23,24,26,27,81,82 : 転回規制部
29 : 規制部材

【特許請求の範囲】
【請求項1】
コード挿入口から筐体内に挿入されたコードを筐体内に係止するコード抜け止め構造において、
筐体内にあるコード部分に形成された折り重ね部と、
該折り重ね部を構成する少なくとも一本のコード部分に嵌合し且つ該嵌合コード部分に係止されたチューブ状部材と、
コードを筐体から引き抜く方向の引っ張り力を筐体外のコード部分に加えたときに生じる前記チューブ状部材の転回力を受け止め、前記チューブ状部材の転回を規制する転回規制部と
を設けたことを特徴とするコード抜け止め構造。
【請求項2】
前記チューブ状部材は金属製チューブであり、該チューブ状部材の少なくとも一部をかしめることにより、該チューブ状部材を前記折り重ね部を構成するコード部分に係止したことを特徴とする請求項1記載のコード抜け止め構造。
【請求項3】
前記チューブ状部材は、円筒状の金属製チューブであり、軸方向にはその全長にわたって一本のスリットが形成されていることを特徴とする請求項2記載のコード抜け止め構造。
【請求項4】
コードはZ字状に折り重ねられ、該折り重ね部の中央に位置するコード部分に前記チューブ状部材が係止され、前記Z字の上下方向から前記折り重ね部を挟むように前記転回規制部が配置されることにより、前記チューブ状部材の転回が規制されていることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載のコード抜け止め構造。
【請求項5】
コードはU字状に折り重ねられ、該折り重ね部の一方のコード部分に前記チューブ状部材が係止され、前記U字の横方向から前記折り重ね部を挟むように前記転回規制部が配置されることにより、前記チューブ状部材の転回が規制されていることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載のコード抜け止め構造。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2013−93400(P2013−93400A)
【公開日】平成25年5月16日(2013.5.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−233635(P2011−233635)
【出願日】平成23年10月25日(2011.10.25)
【出願人】(000112565)フォスター電機株式会社 (113)
【Fターム(参考)】